2009年9月17日 21時46分更新
岡山県のことしの地価調査の結果が発表され、県内の土地の価格の平均は17年連続で前の年を下回り、景気の悪化を背景に下落幅は拡大しました。
地価調査は岡山県が土地の取り引きの指標にするために毎年、県内すべての市町村で行っているもので、467の地点でことし7月1日現在の1平方メートルあたりの土地の価格を調べました。
それによりますと、県内の土地の1平方メートルあたりの価格の平均はすべての市町村で下落して去年の調査に比べて2点7パーセント下落し、下げ幅も1点5ポイント拡大しました。
このうち商業地は3点2パーセント下落して、18年連続のマイナスに、また住宅地でも2点5パーセント下落して12年連続のマイナスになりました。
今回の調査で地価がもっとも高かったのは商業地が岡山市北区錦町で、1平方メートルあたり103万円、住宅地は岡山市北区伊福町で1平方メートルあたり15万7千円となっています。
今回の調査結果について岡山県は、「去年秋以降の世界的な景気悪化の影響で、県内でも不動産に対する需要が落ち込み地価も一気に下落した。現時点では持ち直す要素はなく、今後も地価が上がるとは考えにくい」と話しています。