2009年 9月 15日
岡山・香川初の裁判員裁判 初公判
市民が刑事事件の裁判に参加する岡山・香川初の裁判員裁判が15日から高松地裁で始まりました。午前10時から裁判員を選ぶ手続きが非公開で行われ裁判官からの質問と抽選の結果、男性3人、女性3人の裁判員6人が選ばれました。今回、高松地裁では裁判員候補者29人が出頭しましたが出頭率は全国の裁判員裁判で最も低い78.4%でした。裁判員裁判の対象になったのは今年5月、高松市十川西町で、元妻との離婚をめぐり自宅に放火したとして無職の道廣政明被告(41)が現住建造物等放火などの罪に問われている事件です。初公判で道廣被告は起訴内容を認め、裁判の争点は情状面に絞られました。法廷では検察、弁護側ともに裁判員と向き合う形で語りかける工夫が見られ、初公判は約3時間で終了しました。判決は17日、言い渡されます。

美作市が災害ゴミの受け入れ要望
先月の台風9号による豪雨災害で、多くの被害が出た美作市は15日、災害で出たゴミの一部を受け入れてもらうよう岡山市に要望しました。美作市の安東美孝市長らが岡山市役所を訪れ、高谷市長に要望書を手渡しました。要望では、先月の豪雨災害で出た災害ゴミ約1500トンを岡山市の施設で受け入れ、焼却処理してもらうよう求めています。これに対し高谷市長は近隣住民や議会に理解を求めた上で受け入れる考えを示しました。美作市では先月の集中豪雨で約6000トンの災害ゴミが出ましたが市の施設ではまかない切れず、問題となっていました。受け入れは議会の承認などを経て、来月1日から始まる見通しです。

秋の味覚 マツタケ初入荷
秋の味覚が初入荷です。岡山県産のマツタケが岡山市のデパートにお目見えしました。初入荷したのは高梁市宇治地区で14日、収穫されたばかりのマツタケ3本です。100グラムの価格は1万6000円です。例年、初入荷は9月20日ごろですが今年は7月に雨が多く、8月以降は日照時間が長かったことなどからマツタケの生育が早く例年より5日ほど早い入荷になったということです。今年の出来は平年並みが予想されていて、出荷のピークを迎える今月下旬から来月中旬ごろには、傘が開いたもので100グラム5000円前後、傘が閉じたもので1万円前後で店頭に並ぶということです。

マスカットワイン初仕込み
岡山県産のマスカットを使ったワインの仕込みが15日から赤磐市のワイン工場で始まりました。ワインの原料に使われるのは、岡山市津高地区などで栽培されたマスカット・オブ・アレキサンドリアです。仕込み作業には、3.5トンのマスカットを使用。機械を使って果実だけが集められ、果汁を搾り取っていきました。この果汁を2週間程度発酵させたあと、8カ月間の熟成期間を経て甘口の白ワインができ上がります。来年5月には、岡山県内の百貨店などを中心に店頭に並ぶということです。

由加神社の敬老感謝祭
敬老の日を前にお年寄りの健康と無病息災を祈願する感謝祭が倉敷市の由加神社で行われました。これは敬老の日を前に倉敷市の由加神社本宮が毎年行っているもので、倉敷や岡山の福祉施設などからお年寄り約50人が参拝しました。お年寄りたちは一人一人神職から御祓いを受け健康と無病息災を祈願していました。由加神社は厄除けの神社として知られていて、神前にお供えされたサツマイモ、ニンジン、小豆の入ったおかゆの接待も行われました。参拝者は健康を願ってヘルシーなおかゆをゆっくりと味わっていました。