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医療情報ネットワークの認証基盤基準で議論

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 厚生労働省は9月16日、「医療情報ネットワーク基盤検討会」(座長=大山永昭・東京工業大像情報工学研究施設教授)の第22回会合を開き、診療情報の安全なやりとりに必要な認証基盤の決め事となる「ポリシ」(認証用証明書ポリシ)の策定や、電子カルテなどの診療情報の外部保存場所について議論した。この日の議論などを踏まえ、同検討会の作業班がポリシ最終案を作成し、次回会合に諮る。

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 この日の会合では事務局が、今年度中に2、3回の検討会を開催し、次回以降に必要に応じて構成員の提言などを踏まえた「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」の改定案を作成するなどとするスケジュール案を示した。

 続いて山本隆一構成員(東大大学院情報学環准教授)が、自身が班長を務める作業班でまとめた人用・組織用の「保健医療福祉分野PKI認証局 認証用証明書ポリシ案」について説明。ポリシの策定によって、個人が自らの医療情報を活用する上で誰が情報を扱っているかなどを確認できるとし、その重要性を強調した。
 「証明書ポリシ」とは、認証局が発行する電子証明書に関して、「適用範囲」「セキュリティの基準」「審査の基準」などの共通規格・規則を定めたもの。
 人用ポリシでは本人性、実在性、国家資格を確認するために必要な事項を、組織用ポリシでは保険医療機関などの存在を確認するために必要な事項を規定する。

 この日示されたポリシ案と、電子カルテなどの診療情報の外部保存場所については、2週間の期間を設けて事務局が構成員の意見を集め、作業班がこれを踏まえた検討を行う。10月末にも開かれる次回会合では、作業班がポリシ最終案を諮り、外部保存場所の適切なあり方に関する考え方を提案する予定。


更新:2009/09/16 20:30   キャリアブレイン

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