Fri, August 28, 2009
Cartier トリニティリング 第5話
テーマ:My Love Story
あの日のように今日も雨が降る。
こんな夜は少しだけあなたのことを思い出してみる。
幼い頃でさえどんなにいじめられても泣かなかった私が、誰かの前で泣くなんて・・・・。
いつまでたっても泣き止まない私に、あなたは途方にくれてたね。
ぎこちなく優しく頭を撫でてくれるあの大きな手はとても温かかったけど、本当は抱きしめてほしかったんだよ。
「あれ、本当に一人で来たんだ。度胸あんだね、威勢がいいのは口だけかと思ってたよ」
「はあ?あんたがサシで話したいって言ったんだろ。で、なんだよ用件は」
「・・・・・健太のことに決まってるじゃん。ウソばっかり言いやがって」
「はあ?ウソなんか言ってないよ。あいつとは付き合ってないって何度も言ってるじゃないか」
「じゃあなんでバイクの後ろ乗ってんだよ!」
「・・・・そのくらいで彼女呼ばわりされたらたまんないね、どこか出かけるときは誰かのケツに乗せてもらうよ。
健太だけじゃないよ。他のヤツにも乗せてもらうことあるし」
「でも健太は女はホレた女しか乗せないっていつも言ってるよ!」
「知らないね、そんなことは。とにかく健太とはダチっていうことだけで何でもないよ。
だいいちあんたもう別れたんじゃないの?そうやっていつまでも追いかけ回すと余計に嫌われるよ」
「アンタのせいで別れたんだよ!あんたがチョロチョロ顔出さなきゃ、別れずに済んだんだよ!」
「だから関係ないって言ってんだろ!ホントに健太とは何でもないんだよ!」
「健太はアンタと付き合ってるって言いふらしてるよ。アンタは有名だからね。得意になって言いふらしてるよ」
「はあああ?健太の野郎、そんなこと言ってんの?」
「とぼけてんじゃねえよ、いいかげんにしろよ、まあアンタが私に謝ればいいよ。それで許してやってもいいんだけどね」
「なんで私が謝らなきゃならないわけ?自分がフラレた腹いせに私を恨むのはスジ違いってやつじゃね?」
「謝れって言ってんだから、謝ったほうがいいんじゃね?リミちゃんとやらw」
「誰だ、テメエは」
「見ての通り、紗英子の友達ってやつwww」
「サシで話すんじゃなかったのかよ!」
「もう話は終わったんじゃないの~?とりあえず謝っとけば?怖い思いさせたくないしw」
「・・・・・・・テメエらふざけやがって!」
「そんな怖い顔すんなよw素直に謝れば、別になんにもしないよリミちゃん。」
「そうそう、オレたち別に君に恨みはないしね」
「・・・・・・・紗英子。こんな所に呼び出したのは、これが理由か・・・・?」
「そうだよ!のこのこ一人でくるなんてバカすぎるよね!」
「・・・・・そんなに私のコトが憎いのか」
「・・・・・ああ、憎らしいよ。私はね、先月健太の子供堕ろしてるんだよ。
それなのにね、あんたが現れちゃってね。
アンタさえいなければ、健太と別れずに済んだのに・・・・・!何にも知らないくせに健太と付き合いやがって!ふざけんじゃねえよこの野郎!」
健太という男のために苦しんでいる彼女の目は私への憎悪でギラついている。
彼女の憎しみの強さに、背筋が氷つく。
目の前でニヤついている2人の男たち。
逃げなければと思っているのに、身体が動かない。
こんな夜は少しだけあなたのことを思い出してみる。
幼い頃でさえどんなにいじめられても泣かなかった私が、誰かの前で泣くなんて・・・・。
いつまでたっても泣き止まない私に、あなたは途方にくれてたね。
ぎこちなく優しく頭を撫でてくれるあの大きな手はとても温かかったけど、本当は抱きしめてほしかったんだよ。
「あれ、本当に一人で来たんだ。度胸あんだね、威勢がいいのは口だけかと思ってたよ」
「はあ?あんたがサシで話したいって言ったんだろ。で、なんだよ用件は」
「・・・・・健太のことに決まってるじゃん。ウソばっかり言いやがって」
「はあ?ウソなんか言ってないよ。あいつとは付き合ってないって何度も言ってるじゃないか」
「じゃあなんでバイクの後ろ乗ってんだよ!」
「・・・・そのくらいで彼女呼ばわりされたらたまんないね、どこか出かけるときは誰かのケツに乗せてもらうよ。
健太だけじゃないよ。他のヤツにも乗せてもらうことあるし」
「でも健太は女はホレた女しか乗せないっていつも言ってるよ!」
「知らないね、そんなことは。とにかく健太とはダチっていうことだけで何でもないよ。
だいいちあんたもう別れたんじゃないの?そうやっていつまでも追いかけ回すと余計に嫌われるよ」
「アンタのせいで別れたんだよ!あんたがチョロチョロ顔出さなきゃ、別れずに済んだんだよ!」
「だから関係ないって言ってんだろ!ホントに健太とは何でもないんだよ!」
「健太はアンタと付き合ってるって言いふらしてるよ。アンタは有名だからね。得意になって言いふらしてるよ」
「はあああ?健太の野郎、そんなこと言ってんの?」
「とぼけてんじゃねえよ、いいかげんにしろよ、まあアンタが私に謝ればいいよ。それで許してやってもいいんだけどね」
「なんで私が謝らなきゃならないわけ?自分がフラレた腹いせに私を恨むのはスジ違いってやつじゃね?」
「謝れって言ってんだから、謝ったほうがいいんじゃね?リミちゃんとやらw」
「誰だ、テメエは」
「見ての通り、紗英子の友達ってやつwww」
「サシで話すんじゃなかったのかよ!」
「もう話は終わったんじゃないの~?とりあえず謝っとけば?怖い思いさせたくないしw」
「・・・・・・・テメエらふざけやがって!」
「そんな怖い顔すんなよw素直に謝れば、別になんにもしないよリミちゃん。」
「そうそう、オレたち別に君に恨みはないしね」
「・・・・・・・紗英子。こんな所に呼び出したのは、これが理由か・・・・?」
「そうだよ!のこのこ一人でくるなんてバカすぎるよね!」
「・・・・・そんなに私のコトが憎いのか」
「・・・・・ああ、憎らしいよ。私はね、先月健太の子供堕ろしてるんだよ。
それなのにね、あんたが現れちゃってね。
アンタさえいなければ、健太と別れずに済んだのに・・・・・!何にも知らないくせに健太と付き合いやがって!ふざけんじゃねえよこの野郎!」
健太という男のために苦しんでいる彼女の目は私への憎悪でギラついている。
彼女の憎しみの強さに、背筋が氷つく。
目の前でニヤついている2人の男たち。
逃げなければと思っているのに、身体が動かない。
1 ■無題
大丈夫か?りみ?
ここでブログかいてるくらいなら無事のようだけど・・・・
だから、オッサンドウィッチマンと付き合ってると
言えばよかったんだよ。