ベクシンスキーの世界
ベクシンスキーという画家の絵。
なんというか、絵の事って分からないんですが、 これは強烈なインパクトがあります。 他にどんな絵を描いてるんだろって思ってネットで探してみると、公式サイトとか、他にも色々出てきました。 YouTube動画もありました。 なんだろうこの世界観。すごすぎる。 これらの世界観にはどんな意味が込められてるんだろう。
怖い。
何が怖いっていうと、底なしの静寂感と寂しさ、そして絶望感。
なんか一切音が無い世界に思える。 この人の絵の世界に取り込まれたら、俺は発狂して死ぬ。
一部抜粋させて頂くと、
既に死去。長年の友人の息子に17箇所刺されて死んでいる。 ベクシンスキーは少年時代、ナチスのポーランド侵攻を経験している。 建築・設計を学び、建築業に就くが、興味を持てず幼少の頃からやりたかった芸術の道へ。 22歳で結婚、息子を授かるが、1999のクリスマスに鬱病で自殺(ベクシンスキーが発見者)
ちなみに、こんな事を言っています。
" 私の絵に定義づけ、意味を問う行為は無意味だ。私自身意味は分からないしね。そのうえ、理屈にはサッパリ興味が無いんだ。" " 描き始めた当初からひたすら専念してきたのは、うつくしい絵を描こうという、ただそれだけ。"
そうか。彼の絵には意味がないのか。全てが無題なのはそういう事なのか。
しかも、美しさを求めてこういう絵が出来るのか。 しかしながら、彼の略歴が示してるような寂しさと絶望感と静寂感がひしひしと伝わってくる。 ↑にはった画像のようなテイストの絵も沢山あるんですが、他に巨大建造物なんかも多いです。 でも、それも寂しくて絶望的で、どっか終末的というか。
絵にしろ文にしろ、その人の歩んできた世界が反映されるんだろうか。
普段何気なく書いてるこのブログも、読ませて頂いてる他人様のブログも、 その人が歩んだ世界感により綴られてるんだろうな。 |
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あたしも全然よくわかりませんが、言えることは大変病んでおられるのではないでしょうか・・・?
2007/11/12(月) 午後 6:24
あらためて、じっくり見ると
画のどこかに
ちゃんと光がさしてるように観えます
2番目の画は良く分からないけど
1枚目と3枚目は
ちゃんと光が描かれています
この世は糞だけど道はある
って感じに見えるけど!?
2007/11/13(火) 午後 10:56 [ zurizuri76 ]
rioさん
ところがどっこい、ちょっと変わってたところはあるようなのですが、至って健全な精神の持ち主だったようですよ。僕も最初は病んでる人なのかなって思ったんですけど。
2007/11/18(日) 午前 10:44
zurizuriさん
実は僕もその事に気付きまして。よくよく観ると、確かに光が見えるんですよね。それに気付いてからは、むしろその光がやけに鮮烈に見えてしまいます。晩年の作品には青空なんかもありますし。人間って一面だけじゃ分からないですね。
2007/11/18(日) 午前 10:46
音酒狂さんが絵画の記事を書くというコト=とても新鮮!です
インパクトある画ですね。人生から生まれた色や感性なのかなと抜粋文を読んで思いました。私は分からないながらも美術館にしばしば足を運ぶのですが絵画もいろいろありますね。音酒狂さんが仰るようにまさに十人十色の世界観ですねブログ然り♪
明るい色が好きで居たいなぁ、ずっと。なんとなく思った今でした。
ちなみに今の私はショッキングピンクと黒と赤がスキです
2007/11/20(火) 午後 11:40
この圧倒的インパクトにやられて、珍しく絵の事書いてみました。
しかし、絵って面白いですね、1枚目はあんなに怖い絵に見えたのに、鏡の奥の光に気付いた瞬間に美しいというか切ない絵に見えてしまうのです。
音楽と同じくらい力があるような気がします、絵って。
聴覚から情景を想像する音楽、視覚から音を含めた世界を創造する絵画。面白いですね。
2007/11/21(水) 午後 9:09