岡山放送局

2009年9月17日 21時46分更新

高梁で「色鍋島」展


有田焼の一つ「色鍋島」の技法を継承する14代今泉今右衛門の作品を集めた展示会が高梁市成羽町で開かれています。

赤や緑の色彩が美しい「色鍋島」は江戸時代は将軍や大名に献上するために作られ一般には出回らなかった有田焼の一つで、14代今泉今右衛門は当時の技術を今に伝えています。

高梁市成羽町の古民家、「西江邸」で開かれている展示会には今右衛門の作品を中心におよそ100点の「色鍋島」が展示されています。このうち「墨はじき草花更紗紋花瓶」は、ベンガラと呼ばれる顔料を使って赤が強調された花瓶です。

また「墨はじき花丸紋花瓶」は、伝統的な色鍋島に14代が墨を絵付けして新たな表現に挑戦した作品です。
訪れた人たちは古民家ならではの趣の中、作品をじっくりと見ていました。
この展示会は、今月27日まで開かれています。