減反見直しで財政負担を試算 石破農水相

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減反見直しで財政負担を試算 石破農水相

< 2009年9月16日 1:04 >
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 コメの生産調整(減反)について見直しの姿勢を示していた石破農水相は15日、減反の「強化」や「廃止」、「選択」制などを行ったときの財政負担や米価について試算を発表した。政権が交代する直前の発表は異例。

 石破農水相は15日夕方、「政府の了解は得ていないが、自らの責任で出す」として、試算を発表した。試算は、高齢化や経営規模の拡大などの変化も踏まえた上で、減反を「強化」、「維持」、選択制にするなどの「緩和」、「廃止」など、9つのパターンで行っている。

 それによると、「強化」では財政負担が膨らみ、「維持」では構造改革が進まない、「廃止」は現状では農家の経営判断で需要に応じた生産はできないと結論づけている。一方で、「緩和」については、米価が下がり、大規模農家への集約を促すとし、特にコメからムギなどへの転作には補助を拡大し、米価が下落したときには補てんを行うことなどが政策のあるべき姿だとしている。

 民主党は「戸別所得補償制度」による実質的な減反の選択制を導入する方針で、石破農水相は「これを今後の糧としないことはあり得ない」とくぎを刺している。

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