子育て費用は平均921万円――、金はかかるが子どもは欲しい

日本FP協会が20歳代、3756人にとったアンケートによれば、実に96.9％が子供を欲しがっており、さらには56.2%が2人以上、17.6%が3人以上の子供が欲しいと答えている。

少子化社会の中で子供を欲しがる20歳代の若者が多いのは吉兆だが、夫婦の愛の結晶である子どもの養育費用というのは馬鹿にならない。日本生命保険の調べによると、子供１人を大学卒業まで育てるには平均で１人約921万円がかかるというデータもあるのだ。

失業率5％を超え、100年に一度の不景気といわれる現在。愛の結晶を大事に育んでいくためにも、賢い人生設計は不可欠だ。

とはいえ、やみくもに貯金をすればいいというわけではない。だが、知識がなかっただけで10年、20年後に大きな差が生まれてしまう――、そんな勿体ない話しもないだろう。

最近ではそんなマネー初心者のための講座もずいぶん開かれている。全米で400万人が受講している「サクセスフル・マネー・マネジメント・セミナー」をベースにした「マネースクール101」は、日本でもOLやサラリーマンを中心に年間1000人以上が受講している。

「どうせ分からない」、「難しそう」と、卑屈になっても始まらない。複利・単利などの利回りから、経済状況との兼ね合いに至るまで、知っておくべきお金の知識を身につけ、損になることはないだろう。この「マネースクール101」では、講師は独立系のファイナンシャルプランナーのため参加費は無料、金融商品のPRや勧誘も無いのが人気の理由だ。

前途多難で先行きが不透明な時代だからこそ――。いつか巡り合う愛すべき我が子のためにも、自力で生き抜く術は自ら身に付ける。そんな逞しさや強さがほしい。

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