Thu, August 27, 2009
~番外~ 他部署からの強烈個性転属女 - Kyoko Hayami -
テーマ:Bad Company
速水 恭子。
数ヶ月前から、彼女が担当する部署の組織整理(いわゆる”ヒマ人”整理)が行われ、わが部署に転属してきた一つ年下の女。
こいつがまた何と言うか、来て早々、私に対してかなりのライバル心を持っているようで取り扱いに非常に苦労している。
彼女、見た目はまあまあ綺麗な部類には入るかもしれない。しかし、彼女のわがままさ、そして、他人のファッションをも躊躇無くパクるその図太い神経に、私はいつも神経をすり減らされる。
仕事の能力は・・・と言うと、特に外国語が話せるわけでもなく、スタンス的には社内営業が主の様である。
当部署のセクハラ係長、今井は彼女をいつも絶賛している。気が合うのだろう。というか、私に対しての報復のつもりか。
一方、課長の方は流石に冷静だ。彼は元来から実力主義であり、結果(売り上げ)を出す事でしか評価しない。お局の”かおりんアドヴァンス”も、課長に追従しているので意見は一緒だ。
ここで、当部署における人間関係をおさらいしておこう。人数は少ないが、派閥は出来上がっている。
部長は他部署も兼務しているのでここでは除く。
簡単に分けたら、こんな感じだろう。
※「 」内はステータスポイント(100ptをMAXとする)。
高い程優れているし、会社に貢献しているし、高い給料をもらう権利がある。
・沖野派(課長)「90pt」
森下(かおりん)「85pt」
私(里美)「100pt」
愛ちゃん「80pt」
マゾ犬神田「(普段)75pt (マゾ犬モード時)10pt」
・有下派(課長補佐)「88pt」
もともと単独行動が好きなのでアウトロー的存在。
従って、派閥は無いに等しい。しかし、部長は彼を気に入っている様だ。
・今井派(セクハラ係長)「20pt」
馬鹿安藤(女子社員の乳揉男。早く捕まれ!)「-0.5pt」
阿保速水(転属猿真似女)「3pt」
この結果を見ても分かる通り、今井派は合計で30ptにも満たない(かなり私見ではあるが)。
まあ、普段からネットでエロ画像なんか見てるからだ。もし私がボーナスの査定をしたら間違い無くこいつらには出さないね。
さて、話を戻して速水 恭子なんだけど、彼女は7色の声を持つ女として有名である。相手により、その声色を可変させるのだ。何なんだオマエは。
そしてかなり陰湿であると聞いている。まあ、ちょっとした裕福な家庭の出であるらしいが、それが関係しているのか?
認めるのはくやしいが、私程では無いにしても、IQは若干高そうだ。
しかも私は知らなかったが、愛ちゃんは何度か脅しを入れられてるらしい。なんて奴。
ある日のお昼タ~イム!。。。。
「あの~里美さん、速水さんの事なんですけど。。。」
「どうしたの?」
「社内メールでこんな内容のメールがあの人からきたんですよ」
携帯に転送されたそのメールはこういうものだった。
”前略 井川ちゃん。早速ですが、あなたにお尋ねしたい事があります。それは里美さんとあなた、そして神田君の関係についてです。よかったら今度時間を作ってもらえないですかね?”
「ふ~ん。で、それからどうしたの?」
「ハイ。”何を聞きたいのですか?メールでも別に良いんじゃないですか?”って返信したんですけど。”直接じゃなきゃダメ”って言われたんで、数日前、退社後にちょっとだけカフェに行ったんです。」
「ふむふむ。」
「そしたら、こんなん言ってました。
『ねえ、神田君ってさあ、里美さんの事、どう見ても好感持ってるよね~。里美さんは凄い態度とって牽制してるみたいだけど。でね、神田君をちょっとGETしたいんですよね。ちょっと気の弱いとこもあるけど、顔もまあまあだし、そこそこいい男じゃない。私は手段を選ばない女として有名なのよ。
で、お願いなんだけど、今度里美さんの携帯を5分でいいから拝借出来ないかなと思って。それで簡単にGET出来るから♪』
『あの~。何をするつもりなんですか?(・・・大体想像つきますけど)』
『いや~。それは内緒。でも確実に神田君をGETできるのさ♪』
『私は無理です。そんなの。っていうかそんなに好きなら正面から普通に誘えばいいじゃないですか。男の人は断ったりしませんよ。』
『あのさー、あんたも鈍感だね。これはね、神田君をGETするだけの目的じゃないのよ。里美さんって、あの人、随分今井係長から恨まれてるじゃない。それでちょっとした仕掛けを思いついたわけ。ねえ、井川さん。あなたに言っとくけど会社に残りたいなら私達の派閥に入っていたほうがいいよ。今井さん、何か企んでいるみたいだし♪言えないけど♪』
『・・・・。でも、無理なもんは無理ですよ。そんな人の携帯を勝手に使って悪いことするなんて。。。もう帰ります!』
『ふ~ん。そう。それがあんたの答えね。分かった。後で後悔しないでね♪』・・・・・・と、まあこんなことだったんですね。なんか怖いですあの人。」
「そうか・・・あのクソ野郎共。何考えてやがるんだ?。。。まあ、愛ちゃん。私は大丈夫だよ。心配しなくて。それより、愛ちゃん、もし何かされたらすぐ私に言うんだよ。いい?」
「ハイ!」
「神田はどうすっかな。。。。まあ、とりあえずは静観しておいた方がよさそうだし、放っとくか。
しかし速水め・・・。私のカードの種類(クレヂットぢゃ無いよ)はとてつもなく多いのに、あいつはそれに全く気づいて無いんだろうな(笑)
フフw来るなら来いwwww意外な返り討ち+のしつけて百倍にして返しちゃるからなwアーッハッハッハッハwww喧嘩大好き♪祭り最高!!」
「・・・・・(・・・どっちもどっちかな?ひょっとして)。。。」
彼女、速水恭子の出現によってわが部署に一波乱招くのは避けられない様である。
数ヶ月前から、彼女が担当する部署の組織整理(いわゆる”ヒマ人”整理)が行われ、わが部署に転属してきた一つ年下の女。
こいつがまた何と言うか、来て早々、私に対してかなりのライバル心を持っているようで取り扱いに非常に苦労している。
彼女、見た目はまあまあ綺麗な部類には入るかもしれない。しかし、彼女のわがままさ、そして、他人のファッションをも躊躇無くパクるその図太い神経に、私はいつも神経をすり減らされる。
仕事の能力は・・・と言うと、特に外国語が話せるわけでもなく、スタンス的には社内営業が主の様である。
当部署のセクハラ係長、今井は彼女をいつも絶賛している。気が合うのだろう。というか、私に対しての報復のつもりか。
一方、課長の方は流石に冷静だ。彼は元来から実力主義であり、結果(売り上げ)を出す事でしか評価しない。お局の”かおりんアドヴァンス”も、課長に追従しているので意見は一緒だ。
ここで、当部署における人間関係をおさらいしておこう。人数は少ないが、派閥は出来上がっている。
部長は他部署も兼務しているのでここでは除く。
簡単に分けたら、こんな感じだろう。
※「 」内はステータスポイント(100ptをMAXとする)。
高い程優れているし、会社に貢献しているし、高い給料をもらう権利がある。
・沖野派(課長)「90pt」
森下(かおりん)「85pt」
私(里美)「100pt」
愛ちゃん「80pt」
マゾ犬神田「(普段)75pt (マゾ犬モード時)10pt」
・有下派(課長補佐)「88pt」
もともと単独行動が好きなのでアウトロー的存在。
従って、派閥は無いに等しい。しかし、部長は彼を気に入っている様だ。
・今井派(セクハラ係長)「20pt」
馬鹿安藤(女子社員の乳揉男。早く捕まれ!)「-0.5pt」
阿保速水(転属猿真似女)「3pt」
この結果を見ても分かる通り、今井派は合計で30ptにも満たない(かなり私見ではあるが)。
まあ、普段からネットでエロ画像なんか見てるからだ。もし私がボーナスの査定をしたら間違い無くこいつらには出さないね。
さて、話を戻して速水 恭子なんだけど、彼女は7色の声を持つ女として有名である。相手により、その声色を可変させるのだ。何なんだオマエは。
そしてかなり陰湿であると聞いている。まあ、ちょっとした裕福な家庭の出であるらしいが、それが関係しているのか?
認めるのはくやしいが、私程では無いにしても、IQは若干高そうだ。
しかも私は知らなかったが、愛ちゃんは何度か脅しを入れられてるらしい。なんて奴。
ある日のお昼タ~イム!。。。。
「あの~里美さん、速水さんの事なんですけど。。。」
「どうしたの?」
「社内メールでこんな内容のメールがあの人からきたんですよ」
携帯に転送されたそのメールはこういうものだった。
”前略 井川ちゃん。早速ですが、あなたにお尋ねしたい事があります。それは里美さんとあなた、そして神田君の関係についてです。よかったら今度時間を作ってもらえないですかね?”
「ふ~ん。で、それからどうしたの?」
「ハイ。”何を聞きたいのですか?メールでも別に良いんじゃないですか?”って返信したんですけど。”直接じゃなきゃダメ”って言われたんで、数日前、退社後にちょっとだけカフェに行ったんです。」
「ふむふむ。」
「そしたら、こんなん言ってました。
『ねえ、神田君ってさあ、里美さんの事、どう見ても好感持ってるよね~。里美さんは凄い態度とって牽制してるみたいだけど。でね、神田君をちょっとGETしたいんですよね。ちょっと気の弱いとこもあるけど、顔もまあまあだし、そこそこいい男じゃない。私は手段を選ばない女として有名なのよ。
で、お願いなんだけど、今度里美さんの携帯を5分でいいから拝借出来ないかなと思って。それで簡単にGET出来るから♪』
『あの~。何をするつもりなんですか?(・・・大体想像つきますけど)』
『いや~。それは内緒。でも確実に神田君をGETできるのさ♪』
『私は無理です。そんなの。っていうかそんなに好きなら正面から普通に誘えばいいじゃないですか。男の人は断ったりしませんよ。』
『あのさー、あんたも鈍感だね。これはね、神田君をGETするだけの目的じゃないのよ。里美さんって、あの人、随分今井係長から恨まれてるじゃない。それでちょっとした仕掛けを思いついたわけ。ねえ、井川さん。あなたに言っとくけど会社に残りたいなら私達の派閥に入っていたほうがいいよ。今井さん、何か企んでいるみたいだし♪言えないけど♪』
『・・・・。でも、無理なもんは無理ですよ。そんな人の携帯を勝手に使って悪いことするなんて。。。もう帰ります!』
『ふ~ん。そう。それがあんたの答えね。分かった。後で後悔しないでね♪』・・・・・・と、まあこんなことだったんですね。なんか怖いですあの人。」
「そうか・・・あのクソ野郎共。何考えてやがるんだ?。。。まあ、愛ちゃん。私は大丈夫だよ。心配しなくて。それより、愛ちゃん、もし何かされたらすぐ私に言うんだよ。いい?」
「ハイ!」
「神田はどうすっかな。。。。まあ、とりあえずは静観しておいた方がよさそうだし、放っとくか。
しかし速水め・・・。私のカードの種類(クレヂットぢゃ無いよ)はとてつもなく多いのに、あいつはそれに全く気づいて無いんだろうな(笑)
フフw来るなら来いwwww意外な返り討ち+のしつけて百倍にして返しちゃるからなwアーッハッハッハッハwww喧嘩大好き♪祭り最高!!」
「・・・・・(・・・どっちもどっちかな?ひょっとして)。。。」
彼女、速水恭子の出現によってわが部署に一波乱招くのは避けられない様である。
1 ■無題
まぁドラマみたいな部署でいいやんけぇ
実際に自分がいたら嫌だけどな。
所詮人事さ ガハハ