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長妻氏登庁に拍手なし、政官攻防開戦

 「脱官僚支配」を掲げて船出した鳩山政権の新閣僚は17日、次々と省庁に入った。役所内では、各閣僚が首相官邸で行った記者会見内容を必死で検討する官僚たちの姿も。政と官、本格的な攻防が幕を開けた。

 長妻昭厚生労働相が登庁したのは、午前10時すぎ。公用車を降りると、正面玄関前で立ち止まり、同省の水田邦雄事務次官とあいさつ。やや硬い表情で「よろしくお願いします」と2、3度頭を下げた。

 200人近い職員らが登庁の様子を見守ったが、拍手は起きず、直後に、報道陣には日程を明かさないまま幹部会が開かれた。

 官僚への厳しい姿勢で知られる長妻氏。17日未明に官邸で行われた記者会見には多くの職員がくぎ付けになった。

 後期高齢者医療制度や年金記録問題など懸案のテーマで急激な政策転換を求めることはなく、テレビで見たという幹部は「会見では激しい言葉はなかったが、今後どのような指示が来るか分からないので、気を引き締めないと」と話す。

 多数の質問主意書を使って資料を出させ、政府を追及した長妻氏。新型インフルエンザ対策を担当する職員は「状況が動き、瞬時の判断が求められる。資料を集め、じっくり勉強して対策を決めるというやり方が常にベストとは限らない」と暗に“長妻流”を批判していた。

 一方、前原誠司国土交通相は17日未明、日本航空の経営改善計画をチェックする有識者会議の在り方を抜本的に見直す考えを表明。役所内でこの発言が波紋を広げた。

 むろん国交省に、事前の相談は一切なし。航空局の中堅幹部は「ここまでやってきたのを白紙だなんて」と絶句した。

 改善計画策定に影響する可能性もあり、幹部は「あそこまではっきり言ったのだから、決意は固いのだろう。政権交代したとはいえ、ここまでやるのか」と渋い表情だ。

 前原氏は、八ツ場ダム(群馬県)の建設中止も表明したが、民主党のマニフェスト(政権公約)に盛り込まれたことでもあり、比較的冷静に受け止められた。

 八ツ場ダムの地元を訪れる意向を示したことに、別の幹部は「いきなり中止ではなく、地元の意見を聴いてくれるのは良かった」と安堵(あんど)の表情も見せていた。(共同)

 [2009年9月17日12時16分]


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