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16日の東京外為市場=ドル・円は停滞商状、「12月に83円」との見方

9月16日(水)15時14分配信 モーニングスター

 ドル・円は停滞商状。実需筋の売買が交錯する一方、新規の手掛かり材料に欠けたため「目立ったフローは出なかった」(欧州系銀行)とされ、方向感は出なかった。午後の衆院本会議で鳩山由紀夫・民主党代表が内閣総理大臣に指名されたが、影響はみられなかった。ドル・円は午前7時以降、90円79銭-91円13銭で推移した(午後2時45分現在)。

 ドル・円は14日以降、水準をやや回復したが、市場では「ドル売りトレンドは変わらない」(大手邦銀)との見方が多い。欧州系銀行の外国為替営業部長は「12月には1ドル=83円まで下落すると予想している」と話す。米景気の腰折れ懸念が高まることで緩やかなドル売りになるとみている。また9月後半も、連休、G20前、期末接近といった局面で1月の安値87円11銭を割り込む可能性があるとした。
 大手邦銀の担当者は「ドル・円の直近の下げはオプション絡みのフローを巻き込んで進んできた。今後、ユーロ・ドルやNY金がテクニカルポイントを上抜ければ、ドル・円は一段安になりそうだ。ユーロ・ドルは1.4720ドル、NY金先物は1030ドルが重要なポイントになる」とみていた。

提供:モーニングスター社

最終更新:9月16日(水)15時14分

モーニングスター

 

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