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【福井】公共交通機関割引や乗り入れ制限 福井駅前一帯であすからカーフリーデー2009年9月15日
“脱クルマ社会”への関心を高めようと、「モビリティーウイーク&カーフリーデーふくい2009」が16日から、JR福井駅西口一帯で繰り広げられる。22日まで、公共交通機関の料金割引で利用を促したり、中心市街地に自家用車乗り入れ禁止区域を設定したりして、自動車が環境に与える影響について考える。 欧州を中心に広がっている自動車利用抑制運動を福井でも実施しようと、特定非営利活動法人(NPO法人)「ふくい路面電車とまちづくりの会」(ROBA)が中心となり、県内交通事業者らと組織する実行委員会が主催する。 16日からは、世界や日本のカーフリーデーに関するパネル展を福井市役所で開催。19日から4日間は、JR福井駅西口広場で公共交通機関の総合案内をするモビリティーセンターを開設する。バスや電車の乗り継ぎを示した「マイ時刻表」や、県内の観光スポットなどを紹介するパンフレットを配り、自転車の無料貸し出しも行う。 20日は京福バスと福鉄バスの子ども運賃が1乗車100円となる「バスの日」、21日はえちぜん鉄道と福井鉄道の子ども1日フリー乗車が100円となる「鉄道の日」として、家族ぐるみでの公共交通機関の利用を促す。 22日は「カーフリーデー」として、福井西武本館東側のアップルロードを自動車の乗り入れを規制し、3人乗り自転車や電動アシスト付き自転車の試乗会を開く。 ほかにも、地図研究家の今尾恵介さんによるシンポジウム「かしこい公共交通の使い方」(19日午後1時半、響のホール)や、運賃の支払い方法や乗車マナーを学ぶ「バスの乗り方教室」(20日午前10時、勝木書店本店横)などがある。 ROBAの清水省吾事務局長は「マイカーの利用を控え、地方の公共交通機関を乗って支えるきっかけにしたい」としている。 (藤井雄次)
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