米外交専門誌、「最悪の無秩序議会」に韓国など選定
同誌は、演説するオバマ米大統領に「うそつき」とやじを飛ばしたジョー・ウィルソン下院議員のケースと関連付け、一部の国ではその程度の声では眉をひそめることもないとしてこの5カ国・地域のケースを紹介した。ウィルソン下院議員については、議会の品格をおとしめたとして同日に下院でけん責決議が採択されている。
同誌は韓国のケースを最初に挙げ、争点法案をめぐり与野党の女性議員らがそでをつかみ合い争う写真も掲載した。韓国の民主主義では、外交政策やメディアの自由をめぐる与野党の論戦が、時としてこぶしや鈍器などで解決する「接近戦のスポーツ」になるとし、2004年の故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の弾劾訴追案発議、昨年12月の韓米自由貿易協定(FTA)処理をめぐる与野党の攻防、先のメディア法案をめぐる騒動が全世界に中継されたと紹介した。