2009-09-14 17:43:08 gataro-cloneの投稿

<米国オバマ改革の行方(上)>医療制度/国民に直接支持呼びかけ【しんぶん赤旗】

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<参照>
イラク・アフガンで人を殺すカネは惜しまないのに、オバマの医療改革は流言で葬り去ろうとする人びと。


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<米国オバマ改革の行方(上)>医療制度/国民に直接支持呼びかけ
2009.09.08 日刊紙 6頁 国際 (全1,118字) 


 8日に再開の米議会では、オバマ政権のさまざまな改革提案が大きな焦点となります。医療保険、温暖化対策、金融のそれぞれの分野で何が問われているのか、探ります。

 オバマ改革の最大の「最重要課題」と位置づけられる医療改革法案。オバマ大統領がその柱とするのは、4600万人に及ぶ無保険者対策として公的医療保険を導入することです。国民1人当たりで主要国と比較しても高額になっている医療費の総額を抑制し、財政再建にもつなげる構想です。

 反対派の動員

 再開議会では、下院本会議での議決、上院での審議と続きますが、先行きに暗雲が垂れ込めています。

 「医療へ国の関与は間違い。われわれの医療保険に政府は干渉するな」-共和党や保守派からの攻撃キャンペーンが日ごとに強まっています。法案推進のために民主党議員が開いた各地のタウンミーティングでは、動員された反対派の住民が議員をつるし上げる場面が続出しました。



 背景には公的保険の導入で「市場」を奪われることを恐れる民間保険会社の働きかけがあります。

 ペイリン前アラスカ州知事らは「政府が治療の可否を決める死の審査会(デスパネル)になるか」など中傷キャンペーンを展開。医療保険改革の資金1兆㌦(約95兆円)の一部を高額所得者からの増税でまかなうという案に、反対派はこれを「中産階級への増税を計画」とゆがめて宣伝しています。

 一方、改革支持派は「誰もが加入できる公的医療保険制度を」「あまりに高い医療費の是正を」と政府主導の保険制度実現に期待をかけ、議員へのメールやファクスで草の根運動を広げています。

 こうしたなか、3日、ワシントン市内で開かれた医療保険改革を論議するシンポジウムでは、「党派対立に走らずに、安定した医療の提供をどうはかるのかを土台に置くべきだ」との強い注文もつけられています。

 正念場の秋に

 8月27~31日に実施され、1日に発表されたCBSニュースの世論調査では、大統領の医療保険改革への支持が40%と7月の46%から後退、不支持が47%に上りました。

 この調査では、「オバマ大統領が医療保険改革のプランを明快に説明していると思うか」との質問に、「そう思う」と答えたのは31%。説明不足と考える人が60%を占めています。

 オバマ大統領は、議会論戦の冒頭の9日に両院協議会で医療保険改革で演説し、国民に直接支持を呼びかけます。

 戦後、数度にわたって試みられながら、民間保険会社などの強い反対で葬り去られてきた医療保険改革。主要資本主義国のなかで唯一、全国民を対象にした公的医療保険制度がない米国で、その改革がどういう経過をたどるのか。この秋、正念場を迎えます。

 (ワシントン=西村央) (つづく)








コメント

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1 ■宮澤賢治の「ビジタリアン大祭」を連想

オバマ大統領の正念場かのかも。
この結果如何では、何もできなくなってしまうのではと・・
何か日本人でもできることがないのかなと思う。

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