米首都ワシントンで12日、オバマ政権の景気対策や医療保険改革に反対する人々が全米から集まり、連邦議会議事堂前で大規模な抗議集会を開いた。議会警察と市消防当局者によると10万人余りが集結。「オバマニズムはコミュニズム(共産主義)」「社会主義はいらない」などと書かれた多数のプラカードが掲げられた。
集まった人々のほとんどは白人で「大きな政府」に反対する考えを主張。抗議集会では「彼ら(政府)はウソつきだ!」と大合唱が起きた。オハイオ州から車で6時間かけて妻子とともに参加したリーランド・ストレイン氏(42)は公的医療保険の創設は「合衆国憲法が守ってきた自由を奪う」と訴えた。(ワシントン=弟子丸幸子)
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