日本は動物にとっては、地獄といってもいいほど、無法地帯。
消費者として、買わないという選択を一人一人がしていく、そして、毛皮を消費者として希望しない旨を店員・経営者などに伝えていくということなど、一人一人ができることをしていきましょう。
国内生産(2001年)
日本国内にも毛皮動物繁殖所があり、多くの動物が犠牲になっています。その実数は明確ではありませんが、毛皮に関わる産業の規模は以下の通りです。
毛皮製造業=事業所数8、従業者数71人、製造品出荷額等6億9千万円
なめし革・同製品・毛皮製造業=事業所数3,397、従業者数41,488人、製造品出荷額等6,246億円
(経済産業省 工業統計「産業編」データ(産業細分類別統計表(従業者4人以上の事業所))2001年より)
輸入
日本の“対中国”毛皮輸入高
2004年の毛皮および毛皮附属製品年間輸入高合計 : 約453億2400万円 (中国毛皮生産量の約半分弱)
日本が中国から輸入した毛皮および毛皮附属製品の中で特に多いのは、順にうさぎ、ミンク、きつねの毛皮で、その他にも羊、ヤギの毛皮などが含まれます。
それ以外の動物は「その他」として統計上は特定されませんが、店頭での調査から、タヌキ、アライグマ、犬、猫の毛皮も非常に多く含まれると推測されます。
製品加工前の毛皮全形及び切片の輸入高は輸入総額の中で2割弱に留まっており、残りは加工済みの毛皮製品および毛皮付きの衣料品です。中でも、女子用の毛 皮付き衣類の総額は全輸入高の6割を占めています。大量生産された安価な毛皮付き衣料品が、中国から大量に輸入されているのです。
男子用衣類は女子用衣類の一割にのぼり、また輸入高は小額ですが乳児用の毛皮付き衣類という分類もあります。毛皮はもはや、「女性が着る高級素材」とは言えません。
その他に、衣類または衣類付属品に分類されないその他の毛皮製品の輸入高も10億円以上にのぼります。うさぎの毛皮などでできたバッグ、毛皮を使用したアクセサリー、室内装飾品、キーホルダー、動物のおもちゃまであらゆるところに毛皮の切片、切れ端が使用されています。
2005年に入ってからも、現在発表されている1月の統計だけで、前年の秋〜冬に比べピークは過ぎているとはいえ、毛皮関連の総輸入高は16億9500万円です。
(補足情報)
個体の大きさにもよりますが、一般的に、1枚の毛皮のコートを作るのに、ミンクなら70〜80頭分、キツネなら10〜15頭分の毛皮が必要といわれています。
日本に輸入されているきつね、うさぎ、ミンクなどの毛皮は全形(原皮)だけでもおよそ21万頭分(2004年)です。
これに加え、毛皮を部分的に使用している衣類の場合、もはや頭数への換算は不可能ですが、例えば、女性用の毛皮付き衣類のすべてが、フードの縁取り又はコートの襟として毛皮が使われているものと仮定した場合、それだけでも150万匹分以上ということになります。
(体長50〜60cmのきつね又はタヌキの毛皮1枚から3着分で換算)
ステラマッカートニー(ポールマッカートニーの娘 デザイナー)のナレーションによる、毛皮養殖場の実態の動画です。
2009年8月28日
毛皮反対デモ行進2009!今年こそ毛皮の撤廃を!
参加してください。2009/10/25東京 2009/11/1大阪 2009/11/22仙台
毛皮返品運動を行います。毛皮をメーカー・ブランド・百貨店へ抗議とともに返送します。 賛同者・賛同団体の名前とともに送り返します。賛同をお願いいたします。
2009年7月25日 2009年5月5日 2009年4月大手通販会社フェリシモから毛皮を一切販売していないという回答をいただきました。