酒井法子被告が謝罪会見 「反省し、もう一度生まれ変わった気持ちで心を入れ替える」
覚せい剤取締法違反の罪で起訴され、17日午後、保釈された酒井法子(本名・高相法子)被告(38)が、午後6時半から、東京・千代田区で謝罪会見を行った。
会見には、酒井被告の弁護士と、サンミュージック・相澤正久副社長、ビクターエンタテインメント・三枝照夫会長も同席した。
サンミュージック・相澤正久副社長は「本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。元弊社所属タレント・酒井法子が本日、保釈されました。CMスポンサー、商品化権の関係各所様、ならびに、日本そして海外のファンの方々、ご心配とご迷惑をおかけしたすべての皆様に、酒井法子本人から直接おわびさせていただく場を設け、元所属事務所の責任者として、世間をお騒がせしましたことをあらためて、深くおわび申し上げます。いろいろとご質問があると思いますが、10月26日に初公判を控えておりますので、誠に申し訳ございませんが、質疑応答は控えさせていただきます。なお、酒井のお子さんへの取材・報道に関しては、子どものこれからの将来のため、ご遠慮くださいますように、よろしくお願いいたします」と話した。
ビクターエンタテインメント・三枝照夫会長は「本日、弊社の元専属アーティストであり、覚せい剤取締法違反により起訴された被告人・酒井法子が釈放されました。1987年のデビュー以来、20年以上にわたり、酒井法子、そしてサンミュージックプロダクション様ともども、苦楽を共にして同じ道を歩んできたレコード会社として、本日は、この席に同席させていただいております。酒井法子のこの度の事件により、ファンの皆様を失望させてしまい、弊社としては、契約解除にまで至ったことにつきましては、非常に残念かつ遺憾に思っております。また弊社は、酒井法子の関連商品の出荷停止、店頭よりの回収などの措置をとっておりますが、これにより、関係取引先様、およびお客様に多大なご迷惑をおかけしたことを、この場を借りて深くおわび申し上げます。これから酒井法子は裁判により、処罰を受けることになりますが、酒井法子がこれを厳正に受け止め、断じて再度過ちを犯すことなく、1日も早く社会復帰できるよう努力していることを心より期待しております」と話した。
酒井被告は「この度は、一社会人として、人として、決して手を出してはいけない薬物というものに、自分の弱さ故に負け、そして、今、このように世間の皆様を騒がし、多くの皆様にご迷惑をかけました。これまでに、わたしを支え、応援してくださった皆様には、どれほどの残念さと、わたしの無責任な行動に幻滅なさったことかと。このことには、本当に計り知れない、決して許されることではありません。この罪の償いを、今後どのようにして償っていくのか、まずは、自分の罪を悔い改め、二度とこのような事件に手を染めることのない、そういった誓いを、一生の約束として堅く心に誓います。わたしが犯しましたこの度の出来事は、わたしを知る皆様の信頼をすぐに回復することはできるものではないことはよくわかっております。ですが、日々感じております後悔の念、取り返しのつかないことをしてしまった自分の弱さを戒め、反省をし、もう一度生まれ変わった気持ちで心を入れ替え、日々努力していきたく思っております。そして、このような日々に支えてくださった方々の温かいお気持ちに、深く深く感謝しております。決して二度と、このようなことで皆様の信頼を裏切ることはありません。この気持ちを決して忘れることなく、皆様のお気持ちに恩返しをしていきたいと思います。至らぬ点は、厳しく指摘していただき、わたし自身素直に拝聴して、新しい一歩を踏み出していきます。今まで応援してくださった日本や海外のファンの皆様、お世話になった会社の皆様、そして今まで支えてくださったスタッフの皆様、この度は本当に、本当に申し訳ありませんでした」と話した。
弁護士は「これから酒井法子さんは、メンタル面の治療のため、病院に入院することになっております。これまで過剰な取材活動などが、酒井法子さんや、そのご家族に対してなされております。ぜひ、この会見を機に、酒井法子さんの今後の治療の回復のため、彼女、およびそのご家族の生活を害するような取材活動・報道などについては、差し控えていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。したがいまして、これから酒井法子さんは、このまま病院へ向かう予定となっております。バイクや車両などによって、追跡、取材活動や、病院の周辺において、病院に入院・通院されているそのほかの患者の皆さんや、病院の関係者の方々、そして病院の周辺にお住まいの方々のご迷惑になるような取材活動や報道などについては、ぜひ差し控えていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします」と語った。
(09/17 19:15)