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今年夏興行の作品別興収見込みが、ほぼ固まった。トップは、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の80億円台前半。2位には、「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス超克の時空へ」の46〜47億円前後。次いで、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の37〜38億円前後、「アマルフィ 女神の報酬」の36〜37億円前後、同じく「ごくせん THE MOVIE」の35〜37億円前後が続いた。
今年の夏興行は、昨年の「崖の上のポニョ」(155億円)のような突出した成績の作品はなかった代わりに、手堅い数字の作品が並んだ。シリーズ6作目にあたる「ハリー・ポッター〜」は、前作「〜不死鳥の騎士団」(94億円)には届かなかったが、十分に健闘したと言える。特筆すべきは、新シリーズ第2作目にあたる「ヱヴァンゲリヲン〜」の興行で、前作「ヱヴァンゲリヲン〜序」(20億円)を大幅に上回った。また、120数スクリーンで15億円以上が見込まれる「サマーウォーズ」の興行も評判となり、アニメ強しを印象づけた。
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