東海3県で初の裁判員裁判が津地裁で15日から始まるのを前に、「裁判員制度の廃止を求める東海弁護士の会」が14日、「裁判員制度は裁判員となる国民に過大な負担を強いる」などと廃止を求める声明を発表した。
同会は3県の弁護士約200人が呼びかけ人・賛同者となっている。声明は裁判員制度について、憲法で保障された裁判官による裁判を受ける権利を被告人から奪うと指摘。「短期間の審理が弁護活動を困難にし、従来にも増して冤罪(えんざい)を生む危険性を高める」などと主張している。
毎日新聞 2009年9月15日 1時53分