森田実の言わねばならぬ【741】
平和・自立・調和の日本をつくるために[736]
「木に縁りて魚を求む」(孟子)
9月11日朝、旧知の海外紙特派員のK氏から電話があった。
【K記者】民主党はマスコミに引っ張られていると思いますが、森田さんはどう見ていますか。
【森田】そのとおりです。いまの民主党政治マスコミに引っ張られています。
【K】そのマスコミは経済のことを知らないと思いますが、どうですか。日本がいま深刻な不況にあり、失業が深刻化していることがわかっていない。民主党も国民の本当の苦しみがわからないと思いますがノ。
【森田】そのとおりです。大新聞、マスコミのエリート記者、テレビ局のエリートプロデューサー、エリートディレクターたちはみんなお坊ちゃん、金持ちの息子・娘ばかり。だから経済が悪化して苦しんでいる国民のことを知らない。不況も失業も関係なしの態度です。
【K】民主党には産業政策がない。経済成長戦略もない。不況と失業といういまの日本の最重要問題に関心がないです。
【森田】そのとおりです。民主党には不況対策、雇用対策がない。産業、企業をどう立て直すかという考えがない。政策もない。これをマスコミがおだてている。日本は由々しき状況にあります。
【K】日本は、このままでは景気が底割れして、果てしなく落ちていくおそれがありますね。
【森田】そのとおりです。民主党政権ができて皆喜んでいますが、不況対策・失業対策・産業対策・経済政策のない政権のもとで、日本は沈没してしまいます。今年の末、来年の三月、来年の夏におそろしいことが起きます。民主党はいま、このことに気づかないと、日本経済沈没の責任を問われます。
《新・森田実の政治日誌〈147〉》経済政策なきマスコミに先導される「民主党お坊ちゃん政治」で日本は滅ぶ/海外のK記者との対話