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2009年9月14日(月) 19:15 |
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高松市のアスベスト訴訟で判決
高松市にあった水道管製造工場の元従業員らが、アスベストによって健康被害を受けたとして、会社を訴えていた裁判で、高松地裁は「元従業員への賠償は認めたものの、家族の請求は棄却する」判決を言い渡しました。
この裁判は、高松市にあった水道管製造工場で、1982年頃までアスベストを使い水道管の製造に当たっていた元従業員とその家族ら33人が経営を引き継いだ会社リゾートソリューションに損害賠償を求めていたものです。 14日の判決で、高松地裁は25人の元従業員について「会社はアスベスト被害の対策をとるべきだった」とし4億7千万円あまりの賠償を認めましたが、家族については「工場から出た粉じんによって健康被害が生じたとはいえない」として請求を棄却しました。 判決について原告は「企業責任を明確にした点は評価できる」とし、被告は「判決内容を慎重に検討して控訴するかどうか判断したい」とコメントしています。
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