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【格闘技】

船木 20年ぶり復活星

2009年9月14日 紙面から

 20年ぶりにプロレス復帰し、全日本と1年間の選手契約を結んだ船木誠勝(40)がシリーズ初日に登場。シングル戦で稔(36)を関節技や掌打などで痛めつけて8分54秒、最後はバックドロップ一発で仕留めてフォール勝ち。地方巡業を含むシリーズ全戦出場へ、好スタートを切った。

 「始めは格闘技ぽいことをやろう思った」。シリーズ初日の相手は同じ藤原組出身の稔。まずは掌打であいさつだ。そして流れるようなグラウンドの攻防を披露すると、相手の足関節を狙い痛めつけた。途中からは従来のプロレス技を駆使。場外へのプランチャー。ロープワークからのドロップキック。最後は目の覚めるようなバックドロップでトドメを刺した。

 だが、シリーズ初日を勝利で飾った船木は「余裕が無い中でできる限りのことをしているだけ」と、納得はしていない。それだけに、20年のブランクを埋めるためにも、17日の岩手大会からスタートする地方巡業でプロレス勘を取り戻したいところだ。

 「体と思いが一致できるように数をこなしたい。1年後にこういう状態だったらクビですね」。プロレス完全復帰へ、レスラー船木の戦いは始まったばかりだ。 (石川晴信)

 

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