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大切なものを奪還しますⅥ【始】

[種別] おしゃべり [返] 498

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希影 06/21 18:54:01  削除依頼

あなたは大切なものを盗られた時どうしますか?

諦めますか?

または替えのものを用意しますか?


…――それとも、
 

「盗られたら取り返せ」がモットーの奪還屋に頼みますか?

今日の依頼者が盗まれたのは何でしょう?

物? 人? ――…それとも、、、心?

**********


暗い闇にまぎれて一つのゲームをしよう――…


『  盗みをはたらくのは己の欲を満たすオプションにすぎない。

 
       生温い馴れ合いは要らない  』


彼らが求めるのは、


もどかしいほどの喉の渇きを潤おす“なにか”


さぁ――…今日の獲物はなんだろう?


============================================

  *約束*
・一週間に1回は来ること(無理なときはお伝えください)
・キャラを壊さない(多少はOK)
・喧嘩・中傷しない(小説内はOK)

============================================

2つ目のスレ↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=452484

3つ目のスレ↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=547995

4つ目のスレ↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=663158

5つ目のスレ↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=731911&host_id=bbs&view_type=1&type_id=

●奪還屋●

桜田 魁の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=505732

海咲 璃音の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=501510

●始末屋●

一ノ宮 綾の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=472185

灰塚 輝の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=500370

宮倉 清の番外編↓
http://bbs.fumi23.com

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[タグ] 読者様の感想大歓迎/漫画化してくれる人も大歓迎/あひひひぃ←

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No.1  

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No.2 華樹 06/22 01:20:14  削除依頼

うほおわぁぁ∑
前のスレ終わっちゃいました;;
すいません;中途半端で…続きです;
++++++

希影さん、おかえりなさああああいいいいいい(遅ッッ
また魁君を見れる事を楽しみにしてますww
私も2年になってから急に忙しくなった気がしますよ…
課題が課題が課題が。
何で大学行く気ないのに進学校に進んだんだ、自分!と叫びたくなる…;;


鈴音さん
あ、まじですか?じゃあ神社にしましょう!(何
燕雀さんが居ますよww

>みやちゃん当日来ないで境内に行ったらみやちゃんが巫女姿でいてびっくりというのをちょっとやってみたい

まじですかああああ!!!
それあたしもやってみたいです!でも性別ばれますね…
でも、性別は文化祭終わってから、ちょっとひと騒動起こすんで、その時に分かると。思います。
あああ、麻耶ちゃんと翔くんと水月ちゃんの絡みがかわいすぎる件について。


ユキ絵さん
ただいまです!颯爽と登場(キラーン
巫女服姿の清…!想像してみた…うおあ、女性陣の巫女服姿に目を丸くしている男性陣が想像できました!
っていうか、始末屋&奪還屋の女性陣って4人中3人が黒髪なんですね。今改めて気づく。という。
季節教えてくださって有難うございます!
4、5月ですか~。うちの学校もそのぐらいがいいですね…大会とかぶるんで、放送部の私としては忙しい事この上ない…;;
設営とかアナウンスとか大変なんです…(;ω;)その後大会とか;;6月に休みが無い…;;;;;
清はですね~文化祭終わってすぐにいなくなりますね!あ、もちろん予定では戻ってきます。やっぱり清には始末屋が一番なのでww
えーと、璃音ちゃんとこの実家騒動(?)みたいになりそうです。
でも方向性がイマイチ…すいません;深く計画してないのに巻き込もうとしてて…
いやああ、輝君心配してくれるんですかww甘いにおいにノックアウトされそうになりながら探してくれそうです…


+++++++

前のコメはあまりにも古すぎたので、すいません;前のコメの返しじゃありませぬ…;;



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No.3 実優*†⌒◆ 06/22 23:04:37  削除依頼

こんにちは~!長く続いていて凄いですね∑(○Д○`)
ずっと前からあって気になってて一週間くらいかけてちょくちょく纏め読みしてました+(●´艸`●))+。
輝くん大好きです~(●>∪<●)灯ちゃんと綾ちゃんどうなるのかきになります!!
他のキャラクター目線のももっとみたいです!みんな頑張ってください↑↑


あ~、アゲときますね(*+'凵`∞从)



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No.4 ニックネームは削除されました 06/23 20:06:26  削除依頼

*№04 刻*

「うわーん、エロ神クンが虐めル~」
アジトにて。小さな体を利用して隙間と言う隙間に逃げ込んでやる。
チェスの白黒の駒が爪先に時々ぶつかり転びそうになる。

煙草を口にくわえて隙間に入り込めば確実に焼け焦げが付いてしまう。
これはきっと、チビと散々貶された仕返し。勿論仕返す奴は"海咲 璃音"。
奴は俺がロストして無い時だと俺より小さいくせに態度がでかい。

――無論、学園の糞ハゲ校長よりは断然マシ。月と鼈と言う言葉が適当だ。

アイツは傷ついても無理やり笑いやがる。
…ポーカーフェイス、とか言った筈だ。
だから壊れでもしないとアイツがどれだけ苦しかったのかとか、
これっぽちも分かりはしない。…いや、俺が鈍いのかもしれない。

ふと口に銜えられている煙草がフィルターすれすれである事に気が付いた。
心の中で盛大な舌打ちをかまして隙間から体を出した――のも間違い。

「おう、エロ神クン!!元気だったカ?」

高いトーンの声で右手を挙げ、挨拶をする。
まあこいつがこんな事で許してくれるようなアンドロメダ星雲の様に
広い心の持ち主で無い事は知っている。俺、悲しい。

俺の首根っこを掴み、大神―エロ神ともいう―が視線を俺に合わせている。
その眼光は宛ら"俺は死神だ"と物語っているようでチキン肌になった。

「……殺す」

黒い切れ長の瞳から溢れ出す殺気から目をそらす事が出来ない。
…そらしたら殺られる。俺万年死亡フラグ。

五秒後、俺の体がフローリングの床に叩きつけられた。
この場合きっと、"落ちた"の方が正しかったと今なら訂正できる。

そして上を向いた刹那、金属の塊が俺の額に宛がわれた。
それは大神ではなく正真正銘侵入者の物と勝手に判断する。

「…海咲璃音は、どこだ」



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No.5 ニックネームは削除されました 06/23 20:07:18  削除依頼

Edenの様にすっぽりフードを被った―声からして男だろう―は
躊躇無く俺の額に拳銃を突きつけそう無機質な音を口から吐きだした。

「さあネ。おっさん達ニは関係ないダロ?」
ポシェットに入れておいた拳銃にそっと手を忍ばせる。
ロストをしていて異能は扱えない。だったら異能なしで戦えば良いだけ。

おっさんの手の中に収まる銀の拳銃より一回りはでかい拳銃を
瞬間で取り出し、額にある拳銃を振り払うように右に身を転がした。

そして黒い俺の拳銃のトリガーに指を絡ませ、
おっさんが怯んだ瞬間に脳天をブチぬいてやった。

半円を描いた鮮血。絶望に見開かれた男の瞳。
衝撃で吹っ飛んだフードの中から見えた顔。
徐々に生気を失っていく顔。――斃れた、男。

「ほラ、不法侵入も立派ナ犯罪だから…ネ」
新しく火を付けた煙草の先から紫煙が揺らめいた。
璃音がこまめに掃除して居た部屋も今となっては血だらけの"拷問部屋"に
なり果て、生臭い血の腐臭が漂っていた。

このモノトーンの部屋を有彩色に染めた、血。
そしてその血の持主"だった"奴等はこの部屋に居る平家と大神、俺の
横に斃れ伏せていた。BAD END.

俺が凄すぎる所為で俺の衣服にも顔にも血が―――あ、ついてた。
自分の顔を拭うとともに生暖かく紅い血液が指を伝っているのを
みてイラッときた。八つ当たりとして俺が斃した男の頭を蹴った。

それで俺のブーツにも血飛沫ってもう一度イラッとくる。
今度俺の何処かに血を付けやがったら地獄から引き摺り戻して三回
殺してやる。ザマーミロ。

―――海咲璃音は、どこだ



deleted

No.6 ニックネームは削除されました 06/23 20:07:53  削除依頼

―――海咲璃音は、どこだ

ふと璃音の金の髪と男の発言を思い出す。
立って考えるのも俺的にナンセンスなので椅子に座り、尊大に足を組む。

あのおっさんが人を殺しても良いほどに奴を探しているのか?
もしかしたら拉致られているかも、とそんな考えが頭を過る。

それは俺等的に困る。
アイツを敵に回したら最早勝ち目はない。
俺等の異能をすべて持っている――否、コピーしているのだから。

だからEdenも取り扱いには気色悪いほどに慎重。
三段階ある中の二段階目…俺たちと同じ"code"達と集わせた。
普通なら『Re:CODE』に居てもおかしくない異能の持ち主だが。
何故蒼夜の片割れ、遊輝≪ユウキ≫や俺、大神、平家etc.
そんな奴等と仕事をしているのか。

アイツには、『CODE:END』が無いから。
『LOST』も存在しないから。唯毎回対価を取られているだけ。

もしあいつに『CODE:END』があったならば。
"蓮牙"も"蒼牙"も"紅牙"も…どこに消える?
アイツはどのような終焉を、どの異能で迎える?
―――――――――――――――――――――――――――――
専門用語(コードブレイカー専用)
悪⇒クズ
コード:ブレイカー⇒存在しない者
コード:エンド⇒死

\(^o^)/←
カラオケ版につまt(乙
実優さんの他目線の希望にお応えして只今ストーカーになり果てた
刻≪トキ≫目線になrmstwww

Ⅵおめでとう御座いますー、これからも宜しくお願いしますー!!
…コメント、は、実優さんのも含め明日…期末…と言う訳で
また何時か!!アディオス(・ω<)ミ☆((マジうぜぇwww



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No.7 鈴音 06/23 23:52:29  削除依頼

昨日は無断欠席すみませbb「MN
てか、コメ返だけして投稿したはずが意味なくてorz

そんでもって今日もすみません…。
言い訳するつもりじゃないですが…。

体育祭1で体育祭orz無償に

眠くて眠くて…;;

ってことでまた明日!!!



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No.8 ユキ絵☆ 06/23 23:56:32  削除依頼

* 灰塚 輝 *

あの日の様に裏エンジェルスマイルで俺を叱っている春彦を想像し疎ましくて
今度こそ遅刻しないよう予定よりも10分近く早く家を出て、徒歩で仕事場へ向かっている。
鞄から携帯を取り出す序に、鞄の中で白スカーフのパンダを軽く掴んだ。
携帯と一緒に取り出そうか――そう思ったけど、やめておいた。何度見てもパンダはパンダだし
糞女にこれを渡す時の緊張が減ると言ったら、そういうわけでもねぇし。
…っあ、別に緊張なんてしてねぇけど!あいつが仕事場来たら普通に渡すだけだから。
でも初めて…だよな。俺が糞女に贈り物って…。あ。いや、そんな大層なつもりはねぇけど…!
ああ…何かいきないり疲れちまったぜ…。寝不足な上精神病と来た。俺もう倒れるかも。

んで…。

「何だテメェ…さっきから俺の後つけやがって…」

ついに痺れを切らし一旦足を止めて、先程から背後の電柱に隠れている者に声をかけた。
家を出たときから誰かに尾行されているのは分かっていたけど、子供の悪ふざけかと思って
敢えて何も言わないでおいたんだが…。あまりのしつこさに相手にせざるを得なかった。
何が目的だか知らねぇが、そんなに気配出しまくってちゃ普通に気付くっつーの…。
恐らく、俺を尾行してる奴は相当の間抜けか、弱いか、本物の子供か。のどれかだな。

一呼吸置いて背後を振り向くと、電柱の影に隠れていたのは見知らぬ女で。
明朗活発――と捉えられる生き生きとした二重の垂れ目は薄桃色で、
それと同色の、毛先に外跳ねの癖がついた髪を太股まで伸ばしているという目立つ容姿の持ち主。
学生なのか奴が纏っているセーラー服は、薄桃色という派手な瞳や髪の色と正反対で
古風なデザインであり黒色尽くしのシンプルなのものだった。
餓鬼と同じ程度かそれより若干低めの身長と見たところ、年齢は中学生くらいと思われる。

俺と目が合うと、その女は両腕を自分の右耳の横に投げて大げさに驚き始めた。

「ぅげっ!見つけられちゃうとは!流石始末屋メンバー…凄すぎますっ!噂通りです!」

……は?
 



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No.9 ユキ絵☆ 06/23 23:56:54  削除依頼

 
目をキラキラ輝かせて電柱の影から出てきたその女の意欲的なオーラに、
思わず3歩程後退してしまった。精神的にはもっと…約450歩くらいドン引きしたけどな。
っていうか…あんなに分かりやすいのに見つからねぇとでも思ってたのか…?
気配丸出しというか…本人は気配を消して隠れていたつもりみてぇだけど、この様子からして。

「あたし、背流様の使命で始末屋の偵察に来た、泣く子も黙る虹歩サマです!」
「背流様って…。俺も一応センセの教え子なんだけど、虹歩…聞いたことねぇ名前だな」

虹歩サマ…?泣く子も黙る…?何だそりゃ。俺は聞いたことねぇぞ虹歩なんて奴は。 
俺の目の前まで近づき偉そうに腰に手を当て仁王立ちしてきた虹歩という女に、首を傾げた。
センセに命令されるっつーことは、センセの教え子か、または血縁関係者なはず。
だけど俺が知ってる限りだと虹歩なんて名前の教え子も血縁関係の者もいねぇし…。
もしかしてこいつも"ヒカル"と同様、わけありさん…って奴か?いや、そんな奴がこうして
平然と外を歩き回っているはずもねぇよな…。と、すると…こいつ、何者?

「この前やっと虜囚から弟子にランクアップしたばかりの13歳、新人でーす!」

…って、元センセの虜囚かよ。新米教え子だから尾行が下手だったのか?

「ああ。そうだったのか…どーりで俺が知らねぇわけだな」

まぁどーでも良いけど。俺は未だセンセとは関わっているものの、
他の弟子とか…そういうのは特定の人物としか口も利かねぇし深く関わるつもりもねぇからな。
だって、俺はこれから先も一応始末屋メンバーとしてやっていくつもりなんだからよ。
そういうことだからこそ、尚更こいつをとっちめる必要があるわけで……。

「で、始末屋の偵察とはどういうことだ?糞新人」

13歳――蛍と同じ歳であるこの糞新人に乱暴をするのは妙に気が引けたが…
元々こいつが下手糞な尾行をしてるからいけねぇだけで、俺には全く罪はねぇ!多分。

「ぅぎゅ…?」
「先輩として教えてやるよ。スパイってのは、ひっそりとするもんなんだぜ…」
「ぅげっ!しまった、偵察しに来たってつい標的にばらしちゃいましたよあたしぃ…!」
 



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No.10 ユキ絵☆ 06/23 23:57:09  削除依頼

 
糞新人の胸倉を掴んで、先程奴が隠れていた電柱まで力任せに押していった。
相当驚いた様で糞新人は両腕をバタつかせながら「わわわ」と典型的に周章狼狽していた。
しかしそんなんで俺が許してやるはずもなく、ついに電柱に背をつけた糞新人の前髪を掴み
それを軽く持ち上げ、身長差のある俺と目線が合う様に奴の顔を上向きにさせた。
痛かったのか上を向いた糞新人の瞳には薄らと涙が溜まっていて、少し酷とも思ったが…
これ以上始末屋の偵察なんてさせるわけにもいかねぇからな!決して俺はS…とかじゃなく!

「始末屋の何をどこまで探ったか洗い浚い話してもらおうじゃねぇか!え!?」
「ぅぎゃあ…っ!それだけはご勘弁をお代官様~!」
「問答無用!!早くしねぇとテメェの血液カキ氷のシロップにするぞコラ!!」

手足をばたつかせ抵抗している糞新人のスカートのポケットから
何やら、空色の掌サイズの手帳が、ぱさっ。と地面に落っこちた。
それを拾い上げるため糞新人の胸倉と前髪を離す。きっと、これに何か書いてあるだろうから。

「ぅげっ!それは…っ!ダメです、見ちゃダメです!!」

手帳を拾い上げると、案の定糞新人は俺の衣服の胸の部分を掴み縋り寄ってきて
俺から手帳を取り返そうと焦りの色が滲む顔でぴょこぴょこウサギのように飛び跳ねていた。
やっぱりこの手帳にスパイの記録が…。太陽に手帳を翳して早々とページを開いた。
下から懸命に手を伸ばしジャンプするが、上に持っていった俺の手に糞新人の手が届くはずなく。
こういう時に、改めて身長が高いのってマジで便利だぜ~と実感する俺であるからにして。

*――――――――――――――――――――――――――――――――――――*
16:04―16:07、始末屋メンバーその1偵察。
コンビニから出てきたところを発見。袋から超美味しそ~うないちご練乳が見えた。
雰囲気的にあたしと歳が近そうだし宮倉さんであろうと思われる!多分、だけど。
宮倉さんがコンビニの入り口の前で何故か2分程突っ立っていたので、暫く電柱の影で待機。 



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No.11 ユキ絵☆ 06/23 23:57:28  削除依頼

しかし、途中散歩中の犬に気を取られ見失ってしまい、これ以上の尾行は不可能となった。
後々良く考えると、事前に背流様に見せてもらった宮倉さんの顔写真と姿が同じだったので
あたしと年齢近そうとかそういうの関係なく、あの人は宮倉さんだったに違いないと思われる。

以後始末屋メンバー確認できず。一回睡眠とって翌7:00から再調査を開始する。
*――――――――――――――――――――――――――――――――――――*

ページに書かれていた文字に目を通すと、あまりの酷さに冷や汗が出た。
こんなに残念なスパイがどこの世界にあるのかと。そして、センセの人選の仕方に。

「……めっちゃどーでも良い情報だな…おい」

つか餓鬼しか発見できてねぇじゃん。それも即見失ってるし意味なさすぎるだろ…おい。
手帳を返してやろうと糞新人の手元に持っていくと
「あたしの成果にケチつけないでください!」と頬を膨らまされ、手帳を取り上げられた。
成果…って呼べねぇだろこれじゃ。つかセンセこんな情報手にして何か嬉しいのか?
絶対センセの方がこいつの偵察したのより詳しい情報知ってるだろ…。無駄な行動すぎる…。

あまりのアホさに苦笑も出来ず佇んでいると、糞新人に顔をびしっ指差された。

「やっぱ外の男性はヒカルくんとは大違いです!意地悪です貴方!」

"ヒカル"…?

「ヒカルって1年4組に閉じ込められてるあのヒカルのことか…?」
「ぅげっ…そのことも秘密なんでした…。またまた話してしまいましたよぉあたし…」

手帳を口元に当てまたしても焦りだす糞新人。
秘密――ということはやっぱりあそこに閉じ込められていた"ヒカル"ってことだよな…?
こいつは"ヒカル"の存在を知ってるのか?それなら色々と聞きたいことが――

「…ってことで逃げるが勝ちです!始末屋のこの情報は頂きでーす!」
「はぁ!?ちょ、おい待て糞新人!!」

それなら色々聞きたいことがあったんだけど……!!逆に俺が奴の尾行をしたくなったが
春彦の身震いするほどの黒笑が浮かび、それに気を取られこれ以上の尾行は不可能となった。
 



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No.12 ユキ絵☆ 06/24 00:03:50  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´;∀;`)うへぁああ超時間外で申し訳ないorz

PC使わせてもらえて急いで顔出しに来たユキ絵さんです><、
「虹歩」の読みは「にじほ」です...|ω・`)
大分わけ分からない子ですがよろしくお願いしてあげてくださいましorz
借り物PCなのでこの時間だし肩身狭すぎで即落ちしなければならぬ
実優さんの分も含めコメ返しはまた後日ですみませ(土下座
んでもって何故か携帯版ふみこみゅでスレが見れなくぐおおおおおになっててorz
もう誰か助けて…とorzorz慌しくて本当に申し訳ないです(´;∀;`)ゆっくりしたい。。。

そして皆様前スレではご冥福お祈りしますと(←こういうのを何というのでしょう…;)
言ってくださりありがとうございます。ショーちゃんと伯母様きっと天国に行って
幸せに暮らせていると思います。そしてこの地では私が彼女らの分も、と。思います。
それでは短いですけど今日のところは失礼します○| ̄|_もう頭上がらんorz



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No.13 華樹 06/24 01:02:59  削除依頼

*宮倉燕雀*(数日前;


「あなたがたは一体何をする気だ…!」

燕雀は後ろ手に縛られ、足首に鎖がついた枷をはめられた状態で憎々しげに目の前の男を睨みつけた。
今燕雀は屋敷の最奥にある牢に放り込まれていた。
手首を縛りあげている縄は特殊なもので、そこらで売っているものよりもかなり強く、そう簡単には切れはしない。元々人間用では無いものなので普通の縄であったなら切る自信がある燕雀もさすがに無理だった。
おまけに念には念を入れてなのか、術を上からかけてある。
ここまでして自分を拘束する理由はなんなのか。

「あなたには何もしませぬよ。燕雀殿」
「…」
「ただ、あなたに居てもらっては少々困る事がありますのでね」
「困る事…だと?」

そう訝しげに言うと、傍にいたもう一人の男がくっくっと笑った。

「そうだ。貴女に居られると不都合なのだよ。だからこうしてご実家の方に呼び出して、此処で大人しくしてもらうということだ」
「何?」
「ほら、貴女も滅多に此処に来ないだろう。樹城殿が心配していたぞ」
「バカな事を言うな!」
燕雀は口角をつりあげておどけたように言う男に向って噛みついた。
「あの人が私の事を心配などするわけないであろう!」
「わかりませんぞ?あの方ももう永くはない。親というものはそういうものです」
それを見ていたさっきの男が言ったが、その口調は明らかに面白がっている。
「あり得ん!」
「ははは、全力で否定するのだな」
「野浦殿、あまり面白がってはいけませぬぞ」
「…っ」
金属の鉄格子の向こうでげらげらと何がそんなに可笑しいのか嗤っている男2人を燕雀は殺気をはらんだ目で睨みつけた。



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No.14 華樹 06/24 01:03:53  削除依頼

「そんなに恐い顔をせんでください。何も我々はあなたを殺そうと思っている訳ではない。誰も同族殺しは好みませんからね」
「私は自分の心配をしているのではない!私が居ては不都合なこととは一体何だ!!」
「その質問には答えかねる」
「まぁ、あなたを殺すのではないという事ですよ。あなたを殺せば、わたし達が死んでしまうかもしれませんからな。いくら毒に強い水羽の一族と言えども樹城の毒には勝てませぬ」
「本当はあなたが受け継ぐ能力では無かったのだがな」
「…」
「野浦殿。そろそろ会議の時間ですぞ」
「おお。そうだったな、水羽殿。 …では、燕雀殿また後ほど」
野浦と呼ばれた男はそう言って、水羽という男と去ろうとしたが、ふと牢の中に居る燕雀を振り返った。



「毒の血を見ない事を祈る」




薄暗い中、少し遠くでガシャンと扉が閉まる音が聞こえた。
燕雀は唇を悔しさに噛んだ。
迂闊だった。あの時油断していた自分に腹が立つ。

さっきの二人の男は野浦と水羽の一族の現当主だ。
二人とも樹城と同じように不老の能力は持っていないので燕雀よりも若いが、それぞれの一族をまとめ上げている、それぞれの一族で一番濃い血を持っている者達だ。
もっとも、一族の族長になるにはその一族の本家の血筋でなければならない。血が濃いのは当たり前だ。
近親結婚も当たり前だから、なおさらだ。

野浦は人間では考えられないような怪力、脚力、腕力、鋭い瞬発力の能力を兼ね揃えた戦闘一族だ。
水羽はというと、毒物や菌に強い体を持っており、そこらの毒は効かないに等しい。爪を自分の意志で伸ばしたり縮めたりする事ができ、その爪を武器にする。スピードは4つの一族の中で最速だという。

4つの一族の一番強い者が集まる所で、油断した自分が悪かったのだ。



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No.15 華樹 06/24 01:04:43  削除依頼

試しに手首を捻ろうとしたが、びくともしない。
縛り方によって、両手を合わせることも出来ない。
それを知って、ふ、と自嘲気味の笑いを零した。
なるほど、これでは自分の血を流す事も出来ないというわけだ。
『毒の血を見ない事を祈る』
そう言って去って行った男を思い出してまた唇を噛んだ。

(私が居ては不都合なこととは何なのだ……?)

そこではっと清の事が浮かんだが、すぐに考えを打ち消した。
いや、清の事は奴らには知られていなかった筈だ。
知られていなかった、筈―――

頭の中で呟いて、ドクンと心臓が跳ねたのを感じた。


バレた、か。


いつかは知られると思っていたが、やはり知られたのだろうか。
(奴ら…私の身辺を嗅ぎまわっていたか?)
考えるが、全く気付かなかった。
ち、と舌打ちを漏らし、暗闇を睨みつけた。
7年前…こうなる日の事を恐れて、清を引き取る事を一瞬迷ったが、引き取ってしまった。
清の為を思うとあのまま誰かの養子にもらわれた方が幸せだったのかもしれない。しかし清がもし樹城の、あるいは宮倉の能力を表に現した時に混乱が起こるのも避けたかった。
何故か強く出る筈の娘の瑠華には全く出なかった能力が孫の清には出ている。それが不思議だった。

よりによって今の不安定な時期とは…!

清の能力は今は強く宮倉の血筋に受け継がれる千里眼の能力が出ているが、まだそれ以外の能力が出るかもしれない。
何故なら宮倉と樹城の血が混ざっているのだから。
そこに入っている一般人の血もどう作用するのか気になる。

しかし、目以外には樹城の不老の能力が出ている事が分った。
確か15になった今でも初潮が来ていなかったのではなかったか。
年齢の割には遅い成長。だが、今の年齢でいうと、個人差とかであまり重要視されないだろう。
本人はそれに気づいているのかいないのか分らないが、能力がそれで出きったのか分らない。

―――毒の血

そうだ。清はどうだろう。
この、樹城の代々当主になる者に受け継がれる猛毒の血は。



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No.16 華樹 06/24 06:35:23  削除依頼

受け継がれる筈だった兄の鴻鵠ではなく、燕雀が受け継いだもの。
これは無自覚だと相当やっかいな事になる。
間違って血に触れた者が死んでしまう恐れがあるからだ。
病院にも行けず、手当をしてもらう事もかなわない。もちろん、輸血も出来ない。
この血を武器に塗って闘っていたという話は聞いていた。

毒はある程度の年齢を重ねると血に徐々に毒が混ざってくるのだが…
今現在どうかわからない。
普通、当主にだけ受け継がれる能力だが、燕雀が受け継いでいるという事は清も受け継ぐ可能性がある。


「くそっ…」

自分の無力さに腹が立つ。

「清………!!!」

燕雀は冷たい檻の暗闇に向けて声を絞り出した。


+++++++++++++++++
こんばんは。
久しぶりに大量投稿です。
燕雀さんの身の回りが怪しくなってきました!!
ええ、そりゃあもう。
これのレスだけ時間が違うのは、私が力尽きたからです;

それでは、コメ返。

>実優*†⌒◆様
きゃあああああああ、読者様……!!
読んでくださって有難うございます!!
今まで此処に私達以外で書き込みして下さる人が居なかったので、書き込みしてくださって素直にうれしいです。
輝君好きですか!?私も大好きで(殴
私もアヤテルと灯ちゃんがどうなるのか気になります…(ドキドキ
それでは、書きこみありがとうございました!
私はこの頃ちょっと来れて無い状態なのですが、これからも読んでくださいませ!!



deleted

No.17 ニックネームは削除されました 06/24 19:44:12  削除依頼

*№04 刻*

六本目の煙草を灰皿に押し付け、火を消す。
この三人の中で煙草を吸うのは俺だけ。
…つまりほか二人は紫煙を嫌そうに振り払い、大神何て此方を睨みつけて来る。

何時もの事だと心の中で決めつけ、七本目の煙草に火をつけた。
するとジュ、と煙草の先端が音を立てその先端が紅く光る。

息を深く吸えば苦い味が口と肺に流れ込む。
餓鬼にすれば苦い事も投げ出して、吐きだしたくなるだろう。
――でもこの苦さが、俺の"過去"ににているから。

『…見捨てるなんて…出来ないわ…』

あの人の言葉が自動再生され、イラついた。
先程Edenの使いの奴等が俺等が殺った奴等を片付けにきたが
その奴等も一発殴ってよかったと後悔する。

息を止めている事に気がつき、肺から空気を吐きだす。
すると最初は一本の線の様になっていた紫煙が空気に切り裂かれ
バラバラになり、空気と混ざりやがて姿を見せなくなった。

神経を逆撫でしそうな、あの人の声。
優しい声が俺の神経のみを荒立てる。

「…………チッ」

盛大な舌打ちをして頭を掻きむしる。

金銀妖眼。同じ顔を持つあの人。
鮮やかな黄色のセーラー服のスカーフ。
風に靡く藍色のプリーツスカート。
気色悪いほど白い肌。
桜の様に鮮やかな唇からこぼれた、怖いほど赤い血。
俺を庇うかのように手を広げたあの人。
その人の鳩尾を一直線に貫く刀。
その刀の先端の血が俺の顔にかかった事。
フードの中に隠された顔。
風が吹くと同時、その男の顔の一部を見た。



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No.18 ニックネームは削除されました 06/24 19:44:42  削除依頼

「…忘れねェ……絶対…」
髑髏の形をした瘢痕を――俺は絶対に、忘れない。

気がつけば空になっていた煙草の箱を握りつぶしゴミ箱に力任せに投げ込んだ。

「――ああそうだ刻君。エデンが仕事があると言っていましたよ」
相変わらず白髪眉無し糞変態悪趣味性格極悪野郎はエロっちい小説を
片手に淡々と俺に告げた。…早く言えとキレたら今度は何されるか分らない。

煙草を口に銜え直し席を立った。
――あの部外者が入れない所に行くため…仕事内容を聞きに行くため。
目指すは――――



国会議事堂。
+////////////////////+

「…で、ナニ」
プハァ、と息を吐き出す。
照明が一つも付いていない所為か、視界が酷く狭い。
そのなか白く揺らめく紫煙が唯一の照明。

「先刻、№02を探しに来たとみられる奴等が乗り込んだだろう」

低い声が俺の脳内を洗脳する。
馬鹿広い場所だからかもしれないが、良く声が響く。

「№02を探し出し、護衛せよ」
俺を指差す細い人差し指。
絶対の、命令。

「………ま。俺に出来る範囲で…ネ」

口に銜えていた煙草を人差し指と中指の間に挟み、微笑んでやる。
そして踵を返し煙草を挟んでいる手をひらひら振る。

『行ってきます?逝ってきますの間違いじゃなくて?』

部屋を汚してキレかけた璃音の黒い笑みと握られた拳銃を思い出し、
身震いする。

「……行ってきまース」
煙草を銜え直し、がっくりと項垂れた。
…大体ロスト中で如何しろと。



deleted

No.19 ニックネームは削除されました 06/24 19:46:31  削除依頼

(:D)l ̄l_(:D)l ̄l_(:D)l ̄l_(:D)l ̄l_(:D)l ̄l_

「あーあ、つまんないやぁ」
腕を組み、床を見降ろす。

「Re:CODEさん。僕の力、分かったかい?」
倒れ伏す残骸―最早原形を留められていない―に話しかけるが
当たり前のように返答は無く、彼らの雑魚さに笑いが込み上げた。

そして口元に付いた返り血を器用になめとる。
「ふふっ……そろそろ…コワしてもイイ時期かな?」
唾液でぬれた唇を今度は指で拭う。
そしてまた椅子に腰かける。残骸共を踏み潰しながら。

「ねぇ璃音……今度のお仕事はちゃあんと…イケそうかい?」
クスクスと微笑んで、足を組んだ。
昔の怯えた彼女を思い出して、また笑いが込み上げる。

「…そう、キミは束縛されなきゃいけない。
安心してね。キミを殺した奴は…絶対に許してあげない。
キミの代わりに存分に甚振って可愛がってあげなくちゃ。
―――簡単にイカせてあげる僕じゃないんだから」

また準備させたアプリコットティーを口に含む。
…ああ、彼女はレモンティーが好きだった筈だ。

『アハハハハ!!もっと壊れればいい…壊れろ、狂え!!』

『あ……あ、あぁ………ダメ、奏……君は……うああああああ!!』

『そうだよ、キミは奏。さあ、君のお父さんを護るために…殺せ!!』

『…お父様…護る…殺す、護る、―――死ネ』

『ハハハッ!!ああ、キレイな翠眼だね…そうさ、行け!!』
―――――――――――――――――――――――――――――
はい、\(^o^)/←滅茶苦茶黙れ
因みにエロい意味ではありませんよ、今投稿する文章!!
ちょっと自分の発想が可笑しいのか気が狂ってるのか分らないけどw
さてと、コメントを返しますかーb←
…てか前のスレからコメント引っ張ってこねーと……orz



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No.20 ニックネームは削除されました 06/24 20:21:05  削除依頼

ひょええええ!!
ごめんなさ―――い!!
期末の勉強しろって言われて…orz
明日…コメント…返し・・・た…(吐血/待て)
…ま、また明日ぁッッ!!(逃走ダッシュ)



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No.21 鈴音 06/24 23:42:21  削除依頼

もうほんといろんな意味でごめんなさいorz
おとといに華樹さんと実優さんへのコメ返をしようとしたのに
なぜか投稿できていなく…
しかも昨日の文まで意味分からない始末で…><。

『体育祭1体育祭orz無償に』とかなにこれ←
誰も解読できませんけどーみたいなww

そしてですね…
あの、ほんと申し訳ないんですが…
今日もコメ返だけにさせてもらいますですorz

そんでもって後17日で夏の選手権大会(甲子園に続く大会)の岩手県予選が始まって
部活が今まで以上に忙しくなると思われます…。
そのために、こんな感じに投稿できない日が出てくるかもです(汗

でもでも!!この文化祭依頼案はあたしが出した案でもあるし、
ひかるくん自覚させたいし、綾に強気になってほしいし、
魁くんと璃音ちゃんをくっつけたいし…
いろいろやりたいことがたくさんありすぎるくらいあるので!!
絶対出来る時はどんなに短くても投稿しますのでッ!!

ってことでコメ返ですっ!!

華樹さん≫いいんですか!?よしっんじゃみやちゃんの神社でお祭りとww
燕雀さん出てきたらひかるくんが鼻の下をのばしてしまう←は?

やってみたいですよねっ!?
超やってみたくてっ♪みやちゃんが巫女姿のをみんなで写メとるw
それじゃあ、そのひと騒動が終わったら海企画…か祭り企画ですねっ☆
海が最初だったら南にみやちゃんの水着も準備させなくてわっ!!

アノ3人はヤバいですよねww
特に翔と水月ちゃんのモデル具合が半端なくかわいくてww
マジ何やってんですかおいッ!!的な←

実優*†⌒◆さん≫初コメありがとございましたぁww
ってかマジ見てくれたとか本当に感動で!!
やっぱり実優さんもひかるくんLoveなんすかーww
ふふふっライバルですねっww
でもひかるくんファン一号の称号は渡しはしませんぜっw
ただ強敵として綾がいますがねorz

まずこれからもいろんな展開をみんなで見せて行こうと思うので
良かったらこれからもお願いしますねっ!!!



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No.22 ニックネームは削除されました 06/25 19:27:45  削除依頼

*№04 刻*

璃音を探している途中、かな―――――――り面倒な事があった。
まず最初にとっ捕まえられたのは中年の警察。
『子供が煙草を吸っちゃいけません』だの
『お昼時なのに学校はどうしたんだい?』だの素敵に華麗に
猫なで声で言われた。お前、腐れ。腐れ朽ちろ愚民が。
狂犬病になった犬に無残なほどに食い殺されちまえ。

次に捕まったのはキャピついたカワイイ高校生。
俺を見つけるなり頭を撫でたり抱きしめたりと随分遊び回してくれた。
『そういえば刻クンはぁ、幼稚園何処なのぉ?おねーちゃんが一緒に行ってあげるぅ』
…プッチリキた。俺はそのキャピついたメイクの濃いねーちゃんの
腹を蹴とばしてやった。つるぺただったから別に平気だ。俺に関係ねえ。

そして商店街の裏の方―此処は人が通らない―を通っていたら
オカマバーのすっぴん共に捕まった。
『あらぁ~ん、可愛いボ・ウ・ヤ☆んもぅ、食べちゃいそう~♪』
鬚っ面の顔デカに頬ずりされた。
…てめぇらの脳味噌引きずり出してそのぶっとい首に蝶結びしてやる。
絶対いつかしてやる。

―――最後に会ったのは不思議なオッサン。



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No.23 ニックネームは削除されました 06/25 19:29:09  削除依頼

蛇がどうたらこうたら。
面倒臭いし一緒に居て誤解されんのも嫌なので逃げた。
気がつけば目の前に居たりしてビクッた。テレポーターかあいつは。
とりあえず追いかけ回されるのも正直ダルいから丁重に断りを入れた。
意外とすんなり引き下がったものの、十分は尾行された。
…しかしあのオッサンがまず学ぶのはセンスだな。
都会で上下紅いジャージは自重して欲しい。マジで。

そして色々あったが何とか璃音を見つけた。
珍しく血の様なコーラルレッドの制服を身に纏っていた。
その両手を取るのは璃音と同じ髪をした餓鬼と………
あの黒髪のデカい女に似たちっせぇ餓鬼。
若干黒髪のデカい奴が寂しそうだった。

バッグを探り、その女の資料を取り出す。
――…一ノ宮 綾、か。

その隣に居るのが夜昼 南。

資料の質、量、正確さは世界最高峰。
そこには俺の情報も大神の情報もきっとあいつ等の情報もある。
―――が、一人例外がいた。

海咲 璃音と言う奴、だ。
そいつの資料は一枚もない。奴は本当に"存在しない者"になった。
そういえばエデンのも無かったと思う。
膨大な量の資料の位置を正確に暗記しているのは璃音唯一人。
嘘だと信じたいが内容まで覚えていると笑っていた気がする。

「…ってヤベ。カラオケ入っちまったじゃんかヨ……」

ガバッと身を起こし、俺も少し離れてカラオケ店に入ることにした。

――――ったく、なんで俺がこんな目に………。
――――――――――――――――――――――



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No.24 ニックネームは削除されました 06/25 19:48:55  削除依頼

背琉様登場…だと…!?((自重しようか
もっぱらギャグ突っ走った結果なんだぜJK☆(乙
因みに刻くん、トキって読むんですy(しつけぇww
そうそう、刻は時々台詞で片仮名入ります。特に語尾。
「―――悪イけど、アンタもう死んでるんだよネ」みたいなw
因みに因みに因みに、カラオケに刻を乱入させるつもりはさらっさらないですーb

実優*†⌒◆さん⇒
いらっしゃいませ―――!!ご注文h((蹴
お客様第一号、おめでとう御座います、ありがとうございます<(_ _)>
ああ、輝君はプロ並のツンデレ要素を持っているんで←は
あのツンデレっぷりには毎回キュンキュンさせられま(ry
アヤテルは―――!!もう璃音と魁君より凄まじい初々しさですよねw
これからも皆様に楽しく見て頂けるように努力致しますので
是非また遊びに来てくださいーb
その時はもう少しまともな文章を書けるように努力させて頂きますw

華樹さん⇒
お帰りなさいませ――――!!ご主人様(逝
サ、サイトを見た…だと…!?(え、何ww
ふぉぉぉ!!お、お母さ―――ん!!神様が褒めて下さったy((
私はこれからも華樹さんの可愛らしい絵でまったりさせて頂きます 旦(-ω-)ほふー。



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No.25  

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No.26 ニックネームは削除されました 06/25 20:11:25  削除依頼

ユキ絵さん⇒
石田さんの声には毎回耳が孕んでwww
ああ、そっかwwww旋毛が多いと簡単に結おうとしても華麗に
ぐちゃぐちゃになると友達が言ってましたwww
そのスティックなんか頭かぶれそうで(んな馬鹿なwww
うわーwwwⅩ位まで行ったらどっかの会社の人着たりしたら…☆←
うふぉえええああああ!!それは怖いwww
輝君此処はプライドを捨てるんだね!!じゃあやっぱり媚薬をどうぞ←死
http://www.nicovideo.jp/watch/nm6931368とかは普通に出ますーw
…これ、双子だからってわけでもないが雷と合わせたら璃音が恥ずか死にそうw
ktkrwwwww縞パンは何処からですか?
て、てか私にも一枚下さ(mtmtmtmtwww

鈴音さん⇒
じゃあ翔君と水月はくっ付け推奨で←ええええ
麻耶ちゃんのツンデレっぷりは桔梗ににてr(殴
なんか知らんうちに凄いシナリオできててwwww
いいですよ、お付き合いしますーw
私的には璃音足つっておぼれさせて魁君に助けさせたく(蹴
今回も舂月の腹黒発現の餌食にwww
ご愁傷様としか言いようがなく…orz
最近は純粋な恋愛の歌って無いですからね…………。
ちょっと探すの大変でorzorzorz
そうだ、前世編を立てたのですがちょっくら綾ちゃん登場させたくてw
一応"現代"の二百年前という摩訶不思議なストーリーにしてるのですが
綾ちゃんの名前を考えて下さらないでしょうかorz

璃音は『桜扇牙 桜華』となっているんです。(陰陽の神子の癖にw
…で、綾ちゃんの名前、如何致しましょうか…orz
今回ちょっと綾ちゃんが桜華の対となって来るので…orz
(因みに綾ちゃんが光で璃音が闇の様な感じです)
いくらでも待つのでお願いします・・^^;



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No.27 鈴音 06/25 23:46:40  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「さーてと、まずどうしましょか?」

あれから、入口で萩萎と合流し、受付を済ませ、ドリンクバーとお菓子等々を頼み、今にいたる。
てか、萩萎が麻耶と翔と水月ちゃんに会った時の反応が妙にやわらかかったw
いつもの武士っぽい口調じゃなくなんか…うん。女の子~って感じだったな☆←

「そりゃもちろん、綾からでしょ?」
「え゛、いきなりですか!?」

発言元の璃音の方を見るとさも当然といいたそうな顔をしてしれっと爆弾発言。
いやいや、あたし歌うの途中とかさ…初っ端あたしってイヤ…
だって絶対璃音とか萩萎とか南とか舂月ちゃんとか絶対うまいじゃんかっ!!
十賀くんとかはうまいって言ってくれてるけど…絶対そんなんじゃないし!!
それにあの時はきっと機械の調子が悪かったんだよッ!うん。

「いきなりも何もお前がうたわなきゃ始まらないだろう?」
「綾さんの歌聴きたいですっ!」
「ほらほら、今日はあんたの歌声聴くために集まってんだし。
あんたが歌わないでどうするのよ」
「いや、でもあたし初っ端ってちょっと…」

みんなして…みんなしてこっちみないでよっ!
いや確かに、あたしの歌も聞かせるよ?聞かせるけどさッ!!
そんなに言われたらますます歌いずらいじゃんか;;

「ふーん…それじゃあ、ショーの後の後夜祭のダンス来た人みんなと踊ってもらってー
歌う曲ももっと増やしてー、そんでもって打ち上げにm「わかった、歌うから」

~~っ!!南めっ!!
なんて横暴なのよッ!!

「ってか、打ち上げって何だ?」

萩萎の問いに南が目をきょとんとさせた。
そう言えば打ち上げって…え?何かあるの??

「なに言ってるの?後夜祭が終わった後、始末屋メンバーと奪還屋メンバーと
あたしとまぁその他もろもろで打ち上げのつもりだったけど…」
「は!?聞いてないんですけど!?」

打ち上げって…後夜祭の後にもなんかやるって言うのか!?
しかも仮にも敵の奪還屋メンバーと!?
まぁ今更敵も何もないかもだけどさ

「だって言ってないもの。春彦さんにしか」
「なんではるには言ってんのよ…」

ってかいつの間に“朝木さん”から“春彦さん”に変わったんだ??
うーん…南ってなぞ…。



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No.28  

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No.29 鈴音 06/25 23:53:55  削除依頼

「いやいや、まぁこう…繋がりでね。ってことだから、まぁ後夜祭の後は予定開けといて!!
そんでもって他の人にも言っておいて。あっ、ちなみに強制参加ね。
参加しないとうちの今度のショーのモデルにしてあげるから」

ニコッと笑った南はすごい黒い笑みで…。
てか“してあげる”ってあんたどこまで上目線よ…。

「拒否権なしか…。まぁ別に暇だからいいが…」
「南のことだからそう来るかなとは思ったけど…まず、魁がどうなるかね」
「桜田さんが拒否った場合、あたしから直々にメールか何かするからー。
それがイヤなら一度でOK出せと言っておいて」
「南―…一応みや、まだ15歳なんだけど…。あんまり遅くなるようなら早く帰らせちゃうよ?」
「あぁ、それは別にかまわないわ~。人の安全が何より大事だし。
まあ、でも最初の方は参加してねww」

そう言ってにこにこ笑う南がすごく気持ち悪かった←ぇ
なんかたくらんでそう…。

「まっまぁ、とにかく歌よ。歌」
「「あやねーちゃんのおうたききたいのー」」
「ほらほら、双子ちゃんリクエストよ!さっさと歌う歌うっ!!」

そう言ってマイクを渡される。
ちらっと2人の方を見ると、隣に水月ちゃんも混ざってじーっとこっちを見る。
ヤベぇ…かわいい(おい
だめだ、拒否れない…;;

「はぁ…下手でも笑わないでよ…」

ぺらぺらとページをめくりとりあえず歌えそうな曲を探す。
南たちもあたしの次に曲を入れるのか歌を探しながらキャイキャイしゃべっていた。
うん、とりあえず一回歌えばあとはどうにかなりそうだな…。

ページをめくっているとある1ページに目がとまった。
その曲は…この間、亮賀くんとスーパーからの帰りにCDショップから流れてきた音楽で、
歌詞がすごく気に入って繰り返し聞いてた曲だった。
今の自分とすごく合っていて…これを聞いてるとすごくほっとする曲。

うまく歌えないかもしれないけど…入れてみようか。

「どれ歌うの?」

横からひょいと顔を出した璃音が本をのぞく。
あたしはその曲名の所を指さした。
その曲は…平成の歌姫:浜崎 あゆみさんの『Days』



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No.30 鈴音 06/25 23:59:46  削除依頼

「これ?」
「そう、これ。歌詞がすごく気に入ってねー…てか今のあたしの気持ちと一緒って言うか…
まぁ、うまく歌えないかもだけど…」

そう言いながらピッとリモコンを操作して曲を転送した。
マイクを持つとみんながこっちを見てきて少し恥ずかしい。
でも歌詞が出てくるとみんなそっちを見てくれて少し安心した。


大切な人がいる事は もうずっと前から
知っているよ だって笑顔が語ってる

切なくて切なくて 胸がぎゅっとなる夜も
確かにねあるけれど

君を想うそれだけで 心は生きる意味をもつから
何かを求めてるわけじゃなくて ただこんな風にいつまでも
君を好きな僕でいていいですか?


君がいるそれだけで 心がとても温かくなる
僕の願いはたったひとつだけ 君を好きなままでいさせて

『浜崎あゆみ/Days』

歌い終わった後その場の雰囲気はシンッとしてて、
えっ;;やっぱし下手だったか!?
なんて思ってたら雰囲気をぶち壊すかのようにモニターでは
けたたましい音楽を響かせて100点を表示する。

えっ…この人たち100点の反応じゃないんですが??←

「あのー…なんか反応w「「「あやねーちゃん(おねーちゃん)おじょうずー(なのー)」」」

なにか反応ちょうだいと言おうとすると目をキラキラさせてちびっこズが声をかけてくれた。
えっ?そんなにうまかった??

「まさか、ここまでうまいとは…」
「お上手でしたー綾さん」
「ほんと?良かったーありがとw」

軽くほほ笑む萩萎とニコニコっとほほ笑む舂月ちゃん。
よかったー素直にほめてくれる人がいて。
だってここには…

「確かにうまいわねーでも、あれって」
「うん、どう考えても輝さんのこと考えて歌ったわよねー」

素直にほめてくれない方たちがいるから(泣

にやにやと笑みを浮かべこっちを見る2人…。
あぁ…不思議の国のアリスにこんな感じの猫が出てこなかったかな←

そしてその答えが図星だから何も言い返せないんだって!!
だって、しかたないじゃんか!!
あたし歌詞重視だし、この歌詞今のあたしに当てはまりすぎたんだもん。



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No.31 鈴音 06/26 00:08:49  削除依頼

「んじゃ綾はこれ歌ってね、後夜祭」
「へ?これでいいの?」
「だってあんたどー考えても歌詞&自分の気持ち重視で曲選ぶ人でしょ?
だったら今の気持ちにあった歌を歌った方が断然いいじゃん?
てことで、綾の曲けってーいw」

いやいや、決定っすか??
てか、やっぱり南にはなんでもお見通しなわけね…。
うん、まぁいいや。てか確かまだあったわね…。
あぁ…後はどうしよ…

「まぁ後夜祭は、歌ってもらうほかに踊ってもらうから~」
「「「…どういうこと(だ)?」」」

またまた南の発言に疑問を持った一同が声をはもらせた←

「あー…そのことは明日にでも胡桃ちゃんとかから説明があると思うわよ。
後夜祭とか文化祭全般は生徒会でだし、あたしは衣装を提供しただけだし」

衣装を提供って…なんかものすごく嫌な予感がするんですけど…。
まさか、毎年恒例のアレにあたしらも参加とかあり得ないよね??

「まぁ、この話はいいじゃない??さぁ!!まだまだ歌うわよッ!!
3時間って決まってるんだからねっ!!」

そう言った南は事前に用意していたのかリモコンをいじくり歌をいれて歌い始めた。

何時間しただろうか…
みんなの曲を聴きながらもあたしの頭の中はひかるのことでいっぱいで…
いまなにしてるかな?とか始末屋にもういってるかな?とか
どうでもいいことなのに…考えてしまうあたしがそこにいて。

あぁ…あたし恋してる。

そんな風に感じた。
そしてそんな風にぼーっと平和に考えていた時間は、

「え?璃音って桜田さんのこと好きなんじゃないの?」

この南の爆弾発言によって壊されてしまった。



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No.32 鈴音 06/26 00:15:50  削除依頼

―――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!ひさびさの投稿で気分変な鈴音ですww

途中、浜崎あゆみさんのDaysの歌詞を書かせていただいたのですが…
著作権とかでやっぱり駄目なのでしょうか??
でも勝手に変えるとそれこそ著作権とかになりそうでわからなくて…
とりあえず数フレーズだけ抜き出して書かせていただきました…。
もしそれはダメだっ!!というのがわかる方がいれば指摘お願いしますorz
そして勝手に曲を決定しちゃったというこの勝手さ←
ほんとすみません…。

http://www.youtube.com/watch?v=bzuLDLnC9BE&feature=related

一応参考までにということで…;;

そして何南さん爆弾発言っ!?て感じで;;
はわはわする璃音とはぁ!?と驚く萩萎ちゃんが見たくて…
ちなみにあれは数分前にさかのぼる感じで次かこうかと思ってました;;

そして途中の削除あたしです;;
ごめんなさいorz

ってことでまず紫凛さんにコメ返!!

紫凛さん≫おぉ!!推奨してくださいますか!?よしっ!!翔くん、おねーさんやったよ←
おぉ!!そう言えば、南より桔梗さんのほうに似てきてますねww
ちなみに綾の理想の女の子像は灯ちゃんですが最終的に目指してるのは椿さんな予定で(ぇ
あの時は気が動転しててちゃんと見てなかったと←ぁ
だから、たぶん次会うとパニックになるかと思いますw
いやいや;;あたしの勝手な妄想だけでできたものd(殴
お付き合いしてくださいますかぁ!?なっなんとお優しい…
ちょっそれ、いただきっ☆←おい
やらせたいっ!!やらせたいですねぇ♪ビーチバレーが終わった後にでも
やらせますかねww
浜崎あゆみさんのDays、どうでしたでしょうか??
今の綾にぴったりかなぁなんて思って;;
ま・じ・で・す・か!?
うわははぃww紫凛さんマジ天才くさいですよ←アホか
紫凛さんの小説に登場できるなんて綾、夢のようでww
わっかりましたっ!!ない頭振り絞って考えてきますねっ!!



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No.33 ニックネームは削除されました 06/26 20:26:57  削除依頼

*海咲 璃音*

右肩に 紫蝶々 キスをした この部屋の隅で
切ないと云う 感情を知る

響くピアノ 不協和音

右肩に 紫蝶々 キスをした この部屋の隅で
切ないと云う 感情を知る

響くピアノ 不協和音

悪い夢に魘された 私を早く起こして
どんな事でも始まりは 些細な事でしょう?

何処が良いかなんて 聞かれても困る
綺麗な夜に 惑わされたまま 行方不明だから

長い睫毛 三日月アイライン
瞼に乗せて 光るリップ

右肩に 紫蝶々 キスをした この部屋の隅で
切ないと云う 感情を知る

響くピアノ 不協和音―――

適当に歌ってみただけの曲を。
意味の分からない恋愛のような曲も。
幻想的で美しいだけのつまらない曲を。
…結果は殆どが満点、最悪で97点。

やっぱり、自分で作った歌の方が良い。
夢も希望も存在しない歌が、好きだ。
…それにしてもカラオケボックスってありきたりの歌しか無いと思う。
「恋愛とか楽しい訳無いだろ…綾は何でそんなにはしゃげるんだ」

萩にバトンタッチしたあと、腹式呼吸の練習をする。
元々息が長く続くので十分いけるか、と言う所だろう。

六分後、何かに気が付いた様に
「え?璃音って桜田さんのこと好きなんじゃないの?」
と素っ頓狂な声を出したのは南だった。



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No.34 ニックネームは削除されました 06/26 20:27:37  削除依頼

「うわー何か南も気違い発言してる…万年脳内春色は綾だけじゃないのか。
覚えとかなきゃね」

顎に手を宛がい頷くとすかさず綾が突っ込みを入れるが面倒臭いので
とりあえずスルー。

萩はまだ歌っているので此方に気が付いていないがとりあえず
天然照れ屋の舂月は両手で口を覆い自分の事ではないのに恥ずかしそうにしていた。

「じゃあ聞こうか。何をどのように観察してどの様な理由で私が
魁に恋愛感情を抱いているのか。三十秒以内に述べて頂戴?」

足を組み営業スマイルより濃い有り得ないほどの黒い笑みを浮かべ、
デニー●の店員の様に右手を泳がせた。

私が魁を好きな訳が無い。
私はもう、"駄目"だから。
衣月が許すわけがない。だからもう、恋なんてしたくない。

―――璃音、ほら行くぞ?
―――はーい、全く…夕日は時間に厳しいねえw
―――特別な日とかだってあるだろ?今日はその日だから余計、な。
―――あ、そっか。そっかそっか、今日はそうだよね…
―――馬鹿か?今日は―――。
―――うん…えへへっ、夕日大好き。

彼の腕に腕を絡ませ、町中を歩いたり、お茶したり。
楽しかった。…ねえ夕日。彼方は今、何処にいますか?
今でもきっと、大好きです。もう、分からないけれど。

「―――どう?二十五秒で言い終えたわよ?」
凛とした強い声に現実に引きずり戻された。
自分の体がビクリと揺れたのが分かったが、適当に返事をしておいた。

頭が痛い。思い出してはいけない。
誰かが呼んでいる。答えなくてはいけない。―――誰に?
―――――――――――――――――――――――



deleted

No.35 ニックネームは削除されました 06/26 20:32:26  削除依頼

ひょあああww
夕日は一応男です←わえええw
ちょっくら文字数足りなくて…orz
今日はコメント返せませぬ……ひぅん(ω;)
ごめんなさ、マジ死んでくr((



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No.36 ユキ絵☆ 06/27 00:04:27  削除依頼

* 雨上 虹歩(あめあがり にじほ) * 

ぅぎゅ…一体全体どのくらい歩いたでしょうか…。背流様は何処にいるのでしょうか…。
そろそろお昼時だしスパイ活動を一時中断して、拠点である廃校舎に戻ったものの
広すぎる上、教室が多すぎて何処に背流様がいるのか分からなくなってしまいました…。
要するに迷子になってしまいましたよ、あたし…。電気切れかかって薄暗いです恐ろしいです…。
もうこのまま誰にも発見されずに死ぬのでしょうか…。一人寂しく白骨化なんて嫌ですよ…。
まさに悲しい時は身一つ…お願いだから誰かヘルプミーです…。

「ぅげっ…ラーメンこんな伸びてしまいましたよ…。ピンチです…物凄くピンチです…」

途中のコンビニで背流様のお昼も、と思ってカップ麺を2つ買って
セルフサービスのお湯を入れてきたんですが…これは明らかにあたしの失敗でしたね…。
3分で帰れるわけないのを忘れてました…。おまけにこんなに迷うなんて想定外です…。
案の定もうスープほっとんど残ってませんね…麺が麻原彰晃の髭の様になっちゃいました…。
こんなことならお弁当買えばよかったです…。あ、元々お金210円しかなかったんでした…。
全財産を使いきった結果がこれなんて、神様ってどこに目がついているんでしょうか…。

真横にあるドアに掛ったプレートを見ると『第一音楽室』と書かれていて
今現在あたしが第一音楽室の前で足を止めているということは重々理解できたんですが、
肝心の背流様がいる教室が分からなければ、これから階段を上れば良いのか下りれば良いのか
それすら分かりません。さっき確認したところ携帯電話の充電をするのを忘れていて
電池切れで電話も通じないと来ました…。勿論カップ麺に全財産を使い果たしたので
公衆電話なども使えませんし…。あたしってもしかして世界一運が悪いのかもしれません…。

「ま、まぁ!取り合えず体力が続く限り走るしかありませんね!気を取り直して!」

落ち込んでいても何の解決にも至りませんし、ふと一息入れて走り出しました。
 



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No.37 ユキ絵☆ 06/27 00:05:03  削除依頼

 
目指すは、上です!背流様の様な鶴鳴の士が下の階に止まっているわけないと踏みますので!
第一音楽室を過ぎ、そして第二音楽室を過ぎ左手に現れた階段を1段飛ばしで駆け上がります。
自慢じゃないですけど、階段を速く上るのは誰にも負けないと思ってるんですよね、あたし!
調子が良い時なんて2段飛ばしでも3段飛ばしでも行けちゃいますし!
誰にでも特技というものはあるもんですね。ほら、まだ上り始めたばっかりなのに
あとたったの1段で踊り場まで到着です!このままダッシュで背流様の所まで行きま――

「ぅぎゅ!?」


――――――――――――――――――――――――――――――――
ぅぎゅ!?っとどうした!たっちです○| ̄|_

何ですかこの短さと時間オーバーは○| ̄|_最近来るとき夜ばっかりで本当申し訳ないorz
予定がばらついていて一定の時間に現れることが非常に困難になってしまって○| ̄|_
でもやっと今日から暫くはきちんと略毎日投稿できると思うのでどうか…追放は…orz
あ、いや…申し訳ないをあと三回言わせて下s…申し訳ない申し訳ない申し訳ない(逝

えとそれではお風呂に入らなあかんので…鈴音さんの分しかできなかった…コメ返を…
いぎゃあああああああああもう皆さんごめんなさいこの詫びは後日またボイs(死ね


>>鈴音さん
絶影さんのイラストは張ってなかったんですけど何か誰かのお絵かき練習スレに
コメントだけ書いてあってwwwそれのHNが絶影だったんでまさか…!と思ってw
綾ちゃん描いてもらいたいですね(*´Д`*)勿論、保険医バージョンで!!(ちょw
綾ちゃんの巨乳を強調させた保険医でおっぱいおっぱい( ゜∀゜)o彡゜なるやt(自重
ラブコンに出てたマイティとかいう人が超印象的でwwwwなんやこいつはァアと←
ああ…もう古本屋で全部そろえようかラブコン><というかまず全巻立ち読みしたいorz
家から歩いて10分程度のところに何故か合気道の道場がぽつりとあってwwwww
空手道場も合気道とはまた別の方角に10分程度のところにあるんですよ(´^o^);:*:;
悩んだ挙句、空手は右腕太くなるで!的なことを親戚の叔母さん(←事故の件のorz
に言われて合気道にしたんですよ/(^O^)\そして思いのほか私にはつまらなかっt←



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No.38 ユキ絵☆ 06/27 00:05:14  削除依頼

皆川さんwwwwwwやはり彼女は超綾ちゃんのファンなんですね(´゜ω゜):;*.':;
あの何時ぞやのドドドドドドッと走ってくる感じからして相当私のツボにはまるキャラな
香りがぷんぷんしてましたが今確定しました!うおおおおおおおおお好きすぎr(落ちつけw
あの妙にKYウザちっく(←分かります!?虹歩や照平など悪気ないKY)な感じが
盛大に好きすぎてしまって頼むから皆川さんをあと100レス見たくt(分かったからww
輝の写真を買い占めてくれるだと!?!?うおおお綾ちゃんなんて良いこや…(´;∀;`)
調子に乗って「俺って春彦を超えるイケメン!?」とかまた勘違いする輝さんww←
ちゅープリはwwwきっと5万円くらいで売れそうですよね色んな所で(´^o^);:*:;
「これは金になる!よし糞女!大量生産するぜ!」とかそれらしい理由をつけて
ただ単に綾ちゃんと沢山ちゅーしたいだけの輝wwはっきり頼めば良いのにと(をいw



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No.39 鈴音 06/27 00:15:04  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「え?璃音って桜田さんのこと好きなんじゃないの?」

南のこの爆弾発言の発端はほんの数分前にさかのぼる。

――…

「右肩に 紫蝶々 キスをした この部屋の隅で
切ないと云う 感情を知る――…」

璃音がうたっている中、何か歌おうかなんて思いペラペラと本をめくっていると
南の方から声が聞こえてきた。

「そういえば、舂月ちゃんって好きな人とかいないのー?」
「そっそんなっ///いないですっ!!」

こういうときに恋バナになるのは女のさがなのだろうか…;;
ポッ○ーをつまみながら南は舂月ちゃんに質問した。
ちなみに璃音のほうは歌っていて、こっちの話題には気付いてないみたいで…
舂月ちゃんはちらっと璃音の方を見てなにも言ってこないのを確認すると
ホッと胸をなでおろした。

「あやしー…。いそうだな~舂月ちゃん」
「顔真っ赤にしてちゃいるって言ってるようなものだよ?」

あたしと南の言葉にまた顔を真っ赤にして俯く舂月ちゃん。
可愛いな、オイ←

「でも舂月おねーちゃん、このあいだおとこの人とあるいてt「わぁぁぁー;;水月っ!!」

もう!お菓子でも食べててっ!!と言って舂月ちゃんはちびっこズにお菓子のお皿を押しつけた。
お菓子の登場にまたきらきらした目を浮かべて水月ちゃんは双子の所に戻って行った。
ちぇー…もっと聞こうと思ったのに…。

「やっぱり舂月ちゃん…彼氏が…」
「ちっ違うんですっ!!ただの友達なんですっ!!」

そう言って必死に弁解するが、顔が真っ赤じゃ説得力がない。
彼氏の可能性が高いが、彼氏じゃなくても好きな人ではあるだろう。
舂月ちゃんのこの反応じゃそうだと言っているようなもんだ。
なんかいいなぁ…ってあたしも恋してるんだけど。

「萩萎ちゃんとかはそう言うのないの?」
「あぁ、あたしは特に興味は…璃音もそうなんじゃないか?」

萩萎がそう言い終わった瞬間、璃音も歌い終わったようでマイクを萩萎に渡した。
あぁ、次萩萎か…

「え?璃音って桜田さんのこと好きなんじゃないの?」

萩萎の歌を聞こうかななんて思ってたそんなとき、南がそんな爆弾発言をした。



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No.40 鈴音 06/27 00:16:45  削除依頼

――…
そして今に至るわけだが…。
「うわー何か南も気違い発言してる…万年脳内春色は綾だけじゃないのか。
覚えとかなきゃね」

顎に手を当てて言った璃音の言葉はあたしにとっては聞き捨てならない言葉で…。
なによぉ!!と反論して見るが見事にスルーされた。

横を見ると舂月ちゃんが口を両手で覆い、恥ずかしそうにしている。
先程の話のほうか、それとも璃音の話か…。
まぁ両方なんだろうけどww

「じゃあ聞こうか。何をどのように観察してどの様な理由で私が
魁に恋愛感情を抱いているのか。三十秒以内に述べて頂戴?」

足を組んで黒い笑みを張り付ける璃音はまさに女王さm(ry
ゴホン…まぁうん。怖くてあたしは口を噤んだ。
でも南はそんな璃音に臆することなく平然と理由を言ってのけた。

「だって、璃音いつもいつも桜田さんの方見てるじゃない?
自分じゃ気付いてないかもしれないけど、無償に寂しそうで愛おしそうな目よ。
まぁそんなの言われても分かんないだろうけど、簡単に言っちゃえば女の勘かしら?
あたしの勘は根拠のある勘だけれども」
「―――どう?二十五秒で言い終えたわよ?」

そう言って不敵に笑う南に曖昧に返事する璃音。
その目はどこだか寂しそうで、違う方を見ている気がして…
あたしと南は顔を見合わせた。
もしかして…璃音…気付いて――…

「ねぇ璃音。まさかと思うけどあなた気付いてない?」
「は?何に??」

そう言った璃音はいつもの普通の顔に戻っていて…
でも、やっぱり璃音の抱えているものは相当なものだと何かあたしの奥の方で感じた。

そんなことを知ってか知らずか南は自分の額の上に手をおいてあー…と唸る。

「璃音、ごめん」
「は?何が?南が素直に謝るとか珍し…」

そう言って本気で驚いたような顔をしてこっちを見る南。
いつもならここで南が突っ込むのだが、なにか自分の意図にそぐわないものが
あったらしくまだあー…とかうー…とか唸っていた。

「いや、ほんとごめん。まさか気付いてないとは思ってなくて…」
「いやいや、まず、人の話聞k「あーほんとごめん、混乱させてごめん」

そう言って南は璃音の前で手をつく。
だからと説明しようとする璃音の言葉を南が遮る。
でも、璃音も璃音で限界か何かが来ていたのだろうか

「まずいいから!!なんで、そんなこと言う?」



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No.41 鈴音 06/27 00:18:23  削除依頼

軽く声を荒げて南に向かって言うと南はさも当然のように

「だってそう言うのは自分で見つけなきゃだめじゃない?」

あー、あたしのウォッチング材料ひとつ自分で減らしちゃったわー…
またお菓子をつまみ始める南。あ…そこにイライラしてたわけね…。

「まぁいいや。璃音が何とも思わないなら、それはそれで。それで舂月ちゃんってさー…」

璃音のことはもう諦めたのか、またあの話を掘り返すためか舂月ちゃんに話しかける南。
いままで璃音にいってた矛先が自分に向って焦ったのか舂月ちゃんは顔を真っ赤にしながら南の質問に答えていた。
そんな南の行動に軽くため息を吐いて、璃音に近づいた。

「綾?なにしたの?」
「あのさ…あたしが言うのもなんだけど…ほんと気付いた方がいいよ。
自分の気持ち。璃音、桜田のこと好きなんじゃないの?」

そう言うと璃音はまだ言うか、とでも言いたげに顔を思いっきりしかめた。
いやいや、そこまでしかめなくても…。

「だから、好きなんかじゃないって…」
「んー…まぁ仮にあたしの思い違いだったとしても、璃音は桜田を通した向こうに
誰かを重ねているような気がするんだよねー…」

そんなあたしの言葉に目を丸くする璃音。
なんでわかったの?とでも言いたいのだろうか…
残念、あたしこういうことには結構敏感でねww

「過去を見ることは仕方いないと思うけど…
恋愛くらい今を見てみたらどうかな??」

璃音の過去なんて何も知らない。
でも、璃音が過去を見てるのは本当だと思ったから…。
だから、せめて今だけ…恋している普通の女の子でいてほしかった。



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No.42 鈴音 06/27 00:19:57  削除依頼

「あや…あんた…」
「あー!!なんか辛気臭くなっちゃったね。何か歌うかっ!!」

そう言ってあたしは璃音の腕を取り立ち上がらせる。
ぴぴっと適当にリモコンをいじり、曲を入れた。

南たちはイスに座りながらまだ話をしているみたいで…
萩萎はちびっこズの面倒していた。

「璃音…あの、何だかんだ、言ってさ。自分の気持ちに素直になることが一番だから。
だから、ちゃんと考えな??璃音の好きな人はだれかと…。」

きっとそうすれば幸せなことが待っている気がしたから…。
そう言うと璃音は少し戸惑いながらもニコッと笑ってありがとと言ってくれた。それと主に音楽が鳴る。
それはカラオケの定番『大塚愛さんのさくらんぼ』

2人で元気良く歌うと周りもタンバリンとかで合わせてくれて超楽しかった。
こんな時間が続けばいいなぁなんてすごい思った。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
超駄文で申し訳ないorz
えーっと今日は実は夏の大会の組み合わせが決まり、背番号も配布ということで
一本電車がおくれ、家に帰ったのが11時近くて…
結局この時間でこんな駄文になってしまいました;;

ってことでコメ返はまた明日に…。
ではまたあした;;



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No.43 ニックネームは削除されました 06/27 17:08:31  削除依頼

*海咲 璃音*

夕日は何時も、笑っていた。
一番最初に会った時の事なんて覚えてない。
気がつけば何時も当然のように側に居てくれたから。
そう、物心ついた時からずっと一緒だった。
未雨よりも、海吏よりも兄さんや姉さんよりも。

精神的に年を重ねていけば知らぬ間に私は夕日を好きになってた。
それが私の最初で最後の"恋愛"だと思う。
衣月が私の背後に居て。コード:ブレイカーとしている限りはもう……
――その前に恋愛感情と言うものをよく覚えていない。
衣月が私を傷つけた後、意識を飛ばした後。
何か大切なものを忘れると同時に夕日を忘れた。

「おねーちゃんのお歌って、何でいっつも暗いのー?」
残酷なほど明るく澄んだ声を辿る。水月、だ。

「明るい曲…歌う気持ちになれないんだよね。…歌って、あげようか?」
きっと歌ったのはマスターに送った"little doll"。
確かカラオケにも入っていた筈とリモコンを操る。
―――あった。歌い出しも一緒の曲。

マイクを片手に座ったまま、水月の頭に右手を置いた。

彼方が 暗い夜に 迷いそうになっても
私が月の光になって 彼方を照らそう――

降り出した雨に この身をさらして 唯空を見てた
モノクロノセカイ

不意に舞い降りた 紅い傘の先に
全てを包み込むような 彼方の微笑み



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No.44 ニックネームは削除されました 06/27 17:09:06  削除依頼

これから流れる優しい時間は 私に心をくれた
いつもそばに居て勇気をくれる この思いを"チカラ"に変えて

彼方が 暗い夜に 迷いそうになっても
私が月の光になって 彼方を照らそう

あの時と同じ 冷たい雨が降る
彼方の瞳に映る モノクロノセカイ

私はlittle doll 小さな存在だけど
彼方の支えになりたい 誰にも負けない彼方へのこの思い
きっとそれは心に届く

彼方が寒い冬に 凍えそうになっても
私が温かな 歌になって 彼方を包もう

彼方が 暗い夜に 迷いそうになっても
私が月の光になって 彼方を照らそう

マイクのスイッチを切ってテーブルの上にマイクを置いた。
点数とか如何でも良い。兎に角私は許されない。
永遠に叶う事が無い願いを持っていられるほど器用ではない。
どうか、私に罰を下さい。そう願うばかり。

とりあえずこの意外そうな眼で見つめられている状況をどうにかしようか?
顔を顰めて盛大な溜息を吐いた。

――璃音は桜田を通した向こうに誰かを重ねているような気がする―…

そうだよ、綾。正解。
神凪 夕日っていう、幼馴染の事を考えた。
私があの家から逃げた時も一緒に着いて来てくれた。
この街に来るまで、ずっと一緒に居てくれた。
マスターと過ごす時も鍛練の時も、衣月達と過ごした絶望の日々も。
あの家だって衣月と二人で暮らしていた。
…ある日突然、行方不明になったきりだけど。



deleted

No.45  

削除されました 


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No.46 ニックネームは削除されました 06/27 17:14:26  削除依頼

―――不意にもう一人。致命的な行動をしてしまった人物がもう一人。
「…夕日萄、くん………」

瞬間、舂月の言葉に咽た。
「え、ちょ、舂月…大神って夕日萄 遊輝じゃないでしょうね…!?」
「―――‼‼‼言っちゃった…って事より何で夕日萄君を桜樹が知ってるの!?」
「知ってるも何も仕事一緒だし…てか舂月あれがタイプなんだ…」

「…まさか自分の妹があんな奴に惚れるとは…」
目を覆い、項垂れた。
もう駄目だ。頭痛が大変な事になってる。

舂月は今綾と南にからかわれまた両手で顔を覆っているだろう。
―――勿論、耳まで真っ赤にして。
夕日萄 蒼夜との双子、夕日萄 遊輝。
蒼夜とは違って紅い瞳、紅い髪をしている「にゃんまる」好きだ。
まあ「にゃんまる」隙は変わっていないが。
―――――――――――――――――――――――
ちょwww舂wwwww月wwww
何でにゃんまるヲタの赤を選んだww
でも萌えゆる(ω)
さて、夕日君は親無しの居候です\(^o^)/
璃音と馬鹿の様にラブラブでした。勿論過去は全部知っていt((どんなw
今日も忙しいんですよね…と言う訳で時間外投稿になりますtorz
くぉぉぉぉ、一度死んできま((ry
ま。また。。。あし。。。た。。。。←

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7381552
一応夕日君と魁君に揺れる璃音…みたいn((
23のお友達に探して貰ったんですよ、滅茶苦茶ブラック←乙



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No.47 by希影 06/27 22:16:39  削除依頼

お久しゅうございます(^O^)
とりあえず来るのが週1ペースになってますけどどうかお許しをⅢorz
んで今日うpしようと思っていたコメ返、本文等は明日うpさせてもらいますf^_^;
んでもしかしたら時間の都合により何時もの時間帯ではなく、
昼頃にうpするかもしれませんので(ToT);;



guest

No.48 by希影 06/27 22:18:03  削除依頼

お久しゅうございます(^O^)
とりあえず来るのが週1ペースになってますけどどうかお許しをⅢorz
んで今日うpしようと思っていたコメ返、本文等は明日うpさせてもらいますf^_^;
んでもしかしたら時間の都合により何時もの時間帯ではなく、
昼頃にうpするかもしれませんので(ToT);;



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No.49 鈴音 06/28 09:00:04  削除依頼

時間外投稿申し訳ございません――――――――――;;
実は今日、地元高校との練習試合でございまして;;
家から言ったほうが近いから現地集合でいいとなってですね…チャリなんすよ(―∀―;)
それで、チャリをどこに置けばいいかとかそう言うのを
相手校野球部にいるバカ←と連絡を取っておりまして…
それで気づけば投稿時間すぎてるー…と(泣
なんて言い訳ばっかですみません…
とりあえずコメ返だけでも…

ユキ絵☆さん≫そうなんですか!?書いてほしいっすねー…
あたしとしては学ランを着たひかるくんも見てみたく…←
そして、部活のユニフォームを着て怪我してるひかるくんもみたいなぁなんて(おい
そんで保険医の綾に処置w(自重☆
マイティいましたねwwww
あたしとしてはあの担任の先生がなんかツボで←
あんな先生1人はいるよなぁなんて思いながらw
すっすごいですね;;でも合気道かっこいいっすよ><///
見てみたいですwwユキ絵さんの合気道姿+・。
そして萩萎ちゃんのも見てみたいというww
皆川さんはもうヤバいくらいの綾ファンですよww
痴漢から助けてもらってそれから若干王子さま的扱いだったのを綾が止めて
ならファンクラブを!!と立ち上げたとたん実は綾ファンだった
女子がたくさんいたらしくドドドドドッとはいってきたと☆
そんでまぁいろいろ公約はあるわけですが…
どーしようもない男と綾をくっつかせないためにいろいろ裏で働きかけててww
綾の告白数が少ないのはそんなところから来てますねww
でもひかるくんのことは邪険にはしなく逆にくっつけさせようと
努力すると思いますよwファンクラブ面々はww
そしてまたそれが空回りしそうな予感がしなくもない←
いつか機会があったらまた出したいなぁなんてww
いやいや、いいこと言うよりただ単に他の女子にひかるくんの写真を
持たせたくないだけで…
嫉妬の塊なんです綾は←
いろんなところで売れそうですねww
始末屋の2人はひとつは持っているだろうと←
そしてそれをちらつかせながら赤面パーティーの2人をみて楽しむはるさんという(まっ魔王;;
それに対して赤面してどなるも実は嬉しいという綾がそこにいます←
ただやりすぎたら、キスしたいだけ?あたしじゃなくてもいいんじゃないの?
なんてネガティブ綾に走ってしまう可能性があるのでひかるくん!ご注意をww



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No.50 ユキ絵☆ 06/28 09:19:45  削除依頼

* 雨上 虹歩 *

「ぅぎゅ!?」
「うわっ!誰だお前知らねぇ顔だな。また鼠かよ…疲れてんのによ…」

踊り場に到着した途端上階から見知らぬ動物界脊索動物門脊椎動物亜門哺乳綱真猿亜目狭鼻下目ヒト上科ヒト科ヒト亜科ヒト属ヒト種……ぅげっ…疲れました…。
ま、まぁ即ち踊り場に到着した途端、上階から下りてきた見知らぬ男の人にバッタリ出会い
軽やかに駆けていた足にブレーキを掛けざるを得ない状況に陥ってしまいましたということで。
ぅげっ。この人、異国の方…でしょうか。西洋系ですし。あまり見慣れない顔つきをしています。
一般的に見て格好良いかもしれないけど、背流様命であるあたしは他の男性に興味ありませんよ!
日本は島国ですから外国人と接する機会が少なく、慣れていないので少し不安です…。
けど…日本語普通に喋れる様だしあたしでもお話できるんじゃないか…とかそういう気もします。
ここで話しかければ、この人に背流様の居場所まで案内してもらえるかもしれませんよね…。

よっしゃ!背流様に会うために虹歩、逃げずに一丁頑張りますぜ!

「…ごめんなさい。その、あたし新人で道に迷ってラーメンが伸びてしまいまして…」
「あ?あぁ…侵入者じゃなかったんデスカ。そして迷子のラーメン…デスカ?」

……あれ?なんか急に片言になった…。まぁこの際何でも良いです!早く案内のお願いを…!

「そうなのですよ…背流様の所に行きたくてですね…。お願いです!案内してください!」

片手に一つずつカップ麺を持ってるため両手は合わせられないので、頭を90度に下げて心血を注ぐつもりで外国人さんにお願いしてみました。
ああ…もしこれで無理なら打つ手がありませんよ…。あ、嘗てお姉ちゃんに教わったとっておきの
ご機嫌とり(相手が男性の時に限る)がありますから打つ手がないと言えば嘘になりますけど…。
そっと頭を戻し上目を当てると、思いの他相手は迷惑そうな顔つきはしていなく
寧ろにこやかに微笑みかけてくれて、正直今までの不安が吹き飛ぶような思いになる程でした。
最初に口を利いた時と大分印象が違いますねこの人。もっとおっかない人かと思いましたよ。

「にゅん?僕もこれから先生の所向かおうとしてたし、良いデスヨ」
「本当ですか!?やったー!助かりましたよあたし!超ラッキーです」
 



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No.51 ユキ絵☆ 06/28 09:20:45  削除依頼

 
どうやら背流様の所まで案内してくれるそうで!あたし世界一運が良いのかもしれませんね…!
あたしが今さっき上っていた階段を下りて行く外国人さんに続いて、軽快に段を踏んで行きます。 
どうやら背流様は上の階ではなく、下の階にいるようです。鶴鳴の士にも色々あるのですね…。
足を落とすたびに響く、タンっ。という音が自分の鼓動の速さと全く同じリズムなことに気づき、
何だか不思議に思ってそのリズムを保ちながら階段を下りて行くと、いつの間にかあたしの先を歩いていた外国人さんを追い越してしまっていました。
これでやっと背流様に会えるのですね…。そうしたらきっとお昼御飯を一緒に食べられます…。
そう思うと冷めきりそして伸びきった麻原彰晃の髭の様なラーメンも美味しそうに見えてきました。

「あ、そだ!貴方お名前は何て言うんですか?あたしは雨上虹歩です!」
「僕は照平って言いマス」
「ほぅほぅ、照平先輩ですね!ちなみに年齢は?あたしは若さで勝負の13歳です!」
「…狼娘が17歳でそれより一つ下なはずだから…多分、16歳デス」

考える人の立ちバージョン的なポーズであたしに答えてみせた照平先輩の言葉があやふやで、
思わずその場で止まって首を傾げてしまいました。偶然、あたしが止まった位置は
先程一旦足を止めた『第一音楽室』の前で、相変わらず頭上にある蛍光灯が薄暗い光で途切れ途切れに辺りを照らしていました。
あたしが首を傾げている間にも照平先輩は「あ、でも狼娘と同い年だったかな」など自分の年齢について悩んでいる様だったので
途中で割って入るのも如何かと思いましたが、ちょっとばかり首を突っ込んでみることにしました。

「ぅぎゅ?自分の年齢忘れてしまったんですか?」

自分の年齢はあやふやなのに、どうして狼娘さんという方の年齢は覚えてるんですか。
それは付けくわえないでおきました。何だかそのことは言ってはいけない様な気配がしたので…。
 



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No.52 ユキ絵☆ 06/28 09:21:08  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_(時間外ごめんなさい><今度は夜でなく朝かい←

短くそして意味分からないものを申し訳ない○| ̄|_ぐえっそして読みづらい(蹴
思うように時間がとれなkt進めなくて虹歩編が終われなy(死ね
今日は少しばかり朝から出かける用事があるのでもう家をでなければならなく
ずーーーーーーーーーっと溜めまくっていたコメント返しは
帰ってきてから命に代えても必ず絶対死んでも鬼に食われても返しますので
うがああああああああああああああああああああ御許しください○| ̄|_○| ̄|_
それでは退散っ(←頑張って逝ってこい!
 



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No.53 ニックネームは削除されました 06/28 11:54:42  削除依頼

/////////////////////

「アハハハッ、二人ともだぁいすきだよ」
あいつはいつもそう言い聞かせ、服従させていた。

手を放したのは俺から…否、引きはがされた。

――ねえ、一緒に買い物行かない?

犬のように純粋な信頼。
俺の後についてくる彼女を愛しいと思っていた。
罰を受けるべきなのは彼女じゃない。
分かってやれなかった俺が、悪いのだから。

愛していたのに、護れない。
護れないのに、愛していた。

矛盾しているのは分かっている。
それでも彼女も罰を受けた。何故?

―――選んだから、だ。
だから彼女と俺には同じ傷がある。
背中に右から左へ流れるような傷がある俺。
左から右へ流れるような傷がある彼女。

左腕に契約者の瘢痕がある俺。
右腕に契約者の瘢痕がある彼女。

18年間一緒にいた。
彼女の知らない三週間も俺は知っている。
つまりおれの方が彼女を知っている、ということだ。
嬉しい。彼女の一番近くに存在できることが。

あと六週間で一年がたつ。
彼女と過ごしたい、怖いほどに愛しい、抱きしめたい。
取り戻さなければ。彼女のために―――俺のために。

あの家で見た茶のワンピースを身に着け、右下で髪を結った彼女。
その視線は俺に注がれ、口元は三日月を描いていた。

――誕生日おめでとう。  。これからもよろしくね?

そう言った彼女の頬は朱に染まり、照れくさそうにほほ笑んでいた。


時間にルーズな彼女は、いつも純粋無垢でした。
「…………璃音―――――」

またいつか、逢えるよな?
衣月何かに負けずにまた、二人で―――。

////////////////////



deleted

No.54 ニックネームは削除されました 06/28 11:55:42  削除依頼

「っだ―――!!終わったぁ――!!」
綾が叫んだ。それも商店街のど真ん中で。

「終わったの――!!」
綾の真似をしようとしたのか水月も叫んだ。
私は空かさず水月の肩を掴んで嫌味を吐きつける。

「駄目よ水月。綾みたいにガサツになっちゃうから。ね?」
「ちょ、誰がガサツだって!?南より激しい腹黒女王様には言われたくn
「「…へえ。そう思ってたの♪参考になったわ(黒笑」」

墓穴を掘ったな、逝ってらっしゃい←mt
―――南と綾を黒い笑みで攻めていた刹那、右手が下に引っ張られた。

そこには黄色いシャツにハーフパンツの小さな男の子。
恐らく幼稚園を卒園するか否か、といったところの。

その子は私を無遠慮に見上げながら泣いていた。
きっと両親と逸れたのだろう。…迷子、といった方が早いが。

「ひっぐ……ままが…いなくなっちゃったの………」
苦笑する。だからこの体質は困るといっているのに。
子供や動物に好かれやすい体質なのだ。私は。

「そう、お母さん何処に行くって言ってたか分かる?」
しゃがんで頭をなでてやる。子供の扱いなどお手の物だ。
…何せ、6年間このようなことに多々合ってきたから。

たぶんこのメンバーの中で子供の扱いに一番慣れているのは私だと
断言できる。ってかたぶんそうだろ←え

「………せんざい、とかぜぐすり……てゆってた」
「んー…じゃあ裏手の方かしら。――刻!!」

カラオケ店とファーストフード店の隙間の金銀妖眼を睨みつけると
転びそうになりながら出てきたのが一見煙草を吸っている子供に見える。

「…てめぇ…気がついてんだったら言えヨ、まジ」



deleted

No.55 ニックネームは削除されました 06/28 11:56:52  削除依頼

口から紫煙を吐きだした刻は私を睨みつけるが尽くスルー。

「え、あれ何で小学生が煙草すtt
「綾、そいつ一応高校一年だから。
今はちょっとあることがあって容姿が糞餓鬼になってるのよ。
(中身はいつも餓鬼だけど)」

最後に余計なことを呟くと刻が
綾を睨みつけた…が、綾も餓鬼な所為で好奇心旺盛な瞳で見つめられていた。

私はそっと立ち上がり泣きじゃくる男の子を笑顔で刻に押し付けた。
「……は?え、お前何する気だヨ」

「何って…部下に仕事を押し付けるのはお約束でしょ?」
拒否権を握らせない笑みを押し付ければ押し黙る刻。
それに私は余計笑みを広げ、綾の横に立った。

「頑張ってね、迷子を助ける小学生♪」
ひらひらと手を振り、踵を返して歩き出した―――。

と不意に南に肩を掴まれた。…チッ、ばれたか。

「さてと、ここから主導権は私が握るわ♪」
不敵に笑う南に反論する気力など、存在していなかった。
――――

ひょああwwww
今日もお出かけだって!!笑えちゃうぜ!!←
と言う訳で逃げます。駄文をほーり出して逃げます((殴
あ、最初の
誕生日おめでとうの下りの改行はあれです。夕日君の名前が入るんですが
あえてぬいてみて今すごい違和感感じてr(乙



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No.56 希影 06/28 17:43:18  削除依頼

鈴音さん>
別にぶりっこが嫌いだのとかではないんですがどうもああいう系統の子は苦手で^^;
個人的にはやっぱ面白みがある子か純粋な子、
真面目な子、趣味が合う子とかマジ好きですねv←告白か∑
なので小説でぶりっこを書くとき、ついつい小文字に頼っちゃうんですけどね←あ
キマツテスト?ナニソレオイシイノwww?←蹴
期末テスト中大会とかマジ最悪なパターンじゃないですか><!
僕は何故かテニス部のはずが応援団のトランペットを練習中です;;
おかげさまでテニスが鈍りに鈍っておりまするww(タヒ
話戻って期末テストと被るって野球部員はもちろん、マネの人も大変ですよね><;
クロスゲームは本当に楽しめると思いますよ^^
本気(マジ)と書いて本気(ホンキ)と読むぐらいヤバいですwwww(お前の頭がやばいぞ
ああああぁぁあ!!!!
やっぱいいですよね!!!あのタオル頭と眼鏡は犯罪だああぁぁあ!!(マジ黙れ
なんだかんだいってちゃんと授業中綺麗にノート取ったり、
きちんとテスト勉強したりと頭いいに決まってるッ
ってかそうであってほしい!そして僕の家庭教師になってくれ(ただいま暴走中
僕もそうですよ^^
好きすぎてヤバくて同じことを何回も繰り返すのは日常茶飯事なのですフフフw←殴
わかりますbb榛名さんになら下僕にされてもついついおkを出してしまう><///
そしてそんな鈴音さんにはぜひともこのおお振りのmadを見てもらいたいのです><
僕は↓これ↓を見ている途中声を殺して心の中で叫びまくりましたv←え
もう曲と動画が合いすぎて神madなのですよ></

http://www.youtube.com/watch?v=Ocv46gCarns

僕もそろそろ自分の感情に鈍すぎる魁に
ぜひとも璃音ちゃんを積極的にエスコートしてもらいたいのです←あ
僕の妄想としては璃音ちゃんの唇をあっさりと魁に奪ってもらいたいという野望がw←自重しろ
そんでそれに赤面する璃音ちゃんをかなり希望しまs(蹴
赤面だなんて……萌えに萌えるじゃないk(タヒ
マジですかv璃音ちゃんの水着姿に期待←こら
綾ちゃん×輝くんの番外編やパロをぜひ見てみたいとひそかに期待しております^^←え



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No.57 希影 06/28 17:45:07  削除依頼

華樹さん>
おひさしぶりですー^^
もうリアル生活で精一杯でここにこれないのが続いて軽く栄養不足気味です><
我ながらなんでもうちょっと若いときにコレを立てなかったのか後悔しております^^;
まだ中学生あたりなら時間をもう少し費やすことが出来るのに;;(泣
高校はやっぱグレたいぐらい大変ですよねー
でもマジでグレたら後々自分が困るから今頑張るしかないしー、みたいな;;?
去年までは毎日来れるくらいもう少し余裕があったのに2年になってグダグダ状態に^^;
もう趣味の時間はコレ一本に集中しようかと悩み中です><
とりあえず夏休みの予定を見る限りでもあまり期待は出来ませんし……
一週間後には期末だから急いで勉強もせねば!(涙
期末ってイヤです……ってかもうテストが嫌だあぁぁああ(落ち着け
なんで中間よりも教科数が多いんだ!と毎回テスト前に喚いています←え
そしてテストのことを考える度にヒステリック起こしそうでs(蹴
僕は一応なるべくいいとこの大学行きたいんですが全然まともに対策をとっていないという^^;
英語と数学は毎日ありえない課題出されますし、若い頃に戻りたいです←あ
あ!華樹さんの絵倉庫スレ見に行かせてもらいました^^
おなじみのリレ小キャラの絵に萌えさせてもらいましたv←
もう清ちゃんが可愛くて可愛くてぜひとも僕の嫁にきてくださ(蹴
雲雀が超似てて画面の前で興奮してしまいました^^v
他に何か知ってる漫画とかってありますかー^^?



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No.58 希影 06/28 17:46:00  削除依頼

実優*†⌒◆さん>
い、いらっしゃいませお嬢様><///←何奴;?
僕もこの継続っぷりに感動しています^^
っていっても他の皆さんがうpしてくださってるだけで最近サボりまくってるんですけども←おい
輝くんのツンデレっぷりには萌え要素を感じれますよね←マジ黙れ
僕以外の方は更新早めなんでぜひともまたのお越しを^^v
…僕も頑張らねば;;アゲありがとーございました\(^o^)/


紫凛さん>
被りコメすみません^^;
でもどうしても↓のを見て欲しくて><
コレはB'zの【いつかまたここで】と最遊記のコラボなんですけど
マジこれは胸にきます!僕なんて眼からちょびちょび鼻水が←え

http://www.youtube.com/watch?v=v3VUD--Xsko&feature=related

そんでもって期末期間に入ってしまうのであまりこれない状況になります><;
……はい、もう今の状況でも十分休みすぎなんですけども^^;(汗
んで劇の役として璃音ちゃんの相手役が可哀想なことに魁なので
よかったら適当に動かしちゃってください^^
ええ、そりゃあもう、使いやすいようにv←あ

とりあえず昼にするはずのものを夕方まで引きずるという←こら
本文は今夜進めたいと思い...ま....す^^;



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No.59 華樹 06/28 18:11:15  削除依頼

*宮倉清*


からんと音を響かせて始末屋のアジトのドアを開くと、やっぱりそこにはハルが居た。
いつも来るのがはやすぎるので此処に住んでいるのではないかと疑った事があったぐらいだ。まぁ此処の鍵はハルが持っているので早すぎても入られないが。
しかし、いつもバイクで帰るのを見ているため、家があることは間違いない。
「清殿。来たのか」そういうハルの声を聞きながら椅子にすわった。
アヤとテルはまだ来ていない。
部屋の中を見渡して、ああ、そうだった。アヤは今日カラオケ行くとかで遅く来るんだったなと思いだした。
テルは…
ちらりとハルを見る。
あまり遅くに来てハルを怒らせない事だけを祈ろう。
そう考えて冷蔵庫の扉を開ける。缶ジュースが一本だけ入っていた。次来た時に補充しておかなければと思いながら缶を手に取った。

…今日も、依頼はナシ、か。

ハルが暇そうにしているところを見ると、今日も依頼が無かったらしい。
缶を開けてジュースを飲む。
するとハルが清に声をかけた。

「清殿」
「…?」
「そろそろ掃除した方がいいと思うのだがどう思う?」
「…」
部屋を見渡して見て、確かに少し掃除した方がいいかなと思った。部屋の隅には埃がたまっているし。
“何か”が出てきてもおかしくない。
部屋の隅を見てそう思ってしまい、寒気がした。
アレ、が出る前に掃除した方がいいだろうか。

「うん…掃除…した、方が…いい、かも」
「そうだな。あの二人も居ないし、清殿手伝ってくれるか?」
こくんと頷くと、ハルは清の手に箒とはたきを渡した。どちらかで掃除しろという事だろうか。とりあえず清ははたきを持って埃を落とそうと壁際に寄って行った。
“あの二人も居ないし”
ハルの言葉を思い出して、何故だろうと思ったがすぐに思い当たった。
二人が一緒に居るとすぐにトークバトルが始まって進まないからだろう。
そう考えながらパタパタと埃を落としてゆく。
壊れたテーブルは捨てなければなと、邪魔なので動かそうとした所、清の耳朶に不吉な音が届いた。
「…」
緊張の面持ちで清はもう一度机をズ…と動かす。
するとまたもや不吉な、音……


「……っっっっっ!!!!!!!!!??????????」



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No.60 華樹 06/28 18:11:49  削除依頼

+++


「清殿?」
ガッッッシャアアアアアンンという盛大な音を聞きつけて春彦は首を傾げた。
何か落としたのだろうか。あんなに大きな音がしたのだから、何か大きなものを落としたに違いない。
掃除機を取りに奥に行っていた春彦はすぐに清が居る筈の所へ向かった。


+++

奴が、奴がいる。
床とか壁とか天井とか、とにかく色々な所を走り回るあの、黒い、なんか黒光りしてて二本細長いのがぴょーんと出てて。ヤツが、あの――――

「ぎゃあああああああああああ」
「清殿、どうした!?」

机の上に蹲って普段では絶対に上げない悲鳴をあげているとハルがばたばたと駆けつけていた。

「居るっ、居る、居るぅっっ;;;」
「な、どうした、清殿?何が…」
「イニシャルGが、Gが……………!!!!!!!」
「G?」
何の事だと首を傾げるハル。
「っそこに、いるからっ!!!!」
清が指を指し、ハルが視線を落とした先、そこにはGことヤツの姿が、正式名称を出すのもおぞましい、ゴ…

「なんだ、ゴキブ…「ぎゃああああああああああああああ!!!!!」
少しでもその単語を耳に入れないでおこうと耳を塞ぐ。
それに驚いたのかハルは目を丸くして清を見つめた。
嗚呼、きっと自分の今の顔はひどいことになっているだろう。絶対に涙目になっている自信がある。目の前霞んでるし。
そう思っていると、ハルが噴き出したのがわかった。顔を上げると、笑いをこらえるようにして口元を押さえている。
「…!!」
「いや…すまない。いつもの清殿とはとうてい想像がつかなかったものだから…」
「ぎゃああああああああああああああ」
ハルの言葉を聞いて反論できないうちに悲鳴を上げた。なんとGが清がうずくまっている机の方に走り出したのだ。
「丁度新聞があって良かった。大丈夫だから」
「…!!!」
軽くパニック状態になっている清に新聞を棒状に丸めながらハルは言うと、カサカサと動き回るGを追いかけはじめた。しかしなかなか仕留められない。
ハルがゴキ…いや、Gを駆除しようとしてくれている間、清は息を整えながらだんだんと冷静さを取り戻して来ていた。さっきの自分の慌てようが恥ずかしい。
そう思っていると。



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No.61 華樹 06/28 18:20:15  削除依頼

カサッ


傍で不吉な音がした。
恐る恐る振り返ってみると

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ」
清がのぼっている机の上にまるで『Hello!!』とでも言うかのようにもう一匹目のGが居たのだ。二本の触角をふらふらさせながら。

“一匹いたら数十匹いると思え”

誰かが言っていたような言葉が頭の中で響き、絶叫したあと、清の中で何かがプッツリと切れた音がした。



「…殺す」


清が机をひっくり返して懐のナイフと針を取り出した時、始末屋のドアのベルが鳴ったのと、ハルが何か叫んだのが聞こえた気がした。





+++++++++++
キャラ崩壊…;;

はい。
時間外投稿すいません…;;
明日に出さねばならぬ課題があったので、今日の夜投稿するのは無理だろーなーと思って今投稿しております…;;
そして今日もコメ返できないっていう…!!
ああもう、なんでテストなんかあるんだよこんちくしゃ♯

なんていうか…清がゴキブリ嫌いなの思い出しまして。
ハルさんと清とでどう話かこっかなーと思ってコレにしました…
最後のドアのベルの音は輝君のつもりです;
清さん暴れてますが、なんとかハルさんとおさえてちょw(誰←

それでは、後ほど!!



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No.62 華樹 06/28 19:11:04  削除依頼

あ、追記なのですが、今更ながらお願いがあります。
本当に今更なのですが、我ながら自分の脳みその軽さに驚いております;

清の年齢を14にしてもよろしいでしょうか?

中学三年生の設定なのですが、
今のリレ小の4、5月くらいに、11月が誕生日の設定なのに中3で15歳ってありえねぇぇぇ;;;計算あわねぇぇ;;;
と授業中(しかも数学)に気づきまして。。
もしよかったらかえさせて頂きたいです!!
身勝手ですいません;;



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No.63 ユキ絵☆ 06/28 21:12:37  削除依頼

うげああああああああああ○| ̄|_
それでは溜めに溜めまくっていたコメントを返させてくださいまし><、、(蹴
そして思いっきり時間外で申し訳ないですorzorzorz

>>希影さん
私のこのアイコンがメイド姿になってるのを想像したら萌えtそして吹いt(ちょ
部屋の中に置いてある物の仕舞い場所を勝手に移動されることが多くて(T∇T)
電話が部屋にあるんで電話取ったときに話しとかメモできるよう机の上に
メモ帳置いてるんですけどこの前それを勝手に移動されて/(^O^)\大変なことにw
ゴルフを上から録画とはwwwwそれは子供だと尚更腹立たしく思いますよねww
唯でさえアニメはゴルフとか野球でお休みになることが多いのにw憎々しい(をいw
うおおおおおおルパンとコナンのコラボのやつテレビだけ付けてたんですけど
なんだかご飯食べててあまり話の内容覚えていなく○| ̄|_真剣に見てればよかtorz
何か毛利蘭にそっくりな姫様?が出てきてた記憶があるんですがそんな感じで!?←
明らかに大荒れの高校生が雑貨屋?というかアクセとか売ってるお店にいたら
そりゃまあスルーですけど市で一番優秀な学校の生徒がいたら「凄っ!!」と><、
遊ぶ暇があるのにそんな優秀の学校入れるなんてどうすれば…そんな技が…orz
ずっと勉強しててたまに遊びに出たって時に偶然私が目撃しただけかもですけどね;
単語覚えるのって鬼きつくないすか(^p^)!?普通に頭の容量が…足りぬ(←乙w
世界史とか覚えるの多すぎで頭割れるorzトゥール・ポワティエ間の戦い?what?←
薫さんと誰か(さっkry)の新婚生活が見たい気がする今日この頃で\(^o^)/
璃音様と薫さんでお嫁さん対決的なのをしてもらいたくw料理は璃音様圧勝k(ちょ
キバとヒナタは良いですよねwwっていうか公式でキバ→ヒナタにならないかなt←
キバ→ヒナタ→ナルト→←サクラ←リー←テンテン→←ネジとか凄い妄想g(自重



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No.64 ユキ絵☆ 06/28 21:14:24  削除依頼

メルヘヴン!!!!!!!!ちょっとアニメ見てましたよっ!!!!!!(うるせw
元々GARNETCROWのファンでOP歌ってたから惹かれて行った感じで(*´Д`*)ぎゅふふ
「バッボ割れる」とか言う超シンプルなサブタイトルを見たとき丁度錠剤呑んでて
何故かそのサブタイトルが超ツボにはまって薬が逆流して大変なことになtwwww
あとピノキオンとかいう人形みたいなキャラが確か「八裂きにしてやんよ」的なことを
ドロシーに言って吹いた記憶があった気が(´^o^);:*:;(笑いどころがおかしいwww

>>華樹さん
をををををををををををを今度は私がただいまです( ゜∀゜)o彡゜(ええ加減にせいっ!
清ちゃま巫女服姿なんかで可愛くしてると小中学生大好きなこの私に誘拐s(即死ね
メインの女性陣そういえば4分の3人が黒髪なんですね(´^o^);:*:;凄い和風(何w
璃音様金髪で柳君も山吹色で、さっくんが黒で萩萎ちゃんも黒だから纏まりあって><///
そして前華樹さんが描いてくださった始末屋の集合イラスト見たら気づいてしまって!
輝だけ派手な髪と瞳の色で明らかに浮いた存在なのだなということに(´^o^);:*:;←
ひぎゅあああああああああΣ(゜Д゜ノ)ノ 私も三年になる頃から放送部入って!!!
ちょ、文化祭アナウンス…(T∇T)できることならやってみたいと思う私は変態?←
実は演劇部もやってて、放送部メインにしたら追放ね!とまで言われて○| ̄|_(怖y
だからちっとも放送部に顔出せなく土曜の昼の放送だけたまーに順番でやるだけでorz
入ったのに意味ないやん!と><もうすぐ引退なのに演劇部まじ死んでくr(落ち付けw



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No.65 ユキ絵☆ 06/28 21:14:57  削除依頼

テストに文化祭に大会にと続いているのですか(つд`)それはお休みというか
睡眠時間削られてしまう程忙しいすよねorzセンセみたく暇な時間をストックしたいorz
清ちゃま戻ってきてくれますか(´;∀;`)!?もし戻ってきてくれなかったら
春の旦那と綾ちゃんと輝がこっちから清ちゃまのところに行きますけどね(強引ww
燕雀さんに会える感じですよね\(^o^)/!?え鬼がつくほど楽しみな企画なんすkd!!!
シリアスを全会にできる予感がして(`・ω´・ )←こういう顔して待ってます(なんぞw
あ!!清ちゃま14歳設定全然うはあああ(*´Д`*)になる程了解でっす><///!!
つるぺたつるぺたつるぺたぐっへへへはふぁhdjさふゃlふえhふあい(←ロリコンw

>>実優*†⌒◆さん
わわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわΣ(゜Д゜ノ)ノ
初コメありがとうございます\(^o^)/変態と申します、よろしゅう(逝けば良い
皆さん素敵な文章書いていて(´;∀;`)どうぞこれからも読んで下さればと思います^^
そして私の駄文と投稿時間のばらつきと出没率のばらばらはきっと一生治りませんが
ぬおおおおお見捨てないでください○| ̄|_お願いします○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_
輝好きですか(T∇T)有難すぎて小田和正の曲のタイトルで(言葉にできない的な意味で
灯ちゃんと綾ちゃんどうなるのでしょう!個人的には綾ちゃんオチ希望!!!!!!←
ということでこれからの展開は是非!続きの方を…読んで…くだ…sy(大丈夫かw



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No.66 ユキ絵☆ 06/28 21:16:01  削除依頼

>>紫凛さん
最近石田さんが出てるアニメ見てなくて何か新作見ようかしらと企みつつも
結局アニメがやってる時間やることがあって「ぬお!」とか見逃してる私が通りますorz
旋毛が多いとリアルに髪結び辛い他、何故か寝ぐせというかちょっとしたことで
その無駄に多い旋毛のところが「ぶわっ」と盛り上がると言いますか/(^O^)\ww
それ友達に相談したら理解してくれなく「えー盛れるの良いやん?うらやま~」…と。
「一か所だけ、不 自 然 に 盛 り あ が る ん だ ぜ」と叫ぼうk(乙
あ!ⅹまで行ったら次11ってどう表すんですかね?!ⅹⅠで良いんすk!?(バカw
このリレ小の一周年記念っていつですかね…?なんかその時お祝したくって><、
キャラ募集が始まったのは12月7日ですけど本編Ⅰが始まったのは12月26日ですし
やっぱり12月26日が正式な一周年ということになるのでしょうかね\(^o^)/!?
そしてその時もうすぐお正月だから何故かリレ小キャラがサザエさんのあれみたいに
「あけましておめでとうございます!」と勢ぞろいして土下座(w)してる姿を想像したら
盛大に吹いてしまって(´^o^);:*:;何のテレビアニメのお正月スペシャルとwww
ぎえええそんな…私には…きっと高音はでなく…紫凛さん…うらやま~!!(盛れるw
海吏様と合わせてくれるなら私にイラストが描けるほどのミラクルが起きる予感が!!
そうしたらミクから盗んだ縞パンを頭に被ってネギの舞を踊ってね、蛍さん(なぜ蛍w



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No.67 ユキ絵☆ 06/28 21:16:40  削除依頼

>>鈴音さん
部活のユニフォーム着て怪我してる輝すかwww奴は無理難題を起こすので
きっといつも部活のユニフォームを着てる時は何処か怪我していると思いますよ(ちょw
綾ちゃんに是非×ゲームで「一日始末屋のメイド」っていうのをやってもらいたくw
ただメイド服を着ているだけでなく身の回りのお世話を皆にするというくおおおお←
いやいや私の道着の似合わなさは異常で○| ̄|_肩幅がやけに広く見えちゃってorz
そして今思った!萩萎ちゃんと綾ちゃんの空手勝負が超絵になると(*´Д`*)ぎゅふ
そして綾ちゃんと萩萎ちゃんには空手勝負ではきっと男の人でも勝てないと(をいw
皆川さんに認められるのは相当難しそうですよねそのファンレベルだとwww
そこらの男じゃ綾ちゃんに近づこうとしても即蹴散らされるというか(´^o^);:*:;
ケンタロスの大軍みたいにファンクラブの女の子たちがドドドドドドドッと来て
何が何だか分からないうちにペシャンコにぶっつぶされそうで恐ろしい(((;´д`)))
ただ単に輝の片思いだったら間違いなくファンクラブに潰されていますよねww
綾ちゃんも輝のこと好きだから生かしてもらえてるようでヒヤヒヤものです^^;
アヤテルのちゅープリを旦那がどうやって入手したのか気になる所で(´^o^);:*:;
目の前でチラつかせられて「返せ!」と叫ぶが絶対に返してくれないとwww
そういう時は真剣な表情で「お前とキスs(←自重しないとそろそろ殺しちゃうZOY☆


ほぅわ!!凄いレス数使ってしまって申し訳ないです○| ̄|_○| ̄|_
それではまた明日/(^O^)\!!!!!!!!!(うるせw



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No.68 希影 06/28 22:08:04  削除依頼

*桜田 魁*

「あれ?璃音は??」

「あっなんか病院行ってから仕事があるとかで消えた」

「ったく、あいつまた仕事のこと話してくれねぇし…」

姿の見えない璃音にモヤモヤしながら俺は近くにあった壁に寄り添った

…ってか、何でそのことを俺じゃなくて柳が知ってんだ?
いや別に知らなくてもよかったけど……うん

俺は無意識のうちに口元が下がっていた

「そう…まぁもう台本合わせなんて無謀ねww
今日は帰っていいわ♪ごめんね、こんなに待たせて。
また明後日、10:00に栖鳳中学によろしくね♪」
「分かった…んじゃあ璃音の連絡があってからカラオケに行くから…」
「あっはいはーい。表に車だしてあるからそれに乗って帰ってくださいねー」

台本合わせとかもうよくねぇか?めんどくせー
ぶっつけ本番でちょちょいと終わらしゃぁいいんだよ
…明日の10時、か。その時間帯起きてるかなー

とりあえず帰ったらシャワーでも浴びるか……
少し頭だりぃし、今日はさっさと寝て明日に備えるとでもしよう
……今日ぐらい晩飯抜いても死なないだろうし



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No.69 希影 06/28 22:08:26  削除依頼

*******

あと何100mかというところで車を降り、少し冷めこんだ夜風を頬にあびながら
早歩きで我がマイホームへと向かった...もちろんポッケに手を入れて

電球が古いのか点き加減の悪い街灯に苛々しながらも扉を開けようとした……が

  
“ミャー”


不意に足元から猫の鳴き声が聞こえてきた

「…………。」

薄暗くて下を見ていなかったが子猫の、それも黒い色をした猫が俺の足元に擦り寄ってきた

……なんでこうも俺は面倒ごとにまきこまれるんだろうか

そう、つくづく自分の不運を嘆いた

「…ったく、シッシッどこか行けよ。どうせここにいても何もしねぇからな」

俺はそう言って手で払うようにしてその黒猫に話し掛けるように言った
それでも猫はミャーと鳴きながら首を傾げ、一向にこの場から去ろうとしない

俺は不機嫌にならないうちにその黒猫をどこかに置いていこうとその黒猫を持ち上げた

「……ッ!?」

さっきまでは猫の色ぐらいしかわからなかったが今見ると所々に切り傷のようなものがある
しかも思っていた以上に軽くひょいッと持ち上げることができた

……人間によるもの、だろうな

【黒猫が通り過ぎると縁起が悪い】

そんな人間が勝手に創りあげた迷信によってコイツは色んな人間から危害を喰らったのだろう
……何もしていないのに、そんな本当かどうかも分からない迷信のせいで

「……世話してやるのは今日だけだからな」

俺はしょうがなくその猫を抱いたまま、溜息をつきながら家の中へと入った

ひとまずこの猫が汚れきってるのもあれば俺もさっさと身体を流したいということもあり、
一緒にシャワーを浴びることにした

……どうして手馴れてるかって?そりゃあ前に似たようなの飼ってたからな
ま、まだコイツの方が十分大人しいから扱いやすいけど

*******

この猫がすっぽり入る容器を準備し、人肌ぐらいのお湯にその猫をつけた
傷口に染みるのか入ったとたん、すぐその容器から出てしまった

「大人しくしろよ。痛いのは少しだけなんだから」

俺がそういうと渋々再び容器の中へと入った
俺もその様子にほんの少しだけ笑みを浮かべ、
自分も衣服を脱ぎ、シャワーで一通り流した

+反省+
追いつくつもりが追いつかず><;
ユキ絵さんのコメ返は明日させてもらいますorz
時間オーバー申し訳ない;;



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No.70 ユキ絵☆ 06/29 17:13:27  削除依頼

* 雨上 虹歩 *

やっぱりまずいこと訊いちゃったんでしょうか…あたし。
自分の年齢を覚えていないなんてよっぽどのことですし、触れてはいけなかったのかもしれませんよね…。ああ、訊かなきゃ良かったです…本当に。
照平先輩の顔を見上げると、案の定照平先輩は虚無まで感じ取れる程の冷たく虚ろな眼を浮かべていて、その眼を見れば見るほどさっきの質問を後悔するだけなので俯いてしまいました。
ここで目を逸らす様な真似をするのは卑怯なのかもしれませんが、どうすることもできなくて…。

「ああ。俺って既に一回死んでて…今のこの身体は借り物なんだわ」

その発言を耳にし顔を上げた刹那、あたしから遠ざかるよう照平先輩が20歩程先に一瞬で移動した…と言う有り得ない光景を見て
右に持つカップ麺の容器の側面を凹ませてしまいました。思わず指先に力を入れてしまって。

この身体は借り物。

背流様の教え子である照平先輩のその言葉と、瞬きをする間程の僅かな時間でこの距離を進んだ。ということに、一つの確信を抱きました。

この人、間違いなく背流様と同じ能力を持っています。

この能力は、第一条件として背流様の母君様である“薊(アザミ)様”の血を受け継ぎ、更に第二条件として薊様に最も愛された者だけが使いこなせるという能力なはずですが…。
それ故に、第二条件を満たせなかった背流様の異父兄弟や実妹のリナ様にはこの能力を受け継ぐことができなかった…と聞いた程でしたのに。
そんな能力を何故、照平先輩が持っているのでしょうか。

たった一つだけ考えられるのは、この人は背流様の――
……いや、そんなまさか。考えすぎですよね…そんなこと信じられませんよあたしは…。

ま、まぁ…照平先輩の“送”と“受”の能力がどのくらい強いものなのか、どのくらい自分のものにしているのかは不明ですが…
たった今見せた20歩程のこのテレポーテーションに全力を使っていたのであれば、それ程強い力は持っていない…ということですよね…。
そして借り物の身体のことに関しては、以前自身の精神を他者の身体に送ったか…または背流様が照平先輩の精神を他者の身体に送ったのかのどちらかになりますよね…。

確か背流様の妹様の精神も、背流様が誰かの身体に送った…という噂もあった気がしますが。
 



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No.71 ユキ絵☆ 06/29 17:14:32  削除依頼

 
ま、あたしが一人で考えても正しい答えは浮かばないですし、今は一時も早く背流様に会う方が優先ですよね。
あたしを振り返り手招きしている照平先輩に駆け寄ると、さっきと同じように微笑みかけられて少しだけ安心しました。
ああ…怒ってないようで良かったです…本当に。殺されたらどうしようかと思いましたよ…。

「ってことでこれ以上の僕に対する質問は禁止な方向でお願いしマス」
「ぅ…ぅぎゅ。了解しました…!」
「おっと…因みにこのことは部外者には秘密デスヨ。怒られるのは僕ですカラ」
「ぅっOKッス!照平先輩のためにばっちり緘黙してみせます!」

廊下の突き当たりにある階段を下りながら照平先輩と約束をしたのですが…またコロっと誰かに言ってしまわないか内心もの凄く自分が心配ですあたし…。
自分で言うのもおかしいですけど、結構あたしって口が滑ることが多い人間ですからね…。
できることならそんな重大な秘密教えてもらわない方が良かったのですが、知ってしまったからには仕方ないですし。
何とかして内緒にするよう努力するしかありませんね…照平先輩のためにも。

…それにしても今は外国人の身体だからって何故片言口調で喋る必要があるのか…そして性格まで偽ってるとしたら、どこにそんな必要があるのか今度はそこが気になってきてしまいました。
まぁその辺も色々あるんでしょうけど…詮索したらまた秘密を知ってしまうかもしれませんし…。
そしたら口が滑らないようにするのが大変になるだけですから、訊かない方が良いですね…これ以上のことは。

「特に、赤茶髪で被害妄想が激しく死にたがり屋なくせに気が強い男に怒られますカラ」

誰かにメールでも送ろうとしているのか携帯電話を弄りながら言ってきた照平先輩の言葉に
頭上に白熱電球を描かれる程ピンと来て、ある人物が浮かび上がりました。
赤茶髪…そして気が強い。
これはさっきあたしが尾行していた始末屋メンバーの男性に当てはまりますし、
もしかしたら照平先輩はその人のことを言っているのかもしれませんね…。

名前は確か、灰田さん…いや、違いますね…。灰野…灰井…灰部…灰男…復活…銀魂?
…あれ?何かずれてきてしまいました。

…っああ、そうそう!灰塚さんでした!スパイに行く前に始末屋メンバーの名前は叩きこまれたはずなのに既に忘れてきてしまいましたよ…。
  



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No.72 ユキ絵☆ 06/29 17:16:08  削除依頼

  
「ああ…それって、始末屋メンバーでもある灰塚さんとか言うアレですか?」
「そう、それデス!沢山いる僕の先輩達の中でトップクラスで短気なんで…アレは」
「確かに雰囲気が変だったし…やっぱり可笑しめな人なんですか?アレって」
「にゅん?そりゃあもう最悪で!!精神異常者としか思えないデス」

あたしの方が照平先輩より後に階段を下り始めたので、
3つ程上段のこの位置からだと照平先輩の手元にある携帯の画面をちらっと覗けるのですが…
メールに拘わっているのか、それとも送信する相手への嫌がらせか…凄まじいギャル文字とデコメ素材を乱用した最早解読不可能な物が画面に映っていて
これ以上このメールを覗き見したところで内容を理解できるわけでもありませんし、少し進みを速めて照平先輩と同じ段に足をつけました。
照平先輩の顔を覗き込むと、その途端何やら面白いことでも思いついたのかニヤニヤと笑いだした様に見えました。

「だってあの人鼻から蕎麦食べるんデスヨ?そして未だ牛乳は哺乳瓶で飲んでマス」

って!!ちょ、まじっすか!?

「ぅげっ!?アレってそんな人だったんですか!?450歩くらいドン引きですよそれ!!」
「スカトロマニアで、宝物は10年前の蜜柑の皮、おまけに趣味は女子トイレの盗撮デス」
「ぅぎぁああああああ気持ち悪いです恐ろしいです!!絶対二度と遭遇したくない…!!」

最低中の最っ低です!!
あの時、雰囲気的に灰塚さんってその気があると思ったらやっぱり凄まじい変態だったんですね…!!
10年前の蜜柑の皮なんて、ふっつーに腐った生ゴミじゃないですか…!それが宝物だなんて、特別な理由があったとしてもあたしには理解できません!
女子トイレの盗撮に関しては犯罪ですよそれ!!まさに女の敵です…今度出くわしてしまったらどうしましょう…。
灰塚さんが女子トイレで盗撮のビデオカメラを仕掛けている最中に誰かが偶然遭遇でもしてしまったら…
「見~た~な~」とか言ってそのまま個室へぅぎゃあああああ!!!
直ぐ様処分する必要があるのではないですか!?これ!危険すぎますってこういう人は!!
どうして始末屋の方々はこんな危険なメンバーを野放しにしているのか信じられません!人間性を疑います!!
 



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No.73 ユキ絵☆ 06/29 17:16:47  削除依頼

 
「あっ!!今言ったことは本人には絶対死んでも言うんじゃねぇぞ!!」

灰塚さんにドン引きしてると、何を思ったか照平先輩が突然目を剥いて大声を上げてきたので、
危うく階段から足を滑らせてしまうところでした。
次に灰塚さんと遭遇してしまったら、あたしが犠牲になっても
世の中の女性のために命懸けでその悪行を食い止めようと思ってましたのに…。
もしかして…他人に悪行をばらしたことが灰塚さんに知れたら照平先輩がっ……!!

「ばらしたことが伝わったら照平先輩がスカトロの餌食にされてしまうのですか!?」
「…え、あ、ばらしたというか…うん。口癖通り確実に地球の裏側まで蹴り飛ばされマス…」

な、ななななななななんと!!
ち、地球の裏側まで蹴り飛ばすなんて苛酷な刑罰にも程があります!!
惨すぎます灰塚さん!!いや、灰塚!!いや、鬼!!
……あれ?でも…良く考えると日本の真裏はブラジル辺り(正確には大西洋上)ですが…。

地球の裏側…って何処でしょう。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´・ω:;.:...

ふぎああああああああああああああ時間外ごめんなさい○| ̄|_(今度は夕方かいorz
なんだかとっても見づらくてすみませorz
もう改行のタイミングを考えるのが…めんどk(死ね
とっととととと取りあえず…論文系のレポートが…難しくって…そして眠くって…orz
色々申し訳ないです><、時間外そして駄文そして意味不明で…本当にすみません。。。
 



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No.74 ニックネームは削除されました 06/29 20:11:07  削除依頼

*海咲 璃音*

ごしっくこーで

…とか言う奴をまず最初に綾に笑顔できて見てと言われた。
肘辺りまでの袖。胸元に入ったラインと、右に通る立て線が交わる所に
金色の十字架がぶら下がっていた。…まあ全体が黒い生地だから。

下着ギリギリのラインの短さのスカートも渋々穿いた所で
一つ、問題に気がついて綾を呼び寄せる。

スカートだけ、もうワンサイズ小さいの持って来てくれる?

…と言ったらどんだけウエスト細いのよと睨みつけられるし。
ウエスト細いと鞘腰に巻けないのよ…って私の剣どっから出て来てるんだ?←

スカートを穿いて、白いタイツ、黒いローファー(セットだったんだよ)を履き、
クリーム色のカーテンを開けて驚愕の眼差しを向けられた。

私の隣は更衣室で南に着替えを強制される舂月。
その極悪大魔王こと南がニヤリと笑った。

「…へえ、結構合うわね。綾と違ってガサツじゃないからか?
それとも金髪だからか?w」

「ああ、そっか。あたしが…ってちょ、南!!
絶対後者、あたしは絶対そうだと思「「綾。黙れ」」

店内で勝手に騒ぎ始める前に南と一緒に制止させる。
すると綾は顔を赤らめ俯き、次の衣服を私に押し付けた。

一度カーテンを閉め、衣服を広げた。
黒地のノースリーブ。大きく肩を露出している。
オマケに下はレギンスも何も無い短パンで。

心の中で舌打ちをして少し、気を集中させる。
――こんな露出したい服着たら、傷が丸見えじゃない。



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No.75 ニックネームは削除されました 06/29 20:12:14  削除依頼

南が採寸してくれた時もそう。
殆どの傷を隠し、擦り傷程度の傷だけを残していた。
…これも詐欺なのかな…?

分泌、だ。
分泌の能力は体からありとあらゆる気体諸々を作る能力。
今回も分泌の応用をして傷を消した。…保護フィルムと言った方が早いかな。

傷が完全に見えなくなった後、素早く衣服を身につけた。
…金髪って、何にでも合うのかしら。

カーテンを開けると綾がウエストを見て悲しげに顔を顰め、
私のウエストに大胆にタッチした。

「あのー……すんません、綾って変t「…何、この驚異的な細さ」

駄目だ、聞いてない。
まあ胃が小さいし。1日一食で十分だし。
糖分取らないし。甘い物はレモンティーに時々入れるお砂糖だけだし。
綾が壊れてると微妙に怖い。殴り殺していいですか(駄目です

「…まあ…ほら、カラオケでも私何も飲食してないし…
綾は十分凹凸あるから大丈夫よ」

私は邪魔だから胸包帯で巻いてるけど、と言うのは止めておいた。
洋服脱がされて包帯引っぺがされそうだからだ。

「……じゃ、今度はお淑やか系」
私にワンピースを押しつけ、少し項垂れている綾。
――私は綾の"好き"の感情が羨ましい、かな。

そしてノースリーブの私を鏡で見つめる。
…ウエストのラインが強調させられる、のか。
やっと気が付いた。…まあいいや←ちょwww

――璃音は性格がキツいけど肌白くて金髪だからな……
よし、んじゃこれ。白いワンピースに黒いシースルーの帽子。
きっと璃音に合うんじゃないのか?

――性格キツいのと金髪の何処が関係あるのよ…。
まあいいわ。着てみる。ちょっと待ってて。

白いベアトップのワンピース。
後ろには白い大きめのリボンで腰を絞めている。
そして首に巻きつける為にあるのであろう黒いリボン。
…まあ、体系は出てないから落ちついてるかな、綾……!?

「…綾、これって包帯外さないと駄目?」
カーテン越しの会話。綾の答えは―――。



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No.76 ニックネームは削除されました 06/29 20:19:16  削除依頼

「当たり前じゃん♪」だった。
どこでバスト知った、と聞くまでもなく多分南が元凶だと思う。
チッと舌打ちをして包帯を解いた。

///////////////

「んー……やっぱ邪魔…」
自分も一応成長はしていたんだと知った。
…抑えてたら凹むかと思ってたw形が悪くなるだけだったのか・・・。

まあベアトップに括りつけてあるリボンで抑えてはいるのだけれど…。
うん、邪魔だ。

「でもウエスト細いから周りから見ればスタイル良いんじゃないの?」
「…南は舂月担当でしょ?」

「そうだ、璃音これ着てみな「着ない、却下拒否言語道断」

綾が取り出したのはドレスっぽい…てそれドレスですよね。
その前に何なんですかねこのお店←
"ごしっく"とか言うのとかいっぱいあるけど変な店じゃ…。

「さてと、私そろそろ帰って仕事しなくちゃ。
もう帰らない?台本読み返して最終チェックしておくわ」

私はそう切り出し、衣服を脱ぐためカーテンの奥へ身を潜めた。
…包帯、面倒臭いからいいや。

////////////////

「ありがとうございましたー」
若い女の人が私達を見送ってくれた…がもうこんな所来る必要ないだろう。

「…因みに璃音さ、ウエストいくつ?」
綾がまた変なオーラを纏いつつ私に問った。

「ああ、璃音は52」
「ちょ、南!!何で不必要な事喋ってるの―――?」



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No.77 ニックネームは削除されました 06/29 20:24:45  削除依頼

右に、倒れこんだ…いや、引っ張られた。
走ってきたようで若干息が荒い。
――――――――変態か?←mt

「…あのー…すんません………ってうぉわ!?」
立ち上がった男は私の腕を引っ張って駆けだした。
―――振りほどけない力の強さ。

「え、ちょごめん!!!!また明日、綾の家水月連れて行くから―――――‼‼」
振りほどく事が出来ないので仕方なく叫んだ。
綾も追いかけようとしていたが南が何かを察したようにその動きを止めさせた。

///////////////

「...ちょ、酸欠起こすってんに……!」
近場の公園まで引っ張られて走って行った。
すると急に動きを止めたもんだから背中に衝突してしまった。

その男は此方に悪びれもなく振りむき、サングラスを外し微笑んだ。
「へへっ、逃げて来ちまった。」

短い銀の髪を掻きあげ笑った男―――否、彼。
「…何処、行ってたの」

私は俯き、冷たく返答する。

「…衣月に、な。逢いたくてちょっち抜け出してきた」
「――馬鹿じゃないの?…待ってたのに」


―――夕日のバーカ


そう言ってやった。
驚きとうろ覚えの愛しさ。
…少しの不安と恐怖を抱えた笑みを、彼に、夕日に渡した。
―――――――――――――――――――――――――
え、どんな店に行ってたんだよ←お前もな
璃音の胸は多分Cの筈。多分璃音が生きてたら首殺がれた((
これで夕日君と璃音セットで文化祭踊らせたら魁君どんななのかな←
しかもこれで綾ちゃん達が後を追ってたりしたら笑えるww←おまwww
そしてそして魁君の「大人しくしろよ。痛いのは少しだけなんだから」
を凄い変な意味で受け取ってぐほほほうぃあははおふwkdんks!!((
え、すんませんそれ璃音組み敷いて行ってもらっていいですか←

と言う訳でコメントは返せないぜ←死ね、それか死ねw
くそぉおおおう!!←
魁君愛してる!!清様の伽羅崩壊に全俺が萌えた!!←



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No.78 鈴音 06/29 23:42:33  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「っだ―――!!終わったぁ――!!」

カラオケが終わって外に出る。
商店街を歩きながら伸びをして叫んだ。

「終わったの――!!」

するとあたしのマネをしたのか水月ちゃんも叫ぶ。
もうっ!!マジこういう子かわいすぎてかわいすぎて…←

なんて思って水月ちゃんの頭をなでようとすると璃音が水月ちゃんの肩をつかんだ。
「駄目よ水月。綾みたいにガサツになっちゃうから。ね?」
「ちょ、誰がガサツだって!?南より激しい腹黒女王様には言われたくn
「「…へえ。そう思ってたの♪参考になったわ(黒笑」」

げっ;;ヤベっ…
つい口が滑ったと思えばそこにいるのは黒く笑った南と璃音でして…
さっき麻耶たちに向けた笑顔は何だったのよ…

なんて思ってると黄色いシャツにハーフパンツの小さな男の子が璃音の服を引っ張っていた。
男の子の顔は涙でゆがんでいて…
キョロキョロあたりを見回すが母親らしき人は見当たらない。
迷子…かな??

「ひっぐ……ままが…いなくなっちゃったの………」

あっビンゴ。
なんて思うと璃音が男の子と同じ目線までしゃがみこみニコッと微笑んで頭をなでた。

「そう、お母さん何処に行くって言ってたか分かる?」

やっぱりお姉ちゃんなだけあって子供の扱いには慣れてるわね…璃音。
あたしも大体そういう対応はできてるつもりだけど…
あたしくらい背でかいとちっちゃすぎる子は怖がることがあるからなぁ…。

「………せんざい、とかぜぐすり……てゆってた」
「んー…じゃあ裏手の方かしら。――刻!!」

男の子が答えた後に先ほどのカラオケ店の方に向って声をあげる璃音。
するとカラオケ店とファーストフード店の間から若干転びそうになった
子供が…煙草をもってこっちに向かってくる。
って煙草!?

「…てめぇ…気がついてんだったら言えヨ、まジ」

口から煙草の煙を吐き出して璃音に刻と呼ばれた男の子。
ちょっと口が悪いようだけど…まず煙草…

「え、あれ何で小学生が煙草すtt
「綾、そいつ一応高校一年だから。
今はちょっとあることがあって容姿が糞餓鬼になってるのよ。」



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No.79 鈴音 06/29 23:44:22  削除依頼

高一!?あたしと2つしか違わないの!?
なんて思いながら小学生化したらしい刻くんを見つめる。
睨んでいるみたいだけど…そんなの関係ナッシングb←
睨まれるのは慣れているものでww

なんて思ってると璃音は立ち上がって泣きじゃくる男の子をそっと刻くんの前に押し出す。

「……は?え、お前何する気だヨ」
「何って…部下に仕事を押し付けるのはお約束でしょ?」

そういってあたしの横に立ち、笑顔で言う璃音。
うわぁ…刻くんご愁傷様…w

「頑張ってね、迷子を助ける小学生♪」

そう言って刻くんを見送った後、踵を返して歩き出そうとした璃音…
ってチョイ待て!忘れてなんて…

「さてと、ここから主導権は私が握るわ♪」

ないよね??(黒笑
南が肩を掴んで恐ろしい位黒くほほ笑む。
しかも麻耶たちが見えてないところで…
うーん…さすが女王様…恐ろしいww

そんな女王様に従ってあたしたちは商店街を歩き始めた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

とか何とか思ってたら夜昼ブランド『Y☆C』系列の本店に到着した。
ここって結構いろんな種類おいてあるんだよねー(てか置きすぎてる)

とりあえずあたしは璃音。南は舂月ちゃんの担当にして、萩萎はどちらも見るような位置に。
水月ちゃんと翔と麻耶はお子様コーナーでビデオを見ている。

鼻歌を歌いながらとりあえず店内を回ると、目に着いたのはゴシックコーデのコーナー。
手始めにこれから行きますかっww
全体的に黒の生地の典型的なゴシックコーデ。
肘辺りまでの袖。胸元に入ったラインと、
右に通る立て線が交わる所に金色の十字架がぶら下がっている
下着ギリギリのラインの短さのスカートに白のタイツ。それと黒のローファー。
それらをもって試着室に入ってもらう。

数分すると試着室のカーテンが若干あいてチョイチョイと璃音に呼び寄せられた。
するとあろうことか…

スカートだけ、もうワンサイズ小さいの持って来てくれる?

なんて言うもんで…。
これでもちっちゃめのにしたのに…まだ細いとかまじイヤミですかコノヤロー
なんて思いながらどんだけウエスト細いのよと軽く睨みつけ、
もうワンサイズ小さいやつを持って行った。



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No.80 鈴音 06/29 23:45:54  削除依頼

カーテンをあけると、そこには可愛らしい璃音がいて。
やっぱ何でも似合うのねぇ…
なんて思ってると隣で無理やり舂月ちゃんを着替えさせてる南が璃音を見てにやりとわらった。

「…へえ、結構合うわね。綾と違ってガサツじゃないからか?
それとも金髪だからか?w」
「ああ、そっか。あたしが…ってちょ、南!!
絶対後者、あたしは絶対そうだと思「「綾。黙れ」」

あたしと違ってガサツじゃないってどういう意味じゃこらぁ!!
叫べなかった言葉を心の中で叫びつつ周りからみられているような気がしてうつむいた。
どーせどーせ…中学校の頃男子に女扱いされなかった男女ですよーだ…←
仕方ないじゃないか…この性格はどうしようもないんだっ!!!

なんて言葉にしたらまた何かしら二倍三倍になってかえってきそうなので
それはやめて次の服を璃音に押し付ける。
そして服をうけとった璃音はまたカーテンを閉めた。
次の服は黒地のノースリーブに下はカーキ色の短パン。
セクシーでカッコいい大人の女性的な??←

なんて思いながら次着させる服を選んでるとシャッとカーテンの開く音がした。
そこにはさっきとは違うカッコいい璃音。
そしてなんでこんなウエスト細いの…見せつけてるんですかあんた
ってかんじに細いウエスト。
やっぱなんでも似合うのねぇ…璃音て。

なんて思ってもやっぱり気になるのはウエストで…
南の服大好き病が移ったのかしら??←
璃音のウエストをそっと触った。

「あのー……すんません、綾って変t「…何、この驚異的な細さ」

璃音の言葉を遮って出てきた言葉はほとんど無意識で…。
マジなんなのこの人…。
普通にモデルやってけるでしょ…。

「…まあ…ほら、カラオケでも私何も飲食してないし…
綾は十分凹凸あるから大丈夫よ」

凹凸があるって…そんなにないのに(は
はぁ…あたしもそれくらい細くなりたい…(充分ですよー

「……じゃ、今度はお淑やか系」

そしてさっき選んでおいたワンピースを璃音に押し付けた。
どうせこれも似合うんだろうな…はぁ…。

白いベアトップのワンピースで後ろには白い大きめのリボン。
そして首に巻きつける為の黒いリボン。

シャッとまたカーテンが閉まる。
あたしもなんか服買おうかな…。
いや、でも着てく場所ないし…どっちかって言うとジャージの方が欲しい←



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No.81 鈴音 06/29 23:48:22  削除依頼

「…綾、これって包帯外さないと駄目?」

不意に聞こえてきた璃音の声。
いやいや、そりゃもちろん…

「当たり前じゃん♪」

とカーテンに向かって言うと小さく舌打ちが聞こえた。
言っとくけどねー璃音のスリーサーズは南から聞いて把握済みですのでww

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「んー……やっぱ邪魔…」
「でもウエスト細いから周りから見ればスタイル良いんじゃないの?」
「…南は舂月担当でしょ?」
「そうだ、璃音これ着てみな「着ない、却下拒否言語道断」

舂月ちゃんの方は終わったのだろうか、南が璃音と話していた。
そこにやっと選んできたドレスを璃音に見せるとすぐさま却下。
良いじゃないか…どうせ後夜祭できることになるんだろうし…。
いやだって言っても毎年恒例のアレ…参加させられるだろうし…

「さてと、私そろそろ帰って仕事しなくちゃ。
もう帰らない?台本読み返して最終チェックしておくわ」

璃音の言葉にみんながうなずく。
外を見るともう夕焼けに染まっていて、そろそろ始末屋行かなきゃな
なんて思いながら璃音が着替えるのをまった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*


「ありがとうございましたー」

そう言った店員に南がニコッと笑顔を向けると女の人もニコッと返す。
そうか、夜昼グループ系列だもんね…
また知り合いかなんかかな??

なんて思いながらみんなで歩くが…目につくのは璃音のウエスト。
服で隠れているが先ほど見た衝撃が忘れられなくて…

「…因みに璃音さ、ウエストいくつ?」
「ああ、璃音は52」
「ちょ、南!!何で不必要な事喋ってるの―――?」

南がそう言った途端、反論しようとした璃音が右の方に倒れた。
そっちを見ると男の人が璃音の腕を引っ張っていた。
璃音の知り合い…?か?



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No.82 鈴音 06/29 23:50:37  削除依頼

「…あのー…すんません………ってうぉわ!?」

立ち上がった男の人は璃音の腕を引っ張って言って駆け出す。
璃音が振りほどけないって…どんだけ力あるの!?

「え、ちょごめん!!!!また明日、綾の家水月連れて行くから―――――‼‼」

そう言って叫んだ璃音。
とりあえず助けなきゃっ!!
そう思って後を付いていこうとしたが南にそれを止められた。

「みっ…っ――…」

璃音が去って行った方を見るとそこにはもう誰もいなかった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

あれから萩萎はとりあえず奪還屋に帰ると良い、
璃音ならきっと大丈夫と軽くほほえんで帰って行った。
舂月ちゃんは舂月ちゃんで水月ちゃんの手を引いてではまたと
ひらひら手を振って帰っていく。
水月ちゃんも翔と麻耶の方に向って大きく手を振って帰った。

そして今あたしたちは近くの駅に迎えが来るという南と
一緒に駅に向かって歩いているんだけど…

「「……」」

気まずい。
うん、とりあえず麻耶たちがいてくれて助かったけど…
ここは聞かずにはいられないでしょ??

「なんで…さっきとめたの?」
「あの人は…きっと璃音にとって特別な人よ」

そう言って南の目は凛としていて有無を言わせなかった。
ぐっと言葉に詰まったが根拠は?と言い返すと

「そんなのあたしの勘に決まってるでしょ♪」

と言っていつものあの笑顔に戻る。
なんて切り返しのはやさ…

なんて思ってるといつの間にか駅についていて、そこには見慣れた黒い車があった。
コンコンッと南が軽く窓をたたくとドアのかぎが開く音がした。

「まぁ、心配しなくても平気よ。きっと」
「…だと良いんだけど…」
「あんたは見かけによらず心配しすぎっ!!大丈夫って言ったら大丈夫なのよ」

そう言って南はあたしにでこピンして車に乗り込んだ。
いったーい;;(泣
しかも見かけによらずってどういういみよっ!!!



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No.83 鈴音 06/29 23:54:18  削除依頼

「おねーちゃん、さきかえってるねー?」
「ちゃんとかえってきてねー?」

そう言って後部座席の窓からこっちを見るのは生意気ツインズ。
こんな時ばかりは可愛く首をかしげてこっちを見る。
そんな2人の頭をくしゃくしゃっとなでた。

「わかってるわよ。ちょっと遅くなるかもしれないけどね」
「「まってるの!!!」」
「あんまり遅くなったら寝るのよ??」
「「まってるの!!!」」
「ハイハイ…」

待ってる待ってると目を開いて言う2人はほんと可愛い…(おい
とりあえず最後に軽く頭をポンポンと叩いて車から少し離れた。

「んじゃ綾、明日璃音が水月ちゃん連れてあんたんち行くみたいだけど…
そこで待っててもらってよ?あたし迎えにいくから」
「あーうん。わかった」
「んじゃ、バイト頑張ってww」

そう言って南は窓を閉めて、車を発進させた。
車が見えなくなるまで見送った後、いざ始末屋に向かおうとしたその時

♪~~♪~♪~

誰かからの着信があたしのポケットから鳴り響いた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!まず昨日は無断欠勤すみません…。
ちょっと練習試合でいろいろアクシデントが起こりまして…;;
その上疲れて寝てしまい…
あまりすすめることができなかったorz

この着信は…もちろん…あの方ですよっユキ絵さんっww

てか、紫凛さんと一緒で猫を保護する魁くんに萌票1入りましたーww
それとともにゴキにキャラを忘れて叫ぶみやちゃんにも票1入りましたーww

もう、この頃魁くんまでもがLOVE街道まっしぐらな感じが出てきてww
ってか魁くんライバルさんでてきちゃったよー!!!
璃音ちゃんの心つかんであげてー!!!←

とか何とかいいつつ、とりあえずコメ返しますねっ!!



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No.84 鈴音 06/30 00:12:03  削除依頼

希影さん≫それはすごくわかります…
アレ系統はちょっと理解しがたいというか^^;
てかあたしもなぜか最初ぶりっこと思われていたらしく…(汗
今も思われてたりしなくもないんですけど←
まぁ勝手に言わせときゃいいだろ的な(笑
確かにww趣味は合ってほしいですよね!!
あたしも野球好きなことかマジ好きです←おい
キマツテスト?ソンナノオイシキナイヨwww?←アホ
ありえないっすよねー;;去年もそうだったんですよ←言ったと思うw
もうほんと最悪で…どうにかしてくれないかな…先生。
トランペットですかっ!?うわぁ…楽器とか大変じゃないっすかっ!!
頑張ってくださいなッ!!応援しておりますぞっ!!!←だれや
クロスゲームはマジやばいっすよねww
あぁ、、、早く出てほしい!!!DVD!!!←うるせw
あのタオル頭に眼鏡はマジ犯罪ですってっ!!!
絶対授業中寝たりしないできれいに取って水谷君とか時々阿部君とかに見せてそうで!!!
そしてたまにコックリコックリ言ってる時はあたしがみせたげr(黙れ
榛名さんのツンデレ具合はマジ半端ないと思われます!!!
ちょっなんすか!!あの動画っ!!!
あの、あたし気にせず叫んでしまいましたが?←
もう魁くんが時々見せる璃音ちゃんへの恋心?
早く自覚してほしくてしてほしくてっ><///(早い
ライバル君出てきてしまったんで魁くんさっさと璃音ちゃんの心も体も唇も
奪還屋の名誉と桜田魁の名のもとに奪ってらっしゃい!!!←お前誰ww
璃音ちゃんの水着絶対可愛いですよっ!!
そんでもって夏祭りはみやちゃんの神社でww
浴衣っ浴衣っ♪甚平っ甚平っ♪(おい
絶対アヤテルの番外編は作りたいと思っておりますよっ!!!!



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No.85 鈴音 06/30 00:12:14  削除依頼

ユキ絵☆さん≫ですよねっ!!絶対どっかに擦り傷とかつくってると思うんですよっww
保険医じゃなくてもサッカー部?orバスケ部?のマネとして綾に処置をさせるのもいいかな
なんて思っちゃってるあたしがここにいましたww
あぁ…それ、超やってみたいっ!!はるさんのお世話をする綾を見てひかるくんに
嫉妬していただきたくてしょうがない←おい
一回させてみたいっ!!2人の空手勝負ww
きっと正常の男の人じゃ勝てないでしょうねww綾たちは♪
ってか唐突に思ったのが、萩萎ちゃんて着やせしそうですよね←変態ww
蹴散らされるでしょうねwwきっと♪
いやいや、綾がひかるくんといる時に幸せそうに笑うからきっと
なにもしないで応援しているかと思われますww
何されても軽く頬染める綾をみて皆川さんたちも幸せな気持ちになるのです←
そのはるさん所持のちゅープリの出所は勿論南で←お前かw
そっそんなこと言ったら綾が泣いてしまうぞっひかるくんっ!!!←
健司のところに綾がいってもいいのか!?(大袈裟ww



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No.86 ニックネームは削除されました 06/30 20:13:17  削除依頼

*海咲 璃音*

「銀髪ー、変態ー、馬――――鹿!!!!」
帰り道、隣で歩く夕日に嫌みを吐きつけた。

「金髪ー、天然ー、馬――――鹿ww」
しかし私の嫌みに笑みで対応してくるし正論だから
反撃も儘ならない。…それとちょっと、違和感。

「っだーもー!!私の言うこと真似しないでよっ」
「お断りだね」

に。と笑われた。
大胆不敵に。見下して。からかわれた。

「うー…………」
「うー?」

カチーンって来た。
カチーンって。
唸っていれば私の顔を覗き込んで又笑うし。

「もー、夕日何か大っ嫌いだあああああ!!!」
「へえー、ま、俺は璃音好きだけどな」

―――サラリと何か爆弾発言。
今ならお湯沸きそうな程、頬が熱い。
…それと心に残る微妙な違和感が怖い。
夕日は私の手を引いた。あの家へと向かうためだ。

「…何でさ、そんな事路上で言う訳?」
私がうつむいて問った―――がしかし、夕日はその質問を無視した。
そしてまあいいやと深くため息をついてカラメル色に染まった空を見渡していると
夕日が静かに口を開いた。私からは夕日の顔は見えない。

「もう、帰んなきゃいけねーから」



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No.87 ニックネームは削除されました 06/30 20:14:13  削除依頼

分かってる。この人は私のほかにも必要とされているのだから。
私のそばにいつまでも居られるほど、夕日は暇ではない。
仕事だと言い聞かされてはいるけれど、どこか無理をしている気がして。

『あれ』を使えば一発で分かる感情。
しかし『あれ』は一般市民に向けることはできない。

「………そっか。頑張ってね」
「まー頑張るも何も唯居るだけだからなーって何でもない、うん」

するり、と手が自由になり宙に泳いだ。
十字路。今来た道。左に行けば奪還屋。右に行けば私の家。
―――真っすぐ行けば、別れの道?

「…今度会うときは、言いたい事言って、自由になって帰ってくる」
夕日が優しく微笑み、私の額にキスを落とした。

不快感が増す。何が嫌?あんなに愛しがってたのに。
苛立ち。一人の人間が脳裏に蘇る。誰?

「待ってるよ。私は夕日の所為で死ねないんだから」
私より、私を知ってるでしょう?と付け加え、
夕日から一歩、遠ざかる。

「んじゃ、璃音が死なないようにするために早く帰ってきてやるよ」
私は曖昧に微笑み、自然に踵を返した。

『好き』

分からない、分からない…分かっては駄目。
夕日の傍に居たい気持ち。
恐怖に押し潰される圧迫感。

――――――――――――――――



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No.88 ニックネームは削除されました 06/30 20:28:58  削除依頼

家の前について鍵をバッグから取り出した刹那。
皿が割れる音が耳に届き、鍵を持つ手を引っ込める。

次も陶器が割れる音。
侵入者か?と眉間に皺を寄せる。
…明日十時…だったよね?

しかも夕方。恐らく魁は朝低血圧魔王になり果てて
午後一時ほどまで起きてこないはず。

「……しゃーない、乗り込むか」

エデンの所でもいいんだけど息苦しいんだよな…。
血生臭い時あるし…今日は死体とか生々しいものを見たくない気分だ。

チッと舌打ちして歩き出した。
荒らされているであろう家に背を向け、あの十字路へ戻ることにした。

―――――――――――――――
「…やっぱ寝てる…のかしら?」
ひょ、と顔を出すと魁の姿が見えない。

―――不意に猫の鳴き声。
と共に黒い影。…ああ、猫。←

恐らく魁が拾って洗って貰って居るのだろう。
猫って水嫌いなんだよね。てか怪我ありますよ黒ネコさん。

びしょ濡れの猫を持ち上げ、そこに突っ立っていると飼い主こと魁登場。
「あ、この猫やっぱり魁が拾ったんだ?でも十分綺麗だし洗わなくても平気。
魁はさっさとお風呂入ってて。この猫の治療しちゃうから」

猫の体を見回して微笑んでやる。
魁は生返事を返して私に踵を返した。

「…さて、痛くないから大人しくしてるのよ?」

“ミャー”

了解したのか否定したのかはよく分からないが黒猫は鳴いたので
とりあえず自分の膝に置いて、精霊の力を傷口に当ててみた。

刃物かは分からないが生々しい切り傷。
自分の膝に水に混じり薄くなった血が滴る。
ネコ…可愛いんだけどね。

「…はい、治ったよー」
ネコの首元をなでて膝から下ろす。
…あ、制服汚れちゃった。…まあいいや。

…さて、魁はまだお風呂だし…
朝はモーニングコールで叩き起すことになると思うし。
「朝ごはん先に作っちゃおうか?」

足元に大人しく尻尾を振るネコに問いかける。
返事としてニャーと鳴いたのに微笑んで、キッチンへ移動した。
――――――――――――――――――――――



deleted

No.89 ニックネームは削除されました 06/30 20:35:07  削除依頼

すーいーまーせーぎゃあああああああああ!!!((
時間オーバーだし璃音謎だしもういやd←
コメントも明日だし←
ごめんなさ…もう部活とか死ねよorz



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No.90 鈴音 06/30 23:31:35  削除依頼

*一ノ宮 麻耶*(いちのみや まや)

「みなみちゃん、りおんおねーちゃんだいじょーぶ?」
「璃音?きっとあの子なら大丈夫よ」

あやねーちゃんとばいばいしたあと、すぐにきたみなみちゃんのくろい車にのって
いえにかえる。
このくろい車はリムジンっていうらしい。
みなみちゃんがさっきいってたっ!!

じーっとみなみちゃんをみるとにこっとわらって「大丈夫よ」ともう1回いった。
みなみちゃんがだいじょうぶっていうならだいじょうぶだよねっ!!

なんて思って車にあるおかしに手をのばした。
ちょこを1つとって口にはこぶ。
うん、おいしい~♪

となりに座ってるみなみちゃんにもどうぞってわたした。
そしたらありがとってにこっとわらってくれた。
よしっ!!おばさんのいってたとおりにできた♪

『なりたい人のようになるにはね、まずその人と仲良くなることが大事なのよ♪
たくさん喋ったり、お菓子を一緒に食べてたりすればその人みたいになれるわ』

おばさんのことことばのとおりやったらきっとみなみちゃんみたいになれるよねっ!!

「…そう言えば、麻耶ちゃんは何であたしみたいになりたいと思ったの?
かっこいいとかだったら綾…おねーちゃんだって一緒でしょ?」
「!!あのねっちがうのっ!!みなみちゃんはね…えーっと…アレ…そう!カンペキなのっ!
あやねーちゃんはカンペキじゃないのっ!!ドジなところがたくさんなのっ!!
だから、みなみちゃんみたいになってあやねーちゃんをたすけるのっ!!」



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No.91 鈴音 06/30 23:32:53  削除依頼

そういってみなみちゃんのほうを見るとすこしびっくりした顔をしてから
にっこりわらってあたしのあたまをなでた。
なにかあたしへんなこといったのかなぁ??←綾…実の姉の面目保てずww

「そう、だったらもっとたくさん勉強しようね?実はおねーちゃんはあたしより頭がいいのよ。
おねーちゃんみたいな人を助けるにはおねーちゃんより何か一つ勝ってるものがなくちゃね♪」
「じゃああたまじゃなかったら南ちゃんどこあやねーちゃんに勝ってるの??」

みなみちゃんのほうをみるとあせをすこし流してあたしから顔をそらした。
どうしたんだろー??
って思ってたらまたあたしの方を向いてにこっと笑った。

「それは秘密よ♪いい?麻耶ちゃん。カンペキな人になるためにはね自分の
弱いところを見せちゃいけないのはもちろんだけど自分の得意なところも
簡単に見せちゃいけないの。いい?わかった?」
「??わかったー!!秘密でがんばるんだねっ」
「そうそう、秘密でがんばるのよっ」

そっかー、みなみちゃんもあやねーちゃんに見られないようにたくさんがんばってたんだ!!
よしっあたしもヒミツでがんばろうっ!!←南の策略にはまっておりますww

「そういえば、翔くん静かねぇ?どうしたの??」

そう言ってみなみちゃんはしょうのほうを向いた。
たしかにいつもなら車にのるともっとさわぐのにどうしたんだろー?
あっでも…もしかして…
そんなことを思いながらみみをしょうたちのほうにむけて
あたしはもう1個ちょこをたべた。



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No.92 鈴音 06/30 23:36:10  削除依頼

*一ノ宮 翔*

あやねーちゃんがおしごとに行くっていうから、ぼくはまやとみなみちゃん
といっしょにみなみちゃんのくろい車にのっていえにむかった。
いつもならおかしをすぐにたべるんだけどなんかそんなきぶんじゃなかった。
どうしたんだろう…ぼく…。

となりではみなみちゃんとまやが楽しそうにしゃべっていて、ぼくはぼーっとまどのそとを見ていた。
そのときぱぁっと頭にうかんできたのは1人の女の子。

――わたしはすいげつなのー。よろしくなの、しょうくん

さっきあやねーちゃんたちといったカラオケであった女の子。
すいげつちゃんっていう目がくりくりしたかわいい女の子。

すいげつちゃんのことをかんがえてたらむねの近くがキューーってする…。
なんだろう、これ…ぼく、びょうきなのかなぁ…。
なんかあやねーちゃんに思うのとおなじみたいだけどなんかちがう…。
もっともっといっしょに遊びたいなって思ったのに、遊べなくてくやしくて…。

「――…どうしたの?」

まどのそとを見てたらみなみちゃんがひょいっとぼくの顔をのぞきこんできた。
みなみちゃんならこのびょうきみたいなのわかるかなぁ…
そう思ってぼくはいっしょうけんめいこのことをつたえた。

「あのね、なんかねここがねキューーってするの。いたくないんだけどね、なんかくるしいの
ねぇみなみちゃん…ぼくってびょうきになっちゃったの??」

びょうきならお医者さんにいかなきゃだなって思ってみなみちゃんを
見るときょとんとして僕を見ていた。
えっ…みなみちゃんもわからないのかなぁ??

「翔くん。それって誰のこと考えてるとなるのかな?」
「えっ…えーっとね…すいげつちゃん///」

すいげつちゃんの名前をだすだけでなんか照れくさかった。
そう言うと、みなみちゃんは「ありゃ、今の小学生ってホントませてるのねぇ」
なんてぼくにはわからない言葉を小さくつぶやいた。

するといままで話に入ってこなかったまやがみなみちゃんのひざの上に
みをのりだしてこっちに顔を近づけた。
いきなりのまやのこうどうにびっくりしてすこしよけるとまやはニコとわらった。

「しょう!それはね、“こい”って言うんだよ」
「“こい”??」
「うん、あのね、男の子は女の子。女の子は男の子が大好きになっちゃう気持ちなの。
しょうはすいげつちゃんのことすきになっちゃったんだよっ!!」



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No.93 鈴音 06/30 23:45:26  削除依頼

そういってにこにこ笑うまや。
これが…??

「“こい”ってあの“こい”?」
「そうだよっ♪ずっと前にあやねーちゃんがけん、じくん…と
いっしょにいたときキラキラしてたでしょ?
こいしてるひとがその人といっしょにいるとキラキラするんだって!!
しょうも今日、すいげつちゃんといる時キラキラしてたよッ!!」

そう言ったまやはすごくたのしそうで、ぼくはそんななかまやの言葉を全部
聞いておこうとうんうんとうなずきながらきいた。
これが“こい”なんだ…じゃあ、ぼくががんばれば…
すいげつちゃんもキラキラ笑顔になってくれるかな?

「ねぇみなみちゃん。すいげつちゃんにもキラキラ笑顔になってもらうにはどうしたらいいの?」
「うーんとねー…いっしょうけんめい話しかけることかな。あとはいっぱいあそぶこと。
そうすれば、すいげつちゃん楽しいってキラキラした笑顔でいてくれるよ?」
「そっか…あっ!明日、すいげつちゃん来るんだよねっ!!」
「くるよ。だから明日も遊べるよ」
「やったー!!明日は何して遊ぼうかなぁ…」

かくれんぼ?パズル?木登り?
考えれば考えるほど楽しくなってくる。
ちゃんと明日までに遊びたいの考えておこうっと!!
なんて思うとちょっとおなかがすいてきて…
おかしのお皿からポテトチップスを1つつまんで食べた。

そして、車はおうちの前でとまった。
車からおりてうんてんしゅさんとみなみちゃんにありがとうって2人でいった。
するとみなみちゃんはぼくとまやの頭をくしゃくしゃっとなでた。

「なんで翔くんはこんなに素直に恋ができるのに…
あの人たちはいつまでたってもできないのかしらね?」

なでながらいったみなみちゃんのその言葉のいみはぜんぜんわからなかった。
くびをかしげると、知らなくていいんだよと言った。

「それじゃあ、また明日ね。翔くんも麻耶ちゃんも頑張ってね♪」

みなみちゃんはそれだけ言って車にのると、車は発進した。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっと生意気ツインズ視点でございましたっ!!
とりあえずユキ絵さんが来るまでとうことでww
どうだったでしょうか;;小1のこの口調ってよくわかんなくて…。

てかてかマジ紫凛さん神ですわっ♪
あの、「一人の人間が脳裏に蘇る」ってもしかしなくても魁くんな感じなのでしょうかっ!?



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No.94 ニックネームは削除されました 07/01 19:51:40  削除依頼

*海咲 璃音*

「んー…多分低血圧魔王はカフェイン好きだったよね。
…よし、サンドイッチで良い?」

“ミャー”

キッチンに入るととてとてくっ着いてきたネコにまた質問する。
すると嬉しそうに尻尾を振ったので釣られて微笑んだ。

パンは昨日柳にお使いさせたし(子ども扱いかww
…うん、簡単に出来そう。


//////////////////////////

「…何してんだ?」
冷蔵庫に出来上がったものをしまっていると首にタオルをかけた魁が
頭の上に疑問符を浮かべながら私を見つけた。

「え?低血圧魔王は多分朝珈琲飲むだろうからそれに合わせて
朝食作ってあげたんですけど?因みに今から夕飯作製計画突入しますw」

"ミャー"

へらりと魁に向けて笑ってやるとネコも私に味方してくれた。
…動物って意外に可愛いんだね。うん。



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No.95 ニックネームは削除されました 07/01 19:52:57  削除依頼

「あー、明日魁の事起こしに来ると思うから。
もし揺さぶっても起きなかったら…ハリセンやピコハン、すりっぱでも
起きなかったら…フライパンにお玉で起きなかったら
熱湯ぶっかけるからね♪」

満面の笑みに若干影を付ける。
あっと言う間にオリジナルの黒い笑みの完成だ。

「フライパンにお玉って古典的じゃn「何か…言ったかしら?」

今度は満面の笑みに暗いトーンの声を押しつける。
これも相手を黙らせる一種の方法ねww

魁は何か言いたげに私を見つめた後舌打ちをし、踵を返した。
…勿論猫に好かれる体質としか言いようのない魁の元に猫も着いて行った。

/////////////////

「…よし、これも完成~♪」
でもまだ夜になっていないから理由付けてそれもラップかけて冷蔵庫に仕舞った。
ふと、この前作っていたものと言う単語が脳裏に浮かぶ。

「―――そうだ」

前ちょっと雅に教えてもらって作ったんだよね。
フィンガーレスグローブ(簡単に言えば指なし手袋ね)。
それと前作った間抜け面(顔にインクが付いたとかw)にならない様に
作った枕。多分使ってくれないけどw

「魁ー、これあげる」
膝に猫を乗せている魁の背中に枕を押し付けると魁が前に身を乗り出した。
…あ、強く押し過ぎた?

また私に向かって盛大な舌打ちをかました魁は面倒臭げに此方に振り向いた。
そしてその黒い枕っぽいのとフィンガーレスグローブを見て首を傾げた。



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No.96 ニックネームは削除されました 07/01 20:07:18  削除依頼

「もう柳と萩にはあげたし、皆もう誕生日終わってるでしょ?
だからプレゼントとしてありがたく受け取ってね?
しかも魁って糸扱うから時々ミスって自分の手ぇ切るじゃない。
前のはもうボロボロだったし折角だからー…って事で。
サイズは多分あってる!!―――と、思う」

シルバーカラーのスタッズがはめ込まれたちょっとハードなデザイン。
撥水加工が施されてるから、水をはじく。
防寒にもなるし毎日付けてても格好悪くはないかなーって。

「――あと、『コード:ブレイカー』については教えてあげられない。
魁が無理やり私から聞いたらそれは魁に危険が及ぶ。
まあ私から話をしたなら良いんだけど…ごめん、今は教えられない」

床にぺったり座って魁を見上げる。
魁が無理矢理知ってしまったら、教えた人間がその情報を手に入れた人間を
殺す――消さなければいけなくなる。私がそれが、嫌だから。

「ん、あとそうそう。あのね、今日綾とカラオケ行ったんだけどさ。
南が変な事言ったんだ。『璃音は桜田さんの事好きじゃないの』って。
それどういう意味?私って魁が好きなの?ってか好きってどんな?」

微妙な雰囲気の空気が、この部屋に満ちた時、
眠たげにネコが鳴いた。
―――――――――――――――――――――――――――――
璃音wwwwwww最後の最後に天然爆発ktkrwwww
希望的には魁君に赤面して先に璃音の気持ちに気がついて欲しい!!
そいで色んな意地悪して璃音の顔赤くして遊んで欲しい!!
だれか希影さんを呼んできt(よし黙れ
そして今頃魁君との時間差に気が付いた←
…じゃあ時間飛ばして璃音と同じ時間に詰めよう!!うn((
翔君かわいくて( ゚ェ゚)・;'.、
水月‼ご指名ご指名!!(おちtkwww
あ、因みに水月もスキって言われると
「…?んー…?ねーね、おねーちゃん、スキってなぁに?」(璃音に質問)
「人のスキって意味じゃないの?…綾がそう言ってた気がする…?」(不安定な答え)
「んー…しょうくんは水月の事好きなの?んーっとね、水月はー………
まやちゃんもしょうくんもあやおねーちゃんもみなみおねーちゃんも
舂月おねーちゃんもおねーちゃんもetc....大好き!!」

ってなる筈。絶対なる筈!!←
とりま今回やっとコメントできます…Σ(ノω`*)



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No.97 ニックネームは削除されました 07/01 20:17:38  削除依頼

わ、忘れてなんてないんだからッッ!!
…いやほんとごめんなさい<(_ _)>m(__)m


希影さん⇒
ああ、私も最近月の使いが(話、違w
自分はペンタブ握ったりヴァイオリンやったりと
右肩カカア天下状態で←どんな
はい、思わず璃音に男装させようかと思ったほどに←
みのるさんはお得意様ですねー。あの人凄いですもん・・・(つω`*)
自分はどこぞの緑腹黒お兄様に構って欲しいです←
もう愛された後なら私、ペンタブを捨ててやるわ(それだけw
ニィ博士って最強ですよね←
自分オジサマ好きでw最初に見た時思わず鼻で笑ってしまいました((
カラオケ…いいですねぇ…あ、最近行ってねー……
満喫来ましたねーw多分最遊記←
オ  ー  ル  バ  ッ  ク  !  !←黙r
魁君やませたらどんなになるのかしら←
璃音どんなふうに虐めちゃるのかしら←ちょ
でも自分は実はショタの方が好きだという事実←自重srw



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No.98 ニックネームは削除されました 07/01 20:27:18  削除依頼

目からブリオッシュ?否、目から外伝(汚すな糞がwww
あらー(・_・;)期末と言う悪魔ですか…
分かりましたーbまあ今回何か璃音が爆弾発言してるんですけどもw

ユキ絵さん⇒

新作…だと!?
最遊記を過激に進める!!勿論reloadかr(黙ろうか
まあ私も癖っ毛なんですがカチューシャで無理やり押さえたら頭皮
凹みそうで( ゚ェ゚)・;'.、www
そう言えばwwwwでも字数は良いとして管理人さんが出て来て
「そろそろ自重しろ」とかコメント残したらどうしましょうwww
ですかねヽ(^。^)ノ多分その時私お婆ちゃんの家に泊まってるけど←
そwwwwwwwれwwwwwwはwwwwwwwwwwww
ちょーしのってありとあらゆる果物ん中から出て来そうで怖いなwww
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5824437←も何とか
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7381552
↑は是非魁君と夕日君に歌って欲しい!!勿論がっくんが魁君で!!←
あ、じゃあイラスト描いて下さい、歌わせるんd((
よし、こうなったら兄弟二人で踊って身後と綾ちゃんに軽蔑されてこい、
輝くn(止めてくれwww



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No.99 ニックネームは削除されました 07/01 20:30:56  削除依頼

鈴音さん⇒
ってか今回の麻耶ちゃんの毒舌っぷりに吹いてwww
頭じゃなかったら~~…で腹筋がwww
じゃあいつ椿さんと合わせてみますか?←
いや、実はネタを作って無いとかじゃ(乙w
ビーチバレーの後じゃないとシナリオが完成しないんでwww
そーですねーwその曲は結構良かったと思いますw
そいじゃま、お待ちしておりますーw



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No.100 鈴音 07/02 00:25:40  削除依頼

*高宮 十賀*

「あー…早く帰りてぇー…バスケしてぇ―…」
「うっさいわねっ!!だったら手伝いなさいよッ!あんた会長でしょうがっ」

ここは栖鳳中学生徒会室。
俺は明後日に控えている文化祭の準備のため今日は朝早くから学校にかりだされた。
昨日はいろいろあったし、綾姉ちゃんも泊まってるからゆっくりしたかったのに…。
時計を見るともう午後4時で、そのまま窓の方に視線を移すと外では
屋台担当らしき人たちがあわただしく動いていた。
生徒会室の外からもがやがやと声が聞こえる。

「はぁ…」

またため息をついて机に顔をうつ伏せる。
すると机にどんと衝撃が来て、顔をあげるとそこには

「はいはーい。ひましてる我が栖鳳中学会長様に仕事ですよー(怒笑)」

大量の資料とこめかみに怒りマークを浮かべて笑う胡桃がいた。
こえぇな、おい…。

「こんなにあんのかよ…」

そう呟きながらプリントを1枚とる。
そこに書かれてあったのは「宮橋校長定年退職並びに
60周年記念文化祭の後夜祭について」と書いてあって…
そっか、今年は校長先生退職だし、60周年記念だかで豪華なんだっけ…後夜祭。

そんなことを思いながら資料に目を通す。
ふと顔をあげるとそこにいたのは座ってお茶を飲んでいる胡桃。

「おいっ!!胡桃!!少しは手伝えよ」
「あたし、仕事終わったし。それでもその資料半分はやったのよ?」

良く見るとお茶を飲んでいる胡桃の横には綺麗につまさっている資料の山で…
マジかよおい。

「そういや胡桃。これ「手伝ってなんてお願いはだめだから」

俺の言葉を遮って今度はお菓子に手を伸ばす胡桃。
そんなのわかってるっつーのっ!!

「ちがくて、お前これ何時間で終わった?」
「3時間」

しれっとまたお茶をすすりながらいう胡桃に俺ははぁ!?と声を荒げた。

「おまっ!なんでもっと早くいわねぇんだ!!」
「手伝えって言ったのに、ずっと顔うっつぶしてだらけてたのは十賀でしょ!?」
「うっ…それは…」
「だらけてたあんたが悪いのよ」
「んなこと言ったって、俺が要領悪いの知ってるだろ??
お前で3時間なら俺6時間はかかるじゃねぇか」
「知らないわよ。普段だらけてるバツよ、ばーつっ!!
(ボソッ)まったく…綾さんのことになると良すぎるくらい要領いいのに」
「あ゛―?なんかいったかー?」
「なんでもなーい」



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No.101 鈴音 07/02 00:28:08  削除依頼

さっきぼそっと何か聞こえた気がしたが、
俺はまず目の前の資料を片づけることで手いっぱいだった。
まぁ胡桃が何でもないって言うから何でもないんだろう。
ってかマジで手伝ってくれないかな…。

「はぁ…」

今日何度目か分からない溜息を吐きながら、俺は資料の束と格闘を始めた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

PM 6:57

「zzZ――… ハッ あれ!?俺、寝て…」

資料に目を通してたらいつのまにか寝てしまったようで…
生徒会室には電気がついていて、外は薄暗くなっていた。
何時だと思って時計を見るともう7時近くで…
ヤベーっ!!資料まとめてねーよっ!!

「ってか胡桃の奴どこいった!?」

胡桃がいねーと今日中におわらねぇしッ!!
まさか、この薄暗い中1人で勝手に帰ったんじゃねぇよなッ!?
きょろきょろ見回すと鞄はあるから学校にはいるんだろう。
なんて思ってると、時計の短針7をさした。
その瞬間放送が学校内に鳴り響いた。

ピーンポーンパーンポーン♪
「7時になりました。延長届を提出していない人は戸じまり・消灯をして、
速やかに下校してください。あと10分で点検を開始します」
ピーンポーンパーンポーン♪

聞こえてきたのはまぎれもなく胡桃の声で…
そっか、放送があったんだ…。
まだ胡桃が学校にいるってわかってなんだか胸がほっとした。

「(まったく心配かけやがって…この薄暗い中1人で帰ってるかと…)」

ってん??
なんか俺心配する方向違くねぇか!?
胡桃がいないと資料がまとめれないから心配しているはずなのに。
俺…どうした??まるで、胡桃のこと女として見てるような…
いや、女なんだけど、今までこんなこと思ったことなかったし…
わっわっけわかんねーー!!(汗

訳のわからない自分の思考に悩んでいるとドアが開いた。

「ふぅ…ってあれ?十賀起きてたの?」
「くっくるみ///」

やべっ!どもっちまったし;;
なんだよこれっ!!顔熱いっつーの!!

「??十賀何か顔赤くない?」
「きっ気のせいじゃねー?ってかわりーな、放送。今日確か俺の当番だったのに」



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No.102 鈴音 07/02 00:33:59  削除依頼

そう言って謝ると、さっきの不思議な表情から怪訝そうな表情に変った胡桃。
えっ?俺、なんか変なこと言ったか!?

「はぁ??いまさら何言ってるのよ。部活の練習に夢中になって
放送毎日忘れてるのはどこのどいつ??
もう、こんなの慣れっこなんだから別に気にしなくていいわよ」

何年一緒にいると思ってんのよ…
そう呟いた胡桃は、点検のファイルを開いた。
すると紙の予備がもうなくなっていたらしく棚の上の方にある封筒に手を伸ばす。
しかし、胡桃の背では背伸びしても届かないようで…

ヒョイッ

「ぁ…」
「ん。これでいいんだろ??」

後ろから手を伸ばしその封筒を取って胡桃に渡した。
まったくなんで、普通に必要なやつを上の方に置くかなぁ…。
なんて思いながらいまだ封筒を受け取ったままうつむく胡桃を上から見下げた。

こいつ…こんなちっこかったか??
昔は、俺と同じくらい…てか俺より高かったのに。
腕だってこんなに細いし…よくこんなんで重いもの持ったりできるよな。
それに昔は髪も短かったのに、今じゃ胸の高さまであるし…。
なんつーか、オンナノコなんだな。胡桃も

「おーい。どうした??」

っつってもいつまでたっても顔を上げない胡桃が不思議で俺は下から顔を覗き込んだ。
そこで見た胡桃の表情にまた俺はびっくりした。
そしてびっくりしたと同時にドキンと心臓が大きく波打った。

「どっどうもしないわよっ///あっありがとねっ!!
ほっほら、早く点検行くわよッ///」

顔を真っ赤に染めて、どこか恥ずかしそうに目をそらせながら、
でもいつものように強気な態度でいる胡桃がどうしようもなく
オンナノコに見えて、綾姉ちゃんには感じたことのない
胸のドキドキに俺は自分の体がついていかない。
どうしたんだろう…俺。
今まで胡桃をこんな風に見たことなんてなかったのに。

「なっなにしてんの!?ほらっ早く行くわよッ///」

未だに顔を赤くしながら生徒会室を先に出ようとする胡桃。
俺は何か返事しようにもうまくできなくて結局

「…おう」

この2文字を言って胡桃の後について行った。



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No.103 鈴音 07/02 00:41:44  削除依頼

―――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!えーっと今日は高宮十賀編でしたがいかがだったでしょうか!?
もう、書いてるあたしとしてもさっさと気づいちゃえYO♪って感じで←
まぁ未だに十賀はこれを恋とは認識していなく…綾のほうを恋と勘違いしてるんですねww
最終的には胡桃ちゃんのが恋で綾のは尊敬というかなんというか家族愛?的な感じになるとw

てか、あの璃音ちゃん!!!!
ちょっマジあの萌え的要素爆発的なの何なのですkjぎあおhばうgrkj!?←
アンナのされたらいくら魁くんでもひとたまりもふたたまりもなくなってしまう気がして!!
というかもうあたしがやられてしまったww
璃音ちゃんマジキュンっ♪←きもっ
即急に希影さんが来てくださることを祈りますっ!!

てことでまず紫凛さんにコメ返っ☆

紫凛さん≫麻耶の毒舌さはヤバいでしょww
しかも理想の女性像が南って言うとこ時点でまずヤバいですよねww
将来が予想できてしまって(おい
いやその実はであたしまじ寝たとか全くつくってn(あほか
でもでもやっぱり椿さんとは一度会わせたくてしょうがなくてww
もう、あの時はご無礼を…orzと綾をさせたくて仕方がなく(笑
ですよねっ!!もう魁くんが必死こいて璃音ちゃんを助けて
浜辺に上がってくるときはお姫様だっこがいいなwなんて←
それでいて、日陰に璃音ちゃん寝せて前髪をガッと手でバックにあげながら
大丈夫か?と顔を覗き込んでほしいというあたしの勝手な願い(やめれ
そんななか綾とひかるくんは言い合いながら沖まで競争している光景が
浮かんできて仕方がないのはなぜ←
おっよかったですか!?いやぁ、知らない間に曲がウォークマンに入っててww
聞いてみたらこれ綾っぽくね!?ってなりましてですね;;
むむむむっ…たくさんない頭絞って考えてるのですが昔の名前って難しくて…。
もっもうちょっと時間くださいなッ;;



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No.104 華樹 07/02 16:23:23  削除依頼

++++水羽飂蘭(ミナハ リョウラン)

ふあ、と一つ欠伸をして両手を高く上げて伸びをした。重力で手首にしていた鈴を連ねた装飾品がしゃらんと清らかな音を立てて白く細い腕を滑る。
着物の様で着物でない…着物にしては丈が異常に短く、少女の身丈にしては袖が異常に長い、明らかに着物を改造したであろうものを着て、綺麗な畳がしかれた一室に居る少女は退屈そうに自らの真っ直ぐ斜めに切りそろえた前髪をいじくった。
この部屋には何も無くて、いや、部屋に転がっている金色の毬や、無数のぬいぐるみ、綺麗に漆の塗られた箪笥などがあるけれども、面白いものは何もなくて。
手元に置いていた凝った意匠が彫られた箱を手に取って開け、唯一母親にもらった半月型の櫛を取り出した。そのまませっかく結いあげていた漆黒の髪を解いて梳ってゆく。
どうせ自分で結ったのだから気にはしない。少女の長い髪は畳の上に流れるように広がった。

「飂蘭様」

自分を呼ぶ声に顔を上げると、遠慮がちに少し開けられた襖の隙間から飂蘭と呼ばれた少女をいつも世話してくれている、飂蘭と同世代のメガネをかけた女中が正座をしてこちらを見ている姿があった。同世代、と言っても飂蘭の方がかなり身体が小さく、その女中よりもかなり年下に見えるだろう。
部屋に入るのを許可する返事を返してから飂蘭は広げていた髪を急いで結おうとしたが、その行動はすぐに女中の声に止められた。

「飂蘭様。御髪(おぐし)のお世話は私がいたします」
「ううん、いいのですよ。杏」

部屋に入って来ていた女中…杏は慌てて飂蘭に駆け寄る。
しかし飂蘭はふわりと杏に微笑みかけ、母の形見である櫛を再度手に髪をまとめ始めた。
それを見て杏は少し困ったような溜息をもらす。

「飂蘭様は全てお一人でやってしまわれますね…」
飂蘭の小さな手によってあっという間に纏められてゆく髪を見ながら杏はポツリと残念そうに呟いた。それを見て飂蘭は髪を結いながら杏に視線をやる。



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No.105 華樹 07/02 16:27:14  削除依頼

「何?杏は“りう”の世話をしたいのんですか?」
「もちろんです。私は飂蘭様の女中ですから」
そんな生真面目な台詞を生真面目な顔をして言う杏に飂蘭は髪に最後の仕上げのかんざしを挿しながら笑みを零した。
「全て、ではないのですよ。“りう”は皆にいつも良くしてもらって感謝しているのですよ」
「…」
「でも、これだけは…髪だけは、この櫛だけは自分でしたいのんですよ」
使い込まれた櫛をそっと大切そうに胸に抱く飂蘭を見て杏は一瞬言葉を無くしたが、はっとして口を開いた。
「そうです、私は飂蘭様にご報告があって参ったのでした」

「?」
とたんに真剣な顔になった杏に頭のかんざしの珠かざりを揺らしながら飂蘭は首をかしげた。杏が真面目なのはいつものことで、今に始まったことでは無いのだが、何か重大な事があったのだろうかと飂蘭は頭の中で考えてみる。しかし思いつく事は特に無く、何も出てこない。何しろ自分は特別な時以外はこの水羽の屋敷から出てはいけないという事になっているのだから。だから友達など居ないし、飂蘭にとっては年の近い杏が唯一の友人だ。そんな飂蘭が何か思いつく事があるかという事は誰も期待していなかった。もちろん飂蘭自身も。
しかし、珍しくひっかかりを覚える事があって飂蘭は頭の中で首をひねった。
(そういえば、お父様がこの頃よく出かけていたのですよ…)
思い返してみれば、いつも決まった時間に屋敷の門をくぐってゆく父の後ろ姿をここ数日見ていた。
父に何かあったのだろうか。
飂蘭の記憶の中の父はいつも後ろ姿ばかりで、向きあって喋った事などほとんど無いに等しい。

飂蘭の母は水羽の分家出身ではあるが、どうした事か水羽の能力を一切受け継がなかった者だった。それはまるで普通の人間のような。
母は父の4番目の妾で、水羽の本家の者としては身分は低く、(何故こんな女を妾にしたのかと周囲から散々言われていたらしい)しかもその子供の飂蘭が女であったため、飂蘭を産んでからはあまり父の寵愛を受けなくなった。それでも母は健気に父の事を想い続け、数年前忽然と此処から姿を消すまでずっと父の寵愛を再び受けようとしていた。
それこそ娘の飂蘭を放っておくくらいに。



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No.106 華樹 07/02 16:28:29  削除依頼

飂蘭は幼いころから母と共に、父の後ろ姿を見ていた。哀しい影が落ちた母の横顔も。呼び止めようとしては父の傍に控えているお付きの者に止められ、伸ばした腕をただ下に降ろしたのを何度見たことか。
父の寵愛を受けなくなったばかりか、水羽の“失敗作”と言われ続けていた母は、心が痛みすぎたせいかある日飂蘭の前から姿を消した。
突然いなくなってしまって、今は何処に居るのか、何をしているのか、生きているのかさえも分からない。
だから母に唯一もらった櫛と、母が残していった母の着ていた着物を忘れ形見として大事にしているのだ。今飂蘭が着ているものも、元は母のものであった着物を改造しているのだ。

母は4番目の妾だった。…という事は父には他に3人の妾と正妻が居た。
腹違いの兄弟は皆男子で、長男以外はそれぞれもう分家出身の妻を娶り独立している。正妻に生まれた長男は現当主が健在でまだまだ隠居する気など無い為、まだ此処にいるが…

「実は、飂蘭様に… 「飂蘭ッッッ!!!!????」

スパァン!!と激しく襖をこれでもかと勢いよく開いた音に驚いてその場にいた二人は飛びあがった。いつもは冷静で物静かな杏でさえよほど驚いたのか眼鏡が少しずり落ちかけている。
息を切らせて部屋の入口に仁王立ちしているその人物は、ただ驚いて自分を見上げている飂蘭を見てうるっと瞳を潤ませたかと思うと、傍にいる杏を突き飛ばす勢いで飂蘭に抱きついた。

「りょうっ!!」
「わひゃっ …お、お兄さま…??」

いきなり抱きつかれて、飂蘭は錯愕した声を上げた。
今飂蘭に抱きついている男こそ、水羽の本家の現当主、水羽孝義(ミナハ タカヨシ)とその正妻との間に生まれた次期当主予定の水羽鸞鳳(ミナハ ランポウ)である。
男性にしては小柄な父親とは違い、細身ではあるがその背は高く、しなやかな筋肉がついている。
抱きつかれている飂蘭の頬に鸞鳳の紫がかった黒髪が触れた。それがくすぐったくて少し身じろぎする。



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No.107  

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No.108 華樹 07/02 16:44:41  削除依頼

「お…お兄さま、ラン兄さま」
飂蘭は未だ自分にひっついていて、頬ずりしはじめた兄に声をかけた。
飂蘭には4人の兄が居るため、『お兄さま』と呼ぶと誰を呼んでいるのかわからない。だから鸞鳳の事は『ラン兄さま』と呼んでいるのだが、実際『お兄さま』と今も呼び続けているのは鸞鳳しか居ない。
他の兄弟は“失敗作”の妾の腹から生まれた飂蘭の事を兄妹だとは思っていないのだから。
飂蘭が『お兄さま』と呼ぶと、一様に嫌な顔をして向こうへ行ってしまう。
兄呼ばわりするな、お前など兄弟では無い。失敗作との間に産まれた雑種が。
そう吐き捨てて。
「なんだい、飂蘭」
しかし今目の前で優しい笑みを浮かべる鸞鳳は他の3人が飂蘭に冷たくする中、一人だけ飂蘭に優しくしてくれた。そう、丁度今みたいな慈愛に満ちた笑みを浮かべて。

「あの…突然どうされたのんですか?」
「……ううっ……りょう…」
「ラン兄さま!?」
再び涙目になって両手で顔を覆った兄に焦って声をかける。

何か悩みでもあるのんですか?りうでよかったらきくのですよ、お兄さま?

そう声をかけるが一向に鸞鳳は顔を上げようとせず、ただ首を振るばかりだった。

「……は……ラン兄さまは、兄さまはぜっっっったい許さないからなっっっ」
「…はい?」
「あの…鸞鳳様。もしよろしければ私の方から…」
「いやっっ!私が言う」

泣いていると思えば勢いよく顔を上げて叫んだ兄に飂蘭は驚き半分、言葉の意味に対する疑問半分の表情をしていた。
杏の申し出を杏の目の前に掌をびしっと突き出す事で拒否した鸞鳳は、真剣な顔をして飂蘭の細い肩を掴む。杏が何故か呆れた顔をして溜息をついたのが視界の端に見えた。



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No.109 華樹 07/02 17:42:08  削除依頼

++++++++++++
はい。
時間外すいません;;それと上の削除私です。ミスりました…
今日からテスト期間です~;;
嗚呼、今日の数学Ⅱ死んだ…この無念さを綾ちゃんに成仏させてもらいたいっっ!!!(泣
絶対補修…あああ
ってか虹歩ちゃんが可愛いなあと思ってテスト(保健)の余り時間にキャラデザしてしまいましたよ!!
また今度お絵かき練習か、こっちにUPしようかと…(白黒ですけど

何故今投稿してるかというとっ!
ずばり今は母が居ないからですよ…フフフ
鬼の居ぬ間になんとやらってやつですよ…ふぇっふぇっふぇっ(←誰
っていうか“なんとやら”ってとこ、“(命の)洗濯”らしいですね~(どうでもいいよ

…今回いきなり新キャラで、
誰だよ!漢字読めねぇよ!っつーかわざわざ潰れるようなややこしい漢字使うなよ!と思われたと思います…
だって使いたかったんだもん!(開き直るな
下に飂蘭の紹介とその他二人の簡単な紹介書きますね~



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No.110 華樹 07/02 18:19:51  削除依頼

*水羽飂蘭(ミナハ リョウラン)

性別 女
年齢 13(今年14)
身長 139㎝
性格 温和、天真爛漫、のんびり、ちょっと乙女チック?夢みがち。いわゆる深窓の姫君?
一人称が「りう」

水羽の本家 現当主、水羽孝義(ミナハ タカヨシ)と4番目の妾との間に生まれた子供。
鸞鳳とは異母兄妹。
普段は外に出ないように言われているので肌は透き通るような白をしていて、艶やかな長い黒髪によく映える。
外に出てはいけないので学校にも行っていないが、きちんと教育係が居て年相応の学力はある。
母は分家出身だが、水羽の能力を一切受け継がなかったとして“失敗作”と一族の恥として言われ続けてきた。その子供の飂蘭もあまり周りからは認められていない。
突然居なくなった母を心配しているが、探す術は何もない。
母は“失敗作”としての家の恥であるため生家を半ば追い出されるように本家の妾となったので実家に帰っているとも思えない。
そんな“失敗作”の娘である飂蘭は一応水羽の能力を受け継いでいるが普段はまったく力を発揮しない。
母の形見の櫛をいつも大事そうにしている。
外へ出ないので友人がおらず、年の近い杏が唯一の友人。
基本的に人を憎む事や嫌う事を知らない純粋培養で育ったので飂蘭の中の世界は狭い。



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No.111 華樹 07/02 18:21:54  削除依頼

*水羽鸞鳳(ミナハ ランポウ)

飂蘭の兄で、水羽の本家 現当主、水羽孝義(ミナハ タカヨシ)とその正妻との間に産まれた。
極度の妹LOVE。
妹の前と他の者の前とではかなり印象が違う。
いつもはきりっとしていて、かなりの好青年。
妹の飂蘭の前だとデレデレ。
現当主とは違って、部下や他者に対する優しさがある。
しかし本気で怒らせるといつもの態度とかなり温度差があるので、鸞鳳を恐れている者も居る。
髪の色は紫がかった黒で、肩につくかつかないかぐらいの長さ。
父である孝義の事はあまり好いてはいない。


*杏(アン)

飂蘭専属の女中。
水羽の分家出身。
ただの女中かと思いきや、鸞鳳の持っている部隊の一隊員で、女性の身では飛びぬけた戦闘能力を持つ。
その腕を鸞鳳に認められ、飂蘭専属の女中と飂蘭の護衛役を一任された。
年齢は16。
身長は162㎝。
いつもメガネを着用している。髪の色は濃緑で肩につかないぐらいの短髪。顔の両サイドの髪だけが胸の辺りまで長い。
メガネは少しずり落ちる事はあるが、完全に落ちた所(もしくは外した所)を誰も見た事が無い。
飂蘭の為なら命をかける。
冷静沈着で、不測の事態が起こっても冷静に機転を利かせて回避する方法を瞬時に考える事が出来る、有能な人物。

+++++++++++
明日金曜なんで、明日の夜にはコメ返できると思います~
それでは、一人で幾つもレス使ってすいませんでした;;



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No.112 ユキ絵☆ 07/03 00:26:41  削除依頼

 
* 狼娘(ろうこ) *

あたしが狼娘と呼ばれるようになったのは、何時からの話だっただろうか。
失った両腕そして右足は、あたしに狼として生きて行く覚悟をくれたのかもしれない。
食人鬼と言う名の――狼獣に。

「へぇ…もう第2段階まで行けるんだ。あんたもなかなかの獣じゃん」

マットレスすら置いていない宮無しの寝台に腰かけている。真正面の床に直に座っている客人を見下ろすと、心がきゅっと締まって胸を押さえたくなったが、両手が無いので叶わなかった。

身長以外全く同じ容姿と言っても過言ではない程似ている――あたしがこの世で"最も嫌っている男"に。あたしの両腕を奪ったあの男に。
どうしてこの子が食人鬼にならなければいけなかったのか。
あたしと一緒で、食人鬼であることの辛さはあの男が一番理解しているはずなのに。
そしてこの子を護りたいと一番願っていたのもあの男のはずなのに。
やっぱり、あの男は自分の弟一人護れないのか。

ぺたっ。と床にだらしなく落ちているこの子の狼尾に左足を軽く乗せ、前後になぞった。
あたしが嫌って止まない灰塚輝と言う名のバカ男にそっくりである、この子の尾を。

「ゎっ…!」
「あははっ、あんた面白いね」

頭から生える狼耳をぴくりと動かし悩ましい表情を浮かべたこの子に、笑い声を上げてしまった。
灰塚輝では考えられない反応ね…昔あいつの尻尾に触れた時、確かにこの子と同じ様な表情は浮かべたけど、その後恐ろしい表情で怒鳴り散らした挙句あたしの肩に牙を刺してきたくらいだし。
あいつが餌喰い終わって落ち着いてたから、ちょっと悪戯程度に掴んでやっただけなのに…
それくらいで牙を刺してくるなんて非常識よ。思い出すだけで憎々しくて仕方無いあの態度は…。
これほど容姿が似ている兄弟の性格の違いを見つけるのは面白いわね。あたしの妹は殆どあたしと違わなかったから。

「これ以上僕に悪戯するのは止めてください。殺してしまいそうだ…」

あたしの左足から逃げる様に尻尾をぴんと真直ぐ伸ばしたこの子の目には、あたしに対する確かな殺意が見え隠れしていた。
あの男よりは大分大人しいけど…大口を叩くところと、気が短いところは兄譲りなのだろうか。
 



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No.113 ユキ絵☆ 07/03 00:28:13  削除依頼

 
いや。それとも、ただあたしが嘗められているだけだろうか…。
"狼獣の娘牙"とまで恐れられたあたしが、子狼…いや、子犬…いや、ヒヨコの様なこの子に嘗められていると思うと、それはそれで腹が立つわね…。

「今日から食人鬼になったばかりの子にあたしが殺られるわけないでしょうが」
「…皆、僕を弱者だと評価するんですね」

あたしが投げた言葉に赤茶の瞳を小刻みに震わせ、それを少量の涙で潤した後落ち込み気味に視線を下げたこの子。
……この子は、嘗てあの男が言っていた通り本当は結構泣きムシなのだろうか…。まだ13歳だから仕方ないのか…いやでも、13歳ってもう結構メンタル的に強くなっていても可笑しくない気が…。
そしてやっぱり生まれて初めて生えた尻尾がどうしても気になるのか、自ら尾を掴んでみて再び「ゎ」と電流を巡らせたこの子に呆れることしかできなかった。
墓穴掘ってどうするつもりよ…。容姿だけじゃなく性格も兄にそっくりなのかもしれない…バカなところが。
『さて、気を取り直して』とでも言いたかったのか。赤面しながら「かふっ。…間違えた。ごほんっ」と咳払いまで失敗してしまうこの子が非常に可愛く思えた。

「今朝、背流先生にも言われました。僕の力じゃ仇敵は殺せないと」
「んー。ま、でも初日で第2段階まで行けるんだから磨けば強くなれるわよ」
「あの…さっきから言ってる“第2段階”って何なんですか?」

…笑止。

「あんた…そんなことも知らないで13人も食べたの?今日一日で」
「だって教えてもらってないんだから仕方ないじゃないですか…」

ま…無理もないか。なんたって今さっき食人鬼になったばかりだもんね…。

もしも今あたしに手があったら、間違いなく額にそれを当てて天井を向き呆れて唸っていただろう。
この子にこんな基本的なことも教えてあげなかった先生が不可解だ。食人鬼の能力をこの子に送ったのであれば、それなりの知識をこの子に教え込んでおくのが筋じゃないのか。
あたしが閉じ込めてられているこの部屋に、先生がこの子を「客人」として連れてきたのは…きっとあたしからこの子に食人鬼のことについて詳しく教えてやってくれ、ってことだったんだろうな。
まぁ、可愛い後輩だし。同類の先輩として教えてやっても構わない。

「簡単に言うと、食人鬼って大きく分けてレベルが4つあって」
 



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No.114 ユキ絵☆ 07/03 00:29:57  削除依頼

 
「第1段階…つまりレベル1の時はあんたにもあるその牙が生えて、手足の爪が硬く鋭く伸びるわね。見分け方は他にもあって、この時流す涙は血の涙…つまり赤色の涙を流すと言うこと。人によっては食人鬼化すると涙腺が緩くなるのよ。
この第1段階ではまだ生きた人間に牙を剥くことはできない。つまり、この時“餌”として食せるのは、何らかの原因で既に命を落とした者。用意された死骸を餌として他者に与えてもらうしかないのよ。あ、まぁ食人鬼化する前に予め自分で誰か殺しておく…ってのも一つの手だけど」

そう言えばこの前灰塚輝が食事を持ってこの部屋に来てくれた…じゃなくて!この部屋に来やがった時に“発作が起きたから罰としてお前に食事を持ってきた”…みたいなことを言っていたけど。
あの時言ってた灰塚輝の発作は、きっとこの第1段階で治まったものだと予想するわね。その時の状況は詳しく聞いてないから知らないけど。

大方、「にゅん?」とか馬鹿っぽいキャラ作ってるエセ外人が一般人でも適当に捕まえて、それを殺して餌として灰塚輝に与えたんだろう。
“先輩の発作が煩さかったから、黙らせるために無関係の人達殺しちゃいマシタ☆”
……とか、如何にも生命の重みを全く理解していないあのバカがやりそうなことだ。
昔、人間の頭部をボール代わりにリフティングやり出したくらいだし。いくら食人鬼のあたしでも反吐が出る程ドン引きだわ。
普段は猫かぶってるくせによ…質が悪いとしか言いようがない。流石親子か先生に良く似て何考えてるのか全く予想つかない謎な奴だし…。
一体どういうDNAであれ程までの多重人格になってるんだあの一族は…。
灰塚輝の隣の家にまで住んで粘着に付きまとって…目的どころか敵か味方なのかさえさっぱりだ。
そして最近コソコソ拠点に来ては先生に“受”を使った"封印術"を教えてもらってるらしいけど…まさか灰塚輝に何かしようと企んでるんじゃないでしょうね…。
灰塚輝に何かしやがったら喰い殺してやるからな…。勿論、深い意味なく同じ食人鬼の仇討としてだけど…!
 



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No.115  

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No.116 ユキ絵☆ 07/03 00:31:09  削除依頼

 
「そして…第2段階。これが今のあんたの状態ね。第1段階で生えた牙と爪はそのままの状態で保たれ、新たに“狼耳”って言う狼の耳と同じの三角形の耳が頭に生えて…後は“狼尾”が生えるわ。これもその名の通り、狼と同じふわふわの尻尾。ほら、今のあんたにも狼耳と狼尾あるでしょ?」

「牙と爪は使えるけど、この狼耳と狼尾は邪魔なだけですね…。役に立たない」
「そんなことないわ。今は気づいてないかもしれないけど実際聴力は上がるし、その尻尾の状態で仲間に情緒を知らせられる」

喉元辺りまで伸びた二つの牙の内、右側の牙の先を自の手で弄っているこの子に続けた。

「食人鬼は第2段階までは自制心を保てるけど…第3段階からはそれを失うのよ。仲間にも牙を剥くようになるから、第3段階へ移る前に無意識に尻尾で仲間に警告することができるの」
「へぇ…。ちゃんと意味があったんですね」

ずっと寝台に腰かけている所為か腰が痛くなって上半身を後ろに投げた。あ、痛っ。マットレス敷いてもらってないのを忘れてたわ…。
あたしが後頭部を寝台にぶつけ、ゴツっ。と痛々しい音を鳴らしたからか、態とクスクスと笑いを堪え出すヒヨコ食人鬼。
他人がちょーっと優しく話てやりゃ『もっと遊んで!もっと構って!』ってじゃれてくるんだから。これだからローティーンは子犬同然と世間から思われるのよ。
ま…あたしからすりゃ、この子は子犬どころかヒヨコちゃんだけどね。

「まぁ狼尾に関してはさっきみたいなことされたら弱点に変わるけどねw」
「…う。やっぱり邪魔だ。しかも尻尾振っちゃったら恥ずかしいし迂闊に喜べない…」

上半身を仰向けにさせたままお望み通り少しからかった発言をしてやると、期待通りの反応が返ってきた。
最初は何だか他人との間に壁を作っている子だと思ったけど、ただ単に人見知りが激しいだけで慣れれば結構話す様になるのか。
 



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No.117 ユキ絵☆ 07/03 00:31:38  削除依頼

 
「話しを元に戻すけど…第2段階移行は涙が血ではなく、黒色の毒涙に変化するわ。他者が少量触れさせただけで最悪死に至らせることができるから、保存すれば食人鬼化が治まった後も毒として使えるから便利ね。
勿論、食人行動についても第1段階よりレベルが格段に上がる。第2段階では、生きた人間を自分の牙や爪で殺して喰らう…簡単に言うと“狩”が行えるわ。…一流の食人鬼に狙われたらまず逃げられないと思った方が良いわね」

寝台から上半身を起すと、この子が何だか眠そうにあたしの話を聞いていたから
左足で『成功率30%未満/狼娘ちゃんオリジナル秘技・股間蹴りジェット鬼の章(またの名を剛力股間蹴り)』を放ってやった。嘗てあの灰塚輝を死の門まで飛ばしたあたしの裏奥儀だ。威力としては、1週間トイレに行けなくなるくらい。ぶっちゃけ命中したらめっちゃ痛い。
残念ながら今回の剛力股間蹴りは命中せず失敗に終わったが、精神的に相当ダメージを受けたか、この子は目を血走らせて自分の股間とあたしの黄金の左足を交互に見つめていた。うん、目が覚めたようだ。

「少年よ、目は覚めたか!さっさと説明続けるわよ!第3段階…さっきも言ったように、ここからは自制心を失うわ。それだけに強くなることには変わらないけど、危険な状態。第1段階の狼牙と狼爪は勿論、第2段階で新たに加わった狼耳と狼尾も保たれたままで…第3段階で唯一の見た目の変化は、瞳が黄金色の狼眼に代わること。この狼眼は獲物の臓器や血管――身体の内部が正確に透けて見えるようになるから、効率的に仕留められる上、本能で好みの臓器を選んでピンポイントで喰らうことが出来るの」

「まさに"早い!美味い!"ですね」
「いや、牛丼みたいに言わないでよ…」

あたし達の餓えは松屋じゃ満たしてくれないのよ。

「んで、最後にこれだけ。ワーウルフ、聞いたことあるでしょ?それと同じで満月の夜に外に出ても絶対に月を見上げないこと。見上げた瞬間場合を問わずいきなり第3段階で食人鬼化してしまうわ」
 



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No.118 ユキ絵☆ 07/03 00:31:51  削除依頼

 
「…と、まぁ大体食人鬼についてはこんな感じね」
「あれ?最後の第4段階はどうなるんです?」

――第4段階。大罪を霞ませるゴンマ。

「第4段階はある条件が揃っている場合のみ現れるわ…」
「条件…ですか?」
「一つ、最も大切だと思える人間が存在すること。そしてもう一つ、第3段階の内にその最も大切な人間が自分の近くに居合わせていること」
「って…それってまさか…」

「そう。第4段階は自分が最も愛する人を自ら必ず食してしまう――あたし達食人鬼に与えられた罰よ」

そうね…未だこの子には教えたくない。食人鬼に与えられた真の罰が、第4段階なんかじゃないことを。
最も恐ろしいのは、未だあたしにしか現れたことのない隠された段階――第5段階。
全ての大切な人を喰らいつくし何時しか第4段階が現れることがなくなった、その段階だ。
――自分の中に、愛する人が一人もいなくなる。
あたしが狼娘と呼ばれるようになったのは、孤独になった時からだった。
二度と第4段階なんて起こりたくないのに。第5段階に落ちた時の寂しさは自分が一番知っているのに。
だけどまた、見てしまいそうだ。
たった一度だったけど、狼娘をリリィと呼んでくれたバカに出会ってしまったから。

「…これで先生がこんなに強力で悍ましい食人鬼と言う能力をあんたに送っておいて、先生本人は食人鬼になろうとしない理由…分かった?」

――自分の味に興味はない。

「……?」
「あの人が最も愛する人は、自分だからよ」
 



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No.119 ユキ絵☆ 07/03 00:32:05  削除依頼

 
口先や振舞いだけで心の内では決して自分以外を愛することをしない、嘘の象徴の様な蛇人。
あの人を慕ったら最後。蛇のよう執拗に死ぬまで付きまとわれて目的なく甚振られて終わり。
歯向かったらその瞬間地獄に“送”されるだけ。致命傷、自分が取った歳、病気、記憶、精神、そして自分の"死"までも他者、または異空間に“送”をするあの人は不死。
他人を身代わりにして不死であり続けるあの人を殺すことなど不可能だと教えられた。つまり、逃げる方法は残されていないと。
欲しい物や能力があれば“受”で何でも手に入る。しかし苦労を知らないわけではない。あの人は"苦労する"と言うことを経験したくて、態と他者から苦労の感情を“受”することが多々あるから。
そんな欲深いあの人が暇潰しのペットである教え子を自ら逃がすなんてこともない。
まぁ…仕方ないと言えば仕方ない。自分があの人から"蛇"を受け取ってしまったのだから。

人の心を持たなくともあの人は他人から必要とされ、信頼され、尊敬され、愛される存在。
狼であり嫌われ者であったはあたしは、先生のそういうところにやっぱり強く憧れてしまう。
孤独を恐れていた子供は、声をかけてきたあの人に着いて行く。そして言葉や振舞いに騙される。
それに気づいたとしても、皆に愛されているあの人はその様な者にとって憧れそのものであるから縋ってしまう。
結局、あの人は皆に想われ愛されてしまう。そしてそんなあの人を見て、また憧れる者が出てくる。これは、連鎖だ。
呪い、掟、迷信、才能、イジメ、宗教、復讐、恋愛、憎しみ、暇、家族、死、能力、病。人が孤独に成り得る材料など何処にでも転がっている。
そんな醜いこの世が変わらないない限り、あの人に不満足は未来永劫訪れないわね。
または、あの人に自分以外の誰かを愛する時が来るまでは――


「僕の…本当に大切な人は……」
 



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No.120 ユキ絵☆ 07/03 00:32:47  削除依頼

 
あの人と言う檻に閉じ込められた狼娘が、願いを叶えられるのだとしたら。
その時は、本当の気持ちを。

蛇の暇潰しで食人鬼という悲しい運命を背負わされてしまったこの子に…
灰塚輝の大切な弟であるこの子に、何時か本物の幸せを知る時が訪れるように。
この子の牙が灰塚輝に向かうことのないように。
灰塚輝の牙がこの子に向かうことのないように。
ここまで叶える余裕があるならば…灰塚輝がリリィの"最後の最も大切な人"であるように。

見上げることの許されない綺麗な満月に、そう切に祈りたい。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(T∇T)ま、また削除のかほりがぷんすか…(←色々頑張れ

うおおおおおおおおおおおおおおおお無断でお休み申し訳ありません○| ̄|_
時間オーバーすぎて投稿時間を忘れるほどで申し訳ありません○| ̄|_
そしてタラタラタラタラタラタラタラタラ長々長々意味不明な文章をすみません○| ̄|_
んでもってレス使い杉すみませんorz途中の削除は私ですミスりました><<、
明日は…輝さん視点の予定で…その…追放しないでえええええええええ><<<、。、

狼娘喋りすぎそしてどさくさに間切れて本名ネタバレ乙です(←おwまwえw
いつぞやの鈴音さんとのコメントで輝の狼コスでガオ――ッ!が見たい的なのを
食人鬼という形で現実にさせようと今まで長々企んでいた私です(´^o^);:*:;(乙
センセ悪神すぎるから、教え子達に集団ボイコット(机に突っ伏し)させようk(学校w

ふぎああああ華樹さん虹歩さんのキャラデザしてくださったのですか(T∇T)
是非見たくて見たくてちょっくら群馬県辺りまで走って戻ってきます(なんぞw
そして今日美容院行ったんですけどリョーランたんの髪型が素敵過ぎて
もう少し早く巡り合えていればその髪型にしていたのにと歌舞伎のポーズを取りそうd←

ああ…コメント返し…明日に延長させて…ください…。。。
正直に隠さず理由を裸で言います。理由は、眠くて…(もう分かったからwHPは0よ!
それでは…みなさま申し訳ないぃいいいいいいいいいィィイィ(逃走
 



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No.121 鈴音 07/03 00:46:38  削除依頼

*高宮 十賀*

「「…///」」

あれから生徒会室を出て俺らは点検を始めた。
1Aから3Dまで順番に回って、窓のかぎが開いていなかったり
延長届を出していないのに残ってたりする人がいないようにする。
なんか妙に気まずくて、胡桃もいつもと違って静かだし。
顔、まだ熱いし…、ってかこれぜってー顔あけぇよな;;
よかった、周り暗くて。

「とっ十賀。教室の窓見て、あたし廊下の窓見るから」
「あ、あぁ…」

そう言うとくるみは廊下の窓を点検し始めた。
俺も教室に入って窓を見る。あっ鍵開いてるし。

「胡桃―。教室の鍵バツな」
「ん、りょーかい。んじゃ次行こう」

廊下に出ると胡桃はファイルに書き込みながら俺を待っててくれていた。
胡桃が書き終わるとまた次の教室に移動する。この繰り返し。

「けっこう華やかになってきたな」
「そーねー…今年が今年だから」

さっきのような沈黙にはなりたくなくて、胡桃に話しかけると
案外普通に話しかけてくれたのでなんでかほっとした。

「ここは使用中ね。延長届も出てるし」
「んじゃとじまりよろしくなー」
「「「あっ会長さん。副会長さん。わかりましたー」」」

教室に顔をだし戸じまりを頼んでまた次に行く。

「使用中っと」そういって胡桃は書き込む。
そのまま点検をしていくとあとは最後のクラス3Dを残すだけになった。
あー…これでやっと終わる…

「あれ?」
「どーした??」

やっと終わる。何事もなく…
そう思っていたのに、胡桃が不意に声をあげて目の前を持ってたペンで指した。
それにならってそっちを見ると胡桃が指していたのは3Dの教室で…
電気が…ついてる??

「ここ、電気付いてるけど延長届出てないのよ」
「はぁ?んじゃあまためんどくせーことになんじゃねぇか」

延長届を出さないで残っていた人は次の日から奉仕活動をすることになっている。
今は文化祭があるからそれが終わってからになるかと思うが…
それには見張りとして生徒会がつかなきゃいけない。
まぁ、そんなことがあったら毎回胡桃に任せてたんだけど…
そろそろそーもいかねぇよな…。なんか、うん。男として←

「早く帰ってもらわなきゃね」
「そうだなー…さっさと帰ってもらうか」

そう言って俺らはドアを開けて中に入った。



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No.122 鈴音 07/03 00:48:23  削除依頼

*瀬戸 胡桃*(せと くるみ)

ドアを開けて中に入ると、そこにいたのは…

「あれー♪トーガくんじゃーん!!なになに??てんけーん?」
「まさか本当にトーガくんに会えるなんて思ってなかった♪」

いつもバスケ部(というか十賀)を見に来ている女の子たち。
話だけ聞いてると…十賀を待ってたの…?

「おまえら…延長届でてねぇんだけど…」

毎日のように見ているからかもう顔見知りらしい。
面倒なことになって機嫌が少し悪いのか十賀はつかつかと女の子たちに近づいて
呆れたように言った。

「だってーどうせトーガくんまってたなんていってもどーせ認めてくれないじゃんか!」
「どうせ、もうすぐ終わるんでしょ?いっしょかえろーよー♪」

十賀のその呆れた様子に気づいてないのか、それても気付いてないふりしているのか。
女の子特有の猫なで声(と言ってもあたしは出さないけど)をだして上目づかいでトーガを見る2人。

そう、トーガはもてる。本人は気付いてないけど実のところ
その人気で生徒会長になったといっても過言じゃない。
(だって、普通の選挙だったらこんな怠け者、会長にするわけない)
バスケだってPGとして活躍しているし、そのせいか毎日のようにギャラリーは
すごいし、差し入れの量も半端ない。
しかも今はやりの“かっこかわいい”容姿のおかげで年上からも年下からも…勿論タメからも人気だ。

いつからだろう…十賀がこんなにもてはじめてしまったのは。
小さい頃からずっと十賀と一緒にいて、ずっと近くで見てきて…
もしかしたらもてなかった時期がないんじゃないだろうか。
それくらい十賀の周りにはいつも女の子がいた気がする。

でも小さい頃から十賀は綾さんが好きだったから、女の子とはあまりかかわらなかった
…あたしを除いて。



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No.123 鈴音 07/03 00:50:41  削除依頼

普段は女の子とかかわらない十賀が唯一かかわるのがあたし。
十賀が好きな女の子にとってあたしはうらやましくもあり、邪魔な存在だろう。
そのせいか、中学のころあたしは十賀のファンクラブからひどいいじめを受けていた。
小学校のころも1回されて、その時十賀に言ったらもっとひどいことをやられた。
それに十賀に心配をかけたくない…
そんな思いからあたしは中学の時は一度もいじめのことを話さなかった。
高校に入っても十賀の女の子にたいする態度は変わらない。
中学の時よりは幾分ましになったけど、高校でも…十賀ファンのみんなからの視線は変わりない。
ファンクラブの人の視線は冷たく、なんであんたが…そういうのばっかりだ。
そして、その中でも一番卑劣なのが…この2人。

「あの、悪いんだけど十賀まだ資料まとめ終わってないんだよね。
だから、早く帰ってくれないかな?ってかこいつ待ってると9時すぎるよ」
「おまえなぁ…」

「いくらなんでも9時はねぇよ…たぶん」そう言って苦笑いする十賀に笑みがこぼれる。
案の定この状況は2人にとっても面白くないわけで…

「えー、なんで瀬戸さんが間に入ってくるのー?トーガくんと今話してるのあたしらなのにぃー」
「そうだよー。それにいつもトーガくん仕事瀬戸さんに任せてるじゃん。
なんで今回に限ってトーガくんがやんなきゃいけないのよー」

そう言って可愛らしく頬を膨らませる女の子たち。
外見はこういうふうに可愛らしく怒っているが内心ははらわたが煮えくりかえっていることだろう。

でも…でも…
あたしも十賀から離れるわけにはいかない。離れたくない。



だって――十賀のこと好きだもん




ずっとずっと生まれたときからといってもいい位ずっと十賀のこと好きだったんだ。
運動得意なとこも、要領が悪いとこも、一途なところも…
ずっとずっと“幼馴染”として見てきた。
いままでいじめに耐えて来れたのは十賀が好きだって言う気持ちがあったから。
たとえそれがあたしにむいてくれてないとしてもその気持ちと“幼馴染”っていう
つながりがあるだけであたしはいじめに立ち向かっていけた。



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No.124 鈴音 07/03 00:52:42  削除依頼

あんたたちに何が分かる。
十賀の外見しか見ていないあんたたちに何が分かる。
本当の十賀はかっこかわいくて硬派なやつなんかじゃない。
本当は要領悪いけど一生懸命で、好きなことにはとことん時間を潰して、
雰囲気を和ませようと必死になってくれて、それでいて好きな人ができたら一途でまっすぐで…
そんな奴なんだ。

だからあんたたちに十賀を渡すわけにはいかない。
絶対に渡してたまるもんか。
十賀の心をつかむのは…綾さんだけで十分なんだから。

「生徒会長にしかできない仕事だってあるの。それに2人とも延長届出てないんだから
奉仕活動あるからね。担当あたしだから、ちゃんとやってよ」
「えー…なんで瀬戸さん?あたしトーガくんが見ててくれるかと思ってたのにぃ」
「そうだよぉー、なんで瀬戸さんなのー??」
「十賀は、部活で忙しいの。だからその代わりにあたしがやるのなんか文句ある!?」

いつまでも治らない猫なで声にイライラして少し強めに言ってしまう。
それが奴らの思うつぼだったらしい、一人の子が涙を流してグスグスと泣き始めた。

「そっそんな強く言わなくてもいいじゃない…」
「瀬戸さん!!なに泣かしてんのっ!?副会長がそんなんでいいのっ!?」

泣いているこの肩を抱いてきっとあたしをにらんで叫ぶもう1人の子。
なによなによ…どうせ、泣きまねなくせに…。
そう思ってるとこつんとあたしの頭に軽い衝撃が来た。
上を向くとそこには怪訝そうな顔をした十賀で

「いいすぎ」

そう一言つぶやいたあと、大丈夫か?と泣きまねをしている女の子の方に駆け寄った。

どうして…どうしてどうして…
なんでわからないの??
その子は…あんたにそうされたくて泣きまねまでしているのに…
ホントに鈍感…泣きまねにも気付かないなんて…

だってほら、元に顔をあげたら全く目が濡れてないじゃない。
一粒涙が頬をつたっているだけなのに…。

「トーガくん!!瀬戸さんどうにかしてよッ!!香織泣いちゃったじゃんかぁ」
「いっいいのっ朱音!!こんなことして待ってたあたしがいけなかったのっ!!」



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No.125 鈴音 07/03 00:54:38  削除依頼

香織と呼ばれた女の子はさっきとは打って変わって、十賀に詰め寄る女の子――朱音ちゃんに言った。
なによ…しらじらしい。さっきと全然違うじゃない。
なに?あたしより自分を優先してもらえて満足なわけ?
そんなんで満足感を得るなんて…あほらしいと思わないの?

「あー…今回はお前も悪いな。そういうことはもうすんじゃねぇぞ?」
「うん…ごめんねトーガくん」
「あたしも…ごめんねつっかかったりして」

そう言って上目づかいで十賀見上げる香織ちゃんと朱音ちゃん。
その上目づかいに気付いているのかいないのか、(まぁたぶん十賀のことだから気付いてない)
十賀は普段学校ではあまり出さない優しい顔になって2人の頭をポンポンと叩いた。
そのあとあたしの方に振り返って今度はさっきとは違うきつい目になる。
なんで…なんであたしにそんな目を向けるの?

「今回はお前も悪いぞ、胡桃。そりゃ今までおれがサボってたことは悪いと思うけど、
もっとほかの言い方あるだろう?お前は副会長なんだから、俺の手を煩わせるようなことは
しないようにしてるのはよくわかってっから。これ以上面倒を起こすな」

そういう十賀の後ろではもう涙が引いていてこっちを見て
ざまぁみろとでもいいたそうにしている2人の姿で…。
あたしはファイルを握ってる指にギュッと力を入れた。

「ねぇトーガくん、悪いんだけどさ今日は香織とあたし送ってってくれないかな?
香織、このままじゃさ…」

十賀の後ろからそう話した朱音ちゃん。
十賀が振り向くと同時に香織ちゃんはまた涙を一粒流す。
なんか…ある意味尊敬するね…ここまでやるか。

でも…十賀は女の子を送るなんてことしないから、だからこんな申し出断るにきまって――…

「あぁ…今日は仕方ねぇな。送ってくからちょっと待ってろ」
「ほんとに?ごめんねトーガくん」
「あぁ、いいからいいから」



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No.126 鈴音 07/03 00:55:52  削除依頼

ナンデ…ドウシテ…

十賀の返事を聞いた途端目の前が真っ暗になった。
そしてぐるぐるといやな感情が渦巻く、これが本当の意味での嫉妬なのかな??
なんて思ってると十賀がくるっとこっちを向いた。

「ってことで胡桃。わりぃけどお前今日、1人で帰れ。それか兄貴か誰か呼んで帰れ」

そう言ったあと十賀がすぐに女の子たちに話しかけられまたあたしに背を向けた。
なによ…なによなによなによ…。
何にもわかってない…何にもわかってないじゃない…。

ずっとずっと小さい頃から14年間我慢してきた。
でももう限界…抑えきれないよ…十賀。

バシッ

「って!!おいっ胡桃なにしやがっ…」

あたしは持ってたファイルを思いっきり十賀に投げつけた。
するとそれは十賀の頭に命中して、何とも間抜けな声をあげる。
文句を言おうとしたのか十賀はこっちを振り向いたが途中で止めた。

頬を暖かい何かが流れて落ちる。
それが涙だということはすぐにわかったがあたしは拭いたりなんかしなかった。
息が自然と荒くなる。涙が止まらない…。
もう、どうしようもない。

「バカ…十賀のバカッ!!もう、あんたなんて知らないっ!!
だいっきらい!!!!」

そう言ってあたしは教室から飛び出した。
廊下を走って走って…生徒会室からカバンを取ってあたしは校門から勢いよく外に出る。
そして、暗くなり始めた道を1人家まで走りだした。



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No.127 鈴音 07/03 01:00:17  削除依頼

*高宮 十賀*

「バカ…十賀のバカッ!!もう、あんたなんて知らないっ!!
だいっきらい!!!!」

ズキンッ

そう言った胡桃の顔は涙でぐしゃぐしゃになっていた。
呼び止めようと手を伸ばしたがそれは届かなく、胡桃は勢いよく教室から飛び出した。

胸が…痛い。
胡桃の「だいっきらい」とあの顔が頭から離れていかない。
そう言えば…初めてじゃないか?胡桃から拒否られたのは…
どうして?なんで?俺は、あいつを傷つけたのか?

「瀬戸さん、いきなりびっくりした…。まぁいいや。十賀君。
昇降口で待ってるから生徒会室から荷物取ってきなよ」
「えっ…あっあぁ…」

先ほど泣いていた女の声で現実に引き戻され、俺は生徒会室まで足を運ぶ。

ズキンッ ズキンッ

当分、この痛みは収まりそうにない。
すごく痛い。痛くて仕方がない…。


生徒会室の窓を全部閉めてからカバンを取る。
そうだ、明日早く来て、資料まとめなきゃだ…。

そう思いながら、会長席にある資料にふっと目を通す。
そのまま、帰ろうとしたが何か違和感を感じ今度は資料を手にとって目をうつす。

えっ…どうして…

――どうして資料が出来上がってるんだ??

いつ?いつだろう…。
だって俺は寝ていたはず…。

今までの出来事を思い返すとふっとあるところで止まった。
そうだ、俺が寝ていた時…胡桃は何してただろう。
ずっとお茶を飲んでお菓子を食べてた?いや、そんなはずない。
胡桃が2時間もお菓子を食べ続けるわけがない。

バカだ…俺。なんで気付かなかった?
左にあった資料が右に移動ささっていたことに…。
胡桃が全部…やってくれていたことに…。



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No.128 鈴音 07/03 01:02:31  削除依頼

パラパラと資料を見ていくとどれもこれも完璧に終わっていて、最後には
『今度からは4分の1は自分でやるよーに♪ 胡桃』
と、胡桃独特の文字で書かれてあった。

それなのに…俺は…。

――だいっきらい!!!

ズキンッ

胡桃の言葉がまた浮かんで心にずきっと痛みが走った。

行かなきゃ…胡桃のところに行かなきゃ…。
今更かもしれねぇけど…行かなきゃ…。

俺はカバンを持って電気を消して生徒会室を飛び出した。
昇降口まで行くとそこにはさっきの女2人が待っていて…
だめだ、かまってる暇なんてねぇ!!!!

「あっトーガくん、遅かったn「わりぃ!!俺用事できたから先帰る!!!」
「「ちょっトーガくん!!!」」

女2人の言葉を無視して俺は暗くなり始めた道をただただ胡桃の家にむかって走り始めた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!時間外投稿すみません;;
そして今回はちょっと多めです(汗

胡桃ちゃんは十賀のことが好きだけどずっと押さえてたんです。
綾のことが好きだと分かってたから。
これからも”幼馴染”として応援しようと思っていたのですが
このことがあって抑えきれなくなってきて結局吐き出してしまったと…
まぁそんな感じですねっ;;

ってことで時間外すみませんでしたっ!!
明日からは綾視点で行きたいと思います;;



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No.129 ニックネームは削除されました 07/03 20:04:59  削除依頼

*神凪 夕日*

――えへー、ゆーひ君は、ずっと私と一緒なんでしょ?
大きな瞳を空中に泳がせた後に俺に視線を絡ませ、可愛らしく首を傾げた彼女。

――夕日ー。お父様がお話あるってー。悪い事はしちゃダメよ?
悪戯に笑って、あの優しい色をした家に俺の手を引っ張って行った彼女。

――…ああ、夕日…居たんだね。私、もう何も分かんないよ…ッ
苦笑いをして、俺に抱きついた血まみれの彼女。

――銀髪ー、変態ー馬――――鹿‼‼‼
頬をふくらませてそう暴言を吐き散らした彼女。

―――俺と、確実に距離が開いている。
今日久しぶりに会ってそう感じた。
…何せ俺の頭のアホ毛が項垂れてるからな←ちょ

…ふと今さっき璃音がとんでもない事をしでかした気がした。
と言う訳で今は先程俺があるいていた道を逆走している訳だが。

…奪還屋、か。
璃音は面倒臭い仕事に入れられたとぼやいていた。
こっそり何か黒くて赤い奴とすれ違ったのだが実にナルシストそうで。
あ、因みに俺はストーカーじゃない、璃音曰く変態だ←mt

二つある影。…それは陰と陽、対という設定を持つ。
この世界にも差別があるが、それと同等では無い。
人間の醜い要素を最も引き出してくれる言葉。

ある人間を陰、ある人間を陽とすれば当然好かれるのは後者。
――もし、同じ人間に陰陽の二つが混ざっていたとしたら。
陽の部分を常に曝け出していれば、勝手に人は寄り付いて来る。
しかし陰を纏う魔物に姿を変えてしまえば、忽ちその人間の立場は水の泡。



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No.130 ニックネームは削除されました 07/03 20:07:20  削除依頼

璃音は両面を持つ道化。
普段は陰でも陽でもない、良い人間では無い物を演じる。
しかし本当は――彼女の本当は…陽なのかもしれない。
彼女の中には三パターン程の人格があるだろう。もしくはもう少し多数。

普段見せる腹黒くて気分屋の海咲 璃音。
普段見せる事が"出来ない"陽の海咲 璃音。
精神崩壊状態に陥った時に見せられる陰…人殺しが取りついた海咲 璃音。
俺が見たのはそれだけじゃない。

『幻視』、子供の様に笑うアップルグリーンとライラックを持つ
海咲 璃音――否、奏を俺は知っている。

蒼い屋根が目に飛び込んだ時。
微妙に嫌な予感がした。いや、本気で。

そして最近崩壊され、直されたような跡がある新品のドアノブを回した。
目に飛び込んだのは地べたに座り込みパソコンの前の回転イスに腰掛ける
男を見上げる璃音。

そして璃音の右腕を顔を赤く染めて掴んでいるこの前すれ違った男
―確か桜田とか言った筈―が目に入る。

「…あ、夕日。どうかした?」
璃音がやっと此方に気が付いた様に顔を此方に向けて首を傾げた。
桜田は俺と璃音を交互に見つめ、現状を理解したように意地悪く笑った。

「…どうかしたとかそんな事じゃ無くてな。お前ら何してる?」
前髪を掻きあげまず桜田を睨みつける――が、鼻で笑われ視線を逸らされた。

「んーとね、友達が"璃音は桜田さんの事好きなんじゃないの?"って
聞いたから私って魁の事が好きなn…!?」



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No.131 ニックネームは削除されました 07/03 20:13:03  削除依頼

璃音が俺に説明をしようとした所、素敵華麗に邪魔者桜田 魁が璃音の腕を引っ張った。
――瞬間、俺と璃音の関係を見抜いた上で
桜田が勝ち誇ったような笑みを浮かべた気がする。

桜田は大胆不敵にこの俺の前で見せつける様に璃音を抱きしめている。
そして璃音は何が起こったのか分らない様に
―彼女に分からせる方が難しいが―とりあえず場に流される事を選択したらしく、
桜田の腕の中で大人しく目を瞑った。
璃音が人に抱き締められるのが好きでなければ、他の対処方法もあっただろう。
しかし璃音は愛情を知らない。抱きしめる位なら毎日やってやるのに←


*海咲 璃音*

抱きしめられた。意地悪く微笑んだ魁に。
まあ夕日も楽しそうだしいいかな?(鈍感にも程がある
と思うのでとりあえず魁の腕の中で大人しくしてみる。
温かくて、眠くなるのは毎度のこと。
だけど何か違くて、何か……いっぱい。

「…お前。何璃音に馴れ馴れしく触ってるんだよ」
夕日がビシッと魁を指差し、邪険に見つけた。

「お前に関係ねぇだろ。大体人の家にずかずか入ってくんじゃねえよ、不法侵入者」
魁が反論。私は誰かが言葉を発する度にその発言者の顔を見つめる。

ずっとその行動を続けていただ為に首が痛くなって、途中であきらめた。
…台本読み直すつもりが、何でこんな事になったんだろう?

とりあえず器用にポケットから携帯を取り出し、南にメールを送る。
『南が"璃音が桜田さんの事好きなんでしょ"って聞いたでしょ?
それを魁に言ってみたらさっきの男も来ちゃって大変な事になってるんだけど
如何すればいいのかしら…?』

それだけ打って送信。そして携帯を閉じて、ゆっくりと魁に身を任せた。
…そう言えば彼女…遊輝曰く"中華うーまん"はどうしたんだろう?
――――――――――――――――――――――――――――
ネタに詰まる⇒夕日君登場⇒俺、気違い←ちょ
明日も学校か…よし、学校壊そう←mt
中華うーまん…分泌の異能の持ち主の露出狂ですorz
名前は何だっけ…リゼルだったっけ。ルゥにでもしようかな。
よーし決定。と言う訳でコメントは明日!adieu←



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No.132 希影 07/03 21:19:23  削除依頼

はい、日本史に頭をショートされそうな希影です←
とりあえず紫凛さんの魁と璃音ちゃんのラブラブっぷりに萌えさせてもらってまs(あ
今日はかけそうにもないので明日の昼頃、とにかく紫凛さんより前に投稿する予定です!!!
まずは追いつかねば^^;!
そしてニヤニヤしながら文章を考えるとしよう←



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No.133 華樹 07/04 01:03:36  削除依頼

水羽飂蘭(ミナハ リョウラン) <この前の続き…>


「兄さまは認めないぞ… お前に、りょうにっっっ……縁談なんてっっっ!!!」
「ふぇっ?」
“縁談”という単語が聞こえて目をまるくすると、目の前の鸞鳳はさっきの涙目よりも怒りのこもったような顔をしていた。
「今までの縁談だって消滅させてきたのにっっっ!!嗚呼、私のりょうが……っ」
「ふぇええっ??」
次に兄の口から飛び出た言葉にも驚いて素っ頓狂な声をあげた。
“今までの縁談”と鸞鳳は言ったが、今まで縁談なんて話は一度も聞いた事が無かった。一体どういう事なのだろうか。
すると杏が静に口を開く。
「…本当は今まで何度か分家の方から飂蘭様に縁談を、という話が来ていたのですが、全て鸞鳳様が相手の方を始末し……いえ、御断りをしてきていたのです。」
「りうに…縁談…」
「そうなんだ!今まで阻止してきたのにっっ!」
杏が淡々と述べ、飂蘭がぽつりと零すと、鸞鳳が悔しそうに唇を噛んだ。
しかし兄の心妹知らず、飂蘭の頭の中は縁談の話でいっぱいになっていた。
どんな方なのだろう。歳は、外見は。
こんな雑種とでも仲良くしてくれるのだろうか。

「嗚呼、飂蘭。お前が他の男の手にわたってしまうなんてっっ」
「鸞鳳様はこれも阻止したいらしいのですが、なにしろ旦那様を通じての…というか旦那様が相手の方と取り決めた縁談らしいので鸞鳳様も手を出す事が出来ないのです。…相手の方は樹城の血筋の方らしいのですが…………飂蘭様?」
杏が視線をやった先には、勝手に決められた縁談に愕然としているだろう飂蘭がいるはずだった。しかし、そこに居たのは大きな瞳をきらきらさせて杏の話に聞き入っている飂蘭が居たのだ。



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No.134 華樹 07/04 01:15:17  削除依頼

「杏、それで、どんな方なのんですか!?」
「えっ…と、私も…今はこれくらいしか…」
予想外の主人の反応にすこしうろたえる杏。
その横で飂蘭の兄はもっとうろたえていた。
「嗚呼ッ!飂蘭!」
がしっと飂蘭の肩を掴み、飂蘭と視線を合わせる鸞鳳。
その顔には焦りと悲しみが見て取れた。
「勝手に自分の人生を左右する結婚を決められるんだよ!?悲しいとは思わないのかい!?」
「いえ…」
鸞鳳は愛妹の(衝撃の)返答に漬物石を頭上5メートルから頭に落とされたような顔をした。
なぜそんな事を訊くのだろうと飂蘭が首をかしげると、鸞鳳は落ち込んだような目になって言った。

「飂蘭…ちょっと立ってみなさい」
「え?は、はい」
飂蘭が立ち上がると、同じく立ち上がった鸞鳳の身長と比較するとかなり小さく見える。
飂蘭の身長は139㎝なのだが、傍に立っている鸞鳳の身長が高いため、そう見えるのだ。
鸞鳳を見上げようとすると、完全に真上を向くような姿勢になってしまい、少し首が痛い。

「ほら、こんなにまだ幼い子が……っっっ!!!」
「?」
「鸞鳳様…飂蘭様は今年で14になるのですが…」
「そんな事はどうでもいいっっ! …嗚呼、こんなに儚げでかよわくて幼いお前が嫁に行くなんて、考えられない!! っというか14もまだ子供だろう!!」
「…ラン兄さま…」
「少し落ち着いて下さい。まだ結婚ではありません。14では結婚できませんし、今のところは婚約、です」
「…もし…お前に何かあったら私はっっ!!」

杏の言葉を無視してそう言った鸞鳳は、またがばっと飂蘭を抱きしめる。
その勢いで飂蘭の小さくて薄い体はふらりと揺れたが、兄の腕にしっかりと支えられていた。
鸞鳳の背中越しに杏を見ると、杏はやれやれと言った様子で首を振っている。

「飂蘭…私は心配だよ…」
「そ…そんなに心配なさらなくても大丈夫だと思うのですよ」
ぽんぽん、と小さな手で鸞鳳の背を軽く叩いてみると、すこし飂蘭を抱きしめている鸞鳳の腕の力が緩んだ気がした。
「本当? …飂蘭がそう言うなら大丈夫だと思うけど…」
「大丈夫なのですよ」
「そうか……。  ……杏」
「はい」



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No.135 華樹 07/04 01:17:58  削除依頼

突然名を呼ばれた杏は顔を上げて自分を呼んだ鸞鳳を見つめた。しかし鸞鳳は飂蘭を抱きしめた格好のまま動かない。
「相手は樹城家の者らしいが…詳細は」
「…まだ詳しい事は。けれどそのうち知らされると思いますし、旦那様自ら飂蘭様にお伝えする可能性も」

とたんに飂蘭に向ける時とは明らかに異なる声で問うた鸞鳳に杏が訊かれた事を淡々と答えると、鸞鳳はその言葉の中におかしい事があったのか、は、と嘲るような笑いを零した。

「あの人が、直々に…な」
「はい」

そんな二人の会話に、「?」と飂蘭が首をかしげていると、鸞鳳はまたもとの優しい表情に戻ってふわりと微笑んだ。

「大丈夫。何も心配いらないよ。飂蘭はこの私が守っ… 「ああ、いらっしゃった!!」

どかどかと部屋に入ってきてそう言ったのはいつも鸞鳳についているお付きの者だ。姿が見えないと思っていたら、どうやら鸞鳳を探し回っていたらしい。

「ああ、旬零(シュンレイ)」
気づいたように鸞鳳がそう言うと、見るからに草食男の旬零は困ったような顔をした。

「“ああ”ではありません!! 探したんですよ!?こちらが目を離したすきにいつも居なくなって…!もう少しご自分の立場というものを考えて行動なさってください!あなたは次期当主に一番近いお方…!命を狙われる可能性だって少なくはありません!」
「…わかったよ。でも、私はお前より強いし、十分自分の身は自分で守れると思うのだが」
「過信はいけません!その様におっしゃって命を落とした当主が何人居たことか…!! …ああ、もうまたそのような…」
「なんだ」

つらつらと言葉を並べていた旬零は体を刺すような視線を感じて言葉を切った。
鸞鳳が旬零を射抜かんばかりの鋭い眼光を瞳に宿していた。
部屋の中がピリピリとして息をするのもままならない。怒りの矛先が向けられていない杏でさえ息苦しく、筋肉ひとつ動かせない。しかしこの場にいる飂蘭だけが不思議そうな顔をして鸞鳳の腕の中に居た。

「なんだ」
「ぃっ…ぃぇ、ぁの…」
もう一度言った鸞鳳に、ひゅっと辛うじて息を吸い込んだ旬零が消えそうな声で口ごもる。

「り…飂蘭様は…縁談の、話が出ており…ますので、あまり…そ、そうお戯れに、ならない方が……いいのでは、と思ったのです…」
「…」
「ほっ…本当で、御座います…」
「…そうか」



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No.136 華樹 07/04 01:25:41  削除依頼

鸞鳳がそう言って一度瞳を閉じた事で、この部屋の空気が少し軽くなった。旬零など、いまにもぶっ倒れそうな顔をして壁に手をついている。床に点、と水滴のあとがあった。

「では、飂蘭」
「はい。ラン兄さま」
「わたしは行かなければならないみたいだ。お前も危ないから杏の傍を離れないように。危ない事があったら杏が守ってくれるだろう。杏は私の持つ部隊の中で女の身では一番強い者だから」
「わかりましたなのですよ」
「仰せのままに」
二人がそう答えると鸞鳳は踵を返して部屋を出ていってしまった。旬零が睨むようにこっちに視線を流して慌てて鸞鳳のあとを追っていった。


飂蘭の事をよく思わない者は数多く存在する。
それは血統を重んじる男たちだけではなく、女もだ。女中の中でも飂蘭を慕うものは少ない。
杏はその少ない中の一人なのだが、初めは仕事、だった。女中という仕事をしながらも鸞鳳の部隊に入っていた杏は女性の身では珍しく強い事で鸞鳳に飂蘭の世話係兼護衛という白羽の矢を立てられた。
しかし接しているうちに、本気で慕うようになり、今では命に代えても守り通すと決めている。
…それは、自分と飂蘭が似ているせいだったのかもしれない。

さっきの旬零の言葉。

―――――…ああ、もうまたそのような…

『そのような、雑種とお戯れになって』

と、きっとこんな言葉が続いたのだろう。
さっきの男は運が良かった。あの受け答えを間違えば、きっとあの男は殺されていただろう。
何故なら旬零には見えていなかったようだが、鸞鳳の右手が異常に骨ばり、爪が鋭く伸びていたのだから。
これは水羽の一族特有の体質で、自由に爪を長く伸ばしたり、元に戻したりできるというものだ。これで祖先から闘ってきた。人ならざる者と、時には人と。
もちろん分家出身の杏にも、先ほどの旬零にもそれが出来る。


(続きます。)



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No.137 華樹 07/04 06:13:01  削除依頼

すいません、力尽きました…;;
また後でコメ返しますっ;;;;;;



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No.138 希影 07/04 16:56:03  削除依頼

*桜田 魁*

…ただいま俺はついさっき発見した黒猫を洗っている

所々にある傷が痛々しく、面倒臭いが放置しておくわけにもいかないから、
しかたなくこのような状況になっている

ぶっちゃけこの調子だとすぐに寝れるような状況じゃない
……グッバイ、俺の貴重な睡眠時間

んで話を戻すが俺は今上半身裸で俺にしてはめずらしく他人(黒猫)優先に洗ってやってる

…ッチ、またコイツ水飛ばしてきやがったコンニャロ

俺が眉間を寄せて不機嫌そうにコイツを見たら
この猫分かっててやってるのかツーンとそっぽ向きやがった

俺は黒猫にそっぽ向かれたことに軽くショックを覚えながら、一通りコイツを洗い流した
そして念のためだが黒猫に身体を冷やしてもらっては
せっかくこの俺が看病しているのも水の泡なのですぐリビングへと向かおうとした
するとこの猫は俺の腕からするりと抜け、何かに気づいたのかリビングまで駆けった
…ってか駆けれるぐらい体力あるなら別に連れて帰らなくても良かったのか…?
俺は微妙な心境な中、その黒猫が向かったリビングへとゆったりと向かった


するとそこには病院にいっていたはずの璃音が洗いたての黒猫を抱えて立っていた


俺は何に動揺しているのか分からないがその動揺を知られないように
軽く目を見開いた後、すぐに眉間に皺を寄せたフリをして

「おいおい、てめぇ何しにきたんだぁ?」

と暴言を吐くと璃音はにっこりと笑ってどこからかピコハンを出して
思いっきり叩いてきやがった……地味にいてぇ

「あ、この猫やっぱり魁が拾ったんだ?でも十分綺麗だし洗わなくても平気。
魁はさっさとお風呂入ってて。この猫の治療しちゃうから」

え、俺の言葉はスルーですかコノヤロー
……ま、璃音が来てくれたおかげで俺の仕事も減るわけだし結果オーライ、か
璃音はソイツの体を一通り見ながらそう微笑みながら俺に言った

…ん?コイツって動物好きなのか…?

とりあえず俺は上半身裸という中途半端な格好で微妙に寒いので
適当に返事をして風呂へと向かった

*******



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No.139 希影 07/04 16:56:36  削除依頼

俺は身体を一通り洗い、風呂にどっぷりとつかり
ゆったりと入浴タイムを楽しんだ

ふと思い出したこと...薫が見つけた黒猫って誰が治療したんだっけ?

…あ、そうだ。

薫が治療したけど包帯でぐるぐる巻いてあるだけで逆に黒猫が可哀想ってことで
円が丁寧に看病したんだよなあ
ありえないとは思うが璃音も薫みたいにぐるぐる包帯巻いてたらウケるな、うん

そして俺は軽く思い出し笑いをしながら風呂から出た
んでタオルで頭を軽く乾かしながら風通しの良い服を着てリビングに戻った

*******

「…何してんだ?」

風呂から上がった俺が最初に目にしたのは
冷蔵庫に出来上がったサンドイッチとそれをにっこりと笑いながら見る璃音

俺は頭に疑問符を浮かべながら璃音にそういうと

「え?低血圧魔王は多分朝珈琲飲むだろうからそれに合わせて
朝食作ってあげたんですけど?因みに今から夕飯作製計画突入しますw」

"ミャー"

そういって笑っている。ってかこの黒猫も璃音に同意したように鳴きやがった
命の恩人を裏切りやがったなこの猫
...あ、命の恩人は璃音になるのか、一応治療したのもこいつだし

…あ?ちょっと待て低血圧魔王って俺のことか?
俺は別に寝起きが悪いだけであってそんなんじゃねぇし…
とりあえずしてもらえることはしてもらおうか、楽だし←
面倒だから夕食食べるつもりなかったけど、たまにはちゃんとしたのも食べねぇとな
…何より、腹黒気味な璃音に有無が言える状況じゃねぇし

「あー、明日魁の事起こしに来ると思うから。
もし揺さぶっても起きなかったら…ハリセンやピコハン、すりっぱでも
起きなかったら…フライパンにお玉で起きなかったら
熱湯ぶっかけるからね♪」

……こいつどこぞかのお母さんかよ
ま、確かに寝坊する可能性大だから助かるけどよぉ?

「フライパンにお玉って古典的じゃn「何か…言ったかしら?」

俺は思い切ってツッコミどころであるフライパンとお玉を指摘しようとすると
璃音がすかさずブラックスマイル
…まったくどこの誰に似たんだか...あ、采か

俺は言い返したら何かされそうだったので舌打ちをし、リビングに戻った
後ろから何か黒い物体がついて来ているか見なかったことにしようか←

*******



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No.140 希影 07/04 16:57:24  削除依頼

キッチンから一定的な包丁で何かを刻む音がする

俺はというと……

「おい…、お前どこ座ってんだ?」

無事包帯ぐるぐるになっていなかった黒猫と談話中←
包帯ぐるぐるも楽しいんだけどなー残念だ

話戻って何故か俺の膝にコイツが乗っかってくる
…何様だコイツ←

とりあえず言うのも面倒になってきたからもう放置しておくけどよー
そして俺は黒猫を膝にのせながらいつものように資料を眺めていた

「魁ー、これあげる」

不意に後ろから璃音の声が聞こえ振り向こうとしたが
振り向く前に後ろから何かを押し付けられた

「んなッ!?」

いきなりのことに黒猫を潰さない程度に前かがみになった
その後俺は呆れながらも璃音の方に振り向きながら舌打ちをした

自然と璃音の持っているものに視線がいき、俺が首を傾げていたら

「もう柳と萩にはあげたし、皆もう誕生日終わってるでしょ?
だからプレゼントとしてありがたく受け取ってね?
しかも魁って糸扱うから時々ミスって自分の手ぇ切るじゃない。
前のはもうボロボロだったし折角だからー…って事で。
サイズは多分あってる!!―――と、思う」

……コイツそこまで見てんのかよ?
まあ、確かに今使ってんのボロボロになってきたから
そろそろ買い換え様とは思ってたから丁度いいけどさ

見る限り店で売ってるような出来栄えだ
むしろそこらへんで売ってあるグローブよりいいと思う

俺は璃音に気づかれないようにそれをじーっと眺めていたら

「――あと、『コード:ブレイカー』については教えてあげられない。
魁が無理やり私から聞いたらそれは魁に危険が及ぶ。
まあ私から話をしたなら良いんだけど…ごめん、今は教えられない」

璃音が気まずいようにその話をしていた

……確かにその『コード:ブレイカー』ってものについては知りたい
だが璃音の状態を見る限りあまり迂闊に聞いていいものではないようだ
場合によっては自分で探りをいれるしかない
ま、今は別にしなくてもいいと思うけど



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No.141 希影 07/04 16:58:05  削除依頼

「ん、あとそうそう。あのね、今日綾とカラオケ行ったんだけどさ。
南が変な事言ったんだ。『璃音は桜田さんの事好きじゃないの』って。
それどういう意味?私って魁が好きなの?ってか好きってどんな?」



………は?



コイツが俺を…?
ってかなんでコイツ俺にそんなの聞いてくんだよ
アレか、はめるつもりなのかコイツ?

だが見る限り好奇心旺盛の子供のような目で見てくる璃音
……冗談ではないようだが...

"ミャー"

場違いなことに黒猫が眠たげに鳴いた

*******

俺の応えを待つようにじーっと見つめる璃音
いつも見てる璃音の顔だが少し照れくさくなり俺はそっぽを向いた


俺は………


何かに動揺している心臓を軽く抑えていたら

「魁?顔赤いけど……」

璃音がそう言いながら俺の顔を覗きこもうとしたので璃音の右腕を掴み、
今の自分の顔を見られないように

「…別に。少しのぼせただけだ」

そう言い訳をして再び沈黙が訪れた

…ってかのぼせたとか結構前だぞ、風呂上がったの

とか思いつつも璃音の腕を掴んでいない方の手で頬を冷やした



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No.142 希影 07/04 16:58:23  削除依頼

沈黙が続いている中、急に玄関の方から物凄い勢いで“何か”が来た

「…あ、夕日。どうかした?」

璃音が不思議そうに首を傾げながらソイツを見た
俺は一瞬、突然の登場に唖然としたが

「…どうかしたとかそんな事じゃ無くてな。お前ら何してる?」

俺が璃音の右腕を掴んでいるのを嫌そうに見ながらもそう言っている夕日って男に
いい気味だと言わんばかりにいい作戦を思いついた

「んーとね、友達が"璃音は桜田さんの事好きなんじゃないの?"って
聞いたから私って魁の事が好きなn…!?」

俺は璃音が呑気にこの男に話している間に遠慮なく
掴んでいた右腕を引っ張った

もちろん、璃音も急のことだったので抵抗しないうちに俺の胸へとダイブした
俺にしてはホントめずらしいぜ?誰かに抱擁するってのは

俺は目の前で動揺している男を面白そうに見ながら口元がニヤけた

璃音もそのまま抵抗してきてねぇみてぇだし、いっちょ楽しいことでもしますか...

夕日ってのは一瞬呆然としたが瞬時に現実に戻ったかと思うとすぐさま俺に向かって

「…お前。何璃音に馴れ馴れしく触ってるんだよ」

と明らかに威嚇してきた。あ、なんか耳としっぽが見えるぞコイツ←

「お前に関係ねぇだろ。大体人の家にずかずか入ってくんじゃねえよ、不法侵入者」

俺は更にコイツの感に触るようにさっきよりもしっかりと璃音を片手で抱きしめた
ってか何よりコイツ不法侵入者だし…うん

「……とにかく、璃音もいるなら俺も入っていいんだよ!」

なんだ?そのお前のものは俺のもの的な精神
ってかむしろ2人で1つ的なノリはウケ狙いか?

+反省+
コメ返は夜に^^;
最後の区切り悪ッorz



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No.143 ニックネームは削除されました 07/04 19:57:30  削除依頼

*海咲 璃音*

「……とにかく、璃音もいるなら俺も入っていいんだよ!」

半ば投げやりな夕日を見て苦笑する。
ちょ、一心同体自重←
…しかしまさか私でも夕日を怒らせるなんてできないのに…
魁って結構凄いのかな?とか適当に考えた。

…あ、そういえば台本…(またそれか
なんかそーいえば重要事項って何だったっけ。
姫抱きと…あれ?と内心首をかしげる。

私が微妙に現実の世界を手放している間にも
魁と夕日は口論中。魁はまだ余裕がありそうで、そろそろ夕日はキレそうだ。

――まあ、魁の場合分かってやっているようなもんだし?
私と魁、どっちが腹黒いって聞いてもたぶん私が選ばれる自信がある。

不意に魁に抱きしめられているためか暖かくて、眠くなってくる。
私は魁に体を委ね、ちょっと唸って目を閉じた。

すると今度は背中に左手が軽く添えられ、私の背中を叩いた。
「璃音がお前が煩くて迷惑だとよ。だからさっさと帰れ不法侵入者が」
気配でわかる。魁は今大胆不敵に笑ってるはずだ。

「さっきから不法侵入者って連呼しやがって………
いいか、俺は夕日だってんだよ。いつまでも犯罪者呼ばわりすんじゃねぇ」

頭を魁の方に向け目を開ければ微妙に夕日の銀髪が見える。
私は魁の背中に手をまわして、再び目を閉じた。

―――全ては、彼女の目覚めの為に

そんな声が脳内で反響し、波紋を描きやがて、消えた。
一度静かに目を開けるがそこにはやはり魁と夕日が口論していて。
柔らかな夕日の声と、絶対服従を促しそうな大胆不敵な声を
聞きながら緩く微笑み、なんとなく眠ることせず黙りこんで二人の
痴話喧嘩に耳を傾けた。



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No.144 ニックネームは削除されました 07/04 20:07:13  削除依頼

み、じ、か、い!!!!!!!←ちょ
ここで璃音が昼寝するのはあまりにも惜しい光景なのであえて((
いやいやいやいやいや。ややややや。((

鈴音さん⇒
天然毒舌という仕打ちwww
将来は何になるのかな?うん?←ちょ自重せい
ちなみに椿は綾ちゃんと同じくらいの容姿端麗眉目秀麗学年首席でしたw
桔梗はもっと身長高いです。雅より低く綾ちゃんより高いと←
え。姫抱きはあたりまえじゃないですかJK←ちょおま
うっひょwwww2カップルwwww((
そんなにフル昔じゃなくてもいいですよw
…そうだ、璃音の前世の名前語呂悪いな←
「桜双牙 蓮華」に変更しよう(ちょwwww
(さくらそうが れんげ)璃音って私的に花畑にぶち込みたくwww
花満載にしてみた。いや、桜花も桜樹も桜小路 桜(後々登場)も
蓮那さんも華月もそうだからな……((お、お、いw



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No.145 ユキ絵☆ 07/05 00:01:46  削除依頼

* 灰塚 輝 *

畜生…あの"虹歩"とかいう糞新人どうなってんだ…。始末屋のスパイとか言って全然スパイになってねぇしよ。
それに最後に言ってた"ヒカル"ってのも気になるぜ…。
あれはきっと1年4組に閉じ込められてる"ヒカル"のことを言ってるんだと思うけどよ…。
虹歩とか言う奴…元虜囚のくせに俺の知らないことまで知ってやがって怪しい…絶対に裏がある。
最近俺は照平以外のセンセの教え子との関わりが薄く、向こうの事情を全くと言って良い程理解できてねぇからな…。
そこにつけ込んでくる野郎も出てくるだろうから用心してなきゃならねぇ…。
俺は格拠点全部集めた数百万の教え子達の間で、恐らく狼娘に並んで知名度が結構高い。そんな俺を殺れば、センセから注目されることは間違いねぇし…狙ってくる奴も少なくねぇだろ。
俺だけならまだしも、糞女にまで手でも出してきたら……。あ、いや。春彦や餓鬼もそうだ。
俺を殺るために関係ねぇ奴まで巻き込むバカもきっといるだろ…。もしかしたら、そのバカってのが虹歩とかいう奴かもしれねぇしな…。

「……ま、良い。それは孰れ対処するとして…」

なんじゃ…この騒ぎは…。

『ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ』
「なーにをそんなに騒いでんのだよあのアホは…」

現在俺が立っている場所――始末屋の目の前の電柱まで届いている、いや…俺を中心として半径100m程先まで余裕で届いているのではないか、と思われる悲痛な叫び声。
どう考えても始末屋のアジトから発せられているその声は、聞き覚えの有る様な無い様な…
そう、聞いたことのある声を少しヒステリックにアレンジしたようなそんな声だった。
つーかネタバレすると、どう聞いても餓鬼の声ですありがとうございました。
これがもし春彦の叫び声とかだったらあいつどういう声帯してんだ、って話になるし。
あ、まぁ確か…何だっけ…『見た目は大人、頭脳は子供!その名は名探偵、困難!』とかそんな感じなこと言ってたアニメの主人公が使ってた…あれ、ハローキティーちゃんの耳についてるリボンみたいなのを今春彦が使って叫んでる可能性もゼロじゃねぇよな。
…って、そんなことしても何のメリットもねぇだろうけど。まさにゼロイミ。

「は?あれ」
 



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No.146 ユキ絵☆ 07/05 00:02:08  削除依頼

 
ぴたっ、と嘘の様に悲鳴が収まり上唇を浮かせた。
騒動が収まったのだろうか。いや…それにしても突然すぎやしねぇか?今まであれ程までに煩かったのに、これじゃあ達磨さんが転んだ、だ。
子供が悪戯でもしたんだろか。先程から、電柱に張りついている食玩のシールが視界の右端に有る。これは…ベックリマンシールの“ブラックゼーウス”じゃねぇか…。
うわ、ちょ、懐かしすぎて涙が…。俺チョコレートとか死んでも食わねぇけど、菓子だけ柊吾や菊宏にあげて昔頑張ってベックリマンシール集めてたわ…。
このシール、少し剥がれかかっている。絵柄が印刷された薄いフィルムが、粘着剤のコーティングされた台紙の上で寄れてしまっていた。
剥がれかかったそのシールの端を摘んで考えた。よし、このシールを一気に引っ張って、綺麗に剥がれなかったらアジトに今直ぐ入ろう。綺麗に剥がれたらもう少し様子を見てから入ろう。と。

「いっせーのせで剥がすぞ…――いっせーのせ!おりゃ!……よし、決まりだな」

台紙とフィルムが分裂しボロボロに千切れたブラックゼーウスのプリントを見て、頷いた。
たっ、足音。ぎい、蝶番の音。からん、ベルの音。俺が鳴らしたこれら全てを掻き消したのは、一人の人間の叫び声だった。しかし、叫び声と言っても今さっき俺の耳に吸い込まれていたあの声色とはまた違った叫び声。そう。本日始めて聞いた春彦の声だった。

「輝殿、避っ…――!!!」
「!?」

俺の右の爪先から僅か1センチ程手前の所に突き刺さった一本の針。あまりに突然のことで
何故ここに針が突き刺さったのか整理がつかねぇけど、前方から飛んできたってことは確かだった。
“親指よりも一回り小さめ程の長さを持った、羽が生えた茶黒い小判型の何か”が俊敏であってふらふらと宙を飛び俺の方へ向ってくる。突き刺さった針の元に着陸したそれは、素早い動きを見せ右往左往に走り回り始めた。
――カブトムシ、いや、これはゴキブリだ。
二本の触角をハの字やVの字、時には×の字に交差したりと様々な形を見せつけているコイツは、全ての動きが高速。動態視力を鍛えている者ならロックオンできるだろうが、一般人なら見失っても可笑しくねぇ程の速さだ。
 



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No.147 ユキ絵☆ 07/05 00:02:39  削除依頼

 
そんな速さで動きまわるこのゴキブリの尻を追い、今度は3本の針が、だだだっ。と連続で床を刺した。何とかそれを避けきったゴキブリは、一度その場でぴたりと動きを止める。
顔を上げると、部屋の片隅に幾つか追いやっていたテーブルがひっくり返り、それのすぐ近くに餓鬼が拳を作った左手の指と指の間に針を2本ずつ挟み、右手には一本のナイフを握ってこちらに向かって戦闘体勢を取っているのが見えた。
惑乱状態なのか、餓鬼は俺の周囲の床に向かって目が据わり強張った表情を浮かべていた。…ってゴキブリが怖いのか?この糞餓鬼。

そうして僅かに、室内全ての動きが止まる。

俺、餓鬼、春彦――そして、ゴキブリ。
現在アジトの中にいるこの4名の立ち位置は偶然"秋の大方形"そのものだった。一人でも動けば、崩れる。この秋の大方形が崩壊した時、この世界が壊滅してしまうのではないかという錯覚が起きた。
息使いまで聞こえてきそうなこの空間で、睨み合い微かの動きも見せない4つの星。4人を結んで作られた秋の大方形の中心に宇宙空間が広がりそれに飲み込まれてしまいそうな程、人知を超えた不思議なオーラが始末屋アジトを包み込む。
走る、緊張。蟀谷、そして頬を伝い顎を滑った一粒の冷や汗が音もなく床に落ちた――その時!!

「づぉおぇええぇえっ!!!!!」

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「んだぁあああ!!痛てえっつーのコラ!!地球の裏側まで蹴り飛ばすぞ!!」
「だから…少し我慢しろ。すぐ終わるから」
「畜生!!テメェはテメェで何でゴキブリ如きであんな騒いでたんだよ!!」
「………ごめ、ん…」

春彦に再び開いてしまった傷の手当をしてもらっている。これで本日4回目だ。
怪我をした直後に一回、昼飯を食い終えた後に一回、トイレから出た後に一回、そして現在4回目の手当を受けている。
あれから数時間が経過したが、全く痛みが引く気配がない。右の足首に作られた傷を見て頭に血が昇って行くのが分かった。

あの時、突然ゴキブリが動き出さなければ。あの時、ゴキブリが俺の方へ向かって走っていなければ。あの時、俺の立ち位置がもう少しずれていれば。
餓鬼が投げたナイフが俺の右足首にグッサリ!刺さることなんてなかったのによ!!!
 



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No.148 ユキ絵☆ 07/05 00:09:48  削除依頼

 
「御免で済んだら警察はいらねぇんだよ!!右足怪我しちまっただろーが責任取れバカ!!」
「清殿も何回も謝ってるんだし、もう良いじゃないか…」
「良くねぇ!どーせこの前の写メも消してねぇんだろうし、慰謝料払ってもらうからな!!」

治療が終わり、ぎゅっと包帯を巻かれて窮屈になった右足を餓鬼に見せつけ慰謝料を請求する。餓鬼はただ困惑した表情を浮かべるだけで何一つ言葉を返してくることはなかった。
この糞餓鬼…!!俺に怪我させておいて謝って終わりにしようなんて然うは問屋が卸さねぇって話だぜこのバカ助が!!
まぁ…慰謝料と言えど相手はまだ中房だし500円くらいで許してやるけどよ!!それなのにまだ支払わねぇって言うなら地球投げお見舞いしてやる!!!

「なぁ輝殿、カリカリしてるなら気分転換も兼ねて一つお願いがあるんだが」
「あ!?何だよ」

嫌な予感。

「そろそろカラオケも終わった頃だと思うんだけど
…それにしては帰りが遅いからちょっと電話掛けてみてくれないか?綾殿に」

――――――――――――――――――――――――――――――――
え…まさかここで…たっちなんです○| ̄|_(orz
昨日の夜中にねむねむねむで書いて…ここまでしか書けなく…力の限界で…眠くて…○| ̄|_
そして昨日無断欠席すみません><<、投稿のタイミングが色々重なってしまってorz
この後輝は綾ちゃんに電話かけます;この前の鈴音さんの投稿のあの電話に繋がるので!!
ということでもう迷惑の大神で…んがあああああああああ申し訳ない。。。
コメントは…明日に…(もしかしたら明日も夜に用事があって
お休みかもしれなくorzもう人生が嫌orz)本当申し訳ない…どうすれば良いの私…orz



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No.149 鈴音 07/05 00:19:35  削除依頼

昨日は無断欠席もうしわけございませんっしたorz;;
実は今日もユキ絵さんの後に投稿するぞっ!!!と
思っていたのですが…
あの、実は明日(というか今日)夏大前の最後の練習試合になりまして…
他県に行くことになるんですよ;;

そんでもってあの、起床が4:30というなんとも素晴らしい時間帯で;;
なので今日も申し訳ないですが投稿なしでorz

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…本当に申し訳ないですorz
明日、帰ってきたら必ずっ!!!!
そして月曜日は奇跡的に部活オフで♪
三者面談という山をのりこえればもう、すぐ家に帰れるのでww
そしたらちゃんと明日・月曜日投稿しますねっ!!!



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No.150 ニックネームは削除されました 07/05 11:46:21  削除依頼

*刻*

子供の面倒をみるのはごめんだ。
先程の件で確実に子供嫌いが確定した。や、もう無理。
帰り道、一人でフルフルと首を横に振り、今日会ったことを否定した。
結局面倒くさいから迷子センターに押し付けて逃走してきた。俺優秀だ。

黒く闇に隠されたドアを開けばねっとりとした涼しい空気と共に
闇が俺の体に纏わりついた。それに少し顔をしかめ、アジトに入り込む。

約六十メートルほどの廊下。勿論明かりなどないために
視力がいい俺でも十メートルほど先までしか見ることができない。
…存在しない者になった当初は良く壁に打つかっていた俺を思い出した。

――あなたの…お姉ちゃんだもの…

あの人も、存在しない者だったと……。
寧々音もコード:ブレイカーだったと教えて貰った。
code:02、海咲璃音…そして資料室の管理人という名をもつ02に。
膨大な資料。そう簡単に見つかりはしない資料。
俺、大神、平家etc....そいつらの資料もあるらしい。
―――一つ、ここで疑問が生まれる。

璃音の資料が、ない。
エデンもそうだが…やはり何処を漁っても璃音の資料は一枚もなかった。
そんな事を考えていると素敵に華麗に壁に鼻をぶつける。…いや、ぶつけた。

そんなこんなで何とか部屋に到達。
今日はゆっくり寝ることにしよう。
…あれ、俺の部屋何処だっけ。
もう血生臭ぇじゃねえか。てかここ俺の家じゃねぇし。

「っだ――――!!迷ったじゃねえか畜生!!」
広い広い、長い長い、迷宮のような廊下に木霊した、俺の声。



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No.151 ニックネームは削除されました 07/05 12:04:11  削除依頼

――――――――――――――――――
今日の夜たぶん登校できないので刻君のshort。
ほあああああ、皆さんお忙しそうなのに私と言ったら…orz
ちょっと死んで来る代わりに逝ってきます^^←



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No.152 希影 07/05 20:57:24  削除依頼

昨日夜にコメ返するとかいいつつ爆睡して返信できなかった希影です←あ

んで、あさってから期末なのでさすがにラストスパートをかけないと
いけないので次来るのは金曜あたりになると思います><;;

ってことで次会うときはきっと…いや間違いなく期末で生命力を
奪われて干からびてるかもしれません←散れ



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No.153 華樹 07/06 17:09:56  削除依頼

*りょーらん編(この前の続き



「杏。報告、というのはさっきの縁談の話だったのんですか?」
「はい」
「樹城家のお方…一体どういう方なのでしょう…」
「あの、飂蘭様」

きらきらと目を輝かせている飂蘭に杏が声をかけると、ちりんという音を響かせながら飂蘭が杏の方を向いた。

「鸞鳳様には言わなかったのですが、相手の方の名前が分りました」
「っ…!!なんというお名前なのんですか!?」
「“宮倉清”様というそうです」
「みやくらしん…さま…  あら?あの…樹城家の方では無かったのんですか?宮倉家の方…?」

飂蘭の疑問ももっともだと思い、杏は慌てず口を開いた。これは杏自身も疑問に思っていた事で、すぐに訊き返したからだ。

「宮倉清様は樹城現当主のご息女、燕雀様と、宮倉現当主の兄君である蒼蓮様のご令孫で、姓は宮倉となっておりますが樹城の跡取りがいらっしゃらない為に、この度樹城家が跡取りに迎える、という事です」
「…それで、りうがその、清さまと婚約を結ぶ、という事なのんですか?」
「はい」

それを聞いて飂蘭は目を閉じた。そして薄桃色をした小さな唇を弧にして薄く開く。

「宮倉清さま………りうの皇子さま…♥」



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No.154  

削除されました 


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No.155 華樹 07/06 17:11:58  削除依頼

*宮倉清

「んだぁあああ!!痛てえっつーのコラ!!地球の裏側まで蹴り飛ばすぞ!!」
「だから…少し我慢しろ。すぐ終わるから」

テルは手当をしているハルになのか、それとも清になのか、どなり散らしていた。
だがハルはそれにも動じずにテルの右足首に包帯を巻き直している。これで確か四回目ぐらいだろうか。
あれから少し記憶が飛んでいるが、今までに何があって、何故テルがハルの『超絶痛いけどよく効く♪』な治療を受けなければいけないはめになったかというと。
話は数時間前にさかのぼる。




「づぉおぇええぇえっ!!!!!」
という誰かの奇声で清ははっと気づいて手に持っていたものを下に落とした。
手に持っていた数本の針が床に跳ねて微かな音を立てた。
そういえば、自分はナイフも持っていた気がするのだが、何処にも(清の周りには)見当たらない。
と思ったそれは、


テルの足首にぐっさりと突き刺さっていたわけで。




「畜生!!テメェはテメェで何でゴキブリ如きであんな騒いでたんだよ!!」
「………ごめ、ん…」

テルの口から出た単語に思わず鳥肌が立ったが、素直に謝る。
だって、怖かった……………

さっきから怒鳴られ続けているのだが、清には『ごめん』しか言う言葉が無かった。
もっと機転の利いた言葉を掛けられればいいのだが、やっぱりこういう時は変な言い訳とかせずに謝った方がいいかなと思った。
とにかく、テルが死ななくて良かった。
足首の動脈を切っていて、大量出血で死亡…とかあり得るからだ。

あの時清はゴ…いや…イニシャルGを抹殺というか惨殺というか抹消というかまぁすなわち殺そうとしていて、それだけは覚えているのだが、自分がナイフを投げた、という記憶はない。
しかし床に刺さった幾つかの針を見るに、Gを殺そうとして誤ってテルに投げてしまった…という展開が安易に想像できて、ため息をついた。
さっきのG達は清に恐れをなしたか、今は姿が見えない。
さっきの騒動に乗じて外に逃げたか、あるいは、

ごくり、と唾を飲み込んで部屋の隅に視線をやる。

まだ、此処に居るか。



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No.156 華樹 07/06 17:13:08  削除依頼

「御免で済んだら警察はいらねぇんだよ!!右足怪我しちまっただろーが責任取れバカ!!」
「清殿も何回も謝ってるんだし、もう良いじゃないか…」
「良くねぇ!どーせこの前の写メも消してねぇんだろうし、慰謝料払ってもらうからな!!」


責任ってどうやってとればいいんだろう…

この前の写メは消したんだけどな…(もうアヤにあげちゃったし)と思いながらなんとも言えず、無言でやりすごした。
確かに、右足を怪我させたのは悪かったと思う。でも清には、どうすればいいか分らない。
お詫びに、飴…あげるとか?
そんな事したら火に油を注ぐ行為になりそうだ。
慰謝料…って…

清は苦いため息をついてハルに後で清の給料を少し引いてもらうよう頼む事に決めた。



「なぁ輝殿、カリカリしてるなら気分転換も兼ねて一つお願いがあるんだが」
「あ!?何だよ」

まだ怒りが収まらないテルにハルが思い出したように話しかけた。
まるで怒りをぶつけるように返事を返したテルにハルはにっこりと笑みを浮かべる。
それを見てテルの顔色が少し変わったような、気がした。

「そろそろカラオケも終わった頃だと思うんだけど
…それにしては帰りが遅いからちょっと電話掛けてみてくれないか?綾殿に」
「は?」

ハルの言葉に訝しげな顔をするテル。
そんなテルの顔を見てハルは救急箱を片づけながら口を開く。



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No.157 華樹 07/06 17:19:46  削除依頼

「輝殿の次の言葉は分ってるぞ。『何で俺が』だろ?」
「!」
図星だったのか、少し目を見開いてテルはハルを見つめた。
そんなテルを見てハルは笑う。
「じゃ、お願いする」
「ちょ…ちょっと待てよ! てめぇがかけりゃいいだろ!? …っていうか『何で』の答えになってねぇし!」
やはり図星だったらしい。
するとハルは片づけ終わった救急箱をテルに見せるように顔高さに掲げた。
「俺は今から救急箱を片づけに行く」
「は?じゃあ、糞餓…「清殿には奥の書類棚の整理を手伝ってもらおうと思ってな」
「…わ…かった」
「ちょ……おい、何なんだよ!」

清がとたとたとハルの元に行くと、テルは怒ったようにそう音にした。
それを見たハルがにっこりとほほ笑む。

「ほら、これで手が空いているのは輝殿だけになった。別に不都合な事は何も無いだろ?」
「っ…!」
「じゃ、よろしく」
右手を軽く上げたハルは奥の部屋に足を向ける。
手で「おいで」と合図されたのでそれに続く。

後ろを振り向くと、テルが舌打ちをしながら携帯を開いている姿が見えた。


+++++++++++++
激しく時間外すいません;

今日のー英語のテストぉー死んでーきましたぁー
あああ、明日世界史とかもう無理だよ!
ヘタリア見ても覚えられないよ!!

テスト期間中だというのに此処に書き込んでいる私…;;
そしてワードに眠ってるアヤテル小説を書きすすめてる私って一体…!!

結論:勉強する気無い。

っていうかこの前の飂蘭編で、飂蘭の視点の筈なのに途中から杏の視点になっていた事に今更気づく。

『飂蘭の事をよく思わない者は数多く存在する。』

から以下、杏の視点ですね;;
すいませ…;;

それでは後ほど!!
コメ返しはテスト終わってからになりそうです;



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No.158 華樹 07/06 17:22:25  削除依頼

あ、追伸ですが、上の削除私です;



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No.159 ニックネームは削除されました 07/06 20:14:46  削除依頼

//////////////////

「―――準備は、よろしいですか?」
一人の女性が後ろに振り返る。しゃらんと首元の鈴が音を立てる。
今宵は満月。彼女の後ろには彼女を見張る様に月が煌めいている。

彼女の視線の先には暗闇のヴェールに包みこまれた森。
その中で影が蠢いた。―――男の姿が窺える。

その男は無言で頷き、光当たる所へ踏み出した。
異様な服装。和服と言えば和服。袷は左が上になっている。
周りの人間が見れば必ず皆が首を傾げる筈。
…しかし辺りは彼女の首の鈴と葉が擦れる音しか耳に入らない。
――気色悪いほどの静寂、と言う言葉が一番似合う光景だ。

しかし彼女等は周りを気にする事せず平然とした表情で歩いている。
リン、リリン、リン、と彼女が弾む様に歩くと鈴も一心同体だと
言い張る様に澄んだ音を出し、静寂に包み込まれた空間を温和した。

男の方は面倒臭げに欠伸をした後に歩きだす。
チャイナ服の様な衣服。ズボンは白、上は柔らかな勿忘草色。
腰から上の衣服が二股に分かれ、踝程度までの丈になっている。
首から上は闇に呑まれ窺えないが男にしては細い体系。

一方女性は飛び跳ねて居る為に衣服の様子はあまり窺えない。
その代り男とは違い顔の様子がうかがえた。
朱にそまる頬、薄紅色の唇。ダークバイオレットの大きな瞳。
睫毛は長く瞳共々陶器の様に白い肌に良く映えていた。
膝程まである紫黒色の長い髪は月光に当たり光り輝いている。
飛び跳ねながら前へと進む細い脚にはチャイナシューズ。

良く見れば右手にラベンダーモーブの色をした扇子が手にされていた。
その付け根にも黒い紐が結ばれ、その紐に銀色の鈴が括りつけられている。
不意に男が口を開く。

「――蓮華様。今回は何処へ…」
はっきりと男の姿が月に照らされた。
青藍色の短い髪はアシンメトリーで、所々外にはねている。
瞳は黒に程近いミッドナイトブルーで、夜の静けさのようなイメージ。
目は伏せ目で眠たげに見える。彼女より焼けてはいるが男と見れば
異常なほど白い肌。女に似た容姿だ。

蓮華、と呼ばれた彼女はにこやかに振り向き、唇に弧を描く。
「今日は……どう致しますか?朱雀様」
見た目より大人しくそれでいて艶やかな声が
辺りにゆっくりと沁み渡る。

男は面倒臭げに視線を地面へと落とし、また口を開いた。
「…今宵は、満月ですよ」



deleted

No.160 ニックネームは削除されました 07/06 20:16:24  削除依頼

朱雀と呼ばれた男は足元の水たまりに映る月を見つめていた。
手ではつかみとれない、美しく儚い光景だ。
淡黄色にも似た"ソレ"を朱雀は軽く靴で突く。
すると月は水面と共に揺らめき、形を崩した。

「そうですね…今日は折角ですし月をゆっくり看る事に致しましょう。
彼女もまだ…気づきはしていないのですから…余り無理は為さらないで。
彼方も命のある神に護られし存在なのですから…」

蓮華は月に右手を翳し、扇子を開く。
すると彼等の間にある水たまりに奇怪なほどに澄んだラベンダーモーブ
色の月が浮かんだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――
目を開ける。左横では紫煙が揺らめいていて、目がシパシパする。
首元には何かが巻いてあって、温かいけど少し息がし辛い。
一度右手が何故か不自由なのか疑問に思ったがあいている左手で目を擦る。
そして左を向こうとした瞬間に名前を呼ばれる。

右からだと感じて右を向けば、銀の髪が目に入る。
それが一瞬誰なのか分らなかったが三秒後、
その人物の名前を頭の中から引っ張り出した。

…と左の人物が手を出す。
私の目を安易に片手で覆って自分の元へ押しつける。
――思い出した。そういやあ夕日と魁が喧嘩してたんだ。

そしてもう面倒くさいから反発しない事にして、
恐らく煙草を吸っている魁に凭れかかったまままた目を閉じる。
「ちょ、璃音また寝るなよ!!
もしその糞赤眼に寝込み襲われたr「襲わねぇよ、被害妄想野郎が」
夕日が何か変な事言ってそれに魁が言葉を遮り反論する感じ。

「だーかーら!!さっきから不法侵入者だの被害妄想野郎だの
変態阿呆野郎だのいいやがって!!コレで六回目だからな、よーく聞け!!
俺は変態でも妄想野郎でも犯罪者でもねぇ!神凪 夕日だ!」

「…魁、また変な事言ったのね…その通りだけど」
目を隠されたまま笑い、最後の方を微妙に声を小さくする。
すると夕日はそれに反論したらしい。ぎゃあぎゃあと騒ぎまくっている。
今日も騒がしい一日でしたと言うのがオチだとは、この約三年間で
嫌だと言うほど分かっている。
…だけど何故か奪還屋の柳と魁、または夕日と魁のコントは
楽しいからなのか、飽きないなと自分で感じるようになっていた。
――――――――――――――――――――――



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No.161 ニックネームは削除されました 07/06 20:38:15  削除依頼

夕日君を弄るのが地味に愉しいぜw←Sw
最初のは自分でもよく分らない。名前知らん奴と被ってr(殴
朱雀君は面倒臭がり屋、蓮華ちゃんは生粋の御嬢様設定です。
そしてミッドナイトブルーだのは自分の脳内から引き摺り出しましたw
ってか最近ちゃんと投稿して無くて…とんだ放置プレイ!!←ちょ

でもでも、久しぶりに華樹さんも希影さんも来てくれて
ココロの中がもっふもふのもっすもすでしてね←なwにw

と言うより………ちょ、りょーらんちゃんかわい(
乙女萌チック!!←どんなですかw
てか璃音が南ちゃんに送ったメールを見た南ちゃんはどうなるんだろうw
とか長々語ってみた。と言うより腹減った。

そう言えば妹が早速かきょかきょしてました。
そして綾ちゃんを書いて項垂れていました。
でも写真とか撮るの苦手だし暫く放置。きっと自分から来てくれる筈w
あ、そだ。絶対片目瞑ってるけど気にしないでくださいだそうでw
と言うより目を瞑って見逃して下さい←乙

それではsee you next←ねぇよ



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No.162 ユキ絵☆ 07/06 20:54:37  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

「は?」

俺が糞女に電話…。

「輝殿の次の言葉は分ってるぞ。『何で俺が』だろ?」
「!」
「じゃ、お願いする」
「ちょ…ちょっと待てよ! てめぇがかけりゃいいだろ!? …っていうか『何で』の答えになってねぇし!」
「俺は今から救急箱を片づけに行く」

何とも白々しい態度で救急箱の蓋を閉じた春彦の言い草に耳を疑った。こいつはここまで性格が悪かったか?と。確かに春彦は仕事に従事するよう黒笑で強制してくることがないと言えば嘘になるが…電話くらいなら自分で掛けることの方が多かったはず。
救急箱を片付けるのがそんなに大変なはずねぇし、こいつが電話を掛けないのは絶対に他の理由がある。耳の横辺りに救急箱を掲げている春彦を睨めて、糞女と何かあったのか…それなら仕方ねぇ。とも一瞬汲んだが、首を縦には振れなかった。だってそれなら態々俺じゃなくても餓鬼で良いはずだろ…?

「は?じゃあ、糞餓…「清殿には奥の書類棚の整理を手伝ってもらおうと思ってな」
「…わ…かった」
「ちょ……おい、何なんだよ!」
「ほら、これで手が空いているのは輝殿だけになった。別に不都合な事は何も無いだろ?」
「っ…!」

春彦にコクンと頷く餓鬼が小憎らしくともあって――何だろ。良かった、そんな気も起きたがやっぱり納得することはできなかった。春彦は自分が糞女に電話をかけたくないんじゃなく、俺に電話をかけさせたいんじゃないか…と疑える。俺の言葉を遮った辺りが。
横を通り過ぎて行った餓鬼を目で追いながら、既に奥の部屋に足を向けていた春彦に怒声を交えて質すが、馬鹿にされたか何時も通りの温度のある微笑みをかけられてしまった。
「じゃ、よろしく」そう言って俺の顔も見ずに背を向け右手を上げた春彦は、一度だけ軽くこちらを振り返り餓鬼に手招きをして部屋へ呼び込んでいた。
おきざりにされた。その8文字が脳内に高速でスクロールして舌打ちを一つ。諦めて携帯を開くと、心の中の悪魔が“負けてやんの、ダサッ(笑)”と馬鹿にしてきて頭の血管が切れそうになった。
ああ…どうしてこうも自己中心的な人間が多いんだよ!!城田優のように他己中をモットーにしろ!!寧ろ灰塚輝己中で良いくらいなのによ全世界の人間は…!!
てとてと小走りで春彦に続く餓鬼の足音が止むと同時、がちゃんっ。と奥の部屋の扉が閉まる音が鳴った。
 



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No.163 ユキ絵☆ 07/06 20:56:23  削除依頼

 
朝木春彦、それの真下に書かれた一ノ宮綾の文字に胸の奥の方がざわつき始めた。
態々、電話なんて…メールで良いよな…。と思いながらも無意識のうちに「通話」を押してしまっていて、切り変わった呼び出し画面に只動転した。ぷるるる、と電子音が携帯から聞こえてきて後には引けずに電話を耳に当てる。
鳴り続けている一定リズムの電子音が鳴れば鳴るだけ、自分の鼓動のリズムは速く崩れて行くのが分かった。ぷつっ、と電子音が途切れた刹那「もしもし」の代わりにびくっと一度肩があがってしまった。

『もしもしひかる?何かあったの?』
「ちがっ…///」

何の反射だろうか耳元に当てた携帯から直接響いたその声を聞いた瞬間、たくさんの真赤な感情が溢れて、衝動的にその場から勢い良く立ち上がってしまった。座っていたカウンターの椅子が後ろに倒れる。足元に振動が伝わる。再び右足の傷口にズキズキと痛みが走る。
でも他のこと――期待、か。そんなようなものに駆られて心臓の辺りが、きゅっ。と狭まるような感覚に、右足の痛みはあまり気にならなくなっていた。

『え?』
「何もなければお前みてぇな大嫌いなバカアホ女に自ら電話するかよ!!このブス!!」

だけど今の自分の状態を、何と無く知られてはいけない――知られたくなくて、糞女を嫌っているということを強調した台詞を大声で吐いてしまった。それすら既に俺は気に食わなくなっていて、自分自身に舌打ちした。何時も言っていることなのに。こんな言葉は。
原因の掴めない病気が日に日に大きくなっていく。確実に自分を見失いそうで、自分の奥にある閊えに悩むしかなかった。
倒れた椅子を起して再び腰を下ろす。テーブルに肘をついて眉間を軽く摘んだ。

『……っ。じゃあ…何の用なの…?』
「別に。お前が仕事場来るの遅いから春彦が電話しろって言ってきたから」
『…そっか』
「んで、お前今何処にいるんだよ。カラオケ終わったならさっさと来いよバカが」

――お前に渡したいものもあるから。
それを付けくわえることはできなかった。ああ…やっぱり、駄目なのかもしれないな。
 



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No.164 ユキ絵☆ 07/06 20:57:11  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´;∀;`)(もう、時間通りに投稿する方が極めて珍しくすみませんorz

え…何ですかこの輝○| ̄|_すみませんなんか…消えた方が良いですね私はまじでorz
ちょっとお腹が痛すぎるのでトイレいってからコメント返しさせてください><<



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No.165 鈴音 07/06 23:11:29  削除依頼

*高宮 十賀*

「はぁ…はぁ…はぁ…」

あれから俺は胡桃の家に向かって走ってるんだけど、一向に胡桃の姿が見当たらない。
すぐ追いかけたから追いつくと思ったのに…どんだけ歩くのはえぇんだよあいつっ!!

あと100メートルくらいで胡桃の家に着く。
そうして角を曲がったら数十メートル先に俺が探していた後姿を見つけた。
時折、ごしごしと手の甲で目の近くを吹いているのが分かる。
それを見てまたズキッと心が痛む…なんでかわからねぇけど…。
まぁきっとくるみの泣いたところほとんど見たことないし、
俺が泣かしちまった感じだからだろう←鈍感

あと少しすれば胡桃が家に着いてしまう。その前に…
俺は軽く息を整え、また胡桃の所まで走った。

グイッ

「へっ?……とっ十賀」

振り向いた胡桃はもう泣いていなかったが鼻の頭と目が少し赤い。
これは小さい時からそうだったから…結構泣いてたんだろうな。

「はぁ…はぁ…お前、歩くのはえぇっつーの」
「そんなの十賀に関係ないでしょっ!てか離してよ」
「無理。離すと胡桃、家までダッシュするだろ?」
「ぅっ…」

図星だな。
余計に離すわけにはいかねーじゃんかよ。

「ちょっとついてこい。そんなに時間とらせねーから」
「ならここでもいいでしょ?」

もう逃げることをあきらめたか、いつもの胡桃に戻ってふんっとふんぞり返る。
こいつ…さっきまで泣いてたのに、なんだこの切り替えの早さ…。

「「……」」
「なに?なにも話さないならあたし帰りたいんだけど」
「悪かった」

妙な沈黙が続いたあと、溜息をつきながら額を触り首を振る胡桃に腰を折って謝る。
下を向いていて胡桃の顔が見えないけど一瞬ふるえたのが握ってる胡桃の手首から伝わった。

「「…………」」

長い沈黙、
胡桃が何も反応しないから、俺も顔があげられない。
ずっとこのままかな?人が通らないからまだいいけど、
ほかの人から見たらこれどう考えても変な状態だよな。

「…―――の?」

考え込んでいたせいか、それとも胡桃の声が小さかったからか…
(たぶん前者)よく聞こえなかった。

「わりぃ、胡桃。もう一回」
「なんで謝ったの?」



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No.166 鈴音 07/06 23:13:33  削除依頼

…は?
胡桃の質問があまりに短絡過ぎて、なんでそんなことを…、
お前がわかってるはずじゃ…
そう思って追っていた腰を戻した。
顔をあげたとき、俺は今まで感じたことのない位すごい痛みが心を襲った。

―――胡桃が美しく、はかなげに…とても悲しそうに笑っていたから

俺がこんな顔をさせているのか??
こんな悲しそうな顔を作らせているのか?

「十賀、聞いてるんだけど?」
「あっえーと…お、お前を泣かせちまったから」

いつもの強気な声じゃなく、とても弱々しく俺に尋ねる声に
どもりながらも思っていたことを口にする。
するとそれが思っていた通りの答えだったのか胡桃は
悲しそうな顔のままクスッと笑った。

「そう…でも、なんであたしが泣いたかなんて分かんなかったでしょ?」
「そんなっ!!考えたよ、けど…」

思いつかなかった。
あんなことは胡桃がいたときでも多々あったけど、
胡桃は今日みたいな反応はしなかった。
だから…なんであんなに怒っていたのか、泣いていたのかわからなかった。

するとくるみには言わなくてもその答えがわかったようでフッとほほ笑んだ。
そしてあいてある手を掴んでる俺の手に乗せて、そっと自分の手からはずす。
でも、逃げるそぶりなんて見せないで胡桃はギュッと小さな手で俺の手を握った。
その行為になんでかすごくドキドキした。

「ねぇ、十賀。十賀は綾さんのことどう思ってる?」

いきなりどうした?と思ったが、胡桃の放つ静かな雰囲気から
逃げられずすらすらと思ったことを口にした。

「好きだよ。お前だって知ってるだろ?」
「うん…知ってる。恋愛感情として…だよね」

胡桃のその言葉になんでか即答できない。
なんでだ。今までだったら即答できたのに…口から音が出ていかない。
どうして――…

「十賀?」
「あっあぁ…決まってるだろ?」

やっとのことで口から出た言葉は、その質問を肯定する言葉でその瞬間、
ほんの一瞬だったけど胡桃の顔がゆがんだ気がした。
でも、そのあとすぐに戻って俺の手を握っている手に力を込めてうつむいた。

「…じゃああたしは?」
「…え?」
「あたしのことはどう思ってる?」

どうって…そりゃ…



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No.167 鈴音 07/06 23:16:41  削除依頼

「おさななじm「じゃなくて、あたしのこと“どう”思ってるの?」

俺の言葉を途中で遮って、またギュッと握っている手に力を込めた。
下をうつむいていて表情が分からないからどんな顔で言ってるかわかんねぇけど。

「どうって…」

考えたことねぇよ…。
今まで一緒にいることが当たり前で、そんなこと考えなくてもなんつーか、
感覚的に…ってうまくいえねぇけど。

「あたしのこと嫌い?」
「それはねぇ」

何バカのこと聞いてるんだ。

「嫌いだったら今まで一緒にいねーだろうが」

胡桃の手を片方だけに映し、あいた片手でくしゃくしゃと頭をなでた。

「じゃあ好き?」
「…っあぁ///頼りになるし、お前にはホント助かってる」

なんつー恥ずかしいこと聞くんだこいつは!!
よかった、暗くて。ぜってー顔あけぇもん。

「じゃあ、恋愛対象として…は?」
「…え?」

頭がフリーズした。
いきなり恋愛対象として…なんて言われても考えたことねぇし。
ってか俺らって幼馴染でそんな関係なんかじゃねぇだろうが!!
確かに!この頃妙にこいつにドキドキしたり反応が気になったりするけど…
でもそんな感情胡桃に持つはずねぇしっ
それに俺は綾姉ちゃんのことが――…

…あれ??
俺、綾姉ちゃんのこと好き…なんだよな?
なんで…自信もっていえねぇんだ??

ウンウン唸りながらいろんな思いと葛藤してると、胡桃がいきなり
バッと握っていた手を離し顔をあげた。
そこにはニコッとさっきの悲しそうな顔じゃなく笑う胡桃の姿で

「なーんてね♪じょーだんじょーだんww」

…違う。
こいつの笑顔はこんなんじゃねぇ。

なんでそんな苦しそうに笑うんだよ。

「だいたい、十賀はすぐに人を信じすぎっ!!
少しは人を疑うようにならなきゃっ…ね♪」

一度俺に背を向けて、くるっと振り返ってまたニコッと笑う。
街頭に照らされてるからかその笑顔ははっきりと見えて…

やめろよ…なんで、なんでそんな苦しそうに笑うんだよ。
見たくねぇんだよ…お前の苦しそうに笑う姿なんて…

「おま…泣いて…」
「あー…あれは気にしないでよ。いろいろこのごろたまりすぎてたからねーw
あのブリッ子みたいなのあたしの一番嫌いなタイプじゃない?
だから、どんどんあふれてきてさー十賀に八つ当たりしちゃった;;」



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No.168 鈴音 07/06 23:19:24  削除依頼

ごめんねっと手を合わせて謝る姿。
それさえもなんでかイライラして…
俺にまで作ってる笑顔を向けるのがすげぇムカついて
グイッと腕を掴んで引き寄せようとしたとき、
俺と胡桃の間に“ナニカ”が割って入ってきた。

「俺の妹になにしよーとしてくれてんの?」
「お兄ちゃん?なんでいんの!?」

俺の間に入ってきたのは、俺とあまり背の変わらない
(というかむしろ俺より小さい)奪還屋で胡桃の兄の柳さんだった。

「かーさんがこの時間いつも買い物行くだろ?
だからいない間に着替えとかとっちゃおうと思って。
いつもお前に頼むのわるいからなー」
「お母さんまだ女装反対だもんね…だからいまは普通の格好ってわけか」
「そういうこと。んで、お前どーした?泣いたか?」

柳さんのその言葉にへっ!?と驚いて目をごしごしと擦る。

「泣いた時におまえ鼻の頭と目赤くなるからなー。まだなおってねーぞ」
「うっそ…ショックだー…」
「んで、胡桃泣かしたのお前?てかお前しかいねーよな。どー考えても」

さっき胡桃に向けていた優しい目はどこへやら。
ギロッと鋭い目つきでこっちを見てくる柳さん。
そう言えば…柳さん、見かけによらずシスコンだっけ。
前胡桃が愚痴ってたな…。

「いや…あの、確かに俺ですけd「帰れ」
「はぃ?」
「ちょっお兄ちゃん!!あたしがいろいろあって泣いちゃって、
十賀は関係ないんだって!!」

柳さんの腕に張り付いてなんでか必死に俺をかばう胡桃。
その胡桃の姿にまたドキドキした。
どうして…泣かしたの俺なのに…。

「さっき俺だって言っただろこいつ。そんな奴は胡桃に近づく資格なしっ」
「わけわかんないからっ!!十賀をいじめないでよ!!」

びしっと俺を指さして言う柳さんに怒る胡桃。
俺をかばう胡桃が気に入らないのかもっと不機嫌にして
柳さんはグイッと胡桃の腕を引っ張った。

「ちょっお兄ちゃん!!」
「もう7時半なんだよっ!さっさと家帰るぞっ」
「…あっ!」

グインッと胡桃の体が波打った。
それは柳さんが連れて行こうと握った左手と反対の右手を俺は反射的につかんでいたから。

「ふぇっ!?十賀!?」
「おい、てめぇっ胡桃から離れろ」
「いや、あの俺もこいつにまだ聞きたいことあるんで…」



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No.169 鈴音 07/06 23:24:13  削除依頼

なんとなくこのまま胡桃と離れたくなくて、胡桃の手を握る手にぎゅっと力を込めた。
すると柳さんはチッと舌打ちを漏らす。
ってかキャラ変わってません?柳さん?
(胡桃ちゃんのことになると必死すぎてキャラを忘れる柳くん)

「いまのお前が何を聞くっつーんだよ。胡桃の気持ちにも
自分の気持ちにもきづかねぇお前が」
「は?」
「ちょっお兄ちゃん!!なにいってんのっ///」

胡桃の気持ち?俺の気持ち?
分けわかんねー…ってかなんでそんなに胡桃はあわててんだ??
疑問だらけの柳さんの発言に頭に疑問符を浮かべて首をかしげると、
どこからかブチっという音が聞こえた。

「てめぇな…自分の気持ちにも気づかねぇ奴に大事な妹はわたせねぇんだよ!!
わかったかこのタコっ!!!」
「自分の気持ちって…」
「おまえ…まさかこの期に及んでまだ一ノ宮のこと好きとかぬかしてんじゃねぇよな…」
「はぁ!?」
「考えてみろよ。お前の本当に好きなやつ。気付けよ、自分の気持ち。
じゃねぇと胡桃は渡さn「お兄ちゃん!!!!」

柳さんの言葉を遮って胡桃が大声で柳さんのことを呼んだと同時に柳さんの頭を殴った。
すごく痛そうに頭を抱えてその場にうずくまる。

「なにいってんのよ!!バカ。早くしないとお母さん帰ってくるんだからっ!!」

そう言って柳さんの首根っこを掴んでずるずる引きずっていく胡桃。
途中でくるっと振り返った胡桃はまたあの悲しそうな顔をしていて…

「十賀、お兄ちゃんの言葉なんて気にしないで!!灰塚さんは強敵だけど
十賀なら大丈夫だから。頑張ってねッ」

そう言って手を振って家の中に入って行った。

俺の頭の中からは柳さんから言われた言葉の数々と胡桃の
あの悲しそうな笑顔が何回も頭に流れてて…
どうしていいか分からなくて…とりあえず俺は家に向かって歩き出した。



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No.170 鈴音 07/06 23:38:35  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

ひっ久々の投稿だーいっ!!!(シネ
いやはや、昨日は宣言していたのにも関わらずさぼってしまって申し訳ないです;;
これと同じ用に胡桃視点もかこうかと思ったのですがあたしの体力が続かず…
そして綾視点書くと言っていたのにかけずにすみませんorz

うぅぅぅ…まったく貢献できていない;;
まず今回は自分の気持ちを押し殺す健気な胡桃と十賀の葛藤。
そして柳くんのシスコンぶりを書きたかっただけという←おい

明日も三者面談期間でちょっと早めに帰れるかと思うので明日も
できたら投稿しようとおもいますですっ!!

ってかヤバいですよ!!ちょっと魁くん!璃音ちゃん!萌死んでいいですか?
むしろ悶え死んじゃいますけど←ダマレ
もうあのなんかアヤテルには感じない別の初々しさというか、
ってか天然璃音ちゃんに振り回される魁くんがマジツぼるというかww
ってかあのメールの返信を南にさせたくてさせたくてww
多分メール見た南の声が本社に響き渡ってるかと(ぇ

そしてそして!!りょーらんちゃんマジ可愛いっす♪
てか、みやちゃん男と勘違いとか…ちょっそこがいろいろ次の鍵なのですねっ!!!
ってかアヤテル小説書いてくださってマジありがたくて♪
ほんと早くみたいですってかあたしも過去編さっさと作れって感じですね((汗

まず紫凛さんにコメ返を…ほんと遅くなって済みません;;



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No.171 鈴音 07/06 23:38:41  削除依頼

紫凛さん≫何になるんでしょーww(おい
楽しみで仕方ありませんね(アホか
てかマジアヤテルと魁くんと璃音ちゃんのパロディ小説をいつか時間があったらつくりたくて;;
いや文章に自信は全くないんですが(バカ
マジですかっ!!もう椿さんマジ綾の憧れの人認定でっ!!
階級は…おばさんと同レベルっ←
これでも綾では最高レベルなんですよっww
やっぱり姫抱きは当たり前ですよねーww
見たくて見たくてたまんなくて鼻血がでs(黙れ
すごいですねっ!!いろいろ考えてて…
あたしの中ではとりあえず名字に「宮」をつけようと勝手に考え中でw
あっあたしの作った人物特に花の名前~みたいにつながりは全くございませんww
全てその時の気分です(おい
だから雅さんと雅の名前がかさなるんですよねorz
ちょーっと考えてみたのですが…櫻野宮 朔乃(おうのみや さくの)
なんて…全く昔じゃないですねっ;;
もうあたしの頭じゃここまでくらいしか思いつかなく…
他にいい案があれば、くださいorz



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No.172 ニックネームは削除されました 07/07 20:26:08  削除依頼

袷。帯がある所には少し小振りのリボン。
それで袷を止められる筈も無く、紫黒色―彼女の髪と同じ色だ―の
ピンを左の襟に止めてある。
下半身はチャイナ服の様になっていて、右に大きく深いスリットが入っている。

覗く足もやはり肌と同様、陶器の様に白く長い。
凹凸も目立つがあえて隠しているようで。
長い睫毛の下に収まるダークバイオレットの瞳が伏せられた。
紫黒色の髪が冷たい夜風に靡き風の中で踊る。

「…蓮華様。そろそろ帰りましょう。彼女にも問題はないのですから。
それにこれ以上お外にいらっしゃいますともしもの時、お力が発揮出来ません」

ミッドナイドブルーの双眸が蓮華の背中を捉えた。
蓮華はその視線にあえて捕まる様に振り向き、百合の様に白く微笑む。

「ええ、そうですね。朱雀様もお疲れになったでしょう?
今日は屋敷で月を愛でる事にしましょうか」

細い指を絡ませ、愉しげに頬を朱に染める。
腰に巻いてある幻想的な色をしたリボンが髪と共に風に踊る。
朱雀は月を味方にする"女神"の姿に目を細め、ばれない様に口に弧を描いた。

「そうですね。上から"看る"月もきっと美しいと思います」

蓮華は朱雀を見つめて少し目を見開いた。
…が直ぐに生粋で純粋で透明な笑顔を作り、えへへと言いながら頷いた。
そして強引に朱雀の細い指に自分の細い指を絡め、早歩きし始める。

"女神"の行動に"神龍"は一度硬直し、顔を赤く染めた。
しかし直ぐにぎこちなく足を踏み出した。

"神龍"は"女神"にとって従者。
"女神"は"神龍"にとって主人となる。
精霊や妖精、召喚獣と同等では無い。
"神龍"の計り知れない能力や力を、"女神"は手の中に納めている。
その"女神"の化身が、この世にもう一人だけ―――――。



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No.173 ニックネームは削除されました 07/07 20:26:42  削除依頼

+/////////////////////////+

「「「お帰りなさいませ、蓮華様、朱雀様」」」
帰宅を喜ぶ声が四方八方から飛び交う。
お愛想笑いで無い、心からの歓喜をオーラで見てとれる。

蓮華は満面の笑みで周りの声にこたえる様に手を振っている。
朱雀も目があった人に浅く会釈礼をしている。
彼女たちの目の前には有り得ないほどの面積を持つ屋敷。
彼女等を迎える人の列はその屋敷に向かってずらりと並んでいた。

「お久しぶりです、蓮華御嬢様」
「一ヶ月も何処にいらしたのですか?」

「え?あ…ええ、少し気分転換に旅行に行ってました」
へらりと笑って弁解の言葉を口にする。
…まあ調査と言っても怪しまれるだけだと、蓮華本人も考えたのだろう。

「蓮華様。そろそろ奥へ」
不意に朱雀が蓮華の腕を引っ張り歩きだす。
華奢な腕は抵抗する事も出来ずに朱雀と共につれていかれた。

+///////////////////+

天蓋のついたベッドに腰かけ、ふぅと息をついた蓮華。
その隣に朱雀が腰かける。するとスプリングが軋んだ。

「…あと三ヶ月、三ヶ月で彼女は自我を失います」
朱雀が淡々と、それでいて苦しげに蓮華に告げる。
蓮華の首元の鈴がしゃらんと音を立てる――頷いたのだ。

「ええ、分かっています。私のコピー…代わりとなってしまった彼女を
助けるのは私だと考えております。『海咲 璃音』――いいえ、
『凉皓 桜樹』は召喚術士と精霊遣いの血を持つ者。
恐らく彼女は…彼方と同じ…いえ、彼方をも扱う事になるでしょう」
――――――――――――――――――――――――――――――――



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No.174 ニックネームは削除されました 07/07 20:39:54  削除依頼

えーと。まあ蓮華は璃音の前世の人、
朱雀は…まあこれもいずれ…と言って放置w(ちょ

鈴音さん⇒
ああ、まあそれは正式に二人がくっ付いてから自分も作りますw
同レベル…だt(もう何
綾ちゃん…オバサンに憧れてるの(何処に目を付けやがった貴様
でもって設定的には宿泊ホテル付属が好ましく。
二泊三日ら辺にして最終日には璃音に先日の溺れイベントの続編として
体が冷え切ったという理由で熱を出させて魁君にお世話をさせたく←ちょ
私も璃音の名前だって「あー、これでいいや、海行きたいし」とかの
理由で一分も必要としませんでしt(どんなww
うぉぉぉぉぉ!!ちょ、その名前に似た人学校に居r←
下の名前が友達は雛乃でしてwww思わず絶叫しt←
とりままだ出て来ない予定なので面倒臭くなったら自分で決めるかm(mt
てか友達は『珱廼宮 雛乃』なわけでしt((
綾ちゃんは自分的に『桜翳 神楽(サクラカゲリ カグラ)』とかで
桜の花を愛でてそうなイメージがあった←mt
まあよくよく考えて璃音と紬、扇那と棗の"楽園"のイメージに重なったので
前世編のサブキャラとして上の奴出しとこ。
あ。質問ですが神楽(かぐら)と梓(あず(づ)さ)どちらが良いと思います←てめぇwwww
因みに文化祭で水月ちゃんが綾ちゃんと翔君の焼餅を買っちゃう設定でw←えw
まあその詳細は見てのお楽しみです…orz(考えてないとか言ったら殺すぞ



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No.175 ユキ絵☆ 07/07 21:26:52  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

『ちょっと色々あって。今から向かうところ…』
「……ふーん。あっそ」

電話の向こうから聞こえてくる糞女の声が落ち着いていて違和を覚えた。何時もなら言い返してくるのに、やっぱり何も言い返して来ない。最近こいつの元気がねぇのは分かってたけど…こういう風にされると何て喋れば良いのか分らなくなる。きっと俺が何度も嫌なことばっかり言うから、こうなってんだろう――薄々それが分かっている自分を認めてあげることはできなかった。
今まで憎まれ口や軽口を叩き合ったりするのが当たり前だったし…俺はそれが――。
何となく灯を思い出した。
――あの人達は本当の灰塚輝を、あたしなんかよりもたくさんたくさん見てきたんだよ。
あの言葉は、やはり本当じゃなかった。だって本当の自分なんて未だ自分にも見えていないんだから。

「大丈夫かよ」
『…何が?』
「え…あ、別に何でもねぇよ…」

やっぱり少し、俺は俺に嘘を吐いている。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(T∇T)(毎度毎度時間外しかしなくてすみませんorz

ぎええええええ!!!!!!!!!なんじゃこの短さは(T∇T)史上最強やん○| ̄|_
寧ろ投稿しない方が良いんでない?という話ですがそれじゃ私の気がSUMAN!!!!
本当すみません本当謝ってばかりですみませんorz本当を連呼して本当すみません><、
えっと、実はコメント返しに結構な時間使いそうなんで…
それでもそれでも!鈴音さんの迷惑を考えて鈴音さんの前に投稿したくて…
そうしたらこんな短くなっちゃって(と言っても出かける前に書いたのが元々短かった)
んですよ…○| ̄|_もう、呆れてものも言えないです自分自身に…。。。

皆さん。私を、踏んでください。(次レスへ続きます)



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No.176 ユキ絵☆ 07/07 21:41:37  削除依頼

さっささっさっさ!ささーのはさーらさらー・かみのけーさーらさら
七夕七夕たなばたですを♪←何この人
あびびばびば(〃゚∇゚〃) えちょ、私が大下痢(←こらw)に悩まされている間に
皆様ぐひゃあああなあれ、すげえ萌える話を書いていて改めて今日4回読み返して
気づいたら今また1回読み返している私がいるんですけどどうしましょこれ(´^o^);:*:;
こうしている間に↑の記事もっと進められるんやないかというつっこみで(´;∀;`)

ここで言わせてもらおう!りうタンは清ちゃまの嫁(清ちゃま女の子w)も良いけど、
和からかけ離れたユキ絵さんの嫁になるべくして生まれたと思うのですよ、はい。
とかいう私は、清ちゃまファンと、りうタンファンを、たった今、敵に回しました←
大人しくラン兄たまに殺されてきまs(´>ω<`)てへっ♪(ウザ盛りっウザ盛りっ
そんでもってんぎゃあああああああアヤテル小説…華樹さん…感謝の極みで……
私…存在が…私と言う存在が…有って良いのか…不安になってきますたらきすた○| ̄|_

そして昨日コメント返しするとか嘘ついて言いつつず~~~~~~~っとしなくて
ぐああああああああああもう地の底や最悪度は○| ̄|_申し訳ない○| ̄|_
今日は是非是非コメント返させてください!ってことでコメ返しです\(^o^)/↓↓



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No.177 ユキ絵☆ 07/07 21:41:58  削除依頼

>>鈴音さん
最悪鼻の頭にかすり傷を作っていると思われて/(^O^)\www過激な運動乙!とw←
あでも喧嘩が絶えないだろうから顔面にアザとか常に作っている輝で(´^o^);:*:;
先輩に目つけられ上手く切りぬけるものの結局リンチに合って食人鬼化で返り討とw←
綾ちゃんのバスケ部のマネ見てみたいっす(*´Д`*)そして冬には家庭科部と協力して
部員にクリスマスケーキを渡してほしくて((´∀`*))ぶっふっふふうふ(←をいw
綾ちゃんにハート形のクッキーを貰っている輝が想像できてしゃーないという!←
ハート形は輝が嫌がると思って清ちゃま用に作ったんだけど、間違えて渡してしまうとw
それが原因でまた一騒動あってw喧嘩して仲直りして再び仲を深めると(なんぞw
あああああ、萩萎ちゃんが着痩せはめちゃくちゃ同意です(´^o^);:*:;
っていうか元々めちゃくちゃ痩せてるのに何故か着物が似合うという特殊体系な気が←
もしかしたらお腹の周りにめちゃくちゃタオルを巻いているのかもしれん、とw(ちょw
璃音様は間違いなくタオルですよね○| ̄|_ああ、どうしたら私も痩せられるの…orz
ぐばぼばああwwwファンクラブの人達マジ優しいっていうか正当なファンやwww
やっぱりファンは相手が真に幸せになるのを祈ってこそファンですよね(`・ω・´)!
寧ろ輝こそ綾ちゃんの幸せを祈ってるならファンクラブ級に綾ちゃんを大切にしろよとw
ああ…早く自覚…しないかな大バカ○| ̄|_となってしまう程もどかしいであります←
OK!南さんと旦那のちゅーぷりは輝が責任もって盗んできます!(目には目を歯には歯をw



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No.178 ユキ絵☆ 07/07 22:03:18  削除依頼

>>紫凛さん
ぐふぇっちょぐふぇっちょお馬がぺけぺけwwww(←クレヨンしんのすけのパチw
最遊記ですか(`・ω・´)!?初心者はどこから入れば良いのでしょう...|ω・`)!←
結構シリーズ化してて最遊記というのがどれが1なのか分からなくなってしもて(マジ泣
そしてそれと同じくひぐらしもどこから入れば良いのか分からなかった頓馬な私でorz
寧ろこのリレ小すらどこから書けば良いのか分からなくなってる次第で/(^O^)\(ちょw
何か書く前視点迷いません!?うへへw今日はこやつを書いてやろう、ぐへへ的なw←
最近髪の毛が伸びたせいか旋毛は何とか目立たなくなって来たんですけど
何だか毛先がパッサパサのウネウネになってて癖毛というか痛みまくりで最悪でorz
しかも抜け毛ハンパなくてもう俺死ぬんじゃね!?的で不安なんですが白髪はまだで←
きっと食生活が悪いんでしょうね私の><<、わかめ食べなきゃ、わかめ大使(←白哉w
ぶげwwwwwwwお正月に管理人がコメしにきたら伝説と化しますよまじでwww
「*管理人*」とかちゃっかり一番上に書いてあって管理人視点で小説書かれたらww←
よっしゃ、果物の中から飛び出して腰ふりふりダンスさせましょう、夕日君n(←死のう
づおぉぉえぇえええええΣ(゜Д゜ノ)ノ てかさっくんと夕日君て黄金な組み合わせすぎて
私の右腕が砕けてイラストが描けなくなってもーてん☆!!(←ざけんなよ粕がwww
いや!!ではでは努力して何時の日かイラストを貼れる様にまでレベルを上げます><///
その時は…ぜひ…優しく…厳しく…マイルドに…可愛く…アドバイスをばぁあああ!(黙



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No.179 鈴音 07/07 23:10:21  削除依頼

*瀬戸 胡桃*

やめたくなった。十賀を好きでいるのを。
学校では見るたんびに女の子に囲まれていて、口を開けば愚痴か綾さんの話。
でも、それくらいあたしに気を許していると思って勝手に自己満足していた。
でもホントにそれは自己満足にしかならなくて、
思うたびになにか空虚感のようなものに襲われた。
やめよう…やめよう…
そう思っても結局やめられなかった。
あたしが抱えてきた14年間の想いはやめようと決めて
「はい、やめます」といえるほど簡単なモノじゃなかった。
ずっとずっと我慢していた。
それが苦に思うことはたくさんあったけど、でもこの想いを伝えて
十賀を困らせるくらいなら…この“幼馴染”という妙に心地いい関係が
崩れるくらいなら…そんなもの、何年でも耐えれる自信があった。


でも吐き出してしまった


十賀を少しでも困らせてしまった。
崩したくなかった関係を自ら崩してしまった。
隠し通せなかった自分を本気で殺したくなった。

だから、必死に取り繕った。“今までの自分”を。
崩れた関係を戻したくて、もう十賀を困らせたくなくて…
あたしは二度と自分の気持ちが外に出ないように、心に鍵をかけた。

「胡桃…」
「なにー?お兄ちゃん」
「…わりー。もう、お前の邪魔しねーって言ったのに、
お前が泣かされてるかと思うと止まんなくて」

男ものの着替え(うちに置いとくとお母さんが捨てちゃうからね!)
を鞄に詰め込みながらシュンとうなだれるお兄ちゃん。
別に今に始まったことじゃないし…
約束しても結局あたしに何かあるとかなると周り見えなくなるし…
まぁ今回はそれのおかげで助かったんだけどね。

「別にー。お兄ちゃんの暴走は今に始まったことじゃないでしょ」
「暴走っておまえなぁ…」

お母さんが作っていたカレーを温めなおしてそれをお皿に盛る。
すると隣から一口(勝手に)食べたお兄ちゃん。
むっ!!自分で分ければいいのにっ!!



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No.180 鈴音 07/07 23:13:40  削除依頼

「自分で分けて食べてよッ」
「いつかーさん帰ってくるか分かんねーじゃん」
「…さっさと和解すればいいのに」
「俺の趣味が分かんないまで帰らねーの」

帰ってんじゃん…。
感だけは異常にいいのに(胡桃のことだけね)
なんでこういうとこに頭使えないんだろう。

「てかお兄ちゃん。もう十賀に何か言うのやめてよ?」
「でも胡桃…おまえこのままでいいのかよ?」

あんなこと言ったけど…お前このまま頑張ればきっとあいつも…
そう続けたお兄ちゃん。
そんなことあるはずないよ。
十賀は綾さんのことホントにホントに好きだから。
十賀が幸せになれるならあたしはそれをホントに応援しようと思うし、
本気で応援するし。
たとえ自分が傷つく結果になっても…ね。

「いーの。それにあたしはあの言葉だけもらえたからもう十分」
「あの言葉って…?」
「……お兄ちゃん。あんなに会話聞いてました的な話を十賀にされたら
もう聞いてるってわかってるし。しらばっくれなくていいよ?」
「いや、聞いてたけど…マジでわかんn ゴフッ
「ホントに聞いてたんだ…」

マジで聞いてると思わなかったからとりあえず拳を鳩尾に入れておいた。
盗み聞きなんて…犯罪だっ!!あんな恥ずかしい会話聞かれてたかと思うと顔が熱いっ!!

「んで…あの言葉って?」
「まだ聞くか…でもお兄ちゃんには内緒。これはあたしの心にとっておくのー♪」

――じゃあ好き?
――…っあぁ///頼りになるし、お前にはホント助かってる

その肯定の言葉の意味が恋愛対象じゃないとしても十賀に好きと思われてるだけで十分。
その言葉を聞けただけであたしはもう満足。
だからあとは…この気持ちが静かに誰にも気付かれずに浄化するのを待つだけ。

ただ…それだけ…。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっあたしも短くてごめんなさいっ!!
本当はこの後に久々の綾編を書く予定だったんですが…
眠気がついて行かなくて…残念ながら明日にorz←誰も残念じゃねぇww

そしてコメ返も明日にさせてください…
ほんと重ね重ね申し訳ないです…。



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No.181 ユキ絵☆ 07/08 18:40:23  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

『……?じゃ、今急いで向かってるからってはるに伝えといて』
「ぇ…ぁ、ああ。分かった」
『お願いね。じゃあまた後で…』
「…ぁ」

やっぱり少し、俺は俺に嘘を吐いている。電話で声を聞いただけでこんなに。馬鹿だ俺は。
大丈夫じゃない――そんな返事を期待していたからさっき、大丈夫かよ、なんて言葉が自分から出たのかもしれない。もし返ってきた言葉が望み通りだったらどうしていただろう。否、その前にどうして大丈夫じゃない、なんて返事が欲しかったんだろな――本当は、"答え"の分かっている自分がただ信じられないだけだから嫌になる。
でもその"答え"が大きくなっていくから。電話の向こうから聞こえてくる力抜けた踏切の音に飲み込まれてしまいそうな程の弱い声が、言葉が、自分に嘘を吐く余裕を奪っていく。嘘なんて吐いていられる程、強がってしらばくれていられる程、そんな軽いものじゃなくなっている。
元気がなければ元気になってほしくて。トークバトルが、時々見せる優しいところが――。
“あの人達は本当の灰塚輝を、あたしなんかよりもたくさんたくさん見てきたんだよ”
あの言葉は嘘、本当の自分なんて未だ自分にも見えていないんだから――"本当の嘘"は俺の方だ。
本当の自分は自分と他人に隠しているだけで、とっくに分かってたのかもしれない。分かっていた。ああ。もう限界なんだな。きっと。

『ひかる…?』
「あのさ」

――会いたい。今すぐ。

「やっぱり迎えに行くから春彦に伝えられねぇわ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです\(^o^)/ぱっと見短く展開遅いわりに輝の心は大急展開(なんぞw
うおおおおおお短けえええええええorz
あの、きりが良いところで終わらせたくて…orzというかこの先が思いつかんくてorz(一度死のう☆
今日のこれは、アリ?ナシ?(←ナシだと思われるだって藪から棒だもん☆(=ω=.)←をいw
先日鈴音さんとの作戦会議の結果輝の自覚を少し早めようt(ガフッ
あとはパンダさん渡せば完全にその時が訪れr(ドガッ
ええ、きっとその時は私の力不足が目立って目立ってしゃーなy(ズゲッ
と、いうわけでごめんあさあああああい○| ̄|_
全然進んでないけどある意味思いっきり進んでる糞駄文を投下して逃げまs(ばびゅん



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No.182 ニックネームは削除されました 07/08 19:44:29  削除依頼

踊り子は鮮やかな衣装をまとい、水上を舞う。
羽を持つ踊り子は悲しげな表情で、民の願いを天に告げる。

複数の人間が色取り取りの衣服を纏い、水面を滑り舞う。
その映像を蓮華は窓からしばらく見つめ、視線を前に戻す。

「…話を戻しましょう。彼女の解放は三ヶ月後。
蓮華様が下界に降りられるときには、もう―――」

朱雀は遠慮がちに目を伏せ、ぎゅっと手を握る。

(蓮華様の生まれ変わりと言う事は…彼女も十分力を持つ。
そんな彼女を野放しにして迂闊に力を解放させてしまえば…
周りの人間は、彼女の存在をどう思うだろう?)

「…大事にしてくれると思います。だって今のお仲間さんだって
もう彼是三年も一緒に居る事になるのでしょう?
ならばそう簡単に見捨てないと思います。
…例え彼女の"暴走"が野獣だとしても、きっと受け入れてくれる筈です。
―――私には、朱雀様しかいないけれど」

蓮華は意味深な言葉を織り交ぜ、最後に苦笑する。
朱雀も苦笑して、そんな事はありませんと否定をした。

蓮華もまた苦笑してまた溜息をついた。
そしてすくっと立ち上がり、んーっと伸びをする。
朱雀に振り返ると首元の鈴が踊り、音を立てる。
そして透き通る水の様に微笑むと一言つぶやいた。

「じゃあ稽古に行きましょう。朱雀様」

てててっとライラックのドアに駆けよりドアノブに手をかける蓮華。
朱雀は一度少し楽しげにため息をついた後、腰を上げた。
―――――――――――――――
短い…てか今日友達の無理なお願いとか歯医者の糞不味い
消毒をくわえさせられたり等滅茶苦茶不機嫌で。
なので今日はこれで退散しまs((←((



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No.183 鈴音 07/08 23:21:37  削除依頼

*一ノ宮 綾*←なんか久々ww

音楽が流れる携帯をポケットから取り出しディスプレイを見るとそこには[灰塚 輝]の文字で。

「………は?」

ひかるが…あたしなんかに…電話??
…明日は雪かしら←
だってそれくらい珍しいんだもん!!始末屋で一番電話回数多いのはるだし、次はみやだし。
ひかるなんて今までにほんの数回だけだし!!てか後から仲良くなった
璃音のほうが妙に電話の回数多いのよッ←いつのまに

未だ音楽が流れている携帯を見つめる。
でなきゃ…だめだよね。ってか遅くなったら怒られそっ!!

「もしもしひかる?何かあったの?」
――ちがっ…///

何か言いかけたあと椅子を倒したのだろうかガシャンという音がひかるの後ろから聞こえた。
まったく…何やってんだか(笑

「え?」

一応もう一度きき返す。
もし何かはるからの伝言とかだったら困るしww
まぁ十中八九そんなことないだろうけど(おい

なんて思ってると電話越しに聞こえたひかるの声からは
たしかにはるの伝言“ではない”言葉が出てきた。

――何もなければお前みてぇな大嫌いなバカアホ女に自ら電話するかよ!!このブス!!

『大嫌い』・『ブス』
そう言ったあと何が気に入らなかったかひかるは小さく舌打ちを漏らした。
あぁ…そんなの、分かってるよ。
言われなくても…分かってるつもりだったよ。
ただ、やっぱりこんなひかるに…好きな人に言われたくない言葉が
こうも並ぶとどうすればいいか分からなくなっちゃうな。
笑い飛ばせばいい?いつものように突っかかればいい?
そんなことできないよ。
だってそれが本心だったら?それがひかるの本心だったらどうなる?
本当にあたしおせっかいなうざい子。灯ちゃんへの勝ち目なんて…
勝算なんてほとんど0に近いのにもっともっと勝ち率を下げてしまう。
今までならそうできてたかもしれないけど…“いま”は無理。
あの子がいるうちはきっと…無理だ。
璃音と南と萩萎と会って…水月ちゃんと翔と麻耶と会って
上向いていた気持ちが一気に下がってしまった。



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No.184 鈴音 07/08 23:23:12  削除依頼

ふっと顔をあげると目に映ったのはビルの屋上にある看板で、
そこにはスポーツドリンクをおいしそうに飲む灯ちゃん…
いやTomoruの広告がはらさっていた。
あぁ…ライバルはあんなに遠い。

「……っ。じゃあ…何の用なの…?」
――別に。お前が仕事場来るの遅いから春彦が電話しろって言ってきたから
「…そっか」

まぁ…そりゃそうか。
ひかるが自分からあたしに電話なんて…するはずないもんね。
“はるからの伝言”がなければたぶん一生と言っていい位電話する機会なんてないだろう。
ひかるは、あたしを嫌っているから。

――んで、お前今何処にいるんだよ。カラオケ終わったならさっさと来いよバカが
「ちょっと色々あって。今から向かうところ…」
――……ふーん。あっそ

さすがにこれ以上は検索してこなかった。
まぁあたしなんかに興味もつはずないしね。
本当は今まで通りトークバトルに持ち込むのがいいんだろうけど…今日は休みたかった。
そういう気分にはなれなかった。

――大丈夫かよ

大丈夫なわけないじゃない…。

これ以上優しくしないで…やだ優しくして…
あたしなんかに関わんないで…やだもっと話したいよ…

そんな矛盾な気持ちが心をぐちゃぐちゃにする。
これ以上ひかるのことで悩むのはいやなのに…。
忘れてしまって新しく一歩踏み出したいとまで考えてしまうのに。

『お前の居るべき場所は?』
『此処…です』

あたしの居場所をくれたひかるを忘れることなんて…
そんなひかるを思う気持ちをなくすなんてできない…よ。

「…何が?」

大丈夫じゃないなんて本人に言えるわけがなくて
でも否定することなんてできなくて
気付いてくれないことに勝手ながらイライラして、少し冷めた声になってしまった。

――え…あ、別に何でもねぇよ…

結局聞いておいて何もなし!?
わっ…わけわかんないなぁもう…。

耳に電話を当てながら時計を見るともう6時すぎてて、ヤバッ!!
そろそろ行かなきゃだぁ;;

「……?じゃ、今急いで向かってるからってはるに伝えといて」
――ぇ…ぁ、ああ。分かった
「お願いね。じゃあまた後で…」
――…ぁ



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No.185 鈴音 07/08 23:35:30  削除依頼

何か歯切れが悪いなぁと思ったら、ひかるの小さく呼び止める声が電話の奥から聞こえた。
なんだろう?そう思ったのとほぼ同時に女の人のアナウンスが
駅の中から聞こえて止まっていたらしき電車が動き出した。
わらわらと人が駅から出てきて、流されそうになったが
頑張って端っこに移動して体制を保つ。

次に出てくる言葉を待とう待とう…思っていたがいつまでたっても言葉が出てこない。
なにか…あった?

「ひかる…?」
――あのさ

あたしの疑問の問いを聞かなかったかのように入り込み、言葉を続けた。

――やっぱり迎えに行くから春彦に伝えられねぇわ
「…は?」

迎え…むかえ…ムカエ…MUKAE??
はぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?

ひかるから発せられた言葉に、さっきまでの落ち込んでいた
テンションがどっかにすっ飛んでしまった。
迎え…今確かにそう言ったよね。

――は…って
「え、いやあのさ…誰が…誰の?」
――…っ///俺がっお前のっ!!迎え行くから

Why??
ひかるが…あたしの…迎え??

まって、明日地球崩壊でもするのか?←
えっだってひかるがあたしを迎えに来るなんて
地球が土星になるくらい、ライオンがありになるくらい、
南が腹黒女王じゃなくなるくらいめずらしすぎるでしょーーーーーーーー!?

「なんで…?」
――なんでって…ただ、ちょっと外に出たくなっただけだ!!

だからって、ここまで来るの??

――今、駅っつったよな?どこの駅だ?
「え…A市のA駅だけど…」
――んじゃそこまで行くから。目立つとこでまっとけ

勝手にそう言ってひかるは電話を切った。

プーーっプーーっ…
と無常な電子音が電話から聞こえてくる。

まって…あの…混乱して…
わけわかんないけど…とっとりあえず…

「めっ目立つとこ…いよ」

きょろきょろとあたりを見回すとA駅の名物大きな噴水があったから
とりあえずそのふちに座っておくことにした。

まずは、このドキドキと顔の赤みをひかるが来るまでに治さなきゃ…だ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
すみません…今日もコメ返できないですがとりあえず綾編upということで;



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No.186 華樹 07/09 06:09:22  削除依頼

やっとこさテスト終わってここ覗いたら、
ちょ、昨日二時間しか寝て無かったからすんごい眠かったのにアヤテル見て眠気がすべて吹っ飛んだというww
今までで一番にやにやが止まらなかった!!

思い立って描いてみた。みた。

画力は気にしないでくださ…
あまりうまく表現できてない…


おなごの眼を描くのは楽しいなぁ。

本当に、2人とも毎回描くたびに顔違ってごめんなさいorz

それでは今回はコレ描くのに気力のすべてを使い果たしたので……
コメ返しは今日帰ってきてからします。



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No.187 ニックネームは削除されました 07/09 19:45:51  削除依頼

「―――切ッ」
ひゅ、と風を切る音と共に鈴が踊る。
練習用なのか、蓮華が持つ日本刀は輝きがあり過ぎる。
本物は光が鈍く、刃が鋭い。

「―――破ッ」
その蹴りを片手で受け止めるのは朱雀。
柔らかな色をした朱雀の衣服の裾が衝撃により靡いた。

それに蓮華は軽く目を見開き、足を引っこめ俯いた。
朱雀は深く溜息をついて柔く微笑む。

「良いんです、彼方のお相手をできて光栄ですから。
それに彼方は本番に強いのだから」

すると蓮華はふるふると顔を横に振る。
朱雀は暫く考え、又もや苦笑する。
見れば俯く蓮華の滑らかで白い頬から水のしずくが滴り落ちている。

「…桜樹は…私の所為で殺されかけたんですかっ。
陰と陽――桜樹が今一緒に居る"トモダチ"と如何して……
如何して、離れなきゃ行けないんですかっ…?
対だって、分かってます…何で…。
朔乃も言っていたわ、"彼女には幸せになる価値がある"って!!
桜樹は何故、最初から最後まで自ら悪役を背負うのッ、
後世に全て受け継がれた朔乃…一ノ宮さんと
別離を選んだ桜樹と、何が違ったの…?」

一方的に自分を責め続ける蓮華を朱雀は苦しげな瞳で見つめる。
愛せない愛しい人と。今なら愛せる後世の彼女と。
傷つく所が一緒で。彼女の過去も、彼女次第で未来も荒んでいく。
自分を責めるしかない蓮華を。"ヒト"を知らない彼女を。
世界が狭い蓮華を。手を伸ばす事さえできない弱い彼女を。



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No.188 ニックネームは削除されました 07/09 19:46:39  削除依頼

―――朱雀様……どうか、私と一緒に居て下さい

―――嫌…氷雨…マス、タ……嫌、独り…嫌だよぉ……

―――ねえ朱雀…さ、ううん、朱雀。一緒にお出かけしませんか?

―――イラナイ…もう、何も失いたくないから……何も、要らないッ!!

―――後世に、全てを捧げます。いつか生まれる我が生まれ変わりに

―――どうして、私は生まれたのッ!!ねぇ、彼方には分かるんでしょ!?

―――名前は…彼女には桜が似合うわ。…そう、"桜樹"が良いです

―――束縛して、飽きたら捨てるッ!!結局私には虚無しか残らない!!

―――朱雀様の作る、飴細工を誕生日に頂きたいですねー

―――怖いから、独りが嫌なのに…孤独は寒くて、暗くて、寂しいのに

―――探すんですよ。だってあの子、あのお人形が好きなのでしょう?

―――好きも嫌いもナイ。私は一人で殻に閉じこもって全てを拒むわ

―――愛してます。この世界を、"桜樹"を愛しています

―――愛せない、好きってナニ?…怖いから、もう誰も私の心を覗かないで

―――人を殺めるのは、自分の心を殺める事…。
私は決して人を殺める事は致しません

―――お兄ちゃんも…お母様もお父様も…皆、裏切り者だから…
私を独りにして、皆、怖いモノを見せたから

―――人は一人では生きていけないのです



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No.189 ニックネームは削除されました 07/09 20:17:05  削除依頼

―――法律にも逆らうわ。孤独を貫くためならば

―――私は彼女。彼女は私。天界でも生きていけますよね

―――獅斬さんの教えは…"邪魔なものを排除しろ"…よ

―――暖かくて優しい人を…私は見つけたんです…ね、朱雀様?

―――怖い、誰か助けて…人を殺すの…もう、嫌…

強いて言うなら陽を持ち合せる蓮華と
陰を持ち合せる姫神子…桜樹が対となるべきだった。
それを覆したのは蓮華の強い願い。
彼女も陽の面しか持たない人間になって欲しいとの、祈り舞姫の願望。

天界から下界へ、一ノ宮 綾へ全てを託した朔乃。
朔乃はどのような思いを抱いていた?

―――月だけが看ていた漆黒の物語を、彼女は一人で紡ぎ続ける。
――――――――――――――――――――――――――
はい、説明にとっとと入ろうかJK←シネ

まあ№188は最初蓮華から始まります。そいでもって交互に。
朔乃様は一応自分の中で綾ちゃんに全ての力を注ぎ果てたと言う訳で
天界にも下界にも存在しません。
まあ今の綾ちゃんは生粋の下界の人間となっています。
しかし蓮華は自分の半分の力とetc........
を注ぎこみ、自分は天界に残りました。
言わば離れていても一心同体☆みたいな←
それが何かの誤差を生んだのでしょうねぇ、璃音は何かのミスで
蒼眼…禁忌の瞳を持ち合せました。(元々天界と下界の人間が繋がる事が
禁忌となっています。めっちゃアバウトww)
璃音が住んでいた街には変な噂があって、蒼眼は死神の化身と言う事に
なって居まして。それで小さい頃から散々な目にあったわけです。
あ。因みに蓮華様最強設定。朱雀様美少年設定(元々の姿は龍です)←ちょ
璃音のイメージは元々漆黒。綾ちゃんや蓮華様は聖のイメージを連想((
きっと璃音が萌えないのもその所為。多分仮面が剥がれるか
記憶がデリートするかしたらきっと純粋になる、はず!!((



deleted

No.190 ニックネームは削除されました 07/09 20:18:12  削除依頼

綾ちゃん並にインパクトないけれどきっと密かにベタベタしてそうで。
因みに今回の188は小さい頃と最近のをmixmix.
もういさじさん並に怖くなった。もう自重しようか←

面倒臭いから最近絵は妹任せ。とりま妹の絵が凄く汚い。
璃音をバニー化された。しかも片目ねぇよ。

因みに魁君とくっついたら魁君にレモンパイ作らせたい。←どんなですかね

と言う訳でまた長ったらしく語ってみる←貴様

+内緒話+
朱雀君は、俺の嫁です。←砕け散れwww
そして璃音の髪は最近足の付け根まで伸びました←それこそ如何でも良い

ユキ絵さん⇒
最遊記RELOADを激しく進めr(ty
最近はBURSTも出るらしいですね、本編最終章…orz
くぉぉぉぉ悟空―――!!((
えwwwwまあそうですがwww最近は希影さん来るまで璃音達放置してr←
じゃあ思い切って坊主に!!ready坊主!!←どんなwww
よし、頭だけでは足りないな、育毛剤を飲むんだ!!(やめてくれwwww
管理人ってどんなwwwしかも台本書きだったら全俺が、泣いた←ちょ
夕日wwwあの銀髪はwwww←
まあライトM体質だから自分は面白いと思うけども((
よし、じゃあ輝君に叩きこんでこようか。雅―――!!(マイハニーw

あわわ…時間が無いお(^p^p^p^p^p^p^p^p^)←やmr



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No.191 鈴音 07/10 00:04:54  削除依頼

もっ申し訳ございません――――――――orz
今まで風呂やらなんやらやっているうちに11時過ぎてしまいまして…
すみません…今日はコメ返だけで勘弁を…(泣

ただ、明後日から夏の高校野球が始まりましてねっ!!
明日は公式練習なんですよ!!
だから、早めに帰ってこれると思うのでそしたら投稿しますですb

ってかあの華樹さーん!!いや、華樹様――――――!!!!
アノ絵っあの絵っ!!!ちょっあたしを悶え死なせるおつもりで!?←
えってかあの絵真面目にもらっていいですか!?
てかもはや引き伸ばしてポスターにしてはりたいくらいでww

ってことで…まずコメ返ですっ☆(しね

紫凛さん≫おっマジっすか!?ちょっ楽しみにまってますね←
あたしも時間ができれば…シーズンオフになれば作れる余裕が
できてくるかなぁと思っております!!!ただ超駄文の糞文で
読みづらいことこの上ない感じになりますが…(汗
そうなんれす…綾はおばさんにあこがれてるのです←
んで後々そのおばさんから表面的に裏切られる感じになるとき
が来るのです(´・ω・`)
それはまだまだ先の話なのですがww
うわぁ!!!ちょいっマジその設定は萌えの領域を突破してるww
あたし的には南の計らいで「まちがったーwテヘッ☆」とかにして
部屋に綾とひかるくんを閉じ込めてほしい(おい
そんでもちろんベットはダブルベットでっ!!!(やめれ
えっいたんですか!?イヤマジでこれ適当に考えたんですけど!!
てかいつの間にか朔乃さん出演しちゃってますしっww
えっ『桜翳 神楽(サクラカゲリ カグラ)』もかっこえぇ♪
えぇww神楽もいいですが梓も捨てがたい…
花井君好きということで梓でもいいかなぁなんて(自重!!
まっマジですか!?えっ文化祭って栖鳳中学のほうでしょか??
それともいつかやる合同文化祭のほうで??

あっそれと璃音さんにひとつお願いが><。
朔乃さんは天界にも外界にも確かにいない設定で良いんですっ!!
その力が分裂したり色々したりして今の綾という”1つの媒体”に
おさまったことになるとあたしは考えてますので!!
でも実はおばさん最強設定で←
てかおばさんにもいろいろ過去がありまして…
そのためにはその先祖(ここで言う朔乃さん)が直々におばさんの
中に入り込みいろいろ力を使うんですよっ!!



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No.192 鈴音 07/10 00:05:08  削除依頼

これは後々綾がいろいろなっていく上で必要になってきてッ!!
いつかはいなくなりますけど…色々あって朔乃さんがまた舞い降りて
来た感じをいつか場面として作ろうかと…
あっいつかおばさんの過去ものせますからっ!!!
ってことでわがままですが…いいでしょうか??
ちなみに蓮華さんはそのことを知ってる設定でも知らない設定でも
どちらでもかまわないのでッ!!!!

ユキ絵さん≫鼻の頭にかすり傷っ!!!
これも萌えっな感じになるかとおもわれまs(殴
食人鬼化で帰りうちとか先輩ご愁傷さまやんっΣ
まぁその時は綾がうしろからギュッとっ///←
クリスマスケーキ!!てかハートのくっきーつくらせたくてしゃーないww
そしててれて真っ赤になりながらわたしに言ってほしい♪
みやちゃんのために持ってきたんだけどとうそをついて渡すも
それじゃ受け取ってくれなくて泣きながら大声でほんとのこと言って
真っ赤になったひかるくんが片手で綾を抱きしめてほしい(細かっ
ぜったい萩萎ちゃんは着やせですよねっ!!!
そうそう!絶対似あうんすよっ着物がっ♪
璃音ちゃんはは間違いなくタオルですよーっ♪
もう、そんな璃音ちゃんみたいに痩せたいだなんて…あたしだって(ウグッ
もうひかるくんと綾のことはマジで応援体制入るかと思うのでッ♪
ただ皆川さんが…←苦笑
南とはるさんのちゅープリは盗んできてもどっかで末梢される可能性が
大だとわたしは思いますよっww



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No.193 ユキ絵☆ 07/10 19:49:45  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

『…は?』
「は…って」
『え、いやあのさ…誰が…誰の?』

ぺき。と耳元で小音が鳴った。俺の指先から送られる力に携帯が悲鳴をあげたんだろうと思われる。糞女にされた質問を再び脳内で再生するとあまりの羞恥で針の筵に置かれる思いになった。
…っていうか如何してそれを俺に言わせるんだこいつ!!普通に考えりゃ分かるだろアホか!!
肘をついた左手の甲に、熱くなった顔面を冷ますよう額の辺りを乗せた。口を開く前にもう一度、ぺき。と微かなが聞こえた気がした。

「…っ///俺がっお前のっ!!迎え行くから」

春彦や餓鬼がどこかに隠れて俺の声を聞いてる気がしてきて、顔を上げ頻りに周囲に目を配った。こんなの聞かれたら恥ずかしすぎるだろ絶対に…。如何言う風の吹き回しだ、とか突っ込まれたら言い返せねぇよ…。
幸い春彦と餓鬼は未だ奥の書類棚の整理をしている様で、誰かがこの部屋の近辺に隠れて俺の声を盗聴している気配を感じ取ることはなかった。
落ち着きが戻ったのも束の間で、今度は糞女の返事が気になって左胸の奥の方がざわつき始めた。またアホなこと言ってこなきゃ良いんだけど……。

『なんで…?』
「なんでって…ただ、ちょっと外に出たくなっただけだ!!」

どきっ、とした時には既に"口実"が滑りだしていて。
駅から人が出て来たのか携帯の向こう側が騒々しくなっていて、糞女を探すの大変そうだなあ、なんて心の中は意外にも素直に考えることが出来て珍しかった。きっと――の所為かもしれない。

「今、駅っつったよな?どこの駅だ?」
『え…A市のA駅だけど…』
「んじゃそこまで行くから。目立つとこでまっとけ」

最後に言い残して俺の方から一方的にぷつっと電話を切ると同時、張っていた糸が切れた様な緊張が解ける感覚を覚えて、すっとした。思っていたより1.5倍程肩が張っていたことに気づいたのもこの時だった。
 



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No.194 ユキ絵☆ 07/10 19:51:18  削除依頼

 
鞄からメモ帳とシャーペンを取り出し、一枚破った。あ。適当にしすぎて斜めに切れちまった。まぁ良いか。
斜めに切れた端が毛羽だっているそれに、一言メッセージを認め、修学旅行で買った三猿の湯呑(赤色。自宅用のと色違い)を文鎮代わりカウンターの目立つところに置いておいた。
――くそ女をむかえに行ってくる。 ひかる
椅子を立つ時に自分がバカをやらかしてることに気づき、慌ててメモを手元に持ってきてシャーペンの裏の消しゴムを擦りつけた。

「よし…」

――さんぽに行ってくる。 ひかる

「……」

一つ頷いて、修学旅行で買った三猿の湯呑を再び文鎮代わりで乗せておいた。シャーペンを鞄に仕舞う時に、鞄の中に潜ませていた糞女にあげようと思ってる白スカーフのパンダが見えて少しだけ耳が熱くなった気がした。
電話の時も妙に沈んでたし、これで元気になれば良いんだけどな、あいつ。その前に無事渡せるだろうか…これ。
春彦に引きとめられる前にとなるべく足音を殺して仕事場から抜け出した。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(T∇T)(駄文と時間外すみません><、

いぎゃああああああああああああああああああまり進んでない○| ̄|_
というか輝が出発しただけやん○| ̄|_
輝のメモがひらがなばっかりなのは輝の頭が悪いからです←ちょw
華樹さんのイラストにコメントしたいのに今朝から繰り返し超絶お腹が痛いので
再びトイレ行って寝てきます○| ̄|_ぎえああああああああああ明日必ず言わせてください><、
そして明日病院やってないの呪まじ鬼。それでは申し訳ない><<、><><、、



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No.195 ニックネームは削除されました 07/10 20:43:57  削除依頼

―――ありがとう。また次に会おうね

紫陽花に似た澄んだ笑みを振り撒き静かに堕ちて行った彼女。
蓮華の"片割れ"――今の桜樹を蓮華は永久に忘れない。

月扇牙 蒼華――。
暗いのに品のあるローズグレイの髪を持つ蓮華と同じ"女神"を。
気取らない性格は、ローズグレイの髪と違ってもっと華やかに見えた。
透き通るオールドローズの瞳は頬に繋るローズグレイによく映えていた。
桜色の扇子を持ち、歌を紡ぐ蒼華の様子は宛ら地上に舞い降りた天使だったと。
そしてラベンダーモーブの扇子を持ち舞姫となる蓮華の姿は女神だったと。


蓮華は紅くなった目を擦りながら部屋へと戻る。
その後ろを朱雀が追って行く。
そして部屋に入り、ベッドに2人で腰かけると蓮華がまた言葉を紡いだ。

蒼華はアンティークが好きで、良くオルゴールを聴いていた事を。
鈴の様に澄んだ音が好きなのだと、彼女の澄んだ声は答えたのだと。
子供に自分の歌をよく聞かせていたと、朔乃と仲が良かったと。
武術に長けた人物だったと。文武両道の優れた人物だったと。
朔乃も一緒で、毎日楽しく暮らしていたと。蓮華と三人でつるんでいたと。
正義感が強くて、時々王子様扱いだったと。

蓮華は楽しげに淋しげに、今にも消えそうな儚き笑みを浮かべ、
朱雀に打ち明け続けた。朱雀もそれを、黙って聞くしか術がなかった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
*海咲 璃音*(久々ry

「っだ―――!!もう面倒臭ぇ!!名前なんか覚えなくていいから
璃音を離せってn「夕日……五月蝿い…」

魁に抱きしめられ、抱きついたまま眠っていたのに、
夕日の遠慮の欠片もない大絶叫に眉間に皺をよせた。

「俺が知るか。コイツが勝手に抱きついてんだよ」
私が起きるのを待ってましたと言わんばかりに魁が言う。
私は思わず声を出しそうになるが、声を押し殺した。

「…璃音?」
夕日が私を優しく、ちょっと怒気の入った目で見つめる。

すると私の中の何かが切れた気がして、…うん。
思い切り魁に抱きついて、夕日から顔を逸らす。
ふと見れば猫がテーブルの上に移動していた。…何故。



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No.196 ニックネームは削除されました 07/10 20:47:25  削除依頼

「…ゆ、夕日には関係ないでしょ」
最初の方若干舌をかみそうになりながらも言ってやる。
頭上で魁が愉しそうに笑う声が聞こえた気がする。
…そう言えば質問答えてもらって無いな、と思ったが夕日と言う
柳レベルに喧しい生物がいるから、後にしよう。

自分の心の中で、頷いた。
―――――――――――――――――――
あれ、天界編書いてたら何か狂ってた←
と言う訳で急遽予定変更ty
月扇牙 蒼華≪ゲッセンガ ソウカ≫と読みます。
まあ……うん、←何ぞ

鈴音さん⇒
私は三ヶ月後…暴走が始まる前に一旦璃音サヨナラします。
意味は追求しちゃいけません、凄い言いたいけど←
璃音は薬も飲めませんからねー…おまけに体弱いです。実は。←ちょ
うぉああああ、輝君押し倒して頂戴((
ダブルベッドってスモールが二つじゃなくて、
一回り大きくなっただけですよねwwwだからキングサイズ希望((ry
何か自分花とか好きなんすよねー…あ、髪の色とか決めるのも好きです←
梓ですね♪糞激まったりっ子にしてやるぜ、梓www
今回の依頼の方で←
一応翔君とフラグ立ってるけどもね((どんなですかね

ほうほう…じゃあ間接的におばさまも受け継いでると言うかー…
まあ基本的に綾ちゃん流れって事ですね分かります(分かってねえな
此方はもうネタバレしますが璃音一度死にます。
てか璃音奪還屋になる前に一度"死んでる筈"なんですよねー。
まあ"箱"を開けた所為で獣になり下が…あ、いえいえネタバレ自重★←
まあそいで朱雀さんと蓮華様(下界と天界を行き来してますので)登場ww
あ、実はと言うと璃音の"中"でなく、璃音が大事にしてる物に蒼華は
宿ってるんで、まあ毎日持ち運びってゆーか?((
はい、了解しました。暇な時があれば前世編に天界で扱う人物の
プロフィールをお願いしたいのですg((殴蹴逝
暇なとき、お、ねがいしま、ふあああああ(何ぞwwww



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No.197 希影 07/10 21:42:49  削除依頼

…お久しぶりです...
ただいま政経のヤバさにヒステリックをおこしていまs(おい
でも!これでテストとはおさらばなのですbb
読んでるだけで書きたいことが増えていって><///
そして夕日くんがとても弄り甲斐があるような気がして←おい

今日は書き始めが遅く追いつけてないんで明日の昼過ぎあたりに投稿させてもらいます><
んでコメ返もその時に^^;



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No.198 鈴音 07/10 23:01:21  削除依頼

*一ノ宮 綾*

噴水のふちに座って数分。
今日が寒いと言ったのはどこのどいつだ?…あ、おばさんだ。
春に入ったばっかりなのに日が照って熱い。
噴水から出る水のおかげでここは若干涼しいが…。
うん、日が照って“熱い”んだ…そう信じたい。
頬が妙に熱くて、体が妙に火照って、顔が真っ赤なのもきっと日が照っているせい。

――やっぱり迎えに行くから春彦に伝えられねぇわ

「っ―――――――///」

日が照っているせい…
そう思い込もうとしたときに先ほどのひかるの言葉が頭の中を支配して
あたしは頬を抑えて首をぶんぶんと振った。
通行人が変なものを見るような目で見てくるけど…仕方ないじゃん!!!

「迎えなんて…」

一生に一度あるかないか、だと思うから…。
うん、ひかるの気まぐれにちょっと感謝…かな??


「ってかまじめに暑い…」


あたりを見ると春に入ったばかりだというのに小学生は半そで半パンという超健康スタイル。
サラリーマンやOLの人も上のスーツを脱いでYシャツだけの格好の人も結構いる。
あたしも来ていたベストを脱いでYシャツのボタンをいつもより1つ多く開ける。
それと一緒にリボンのひもを少しゆるめて、スカートも2つくらい巻いた。
うん、さっきより涼しいっ☆

「そうだ…飲み物でも買おうかな…」

カバンを持って立ち上がり、自販機の前まで歩く。
駅前だからか結構種類があるようで…。
今の気分的なんとなくアイスココアが飲みたかったから小さい缶の
アイスココアを1つ買ってついでにひかるの分のコーヒーも一応買った。
スポーツドリンクとかのほうがいいのかなとも思ったけど、そこにある
スポーツドリンクは目の前のビルの広告で灯ちゃんが宣伝してる
スポーツドリンクしかなかったのでやめた。
2つの缶を持って先ほどの噴水のふちにもう一度座った。
ひかるの分のコーヒーを隣に置いて、缶をよく振ってから開ける。
口をつけるとココア独特の甘味が口を潤す。
おいしぃーーー♪

ココアを飲み終えると周りに人がいなかったので近くにあった
空き缶入れに投げ込むとカコンと良い音がして缶が見事に入った。
軽くガッツポーズをして横に置いてあるひかるの分のコーヒーをちらりと見る。
早く来なきゃ…冷たくなくなっちゃうな。失敗したかも…。



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No.199 鈴音 07/10 23:03:56  削除依頼

そう思ってたら何かの影に覆われて太陽の光を遮断された。
ふっと顔をあげるとそこにいたのは…

「わぁお♪今回アタリじゃーんww」
「ねぇねぇ、もしかしなくてもきみ、流星学院の生徒だよねーww」

茶色にワックスをガンガン塗ったように立たせた髪に、アクセサリーをたくさんつけてる男と
金髪でこちらもピアスやらネックレスやらいろいろごちゃごちゃつけてる男。
…ナンパか。
もう…せっかくひかるが来てくれるってちょっと浮かれてたのに、
テンション下がるようなことすんじゃねぇよ…←口悪っ

「そうですけど…」
「やっぱりー♪オレビンゴっ」

そう言ってキラリと(あたしとしては全然光ってない)笑う金髪の男。
正直…うざい。

「ここに1人とかさー、超さびしくね?」
「いや…別に。人待ってるんで」
「えー、別にいいじゃん!どうせ女の子のトモダチでしょー?
後で理由付けて謝れば大丈夫だってww」

勝手に女の子とか決めないでよ…。
あたしが待ってるのは大好きな男の子だっつーのっ!!!!←おい
なんて言えるはずもなく…てか心の中で叫んだだけで恥ずかしいって…
あたしいまさらなに女の子気取ってんだろ;;

ってか、マジ殴り飛ばしたいこいつら…。
すっげーうざい!この髪型とか、この服装とか、このしゃべり方とかっ!!
でもここは駅前、人たくさん。おささえろ…おささえろ自分…。
よし、おさまった←ぇ

「いや、でも…」
「いいじゃーんw絶対楽しいからさー♪」

そう言ってあたしをグイッと立たせた茶髪の男。
楽しいって誰が決めたのよッ!!!

さすがに強硬策に出られるのはヤバいと思い、
ぐっと掴まれてる腕に精いっぱい力を込めるが

「っ…(こいつっ…強い)」

逆に自分の手首が痛くなるだけで、びくともしない。
あぁ…男にだって負けないって頑張ってきたのに、この年になるとやっぱり駄目かぁ…。

力を入れたあたしがわかったようで茶髪の男はにやりと気持ちの悪い笑顔で笑った。

「悪いけど俺、これでも野球でピッチャーしてたから握力は超あるんだよねー」

野球やってたなら坊主にしやがれっ!!!!
野球好きのあたしの血が騒ぐ。
引退したとかいろいろあるかもだけど、こんなチャラチャラした男が
野球児だったなんて…認めたくない。
これはあたしの偏見だけど

「逃げようと思っても無駄だよッ♪ってか逃がさないしー」



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No.200 鈴音 07/10 23:07:52  削除依頼

そう言ってあたしの髪に指をからませる金髪。
ちくしょう…触るな…触るな…。
あんたみたいなやつらに触られたくなんてないのにっ!!!

頭をぶんぶんと振って髪を金髪に触らせないようにするが、
そんなの無理で頭を振るのをやめたとき今度はあたしの髪を指に絡める。
いやだ…気持ち悪い…

ちらりとあたりを見るが、助けてくれるような人はいなくみんな見て見ぬふり。
みんな…冷たい…。
迷惑事には首を突っ込みたくない…か…。

「さぁさっ、もう抵抗するの疲れただろ?」
「さっさとついてきなよッ!!」

そう言って金髪はあたしのカバンを持った。
その拍子に噴水のふちに置いてあったひかるの分の
コーヒー缶が噴水の方に落ちてしまった。

「ぁっ…」
「ん?なにこれ君の?」

そう言って金髪は噴水に落ちているコーヒー缶を指さした。
こくりと頷くとふーん…と言ってそのまま噴水に背を向ける。
なっなんのために聞いてっ――!!!

「まぁまぁ、これからもっとおいしいコーヒー飲ませるからさ」
「俺達しかいないところでネ」

茶髪が言ったあとにあたしの耳元に口をよせて金髪がつぶやいた。
ギュッと目をつぶる。体が…震える。

いや…気持ち悪い…
助けてっ!!助けてっ!!ひかるぅ――…

「てんめぇっ!!!何してんだゴラァ!!!!」

バキッ

心の中でひかるの名前を叫んだ瞬間聞き覚えのある声がして、
あたしの耳元から気配が消えた。
固く閉じていた目を開けるとそこには頬を真っ赤にして倒れている金髪の姿と――…

呼吸が荒く、服装も髪型も乱れてしまっていた…ひかるがいた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はい、えーっと…とりあえずひかるくんが来るところまで書きましたが…。
綾、ナンパさんに手を出さなかったのは駅前だったからって言うのと
スカートだからって言うのがありましたww
一応綾も女の子ですのでねっ(笑

そして、いよいよ明日から大会が始まりますっ!!
そしてあたしの学校は明日メイン会場で2試合目なのでテレビ中継がっ←
まぁ、そんなの関係なく…まず、頑張ってスタンドで応援してきますっ☆
でも、きっと投稿はできるので…出来なかったらコメ返だけでもしますねっ!!



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No.201 鈴音 07/10 23:24:21  削除依頼

そして、紫凛さんにコメ返☆

紫凛さん≫ってことは…みやちゃん事件⇒海⇒夏祭り⇒璃音ちゃん事件
大まかにはこういう流れになるのでしょうかねww
そしたら、また行事入れてー綾とかひかるくんとか魁くんの事件を入れてー
なんてことになればいいなぁなんてww
サッサッサッサヨナラァ!!!!!!!!!!????????
ちょっそんなことなったら綾泣きすぎて存在がなくなってしまうっ!!
意味は追求しちゃダメですか!ネタばれNGな感じですかっ!
じゃぁとりあえずは…楽しみなようなそうでないような…
そんな感じで待ってようかな(´・ω・`)
軽くあたしもネタばれしちゃうと記憶消えるのはおばさんのせいですw
そして今ひかるくんへの気持ちだけにしようかとちょっと悩んでおります。
そしてそのあとは噂のあの方が登場いたします←
その辺はその綾の話ができる感じになるまでに頑張って過去編進めます!!
んじゃベットはキングサイズでっww
そしてあたしとしては討論の結果(どっちがベットに寝るという)結局ふたりとも



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No.202 鈴音 07/10 23:24:31  削除依頼

寝ることになり最初はベットの端と端に寝るんですけどいつのまにか
起きたときにはひかるくんが綾を抱きしめて寝ているとww
その状況をすごく作りたくて仕方がなくてっ!!!
それか綾にお酒飲ませて夜からくっつかせるか←
そして寝起きの綾がひかるくんの胸の中でグシグシと目をこすりながら
「おはよぉ――…ひかるぅ。(ヘラッ」と笑って言ってほしいww
すごいですねーwwそう言う風に細かく設定立てれるのっ!!
あたしとかおおざっぱ過ぎてあとからあとから足してって、気づけば
正反対の趣味が一緒になってたりとかww(笑えねぇ
翔とフラグっ!?マジですかっ!?
ってかあの…フラグって聞いたことあるんすけど意味がよくわからんくて(汗
もうほんとすみませぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんorz

そうそう!!そんな感じでっ!!
あっ一度綾に受け継ぐ時におばさんの妖精の力は切れてるんですが
色々あってまたこんどは精霊として復活しちゃったとww
まぁその辺はまた追々←
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!???????
リッ璃音ちゃんが!?しかも獣!?
へ?は?もう頭がわけわかんなくてパンクしそーでぇぇぇぇ
ってことは蒼華さんは蓮華さんと同じではなく外界の璃音の大切なものに宿っている…って
感じの解釈でOKですかね??
前世編で扱うって…朔乃ちゃんのプロフですか??
えっじゃあ例として蓮華さんのを一度見せていただきたく…。



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No.203 希影 07/11 18:21:47  削除依頼

とりあえず肺の痛みに悶えていて投稿が間に合っていませんん←あ
なので僕の投稿時間帯にが、がんばりまs(



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No.204 ニックネームは削除されました 07/11 20:37:16  削除依頼

*海咲 璃音*

「関係無い…?ほぉ…それ、言うんだなぁ………。
そっかそっか。…いい度胸してんなぁ♪」

何かずどーんって感じで背後から墨を塗りたくったような黒いオーラが
ひしひしと伝わってくる。まあ良いやどんまい←ちょ

「生粋のMの癖に………」

ボソッと呟いてやると、また更に肌が粟立つ。
毎回怒らせるとこうなるんだよね。怖くないけど←
てかどれだけ地獄耳なんですかね夕日って言う喧しい生物は。

「…と言う訳で璃音はお前の顔も見たくねぇっつってるし
とっとと帰れ不法侵入者」

魁がきっと大胆不敵に笑った…のかしら。
夕日のオーラが赤黒いです、怒ってます笑ってます!!←

…と同時に何か胸のあたりがぎゅ、って言うか何か…
苦しくて、温かくて…だけど怖かった。
でも…でも何か嬉しくて、真新しいて感じがして、色んなものが
ぐちゃぐちゃに混ざって胸のあたりがぎゅー…って絞めつけられてる。
心地いいけど不安定で、脆そうな感じ。

魁の背中に回してる腕にちょっとだけ力を入れる。
今離したら何かもう、"駄目"な気がするから。

不安で不安で堪らなくて。
何かが怖くて、だめ。

「…璃音、ソイツから離れるよな?」

夕日の視線が背中に突き刺さる。
紅くて黒くて、禍々しいような――――。

―――嫉妬、って言ったっけ。

「―――ヤだ」
首を横に振り、魁の胸に顔を押し付けた。
唯、胸の中の違和感を知りたくて…知りたくて。



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No.205 ニックネームは削除されました 07/11 20:38:04  削除依頼

*神凪 夕日*

「…璃音、ソイツから離れるよな?」
璃音が俺から離れていくことが怖い。
18…否、17年間ほどずっと一緒だった俺より、
どうしてそんな奴を選ぶのかと聞きたかった。
璃音が今から取る行動が、きっと答えなのだろうか。
ソイツが愛しいのか。俺よりそいつが良いのか。
あの時の"大好き"が消えているのは分かっている。
―――俺が、デリートしたのだから。
…でもまた、俺と一緒にはいてくれないのか。
離れてって、また傷つくと分かっている筈なのに。

「―――ヤだ」
不安げに震えた声が、俺の存在をも拒否する。
首を振って、また桜田に身を寄せる。
桜田もあまり嫌じゃなさそうに璃音を見つめている。

――嫉妬を、殺意を。

アイツにはきっとわからないのに。
璃音が何を抱えているか。あの姿を見てもお前は璃音を拒絶しないのか。
殺したい。全て壊して、またデリートすればいい。
そしたらまた、璃音を縛ればいいだけだ。

その繰り返し。二度目だから絶対失敗はさせない。
変な…何かに操られているような不安定さ。
加えておかしな衝動に駆られ、知らぬ間に璃音の左手を掴んでいた。

「―――ッ!!」
声にならない叫び声をあげた璃音の左手を自分の方に引っ張る。
あり得ないほど抵抗はなくて、…寧ろ
――力が入らないと、言わぬばかりに。

抵抗"出来ない"その細い左手首を掴む俺の手を、
桜田が叩き落した。乾いた音と共に、嗚咽が聞こえた気がした。

瞬間此方を向いた璃音の瞳に映るのは、
絶望と恐怖。怯えと不安。もう何が何だか分からないと物語っていた。
俺が…6年ぶりに見た傷ついた表情を、呆然と見つめていた。

無言で俺の手を叩き落した桜田は、璃音から離れる。
璃音も自由になった体を此方に向ける事も無く、ある一室へ駆け込んだ。



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No.206 ニックネームは削除されました 07/11 20:38:42  削除依頼

*海咲 璃音*

「―――ッ!!」
如何してだろうね、何か力、入らなかったんだ。
それと同時に夕日が怖くて恐ろしいあの人と重なる。
自分を殺したくなる。…夕日も魁も、私は殺せないと言ったけど。
今の私にあるものは怯え、だ。
左腕に乾いた音と共に衝撃が伝わった。

怖くて怖くて、あの時の事を思い出して…泣きそうになる。
誰が左手を叩いたのかは見当はついた。

お父様、私…もう何が何だか分からないわ。

「…洗面台で顔洗ってこい」

夕日を一度一瞥した途端魁が私の耳元で囁いた。
きっと魁の場合、キッチンだろうが風呂場だろうがいいんだと思う。

…何故かなんて、分からないけどね

するりと魁が腕を引いた。
私も大人しく魁から離れて、小走りで洗面台に向かう。
早くしないと、不甲斐無くて弱い私を見られてしまうから。
夕日の横を通り過ぎて、洗面台へ向かった。

――毒を抜けない、可哀想な女の子だね

そんな言葉を言われた気がして、涙が頬を伝った。
「…も、疲れた…よ…ッ!!」

言葉を紡いでも紡いでも、一向に光は見えない。
死神は、闇の中に住んでいるから…皆が、見えないよ―――。
―――――――――――――――――――――――――――――
夕日君の馬ー鹿wwwツンデレライトM体質の癖に!!
束縛野郎!!不法侵入者!!被害妄想野郎!!変態!!←もう黙れよwww

…ま、何かいろいろ可笑しくなってるな…どーんまい☆←
璃音がいなくなった後は男どーしの話をして欲し((ry。全力でry

さてと、コメント返しちゃおうww



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No.207 ニックネームは削除されました 07/11 20:48:41  削除依頼

鈴音さん⇒
んー、小説の中での三ヶ月って長いですからねー………
あの人が動きださないと此方も動けません←誰やねんw
…うえぇwwwwちょ、時間差ごめんなさぶほsssっさあああ((
まあ不安定に揺れててくだされwwwいつかよく意味の分からない文章で
お届けしますよ御嬢様←自重推奨
ふぉおおお、此方も楽しみじゃないかプリンセs(お前www
ああ、ドッキリですね分かります←
いや、立てて置かないと神的に駄目な事になるんでwwww
フラグ……なんてゆーか…ロープレであるスイッチを押すと
ダンジョンの扉が開くみたいな設定?←
スイッチを押すと次のストーリーに進めるって言うか…
何かボンドみたいな接着剤みたいな…くっ付け?←ちょ

まあ…今回出てきた"デリート"も同じような意味ですwww
死んだんだけど死んでない、偽りの姿って奴?←どんなwww
まあ奏様降臨☆がかなりの鍵です。御賞味あれ(消費期限切れ乙
獣は………(ω)←
まあ封印されている、が正しいですがそんな感じですwww
はい、今日うpりましたんでーb
手本になるようなもんじゃないですが参考までに…orz



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No.208 ユキ絵☆ 07/11 21:32:32  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

走る。額の汗を拭う。また走る。

「はァ...はァっ...は...」

目の前に見えた信号機が点滅し頓て赤に変わって、前方の道路を右から左へ流れる車、そしてそれの一つ奥の道路を左から右へ流れる数台の車に、駆けていた足を一度休ませることを余儀なくさせられた。
暑い。まだ春だってのに今日はやけに気温が高い。昨夜は結構寒かったのに。ここまで来る間に何度か他人とすれ違ったが、それの殆どが上着を脱いでいたり半袖で歩いていた奴まで見かけたくらいだ。息が上がった身体を楽にするために此方側の信号機が取りついている電柱に凭れる。
Tシャツの襟を掴みそれを引っ張ったり戻したりして首の辺りをパタパタと扇いだ。また一つ「はァ」と呼吸が漏れた。

「っ…痛…」

右足に強い痛みが走って視線を落とした。
さっき仕事場で作った刺し傷から再び血が滲み出している。きっと無理にここまで走ってきた所為だろう。ああ。嫌がらないで春彦にもっとちゃんと治療してもらえば良かったぜ…。
同じく信号待ちを喰らっている小学校低学年らしき男子が俺の右足首から滲む血を訝しげに見つめている。「俺の正体は足首怪獣だからあんまり見てると怪我が移るぞ」と脅かしてやると、子供は慌てて俺の怪我から視線を逸らした。その後もやっぱり気になるのか子供はびくびくしながら俺の血の滲んだ足首をチラチラと見ていて、思わず頬が緩んでしまった。
珍しく吹いた冷たい風に誘われ、アプリコットの様な香りが後方から漂い、背後に向かって電柱から顔を出してみる。
そこには、この辺りの高校に通う生徒か俺と同じ年ぐらいの学生服を着た女二人組が何が面白いのかケラケラと笑いながら此方に向かって歩いて来ている姿があった。女二人組は大根足のくせにスカートの丈が異常に短く、更にローファーの踵を踏みつぶしているなど不精者で正直相当キモかった。…きっとあの匂いはこいつ等の香水のものだったんだろうな……匂いだけ一丁前にしやがって…。
暫くして俺の直ぐ近くまで到達した女共は、俺の足首から滲む血におっかなびっくり興味を注いでいる子供の隣で足を止めた。

「なんでも雲珠高出身らしくて野球やってたから強いんだってさー」
「ふーん。つか相当暇なのかな?ナンパ常習者とか有り得ないっしょw」
「だよね。最近はA駅周辺で可愛い子引っかけてるんだって。まじウケるよねw」
 



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No.209 ユキ絵☆ 07/11 21:33:06  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´・ω:;.:...

すみません風邪なのか昨晩から物凄く体調が悪くて、寝てて今ちょっと回復したので
投稿記事を書いたのですが、やっぱり腹の調子を始めとし物凄く芳しくないので
凄く微妙ですが今日のところはここまでお休みさせてください○| ̄|_
本当申し訳ないです(´・ω・`)一秒でも早く治すよう頑張るので御許しを(T∇T)
それではおやすみなさいです○| ̄|_



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No.210 鈴音 07/11 23:01:17  削除依頼

すっすっすみませんっ…
あたしの文章書くのが遅くてもうこんな時間に…
あの、ほんとは普通だったらこの時間なら書くのですが
明日も試合でして…今日は勝手ながら早めの就寝させて
いただきますですorz

いや!!本気でもうしわけないですっ!!!!
皆さんのコメ返もきちんと明日させていただきますですっ!!!

ちなみに試合は逆転サヨナラ勝ちいたしましたぁぁぁぁっぁぁぁ!!!!!
もうひやひやする試合で;;
明日は三強の一角との試合ですので、挑戦者の気持ちを持って、
自分たちの野球ができるように精いっぱい応援してきますっ☆

そっそれでは…ほんとにごめんなさいでしたぁぁぁぁぁぁぁ



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No.211 希影 07/11 23:04:02  削除依頼

*桜田 魁*

「……とにかく、璃音もいるなら俺も入っていいんだよ!」

なんかコイツ可哀想な奴にしか見えないんだが……

「あ?お前ジャイアンかコノヤロー」

とりあえずその一心同体発言にウケながらもその発言にツッコミを入れた
いや放置してもいいんだけどさ、そしたら更に可哀想な子になっちゃうから…うん

「お前はそうやって俺をバカにしやがって…」

あ、眉間がピクピクしてらぁー
こりゃ、そーとーキテるっぽいなあ
……こういう奴を弄るのが楽しくてしょうがない性質なんだけど

キリのない繰り返される会話に厭きてきたので
俺の胸を借りて呑気にウトウトしている璃音を小突きたい衝動に駆られたが
それを我慢して目の前の男の反応を楽しみにするように
璃音の背中に回していた腕を更に自分の方へと引き寄せた

……あ、石化してる
予想以上の反応をしてくれてホント楽しませてくれるよな、うん

「……!お、お前その腕を離せよ、そして璃音に馴れ馴れしく触るなこの俺様野郎!!」

あーどうやら石化は一瞬だけですぐ我にかえっちゃった
…つまんねぇの
ってか俺ってそんなに俺様に見えるのか?
…否定はしねぇけど

「璃音がお前が煩くて迷惑だとよ。だからさっさと帰れ不法侵入者が」

俺は夕日という男の声に反応したのか腕の中で時々反応する璃音の背中を軽く叩き
疼きを抑えきれずそのままニヤニヤしながら夕日にそう言った

「さっきから不法侵入者って連呼しやがって………
いいか、俺は夕日だってんだよ。いつまでも犯罪者呼ばわりすんじゃねぇ」

……いや名前知ってるから何度も繰り返すなよな
あ、それとも自己主張が強いのか?
どっちにしろ、不法侵入者って言ったときの反応がいいからその方が俺的に楽しめる

そんなことを脳裏で考えていたら
璃音が俺の方に頭を向け、少しだけ夕日を見たかと思ったら
今度は精一杯腕を伸ばして俺の背中に回した



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No.212 希影 07/11 23:04:37  削除依頼

……コイツ、眠てぇのか?
ぜってぇーこりゃ寝るな
まったくよくこんな状況で寝れるよな
せめてコイツをなんとかしてくれよ

俺は腕の中で軽く意識を飛ばしている璃音に呆れながらも
意識がない分、しっかりと腕を回し直した

「んで不法侵入…夕日、璃音寝ちゃったけどどーするんだあ?」

璃音は寝てることだし…

「あ、てめー今間違いなく俺のこと不法侵入者って言おうとしたろ。
 ってか璃音もこんな奴じゃなくて寝るんなら俺の腕で寝ろよー」

夕日は俺を睨みながらも腕の中にいる璃音を愛しそうに見ていた
俺はそんな夕日を見てかなりの優越感に浸った

「お前、そんなの言ってたら変態にしか見えないぞ」

とりあえず不法侵入者から変態にランクアップで…

*******

――口論すること1時間―…

……さすがにそろそろ璃音おきてくれねぇかな

目の前の相手と話すことに厭きてきたので一服することにした

「ふー。コレ、意外と美味いな…。今度柳にでも頼んで何箱か買ってきてもらうか」

俺は片手で煙草を吹かしながら、足も疲れてきたのでソファに座った
まあ、もちろん璃音はそのままだけど……

「おいコラ、『ふー』じゃねぇだろ、『ふー』じゃあ。ってか話そらすなよな」

「あ?何話してたっけ」

「とぼけやがって…お前と「あ、コイツようやく目覚ましやがったか」…こんにゃろ」

俺は丁度いいタイミングで起きた璃音の頭を軽く叩いた
……コイツ覚醒してねぇな
まだ目の焦点合ってねぇし……

コイツどこ見てん……気に食わねぇ

俺は璃音が夕日を見ていることに何故かムカつき璃音の目を隠した



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No.213 希影 07/11 23:05:22  削除依頼

俺は璃音が夕日を見ていることに何故かムカつき璃音の目を隠した

璃音は俺が吸っている煙草のにおいに軽く眉間をよせながらも
もう一睡しようとした

…コイツまた寝る気か?さすがに小突くぞ

「ちょ、璃音また寝るなよ!!
もしその糞赤眼に寝込み襲われたr「襲わねぇよ、被害妄想野郎が」

……もうコイツの脳内は璃音一色ですかコノヤロー
とりあえず璃音に寝てもらってはコイツの処理に俺が困る

「だーかーら!!さっきから不法侵入者だの被害妄想野郎だの
変態阿呆野郎だのいいやがって!!コレで六回目だからな、よーく聞け!!
俺は変態でも妄想野郎でも犯罪者でもねぇ!神凪 夕日だ!」

…あ?俺っていつ変態阿呆野郎って言ったっけ?


・・・なるほど自覚してるわけか←


「…魁、また変な事言ったのね…その通りだけど」

変な事っつーか見て思ったことを素直に言っただけだが…
相変わらず璃音は思ったことをそのまま言うなあ
……あ、璃音のセリフ聞こえたのか夕日が反論してらあー

再び璃音は寝る体勢を作っているのか俺の方に顔を向け、
猫のような少し体勢を丸くした

……ってか黒猫もいつの間にか俺の横で丸まってるし…

なになにアレですか。小動物とかに懐かれるタイプなのか

「おい、璃音。寝てんじゃねぇよ。寝るんなら帰って寝ろ。
 ってかコイツを持って帰ってくれ。マジでめんどくせぇから」

璃音の頭を軽くポンポンと叩くが起きる気配ナシ

…コイツも人のこと言えねぇくらいよく寝るんじゃねぇか?

「聞き捨てならないぞ……………頼むから放置プレイ止めてください」

後ろから何か聞こえてきたが気分が気分じゃないので放置←

俺は叩いていた手をそっと璃音の頭に置き、無造作に広がっている金色の髪を
髪ですくっては梳かすように指と指の間からすり抜けさせた

璃音の気持ちよさそうな寝顔を見ていたら俺も眠たくなってきた
もういっそのことこのまま寝てしまおうか?

俺がそう思いながら璃音の髪で遊んでいたら物凄い殺気のこもった視線を
あまりにも感じるのでその視線の先に目を合わせた



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No.214 希影 07/11 23:05:58  削除依頼

「何?」

眠たいのもあり、少し不機嫌そうなトーンで言った
いや現に不機嫌なんだが…

「べーつーにー」

……さいですか

夕日はそういいながらも殺気を送るのを緩めなかった

あーやべ、瞼が重くなってきた
…にしてもこいつもよくここまで粘るなあ
どんだけ璃音に執着してんだあ?

「…なあ変態阿呆野郎。お前よくじっとしてられるなあ」

俺だったらぜってぇ耐えらんねぇ
そう付け加えて言った

変態阿呆野郎は本人直々の希望らしいからそう呼んでやった

「っだ―――!!もう面倒臭ぇ!!名前なんか覚えなくていいから
璃音を離せってn「夕日……五月蝿い…」

覚えたけど普通に呼んだらつまんねぇじゃん←
急に大声出すから思わず眉間にしわよったし…痕になったらどうしようか?

だが嬉しいことにコイツの大声で璃音も二度目の目覚め

俺はようやく起きた璃音の頭を小突き、夕日の言葉に応えるように

「俺が知るか。コイツが勝手に抱きついてんだよ」

と言いながら璃音の頭に置いていた手で璃音の頭をポンポン叩いた

「…璃音?」

夕日は違うという批判の言葉を期待した目で璃音を呼んだ
すると璃音は何を思ったのか急に俺に回していた腕に力を入れた

とりあえず腹のものが出そうだ…ってほどじゃないが
意外と力強いハグにびっくり←

「…ゆ、夕日には関係ないでしょ」

コイツ寝起きだからか舌が回りきってねぇし…
俺は璃音の頭の上で声を殺してクスクスと笑った



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No.215 希影 07/11 23:06:48  削除依頼

「関係無い…?ほぉ…それ、言うんだなぁ………。
そっかそっか。…いい度胸してんなぁ♪」

……アレか
実は今ブラックオーラが流行りだったりする系?

「生粋のMの癖に………」

……そこは否定できないよな
だってコイツ完全ドM気味じゃねぇ?

「…と言う訳で璃音はお前の顔も見たくねぇっつってるし
とっとと帰れ不法侵入者」

俺は軽くダメージを食らっている夕日をいいことにこの際帰ってもらえるように
冷笑を浮かべながらそう言った

璃音はしばらくだんまりで何を思ったのか再び背中に回している手に力を軽く入れた

……とりあえず今だけだぞ

璃音が何を考えてるか分からないが、今拒否したらいけない気がしたので
何も言わずにそのままにしていた

「…璃音、ソイツから離れるよな?」

「―――ヤだ」

夕日の言葉に璃音が拒絶した時何故か安心した
もしかしたら…璃音は俺から離れてしまうのではないかと一瞬思ってしまったから

再び夕日の方を見ると嫉妬、なのだろうか
嫉妬という憎悪を浮かべて俺を見た

そして急にさっきまではそんなことしなかったのに
璃音の腕を掴み自分の方に引っ張った

璃音の眉間のよった顔と腕の変色からして強めに掴んでいるんだろう

俺はじっとしてられずすぐさま璃音の腕を掴んでいる夕日の腕を強く叩き落した

…もう一度璃音の腕を掴まないように強く...

璃音の顔ははっきりと見えなかったが今にも泣きそうな気がした
プライドの高い璃音だ、だから人前で泣くなんて見せたくないだろう

俺はそう思い、

「…洗面台で顔洗ってこい」

そう璃音の耳元で言い、璃音を捕まえていた腕をゆっくりと下ろした



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No.216 希影 07/11 23:07:11  削除依頼

小走りで璃音が洗面台にいったのを確認し、俺は再び夕日に顔を合わせた
もちろん、不機嫌な顔で……

「お前……璃音が大事なんだろ?」

俺は重たい口をゆっくりと開け、確認するような口調でそう夕日に聞いた

「ああ、大事だ。だから璃音に関わらないでほしいんだが」

予想したどおりの言葉に笑みが浮かぶ

さっきとはまるっきり違う蔑むような目で俺を見る夕日
璃音がここにいないからか、または何かのスイッチが入ったからか…

「じゃあ聞くが………大事なのになんで璃音を大切にしねぇんだ」

俺は戻ってきた黒猫の頭を撫でながら目線を合わせずそう言った

「え?大切にしてるよ………俺の目が届く範囲に置いて俺がいつでも守れるように、ね」

いかにも当たり前のことを言っているように笑いながら言う夕日

……これを狂愛、というのだろうか
こんな奴に……璃音を任せきれねぇー

「それが璃音を縛りつけるとしてでもか?…悪いがお引取り願おう。
 生憎こっちは明日予定が入ってるんでね。」

俺はこの胸糞悪いもやもやを隠し切れず眉間を寄せながらそう言った

「…お前は璃音の何を知ってる?そんなんだからそんなキレイごとが吐けるんだよ」

夕日は俺をどっかの偽善者を見るような見下す目で見て言った

……俺が璃音の何を知ってるかって?
あいつは…璃音は、
年の割にマセてて…人をからかうことが大好きで…でもその分精神的に不安定で…

「……確かに俺はお前ほど璃音のこと知らねぇかもしれない。
 けど璃音の気持ちならてめぇより理解してるつもりだ」

俺は伏せていた目をゆっくりあげ、そう言い夕日を見つめた

「それはないな、お前は璃音のほんの一部しか見てないんだ
 …あいつの苦しみを知らないからそんな表だけの偏見をいだくんだ」

夕日は少し感情がかったように苦い顔をした

「ああ、そうかもしれねぇ。璃音が今俺らの知らないとこで何をしてるかも
 璃音が今何に戸惑い悩んでるのかも分からねぇ
 ……だけど隠し事をしてるのはあいつだけじゃない。
 俺だって……俺や他の奴らだって誰も知らない秘密ぐれぇもってんだ。
 フェアじゃないのは俺たちだけじゃない。璃音だってそうだ。」

俺はそう言って洗面台にいるだろう姿の見えない璃音の方を見た



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No.217 希影 07/11 23:07:56  削除依頼

+反省+
ううっ肺痛が治らず挙句の果てに喉にまで痛みが∑

璃音ちゃんの可愛い一面に心の保養をさせてもらっている希影です^^
そして夕日くんのキャラ崩壊申し訳ないorz

僕のイメージでは
璃音ちゃんの目を魁が隠した時の魁の心境は↓です

【その瞳に俺以外を映すならいっそのことすべてを覆い隠してしまおうか】

……病んでますね←
さすが俺様何様魁様です(滅
好きになったら束縛が激しいような気がしてきましt((

璃音さん、男同士の話ってこんな感じでいいですかn(あ
コメ返、あ、あ、明日(逃走

ド級の時間オーバー><
一回逝ってこようk((



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No.218 華樹 07/12 05:49:12  削除依頼

おはようございます。
時間外すいません;

今日も小説書かなかった…いい加減すいません;
書けよてめぇ!て感じですよね;
そのかわり誰に頼まれたわけでもなく『描く』という。。
はい。白状します。
↑の希影さんの魁くんの心情で、

【その瞳に俺以外を映すならいっそのことすべてを覆い隠してしまおうか】


というのにやられました。

あああ、またもやうまく表現できてないなぁ…
魁君の髪は勢いでくくっちゃいました。そしたら誰だかわかんなくなった…orz...

っというか体調不良者続出してますが、大丈夫ですか;;
ユキ絵さん、希影さん、お大事に…!!

鈴音さん、野球部頑張って下さい!!遠くから応援してますよ!!
あれ…そういえばうちの学校の野球部は今どうなってるんだろう…

ろくにコメ返しもできず、申し訳ないです…
それではまた!!



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No.219 ニックネームは削除されました 07/12 19:26:17  削除依頼

*海咲 璃音*

怖いのも苦しいのもイヤ。
痛いのも寒いのも全部イヤ。

ファンタジーもホラーもロマンスも要らない。
平穏に何も無く流されるように生きていきたい。

なのになんで皆ぶちまけるの?
私の中のゴミ箱はもう一杯なのに。如何すればいいの?
皆はお構いなしに人の悪愚痴みたいな汚い言葉をゴミ箱に投げる。
でも心にもうそのゴミは置いておけない。容量オーバー。
汚い感情と、言葉とが全てを黒く染めていく恐怖。

―――夕日も、きっと同じことをする

一番側にいた人なのに、何かを分かっていない。
分かっていてもそれはまた私を縛りつける事になる。
自由に動けない苛立ち。私は檻の中の鳥。

止め処無く溢れる涙を衣服の袖口で拭う。
泣き過ぎたのか分らないが、最近は目が赤く腫れなくなった。
…泣いたのがバレなくて、ちょうど良い。

それでも誰かに構いたくて構って欲しくて。
"昔"は、誰かに囲まれて…ううん、"何か"に囲まれていた。

薄紅の色をした雪の様な…儚げな物。
――桜…そう、桜だった。

途端、鈴の音が耳に入って思わず肩を竦める。
目の前にローズピンクとラベンダーモーブの扇があった気がして。

「ッ……?」
涙を拭って、辺りをもう一度見渡すがそれらしきものはなくて。
内心首を傾げるがそれよりも胸がぎゅーってして、また俯いた。
ずるずると床にすわり、膝を抱える。
右足はくっと伸ばしたまま、左足を抱えた。

片足で立っているような不安定さ。
怖い。苦しい。

いつも、そうだった。
簡単に壊される弱い精神。
過去の人間。負の感情。血、死体、断末魔、血飛沫。
生きてきた世界は、荒んでいて、真っ赤で、醜かった。

魁の瞳を始めてみた時、あの色は私にとって血の色だった。
逃げても逃げられなかった。あの真紅から逃げたかった。
…今頃、気が付いたんだ。
違ったんだね。その色は、あんな醜くなかった。

あの人は私が町に帰った時もそうだった。
私が恐れる拒絶を、しなかった。一緒に居てくれた。



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No.220 ニックネームは削除されました 07/12 19:27:21  削除依頼

夕日と魁は、別。
萩や柳とも二人は別。

夕日は紬や馨、マスターや雅。氷雨、暁や"あの人"と同じ。
萩は柳、綾、雛貴に瑠華、南や麻貴先輩。

夕日達はふわふわしてて"絶対"、みたいな…安心。
萩達はしっかりしていて…それでいて温かい。
魁は…魁一人、知らない感情。
温かくて不安定で、今にも崩れ去りそうで。だけど好奇心の様な…
ドキドキして、胸がぎゅって絞めつけられて、苦しいけど嬉しいような。
それでも奪還屋は、二の次…標的。

それでも、特別。大事。…必要。

――璃音は、桜田さんの事は好きなんじゃないの?

分からない。だけど側にいたい。
魁は大胆不敵で、生意気にも程がある。…それでも側にいたい。

夕日は、好き。だけど…違う。
一緒で当たり前だった。…でも、それは魁とは違う。

"君はずっと、呪われなくちゃいけない。人を愛せなくしてあげる"

―――君は僕の物だから―――

「………ゃ…」

白い手が、私に手を伸ばす。
樹や姉さんよりも恐ろしくて、怖い、あの人の声と共に。
体に刻みこまれた傷も、全て衣月が付けたもの。

耳をふさぎ、首を横に振る。
臆病者だ。如何して、如何して、如何して。

どうして弱いの。お父様の様に、人を護りたかった。大切な人を。
――どうして、間違えたの。私は、何を間違えた?

――蒼眼を持つアイツは、死神の化身だ
――町にそんなものを置いておくな

散々叩きつけられた言葉。今までは全然平気だった。
なのに今、唐突に恐怖が込み上げてくる。

「……何で、…弱いの…、何を…違えた…」



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No.221 ニックネームは削除されました 07/12 19:34:19  削除依頼

もう涙なんて出て来ない。絶望の霧が覆う漆黒の闇に閉じ込められた。
…大切な物は勿論、周りの物を全て失う。

魁も、きっと私が暴走した姿を見れば軽蔑する。
冷ややかな目は、身を切り刻む。
体が震える。このまま死ねれば良いのに。
そうしたらもう誰も死なない。私の所為で、死ぬ人間はいない。

ゆらりと立ち上がって、壁に靠れかかる。
鏡を見ても、目は腫れていない。…まあ、泣いてるってのは二人とも分かってたかな。

ずっと一緒に居てくれたから。拒絶、しなかったから。
…受け入れてくれるかな。魁は、私を冷ややかな目で見つめないかな。

「…教え、なきゃ。――伝えなくちゃ」
指を絡ませ、願うように上を向いた。
その後ゆっくり、ゆっくりと魁達が居る所へ、戻って行く。

淡い、愛しさ。

私はそれを、知らなかった。

私が幸せだった時間―――…。

そこにはいつも、彼が居たという事―――。
いつの間にか、それが当たり前だと思っていた。
――――――――――――――――――――――――――――
衣月は女です。…レズビアン?←ちょ
次回は適当に色々暴露します。璃音問題あり過ぎ(ry

華樹さんに一票、彼方は神様ですか?←

同じく希影さんと魁君に一票。純粋にニヤケた(キモいwww
【その瞳に俺以外を映すならいっそのことすべてを覆い隠してしまおうか】
いやはや…今日も2828させて頂きました。うへへへへ、うひょ(何ぞw

まあ…璃音は17年間ほど一緒に居た夕日の事が好きです。
家族みたいな感じで。恋愛対象じゃないけど(めっさ乙www

因みに璃音は恋愛沙汰にはMです。ツンデレ入ります。
(ω)  (∀)  (ω)  (∀)←
春彦の旦那様イメージ。何だろねこのロープレ衣装は。



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No.222 ユキ絵☆ 07/12 20:54:30  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「なんでも雲珠高出身らしくて野球やってたから強いんだってさー」
「ふーん。つか相当暇なのかな?ナンパ常習者とか有り得ないっしょw」
「だよね。最近はA駅周辺で可愛い子引っかけてるんだって。まじウケるよねw」

ナンパ…?A駅周辺…?
不精な女共の会話を小耳に挟んで変な胸騒ぎが起こった。い、いや…まさかな。いくら何でもあの間抜けな強情糞女に声をかける愚者が存在するとは思……
――可愛い子引っかけてるんだって。
胸騒ぎを取り除くため独り言い聞かせていると、それを一瞬で打ち消す様に先程聞いた不精な女の言葉が蘇った。俺と糞女が待ち合わせてるA駅で、可愛い奴……を狙って引っ掛けている、のか…そのナンパ野郎…。

「……ッ」

知らないうちに頭の中は焦燥で一杯になっていて。

「ねえ、足首怪獣のお兄さーん!信号、青だよー!渡らないのおー?」
「ぇ…」

蛍――違う、俺の右足首の怪我に興味を注いでいた子供の声が少し離れた所から聞こえ、はっと我に返った。
前方が視界に映ると、そこでは横断歩道を渡りながら子供が俺を振り向き元気良く手を振っていた。香水の匂いを振りまいていた大根足の女共も横断歩道を渡っていて、徐々に俺との距離を離して行っているのが見える。いつの間にか信号が赤から青へ変わったんだ。
再び信号待ちを喰らう、なんてことになったら地団太踏むぞマジで。信号が点滅する前に慌てて子供がいる所まで駆けた。軽く、跛を引きながら。

「ねえ、お兄さん今何か悩み事してボーっとしてたでしょおー」
「別に…。大したことじゃねぇよ…」
「ん?虫歯が痛くなっちゃったとか?」
「違げぇよ!お子様には分かんねぇだろうけど色々大変なの!大人は」

横断歩道を渡りきり、しゃがんで子供の額にデコピンを弾かせる。
子供は「ぼく、お子様じゃないしいー。もう8歳だもん」と膨れ面を見せながらさり気無く自分の年齢を公表していた。
8歳やそこらでお子様じゃないと言われてもな。丁度生意気時の糞餓鬼時じゃねぇか。

「でも。お兄さん色々悩み事あるなら、御守りあげるから元気だして!」
 



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No.223 ユキ絵☆ 07/12 20:55:11  削除依頼

 
そう言って子供がズボンのポケットから出してきたのは、ピンク色の"何か"。紅葉の様なその手で俺の右手を自身の元まで引いて、俺の掌に"何か"を乗せた。
――それは。しわくちゃでピンク色の、小さな折り鶴だった。

「……」
「足首怪獣は無敵だもん!大丈夫、負けないよ!だから、元気だしてね!」

えへへ、と笑った子供は小さくガッツポーズを見せていて俺を励まそうとしていた。如何して子供ってのはこんなにウザいほど素直なのか不思議でしょうがねぇな…。
俺もこいつみたいに素直になれれば――

「んじゃ、ぼくのお家こっちだから!色々頑張ってねー!足首怪獣のお兄さーん!」
「さんきゅーな!お子様ー!」

俺に向かって手を振りながら歩道を左に進んで行く子供に、同じ様手を振り返して右へ歩き出した。
……やっぱり走ろう。これ以上傷口が痛むのは嫌だけど、早く―――

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

A駅。

パチンコ屋の前を通り過ぎた時に傷口が痛くなって一度足を止めたが、ふと上方を見上げると見覚えのある女の顔が映って再び走り出した。
――ビルの屋上にあるTomoruの看板だ。
駅の外れと違って大分行き交う者が多くなってきていて、周辺は既に随分賑わいを持ち始めている。ここまで来れば、あともう少しでこの駅名物の噴水につくはずだ。きっと、そこで糞女が俺を待ってる。
走っている所為か必要以上に暑くて、まさか焦げるんじゃないかと不安になった。ちょっとずつ浮かんでくる真赤な感情が俺の体温を更に上げるばかりで、本当にこの感情は悪戯好きな奴なんだな…とただ恐れ入ることしかできなかった。

頓て噴水が見えて、その場に立ち止まった。

「糞女…」

探す必要もなかった。そこら中に人が集っているのに、噴水の周辺で明らかに一カ所だけ人が避けて通っている場所があったから。
中心には茶髪と、金髪の男。そしてそいつの腕には、巨人でバカそうで黒髪の、俺の――

「てんめぇっ!!!何してんだゴラァ!!!!」
 



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No.224 ユキ絵☆ 07/12 20:56:10  削除依頼

  
非常に厚かましくそして気安く糞女の腕を掴み、指に糞女の髪を絡め、糞女の耳元に顔を寄せている金髪の男の頬に一撃を沈めた。金髪男は俺に殴られた衝撃で糞女の腕を離した後倒れて、背から数歩先まで荒く滑っていた。
その事態に周囲が一層騒がしくなる。誰かの「喧嘩だ!喧嘩だ!」と囃し立てる声が聞こえる中、歯で口内を切ったか唇から血を垂らしている金髪男が俺に向かって発した「クソヤロー」という低く怒声以外の何ものでもない声が響き渡った。

「ひっ、かる?」
「お前なんで振り払わなかったんだよ!!」

駆け寄ってきた糞女を怒鳴りつけて、そろそろ起きあがって来るであろう金髪男に視線を戻した。案の定金髪男がよろよろと起きあがり拳を作っているのを捉え、舌打ちするしかなかった。

「おいテメェ、今すぐ引かなきゃ地球の裏側まで蹴り飛ばすぞ!!この不良!!」
「意味分かんねぇんだよ!!粋がってるとぶっ殺されっぞ!!」

金髪男が俺の顔面目掛けて拳を投げてきた。が、当然それを受け止めたのは顔面でなく俺の掌で。長年命かけてる奴がこんな不良に殺されるわけねぇだろ。アホ抜かしてると二次元まで蹴り飛ばすぞって話で。
ふと金髪がニヒルに笑った気がして、ぴくりと眉間が反応した。何だ――

「後ろ後ろー♪」
 



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No.225 ユキ絵☆ 07/12 20:57:12  削除依頼

* 明かりの恵み編 *(←三人称神視点ですづぉおえぇええ☆(=ω=.)

純白のクイーンベッド上にて。

「…ひかる…ほたる………すばる…」

抜け出そうか、抜け出さないか、抜け出せないか、抜け出せるか、抜け出したらどうなるか、抜け出してみようか、抜け出さないでいようか。抜け出したい。抜け出せない。
籠に閉じ込められた黒蛙――今日も黒髪の女は雁字搦めの日々に独り落涙していた。
白、白、白。何処を見渡しても白で統一されているこの部屋にある"唯一の紅"を見やって上歯で下唇を強く覆った。現在身を包んでいる純白のマイヤー毛布と側面が同色の飼育箱に身を潜めている"唯一の紅"――赤紫と黒い横帯が交互に並んだ全長60センチ程の細長い蛇が、飼育箱の硝子越しに自分を見据えて離していなかったからだ。
名前は、輪紋紅蛇(ワモンベニヘビ)――以前、彼に確かそう教えられた。
人間よりも遥かに細く小さなこんな生物が自分の見張りをしているのか、そう思うとまた新たな雫が瞳から溢れだした。

悔しい、悔しい、悔しい。

純白のシーツを手繰って、強く握りしめた。それは、汗ばんだ掌から身体から、赤く染まった瞳から鼻から、女のあらゆる箇所から染み出す水分の全てを拭い取ろうと努めていた。

「いやあ、やっぱりシャワーは良いね。サッパリしたよ」

女は、パッ、と音も無く突如視界の端に現れた黒色――純黒の燕尾服を纏った男に顔を向けた。
首元まで伸びた艶のある藍色の髪を持ち、あらまし身長190前後の長身痩躯なその男は、自身の金色の瞳で女を見つめると片頬を吊り上げ薄笑を浮かばせた。

「…何しに着たの。まだ昼過ぎだってのに燕尾服なんて着て。大体この場で礼装なんて必要ないでしょ。舞踏会じゃあるまいし」
「相変わらず嫌な反応するね、君は。さっきまで赤いジャージだったんだけど着替えたんだ。シャワーを浴びたから」

女のきつい口調に眉一つ動かすことのなかった男は、女が伏臥しているベッドの直ぐ脇にある純白のナイトテーブルから写真立てを取り上げ、はぁ、と深深一つ溜息を吐いた。

「実はまた振られちゃってね。欲しかったなあ…見た目小学生なのに煙草の匂いが染みてんだよ、その子。ま…最近の子はクールだからね、丁重にお断りされちゃった」
 



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No.226 ユキ絵☆ 07/12 20:57:51  削除依頼

 
写真立てに写る"女と瓜二つの黒髪の少年"を鼻で笑うと、男は片頬を吊り上げたまま女に向かって続けてこう開いた。

「だからこの失恋の傷を君に癒してもらおうと思ってね」

呆れてものも言えない。今更、息子を嘲笑うなんて。どうかしている。おかしい。変だ、この男は。止めろ。止めてください、貴方はその写真に触れないでください。否、もっと触れてください見てください。できるのならその写真に写る息子を愛してあげて下さい。
渦巻く屈折した感情が飛び交わせる言葉を口に出すことはできなかった。
吐息となって全て消えてしまったその言葉を悔いる様、女はむくっと上半身を起こし、純白のマイヤー毛布を自身の胸元まで手繰りぎゅっと握りしめる。
「ピアノ、好きでしょ。聴きますか」男の誘いに頷くことなく、只管俯いたまま肩を振るわせ息子のことを思い浮かべていた。
息子に会いたい。会えない。会いたい、会いたい。でも会えない――それなら、せめて安否だけでも教えてもらいたい。頓て男の手によってオーディオから伝わり始めた夜想曲第1番に埋もれてしまう程の霞んだ小声を絞った。

「息子は…」
「息子?」
「あたしの息子は無事かって訊いてんだよ」

時間を掛けて顔を上げ現わした憎悪に満ちた女の瞳を受け止めることもせずに、男は素知らぬ顔を続け、軽く握った右手の人差し指を顎に触れさた。そして直ぐに首を傾げた。

「困ったな…。君と俺の息子のことを言っているのか、君と君の旦那の息子達のことを言ってるのか分からないよ。その言い方じゃ」

こいつ、ふざけてやがる…!
男の言葉を聞いた直後いきり立って、掴んでいた毛布を弾かれた様に離し自身の右腕を左から右へ薙ぐ風に振った。

「両方に決まってんだろ!?白々しく抜かしてんじゃねぇぞこの野郎!!」
「あはは。一々怒鳴りなさんな。頭に響く」

怒鳴られようが全く堪えることのない、否、それどころか酷く愉快そうに笑い声を上げた男に虚ろになった。どうしたらここまで薄情な性格が作り上げられるのか理解することができなかった。この男に、体温はないのか。
夜想曲第1番に混ざり、ぱちんっ。という音が耳に入り大体の予想は付いたが男に虚ろな瞳を当てた。案の定そこには右手でフィンガースナップをした後の男がいて、男の左手にはこの場に有る筈のない赤の葡萄酒が注がれたワイングラスのステムが摘まれていた。
 



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No.227 ユキ絵☆ 07/12 20:58:28  削除依頼

 
“送”――何度見ても忌ま忌ましく恐ろしい。

念じるだけで、必要な物を、必要な時に、必要な場所に送る――言い変えれば呼び出すことのできる力。これじゃ、魔法となんの代わりもない。
嘗て、彼のこの能力さえあれば自分の身体に“送”を仕掛けて、自分自身を目的の場所に送ることができる――つまりテレポートができると教えられた。勿論他人にも使える、と得意気に。
彼が何かによって怪我をすれば、その怪我を他人の身体に“送”で送る。彼の肉体が何かによって死んでしまえば、"自分の肉体の死の事実"を他人の身体に“送”し、いくらでも生き返れる。彼は終わりを信じない。
こんなデモーニッシュでまさに稀有の化け物が、自分と今こうして同じ部屋で会話を交わしていると思うと身の毛がよだつ。

女は、始めてこの男に逢った時に聞いたものと全く同じ台詞――ワインなら大好きでしょう?、と微笑んできた男が差し出してきたワイングラスを受け取って、一口嗜んだ。

「大丈夫さ。君と君の旦那との息子達には、なーんにも手出しはしてないから。なーんにも、ね」


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです><///(ついに激ネタバレで真相を明らかに編で勝負を掛けます←己との戦いw

ああ…時間オーバーすぎて申し訳ない○| ̄|_

みんなの足首怪獣は無敵だよぉおおおおおおおおおおおおおおおお(*`▽´*) ←何w
「後ろ後ろー♪」の後はどういう流れでもOKな感じで(´^o^);:*:;(なんじゃとww
いや、一回ちょっと茶髪のナンパさんの出番がないとまずいかなぁ、と思ったので←

そして!!!記念すべき「明かりの恵み編(あかりのめぐみへん)」第一段です。
これから度々この「明かりの恵み編」の続きを書いていきたいので報告ですo(^-^)o
今回も既に登場してる「女」と「男」が誰だか恐らく?分かってしまうと思いますが
敢えて男の方だけオープンに教えてしまうと、男=背流様=センセです(=ω=.)
センセの台詞「実はまた振られちゃってね~」の、センセを振った子と言うのは
勿論あの子を指してますwwww刻くん( ゜∀゜)o彡゜刻くん( ゜∀゜)o彡゜←煩w

それではお風呂入ってご飯食べたらコメント返しさせてください><///←逝こうか
 



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No.228 希影 07/12 21:30:48  削除依頼

こんばんわー
真面目に肺が痛くてちょっとかけそうにありませんorz

華樹さんの素晴らしい萌え萌えな魁×璃音ちゃん絵に目の保養させつつ、
紫凛さんの書いた璃音ちゃんの心境に興奮しながら心の保養をさせてもらいます^^←

とりあえず心は落ち着かないんですけども
身体がついてこれないのでここでおさわばしまs(滅



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No.229 鈴音 07/12 23:04:49  削除依頼

*一ノ宮 綾*

呼吸が荒く、服装も髪型も乱れてしまった…ひかるがいた。

ひかるの登場にびっくりしたのか茶髪の力が一瞬緩んだ。
そのすきにあたしは手を離してひかるのもとに駆け寄る。

でも今までの恐怖といきなり来たひかるに対しての驚きと安堵感で思うように声が出ない。

「ひっ、かる?」
「お前なんで振り払わなかったんだよ!!」

ビクゥッ!!
やっとのことでひかるに声をかけたがひかるはあたしを怒鳴りつけた。
その剣幕にびっくりして体がガタガタ震える。
だって…力が強くて…嫌だったけど…そうなって…。
ごめんね…ごめんねひかるぅ…。

「おいテメェ、今すぐ引かなきゃ地球の裏側まで蹴り飛ばすぞ!!この不良!!」
「意味分かんねぇんだよ!!粋がってるとぶっ殺されっぞ!!」

ひかるの言葉に反応した金髪はよろよろと起き上がり、ひかるの顔面に向かって拳を投げる。
見てらんなくてギュッと目をつむると聞こえてきたのはパシンッと乾いた音で。
そっと目を開けるとひかるが掌で拳を受け止めていた。
さっさすがだなぁ…。

すると金髪男は不敵にニヒッと笑った。
この状況でなんで笑ってられて――…あっ!!!

「後ろ後ろー♪」
「おりゃあぁっ」
「うぉっと――んぐっ…」

気付いた時にはもう遅かった。
そう、相手は1人じゃなく2人だった。
後ろからこんどは茶髪の男がひかるの背中に向かって蹴りを入れようとした。
それを一瞬にしてどうにかよけたひかるだが、その男は体制を崩しそのままその足が
ひかるの足首付近を直撃した。

必然的にそっちに顔が向く。
すると足首からは血がにじみ出ていてひかるは痛そうに足首を抑えていた。
ひかる…?なにか…あったの?
あたしがいないとこで、また無茶して怪我でもしたの…?

「なに?怪我ww?うっわー…そんな体で俺たちに向かってこようとかマジご苦労さん♪」
「んじゃ、この痣の礼にこれも受け取れッ!!」
「っ――!!!」

足首を抑えてるひかるに金髪がまた茶髪と同じとこに蹴りを入れた。
顔をゆがめて足首を抑えるひかる…。
ひかる…ひかる…



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No.230 鈴音 07/12 23:07:28  削除依頼

「ひかるっ!!しっかりしっ――…」

グイッ

ひかるに駆け寄って声をかけようとしたとたんに腕をまた引っ張られ立ちあがらせられる。
嫌だっ!!!気持ち悪いっ!!!!
ぐっと力をこめて手を抜けようとするが茶髪は力を弱めずニタァっと気持ち悪く笑う。

「はははっ!!!ざまぁねぇなっ!!!」
「さぁ、んじゃ行こうかww」
「いやよっ!!離してよッ!!!」

高く笑う金髪にあたしの腕をグイッと引っ張って連れて行こうとする茶髪。
必死に暴れるがそんなのきくはずもなくどんどんひかるから離れようとしている。
後ろを見るが未だにひかるは足首を抑えていて…
あぁ…そばにいてあげたいのに…
もうだめなのかな・・・そう思ってうつむいた瞬間っ

「ホガッ!!!」

何かが素早く通り過ぎたのと同時に目の前の男から何とも情けのない声が聞こえた。
それと一緒にあたしの手をつかんでいた手の力もふっと緩んだ。
それを逃すかともう片方の手をグイッと引っ張り胸に顔を押しつけさせられる。
いつも香ってくるあのいい香りからひかるなんだなと分かるのにそう時間はかからなくて
すごく安心してひかるの胸に顔をうずめた。
するとひかるは片腕を後頭部に回しギュッと軽く抱きしめるしぐさをして見せた。

「てんめぇ!!!何しやがるっ!!!」
「…てめぇらふざけてんじゃねえぞ?マジで死にてぇかよ」

そう言ったひかるの声はどすの利いたすごく低い声でナンパの2人が
怖気づいた気配がこっちまで伝わってきた。

ひかる…やっぱり…今日…変だよ?

―――――――――――――――――――――――――――――――――

ごめんなさいですっ!!すごく中途半端っ;;
明日は練習があるので・・・すみません;;
コメ返は明日にっ☆
あしたは練習がきっと早めに終わるのでそしたらコメ返を先にして
よるに投稿したいと思いますっ;;



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No.231 ユキ絵☆ 07/13 01:20:11  削除依頼

時間オーバーの極みで申し訳ない!!!!!!!!!!!!○| ̄|_

でずだjsでゃひfぁfhじゃdkjばいふぃdしfs(*´Д`*)
えっと何か文字じゃ表せない萌えが大量にあって私の頭をスパークさせたいのかsr←

いぐえあえああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!
あの、さっくんネ申ですか(^p^)?俺様何様魁様が神がかってますけども(〃゚∇゚〃)
って言うか「その瞳に俺以外を映すならいっそのことすべてを覆い隠してしまおうか」を
私のスローガンにしたい程、すっげええええ影響力さっくさくん様(*´Д`*)ばう(ちょw
そして地味に盛大に「…洗面台で顔洗ってこい」に萌え大臣が舞い降りたんですけど
私洗面台で顔洗ってきますよ!?マジで今なら毛穴の黒ずみも全てとれる気がする←何w
この調子で「…先にシャワー浴びてこい」も宜しくです!!!!さっくn(Delete!!

となってる内に華樹さんがまた神ががったイラストをだああああああああああ\( )/←
あの、一つお尋ねしたいんですけども、華樹さんってプロ!?!?!?!?!(落ち付けw
本当にここまで素晴らしく萌えるイラストを描けるなら金とれるレベルでは…(〃゚∇゚〃)
どうでしょう/(^O^)\私専門のイラスト塾を開講なさっては(自重しないと瞳孔刺すぞ♪
そして華樹さんのさっくん×璃音様のイラスト見て将来の夢が決まりました。
将来、ドレミファどーなっつのレッシーになる予定だったけど、やぱ璃音様になr←乙w



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No.232 ユキ絵☆ 07/13 01:20:24  削除依頼

となってる内に今度は紫凛さんの神投稿が来てしまったわけですよねwwwwwwww
もう皆して俺を殺す気ですk(´;∀;`)!?最後の晩餐にはエビグラタンが良い(鮭もby輝
璃音様でぃえあああああああああああ(*´Д`*)なんか良い感じに…デレてて…私の…
いつ私の…萌えツボを読み取りやがったコンチキショーで…○| ̄|_お嬢と呼ばせてくr←
え、ちょっと導火線に火がついたのでウザっこく語らせてもらいたいんですけど
以下スルー大歓迎であの、普通に私の趣味なんででも言わなきゃ私が爆発するのでorz
「違ったんだね。その色は、あんな醜くなかった」←この"違ったんだね"のこの言葉使いが
今までの璃音様の悲痛な運命のを救っている的な偉大なる紳士的なさっくん様に
語りかけるゥウウウウウウウウウ!!!!!みたいなぐぉおおお!!って来て(マニアック
そして完全に恋愛を臭わせる心境をデロデロっと話してそんでもって自覚はまだで
更に、好きでいることにも障害がある許されない十字架ぁあああ鎖ぃいいい的な
もう無自覚に悲恋しているのに確実に惹かれあってる的なこれロミジュリ超えますよマジで←
とか思って口角を裂いていたら(にこにや的な意味で)全米の春彦の旦那ヲタへプレゼンツ←
あの、もう今晩美味しく頂きますね文も絵も(←早く自重しないとGペンで鼻の穴掘るぞ☆

↑ここまで、チラシの裏です☆(←だめだコイツ…脳ミソがカニミソだ…

と、まぁメチャクチャ長い前置きですが何が言いたかったのかと言いますと!!!!!!
今からコメント返しするということが言いたかったのです(´>ω<`)てへってへっ☆
では、大分煩くウザいですが次レスへ><だばだばだば~(←タイショー君が走る足音



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No.233 ユキ絵☆ 07/13 01:20:32  削除依頼

>>紫凛さん
イナバウアーーーーーーーー( ゜∀゜)o彡゜OK、最遊記RELOADちょっとぐぐってきます!
といってググった結果!っていうか最遊記に川上とも子さん出てたんですね(*´Д`*)
ヒカル!ヒカル!でどひゃあああああああああああ(←当然、ヒカルの碁のヒカル的な意味
いぎゃえ\(^o^)/いやもう紫凛さんが書くキャラクターどの人も目映りするので
寧ろあの100レス使って良いんでぶっ通しで私のために全視点をまとめt(←死のうか♪
100%のネタバレなんですけど背流様の将来の夢が「地獄を征服する」ことなんですけど
そして地獄を征服した後に天界を征服しようと企んでるんですが、蓮華様、私を助けて←
いや、どうやって悪の塊の背流様を倒そうか迷いに迷っていて(´^o^);:*:;(知るかw
あんまり痛くしないで可愛く叱ってあげるとロリコンの背流様は引き下がr←どんなw
地獄征服についてはまた後々書いていくので、ぐへへへとお待ちをばまorz(誰も待たんw
でいぇえええええwwwww坊主っすか!?OK、坊主にしましょう、輝をwwwww
「浮気したでしょ!?」と疑われた輝が頭を丸めて否認するという残念な(´^o^);:*:;
管理人台本書きwwwちょっとwww良いけどもう少しあれww頑張ってくれと←ww
春彦「誰だ、お前Σ(゜Д゜ノ)ノ 」、管理人「管理人だよぉヾ(*Ő౪Ő*) 彼氏になって♪」
とか急展開なwwwwしかも顔文字乱用な小説だったら吹きすぎで呼吸困難になる←
本編で夕日くんが腰ふりダンスしたら本編で輝にハードゲイのコスさせるって誓う←何w
なんなら雅さんのふくよかな胸にダイブしても良y(違うんだマイハニ――――!!!



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No.234 ユキ絵☆ 07/13 01:20:41  削除依頼

>>鈴音さん
学校で目のあたりに痣とか作ってますよね、確実にそして高確率にwww(喧嘩乙!
現に今本編でも怪我してるというかw敵に傷口を攻撃されることに定評のある輝でww
食人鬼化で返り打ちにした後に狼娘さんからの股間蹴りの罰が待ってますよ、輝に←鬼w
ハートのクッキーはず~と前からやりたいと思ってて!実に竜野の辺りから妄想してた←
最初綾ちゃんが清ちゃま用に作ったけどついでに輝にもあげると嘘ついてクッキー渡して
そんで輝が袋開けたらハート型で超ドキドキするもツンで「なんだよこれ!ふざけんな!」
と綾ちゃんを怒鳴り飛ばして、そして綾ちゃんが大泣きしながら本当のことを言ってww
結局赤面パーティーでイチャつくという黄金の展開を迎えられるという(*´Д`*)むふ
あああああああやりてえええええええええ!!!!!!!↑のネタ(←爆発するなww
うむ、輝が自覚してくれて思いっきり綾ちゃんにドキドキさせられるからやりやすy←何w
最近痩せるのは別としてバストアップをしたくてしゃーなく死んでまう○| ̄|_
あの、みんなボイン大好きなので私もボイン手に入れたいのです切実に(←頑張れw
やっぱりここはDカップの綾先生に少し分けてもらうしかあるまいーーーー!!←死ね
っていうか南さんと旦那がプリを撮る姿が想像できない私で(´^o^);:*:;(そこかw
まず手始めに始末屋の皆でプリクラを撮りに行かせて慣らそうかww←どんなやww



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No.235 ニックネームは削除されました 07/13 21:08:54  削除依頼

*神凪 夕日*

「お前……璃音が大事なんだろ?」

璃音が居なくなったのを確認して、桜田が口を開いた。
不機嫌そうに、気ダルそうに。

「ああ、大事だ。だから璃音に関わらないでほしいんだが」
腕を組み溜息をついた。
これ以上、俺以外の人間と関わりは持たせたくない。
あの天使は、俺の側にいなくてはならないのだから…。

「じゃあ聞くが………大事なのになんで璃音を大切にしねぇんだ」
桜田の目線は黒ネコに注がれている。
…大切にしてるじゃないか。甘い寵愛を捧げているのに。

「え?大切にしてるよ………俺の目が届く範囲に置いて俺がいつでも守れるように、ね」

蜂蜜の海に溺れて居る様に甘くて、苦しいけど甘くて。
あの天使と俺は、ずっと一緒だった。
彼女の甘い微笑みも。全てを俺の物にしたい。

「それが璃音を縛りつけるとしてでもか?…悪いがお引取り願おう。
 生憎こっちは明日予定が入ってるんでね。」

…縛り付けていても良いじゃないか。
こんなに溺愛しているのに。彼女の微笑みも縛り付けて。
彼女はずっと俺と一緒にいなくてはいけない。
――それが、璃音の幸せだろう?
例え彼女を傷つけてでも…俺の側に置いておかなければいけないから。

「…お前は璃音の何を知ってる?そんなんだからそんなキレイごとが吐けるんだよ」

璃音の全てを知らないお前が、奏まで受け入られないだろう?
残虐な殺し方。冷酷な作戦。死人を見つめる酔い痴れたとろけた瞳。
パンドラの箱を開けた璃音を見ても尚、お前は璃音を傍に置いている事は
出来ない。それが出来るのは―――俺だけだ。



deleted

No.236 ニックネームは削除されました 07/13 21:09:29  削除依頼

「……確かに俺はお前ほど璃音のこと知らねぇかもしれない。
 けど璃音の気持ちならてめぇより理解してるつもりだ」

ふと桜田は伏せていた瞼をあげる。
残念だが…お前に何が分かる?

「それはないな、お前は璃音のほんの一部しか見てないんだ
 …あいつの苦しみを知らないからそんな表だけの偏見をいだくんだ」

甘い甘い瞳は、俺を見つめてはいなかった。
血濡れた彼女は足元の残骸に目を向け、妖艶に微笑んでいた。
…塗りたくられた恐怖。…狂った人形を抱きしめたいと言う愛情。
――全て、全て…俺の物。

「ああ、そうかもしれねぇ。璃音が今俺らの知らないとこで何をしてるかも
 璃音が今何に戸惑い悩んでるのかも分からねぇ
 ……だけど隠し事をしてるのはあいつだけじゃない。
 俺だって……俺や他の奴らだって誰も知らない秘密ぐれぇもってんだ。
 フェアじゃないのは俺たちだけじゃない。璃音だってそうだ。」

――なら、壊してしまおうか。
璃音が拒絶をされる前に…この俺が、引き剥がしてしまいたい。
そう思った時にはもう、口を開こうとしていた。

「…………魁…夕日…?」

壁に靠れかかって、不安げな表情を隠しきれていない璃音が目に入る。
微かに頬に涙の痕が張り付いている。

此処まで不安げな表情の璃音を見るのは久しぶりだ。
そう思っていると、もう一度桜田が口を開いた。

「もう一度言うぞ。"お引き取り願おう"」



deleted

No.237 ニックネームは削除されました 07/13 21:10:06  削除依頼

邪険そうに俺を見つめ、発した桜田の声。

「…夕日、今日は…帰って」
少し警戒してるような璃音の声。
少し意地悪してやろうと考えて、璃音の腕を優しめに引っ張る。
…と見事に此方に引っ張られてきた璃音に微笑んだ。

そのまま首筋に顔を埋めた。
――璃音が素っ頓狂な、甘い声を驚きと共に発する。
それに更に微笑んで、満足して…。

「仕方ないな…まあ明日、勝手にその用事とやらに潜入させてもらうよ。御馳走様ー」

顔を真っ赤にして右首元を抑える璃音と、
見事に背後に黒いオーラを醸し出している桜田に手を振る。
…明日。もし桜田が璃音に手でも出したら今度こそ拳銃で脳天打ち抜いてやる。

そう、密かに誓ってドアの向こう側へ姿を消してやった。
――――――――――――――――――――――――――――――――
ちょ、もう何か最後の方削除されそうだwww((
…まあ、…首元に顔埋める意味は…リップノイズ付属と言ったら
私嫌でもわかっちゃいます…まあ、なんて腐女s((死ね
今日は忙しいのでこれで<(_ _)>
…時間オーバー?何それ美味し…ごめんなさああああああい!!(何w



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No.238 ユキ絵☆ 07/13 22:55:08  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「おりゃあぁっ」
「うぉっと――んぐっ…」

不意に金髪男が片頬に笑みを浮かばせ、塞がれていない方の手で俺の後方を指差してきた。――しまった、後ろにもう一人茶髪の男がいる。察知した時には既に相手は俺の背に一蹴りくれる体勢を作っていて、急遽右足に力を入れた。それを軸にして、押さえた金髪男の拳ごと回転する。茶髪男の胴に金髪男の身体をぶつけ、その反動で茶髪男が飛ばしてきた蹴りの軌道をずらした。
蹴りは躱した。が、右足を軸にしたことによって、さっき仕事場で餓鬼に作られたナイフの刺し傷が痛みよろけてしまった。然れど金髪男との衝突によりバランスを崩したのは相手も同じこと。運悪く互いの脚が向いた方向が同じで、茶髪の脚が俺の傷口を叩いた。…っ痛てぇ。自然と左片膝をついて、完全に傷が開き血の滲んだ右足首を両手で押さえた。
こんな所でへこたれてたら糞女が連れて行かれちまうだろ……血止まれよ、バカ、この糞足!!
無理やり動かそうとすると余計に痛んで、暫くここで蹲る以外の選択肢が見つからず自分で自分の右足を呪ってやった。

「なに?怪我ww?うっわー…そんな体で俺たちに向かってこようとかマジご苦労さん♪」

自分の爪先の直ぐ目の前に誰かの爪先が見えて、顔を上げる。

「んじゃ、この痣の礼にこれも受け取れッ!!」
「っ――!!!」

眼前で仁王立ちし俺を見下ろしていた金髪男が爪先を投げ飛ばしてきた。当然だが傷を狙われて。足を押えていた俺の手ごと蹴飛ばされ、キリを差し込まれるような激痛と共に感覚が鈍った。暴力はいくらされてもやっぱり痛い。あの時と同じで。慣れることはないのかも。だったら俺のこの傷は痛いまま見逃して良い――この期に及んで、否、この期だからこそ心にそんな想念があった。
だけど、例えどんな相手でも見逃してはいけないものは。

「ひかるっ!!しっかりしっ――…」
「はははっ!!!ざまぁねぇなっ!!!」
「さぁ、んじゃ行こうかww」
「いやよっ!!離してよッ!!!」

窮屈で動き辛い、赤い包帯を解いた。
 



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No.239 ユキ絵☆ 07/13 22:56:08  削除依頼

 
一、二。三。硬い地面に赤色の染みを作った。
糞女の右腕を引いている茶髪の前に移る。奴等が二度も蹴って開いてくれた赤い門を、左足を支えに茶髪の頬に投げ込んだ。
プレゼントだ。どうせそこら中で喧嘩してる自分が誇らしいとでも思ってる輩なんだろ。俺の血でも頬に擦りつけときゃ丁度良い自慢になるじゃねぇかよ、え?

「ホガッ!!!」
「てんめぇ!!!何しやがるっ!!!」

茶髪につられて吹っ飛びそうになる糞女の左腕を掴み引き寄せる。そのまま糞女を胸に受け、離さないよう頭の後ろに左腕を回しぎゅっと抱いて押さえた。バカ奪還成功、っと。俺は奪還屋じゃねぇのに奪還してばっかりだ。へへ、手間かけさせやがって。
漆黒の絹の様な髪から一度目を逸らし、地面に倒れ伏している茶髪男とそいつに駆け寄った金髪を刺した。視線で。

「…てめぇらふざけてんじゃねえぞ?マジで死にてぇかよ」
「……しっ、死ぬのはてめぇだっつってんだろォガアア!!二人纏めて殺ってやる!!」

本業、始末のプロを舐められちゃ困る。尤も並人を本気で相手するつもりなんてねぇけど。
ちょっと真面目に威嚇してやりゃもう怯んだのか金髪は二、三歩後退して情けない姿を見せつけてくれた。しかし直ぐに表情を強張らせ奥歯を噛みしめると俺達の元へ突っ走ってきた。持っていた自分の鞄を振り上げながら。

「おいおい…傷付けて良いのは足首怪獣の身体だけだぜ?あんまり怒らせてくれんなよ」

頭上から俺と糞女に向かって振り下ろされた鞄を右腕で弾き飛ばし、金髪男の耳元に唇を近づけねっとりと囁いてやった。胸の中で、糞女が小さく俺の名前を呼んだ気がした。

「蛇毒好き?それともお前さんの心臓、俺にご馳走してくれますか?ねぇ。まずはこの耳から千切りますか…どんな味する?お前は。まずい?おいしい?」
「な…っなんなんだよこいつ気持ちわりぃな!!おいっ起きろ!か、帰るぞ!!」
「あ、ああ…!」

なーんてな。てめぇの耳糞だらけの肉なんて1ミリも興味ねぇっつのこの欠陥品が。
俺の耳打ちがよっぽど堪えたのか、吹っ飛ばされた鞄も取らずに茶髪男を起き上がらせ尻尾を巻いて逃げて行く金髪男に冷笑すら浮かぶことはなかった。
 



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No.240 ユキ絵☆ 07/13 22:56:19  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです/(^O^)\(時間オーバーすみませんorz因みに私の本当の時間はAM10:00~^^;

すみませんっさだsだsだsjfdき○| ̄|_なんか今日の輝恐ろしい○| ̄|_
超マッハで書いた物で従来通り駄文度が激しくてしかも金髪さん達が雑魚すぎて
なんだか可愛そうになってきますがここでたっちです○| ̄|_もう私土に帰る←
それではサポ校の宿題やってきます(T∇T)勉強って何それ美味しいの死ぬの?←



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No.241 鈴音 07/13 23:53:22  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「……しっ、死ぬのはてめぇだっつってんだろォガアア!!二人纏めて殺ってやる!!」

ひかるのどすの利いた低い声で一瞬ひるんだか…
でも若干噛みながら金髪だと思われる(見えないから分からない)のが叫んだ。
かと思うと何かが後ろから近づいてくる気配がして、またギュッとひかるの服をつかんだ。

「おいおい…傷付けて良いのは足首怪獣の身体だけだぜ?あんまり怒らせてくれんなよ」

足首怪獣って…なんだろ?
なんて疑問を抱きながらも聞こえてきたのはパシンッと何かを弾き飛ばした音で…
小さく…ほんとに小さくだけどひかるの胸の中で名前を呼んだ。
規則よく聞こえる心音とひかるの香りにすごくすごく安心したから…。

「蛇毒好き?それともお前さんの心臓、俺にご馳走してくれますか?ねぇ。
まずはこの耳から千切りますか…どんな味する?お前は。まずい?おいしい?」
「な…っなんなんだよこいつ気持ちわりぃな!!おいっ起きろ!か、帰るぞ!!」
「あ、ああ…!」

ひかるが金髪だとおもわれる人に意味のわからないことを呟いた。
その言葉に??を浮かべているといつの間にか金髪たちは逃げて行ったようだ。
金髪たちが逃げて行ったあと、ひかるはあたしの肩を掴んでそっと体から離した。
そっと顔をあげてひかるを見上げる。安堵感からか1つ涙がこぼれた気がした。

「ひかっ――…「っんの…バカ野郎!!!」

お礼を言おうとした瞬間、ひかるがすごい剣幕で怒りだして、
いきなりの声のでかさにびくっと体が揺れた。

「なにあんな糞野郎どものナンパになんて引っ掛かってんだよ!!バカ女っ!!
俺が来なかったらどうなってたと思ってんだっ!!!」
「んなっΣもっもとあと言えばひかるが迎えに来るなんて言うから!!
迎えに来なければ待ってなくてナンパにひっかかることなんてなかったのにぃ!!」

…違う!!ほんとはこんなこと言いたいわけじゃないのにっ
ほんとは来てくれてありがとうって…嬉しかったって…素直に言いたいのにっ
いつもの癖でいつもの流れに持ち込んで…



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No.242 鈴音 07/13 23:56:46  削除依頼

「なっ!だっだいたい、お前武道習ってんだろ!?引っかかってもぶっ倒せよあんな奴っ!!」
「だっだってあの茶髪握力超強いんだもんッ」

さっきまでのケンカがウソのようにトークバトルを始めるあたしら。
騒いでいた周りの人も今ではただの男女の喧嘩だと思っているのか
一応あたしらの所を避けて普通に歩きだした。
ただ好奇の目で見てくる人は何人かいるが…;;

「おまえその馬鹿力くらいしか自慢できるとこねぇんだから
それくらい1人でどうにかしろよッ」
「そっそんなこと言ったって!!あたしだってスカートじゃなかったら
足振り上げてあの手叩き落としてたわよッ!!」
「てか、どうなってんだその格好っ!!
そんなかっこしてっからブス女でもナンパに引っ掛かるんだよッ!!」

いつの間にかテーマ「ナンパの対処」から「今の服装」に変わっていて、
ひかるはあたしの方に向かって指さした。
ひかるの指さきはあたしのスカートや首元のボタンに向かっていて…
んなこと言ったって暑いもんッ!!!

「だって暑いんだもん!!しかたないじゃんか」
「暑いからって、そんなかっこすっからあんな変な奴にからまれるんだっつーの」
「んなこと言ったって仕方ないじゃん。ってかさっきスルーしてたけど
結局ひかるが迎えに来るっていうからそれ待ってたせいで
からまれたんだもんッ!!じゃなきゃこんなとこにいつまでもいないしっ」
「はぁ!?んじゃもういいっ、ぜってぇこれからはてめぇなんかの迎えこねぇからっ」

そう言って迎えに来たはずなのにあたしに背を向けて1人帰ろうとするひかる。
待って、そう思ったより先に体が動いていてあたしの手にはひかるの服の裾が握られてあった。

「あ゛?なんだよ…」
「……ごめん、ね」

ひかるがめんどくさそうに止まる。
ひかるの顔が見れなくて、下を向いて小さく。
でもひかるに聞こえるように間をとってからつぶやいた。
ここで、素直にならなかったらどうするの?
もう一生“恋愛”になんて発展しないかもしれないよ?
誤解を持たせたままでいいの?
そんな声が頭に響いてきた気がして、さっきの素直じゃないあたしが
ウソのように素直な気持ちがすらすらと言葉として出てきた。



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No.243 鈴音 07/14 00:01:08  削除依頼

「ほんとは…来てくれて嬉しかった…の。えっと…あの、うまく言えないけど…ありがとっ///」
「っ――///」

後ろの服の裾を掴んでるし、下を向いてるからひかるの表情は分からない。
でもあたしの顔もきっと赤いし…よかった;;見られなくて。
するとひかるが上の方でガシガシと頭をかく様子が視界の端に見えた。

「あ―…まず、お前が無事ならいいんだよ。うん」

そう言ったあと、ちょっとした沈黙が流れてそれが嫌だったのか
あ゛―――――っとひかるが軽く叫んだ。

「とっとりあえず、帰んぞっ」

そう言って掴んでいたあたしの手を握った。
顔を上げようとした瞬間に見えたのは、血で染まったズボンの裾で…

「まっまって!!」

ギュッとひかるの手を両手で握ってそこの噴水のふちに座らせた。

「あ?なんだよ…」

そう言って頭にはてなマークを浮かべるひかるを尻目に鞄からポーチを取り出す。
たぶん、ガーゼとか包帯とか入ってた気が…
ポーチの中をあさると応急処置道具が出てきてホッとした。
ひかるのズボンの裾を軽くあげて足首を軽く処置した。

「応急処置。はるみたいに“治療”はできないけど軽く処置くらいならできるから…」

ひかるの顔を見ないでただ傷口だけを見て処置していく。
最初のころは血見るのも嫌だったなぁ…うん。
よく成長したなあたし…。
なんて思いながら、あたしはひかるの足首の応急処置をした

――――――――――――――――――――――――――――――――――
はいっ糞駄文投稿ですっ!!
いやはや…昨日はほんとすみませんでした;;
疲れて寝てしまいましてですね…。
じっじつは…ノーシード・ノーマークだったうちの学校が
優勝候補の一角といわれている高校を撃破いたしましたっ!!!!
いやぁもうみんなほんとさいっこーな選手たちでっ☆
まじで感動して号泣でした~~。
今日の試合が雨で流れたので次の試合はあさってですっ!!
でももしかしたらその日補助員とぶつかる気配で(д)
試合が補助員やる球場なもんでもしかしたら補助員かもと…(泣

ってことで(どういうことだ)
とりあえずコメ返させていただきますねっww



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No.244 鈴音 07/14 00:09:15  削除依頼

ってかもうまず魁くん・璃音ちゃん萌えさせてくれてありがとうと言いたかったっ!!
『その瞳に俺以外を映すならいっそのことすべてを覆い隠してしまおうか』
はいっ萌え死にました。というかもはや悶え死にました。
もう希影さんも紫凛さんもそしてイラストを書いてくれた華樹さんにも!!
もうありがとーーーーーーー!!と叫びたいですっ

紫凛さん≫けっこう長いですよねぇ…まぁまずは夏祭りまでが今の山場って感じですかねぇ♪(〃∀〃)
あの人!?あっあの人とは…すごく気になる響きが出てきてしまいましたよぉ;;
時間差なんてなんのそのっ!!
あんな璃音ちゃんと魁くんが見れるならあたしはそれでハッピーで☆
楽しみにしとってくださいなっお嬢様←おい
盛大に萌える一夜を作って見せますぜぇぇぇぇぇっ←駄文のくせにw
なるほどなるほど…
分かりやすい説明ありがとでした☆
ほっほう…←分かってない(殴
璃音さんはマジで謎が多いお方のようで…。
それが楽しみなのですがっ!!!
見ましたよっ、前世編スレっ!!!!
あの、真面目に遅くなる気配が漂うんですがまじでいいんすかね;;



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No.245 鈴音 07/14 00:18:08  削除依頼

ユキ絵☆さん≫絶対つくってますってっ!!ひかるくんなのでww
そんでそれを見つけたマネの綾がすごい剣幕で腕を引っ張ってって
部室で応急処置というサイクルが日常的になってほしいww♪
マジでひかるくん傷つくりすぎですよぉ;;
綾の心臓が持たなくなってきますぞい←おい
でも若干食人鬼化しましたよねっひかるくん(笑
やばいっ!!それ書きたくて書きたくてしょうがないっ!!!
おお泣きしながらいろいろ暴露する綾は任せてくださいッb
言わなくていいことまで言わせますよww
そんでひかるくんをどきどきさせてあげたいぃぃぃぃぃぃぃ><
あっあたしもしたい…orz
欲を言えばその上に痩せたい…。
でも豆腐食べるといいらしいっすねっ☆
綾の場合は遺伝としか言いようがなく…
綾のお母さんは意外に…でも思ってた通りかも??的なスタイルで
結構ないいからだしてますy(変態っ☆自重
たっ確かにっ!!南はふだん冷めてるので自分からプリは撮ろうとは言わないでしょうww
はるさんも言わないタイプですし♪
そういう時はきっと南は綾を使って綾とひかるくんにプリを撮らせてまってるの
暇だからあたしらも…なんていいそうな気配(南策士家ww



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No.246 鈴音 07/14 23:32:08  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「っ――!」
「ごっごめん。痛かった?」

脱脂綿を傷口の下に当て、消毒液を上から軽く垂らすとひかるが苦しそうに声を押し殺した。
消毒してもまだ、血は流れ出てくる。
そっと座っていてあたしより目線が高くなっているひかるを見上げると、暑いのか
ほんのり頬を赤くしながら、それを隠すように左腕を口の前に持って行った。

「っ…なんでもねぇ、大丈夫だからさっさと終わらせろ。
そのままのほうが逆にジンジン痛む」
「あっ、ごっごめんね」

脱脂綿をトントンと軽く傷口に当ててからガーゼで傷口を抑える。
そこを包帯でグルグルと巻いた。
包帯の先を抑えて処置が完了した。

でも…どうしたんだろ。この傷…。
どう考えても新しいよね…。

「??どうした?」

いつまでも立ち上がらないあたしに疑問を抱いたのかひかるは言葉に
疑問符を浮かべながらあたしに聞いた。
あたしはまたそっと顔をあげてひかるを見つめると、
その目線に耐えきれなくなったか何なのか顔を横にそらした。
その時に見えたひかるの耳が赤く染まっていて、
なんだか分からないけど…嬉しくて…恥ずかしくてあたしも顔が火照った。

「えっと…あのさ、この傷どうしたの?」

そう聞いた途端、誰にでも分かるくらいピキッとひかるの動きが止まった。
えっ?何?聞いちゃダメだった感じの話題??

「あのー…ひかる?」
「それは聞くな…餓鬼のためにも…」

妙に神妙になってこたえるひかる。
餓鬼って…みやのこと?えっみやが何かしたの??
(ゴキブリで騒ぐみやちゃんを見たことない綾な設定w)

「みやがどうかs「あ―――――!!いいから聞くなッわかったか!?」

また聞こうとひかるに問いかけるとひかるはあたしの額に手を近づけてそのままデコピンした。
じっ地味に痛い…。

「いったぁい;;何すんのよー」
「おまえがしつこいせいだ」

そう言って腕を組んでむすっと横を向くひかる。
あたしは頬を膨らませながら立ち上がり、ひかるが向いた反対の方に座った。
すると座るときに噴水に落ちてしまっていた缶コーヒーを見つけた。



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No.247 鈴音 07/14 23:33:39  削除依頼

あたしは水に手を突っ込み缶コーヒーを取る。
ジャバッという音にびっくりしたのかひかるは勢いよくこっちを向いた。

「なっ何してんだお前っ!!」
「へ?いやちょっと…んーー、もう、す、こ、しっ…おっ!とれたっ」

やっと缶コーヒーがとれてそれを水からあげる。
すると水に入れていたせいか水滴は付いているがちゃんと冷えていたようだ。
スカートのポケットからハンカチを取り出して軽く缶コーヒーについてある水滴をぬぐう。
そしてはいっとひかる缶コーヒーをさしだした。

「なんだよ…これ」
「いやぁ、さっき暑かったからココア買ってね、ひかるもそろそろ来るかなぁと思って
缶コーヒー買ったんだけど、あの2人に捕まった時に噴水の中に落としちゃってさー
まぁ汚れてないし、冷えてるし…大丈夫かなって思って。だからはいっ」

もう一度同じ言葉を言ってひかるに缶コーヒーを渡す。
ちょっと怪訝そうな顔をしつつ、ひかるは缶コーヒーをうけとった。

「いやぁ…なんかすごく走ってきたみたいだったから…ちょうど良かったでしょ?」
「なっ///べっべつに急いだわけじゃっ」
「え?急いでくれたの?」

あたしはただ走ってきたみたいだって言っただけで…
でもひかるは急いでないって言って…
急いでくれたのかな///

「っ~~///急いでなんてねぇっ!走ったのは…ただ汗かきたかっただけだっ!
最近運動不足だったんだよッ」

そう言ってあたしが渡した缶コーヒーを勢いよく飲みだした。
そんな嘘だって分かる言い訳…
でもたぶん口にするとまた怒るから…

だから…ありがと、ひかる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
はいっ若干自分のことに敏感な綾になっちゃいましたね…
まぁ人にはこんな時もあるとっ!!
今日に限って感がさえてるようですww



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No.248 ユキ絵☆ 07/15 01:25:21  削除依頼

* 灰塚 輝 *

……って!!何俺どさくさに紛れて糞女っ…んなっ、抱いてっ…!!
倒けつ転びつ逃げ去っていくナンパ共を見送って、抱き寄せていた糞女の肩を掴んだ。そっと解放してやると糞女は俺の顔を見上げ、安堵でか表情を緩ませた。一つだけ瞳から雫を落として。
無事で、本当良かった――そう思うと同時、今まで心配した分だけ怒りが溢れて、頭から鬼の角がにょきにょきと二つ生えた(イメージ的な意味で)

「ひかっ――…「っんの…バカ野郎!!!」

糞女が俺の名前を呼び掛けたがそれを聞くことなく叱り飛ばした。

「なにあんな糞野郎どものナンパになんて引っ掛かってんだよ!!バカ女っ!!
俺が来なかったらどうなってたと思ってんだっ!!!」
「んなっΣもっもとあと言えばひかるが迎えに来るなんて言うから!!
迎えに来なければ待ってなくてナンパにひっかかることなんてなかったのにぃ!!」

ぷくっ。と頬を膨らませ上目を当て反発してきた糞女にぎくりと胸を突かれた。
……たっ確かに俺が迎えに行くなんて言わなければ糞女がこの駅で待ってるなんてことなかったけど!!だからと言って俺の責任になるのは…あれ…何か色々全体的に可笑しいだろ!!

「なっ!だっだいたい、お前武道習ってんだろ!?引っかかってもぶっ倒せよあんな奴っ!!」
「だっだってあの茶髪握力超強いんだもんッ」
「おまえその馬鹿力くらいしか自慢できるとこねぇんだから
それくらい1人でどうにかしろよッ」

先程の騒動とはまた別の騒ぎ――テーマ“ナンパの対処”でトークバトルを繰り広げていると、意味なく囃し立てる者は既に消え失せていたものの今度は見せものを見る様な眼を向けてくる者が増えて、世間には暇人が溢れかえっているという事実を身にしみて知った。
俺達を避けながら行き交っている者達に紛れて物珍しそうに此方を注目している奴等を横目に、糞女が次の言葉を投げてきた。

「そっそんなこと言ったって!!あたしだってスカートじゃなかったら
足振り上げてあの手叩き落としてたわよッ!!」
「てか、どうなってんだその格好っ!!
そんなかっこしてっからブス女でもナンパに引っ掛かるんだよッ!!」
  



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No.249 ユキ絵☆ 07/15 01:25:49  削除依頼

 
びしっ!と頭上に文字を書かれる勢いで糞女を指差した。俺の指先が示すは先程から気になっていた糞女のだらしなさ過ぎる服装で。
Yシャツのボタンの外し過ぎで(ストイックな俺は断じてそんなことないが)目のやり場に困る程胸元が開いてるし、スカートの上げ過ぎで(ストイックな俺は断じてそんなことないが)目のやり場に困る程脚が露出されている。こんな女が一人でボーっとしているのを発見したら(ストイックな俺は断じてそんなことないが)声掛けたくなる気が起きるのも無理ねぇだろ。ナンパ常習犯だったら尚更だ。
尤も、女なんてメロン…元い、牛みてぇな乳ぶら下げてる気持ちわりぃ生物が大嫌いなストイックで修行僧の様な俺は断じてそんなことないが。断じて。

ま、結局こいつがこんな格好しなければあんなバカ達が寄りつくこともなかっただろって話で。

「だって暑いんだもん!!しかたないじゃんか」
「暑いからって、そんなかっこすっからあんな変な奴にからまれるんだっつーの」
「んなこと言ったって仕方ないじゃん。ってかさっきスルーしてたけど
結局ひかるが迎えに来るっていうからそれ待ってたせいで
からまれたんだもんッ!!じゃなきゃこんなとこにいつまでもいないしっ」

……っ。

「はぁ!?んじゃもういいっ、ぜってぇこれからはてめぇなんかの迎えこねぇからっ」

やっぱり、俺が迎えに来たのがそんなに迷惑だったのかよ。この口調からして別に迎えなんて全然いらなかったみたいだしよ。
……俺と会う必要なんてねぇなら最初からそう言えっつーの。バーカ。
糞女に背を向け、足を引きずりながら元来た道を一人でゆっくり歩く。なんとなく惜しくて悔しくて、やりきれなくて、胸の真ん中辺りがぎゅっと締めつけられるのが痛くて苦しかった。何のために此処まで走ったんだろうな。ああ、何で俺は本当のことを言えないんだろうな。あのお子様みたいに。
まだ文句でも言い足りないのだろうか。
数歩進んだところで不意に洋服の背を抓まれて足を止め、振り返ってみた。

「あ゛?なんだよ…」
「……ごめん、ね」
 



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No.250 ユキ絵☆ 07/15 01:26:06  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(〃゚∇゚〃) (綾ちゃん!萌え!萌え!俺は綾ちゃん信者←告知乙w

ってことですみません○| ̄|_予定もあり途中までしか終わらなかった私です○| ̄|_
んがあああちょっと眠気がやばすぎるのでここいらで退散させてくだしあ><、
コメント返しは明日させてください○| ̄|_(そして超絶時間オーバーすみませorz
俺は破廉恥じゃない断じて違うんだマイハニ――――!!!!(ちょwwwww

↓久々に、今日の作業用BGMを紹介します\(^o^)/
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7624295
↑なんとなく今日の記事を邪魔しなくて書きやすかったZYO☆(←デデデ大王のつもり



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No.251 華樹 07/15 02:51:13  削除依頼

「ハル…」
紙の匂いがする奥の部屋の書類棚の中身を出しながら名を呼ぶと、その名の持ち主である人物は男性にしては長い茶色の髪を揺らしながら振りむいた。そして、書類を手に持ったまま「ん?」と清に返事を返す。
清は、手に持った資料の紙の端を爪でいじりながら、一瞬迷ったものの、やっぱり訊きたかった事を訊くことにした。

「何で…ハルは…、テルに、電話…掛け、させた…の…?」
「え?たまたま輝殿が暇だったからじゃないか?」
「…」
「…わかったよ。やっぱり分かりやすかったかな」

清がじっと見つめていると、ハルは折れた様に息を吐きだした。
ぱさりと持っていた紙の束を傍の机の上に置く。

あまりにも白々しい行動だったから。
この男にしては珍しい。もしかしたらテルもこの不審さに気づいているのではないかと思った。
電話ならハル自身が掛けても良かったし、清に頼んでも良かったはずだ。
それをわざわざテルに、それも『自分達は書類棚の整理をするから』という理由までつけてテルに反論の余地を与えないようにして。『書類棚の整理』なんていうのも、本当なら別に今絶対にしなければならないという事でもない。
だからハルがそこまでしたのだから、それなりの理由がある筈だと思った。

「昨日から…」
「…」
「あの二人の様子がおかしいなと思っていたんだ」
「…」

その言葉でふと昨日の二人を思い出す。
何故かアヤは、いつも明るくてテルと喧嘩(二人に言わせればトークバトル)しているのに、昨日ばかりは何故か、二人の間に見えない壁があるようで。
テルは幼馴染に逢って嬉しそうにしてたけど、テルがその幼馴染に笑いかける事に比例するようにアヤの笑顔は消えていって。
とても、どうしたの?と訊ける雰囲気じゃなかった。

「アヤ…元気、無かった…みたい…」
「俺もそう思った。で、輝殿と綾殿の間に何か隔たりがあったように思えたから…」
「電話…掛けさせ、た?」
「そう。あの二人がぎゃーぎゃー騒いでるのは、もう当たり前みたいになってるからな…なんか物足りないっていうか、こっちが調子狂う。うるさいけど」

そう言ってハルはにこりと微笑んだ。
確かに、あの二人は騒いでいないと、という気がする。
いつもくだらない事で言い合って、でも…


二人ともなんだか楽しそうなのを清は知ってる。



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No.252 華樹 07/15 02:51:56  削除依頼

ずっとあんな感じなんだろうか。
いや、ハルの言ったように、それでなければこっちの調子が狂うか、となんだか笑ってみたい気分になった。
それでこその二人。



「さて、ひと段落ついたし、輝殿も電話終わっている頃だろうか」
ハルが手に持っていた書類をトントンと机で揃えてから書類棚に入れるのを見て、清も手に持っていた書類の束を書類棚の中に入れた。
きぃ、と扉を開けてハルは部屋の外に出る。
清もそれにならって外に出た。部屋は閉め切っていたので、外に出ると新鮮な空気が肺の中に入って冷たく感じた。

そして、あれ?と周りを見回す。

テルが居ない。

「あれ?輝殿―? 何処いったんだろうな…」
ハルもそれを疑問に思ったらしく、不思議そうな顔をして辺りを見回している。
やがてその視線は空中ではなく机の上の一点に注がれた。
そこにあったのは一枚のメモ用紙。乱暴にとったのか切り口が斜めになっている。よほど慌てていたのか、それとも急いでいたのか、適当なのか。
ハルはそれを拾い上げ、内容を呼んだのち、呆れたように笑ってメモを清に差し出した。

「“さんぽ”に行ってくるそうだ」
「…?」

なるほど、メモ用紙を受け取って見てみれば確かにそう書いてある。
ハルを見ると、珈琲を淹れ始めていたので、もう一度メモに視線を落とした。

――さんぽに行ってくる。 ひかる

輝の年齢から考えてこのメモ用紙に並んでいる文字は少し幼いように思えた。
やはり急いでいたのか…?
っていうか、散歩に行ってくるって、何で?
あの足で?わざわざ?
そんな事を考えて、まぁ、コンビニにでも行ってくるんだろうかと結論付ける。



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No.253 華樹 07/15 03:04:02  削除依頼

メモを机に置こうとした時、そこに書いていた文字が一度消されているのに気づいた。
今書かれている文章よりも長い文が書かれていたらしかった。何故それが分ったかというと、消されているが完全には消されていない黒い線があったからだ。それに、少し黒くなっている所がある。消しゴムで消した後みたいな。
それ以上追及してみよう!という気は起らなかったのでメモをそのまま机に置く。
だって結構跡形もないように消されているし、残ったのもただの線にしか見えなかったから解読は不可能に思われた。
これが千切らずに他のメモをつけたまま書いていたら、下のメモに筆跡が残って解読出来たかもしれないけど。

「…?」

置いたメモにもう一度視線をやって、ふとそこに何か書いてある文字以外の文字が見えた気がして首を傾げた。
しかし意識はハルの「清殿はココアでいいか?」という声によってそっちの方に行ってしまい、深く考える事はなくなった。


+++++++++++++++
はい。
お久しぶりです。
無断欠勤すいません;今日は2時まで寝てました;
昨日はずっと、ボカロのmagnetと悪の召使を歌って過ごした華樹です。
ボカロってあんまり興味なかったんですが、友達にすすめられて…
悪の召使見てはじめて、以前紫凛さんが使ってた『目からブリオッシュ』の意味が分かったっていうww
あああ、今日こそはコメ返し!と思ってたのに…

ああああ、綾ちゃんかわいい…!!っていうか夕日君の行動の後の魁君の反応がまじでめっちゃ気になるのですがっっ……!!!
色々未練を残しつつ、模試の直し(今日提出)してきます……



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No.254 珠苑 07/15 18:39:45  削除依頼

えーと…どうも(ノ)ω(ヾ)
知ってる人は知っている、知らない人は放置プレイで有名な
珠苑(シュオン)です(^o^)/←

いや、最近サボり気味だったのですが何かリレー小説に
物凄い長続きしてるのがいると友達に聞きまして。
早速来てみて吃驚←何

約一名知ってる人いるし…皆さん文章素敵だし…
誰か僕を弟子にしてくださ(^p^)(^q^)
…てか璃音ちゃんと魁君の絡みに全俺が萌えたです、はい。
柳くんオススメのメイク道具教えて下さい、萩萎ちゃんどうしたら
正座しても足痺れませんか、綾ちゃん胸分けてください(まて
輝君俺の嫁(ちょ
清ちゃん愛してます、春彦さんに踏み潰されたいでs(もう重症

え、何が言いたいかよく分りませんが…
応援してます(*´・ω・*)σ



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No.255 ニックネームは削除されました 07/15 20:41:12  削除依頼

ひらり、ひらり。

鮮やかな朱をした紅葉が白く細い掌に舞い落ちる。
淡く、それでいて生気を持つ葉は、もう一度吹いた一陣の風に
掌からさらに下へと、舞い落ちていった。

杜若色をしたショートカットの髪。約15㌢の耳から垂れさがるロングピアス。
見れば周りは紅葉に桜向日葵etc.の季節が異なるもの達の葉が、花弁が
飛び交っている。柔らかな色をした花々に囲まれた杜若は
酷く浮いている。

アメジスト、ブルーレース、フローライトにブルーアゲード、
ラピスラズリや貝パール、ソーダライトにブルームーンストーン…
アメトリン、クンツァイト等の紫や青系統のパワーストーンで出来た
ロングピアス…先の方にはエンブレムが施されている。

そのエンブレムや杜若色のショートカットの髪から覗く
樗色の透明な双眸はまっすぐ、何処かを見る事も無く…されども
何処かを見つめているかのように凛としていた。

クレヨンで塗潰したような柔らかな花畑の中、
黒に近い髪や瞳は異物に思える。見渡す限りの花畑の中、
小さな害虫が紛れ込んだかのように。

華奢な体―体系からして女だろう―と細く長い脚。
白い肌を時折花弁が、葉がするりと撫でていった。

石動 棗-イスルギ ナツメ-は、掌にまた落ちてきた菫の花を
細い指で、小さな手でくしゃりと握り潰した。

「今日も、異常はない…な」

男の様に低く、女のように細い声。
男装をすれば確実にやり過ごせそうなほどだ。

そしてエンブレムを揺らし踵を返した。
不意に彼女の背後の大きな桜の樹の蔭に、物影を見つけた気がした。

///////////////////////



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No.256 ニックネームは削除されました 07/15 20:44:15  削除依頼

「ふぁ…!?」

首元から全身へ電流が駆け巡ったような感じに思わず変な声を出す。
途端夕日が満足気に微笑んだ。意地悪く。

「仕方ないな…まあ明日、勝手にその用事とやらに潜入させてもらうよ。御馳走様ー」

私の首元から、体から夕日が離れ、ニヤリと微笑んだ。
先程の恐怖など何処かの次元に消え去った。今頃二次元を漂っているだろう。

…御馳走様って、何なんだろ―…((ちょ
床に座り込んで、顔を真っ赤にしながら首元を抑える。
そのまま動く事も出来ず。右に居る魁の地獄のどん底より暗いんじゃ
ないかと言うほど黒いオーラをひしひしと感じながら、
夕日がドアの向こうへ消えていくのを呆然と見送った。

「……………」

魁が無言のままドアを睨みつけている。穴があきそうなほどに。
被害にあうと面倒なので目を逸らしておいた。いや、怖いし。

暫くすると視線を感じて魁の方に振り向いた。
冷静と言う仮面を被り、目を細め私を見つめる魁。
私は軽く目を伏せ、膝の上のスカートをきゅっと握った。

もう一度抱きしめて欲しい、なんて恥ずか死にそうな言葉を心の中で連想し
慌ててかき消した。…でも、遠くで見つめているような目を、此方に向けないでほしい。

…冷静な仮面をはがしたらどうなるのか気になる。
遠くで見守って、大切な時に護ってくれる事までしてくれるなら……。
―――――――――――――――――――――――――――――――
↑の文章の続きを皆で考えてみた☆の巻
【護る余裕があるなら…私を壊して、自分の物にして頂戴?】By兄

兄!!!ちょ変態自重!!((

【重ね合わせてくれた温もりで、私を離さないで…】 By妹

…いや、え、何か…臭い←
何かどっかの歌にあった件についてw(

…はい、自分は作ってません。
希影さん誰か助け……!?

はい。お客様ご来店…ておwwwまwwwえwwwはwww←



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No.257 ニックネームは削除されました 07/15 20:44:42  削除依頼

珠苑⇒
え、ごめん普通に聞く、何しに来t←
あんさんのお友達ろくにまともな人…いなくないか?((
約一名…だと?学校で覚えてろ☆(狂
魁君は良いよ、魁君俺の嫁←乙
ってか希影さんが素敵なんだよね!!もう一夫多妻?w
いや、綾ちゃんの胸をおいしくいただくのは輝君です←
そして乱入してきたお前が蹴り殺されるんですね分かります←
や、もう皆大好き!!俺の嫁(ω)←シネ
…いや…久しぶりに個スレしときますから…((

…ふぅ。と言う訳で珠苑は知り合いです←
夕日と同様生粋のMなので踏み躙ってあげて下さい、存分にww

|ω・`)・・・今日は。。。こ、こまでぇぇあああ!!((



deleted

No.258 ニックネームは削除されました 07/15 20:54:51  削除依頼

ユキ絵さん⇒
峰倉さあああああああああん((
囲碁!!囲碁!!何それ美味しい物!?(だ ま れ!!
うひょあ、じゃあ寝込み襲ってユキ絵さんの目を抉って来ます☆←ちょ
wwwwwwwちょ、蓮華どうするwwwww
多分可愛く叱ってベッドの中で背流様にお仕置きさせてもr(ry
輝君wwwご臨終ですね分かります←
その相手が雅で浮気疑惑拡大ですね分かります←
管理人の癖にwwwww何ぞとwwww
機種依存とりま自重しろとwwww
じゃあ王様ゲームでも!!((
ぶwwwで、綾ちゃんに見つかって坊主ですね分かりま(ry

自分的に綾×璃の百合ソング←
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7408019
勿論桃色が綾ちゃんです!!←

鈴音さん⇒
ですねー……まあゆっくりゆっくりとww
ってか璃音が鈍すぎてwww予定では魁君が先に璃音の気持ちに"だけ"
気がつく感じです←
分かりやすい…のかn←?
それと同時に裏社会でどんだけ動いてるんだとwwww
あ、じゃあ私先に朱雀君諸々のも書いておきますねww

今日はこれで、ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ



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No.259 ユキ絵☆ 07/15 21:29:41  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

「……ごめん、ね」

振り返った首を元に戻して数歩先の地面の辺りに目を注いだ。目をやっている箇所の直ぐ近くにあるバスターミナルのアスファルトが鈍く輝いているのが視界の隅に映る。
昔父ちゃんに、夜間運転時の注意喚起の為やリサイクルの一環でアスファルトに家庭から出た廃瓶の粉などが混ぜられているものがあると教えられたから、この鈍い輝きも多分それの一つだと思う。
その鈍い輝きが今は疎ましく思えて視界から追いやる様、爪先まで目を伏せた。

ごめんね――さっきははっきり言い過ぎた、ってことだろか。別に事実なんだから一々謝ってもらわなくても良いんだけど。俺が勝手に迎えに行ったんだし。それに、当たり前だけど…糞女は俺が迎えに来たり俺と一緒に帰ったりするのなんてどーでも良いって思ってんだからよ。それなのに一々、はっきり言いすぎた、とかそんなの気にしねぇで良いし。はっきり言おうが言わまいが、お前がどう想ってるかなんて全部知ってるっつーの…バーカ。
背の服を摘まんでいる糞女を振り払う様、一歩足を前に出す。しかし糞女は振り払われるどころか、きゅっ。と余計に服を摘む手に力を入れて、前へ進もうとする俺を阻止してきた。
ッチ。一体全体何なん――

「ほんとは…来てくれて嬉しかった…の。えっと…あの、うまく言えないけど…ありがとっ///」

…。
……?

「っ――///」

嘘だろ!?そんな言葉が上ると同時、日が暑くなったか、かあっと身体が熱を帯びた。
だけど、顔を上げてみるとバスターミナルのアスファルトは先程と何の変わりもなく鈍い光を反射していて。それは、特別日照りが強くわったわけでも周囲の気温が上がったわけでもないということの証拠に変わってしまった。
――ほんとは…来てくれて嬉しかった…の。
糞女がそう言ってくれたことが、そう思ってくれたことが、極端に嬉しくて、よっしゃあ!って、あの感情はもう定員オーバーだし、それでめちゃくちゃ照れくさくて。正直何だか良く分かんね。
浮き立つ心と気恥ずかしさを誤魔化す為に頭をがしがしと掻いて、糞女に渡す言葉を探した。

「あ―…まず、お前が無事ならいいんだよ。うん」

……。
 



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No.260 ユキ絵☆ 07/15 21:30:16  削除依頼

 
あ゛―――――っ!!
と叫びたくなるのも無理もねぇと思うんだわ!だってこいつ何の反応もして来ねぇんだもん!俺の今さっきの言葉を最後に沈黙して…!何かさっきの発言に意識が集中されちまうだろが!気まずいって言うか…全体的にもう全てが恥ずかしいんだよそう言うのはこのバカ糞が!!
蛮声を上げた後あまりの櫟ったさに耐えきれなくなって、背後で俺の服を摘んでいる糞女の手を右手で荒く掴んだ。

「とっとりあえず、帰んぞっ」
「まっまって!!」

止められた直後糞女に右手を両手で覆われ、噴水の縁まで小走りで引かれた。

「あ?なんだよ…」
「応急処置。はるみたいに“治療”はできないけど軽く処置くらいならできるから…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです( ̄□ ̄;)(ぎえああああああああああああああああ何これ、美味いの?←

え、何またしても全然進んでないっておまえwwwww;;;;;;;;;
今の私の心理状態→http://www.nicovideo.jp/watch/sm4873249の愛海○| ̄|_
帰って今日の宿題やってみて鬼物理難しくて時間かかりそうなのでと言い訳ふんがorz

そして!!!!!!読者様んがああああ珠苑さんコメントありがとうございます><、
また明日(←ええい、引き延ばすのが貴様の悪い癖だ…by諏訪原戒)落ち着いて
個レス返させて頂きますので今日の所は、変態!!じゃなくて、退散!!ですみまsorz
 



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No.261 サイド 07/16 17:50:36  削除依頼

日傘と言う者です
いや・・・私は、実は、鞍川萩萎役のサイドです
お久しぶりです、皆さん
長らく連絡もなしで、ニックネームも消してしまい、本当に申し訳ありませんでした

実は、パソコンが何か壊れてしまったようで、ニックネームも消え、データも消えてしまいました
それで、ようやく一ヶ月前には元に戻ったんですが、私には、「大切なものを奪還します」に行ってお詫びをする勇気がありませんでした

本当にごめんなさい!

こんなことをしてしまって今更、もう一度入れてくれとは言いません
謝りにだけ行こう行こうとずっと思っていました
ですが・・・・こんなに遅くなってしまって・・臆病でした
学校の方は確かに忙しかったですが、少し行ける時間は・・ありました
人にもきちんと向き合えない私をお許しください
駄目ですよね・・・・こんなんじゃ

それでは、最後になりましたが、皆さん、これからも小説頑張って下さい!
鞍川萩萎を・・・小説の中で生かしてやって下さい
応援しています!



P.S.たまに見に来ても宜しいでしょうか?



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No.262 ユキ絵☆ 07/16 17:57:52  削除依頼

いぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょ、今記事作ってたんですけど興奮の極みで書きこみです!!!

さささささぁjさshbふぃhdlfjぁshflふぁ
サイドさああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん(´;∀;`)!!!!!
いやいsぢあひ、ちょ、待って!!!!!←落ち付け俺!!!

ふっつーーーーーーに戻ってきてほしいんですけど!!!!
土下座するんで無理ですk!?!?えちょ、お願い、戻ってきてくれあああええええ!!!!!!!!!
萩萎ちゃんみてええええええええええがああああああ!!!!
多分、っていうか絶対みんな戻ってきて欲しいと思ってます(`・ω・´)←誓う

いや、もし嫌でしたら無理はせずに...|ω・`)
すみませ、なんか浮き立ちすぎて日本語が;;ごめんなさい騒がしくて><ちょっと早急にレスしたくて文を考える力が○| ̄|_



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No.263 サイド 07/16 18:02:47  削除依頼

ユキ絵さん!!
お・・お久しぶりです^^

私は・・・本当は戻りたいです・・・
でも・・・皆さんきっと許してくれないと思ってた・・・・
皆さんが許すのなら・・・・
学校もあるので更新は全然出来ないかもしれないけど・・・・
やってみたいです

もしやらせてもらえるのなら、ハンドルネームをサイドに変えます



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No.264 鈴音 07/16 18:11:17  削除依頼

ちょっ時間外出現すみません←ぇ

ユキ絵さんから連絡をいただき参上いたしました!鈴音です。
あのっまずは昨日来なかったことのお詫びをしなきゃいけないのですが
こっこっ興奮してしまいまして;;

さいどさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!
ちょっそんなっ仕方ないじゃないですかっ!!
PCが壊れただなんてっそんなのサイドさんのせいではないのですよっ!?

マジで戻ってきてはくれませんかっ!?
あたしもユキ絵さんのよこで土下座しまsorz
もうマジで←
ほんと今まで勝手にほんと勝手にユキ絵さんと2人でこの恋愛ブームに乗って
柳くんと萩萎ちゃんをくっつけようとかなんとかいろんなことを
勝手に、ほんと勝手に考えていて←おい
いや、もう戻ってくれるのならそんな考え捨ててしまいますからっ;;

ちょっまじ興奮しすぎて変な方向になってますが(いつもだろ←

でもでも、ご無理はなさらず…
サイドさんができないのであればそれはそれで仕方のないことっ!!
ただサイドさんはいつまでもここの一員でありますですしっ!!!←偉そうなこと言うな
ただきっとみんな戻ってきてほしいと願っていると思いますよっ
あたしもユキ絵さん同様に願っておりますっ!!!

えーっと…とりあえずあの…ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいorz
またよるに出現いたしますのでッ;;



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No.265 ユキ絵☆ 07/16 18:13:55  削除依頼

いやいやいや!!
もう許すなんて全然!!私は許し許さないを与えるようなお偉い人間ではないのですーよ><///←ちょw
寧ろ日傘さんがサイドさんだと気付かなかった私を許してもらいたい程で(´;∀;`)(真面目に申し訳ないorz
もう私は此方から是非戻ってきて萩萎ちゃん視点書いてくださいとお願いしたいです...|ω・`)!!!
スレの皆さん神級にお優しいのでサイドさんを疎外する様な方はいないと断言できますよ^^
(だって以前記事削除喰らった私が追放されないくらいだもんぐへへへへへへ♪←)



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No.266 ニックネームは削除されました 07/16 18:43:55  削除依頼

いぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!(ちょ

日傘イドさん!!(誰ぽ

お帰りなさいませお嬢様。結婚してくr(ry
萩萎ちゃん!!萩萎ちゃん!!小説書いてくださ(ry
自分時間オーバーで死亡フラグ立ってますけど大好きd(いい加減にせいwww

自分だって先程包丁で小指を危うく斬り落としそうになりました!!
昔リンゴの蔕捥ごうとして包丁で右親指の肉ザックリさよならしました!!

自分左利きです!!両ききです!!だから結婚してくれ!!←殴蹴逝

じゃあ自分も鈴音さんの隣(右となり希望←)で土下座します!!(
日傘さんのご都合が合う日にでも是非投稿して頂ければ!!
何か今璃音と魁君が大変な事になってるけど!!←
璃音と自分の暴走を止められるのは彼方だけだ!!←

やっべぇもう40分だよwwww
……もし、書いてくれるんなら私のウルトラハイパー遅い投稿の後に!!
自分の命と交換します、書いてくださwwww

|ω^)ノシ



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No.267 サイド 07/16 18:50:37  削除依頼

鈴音さん、柴凛さん・・・・

ありがとうございます・・・・!(号泣)
あ・・やばい鼻水g(汚い

よろしければ戻らせてもらいたいです^^

ところで・・・・本当に申し訳ないんですが・・・・・・・
私は、今の話の展開や状況を全く読めていない訳でして・・・・・・

どのように入ったら良いかとかが分からないです・・・

本当にごめんなさい・・・

少し読ませてもらいましたが・・・・・分かりませんでした・・・
よろしければ教えてもらえないでしょうか?

ていうか私なんて無視して話のほう進めてもらっていいですよ^^
誰が何時に来てるのかは分からないんですが・・・



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No.268 ニックネームは削除されました 07/16 19:28:16  削除依頼

*蒼井 典子*

「蒼井さん、お早う御座いますッ!!」
きゃあきゃあ騒ぐ喧しい女子。…私も女だけど、あそこまで騒ぐつもりもない。

「ええ、おはよう」
自分の納戸色をした長い髪を手で払い、微笑んだ。
すると女子達は顔を赤く染め、満面の笑みで去って行った。

青紫の色をしたヘアピン、ハンカチや下着etc....
自分には蒼が似合うと思う。…名前が、名前だし。

蒼井 典子…本当は"あおい のりこ"だけど皆は勝手に名前を変える。
蒼井 纏糸…"蒼い 天使"と読むように言う。

だから男も女も皆挙って私を天使と呼び、群れる。
女神も、死神も天使も悪魔も存在しない。糞くらえ。腐れ。

――そんな時に、着飾りもしない普通の人間が現れたの。

「…あれ」
腰まである金色の髪。深い紺瑠璃をした瞳。
…否、普通じゃないだろう。

ソイツは私を見つめ、珍しそうに目を丸くした。
私の名前を知っているのだろう。彼女もまた、天使と私を神聖化するのだ。

「よし、蒼羽ね」

「―――へ?」

彼女が出した適当にしか見えない言葉に素っ頓狂な単語をブチまいた。
その後、彼女の口からまたとんでもない言葉が飛んだ。

「貴女、蒼井 典子でしょう?一応推薦で生徒会に入って貰うからね」
ニッコリわらった彼女は、軽く欠伸をする。



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No.269 ニックネームは削除されました 07/16 19:29:07  削除依頼

「ああ、彼方に拒否権はないわ。…あ、璃音で別に良いわ。さん付けは
腐ればいいわ。てか朽ち果てればいい」
ひっそりと私に耳打ち、悪戯に微笑んだ彼…璃音。

「…あ、いえ、私なんかに生徒会役員何て勤まらn「伽羅作りお疲れ様」
自嘲の笑みを混ぜ合わせ、淡く微笑んで断りを入れると
璃音とか言う奴は冷酷に此方を見つめ、冷たく微笑んだ。

バレている。
私は…あたしは心の中で盛大な舌打ちをして、璃音の横を素通りする。
「…生徒会室で、見せてあげる」

切り揃えた前髪を掻きあげ、チラ、と璃音に視線をやる。
すると璃音は私に生徒会の腕章を投げて寄こした。
…それが、堕天使…否、死神との出会い。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

*正樹 愛美*

女神。

それが私の第二の名前。
木蓮の色をした髪を二つにゆるく結い、前に落とす。
肩から流れる自分の髪ゴムの装飾が揺れた。

ぶ…あ、そうそう。
葡萄の色をした私の瞳は、毎日輝いていると人に言われた。
それと同時に、優しさと憂いを込めていると。

「あッ!!正樹さん、おはようッ!!」
ツインテールをしたかわいい女の子が私に手を振る。

「うんっ、お早う~」
満面の笑顔を張り付け、同じように手を振る。
先程からこの繰り返し。おしゃべりも無い、唯の自己満足。

「……きゃっ」
不意に後ろから押されたような感じがして前のめりになる。
斃れる、と思った瞬間にお腹に細い腕を回された。

「…っと、ごめんなさい。よそ見してて…怪我はないですか?」



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No.270 ニックネームは削除されました 07/16 19:39:32  削除依頼

金色の長い髪を無造作に一つにまとめ、私に問いかける人の顔を見て、
瞬間自分の胸が大きく高鳴った。……王子様みたい。

冷たい風が肌を突き刺しているからか、王子様の肌が凄く暖かくて。
―――金髪蒼眼の王子様は、死神だったのです。
そして同時に、女の子でもありました。それも生徒会長。

「///い、いえ!!此方こそ御免なさい、大丈夫ですか?」
顔が紅潮する。それを隠そうと必死に首を振る。
その横を、青紫の"天使"が素通りした。
それを王子様は目に捉え、私から離れた。

「大丈夫。じゃあこれで」
長い金髪を翻し微笑んだ生徒会長―海咲 璃音っていったかな―を見て、
また胸がときめいた。とくん、と。

"女神"は、"死神"に恋をする。
そして"死神"は、"天使"を追いかけて行った。

これが私と"死神"の出会い。
満月は、全てを照らしはじめた。
――――――――――――――――――――――――――――――
番外編ですね、それに短いwwww
そう言えばユキ絵さんと鈴音さんってメル友になってたのk(ちょ
お母さん!!さっさとぶっ壊した携帯を買ってくれ!!←哀れ
か、勝手に投稿時間7:30にして…よし、間に合ってr((ry

うと、今の皆さんの投稿時間はー……。

紫凛:6:00~7:00(7:30まで勝手に増えて←)

希影さん:8:00~10:00まで

鈴音さん:10:00(ここ曖昧ですorz)~11:30

華樹さん:11:30~6:00(AM)まで

ユキ絵さん:(AM)10:00~11:00まで

…あれー。何か滅茶苦茶曖昧じゃね?←乙
サイドさんが入るには私の時間を無理やり裂いて、
希影さんの時間帯もちょっとだけずらして貰うか。。。ですねぇ。
自分は自信がある。私は30分では無理((ちょ



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No.271 ニックネームは削除されました 07/16 19:41:26  削除依頼

…あらすじ…ですかー。

璃音の事件が終わってから、綾ちゃんの仕事に移りまして
(スレはユキ絵さんの顔クリお願いします<(_ _)>)
清様と春彦様が町中うろちょろ←おま
萩萎ちゃんと柳くんがイメージ撮影(だっけか?
で、魁×璃音、輝×綾(敬称略失礼)で演劇みたいな?(アバウトwww
そいで今璃音と魁君が奪還屋アジトでベタベタしてます。
夕日君は多分そこいらでうろちょろ。
綾ちゃんと輝君が駅前でイチャイチャ。ナンパーズ撲滅。

…あれー、何か凄い可笑しくなって無いかな←お前もな(ω)
あ、一部のスレはユキ絵さんのアバくりでおkです。
希影さんが居なかったの…かしら?←

あるぇー、凄い曖昧。あるぇー。((ちょ
もうこうなったら打ち合せのスレでも建てるか!!((え

もうこうなったら予備だ、予備!!(酒だ、酒!!



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No.272 サイド 07/16 20:58:30  削除依頼

立てますか^^
立てちゃいますk(黙
日本酒なら用意出来ますy(蹴


でも何か2人の雰囲気壊すの嫌なんで(←
今日は帰ります(・・


萩萎と柳くんについて書いてあるところあったら教えてくれませんか?



deleted

No.273 ニックネームは削除されました 07/16 21:09:36  削除依頼

立てますか、ノンアルコールビールでおk?←ちょ
えーと、鈴音さんの投稿で柳くんは166~ですかねー。
多分萩ちゃんと柳くんはバラバラ行動だと思いますw

じゃあ仮立てて来ます(ω)



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No.274 ニックネームは削除されました 07/16 21:48:53  削除依頼

立てて帰って来たぜひゃっふ((ry

何か…何か可笑しいもんくっ付いてますがまあ。まあ!!!!((
雑談に何か諸々か  た  ろ  う  ぜ  ←死

…え、…いや、ごめんなさい、見捨てないで|ω・`)...
…それにしてもプロローグは苦手だ、如何すればいいのか分らん…むう。



もう…こうなったら…ぶ―――――――――ん!!!

           γ'フ
         イ ('i, ,/            (ヽ
        ( 'i,`ミ' ヽ i            ヽ`)'フ
      (\ヽ,,_ ` ':.ヽ             )γ),ノ)
      ヾ' ..,,    '; 'l,            ,/ .:' ノ'
         ゝ- .,,,   .: i!         ノ' ,:' ''",フ
     ,,-'', ',,,..    .:' /'       ''",,::'   "つ
       `ツ、,,ー- .:' (,,,,,/⌒ヽγ´ ''"ヾ、  彡'
        ''-彡,,  ':,  .( ^ω^). ヽ、,,_,,ノ'⌒フ
          ,彡'   |    / ' ゙" '-=-'"
          ノ., "シ ( ヽノ   ,,_,,,ミ^ヾ
            "''ツ' ノ>ノ ヽ''ヽ)
              レレ


や…あの、本当…見捨てな((ry
ブログ…更新してないなあって…おも(ry



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No.275 ユキ絵☆ 07/16 22:18:01  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

俺を噴水の縁へ座らせ、応急処置をすると言い出した糞女は、鞄の中からポーチを取り出して俺の足元を覗く様しゃがみ込んだ。そして俺の右側のズボンの裾を上げ、ポーチの中に忍ばせていた応急処置道具――消毒液と脱脂綿を用意する。俺の目を見ることなく只管傷だけを覗き、さらりと垂れてきた右横側の黒髪を同じく右側の耳に掛けた糞女の表情は優しく、そして普段俺にはあまり見せることのない凄く真面目な顔付に見えた。
糞女のその表情に答えたのは俺の言葉ではなく、ドキっ、と大きく一つ跳ねた俺の心臓で。
嘗て血を見るのも嫌がっていた糞女が、真面目な表情で傷を見据えて俺の手当をしてくれてる――胸裏で言葉に表してみると、鼓動が慌て始めると同時に両耳と頬が火照って止まなくなった。背に感じる噴水の飛沫が、何となくのぼせる頭を冷ましてくれている様で有難かった。

「っ――!」
「ごっごめん。痛かった?」

電撃的に、ビリッ。と傷口が沁みて、喉の奥の方で飲み込んだような叫びを上げる。
処置をする糞女の手元を見ると、糞女は脱脂綿を傷の下に宛がい患部に消毒液を垂らしている最中で、俺の右足からは消毒液と混ざって未だ血液が垂れ伝わっていた。
消毒が沁みた時に大きな反応してしまった所為か、糞女が驚いた様子で謝りながら顔を見上げてきた。
…やばいっ。顔が赤くなってるのばれちまう!
咄嗟に意識を働かせて、熱くなった顔を隠すよう口元へ左腕を持っていった。
……ぎりぎり、気付かれてねぇよな。多分。

「っ…なんでもねぇ、大丈夫だからさっさと終わらせろ。
そのままのほうが逆にジンジン痛む」
「あっ、ごっごめんね」

脱脂綿で軽く患部を叩き余分な消毒液を取ってから、新たにポーチから取り出したガーゼで傷口を抑えてきた糞女。その上から包帯を、きゅっ。ときつく巻かれて、応急処置は終わったと思ったんだけど……

「??どうした?」

糞女がその場からなかなか立ち上がろうとしない。
不思議に思って声を掛けると、糞女がふと顔を見上げてきて、互いの目が合ってしまった。じっと見つめられていることに耐えきれなくなって、糞女の視線から逃げる様そっぽを向く。
……突然じっと見てくるなんて何考えてんだ。その、なんつーか…卑怯じゃんかよ。このバカ女。
 



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No.276 ユキ絵☆ 07/16 22:18:18  削除依頼

  
「えっと…あのさ、この傷どうしたの?」

石化。

「あのー…ひかる?」
「それは聞くな…餓鬼のためにも…」

トランス状態としか言いようがない程人格が急変していた餓鬼を回想し、口元に人差し指を持って行き「シィー」の仕草を取り抑制しながら応じた。
普段の餓鬼では考えられねぇあの叫び声。その後作ったあの"秋の大方形"…その中心に見えた宇宙空間(幻覚)。今この瞬間僅かでも瞳を動かしたら一瞬で大雪渓に走るクレバス…乃至、ブラックホールに飲み込まれちまうんじゃないか、と身震いする程の静寂を緊張が縫う張り詰めていた空気と時間。これらは最早俺の中では“トラウマ”と呼ばずに何と呼べば良いものか分からなくなっていた。
高がゴキブリ如きでそんな騒ぎを起こしたことなんて餓鬼も無闇に広められたくねぇだろうから、そんな事態があったと言うことは糞女には敢えて教えないでおこうと決断した。

「みやがどうかs「あ―――――!!いいから聞くなッわかったか!?」

聞くな、と言ったにも関わらず諦め悪く尋ねようとしてきた糞女の額を、ぴしっ。と人差し指で弾いてやった。…お仕置きだ、有難く受け取っておけ!この粘着女!

「いったぁい;;何すんのよー」
「おまえがしつこいせいだ」

ふん。と鼻を鳴らした後腕を組み顔を背けると、先程トークバトルの時に見せられた姿と全く同じ、ぷくっ。と不機嫌そうに頬を膨らましている糞女が視界の右隅に見えた。
腰を下ろす為か糞女が俺の左隣に移動する。その時俺は丁度右側にそっぽを向いていたから、視界から糞女の姿が一時消えてしまった。それでも、俺は目前に居た数羽のスズメを数えて遊んでいた為に糞女の方に顔をやることはなかった。

――ジャバッ!

不意に左隣から水面に異物が投入された様な音がして驚き、反射的に糞女を振り向いた。

「なっ何してんだお前っ!!」

何の悪ふざけか、振り向いた先にあったのは袖を捲り噴水の水面に腕を突っ込んでいる糞女の姿で。
……って!!いくら暑いからってこの歳で周囲を顧みず水浴びなんかしてんじゃねぇよ!!
なんちゅー恥ずかしい奴なんだこの野郎は!!注目の的になるだろが!!あ、いや…既に色々あって注目されてたけども。

「へ?いやちょっと…んーー、もう、す、こ、しっ…おっ!とれたっ」
 



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No.277 ユキ絵☆ 07/16 22:18:29  削除依頼

 
「なんだよ…これ」

水面から出た糞女の手に掴まれていたのは、側面に“BLACK珈琲”と記された缶で。良く見るとプルタブは未開封だし、まだ中身が入っているんじゃ…。と思われる。
スカートのポケットから取り出したハンカチで缶についた水滴を拭き取り「はいっ」と、さぞ当たり前の様に糞女にそれを差し出された。
でも、何でだ…?普通、こんな噴水に新品のブラック缶コーヒーが落ちてるわけねぇだろ?

「いやぁ、さっき暑かったからココア買ってね、ひかるもそろそろ来るかなぁと思って
缶コーヒー買ったんだけど、あの2人に捕まった時に噴水の中に落としちゃってさー
まぁ汚れてないし、冷えてるし…大丈夫かなって思って。だからはいっ」

ふーん。
もう一度先程と同じ様に「はいっ」と突き出され、受け取る。やっぱり缶には重みがあって、中身がまだ誰にも飲まれていない新品のようだった。
まぁ…折角金払って買ってくれたんだし、別に噴水から出てる水に浸かったからって中身に細菌が入る様なこともねぇだろう。早く、早く、って此処まで急いで来たから喉も乾いてたし有難く頂――

「いやぁ…なんかすごく走ってきたみたいだったから…ちょうど良かったでしょ?」

…って!なっ、はっ!?何でこいつが知って……!!

「なっ///べっべつに急いだわけじゃっ」
「え?急いでくれたの?」

きょとん。と返され、バレたと思ったのが自分の早とちりだったことに漸く気がつき、治まっていた顔の熱が再び俺の元へ帰ってきてしまった。
――いやぁ…なんかすごく“走ってきた”みたいだったから…。
今さっき言われた言葉を思い返しても、どこにも“急いだ”なんて出てきてねぇし、これじゃ自分で「俺はここまで急いで来ました」って告白してる様なもんじゃねぇかよ!!糞女も糞女で紛らわしいこと言ってきやがって畜生が…!!今のあの言葉じゃ、あれ…誰だって間違えるだろバカ!!

「っ~~///急いでなんてねぇっ!走ったのは…ただ汗かきたかっただけだっ!
最近運動不足だったんだよッ」

即座に思いついた言い訳を浴びせて、貰った缶コーヒーをプルタブを開け喉に流し込んだ。それは熱くなった俺の身体を冷ます手伝いをしてくれて、中身がなくなるまでにそう時間は掛らなかった。
  



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No.278 ユキ絵☆ 07/16 22:18:48  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(=ω=.)(にゅにゅにゅ、にゅん?超絶眠いデス☆←OK. Let's die!!

めちゃめちゃ時間外ごめんなさい○| ̄|_そして追いつかせただけで○| ̄|_
サイドさん復活で先程私がレスした記事を読み返して自分で吹いたという(´^o^);:*:;←
ちょwwwwwwおまwww落ち付けwwwwwwwwwwと(´^o^);:*:;
いやいや、慌しくて本当ごめんなさい(´;∀;`)

現在のお話の流れ…少し読み返して自分で見直しのために纏めてみます/(^O^)\
ちょっと私頭悪い(つか頭おかしい)んで自分で書いた話も忘れかけていr←ちょww

そしてwwwwwwwwwwwwwwwww紫凛ねえさまwwwwwww!!!!
ついにこのスレにもAAktkrwwwwwwwwwwwwwwwwww(興奮するなw
ごわすスレ立て乙っす!!!!!もうめちゃくちゃ足を運ばせて貰いまっせ(にっしっし

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7259240
↑華樹さんにボカロ(巡音ルカ)の私の憧れ願望大大好物趣味の世界を捧g(消えろ

では;;;;;;ちょいスレ読み返してくるのでコメント返しは…(明t ←射殺



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No.279 希影 07/16 22:23:16  削除依頼

*桜田 魁*

「ああ、そうかもしれねぇ。璃音が今俺らの知らないとこで何をしてるかも
 璃音が今何に戸惑い悩んでるのかも分からねぇ
 ……だけど隠し事をしてるのはあいつだけじゃない。
 俺だって……俺や他の奴らだって誰も知らない秘密ぐれぇもってんだ。
 フェアじゃないのは俺たちだけじゃない。璃音だってそうだ。」

そうだ……近づきたくても汚い自分を柳、萩萎……そして、璃音に見られるのが怖くてできない
初めはこうなるなんて思ってなかったのにな...

自分で言っててなぜか気持ちは沈んでいく一方だった

「…………魁…夕日…?」

そんな中静かだった部屋に璃音の弱弱しい声が響いた

…やっぱり泣いたんだな...

俺は璃音の目の下に涙の痕が見え、その痕をなんとかして隠したかったが
夕日の目の前でしたらまたこいつがうるせぇからじっと様子を見た

「もう一度言うぞ。"お引き取り願おう"」

歯がゆい思いを胸に俺はゆっくりと…そして自分でも驚くくらい冷めた声が出た

「…夕日、今日は…帰って」

璃音の不安そうな声が聞こえた
だけどそんな璃音の顔を直視することが出来ずに思わず背を向けた

夕日は一瞬顔を歪めたがすぐイジワルそうにニヤけながら
璃音の腕を自分の方へと引っ張った
疲れていたからなのか璃音はなんの抵抗もなく夕日の腕の中へとすっぽりはまった

このとき俺の眉間がいつもより更に皺が寄ったことを璃音は知らないだろう...

そして夕日はそんな璃音に微笑みながらも首筋に顔を埋めた
それと同時に首元から聞こえた音と璃音の甘い声―――…

…あんにゃろ
抱きしめるだけでも赦せねぇのになんつーことを……

「仕方ないな…まあ明日、勝手にその用事とやらに潜入させてもらうよ。御馳走様ー」

そんな俺を尻目に夕日は俺に不敵な笑みを浮かべながら出て行くやがった

潜入してくんな。ってか俺が赦さねぇ

…アイツいつかぜってぇシメる



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No.280 希影 07/16 22:23:35  削除依頼

*******

夕日が出てから一向に静まり返る室内――…

……ッチ。なんで夕日相手に顔赤くしてんだよ

璃音の未だにうっすら赤い顔に少し苛立ちながらも俺は夕日が出て行ったドアの方を
じっと睨んでいた……きっと物凄い顔だったに違いない←

………クソッ何回思い出してもあの野郎マジむかつくわ
しかもすぐ逃げやがったからこの苛々をどうすればいいんだよッ

俺はいまさっきの出来事を忘れたいばかりに豪快に髪をバサバサにした
そしてひとまず落ち着き、璃音の方を見つめた
…璃音は未だにほんのりと頬が赤い

俺がじーっと見ていたことに気づいたのか璃音はすぐこっちを見たが
目線を急いで逸らすように下に顔を伏せ、スカートをギュッと握った

………目線外しやがったな、コイツ

俺はそんな璃音の行動に更に苛立ちを覚えながらもいつの間にかぽつりとこう言ってしまった

「…………お前は、お前はどうしたら俺を信じてくれるんだよ」

「……え?」

思わず自分で言ったあとにハッと驚きながらも璃音の声にいそいでこういい返した

「…何でもねぇ。……ったくお前隙ありすぎなんだよ」

俺はそう吐き捨てるとともに璃音と目線もあわせずに自分の部屋へとその場から立ち去った

*******

【…………お前はどうしたら俺を信じてくれるんだよ】

ついさっき言ってしまった自分の失言に後悔しつつも
ベットの上に仰向けになり腕で顔を隠して横になった

……なんであんなこと言ったんだ
あいつにあんな顔させたくて言ったわけじゃねぇのに...

脳裏に甦るのは璃音の不安そうな顔

ただ夕日のこともあり、何か言わないと自我が保てない気がしたんだ
……俺にはない信頼性を持っている夕日
そのほかにも俺の知らない璃音をとりまく奴等
それを知ってたはずなのにある感情に芽生えて以来、
重度の束縛心が生まれる……

【…何でもねぇ。……ったくお前隙ありすぎなんだよ】

最後に言ったあの言葉

本当は何でもねぇわけないんだ
じゃねぇとあんなこと言うわけねぇだろーが
璃音が悪いっつーわけじゃねぇけど、ついあいつにあたってしまった

………クッソ全て無くなればいいのに

こんな嫉妬も、こんな醜い感情も...



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No.281 希影 07/16 22:24:39  削除依頼

+反省+
はい、魁くんの嫉妬編ですー^^←
時間オーバーは僕の代名詞ですとも!←タヒ
紫凛さんなんかすみませんorz
ここは抱きしめさせた方がいいかなーと思いつつ、魁に嫉妬をさせたくt(逝
あまりの魁のキャラ違いに口から砂が出てきそうでs(え


本当は

【…………お前はどうしたら俺を信じてくれるんだよ】

ではなく、

【…………お前はどうしたら俺のものになってくれるんだよ】

と書きたかったんですけど
どうも僕は『モノ』扱いするのもされるのも嫌いなようで……
でもかといってこの場面はコレもいいかなーなんて←ジャ○アンか

とりあえず普段コメ返は置いといて←タヒ
至急コメ返を^^(何それ

珠苑さん>
あひゃひゃひゃ////←タヒ
い、いらっしゃいましぇ(あ、噛んだ
うわさになるほど長続きですが><!!?クフフ(自重しろ
とにかく閲覧感謝でする←何者;
おおッ紫凛さんの友人でしたか∑!!
……むしろ僕を弟子にしてくださいまし←止めれ
璃音ちゃんの萌え要素に世界が発狂しそうでs(蹴

応援感謝です!励みにです!!オラにパワーを!!!(マジ黙れ

日傘さん>
ぬおおぉおおぉぉおおお!!!!!←落ち着け
さささささっささサイドさぁぁあああんn(一回逝ってみようか
パソコンが壊れるとは;;
僕も少し壊れたことありますけどお疲れ様です><;
わかります、僕も長期間来ていなかったら罪悪感ですぐ書きこめません^^;
も、ももも、もし良かったらもう一度続行希望でいいですk(
萩萎ちゃんを扱いきれるのはサイドさんだけなのです!”!”!
もう戻ってきてくれるなら僕泣けるもう号泣だよぉおお←鼻水

じゃあサイドさんの投稿時間は
8時~9時の間でいいですかねー;;もしほかの時間帯が良かった言ってください^^
ってか僕なんて投稿時間がかなり常習犯なんで←



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No.282 鈴音 07/16 23:54:29  削除依頼

*一ノ宮 綾*

缶コーヒーを渡してからほんの数秒で飲み終わったひかる。
そんなに喉渇いてたのかな?
ってことは…ほんとにほんとに急いできてくれたって思っていいのかな?
だったら、嬉しい…なぁ。

そう思ってるとカコンッと缶と缶がぶつかり合う音がしたかと思うと
ひかるが缶専用のごみ入れ(さっきあたしが投げたやつ)に投げ入れていた。
しかし、力が強かったのか缶と缶にぶつかってそれは無情にもごみ入れの外側に落ちた。

「ひかるー…ほんとにあんたって運ないっていうかなんていうか…」
「うっうっせーよっ!!ったく…」

缶を入れなおしに行こうと立ち上がろうとするひかるだったが一瞬びくっとなって止まった。
あっ…足首痛むんだ…。

あたしはすっと立ち上がってひかるの肩を掴んで座らせた。

「足痛むんでしょー?あたし行って来るから座っててっ」

そう言ってひかるをまた座らせ、ごみ入れまで走った。
外に落ちてある缶コーヒーと何個かの缶をごみ入れに入れてひかるのもとに戻ろうとした。
その時にふと一瞬だったけど掴まれた右手を思い出した。
軽く右手を見つめてギュッと握る。自然にすれば…また手つないでくれるかな…
なんて、何考えてるんだろっあたしっ///
……でも、もしできるんなら…。

右手を見ていた目をひかるの方に移しひかるのもとに駆け寄る。
それと同時にまた女の人のアナウンスが聞こえ、駅から人があふれかえってきた。

やばっ;;早く行かなきゃっ;;
人がさほど増える前にと、ダッシュでひかるのもとに駆け寄った。
ちょっと息が乱れているがこれくらい…どうってことない。
さっきあたしが座ってたところからスクバを持ち左肩にかける。
そしてひかるの前に右手を差し出した。

「ちょっと遅くなっちゃった;;ごめんねっ。早く始末屋帰ろっか」
「…おうっ」

ごく自然に出せた右手は、ごく自然にひかるの左手へと吸い込まれていった。
そして周りの人にひかるがぶつからないように軽く注意しながらあたしたちは始末屋に向かった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.283 鈴音 07/16 23:57:00  削除依頼

「…大丈夫?痛む?」
「何回お前それ聞いてんだよ…大丈夫だっつーの」

駅から少し離れた交差点。
信号を待ちながらひかるに足の状態を聞くとまたかと呆れられた。
いや、確かに聞きすぎかもしれないけどさ~…
だって汗結構出てるし(ただ暑いからかもしれないけど)辛かったら
タクシーとか…(タクシーで行くほどの距離じゃないけど)考えるし…。

「ほら、青になったって」

ひかるの言葉に顔をあげると歩行者信号が青になっていて、
あわてて人の流れに乗って歩き出した。
道路を渡り切る頃にはちょうど赤に変わっていて、
ひかるが言ってくれてよかったっと思った。
その時、さっきの信号で渡れなかったであろう母子が信号を待ちながら話す会話が聞こえた。

「おかーさーん。わたしねぇ、大きくなったらあの子みたいになりたいのー」

その言葉にふっとその子のほうを見る。
そしてその子の指さす方を見るとそこにあったのは…

――Tomoruの看板

笑顔でスポーツドリンクを飲んでいる、先ほど駅でもみた灯ちゃんの看板だった。

「ちっちゃいけどねーかわいくてねーとってもすごいのー」
「そう。なれるといいわねー」

母子がそんな話をしてると信号が青に変わったらしく2人は
駅の方に向かって道路を渡って行った。
灯ちゃんの看板を見てずっと立ち止まってるあたしに不信感を覚えたか
ひかるはあたしと灯ちゃんの看板を交互に見た。
どうやら、灯ちゃんの看板に感動していると思ったのか、
灯ちゃんとの思い出を話すときに見せたあのキラキラした笑顔で話しだした。

「おーっお前もみたか?俺もさっき駅に来るときにみたんだけどよー…
やっぱすげーよな、灯。幼馴染としてほんと鼻が高いぜー」

そう言ってにこにこ笑うひかるを見てからあたしはもう一度灯ちゃんの看板を見た。
そして心臓がドクンッとなったのと同時に、何か圧力をかけられた気まで起きた。

――一番重要なのはかるちゃんにどう思われてるか…じゃない?
―――”俺はあいつとそんな関係じゃない””あいつは敵だ”って…。
―――冗談で仲良くないんだね?なんて聞いても否定しなかったし…さ
―――でも…不毛な片思いほど辛いものはないんだよ?

―――何もなければお前みてぇな大嫌いなバカアホ女に自ら電話するかよ!!このブス!!



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No.284 鈴音 07/16 23:59:28  削除依頼

そうだ…何を勘違いしていたんだろう…。
あたしはひかるにとって灯ちゃん以上の存在になんてなれないのに。

急いできてくれたのは、ただ単にはるが心配して見てくれって頼まれたから
急いだのであって…(きっとはるは黒い笑顔で頼んだんだろうし)
ナンパを追い返してくれたのは、ただたんにあいつらがうざくて、
それでいて連れてかれるとはるに怒られるからであって…
さっき一瞬、そして今も手をつないでいてくれるのは、今が人ごみだからだけであって…

きっとはるに頼まれなければ急いでこなかっただろうし、
なんぱなんて追い払ってくれないだろうし
人ごみじゃなければきっと手もつないでなんてくれない。

でもきっと灯ちゃんだとそうじゃなくて…
誰に頼まれなくてもきっと一番に迎えに行くし、助けに行く。
あの子は頼まれなくてもきっと手くらいつないでくれる。
というかそれがきっと当たり前になっている。
それだけあの2人は深いところで“信頼”っていう太い絆で結ばれてる。

あたしには“仕事仲間”っていう細くて浅いつながりしかなくて、
恋愛感情なんて勝手にあたしが持ち合わせているだけであって
ひかるにとってはきっとあたしのこんな気持ちなんて迷惑で、仕方がない。

でもさ…でも、ちょっとは期待していい?
灯ちゃんが言うほど嫌われてないって。
本当に嫌いだったらどんなにはるに脅されても、頼まれても迎えになんて来ないと思うし、
ましてや体の一部分が触れるだなんてそんなことありえない。
好かれてほしいなんてそんな大層なこと言わないから…
嫌われてないって…そう思うくらいいいよね?

「―――でさー、ほんとよく夢かなえたよあいつー。
って、どした?」

あたしが考えていた間中灯ちゃんの話をしていたのだろうか、
ニコニコ笑顔のまま訪ねてきたひかる。
いつもなら考えてる最中でもひかるの話流したりなんてしないのに
やっぱり…反射的に拒絶してるんだな灯ちゃんの話は…。

さっきまで普通に笑えてたのはどうしたのか…いまはきっと普通に笑えない。
こんな顔をひかるに見せるわけにはいかない。
だから…

スッ…

「ぇ…何で」
「んー?なんでもないよーwやっぱ灯ちゃんすごいなーって思っただけ♪」



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No.285 鈴音 07/17 00:14:50  削除依頼

ひかるの顔を見ずに、ごく自然にひかるの手から自分の手を放した。
嫌われてはいないだろう…でも好かれてもいないだろう…。
だとしたらこの手はひかるにとっては邪魔だったはず。
それに女にしては少し大きめなこの手とあの小さくて可愛らしい手を
比べられたくなかったから。

だからだろうか、ひかるが小さく寂しそうにつぶやいた声をあたしは聞き逃してしまった。

「ほらー。なーに立ち止まってんの♪早くはるのとこに行かなきゃ
はるにあたしまで怒られるでしょーww」

でもいつまでもひかるの顔を見ないのは無理なことで、とりあえず
しゃべりながらいけるところまで歩いて行って最後にひかるのほうを振り向いた。
今できる最高の笑顔を顔に“張り付けて”

その時ひかるは苦虫をつぶしたようなすごく寂しくて悔しそうな顔をしていて
なんでそんな顔をしているのかあたしには全く分からなかった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっえーっとまさかまさかの綾ネガティブ編で←ちょっw
今までポジティブで来てましたがいったんここで落としときましたw鬼っ
ただ、この後の展開を考えるとここで落としておいた方がいいと、ユキ絵さんとも話しまして…
文章マジ糞文で、ネガティブさがうまく表現できず…

そんでもってサイドさんっほんとお帰りなさいっ☆
一応萩萎ちゃんはカラオケが終わった後奪還屋に帰る予定というところで綾たちと
別れたのですが奪還屋ではただいま魁くんと璃音ちゃんがいろいろ自分の気持ちと
葛藤中でございまして…あたし的に流れは柳くんと出会ったっとか←勝手な思い
そして萩萎ちゃんと柳くんもLOVE方面突っ走ろうぜ的な←勝手な願い
あっでも萩萎ちゃんには確か雪夜さんという男前なお方がいたような(ちょっ

そんでもって、コメ返とかしたいのですが時間が時間なのでまたということでっ;;
そんで、ですねあの新しく紫凛さんと日傘さんが作っていただいたスレww
雑談しましょうっ!

ちなみに紫凛さんっ
ユキ絵さんとはいつだかのチャットの時にアド交換いたしましてww
ここに載せるのは無理だと思うのでまた時間があった時にチャットとかで交換できればとぉぉぉぉ←
というかこんな者でよければしていただきたくぅぅぅぅ←自重

ってことではい、今日は退散させていただきますっ



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No.286 ユキ絵☆ 07/17 19:11:00  削除依頼

* 灰塚 輝 *  

――カコン

空き缶入れに向かって投げた缶が小気味良い音を立てる。一瞬上手いこと空き缶入れの中に入ったと思ったが、既に空き缶入れに溜まっていた無数の缶に弾かれて、俺の投げた缶は地面に転がり落ちて再び、カコン。と乾いた音を伝わせた。
…ぅー…やっぱりつれねぇなあ…世の中は。寧ろ俺についてる座敷童子は。

「ひかるー…ほんとにあんたって運ないっていうかなんていうか…」
「うっうっせーよっ!!ったく…」

笑うを通り越して呆れた口調で言ってきた糞女に決まりが悪くなって、さっと立ち上がる。落っこちた缶を拾いに行くため足を踏み出した。しかし、すぐにその足の動きを止めた。ビリッ、と傷口に痛みが押し寄せたからだ。
ああ。一々痛ってえな畜生…。これじゃ、普通に歩くことも儘ならねぇじゃんかよ…。
不自然に静止した俺の足に痛みが走っていることを察した糞女は、その場から立ち上がり俺の肩に手を乗せて、再び俺を噴水の縁へと座らせた。

「足痛むんでしょー?あたし行って来るから座っててっ」

背を向け空き缶入れまで走りながら俺へ軽く右手を上げて見せた糞女に、またしても決まりが悪くなった。
なんかめちゃくちゃ格好悪いな、俺…。
最終的にナンパ共は撃退したけど、傷口蹴られたりして糞女にダセェところ見られちまったし…。さっきから会話では取り乱してばっかりだし…。おまけに空き缶まで投げても入らねぇし…。
どうしたら、こう…上手いように極まるんだろな…。
……糞女はどんな風な男が良い…って言うか、どんな男がその…好き、なんだろか…。あ、いや…別に糞女の好みに合わせるつもりなんてねぇけど…。ただ、一般的に見てどういう風なあれ…世間の好感度的なあれ…うん。どうしてもやっぱりそれが気になる…。
それ以前に…健司、とか言うのはいなくなったって聞いたけど…。今は何て言うか…そういう位置の男とかいるのか全然聞いたことねぇから知らねぇし…あ、まぁ別に知ったからってどうってことねぇって言うか知りたいとも思ってねぇけど………って、さっきから何をうだうだ考えてんだ俺は。
 



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No.287 ユキ絵☆ 07/17 19:11:08  削除依頼

  
――間もなく一番線に電車が参ります。黄色い線の内側に下がってお待ちください。

ホームの方から女のアナウンスがこの場まで届いた。
暫くすると駅から多くの人が流れてきて、それに視界が邪魔されホーム周辺が見えなくなってしまった。人が増える前に糞女を連れ戻しに行こうと腰を上げる。しかし、俺が向う前に糞女は自分で通り過ぎる人を避けながら此方に戻ってきた。少し、息を乱して。
噴水の縁に置きっぱなしにしていた鞄を肩にかけた後微笑み掛けてきた糞女の表情が飛びこむ。

次に目についたのはごく自然に俺へ差し出された糞女の、右手。

「ちょっと遅くなっちゃった;;ごめんねっ。早く始末屋帰ろっか」
「…おうっ」

これって、繋いでも良いんだろか――胸裏に浮かんだ言葉は酷く控え目だった。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

駅から少し歩いた所の交差点。
俺の左手には、糞女の右手が握られていた。周囲には人が多くて、この手を離したら直ぐに逸れてしまいそうで。そんな人混みは、俺に糞女と手を繋いでいる"理由"を与えていた。
信号が赤に変わって暫く立ち止っていると、下から糞女が物言いたげに顔を覗き込んできて疑問符を浮かべた。

「…大丈夫?痛む?」
「何回お前それ聞いてんだよ…大丈夫だっつーの」

これで…多分、20回目くらいだろか。取りあえず30秒置きくらいに聞いてくるから、もうそれなりの回数になってるに違いない。
確かに足は痛くないわけじゃねぇけど…そんなに心配される程しょっちゅう痛くなってるわけじゃねぇって言うか…。まぁ、心配されないよりは心配してくれる方がそりゃ嬉しいけどよ。偉そうな意見だけど。
歩行者信号の色が青に変わって足を前に出すと、左腕がピンと軽く突っ張った。考え事でもしてるのか糞女がボーッと突っ立ってその場を動き出そうとしなかったからだ。
 



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No.288 ユキ絵☆ 07/17 19:11:24  削除依頼

 
「ほら、青になったって」

左手に繋がれた糞女の右手を、くいっ。と引っ張り、糞女を目覚めさせる。そして道路を渡って行く周囲の人々の流れに二人で乗った。
渡りきる頃に信号が点滅し始めて、走りはしないが気持ちだけは十分焦らせておいた。ドライバーからすれば「走れよ!くそが!」て所だけどお生憎様俺は足首怪獣だからな。へへっ。
男や女と色々な人間が行き交う雑踏の中で、前方に立ち止まっている信号を渡りきれなかった親子の会話がふと耳に入ってきた。

「おかーさーん。わたしねぇ、大きくなったらあの子みたいになりたいのー」

子供は母親にそう言うと、高いところを見上げながらその視線の先にあるものを指差した。子供が指差す先を眺める母親につられて、俺も首を振り返り上方を見上げた。
――Tomoruの看板。
視界に映し出されたのは糞女を迎えに走っていた時にも一度見た、如何にも美味そうにスポーツドリンクを飲んでいるTomoruの看板で。
こんな子供にもTomoruの評判が伝わっているなんて、灯って…やっぱりすげぇモデルなんだな。
ガキの頃は俺や周りの子供と何の違いもない、普通に公園で鬼ごっことかしてる奴だったのに。

「ちっちゃいけどねーかわいくてねーとってもすごいのー」
「そう。なれるといいわねー」

再び信号が変わって親子は駅の方へ歩いて行ってしまった、が、今度は糞女がTomoruの看板に目を奪われ動きを止めてしまっていた。
……本当にこいつはTomoruが好きなんだな…。Tomoruの背が低いから憧れてるのか何だか知らねぇけど、そこまで捉われる程別に身長とか気にしねぇでも良いだろ。重要なのはスタイルなんだよ。人間は。スタイルが悪かったら全てが始まらないわけで。あ。言っとくが決してセクハラ的な観念は含んでない。
ま、それにしても灯はすげぇのは確かだよな。それが証拠に、あんな子供までTomoruの存在を知っていたくらだし!

「おーっお前もみたか?俺もさっき駅に来るときにみたんだけどよー…
やっぱすげーよな、灯。幼馴染としてほんと鼻が高いぜー」

感激してずっと立ち止っている糞女に声をかけてもう一度看板を見上げた。
 



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No.289 ユキ絵☆ 07/17 19:11:44  削除依頼

  
「昔はそこら辺のガキなんかよりも背が高くてさ、頑張れば絶対モデルになれるって思ってて」
「……」
「でもまさか本当にモデルになるとはなー」
「……」
「しかも、こんな形のモデルになるとは驚きだぜ」
「……」
「何てったって世界レベルだからな、世界レベル。俺なんて背高くてイケメンだしナイスガイだし、灯の幼馴染だと知られたら真先にスカウトされそうだよな。俺は始末屋続けるから断るけど」
「……」
「あ、まぁモデルは顔や身長だけじゃ勤まらねぇのかもな。昔灯の母ちゃんが灯にそうやって言い聞かせてたわ」
「……」
「それでもあいつモデルになるって言い張って。昔から、やる!と言ったら絶対にやり遂げる性格でさー、ほんとよく夢かなえたよあいつー。って、どした?」

俺がいくら話を進めても一向に相槌すら打ってくる気配を出さない糞女を訝り様子を伺った。その時見た糞女の顔は、笑顔でもなく、先程見せた真面目な顔でも、優しい顔でもない――凄く虚ろな表情で。
……い、いや。違う。見間違いだ。
だ、だって、憧れのTomoruの話をしてる最中にそんな悲しい顔……してねぇもん…こいつは…。

"本当"に目を向ける前に。手に感じたぬくもりが消えてしまった。

「ぇ…何で」
「んー?なんでもないよーwやっぱ灯ちゃんすごいなーって思っただけ♪」

突然、すっと離されてしまった左手の指先は震えは、空気の冷たさを。つきんと痛んでいる胸の奥の方は、索漠感を只管盛り上げていた。
「…手、繋ぐの止めんじゃねぇよ……」寂寥に押し潰されそうで、喉の奥底から絞った小さな本音。その小さな声と想いが糞女に届くことはなかった。
こう言う時だけ、お得意の怒鳴り声が出ねぇんだあ。ああ。嫌になちゃうなあ、本当に。

「ほらー。なーに立ち止まってんの♪早くはるのとこに行かなきゃ
はるにあたしまで怒られるでしょーww」

俺を置いて喋りながら数歩進み、喋り終わって俺を振り返った時見せた糞女の仮面は何で作られたんだろ。誰が作ったんだろう。

なあ、如何して。

その顔を見て、一瞬で自分の心の中が冷え切ってしまったのが分かった。
――違う。今まで俺の心の中が酷く温かかったんだ、ということに気づかされた。
 



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No.290 ユキ絵☆ 07/17 19:11:54  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
ごめんなさい午前中に書いてたものに少し書き足して一旦たっちです;;;;

今急遽母親の仕事先まで車で迎えに行くことになったので
これの続きは帰ってきてからあの…投稿…させて…もらいたくて○| ̄|_
本当時間外な上めちゃくちゃ言ってすみませ;;;;

それでは一旦ばびゅんですorz



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No.291 華樹 07/17 19:28:28  削除依頼

時間外ですが、部屋の掃除終わるまでPCさわっちゃだめと言いつけられてましたが、ちょ、緊急事態なので書き込み失礼!!!!

ちょおおおおおおおお!!!!!!
サイドさあああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!
うおおおおおおおお!!!

お久しぶりですってかいやいやいや、まじで、嬉しいですっていうか有難うございます!戻ってきて下さって!!
っていうか、こういうのは紫凛さんが立てて下さったスレで書くべきかと思いましたが一応!!
そちらのほうにも絶賛参加します!!(日本語おかしいだろバーローw
今日から夏休みなんで、めいっぱい参加できますようひょひょひょおwww

すいません、一昨日と昨日と球技大会で生徒会としてめちゃくちゃ働いてきて、ふらふらで、今日部活あるとかでww
疲れてんのに行ってきて(しかも学校家から遠いんだぜ!!)テンションがオカシイ華樹ですがどうか許して下さい;

それでは掃除終わってからまた来ます!!!



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No.292 ニックネームは削除されました 07/17 19:58:02  削除依頼

*海咲 璃音*

暫しの沈黙。固まった空気。
頬はまだ紅潮したまま。微動だにしない。
その沈黙を破るのは、低く、苦しげな声で。

「…………お前は、お前はどうしたら俺を信じてくれるんだよ」

本当に苦しそうな…それでも聞き慣れた音色に目を細める。
心地よくて、水の上に浮かんでいるような…。
しかし魁の言葉に疑問を持たない訳が無く、首を傾げる。

「……え?」

すると魁は軽く目を見開いた。
…語弊、だったのだろうか?
内心首を傾げていると、慌てて魁が訂正の言葉を口にする。

「…何でもねぇ。……ったくお前隙ありすぎなんだよ」

魁はそう吐きつけ、自室へと戻って行った。
私はその後ろ姿をも見ず、視線をフローリングの床へと流した。
魁の言葉に、心を大振りの剣で切り刻まれたかのような痛みが…
そして生臭い血が、心を覆った。全て、暗闇の中。

深い深い湖にとぷんと投げ込まれたように一瞬何も聞こえなくなった。




…さあ、失って失って、戻ることを抗いましょう。



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No.293 ニックネームは削除されました 07/17 20:00:22  削除依頼

――いかにもぉぉぉおおおおお!!我は生徒会長なりぃぃぃぁあああ!!!

――なーなー六番<大神>-。もーいっぺん羊着てみてーな

――いかにも!!これは「もつ鍋」だよ。皆で食べようか

――皆で食べるものは何でもおいしいのだ

――いやはや、桜小路さんは本当に…

――もつって内臓だったッケ?俺そう言う系ムリ…

――ああ、最近のボールペンは脆くて困りますねぇ

――あんた等は私達の敵だYO!!

…フラッシュバック。
小刻みに震えていそうな指を米神に添える。透過触覚の暴走。
指先が頭蓋骨に侵入した。制御が外れた透過触覚が頭の中を"物理的に"
動き回る感覚。―勿論、周りからは触れているようにしか見えない―

髪の中を――皮膚の隙間を――骨の内部を――脳を神経を血管を、
自分自身の指が次々と掠めていく。
頭に付随する部分は、当然の様に標的となった。
視神経、眼球、瞼。鼓膜、耳小骨、三半規管。鼻腔、口腔、舌。
自分が何に触れているのか全く把握できない。
でたらめに動き回る指先は、触れた部分を掻き回される錯覚を呼び起こす。
生理的な嫌悪感が、瞬間的に躰を動かした。

右手を米神から引き剥がした。
その間にも先程と透過していった脳の部分に触れ、今、現実に戻ってくる。
気がつけば肩で荒く息をしていた。幻視までをも、使ってしまっていた?

二つの感覚拡大症を連続して使うとヘタしたら命を落とすと言うのに。
制御できない時があると言うのが厄介で堪らない。

――が、今は感覚拡大症に悩んでいる暇はあまりない。

"…………お前は、お前はどうしたら俺を信じてくれるんだよ"



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No.294 ニックネームは削除されました 07/17 20:02:42  削除依頼

あの人に大きな信頼を寄せた。それと共に絶大な尊敬を。
あの人はそれに答える様に私に笑いかけた。淡く温かな笑みを。
あの笑みの傍で、笑って居たかった。仕事はさせて貰えなくても幸せだった。

――それでも今、今近くある光は……魁なんだ。
フォギーブルーのドア―魁の自室の扉だ―を目を細め見つめる。
心臓を氷のように冷たい手で掴まれた様に息が出来ない。
床に左手をついて、右手で胸を鷲掴みする。
荒い息を如何する事も出来ず、唯喘ぐ。

「―――ッ、魁…!!」
伸ばす事も出来ない手を、自分の存在を初めて悔やんだ。
…その手にも、触れる事はもう出来ない?
―――――――――――――――――――――――――――
いかにもぉぉぉぉぉぉああああ!!!←
いかにも=刻の学校の隠れ生徒会長
なーなー六番=遊輝
皆で食べるもの=桜小路 桜 いやはや=平家
もつって=刻 ああ、最近の=大神
YOYO女=日和<ヒヨリ> 他に雪比奈諸々←ちょ

すこしシリアスにしてみ…出来てねえ((
えーと、何か存在が申し訳ない。ちょっと逝ってきます(さよなら

透過触覚と幻視についてはまた後に☆←



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No.295 サイド 07/17 20:31:51  削除依頼

本当に皆さん色々とありがとうございます^^
復帰させてもらっても宜しいでしょうか?
とりあえず今、萩萎がお邪魔したら魁くんと璃音ちゃんの雰囲気ぶちこわしなんで
柴凛さんのスレにいかせて頂きます

ホントはコメ返しをそれぞれのかたにしたいところですが・・・・
まだとりあえず復帰するまでは・・・

萩萎の過去編も少し進めたいなーとか思っております



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No.296  

削除されました 


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No.297 鈴音 07/17 22:26:47  削除依頼

鈴音ですー;;

実は雑談スレにも書きましたが夏の大会が終わってほっとしたのか
ちょっと体調崩しまして(といっても寝てれば治るようなもんですが;;)
明日も大会の補助員あるので、今日もコメ返なしでおいとまさせていただきます(泣

あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁorz
せっかく日傘さん戻ってきてくれて、萩萎ちゃんと柳くんの恋にOKが出て
みやちゃんには新たな恋の予感がして
魁くんと璃音ちゃんはまた萌える展開になって
そしてそしてひかるくんが自覚してくれそうだというのに・・・
マジ自分恨む…

そうですっ皆さん雑談スレ見てくださいッ!!
日傘さんがっ日傘さんがっなんとっ柳くんと萩萎ちゃんの恋愛に
OKサインをぉぉぉぉぉぉおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!
そして新たにみやちゃんにも恋の予感がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!

てなわけで明日はきちんと治して投稿させていただくので
今日はこのへんでまた明日ぁノシ



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No.298 ユキ絵☆ 07/17 23:09:12  削除依頼

ええすみません、また謝罪系のレスです○| ̄|_(謝ることが多くて本当すみません…;;
先程レスNO290で「また後で投稿する」とか抜かした私ですが
外食に行って今からお風呂に入らなきゃならなく、それから記事を書くと
どう考えても今日中には終わらなく…投稿は…明日…に…なってしまいます…○| ̄|_
ってことで、今日は「一旦たっち」ではなく「正式なたっち」で;;

ほがあああああああああ><、本当浅はかな考えで発言をして申し訳ないorz
それではまた明日、、、、投稿させてくださいil||li_| ̄|○ズ~ン○| ̄|_il||li



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No.299 ニックネームは削除されました 07/18 19:25:50  削除依頼

*神凪 夕日*

人は必ず、人を愛せば束縛する。
自分の側に置いておきたいと言う醜い欲。

アイツだってきっとそうなる。
桜田だって……人を束縛するようになる。

明日、嫌でも分かる。
明日の"用事"で教えてやる。
…璃音は、奏稗 獅斬と言う奴を思っていると。
お前が獅斬に勝てる訳がないと、奪ってみろと。
―そう、桜田は奪還屋なのだから…。

その時アイツはどんな答えを出すだろうか。
…無論、まず殴られると思うが。

「…じゃ、先に璃音を虐めるっかな」
足元に転がっている空き缶を軽く蹴とばし、そう呟いた。
多分璃音…首弱いんだな。

ニヤリと笑って、ポケットから鍵を取り出す。
…あ、因みに璃音と同じ家だけど←

ってかまた荒らされてるとかどんだけですかー。
ちょ、食器棚斜めってますよー。
あ、花瓶割れてる。…今回はそれだけか。

適当にビニール袋を引っ張りだし、割れた花瓶を袋の中に詰める。
そしてそれを隣の家のゴミと一緒に置いておく。
…いや、だって面倒臭いし←

明日、どうしてやろうかと作戦を立てる為に食器棚を直してから
璃音の隣の部屋―俺の自室―へ向かった。

―――――――――――――――――――
短ッ←ちょ
すんません、絵仕事で忙しいのでこれにてッッ!!((



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No.300 ユキ絵☆ 07/18 21:03:21  削除依頼

* 灰塚 輝 *

仕事場まで、すぐそこ。
一定の距離を保って、糞女の後ろに続いて歩いている。

ここまで来るのに幾度と右足の傷が痛んで、その度立ち止って休憩を取り、痛みが和らいだら再び歩き出すを繰り返した。きっと此処まで来るのに普段より随分時間が掛っていると思う。
だけど。そんな中でもあれからずっと沈黙は続いていた。当然糞女が俺に話しかけてくる様なことはなくて。俺の方から糞女に何度か話し掛けようと試みたが、上手い言葉が見当たらなくて、漸く見つけた言葉も唇まで届くことはなく喉の奥で潰れて消えてしまっていた。

始末屋に続いているこの道は――弁当屋から始末屋まで、始めて糞女と手を繋いで帰った道。
結局、あの時糞女は手を繋いでることに気づいていなかったけど、俺は糞女がてっきり知った上で手繋いでるのかと思って…周囲の目とかも気になってくるし、兎に角この道は色々大変な思いをした道。だけど本当は…それ以上に、あの時凄く心の中が温かかったと言うことを、今も真赤な感情が俺に忘れさせようとはしなくて。
そんな道で、今の俺は糞女の背中を見て。肩も並べて歩けない自分が情けなくて、格好悪くて、悔しくて、どうすることも出来なくて、ただ拳を作っては解いていた。
如何して作り笑顔なんて浮かべてんだよ。
それだけでも訊ければ…違うのかもしれねぇけど。またあの顔を向けられるのが――

「!」

俺の足音がぴたりと止まった。
また傷が痛み始めた。目の前にいる糞女も、俺が立ち止まったことに気づいたか、俺を振り向かずに足だけ止めた。
如何して先に行かないで待っててくれんだろ、こいつは。先に行けば良いじゃねぇかよ。そうしたら俺がこんな辛い思いをすることも…――違う。
そうじゃない。違うだろ。俺が目を向けてる方向は。俺が奪いたいのは俺の傷心じゃないだろ。

俺が本当に望むのは――

「ねっ…ねぇ、ひかる」

こっちを振り返らないで、糞女の声だけが俺の元へ届いてきた。
その声を聞いたのが本来よりも偉く久し振りに思えたのは、寂寥が作り上げた偽りの時の流れの所為だろう。

「足、痛むでしょ?あんまり歩くと良くないからさっ」
 



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No.301 ユキ絵☆ 07/18 21:03:55  削除依頼

 
一呼吸置いて俺を振り向いた糞女の笑顔の仮面を作る色濃い哀を感じた時――こいつの心の中を少し覗けた様に思えた。胸の中がずきずきと痛んで、その痛みの正体がこいつの心の中を映した鏡に見えた。
もしこれが糞女の痛みを映した鏡と言うならば――俺には何が出来るだろう。
否、何を望んで、何を送りたいと思うだろう。

なあ。お前の痛みを目の前にした俺が、自分の想いを見据えた俺が望むことは――

「仕事場もうすぐそこだし!あたし、はる呼んできちゃうからここで待っててっ♪」

悲しみを塗りつけ、俺を置いて仕事場まで一人駆け出した糞女の手首のぬくもりが、俺の左手に広がった。掴んだその手首は思っていたよりもずっとずっと細くて。
右手の指先が鞄のファスナーを開けた時、“足首怪獣は無敵だもん!大丈夫、負けないよ!”、
誰かに似た誰かが、もう一度そう言ってくれた気が起きた。
その応援は、鞄の中に潜ませていた"白色の想い"へ俺の指先を一向、導いてくれた。

「……っ」

貴方は…本当は、綾ちゃんのことが、
ほんとはお前綾姉ちゃんのことが、

言葉の先にある想いの、ひとつの"衝動"に駆られて。

「やる」

――俺がお前を、しあわせの笑顔にしてあげたい。

「……へ?」

左手に掴んでいた手首を引いて糞女に此方を振り向かせ、右手に掴んでいた白スカーフのパンダを、やる、と一言糞女の掌に乗せると、疑問符付きの何とも間抜けた声が返ってきた。
信じられない…または、理解できない――そんな言葉を発したいのか目を点にした糞女は、渡された白スカーフのパンダと俺の瞳を交互に見つめ始める。
 



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No.302 ユキ絵☆ 07/18 21:04:12  削除依頼

 
ついに渡してしまった――糞女に白スカーフのパンダと瞳を交互に見つめられたことにより、
"衝動"がはっきりとした意識に変わり、自分がしたことが鮮明に脳裏に浮かびあがった。
その瞬間物凄く恥ずかしくなって、プレゼントした白スカーフのパンダの姿と糞女の視線から逃げる様、回れ右して糞女に背を向ける。気が付いた頃には自然に頭をガシガシと掻いていて、恥かしい時や照れくさい時俺はこの行動を取る癖があるんだな、と今更自己発見した。

「――ッ///こっ、この前偶然……その…知り合いに貰ってっ……
おっ、俺はそんなの使わねぇしッ…だから、お前にやるっつってんだ!!」

熱くなりきった顔を俯かせ嘘を並べた後、糞女の震えた小声が聞こえた気がした。

「灯ちゃんが…――」

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´‐ω‐`)(どんなに小さな虫だって食べずにいれば死んでしまう♪

え、謎糞糞(´^o^);:*:;(←糞文の最高位

すっごい微妙なところでたっちです...|ω;`)この後鈴音さんに任ry(←吊ろう♪
んがあああああああああああああああ鬼がつくほど難しい○| ̄|_←脳みそ焼けた
複雑怪奇というか未知の心情なので私にしかきっと理解不能d(それを気違いと言う!

んではではでは←
お風呂入ったらコメント返しさせてくださいぃいいいjsdfs○| ̄|_orz
 



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No.303 サイド 07/18 21:31:55  削除依頼

名前変えてきました!!
「サイド」です^^これからもどうぞ宜しくお願いします^^
ただいま萩萎と柳くんの恋路を考え中です・・・(笑



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No.304 華樹 07/19 00:19:53  削除依頼

輝君とアヤちゃんが帰ってきていないので、ようやく米返し行きます!!(遅いよ、遅すぎるよ
もう、ほんとに遅れて申し訳ない;;
皆さんどうか見捨てないで…

っていうかりょーらんの意外な人気に嫉妬ww
おまけでらんぽーお兄さんがついてきますよwww


>鈴音さん
じゃあ清の神社でお祭りということで行きましょうwww
なんか楽しみだなー現実には夏祭りいけるかわかんないなぁ、あたし…(悲
あはっ、燕雀さんは多分男連中に囲まれまくってると思いますwwでも燕雀さんは
ご自分の美貌を武器にしないので何故群れられてるのかわからないというw
なんか燕雀さんに一瞬見とれてる輝君にアヤちゃんがちょっとヤキモチってやってみたい!気がする!!
ていうか燕雀さんの絡みでいうと、皆清のお家事情とか知らないと思うんで、
燕雀さんの事を“清の母親”だと思っててその後に“清の祖母”だと明かされて驚く皆が見たいなと思ってますww
実際年齢70超えてますが外見年齢は20そこそこなのでwwあ、母親としても若すぎるかww
それじゃ、姉っていうテもありますね~www
うおおおおおお、巫女姿の清を皆で撮る…ですと!?
その写真是非下さい!!!清はカメラを構えると即得物投げてくるんで;;
清の巫女姿は多分新年の時に燕雀さんが強制的にお手伝いという事で巫女服着せるとおもいますwww
ちょ、海!!
南さんの用意する水着って…!!
どんなんだろう……
なんか清が女の子だって分ったらすごく張り切ってくれる気がしないでも無いのですが…!!
なんだか親のあたしが楽しみだ!!
あの三人はやばい!!かわいいですっっ!!やけに大人びてる麻耶ちゃんといい、恋に目覚めた翔君といい、ほわわんな水月ちゃんといい!!
うはうはですよwwwwちいさいこかわいい(変態が居るよ
そんな三人を描いてみよう!!と思ったのですが、私はちいさいこ描くの苦手だったことに気づく…小さい子かけねぇぇぇ


>ユキ絵さん
いや、ほんとにコメ返し遅れて申し訳ない;
ちょww誘拐事件ですかww
思う存分連れ去ってくださ(←
巫女服はかなり燕雀さんを描くのに調べたのですが、髪の短い人は付け毛するらしいので(後ろ括る)、付け毛ですが髪の毛が長い清が見られるかとww



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No.305 華樹 07/19 00:21:00  削除依頼

そうですねー、私も最近気づいた事でしたが、皆黒髪だよ、純日本!?と思いました。
つか、このリレ小の世界観がだんだんわからなくなってきた私って一体…理解力が足りないのか…
リレ小って舞台は日本…?ですよね…??
確かに輝君は目立ってますねww赤い髪で赤い瞳とはwwでも本人は多分本望なんじゃないかとww
うおおおおおおお!!!まじですか!?ユキ絵さんも放送部!!!!!
うおおおおおおおおお、なんか嬉しいでス!!←しょーへー君みたいになったよ
と、い、う、か、演劇部ですかユキ絵さん!!
ユキ絵さんの演技をまじで見てみたいとおもうのは私だけ!?
うちの学校にも演劇部あるんですが、部員一人だし、三年生だしでたぶん来年消えてしまうかと…;;
しかも演劇部に部員入らなくて、今年放送部に中学校の時演劇部だった人が入ってきてるというwww
演劇部ってどんな活動するんですかね…コンテストとか、文化祭で演じたり…とかあるんですか!?
見てみたい…!!!
大変でしたが、今は落ち着いてます…生徒会的には次の体育祭でまた忙しくなるかなぁ…という感じです;
ああ、背流様に時間を送ってもらいたい…;;
おお!楽しみにして下さいますか!!ありがとうございます!!
方向的には、シリアスが前面に出てきます。
私もあまり細かい事は決めていないのですが、もうぶっつけ本番!なるようになれ!ええい!ままよ!!という感じでやろうかと思ってます。
その前に過去編終わらせなきゃ此処でネタを全てばらす事になるのですが、過去編の更新速度が追い付かな…orz...
頑張って過去編終わらせたいです…;;
つるぺたwww
清は多分当分それだと思いますがwww
あ、曲聴きました!!
ちょwwwwwwww
あれ、
ええええええwww
なんかふさわしい感想が浮かんでこないのですがっっww


>紫凛さん
むふふふふふふwwww
サイトばっちり見させて頂きましたよ!!
っていうか、ほんとに紫凛さんの御姉妹の描かれた絵が見てみたい気がするのですがwwww
もう、紫凛さん神!!と叫びますよ、ほんとに!!!!
私なんか足元にも及ばないです…;;;
まずバランスがww体のww
というか最近気づいたのですが、紫凛さんって兄弟多いですね!!お兄さんと妹さんと、お姉さんがいるんでしょうか…?
私の記憶では確かそうだったような…



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No.306 華樹 07/19 00:22:03  削除依頼

うちは二人姉妹なもので、いつも喧嘩ばっかしてますが…
この頃紫凛さんと魁君の絡みがうはうはし過ぎてwちょ、楽しいなあ、これ…!!とかPCの前でにやにやしている訳ですがww
魁君はセリフがかなりきゅんときますよね!璃音ちゃんもきゅんっと来ているのではないかと!思うのですよ!!
もう、これから夕日君がどう動いて二人の仲を動かして(?)くれるのか楽しみですwwww
璃音ちゃんは首が弱いとな…?<キラーン
じゃあ私が行って触っt(寄るな変態


>希影さん
まず、一言目は。
ほんっっっっとうにすいませんでした!!!!
お絵描き練習の方にも書き込みして下さってたんですよね;;
最近行って無くて、この前久しぶりに行って希影さんが書き込みして下さってるのに気づいて;;
うわあああ、それにも個別で返すべきなのにこっちですいませんっっ;;;
いや、もう、あっちでは勝手にこのリレ小のキャラ達を描かせていただいて、私のぺっぽこ絵で申し訳ないです;
もっと上手く描けるように精進します!!
まじですかww
清を嫁にwwそれはどうぞどうぞwww
白無垢着させますwww
うおおおおおおおおおお、あのヒバリさんを見ましたか!!
似てると言って下さって良かったですwwかなり表情が柔らかかったですがww
他に知っている漫画ですか…
リボーンはジャンプ系ですが、ジャンプ系ってあんまり知らないんですよね…;;
あ、ハンター×ハンターはアニメの方なら少しは分かります!!
主に知ってるのはガンガン系で、ハガレンとか大好きですwww
あと、黒執事も友達に借りて読んでますww
話はちょっとだけ飛びますが、ガンガン系で『紅心王子』っていう漫画で、少年漫画なのにすっごく少女漫画な絵柄のやつあるんですが、あたしてきには絵が可愛くてお勧めです!!
私も今回テスト死にました…
もう母にみせらんねぇ…まじで死ぬかもしんない…(ぇ
唯一良かったのが生物と現代文ぐらいでww
ほんとに、なんで教科数増えるんだっつー話ですよね!!
一時間目数学Ⅱで二時間目情報で三時間目化学だったら前の日は数学と化学にすべてを賭けますよね!?
おかげで情報は惨敗でしたが…;;
私は国公立の大学に進むつもりでしたが、自分の頭の悪さを身にしみて感じたので、専門学校にしようと思っています…



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No.307  

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No.311 鈴音 07/19 00:32:20  削除依頼

*一ノ宮 綾*

自ら手を離して少しした後、見覚えのあるお弁当屋が見えてきた。
離した手は不自然にならないように左肩にかけていたスクバをおろし両手で持った。
ひかるは、あたしからつかず離れず数歩後ろのほうを歩いている。

自ら手を放したのに、すごく寂しい。
ひかるの隣に並べないのが…ひかるの背中を見れないのが…つらい。
でも、ひかるの手を握っていいのはあたしじゃない、
ひかるの隣に並んでいいのもあたしじゃない。
ひかるが手を握ってほしい人も、隣に並んでほしい人も、
背中を追ってついてきてほしいのもあたしじゃない。

きっとこれがあたしらの――本当の距離

当然あっちから話しかけてくれるようなことはない。
時折とまる足音になんどもなんども振り返って話しかけたくなったけど、
今ひかるの顔を見たらあたしは何言いだすか分からないから。
あたしはきっと今ひどい顔してる。
きっと鈍感なひかるでもそれくらいわかってしまうはずだから。

お弁当屋の前を通り過ぎる。
お弁当屋にはいつものお兄さんはいなくてそれが逆にほっとしたというかなんというか…
きっと今お兄さんのテンションについていけないし…。

そう言えば、ここから始末屋までひかると手つないで歩いたっけ。
あのときあたしは全く手つないでることに気付いてなくて…
始末屋着いてから気付いてて離したけど、始末屋に着くまでの間…
ついて離してからもずっとあたしの手は暖かかった。あたしの心も。
でも今は…暖かくない。手も、心も。

そして、始末屋の屋根が見えてきたその時

「!」

後ろから聞こえる足音がとまった。
きっと傷がまた痛み始めたんだ。
たとえそんなに距離がないといっても足首に傷を負って歩いてきたんだ。
それに…あたしが支えなかったから。

そうだよ、勝手に灯ちゃんに嫉妬して一番大事なひかるのけがのこと考えてなかった。
あたし…バカじゃん。

「ねっ…ねぇ、ひかる。足、痛むでしょ?あんまり歩くと良くないからさっ」



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No.312 鈴音 07/19 00:33:39  削除依頼

一呼吸おいて思い切って振りかえって見る。
その時のひかるの表情はなんて言っていいか分からない複雑な表情で…。
痛みに耐えて、寂しそうで、でもどこかほっとしてそんな表情を浮かべていた。
ひかるを少しでも楽にしてあげたい…。
でも、今のあたしじゃまた灯ちゃんへの嫉妬でなにやらかすか…。
自分がひかるを助けれないことにもどかしさを感じて胸がズキズキ痛んだ。
いや、そんなきれいごとだけで傷んでいるわけではないのだけれど…。

「仕事場もうすぐそこだし!あたし、はる呼んできちゃうからここで待っててっ♪」

偽物の笑顔を顔に張り付け“キレイごとじゃないズキズキ”を心の中に抱え
始末屋に向かって走り出そうとしたその時、手首を暖かくて大きなぬくもりにつかまれた。
その瞬間に心臓が大きく波打って、体温が上昇していくのを感じて、
どうしていいか分からなくて…。
ちらりと視線だけ手首の方に向けると、それを包んでいたのはひかるの大きな左手で。
それを確認してからさっきよりも大きく心臓が波打った。

「……っ」
「やる」

ひかるがためて言った言葉はたった一言で…

「……へ?」

間抜けな声を出したのとほぼ同時に手首を引き寄せられひかるに向き直る。
いきなりなっ///
そんなことを思った瞬間あたしの掌に何かが乗った。
すっとひかるが手を離しマジマジと掌の上に乗ったものを見るとそこにあったのは
白いスカーフを巻いた可愛らしいパンダにチェーンがついた
キーホルダー(ストラップ)のようなもので…。

なんであたしに??ってかえっ?わけわかんないよ?
そんな疑問を言葉に発しようと思ってもなんでが声が出ず
目線だけでパンダとひかるを交互に見つめる。
するとその視線に耐えきれなくなったか、
くるりと後ろを振り向いてガシガシと頭をかいていた。



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No.313 鈴音 07/19 00:35:24  削除依頼

「――ッ///こっ、この前偶然……その…知り合いに貰ってっ……
おっ、俺はそんなの使わねぇしッ…だから、お前にやるっつってんだ!!」

ぶっきらぼうに言ったその言葉は、ほんとはあげるつもりなんてねぇ
仕方ないから…そんな意味の言葉を含んでる気さえした。
そうだ…きっとひかるは…

「灯ちゃんが…――」
「え?なっなんっつった?」

頭をかいて後ろを向いていたひかるが聞こえなかったのかあたしと向き合う形をとった。
あたしはパンダから目線を離さずにさっきとおなじことを呟いた。

「灯ちゃんがいないから…でしょ?」
「…は?」

――俺はそんなの使わねぇしッ、灯に渡そうと思ってもあえねぇし、
  だから、お前にやるっつってんだ
ほんとはそんな言葉を言おうとしたのではないんだろうか。
ひかるがあたしにものをくれるなんてあるわけがない…。
それが知り合いにもらったいらないものでも、そういうことにうるさい
ひかるがあたしなんかにものをあげるはずがない。
きっと灯ちゃんに渡したかったけど仕事でいないから
渡せなくて仕方なく…そういうとこだろう。
だって…ひかるにとって灯ちゃんは大事な人だから。
ひかるが誰かに何かを“あげる”っていうのはそういうことな気がする…。

「おまっ…何言って…」
「灯ちゃんが仕事でいないからあたしに渡したんでしょ?
別に後でも会えるんだからその時わたせb「違うっ!!!!」

ほぼ勝手に推測した(といっても当たっているだろうが…)ことをぺらぺらと
ひかるの顔を見ずに話しているとひかるが大きな声を出し
それにびっくりしてあたしは肩を強張らせた。

「それはお前が元気ねぇからッ!おれが2000円も使っt「…え?」

大きな声にびっくりして強張らせていた肩をすっとおろして目線をひかるにむける。



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No.314 鈴音 07/19 00:38:33  削除依頼

今…間違いなく“お前が元気ねぇから”って“2000円も使って”って言おうとした…よね?
えっ…どういうこと?
ひかるがあたしのためにこれを買ってくれたってこと…?
あたしが元気がなかったのは灯ちゃんがひかるのことが好きってしって、
ひかるにも嫌われてると思ったからで…
2000円って…確かこの前電車賃の話したとき財布に2000円しか入ってないって…

ほんとにほんとに元気がないあたしのためにこれを持ってきてくれたの??

「っ///いっ今のナシっ!!違うっ断じてお前のために取ってきたわけじゃな…
いや、そうでもなくて…あのっそのっあのな?」

否定しようとした言葉をさらに否定して…それでいて自分でもわけが
わからないようで頭をガシガシとしながら話しだすひかる。
その時に髪の間から見えた耳はものすっごい真っ赤で、
そう言えば…ほっぺもちょっと赤いかも…。

ねぇ、ひかる…。
さっきからね、やめようと頑張ってたよひかるを好きでいるの。
うぬぼれるなんてやめてただ嫌われないように努めようって…
でも、でもさ…あたし少しはうぬぼれていいのかな?
もうちょっと頑張ってみてもいいのかな?
いいよね…ちょっとくらいうぬぼれたって、ちょっとくらい頑張ったっていいよねっ!

「―――と」
「え?」

パンダを見ながら言ったからかよく聞こえなかったみたいで聞き返してくるひかる。
あたしはパンダを両手でギュッと握ってひかるの方に顔をあげた。

「ありがとっ!ひかる!!」

今度はさっき作った“張り付けた”笑顔じゃ伝えられないくらいほんとにほんとに
うれしくてその気持ちを1つ残さずひかるに伝えれるように
勢いよく顔をあげて顔の筋肉を命一杯使って笑った。
伝わっただろうかこの嬉しい気持ち。
あたしのためにと言ってくれたひかるへの愛おしい気持ち。

やっぱりあたしはひかるが好き。
灯ちゃんでも負けられない。

改めてそう心の中で誓ってあたしは両手で握ってあるパンダをもう一度ギュッと握った。

―――――
はいっごめんなさいっ!上の削除あたしですorz
そんでもってもしかしたら華樹さんの投稿を間違って消しちゃったり(泣
そうだったらマジすみません(汗
トッとりあえずこんなとこで…明日は部活が午前らしいので午後早く帰ってきたら
時間外ですがコメ返させてくださいッ;;
それではまた!!



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No.315 華樹 07/19 00:45:36  削除依頼

>珠苑様
うおおおおおおおおおお!!!読者さま!?
書き込み有難うございます!!!
紫凛さんのお友達の方…というかリア友の方でしたか!ほうほうww(←何
ほんとにこのリレ小は長続きしてますよね…これも皆さんのおかげです…
あたしは無断欠勤多すぎなので;;
書籍化とかしませんかね…
ふおおおお、清、愛してるって言われてるよ、良かったな!!
応援ありがとうございます!!



++++++
すすすす、すいません;
鈴音さん;割りこんでしまいましてっっ;;;;
いやいやいや、削除したの私です;自分で削除しました;;
だってせっかくのアヤテルの場面で異物が入っていたら感動が半減しちゃうかもしれないじゃないですか!!

ちょ、なんかちょっと泣けてきましたT_T
アヤちゃん…健気でっっ!!!!!
あああ、もう、アヤちゃん本当に幸せになればいいよ!!
ていうかこんな文章書ける鈴音さんを尊敬…!!りすぺくと!!!
恋する乙女の心情なんてあたしにはとてもじゃないけど書けませんっっ!!



明日から萩萎ちゃんが戻ってくるということでうはうはしている私が此処に
いますww
実は柳君と萩萎ちゃんの短編のあらすじは一本頭の中で出来上がってるんですよねww
許可頂いたのでまたそれぞれ短編書いていきたいなぁとwwww
個人的に萩萎ちゃんは恋愛事にはものすごく疎いと思う(予想)…wwいやぁ、恋愛事に疎い女子と、反対にしっかり自覚してて振り回される男子の図って萌える(えぇ

それでは本文無いですがこれで失礼します~
鈴音さん、ほんとすいませんでしたっっ;;;



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No.316 ユキ絵☆ 07/19 09:55:51  削除依頼

いでああああああああああああああああ!!!あやちゃん萌えるがあああ!!!!!
っていうかこんな一途で可愛い綾ちゃんの相手が輝で良いのか今更不安になってkt…orz

それでは昨日コメ返するとかパチこいて悶え死んでた私にコメ返しをさせてください><、
↓お詫びにおジャ魔女とナージャ大好きな私の好物な動画を(詫びになってねぇw
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6109420


>>鈴音さん
そして輝は怪我だけでなく風邪とか意外にひきまくってますよねwバカなのに(´^o^);:*:;
きっとバカは風邪ひかないとかじゃなく、輝の場合バカより運の悪さのが勝ってるのk←
部室で応急処置くああああああああああ(*´Д`*)青春や…やばい、青く光ってる(ちょw
そして部員の皆に内緒でこっそりと付き合い始めるものの、何時の日か部活内で
「あいつら付き合ってるらしいぜ」とか噂になってたら青春すぎて私、禿げる/(^O^)\←
ナンパ撃退の時若干食人鬼化しましたね(´^o^);:*:;プチ狼みたいなw(なんぞw
でもただ単に綾ちゃんを助けたかっただけであの威嚇に深い意味はないですtww
大泣きしながら本当のこと言ってハートのクッキー渡してくれたら告白したくなる←w
輝は今までバレンタインとか興味なかったけど初恋したから前日は眠れないと思われてww
だからバレンタイン前日はハートのチョコを輝にあげる雰囲気を出してあげて、綾ちゃん←
豆腐はマジ良いらしいですよね(`・ω・´)肌がもちもちになるんだとか(すべすべ?
綾ちゃんのスタイルの良さは綾ママからの遺伝ですか(T∇T)くそう、羨ましいぜ←
あれ、ということは綾ちゃんに見た目そっくりな明恵さんもまたスタイルが良い?←ちょw
って綾ちゃんにそっくりな人がわんさかwww明恵さんの隠し子も彼女にそっくr(ry
つうぉwwww南さん策士やなwwwそして同時にツンデレやwwwww(*´Д`*)
でもきっと南さんのその作戦には旦那は気づいているんでしょうね、ふひひひ(←笑い方w



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No.317 ユキ絵☆ 07/19 09:56:21  削除依頼

>>珠苑さん
んげああああああああああああああ(´;∀;`)
コメントありがとうございます、叫びましたと言うか発狂しました(´;∀;`)
私以外の人皆鬼文章もネタも素晴らしいのでここまで続いてると感謝感激で(日本語がw
そして紫凛さんとのお知り合い様でしたでありますか(^p^)!尚親しみやすy←
春彦の旦那に踏み潰されたいたいてwwちょww逆に踏み潰してみたい人がここに←w
輝の嫁は綾ちゃんの巨大な胸、珠苑さんの嫁は私、ということでOKですか?w(自重

>>紫凛さん
碁石ってなんかめちゃくちゃ美味しそうですよね、あれwメントスみたいでw(をいw
メントスと言えば最近メントス食べてない私で○| ̄|_懐かしのグレープ味。。。←
ぎひゃああああああ目、抉らないどぅえんん、失明してまう(´^o^);:*:;(既に世間に盲目
あ、でも璃音様になら鼻の穴にロウソクぶち込まれてもカ・イ・カ・ン♪かな(変態乙
此処だけの話スク水フェチのド変態背流様は蓮華様がスク水着たら天界で犬になる←w
是非とも雅さんには裏ではドSであっていただきたくて(´^o^);:*:;(裏っておまw
近頃無駄にМ臭が漂ってるサクランボな輝を甘く厳しく調教して雅s(自重せず殺される1秒前
っていうかここの管理人って何やってるのかいまいち良くわからないすよねwwwww
なんか旧掲示板が潰れる潰れる言っても全然潰れなかったし/(^O^)\
そして掲示板一覧の旧掲示板テーマ一覧のところに書いてある
「書き込むことはできません(読むことはしばらくずっとできます) 」っていうのがw
"しばらく"じゃなくて"しばらくずっと"も読めるんかいwと管理人の心の広さに涙しt←
magnetwwっていうかヤマイとうさの組み合わせっていうのがまず百合すぎますよねww
衣月さん×璃音様という組み合わせでmagnetは有りな感じですかね(´^o^);:*:;(ちょえw



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No.318 ユキ絵☆ 07/19 09:56:57  削除依頼

>>華樹さん
いであww髪の長い清ちゃま見たい(*´Д`*)銀魂の柳生九兵衛が浮かんd(眼帯繋がりw
私も世界観がwwwwちょ、ここって日本…で良いのか…?となって(´^o^);:*:;
めちゃくちゃファンタジーにしつつ、この前勝手に舞台は日本だと言う設定にして
虹歩に「日本の真裏はブラジルですが~」みたいな発言をさせてしまった私で/(^O^)\
きっと輝達が住んでいるのは"もう一つの地球の中の日本国"で、その地球の日本国は
私たちの住む日本に酷似しているけどファンタジー的な土地も広がってる国なのでは、と勝手に想像しt←w
髪と瞳の色はwww多分輝本人は大満足で(´^o^);:*:;何故か熱血が好きなので←w
輝の容姿についてちょっとした作成秘話なんですけど、このリレ小にキャラ応募するときに
丁度PCの隣にあるテレビをつけてたんですよwそれで、テレビにはアニメがついててw
その時やってたアニメが、テイルズオブジアビスってアニメで(^p^)!!
それで、そのアニメに出てるルークってキャラが丁度私の目についてしまって(´^o^);:*:;
「いいやんこの人!こいつの髪ちょっと切って瞳の色も赤にしてやろ!」とw←なんぞw
因みに色のイメージではNARUTOに出てくる我愛羅をイメージしてました/(^O^)\(←



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No.319 ユキ絵☆ 07/19 09:57:12  削除依頼

放送部はもう本当顔出せなくて○| ̄|_もうすぐ引退なのに演劇部ふざけんなと←ww
演劇部はコンクールと文化祭と自己満足ために活動というか練習をしていて(`・ω・´)←
と言っても初心者の集う部活で皆気合だけしかないのでコンクールの知らせが来ん←乙w
嘗て所属していた天空組という劇団は活動が逆に激しすぎて私の身体にはついていけなくorz
でも天空組ではミュージカルとかやっててこっちの方が演劇部より全然演劇部っぽかた気が;
華樹さんついに夏休みですか!もう清ちゃまが見まくれると思うと脳みそ弾けそうでww
時間がある時に過去編更新したいんですけどなかなか時間がないというあれですよねorz
まじで私も本編で過去編のネタバレ全部しそうで過去編の存在価値がなくなってきt^^;
そして過去編の終わりが見えなくて(´^o^);:*:;執筆前に設定後付けのネタが浮かんで
とてもじゃないけど書ききれない量になってしまってどうすれば良いのー!と○| ̄|_
清ちゃまはやっぱりつるぺたじゃないと駄目ですよ(〃゚∇゚〃) むふふ成長途中の胸(自重
超変質者的な話すると始めてブラジャーを買いに行く清ちゃまを尾行する始末屋メンb(乙
あたしの犬!って寧ろあたしが犬!って感じになりますよねあれ(´^o^);:*:;理想世界←ちょw

というわけで今から町内のおみこしに行った後親戚の家に寄るので
車で移動中に記事書きながら…またまた時間外になっちゃいますけど…………
んがああああああああああああああ!!!!投稿という爆弾投下させて下さいまし><、、。
それではサイドさん!!萩萎ちゃん視点楽しみに待ってます(〃゚∇゚〃) !!!!!



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No.320 サイド 07/19 17:01:15  削除依頼

まずコメ返しから^^

希影さん>ありがとうございます!ではでは・・・8〜9時の間に書かせて頂く事にします
     萩萎とともに宜しくお願いします^^

柴凛さん>スレ立て感謝です^^
     結婚ですか・・・私は一向に構いませんg(黙
     ところで萩萎って・・ボケなのでしょうか突っ込みなのでしょうか(どうでもいい

鈴音さん>萩と柳くんの恋模様にご期待を(え
     綾ちゃんにも輝くんとの恋を頑張って欲しい限りです←
     雪夜は既に昔のおとk(やめろ

華樹さん>短編楽しみに待っとります^^
     その通り萩萎はめっちゃ恋愛に疎いです
     私の妄想ではとりあえず萩は柳くんより背が低いと言うことd(蹴

ユキ絵さん>萩萎視点書こうと思います^^
      これからもどうぞ宜しくお願いします

・・・今気付いたんですがもしかして私(サイド)が1番歳下(14歳の中2)・・・・・・?



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No.321 サイド 07/19 17:27:38  削除依頼

もう1つ質問を

私が柳くん視点を書いても宜しいですか?

ていうか是非皆さんにも柳くん視点書いて欲しいでs(蹴殴撃
    ↑
・・2つ目のは気にしないで下さい



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No.322 サイド 07/19 17:50:38  削除依頼

時間外投稿をどうかお許しください!
投稿時間には、ちょっと時間が無さそうなので・・・・
ていうか私を逮捕してくださi(変態

◇鞍川萩萎◇


カラオケが終わって、私たちは綾たちと別れ、私はする事が無いと魁たちに言い、単独で行動していた。
単独で行動したからってする事が出来る訳でもなく、ぼんやりと夕焼けに染まる空を見ながら歩いていた。

それにしても・・・カラオケと言うのは未だによく分からんな。
人の歌を歌ってどの辺が楽しいんだ?
・・私は最近の娯楽を理解するのも難しい。

はあと溜め息を吐くと、後ろから幾つかの足音がした。
振り向くと若い男が数人。

ー何だこいつらは?チャラチャラしていて・・・好感は持てんな。

男たちはにやにやと笑いながら私を見て来る。
・・・気持ち悪いな。はっきり言うと。
1人が言う

「よう彼女。暇?1人で歩いてるくらいだから暇だよねぇ・・。良かったら俺らと遊ばn「断る」

私はきっぱりと言ってその場を立ち退こうとした
だが、男は執拗に私に話しかけて来る

「ツレねえなぁ。ちょっとぐらい遊ぶ時間あるだろ?」

男は私の腕を掴んで言う。
・・そろそろ苛々して来たな。

「だから断ると言っているだr「いいじゃん。楽しい事しようぜ?」

・・・・・しつこいヤツだな・・・・!
そろそろ限界だ。
私が、男に蹴りを・・・・入れようとしたときだった。

がし。

ふいに私の腕から男の手が離れる。
え?と思い、見るとそこには見慣れた人がいた。



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No.323 サイド 07/19 17:59:56  削除依頼

「柳?」

柳が男の腕を掴んで、私から離したのだった。
男より大分背が低いのが目に見えたが、力は勝っているようだった。

「何してんだよ?女の子ナンパしようとは良い度胸だな」
「な・・・・!離せチビが!」

男は必死にその手を振りほどこうとしたが、びくともしない。
へぇ・・・・こいつにこんな面があったとはな。ただの変態女装趣味じゃないんだな・・。

「たとえ俺が、背が低くて可愛くて女の子っぽくて可愛かったとしても、油断は禁物だぜ?」

やっぱさっきの訂正。
柳は、変態でナルシストで女装趣味男だ・・・。

「てめえ!何馬鹿な事言ってやがんだ!」

今は男の言葉にも同意する気になる。
だが、柳は、目の色を変えて言う。

「油断するな・・・・・って言っただろ?」

男の目が一瞬怯える。
男たちは、チッと舌打ちをして、「ガキが何を・・」と言いながらその場を去る。

明らかにそっちが柳の事を怖がっていただろう・・・・。
全く・・柳に脅されるとは最近の男たちも弱いものだ。

「・・ったく萩萎って変な男にナンパされて助けられる程、大人しい女の子だったっけ?」

柳がこちらを振り向いて、冗談っぽく言う。
私は少しむっとして、言い返す。

「馬鹿者!お前に助けてもらわんでも良かったわ!大体なんで柳がここにいるんだ!」
「俺もそろそろ帰ろうかなーって思ったら萩が絡まれてたから」

タイミングが良いのか悪いのか・・・。
全く・・・!と言いながら、ふうと溜め息を吐いた。

「・・まあ、でも少し油断はしていたかもな」
「ほらやっぱり」

ふんと柳は笑う。

「な・・・・!何が言いたい柳!」
「別に何でもないよ〜♪」

何だ?今日はやけに柳が突っかかってくるな・・・。
女っぽいと思っていたが、それだけでは無さそうだな・・・・。

「ほら!もうこんな時間だ!魁と璃音が心配するから帰るぞ!」

私は、柳を置いてすたすたと歩き出す。

「あっ!ちょっと!置いてくなよ萩!」

;;;;;;;;;;;;;;;;;
微妙なとこで終わった;
8時に続き書けるかも・・・
手伝いあるんで、とりあえず一旦消えます(←



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No.324 ニックネームは削除されました 07/19 19:25:40  削除依頼

*海咲 璃音*

〝…………お前は、お前はどうしたら俺を信じてくれるんだよ〝
信じたい。それでも、分からない。
忘れてしまったその感情の意味を、知りたい。
大切なものを守るために…私は、人を殺めたのだから。
雷を守るために…守るために、人を切ったの。
…でもね、受け入れて貰えなかった。
―――そこから、私の"信じる"は消えうせた。


〝…何でもねぇ。……ったくお前隙ありすぎなんだよ〝
ごめんなさい。弱くて、ごめんなさい。
もう何も見えないわ。何も…見たくない。
何もない水のように静かなところで一人でいたい。
…そうすれば、もう嘘をつくこともないでしょう?

…突き放したくても魁の優しさに甘えてしまう。
弱くて醜い――汚い人間なのに、私は。

やっと落ち着いてきた呼吸。
それなのに、心の中は複雑で。

なんとなく鏡を首元に当ててみると、声なき悲鳴を上げる。
何か、何か赤いんだけど。欝血してるんですけど。

…とりあえず鏡をバッグの中に戻す。
「……よし、夕日がしたことは忘れよう」

うん。と頷いた。
…が、自分で滅茶苦茶虚しくなってソファに腰掛ける。
そして肘置きに頭を置いた。…欝血隠して反対側に首傾けると
首が鳴って痛いから恥ずかしいけどその格好。

…左に首傾けるの無理なんだよね。←

仰向けになって天井にくぅっと手を伸ばす。
…いや、なんかするとかじゃなくて伸びですよ((

不意にまた眠気が襲ってきて、また左をしたにする。
そしてゆっくりと目を閉じた。

…その時、魁の足が見えた気がしなくもなかった。



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No.325 ニックネームは削除されました 07/19 19:26:49  削除依頼

//////////////////////////////////////////////

「…………ん」
暫く寝ていた気がする。視線だけ斜めに動かせばもうとっぷり夜の時間帯。
ふと頭上に影を見つけて重い体を動かした。
…うー…絶対まだ自分寝惚けてますって。眠い。

寝ころんだまま上を見れば少し不服そうに私を見つめる魁。
覚醒していない私は、無意識のままに言葉を紡いだ。

「…魁の事、私なりに信じてるのに」
魁の頬をぐっと伸ばした手で撫でる。魁がゆっくりと目を細める。
魁の頬が微妙に熱いのは気のせいだろうか?

へらりと笑って、身を翻しソファの上にしゃがむ。
…まあ私の頭上に居たのだからそれ位で身長差はなくなるのだが。

「何か…良く分かんないけど魁は夕日と違う感じなの。」
「…まず俺をあの変態野郎と一緒にすんじゃねぇよ」

若干項垂れ気味に魁がいう。私はそれに柔く微笑んだ。
…そして話を続けていく。

「夕日は氷雨とかと同じなの。一緒に居ると安心する…ってだけ。
綾とか萩も勿論大切だよ。…でも、魁とは違うから。」

一度息をつき、魁の頬から手を離し、今度は手を握る。
「…魁に感じてるのは何か…ドキドキだから。
初めて感じたの。不安定で欲張りで…そんな気持ち」
不安定で…でも優しくて甘くて…暖かい。
〝ソレ″は、魁にしか反応しなかったから。

「…綾と南が言うとおり、魁のこと好きなのかもね」

それが、結論?
――――――――――――――――――――――――――――――――
璃音は案外率直ストレートです。←
今日絵をうpろうかと思ってたのに・・・・・・
他のパソコンからだったorzそして鈍感の璃音に振り回される魁君が好きw



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No.326 サイド 07/19 20:14:51  削除依頼

*鞍川萩萎


私と柳は、しばらく黙って奪還屋までの帰り道を歩いていた
私が前、柳が後ろと言う感じだ
柳が後ろから声を掛けてきた

「・・こないださぁ、魁と璃音けっこういい感じだったんじゃない?」
「こないだ?何時の話だ」
「ほらあの海史の事件で璃音が魁n「けっこう前じゃないかそれ」

全く・・・こないだという言葉は、どこまでが「こないだ」なのか分からないからあまり好かんな・・・

「・・・大体、どの辺だいい雰囲気と言うのは?」
「・・!いっ・・・いやその・・・だからバテた魁に璃音が・・・そのき・・き」
「キスをしたところk「だああぁ!はっきり言うんじゃねえぇ!恥ずかしいから!」

柳は顔を赤くして叫んだ
自分がした訳じゃないくせに・・・・結構純情だなこいつ

「大体接吻くらいでそんなに恥ずかしがる事無いだろう。私が見た「しょうじょまんが」とやらでは、もっと凄い事をしt「どこでそんなものを見た!萩ちゃんにはちょっと早いです!」

早いって・・・お前より1つ下なだけだろう私は・・・
私はふうと息を吐いて、切り出す

「少し暗くなってきたな・・急がないとな」
「・・・・」
「?どうした柳」

柳はしばらく黙っていたが、いや、と言って言いたい事がありげな様子を見せる

「何だ?早く言え」

私が少し苛ついてきた時に、ようやく柳が口を開いた

「何か・・今帰ったら気まずそー・・な予感がするんだよねぇ・・」
「は?どういうことだ?」

私は振り向かずに言う

「いや・・・なんつーか璃音と魁がなんかしてそうな・・・」
「なんかって何だ?」
「・・・・別に」

柳の曖昧な言い方にまた苛ついた私は、問い返し続けた
すると柳は、ふうと息を吐く

「・・・鈍い萩萎には分からないっての・・」

かちん

「なっ・・!お前、また私を馬鹿にするような発言を・・・!」

私は少しむっとして、急停止して振り向いて向き合う
すると、いきなり私が止まったからか、柳が少しバランスを崩す

「ば・・ばか萩萎!いきなり止まるな・・・」
「うわっ・・」



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No.327 サイド 07/19 20:26:13  削除依頼

柳に押されて私もよろめく
柳が前のめりになり、私に覆い被さる
壁のところに、私が背中を付けて、柳が壁に両手をつけて私の頭を挟むような体勢になった
柳が私を壁に押し付けている・・ように周りには見えただろうか

柳の顔が・・・すぐ目の前に

「あ・・わっ悪い!」

柳はぱっと手を離してバランスを整える
柳の顔は紅潮していて、恥ずかしそうだった

・・・これくらいで顔を赤くするなんて・・・柳は女好きとか言っていなかったか?

いつもならこれで、呆れているところなのだが・・・・
何だ・・これは
柳の照れた顔を見ているうちに、なんだか私も恥ずかしくなってきた

頬が熱い
顔が赤くなるのが分かる
柳は、それを見て、更に顔を赤くする

「・・!はっ・・・萩萎っ!」
「・・・・何だ」

少し不機嫌そうに返す
柳に赤くなった顔を見られたのが何か嫌だったのだ

「何か・・・暑くねーか?」

それはお前の顔が赤いからだろう
やっぱり偶然か・・・顔が赤くなったのも・・
顔を紅潮させたのなんて何時以来だろうな・・・・
少し懐かしく思ってた時、足音が聞こえたので、ふとそちらを見た

私は凍り付いた

目の前に見えるのは、長身で眼鏡をかけた若い男で、私とそれほど年も変わらなそうな青年だった
あれは・・・・・!
その青年は、私に気付きもせずに、通り過ぎていく
柳には位置的に見えないようだった

「嘘・・・・・・」
「・・・・?萩萎・・・・?」

私は、柳の声にはっとして、「何でもない」と誤摩化した
柳は、不思議そうに私を見る

「ほらっ!いい加減もう帰るぞ!気まずいだの何だの言ってられん!」

行け!と私は柳の背中を押す
柳は、訳が分からないまま押されるままに進む

私は、もう一度通り過ぎていった青年を見つめた
そして、その青年とそっくりだった人の名前を聞こえないように呟く

「ゆきや・・・・・」

@@@@@@@@@@@@@@@@@

柳くんのキャラが微妙に壊れてしまってごめんなさい<ーー>
ていうか・・過去編また更新しないと何がなんだかですよね・・・
またやります(←



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No.328 ユキ絵☆ 07/19 22:06:22  削除依頼

* 灰塚 輝 *

元気になって笑顔を取り戻してくれるだろうか。
糞女に背を向けて、真先に気になったのはそれだった。

「え?なっなんっつった?」

背後で糞女が何か呟いた気がして向き直る。
俺の目に映ったのは願いであった笑顔を浮かべる糞女の姿ではなく――俯いて、唯一点を見つめている温度のない糞女の姿だった。糞女の視線が吸い込まれているのは、今さっき俺があげたパンダのキーホルダーで。
やっぱりこんなぬいぐるみ…嫌だったのか…?糞女が喜びそうな可愛いものなんて…俺全然知らなかったし…。ゲーセンにいた学生服の女は男にこれ貰って「可愛い」って喜んでたのに…。

意気消沈しかけた頃。
細かく肩を揺らした糞女が、ひとつ落とした言葉。

「灯ちゃんがいないから…でしょ?」
「…は?」

それの真意が分からなくて、一音口にした。当然、疑問符を付けて。

「おまっ…何言って…」

――灯ちゃんがいないからでしょ?
糞女が確かに音にした灯の名前。どうして灯が今この場に出て来なくちゃならないのか全く理解できなくて唯じっと糞女を見つめる。
だけど、灯の名前を声に出す時声を震わせ、兎に角糞女が酷く辛そうにしていたことは痛切に理解できて、糞女を見つめる俺の瞳が小刻みに彷徨ったのを感じた。視界が少し、揺らいだから。

彷徨う瞳に映した糞女が発する言葉を我知らずに遮ることになるのは――普段より重くなってしまった呼吸が元で三度肩を上下させた後頃だった。

「灯ちゃんが仕事でいないからあたしに渡したんでしょ?
別に後でも会えるんだからその時わたせb「違うっ!!!!」

――願いの先に鼓膜を撫でるは19回目の祝福の音。

「それはお前が元気ねぇからッ!おれが2000円も使っt「…え?」

……え?あっ!やべっ!

隠していた筈なのに。
的外れなことを言って沈んでいる糞女の声を聞いたら、知らない内に本当のことを喋っていた。
俺が本当の笑顔にさせたかった――させたいのは、灯じゃねぇのに。こいつなのに。今俺の目の前にいる、お前なのに。その想いを乗せた贈り物が、そんな風に受け止められたのが歯痒くて。
ま、まぁ…俺が最初から素直に本当のことを言わなかったのが殆どの原因なんだろうけどさ…。

と。それを知ってる俺でも。
  



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No.329 ユキ絵☆ 07/19 22:07:02  削除依頼

 
「っ///いっ今のナシっ!!違うっ断じてお前のために取ってきたわけじゃな…
いや、そうでもなくて…あのっそのっあのな?」

や、やっぱり一度隠していたと言うこともあって尚更本当のことを漏らしたことがめちゃくちゃ照れくさくて取り乱すと言うオチが待っていたからにして。心の中は既に、orz 元い○| ̄|_ だった。
否定したくあっても否定したくなくて、否定しようとするけど、否定できない。
今の心情があまりに複雑な所為か、単なる俺のコミュニケーション能力が/(^O^)\なのか、後々思い浮かべると実に理解不能だったと思える言葉を並べて精一杯糞女に言い訳した。一度俺に視線を向けた糞女だったが、俺の意味不明さに呆れたか再びその目線は手元のパンダへ落とされて。俺のプライド落とされて。…韻を踏んだつもりはない。ラップでもない。

「―――と」
「え?」

その頃頬と耳がうんと熱くなっていて、早く水を被らねぇと髪に火が移って頭上が火事にでもなっちまうんじゃねぇか…と不安で止まなくなっていた俺だったが、微かに糞女の声が耳に入った気がして意識がそっちに持っていかれた。

温い風が俺達を見物にでもしにきたのか、一度、風に煽られ糞女の黒髪がさらっと揺れる。
そうして、手元にあるパンダを見つめて俯かせていた顔を上げた。


「ありがとっ!ひかる!!」


――えっ?

ふわっ。と時間が止まった気がした。

届いた。ずっと欲しかったものが。しあわせに笑ってる、ほんとに。ほんとに。
心の中にこいつが思っている嬉しい――全部が俺に伝わってきたようで。それを感じた時にはっと一瞬止めた一瞬呼吸は、こいつから貰ったものを全部、一つ残らず拾い上げる働きをしくれた。
え。なあ、もしかしてさ。目に焼き付けるってこう言うことか?
そうだと良いけどなあ。ずっと忘れたくない、って。そう思えたから。

「ほらっ。なにボサっとしてんのさ!早くしないとはるに怒られるよっ!」
「ぅ、うわっ!ちょ、走んなよバカっ!俺一応怪我人だぞコラ!!」
「何言ってんの!もうすぐそこなんだから大丈夫よ。本当ひかるって大袈裟すぎー」
  



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No.330 ユキ絵☆ 07/19 22:07:48  削除依頼

 
今までバカが貼りつけてた影は何処へ消えたのか――いや。違うな。影が消えたんじゃない。
再び昇らせた小っさな太陽みたいな明るい微笑みを示して、糞女は俺の右手を掴んですぐそこまで見えている仕事場の方までぐいぐい引っ張り出した。片方の手にパンダを握って。
俺が怪我人であることを忘れているのか、手を引く糞女と同じ速度で強引に走らされて右足首の傷口が、いぎゃあああ、と悲鳴を上げている。

「お前さっきと言ってること違うだろが!!…って、おい、無視すんじゃねえええ!!!」
「はいはい。もう、うるさいなぁ…」

あんまり歩くと良くない、とか言ったのは何処のどいつだバカアホ頓馬女が!!
まるっきり俺をシカトして俺の右手を引き走り続ける糞女を怒鳴り飛ばした後。
何故だろうか、ふっと呆れて自然と俺まで笑っていた。楽しくて、温かくて。それで、愛おしくて――

「悪化して春彦に怒られたら、ぜーんぶお前の所為だってチクるからな!!このバーカ!!」

――俺は、お前のことが好きなんだ。

気付かれないようにそっと糞女の手を握り返した右手には、覚えた想いが乗って。
これからどんなことがあるだろう。
不安より期待が満ちる、好き、を抱えて。乾いたベルの音を鳴らしに糞女と只管向かっていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´・ω:;.:...(←砂となって消えて行くユキ絵さんの図

んがあああああすみません○| ̄|_もう全てにおいて糞で謝ることしかできん○| ̄|_

えっと、本日長いこと経ってついについに輝が自覚しました/(^O^)\;;;;;
9年前の今日って二千円札が発行された日だし、お金大好きな輝にはぴったりの自覚記念日←
おまけにパンダも略2000円使って取ったし、珍しくビンゴ(内100円は僕のお金☆←by照平
ってことで今日から恋愛系の話題で存分に甚振ってやれるので、Sの人、どうぞ←ちょw

☆★☆★☆開き直りタイム開始☆★☆★☆

糞女のことがトゥキだから~~~!(←輝さん
明恵のことがトゥキだから~~~!(←光琉さん
光琉のことがトゥキだから~~~!(←明恵さん
兄ちゃんのこと大好きだから殺ってあげる、あははははっ(←蛍さん

☆★☆★☆開き直りタイム終了☆★☆★☆



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No.331 鈴音 07/19 23:33:14  削除依頼

*一ノ宮 綾*

ひかるにお礼を言った。
ちゃんと普通に笑って言えた。
だってすごくすごくうれしくて、ひかるが…心配してくれたことがものすごく嬉しくて。
どうにかなりそうだ。

「ほらっ。なにボサっとしてんのさ!早くしないとはるに怒られるよっ!」
「ぅ、うわっ!ちょ、走んなよバカっ!俺一応怪我人だぞコラ!!」

あたしと同じようになぜか少しボーっとしていたひかるの手を…
さっき自ら離した手をとってあたしは走りだした。
考え事をしてたのだろうか?いきなりの衝撃にびっくりしたようで一瞬叫んで、
そのあとなにか文句を言っていた。

「何言ってんの!もうすぐそこなんだから大丈夫よ。本当ひかるって大袈裟すぎー」

さっきまでのあたしとは180度違うことをアハハッと笑いながらも
ひかるの言葉には耳を傾けず走る足を止めない。
けが人だって知ってる。矛盾したことを言ってるって知ってる。
でも、そう言えばこんなけがいつもしてたしな―ww

スクバを右肩にかけ左手でひかると手をつなぐ。
右手にはもらったパンダのキーホルダーを持って。
その事実がたまらなく嬉しかった。

「お前さっきと言ってること違うだろが!!…って、おい、無視すんじゃねえええ!!!」
「はいはい。もう、うるさいなぁ…」

言葉では呆れながらでも顔は自然と緩んでいって、いつもどおりのひかるのどなり声に
とてつもない幸せを感じたあたしはMなのだろうか?←おい
でもこの状況がとてつもなく楽しい。嬉しい。
そしてひかるが愛おしい。

「悪化して春彦に怒られたら、ぜーんぶお前の所為だってチクるからな!!このバーカ!!」

そう言ったあと、あたしの気のせいかもしれないけど、あたしの左手にさっきより
ちょっと…ほんのちょっとだけ力が入った気がした。
だからあたしもほんのちょっとだけ握り返す。
そしてお互いがぎゅっと握ったとき、始末屋のドアが見えてきた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.332 鈴音 07/19 23:35:28  削除依頼

カランっ♪

「ただいまー」

軽快になったドアのベル。
入った瞬間に香ったのは香ばしいコーヒー豆の香りで…
キッチンにははるがたっていて、いつものカウンター席にはみやが座っていた。

「おか、えり…」
「おかえり、綾殿。輝殿」
「ごめんね、心配かけさせちゃって…」

そう言ってはるのもとに向かおうとするとクンっと体が止まった。
すっと後ろを見るとまだ手は繋がれたままで、顔をあげてひかるみるとひかるは
「わりぃっ!」と言ってあたしから手をそっと離した。
その離した瞬間手に空気がふれて、なんか…寂しかった。
もうちょっと手、つないでいたかったなぁなんて…。

そんなことを思いながらあたしがはるの方に向かうとひかるはいつもの自分の席に座った。

「いや、確かにちょっと遅いなとは思ったけどな」
「うん…ごめんね…」

ちょっと苦笑い気味なはる。心配かけさせちゃったな
シュンっと下を向くと頭に手が乗せられてそっとなでられた。
顔をあげるとカウンターの向こうからはるが頭をなでてくれていた。

「でも、久々に楽しかったろ?」
「うんっ!あっ今度はみやもいこーね」
「……う、ん」

みやのほうに向きなおるとちょっと顔をゆがめていた。
あっやっぱりカラオケとかは苦手か…。

「まぁ、輝殿が迎えに行ってくれたようだし安心したが」
「なっ!!なにいってやがるっ!おれは“さんぽ”に行ったんだ!」

ふぅといったはるに反論しようと席を立ってバンっとテーブルに手をつくひかる。
えっ?あたしには迎えに来るって言ったのに…
もしかして…はるたちに何も言わないで来た???

するとそれをみたはるは、一瞬目を丸くしたあと珍しく声を出して笑った。
その目にはうっすら涙が浮かんでいて…
えっ?そこまで笑うこと?

「仲良く手つないでココに入ってきた時点で“さんぽ”のようには思えなかったけどなぁ」

涙をぬぐいながらいったはるの言葉にあたしの体温は急激に上昇して顔が真っ赤になるのがわかった。
仲よくっって…いや確かに手つないでたけどっ仲良く見えてたらそりゃうれしいけどっ

ちらりとひかるを見るとあっちもあたしを見たのか目があった。
その時のひかるの顔は赤くて、あたしの顔をもっと赤くさせるには十分だった。



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No.333 鈴音 07/19 23:37:41  削除依頼

「昨日までの雰囲気がウソのようだ。なぁ清殿」
「…うん」

コトッっとカウンターから出てきたはるはあたしとひかるの所にコーヒーを置きながらいった。
みやもはるに同調し、飲み物をすすったかと思うとおかわりとでもいうように
はるが持ってるお盆の上にマグカップを置いた。

ってかやっぱり手つないでたの見られたんだ…。
うぅっハズい///いや、ひかるはきっともっとハズいんだろうけど…。
なんて思ってると横のほうからガタンッといすの音が聞こえた。

「うるせぇっ!おれは寝るっ。起こすんじゃねぇぞっ!!!」

さっきのイスの音はひかるが座った音で、ひかるはそのまま机にうっつぶした。
ってかこの時間に寝るって…もうっ

「この時間に寝られたら、俺帰れないのだが…まぁいいか」

なんてはるは呟きながらも楽しそうにみやのおかわり(匂いだとココア)を入れていた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっえーっと…あの、ひかるくんの自覚が思った以上にヤバくて
萌え死に寸前だった鈴音です…。
いやぁ…ヤバいっすねひかるくん。
もう相手綾でいいのか的なっ!!
むしろあたしにしちゃおうぜみたいな←断固拒否られるww

えーっととりあえずコメ返はこの後にっさせていただきますよっ♪



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No.334 鈴音 07/19 23:52:23  削除依頼

珠苑さん≫はわわわわわわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ;;;
もっもっ申し訳ないぃぃぃぃぃぃぃorz
せっかくお客さま来店なのにこんなに遅くのあいさつですみませんっ!!
紫凛さんのリア友さんでしたかっ!!
紫凛さんにはいつもいつもお世話になってばかりで…←
もう璃音ちゃんと魁くんの絡みは最高ですよっ!!はいっ!!
あとで2人についてめいいっぱいかたりませぬk(殴
あたしも柳くんのメイク道具教えてほしいですっ
そして萩萎ちゃんのあの清廉さがほしいっ←
でもでもっひかるくんだけはゆずれませぬっ(おい
綾が綾が泣きすぎて目に牡丹餅つくってしまいます――――(とめろ
あっ綾の胸は綾ママの遺伝なのですYO!!←シネ
みやちゃんはまじいいっす☆
そんではるさんの腹黒具合も最高ですww

そんでもって応援ありがとうございますっ!!!
みなさんの足を引っ張らないように頑張りますですっ!!!

紫凛さん≫ゆっくりとゆっくりとですね♪ww
璃音ちゃんまじ鈍いっすよーww綾並に…いや綾以上に鈍くなる可能性がっΣ
まぁこれから綾も鈍さどんどん出していくかとおもわれますww
ってか魁くんも自分の気持ちどんどん気づいてる系ですねっ☆
いやあっでも2人のあのシリアスな感じがマジあたしの涙を誘うっ←
あっすっすっすみませんっ!!
まだできてなくてですね…ああああぁぁぁぁorz
紫凛さんよかったらお手伝いをお願いしt(頼るな



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No.335 鈴音 07/20 00:03:51  削除依頼

華樹さん≫そういうことにしましょうっ!!
うわはぃっ☆まじたのしみですよぉぉぉぉぉぉぉっ♪
女性軍団の浴衣姿ww萩萎ちゃんがものすっごいにあいそうでww
それに若干見惚れたひかるくんにまたまた綾が嫉妬すると←鬼w
燕雀さんまじ弟子にしてくださいッ!!綾ともどもっ!!
まじ燕雀さんのほんとファンでっww
そうだそうだっ!!萩萎ちゃんにやいたあとにこんどは燕雀さんにやくとw
うわぁ綾ヤバいことになりそうでこわいですなぁ(楽しみますがw
あっそれ絶対に驚きますよっ!!てか姉のせんでも行けると思うあたしがいるww
写真なら全部おわたしいたしますよぉっ☆
最後にみんなで集合写真的にとりたいとあたしは思っていますので♪
綾たちがいる前ではさすがに物はなげないだろうとww
あっなんなら綾も巫女姿になっても…ww
南が用意する水着はもちビキニにきまってまs(おい
綾には黒で璃音ちゃんには白らしいですww
萩萎ちゃんとみやちゃんのも頼んでおきましょうかww
みやちゃんのはどちらでも行けるという感じのとか☆
ちびっこ3人はマジ見てていやされますよねぇww
えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
別にへたとか絶対ないですからっ!!書いてくださいッ♪



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No.336 鈴音 07/20 00:17:16  削除依頼

ユキ絵☆さん≫あっでもバカは風邪ひかないんじゃなくバカは風邪に気付かない
っていうのが本当らしいですよww
ひかるくんはバカじゃないですって☆それに弱ってくれた方が綾の
看病に行く率がどんどんどんどん上がってくる予感がしてきまして♪
絶対なりますってww秘密にしてるつもりでも実は態度に出ててww
結局おひる2人で食べてるところをばったり部員に目撃されるとかw
そして応急処置の後は部室に閉じ込められるとww
ための奴らとかがいらん気まわして「キャプテンにはうまいこと言って
おくからいちゃついてろ」的なことを外から言われそのままみたいなw
おっマジですかっww
やべぇひかるくん食人鬼化しちゃったよぉぉぉぉぉぉおおおと思いました!
えっ告白してくださいッww
ひかるくんんらいつでも綾は大歓迎でっ♪
バレンタインは綾は一週間前くらいから調査を開始するかと思われますっ!
料理は得意なので結構本格的に作る可能性もありっ!!!←
意地悪言って「おっお前…バレンタインって…どうすんだ?」とかおそるおそる
きいてくるひかるくんに「んー?さーねーww」とか言ってやりたいww
豆腐はやはりいい噂を結構ききますよねっ!!
綾似がたくさんいますねぇ!!ひかるくんどうすr(おい
って明恵さんの隠し子女の子!?えっライバル予感!?
そんで気づいててもにこにこ笑っていいですよとか言ってるんですよっ!
うわぁ思い浮かびますねっww

サイドさん≫もう今回の記事で叫びそうになったあたしはこの先どう生きていけば←
超ご期待しちゃってまっちゃってますからねっ!!!!(おい
綾には超頑張らせますからっ!!!!
雪夜さんもう昔の男ですか!?えっマジでっ!?でも萩萎ちゃんの男だったと!?
そんで柳くん視点かいてくださると!?えっそれはぜひ見たいっ☆
もうかいちゃってほしいかぎりですよぉ!!!!



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No.337 ニックネームは削除されました 07/20 14:19:29  削除依頼

にぇえええええええええええええええええ!!!!!!
と言う訳で今日の投稿はお休みしまs(砕

代わりに友達との合同の絵を置いていきます…
あれですね、蒼羽と愛美イメージ←

ろっぷありがとよ←
蒼い奴下着しかはいてないけどいいよね←
と挨拶をしてちょっと出かけてきます。ばびゅん。



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No.338 ユキ絵☆ 07/20 17:49:57  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

ベルの音。

「ただいまー」
「おか、えり…」

ドアを開け室内に足をやると、真先に首筋をとある物に撫でられる。外の空気と違ったひんやりとした人工的な涼気だ。そっか、クーラーつけたのか。まだ春だってのに暑いもんな、今日。
コーヒー豆の香りの中に混ざって…なんか…これは…ココアみてぇな甘臭い香りが鼻に付き、胃の中にあるモノが短く舞を踊りだして、カウンター席に座っていた餓鬼をキッと睨みつけた。
俺の嗅覚なめんじゃねぇぞ。俺はこう見えてめちゃくちゃ細かくて神経質なんだからな。お前が今飲んでるそれの所為で気持ち悪くなって嘔吐物が喉に詰まって窒息死したら絶対呪ってやる。
キッチンにいた春彦へ餓鬼から視線を流すと、春彦は何時も通りの嫌みのない微笑み(否、本当はこいつ黒い方が通常なんじゃ…あはは)を見せ俺達に向けて口を開いた。

「おかえり、綾殿。輝殿」
「ごめんね、心配かけさせちゃって…」

俺への態度と違って、随分とまぁしおらしく春彦に謝った糞女が足を前に出した。すると糞女の左腕がピンと突っ張る。それと同時に俺の右腕は前方に引っ張られ真直ぐ伸びていて。振り向いてきた糞女に見上げられ、違和のある手元へ目を落とした。
…って、あっ!!

「わりぃっ!」

しまった…!
未だ手を繋いだままだったことに気づいて慌てて糞女から右手を離した。辺りに広がっていたクーラーの冷気が、糞女から離した右手に触れて…なんか、その触れた空気だけ必要以上に冷たかった気がした。
畜生が…。春彦の野郎や餓鬼に見られたか…?今の手繋いでたやつ…。別に何かそう言うアレじゃなくて、糞女はただ俺をここまで走らせる為に手引っ張ってただけだし……仮に春彦達に誤解されたとしても何の意味もねぇっていうか。まぁ良いや、別に。
ふて腐り気味に何時も座っているカウンターの席に腰を下ろすと、少し離れた所――キッチンに立っている春彦の目の前のカウンター席に糞女が腰掛けたのが見えた。

「いや、確かにちょっと遅いなとは思ったけどな」
「うん…ごめんね…」
  



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No.339 ユキ絵☆ 07/20 17:50:58  削除依頼

 
苦笑する春彦に落ち込んだ様子で俯いた糞女。
するとカウンターの向かい側から手を伸ばして、春彦が糞女の頭を撫で始めたのが俺の視界に飛び込んできた。俯かせていた顔を上げ、撫でてもらってることが嬉しかったのか何か妙に喜んでる風に見えた糞女に、知らずの間に自分の片頬がピクっと反応した気がした。
え、っていうかその前に何だよ(笑)?こいつ等。

「でも、久々に楽しかったろ?」
「うんっ!あっ今度はみやもいこーね」
「……う、ん」

面白くなくて。カウンターに左手で頬杖をついて、右手を軽く握って親指で隣の指の甘皮を弄くっていると、ちくっと棘が刺さる様な感覚が爪の根本に走った。あ、人差し指に逆剥け出来ちまった。
親不幸なのか、俺は。あーあ。知らねぇよ親なんて。星になって消えろってんだ。もう母親は消えたけど。
俺以外のこの場にいる奴等の声が耳から耳へ抜けて行くと、余計にふて腐りたくなって、人差し指に出来た逆剥けを親指でもっともっと弄くってやった。でも痛いからやっぱし直ぐ止めた。

「まぁ、輝殿が迎えに行ってくれたようだし安心したが」

頬杖をついていた左手が、ずでっ。と頬から滑った。

「なっ!!なにいってやがるっ!おれは“さんぽ”に行ったんだ!」

っんで春彦がそれを知ってんだよ……!!
テーブルに両手を叩きつけると同時に椅子から勢い良く立ち上がり、春彦の言葉を全身全霊で否定した。右足首がズキっと痛んだがそんなの気にしてる場合じゃねぇ!
だ、だって散歩に行くってメモに書いただろうが……!!見てねぇのか!?こいつは!!
……ま、まさか俺が糞女にしたあの電話盗み聴きしてたとかじゃねぇだろうな…!?おい!!
驚いた様に俺を見つめ、その後直ぐに薄ら涙を浮かべる程声を出して笑ってきた春彦を訝った。
…畜生!何が可笑しいってんだよ…。地球の裏側まで蹴り飛ばされてぇのかこのバカ彦が!!

「仲良く手つないでココに入ってきた時点で“さんぽ”のようには思えなかったけどなぁ」
  



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No.340 ユキ絵☆ 07/20 17:51:22  削除依頼

 
…!

仲良く…?
暑くなった。急にクーラーが消えやがった。……なんてことはなくて、この暑さが自分の身体の中で作られているという事は考えなくとも直ぐに分かった。今日一日で何度も経験してるから。
へ、へぇ。仲良く見えたのか…俺と糞女。っていうか!!その前にやっぱりさっきの見られてたんじゃねぇかよこの糞が!!まぁあの状態で見るなって言う方が無理なのかもしれねぇけど…!
ちらっと糞女に目をやると、タイミングが良いのか悪いのか向こうもこっちを見てきて、咄嗟に目を反らした。その時見えた糞女の顔が赤くて、何か少し擽ったく思えた。

「昨日までの雰囲気がウソのようだ。なぁ清殿」
「…うん」

俺の元へコーヒーを置いた春彦。その直ぐ後に餓鬼が糞不味い汁をおかわりでもしたいのか、マグカップを春彦の手に持つお盆に乗せているのが見えた。
何て言うか春彦と餓鬼の行動や発言の全てが俺を冷やかしている様に思えて、妙に恥ずかしくなると共に強い怒りが溢れる。どうにもできなくて、乱暴に椅子に座り直した後テーブルにドサっと突っ伏した。

「うるせぇっ!おれは寝るっ。起こすんじゃねぇぞっ!!!」
「この時間に寝られたら、俺帰れないのだが…まぁいいか」

上の方から春彦の呆れた声が聞こえてきたが、上歯で唇をきゅっと噛んで、伏せた身体を起き上がらせることはしなかった。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_(時間オーバーすみませ;

ひゃひゃひゃひゃああああああああああΣ(゜Д゜ノ)ノ
え、俺、有料の美術館に忍び込んだ犯罪者の気分なんですけど(^p^);
紫凛さんとお友達さんとの合同の絵、盛大に吹く程上手すぎてどうすれば良いの私(´^o^);:*:;
と言うか上手いという表現を公衆便所の便所虫の様な私が使って良いのかすら怪しい;;←
取りあえず、左の青い子に抱かれたい人で\(^o^)/← だって、涼しそうなんだもん(をいw

そしてうわぁぁぁぁん明日から夏季講習が始まってしまう私です(T∇T)
みんな、オラに元気をわけてくれえええええええ!!()→←

というわけで、しばらくしたらコメ返ししに戻ってきます(´>ω<`)(たひ
そしてなんかPC糞重い…orz



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No.341 サイド 07/20 20:43:21  削除依頼

柳くん視点書くとか言いながら書けそうもないサイドです(←
しばらく萩萎目線でがんばります;

◇鞍川萩萎◇

先程の男は一体誰なんだろう
私はアジトに着いた頃も、そのことばかりを考えていた
まさかとは思うが・・・・・・
いや、そんなことは有り得ない
・・・・もうあの人は

「萩萎?はーぎーなっ!」

はっとすると、そこでは、柳が私の目の前で手を振ってみせていた

「な・・・・何だ?」
「何だじゃないだろ?さっきからボーッとしちゃってさぁ・・なんつーか萩萎らしくないよ」

お前に私の何が分かる
私の事なんてまるで知らない癖に
その言葉が喉まで出かけていたが、何とか理性でその感情を抑える
そして代わりにぽつりと思いついたこと言う

「・・・・お前の所為じゃないか」

すると、柳は、しばらくよく分からないような表情を見せていたが、案の定、顔を真っ赤にさせて俯いていた

「あ//・・・あれは萩萎がいきなり止まったりするから・・・//!」
「冗談だ馬鹿者。私があれくらいで長い時間考え込んでくるものか」
「な//!萩萎ぁっ!」

ふんと鼻で笑って「さっさと入るぞ」と意地悪げに言う
それから、ふと先程の男の顔を思い出して、心がからっぽになった気持ちになった

「・・・・・」

私は、奪還屋の扉を開いた


;;;;;;;;;;;;;;;;;

うん。また微妙なとこで終わった←
ていうか短いですね・・・マジで
ちょっと入るの気まずかったんで(こら
また次に帰宅の様子を・・・・



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No.342 サイド 07/20 20:43:48  削除依頼

珠苑さん>お・・お客様!申し訳ありません!(何
     返事が遅くなってしまい本当にごめんなさい・・
     柴凛さんのリア友なんですか・・
     正座の事を萩萎さんに聞いてみたのですが、
     「そんなもの毎日のようにやっていたら慣れる。昔は私も慣れなかったものだ
     な」・・だそうです
     璃音ちゃんと魁くんは良いですよ(何
     輝くんと綾ちゃんはもう何か気持ちに気付きましたし(だから何
     清ちゃんと春さんの恋もそのうち・・
     萩萎と柳くんにも乞うご期待を(黙
     これからもどうか宜しくお願いします!!

鈴音さん>期待して頂けるなんて・・・嬉しいです^^
     雪夜は・・・うん。ちょっと色々秘密が・・(え
     でもきっと萩萎は、自分は気付いてないけど、雪夜のことがまだ好きなんだと思
     います
     そのうち柳くんが好きになるでしょうけどw
     柳くん視点書こうとか思ってるんですけど・・・・書いて良いのかとか思って^^



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No.343 ユキ絵☆ 07/20 22:04:19  削除依頼

それでは遅くなりましたがコメント返させてください\(^o^)/☆

>>サイドさん(←ああ、これを書ける日をどれだけ待ったか(´;∀;`)歓喜の涙
萩萎ちゃん視点んがあああいきなり柳君とラブラボ(←w)な感じで相当萌え殺しで><///
柳くん視点…!!何時か書いてみようかしらwとかしゃしゃり出す私で(´^o^);:*:;(ちょw
輝が始末屋なんで一度奪還屋の皆様と戯れてみたいという出来心ですので気にせずww←
た、たた多分サイドさんが一番お若くてお肌がスベスベなのだと思わr(俺以外皆スベスベw
中2かあ(*´Д`*)え、私今高3なんですけど来年とか高校生ですらなくなるんですけど
絶対サイドさんからしたら超ババアですよね○| ̄|_そのわりに発言が鬼幼稚な私←乙w
そして中2でこんな素晴らしい文才を持っているサイドさんの正体って天才ですk!?←
私が中2の時なんて……って!!中2の頃の記憶が薄すぎるあああ!!(←ババア乙orz
では雪夜さんとの危険な関係を超期待しつつ過去編の更新をハァハァしながら待ってまs←
そして私は全然過去編更新してない変態!!!(←威張るな、そして早よ更新せいw



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No.344 ユキ絵☆ 07/20 22:04:29  削除依頼

>>鈴音さん
えマジすか!?あ、でもそれなら超分かる気がしますwwwww
確かにバカは風邪に気づかなそう(´^o^);:*:;熱のある日に気づかないで雪合戦…w(怖w
実際のところ輝より蛍の方が頭が悪い(と言うか頭がおかしい)気がしてきた私d←
二人でお弁当食べてる時に目撃してくる部員こそ口が軽い人なんですよねw(*´Д`*)
そして部室に閉じ込められた後は色々するわけですよね色々とふひひ(←自重しないと潰す
食人鬼化して威嚇する時に輝が敬語になる癖があると知った私です(´V`)(なんぞw
バレンタインの質問で「んー?さーねーw」は鬼だ綾ちゃん(´^o^);:*:;もっと苛めて←w
「あ、あー。最近テレビで甘い物身体に良いって言ってたからー、挑戦してみるかなー」
↑とか独り言っぽくわざと綾ちゃんに聞こえるような声で言い出しますよきっと輝はww
そして旦那に「甘い物嫌いなんだろ?無理は良くないぞ」と突っ込まれるという←鬼w
明恵さんの隠し子は男の子ですよ(´^o^);:*:;っていうか照平の本当の身体g(ネタバレw
んぎゃあああああああ、気づきながらも笑って「いいですよ」はwwwちょwwww
盛大に萌えた人がここにいる一名!!!うおおおおおおおおおやっぱ旦那好きすぎる(乙w
旦那が気付いてることに気付く南さんですよね(*´Д`*)そしてそれに気付く旦那(ループw



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No.345 鈴音 07/20 23:18:45  削除依頼

*一ノ宮 綾*

あれから数分。
あたりを見回すといつもの机にたくさんの資料を並べて優雅に
コーヒーを飲みながら資料をまとめているはる。
お代りのココアを飲んで、あまっていたクッキーを食べながらトランプで遊んでるみや。
未だに机にうっつぶしているひかる。
そして当のあたしはだいぶ埃がたまってたみたいだからほうきを取り出してかるく掃除していた。

大体掃き終わって、ごみをちりとりで集めているとひかるが少しも動いていないことに気づいた。
ひかる…まじで寝ちゃってんの??
もう7時なるんだけどなぁ…。
早く帰んなきゃ夕飯つくるのおそくなr…あっそっか。
今日もひかるの夕飯は灯ちゃんがつくるんだった。

はぁ…なんて溜息を吐こうとしたときポケットからぽろっと何か落ちた。
ふっとそっちに視線を向けたときはっと目が思いっきり開いたのが自分でもわかった。
急いでしゃがんでそれを拾う。
ポケットから落ちたのは―――ひかるにもらったパンダのキーホルダー
だったから。

「よかった…」

さっき掃除したばっかりだったからかあまりゴミは付いていなくてホッとした。
チリトリとほうきを片づけて、いつものカウンター席に向かう。
ふぅと息を吐いてから左手で頬杖をついて、右手で顔の前にキーホルダーを持っていく。
白いスカーフを巻いたパンダのキーホルダー。
見ているだけで自分の顔がにやけるのがわかった。
もしかして…あたしが白色好きってしってて…かな?
まさか、そこまではないよねっ。

「…うりゃっ」

じーっとパンダを見る。頬杖を一回といて、左手の人差し指でパンダを突っついた。
その衝撃で軽く揺れるパンダのキーホルダー。
なんかそれが嬉しくて、楽しくて…。
ツンツンと同じようにつつく、するとまた白のスカーフを巻いたパンダが揺れて。

さっきみたいに落とさないように、あたしは携帯を取り出して
今までつけてたストラップを全部外した。
そしてその代りにパンダのキーホルダーをつける。
パンダのキーホルダーは携帯につけれるようになっていたから案外簡単につけれた。

それをまた顔の前にもってって左手でつつく。

「うりゃっ!」

また揺れるパンダのキーホルダー。
なんでかそれに満足して、携帯をテーブルに置いた。

「…そ、れ」
「わぁっ!どうしたの?みや?」



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No.346 鈴音 07/20 23:21:18  削除依頼

そろそろひかるを起こさなきゃなと思って立ち上がろうとした瞬間、
右隣の方にいたみやが携帯を指さした。
いきなり声掛けられたことにびっくりして、それでいて指摘されたものがアレで…。
寝ているはずのひかるが一瞬ビクッと動いた気がした。

「どう、した…の?」
「ん?このキーホルダー?」

そう言って携帯を持ってパンダを指さすとコクっとみやが頷いた。
それとほぼ同時にはるが資料から顔をあげてこっちを見た。

「さっきの綾殿の行動といい、なにか思い入れがあるようだ…と清殿はいいたいんだろう?」

はるの言葉にみやはこっちを向いてコクっと頷いた。

「俺も気になったんだよなー。さっきそれ落としたときの拾ったスピードが
尋常じゃなかったし、突っついて遊んで微笑んで…。誰からもらったんだ?」
「ふぇっ!?」

資料を完全に放棄して、顎に手を当ててほほ笑んだはるは…
疑問符を付けていたが答えろと強制されているようだった。
いきなりのその問いとはるの威圧に変な声を出してしまったあたし。
こっこれは…言わなきゃ殺されるっ←ちょっw
でも、本名出すのはちょっときついっ!!

ちらっとひかるを見るとひかるはさっきの体制のままで、寝て…るよね?
寝ていると…信じよううん!!!

「誰からもらったんだ?」

同じことを二度微笑んで言うはる。
やめてはる…言うから。その怖い笑顔やめて?

「えっとね…そのっ大好きな人…にもらったの、さ」

でもいうことにちょっと躊躇して、本名はやっぱり出せなくて…
でも、どういっていいか分かんなくて、結局こんな答えになってしまった。
言った瞬間かぁっと顔に熱が集まる。
あたしの顔は絶対真っ赤で、できる限りそれを見られたくなくて下を向いた。

「大好きな人…ねぇ」
「だい、すきな…ひと…」

あたしが一番言うのに手間取っていた言葉をあっさり言いのけた2人は、すっと寝ているひかるの方に視線を向けた。
あぁぁぁぁやっぱりばれてるよぉ///

そして、その場に居づらい!!と思ったそのとき
♪~~♪~♪~
あたしの携帯が鳴った。ディスプレイを見るとそこに表示されている文字は[夜昼 南]で…
今度は何だ?敵襲か!?←アホ

「ごめんねっ南からだっ」

そう言ってあたしはそっと部屋の奥の方…資料室の方に携帯片手に向かった。



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No.347 鈴音 07/20 23:22:22  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ超短い投稿ごめんなさいorz
わけわかんないですよね…
えーっとこの後は綾にうれしいことが続く予定っです;;

そんでもってコメ返は明日にさせてくださいorz
本気の本気で申し訳ない…。



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No.348 ユキ絵☆ 07/21 21:08:19  削除依頼

* 灰塚 輝 *(最初の方だけ三人称視点です(´;∀;`)

紅い草が延々と茂る草原。生温い風が通る。
此処が中心なのか、はたまた端なのかそれすらも分からない縹渺たるこの草原に独りポツリと落とされているのは、蔓延る紅い草に珈琲豆の色を少し混ぜた様な色――紅褐色の髪を持つ少年だった。
少年は空に浮かぶ紅色の満月の方角を見据え、草原を只管真直ぐ駆けている。右足首に重度の怪我を負っていて、足を前に出す度に右脚が縺れ転倒しそうになった。しかし、駆け目指すものを脳裏に思い浮かばせると不思議なもので、それだけで怪我の痛みが和らいで、走ることを苦とは思わなくなるのであった。

『はぁ、は...はぁ...』

息急き駆ける少年の足音と呼吸音が繰り返し響いている。
駆けても駆けても見えてくるのは紅い草ばかりで、既に少年は焦燥と慕情が次々と溢れて、自身の小さな胸の内を埋め尽くされてしまいそうになっていた。

『ぁ…』

汗を拭う為に立ち止まると、広がる紅の中に一つだけ現れた黒が飛びこみ小声を漏らした。眼前に有るのは――艶やかな黒髪を高い位置で一つに結った一人の少女。背で腕を組み満月を見上げていて、少年の姿には気がついていないようだった。
そんな少女の姿を捉えると途端に頬に赤みが差して、乱れていた呼吸を整えようと肺に生温い空気をたくさん取りこんでは吐き出した。
空にやった顔を下ろしやっと自分の存在に気が付いた少女が、不機嫌そうに頬を膨らませ着実に自分の元へ歩み寄り始めたのが見える。温い風に煽られて束ねた少女の髪がさらりと揺れ動くと、それだけで鼓動が大きく一つ反応し、そわそわしながら後ろの地面に一歩足を乗せた。
…き、来た!
直ぐ目の前にまで少女が歩み寄ると、目を合わせられなくなって視線を月の方へ泳がせてしまう。

『遅いよ。ずっと待ってたよ?』
『何で…』

胸に少女が飛び込んできて、きゅっと抱きつかれた。

『大好きな人だから。――のことが、ずっとずっと好きだったから』
  



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No.349 ユキ絵☆ 07/21 21:09:45  削除依頼

 
――目が覚めたのは丁度この頃だった。

夢に出てきた小学生くらいの少年…何となく容姿が蛍に似ていた気がする…。
そして女の方はポニーテールだったけど…何処となく糞女に似ていて…。

「うりゃっ!」

覚めたばかりの夢を霞めていると、横の方から糞女の妙に楽しそうな声が届いてきた。
それと同時に突っ伏していた身体を起こしそうになったが、このタイミングで身体を起こしたら『何をそんなに糞女が楽しそうにしてるのか気になったから身体を起こしてしまった=今まで寝てないで皆の話を盗み聞きしていた』と勘違いされる。と言う神級の機転を利かせてそのままの体勢を維持することに決めた。
それにしても……糞女が何をそんな楽しそうにしてるのか気になる。
もしかしたら春彦と何か…いや、そんな、まさか。仕事ばっかりやってるあの二十代後半のバカ彦が女子高生である糞女をそこまで楽しませることなんて出来るはずねぇ…!多分。
餓鬼と何か遊んでる…?でも、何て言うかあの糞餓鬼って超がつくほど大人しいし…遊ぶと言っても何時も無言でトランプとかばっかりだろ。そんな無反応な餓鬼相手に「うりゃっ」なんて声出してなんかすることあんのか…?

考えれば考える程悶々として、伏せている首を糞女の声がした逆方向に少しだけ傾けてみた。あくまでも、極自然に。

あ。

途端に視界に加わった見覚えのある白色に一度息を飲み込んだ。
テーブルには嘗て糞女が携帯に付けていたストラップ達が並んでいて、糞女の手には新しいマスコット――俺がさっき渡した白色のスカーフを巻いたパンダが取りついた携帯が握られていた。
顔前に携帯を持ってきていた糞女が、それに下がったパンダをつんつんと指先で突いていて上機嫌そうに頬を誇らばせていたのが見える。俺があげた物を早速携帯につけて…それであんなに喜んでもらえているのを確認したら、胸の奥の辺りがきゅっと締まる感覚がした。気がした。
独り浮き立っていると、糞女が携帯をテーブルに置き立ち上がろうとする。すると近くに居た餓鬼の指先が糞女の携帯を示している姿が飛び込んできた。

「…そ、れ」
「わぁっ!どうしたの?みや?」
  



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No.350 ユキ絵☆ 07/21 21:11:00  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(((;´д`)))(いげあ、相変わらずの微妙な区切りそしてSP時間外申し訳ない;

んがああああ追いつけなくて本当すみません○| ̄|_そして輝さん甘い妄想夢乙orzw

夏季講習始まって難しい宿題が大量にあるのにどうしても小説書きたくて
「そうだ、徹夜しよう♪」と開き直って自重せずにPC開いてしまった人がここにorz←
流石にそろそろ宿題しないと徹夜でも間に合わなくなるので自重して引き下がります><、
ではまた明日まで旅立ってきます(´;∀;`)のし
そしてまたしてもPC糞重い…○| ̄|_この時間ふみ混み過ぎて鬼←



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No.351 サイド 07/21 22:09:18  削除依頼

とりあえずユキ絵さんへのコメ返しを・・・

ユキ絵さん>柳くん視点書いて下さい(何を
      でも私が書いた方がいいのかなぁ・・・・・・
      いえいえいえ、私なんてカサカサの乾燥肌ですよ;
      高校生ですか・・・なんか良いですね(何
      中学生はとりあえず部活が大変;
      吹奏楽やってるんですけど、とりあえず今年は県を抜けたいんです
      応援お願いしまs(黙
      去年1年の時大会出たんですが(人数足りなくて)県で銀賞でした・・
      いいえいいえ!ババアなんて事ありませんよ!
      私にとってババアは30歳年上ですかn(失礼
      文才なんて・・皆さんに比べればまだまだです;
      皆さん私以外高校生なんですよね・・(勘違いだったらごめんなさい)
      そして夏休みまだ始まってないと言うのに遅くまでパソコンやってる
      私は良いのか・・・・・?
      長野県の夏休みは短いんだよぉおおお!!(五月蝿い
      過去編、結構短くなりそうなならなそうな・・(どっちだ
      穏やかに暮らしていたある日、雪夜が突然・・てな感じです(何それ
      輝くんの過去編の続きも是非みたいです^^



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No.352 鈴音 07/21 23:50:23  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「はい?どーしたのー」
―あんたいつも出るの遅いのよ

出たとたん電話の向こうで溜息を吐いた南。
だからっ!んなこと言ったってこっちにも都合があるんだっつーのっ!!
何様だっこのやろー

「んなこと言ったってこっちにも都合があるのっ!!
みんなのいるところで電話に出ろって言うの!?」
―あんた、あたしに対してそんな口の使い方でいいの?せっかくいい情報手に入れたのに。
「何様よッ!!」
―俺様何様南様よ

人間ってここまで開き直れるもんなのか!?
なんて思いながらもこれが南だから仕方がないと自分に言い聞かせた。

―んで、気にならないのー?“いい情報”

そう言われると言葉に詰まるのが自分でもわかる。
だってすっごく気になるし…。
南はその人に利益があることじゃなきゃいい情報なんて言わない。
きっとあたしにとって利益があることなんだと思う。
でも…あたしが一番気になるのは…

「そりゃ知りたいけど…見返り、どうせ頼むんでしょ?」
―あったりまえ♪あたしがタダで情報提供するわけないでしょー

やっぱり…。
南の言葉を聞いた瞬間ガクッと頭が垂れた。
南は南だ…。

「んで今回は何?」

お菓子?服?それともmoney?←ちょっ

―雑誌に載ってたケーキバイキング一回分おごり♪
「はぁーーーーーー!?」

ケーキバイキングってへたすりゃ服より高くねぇか!?
しかもあたしも食べるってなれば…
あぁぁ…今回の依頼料の配分どんくらいなんだろー…
足りるよねー…だって、気になるもんっ!!
それくらいかける価値ってことでしょっ!?その情報!

―どーすんのー?あーやーさんっ
「くっ…わかった…」
「輝殿!?どうした?」

あたしが南の条件をのんだとき今度はさっきあたしがいたとこ
(みんながいる方)からはるの声が聞こえた。
どうやら、ひかるが何かしたらしい…
それから少しみんながいる方が騒がしくなった(おもにはるが動き回ってるみたいだけど)



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No.353 鈴音 07/21 23:51:32  削除依頼

―なんか後ろの方騒がしいわねー…まぁいいわ。
んじゃケーキバイキング一回おごりってことで♪
「わかったから、早く教えてよッ」

みんなのほうから聞こえる騒がしさに、なんだか変な胸騒ぎがしてさっさと
ひかるたちの方に行きたくてちょっと強めの口調になってしまった。
早く行きたくて、行きたくて軽い貧乏ゆすりが起きたとき、南が口を開いた。

―はいはい。えーっとねー今日夜も灯ちゃん仕事らしいから灰塚君のこと夕飯に誘ってみたら―?
おばさんちだったら麻耶ちゃんも翔くんもいて楽しそうじゃない?

南がいった情報にぴたっとあたしの行動がとまった。
灯ちゃんが仕事?ってことはあたしがひかると夕食食べれるの?
えっほんと??えってか

「何で南がそんなこと知ってんの?」
―あたしの情報網をなめんじゃないわよー♪

…うん、怖い。
南にもう隠し事は通用しない気がする…てか通用しないだろうな。

「はいはい、ってかごめんこっち忙しいから切る」
―はいはーい。まっがんばんなさいよ☆そんじゃっ

切るって言ったのはあたしなのに一言言うと南は自分から電話を切った。
言いたいこと言ったら用なし…っすか。
南らしいけど。
ツーッツーッと一定の機械音が鳴っている携帯の通話ボタンを切ってパタンと閉じる。
そしてあたしもみんなのもとに向かった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

奥の部屋から出て、みんなの所に戻ってきた。
その時の目の前に広がった光景にあたしは息をのんだ。一瞬頭がフリーズした。

ひかるのシャツに血が付いていたから…。

「ちょっひっひかる!?どうしたのっ!?」

急いで駆け寄ってじっと顔を覗き込むとすぐに視線をそらしたひかる。
っ…って傷ついてる場合じゃないっ!!
えーっと出血!?出血の時はまず、ガーゼを…

「鼻血…らしい」
「へ?鼻血?」

またどこか怪我したのかと鞄から応急処置道具を出しているとふうと息をはいてはるがいう。
あまりの軽度のけがにあたしはすっとんきょな声を出してしまった。



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No.354 鈴音 07/21 23:53:44  削除依頼

「りゆう…わかん、ないけど…なんか……いきなり、で、た…」

その辺に飛び散ったのか?雑巾をキッチンの方で洗いながらみやがいう。
理由って…なんだろ?それか、体調悪かったのかな?

「ひかるー?血は全部吐き出した?」
「ぁ…あぁ…」
「そう、なら安心。血は飲み込むと消化しないから胃にたまるからねー…あとはっと」

ひかるの答えにほっとしてあたしはきっちんに駆け込んだ。
ちっちゃめの袋に氷と水を入れて口をぎゅっと固く結ぶ。
そしてそれをひかるに渡した。

「冷やしておいた方がいいらしいよ。それ、使って?」
「あぁ…サンキュな」

静かにそう呟いたひかるはあたしから氷嚢をうけとって鼻付近にあてた。
いつもと違う、どことなく他人行儀な感じの反応に耳をかしげた。
なんかひかる、違う…よね?

「あとはゆっくりやすんd パシンッ

熱はないと思うけど一応計ろう…
そう思って手をそっと額に持っていこうとしたら持っていく前に手がはたたき落とされた。

「ぇ…」
「あっ、わっわりぃ…おい、春彦。悪いけどちょっと奥の部屋借りるな」
「あ?あぁ…」

軽く謝ったひかるが、はるに奥の部屋が空いているかと聞いた。
空いているとわかったや、借りるといって奥の部屋に入るひかる。

あんだけ騒いでいたはるも落ち着いたのか救急箱を片づけていた。
みやも相変わらず、トランプをしながらである。

でも、あたしははたき落とされたことがショックで、
はたき落とされた手をそうでない手でギュッと握った。
あたし…なにかしちゃったかな…。
ひかるの迷惑になること…何かしちゃったのかなぁ…。

せっかくパンダもらったのに、なんかうまくいかないよぉ…。
ひかる…、謝るからだからあたしのこと拒否らないでぇ――…。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
はいっ微妙なところで駄文終了←
すみません…読みづらいことこの上ないと思います;;
すごく眠気が襲って来て…でも登校したくて…
意識半分のまま投稿させていただきましたっ!
すみませんが…コメ返はまたあした…と(汗
ほんとにごめんなさいっ;;



deleted

No.355 ニックネームは削除されました 07/22 19:05:37  削除依頼

*海咲 璃音*

そう口先では言うけれど本当はそんな感情知らなくて。
まだメールも帰ってきてないけれど…どうかしたのかしら。

私は魁の右手を握っている。魁も私の手を軽く握っていた。
魁の顔は微妙に紅くて、私を見ているようで微妙に視線を外していた。
――何か変な事、言ったかしら←そりゃもう

不意に立ち上がった魁に軽く悲鳴を上げた。
や、あのすんません自分彼方の手ぇ掴んでるんですけどね?←

自分も持ち上げられてバランスを崩した。後ろに。
勿論魁も突っ立ってるだけだから此方に倒れる訳で。

ソファが派手に軋み、音を立てた。
その音が異常に耳に残っているのに顔を顰めたら
オレンジの色をしたソファを私が背中に敷いて
私の上に魁が覆いかぶさってる訳で。何かイラッてする。
避けなさいよ。…っていうかまたこれで私に隙があり過ぎるとか
言うんですね分かります←

とりあえず座るとこの部分が広くて良かったと思う。
…通常のソファだと私は良いものの魁が床にたたき落とされますからね。
…いや、別にそれも面白くて良いんだけどさ((

ですからちょっと人の上で暢気に寝てないでどいて下さいよ桜田さーん。
「ちょ、魁重いってば…!!」

私は左の方に顔を出しているから魁の耳の近くで囁いた。
案の定意識は飛ばしてないみたいだが、私を強く抱きしめた。
…そして今度は魁が囁く。

――お前がもし人を信じていたらどんななんだ、と。
首に吐息が掛かって体が軽く反応する。
それでも…何故か。魁の質問に答えなくてはいけない気がした。

「私が人を信じてたら…そうね、甘えるわ。
小さい頃に甘える事ってあまり出来なかったから。
もし相手が何かしてくれるんだったら…壊れない程度の束縛をして欲しい。
私は不安定だから…だから、束縛して欲しい」

魁に抱き締められると凄く落ちついて眠くなる。
「…俺と初めて会った時に束縛されるのは嫌とか言ってたじゃねえか」

――奪還屋なんてくだらない事で私を束縛しないで頂けます?



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No.356 ニックネームは削除されました 07/22 19:06:59  削除依頼

「そ、それは……違う、と思う…って私眠いのよね」

無理やり寝返りを打つ。すると魁は面倒臭そうに方向転換する。
…退くつもりは無いらしく、チッと心の中で舌打ちした。
まあ方向転換と言っても横向きになっただけで。
恐らく思い切り押しても魁は落下しないと思うので色んな意味で挫折する。

そして魁の胸に頭を軽くぶつける。
桜田さんの予想の範囲内ですか、そうですか。

「やっぱりお前人の事言えねえ程寝るんじゃねえかよ…」

私の頭を片手で覆った魁はそう呟いた。
…アンタのグローブ作ってたからなんですけどもね。

魁は私を抱きしめながら目を伏せた。
ソレを私も一瞥して目を閉じる。ゆっくりと、ゆっくりと。

/////////////////////////////////////////////////

僕は君の事が大嫌いだった。
いつも正論しか言わないし自分の思い通りに仕立てあげようとする。
君と一緒に歩くとき僕は何時も君と目を合わせなかったのを知っている?
周りからは微笑ましい光景に見えたらしいけど僕の心には怨念しか
宿って無かったんだ。君が憎くて堪らないんだ。

君は僕を受け入れた。でも本当を見ようとせず突き放していた。
僕の心には君を思う気持ちなんてこれっぽっちも宿っていない。
むしろ君を思う事さえしたくなかった。存在が消えればよかった。

君が照れくさそうにほんの少しだけ笑った時なんて寒気が走ったよ。
その顔をガソリンまみれにしてライターで火をつけたくなった。
憎い。邪魔。自分を正当化するな。詮索するな!!!!

そう叫んでも君は毎日変わらなかったね。
僕が来ると少し偉そうに威張った顔をしてくる。
その時僕は本当は笑ってなんかいなかったんだよ。
包丁で喉を抉ってその醜い顔をも消し去ろうと考えていたんだ。



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No.357 ニックネームは削除されました 07/22 19:07:19  削除依頼

それなのに君と言ったら僕が半日でも留守にしていると
僕の場所を確認する様にしつこくメールしてくる。
そのねっとりした粘着質な集中力を他の物にいかせクズ‼‼

お前は自分の正体を隠している醜い毒蜘蛛みたいで大嫌いだ。
何度も何度も克服しようと思ってもその何とも思っていない様な
隠されたような時折の上ずった声を聞くと此方が死にたくなるんだ!!

僕は君が大嫌いだった。

何とも言えないほど、世界で一番嫌いだった。

醜くて中は途轍もなく汚れている君の存在が消したくてたまらなかった。
そう、君の存在を消す方法を探す為だけに君に近づいたんだ。

そして君の事を調べていると見つけたんだ。


君が一番必要としていた"モノ"を――――!!
―――――――――――――――――――――――――――――――
最後にイチャつかせてみる←
最後のこれは誰視点からは分かりますよねwww
"僕"を使うヤンデレは最近出てきたあの子しかいませんw
まあ…うん、ヒッカケ…か・・・ん?((



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No.358 ユキ絵☆ 07/23 10:22:53  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「…そ、れ」
「わぁっ!どうしたの?みや?」

俺が糞女にあげたパンダを餓鬼がいきなり指差したから、ぎくりとして肩の辺りがビクっと反応してしまった。でも…その後何も指摘を受けなかったことからして、俺が実は起きているってことは何とかバレないで済んだらしい。
ああ。取りあえず助かった…。盗聴が趣味の変態だと勘違いされても困るからな…。まぁ現実、今盗聴してるわけだけども、これは起きるタイミングを失っただけであってほんの数分前はちゃんと寝ていたんだ俺は。誰かが起こしに来れば『ん?あぁー、もうこんな時間かー。良く寝た』的に演技してさり気なく起きれるのに誰も起こしに来ないお前等が悪い。
一先ず何とかその場をやり過ごし安堵していた俺は、その直ぐ後に餓鬼の無表情が物問いたげな表情に切り変わったのを見逃さなかった。

「どう、した…の?」
「ん?このキーホルダー?」

どうしたの……って…!!おいおいおい、お!?え、ちょタイムタイム一時停止タイム連打!!
まさか誰に貰ったとか訊こうとしてんのか…!?ちょ、待って、おい、早まるな!!空気嫁糞餓鬼!

「さっきの綾殿の行動といい、なにか思い入れがあるようだ…と清殿はいいたいんだろう?」

携帯を持ち上げてパンダを指差す糞女に餓鬼がコクリと頷くと、今度は春彦が資料を捲る手を止め二人の会話に加わる。それも何か目に怪しい黒光を宿わせて。春彦の発言に餓鬼が再び頷き糞女の顔に向き直った。
……ああ、畜生!!春彦まで餓鬼サイドに加わったら糞女が答えねぇわけにはいかねぇ状況になるじゃんかよ…!!反則だろ!!ふざけんなよマジで…!!
着々と俺が糞女にパンダを渡したことが明るみにされる方向に進んで行くこの状況に胸裏で憤然と息巻けば息巻く程、春彦の瞳は黒光を持ちながらも落ち着きのある威圧的なものへと変化していった。
  



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No.359 ユキ絵☆ 07/23 10:23:06  削除依頼

  
起きることさえできれば…!!
だけど、こんな丁度良く見計らった様なタイミングで起きたら俺が糞女にパンダあげたって自分で言ってる様なもんだろ…!
いや、しかし自然に、もう欠伸とかしちゃいながら本当ナチュラルに起きる真似ができれば…!
……だが、待て…この危うい状況に置かれ通常よりも情緒が乱れている俺にそんな演技が出来る程の余裕があるとも思えねぇ…。やはりこれにはリスクが大きすぎる…少しでも不審な言動を取ってしまったら、鷹の目を持つ春彦なら簡単に俺が今まで空寝していたことを見抜いてくるだろう。
見抜かれたら最後だ…。
そんな小細工してまで起きたと言うことは、糞女にパンダをあげたのは…――と言う結果が目に見えている!!

何とかしてこの体勢のまま奴等の気を別の話題へ引きつけろ…!
しかしこの体勢で何が出来る…!?それも俺は寝ているという設定…!寝ているという設定でも怪しまれなく奴等の気を引ける程の行動と言ったら、誰もが振り向くほどの爆音の屁をこくとか生理現象的な行動しか残らねぇだろ…!!漫画のキャラみたく好きな時に屁だの糞だの自由に操れる能力は俺にはねぇ…!
じゃあどうする…どうすれば良いんだ俺は…!えーりんえーりん助けてえーりん!( ゜∀゜)o彡゜

ま、待て、俺!!諦めるのはまだ早ぇ!今までの流れを思い出して良く考えてみろ…!
春彦と餓鬼は「どうしたの」や「思い入れがあるようだ」としか言ってねぇ…!これだけじゃ別に誰から貰ったのか訊ねているとは言い切れねぇはずだ!
糞女がパンダを生産している工場見学に行ったことにより思い入れがあると勘違いし、一体何県の工場見学に行ったんだ?…と、これから訊こうとしているのかもしれねぇ…!!

「俺も気になったんだよなー。さっきそれ落としたときの拾ったスピードが
尋常じゃなかったし、突っついて遊んで微笑んで…。誰からもらったんだ?」

終わった――――――!!!

「ふぇっ!?」
 



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No.360 ユキ絵☆ 07/23 10:23:22  削除依頼

  
春彦の威圧的なオーラに糞女が声を裏返した。
白状しなきゃ殺される。そんな名状しがたい雰囲気を放つ春彦の視線が厳しかったのか、それとも俺が本当に寝ているのか確認する為か、糞女が俺が突っ伏すこの場所にちらっと目を送ってきたのが見える。
その所為で、伏せながらも首を少し傾けコソコソと様子を窺っていたのが危うくバレそうになって、慌てて傾けていた首を元に戻した。…どうやら気付かれなかったらしい。
…もう、ここまで来たらバレれてもしょうがねぇか。パンダのことだけじゃなくて…相手は春彦だし俺が糞女を好きになったこととか…色々悟られちまうと思うけど。ま、まぁそれならそれで良いだろ!俺は漢なんだし秘密なんて少ない方が男らしいじゃねぇか!うん。それに別に何も悪いことはしてねぇし、多分…。

「誰からもらったんだ?」

再び同じことを繰り返す春彦。
俺はただこの場に突っ伏して、糞女の口から俺の名が出るその時を待っていた。

「えっとね…そのっ大好きな人…にもらったの、さ」





――――――――――――――――――――――――――――――――
い、一旦たっちです/(^O^)\;;(えーりん!えーりん!( ゜∀゜)o彡゜

昨日無断欠席ごめんなさい(T∇T)体力が…持たなかった…です(´;∀;`);;
そしてまたまた追いつけなくてごめんなさい(T∇T);何か途中無駄が多k(撃
塾から帰ってきたらまたこれの続き…投稿……したくて…○| ̄|_;;
うおおおおおおおおおおおお、もう時間というものを完全に守れない奴ですみません><、
それでは間に合わなそうなので支度してきます;;;;本当意味不明で申し訳ないorz



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No.361 ニックネームは削除されました 07/23 20:01:47  削除依頼

――――僕は醜い魔物だ。

だが君は世間に紛れ込んだゴミのような存在じゃないか。
偽善者の癖に僕に触るな。汚らしい。

君と居るといつも気分が悪くなる。
だからそうなると陰で毎回"アレ"をする。
すると心の中の黒いモヤモヤが無くなって晴々とする。
そうした輪廻の中で僕は苦しみ悶えながら、君と戦ってきた。

しかし最近、"アレ"をしても唯心が薄汚れていくだけになった。
一度にたくさん"アレ"をすれば良いものの、
少量で"アレ"をしても効力は無くなってきてしまった。

その時後ろでお前の笑い声がして絶望のどん底に突き落とされた感じがした。
炎に突っ込まれていた鉄の槍で体を突かれ、蝕まれている様だった。

復讐をして、醜い君をも殺してやる。


そして…お前の大切なものまでも壊してやる!!

//////////////////////////



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No.362 ニックネームは削除されました 07/23 20:02:10  削除依頼

彼方が大好きだったの。
利用されていると知っていても…愛しかった。

お仕事の終わりに毎回私の頭を撫でてくれたあの人の微笑みが、
温かい手が、本当に好きで好きでたまらなかった。

―――それなのに、如何して?
そんな人に触れないでよ。…ねえ、お仕事終わったよ?
頭を撫でて優しく微笑んでくれないの?

……寂しいよ、ねえ。

段々と貯まっていった憎しみや悲しみを人を殺めるこの手に乗せて。
何時までも何時までも…彼が私を見てくれることを期待して。
呪い人形だとか言われても苦しくなかった。彼方の為ならば。

彼方が側にいてくれれば私は笑って居られた。
…なのに、なのにどうして!!

何故私を封印するの、閉じ込めるの!?
イヤ、怖い。一人は嫌だ、嫌なのに―――‼‼

そして毎回目が覚めるのは、知らない人ばかり。
必ず近くに彼方が居てくれたけど、私に微笑みはしなかった。
周りの人たちを殺せば、褒めてくれるという淡い期待を持つの。
お仕事を成功させてももう彼は…私を褒めてはくれないの。

軽蔑しきった彼の目を見て心に絶望を刻んで
またゆっくりと闇の底へ突き落され、意識を奪われる。

その繰り返し。まだ2回しか無い筈だけれど…確実に覚えている。
完全に保護された闇。直接感じる誰かの感情。

―――彼も、"感情を流し込む誰か"も護ってみせると、決意した。

愛したい。愛されたい。抱きしめたい。抱きしめられたい。


淡い期待は未だ誰かの感情を受け止めながらゆるりゆるりと上昇する。
―――――――――――――――――――――――――――――
謎の人達(人物は上と下別)の…うん。
コメントは明日になりそうで←乙☆

作業、してみろBGM((
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5468473?length=0&from=0

逃走←死



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No.363 ユキ絵☆ 07/23 22:29:25  削除依頼

* 灰塚 輝 *

い、……

「大好きな人…ねぇ」
「だい、すきな…ひと…」

今、糞女が俺のこと大好きな人って…。
糞女にパンダをあげたのは俺で、春彦が糞女に訊いたのはパンダを誰に貰ったかってことで、それに糞女が大好きな人って答えて…。
ってことは、糞女にとって俺は――え、っと…ちょっと待てよ、訳分からっ…ほんとっ何だよ急に。
なっ何かめちゃくちゃ暑いな…あれ、大丈夫か、俺熱中症的な何かで死んだりして…なはは。
なんて、な…まさか。おかしい、頭が重いな…俯きすぎたせいか…?頭ん中黒いんだけど白くて…
あれ、何か、ちょっと、ヤバイかもしんねぇぞ、これ。

――♪~~♪~♪~

「ごめんねっ南からだっ」

まるで俺の体外にでも出たいのかと疑える程、力一杯早鐘を打ち続ける俺の心臓。それと不釣り合いのリズムで、糞女の携帯が御主人様を求めて叫び始める。その直後耳に入ってきた糞女の声音に、再びさっきの言葉が脳裏に流れた。
――えっとね…そのっ大好きな人…にもらったの、さ。
連想か、ついさっき夢で見た糞女に似てる奴の姿を思い出した。蛍…に似ていて俺に似ている奴が糞女みたいのに、そこでも何かっ…ずっと好きだったとかぎゅっと抱きつか――

ぬるっ。

逆上せてはっきりとしない頭に夢の中で見たものを思い浮かべると、ふと、ぬるっとしたものを鼻の奥に感じ脳の活動が一時強制終了された。ぬるっの正体、鼻水…違う、多分っ感覚的に鼻血だ。
って、冷静に鼻血か、なんて判断してる場合じゃくやべぇぞマジで…!伏せた顔を上げられないこの状況で…どうすりゃ良いんだよ…!
ぼーっとして上手く回らない頭の中で何か良い方法が思いつくはずもなく、ズルズルと垂れてくる鼻血は止まることなくカウンターのテーブルを染めて行った。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´;∀;`)(え何これただ興奮してるだけ;時間外ごめんあさいorz

眠い…。意識が…しばし限界を感じました○| ̄|_真面目にごめんなさい短くて;;;;
そして明日は塾帰りに出かけることになってて投稿できないことが決定していて(T∇T)
ってことで前もって報告させていただきました><、。、ほんと富士山くらい申し訳ない;;

そんでもってコメントを返させてくださいまし!!



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No.364 ユキ絵☆ 07/23 22:29:49  削除依頼

>>サイドさん
寧ろ柳くんに私視点を書いてほしい(´^o^);:*:;(←意味不明すぎて頭すぱーくw
なぬ(´;∀;`)私も乾燥肌なんですおよよ><今はマシだけど冬はやばい(乙w
普通に鼻の皮を剥こうと思えば頑張って剥ける程の乾燥肌になってしまって/(^O^)\←
いやいや高校は○| ̄|_もうなんか思ってたのと全然違うというか有り得なくてえええ
と言っても私服高校っていうのにつられて通信制の高校入った私だからかそれは^^;
吹奏楽さんですか!!!え、私中学の時体験入部した記憶があるようなないような←
パートは何をしているんです(^p^)!?んー、サイドさん何となく木管っぽい(なんぞw
さてはクラリネットですか(`・ω・´)!?あ、サックスとホルンのイメージもする←
っていうか、ちょ銀賞ってΣ(゜Д゜ノ)ノ え、凄すぎるのではないですかそれ!!!
私演劇部やってるんですけど私を含む部員がカスすぎて賞など取ったことなくてw(乙w
まじで超応援します(`・ω・´)!!夏休みも吹奏楽の練習に出る感じですかね!?←
ババアは30歳以上ですかwwwww確かに30歳超えると丁度人生の先輩な感(ry
恐らく皆さん全員高校2年生だと思います(^p^)そしてそんな中私は高3で一番老婆←w
え、てことは今気が付いたけど来年みんな一斉に受験生になるのか(((;´д`)))!?
来年サイドさんは中3だし皆は高3だし、私だけ大1か専1か浪人かニートやん^^;
そう言えばサイドさんは夏休み何時から始まる予定ですか(`・ω・´)!?
長野県のお休みは短いのですか○| ̄|_長野は有名な山がある素晴らしい地なのに(浅間山w
浅間山と言えば中学の学年主任の名前が「浅間」であだ名が浅間山だったな(どうでも良いw
過去編まじで楽しみにしていますです(^p^)そして華樹さんの短編も楽しみどすえ^^←
平凡な日に雪夜さんが突然……「実は僕は女なんだ☆」とかだったら私どうしようww←



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No.365 鈴音 07/23 23:05:37  削除依頼

*一ノ宮 綾*

バタンっ
奥の扉が閉まる音がして、そうした瞬間なんでか泣きそうになった。
その場にヘタンと座り込んで俯く。
あたし…なにしたのかな?
氷嚢なんていらなかった?近づかないでほしかった?
どうすればよかった?

「綾殿…?」
「はるぅ…あたし、何かしたかなぁ?」

近寄ってきたはるの靴が見えたときふっと顔をあげてはるをみる。
その目はどこか涙ぐんでたらしく、あたしの前にしゃがんだはるは
そっと親指の腹であたしの目の下をぬぐった。
そしてトテトテとみやもはるの後ろによってきた。

「アヤ…は、なに、も…してな、いよ…」
「じゃあなんでだろ…」

あたしの言葉にみやも首をかしげる。それと一緒にあたしも首をかしげる。
すると間に挟まれていたはるが、あからさまに溜息を吐いて苦笑いをこぼした。

「綾殿…あのな、多分そのかっこ、じゃないか?」

そう言ってはるがあたしを指さす。
そう、あたしはいまだにカーディガンを脱いで、ボタンをいつもより多く開けて、
いつもよりスカートが短いそんな姿だったから。
でも…このかっこがなんで…?

「わかってない…か。
あのな、一応輝殿も18歳の思春期の男子だ。
そんな格好してる女子がいたら変な気持ちになるのも無理ないと思うけどな…」

ってか暑いからクーラー付けたのに、綾殿そのまんまの格好だしな…
そう続けて呟いたはる。
でも、さっき普通にこの格好で歩いてきたし…
それに鼻血だすのあたしがくるより前だったよね?

「でも、鼻血だすのあたしが電話から戻ってくるより後だったよ?」
「まぁ、最初の鼻血は置いといて…鼻血出した後にそんな格好の
綾殿が目の前にいたらまた鼻血出すかもしれないだろ?」

そう言ってほほ笑んで頭にポンポンと手をのせ、立ち上がるはる。
そんな優しいはるの温度を頭に感じながらあたしはボタンを一つ・二つととめた。
そしたら今度はみやがあたしの前にしゃがむ。

「ししゅん、き…大変…なんだね…」

そういうみやも思春期なはずだけどね。
なんて思いながらクスクスっと笑ってそうだねとみやの頭に手をのせた。
そして立ち上がり、今度はスカートを少しおろす。
鞄からカーディガンを取り出し、ちゃんと着て“いつもの”あたしが完成した。

「よし、んじゃとりあえずひかるのとこ行って謝ってくる」



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No.366 鈴音 07/23 23:06:49  削除依頼

何に対して謝ればいいのかわかんないけども…
今日の夕飯のことも言いたいし、それでいて一緒に帰れたらなぁなんて…。

「あぁ、綾殿!そっち行く前にこれもってってやってくれ」

そう言って投げ渡されたのは男ものの白いシャツ。
それをキャッチして軽く畳んではるの方をみるとにこりと笑った。

「輝殿、帰るときあんなんじゃ帰れないだろ?とりあえずそれが代用。
これでとりあえずあっちに行く理由ができただろ?」
「あっありがと!はるっ!」
「いやいや、気にしないで。ちゃんと謝って誘ってくるんだぞ」
「??うん!」

畳んだシャツを片手にあたしは奥の部屋へと向かった。
ってか…なんであたしが“誘う”ことを分かってたんだろ…。



バタンっ

「ハル…」
「ん?どうした清殿?」

綾が出て言ってから春彦はまた自分の分のコーヒーをお代わりしながら清の問いかけに答えた。

「アヤ…ずっと、あの…かっこ…だった、よ」
「…やはり清殿は騙されないか…そう、綾殿は帰ってきたときからあの格好だ。
つまりもっと前からあの格好だってことになる。
ってことはだ、今鼻血を出す輝殿の理由としてはおかしいってことだろ?」

春彦の問いかけに清はコクンと頷いた。

「そう、おかしいんだよ。いまさらあの格好で鼻血なんてありえない。
それに輝殿は体調が悪そうには見えないしな」

じゃあなんでだとおもう?
少し面白そうに意地悪い顔をして春彦は清に尋ねてきた。
清は少し考え込んだ後、思いついたようにはっと顔をあげる。
そして春彦もふっとほほ笑んだ。

「そう。輝殿は起きてたんだよ。そして聞いてた、さっきの綾殿と俺らの会話を」
「ね…た、フリ…?」
「というより、起きるタイミングを失ったんじゃないか?
途中までは本当に寝てたみたいだし」
「………」

なんでそんなことが分かるんだ、この男は
なんて思いながら清はじっと春彦を見る。
しかし、何事もなかったかのように春彦はいつものほほ笑みを見せた。

「まぁ、あの2人がこの程度のことでくっつくとは思えないが…
良い傾向なんじゃないかな」

そう言った春彦はお菓子棚からまだクッキーあるぞ?と
清の前にクッキーを差し出すのであった。



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No.367 鈴音 07/23 23:39:10  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

きっ昨日は無断欠勤もうしわけございませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁorz
いいわけのつもりではないのですが…
記事作成したまま寝てしまい気づいたら2時っΣ
ってことで結局何もしないままという感じに…

そして今日も駄文と…
ほんと死ねよてめぇ的な感じですみません…
みなさんのご希望である死の選択はできません…
アヤテルがくっつかない限りあたしは死ぬに死ねんっ!!!←

ってことで(なにがだ)とりあえずずーーーーーーーーっとためてたコメ返をっ☆←

サイドさん≫超期待っすよっ!!
あっでもあのその日の夜は柳くん実家に服を取りにもどることになってて…
あっその辺に関しては前の記事であるあたしの”高宮 十賀”編をご覧くだしあ!!
雪夜さん秘密があるんすか!?マジッすかっ!?ちょっ楽しみだっ!!
あっそして綾の過去編だいぶ変わるので・・・また新しくスレを立てますねっ;;
大まかにいえば、健司さんは犯人でもなければ死んでもいなく…(は
本編でもいつか出そうと思っています。それも結構重要な役で←
あっ綾もですよっ!!ひかるくんのことは大好きなんです。そりゃもうヤバいくらい好きなんす。
でも健司は忘れられない男なわけでして…
そこが乙女心の難しいところといいますかww
えってかむしろ書いてほしいとww



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No.368 鈴音 07/23 23:39:28  削除依頼

ユキ絵☆さん≫ですよねっ!!あたしもそれすごく共感して♪
バカは風邪ひかないんじゃなく風邪に気付かないんですよっww
って言われて…あっそういえばそうかっ的な((
うーん…確かにまっとうなのはひかるくんかと思われる←
でもひかるくんは不器用でほたるくんは器用そうww
絶対そうですよっ!!んで2人でお弁当食べてて、それを目撃した部員が
ほかの部員に言いふらし、その部員がまた他の誰かに言いふらし…
結局部活始める時には全員知っていると←
部室に閉じ込められた後はそりゃもういろいろしなきゃいけない
状態になるわけですよっww
そんで最終的に鍵当番の奴がカギをどこかに置いて、帰ってしまい
朝までそのままとかとか(笑
そうなんすか!?敬語っ!?ひかるくんが敬語とかちょっとレアですよね♪
そのくだりがリアルで怖いwww
絶対そうなりますよねーww
そんではるさんとかみやちゃんとか挙句の果てには奪還屋までに
ちゃんと(義理)チョコ渡すのに肝心の自分はもらってないという
話になって…結局渡すのは夜夕飯を作る時とかにわたして…
そんでもってそのままお持ち帰りと←ぁ
ままままじっすか!?えっ照平くんのほんとの体がそのすばるくん?
えっすごいなんかwwいろいろあるんすね…←
無限のループは続くでしょうねww
もうはるさんのあの大人さ加減はやはり萌えますがあたしとしては
初々しいひかるくんのほうが断然萌えますぜ←
それにプラス魁くんの俺様具合が何とも言えなく…



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No.369 華樹 07/24 00:06:58  削除依頼

*宮倉清*


ハルにいれてもらったココアを飲んでいると、カランと音を立ててドアについたベルが揺れた。
その音でハルも清もドアの方に意識をやる。誰かが入ってきたということは、考えなくても分った。

「ただいまー」

予想した通り、それは今まで此処に居なかったアヤとテルで。
まぁ、予想していなかった事もあったけれど。
…それは置いといて、なんだかテルに今にも殺すぞという視線を向けられていると感じるのは気のせいだろうか。

「おか、えり…」
「おかえり、綾殿。輝殿」
「ごめんね、心配かけさせちゃって…」

そう言いながらハルのほうへ向かおうとしていたアヤは何かに引っ張られるかのように身体を停止させた。
そうそう。
予想していなかった事。

「わりぃっ!」と慌てて手を離すテルとなんとも言えないような表情をしているアヤを見て、清はなんだか急に年寄りになった気分になった。

若いって……

燕雀が呟いているような言葉が頭に浮かんで、ふ、と息を吐きだした。
まさかテルとアヤが手をつないで帰ってくるとは予想していなかった。まぁ、仲直りしたという事に越したことはない。
でも、まぁ、二人の性格からして考えられないなぁと思っただけで。
あれ?そういえばこの前も繋いでたっけ…?
いつだったか、と清が考え込んでいる横で、アヤはハルと何やら話をしていた。
テルはというといつものカウンター席に座ったらしい。

「いや、確かにちょっと遅いなとは思ったけどな」
「うん…ごめんね…」

しゅんとした表情で下を向くアヤにハルは大人が小さい子にするようにアヤの頭を撫でていた。顔を上げたアヤはほっとしたようなはにかむような表情を浮かべて大人しくされるがままにしている。
なんだか、ぴきっ、と一瞬この始末屋のどこかの、片隅の空気が凍った気がして、清は思わず原因を探した。



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No.370 華樹 07/24 00:07:24  削除依頼

「でも、久々に楽しかったろ?」
「うんっ!あっ今度はみやもいこーね」
「……う、ん」

かろうじて返事をしたものの、内容はあまり聞いていなかった。
それより、自分の表情がひきつっていなかった事を祈ろう。
テルを見ると、手の指の爪周辺をいじくっていた。
その表情は、なんというか、明らかに面白くないと顔に書いてあるような。
しかしその表情は次のハルの一言で激変した。

「まぁ、輝殿が迎えに行ってくれたようだし安心したが」
頬杖をついていた手が滑り、勢いよくカウンターを叩いてテルは立ち上がった。
「なっ!!なにいってやがるっ!おれは“さんぽ”に行ったんだ!」
勢いよく立ちあがった事で傷口が痛んだのか少し顔を歪めたテルだったが、ハルにそう言い放ってぐるぐると何かを考えているようだった。
アヤはというと目を丸くしてテルを見つめている。
と、いきなりハルが珍しく声をあげて笑いだした。その目には少し涙が浮かんでいて。
この男のツボはよくわからないな、と清は密かに思った。
確かにテルの必死さには笑いを誘うものがあったかもしれない。いや、あった。
しかし泣くまで笑えない、と思う。

「仲良く手つないでココに入ってきた時点で“さんぽ”のようには思えなかったけどなぁ」
涙をぬぐいながら言ったハルの言葉で、二人の顔が赤く染まる。

「昨日までの雰囲気がウソのようだ。なぁ清殿」
「…うん」

それをみたハルに話をふられて、頷く。
本当に、何かあったのではないかと疑うくらいの変わりようだ。
口をきくのもやっとだった二人が、今日は手を繋いでいる。
清はハルが盆を持っているのに気づいてからっぽになってしまったマグカップを乗せた。
するとハルはおかわりを要求していると気づいたのか笑ってそれを机に置いた。

「うるせぇっ!おれは寝るっ。起こすんじゃねぇぞっ!!!」
「この時間に寝られたら、俺帰れないのだが…まぁいいか」
テルはまだぐるぐると考えていたようだが、突然ガタン!と大きな音を立てながら椅子に座りなおし、テーブルに突っ伏したままそれきり黙ってしまった。
それを見てハルは呆れたような苦笑いまじりのため息をしたが、清から催促されたココアのおかわりを作る為に沸かしていたホットミルクをココアの粉が入ったマグカップに注いでいた。



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No.371 華樹 07/24 00:09:07  削除依頼

++++++++
あれから数分。
清はハルにいれてもらったおかわりのココアと何処にしまってあったのかハルが出してくれた余っていたクッキーを飲食しながらトランプで遊んでいた。
いつもの神経衰弱。
ああ、でもソリティアをやってもいいかもしれない。
いつも一人で遊んでいて寂しくないかとか飽きないかとか面白くないのではと訊かれても別にいいのだが、トランプは2人以上でないとできない遊びもある。
むしろ2人以上でないと出来ない遊びの方が多いのではないか。
今度皆で大富豪とかダウトとかできたらいいなあ。
そんな事を考えながら、トランプをめくる。


…クラブのキング。

ハルは今資料をこれでもかと広げて何か書類を整理しているらしかった。右手にはコーヒー。よくコーヒーを飲んでいるから、この人間の体には血の代わりにコーヒーが流れているのではないかと錯覚さえ覚えさせる。ああ、腹黒い笑みが黒い血だからであるならば納得できる気がする。

…ダイヤのエース。
捲ってから、二つ共を裏返した。
左端のカードに手を伸ばす。


…ハートのキング。

テルはというと未だに机に突っ伏して微塵も動かない。
本当に寝入っているらしい。しかしあんな所ではぐっすりと眠れるはずもないだろうに。
奥で寝ればいいのにと思いつつ、さっきのテルとアヤを思い出す。
手をつないで帰ってきたふたり。とても幸せそうに見えて。
仲直りしたのかな。やっぱり二人はその方が良い。
さっきのクラブのキングがあった場所に手を伸ばし、捲った。記憶は正しかったらしくそこにあったのはクラブのキングで、ハートのキングと重ねて横に置く。


…ハートのクイーン。

アヤは…


清はアヤに視線をやって、何をやっているのか真意をつかめずに首を傾げた。
そこには、白いスカーフを巻いた可愛らしいパンダの見慣れないぬいぐるみのストラップを指でつまんでもう片方の手の指で「うりゃっ」という声を上げながら突っついているアヤがいた。そのパンダが揺れる度にアヤは幸せそうに頬を持ち上げて。
そして気づいたように携帯を取り出し、いそいそと元からついていた携帯のキーホルダーをすべて外し、そのパンダを携帯につけ始めた。



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No.372 華樹 07/24 00:09:39  削除依頼

付け終わってまたそれを携帯ごと目の前に持ち上げては「うりゃっ!」とパンダが揺れるのを確認し、また嬉しそうに、幸せそうに笑う。
それを見て清は、カタン、と席を立っていた。

「…そ、れ」
「わぁっ!どうしたの?みや?」

素っ頓狂な声を上げたアヤの隣に行ってパンダを指さした。
つい最近まで哀しそうな顔をしていたアヤが何故そんなに嬉しそうなのか、知ってみたくなったから。

「どう、した…の?」
「ん?このキーホルダー?」

アヤが携帯を持ってパンダを指示したのに頷いてアヤを見た。
すると、資料を見ていたハルも資料を机にパサリと置いて顔を上げた。

「俺も気になったんだよなー。さっきそれ落としたときの拾ったスピードが
尋常じゃなかったし、突っついて遊んで微笑んで…。誰からもらったんだ?」
「ふぇっ!?」

ハルが顎に手をついて楽しそうにそう言ってみれば、アヤは焦った様に声を裏返させて、なんだかアヤは何もしていないのに疑わしい気分になってくる。
何が、というのはこの際放っておいて。
だらだらと冷や汗を流してそうなアヤの表情はハルのにこにことした顔を見て少し強張っていたように思えた。

「誰からもらったんだ?」
再度ハルが念を押す様にアヤに言う。
その背後には、コーヒー由来疑惑がある(清の中でだけだが)黒いオーラが漂っているのが見えた、気がした。した。
それを見て更に顔を強張らせたアヤはちらりと何処かに視線を流してから、やがて意を決したように口を開いた。

「えっとね…そのっ大好きな人…にもらったの、さ」

そう音にして俯き、耳まで赤くするアヤ。
最後の方はもごもごと口の中でこもったような感じになってしまったが、確かにそう聞こえた。

「大好きな人…ねぇ」
「だい、すきな…ひと…」

アヤの言葉を反芻して、ハルとほぼ同時くらいに机につっぷしたままのテルに視線をやった。
アヤの言う『大好きな人』というのは、この際はっきりするけどテル以外に、灰塚輝以外に考えられなくて。
さっきの光景を見たから余計そう感じて、こういう時に限って寝てるテルに呆れながらもう一度アヤを見た。

丁度その時、アヤの携帯が明るい音を立ててピカピカと光り出した。

「ごめんねっ南からだっ」

そう言ってアヤは奥の部屋に向って歩いて行った。



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No.373 華樹 07/24 00:11:45  削除依頼

*瀬戸 柳*


「暇だ……」
俺はもうすぐ日が落ちそうな街を独りでぶらぶらと歩いていた。
特に寄る所も無いし、このまま真っ直ぐ奪還屋に向かってもいいのだが…何故だか俺の素晴らしいほど鋭い直感が、このまま奪還屋に向かっては駄目だと告げていた。
だから自分の声に従い、特にする事もなく歩いているのだが…

「暇すぎ」
そう、暇だった。さっきも言ったけど。
暇すぎて頭から芽でも生えるかもしれない。なんでっていうのは聞かない方向で。
こんな事なら、女の子の格好でもしてくれば良かった。
そうしたらなんの気兼ねもなくそういう店に入れるのに。
「?」
そんな事を考えていると、どこからかよく知っているような声が知らない声に混じって耳に届いた。
そっちを見ると、よく知った黒髪が背の高い数人の男達に囲まれている。
それが誰か判断するのに、あまり時間はかからなかった。

萩萎…?

あれは…ナンパ…というものをされてんのか…?
信じられない物をみてしまったような(いや、見てしまったよ!)心地で見守っていた柳は萩萎を助けようとはあまり思っていなかった。
萩萎なら皆撃退できるだろうと思ったから。
しかし男の次の行動を見て柳はそろそろ奪還屋に向かうか、と向けようとしていた足を止めた。

「ツレねえなぁ。ちょっとぐらい遊ぶ時間あるだろ?」
男が萩萎の腕を掴んで引っ張ろうとする。
瞬間、なにしてんだ、こいつら。という何処から湧いたのか分らない怒りにも似た感情が心に走った。
「だから断ると言っているだr「いいじゃん。楽しい事しようぜ?」
萩萎の言葉を無視して下品な笑い方をしながら腕を引っ張って行こうとする男。
それを見て、さすがにイラッときた。


「柳?」
後ろに居る萩萎がおどろいたような声を上げる。
「何してんだよ?女の子ナンパしようとは良い度胸だな」
「な・・・・!離せチビが!」
柳は自分よりも背が高く、体格が良い男の腕を萩萎の腕から引き離していた。
男はギリギリと柳の手から腕を取り返そうとしているが、柳は男の腕を掴んだままびくともしない。



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No.374 華樹 07/24 00:12:31  削除依頼

「たとえ俺が、背が低くて可愛くて女の子っぽくて可愛かったとしても、油断は禁物だぜ?」
「てめえ!何馬鹿な事言ってやがんだ!」

ふ、と不敵な笑みを零しながらそう言うと、男はその言葉にキレたようだった。
まったく何処にキレてんのかわかんねーな。
全部ほんとの事なのに。
後ろにいる萩萎が呆れたような溜息を洩らしたような気がしたが、今は気にしないでおこう。

それよりも。

「油断するな・・・・・って言っただろ?」
一層男の腕を掴む力を強めてぎらりと目を光らせて男たちを睨んだ。
このまま腕を折ってもいい。
萩に汚い手で触った罰として。
相当力を入れたから痛かったのか男は顔をゆがめて柳と萩萎を睨み、舌うちして、「ガキが何を・・」とかなんとかほざきながら他数人と去って行った。

「・・ったく萩萎って変な男にナンパされて助けられる程、大人しい女の子だったっけ?」

ふ、とさっきの顔からもとの『俺』の顔に戻して、おどけた様に萩萎に笑いかける。
さっきの顔は女の子には絶対見せられないよ。
特に胡桃と、萩には。
(…あれ?)
そこで、『胡桃』は自分の中で納得したのだが、何故『萩萎』の名前を考えたのだろうと自分に自分で疑問を持ったが、萩萎の表情を見て忘れる事にした。
「馬鹿者!お前に助けてもらわんでも良かったわ!大体なんで柳がここにいるんだ!」
「俺もそろそろ帰ろうかなーって思ったら萩が絡まれてたから」
いつもの調子で萩萎が柳に怒鳴る。それがとても楽しく思えて、にこりと萩萎に笑いかけた。すると、萩萎は呆れたのか溜息をひとつつく。

「・・まあ、でも少し油断はしていたかもな」
「ほらやっぱり」
ふん、と笑って言ってやると、萩萎は怒ったようだった。
「な・・・・!何が言いたい柳!」
「別に何でもないよ〜♪」



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No.375 華樹 07/24 00:15:36  削除依頼

(まぁ、さっきの男たちに俺が言ったみたいに油断するなって萩に言っとかないと。萩って油断しすぎるというか…変に隙があるというか… まあ、俺も萩が絡まれるなんてそんなまさかのビックリショーで思ってなかったから油断してたけど…)
笑って萩萎に言ってから、そう考える。
考えてから疑問に思う事が幾つかあったのだが、とりあえず置いておいた。
さっきからそればっかりだ。
あとから考える事の大洪水が起こるに違いない。

「ほら!もうこんな時間だ!魁と璃音が心配するから帰るぞ!」
「あっ!ちょっと!置いてくなよ萩!」
まだ怒っているのかすたすたと柳を置いて歩いていく萩萎を柳は追いかけて行った。


++++++++++++++

数日の間無断欠勤すいません;;;
というわけで、柳君視点を書いてみたぞーいという事で。
最初の方、一人称書きをがんばってしてみようと思ったのですがどうしてもできませんでした…!!!
一人称書き難しすぎる…;;;

この頃補習が……
なんで化学とったんだろ…自分…

すいません;;
コメはまた今度で;;



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No.376 ニックネームは削除されました 07/24 19:24:38  削除依頼

コード:ブレイカーは何時でも死ぬ覚悟をしていなくてはいけない。

CODE:END…死は突然やって来るから。
異能を持つ人間なんてこの世にごまんといる。
その中から高度な能力を持つ者を摘み出された人間が
コード:ブレイカーの称号を持つ…言わば選ばれし者、で。

『Re:CODE』―――。
ある人物を護衛する守護者たち。
完成度の高い異能達を持つ奴等が集う所…まあレベルが高くて。

あの女の能力は『コピー』。
他の人間の異能を正確にコピーし、自由自在に操ること。
…異能を盗まれれば後は頭脳戦。無論見るのは女が勝利した場のみ。

金色の髪を風に踊らせ残骸を踏みしめた彼女の後姿は
途轍もなく寂しげで、儚く脆くて。

それでも仕事はやりこなす彼女の冷酷さに驚いた。
…不意に彼女の背後を闇が覆う。重く、湿った―――。

―――――――――――――――――――――――――――――――――



deleted

No.377 ニックネームは削除されました 07/24 19:25:14  削除依頼

―――――――――――――――――――――――――――――――――

*海咲 璃音*

誰かに名前を呼ばれた気がして目を開ける。
オレンジ色のソファの背もたれが目に入る。
そしてゆっくり視線を動かせば山吹色が目に入って。

「うぁ、やっと起きた!!深夜だけどおはよー」

軽く柳の馬鹿明るい声を無視する。
「…ああ、そーいや寝てたんだっけ」
そう言って目を擦る。…つか桜田さん私の上で寝ないでください←

「――で柳。璃音と魁が何かしてるとは何だったんだ?」
起き上がる事が出来ないのでそのまま話を盗み取る。
萩の発言に柳が固まり、私は黒い満面の笑みを浮かべる。

「ちょ、萩ちゃん!!本人たちの前ではそれ禁句だから!!」
「…柳ー、あんた何言ったの?場合によっては三途の川まで蹴とばすわ」

ピキッ、と音を立てて空気が凍結した気がする。
勿論此処から見える柳の表情は氷のように硬い。

その空気は柳が自然に眠りにつくまで、萩が眠りにつくまで
続行される事になる。

…勿論その時はお手製の枕でもあげようか・・な。
その時、柳達が何時帰って来たのかと問う事はしなかった。

…魁が眠っているから、あまり大きい声は出さない方が良いと考えたから。
普段なら無理やり引っぺがしてピコハン叩きつけてる筈だけど
―――何故か、この状態を保って居たいと感じていた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

傲慢な君が大嫌いだ。
大胆不敵な君はもっと嫌いだ。
お前の弱点となるモノが何処にあるか分らない。

―――それでも僕は、お前を破滅させなければいけない――‼‼

+*+*+*+*+*

オワタ\(^o^)/←
萩ちゃんと柳くん到☆来←
ユキ絵さんと華樹さんと鈴音さんメル来ました(ω)ウヘ
でも何故かユキ絵さんの本体に送ろうとしても
戻ってくるのは何故かな?かな?←シラネwww
とりあえず久しぶりにコメントを返します!!((



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No.378 ニックネームは削除されました 07/24 19:46:37  削除依頼

華樹さん⇒
いあ、まだ中学一年だか二年だかなのでバランス悪いですってwww
…因みに私もその頃も絵はカオスで下手でしたorz
それはwww中学の頃は人物クロッキー100枚とか書いてましたから
何か自然に頭の中に入って来るんですけど生々しくてwww(駄目じゃん
あーそーですねww自分の家は家族多いです←
因みに華樹さんはお姉様ですか、妹様ですか((
自分も希影さんの動かす魁君が大好きです!!←
でもきゅんっとくる台詞とか仕草が無いのですorz
…ああもう、この際ツンデレにしちゃおう。恋愛事はMでおkですかね←
まあ夕日変態なんでwキスシーンの後璃音を拉致させる予定です、むふ。
そして二人っきりであんなことやそんな事を
ギリギリでやってる最中に魁君登場みたいn(意味不明乙
何かね、首触られると猫みたいに鳴くらしいですけど慣れない人が触ると
殺されるのでご注意を←



ユキ絵さん⇒
小さい頃メントスで奥歯へし折ってた俺が通りますよっと←
あれですか、細長いヒールで踏みつぶされたいですk←
「…ひゃ、あの…背流さん…スク水…?恥ずかしい…ですっ////」
とか言うに違いない、勿論上目使いで頼む!!(ww
いあ、もうSなんじゃない想像が出来なくなってきたwwww
チェリーボーイですね分かります←…。
今度璃音にサクランボのパイでも作らせたらどうかな(ry
自分もアバター使うとかまず意味不明だと思った私は負け組で←
もう日本語じゃねえよwwwwと2chで叩かれていた管理人がいましたw
勿論この場合体系的には璃音が勝っているのですがあえて受け!!←変態プレイw
因みに衣月はつるぺた幼女のロリツンです←ロミオとツンデレラってあったよn(ry



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No.379 ニックネームは削除されました 07/24 19:49:01  削除依頼

鈴音さん⇒
いや、確実に綾ちゃんより萩ちゃんより鈍感ですwwww
もう赤ちゃんが生まれるのを未だに鸛さんが運んでくると思ってるのでw
もう魁君だけ気がついて璃音に振り回されるのが楽しくt(www
シリアス…グロなら全然かけるのですがシリアス苦手で←
んー、じゃあ私が作っときましょうか?
此処にフルネームと髪の色と瞳の色、服装のイメージを大雑把に書いて下さい。
あー。それと性格はどのような感じが良いか教えて下さい、
勝手にアレンジしまs(殺すぞw

サイドさん⇒
やったね!!←ドレス着たいですか和服着たいですか←黙れ
絶対的にボケです!!←ちょ
鈍感度的に璃音>萩萎c>綾ちゃんみたいな←
璃音は鈍感過ぎて逆に大変な事になるタイプです((

シャドウを添付w
これも合同で、色塗りが友達でデザインが私です←



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No.380 ユキ絵☆ 07/25 18:25:27  削除依頼

* 灰塚 輝 *

糞女が誰からかの電話に出る為に奥の部屋に移動してから数分。否、数秒と言った方が良いか。
俺はそろそろ自分の身体に限界を感じていた。
絶え間なく流れてくる鼻血を止める術はなく、机に突っ伏したこの状態ではどの程度出血してるのか確認することもできない。かと言って顔をあげるタイミングも完全に失っていて。
付け加えて、上がった熱の所為か風邪を引いた時の様にクラクラする頭も、俺を窮地へ追い込もうとしているのか何なのか…鼻血と共に歯止めを知らない様だった。

「んっ、ぐ...っ」

我慢してたけど、もっ…無理だっ……!
喉に回った血液を少しだけ飲み込み身体の苦しさもあって、ついに体勢を上げてしまった。
「起きたか」そう漏らし俺の顔を見やった春彦が酷く吃驚し声を荒げたのは、言を俟たない。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

キィ。と一つ、奥の部屋へ繋がる扉の蝶番が音を伝わせる。
その音から一拍遅れて、糞女が扉の向こう側から顔をひょっこり出してきた。どこか、表情に焦りの色を帯びながら。そして鼻血で汚れた俺のシャツに目をやるなり、色を失って此方へ向い近づいて来た。
顔面に広がった鼻血を冷水で洗い流したことにより、ついさっき頬の熱が一度下がったばかりなのに、再び顔が火照り始める感覚が走って止まなくった。近づいて来る糞女の瞳を視界に映しただけ。ただそれだけで、だ。

「ちょっひっひかる!?どうしたのっ!?」

まじまじと顔を覗きこまれて、気が付いた頃にはぱっと左下に視線を反らしていた。

「鼻血…らしい」
「へ?鼻血?」

俺のシャツに付く血痕に何度か目をやり、何を取り出そうとしたのか…うろたえながら鞄の中を漁り始めた糞女に、春彦が溜息を混じりに血痕の正体を教える。
すると、流石にもう少し大きな怪我をイメージしていたのか糞女が頓狂な声を上げた。勿論、今までの慌て様が嘘のようにピタリと動きを止めながら。
……って、何だよ急に白けるなよ…鼻血じゃいけねぇのかよ!大体、元はと言えばっお前が――
  



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No.381 ユキ絵☆ 07/25 18:25:38  削除依頼

 
「りゆう…わかん、ないけど…なんか……いきなり、で、た…」

きゅっ。と音が聞こえてキッチンの方へ目を持って行く。
餓鬼が水道の蛇口を閉めて、カウンターの血痕を拭き取った雑巾を絞りながら糞女に向かって呟いていた。
ああ…。何か。やっぱり俺格好わりぃなあ…。四つも歳下の餓鬼に手間掛けさせて…。
怪訝な顔つきで首を傾げながら再び俺の顔を覗き込んできた糞女と目を合わせることも出来ずに、胸裏はただ決まりが悪くなっていく一方だった。

「ひかるー?血は全部吐き出した?」
「ぁ…あぁ…」
「そう、なら安心。血は飲み込むと消化しないから胃にたまるからねー…あとはっと」

本当は全部吐き出さないで少し飲み込んだけど。でも糞女が声を掛けてきた時ぼんやりとしていて、良く考えない内に適当に頷いてしまっていた。
元いた席へ戻って行く餓鬼と入れ替わりで、喋りながらキッチンに入って行く糞女を目で追いかける。未だ短くしている糞女のスカートが視界に映ると嫌になった。さっき糞女の服装をだらしないとか言った俺の方が、今はシャツに鼻血なんて付けてよっぽどだらしねぇじゃんかよ。
小さめの袋に氷と水を入れて氷嚢を作っている糞女を見つめて、はァ。と一つ溜息をした。糞女が戻ってくる直前に視線を反らしたから、目が合うことはなかったけど。

「冷やしておいた方がいいらしいよ。それ、使って?」
「あぁ…サンキュな」

冷たっ。氷嚢を受け取って、それを鼻の上辺りに宛がった。何かで冷やしとかないとまた直ぐに熱くなりそうだったし、助かった――そう思っている自分の視線の先には、やっぱり糞女の瞳はなくて。
――大好きな人…にもらったの、さ。
ふと、またあの言葉が霞んで心の中がざわつき始める。
あれを聞いてから糞女とどう接すれば良いのか分からなくて、何時もと違くて、身体の調子もおかしくなって、取りあえずどうすれば良いのかも分からなくて――

「あとはゆっくりやすんd パシンッ

気がついたら。俺の額に触れようとしていた糞女の手を、俺の手が、叩き落としていた。
  



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No.382 ユキ絵☆ 07/25 18:25:50  削除依頼

 
「ぇ…」
「あっ、わっわりぃ…おい、春彦。悪いけどちょっと奥の部屋借りるな」

直ぐに糞女の小声が耳に入って、手を叩いたことを謝った。だけどやっぱり何時もの様には言葉が交わせない。なんかちょっと違くて。
糞女と一緒にいるのが嫌だったわけじゃねぇけど…少し一人になりたくて春彦の返事も碌に聞かずに、奥の部屋へと足を向かわせた。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_(本当すみません;駄文らしくウンk喰ってきます←スカトロw

ちょなんか最後ギリギリで文字数足りなくて悔しさで耳から鼻血でる勢いで;;;;
時間外…ごめんなさい…しかも途中詐欺って省略気味で…○| ̄|_(←Let's die!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおお華樹さん、Help me(吊ってきますorz
しかも追いついただけで><><、、<>もう予定より必ず一歩劣る人間(ぐおおおお

友達に食べさせられた鳥のエサが意外に美味しくて鳥になりそうです(乙w

そしてぬほおおお!!;;;;;本屋が7時で閉まっちゃうので急いで行ってくるので、
帰ってきてからコメントを返させてください><、<>、、、、(逃s



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No.383 鈴音 07/25 22:55:30  削除依頼

*一ノ宮 綾*

はるたちがいるところから出てきて、今まさにひかるが
いる部屋の前にいるところなんだけど…
この…この一歩が踏み出せないっ;;
目の前には優しさが溢れる木でできたドア。
そしてそこを開けるときっとひかるが氷嚢で鼻の所を抑えているはず。

「すぅ―――…はぁ―――…」

もう何度目か分からない深呼吸をした後両手で拳を作ってよしっと気合を入れる。
目の前のドアにむき合い、もう一度深呼吸をした後コンコンッと軽くノックをした。

「ひっひかる?入る、ね?」

一瞬中からの返事を待つが、返事はかえってこないのでそっとドアを押す。
ひょこっと顔を出すとそこにはベッドに腰かけ、
鼻の所に氷嚢を当ててボーっと座ってるひかるがいた。
…ってあたしが来たことにも気付いてない感じ?

「ひっひかる??」

ひかるの近くまでより、手をぶんぶんと目の前で振りながら呼びかける。
それでも全く反応を示さない。が、根気強く何回も振っているとひかるの顔が
ハッと目が覚めたとでもいうような顔になった。

「あっ俺…えっと…」
「ずっと…ボーっとして、たの?」
「へっ!?あっおっおう///」

あたしが問いかけると、見事にズサササササッと効果音でもつくような
速さでベットの壁際までバックする。
やっやっぱりあたし何かしちゃったんかなぁ…
やっぱりいっしょにいちゃダメなのかなぁ…
でも、夕飯のこと言いたいし…
どうしよう…。

さっきよりもあらかさまに距離を取られてちょっと(というかかなり)ショックを受ける。
下をうつむいてギュッと持ってた白いシャツを握った。

…そうだっ!これ渡すんだったっ!!

「あの、ひかる。これ、はるが着ろって。そのままじゃ外出歩けないだろうって…」
「あっ、サンキュッ」

そっとシャツを渡すと軽くお礼を言ってからひかるも手を伸ばす。
ひかるがシャツをつかんだとき、あたしの手になにかあたたかいものがふれて…
それがひかるの手だということに気付くのにそう時間はかからなかった。

バッと手を離すとひかるも同じようにバッと手を離した。
そのせいで中途半端に握られていたシャツは床に落ちた。



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No.384 鈴音 07/25 23:04:41  削除依頼

「「あっ…」」

床に落ちたシャツを拾おうと、手を伸ばすと前のほうからひかるも手を伸ばしてくる。
シャツをつかんだ瞬間にまた手がふれて――…


バシッ


一瞬のことだった。
また手が触れたな、そう思った瞬間つい数分前に聞いた音と
同じような乾いた音が部屋に響いた。
あたしはまた、ひかるに手をはたかれてしまった。

「あっ…わっわりぃ!」

そう言って床に落ちていたシャツを拾うひかる。
その瞬間に何かがはちきれた。

やっぱり…ひかるはあたしのことなんて…
どうしたらいいんだろう?どうしたらいいのかな?
ひかるに嫌われないようにするにはどうすればいいのかなぁ
わかんないよ。今までこんなことなかったもん。
中学の頃までは恋なんてしたことなかったし、
健司の時だってこういう感じの“苦しい思い”はしたことないし。
やっぱり、ほかの人なんて好きになるんじゃなかったかな…
今でも健司のことは信じて待ってるけど、恋愛感情はない。
いまあたしが好きなのはひかるだけだもん。
でも…なんでこんな風にうまくいかないのかな?

「…くっ…んぐっ…」

知らない間に涙が出てて、膝から下に力が入らなくなってその場にヘタンと座り込んだ。
顔を見られたくない…手で顔全体を覆って少しうつむいた。
涙が止まらない…なんで泣いてるのかもわからない。
どうすれば、いいんだろうか?
ひかるは悪くないのに、こんなんじゃまた困らせる。
面倒な奴って思われる…。
そんなの、そんなのやだよ…。

「ふっ…ぐっ…ふぇっ…」

ヤダヤダヤダ!!
何で止まってくれないの!?
止まってよはやく止まってよッ!!

手をそのままに、腰を曲げて下を向く。
その瞬間胸ポケットから携帯がカシャンっと音を立てて落ちた。
それは目の前に落ちてきて、指の間から確認するとそこに見えたのは
さっきひかるにもらったパンダのキーホルダーで

指の間から落ちてく涙が、パンダの白いスカーフを濡らす。

その瞬間あたたかい何かが頭を軽くポンポンと叩いた。
そしてそのままなでる。

ひかるの手…だ。

そう思うと涙は止まってしゃっくりもだんだんおさまってきた。
そのあたたかくて大きな手に安心して…。



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No.385 鈴音 07/25 23:08:09  削除依頼

そうだよ、なにやってるんだろうあたし。
決めたじゃん。負けないって、好きでいるって。
灯ちゃんになんて負けない。
気持ちだってなんだって絶対に負けない。
あたしはひかるのこと好きでいるんだもん。

そっと顔をあげるとひかるはどこかせつなそうに心配した顔をしていて。
心配かけちゃった…ななんて思った。

「…大丈夫か?」

そう問いかけるひかるにコクンと首だけ一回縦に振る。
するとふっと笑って悪かったなと小さくつぶやいた。
ひかるが悪いわけじゃないよ?そういう意味も込めてベッドに座って
少し上にあるひかるの目をじっと見つめた。

「んっ?どっどうした?///」

そう問いかけたひかるの顔が若干赤かった気がして、
あたしもそれにつられてすこし赤くなってしまった。
それを隠すようにちょっと下を向いきながら、口を開く。
言わなきゃ…今日の夕食のことっ…

「あのっ、あのねっ…えっと…そのっ…」

うっ言えないよぉっ;;
だんだん小さくなる声に自分で嫌気がさす。
いつもならちゃんと言えるのに…うーーっ…こんな乙女っぽいなんて
あたしのがらじゃないのになぁ…
なんて思いながらもうつむいてるとそっとまた頭にあたたかいひかるの手が乗った。
その温度にちょっとだけほっとしてそっと顔をあげる。

するとそこにはひかるの優しい笑顔があった。

「あっあのねっ!今日の夜よかったr ♪~♪♪~♪~

ひっ人が一大決心して言おうとしたときにぃ!!!!!
いきなりなった音楽が恨めしく、自分の携帯を見てみるがどうやら
自分の携帯じゃないようで…
そうなると、ひかるの?
ひかるのほうをみると携帯を手に取りディスプレイを見た後すぐに通話ボタンを押した。

「もしもs――…かるちゃ―――――――――――――ん!!!!!!!

電話の奥からはこっちまで聞こえるような大音量の灯ちゃんの声が聞こえた。
いきなり聞こえた声は少し泣いたような声で、
でもひかるとの会話を“灯ちゃんに”遮られたことに無性にイライラした。

「でかっΣ灯っお前声でかい!!」

耳から遠く話しながらこっちでも大きめの声で話すひかる。
最初が大声だとずっと大声が灯ちゃんの癖らしく、
それを分かってそういうふうに話してる。
なんか何でも分かってるって感じがしてまたイライラする。
いや、幼馴染だから仕方ないとは思うけども…



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No.386 鈴音 07/25 23:14:15  削除依頼

――だってだってーー!!今日こそかるちゃんとご飯食べようとしたのに
桐生ったら明日の朝ぎりぎりまで仕事入れたんだよーーーーー!?
「仕事ぉ!?」
――雑誌の取材にテレビの収録、ラジオの収録その他もろもろっ!!!
やっとかるちゃんに電話できる暇ができたから電話したの…って
ちょっ桐生!!まだ電話終わってないっ
「ハードだな、おい…」
――もしもし、輝さんですか?私灯のマネージャーの桐生です。

灯ちゃんから携帯を奪い取ったのか妙に落ち着いた大人の声が電話口から聞こえる。
ただ、後ろで灯ちゃんが騒いでるらしく、桐生さんの声もでかかった。

「あぁ、どうも」
――ということですので、今日の夕ご飯はどうにかしてやってください。
一応、灯は芸能人という立場で…確かにそれ以前にあなたの幼馴染ですが
日本に来る機会なんてそうそうないものですから…。
すみませんが、今日は…
「あぁ、分かりました。んじゃ灯に手ぇぬかねぇように言ってやって下さい」
――そりゃもちろん。それでは、まだテレビの収録が残っておりますので失礼します。

そう言って切られた電話からは無情なツーツーという音が響いた。

「はぁ…んで、何か言いかけてたよな?お前」
「えっあっうん」

さっきの灯ちゃんの勢いに圧倒されていたあたしはひかるの声でハッと現実に戻された。
そうだよ、良かった…。
さっきまでイライラしてたけど、もし電話が来なくてあたしが誘ってたら
「俺、灯と食う予定だけど」って言われるところだった…。

「あのさ、もしよかったら…今日ご飯一緒に食べないかなーって思って…
あっおばさんの料理だから味は保証するっ!!」

ただ、十賀くんがどうだかな…
まぁそこは亮賀くんが一回あってるし、麻耶と翔もきっと気に入るし…
その3人にどうにかしてもらうとして…
まぁ最終的におばさんもいるしねー…

「…いいのか?」

遠慮がちに聞いてきたひかる。
遠慮がちだがその疑問が肯定の疑問でほっとした。

「もちろんっ!!」

そう言って笑う。
だってひかると夕食なんて…
なんか何週間ぶりな気がして…
嬉しいんだもんっ!!
すると一瞬驚いた顔をしたひかるはふっと笑った。

「んじゃ邪魔する。わりーな」
「いやいやー、ってか邪魔とか考えなくていいから!
あたしの方こそひかるに迷惑かけr…」



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No.387 鈴音 07/25 23:26:10  削除依頼

そーだっ!!そうだよっ!!
こっちには口と料理で“アノ手”を使うおばさんがいるんだっ;;

「…?どうした?」
「あっ、ひかる。最初にひかるの家寄ってから行こう?
一応スウェット用意しといたほういいし」
「は?飯食うだけなのにスウェットっておかしいだろ?」
「いや、それが普通。おばさん家上がるのはそれが普通だから」

疑問を浮かべるひかるに手を目の前で振りながら否定した。
おばさんはっ!!あたしや翔や麻耶や…十賀くんや亮賀くんの友達がくると
料理で魅了してうまく口車に乗せて泊まらすんだっ!!
それが男女関係なくッ!!(実際中学になったっていうのに
胡桃ちゃんは泊まったらしいし)
ひかるでもじゅーーーーーーーぶんあり得る。というかひかるのがやばいっ!!

「??まぁいいや。どうせお前に会いたがってた奴もいるし」
「誰?」
「ネギま」
「あー!ネギかぁwネギ元気?ちゃんとご飯あげてる?」
「俺があげても、ちゃんと皿にのせなきゃくわねーよ…ったく。
ってかもうそろそろここでなきゃそのおばさん家つくの遅くなんじゃねぇの?」
「へ?わぁっ!そうだっ!!早く行かなきゃっ!!」

落ちた携帯を掴んでパッと立ち上がる。
時計を見るともう7時半で…はわぁーー…ヤバいっ;;

「よしっ、んじゃあっちいこう?もう、落ち着いたっしょ?」
「ん?あぁ…そうすっかぁー」

立ち上がったひかるは氷嚢を持って伸びをする。
そんなひかるをみてほっと一息。よかった…行きたくないって言われなくて…。
―――おばさんの家は十賀くんの家でもあるし…
そんなことを思いつつあたしは部屋のドアを開けて、はるたちのもとへ向かった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

ここでタッチですっΣ
もう申し訳ございません…
糞駄文をこんな長くかいてしまいまして…

てか昨日も無断欠席申し訳ないですぅぅぅorz
今日から夏休み入ったのでこれからはちゃんと書けると思われますです…。

あと8月の11日12日が遠征になりそうで…
11日は確実に投稿できないかと思われますです(泣

とっとりあえずコメ返をさせていただきますっ!



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No.388 鈴音 07/25 23:48:46  削除依頼

ちなみに、一昨日投稿した最後の記事は一応ナレーター目線的な
感じですので…
申し訳ないです;;説明不足で…

紫凛さん≫それは何となくわかりますww
璃音ちゃん筋金入りの鈍感さんですよねww
不等号で考えたら璃音ちゃん>綾>萩萎ちゃんって感じにみえませんか?
あたしにはそうとしか見えずwww←
赤ちゃんが生まれるの鸛さんが運んでくると思ってるんすか!?
そりゃ璃音ちゃん…純粋というかなんというか…
綾もほんとはそうだったんすよ!?でもねっ!?
あの腹黒女王様の近くにいたらだんだんそれが薄れてるんすよ!!!!
今もキスすらしたことないという純粋加減が残りますがっ!!
あたしはグロとかその他もろもろ戦闘とか…
苦手でして←始末屋なのにっ

まっまじっすか!?
フルネームってあれですか?「櫻野宮 朔乃」っすか?←
服装のイメージとは昔な感じで??
アレンジはもう!!お願いしますっ!!
あたしにそんなことを求めてもきっと変な感じになって終わり何で←おい
ってことで明日の練習試合中に考えておきますねっ!!(は



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No.389 ユキ絵☆ 07/25 23:50:21  削除依頼

それでは(どれでは)めちゃめちゃ時間外で申し訳ない○| ̄|_;;
コメント返しさせてください(*´Д`*)ばうばう


>>鈴音さん
ある意味風邪に気付かないって恐ろしいけど最強ですよね(´^o^);:*:;風邪が悪化するw←
南さんはあんまり風邪ひかなそうなイメージでwウィルスが南さんを怖がって逃げr(コラw
蛍は折り紙ばっかやってるんで手先が超器用だけど輝は残念な感じですかね/(^O^)\w
そして綾ちゃんにアピールするのも蛍の方が数倍は上手いんじゃないかと思われr(ちょw
部活中に広まったと思ったらその1週間後にはクラス全体に広まっててww
そしてそれからまた1週間後には学年全体で、最終的に学校全体に知れ渡るカップルに(凄
輝は同学年の女子からは普通に嫌われてるのに何故か後輩の女子には何気にモテそうd←w
綾ちゃんは学校全体の男女からモテて更に先生からもモテるのに、敢えて輝を選んで
同学年の名も無きエキストラの女子達から「えー!何であんな奴ぅ!?」みたいに言わr(ry
ちょえ(´^o^);:*:;奪還屋までチョコ貰ってるのに自分だけ貰えてなかったら
絶対に超ショック受けますよその時wwwでも後で貰えて天界まで飛ぶというドッキリ←w
何故か「本命はあり得ないから義理チョコか…でも義理チョコでも嬉しい」とか勘違いしてw
そして次の日、自分が貰ったチョコだけ他の皆が貰ったチョコと違うことを知って\(^o^)/
照平=すばる君ですよ(^p^)!センセと明恵さんの息子です彼は○| ̄|_光琉嫉妬ビーム←w
アヤテルの初々しさは愉快ですよね(*´Д`*)何時までも汚れないでくれ!(←なんぞww



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No.390 ユキ絵☆ 07/25 23:50:57  削除依頼

>>紫凛さん
ひゃあああああ(´;∀;`)メントスで奥歯へし折るって、メントス凶器やん(((;´д`)))
うちの母ちゃんは水飴で奥の銀歯が取れてしまってなんか大変なことになってた気が;;;
細いヒールで踏みつぶした後に硬く尖った何かをぶっ挿すという黄金のry(何が黄金じゃw
んぎゃあああああああ(*´Д`*)え、その上目使いのハニカミは頑張っても萌え死ぬ←
普通に背流様はそのあと蓮華様を監禁してスク水のお尻のところにウサギの丸い尻尾をwww
超セクシーなお姉さんでSってヤバい組み合わせですよ、雅さん、自重!!(←お前が自重w
輝みたいなチェリーに態と胸元をチラつかせて悪戯するのが好きそうなイメージd(をいww
サクランボのパイ/(^O^)\wwちょ、璃音様なんの悪気もなく作りそうやな(´^o^);:*:;
それ貰ったら輝が眼の色変えて怒り出すけど、何で輝が怒ってるのか分からない璃音様w
何かふみで一つのスレに同じアバターを使ってる人がいると急に見づらくなる私でwww
基本的にアバターで誰の書き込みか判断する癖がついているのか何なのか間違えやすy←
やはり璃音様が受けですかwwっていうかそれ以外想像がつかない私で( ゜∀゜)o彡゜
ヤンデレでロリツンそしてつるぺた○| ̄|_だめだ私、勝てる気がせん(萌えて死ねるなら本望
ロミオとツンデレラwwwなんかロミオとシンデレラのヤンデレ番も見た気がしてきtw(



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No.391 ユキ絵さんの携帯 07/26 14:02:35  削除依頼

時間外ごめんなさい;;
携帯からレスしてます><、、

実は志望校のAO入試が近くてエントリーシートも届いて
そろそろ準備をしなきゃヤバいということでパソ禁を食らってしまい(T□T)
これから親がいない時の更新になってしまうので投稿する日にちがばらついてしまいます;
ただでさえ時間外しまくってるのに申し訳なさすぎて(泣

そして受験が10月にあるので、それの1、2週間前は本格的に来れなくなってしまうので前もって報告です(;_;
本当自己中で迷惑かけすぎでごめんなさいorz

携帯でメールはできると思うので宜しければ個スレに書いたアドレスに送って下さい(´・ω・`)
そこから携帯のアドレスをお知らせしたいと思います><、。

では本当すみませんでした(;_;
それでは暫く逃走しまsorz



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No.392 サイド 07/26 20:42:11  削除依頼

◇鞍川萩萎◇


私が、扉を開けると、魁がソファに俯せで寝ているのが見えた

「何だ・・魁寝てんじゃん」

柳がつまらなそうに呟く
まあ、もう夜遅くだしな・・・寝るのも仕方ないだろう

「にしてもまあ・・・こいつはどこでも寝るな・・・」

ふと、魁のところを見ると、何かが魁の下にいたので、ぎょっとして覗き込む
・・・璃音が困ったように笑って私を見ていた
とりあえず何でそんな状態になっているのかは、聞かないでおこう・・

柳もそれを見たようで、ぎょっとして目を見開いた


********
「うぁ、やっと起きた!!深夜だけどおはよー」

魁の目が開くと同時に、柳が声を掛ける

「…ああ、そーいや寝てたんだっけ」

魁が目を擦りながら、そう言う
・・・ていうか、とりあえず璃音が下にいる事に気付いておるのか?こいつは

「――で柳。璃音と魁が何かしてるとは何だったんだ?」

思い出したように、私が柳に問う
柳は硬直し、璃音は不適な笑みを浮かべている
・・・満面の笑みだな璃音

柳が、真っ青になってあたふたとする



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No.393 サイド 07/26 21:00:51  削除依頼

「ちょ、萩ちゃん!!本人たちの前ではそれ禁句だから!!」
「…柳ー、あんた何言ったの?場合によっては三途の川まで蹴とばすわ」

璃音が笑いながら言う
璃音さん・・・・それ少し怖い・・いや普通に怖い
殺す気じゃないか・・・?

空気が張りつめて凍り付いた

「さ・・・さて俺も寝ようかな!?その辺で・・・」

柳は、とりあえずこの空気の中にいるのが嫌だったようで、誤摩化すように言う
全く・・・本当に分かりやすい奴

魁は、ずっと眠たそうにしていて、話が終わったと思ったのか、また寝始める
・・・・璃音の上で

ー普段の璃音なら・・・こんなことをしたら、魁を一発殴ってるところなのにな

何があったのかは、結局よく分からなかったが、璃音は魁にいつも以上に気を許している来がするな

柳は、ソファの下のカーペットで既に寝ていた
・・・早く眠りたかったんだろうな・・・・

「・・・全く。こんなところで寝ていたら風邪を引くと言っておるのに」

そう言いながらも、私の口元は少し緩んでいた
毛布を2つ持ってきて、柳に1つ掛けて、その隣で、寝転ぶ

瞼が重くなってきた
睡魔が襲ってきて、次第に意識が薄くなっていく

;;;;;;;;;;;;;
何日も音信不通でスミマセンでした;
華樹s柳くん視点ありがとうございます^^
続きも読みたい(←ちょ

土日は大会だったのですが・・・・・
ちょっと・・・うん。吹奏楽の大会で地区どまりが決定してしまって・・・
落ち込んでいるところです・・・・・
ちょっとショックが大きすぎたんで・・・・コメ返しは明日にでもやらせてもらいます



deleted

No.394 ニックネームは削除されました 07/27 19:49:43  削除依頼

****************************

「――ねえ  。今日も遊びに行きましょう?」
リン、と鈴が一つ鳴る。綺麗に、澄んだ音を響かせて。
それと同時に綺麗な声が耳に入る。その声は好奇心に弾んでいて。

「仕方ないわねぇ…  、アンタも行くわよ」
大人びた声が後ろへ声をかける。
…右手は先程の人に掴まれているようだ。

「えー…まあしょうがないか…。分かった、行くよ」
にぱっと微笑む元気そうな子もあの大人びた声の人に駆け寄る。

ああ、またこの夢。
――人の名前だけが聞き取れない、届きそうで届かない夢。

幸せそうな声、雰囲気。
全て私が知らなくて、昔欲しがっていたもの。
如何しても届かなくて断念した光。

何処にも落ち着くところが無い私とは大違い。
落着く所が無いのは私が普段から嘘をついているから。
仮面に笑みを張り付けて、御愛想笑いを浮かべるだけ。
もし一人の所で静かに…嘘をつく事も無く生きられたらどんなに幸せか。

――でもそれは、逃げてるって事。
私は逃げる事しか出来ないから。自分の思いを封印しなければ。
迂闊に仮面を外してはいけない。
それが私に科せられた、罰なのだから――――――

***************************************************



deleted

No.395 ニックネームは削除されました 07/27 20:07:10  削除依頼

***************************************************
存在しない者たちは全て、異能を持ち合せる。

LIST:CODE№06の平家ならば制御の出来ない『光』
CODE:06の大神 零ならパンドラの箱を持つ『蒼炎』
CODE:04の刻は 汞をも所持する『磁力』
CODE:03の天宝院 遊騎ならば瞬発力を命とする『音』
CODE:02の海咲 璃音はみた異能を思うがままに使用できる『コピー』

Re:CODEの雪比奈ならば『雪』
Re:CODEの日和は『変化』
Re:CODEの時雨は『切断』

BLACK:CODEのルゥは『分泌』
BLACK:CODEのリゼアは『透過』―――。

全て、違う異能を。全て、違う才能を。
存在しない者たちは自分の命を捨てている。

――LOSTは異能の対価。24時間で回復する一時的なもの。
…そしてCODE:ENDは―――――死。
存在しない者たちは皆、終わりに怯える事もせずに生活する。
…それが、選ぶ事も出来ない道だから。
―――――――――――――――――――――――――――
れっつ、だぶん。←
ぬー……ちょっとヴァイオリンのコンクがあったんです(^p^)
まあ…いい成績かはわからんけどもね!!←おま
ざざーっとコメント返しましょ、そうしましょ♪((



deleted

No.396 ニックネームは削除されました 07/27 20:07:45  削除依頼

ユキ絵さん⇒
ほらメントスの表面のアレ!!アレでガキッとwww←
黄金ですね分かります、相手は誰にしますk(本気にすなwww
スク水じゃなくても猫又コスプレ!!白地のミニスカート風浴衣に
足に猫ズック、手に猫手袋、そして猫耳猫尻尾((
ちょwwwwセンセwwwwwもうそれ犯罪(お前の存在犯罪
でも教育されてみたいwww学校パロになったら保険医は雅に決定でw
…輝君はやっぱり生徒で←多分魁君は理数系でお願いしまくのひょ(ω)←
「え、一応無糖何ですけd「そう言う事じゃねえ!!ド阿呆!!」と会話がwww
それに綾ちゃんが璃音に嫉妬して輝君に魁君が嫉妬するんですね、ドロドロw
ぶwwww私も実は昔年齢偽って名前変えて居たんですけどwww
何かウザいの来たんでニクネ変えて年齢どかーん←おまw
因みに自分はこーこー後の専1ですw
というよりもう璃音って意外にSだけど受け何ですよねwもう何w
ヤンデレwwwいやもうそれジュリエットって言うより白雪姫の魔女見た(ry

鈴音さん⇒
筋金というか鉄パイプ入ってますよwww(ねぇよww
自分的には璃音>萩萎ちゃん>綾ちゃんなのですがww
ほら、気がつくの速かったs(ry
純粋と言うか微妙にお子様何ですよねー…何しろ小さい頃も
氷雨やら準さんやらと保護者がいたもんでwww
腹黒女王wwwあwwwいwwwつwwwかwww←
まあ璃音が奪還屋に入ったのは春彦さんが関係してます←
夕日とお兄様だけが知ってます、璃音記憶消されてるんでw
じゃあ洋服は此方で考えますねー、武器類も考えてt(腐れ
正座して待ってますwww((



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No.397 サイド 07/28 20:23:19  削除依頼

すみません今日はコメ返しだけで;


ユキ絵さん>乾燥肌辛いですよね・・・恨みますよこの肌(何高校ってどんな感じですか?
      中学より楽しいんですか?吹奏楽です^^残念ながらパートはトロンボーン
      です♪いやいや・・・実はそんな凄くもないんです・・吹奏楽の大会と言うの
      は金賞と銀賞と銅賞しかありません・・そして絶対評価なんです。だから金賞
      が幾つも出て、銀も沢山出ます・・銅はそんなに出ませんが。今年は地区落ち
      しちゃったんで・・夏休みに部活はありますよ^^演劇部・・・・楽しそう
      いや・・・30歳以上は言い過ぎましたね・・・40以上d(黙。受験・・・・そ
      ういえば今思い出した(え・・皆さん中学受験はどのように乗り越えたのでし
      ょう?休みは明日からです^^長野は涼しいから良いですよ〜・・っつっても
      私夏休みは、手伝いと部活に埋もれますが←。浅間山・・・ってどんな山だっ
      けなぁ・・(え。うちから見えるんですけどね^^すみません・・過去編なか
      なか更新が出来なくて・・・ていうか明日部活だ←。5時半起き結構キツいで
      す。でも、平日はいつもそうだから・・慣れてますが期待を削ぐようですが
      ・・雪夜は男です(笑

鈴音さん>柳くんの実家・・・どんな感じなんだろう^^雪夜の秘密っつっても大したも
     のでは・・・。過去編変わるんですか。楽しみにしてます^^健司さん・・・
     一体どうなってるのでしょうか・・・?本編にも出しますか!楽しみです←
     綾ちゃんと輝くん両思いになれて良かったですねぇ・・・。こっちは萩が鈍い
     んで、まだ掛かりそうです;難しい三角関係←(え。この板だんだん恋愛系に
     なってきたような・・・・w



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No.398 サイド 07/28 20:24:12  削除依頼

柴凛さん>萩萎は和服似合いますよwてことで、どっちかってーと和服(黙。やっぱりボ          ケですか(え。時々突っ込んでますg(蹴。鈍感な女性は良いですよ(何
     萩萎も子供の作り方は知っt(殴蹴

華樹さん>一昨日も書きましたが、柳くん視点ありがとうございます!これからもずっと
     書いて下さi(黙。ていうか私的に萩の上に柳くんが倒れ込んだ時の柳くんの心
     情が見てみたい←。短編も楽しみにしとります^^



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No.399 サイド 07/28 20:25:20  削除依頼

上の上のコメント読みにくくてスミマセン;



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No.400 鈴音 07/28 23:25:51  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「おっ輝殿落ち着いたか…」
「ちゃん、と…き、がえた…」

はるたちのもとに戻ると着替えたひかるに2人が声をかけた。
あぁ、サンキュと軽く言ったひかるは鞄にさっきまで来てたシャツを入れた。
するとコップを洗ってる、はるが苦笑いをしながらひかるのほうを見る。

「灯さんから電話だったみたいだな」
「なっ!?なんでわかんだよっ」
「こっちまで輝殿の声が聞こえたよ」
「うる…さ、かった…」
「うるさかったっておまえなぁ…」

ココアを飲みながらいうみやにはぁとため息を吐いて鞄を手に取るひかる。
それを見つけたはるはきゅっと水道を閉めて手を拭きながらこっちに出てきた。

「帰るのか?輝殿」
「あぁ、というかこいつもな。飯食わせてもらうから」
「ってことで、帰りますっ!ごめんね、仕事もしないで…」
「綾殿は気にしなくていいぞ。あっもちろん清殿も気にしなくていいからな」
「おい、俺は何だよ俺は」

あたしのほうを向いてからみやのほうに振り返って言うとみやはコクンと頷く。
はるの言葉に自分の名前が入っていなかったことを知るや否やすかさず突っ込みを入れる。
それをまぁまぁとなだめるはる。
いやいや、はるの発言でこうなったんだからね?(笑

「んじゃ、明日は栖鳳中学に10時な」
「うんっわかってる。みやは自分で来れる?」
「ハルと、ここ…でまち、あわ…せるから…」
「そっかそっかっ!!わかったっ!」

はると待ち合わせるといったみやにふっとほほ笑む。
すこし心配そうな顔をしていたから、もしかして…いろいろばれてたかな?
でも、大丈夫。もう大丈夫だよ!!

「んじゃまたな」
「バイバーイ」

カランっ♪と軽快なドアの音を響かせてあたしとひかるは始末屋を後にした。



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No.401 鈴音 07/28 23:27:48  削除依頼

*夜昼 南*

「うぅ~んっ♪やーっとできたっ!!」

パチンっと音を立ててハサミで糸を切る。
バサッとしわをのばしてみるとほとんど瓜二つで…。

「間に合ってよかったわー…うん」

これがないと後夜祭…綾と璃音踊れなくなるところだったわー。
机に置いてあった携帯を開き雛貴さんにメールを打つ。

「…後夜祭、の、2人…の、衣装、間に合いました…
他の、追加…衣装…お願い…しーまーすっと」

送信っ!
送信ボタンを押してすこしすると画面に出たのは送信しましたの文字。
携帯を閉じて、その辺の糸くずや紙きれを片づけていくと、
電話の近くに落ちてある紙が目に入った。
そっとそれを取って目を通すとそれは灯ちゃんの所属事務所から
(正確にいえばマネージャーさんから)のFAXだった。

「打ち合わせ等は、この時間以外でお願いします…か」

FAXに書いてあった中身は今日から明日、明後日にかけての日程でそこは
ラジオの収録や雑誌の取材。その他もろもろ
び―――――――――――っしりと予定が詰まってあった。

「あら?これ…もしかしたら…」

別にもう灯ちゃんと打ち合わせなんてほとんどないから必要ないんだけど…
びっしりってことは今日灯ちゃん灰塚くんとごはん食べれないんじゃない?
それでいて、灰塚くんの夕飯当番がいないと…。

これは綾に横流しするしかないでしょーww

あたしはすぐに携帯を取り、綾の番号を呼び出す。
すると少したってからコール音がガチャッと途切れた。

―はい?どーしたのー
「あんたいつも出るの遅いのよ」

前回だって遅かったし…電話するたびするたび遅いのよ…。
もっとちゃっちゃと動けばいいのにっ!!まったく…。

―んなこと言ったってこっちにも都合があるのっ!!
みんなのいるところで電話に出ろって言うの!?
「あんた、あたしに対してそんな口の使い方でいいの?せっかくいい情報手に入れたのに。」
―何様よッ!!
「俺様何様南様よ」

いきなり声荒げたと思ったら全く…わかりきったことを←ぇ
聞かなくても分かるでしょうが。
あんたはあたしに勝つことなんてできないのよーw♪←腹黒女王…

「んで、気にならないのー?“いい情報”」



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No.402 鈴音 07/28 23:29:32  削除依頼

もう一度きいた途端うぐっと電話越しで言葉に詰まる綾。
あー…なるほど。Pocketmoneyの心配をしてたのね♪
確かに今回のは高くつくわよーww
灰塚くんとの仲を取り持つなんて…
言っとくけどあたしが好き好んでするはずないんだからっ!
あんたと男を近づけるなんて…。

―そりゃ知りたいけど…見返り、どうせ頼むんでしょ?
「あったりまえ♪あたしがタダで情報提供するわけないでしょー」
―んで今回は何?

綾がそう言った時一冊の雑誌が目にとまって、
そこにはでかでかとスイーツ特集と書いてあった。
おっいいじゃんか、これっ♪

「雑誌に載ってたケーキバイキング一回分おごり♪」
―はぁーーーーーー!?

あたしが言った瞬間、でっかい声で叫び始めた綾。
いやぁ…だってねぇww
そんな高くないしいいじゃないのっ!綾はあたしの見る雑誌は
勝手に高いと勘違いしてるようだけども(笑

「どーすんのー?あーやーさんっ」
―くっ…わかった…
―……の!?…し…た?

苦渋の決断だったのか(別にそんなに悩まなくたって…)
しぶしぶあたしの条件を綾が飲んだ瞬間後ろからなんで春彦さんの声が聞こえて、
それから綾の後ろの方が騒がしくなる。
なにか…あったのかしら?

「―なんか後ろの方騒がしいわねー…まぁいいわ。んじゃケーキバイキング一回おごりってことで♪」
―わかったから、早く教えてよッ

今まで散々じらしてきたからか、強めの口調になる綾。
それとも灰塚くんに何かあったのかしら?←ちょっw

「はいはい。えーっとねー今日夜も灯ちゃん仕事らしいから灰塚君のこと夕飯に誘ってみたら―w
おばさんちだったら麻耶ちゃんも翔くんもいて楽しそうじゃない?」

・・・あれ?
せっかく教えてあげたのに…なに?反応なし?(笑

あたしが言った情報がよほどびっくりしたのかなんなのか、一言もしゃべらない綾。
そんな…びっくりする情報だったかぁ??
なんて思ってると綾が電話の向こうで呟いた。

―何で南がそんなこと知ってんの?

あっびっくりするとこそこか?

「あたしの情報網をなめんじゃないわよー♪」

なんてーただFAXみただけだけど。
弱みを見せないのがあたしがこうでいる秘訣だからねー
とくに綾には弱みなんて見せるものですかっ!!



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No.403 鈴音 07/28 23:31:09  削除依頼

―はいはい、ってかごめんこっち忙しいから切る
「はいはーい。まっがんばんなさいよ☆そんじゃっ」

あっちもあっちでやっぱり忙しいようで、急いで切ろうとした綾に
かるく挨拶だけして電話を切った。
その瞬間電池が1になってて…やばっ充電充電っ!!

机の上に置いてある充電機に携帯を差し込む。
その瞬間にメールの受信音が鳴り響いた。

綾か…?いや、綾なわけないよな…。
んじゃ誰だ?こんな時間に…
時計を見ると7時過ぎで、雛貴さんの返信メールかな?

充電機から携帯をとって開く。
メールボックスを見ると、メールは璃音からだった。
璃音が…なんのようだろ?
そうおもってメールを開くとそこにあった文章はあたしが
想像もできないような内容だった。

『南が"璃音が桜田さんの事好きなんでしょ"って聞いたでしょ?
それを魁に言ってみたらさっきの男も来ちゃって大変な事になってるんだけど
如何すればいいのかしら…?』

…えーっと璃音。まずあなたどんだけ純情ですか?
てかなんであたしの周りってみんな純情乙女しかいないわけ?
うーん…ってかそれを本人に聞くか?
桜田さん生き地獄じゃない…。

でもこの2人……






ちょーーーーーーーーーーーーーーーーーたのしそうっ!!!←おいっ







なんかウォッチング物件が増えた感じで超嬉しいんだけどっ☆
綾&灰塚くんに璃音&桜田さんこの大型物件2つがいっぺんに舞い込んでくるなんてっー
あぁ、楽しみだわー!!!!

えっ?勝手に楽しむな?
あー無理無理無理!!しょせん他人事だから←はっ!?
こんなの周りからしてみれば楽しまなきゃ損でしょっww

「あー…てか、返信どうしよ…」

このまま璃音に返信するのもなー…
何か楽しみが減る気がする…
それにこの2人は勝手にいじくらないほうが楽しくなりそうなのよねーw
あっ綾と灰塚くんは別としてネっ☆

「うーん…とりあえず…桜田さんにおくっとこっ」

文面は…『FIGHT!』よしっこれでオッケェ!!
えっ?なんで桜田さんのアド知ってるかって?
それは企業秘密よwwとある筋から手に入れたのよー←どう考えてもはるさんしかいないw
あっそうだ件名に名前入れとかなきゃ!

「や、ちゅう…み、な、みっと」

送信っ!



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No.404 鈴音 07/28 23:35:02  削除依頼

送信しました。
その言葉が画面に出てきたのを確認して、携帯を閉じる。
そしてまた充電機に差し込んだ。

「楽しみねー」

明日の璃音と桜田さんの絡みが…。
あっそーだ…璃音にはなんて説明しようかな…。
うーん…服作って寝てたでいっか、半分本当だし。

「ふぁぁ…。ちょっと寝ようかなー…」

もうそろそろ夕食の時間だけど、服ばっかり作ってて目が痛い…。
ちょっと仮眠室で休もーっと。

あたしは充電機をコンセントから抜いて、仮眠室のコンセントにさす。
ある程度作業台のほうを片づけてあたしは眠りについた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
はいっ昨日一昨日は無断欠席すみません…
記事作成中に寝てしまって(泣

あっ久々の南視点どうでしょうか!?
そう言えばメールの返事してなかった―――――――――――!!!!
と思ったので、してみました!魁くんに(笑

いやぁ南だから魁くんのアドくらいもってるだろうと←
そんでもってあの南が簡単に璃音ちゃんに返信しないだろうと←

そんなこんなでこんな感じになりましたっ;;
ちなみに南のメールは2人が寝ているときに届いたって言う設定のつもりでっ;;

あっとりあえず、あたしの気力が続く限り、コメ返させてくださいっ!!!



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No.405 鈴音 07/28 23:54:11  削除依頼

ユキ絵☆さん≫恐ろしいっすよねぇ!!!風邪に気付いてないで運動して悪化して←
あーー南はかからないでしょうww
その通りでウイルスが怖がって逃げていきますねwwはるさんもそのタイプで(笑
やっぱりーww蛍くん超器用そうですもんっ!!それにアピールもっ!!
女の子に面識なくても蛍くんのほうがすごくいろいろ上手そうですよねっww
そうそう!!結局は学校公認のカップルになっているというこのなんか感じ←
さすが思春期の男子学生は違うなッってかんじですよねww
絶対それには女の子も噂広がる手助けをるえすると…ww
うわー…アヤテル大変そー^だっ;;
あーーー…それ想像出来るww
そして同学年の女子で唯一のひかるを同い年で嫌わない女子w
同い年の子が何か言ってもすべて否定するというww
綾も後輩からもてそうな感じはするなー…
小さいころから知ってた男の子は綾のことを女として見てないので同い年はあり得ないかとww
いやいやいやっ!!ひかるくんこそ、その綾のことを知ってる男の子に色々聞いて
なんであいつだよw的なことを言われると思われますよっww
絶対バレンタインは何かしたいっww
なにかハプニングを起こさせてやりたくてたまんないっすww
みんなと自分のが違うことを知って、気になって顔を真っ赤にするのを見たくてたまらないあたしでww
光琉さん超嫉妬しまうじゃないですかっ!!!
やばいっしょwww
アヤテルはもうあの2人は純情のままどうにかしてほしいっww



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No.406 鈴音 07/28 23:55:08  削除依頼

すみませんっ!!
紫凛さんとサイドさんのコメ返はまた明日絶対させていただきますっ;;



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No.407 ユキ絵☆ 07/29 00:23:21  削除依頼

* 灰塚 輝 *

ベッドに腰を沈めて、自分自身の中に沈潜していた。
他のことは考えられない――他のことが、考えられない。そんな状態だったのかもしれない。

シャツを染めている幾つかの赤いシミの内、一番目立っている部分を、右手の親指と人差し指でグシグシと擦るように引き摘んだ。
服がこんなになるまで鼻血なんて…やっぱ格好悪いって思われたよな…。迷惑もかけたし、誰がどう見ても超ダセェじゃん。あの時無理しないで、もっと早く伏せてた身体を上げてたらマシだったのかも知れねぇな…。今更何を後悔しようと無駄だけどよ。
迎えに行った時も、アホみてぇなナンパ共に蹴られたり。会話では何て言うか…所々で浅ましい姿を晒してるみたいで、ぎこちなくて色々冴えなかったしな…。
少しでも格好良く見られたい――そう思えば思っただけの結果が、今のこれだ。
自分で自分に点数をつけるつもりなんてねぇけど、どうしたらあいつの理想に近くなれるのか、気が付いたらそればっかりを胸の内側で追っていて。過去の失敗や欠点ばかりが目について、先を見る目をどこかに忘れてきた様で。
おかしい。俺は他人に対してこんなに重苦しい人間でもなかったはずなのに。

――大好きな人…にもらったの、さ。

あの言葉が本当だったら…――
果てに浮かんで来た言葉ですら、霞んだ瞳で見ることしか出来なかった。

「ひっひかる??」

深い夢から別の場所へ吸い込まれる様に。何の気なしに、聞き覚えのある声が耳の奥へ届く。
俺の顔の直ぐ手前で誰かの掌がひらひらと振られているのを発見して、はっとした。

「あっ俺…えっと…」
「ずっと…ボーっとして、たの?」

…む。

――って。は?あれ?
へ?……うぇっ…!?ちょっ!?待て、何故ここに糞女がいんだよっ…!?

「へっ!?あっおっおう///」

突然広がった糞女の表情に(その後自分自身の行動に吃驚する程)過剰に反応して、壁に背中がぶつかるまで座った体制のままベッドの上を後退した。そりゃもう、ズサササササッ。と頭上に文字を書かれてしまう程の俊敏な動きで。
でも、糞女の近くにいるのが嫌だったとかそう言うのじゃなくて。
寧ろアレ、近くにっ……て、つぁっ!べ、別にそう言う変な意味じゃねぇけども!!…兎に角、急に目の前に糞女が現れたから驚いて後ろに下がった、ってことが言いたいわけで!
 



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No.408 ユキ絵☆ 07/29 00:23:53  削除依頼

 
俯いた糞女の両手に、何やら白い布の様なものが掴まれているのが見えて、元々座っていた位置まで四つ這いで戻った。そうすると同時に、糞女が俺に向かってそっと両腕を伸ばしてくる。
手に持たれていた白い布の様な物が此方に差し出されてきたのを見て、目を凝らした。
――シャツ、か。
糞女の手に握られる物の正体が分かって、自分の着ているシャツを一瞥した。…血、ついてるから換えを持ってきてくれたのか……。

「あの、ひかる。これ、はるが着ろって。そのままじゃ外出歩けないだろうって…」
「あっ、サンキュッ」

渡されたシャツにつっと右手を伸ばす。
シャツに手が触れた時。シャツからはどう考えても得られない温かさと感触が指先に伝わって、一度だけ鼓動が跳ねた。

――糞女の手だ!

指先に触れたものが分かると、何かに弾かれたよう瞬間的に、シャツから――そして糞女の手から自身の手を上方に向かって投げ離してしまった。
糞女も俺の手に自分の手が触れたことに気づいたからか、俺と全く同じ行動を取って見せていた。バッ。と離された手は、離した手は、さっきまで繋がっていた言う事実を疑ってしまうほど酷いものに見えた。…気がした。

「「あっ…」」

二人で手を離した衝撃の所為か、シャツが糞女の片手からするりと滑って床へ落っこちた。それに対する反応で出した俺の声が、同じく反応で出したと思われる糞女の声とぴったり重なる。
シャツを拾おうと床へ手を伸ばした。シャツに指先が触れそうになった時に、向かい側からも同じように糞女の手がシャツに伸びていたのが見えて。だけど、そう直ぐに自分の手を引ける筈もなく。ついさっき指先にちょっと触れた時よりたくさん糞女の手が俺の手に触れ、その刹那に奇妙な情動がグっと走って、慌てて糞女の手を叩き飛ばした。

――バシッ

数分前に聞いたそんな音が伝わった時。
大好きな人…にもらったの――そんな声が霞んで一層苦しくなった。
  



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No.409 ユキ絵☆ 07/29 00:23:57  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです\(^o^)/!!(て、つぁっ、時間外すみません;;;;;;

暫く逃走と言いつつそんなに経たずに顔を出してる私登場です;;←
今日返ってきたテストが思った以上に出来ていて、
親に見せたら宿題終わったらPC使用許可が下りたので急いで投稿しまst(糞すみませorzorz
そしてぜーーーーーーーーーんぜん進んでなくてホント申し訳ない○| ̄|_
木曜日に親が出かけるので、その日サポ校帰ってきたらまた投稿…させて…ください><、、

それではコメント返しは木曜に、、させて、、もらいたいと、、思って○| ̄|_
んぎゃああああああああああああ全てが申し訳ない><><、、。<では逃走s(狙撃



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No.410 ニックネームは削除されました 07/29 19:28:42  削除依頼

――ピチョンと水たまりに水滴を一粒落としたような音が頭の中に響いた。
その音に反応して薄く目を開くと、ウルトラマリンの世界が広がっていた。

足元には先程の水が落ちたところ…湖が藍色に広がっている。
空は気色悪いほど蒼い雲に覆われていて、自分の髪と衣服以外の色は
深い蒼しか無くて少し心に不安を抱いた。

良く見れば自分が立っている所も水があり、
どうやら水の上に立っているようだと理解する。適当に。

声を出そうと思っても、かすれた音しか出無くて言葉にはならなかった。
足から頭まで、薄れた恐怖が私の体を冷やした。

―――不意に遠くで誰かが泣いているような声が聞こえた。
くるりと方向転換して、鉛のように重い足を前へ踏み出した。
…二歩目からは普段と同じ軽さを取り戻した足だった。
そして少しその重苦しい空気で深呼吸して、体を鳴らした。

―――――第三番目、『音』

そう心の中で唱えれば途端にかなり遠くまでの音を聞き取ることが出来た。
より大きく聞こえる啜り泣きを水滴が落ちる音と上手に区別する。
そして西の方角へ行くために水面を蹴った。
リアルより走りづらいのは当たり前だと思う。眠りの森でも無いのだから。

////////////////////////////////////

十分ほどしただろうか…。
この空間に慣れたのか随分声も出てくるようになった。
そして空間も気がつけば湖の外になっていて、久しぶりに
地に足がついて先程は立ちくらみしまくっていた。

「…此処、のはず…なんだけ、ど」
まだうまく声が出無いのに舌打ちをした瞬間。
目の前に薄汚れた衣服の裾が飛び込んできた。

「…っく……ふぇ…」

木の根本で膝を抱えている小さな女の子。
丘で軽やかに翻るであろう桜色のワンピースは地について薄汚れていた。
セミロングの金の髪、小さな子が履くようなツヤのある桃色の靴。
頭の緑のカチューシャはリボンの形をしていて、衣服のさし色になっている。

ザリ、とローファーで砂を削り、その小さな女の子に近づいた。
女の子は私の気配を感じたのか、パッと顔をあげ此方を向いた。

「――――ッ!?」
大きなエメラルドグリーンの瞳と、ライラックの瞳…オッドアイの子。
そう言えば私はこの衣服を、カチューシャを、靴を知っている。
コレは――――…。

「お姉ちゃん…だあれ?」



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No.411 ニックネームは削除されました 07/29 19:32:21  削除依頼

しゃくり上げるその子は瞳いっぱいに涙をためながら
カ弱い声で私にそう問った。私は女の子の右斜め前にしゃがんで
その金色の髪を手で撫でる。手は、止めない。

私はその問いには答えず、ただ女の子の頭を撫で続ける。
そして今度は此方から質問を繰り出した。

「君は如何して此処に来たの?」
何を緊張してるのか。何を期待してるのか。何に慟哭してるのか。
自分の心に毒を吐きつけた後、また女の子の顔を見つめる。

「…分かんない。気がついたらね、独りで水の上にいたもん。
そしたらね、こっちから声が聞えて歩いて来たの。
…でも何も無くて…っ、此処でその声が消えちゃったの…ッ!!」

女の子はその大きな瞳から透明な雫をポロポロとこぼした。
そしてその雫は女の子自身の手の甲に、ワンピースに零れた。
女の子の右手は私の左の腕をぎゅっと掴んでいる。

「ひっく…私…ママから逃げてきて…匿って貰ったお家で寝てたら…
気がついたら此処に居て…っ、それで寂しくて、声を追いかけたの…。
声が聞えなくなったら急に胸がきゅーっとして…さびしかったの…っ」

―――――――――――ああ、分かった。
「君、名前は?」
私は必死に何かに願う。何かに、必死に。
そして女の子は静かに、口を開いた。
その幼い声は酷く残酷な罪を、犯している筈。

「……奏…」
やはりこの子は―――――――――――。
+*+*+*+*+*+*
おわたー、おわたー。←
奏ちゃん登場。オッドアイいいよオッドアイ。
只今短編は魁×璃音になってますwww…もう甘すぎます。伽羅崩壊。
綾ちゃんと輝君のは如何しようかな…うーん。
やっぱり50の質問かな。←黙れ



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No.412 サイド 07/29 20:02:11  削除依頼

鞍川萩萎◇


瞳を開くと白い闇
ただただ広がる線さえも無い世界

ここは・・・何処だ?

立っているかさえも分からない
重力があるのか、無重力なのか

歩みを進めても、進んでるかも分からない

何も・・・・見えない


ふと、目の前に黒い点が浮かび上がる
その点は徐々に広がっていき、やがて1つの場面となる

白黒の世界

そこには、女性と、学生らしき女の子がいる
初めて見る気がするのに、どこか懐かしい

あの女の子は・・・・・・・・・・私?

『・・・・・・は・・・・・の・・・・』
『・・え・・・・・・・いう・・・・』

上手く聞こえない
呟きのような声が、段々と大きくなっていく

『だからね・・萩ちゃん・・・・・ゆ・・は・・もう・・・』

女性の声が途中で止まる

胸が高鳴る
気持ちのよくない高鳴り

『・・・いないのよ』

女性が続ける

『だから・・どういう・・・』

女の子が聞く

やめろ
聞きたくない

『・・やはもう・・』

頭が痛い
息が苦しい
・・・嫌だ・・言わないで・・

『・・・・し・・・・から』



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No.413 サイド 07/29 20:14:44  削除依頼

「ぁあぁぁあ・・・!」

はっとして目を開くと、明るい光が目に差し込んだ
私は、がばっと起きて、辺りを見回す

隣に柳がいたのを見つけて、少しほっとした
自分の呻き声で目が覚めたようだった
背中に冷や汗をかいてあるのが分かった

ーもう朝か

なんて目覚めが悪い・・

私は、立ち上がり、くっと伸びた
ふとソファの方を見ると、魁が寝ていた
その下には・・・璃音

・・・・・魁、お前まだ璃音の上で寝ていたのか
璃音も寝てるし・・・・まあ良いか

まだ誰も起きないのかと思い、時計を見て私は少しげっと呟く

まだ4時半じゃないか・・・夏は朝も明るいんだな・・・・
最近は7時頃に起きていたから分からなかったな
・・まあそれでも私が1番起きるのが早いが

窓から差し込む光の方向を見つめる
私は眩しそうに目を細めた

・・・先程のは本当に夢だっただろうか

真っ白な世界の中で、記憶がフラッシュバックした

・・・怖かった
あの日の出来事と昨日の出来事が重ならない
何がどうなっているのか・・・もう

私は、頭が痛くなりそうなのを抑えながら
皆が起きるのを待った

++++++++++++
短ー・・・・
萩萎があの方の夢を見たと言う話でした←
ていうかこの時点で何曜日ってことになってましたっけ?←
ていうか文化祭っていつでしたっk(蹴



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No.414 鈴音 07/29 23:06:45  削除依頼

はわわわわわわぁぁぁぁぁぁぁぁ;;
申し訳ないですっ;;

いやはや投稿する気満々なのですが、スランプというかなんというか…
今書いたら糞駄文しか書かさんないような気がしてですね…
流石にそれはまずいっ!!こんな糞駄文を皆さんに見せるなんて絶対に無理!!

てなわけですみませんが紫凛さんとサイドさんにコメ返だけという…こ、と…に…orz

そんで明日は部活がOFFの上に病院で課外に行かないかもなのでっ☆
そしたら時間外ですが投稿しようかとか…
それか記事作成しようかとか…いろいろ考えてますっ;;

てかてか皆さんこの頃大切なものを奪還しますの短編を書くのがはやってたり!?
実はあたしも頭の中でかってに妄想してるのがあったりしちゃいまして←
あたしも無料でとかだったらブログを開設したく…
まぁ、ほっとんど更新はないようなものになるかとおもいますがww←
思いついたのをワードに書いて、出せたら出すみたいな形に…
あぁそれでもちょっとでも皆さんにもえていただきたくt(わかったw

どなたか簡単で無料のブログが作れるとこって知りませんかねっ!?

まずコメ返をさせていただきますっ☆



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No.415 鈴音 07/29 23:07:03  削除依頼

紫凛さん≫鉄パイプっwwwそこまでいっちゃってますか(笑
綾はせいぜい筋金で止まってるかなと思いますっww
気付くのは早かったですがそこまでで、綾はその後の知識は全くww
それよりも一応柳くんの気持ちに若干不信感を覚えてる萩萎ちゃんのほうが
恋愛的には敏感かなぁとww
綾はそういう不信感抱きませんからっ←
ただ南としてはそう言うことも綾には覚えてほしいとww
でも綾は説明されても理解出来なくてww
南さん奮闘中←止めれって感じww
はるさんが関係!?ちょっそれはドッドっどういった経緯で!?
綾はたくさんの方々が関係してますねww
奪還屋・始末屋合わせて最後の予定なので(おい
それでいて過去編マジでガラッと変わるかと思われますっ(汗
えーっとじゃああたしは朔乃の性格と容姿を考えてくればいいという感じですかね??

サイドさん≫柳くんの実家は普通な感じがしませんか??と思うのはあたしだけ??
普通の家で普通の家族なんだけど女装を断固拒否され、勝手に1人暮らしと←
いやいやいやっ!!!今日の見た限り雪夜さんマジちょう楽しみでっ☆
けっこうがらりと変わってる予定ですねっ;;
もうもはや健司は犯罪者じゃありませんから←
そんでもって本編に登場する際にはやはりひかるくんのライバルという設定で☆
両想いですがお互いの気持ちにはまだまだ気付きませんぜっ(笑
どんどんどんどん焦らしていく予定ですですww
だから最終的にくっつくのは一番最後とかになりそうで(アハハァ☆
でも萩萎ちゃんあたし的には周りに敏感そうで柳くんの気持ち簡単に
気づいちゃいそうでwww



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No.416 華樹 07/30 10:10:25  削除依頼

うわああああ、激しくすいません;
小説書いてない上に時間外だし、無断で長期欠勤してるしコメ返しも滞っていると!
しかも此処に個スレで書けばいいジャン的な事を書く私を赦してください…

えと、皆さん短編かくようでしたら、合併しませんか?

今の所ブログを立ち上げているのは紫凛さんと私なので、紫凛さんとこのでも私のとこのでもどちらでもいいのですが、個人でひとつづつ…というよりはあっちこっち行かなくていいかと…
私もそんなに頻繁に書く訳でもない(時間が無い…文才も無い…)ので、記事数が一人でそんなに増える事もないですし、もったいないなぁ~と思ったので…

一応今現在メルアドを知っている紫凛さんとユキ絵さんにはパスなど教えようと思っているのですが…
(ユキ絵さん、返信遅れて誠にすいませんっっ今日必ず返信しますっっ;;)

どうでしょう?

いや、皆さんが個人で立ち上げたいとの事でしたら別に無視して下さっていいのですけれども…

鈴音さんの言っていた無料で借りれるブログですが、
私の知っている中ではソーネットブログ、アメーバブログ、ココログ、FC2のブログです…というかこれしか登録してみた事が無いので、他にもあるとは思います。
アメーバブログは、操作は結構シンプルな感じでしたが、文字数制限があったため小説全文が入りきらなくて小説には向いてないかなぁという事で諦めました…

その次に私が今短編用に使っているブログはココログなのですが、
少し操作が慣れるまでややこしいかもです。私も最初は少し戸惑いました…
でも慣れれば普通にできます。
自分でカスタマイズしないのであればテンプレート(?)を使う事になるのですが、デザインが少ないかも?と思ったりしました。

FC2のブログは…なんだか操作がわけわからんなってやめました…

ソーネットブログは前使っていましたが、結構使いやすいです。小説を投稿したことが無いので文字数制限はわかりませんが、記事を書いている時に同時に画像がアップロードでき、しかもその画像が見れるし簡単に記事の中に貼り付けできます。
でも今回、なんとなくソーネットブログにしませんでした…


ということです。(どういうことだよ

時間外、長期欠勤すいませんでした;
今日は小説書く予定です!!



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No.417 ニックネームは削除されました 07/30 13:08:29  削除依頼

うぃーあー←ひょっこり登場
んぅ、自分はどちらでも良いです(^q^)
自分もココログなんですけどももうテンプはふつーに。
もう何か何も分からないんですよねー、小説サイトとか意味不←散

じゃあ私は一応サイトアドレス貼って置きます。
今は準×璃のアレしかありません。当然駄文。←最低
もうアドレスの意味不明さに失望。友達が気違いな所為です。
でも実はと言うと爆睡してしまった私にも責任があります(黙れ

h)ttp://blackalice.cocolog-nifty.com/
hとtの間の括弧を消すと飛べるはずです。
因みにアバターはニコッとタウン…私がやってる何かです、はい、
服装で分かる通りシリアスとかマイナー大好きなのです。
…でも色々変えるのとかよく分かんないんでとりあえずあんなデザイン。

まあ元々妹⇒姉⇒俺なのですが年齢とかは面倒臭いので変えてません。
本名とかもう気にしない、巫部 紫織です!!←
読み通りかんなぎべ しおりです。←言っちゃった

普通のブログは全然やったことが無いのでもう意味不明なカスタマイズ。
何か面倒臭いし、いろいろ。←本性見たり

―――ってヤフメ開いてないな…皆返信返してねえし・・・orz
思わず此処で返信☆←腐れ愚民が

私もどちらでもおkですよ\(^o^)/



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No.418 サイド 07/30 21:13:14  削除依頼

鈴音さん>
ああ・・・たしかにそうかも^^
女装は柳くんの命ですかr(何を勝手に
分かる人にはわかっちゃうかもですね・・・秘密・・
おー!楽しみです!
綾ちゃんの取り合いが是非みたいです←
「たいせつなもの」本格的に恋愛系になり始めてきましたn(黙
いやいや・・・萩菱は鈍いですから
一応莉音ちゃんの次に←
他の人のも気づきませんが、自分のことになるともう全く分かりませんから

柴凛さん>
本名巫部紫織さん←ちょ
可愛い名前ですね(馬鹿にしてんのか
私の本名は光だったり←あ
んでもってひかるって読んだり←

華樹さん>
やりたいです!是非!
話はまだ考えておりませんが←
でも私短編とか考えるの結構得意なんですぐ思いつくかと・・・



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No.419 サイド 07/30 21:14:25  削除依頼

すみません;
今日急に腹が痛くなってしまって・・・・
書けませんでした(泣
こめ返しだけで



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No.420 ユキ絵☆ 07/30 22:52:09  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「あっ…わっわりぃ!」

糞女の手を撥ね退けて、床に落ちているシャツを拾い上げる。
顔を上げて糞女の表情を見ると、はっとした。

「…くっ…んぐっ…」

糞女が膝から床へ崩れ落ちて、両手で顔を覆った。

上手くいかない――その時、俺の脳の先頭に、そして朧げに浮かんだ言葉はこれだった。
自分なのに。糞女のことを好きだと知ってから、何でだろか自分で自分を操れなくなくなっていて。本当は今まで通りもっと普通な俺で有りたいのに、想えば想うほど自分も糞女も遠くなっていく――そんな事実を痛感する他なかった。
――大好きな人…にもらったの、さ。
考えれば分かるだろ。本当に俺のことを"大好きな人"だなんて思ってたら、そんな簡単に他人に暴露なんてしねぇことくらい。俺だって、糞女を好きになったとか誰にも言ってねぇんだから。
そんな"分かりきった嘘"を意識して、動揺して、挙句に糞女を傷付けて。ほんと、俺は一体全体何に目を向けてどんな行動取ってんだ。
――顔を上げ、糞女の頬に伝わっているものを捉えた時。ズキっとした心の痛みと同じ大きさくらい、強く強く、自分を責める気持ちが膨れ上がらせた俺が有った。

「ふっ…ぐっ…ふぇっ…」

不意に。かしゃん。糞女の携帯が床へ叩きつけられた音。
糞女が床にへたり込んだまま、腰を前方に傾けさせたことによって、胸ポケットから携帯がするりと滑り落ちたんだ。それに吊り下がっていたパンダも当然、無造作に床へころりと身体を転がしていた。
ぱたぱた。そんな音は鳴らないけど、顔を覆った糞女の指の隙間から雫が絶え間なく零れ落ちていく。その雫が、床に転がったパンダの白いスカーフを次々と力なく叩きつけていくのが視界に飛び込んだ。

――嫌だ。
俺は我儘だから。ずきずきと痛む心がそう思った。ほんとに漠然と。

このパンダは糞女の涙で湿らす為に有るわけじゃねぇのに。如何して、俺の目にこんな光景が映ってるんだ。これじゃあ、俺が望んでいたものと全く逆じゃねぇかよ。なぁ。
泣き止んで欲しい。これ以上、お前が一度本物の笑顔を向けたそいつを涙なんかで濡らすな。
俺のこと好きじゃないなら、好きになってほしい。俺と同じ気持ちになってもらいたい。

「…大丈夫か?」

本心が浮かんでいた。
それに気が付いた時。糞女の手を一度払った俺の手は、黒髪の上に。
  



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No.421 ユキ絵☆ 07/30 22:52:51  削除依頼

 
本当に不思議なもので。
さっき春彦がやってた様に糞女の頭を撫でてやると、これから先も俺がこいつのこと護っていけるんじゃないか、とか。そんな思い上がりが顔を出すほど、乱れていた心が穏やかになっていた。思い上がりじゃなくて、本当になれば良いのにな――なんて、このままじゃ何処までも何処までも胴欲になって止まなくなる程に。
大丈夫か?――俺の問いかけに顔を上げ、こくっと小さく頷いた糞女。まだ瞳は涙で濡れていたけど、そこから新たな涙は溢れ出てきてない様で。その顔にふっと頬が緩んだ。「悪かったな」そんな言葉を付けくわえて。
良かった。泣きやんでくれて。
糞女が見せた表情は、今まで痛んでいた心臓の辺りのずきずきを、まるで始めから無かったかの様に、何処か知らない場所へ消し去ってくれたみたいだった。

一時安堵していると、へたっていた糞女が腰を上げて、ベッドへ腰掛けてきた。勿論、俺の隣に。そして俺よりも少し低い目線を持ち上げて、俺と視線をぴったり合わせてくる。薄らと溜まっていた涙が瞳を輝かせて。

「んっ?どっどうした?///」

その瞳が、表情が、雰囲気が、全部が。信じられない程――…あ。いや…全然ほんのちょっとなんだけど……1μくらいは可愛いかったって言うか…取りあえず何か色々絶対反則で。
俺の身体は俺自身と仲が悪いのか。それとも俺の心の内を晒け出してやろうとでもしてんのか、途端に顔に熱が纏わりついて止まなくなっていた。

「あのっ、あのねっ…えっと…そのっ…」

声を絞り出して何か言いたそうで、でも言えなそうな。そんな仕草を見せた糞女の頭にもう一度手を乗せた。
電源切っておけば良かった――この後糞女の声が遮られることなんて知らなくて、今はそんなこと脳に掠りもしなかった。
  



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No.422 ユキ絵☆ 07/30 22:54:53  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´・ω・`)ぴぶぶぶぶっぷほ

ぬお―――――――――!!!
え、準さん氷雨さん!璃音様のお誕生日今日でしたよね(*´Д`*)!?!?!?(質問すんなw
間違ってたら相当後悔が強すぎて生きる気力が半減するのでずこおおおおおorz
というわけでHappy Birthday璃音様です\(^o^)/(はーと
駅前のブルーベリータルトっぽいケーキを贈呈します(`・ω´・ )しゃきーん
また一つ、美しくなったね……もう少し年齢が低ければry@byセンセ

んでもって;;;;;;;;
だああああああああああああああああああああああ(´;∀;`)(´;∀;`)(´;∀;`)
超ゴミ糞ゲロ下痢うんk駄文でごめづなざい(TTTTTTT∇TTTTTTT);;;しかも鬼短い((泣
唯でさえ駄文しかかけないのにサポ校で講師の目の前の席になってて書くに書けなくorzorz
次はいつ来れるか今のところ未定なのでどひゃあああああ(´;∀;`)(申し訳…ない…○| ̄|_
ですので来れる日が分かり次第また携帯で書きこませてくだざい><>、、、><、
多分母親が夕勤の日は確実に来れるのでその時ばでえええええええええええ(((蹴
では11時半に親が帰ってくるので、それまでに乾燥機を掃除しなきゃならなくて
一旦逃走します(´・ω・`);;暫くしたら携帯でコメント返させてください><。<。

そしてここから独り言。。。

きゃああああああああああああああああああああああああああああ><>、、、、
NARUTO録画なぜか失敗してたおおおおおおおおお;;;;;;;;があああ;;
まじショック……やっとやっと何年間も待ったカカシ外伝が今日放送だったのに……○| ̄|_
鬱度はんぱねぇ……死にたい、、、もう高いけどDVD買う、、、私のリンちゃんが、、、



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No.423 華樹 07/31 03:11:00  削除依頼

*宮倉清*


「そろそろ起きてくれないかなぁ、輝殿…」
「…」
ハルがため息交じりにそう呟いて、空になった清のマグカップを持ち上げて流し台にちゃぷんと浸けた。
清も最後の一枚のクッキーを口に咥えてトランプをきっていた。さっきの神経衰弱はもう飽きたし、今度は何しようか。
そう思いながら手の中でトランプをいじっていたのだが。
「…?」
一瞬、テルのうつ伏せて丸まった背中が微かに震えたように見えたのは気のせいだろうか。
サク、とクッキーの砕ける音と口の中に広がる甘味を感じながら清は首を傾げた。それに微かに今の状況ではあり得ない臭いがする。いや、テルは足を怪我していたワケだからあり得るのかもしれない。しかし治療していた筈だ。こんなに鮮明に臭うのは…
そう考えながらテルを見ていた清のギモンはすぐに解明された。

「起きたか」とハルが呟くのとほぼ同時にゆっくりとテルは上半身を起こした。なんだ、起きたのか、と清が思ったのもつかの間、ハルが驚いた表情と声をして叫んだのに清は驚いてテルとハルの傍に駆け寄った。

「ちょっひっひかる!?どうしたのっ!?」
そんな焦った声が聞こえたかと思えばそれはいつの間にか電話が終わって奥の部屋から帰ってきたアヤの声で。
清は血の地図というよりは川が出来たテーブルを拭き終わった雑巾を流し台の方に持って行きながらそっちに視線を少しやった。
雑巾にはべっとりと血がついていて、さっきの足の出血と合わせると貧血で倒れるのではないかと清は密かに心配しながら蛇口を捻り、冷水ですすいだ。何故冷水かというと、温水だとかえって血液の場合落ちにくくなるからだ。
暫く擦りながらすすいでいると、雑巾から剥がれおちた血液は水と混じって水道水を薄い赤に染めながら流れていった。

「鼻血…らしい」
「へ?鼻血?」

ハルの声に、今までの慌てぶりはどこへやらさっきの驚きとはまた違う種類の驚いた声を出してアヤはテルをまじまじと見つめた。まぁ、いわゆるポカン…ていう状態だ。
するとテルはバツが悪そうにアヤから視線を逸らすようにして顔を背けた。



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No.424 華樹 07/31 03:11:55  削除依頼

「りゆう…わかん、ないけど…なんか……いきなり、で、た…」
きゅ、と蛇口を閉めて、水をたっぷりと含んだ雑巾に染み込んだ水を絞るという手段で追い出しながらそう言うと、アヤはますます分らないといったような顔をしてもう一度テルの顔を見た。

「ひかるー?血は全部吐き出した?」
「ぁ…あぁ…」
「そう、なら安心。血は飲み込むと消化しないから胃にたまるからねー…あとはっと」


半ば独り言のようにテルが返事をしたのを聞いてからアヤはぱっぱっと動いてキッチンの方でビニール袋と氷と水を使って氷嚢を作りはじめた。それをテルはただ見ている。
やがて戻ってきたアヤを確認すると目を逸らしたように見えたのだが、清には何故だか分らなかった。

「冷やしておいた方がいいらしいよ。それ、使って?」
「あぁ…サンキュな」

呻くように言ってから(珍しく素直に礼を言って)おとなしく氷嚢を鼻の上に宛がったテルを見て、アヤが手を伸ばす。テルの額辺りに。

「あとはゆっくりやすんd パシンッ

しかしその手はテルの額に触れることなく、テルの手によって拒まれ、はたき落とされていた。

「ぇ…」
「あっ、わっわりぃ…おい、春彦。悪いけどちょっと奥の部屋借りるな」
それを呆然とアヤは見つめる。
はたき落とされた手をもう片方の手で包みこんで、アヤは、奥の部屋に心なしかふらふらとおぼつかない足取りで歩いて行ったテルの背中を見送っていた。
「あ?あぁ…」
ハルもいきなりの事に多少呆然として言葉を返したが、テルはもう既に奥の部屋へとつながるドアのドアノブをひねっていた。

清はまたトランプを手に取って、今度はトランプタワーに挑戦しようとしていた。
まわりを見渡す。
「…」
ハルは救急箱を片づけ始めていた。何処か怪我したのかと思って一応出したようだが、結局は鼻血だったわけで使わなかったらしい。
アヤは…テルの消えた部屋のドアに張り付けていた視線を引き剥がして自分の手元に視線をやっていた。その表情は長く垂れさがる綺麗な黒髪に隠れて見えないが、大体は予想する事ができた。
ハルがアヤの元に歩み寄る。そうするとアヤはハルが来た事に気づいたのか、すっと顔を上げた。



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No.425 華樹 07/31 03:12:23  削除依頼

「綾殿…?」
「はるぅ…あたし、何かしたかなぁ?」
清もアヤの元に行こうとハルの後ろから駆け寄る。
その時のアヤの瞳は潤んでいて、今にも涙が零れ落ちてきそうだった。
もうすぐ外の世界へ旅立とうとしていた雫をハルの指が拭う。

「アヤ…は、なに、も…してな、いよ…」
「じゃあなんでだろ…」

ハルの後ろからそう声をかけると、アヤがそう音にして清は思わず首を傾げた。
それは清にも分からない事実だったからだ。しかし、ただ漠然と『アヤは悪くない』という事と、『テルは怒っているとかそんなわけじゃない』というのが分っていた。
考えても答えは出てこなくて、首を傾げたままにしていると、アヤも首を傾げた。
また零れ落ちてきそうだった雫をアヤが今度は自分で拭ったその時、苦笑交じりの吐息を吐きだしたハルが口を開いた。

「綾殿…あのな、多分そのかっこ、じゃないか?」

ハルに言われて見てアヤは改めて自らの格好を見直した。
いかにもイマドキの女子高生って感じだ。
夏だからか、胸元のボタンを多めに開けて、スカートは短めに折り込んでいる。
清もその恰好を見たが特に何故だか思いつかなくてハルを見た。
それはアヤも同じだったようで、清と同じように不思議そうな顔をしてハルを見る。

「わかってない…か。
あのな、一応輝殿も18歳の思春期の男子だ。
そんな格好してる女子がいたら変な気持ちになるのも無理ないと思うけどな…」

そんな事を言ったハルは「ってか暑いからクーラー付けたのに、綾殿そのまんまの格好だしな…」と呟いて苦笑した。
しかしアヤはますます不思議そうな顔をして首を傾げる。
清もあまりその意味が分からなくて首を傾げた。“変な気持ち”って具体的にどんな気持ちなんだろう。そりゃ、“変な”“気持ち”なんだろうが、その“変な”が分らない。

「でも、鼻血だすのあたしが電話から戻ってくるより後だったよ?」
「まぁ、最初の鼻血は置いといて…鼻血出した後にそんな格好の
綾殿が目の前にいたらまた鼻血出すかもしれないだろ?」

微笑んでそう言ってアヤの頭を軽くぽんぽんと撫でて立ち上がったハルを見送ってから、アヤはシャツのあいているボタンをとめ始めた。
そんなアヤの前に今度は清がしゃがむ。



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No.426 華樹 07/31 03:13:09  削除依頼

「ししゅん、き…大変…なんだね…」
そうぽつりと言うと、アヤは何故か「そうだね」と笑って清の頭に手を乗せた。
とりあえず、思春期が大変だという事だけは分った。
小学校を卒業してから中学校へは3週間しか行っていないが、保険の授業でやった『思春期』というものなのだろうと漠然と理解した。
きっと自分には遅れて来るだろうそれが大変である事を知って、あまり『思春期』になりたくないなぁとも思った。
その後立ち上がったアヤはカーディガンを着てスカートを少しおろした。
そして気合いを入れるように息を吐く。

「よし、んじゃとりあえずひかるのとこ行って謝ってくる」
「あぁ、綾殿!そっち行く前にこれもってってやってくれ」
ふわりと放物線を描いてアヤに投げ渡されたのは男物であるらしい白いシャツで、アヤは乱れたそれを軽く畳んでハルを見た。するとハルはふわりと笑って言う。

「輝殿、帰るときあんなんじゃ帰れないだろ?とりあえずそれが代用。
これでとりあえずあっちに行く理由ができただろ?」
「あっありがと!はるっ!」
「いやいや、気にしないで。ちゃんと謝って誘ってくるんだぞ」
「??うん!」

よくわからない言葉を言ったハルにアヤは一瞬不思議そうな顔をしたものの、明るく頷いて奥の部屋へと足を向けた。

バタンっ

「ハル…」
「ん?どうした清殿?」

綾が出て言ってから春彦はまた自分の分のコーヒーをお代わりしながら清の問いかけに答えた。

「アヤ…ずっと、あの…かっこ…だった、よ」
「…やはり清殿は騙されないか…そう、綾殿は帰ってきたときからあの格好だ。
つまりもっと前からあの格好だってことになる。
ってことはだ、今鼻血を出す輝殿の理由としてはおかしいってことだろ?」

春彦の問いかけに清はコクンと頷いた。


「そう、おかしいんだよ。いまさらあの格好で鼻血なんてありえない。
それに輝殿は体調が悪そうには見えないしな」

じゃあなんでだとおもう?
少し面白そうに意地悪い顔をして春彦は清に尋ねてきた。
清は少し考え込んだ後、思いついたようにはっと顔をあげる。
そして春彦もふっとほほ笑んだ。



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No.427 華樹 07/31 03:13:51  削除依頼

「そう。輝殿は起きてたんだよ。そして聞いてた、さっきの綾殿と俺らの会話を」
「ね…た、フリ…?」
「というより、起きるタイミングを失ったんじゃないか?
途中までは本当に寝てたみたいだし」
「………」

なんでそんなことが分かるんだ、この男は
なんて思いながら清はじっと春彦を見る。
しかし、何事もなかったかのように春彦はいつものほほ笑みを見せた。

「まぁ、あの2人がこの程度のことでくっつくとは思えないが…
良い傾向なんじゃないかな」

そう言った春彦はお菓子棚からまだクッキーあるぞ?と
清の前にクッキーを差し出すのであった。



清は追加で出されたクッキーを頬張りながらもう一つ疑問を思い出してそれをハルにぶつけてみる事にした。
さっきのハルの言動で明らかに理解不能なワードがあったから。
「ハル…」
「? 今度はどうした?」
「さっき…ハルが、言って、た…“誘う”って、何…?」
「…」
「…」
「…」
「…ハル?」
「あ、いや…色々だ。色々」
「い…ろい、ろ?」
「ああ、そうだ。……って、そういえば」
するりとうまく逃げ切ったハルを清は軽く不審な眼で見た。すると「そんな目で見るなよ」と困った様に笑ってハルはカウンターの下に入れて置いていた書類を取り出し、その中の一枚を清の前に置いた。
その写真には、一人の男の顔写真と、幾つかの盗撮と思われる不自然なアングルから被写体を撮った写真がクリップで留めてある。
見た目40代くらいの、痩せた男だった。


「この男を始末してほしいと依頼が来ている」
ハルは冷静な声で写真の男を指示した。人差指で男の顔写真をとんとんと叩きながら男の素性と依頼内容を話していく。
長谷孝太郎。45歳。
大手の広告会社に勤めている、エリート社員。
42歳の妻と二人の娘がいる。
癖は苛々すると親指の爪を噛む、貧乏ゆすり。
良く行く店は○○にある『ラビットハウス』というギャバクラ。

依頼主はこの男に個人的な恨みがあり、始末してほしいとの事。



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No.428  

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No.429 華樹 07/31 03:34:18  削除依頼

「この場、合…の、始末…って…」
そこまで一応話し終わったハルにぽつりと呟くと、ハルは静かに頷いた。
“清の考えているやり方”でこの件を“始末”しても良いということだろう。
懐をまさぐって武器があるかどうか確認する。清は体術で戦う事が多いのだが、念のため、だ。
「清殿」
「?」
「無茶はするなよ」
顔を上げると、ハルは清の頭に手を置いてそう言った。
そんな心配されなくても、無茶はしない。いくら依頼だからといって自分の命が大事だ。今までの清なら依頼に命をかけていただろうが、この頃はそう思うようになってきた。
死んでしまったら終わりだという事がよくわかってきた。
今までの自分には、ほとんど何もなかった。
燕雀という存在があっても、なんとも思っていなかったのに。
「始末屋としてこういう仕事が主なわけだが…綾殿は人が死ぬとかいうのは苦手のようだし、輝殿にも頼みづらいしな。今の状況だと…」
「…それで…僕、が」
「ああ。これくらいなら一人でも…いや、一人の方が楽だろうしな」
そう言って清の頭から手をどける。清はカウンターの椅子から床に降りて外に向かおうとドアノブに手をかけた。
「綾殿と輝殿には先に帰ったと伝えておくからな。頼んだ」
ドアを開けた瞬間そんな言葉が響いて、振り向くとハルは清に笑いかけていた。
「くれぐれも、ターゲット以外の人間を殺さないようにな」



++++++++++
だああああああ、途中、ザ・引用!!な感じで、ザ・コピペ!!みたいなかんじですいません;;;;
そしてレスいっぱい使ってすいません;;;上の削除私です。;;
あ、依頼についてですが、深い意味はないです。
これから輝君と綾ちゃんは十賀君の家に行ってしまうので、その間清は暇だな…と思って…
始末屋っぽい依頼を入れてみました。
それでは…コメ返しはまたにします…
ちょっと今8月7日に出さねばならない宿題が全然終わってないので、それが終わるまで小説書けないと思います…;;;書きこみ位はすると思いますが…


そして!

璃音ちゃん、お誕生日おめでとうございます!!
7月30日でしたっけ!?
私の頭の中には12月25日という記憶しか無く…;;;;;
とりあえず、おめでとうございますww
ユキ絵さんのタルトを食いたいとさっきから清が呟いてますが、無視しましょうww



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No.430 ニックネームは削除されました 07/31 19:13:53  削除依頼

*海咲 璃音*

「…奏、って言うのね?」
私がそう聞くと、髪を軽く揺らしこくんと頷いた。
…どうして、この子が…此処に。そんな疑問を打ち消して
奏の手を引っ張り立ち上がらせる。

「とりあえず、奥に一緒に行こう?」
優しい微笑みを仮面に貼り付ける。
奏は一度此方をきょとんとした瞳で見つめた後、また頷いた。

そして奏は小さな一歩を、前へ踏み出した。
此処が何処だか分らない。それでも、知っている。

――二回程、此処で彷徨った事がある気がする。
過去で二回、二回だけした事は何だった?
―――駄目だ、思い出せない。何かが壁を作っているような感じ。

疑問を抱えながら、ローファーで地を踏む。
ざり、ざり。その音だけが耳を支配して、頭がおかしくなりそう。

―――不意に、目の前にやたらと豪勢な扉を見つける。
黒くて、紅い。

私は左手でその扉を軽く押す。
…結構簡単に開いてしまう。もしかしたら奏でも平気かも知れないと言う程。

ギィ、と軋んだ音を立ててゆっくりと開いた扉の奥は
暗闇で、何も窺い見る事は出来なかった。
しかしその扉を開けた瞬間に放たれた冷たい風は
"何か"がいるようで。…いあ、気配で分かるけども。

奏は少し怖いようで、手を繋いでいる右手に力を入れた。
…それでも、中に行きたいという好奇心はあるようで。

面倒臭いとため息をついた後、また踏み出した。


此ノ先ニハ、何ガアリマスカ?
――――――――――――――――――――――――――――
うぉーぅ、何か無断欠席ごめんなさ(踵落
…あ、璃音そういや今日誕生日だったね←溺死
おめでとーでとー。よし、おk。←黙れwww

因みにユキ絵さんのブルーベリータルトを駅前で見た事があると言う\(^o^)/

|ω・`)華樹さんの投稿で最後の春彦様の台詞を清様の過去編で見た事が
ある気もしなくもない巫部さんでした。←

そして短い。誰か殺してくださ(ry☆



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No.431 サイド 07/31 21:19:00  削除依頼

鞍川萩萎◇

窓を眺めていたら、後ろでかさっと物音がしたので振り向いた。

「ん..?..ああ、萩萎お前もう起きてたのか」

そこには魁が、眠そうな顔でいた。
ソファから降りると、1つ欠伸をする。

「魁...お前璃音のことも考えてやれよ」

私は、はあと溜め息を吐く。
どうでも良いけれど挨拶をするのを2人で忘れていた。

「第一、なんでそんな体勢になっていたのだ?」

魁は、璃音を一瞥すると、「...成り行きで」と呟いた。
どんな成り行きだ...と思ったが、敢えて口に出さないようにした。

「そういや何か柳今日の夜、衣装取りに帰るんだっけ?」
「ん?ああ..何かそんなこと言ってたかな」

私は、髪の毛を掻き揚げながら、曖昧に答える。
魁は、まあいいやと、ふぅと息を吐いた。

「腹減ったから朝飯つくっt「握り飯くらい自分で作れるだろ」
「んだよ...たまにはおめー...卵焼きくらい作ったって...」

魁は、不満そうに呟く。
はあと溜め息を吐いて、「璃音と柳は起きそうもないな」と呟く。

「...ま、俺も普通はこんな早く起きねえけどな」
「私もこの時間帯は早かったかな。...夢見が悪くて」

ふと表情が暗くなったのが、自分でも分かった。
魁は、それを見て、ただ、そうかと言った。
私は、思い出したように、魁に問う



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No.432 サイド 07/31 21:25:27  削除依頼

「そう言えば、璃音との劇とやらはどうなっているんだ?」

魁は、一瞬ぽかんとしたが、すぐに、「ああ..あれね」と答えた。

「どうもこうも...別に大丈夫だろ」
「というか...どんな内容だったか?忘れてしまったのだが」

私が言うと魁は、あまり思い出したくないとでも言うように、黙った。
...本当にどんな内容なんだろう。
気になったが、なんとなく聞かないでおいた。
あとが怖いからな..。

依頼の日は、明日。

++++++++++++++
まず始めにですね...
依頼の文化祭の日、明日(小説内の)って言う事で良いんですよね?
カラオケ終わったの木曜で、朝明けたから金曜って事で良いんですよね?
間違っていたのならサイドを殴って下さい←

堂々と時間外スミマセンでした<ーー>
え、何で魁くんが出てきたかって?
..いやその、普通に絡んでみたかったんでs(蹴
最近話してなかったので...



guest

No.433 鈴音さんの携帯← 08/01 08:18:01  削除依頼

携帯からでごめんなさい(´・ω・`)

そして昨日無断欠席すみませんorz

サイドさん!!
それでいいのですよ(^O^)/
小説内の明日が以来日です(^-^)/
てかモデルと小劇(もはやショーじゃない)の方に
ばっか目がいってて普通の依頼を忘れていたと言う←

あっでも綾たちはこれから木曜日の夕飯で(汗
若干奪還屋の皆さんと時間がずれてますねf^_^;

頑張って金曜日に追いつきますからっ(*^o^*)

ってことで練習試合に行くバスからでしたww



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No.434  

削除されました 


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No.435 ニックネームは削除されました 08/02 19:53:19  削除依頼

*海咲 璃音*

「―――これは無いわ…」
項垂れ、もう一度上を見上げる為に髪を掻きあげた。
何か目の前でグルグル言ってます。逝ってください←

チッと舌打ちして目の前の奴に怯える奏を一瞥する。

何か牙。ネコミミ。尻尾四つ。目ぇイッてる。
猫又って奴ですか。もう勘弁して下さい。

そ の 前 に で す よ 。
コイツ私何体倒したと思ってるんですか。
何、設計者馬鹿なの?死ぬの?死ねよ。
つかこんな異物を何のんびり育ててやがる飼育員。
生命体かも認識できない異物を飼育すな。

私は拳銃(コード:ブレイカーで配布されるのよね)の
標準を定め、躊躇無くトリガーを引く。…もう慣れてきた。

「…お姉ちゃん、怖くないの?」
「その質問も六回目。別にもう慣れてるから」

へら、と困った笑みを仮面に貼り付け、また足を踏み出そうとする――が。
正面から強風が吹いて来て、腕で顔を覆った。

風が落ちつき、腕を顔の前から退けた。
気がつけば奏は腕にくっ付いてなくて。一面暗闇で。
地ではない、地。空気で無い、空気。

眉根を寄せ、辺りを見ていると不意に脳の芯がぼやけるような気がした。
何かを考える暇もなく、視界をもが薄れ、体から力が抜けた。

捜し物は、何ですか?
最後、そんな言葉を聞いた気がして。

/////////////////////////////////////////////////////////////

目を、開ける。
太陽の光が目に差し込んで目を閉じるが、目の中に紅く光が残る。

ゆっくり体を起こし、目を擦る。
横で萩が声をかけたらしいが良く聞き取れず無視。

片膝を抱え、テーブルの方に視線を動かした。
「―――何で今夕飯の分まで食ってんのよ…」
テーブルの上に綺麗に置かれた(勿論空)皿を見て
本日最初のため息をついた。
いや………半日じゃあ痛まないけど。
サンドイッチと一緒に食べたんですか。桜田さん。

頭が刺す様に痛い。風邪でも引いたのだろうか。
軽く伸びをして、今日は何をしようか考え始めた。
――――――――――――――――――――――――――――――



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No.436 ニックネームは削除されました 08/02 20:02:55  削除依頼

久しぶりの登場ですよ紫凛さん!!←黙れ。
八月になると夏祭りなどで浴衣を求める人が多くて…
仕事が…忙しくて……もう……(*´>ω<)←散れと。
(゜Д゜)寿司か!!{スピカです。)

サイドさん⇒
はい、何か呼びましたk(呼んでません。
(*´ω`){えへー、褒められt(お世辞と言う言葉を知ろうか
ひk…!?
|ω・`私のご近所さんのコと同じだ←

鈴音さん⇒
実は萩ちゃんが無敵何ですね分かりますw
因みに短編はかなり未来に飛んでるので甘甘直行してます←
こっちは腹黒お兄様が←
ソレはー…過去編のフラグです(^w^)←
未雨ちゃん…………(ネタバレ
もう私の場合璃音は男友達の方が確実に多いとww
はーい、お願いしますw



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No.437 サイド 08/02 21:01:27  削除依頼

鞍川萩萎◇

結局、朝飯は各自で作れと言う事になった。
私は、自分で作った塩をまぶしただけの握り飯を食べていた。
魁はと言うと....何故か昨日の夕食(らしきもの)を食べていたのだった。

「おい..魁。お前何で夕食の分も食ってるんだ?」
「え?いやだって勿体無いじゃねーか」
「勿体無いねぇ....」

こいつにこんな感情があったとはな。
初めて知ったぞ。

「魁、米は食うのか?」
「食うよ」
「それも食ってるのにか?」
「これじゃ足りねーよ。ていうかこれ食ったら小さい握り飯で済むだろ」

でかいの作るの面倒くさいじゃんと魁は呟いた。
私は、その言葉に少々呆れていた。
でかい握り飯を作るだけで面倒くさいとは....。

「小さいのを沢山作ればいい話だr「それも面倒い」

こいつがよく分からん..と思いながら、握り飯を食べる。

物音がした。
ソファの方を見ると、璃音が上体を起こして眠たそうに目を擦っていた。

「璃音起きたのか。...眠れたか?」

聞くが、璃音は聞こえなかったのか、何も答えなかった。
璃音も起きたか。...それにしても柳はまだ起きんのか。
今日実家に戻ると言うのに...。

ふうと、私は息を吐いて、目を瞑る。


蘇る思い出。
青年の笑顔。
その人の哀しそうにどこかを見ていた瞳。
女性の冷静な声。
泣きじゃくる少女。



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No.438 サイド 08/02 21:21:16  削除依頼

全てが昨日の事のように脳裏に焼きついていて。
消そうとしても消えなくて。
消したいのに、思い出したい自分がいて。

町中で見たあの人とそっくりな青年。
夢の中の記憶。

「ッ...!」

急に頭痛がする。
私は、椅子の上で膝を抱え込む。

「...?萩萎どうした?」

魁が僅かな異変に気がついたのか、私に訊いて来る。
私は、無理に笑って、何でもないと答える。

「.....萩。貴方何考えてるの?」

璃音がその様子を見て、ソファから立ち上がった。

「....何も考えてなど..」
「嘘。そうだったなら、調子悪かったとしても、そんな苦しそうな顔、しないでしょ?」

私は、言葉を詰まらせる。
そんなに苦しそうな顔をしていたのか..。
結局、この事は隠せない。
私が、初めて、憧れと、それに似たような何か不思議な感情を抱いた人の事は。
ふっと、口元だけ少し上に上げて、答える。

「...昔の.....昔の事を少し、な」

璃音は、私のことを少し見つめていたが、すぐに視線をそらした。

「..そう。......萩」
「何だ..?」
「苦しい事が..苦しい思い出があるなら、吐き出しちゃうのが1番よ。嫌悪や憎しみ、哀しみや心痛は、溜めれば溜める程、その人の心を揺さぶって、殺してしまうから。...まあ、萩が嫌なら良いんですけどね。溜めない方が良いですよ」

....溜め込んでいる、か。

嫌悪も哀しみも、無い。
だが、何か、心にぽっかりと真っ黒な穴が開いているような気持ちがする。
突然の出来事に心が体に追いつかない。

....吐き出そうとしても、私にはどうすればいいのか分からないんだ。

この気持ちは、どうやったら治る?

++++++++++++
はい、思いっきり時間オーバーごめんなさい(殴

ちょっと気合い入れて書いたんですが、やっぱ駄文ですね←
ていうか柴凛さん、璃音様に勝手に色々言わせて済みませんでした<ーー>
どうか一度このサイドめを殺して下さい(黙

鈴音さん>

ありがとうございます^^
ていうか、本当の依頼をイマイチ理解していないサイドはどうすれb(刺されとけ



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No.439 サイド 08/02 21:21:43  削除依頼

まさかの字数オーバー←

柴凛さん>

ご近所さんと一緒ですか^^
それは良かった(何が
璃音ちゃんは、魁くんといい感じになっているのに、
萩萎は何か色気なし←
柳くんとはどうなるんでしょうね...
ていうか璃音ちゃんに勝手な台詞言わせて済みませんでしt(しつこい
どうか私を蹴り落としてくださi(変態



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No.440 鈴音 08/03 23:06:24  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「良かったねー。はるが替えの服持ってて」
「ってかなんであいつは替えの服をアジトにおいてんだよ」
「いや、あたしもおいてるけど?」
「はっ!?何でおれにおしえてくれねーんだよ」
「いや、だってもう知ってるかと思ったんだもん」

ただいま始末屋をでて、ひかるの家にむかってる途中。
はるの少し大きめの服を着たひかるはそれをつまみながら頭に疑問符を浮かべる。
それにこたえるとなぜか逆切れされた←

むぅとほっぺを膨らまして斜め上にあるひかるの顔を見上げる。
するとなぜか手で顔を覆いながら顔を逆側にそむけられた。
なんで顔をそむけるかなぁ…もうっ

「とっとにかく!そういうことはちゃんと教えろっ」
「むぅ~…わかりましたよーだ」

フンっと顔をちょっとそむけていつもとは違う角を曲がる。

「なっおまっ何でそっちまがんだよッ」
「いいじゃーん。こっち行ってもアパート着くでしょー?だって嫌な予感するしー」
「嫌な予感ってなんだよ」
「行ってみれば―?」

だってなんかあっち行くとお弁当屋のお兄さんがいそうな気配するんだもん。
この時間でお兄さんに捕まったらなかなか離してもらえないじゃん!!

角を曲がって歩いていると後ろから追い付いてきたひかるがこつんと頭を叩いて隣に並んだ。
見上げると苦笑いでおまえが言ってたこと分かったわといった。
やっぱお兄さんいたんだね…(笑
しかもテンションが無駄に高かったと見たっ!!←

角を曲がるとそこは亮賀君といったスーパーがある商店街だった。
駅に続いてる道だからか結構人通りが多かった。

ちらっと服屋のほうを見るとそこからは女子高生2人がその店の袋を手にさげながら
笑顔で次はどこに行こうか何てはなしていて
反対のほうをみるとそこはケーキ屋さんで、会社帰りらしきサラリーマンが
にっこり笑顔でケーキの箱を眺めながら店から出てきた。
子供にでも買っていくのかなぁ?

「もう7時なのににぎわってるなー」
「駅に続いてるから人通り多いんだねー」

ひかるもこっちの道を通るのは久々なのかきょろきょろとあたりを見回していた。
その顔がなんだか嬉しそうで流れとは言えこっち来て良かったなぁーなんて…
何考えてるんだ///あたしっ///



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No.441 鈴音 08/03 23:11:04  削除依頼

顔に熱が集まってそれを隠すようにあたしは目線を前に戻した。
すると目線の先には雑貨屋があって、あー入ってみたいなぁ…
なんて思ってるとそこから仲よさげな2人が出てきた。
その2人はニコニコ笑いながら手をからませてあたしとひかるの方に向かって歩いてきた。
カップルかなー…いいなぁ…

「ホントにあれでよかったのか?もっと高いのでもよかったんだぞ?」
「あれでいいの!!あれが欲しかったんだからー」
「でもさぁー…「い・い・の♪」

何か彼氏にプレゼントでも買ってもらったんだろうか。
ニコニコ笑顔でからませた手をといて彼氏の腕にくっつく女の子は満面の笑みを浮かべていた。
彼氏の方はそのプレゼントが安くてプレゼントした気にならなかったらしく
不満そうな顔をしていたが彼女の笑顔を見てにこりとほほ笑んだ。

はわー…しあわせそー…
あたしも手繋ぎたいなぁ…って彼女じゃないのに何考えてんだっ!!

ちらっとひかるのほうを見るとひかるもさっきのカップルのほうを向いていた。
知り合い…?なわけないか…
なんて思ってると顔を前に戻してまた歩き始めたひかるの後ろをついていく。
歩くひかるに合わせて前後に軽く揺れるひかるの手。

人通り多いし…つないでもいいかな…。
さっきのカップルみたいに腕に手をからませたりとかそこまではしないけど、
ひかるの家に…つくまではだめかなぁ?

ひかるの顔を見上げてからすぐに視線を下に落とし手をひかるの手に伸ばす。
もう少しで手が触れる、そう思った瞬間上のほうからハァとため息が聞こえて伸ばしかけた手をパッと戻した。

「どっどうしたの?」
「ん?このあっつい時にあんなにひっついて暑苦しくねぇのかなって思ってよー」

ズキッ

ひかるの言葉を聞いた瞬間胸に痛みが走った。
それと同時に勝手に手をつなごうとした自分の身勝手さに無性に恥ずかしくなった。

「ひかるは…ヤなの?」
「嫌っつーか…あっついなかあんなひっつくのは…暑苦しくねぇ?」
「…そっか」

んじゃ手つなぐのも嫌だよねぇ―…
あ~あっ何しようとしてたんだろあたしっ!!
一緒に帰れる、ご飯食べれるってだけでうれしいのにバカだなぁ…

「おい?どうした?」
「何でもないっ!ほらっひかるんち見えてきたよー!!」

考えてる間だいぶ歩いていたらしくひかるのアパートが見えてきた。



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No.442 鈴音 08/03 23:13:57  削除依頼

角を曲がってまっすぐ行くと見覚えのある階段がみえてきて、
それを上りながらひかるは鍵を探すためか鞄をあさりだした。
ひかるの部屋の前についても鍵が見つからないらしくおかしいな…
と言いながらガサガサと漁る。

そんな様子を後ろから柵にもたれかかってみてると、
あった!というひかるの声と一緒に隣のドアが開いた。
そこから出てきたのは確か…照平くんとかいうひかるの後輩くん。
照平くんと目が合ってにこりと笑うとにこりと返された(なんてきれいな笑みっ)

「こんばんはデス。えーっと…綾さんでしたヨネ?」
「うん。こんばんは!照平くん。どっかお出かけ?」
「イエ。ネギまにエサをやろうとしたのデス。でも先輩帰ってきたみたいなのでいいデス!」
「そっかそっか、あたしがやっとくよッ」
「ありがとうございマス!」
「おいっ糞女!!開いたからさっさと入れ!照平も何やってんだよ」

照平くんと話してるとひかるがイライラした様子で照平くんの頭を叩いていた。
何でイライラしてんだろ?

「先輩痛いデスヨ~;;ちょっと綾さんと話してただけじゃないデスカ」
「うっせぇ、てかネギまに飯やってなかったのかよッ」
「まぁまぁ、あたしがやるしさっ!ねっ?照平くんも暇じゃないんだから」

ひかると照平くんの間に入ってどうにか止めるとそうデスヨーと言って
照平くんはひかるの耳元に近づきなにかぼそっと呟いた。
その声はあたしまで届かなくて何話してんのかな?と疑問を浮かべてひかるを見る。

「はっ!?ちょっマテ!照平///」
「では綾さん、先輩。おやすみなサイ♪」
「あっうん、おやすみ!」

なんでか顔が真っ赤なひかるは照平くんを呼び止めるが照平くんは
にっこり笑顔でひかるの制止を聞かずに自分の部屋に戻って行った。
その場に残ったひかるは顔を真っ赤にしたまま頭をぐしゃぐしゃにかきむしっていた。

「ひっひかる…?どうしたの?」
「なにが醜い嫉妬だあの野郎!!」
「…へ?」
「あっ…いやっなんでもねぇ!!気にすんな。とっとにかく入んぞ」



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No.443 鈴音 08/03 23:18:27  削除依頼

醜い嫉妬?
あたしの問いかけに訳の分からないことを叫びだすひかる。
だがすぐに正気に戻ったのかはっと顔を戻して、すぐにあたしを部屋の中に押し込んだ。

嫉妬…?ひかるが?何に?

照平くんになにかいじわる言われたんだなー…
なんてそんなのんきに考えつつ、あたしは部屋の中に足を踏み入れた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ久々の登場ごめんなさいorz
実は今まで地元の花火大会に行ってて時間外投稿ですorz

そんでこの頃きてなかったのは記事をかきながら寝てしまったという落ちで←
いやまじほんとすみませんっorz

んでもってコメ返もできたら…その…あしたに…(マジシネや☆←
実はあのあした5時半おきでしてorz
練習試合でしてorz
もう何が何だか…あやまってばっかですねあたし;;

でもっ奪還屋さんに追いつけるよーに頑張りますっ!!
ユキ絵さんも明日は大量投稿できるようなのでっ☆

それではみなさん!また明日っ!!



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No.444 ユキ絵☆ 08/05 02:33:09  削除依頼

* 灰塚 輝 *

糞女が意を決して肺に空気を深く取り込んだとき。

「あっあのねっ!今日の夜よかったr ♪~♪♪~♪~

何の気無しに超音波を連想する高音が、尻の方から部屋全体に響き渡り始めて、それの反応で大きく肩を持ち上げた。……まさか俺、今気付かぬうちに屁こいた?いや、屁がこんな高音のメロディーを奏でるはずねぇよな。間違いなく、携帯が電話を受信してるんだろ。
高音の正体が携帯であると(実に3秒ほどで)見破り、鞄――ベルトポーチから携帯を、さっ。と取り出した。
ああ…もう、はいはい。今出るからそんなに騒ぐなよこの糞携帯が…。
携帯を手に収めた後も当然俺を呼び続ける高音が終息することはなく、腐りたくなった。あ、まぁ良く考えたら電話が切れたら切れたで困るんだけどな。電話掛け直すとこっちに通話料請求されるわけだしよ。

サブディスプレイに浮かんでいた光は、"白畔 灯"という文字を描いていて。

灯から電話…か。要件なんだろ。こんな時間に。
電話が切れる前に急いで親指で弾く様携帯を開き、そのまま通話ボタンを押した。

「もしもs――…かるちゃ―――――――――――――ん!!!!!!!

っ!ちょっ!

「でかっΣ灯っお前声でかい!!」

携帯を耳に押し当て発した第一声が、灯の病的なトーンの第一声に掻き消される。鼓膜に強い衝撃を受けた所為かバランス感覚が鈍って、ぐわん。と一度視界がマーブル模様を描いた。
…って、鼓膜破れたらどうしてくれるんじゃこの野郎がっ。
携帯を耳から離して、こっちも負けじとでかい声を張り上げてやると、電話の向こうから今にも泣きだしそうな、むぅー。と唸る灯の声が届いた。

『だってだってーー!!今日こそかるちゃんとご飯食べようとしたのに
桐生ったら明日の朝ぎりぎりまで仕事入れたんだよーーーーー!?』
「仕事ぉ!?」
『雑誌の取材にテレビの収録、ラジオの収録その他もろもろっ!!!やっとかるちゃんに電話できる暇ができたから電話したの…ってちょっ桐生!!まだ電話終わってないっ』
「ハードだな、おい…」
  



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No.445 ユキ絵☆ 08/05 02:33:25  削除依頼

 
流石、世界レベ~ルの有名モデル…。ここまで来ると世界レベ~ルのあのピエロみたいに分身の術で100人くらいに分身しねぇと体力と時間的な問題で仕事こなせねぇんじゃ……あ、でもまぁ灯だからな。昔から正直俺よりも数倍はタフだし…なはは。
少々の雑音が鳴った後、灯とは違った別人と思われる、てんてこ舞った声――『ああ、灯!ちょっと静かにしなさい』と言う言葉が耳に届いて、胸裏に疑問符を浮かべた。
なんか聞き覚えのある声……誰だっけか?

『もしもし、輝さんですか?私灯のマネージャーの桐生です』

あ。あのインターホン押しまくりの桐生か…。

「あぁ、どうも」
『ということですので、今日の夕ご飯はどうにかしてやってください。一応、灯は芸能人という立場で…確かにそれ以前にあなたの幼馴染ですが日本に来る機会なんてそうそうないものですから…。すみませんが、今日は…』
「あぁ、分かりました。んじゃ灯に手ぇぬかねぇように言ってやって下さい」
『そりゃもちろん。それでは、まだテレビの収録が残っておりますので失礼します』

桐生とかいう灯のマネージャー、相当焦ってたのか…。
"失礼します"の"す"を言うと同時に、ぷつっ。……いや、ぶちっ。と電話を切られた。ツーツー。と、無機質な電子音だけが只管俺の鼓膜を震わせる。
なんか本当、嵐みてぇな奴等だったな…。あーあ。今日の夕飯の時灯に話したいこととかたくさんあったのによ。ま、仕事だからしょうがねぇけどさ。思い出話のこともそうだけど、糞女のこととか…色々。

…そうだ。糞女と言えば。

携帯をベルトポーチに仕舞って、糞女に声を掛けようと視線を送る。
こいつさっき何か言いかけてたから…。

「はぁ…んで、何か言いかけてたよな?お前」
「えっあっうん」

上の空、だったのか…俺が口を開いたことにより、始めてはっとした表情を見せた糞女は、定まらない視線で俺の目を見たり逸らしたりしていた。

「あのさ、もしよかったら…今日ご飯一緒に食べないかなーって思って…
あっおばさんの料理だから味は保証するっ!!」

……む。
…へ?まじっすか?

「…いいのか?」
「もちろんっ!!」
  



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No.446 ユキ絵☆ 08/05 02:33:37  削除依頼

 
明るく笑って答えてくれた糞女の顔色が、どう言う訳だか俺には酷く嬉しそうに見えて、それにつられてこっちも頬が綻びる。

「んじゃ邪魔する。わりーな」

っていうか、何カ月ぶりだっけか糞女と夕飯食うのなんてよッ……ん。あ、何週間ぶり…あ、何日ぶり……って、良く考えたらまだたったの2日ぶりじゃねぇかよ…。なんかあれからメチャクチャ時間が経った様な気がすんだけど…。
灯、仕事入って良かった――なんて思った自分がいて、複雑な気分になった。……今は折角糞女のおばさんの家に招待されたんだから、灯のことは頭の片隅においやっておこ…。

「いやいやー、ってか邪魔とか考えなくていいから!
あたしの方こそひかるに迷惑かけr…」

不自然に言葉を噤んだ糞女に首を傾げた。

「…?どうした?」
「あっ、ひかる。最初にひかるの家寄ってから行こう?
一応スウェット用意しといたほういいし」
「は?飯食うだけなのにスウェットっておかしいだろ?」
「いや、それが普通。おばさん家上がるのはそれが普通だから」

俺の疑問に対し、呆れ気味に片掌を左右に振るう糞女。……いや、そんな風な言い回しされると気になるし余計に疑問視しちまうんだけども…。
まさか、おばさんとかいう奴…料理投げつけてきたりするんじゃねぇだろうな…。テレビとかで良くあるだろ、あれ、パイ投げとか…フライ返しでそのまま皿に向かってドヒューン!みたいのとか…。
それで失敗したら服が汚れる…とかそんな感じだったりすんのかもな…知らねぇけど…。

「??まぁいいや。どうせお前に会いたがってた奴もいるし」
「誰?」
「ネギま」
「あー!ネギかぁwネギ元気?ちゃんとご飯あげてる?」
「俺があげても、ちゃんと皿にのせなきゃくわねーよ…ったく。
ってかもうそろそろここでなきゃそのおばさん家つくの遅くなんじゃねぇの?」
「へ?わぁっ!そうだっ!!早く行かなきゃっ!!」
  



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No.447 ユキ絵☆ 08/05 02:33:51  削除依頼

 
急いた糞女は俺よりも早くベッドから腰を上げ、床に落としっぱなしだった携帯を掴む。
俺の視線は自然と、糞女の手元でゆらゆらと揺れ動くパンダへと吸い込まれていった。やがて視線は糞女の顔を通り過ぎ、掛け時計の短針へ流れる。それの先にあった『7』と『8』の間の空白で目は止まった。

「よしっ、んじゃあっちいこう?もう、落ち着いたっしょ?」
「ん?あぁ…そうすっかぁー」

ベッドの上に放置していた氷嚢を手に取り立ち上がる。くっ。と一度伸びをして、先にドアノブを掴んだ糞女へ続いた。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

ホールに戻るとキッチンでコップを洗っていた春彦が何だか一瞬ニヤっと笑った気がした。……が、こっちがその笑みに気付いたことに気付いたか、春彦は直ぐに表情を何時もの頬笑みに切り替えていた。
……だから何故こいつは最近俺を前にするとニヤつくんだ畜生。嫌がらせの激しい奴だぜ…。

「おっ輝殿落ち着いたか…」
「ちゃん、と…き、がえた…」

春彦と餓鬼に掛けられた声に、さんきゅ。と軽く礼だけ言って、鼻血が染みたシャツを畳む。カウンターに置きっぱなしだった鞄からビニール袋を取り出して、それにシャツを入れて鞄の中へ仕舞っておいた。
すると何を思ったかコップを洗っていた春彦が一度手を止め、こっちへ苦笑を見せつけてきたのが視界に映る。
ああ!……つーかどうでも良いけど手止めるなら水道も止めろよ…水ジャージャー流して勿体ねぇな…!お前んちの水道光熱費って毎月バカ高いだろ…!春彦とは絶対同居したくねぇ…!

「灯さんから電話だったみたいだな」

って、えすぱー!?

「なっ!?なんでわかんだよっ」
「こっちまで輝殿の声が聞こえたよ」
「うる…さ、かった…」
「うるさかったっておまえなぁ…」

うんこ色した臭せぇ汁…名前なんだってか?あ、ウンココア(笑)とかいう名前の☆臭せぇ汁☆を飲みながら、歳下のくせにこの俺様に偉そうな発言をしてきた餓鬼。
それに溜息吐いて鞄を持ち上げると、やっと春彦が水道代金の門を閉めて、白いタオルで手を拭きながら俺達の方へ戻ってきたのが見えた。
  



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No.448 ユキ絵☆ 08/05 02:34:04  削除依頼

 
「帰るのか?輝殿」

その問いに一つ頷き、親指で糞女をピっと指差した。

「あぁ、というかこいつもな。飯食わせてもらうから」
「ってことで、帰りますっ!ごめんね、仕事もしないで…」
「綾殿は気にしなくていいぞ。あっもちろん清殿も気にしなくていいからな」

……。

「おい、俺は何だよ俺は」

何だ今の“間”はっ!つかなんで俺の名前が入ってねぇの!?え、なんか朝木春彦さんから灰塚輝に対するイジメですよね?これ。あまり酷いと告訴するぞマジで!皆俺をスルーして春彦の言葉に頷いてやがるしよ…!
明らかに俺が不機嫌になったことを察したか、今更になって春彦が、まぁまぁ。と有りがちな言葉で宥めてきた。
……なんか腑に落ちないと言うかムカツクんだけど…。まぁ良いか。

「んじゃ、明日は栖鳳中学に10時な」
「うんっわかってる。みやは自分で来れる?」
「ハルと、ここ…でまち、あわ…せるから…」
「そっかそっかっ!!わかったっ!」

糞女に問われて、臭せぇ汁を一口含んで飲み込んだ餓鬼は何時にも増して控え目な声で回答する。何を心配してんのかその時の表情が何処か不安気で、逆に俺の方が何か餓鬼のこと心配になってきた。
……ま、でも春彦もいるし。例え何かあっても大丈夫だろ。
餓鬼を横目に当て、軽く右手を上げながら出口へ向う。背中の後ろに足音が聞こえて、何だかほんの少しだけ口元が上がりそうになった。

「んじゃまたな」
「バイバーイ」

その後直ぐに伝わったのは、何時もの乾いたベルの音。
  



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No.449 ユキ絵☆ 08/05 02:34:18  削除依頼

 
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

おばさんのパイ投げ対策の為に、スウェットを取りに家路を行っている最中。

「良かったねー。はるが替えの服持ってて」

ふと、糞女が、春彦の替えの服についての話題を出してきた。
…そう言えばなんで春彦の奴、替えの服なんてアジトに用意してるんだよ。あいつ、アジトに住んでるわけじゃねぇんだろ?だったら自宅で着替えれば良いじゃねぇかよ。流石AB型だな、やることが謎い。…あ、まだ血液型聞いたことねぇからAB型と断定できねぇけど。
…それはともかく、っていうか何かこのシャツ大きくねぇか……?
シャツの襟の部分摘んで見つめる。道の脇に駐車してあった車のボディーに映る自分を一瞥して、シャツが自分に似合いるかをチェックした。……なんかやっぱりちょっとでかい…。借り物だから我儘言えねぇけどさ。

「ってかなんであいつは替えの服をアジトにおいてんだよ」

シャツの大きさに対する蟠りは捨てて、ふう。と一つ息を吐く。そして、糞女に言葉を一つ渡した。

「いや、あたしもおいてるけど?」
「はっ!?何でおれにおしえてくれねーんだよ」
「いや、だってもう知ってるかと思ったんだもん」

知ってるわけねぇだろうがっ…!なんで何時も皆して俺を除者にするんだよ…!
仕置きでげんこつを落としてやろうと右手に軽く拳を作ると、糞女が不機嫌そうに、ぷくっ。と頬を膨らまして上目で俺の顔を見上げて来た。刹那、刺されてはいけない隠れたところを刺された様な――心臓の辺りの幅が狭くなる何とも言えない感覚が走って。気がついたら拳は解けていて、代わりにその手は顔を覆い、糞女の方から真逆方向へそっぽを向いていた。
あ、くそっ……なっ、なんか負けた…。

「とっとにかく!そういうことはちゃんと教えろっ」
「むぅ~…わかりましたよーだ」

完全に気を悪くしたか、ふん。と鼻を鳴らした糞女が曲がった角は、何時もと通るルートとは違う道――商店街へ繋がる曲がり角だった。

「なっおまっ何でそっちまがんだよッ」
「いいじゃーん。こっち行ってもアパート着くでしょー?だって嫌な予感するしー」
「嫌な予感ってなんだよ」
「行ってみれば―?」
  



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No.450 ユキ絵☆ 08/05 02:41:15  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです;(時間外、本当脳みそ弾けるほど申し訳ないです><;
ヘロヘロのベチョベチョのグダグダのグレグレのヨレヨレの駄文で本当申し訳ない…。

何だかここ最近色々あって大変心身ともに枯れ果て死にそうな(´・ω・`);;;

そして本当ずっと溜めてて先延ばししまくって申し訳ないですがコメ返はまたの機会に…;;;
必ず返しますので、本当にすみません;づおおおおお;追放だけはご勘弁をおおお><。、
もうこれ以上は…寝たくて…でも明日の宿題あるからまだ寝れない。。。orz;;
皆さんにとってプラスなことが出来ない;ああ……全てにおいて本当に申し訳ないです;;;



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No.451 ユキ絵☆ 08/07 00:39:34  削除依頼

* 灰塚 輝 *

しれっとした口調で言葉を捨てていった糞女が、商店街へ向うその足を止めることはなかった。
……何だよ。嫌な予感がするって。ただ俺と帰りたくなくなったからって適当な理由言ってるだけだろ…。ふざけやがって…。

糞女が曲がった角に行くのは何となく悔しくて、何時も通り目の前の道を真直ぐ進む。
すると、なんだか急に花畑家に入り込んだような……視界は何時もと変わらないのに、周りの空気が何の前兆もなく精彩に富んだ物へ変化したというか…。何とも、"目に見えない何か"が道の先から放たれている気がして止まなくなった。
訝しみながらも足を進めて行くと、ふっと目の先に人影が映る。その姿こそが先程から感じているオーラを放つ者の正体だったようで、更にそれが面識のある人物だと判った瞬間ビキっと片頬が硬直した。

「げっ、あの人は……」

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

駆け足で追いかける。コツっ。糞女の頭を叩いたことにより手の甲に緩い刺激が走った。
そのまま糞女の隣に移り、肩を並べて商店街へ向う。「おまえが言ってたこと分かったわ」そんな言葉を吐いた時、先程見た人物の表情が脳裏に霞んで思わず苦笑が浮かんでしまった。

――なんでこの時間に弁当屋の兄ちゃんがいたんだよ。しかも何か超がつく程上機嫌だったし。

さっき道の先で俺が見たのは、間違いなく何時も利用する弁当屋の、兄ちゃんだった。
兄ちゃんは、何か良いことでもあったのか周りに誰もいないのに花畑家のオーラを放って一人で笑っていて。あの人、唯でさえ喋ると長いし…もしあの時引き返さずに堂々とあの人の前通ってたら「よっ、灰塚くーん!今日は綾ちゃんいないの?綾ちゃん」とか言って糞女の名前を連呼しながら呼びとめられてたな…。確実に。
そして、あの道に弁当屋の兄ちゃんがいることを察した糞女も…なんか凄すぎるっていうか、エスパー…なのか?っていうか俺の周りってエスパー多いな、おい。ケー●ィですか、ユン●ラーですか。全く。
   



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No.452 ユキ絵☆ 08/07 00:39:51  削除依頼

  
アーケードをくぐると、俺の自宅の最寄駅へ続く道でもある商店街が視野を埋め尽くした。
キョロキョロと忙しく視線を動かすと、女子高生の二人組と入れ替わりで服屋に入って行った二十歳くらいの女や、ケーキ屋から出てきた会社員らしき男がなんとなく目に止まった。流石駅が近くなだけあって、人通りは多く、並ぶ各店の客の出入りも激しいようだな。

「もう7時なのににぎわってるなー」
「駅に続いてるから人通り多いんだねー」

久々にこっちの道から帰ったからなあ。遠回りだし、普段あんまり商店街なんて用ねぇから。でもまぁこうして色々見回すと、なんか面白そうな物や美味そうな物たくさん売ってんのなッ。
ゲーム屋とか玩具屋とかあんのかな。新しい格ゲーのソフト欲しい。あっ。昨日のゲーセンで金使っちまったから今現金95円しかねぇんだった…。俺の格ゲーが……遠くなってゆく……。
ケーキ屋の隣に立つ店から、独特の生臭さが届いた。
そうだ。魚屋…寄って行こうか。鮭、欲しい。あっ。昨日のゲーセンで金使っちまったから今現金95円しかねぇんだった…。俺の鮭が……遠くなってゆく……。

「?」

不意に糞女の視点が前方の一点に居付いた様な気がして、俺もその一点に目を向けた。

「ホントにあれでよかったのか?もっと高いのでもよかったんだぞ?」
「あれでいいの!!あれが欲しかったんだからー」
「でもさぁー…「い・い・の♪」

目を向けた先に有るは、前方から此方に向かって歩いてくる、若い男女の二人組。
こういったシーン、良くドラマとかで見るけど――会話からして、女の方が男になにか買ってもらったりしたんだろか。男の腕にベタベタとひっつく女の表情は快晴以外の何ものでもなくて。その顔を見た男も、嬉しくなったか微笑んでいた。…ああ……はいはい幸せ幸せ本当ありがとうございます。
何となく面白くなくなって。はぁ。と溜息が一つ溢れ出る。すると、それに気が付いたか顔を覗き込んできた糞女と目が合った。

「どっどうしたの?」
「ん?このあっつい時にあんなにひっついて暑苦しくねぇのかなって思ってよー」
「ひかるは…ヤなの?」
「嫌っつーか…あっついなかあんなひっつくのは…暑苦しくねぇ?」
「…そっか」
   



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No.453 ユキ絵☆ 08/07 00:40:03  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

あの会話を最後に、お互いあまり言葉を交わさなくなった。なんだか、糞女の様子がおかしくなったと言うか……妙に沈んでいる様な、話しかけちゃいけねぇ雰囲気になったというか…。
兎に角気まずくて、商店街を出てから俺の住むアパートが見える路地まで大した会話もせず、何処かの空き地からでも鳴いているのか“ジーー”と切れ目なしの虫の鳴き声が煩い程に響き渡っていた。因みに無駄な雑学が好きすぎる父ちゃんの教えによると、この鳴き声、"クビキリギリス"と言う褐色のキリギリス科のバッタっぽい虫の鳴き声らしい。それ以外にもクビキリギリスについて長々説明されたが、もう覚えてない。本当に役に立たない知識だ。

「おい?どうした?」
「何でもないっ!ほらっひかるんち見えてきたよー!!」

何時までも悶々としているのが嫌だったから、ついにしびれを切らして糞女に"何があったか"を訊ねてみる。……が、流されたのか、それとも俺の勘違いだっただけで本当に何でもなかったのか、糞女はやけに明るく答えてみせて、直ぐ近になった俺のアパートに向かって足を速めた。
なんでもねぇなら、良いんだけどよ……。
アパートの階段を上って行く糞女に続いて、また一つ小さな溜息が漏れ出した。


あれ。鍵が見当たらねぇ。
階段を上っている最中、俺は自宅の鍵――修学旅行で買った三猿のキーケースを探していた。これから鍵と鍵穴とバトルしなきゃならねぇと思うと、本当に腐って気抜ける。なんか、今日は色々あって疲れたから事がスムーズに行ってくれると有難いのによ…。だけど、そういう時に限って上手くいかないんだな、人生さんってのはよ。マジ畜生が。
階段を上りきって、照平の部屋を通過し202で足を止めた。しかし部屋に着いたは良いが、未だ修学旅行で買った三猿のキーケースが見つからない。糞女は、部屋のドアの真正面に位置する柵にもたれかかって、鞄の中を漁る俺をただじっと見ているようだった。

お。あった!

鞄の中に入り込んでいた指先が、探し求めていた感触に巡り合う。それを摘み出すと同時に何処からともなく、ガチャ。とドアが開いた時に良く耳にする音が聞こえてきた。
   



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No.454 ユキ絵☆ 08/07 00:40:28  削除依頼

 
おかしい、まだ俺はドアに鍵を差してねぇのにドアが開くなんて。そう思って自分の部屋のドアを見ると、当然俺の部屋のドアは閉まったままで。はっ、と気がついて隣の部屋――201号室に視線を流すと、予想通りそこには201号室から出てきた照平の姿があった。
……だから、なんで照平は俺が帰ってくると同時に何時も姿を現すんだよ…。

「こんばんはデス。えーっと…綾さんでしたヨネ?」

いかにも『あら、偶然部屋出たら先輩と綾さんに会っちゃいマシタ☆』な雰囲気を醸し出しながら、糞女に(…何を狙ってんのか異常なほど綺麗な)微笑みを見せる照平。
見れば見る程ムカついてくるから、こんな糞外人は無視してさっさと鍵とのバトルを開始した。

「うん。こんばんは!照平くん。どっかお出かけ?」
「イエ。ネギまにエサをやろうとしたのデス。でも先輩帰ってきたみたいなのでいいデス!」
「そっかそっか、あたしがやっとくよッ」
「ありがとうございマス!」
「おいっ糞女!!開いたからさっさと入れ!照平も何やってんだよ」

耳から耳へ流そうとしても上手く流れて行かない二人の会話に、カチン、何かが頭に来た。共に、カチン、と部屋の鍵も開く。
忌ま忌ましい照平の頭をぶん殴って、糞女の腕を引いて自分の元へ近づけた。

「先輩痛いデスヨ~;;ちょっと綾さんと話してただけじゃないデスカ」
「うっせぇ、てかネギまに飯やってなかったのかよッ」
「まぁまぁ、あたしがやるしさっ!ねっ?照平くんも暇じゃないんだから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´・ω・`);;(ここまで来て追いつけなくて本当すみません;;;;;

ひゃあああああああああああ;;;;;もう糞駄文というか、意味分からない次元ですね;;
本当もうしわけない><<<。<、
途中の「…そっか」~「おい?どうした?」までの間はいくらか時が経っているつもりです;
なんだかもう私の脳内が思考停止!!!!!!!!!になってしまって糞極りなくて;;;;;


そして、明日の夜中に家を出発して日曜の昼頃まで
兄と一緒に新潟の虚空蔵にイモリの採集に行くのでPC方に顔出しできなくなってしまいます;
ので、その期間何かありましたら携帯の方にメール頂けるよう
予め報告させていただきました(´・ω・`);;;本当申し訳ないです><、、
 



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No.455 ニックネームは削除されました 08/07 19:44:34  削除依頼

「雪比奈~、こんなヘボい商店街で久々の交流なんて侘しいYO!!」
栗色のツインテールと共に小さな手が動いた。
黒い艶のある革の制服のブレザーを着ていて、リボンはバッチの様になっている。
バッチは銀色の髑髏と生々しく、其処から短く垂れるリボンは真紅。

ツインテールはゴムで結んだ後に布を絡ませているようで、
微妙に形は崩れているがダイヤの形をしている。
瞬きを繰り返すその瞳も真紅である。
そして何故か小さく黒いシルクハットを被っている。
其処にもウルトラマリンのリボンが蝶々結びで止められていた。

真紅の生地に黒と深緑のチェックと言う無難な模様のプリーツスカートは
段差に乗り出している彼女が手を振るたびにひらりと力無く揺れる。
ベルト通しの所にはホルダーの五㎝ほどの棒状の布がくっ付いており、
時折風と共にひらり、と揺れた。
白い足に纏わりつく黒のニーハイと黒光りするヒールローファー。

「…あまり目立つ行動はするなと言っただろう、日和」
雪比奈、そう呼ばれた黒い肌をした男は米神を押さえた。
オレンジのベストパーカーのフードをすっぽり被り、
少し見えるインナーは黒い物で。
髪は少し癖が付いており、時折邪魔そうにフードの中に突っ込む仕草が見受けられた。
下はグレーのゆったりとしたジーパンで、靴も無難に黒いシューズだった。

日和と呼ばれたツインテールの彼女は軽快に段差から飛び降り、
雪比奈のもとへ駆け寄った。…それに続く物が、もう一人。

「ほらほら時雨!!早くしないと『捜シ者』に怒られちゃうでSYO!?」
「―――五月蝿い。分かっている」

限りなく薄いクリーム色をした髪が揺れる。
肩に付きそうな長さの髪を邪魔そうに掻きあげ、また一歩進んだ。
顔は気味が悪いほど白く、右眉の半分がバーコードの様にラインが引かれていた。
切れ長の瞳は灰色で、衣服は全身真っ黒。
夜の闇に溶け込むようなその衣服を身に纏う彼は、時雨と呼ばれた。

――不意に時雨の足元に白い子猫が擦りついた。
時雨は冷たい眼差しを其方にやると、一度ため息をついて猫を持ち上げた。

「んもう…時雨の猫好きには日和CHAN勝てないYO…」



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No.456 ニックネームは削除されました 08/07 19:46:32  削除依頼

ぷぅっと頬を膨らませた日和は時雨が何処から出したのやらミルクを
子猫に与える姿を見て盛大な溜息をついた。

と、自分たちの後ろから騒がしい音声が轟いた。
「テメェ…ぶつかってんじゃねーよ!!!」
「……ぶつかったのはお前達だろ!!世の中も分かって無い餓鬼は
大人に頭下げてりゃ良いんだよ!!」

後ろを見れば、図体のでかいヤンキーが気の強そうな年中サラリーマンの
胸倉を持ち上げ、物凄い形相でにらみつけていた。

時雨の足元に居た猫は、それに驚いて隙間と言う隙間に逃げ込んだ。
…そして、時雨がゆらりと立ち上がる。

「あーあ、日和CHAN知ーらない。時雨を怒らせた罰だよNE」
日和と雪比奈の横をすり抜けた時雨は、左から右へ、右手をすぅっとスライドした。

―――途端。
胸倉を掴んでいた男の体が右肩から左の足の付け根まで斬られる。
…そしてその血はあっと言う間に花の様に咲き、男の体が真っ二つになる。

「あ…あ、あ……お前…な、何しt「黙れ」
冷酷無比な死神は、男の残骸を軽々しく踏み潰し、サラリーマンの首の前で
左から右に右手をスライドさせる。―――これもまた、首が切断された。

「き…きゃああああ!!ひ、人殺しぃぃぃぃいい!!」
「逃げろッ!!」

女の甲高い叫び声。男の悲鳴に近い大きな声。
周りの人間が逃げ去る、靴の音と悲鳴。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
唯今戻りましたwwww←
久しぶりの原爆と言う名の核爆弾投稿は
『Re:CODE』の3名の登場です(散れ。
雑談スレで俺が乱用していた日和ちゃんのご登場←あ
とりま今日はこれで逃げます((
ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ



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No.457  

削除されました 


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No.458  

削除されました 


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No.459  

削除されました 


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No.460  

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No.461  

削除されました 


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No.462 鈴音の携帯← 08/09 06:36:16  削除依頼

朝早くにしかも携帯からですみません(-.-;)

実は457と458の間の記事が投稿ささってなくて;;

いきなりひかるくんがなんか焦ってると←

携帯からは無理なので家に帰ったら速攻で
書かせてください(><;)

ほんとすみませんでしたorz



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No.463 華樹 08/09 11:15:48  削除依頼

*宮倉清*


ハルから伝えられた情報を頼りにターゲットを探して街を歩く。
街はもう遅い時間だというのに煌びやかで、昼間よりもより存在感を増した店があり、ランプを点灯させた色も形も様々な車が道路に光の線を描いていた。
色々な人間がそれぞれ自分の目的を果たそうと、または何の目的もなく目的を探す目的で行動をしている。
ある者は日ごろのストレスを発散しようと、ある者は自分の欲求を満たすために、ある者は生活の為に、様々な人が清の隣をすり抜けていった。
そんな清も目的を果たすために街を歩いている一人だ。
ふわりと、都会独特の熱気を孕んだ風が頬を掠めて眼帯の紐と髪を揺らした。

ハルから見せてもらった資料の中身の大体は頭に入っている。
ターゲットの男はこの街の中でも一層光をばらまいている区画にあるらしい。
きゅ、と足を止めて身体を路地裏への入口へ向けた。
そこにもちらほらとキラキラとうるさすぎる程の光があって、確か、ここら辺に…


「あら?こんな所でなにしてるのー?」
「…」
「此処は、子供のくるところじゃないわよ♪」

ふと顔を上げると、金髪を頭の上に盛り、真紅の露出度の高いドレスを着た女が清を見ながら妖艶な笑みを浮かべていた。
まさか話しかけられるとは思っていなかった。
さっさと仕事を終わらせて帰りたいのに…
そう思って無視してさっさと行こうとすると、まだ何か用があるのか、女は纏わりつくように清の腕を捕まえる。

「お母さん探してたりなんかするのー? おねーちゃん一緒に探してあげよっか?」
「…」
「あれ、違うの?」
「…」
「じゃあ…おねーちゃんと一緒にお店行かない?お母さんには内緒ね? うふふ、キミにだったら一回サービスしてあ・げ・る♪」
「…」
自らの豊満な胸をこれでもかと押しつけてくる女がうっとおしくて、うっとおしすぎて清は思いっきり腕を振り払って今から向かおうとしていた路地裏への道をさっさと歩いて行った。
後ろから女の残念そうな声が聞こえたが、振り返る気など微塵もない。



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No.464 華樹 08/09 11:16:30  削除依頼

確か、ここら辺に『ラビットハウス』とかいう胡散臭い名前の店があるという事らしい。
ああ、もしかして。
前方、暗い路地裏に一件ぽつんとピンクを基調とした電飾がされてある看板が光っている。そこにはカタカナではなかったが『Rabbit's house』と書かれていた。
…これって、『ラビットハウス』じゃなくて『ラビッツハウス』じゃないのか、ていうか『Rabbit's house』って直訳すると『ウサギの家』だけど、一般的に言うと『ウサギ小屋』なのでは?というツッコミは置いておく事にする。
そこから丁度出てきた男の顔や体つきに見覚えがあって写真を取り出す。
男は相当酔っているのか、外まで見送りに出たらしい二人のホステスの細い肩に捕まりながら歩いている。
「ちょっとぉ~~大丈夫ぅ、長谷さぁん」
「だいじょーぶ、だーいじょうぶだぁって~ミキちゃん、ユカちゃんにささえられてるからなぁ~♪」
「きゃあっ!! やだぁ、お触り禁止ですよぉ~??」
「長谷さんのえっちー」
「いいじゃねーかぁ~」
「んもうっ長谷さんだからユルスけどぉ~♪」
「あははっ」


男はやはりターゲットの長谷孝太郎であったらしい。
こんな仕事柄だからか耳は良いのだが、きゃっきゃと愉しそうに会話をしているのが聞こえ、じゃれ合うようにこっちへ歩いてくる。…ああ、もう面倒だな。
できるだけ一人でいた方がやりやすかったのだが。
きゅ、と手に手袋をはめ、地面を踏みしめて、気配を消しつつ暗闇に紛れて三人に近づく。

「っ…うっ!!」
「がっ…!!」

ターゲットに肩を貸しているので隙だらけなホステス二人の首筋に手刀を入れた。手刀で首の後ろを叩いて失神させるというのは本来は危険な行為らしく、死亡する事もあり、ヘルニアになったりする事もあるようだが、多分これぐらいなら死には至らないだろうという力の加減をしたのでまだ完全には気を失っておらず、突然の首への打撃に訳が分からないようだった。
ターゲットは自分を支えていたホステス二人が倒れこんだのでバランスを崩して膝から崩れ落ちていた。
苦しそうに横たわっている二人を見て、訳の分からないといったような顔をする。

「…あれ?ミキちゃん?ユカちゃん…?おい…どうしたんだよ。何が……。 ……!!」



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No.465 華樹 08/09 11:18:34  削除依頼

きょとんとしているターゲットに後ろから近づき、首をくの字に絞めてそのまま骨をへし折った。
ごきっという鈍い音と骨の折れる感触が腕に伝わってくる。
手を離すと、ふらりとターゲットの体は揺れて、地面に横たわる音以外は音もなく地面に突っ伏した。
―――…任務完了。



生ぬるい風が通り過ぎて、そこに居た者の髪や衣服を揺らした。
ふと、昨日いきなり死んだ蚊の事を思い出した。
もう動かないターゲットの身体を視界に映して、死の理由を考えたが、清にはこの男が何故死ななければいけなかったのかわからなかった。それは当り前で、ただ、清が言えるのは、始末しろという依頼を入れた人間がいたから、という事だけ。
それは、清の両親を殺した者にとっても同じだっただろうという事は、とっくの昔に気づいていた。両親を殺した者を憎みながら、今度は自分が…

―――確かターゲットには娘が二人居た筈だった。

…憎しみの対象になる。
同じ事を、繰り返している。
きっと両親は悲しむだろうなと思いながら、手袋を手から外した。

姿は見られていない筈だ。
周辺にあったカメラもあらかじめ壊しておいた。
何処にカメラがあるか…なんてのは、ハルからの情報だったのだが。


明日は栖鳳中学に10時集合だったハズだ。
その前にハルと待ちあわせて…と明日の予定を頭の中で組み立てながら清は『ターゲットだったモノ』に背を向けた。



++++++++++++++
激しく時間外申し訳ないです、華樹です;;
そして久し振りに投稿だしコメ返しもしないですいません;;
コメ返しは今日の夜しますね!!



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No.466 サイド 08/09 18:49:58  削除依頼

ろーん←

すみません大分長い間欠席で...
今日もかけないかもしれんので、コメしときます
時間外投稿だけど別視点を←
すみません;



暗い路地裏。
昼間だと言うのに、静けさが漂い、不気味な場所だ。
そこには、3人の男がいた。

「...1..5.....よし10万きっちり受け取った。..ほらよ」

煙草を吸っている男が札束の金を数えながら呟く。
ぽんと2人の高校生位の男に箱をほおり置く。
男たちは、それにすがりつくように寄って来る。

「ほ...ほんとにこれで、前のクスリより気分が良くなるんスか?」
「おうよ。太鼓判押すぜ」

ありがとうございますとたどたどしい言葉で男に礼を言う2人。

ここは....麻薬の密売所のようだった。

「こっ..これ..これからもまた仁さんのとこに買いに...」
「そこまでだ」

「!!」
「だっ...誰だぁ?」

そこに入ってきたのは、拳銃を持った、私服の男。

「覚醒剤取締法違反、及び麻薬及び向精神薬取締法で逮捕する。...大人しくしないと撃つ」
「ひぃ.....!け...警察」

男が言うと、2人の高校生は、怯えたような目をしたが、煙草を吸った男は、にやっと笑って、懐に手を入れる。

出てきたものは......拳銃。

「刑事さんよぉ...ワリィけど俺もこんなん持ってるんだよね..」
「それがどうした」
「何?」

煙草の男は、刑事が全く動揺しないのをみて、眉を動かす。
刑事はにやっと笑う。

「使う前に撃てば良い話さ」

ぱあんぱあんと銃声が響く。

「くぅ....!」

男たちが倒れていく。
撃たれたのは、足の筈だが、何故か、男たちは、そのまま動かなくなった。

刑事が撃ったのは、睡眠薬だったのだ。

「全く...嫌だなこんな少年が起こす事件が増えて」



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No.467  

削除されました 


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No.468 ニックネームは削除されました 08/09 19:41:13  削除依頼

静まり返り、その上人気がない商店街。
まるで歩行者天国だと思い込んでる様に道路のど真ん中を
平然とした顔であるく雪比奈、日和、時雨。

――不意に背後からカタカタ、硬い物がコンクリートにぶつかる音がした。
それも、大量に。

「ほら時雨の所為で警察SAN来ちゃったでSYO!?」
日和がツインテールを振り乱してぷぅ、と頬を膨らませた。

カタカタなるのは警察官の靴の音。ジャキ、と金属音。
そして三人はあっと言う間に青い衣服を身に纏う警官に囲まれた。

「う、動くな!!殺人の容疑で逮捕する!!」
一斉に向けられた金属の塊―拳銃を冷たい眼差しで三人は見つめる。

「…誰がこいつ等の相手をするんだ」
雪比奈は米神に右手を添え、面倒臭そうに言う。

「じゃあアレ!!アレできめYO!」
「な…何を騒いでる!!手をあげr「ジャンケンPON!!」

警官の怒声は、日和のその言葉によって踏み潰された。
時雨と雪比奈はグーをだし、日和がパーを出している。
すると時雨は舌打ちをして日和に背中を向けた。

「…さっさと済ませろよ」と呟いて。

「えー、久しぶりの獲物なんだから三分ぐらいいいでSYO?」
「何の…」
「何って…」
日和は電柱に寄り掛かり、ニッコリ微笑んでその言葉の続きを添える。
「誰がオジサン達を殺すか、決めてたんだYO」
奇麗な色の瞳が、黒ずんだ。…否、警官にはそう見えた。
目を点にする警官たちを日和は一瞥して、右手を前に出した。

「安心してYO。お望みどおり痛い思いして殺してあげるかRA☆」
日和が怪しく…薄く微笑んだ瞬間、"何か"がコポコポと音を立てた。
最期に響くは、断末魔。

///////////////////////////////////////////////////



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No.469 ニックネームは削除されました 08/09 19:41:40  削除依頼

*海咲 璃音*
「―――私、帰るわ」
立ち上がり、んー、と伸びをした後そう吐きだした。
すると萩が現実に引きずり戻された様に肩をビクつかせる。

「今日は何か用事があるのか?」
萩は煎茶を一度口に含み、私の方へ向きなおした。

「え、んー…何て言うか…仕事、なのよ。」
そう、仕事。先程大神からメールが入ったから。
着替えなくちゃいけないから早めに退散することにした。

魁はさっきからパソコンの前で手元の資料を見つめている。
…人の資料だったら、全部揃ってるのになあ。"存在しない者"のアジトには。

「また夕方になったら帰ってくるわ。…無理かも知れない可能性が大だけど」
金色のドアノブに手をかけ、軽く引けばドアは安易に開く。
…そいえば魁は本当に始末屋にドアの修理費をツケたらしい。←

ドアの外に出て、朝の冷たい空気を吸い込んだ。
そしてドアの看板をCLOSEからOPENへひっくり返した後、
学生鞄を肩にかけて自分の家へ戻ることにした。…うん。

――――――――――――――――――――――――――――――
えと、明日から十五日まで留守にさせて頂きますorz
岩手のおばあちゃんの家に行くので…はい。
あ、因みに次からは「桜小路 桜」「大神 零」「刻」諸々が出て来ます。
まあもう一つのお仕事編と、異能に関して出て来ます←あ
ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ



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No.470 鈴音 08/09 19:42:51  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「おじゃましまーす…」
「そんな挨拶いいからさっさとあがれ」

一応他の人の家なので遠慮勝ちに小さく挨拶をして靴を脱いでいると
後ろから背中をどんっと押された。
そのせいで前につんのめり危なく転ぶところだった。
靴もあらぬ方向へ向いていて、女としてこれはだめでしょ…
と思いながら、あたしはひかるが上がってから玄関の靴を揃えた。

揃え終わって居間の方に行こうと足を動かすと、久々な感じの聞きなれた
カタコト言葉とどなり声が聞こえてきた。

「オカエリ!クソオトコ!オカエリ!」
「だーーーーっ!!何度言ったら分かんだよこの糞インコっ」
「クソオトコ!メシ!クソオトコ!メシ!」
「うっせぇ!!俺は準備があるんだよッ!!糞女にもらえっ」

おいっさっさとこいつに飯やってくれ!!
そう続けて叫んだひかる。
薄い壁何だから近所迷惑になるっつーのに…なんて考えながらもはいはいと言って
居間のほうに足を踏み入れた。

その瞬間バサッと羽音が鳴って、ガシャンガシャンと金属のすれる音が軽く響いた。
音のする方を見るとネギが羽をバサバサと開きながら鳥籠の棒に乗って軽く
ヨロコビノマイ的なものをやっていた←
てかそう見えた(おい

「アヤ!アヤ!!アヤ!!!」
「はいはーい、久々だねぇネギっ!って言ってもそんな久々でもないかw」

後ろでひかるが荷物をまとめている中、あたしはエサの袋を引き寄せて鳥籠の扉を開いた。
その瞬間、ネギは飛んで、空中を2・3周した後あたしの指に止まった。
頬を近づけるといつものように頬ずりしてきて…
もうやんばいっ☆超かわいいっ!!!

ネギがのっていない方の手をエサの袋に突っ込んで一握り分くらいエサを取る。
頬から離し、ネギのくちばしの先にエサが乗ってる方の
手を差し出すとツンツンっとエサを食べ始めた。
癒されるゥ~~~!!!

「おいしい?」
「オイシイ!アヤ!オイシイ!」

あれ?前にもこんな会話したな??←
なんて思いながらも少しずつエサを袋から出して食べさせる。

すると荷物をまとめ終わったのかひかるがすとんとあたしの隣に腰をおろした。
いきなり隣に腰を下ろしたもんだからビックリしてあたしは一瞬肩を揺らした。
それを知ってか知らずか、ひかるは軽くトントンと肩を叩いてからふっと笑う。



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No.471 鈴音 08/09 19:44:38  削除依頼

「どうかしたか?」
「いや、別に!!気にしないでっ」
「てかよー…ほんとなんでお前ばっかりなつくんだ??
俺だと手のひらからなんて絶対たべてくんねーしよ」

ぶつぶつ言いながらちらちらとネギとあたしを見比べてため息を吐くひかる。
うーん…んなこと言われたって…ねぇ。

「あんましなやむことじゃないと思うけどなぁ…」
「だって飼ってからもう結構たってんだぜ?
なのになんでひょっこり現れたお前の方になつくんだよ」
「うーん…まぁほら!ペットは飼い主に似るって言うし?
ネギもちょっとへそ曲がりで素直じゃないんじゃないの??」
「…チョットマテ。お前今ものすごーく俺のこと馬鹿にしなかったか?」

ありゃ?気付いたか;;笑
意味分かんない言葉見つけちゃいました的な目であたしを見てくるひかる。
あたしは目を合わせないように天井に視線を向けたりネギに向けたりして視線をかわした。
いやだって…目ぇ合わせたら最期な気がする…←

「そっそんなことナイヨ~?」
「照平っぽく言ってんじゃねぇよ…」

そう言ってコツンと軽く頭をたたくひかる。
なーんであたしがたたかれる必要があるのかなぁ?(いや、いろいろあります←)
なんて思って軽くほっぺを膨らましてひかるを見るけど、あたしを叩いた拳と
今浮かべてる笑顔がなんだか優しくて、あたしまで心がほわほわしてきて
知らないうちになんでかえへへっと笑っていた。

「なに笑ってんだよ」
「いや別に~wwなんでもないデスヨ~」
「だーかーらー…照平口調やめろっ!」
「えー…なんでそんなおこんのよー」

別にちょっと照平くんの口調に似せただけなのに…
そんなにこの口調が嫌いなのかな?
だからいつも照平くんに会うたび暴力振ってんのか?
いやでもあれは本気じゃないはずだし…。

「そっそれh「アヤ!モット!アヤ!」

どこか焦った表情を浮かべながら答えようとしたひかるの言葉を
遮ってネギがご飯をねだってきた。
するとあらかさまにほっとした表情のひかる。
…いまだけちょっとネギが憎い←ちょww
もう少しで聞けたのにっ!!

「ほんとよく食べるねー…はい、どーぞっ」

がさごそと空いている手を袋の中に入れ、また一握り分つかむ。
そしてそれをくちばしの近くに持っていくと突っついて食べ始めた。
時々キョドル感じがまた可愛くてさっきの憎い気持ちがだんだん薄れてきた。



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No.472 鈴音 08/09 19:55:28  削除依頼

でも、ここまでご飯食べるのめずらしーよなー…
まさか昨日ご飯あげなかった!?
灯ちゃんとかすごく喜んでやりそうなのに…

「つかこいつよく食うな…」

ひかるも同じこと思ったのかジッと目をネギのくちばしのとこに近づけていった。

「ほんとにねー…。でも、まさかとおもうけどひかる昨日の夜ネギに
ご飯やってないとかじゃないよね?」
「んなわけねーだろ!?ちゃんとおれがやったっつーの」

むきになるひかる。
どうやらご飯は本当にやったらしく、んじゃなんでだろ…とまた疑問が浮かんでくる。

「んじゃなにしたんだろー…ご飯、食べる時に食欲がなくなるよーなことあったのかな?」
「……ぁ」

…あったんかい。
いま思い出したとでもいうように小さく声を出したひかる。
いったい何があったのよ…。

「はぁ…やっぱ何かあったのね」
「いやぁ…その、灯の飯がな、異様なにおいを放っていたわけで…
多分それで食欲がなくなったんだと…うん」
「うわぁ;;ネギ超かわいそう!!」

灯ちゃんには悪いけど…だって普通に料理作って異様なにおいを
発するってどういうことよっ;;
普通に作ってれば、それなりにはなるはずなのになぁ…

「しっ仕方ねーだろ!?あいつは料理下手なんだよっ。
その上、あいつすぐに仕事だって帰るし、あのにおいの処理超困ったんだからな」
「んなこと言ったって…ネギと灯ちゃん会話??したりしなかったの?
灯ちゃんとかひかるの夕飯よりネギのほうに行くかと思ってたのに…」

いくら仕事があって急いでるからって言ったって灯ちゃんネギの相手とかしそうなのに…

「そんなことしなかったよ!あいつ料理だって超時間かかったし、
それ以上にこいつのこと見てる余裕なんてなかったんだろ?
ってかあれ?そういやこいつにしては珍しく灯の名前呼ばなかったな…」

そう呟いたひかるの声を聞いてふっとネギを見るがネギは普通の
インコらしく目をきょとんとさせてえさを突っついている。
そんなネギをじっと見ながらおかしいなと首をかしげるひかる。
うーん…確かに…ひかる以外の人なら大体名前呼ぶはずなのに…。
しかも幼馴染の灯ちゃんのことをネギが呼ばないなんて…。

「ネギ…呼ばなかったんだ」
「あぁ、そいやこの頃お前の名前しか聞いてねぇな。こいつの口から」



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No.473 鈴音 08/09 19:57:19  削除依頼

その言葉にちょっとビックリしてネギを見ていた目をひかるの方へ向ける。
しかし、ひかるはいまだにあたしの指に乗っているネギを見つめたまま考え込んでいる。

でも…なんだろ…ちょっと嬉しいかも!
だって、ひかるのペットがさ、灯ちゃんにはなつかないであたしにはなついてくれてて
あたしの名前しか呼ばないなんて…すごく嬉しいなぁ
ほんとにちっちゃなことだけど、ひかるの身内から灯ちゃんよりも好かれてるって
感じれることがすごくうれしくて自然に顔が緩んだ。

「そっか…そっか!」

小さく1人で納得したような言葉を出す、それが聞こえたのか
ひかるは頭に疑問符を浮かべてこちらを見た。
すると、ネギがちょうどご飯を食べ終わったようなので鳥かごに戻す。

「なにが“そっか”なんだ?」
「ん?なんでもないのっ!気にしないでっ!」

そう言って斜め上にあるひかるに向かって笑いかけ、立ち上がった。

「ひかる!準備できたんだよねっ!!」
「あ?あぁ…」
「よしっ、んじゃいこっか!ほら!立って!」

立ち上がってからひかるに向かって手を差し出す。
ひかるは一瞬キョトンとしたがすぐにあたしの手を取って立ち上がる。
ほんとはそのまま握っていたかったけど、――彼女じゃないし
すっと手をできるだけ自然にはずして、置いてあるスクバを肩にかける。
そして、ネギのほうを向いてヒラヒラッと手を振った。

「それじゃネギ!またね!」
「マタネ!アヤ!マタネ!」

ネギのその声を聞いて玄関まで歩いていく。
ローファーをはいていても後ろから足音が聞こえない。

ひかるどうしたんだろ?
ローファーをはきおえたあたしはくるっと後ろを振り向いた。
するとなんでか左手を見つめて、見つめているかと思うとギュッと拳を作るひかる。
なんか…ひかる悔しそう??

「ひーかーるー?置いてくよー?」
「…は?えっあっちょっまてっ!すぐ行く!」



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No.474 鈴音 08/09 20:01:33  削除依頼

その声とともにひかるはカバンをひっつかみ、あたしのいる玄関に向かってくる。
2人一緒はチョイ狭いので、ドアを開けて外に出る。
外に出るとあたりは一面真っ暗で家々の明かりがぽつぽつとついていた。
そんな景色に見入ってると後ろでドアのしまる音と
鍵をガチャガチャと回している音が聞こえた。
ふっと後ろを振り向くとそれと同時に鍵がガチャッとまわり、
ひかるはよしっと軽くガッツポーズした。
…鍵閉めるだけでガッツポーズって(笑

「鍵閉まったねー。んじゃいこーかっ!」

携帯のサブディスプレイを見ると時間は夜8時。
早く行かなきゃ、おばさん達が待ってるなぁ;;

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっいろいろすみません;;
途中だけはあれだと思って、最初から書き直しました;;
若干書きなおしたところがあって…すみませんorz

そして時間外で微妙に紫凛さんとかぶってしまったので
そこの削除もあたしです(汗

えってか紫凛さんのおばあ様岩手なんすか!?
えっあたし岩手県人ですが←ちょっ;;
もしかしたら車をお見かけしたりするかもで!?
うわぁぁぁぁ;;ビックリです;;

てかここ何気お母さんの実家とか岩手の人多くてちょっと嬉しい♪

ってなわけで…えーっとこんな感じですはい;;



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No.475 ユキ絵☆ 08/11 23:32:49  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

無性に腹が立って照平の頭を殴り、糞インコの餌やりを遅れたという弱みに対し糾弾してやろうと噛みつくと、透かさず糞女が「まぁまぁ、あたしがやるしさっ!ねっ?照平くんも暇じゃないんだから」と、俺を懐柔しようとでもしているのかやけに顔色を窺う姿勢を見せつけてきた。
糞女のやつ…なんで照平の肩持つんだよ…馬鹿にしやがって…。元はと言えば、お前が仲良さそうに照平と喋ってるからこうなったんだろーがよ……!
糞女の計らいに虫酸を走らせていると、不意に照平の顔に悪戯っぽい色が浮かんだのが見えた。ヤツは後輩のくせに何時も何かにつけて先輩である俺を馬鹿にして来る男だが、今回は今までの侮辱の中でも特に酷い攻撃をしかけて来そう…――判断の材料もないのに、ふとそんな嫌な予感が上った。
…何だよ。その顔は。
そう問うてやろうとした刹那、照平が俺の右耳に口元を近づけてきた。そして、何事もなかったかのように耳元から顔を離し温かく微笑む。「先輩のくせに後輩に酷い嫉妬とは格好悪いな…嫌われちゃいマスヨ?大好きな糞女さんに」そう耳打ちした、後で。

「はっ!?ちょっマテ!照平///」

正鵠を射られた――そう言葉として理解する前に、一度ギクリと強張った心臓が感覚的にその事実を俺に理解させていた。

「では綾さん、先輩。おやすみなサイ♪」
「あっうん、おやすみ!」

月の裏側まで蹴り飛ばしてやろうと呼び止めるが、照平はそんな俺を一切相手にせず軽く右手をひらひらとさせ、自室へと戻った。やっぱりどこか和んでる様な…そんなものを感じられる姿で。
あ゛―――――!!あの糞野郎っ…逃げやがって!本当毎度毎度!!嬉しそうにしやがって…そんなに俺を怒らせるのが楽しいのかよ…!!どこに楽しい要素があるのか意味分かんねぇんだよ…!マジでどういう教育受けてああいう風に曲がった人格になったんだ…!!一回で良いから親の顔が見てみてぇな!!そして親ごと蹴り飛ばす!!
乱暴に頭をぐしゃぐしゃと掻いて、吐きだすことのできない、やり場無しの怒りを更に内に秘める。その間も照平に耳打ちされたもの――酷い嫉妬、そんな言葉が俺の脳裏をこれでもかと支配していた。

「ひっひかる…?どうしたの?」
「なにが醜い嫉妬だあの野郎!!」
「…へ?」
「あっ…いやっなんでもねぇ!!気にすんな。とっとにかく入んぞ」
   



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No.476 ユキ絵☆ 08/11 23:33:12  削除依頼

 
照平に耳打ちされた内容が危うくバレそうになって、慌てて糞女の背を押して自室のドアの向こうに押し込んだ。
嫉妬…なんてしたとか糞女に知られたら何か色々ヤバいだろ。つーか…別にっ。あれ。嫉妬とかそんなんじゃねぇし…。あいつと糞女が前から知り合いだったみたいに仲良さそうにしてたから、ただ少しイライラしただけだっつの…!

「おじゃましまーす…」
「そんな挨拶いいからさっさとあがれ」

玄関でもたもた靴を脱いでいた糞女の背中を、どんっ。と押してやる。すると糞女はバランスを崩しつんのめり、灰色の玄関マットの上に勢い良く両手を付いた。
反動ででたらめに飛んだ靴を整頓する糞女を余所に、自分も靴を脱いで、それを下駄箱に丁寧に仕舞っておいた。風水によると(あんまり信じてないが)玄関が汚いと運気が低下するらしいからな。これ以上運が悪くなられたら俺死ぬから。

「オカエリ!クソオトコ!オカエリ!」

居間へ向い床へ足をつけると、みしっ。と木の軋む音が狭いこの空間に一つ通った。その音が鳴るなり「待ってました!」と言わんばかりに、居間から甲高い声とバサバサとした羽音が始まる。当然それは俺の耳へ煩いほどに入りこんできた。
……あの糞鳥…だから何時になったら俺の名前覚えんだよ!?え!?寄って集って俺をバカにしやがって!!

「だーーーーっ!!何度言ったら分かんだよこの糞インコっ」
「クソオトコ!メシ!クソオトコ!メシ!」
「うっせぇ!!俺は準備があるんだよッ!!糞女にもらえっ」

部屋が狭すぎる故、ほんの数回足を前に出しただけで居間へ到着する。
電気を点けたことにより水色の羽が明瞭に視界に入った直後、その羽の持ち主に、お決まりの生意気なフレーズで餌を強請られた。丁度その時糞女も居間へと姿を現わしたから、俺の代わりに糞インコに餌をやるようにと怒鳴って伝えておいた。

……さて。用意するのは、おばさんのパイ投げ対策のスウェットだったな…。
大体、なんでパイ投げなんてしてくるんだよ…。俺、普通に飯食わせてくれるだけで良いんだけど…別にパフォーマンスとかそう言うの気にしねぇタイプだからよ…。まぁ、おばさん本人がやりてぇってんなら仕方ねぇけどよ…。って言うか今更だがパイ投げとかどんなパワフルおばさんだよ…。
   



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No.477 ユキ絵☆ 08/11 23:33:24  削除依頼

 
クローゼットの扉を開けて、ハンガーを使わず地下置きしている服の集まりから紅色を手に取った。
……燃えたぎる真紅の火炎ジャージ…俺の様なナイスガイにぴったりなハイセンスのジャージだけど、これは流石に真赤で派手すぎるから止めておいた方が良いだろか…。一応、糞女の保護者?的なおばさんの家だし…。あ、別にだからと言って気合入れてるとかそんなんじゃねぇけどっ。
でも、ここで別のスウェットを選んだら、何か俺が長年付き合ってきた"燃えたぎる真紅の火炎ジャージ"を見捨てたというか、否定したみてぇな感じだし…それはそれで嫌なんだよな……。
"燃えたぎる真紅の火炎ジャージ"を持って行こうか、持って行かないか、持って行こうか、持って行かないか…――己のポリシーと散々格闘して、俺らしくもない甲斐性無しな心が、ついに一つの決着を見つけた。
――すまん、友よ。
決断の時。俺から溢れ出したのは、泡の様な情けない小声だった。

「情熱を相互し刎頸の友であるお前に、幸あらんことを…――」

音にならない声で願い、クローゼットの中に置き去りにされた"真紅の火炎ジャージ"を見送って、扉を閉めた。手に掴んでいた灰色のスウェット――刎頸の友の代わりを鞄に仕舞う。心にはふわふわと影を現わす虚無感だけが寂しく残っていた。

ふう。一つ息を吐いて、鳥籠に視線を持って行く。
そこには当然ながら糞インコに餌を与えている糞女の姿があって。荷物も準備できたし、そろり、と糞女の隣まで移動して床に腰を落とす。すると、何故だか糞女が「ひっ」と悲鳴でも出しそうな程大きく肩を揺らす…という反応を見せつけてきた。

「どうかしたか?」
「いや、別に!!気にしないでっ」
「てかよー…ほんとなんでお前ばっかりなつくんだ??
俺だと手のひらからなんて絶対たべてくんねーしよ」

糞女の掌に乗る餌をつっついている糞インコに、キツい視線を落としてやった。

「あんましなやむことじゃないと思うけどなぁ…」
「だって飼ってからもう結構たってんだぜ?
なのになんでひょっこり現れたお前の方になつくんだよ」
「うーん…まぁほら!ペットは飼い主に似るって言うし?
ネギもちょっとへそ曲がりで素直じゃないんじゃないの??」

……。

「…チョットマテ。お前今ものすごーく俺のこと馬鹿にしなかったか?」
  



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No.478 ユキ絵☆ 08/11 23:34:02  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(((;´д`)))すみません全然追いついてない…orz

ほわあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!
自 由 あ っ て こ そ 生 き る ぞ 勉 強 ☆(by輝に扮した虹歩に扮した背流様に扮した私

脳 GA ス↑ぱ↓――クッ↑⊂二二二( ^ω^)二二⊃ぶるうるるぶーん;(落ち付け;;
リアルに実況すると、現在頭の中身がオフホワイトのイメージで
体力の限界来たりて一度ここまでで投稿させていただきました;;;
続きはまた明日必ず…!!!!!!!もう本当すみません…orz

そして紫凛さん、台風は反れたようですが旅行お気をつけて…!!
お土産は岩手の「まめぶ」を希望しているのでよろしくお願いしまs(←まめぶヲタかw

それではまた明日訪れます;;;;;;;;;;;;



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No.479 ユキ絵☆ 08/12 23:53:41  削除依頼

* 灰塚 輝 * 

俺のペットである糞インコがへそ曲がり?素直じゃない?そしてペットは飼い主に似る?
それはつまり、俺がへそ曲がりで素直じゃないと言うことが言いたいんだな?そうなんだな?おい。お前ってヤツは、面と向かって堂々と俺を誹謗するんだな…!女のくせに無礼なヤツめが…!

「そっそんなことナイヨ~?」
「照平っぽく言ってんじゃねぇよ…」

何が目的なのか知らないが…糞女が突然照平の口調を真似して目を泳がし始めた。その挙動が腹立たしくあるのと同時に、なんとなく面白くて。コツっ、と頭を叩いて叱ってやってる最中なのに、何故か頬が緩んでしまった。
俺に頭を叩かれたことにより、糞女が不機嫌そうに頬を膨らませて顔を上げる……が、俺と目が合った瞬間には、何故か、えへへっ。と和らいだ表情を見せていた。
…何、人の顔見て笑ってんだよ。失礼な奴だな…。あ、いや…俺も意味なく笑ったから相子なんだけどよ。

「なに笑ってんだよ」
「いや別に~wwなんでもないデスヨ~」
「だーかーらー…照平口調やめろっ!」
「えー…なんでそんなおこんのよー」

不思議そうな顔をしながら訊ねてきた糞女に、ドキリと引き攣る。

「そっそれh「アヤ!モット!アヤ!」

適当な回答をして誤魔化そうと口を開いた刹那、糞インコが俺達の会話に割って入ってくるかの様に、通常よりも声を張り上げて餌を強請ってきた。
……と、取りあえず助かった…何だか知らねぇけど糞インコGJ…。照平にさっき言われたことが未だ心の隅に引っ掛かってるから、奴の話題に敏感になってるなんて悟られたら大変だからな……。必然的に「じゃあさっき何て耳打ちされたの?」って質問が回ってきただろうし…うん。

がさっ。と床の方から袋が擦れる音が聞こえて、糞女の手元に目を持って行く。糞インコの餌袋に突っ込まれたその手には、新たな餌がまた一握りされていて。
…あんまり餌やるとデブになって病気になるから控え目にしてやりてぇんだけどな……。ただ、何か今日は食欲が何時にも増していると言うか……何時も食欲は旺盛だけど、今日ほど食べるスピード早くないんだよな…。

「ほんとよく食べるねー…はい、どーぞっ」
 



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No.480 ユキ絵☆ 08/12 23:56:23  削除依頼

まさか…!餌のやり過ぎで脳がおかしくなっちまったのか…!?人間でも歳とってボケると飯食ったこと覚えてなくて、何度も飯食ったりする奴がいたりするって聞いたことあるし…。その前に鳥って脳ミソあるのか…!?俺の頭ん中に入ってるものが、こんな小せぇ鳥の中に入ってるわけねぇよな?じゃあ、何でこんなバカみたいに食欲が増えたんだよ…。
糞インコの嘴に顔を近づけ、きッ。と睨んで具合を診た。……が、具合を診たものの、特に異常は見られなくて、気づいた頃には「つかこいつよく食うな…」と胸中にあった気掛りが自然と声に出てきてしまっていた。
掌の餌を突く嘴に視線をじっと向け、糞女が怪訝な色を帯びた表情で眉を顰める。

「ほんとにねー…。でも、まさかとおもうけどひかる昨日の夜ネギにご飯やってないとかじゃないよね?」
「んなわけねーだろ!?ちゃんとおれがやったっつーの」
「んじゃなにしたんだろー…ご飯、食べる時に食欲がなくなるよーなことあったのかな?」

おいおい…飯食べる前に食欲がなくなる様なことなんて……――――

「……ぁ」

ある推測が一つ浮かんで、擦れた小声が漏れた。

「はぁ…やっぱ何かあったのね」
「いやぁ…その、灯の飯がな、異様なにおいを放っていたわけで…多分それで食欲がなくなったんだと…うん」
「うわぁ;;ネギ超かわいそう!!」
「しっ仕方ねーだろ!?あいつは料理下手なんだよっ。その上、あいつすぐに仕事だって帰るし、あのにおいの処理超困ったんだからな」

何となく昨日灯が作った料理の臭いが漂って来た気がして、右手で鼻骨を軽く摘む。そんな俺には見向きもせず――否、見向きする暇もない程腹が減ってるのか、糞インコはポリポリと餌をついばんでいた。
……ま、糞女がさっき言ってた様に、ペットは飼い主に似るという話は良く聞くことだからな…。糞インコも俺に似て味や匂いとかに敏感で…昨日はあの灯の料理の悪臭の所為で食欲が低下していたのかもしれねぇな……。その反動が、今、来てると…。
 



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No.481 ユキ絵☆ 08/12 23:56:39  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_本当ごめんなさい…本当にごめんなさい申し訳ない…
何だか追いつけないでどんどん量が溜まるだけで
どうしても疲れてるのか頭が回らなくてもうギブアップしました…○| ̄|_大スランプ
明日投稿できるか分かりませんが、一応明日親がいないうちに投稿予定です;;;;;
嗚呼。本当時間外だし…もうなんだか全て申し訳ないです……消えてしまいたい…



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No.482 希影 08/13 22:17:04  削除依頼

*桜田 魁*

「………。」

俺はベットの上に仰向けになり、右手をおでこへと置いた
ついさっきまでとはぐるりと一転して、とても静かだ

苛立ちばかりが募るなか、どうしても最後に見た璃音の顔が忘れられなかった
…っち、あんな顔させたなかったっつーのに

どうして………

こうも上手くいかねぇんだよ

ふとおでこに乗せていた右手に視線がいった

………意外とこのグローブ、相性合うんだよな

つい最近、璃音からもらったばかりのグローブを思いっきり握り締めながら目を閉じた


それから何分か経ち、目を開けたと同時にベットから起き上がり、
璃音のいるリビングへと向かうことにした

ぶっちゃけこの調子だと俺のほうが持ちそうにないから
めんどくせぇが俺から璃音に会いに行くか……はぁ

*******

「…んで、何でコイツ寝てんだ?(怒」

俺は目の前に寝ている璃音を見て思いっきり叩きたくなった

ってか俺のさっきまでの悩みは一体なんだったんだよ?

とりあえず立ち続けるのはだるいので璃音が寝ているソファの
隣の椅子に深く腰をかけて座った

……つまんねぇな。

ぶっちゃけ今の状態は俺にとって暇な時間でしかない
璃音は寝てるし…いっそのこと顔に落書きしてやろうか
あーでも、した後が大変そうだからなあー

そう思いながら部屋を見渡していたらちょうど、
開きかけのドアからいままでどこにいっていたのか、黒猫が入ってきた

「………。」

ちょうど絡む相手もいなかったので黒猫の脇に手を入れて頭上にすくい上げた

黒猫は俺の行動を不思議に思ったのか目をパチクリさせた

「……お前、意外と可愛いな」

そんな黒猫の仕草に苛立っていた俺の気持ちはほぐれ、思わず口元が緩んでしまった
俺が黒猫の頭を撫でると黒猫は気持ちよさそうに目を細めた

「…璃音みてぇだな....って俺、何言ってんだろ」

思わず口から出てしまった言葉に恥ずかしながら、璃音が起きてないは確認した

いまの聞かれたらとんでもねぇが俺のキャラじゃねぇー

*******

とりあえずいつ璃音が起きるのか分からなかったからデスクワークをしながら璃音の起床を待った
ずっとパソコンを見ていたため、眼が痛くなってきたのでひとまず眼鏡を外し、珈琲をいれてこようと立ち上がった



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No.483 希影 08/13 22:18:32  削除依頼

「…………ん」

すると何時間寝てたのかようやく起きたらしい
俺はキッチンへ行こうとしていた足を止め、璃音の顔を覗き込むように上から見た

寝起きということもあって璃音は目が半開きだった
そして俺と目が合ったと同時にゆっくりと手を俺の頬へと伸ばし撫でながらこう言った

「…魁の事、私なりに信じてるのに」

さすがにそうくるとは思わず、俺は目を一瞬開いたが
すぐさま意外と冷たい璃音の手に目を細めた
そしてその気持ちよさを逃がさないようにしっかり璃音の手の上に自分の手を置いた

そんな俺に璃音は気の緩んだ笑みを浮かべながら俺と目線を合わせた

「何か…良く分かんないけど魁は夕日と違う感じなの。」

……だって俺はアイツじゃねぇし
それ以上にもそれ以下にもなれない

「…まず俺をあの変態野郎と一緒にすんじゃねぇよ」

璃音の口からあの男の名前が出てきたことに苛立ち、ついついキツイ言葉が出てしまう

まあ、変態野郎と同類にされたくないのは確かだ
そんな俺を璃音はくすりと笑いながら

「夕日は氷雨とかと同じなの。一緒に居ると安心する…ってだけ。
綾とか萩も勿論大切だよ。…でも、魁とは違うから。」

と優しい笑みを俺に向けていった

……ん?でも待てよ、俺と違うってどういうことだ
俺は大切じゃねぇってことかよ?
…確かに怒られるようなことを少しだけしたけど…いや、結構したか

俺は璃音の台詞に軽くショックを受けていたら
璃音は俺の頬から手を離し、空いていた手のほうを握ってきた
そしてこう続けた

「…魁に感じてるのは何か…ドキドキだから。
初めて感じたの。不安定で欲張りで…そんな気持ち」

「……なッ///!」

「…綾と南が言うとおり、魁のこと好きなのかもね」

………俺、初めて天然パワー怖ぇって思ったわ
特に今日の璃音、やけにストレートすぎるぞ

俺は不意打ちに言ってきた璃音の台詞に動揺が抑えきれず、
顔はもちろん、全身に熱が回った
畜生、こんな顔だからまともに璃音の顔が見れねぇ

と、とりあえず、いったん璃音と離れないと

そう思い、急に立ったのは良かったが大変なことを忘れていた



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No.484 希影 08/13 22:20:01  削除依頼

「ッッ!??」

「あ……!」

……そういえば俺、璃音の手掴んだままだった

そして璃音がバランスを崩し、後ろに倒れていき
手をつないでいる俺も当然のごとくそっちのほうへ引っ張られるわけで……


・・・。


ソファは俺たちによって大きく軋み、余韻として軽く揺れていた
一瞬のことだったから呆けていたらいつも以上に璃音が近い

……ん?俺の前って言うより俺の下?
ってことは=俺が押し倒している格好になってるわけか
なるほど、どおりで近いはずだ………っておい、上手い具合に覆い被さったな、俺

とりあえずこの大きなソファに感謝だな
普通サイズだったら俺、間違いなく顔面強打だったし……

うーん、ってかよく考えると危なかったなー
場合によっては地面じゃなくて璃音と顔面強打しそうだったし…
瞬時に出てくれた腕に感謝だな、さすが俺

とりあえず一息つき、璃音の顔の横に頭ごとうめた

「ちょ、魁重いってば…!!」

璃音は苦しそうに俺の耳元で言った

まあ、俺がコイツに乗ってるわけだし、そりゃあ重いだろーな

俺の下で必死に俺をどかそうとする璃音が何だか可愛く璃音の言葉をスルーして
思いっきり逃がさないとばかりに抱きしめた

そして璃音の耳に口を近づけ、こう囁いた

“ お前がもし人を信じていたらどんななんだ ”

璃音が自分の問いにどう答えるかゆっくりと目を瞑り、璃音の応えをまった

「私が人を信じてたら…そうね、甘えるわ。
小さい頃に甘える事ってあまり出来なかったから。
もし相手が何かしてくれるんだったら…壊れない程度の束縛をして欲しい。
私は不安定だから…だから、束縛して欲しい」

甘える、か……
いままで俺が覚えてるなかで甘えたことがないからどんないいものなのか分からないな

あ?……壊れない程度の束縛?

「…俺と初めて会った時に束縛されるのは嫌とか言ってたじゃねえか」



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No.485 希影 08/13 22:20:43  削除依頼

―――
―――――
―――――――

『……お前、つまんねぇ顔してるなあ』

『………。』

『ま、別にてめぇがどんな顔していよーが俺には関係ねぇけどな、
 俺の店の前でそんな顔されたらこっちが困るんだよ』

『……ここ、あなたのお店なんですか?』

『ああ。奪われたら奪い返すがモットーの奪還屋さ。いまなら安くするぜ?』

『生憎、奪い返すものがないんで…』

『ふーん。ま、いいや。ってかあんた手空いてる?ってか手空いてるよな?』

『………私に拒否権無しですか。というより奪還屋なんてくだらない事で私を束縛しないで頂けます?』

―――――――
―――――
―――

脳裏に浮かんだのは俺が初めて璃音と出会ったときのことだ
…あの後は色々と大変だったなあー

+反省+
はい、逃亡していた希影容疑者でs(待て
実は昨日までPCが大変なことになってましてですねー、ついにボロがきてしまいましt(黙れ
ってことで新しいPCが欲しいんですよね、うん
重すぎて動きがスムーズにいかないし……
話戻って昨日の夜、使えたはずなのに寝てしまって投稿できませんでしたorz
しかも夏休み最初らへんは合宿があって来れませんでした><;
とりあえず今のとこまで頑張って追いつきます∀/
あと、滞納していたコメ返もそのうち……←

んで本文の反省ー。
なんか今日の一部EROちっくな方面に走りかけました←こら
そして璃音ちゃんと魁の初めての出会いを回想したりv



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No.486 鈴音 08/14 00:11:21  削除依頼

*一ノ宮 綾*
「おばさんの家ってどれくらいかかるんだ?」
「んー?こっからならそうでもないかなー…
歩いて30分くらいかなぁ」
「30分…結構かかるな;;」

確かに…ここから30分ってなるともう8時半すぎるしね~…
まぁおばさんは何時までも待つって言ってるし、十賀くんも部活とかで遅いし…
ついてちょうど食べる感じになるよねっ!

「でも学校の前通ればちょっとは近道になるから!そっち通ろう?」

あたしよりちょっと後ろに歩いているひかるに軽く振りむきながら言う。
ニコッと笑ってそのままそっちだよーと指さしてひかるを案内した。

昼の暑さとは打って変わってちょっと冷える夜。
ひかるとのちょっとした離れている距離がすごくさびしく感じる。
でも、ひかる暑苦しいのいやだって言ってたし…
いやあの時の2人は腕をからめていたけどね…
ひかるにとっては手をつなぐことも腕をからめることも一緒だと思うし、あたしだしね…
うん。ほんとはお弁当屋から帰るあの時みたいに手をつないで帰りたいけど、
ひかるの嫌がることはしたくないから。

「おいっ、ちゃんと前みr ドンっ
「ヒャッ」
「うわっ」

もやもやいろいろ考えてたらひかるの注意が後ろから聞こえてきて、
それを聞かないうちにあたしは何かにぶつかって尻もちをついてしまった。
ぶつかった何かはどこか温かくて、壁や電柱ではないことが分かる。
ってことは…人!?

「おいっ大丈夫か!?糞女!!」

後ろからひかるが駆け寄ってきて、あたしの顔を覗き込む。

「ん?大丈夫だよッ」

あたしの不注意だしねっとあたしは続けた。
そして何気なく手を出そうとしたひかるが見えて、
あたしは手を出される前に自分で立ち上がり砂をはたく。

「すっすみません!大丈夫でしたか?」

服の砂をはたいていると、ぶつかったらしき人が焦ったようすで謝ってきた。
そのどこか聞いたことがある声にあたしはうつむいていた顔を勢いよくあげる。
そこに見えたのは見覚えのある黒髪と制服。
そしてその辺に吹っ飛んでいる大量の資料が入った紙袋。

「えっ悠斗くん??」

あたしがそう声をかけたとたん相手はバッと顔をあげ、目を見開く。

「かっ会長!!!」

そう、ぶつかったのは生徒会唯一の2年生である、悠斗くんだった。
こんな時間まで…仕事やってたの!?



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No.487 鈴音 08/14 00:13:46  削除依頼

「悠斗くん…まさか、こんな時間まで仕事を?」
「そうですよっ!!圭吾さんと雅さんなんでかいつの間にかくっついてて、
「デート行ってくるわ~♪」とか超上機嫌で圭吾さん雅さんの肩抱きながら帰ってくし、
会長も南さんも何でか今日いないし…俺一人だったんですよッ!?」
「そっそうだったんだ…ごめんねっ;;」
「ごめんねじゃないですよ―――――!!」

ちょっとずれた眼鏡を直しながら、近所迷惑なんて気にせずに叫ぶ悠斗くん。
うん…苦労したんだね。その資料の量見ても分かるよ…。

「お、おい…こいつ…」
「へ?悠斗くんのこと?」
「は?悠斗…?」

悠斗くんの愚痴を聞いていると、今まで黙ってたひかるが悠斗くんを
指さしながら(失礼w)どこかびっくりした顔をした。
悠斗くんの名前を教えると、びっくりした顔をしたまま
さらに目を見開いて悠斗くんの名前を繰り返した。
どうしたんだろ…?知り合いに似た人でもいたのかな??

「あっはい。会長と一緒に生徒会で活動している屋重悠斗って言います。会長この方は…?」
「えっ…あー…あたしの知り合いの灰塚輝!ちなみにあたしとタメね」

バイトのことは一応内緒だから…バイト仲間って言えないし…。
そのほかに、つながりってないし…な。

「輝さんって言うんですか!よろしくお願いしますっ」
「あっあぁ…よろしくな」

何をよろしくするのかはわからないが、そう言ってにこりと笑う悠斗くんと
未だにびっくりした表情をしているひかる。
すると適当に挨拶が終わったのか、また悠斗くんがくるっとこっちを向く。
それにん?と反応すると、先ほどひかるにあいさつしていたさわやかボーイはどこへやら…
すぐにふにゃっと顔を崩してあたしの両手を握りながらい
まだふっちらかってる資料が入ってる紙袋を指さした。
おーおー…泣くなよ青少年←ww

「って…かーいーちょー!!どーすればいいんすか!!あの資料の山っ!!
今日1人じゃ終わんなかったから持って帰るはめになったんですよぉ!!」
「あーはいはい、分かったからあまり近くで叫ばないで…うるさい」

手を握りながら顔を異常に近づけて今にも泣き出しそうな表情で叫ぶ悠斗くん。
人間って…切羽詰まると人格変わるんだな…。
そして近いよ、悠斗くん。



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No.488 鈴音 08/14 00:16:47  削除依頼

「なっ、お前近づきs「うるさいっΣうるさいって
会長が来ないからいけないんじゃないんですかぁ!!」

あれ?今ひかる何か言いかけた?
そう思ってひかるのほうをちらっと見たが、ぐっと唇を噛んでふっと顔をそらす。
うーん…やっぱ言いたいことあったかな?
でもまず、今は悠斗くんを落ち着かせるのが先だ…。

「わかったわかったから…ってかこの間璃音とか呼んでちゃんと資料まとめたよね?」
「それとはまた別に資料が届いたんですよ!!
それに理事長のほうから了解がとれた体育祭の資料まで来て…うぅ(泣」
「あーもう、分かったわかった、だから泣かないの…ったくもー、ほら、体育祭の資料どれ?」

もう泣き崩れそうになっている悠斗くんに話しかけるとそれとそれですと紙袋を指さす。
あたしは悠斗くんの手を自分の手から離し、吹っ飛んでる紙袋を拾って悠斗くんのもとにおく。
そして、体育祭の分の資料を別にした。

「体育祭の分はあたしがやっとくから、月夜祭の方は行く人がやった方がいいと思うしね。
だからそんな、泣きそうな顔しないっ!!ちゃんと明日は
圭吾にも雅にも生徒会に来るように言っておくから」
「わかりました…お願いしますよ?」

未だに信じられないような目をしながらこっちを見る悠斗くん。
なんでそう言う目するかなぁ?(あんたが生徒会サボってばっかだからです)

「はいはい、了解。ほら、遅くなるしさっさとかえりなよー」
「わかりました。会長も気を付けて…それじゃ、輝さん、会長さよーなら!」
「あ?おっおう…」
「はいはーい!」

残りの資料の袋を持ってちょっとふらふらしながら家路を歩く悠斗くんの後ろ姿に手を振る。
うーん…大丈夫かな??まぁ、悠斗くんだし何とかなるよね。

「ふぅっ…まったく悠斗くんに会うとは…ってごめんね!ひかる」
「あ?あぁ、別にかまわねぇけど…」

そう言いながら、無言で資料の紙袋を持つひかるは、
何か引っかかったようすで目をきょろきょろさせていた。
って…

そう言ってひかるの手から1つだけ紙袋を奪い取るとひかるは
わかったよ…と観念してすたすた歩きはじめた。
おいて行かれたら困るっ!てかひかる場所しらないじゃんっ!!

「ひっひかる!?いいよっ、それ、あたしの荷物だしっ」
「別に構わねえよ。そんな重くねぇしな」
「いやっでも1つは持つ!1つだけは貸してっ!」



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No.489 鈴音 08/14 00:20:12  削除依頼

そう言ってひかるの手から1つだけ紙袋を奪い取るとひかるは
わかったよ…と観念してすたすた歩きはじめた。
おいて行かれたら困るっ!てかひかる場所しらないじゃんっ!!

そんなことを思いながら走ってひかるの隣に並んだ。
ちらっとひかるのほうを見るとどこか真剣な感じに歩いていて…
こーいう何気ない優しさ…好きなんだよなぁなんて改めて感じていた。

*-・-・-・-・-・-・-*

悠斗くんと会って数分、あと少しでおばさん家につくっていうときに
ひかるは今まで閉じていた口を開いた。

「なぁ?あの、悠斗ってやつ…誰かに似てるとおもわねぇか?」
「へ?悠斗くんが??」

そんな真剣に言うことだろうか?
なんでかすごく真剣な目をしながら言うひかるにびっくりしつつも考えてみる。

悠斗くんに似てる人…?
てかあたしの周り眼鏡キャラいないしなぁ…

「うーん…はる、とは違うし…。桜田でもないっしょー?ちょっと似てる
雰囲気はあるけど(眼鏡だし)柳は論外!うーん…だれかいるかなぁ?」
「気付いてねぇか…」
「ん?何か言った?」

真剣に悩んでると、何かぼそっとひかるが呟いたような気がして、
考えるのをやめてひかるを見る。

「いや、なんでもねぇ。俺の勘違いだったみたいだっ!」

ひかるはそう言ってにっと笑った。
その笑顔は何か隠しているようにも見えて…でも無理に聞いちゃいけないな
と思って、そっかとだけ言ってあたしは前にむきなおした。

すると数軒先におばさんの家が見えてきて、自分の顔が緩むのが分かる。

「ひかるっ!すぐそこだよッおばさん家!!」
「えっ!?あっおっおう///そっか」
「ん?どうしたの?」
「はっ!?いや、なんでもねぇよっ!とっとりあえず腹減ったなッ!さっさとつれてけ」

先ほどとは打って変わって、ただおばさん家がすぐだと言っただけなのに焦り始めたひかる。
街灯もあまりない道だからひかるの顔が暗くてよく見えない…
かお見ればだいたいどんな風に言ってるか分かるのに…。

なんてひかるの反応に疑問を抱きながらも、早くしろとせかすひかるに適当に
相槌を打ちながらおばさん家まで少し足を速めて歩いた。



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No.490 鈴音 08/14 00:22:00  削除依頼

―――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっすみませんっここでタッチです…
昨日まで遠征で投稿できず…すみませんでしたorz
しかも明日はお母さんの実家(といっても市内…けど山奥)に行くので
投稿できないかと思われます…。
すみません…。

あと華樹さん!!短編集のパス教えていただきたい><、
ってかサイドさん書いてましたねぇ♪
ヤバいです!!ヤナハギ小説萌えますわぁww



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No.491 華樹 08/14 02:02:51  削除依頼

もう投稿できるレス数が少ないのに書き込みしてすみません;;

あれ…?
鈴音さん、メール届いてなかったですか…??
8月9日にPCの方からメール送ったんですが…;;
届いて無かったようなので、もう一度そのメールを送りますねww
あ、今日はもう遅いので明日送りますw!!



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No.492 サイド 08/14 19:19:57  削除依頼

おおお!
希影さん!お久しぶりです^^
あなた様もパソコンが大変な事に.....
いや、あの...とりあえず時間外投稿すみませんでしt(殴

今日も投稿出来るか分からないので、レスだけしました;
すみません...楽器を練習したくて、やってたらいつの間にか時間がーみたいn(蹴っていい?
時間外の投稿をするかもしれないのでご了承くださi(絞



guest

No.493 ♪リンリン♪ 08/15 15:15:57  削除依頼

盗られたら盗り返せがモットーの奪還屋って昔マガジンでやってた漫画と同じですね。
パロディですか?



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No.494 ユキ絵☆ 08/15 15:46:06  削除依頼

>>♪リンリン♪様

書き込みありがとうございます。
私は「大切なものを奪還します」スレ主の希影さんでは御座いませんが、このリレー小説に参加させて頂いているユキ絵という者です。
早速質問に回答させて頂きます。

>>パロディですか?

当スレッド「大切なものを奪還します」全体としてはオリジナル作品として執筆しているものですので、♪リンリン♪様が仰られている作品のタイトル等は一切存じ上げありませんが、大切なものを奪還しますは他作品のパロディ作品では御座いません。
♪リンリン♪様が仰られている作品のタイトルが分からなく、現在此方で調べたところ、恐らく♪リンリン♪様は原作:青樹佑夜さんの「GetBackers-奪還屋-」のことを仰られているのだと推察致しました。
今回♪リンリン♪様の質問に回答させて頂きましたが、♪リンリン♪様が未だ納得いかないようでしたら、この件をスレッドでお話するとレス数を大幅に取ってしまう危険性がございますので
お手数ですがa-zzbyz-b★mail.goo.ne.jpまでメールを送りつけて下さいませ。此方は私のアドレスになりますので、もしも更に問い合わせをする必要があると♪リンリン♪様が感じておられるのでしたら、★を「@」に変換して送信して下さい。♪リンリン♪様の納得がいくまでいくらでも私が説明致しましょうと思っております。
ですので、自分都合で大変申し訳ないのですが、これ以上このスレへの書き込みは控えて頂くようにお願い致します。

今回は当スレッドへの書き込みありがとうございました。



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No.495 希影 08/15 19:21:11  削除依頼

♪リンリン♪様>>
スレ主の希影です。
疑問、もしくは不快な気分にさせて申し訳ありませんでした。
早速ですがこのリレ小はパロディではありません。
確かに私もゲットバッカーズという漫画を知っていますが、
その漫画とは違う世界観でさせてもらっているつもりです。
確かに奪還屋という設定では同じですが、私はその漫画とは別の
オリジナルティをもったひとつのリレ小として書かせてもらっています><
その他にも不満等がある場合はいってもらえたら少しでも改善していくつもりです。

ユキ絵さん>>
毎度ながら管理人である私の代わりに返答ありがとうございます><
よかったらメールで不快等の改善点を受け取った場合は私にも報告お願いしますorz
実際管理人ということもあり、最悪の場合責任をもたないといけないと思うんで;;



deleted

No.496  

削除されました 


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No.497 ニックネームは削除されました 08/16 17:02:12  削除依頼

てってれーん、唯今生還しました紫さんです←あ
さて、と。とりあえず♪リンリン♪様にご返答させて頂きます。
…と思いましたがほぼユキ絵さんや希影さんと供述が同じなために
断念させて頂きました。お力になれなくて申し訳ない。

唯言いたいのはGetBackersとこのリレー小説を
『同じ』と判断しないで頂きたいのです。 
GetBackersには其方の良さが、此方のリレ小の良さもすべて異なります。
此方のリレー小説は生粋のオリジナルだと私は信じています。
人によって解釈は異なると思いますが、どうか一緒にしないで頂きたい。
二つとも各自の良さを持ち合わせているので、そう簡単に『同じ』と
言うのは心の底からご遠慮願いたいです。

乱文及び長文をたらたらと失礼致しました。
どうかご理解頂ければ光栄です。

―――――――――――――――――――

ひぅーん、希影さんお帰りなさい(*´>ω<)←……。
とゆーかEROちっくでも良かったのに‼!←変態発言kmst
因みにお土産は持ってません!!ユキ絵さん、残念!!(たひね
てゆーか…うん、多分鈴音さんにはお会いしてません((
ベアトップの白いワンピースにスキニーだったのですが←ks

因みに小説が詰まってます。
…龍樹と麻貴の絡みが如何にも…うーん。
しかも自分如何しよう、アヤテルやヤナハギ所か魁×璃も書いてない((
今俺がどれほどチキンなのか分かった瞬間でした(*´ー`)プスン☆



deleted

No.498 ニックネームは削除されました 08/16 17:57:07  削除依頼

*海咲 璃音*

扉を開ければ皆がいて。…勿論遅刻で怒られた。
しかし一番遅れて来たのは珍しく平家さんで。
そしてテーブルに置いたのは、一枚の写真。

近場の商店街、誰も辺りには見えない。
目立つのは彼方此方にある虫食い穴の様なモノ。

「…何だヨコレ」
刻が紫煙を吐きだしながら強張った表情で言う。
「詳細は掴めていません。唯、この商店街に居た人達が殺されたと言う事だけです」

平家さんはそう言って立ち上がる。
と、遊騎が口を開いた。

「…俺、"すみか"できてん。」

**********
「―――で、何で俺等が遊騎のすみかに行かなきゃなんネーんだヨッ!」
ダン、と刻が地団駄を踏んだ。

まあ確かに私も巻き添え食らったけど…うん。
今此処に居るのは大神、刻、遊騎と私。
居場所なんてエデンが直ぐに手配してくれるから恐らく新しく手配した家なのだろう。

すると遊騎が檻の向こうの滑り台を指差した。
「あれがすみかやねん」
「…お前、俺を舐めてんのカ?」
刻がウザそうに顔を歪めた。

暫くすると、噴水を指差す。
「あれがすみかやねん」
「遊騎、悪戯も程ほどに…」
溜息をついて、大神が言う。

――暫くして、刻が腰を抜かす事になる。
――――――――――――――――――――――――――――――――
短いです。もう眠いです。暑さ負けしました。
新しいスレには少し空間があったので。うひひ。((



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