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【石川】

貸自転車業 “快走” 北陸鉄道白山下駅跡 利用客昨年の2倍

2009年9月17日

新しく導入した自転車の安全点検をする倶楽部のメンバー=白山市河原山町で

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 白山市河原山町の有志グループ「白山下倶楽部(くらぶ)」が、廃線になった北陸鉄道金名線「白山下駅」跡で土日祝日に運営している貸自転車が好調だ。今春、新駅舎「サイクリングターミナル白山下」が完成したこともあり、利用客は昨年の二倍近いペースという。

 倶楽部によると、昨年の利用客は冬季(十一〜四月)を除く通年で六十人程度だったが、今年は五月三日の営業開始以来、すでに八十人を突破。シルバーウイークを控えているため、十月末ごろの営業終了までに百二十人程度に達すると見込んでいる。

 好調ぶりを受け、倶楽部はこれまで二人乗り用二十六台、一人乗り用六台だった貸自転車を総務省の外郭団体「地域活性化センター」の補助金で増やすことにした。初の子ども用三台のほか、人気が高い一人乗り用十五台を導入する。

 同倶楽部は「新駅舎ができ、トイレや休憩施設が完備されたのが好影響を生んでいる。これからの行楽シーズンに多くの人に白山路で秋風を楽しんでもらいたい」としている。

 貸自転車の受付時間は午前九時から午後二時まで。返却は午後四時まで。レンタル料は二人乗り(公道走行不可)が一日千円、一人乗り、子ども用が五百円。問い合わせは、同倶楽部=電090(2835)5591=へ。 (松本芳孝)

 

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