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徐々に黒くなります 清酒の麹で白髪染め 花王・月桂冠

2009年9月15日

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 清酒メーカーの月桂冠と花王は14日、清酒に含まれる麹(こうじ)菌の働きで白髪を徐々に黒く染める技術の開発に成功したと発表した。この技術をもとに染毛料の開発にも成功しており、花王が今秋、男性用白髪染めとして売り出す。液体タイプで、5回程度使うと白髪部分が黒く染まってくるという。従来の化学合成染毛料と違い、髪や肌の傷みが少ない天然の染毛料として注目を集めそうだ。

 開発したのは、毛髪表層のキューティクルに、色素・メラニンのもとになる物質「メラニン前駆体」を浸透させて黒髪に変える技術。前駆体は毛髪より分子が小さいため染み込みやすく、結集するとメラニンに変化する特性があるという。

 月桂冠は、前駆体を生成する酵素・チロシナーゼが米麹に含まれていることを00年に発見。01年から花王と染毛料の開発を進めてきた。06年に量産化に取り組み、このほど製品化のめどがついたという。

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