県立病院改革の一環として指定管理者制度への移行が検討されている県立志摩病院(志摩市阿児町)について、連合三重の伊勢度会地域と志摩地域協議会が14日、県健康福祉部の堀木稔生部長に、県営での存続を求める約2万1000人分の署名を提出した。
署名は6月中旬~今月11日、組合員を中心に集めた。志摩地域協議会の矢倉康雄議長は「県立志摩病院は地域になくてはならない。指定管理者制度で、他県ではうまくいかなかった例もあると聞いている。県には、病院の存続と、小児科や産科などの充実を頑張ってほしい」と要請した。
これに対し、堀木部長は「どうやって継続的に医師を確保するか考えている。いま行っている調査の結果をもとに議論したい」と答えた。【岡大介】
〔三重版〕
毎日新聞 2009年9月15日 地方版