岡山放送局

2009年9月15日 19時51分更新

津山市で「一日農政局」


中国四国農政局の幹部が、地域に出かけて農家などから日ごろの取り組みや意見を聴く、「一日農政局」が、15日、津山市で開かれました。

「一日農政局」は、現場の声を政策決定に活かして地域の農業を元気にしようと中国四国農政局がことし6月から始めたもので、岡山県内では初めての開催です。

15日は、津山市の津山保健センターで、「食と農の絆を深める食農教育」をテーマに農業関係者をはじめスーパーマーケットなどの流通関係者、それに消費者の代表ら11人が出席して、勝山達郎局長ら農政局の幹部と意見交換をしました。

出席者は、それぞれの団体がこれまでに行ってきた田植えや稲刈りなど農業体験を通じた食育活動や地元の食材を取り入れた弁当づくり、それに、食事を通じた健康づくりの取り組みなどを発表していました。

一方、農政局側は産地直売方式など流通や販売の形態が多様化している現状や農産物の輸送を環境問題の視点でとらえるフードマイレージといった考え方などを紹介していました。

中国四国農政局ではこうした意見交換の場を通じて農業と食のつながりをアピールする場を広げてゆきたいとしています。