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新型インフル、持病ない45歳男性死亡 大阪

2009年9月10日10時13分

 新型インフルエンザに感染した大阪府四條畷(しじょうなわて)市の会社員の男性(45)が9日正午過ぎ、死亡した。大阪府が発表した。新型インフルに感染した、または感染が疑われる患者の死亡は全国で12人目。男性の持病は確認されていない。厚生労働省によると、インフル以外の病気が確認されていない人が死亡したのは初めてという。

 府によると、男性は5日に37.3度の発熱があり、7日にも37.2度の熱があったため、近くの診療所で受診。簡易検査でA型陽性と判定され、タミフルを服用した。8日には平熱に戻った。9日も平熱で、妻が午前8時半ごろ外出し、同11時過ぎに帰宅したところ、自宅の居間で意識不明の状態で倒れていた。

 搬送先の病院で死亡が確認され、府立公衆衛生研究所で遺伝子検査をしたところ、新型への感染が確認された。家族が解剖に同意しておらず、死因はわからず、新型インフルと死亡との因果関係も不明。家族は保健所の聞き取りに対し、男性に持病はないと話したという。

 ウイルスが強毒型へ変異した可能性について、府地域保健感染症課は「症状が軽く、低いのではないか」としている。

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