岡山放送局

2009年9月14日 18時30分更新

新庄村で“サルナシ”収穫


岡山県新庄村で特産品として栽培されている「サルナシ」がたくさんの実をつけ、農家が収穫作業に追われています。

「サルナシ」はもともと、山に自生する果物で、味はキウイフルーツに似て強い甘みがあり、猿が我を忘れて食べることから、名付けられたといわれています。
新庄村では15戸の農家がサルナシを栽培していて、このうち瀬藤虎武さんの畑では14日朝から夫婦が収穫作業を始めました。
直径2センチほどのサルナシの実は熟して濃い緑色に色づき、瀬藤さん夫婦はやわらかい実に傷をつけないよう、ひとつひとつていねいに摘み取っていました。
ことしは霜の被害などで、村全体の収穫量は例年の3分の2ほどに落ち込むということですが、先月、日照時間が十分にあったことから味は上々だということです。
収穫されたサルナシは新庄村にある「道の駅メルヘンの里新庄」で生のまま販売されるほか、ジャムやワインに加工して販売されるということです。