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◆大相撲秋場所初日 朝青龍(寄り切り)把瑠都(13日・両国国技館) 4場所ぶりの優勝を目指す横綱・朝青龍(28)=高砂=が最高のスタートを切った。小結・把瑠都(24)=尾上=の197センチ、184キロの巨体をつり上げての豪快な寄り切りで白星発進。7連覇を達成した05年当時に贈られた化粧まわしを身につけたことが判明するなど、全盛期の力を復活させ北の湖に並ぶ24回目のVへ挑む。“伝説の横綱”双葉山に並ぶ12回目の優勝を狙う白鵬(24)=宮城野=も小結・安美錦(30)=伊勢ケ浜=を破り好発進を決めた。
怒りが朝青龍の体を突き動かした。視線の先にいるのは場所前に「横綱でも胸が合えばつれる」と豪語していた把瑠都。立ち合いで一気にもろ差しになると2回、184キロの巨体を逆につり上げてみせた。どよめく館内。そのまま土俵外に持って行くことはできなかったが、寄り切った相手を花道まで吹き飛ばし、協会のビデオカメラを破壊する迫力。「どうだ!」と、ばかりににらみつけた。
みなぎる闘争心こそ、この男の真骨頂。支度部屋に戻ってきても興奮が冷めないのか報道陣の質問には、ほぼ無言。「立ち合いが良かった」と、だけ話し厳しい表情で国技館を後にした。夏巡業中に痛めた右ひざと、古傷の左ひじにテーピングを巻いているが、その不安を吹き飛ばす“怖い”朝青龍。4場所連続で賜杯を逃せば進退問題も浮上するだけに、最高の滑り出しとなった。
強いころの自分を思い出したい。この日、2005年にプレゼントされたが、最近はつけていなかった三つぞろいの化粧まわしで横綱土俵入りを行った。05年は、史上初の年間6場所完全優勝と史上初の7連覇、さらに年間最多となる84勝(6敗)を達成し「最強横綱」の称号を手にした記念の年。どうしても勝ちたい―。今場所に懸ける意気込みを証明する行動だった。
2日目は、初顔の栃ノ心。現在、初顔31連勝中とデータは心強いが、場所前のけいこでは力負けする場面もあっただけに油断はできない。「考えて相撲を取っている」と、武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)。一発勝負の強さと気迫は、まだまだ健在。完全復活へ、朝青龍が大きな一歩を踏み出した。
◆化粧まわし 十両以上の力士のみに許され、後援者や出身校などから贈られる場合が多い。前垂れに豪華な刺しゅうが入れられる。馬簾(ばれん)と呼ばれるまわしの下の部分は、大関以上のみ紫色を使用可能。横綱の場合は太刀持ち、露払いの分も含め3点セットとなり、300万円以上ともいわれる。
(2009年9月14日06時01分 スポーツ報知)
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