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妊婦健診外来を開始 栗原中央病院
遠方の病院へ健診に通う妊婦の負担を軽減しようと、宮城県栗原市立栗原中央病院は今月、妊婦健診外来を始めた。
「宮城県北地域等産科連携システム」と呼ばれ、妊娠初期と出産は石巻赤十字病院(石巻市)大崎市民病院(大崎市)岩手県立磐井病院(一関市)が担当。健診を受け持つ助産師と役割分担することで産科の医師不足にも対応する。
産科医不足やお産を扱わない診療所の増加で出産と健診が特定の病院に集中し、勤務医の労働過重になっていることが導入理由の一つ。栗原中央病院も常勤医が空席となり、2004年7月末でお産の受け入れをやめている。
対象は経過が順調で、3病院で出産することが決まっている妊婦。主治医が栗原中央病院での健診に同意することが条件。妊娠13〜33週(20週は除く)の健診を、予約制で毎週火曜日午後2〜4時に行う。助産師が医師との連携の下、保健指導も行い、不安や疑問の解消に努める。
宮城県北では、登米市立佐沼病院も08年度から石巻赤十字、大崎市民、磐井の3病院や地元の産婦人科医院と連携し、週2回助産師外来を設けている。
2009年09月11日金曜日
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