サブカテゴリー

故長井さんの名誉棄損否定 両親が敗訴

 2007年9月にミャンマーで取材中に射殺された映像ジャーナリスト長井健司さん=当時(50)=に関する週刊誌記事で本人の名誉が傷ついたとして、愛媛県に住む両親が発行元の文芸春秋(東京)や執筆者に計500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は15日、請求を棄却した。

 両親側が問題としたのは、週刊文春07年11月22日号の記事。長井さんが契約していたAPF通信社の上司の指示で、興味も関心もないミャンマー民主化運動の取材に派遣されることになり死亡した、と報じた。

 小林昭彦裁判長は、長井さんがミャンマーの取材に向かった当時は、タイで進めていた偽米ドル札に関する別の取材が仕事の中心だったと指摘。

 その上で「ミャンマー民主化運動への関心が高かったとはいえず、現地の情勢なども一般的な知識程度にとどまっていた」として、記事の重要部分は真実と結論付けた。

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年09月15日 16:53 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

ニュース

クイックアクセス

ピックアップ

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲