覚醒(かくせい)剤取締法違反事件で起訴され、14日に保釈が決まった歌手で女優の酒井法子被告(38)が姿を見せる瞬間をとらえようと、17日も早朝から東京湾岸署(東京都江東区)には大勢の報道陣が詰めかけた。
湾岸署の正面玄関口と裏手の通用門付近にはテレビクルーや記者たちが次々に集結。その後も続々と脚立などを手にしたカメラマンが到着し、午前9時すぎにはその数は180人以上に膨れ上がった。
しかし、保釈決定から3日目となり、待ち続ける報道陣もお疲れ気味。あるカメラマンは「署に引きこもっている酒井被告と我慢比べをしてるみたい」とぼやき節をもらした。
民放テレビ局の情報番組の依頼で、酒井被告が出てきたときに行方を追うために連日張り込んでいるというオートバイの男性は「昨日(16日)は連絡を受けて渋谷署に行ったが、夫(高相祐一被告)の車にまかれた。疲れてきたけど、気を抜くことなく仕事をしたい」と話した。