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のりピー、保釈決定したのに…

 酒井法子被告の保釈申請が認められ集まった大勢の報道陣=東京湾岸警察署
 酒井法子被告の保釈申請が認められ集まった大勢の報道陣=東京湾岸警察署

 覚せい剤取締法違反(所持、使用)の罪で起訴された女優・酒井法子被告(38)について、東京地裁は14日、保釈を認める決定をした。保釈保証金は500万円。東京地検は反対意見を出したものの、決定の取り消しを求める準抗告の手続きは取らなかった。同日中に保証金は納付されず、保釈されるのは15日以降となった。また、夫の高相祐一被告(41)の保釈も申請されたが、保釈決定は持ち越された。

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 逮捕状が出た後も逃亡を続け、“クスリ抜き”後の8月8日に警視庁富坂庁舎に出頭し逮捕されてから38日目。ついに保釈が決まったが、酒井被告が姿を見せることはなかった。

 酒井被告の弁護人は14日午前9時過ぎに保釈を請求。東京地裁は午後4時半ごろに保釈を決定した。子供がいること、また証拠隠滅の恐れが低いことなどを考慮して保釈を認めたとみられる。酒井被告は保釈保証金が納付され次第、拘置されている警視庁東京湾岸警察署を出ることになる。

 酒井被告は8月上旬に東京・南青山の自宅マンションで覚せい剤を所持したとして同28日に起訴。さらに、7月30日に鹿児島県奄美大島のホテルで覚せい剤を吸ったとして今月11日に追起訴された。捜査関係者によると、起訴が決まったことでむしろ安心した様子で、最後の取り調べでは「申し訳ありませんでした。こういうことは2度と嫌です」と笑顔も見せたという。

 保釈申請直前まで「今表に出ると騒がれるので、落ち着いたら出たい」と揺れる心境を話していた酒井被告。自宅マンションは都心の南青山。人目もあり、希望する落ち着いた生活は難しい。車や東京・東大和市のマンションや神奈川・箱根の別荘を“隠れ家”として提供するなど、逮捕前の“逃亡”を手助けしたとされる建設会社会長は、本紙などの取材に関係者を通じて「身元引受人になるつもりはないし、保証金を払うつもりもない」と支援を否定。

 逃亡中に泊めてもらった山梨県身延町に住む伯母(一緒に“逃走”した継母の姉)も、「2度と泊めない」と話すなど、保釈後の支援はあまり望めない状況だ。

 残る身元引受人の可能性の一つは夫の高相被告の両親だが、“逃走”時にも長男(10)を預けたがらなかった事情もある。南青山の両親の自宅はインターホンを押しても反応がなく、不在。のりピーはどこで“静か”な生活を送るのだろうか。

 初公判は10月26日に東京地裁で行われる。

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