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2009/09/16 11:07 KST
日本人観光客が再び増加、業界は秋の連休特需に期待


【ソウル16日聯合ニュース】年初にウォン安・円高に乗り大挙韓国を訪れていた日本人観光客が、5月以降は潮が引くように減少していたが、7月からは再び増えている。ソウル都心のデパートや南大門市場などを訪れる日本人も目に見えて増え、売り上げに占める日本人の割合が徐々に拡大している。

 韓国観光公社と流通業界が16日に明らかにしたところによると、年初から4月までの日本人観光客数は前年同期比50%以上増加したが、新型インフルエンザが広がり始めた5月から、大幅に落ち込んだ。5月の日本人観光客数は20万9000人余りで前年同月比9.8%の増加にとどまり、6月には18万1000人余りで0.7%減少した。

 しかし、7月には22万8000人が韓国に入国し、29.1%の増加に転じた。8月も24万人余りで、増加率は約27%と推定される。観光公社関係者は、新型インフルエンザの長期化で影響力が弱まり、これまで萎縮していた観光需要と休暇シーズンが重なったためと分析した。

 デパートの売上高に占める日本人の割合も拡大している。ソウル・明洞に位置するロッテ百貨店のブランド館・アベニュエルでは、日本人の売上高比率は1月に32.9%でピークに達した。2月は31.6%、3月は27.5%と高い数値を維持していたが、4月に15.5%に急落、5月は10.9%に落ち込み、6月は7.6%と最低値を記録した。しかし、7月には10.4%まで持ち直し、8月は9.0%、今月は3日までで12.0%を記録している。同店関係者は、日本の秋の大型連休シルバーウィークで、日本人客は増え続けると見込む。日本人向けにさまざまな販促活動を展開している。

 日本人観光客が多く利用するロッテホテルも、日本人の割合はシルバーウィークなどの効果で例年と同水準の65〜70%と予想している。新型インフルエンザなどによる予約キャンセルは9月は1件もないという。

繁華街・明洞の化粧品店で買い物する日本人観光客ら=(聯合ニュース)

japanese@yna.co.kr