2009年 9月 16日
高松地裁の裁判員裁判 7年求刑し結審
高松市の放火事件を審理している高松地裁の裁判員裁判は16日、2日目を迎え、検察が懲役7年を求刑し、結審しました。裁判員が審理したのは今年5月、離婚を巡るトラブルから高松市の自宅に火をつけたとして無職の道廣政明被告(41)が放火などの罪に問われている事件です。16日の審理では裁判員が道廣被告に対し、「元妻や近所の人へ心からの謝罪はしたのか」や「犯行を思いとどまることは出来なかったのか」など質問しました。この後、検察側は、「悪質で自己中心的な発想による危険な犯行」として道廣被告に懲役7年を求刑し、審理を終えました。17日、刑の重さを決める評議が行われたあと午後4時に判決が言い渡されます。

頭に砲丸受け男子生徒が重傷
16日朝、笠岡市の県立高校で体育の授業中に生徒の投げた砲丸が別の生徒の頭に当たり、この生徒が頭蓋骨骨折の重傷を負いました。16日午前9時半ごろ笠岡工業高校で体育の授業中、男子生徒の投げた重さ4キロの砲丸が8メートルほど離れた場所で記録係をしていた17歳の男子生徒の頭を直撃しました。この男子生徒は頭蓋骨を骨折する重傷を負いました。学校によりますと当時、2人の教師の指導のもと生徒39人が砲丸投げやリレーなど4種目の練習をしていたということです。警察は学校の安全管理に問題がなかったかどうか業務上過失傷害の疑いで調べています。

高校生就職試験で新型インフルエンザ対策
高校生の就職採用試験が16日から始まりました。バスなどを運行する岡山市の会社では会場に消毒液を用意して新型インフルエンザへの感染防止対策を行いました。岡山市に本社がある両備ホールディングスの入社試験には、西日本各地から28人の高校生が臨みました。新型インフルエンザの流行を受け、試験会場の受け付けに消毒液を用意したほか希望者にはマスクを配布し、感染予防の対策がとられました。両備ホールディングスでは、厳しい就職活動の中で受験生が感染しないよう配慮したと話しています。7月末現在の岡山県の高校生の求人倍率は0.67倍と去年の同じ時期に比べ0.44ポイント下回る厳しい状況となっています。