県は15日、新型インフルエンザとみられる集団風邪で、近畿大学付属和歌山中学・高校(和歌山市)が学校閉鎖したと発表した。学校閉鎖は県内で初めて。中高合わせ、生徒1704人のうち、489人が欠席。特に中学では欠席が約4割に上った。県などによると、重症者はいない。閉鎖は18日まで。
同校では先週、文化祭や体育祭などの行事が相次いで開かれていたといい、県は「学級・学年を越えた接触が幅広くあり、感染が広がった可能性もある」とし、「早めの閉鎖措置で蔓延(まんえん)を防ぐことも大切だ。この季節は行事も多く、注意を促したい」としている。
この他、私立智弁和歌山中(和歌山市)▽和歌山市立日進中▽県立橋本高(橋本市)▽私立初芝橋本高(同)で学級閉鎖、かつらぎ町立妙寺中で学年閉鎖した。最長20日まで。【最上聡】
毎日新聞 2009年9月16日 地方版