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原口氏が総務相就任 「地域主権を実現」 | |||
歴史的な政権交代を実現した鳩山新内閣の一員として、衆院佐賀1区選出の原口一博氏が総務相に就任した。県内からの大臣は99年10月に自治相に就いた保利耕輔氏以来。原口氏は「国民に約束したことを忠実に速やかに届けていく」と初入閣の決意を語った。 午後4時10分すぎ、首相秘書官から入閣を告げる電話が入ると、原口氏は「(我々の)一丁目一番地は霞が関を解体し、地域主権に変えること。全力で頑張る」。フラッシュの嵐の中、やや硬い表情で一礼しながら官邸入り。認証式、初閣議、初会見と慌ただしく大臣初日をこなした。 93年6月、国政を目指し県議を辞任。中選挙区制で一度は涙を飲んだが、小選挙区制に移行した96年10月に初当選を果たした。党では「次の内閣」総務相を務め地方行政に精通、有数の論客として予算委員会などで郵政民営化問題なども追及してきた。
衆院選後は入閣の有力候補として取りざたされてきたが、「与えられた役割を果たすだけ」と淡々と党務をこなしてきた。内定後の日も「(人事は正式に)決まるまで言えない」と慎重だった。一方で大阪府の橋下徹知事らに電話し「今後も知恵と共闘をお願いした」。地方分権推進への準備は怠りなく進めていた。 「地方分権に力発揮を」―原口大臣誕生に沸く
佐賀市の事務所は、朝からお祝いの電話が鳴り続けた。今泉松次後援会長(88)は「国政初出馬の第一声は『佐賀から日本の政治を変える』だった。それから16年。ようやくその一歩を刻む。政治の本質は国民の幸せの実現という信念を忘れず初志貫徹してほしい」と激励。民主県連の園田泰郎代表代行(79)は「日本の将来のために若手を育てるという愛野(興一郎)先生の思いがやっと実った。県議の経験もあり、地方分権は得意とする分野で十分に能力を生かせる」と声を弾ませた。 古川康知事は「次の内閣総務大臣として準備万端での登板。地方の厳しさも十分理解されており、地方行財政にも詳しく安心感もある。国の関与を減らし、財源を確保していくという地域主権の実現に力を発揮してほしい」と期待を込めた。鳩山内閣については「奇をてらわない堂々とした内閣」と評価。「諫早湾干拓問題で注目していた農水大臣の赤松さんには、タイミングをとらえて有明海再生を訴えていきたい」と話した。 【写真】原口一博氏が総務相に決まり電話対応に追われる関係者=佐賀市高木瀬東の事務所 |
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2009年09月17日更新 | |||
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