最終章に物申す
きのうの「ブザービート〜崖っぷちのヒーロー〜」最終章の視聴率は13.7%でした。前の週より1.7%下がってしまいました。「最終章効果」はなかったようです。おもしろかったのですが…。
それにしても「最終章」というサブタイを見て、きのうが最終回だと思って見た人が依然として多かったと思います。それとももう慣れてしまってわかっていた人の方が多いでしょうか?
ドラマは最終回になると視聴率がハネ上がるケースが多いです。だからドラマのプロデューサーの誰かが「最終章」という言葉を使うようになったのでしょうか? しかし一体いつからこの「最終章」という紛らわしい表現が使われるようになったのでしょうか?
僕の記憶に一番残っている「最終章」は「ラストフレンズ」です。2008年6月12日放送のサブタイは「最終章・愛と死」で、20.7%という高視聴率を取りました。それまで9回放送した平均16.8%を遥かに上回っています。しかし視聴者から「最終回と紛らわしい」という批判も多く寄せられました。ちなみに翌週の最終回は「未来へ」というサブタイで、22.8%取っています。視聴率的には、この「最終章作戦」は大成功と言えますが、個人的にはこんな作戦を取りたくないです。
他にも「最終章」という言葉をサブタイに使ったドラマがないか調べてみました。インターネット検索で引っかかったのは、こんなドラマです。サブタイと視聴率を最終章(最終回の1回前)と最終回で列挙します。
・「ROOKIES」(TBS) 全11回
2008.7.19放送 「最終章前編〜最期の夏…そして」〜12.5%
2008.7.26放送(最終回) 「最終章終幕〜さらば愛しの恩師…」〜19.5%
・「女帝」(朝日放送) 全10回
2007.9.7放送 「最終章!No.1ホステス銀座追放!!」〜14.0%
2007.9.14放送(最終回) 「首相辞任!銀座No.1ホステス最期の戦い」〜15.5%
僕が調べた限りでは、テレ朝で放送した加藤ローサさん主演のドラマ「女帝」が、「最終章」を最終回1回前の放送でサブタイに使った最初のドラマになります。それまでの8回の平均が10.8%なので、確かに最終回の視聴率アップに「最終章」は役立っています。余談ですが、「イノセンス・ラヴ」でも最終回の1回前の放送で「最終章」ではなく「涙の最終」というサブタイを使っていました。
ただ「ROOKIES」も「女帝」もよく調べてみると、それぞれ第6回と第5回のサブタイで「第2章」という言葉を使っています。だから「最終章」という言葉を使う必然性はあるわけです。そういう意味では「ラストフレンズ」が実質的に初めてかもしれません。これら以外に「最終章」をサブタイに使ったドラマをご存知だったら教えてもらいたいです。
ここで久々にこの方が登場します。ではどうぞ。
お久しぶりの登場の意見ゆう太郎です。一言言わせていただきやす。わしは「ブザービート」毎週楽しみにしとるんや! でも「最終章」って、紛らわしいんじゃ! そんな言葉使わんでも、「ブザービート」は見るさかい、もうやめなはれ! 最終回だけで充分や! 視聴者から苦情が寄せられる「最終章」という言葉は、今後使用禁止や! でも来週の最終回は、絶対見るで!
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