東京電力は1日、新潟県中越沖地震(07年7月)で被災し、調整運転中の柏崎刈羽原発7号機を9月下旬に停止すると発表した。営業運転へ移行する直前の7月、燃料棒から放射性物質が漏れ出したトラブルの原因となった燃料棒を交換する。営業運転は11月以降にずれ込む見通し。
原子炉を停止後、872本ある燃料集合体を一つずつ調べ、漏えいした燃料棒を含む集合体を交換する。
当初、東電は燃料交換せずに継続運転が可能としていた。しかし、原因特定と燃料交換を求める地元自治体の意向に配慮し、方針転換した。
東電は7号機とは別に、6号機の起動試験を始めており、順調に進めば9月下旬にも出力100%で送電可能となる見通し。
毎日新聞 2009年9月1日 20時38分