首都圏放送センター

2009年9月18日 19時25分更新

大都市圏で中高生中心に急増


新型インフルエンザに感染して新たに医療機関を受診した患者は先週一週間でおよそ18万人と、前の週より3万人増え、東京や大阪など大都市圏で中高生を中心に患者が急増していることが、国立感染症研究所の調査でわかりまし
た。

国立感染症研究所によりますと、今月13日までの1週間に、全国4800の医療機関から報告されたインフルエンザの患者の数は15382人で、前の週から、およそ2900人増えました。
これをもとに推計すると、先週1週間に新型インフルエンザに感染し医療機関を受診した患者は、全国でおよそ18万人に上ると見られ、前の週のおよそ15万人から3万人増えています。
また、1医療機関あたりの平均の患者数を見ますと、全国平均で3.21人となり、10週連続の増加となっています。
これを都道府県別に見ますと、いち早く流行を迎えた沖縄県が13.38人と依然最も多く、次いで宮城県(5.90)東京都(5
.90)福岡県(5.50)大阪府(5.20)北海道(4.88)千葉県(4.51)など大都市圏での増加が目立ちます。
国立感染症研究所によりますと、東京などの大都市圏を中心に、学校が始まって感染したと見られる中高生など、10代の患者が急増しているということで、今後、流行がほかの世代に急速に広がっていく恐れがあるということです。