新潟県三条市で6月に男児2人が乗用車内に放置され死亡した事件で、県警三条署は18日、同県長岡市に住む父親(34)と母親(28)を重過失致死容疑で新潟地検に書類送検した。
送検容疑は、6月21日午前5時半ごろ、当時住んでいた自宅アパート前の駐車場に止めた乗用車内に就寝中の長男(1)と次男(生後11カ月)を残し、熱射病で死亡させたとしている。
同署によると、事件当日は家族4人で東京都内に車で旅行に行った帰りで、男児2人が後部席のチャイルドシートで寝ていたため、両親はそのままにして部屋に入った。同日午後0時半ごろ、母親が様子を見に行き、異変に気づいた。救急隊員が駆けつけた時は2児とも意識がなかったという。新潟地方気象台によると、この日の三条市内は午後0時半に気温27・8度を記録していた。【畠山哲郎】
毎日新聞 2009年9月18日 12時07分