民主党は15日、東京都内のホテルで、衆院選で当選した新人・元職を対象にした議員ガイダンスを開いた。当選者308人のうち、ほぼ半数の143人に上る新人教育が狙い。菅直人代表代行や岡田克也前幹事長らが登壇し、議員の「イロハ」を丁寧に説明した。菅氏は「国民に選ばれた私たちが内閣全体の責任を持つ。1年生であろうが、10年生議員だろうが同じだ」と強調。「4年後の衆院選は大逆風の中で戦うことを覚悟してほしい」と語った。
ガイダンスでは、マスコミ対応などにも議員としての自覚を持って臨むようクギが刺された。そのためか、取材に応じる新人議員は少数。福田衣里子氏は「私の訴えた命を大切にする政治を実現したい」とコメントしたが、ガイダンスの内容を聞かれると「基本的なことを言われました」と笑顔でかわした。【渡辺創、篠原成行】
毎日新聞 2009年9月16日 東京朝刊