富の分配を検証しながら成長確保=亀井郵政・金融相

2009年 09月 17日 17:14 JST
 

 [東京 17日 ロイター] 亀井静香郵政・金融担当相は17日、全国証券大会であいさつし、新政権の果たす役割について、格差是正やセーフティネットに取り組むことを強調しつつ、経済成長を遂げていくことも大事だと述べた。

 ただ、成長については「単に成長率を目指して、年率何%なら結構だということではない」とし、「将来に向かって日本が力強く成長していけるという見通しの中で、成長率を確保していくのであり、またその中身は富の分配をしっかり行っているのか検証していく」と説明した。

 亀井担当相は、「今回の新政権では、閣外で3党の委員会を作り政策を決めることを政府が嫌がったので、妥協ではあるが、閣内で閣僚委員会の設置をした。鳩山首相はしょっちゅう出席するわけではないので、菅副総理、私、福島瑞穂氏で、予算を含めあらゆる政策についてここで最終的に決めるということだ」と述べた。

 亀井担当相は、財務省が胃袋であるなら、金融庁は全身に血液を流してく心臓の役割だとして、全力をあげて取り組むとの決意を述べた。その上で、「具体的に何をすればいいのか、証券業界の現場から具体的な教えをいただきたい」として、役所の机の上ではなく、現場からの声を期待するとした。

 
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藤井財務相発言:識者はこうみる

藤井裕久財務相は17日、為替介入について常識的な範囲ではあり得ないと述べた。同発言を受けての市場関係者の見方を集めた。  記事の全文 | 関連記事 

 
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