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【ローズS】ラヴェリータ「ドバイ女王」への試走

<ローズS>ダートで3連勝中のラヴェリータ。芝でもその勢いは続く?
<ローズS>ダートで3連勝中のラヴェリータ。芝でもその勢いは続く?
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 世界を見据えての芝挑戦だ!秋華賞トライアル・ローズSは桜花賞、オークスの2〜4着馬がすべて顔をそろえるハイレベルな一戦。ダートの大物ラヴェリータでもさすがに出る幕なし!?だが、陣営は強気な姿勢を崩さない。ダートと同じように芝でも強さを見せつけられれば、来年の海外遠征が現実味を帯びてくる。 【ローズS  GIパネル

 ラヴェリータはダートで3連勝中。能力はとてつもないと松元師は高く評価する。「ダートで走るのは分かっている。戦ってきた相手もレベルが高いからね」。牡馬相手の昇竜Sでスタッドジェルランを寄せつけず、前走・スパークリングレディーCは古馬のクィーンオブキネマ、メイショウバトラーをねじ伏せた。既にダート界では女王と呼べる位置まで来ている。

 芝では過去3戦とも着外だが「いい状態の時にもう1度芝を使いたい」と師が考えるのもうなずける。しかも、単に芝を試すだけにはとどまらない。「先々海外への遠征も考えている馬。例えば(米国の)ポリトラックコースは、芝の実績馬が走っている。ここで芝を使うのは将来を見据えてのこと」。来春のドバイワールドCデーは新設のメイダン競馬場に移り、ダートから人工素材を使用したオールウエザー(AW)に替わる。昨年、米国のブリーダーズCはサンタアニタのAWコースで開催されたが、BCクラシックは芝経験しかないレイヴンズパスが勝ち、ダートNo・1のカーリンが4着。AWでの芝適性の重要性が示された。ここは秋華賞トライアルというより、今後どこに照準を定めるかの意味合いがある。現時点で「仮にここを勝っても秋華賞に使わないかも…」と師が話すところに、目指す目標の大きさがうかがえる。

 アンブライドルズソング×母の父ゴーンウエストの配合はいかにも米ダート血統だが、松元師は「芝適性はあると思っている。これまで3戦とは出来が違う」。以前はスピード任せに押し切るレースだったが、近況のレースぶりにも進境があるという。前走にしても「3角手前で1度ハミが外れて、4角で気合をつけるとグーンと伸びた。あの感じは悪くない。今回もハナは切らずにレースをしてもらう」と戦術の一端を明かしている。

 「能力は確か。それをすべて引き出せれば」。このレースが世界挑戦への第一歩になるかもしれない。クラシック上位馬を相手に、ダート界の大物ラヴェリータがどう戦うか目が離せない。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年09月16日 ]

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