2009年9月16日22時58分
厚生労働省は16日、新型の豚インフルエンザの国産ワクチンの安全性と有効性を確認する臨床試験(治験)を17日に国立病院機構の4病院で始めると発表した。
動物などを使った一定の安全確認と、国の検定を終えた試作ワクチンを、健康な成人200人に打つ。有効な接種用量や回数も見極めるため、季節性インフルと同じ用量100人と、倍量100人の2グループに分け、3週間隔で2回打つ。10月中旬に、ウイルスに対する抗体の増え具合について中間報告を出す。国産ワクチンは4社が製造中で、10月下旬には市場に供給される見通しだ。