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大切なものを奪還しますⅤ【始】

[種別] おしゃべり [返] 501

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ユキ絵☆ 05/19 12:53:33  削除依頼

あなたは大切なものを盗られた時どうしますか?

諦めますか?

または替えのものを用意しますか?


…――それとも、
 

「盗られたら取り返せ」がモットーの奪還屋に頼みますか?

今日の依頼者が盗まれたのは何でしょう?

物? 人? ――…それとも、、、心?

**********


暗い闇にまぎれて一つのゲームをしよう――…


『  盗みをはたらくのは己の欲を満たすオプションにすぎない。

 
       生温い馴れ合いは要らない  』


彼らが求めるのは、


もどかしいほどの喉の渇きを潤おす“なにか”


さぁ――…今日の獲物はなんだろう?


============================================

  *約束*
・一週間に1回は来ること(無理なときはお伝えください)
・キャラを壊さない(多少はOK)
・喧嘩・中傷しない(小説内はOK)

============================================

1つ目のスレ↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=390404

2つ目のスレ↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=452484

3つ目のスレ↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=547995

4つ目のスレ↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=663158

●奪還屋●

桜田 魁の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=505732

海咲 璃音の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=501510

●始末屋●

一ノ宮 綾の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=472185

灰塚 輝の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=500370

宮倉 清の番外編↓
http://bbs.fumi23.com/show.php?article_id=463278

*企画者

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[タグ] Ⅳが終わったのでこちらへ/頑張って続けましょーねw

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No.1 ユキ絵☆ 05/19 12:55:37  削除依頼

↑すみません文字数オーバーで途切れました(´^o^);:*:;
企画者希影さんに代わってスレ立てさせていただきました...|ω・`)
…と書こうとしてました!!はい><、(いきなり滑るユキ絵スタイルw

では今日の投稿しますねーw



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No.2 ユキ絵☆ 05/19 12:56:40  削除依頼

* 灰塚 輝 *

どうしてここにいるんだよ…。なんで逃げなかったんだよ。

俺をじっと睨めて一歩ずつ近づいてくる糞女。

ああ、罰や罪悪感では拭いきれない罪が今度は糞女に移ろうとしているのか。
何やってんだ俺は。どうして、発作なんて起きるんだ。どうして。
どうして普通になれないんだよ。何で俺なんだよ、何で俺が―――
治らない治れない。なんで治ってくれない、変われない。どうして…嫌だ…。
こんなもの見せたくなかったのに、お前には一番見せたくねぇのに…。

また、傷つけた。

「なにか…あったの?」

言ってしまえば、終わってしまう気がする――それだけの理由で言えない。
あの人達を喰らい全てを奪っておいて、考える。甘いことを。俺が。
どうして終わってしまうのが嫌なのか――しあわせ、未だそんな物を望んでいる。
そうだ。また独りになるのが恐ろしくて、犯した罪を隠すような真似をする。
一生分の苦しみ、とか。償い、とか。そんなことホントは俺にはできない。

こんな俺じゃ、地獄に行くことすら許されない。
過去の自分から逃げる、なんてことがあって良いはずがねぇのに。
そのためにあの薬があるのに。最高の苦しみを受けるために。違うのかよ。
過去に犯した数えきれない過ちも、獣のまま変わらず全てを償うために。

でも。

どう足掻こうが、糞女が近くにいると…何でか知らねぇけど
如何しても今だけは"ホントの自分"でいたいと思っちまうんだよ…俺は。

「あたしには…言えない?」
「そっ!!そんなことねぇ…けど…」
「けど…?」

怖い。

「おっれは…最低な奴だから…お前が…嫌がるような話になるから」

へへっ…困ったな。話す勇気も隠す勇気もねぇなんて。
俺は蛍を護ってきた強い兄ちゃんなんだぜ?ずっと一人で戦えてたんだ。
なのに何故?どうして今更になってこんな…強くなりたい、なんて……。

「大丈夫、大丈夫」

すっと両手が伸びるのが見えた。糞女の掌が俺の右手を掴んだ。
温かい。いや、俺の手が冷たかったのか?そんなことはどっちでも良い。
下を向いていて表情は分からねぇけど、糞女は両手を擦って俺の掌を温めていた。
…ダセェな、こんなんで落ち着くなんて。格好悪い。嫌になる、あーあ。あーあ。
 



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No.3 ユキ絵☆ 05/19 12:56:55  削除依頼

 
でもそれ以上に、まだこうして誰かに相手にしてもらえるのが嬉しかった。

リナを飼い所詮食人鬼である俺が、普通の俺の姿でこうしてもらえるのが。
こうやって他人に触れてもらえるのが。糞女の手に触れていられるのが。

「ひかるは…最低なんかじゃないよ?
何があったってひかるはひかるだよ?
ねぇ…話してくれないかな?頼りにならないかもしれないけど…」

本当は。許されなくても、ずっとこのままでいたい。

「サンキューな…」
「…うん」

如何してだろうか。折れそうになるあの罪悪感も…この女には敵わねぇな。
どんなに苦しんで報いを受けようと、やっぱりこの女に邪魔されちまう。
…本当に如何したんだろう最近の俺は。ついに心の病気になったんだろうか。
初めてなんだよ、全部。こんな感情は初めてなんだ。分かんねぇよ、何が何だか。

"何があったって、ひかるはひかるだよ"
食人鬼でもない。リナでもない。忠実な弟子でもない。兄ちゃんでもない。

俺、だけを見てもらえてる気がして。

優しく微笑んだ糞女を見て浮かぶのは、あの真赤な感情――それだけで。
いつの間にか心から零れ出る程それが溜まって、
後悔や不安、他の感情全てを感じる幅も失ってしまう程浮かび上がった。
いつか必ず終わりが来る。それまでこのでしゃばり女と一緒にいてやりたい。
…そう思った。未だ正体の分からない赤い感情に、自然とそう思わせられた。

「なっ!?なんだ!?」

見間違いかも知れねぇけど、糞女の瞳から涙が一つだけ落ちた気がした。
すると周囲が白くそこに黄色を混ぜたような光に包まれ、
赤黒く汚れていた床から出てきた小瓶が、不安定な揺れ動きを見せ宙に浮いた。

何故、小瓶。

「どう…なってるの…?」
「なっなんだこれ!?どんどん水がたまってってるぞ!?」

驚き掴まれていた手を俺の方から離すと、糞女の前で小瓶が動きを止めた。
するとそれのコルクが、きゅっ、と外れた。触れてもないのに。
光を帯びた薄い桃色の液体が、小瓶の口から小瓶の底へ向い流れる。
底に溜ったその液体は、まるで出口を求めるよう上へ上へと嵩を増していく。
やがて小瓶の内の全てが薄桃色になると、またコルクが自動で動き栓をした。

なんだったんだ…。
糞女の掌に転がった小瓶を取り上げてみた。

「なんだこれ…?」
 



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No.4 ユキ絵☆ 05/19 12:57:08  削除依頼

 
重くもなく軽くもない、ただ水が満タンになっただけに見える小瓶。
振ってみるけど反応なし。底から覗くが特に変わったものは見当たらない。
毒薬、だったとしたら見たことがない。猛烈に知りたくなって栓を外してみた。

…どうやら、無臭のようだ。
ただ少し変なのは液体の色が突然消えたり、暫くしてまた俺の目に映ったり。
糞女にも同じように見えてんだろうか…。雰囲気的に精霊関係っぽいし…。

後でもっと色々調べてみようと小瓶を盗もうとすると、糞女に取り上げられた。

って、おい。ケチだな…!くれたって良いだろ!?
折角この液体の正体が分かりそうな気がしてたのによ…!!

「ひかる…もしかして肩軽くなったりしてない?」
「は?あー…そう言えば少し軽くなったかも」

腕を振って確かめてみた。

そう言われると、そんなような違うような。1キロくらい軽くなった気が。
それよりあの小瓶に液体が溜まってから気分が軽くなった気がするんだけど。
変だな…まるで勝手に出てきていた罪悪感まで吸い込まれたみたいで。

ぎゅ。右手が何かに握られる感覚。

「は?おい、どうしたんだよっ」

突然俺の手を掴んだ糞女の手に視線を落とし、無駄に焦る。

「幽霊…みちゃった…」
「は?」
「幽霊見ちゃったよ~!!!」

がばっ。と身体に抱きつかれ自由を失った。
背に両腕を回されて、手を掴まれた時よりも強くぎゅっと包まれる感覚。
やっぱり心臓の弁が病気なのか動悸のようなもの走るが、どうすることもできず。
そのせいで熱まで上がってきて、不快であり期待のような物まで入り混じった。
おかしくなりそうだ。取りあえず早急に糞女を引き剥がさなければ。

が。

「無理無理無理―;;」
「だーっ!!塩まいとくからとりあえずはなれろっ!!!」

なかなか糞女が素直に離れなく、結局力ずくで引っぺがしてしまった。
ああ。良かった。どうやら何時もの俺に戻れたみてぇだ。
 



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No.5 ユキ絵☆ 05/19 12:57:22  削除依頼

 
――幽霊。

さっき糞女が泣きそうな声で言ってた言葉を思い出し、血の気が引いた。
けど目の前にいる糞女もそれが恐ろしくて…あの、俺に抱きついたわけだから
べ…別に格好つけたいつもりじゃねぇけど、その。ああ、やっぱ格好つけたい。
って!!何故こんな女向かって格好つける必要があんだよ!?俺大丈夫か!?
でも、やっぱ格好付けたいって思うものは…思っちまうわけで…。ああ…。

ぽん。と糞女の頭に右手を乗せた。

「いなくなったんだろ?ならいいじゃねぇか。
俺が一緒にいてやるんだから心配ねぇだろ?」

精一杯格好良い台詞を吐いた。少しでも、格好良いと思ってもらえるように。
これから俺はこいつに嫌な面や弱いところを……話すつもりだから。
せめて今だけは格好良いと思ってもらいたい。頼りになると思わせたい。
そして忘れちゃいけねぇ。現実、俺は結構頼りになるということを(笑)

真面目にそんな風に思ってる、なんて知られたくなくて薄く笑っといた。
冗談だった、って思われただろうか。それはそれで良いけど…嫌なんだよな。

ありがと。って、頷いた糞女が…
その…ホントにほんの1mm、いや1μmだけど珍しく…可愛くて。
女なんて勝手で怖くて汚くて気持ち悪い生物が可愛く見えるなんて初めてで。

「あー…とりあえずあれだ。飯っ、飯作ってくれ」

なんて、頬を掻きながら話しを反らしといた。

「あっうん。んじゃひかるそれまでにこの床の血痕とっといてね」
「あー…そっか、わかったとっとく」

☆鮭☆のためにも、自分のためにも、糞女のためにもこの血痕は邪魔だ。
そして――

冷蔵庫へを開けようとする糞女の右手を自分の元へ少し寄せた。

「??なーに?」
「言うから…」
「へ?」
「今日、部屋が何でこうなってたか説明するから…だから早く飯作れよ」

過去を人に打ち明けるのに、血で汚れた部屋なんて相応しくねぇからな。
 



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No.6 ユキ絵☆ 05/19 12:57:36  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

8時半に家につき、それから色々あって。
糞女が料理を作ってる間に血痕を落としていたんだけど…。

「ひかるー。できたよー」
「んあ。こっちも大体終わったぜ…あー。疲れた…」

時計を見ると、そんなこんなしてるうちに余裕で9時を超えていたようで。
そして気づく。俺はさっきからめっちゃ腹が減っていたのだと。
人間を喰ったわけだけどあれは普通に胃に入って行くわけじゃねぇからな…。
実際は昨日のカレー食ってから何も口にしてないわけで。
朝飯のカレーうどんも(超寝坊したせいで)食わずに出発したし。うん。

この短時間で完全に血痕を落とすは不可能だけど、上辺は取れた。
後は…そうだな、明日仕事行ってる間に照平に低賃金で処理させるか。
元はといえばあいつが直接風呂場まで飛ばさなかったのが原因だしよ。

「で?鮭はどれだ?鮭鮭。俺の鮭さん」
「うるさいわね…。その前に、ちゃんとこれ食べて」

ドン!とテーブルに叩きつけるように"あるもの"が置かれた。
衝撃でそこからミニトマトが一つ跳ね上がり、再びレタスの上に落下した。

「は?んだよ!!これ!!」

目の前に置かれたサラダボウルを見てまた血圧が上昇していくのが分かった。
なんで鮭が御預けでドレッシングもねぇ野菜の塊を食わなきゃならねんだ!!
いい加減にしろや…俺は味気のねぇもんは食わねぇ主義なんだよ!!
唯でさえ腹減ってる時に!!空腹な状態で鮭をぶち込むのが好きなのによ!!

「何だよって、サラダに決まってんでしょ?野菜も食べなきゃ体に悪いから」
「余計なこと気にしねぇで良いんだよ!!早く鮭よこせバカ!!」
「何が余計なことよ!!全然余計じゃないわよ、心配してやってんのにさ」

怒鳴り散らすが、聞きなれてるからか余裕な表情を浮かべたまま
ボウルからプチトマトを一つつまんで食べた糞女。

「心配してるなら早く鮭くれ!腹と背中がくっついて死にそうなんだよ!!」
「駄目。それ食べないなら絶対ムニエルあげないから」
「なんでそうなるんだよ…!!なぁ、頼むから!!早く持ってこいよ!!」
「何?ひかる。あんた野菜も食べれないの?幼稚園生みたいでちゅねー」
 



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No.7 ユキ絵☆ 05/19 12:57:52  削除依頼

 
糞女が冷笑しながら言ったその発言に、切れてはいけない何かが切れた。

俺は野菜嫌いじゃねぇのに野菜を食えない餓鬼と一緒にされた。
ただ鮭が早く食べたかっただけなのに。食わず嫌いの我儘と思われた。
「えーん、ママァ、僕おやちゃい嫌いなんでちゅー食べれまてーん><
代わりにおっぱいくだたーい><え?だめなの?いや、いやでちゅうわぁあん」
……みたいなイメージになった!!今ので!!決定的に!!!

そんなことがあって良いはずがねぇだろォ!?おい!!!

「食えねぇわけねぇだろ!?もう18だぞ、18!!一瞬で平らげてやるぜ!!」

フォークを手に取り、トマトをぶっ刺す。
そして早食いモードでサラダボウルに詰まる野菜の塊をかっ込んでいく。
そんな俺を見てふっと笑った糞女は、台所の奥へ消えて行ってしまった。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです/(^O^)\(ごめんなさい、また目覚まし止めて寝てたorz

ほあああああああ眠い○| ̄|_
駄文すみません!!!!!!!!!!寝ぼけてました!!!!!!
いや、嘘です、どんなに目が覚めてても駄文しか書け(それ以上…何も言うな…

サラダ食べたくなってきた○| ̄|_けどジャガイモしかねぇwwww←

スレ代わりに立てちゃったけど…これは、大丈夫だったのでしょうか(´;ω;)
いあ、投稿したくて…その…うおおおおおおおごめんんささい><<<<、→←

ちょっと朝飯食べてくるのでコメ返しは後ほどで;;()←ちょ



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No.8 華樹 05/19 15:36:07  削除依頼

いえーい
時間外投稿常習犯だよ(ぇ
ちょっとこの頃調子のってるので自重してきま…(ゲフッ
改めて時間外投稿スイマセン…


…暇じゃないけど暇だ!!
課題やらなきゃと思うのに手が進まないというミステリー。
そしていつの間にか気づいたらペンタブ握ってるというミラクル。

あああ、アヤテル萌える……そしてちょとづつ自覚しはじめる輝君に萌えたっっ……!!(此処に変態が居ます
という訳で無性に描きたくなったので輝君投下。
ちょっと女々し…(殴
…くなったのはすんません。
ああもう結婚すればいいよ2人。(暴走w

ついにⅤ行きましたねー。
す…すごいなぁ…もしかして最長記録じゃないですか!?
私は今年からふみコミュ知ったので断言できませんが…


というわけでコメ返し。
+++++
>ユキ絵さん
うわわ、まじでイメージ通りですか!?
よかったぁぁ。。
多分ろーこちゃんはこんな感じなのかなぁ…と半ば勢いでしたが…
いえいえ、確かにユキ絵さんからイメージ転送されてきましたよ!!!
今度は怒って無い顔のろーこちゃんを描いてみたいですね!!
きっと私の予想だとツンデレ体質だと!思いますw(ぇ
ヒャダインさんはマリオのやつで初めてしったのですが、あの人はもう…すごいですよね。尊敬通り越して感動っていうか、なんていうか。
…やっぱりこのリレ小に参加している方々のパワーがそうさせるのでしょうね!!
私も飽きずに、というか飽きさせない何かがあるのでしょう…
もう、リレ小キャラ勝手に使って妄想しまくりというか、創作活動しまくりというか…
一回、ショートノベル書いてみたいですね~綾ちゃんと輝君のとか璃音ちゃんと魁君のとか!!
っていうかマジで書こうかなと思ってる人←
一時期はセキセイインコ6匹飼ってましたね~懐かしいです。
今は一匹のみとなっておりますが…
ちょ、イモリっすか!?ユキ絵さん飼ってるんですか!?
す…すごい…飼育が大変そうですね…
生きた虫とかとってこなきゃならないんですかね…私はカエルを小さい時にとってきて、そのまま餓死させてしまったという苦い思い出が;
もう、ネギマ好きです、私!
うちで飼ってたインコはなんか寡黙で一言もしゃべった事ありませんでしたが、かなり喋るってことはネギマって頭良いですよね!!



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No.9 華樹 05/19 16:03:16  削除依頼

>紫凛さん
っ…ちょ、しりんさーーーん!!
だだだだだだだだ、大丈夫ですか!?
小指の骨って……
痛そうです…
私の友達も、壁にぶつけたとかいって折ってたときもありましたが、とにかく痛そうです…
お大事にしてくださいね!!


>鈴音さん
そうですよね!!
私も海に行ってみたかったんですが…(泣
でも海産物かなり市場みたいなところで見たんで、いいかなみたいな…
私はたらこ好きなんですが、母が買ってくれませんでした…;;
市場にホヤってあったんですが、店員さんに、生き物ですかと聞いたら『違う』と言われじゃあ植物ですかと聞いたら『違うかなぁ』と言われ、結局なんなんですか?と聞いたら、『よくわからない』と返されました…;
なんでも、海のぱいなぽー(ォィ らしいですね~。
ああ、そうそう!!花巻市です!
そこで新幹線降りて~その足で記念館へ行きましたw
うおおおお、下ですか!?近かったんですねぇぇ
いえいえ、お見せするわけにはいきませんっっ(汗
こんなモノををっっ!!(滝汗
じゃ…じゃぁ、お祭りとかで売ってるアンパンマンのお面して行きます!
っていうか私も鈴音さんのお顔を是非とも拝見したいですねぇぇww

…まじですか!?
持って帰りたいって…
こんなもので良かったらいくらでもという感じですが、Ⅳの板の所にセシル君は投下しましたっっ!
よかったらお持ち帰り下さい…!!

いやいや、綾ちゃんの萌えポイントは無数にありますよ!
きっと輝君も気づくはずっ!!
いやいや、ほんとにこの二人を見守るのは楽しすぎます。
もう、毎回気持ち悪い笑いが止まらなくてやばいです!!
妹にこの前『キモッ』と吐き捨てられました……;;;



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No.10 華樹 05/19 16:03:42  削除依頼

++++++++
さてさて、余談(?)ですが、なんとなくリナさんのイメージソング(?)を見つけてしまったような、しまわないような。

ALI PROJECT の 『ストロベリーパイをお食べ』 です。
http://www.youtube.com/watch?v=_UVs9HU0xaI&feature=PlayList&p=0BDA81A6834206C7&index=19
一見明るくて可愛い曲なのですが…
解釈が…うーん…
ちょと、グロいらしいです。
解釈は人それぞれらしいのですが、
http://relations01.blog44.fc2.com/blog-category-6.html
↑のサイトさんの解釈がちょと怖かったですね~

Strawberry pie というのは、『臓器』という意味があるらしいです。


+++++++

もう一つ。
なんとなく、輝君→綾ちゃんみたいな気がした曲をば。

Kalafina の 『君が光に変えて行く』 です。

http://www.youtube.com/watch?v=4uTQKrHCZ6U&feature=PlayList&p=4BC781D11B21CAB8&index=10

こんなに哀しい景色を
君が光に変えて行く

の所らへんが……



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No.11 華樹 05/19 16:06:36  削除依頼

追記:
すんません、鈴音さんのコメ辺のホヤのくだりの所、
『生き物ですか』じゃなくて『動物ですか?』と聞いたんでした…
生き物じゃなかったらなんやねん;;



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No.12 ユキ絵☆ 05/19 18:53:55  削除依頼

はい(´・ω・`)またまたおっそ~く登場しましたユキ絵さんですorz

このコメ返し書きながら先輩と電話で喧嘩した、
なんてことは内緒にしておこうかil||li_| ̄|○ずズ~ン○| ̄|_il||li
喧嘩したというか一方的にキレられて慌てる慌てるらったったた( ̄□ ̄;)
でも取りあえず上手くご機嫌をとって回避に成功しまstwwww
もう!!!だって涙がでちゃう、女の子らもん♪(←きめぇwwww

てことで!!コメント返しさせください(´・ω:;.:...

>>鈴音さん
兄ちゃんプログラミング?とかいうのも一か月で辞めてて(´^o^);:*:;
どんだけ飽きっぽいねんて話ですよね○| ̄|_はうぅ金が…><、
まじこのリレ小はwwww終わりが来る気がしなくて(*´Д`*)ばうばう
印刷して本にしたりしたいですよね\(^o^)/各キャラの視点で纏めたりw
そんでもってその本を見ながら皆様と話したい(`・ω´・ )しゃきーん
ああ…この小説漫画化、してくれたら天まで上って神になれる気がする←
いやむしろアニメ化したら何かの教祖になれる気がしてならんのでsw(おいw
健司くんが死んでしまってる設定はユキ絵さんとしてはとても惜しく><←
何とかして生きていてほすぃ(´・ω:;.:...もう一度綾ちゃんと話して(ちょ
と、いうわけで生きてて執行を待ってるに激しく一票!!!!!!(うるせw
大切な人は失いたくないものですよね><、うほおおサイドさぁああん←
明恵さんの自殺の件にはちょっとした謎が隠されていて(´^o^);:*:;
それは後々明かしていくつもりなのですほほほよよよ(*´Д`*)(なんぞw
悠斗くん始末屋乱入とか美味しい展開は来ませんかねwww/(^O^)\
妙に春彦の旦那と仲良くしてる悠斗くんが見たくて見たくて(・▽・)ふふふ←



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No.13 ユキ絵☆ 05/19 18:54:09  削除依頼

>>華樹さん
うわわわわわあああ(*´Д`*)また精神崩壊された!!!!!(ちょwwwww
何か目の前が涙で霞んで…良く見えないけど…素敵な…イラストが(T∇T)感動泣
ドSな私には輝のこの表情はwwww美味しく頂く!!!!!(なんぞw
リナお姉さんみたいに輝をムチで叩きたくなってきたぞよぞおおよよよんww
あとイメージソング聞きました!!!!またBAKUDAN☆ですね分かります←
アリプロだ\(^o^)/けど聴いたことない!と思って聴いたら(・▽・)放心!←
そしてKalafinaさんの方はふぉおおおおおおおおおお!!って言ってリピーtw
イメージに合ってて(・▽・)←顔がこれで固まってしまってww(まじ俺乙w
素敵な曲を紹介して頂きありがとうございます><///もうipodの仲間になりまst
そして狼娘はwwwwまたまたツンデレ色の高いキャラを作ってしまい/(^O^)\
本来はツンだけにしようとしたけど、ちょっと色々あってデレを加えました←
ショートノベル!!!やりたいですおね(*´Д`*)頭の中で既に作品がww←
まじこの小説本にしたく(´>ω<`)挿絵一杯にしてww(でもワシは絵が描けん←
ひゃΣ(゜Д゜ノ)ノ インコちゃんが6羽もΣ(゜Д゜ノ)ノ え、インコ団子見たy
私も小さい時白文鳥ならいたんですけどもう全滅t○| ̄|_あーめんそーめん
イモリはなんか乾燥した糸ミミズが売ってるんで餌はそれだけでOKで^^!
水変えるのめんどいですけどね><マジ水くっせwwwwwwって爆笑しt←
カエルたん餓死(´;ω;)きっと天国ではお腹いっぱいコオロギ食べてるかな←
あ!でも親友のインコもキーキーうっさいだけで全く喋らなかった記憶がorz
ネギマは…絶対あんな喋るインコはいないって話ですよねビバファンタジー!w



deleted

No.14 ニックネームは削除されました 05/19 19:31:57  削除依頼

*海咲 璃音*

大切な人、たいせつ…タイセツ?
カフェで綾が語った言葉が頭の中で廻る。

「……あれ、君璃音?」
後ろから声をかけられた気がして振り向こうとするが
面倒臭いので無視して歩く。ヒールがコンクリートを叩き乾いた音を奏でる。

何処かで聞いたことのある声。ずっと探していた声に似ている。
―――けれどあの人はもう手の届かない所に居る筈だから。
きっと今も何処かで黄色い歓声に包まれているのだろう。

「―――なあ、聞いてるのか?お前朱莉だろ?」
「―――――ッ!!??」

朱莉、昔あの人に付けられた名前。
もう六年近く前にその名前は捨てた筈なのに、と私が振り返るその先には
飽きるほど遊び、一緒にいた一人の―――――。

「……つむ、ぎ?」
アップルグリーンの短い髪にカーキ色のバンダナ。
リーフグリーンの強気な瞳。…ずっとずっと、大好きだったあの瞳の色。

ポロポロと商店街の真ん中で涙を零した。
拭っても拭っても涙があふれて、あふれて。

「…お待たせ。オレ、また朱莉の事泣かせちまったな…ごめん」
私の右手をそっと握ってくれる。温かい感情が、生気が漲ってくる。

「紬……お帰り、お帰り……ずっと、まってたんだよ……」
人の目も気にせずに唯側にいて欲しくて紬の胸に自分の額をぶつけ呟く。
まあ人の目は紬……霧樹に注がれている筈なのだが。

何か最近人気急上昇中らしいユニット……とか言ってた。
「…そーだな。ただいま。――ってかここでコレ恥ずかしいから…」

「あっ……うぁ、ゴメンッ!!何か……何だろ、変だよね、あたし」
目が紅く腫れない体質で良かったと冗談を飛ばしつつ涙をしっかり拭う。

「ヘーキヘーキ、俺等美男美女だからwじゃあ早速朱莉ん家行こうぜ♪」
ぽんぽんと私の頭を叩くと私の手を握り歩きだす。
周りの黄色い歓声が恥ずかしくて俯きながら少し小走り気味に紬に着いて行った。

+//////////////////+



deleted

No.15 ニックネームは削除されました 05/19 19:34:33  削除依頼

*ファローナ*(←誰

孤児院のすみの池にそっと足を付ける。
波紋が静かにできて―――消える。
ヒヤリと冷たい水がくすぐったくて思わず身を捩る。

人が居ない訳ではない。けれど"自分だけはいない"。
子供がきゃあきゃあ騒がしく暴れて居ても、自分に触れても
相手は気が付けない、気がつくはずがない。

だって自分は誰にも――――見えないのだから。
自分の背に生えた黒い翼。
隣に座る男には白い翼。

「…大鎌振いし我が姿…揺らぐこと無き精神を掲げ我は誰だと問いかける―――」
男が不意に歌を紡ぐ。自分の―――私の手を握りながら。
男の御召茶の髪がさらさらと風に靡くと同時に生臭い血の香りが鼻孔を擽った。
ラベンダーモーブの綺麗な瞳があるにもかかわらず衣服は乾いた血で
黒く染まっている。そして―――似合わない白い天使の翼。

「…私を殺さないのですか?彼方は『黒い天使』なのでしょう。
私は悪魔です。私を何故殺さない」

男は私の刺のある言葉に反応し此方をちらりと見るがすぐ視線を戻す。
「―――お前、天使みてーで何か殺す気が失せたんだよ」


*リエス*(←誰

「…私を殺さないのですか?彼方は『黒い天使』なのでしょう。
私は悪魔です。私を何故殺さない」

天使に見える正真正銘の悪魔は俺の顔を見つめ、低い声で言う。
不気味なほどに澄んだ紫水晶色の髪の一束は首元まで伸びている。
その不似合いな髪をそいつは掻きあげた。
俺と同じ色の瞳が水に反射してキラリと輝く。

「―――お前、天使みてーで何か殺す気が失せたんだよ」
その十字を刻んだ白い衣服が。手に持つ巨大な十字架が。
その言葉と瞳が。全てが俺と正反対で。

きゃいきゃい騒ぐ糞餓鬼共をぶっ殺したい。
俺には静かで残酷なほどに質素な場所が似合っているのに。

「……あら、やっぱり」
不意に女特有の高い声が耳に響く。
凛とした大人っぽい声。

振り向けばこれまた派手な頭と瞳をした女。
サフランイエローに近い金色の髪を長くのばし、二重の蒼眼を此方に
向ける女とカーキのバンダナを巻いた緑っぽい男。



deleted

No.16 ニックネームは削除されました 05/19 19:43:44  削除依頼

気がつけば餓鬼共が女の後ろをかけぬけ孤児院へ帰って行くのが見え、
ほっと胸を撫で下ろした。きゃいきゃい五月蝿えのは嫌いだから。

「彼方達、精霊になり損ねたんでしょう?」
女は長い髪を片手で押さえながら俺…否、俺等に問う。
なり損ねた?―――違うぜ、俺は元々こうだったんだよ。
夢も希望もなくして無我夢中で人を殺す悪魔な天使だ。

女は俺が睨みつけるのにもかかわらず此方にそっと歩き出し俺の頬に触れる。
「……させてあげるわ。私が持つ、彼方と同じ"禁忌"の力で」
俺は思わず目を見開く。

 コ イ ツ は 、 違 う 。

昔禁忌は通常の精霊使い達よりも力を多く取り入れられる異端だと聞いた。
蒼い瞳。俺に触れる手から感じるその『気』を自然に感じ取る。

少しの希望を、心で弾ませる。

―――ああ、コイツなら俺の居場所を作ってくれるだろう…と。
「……お前も…独りってことか。……ククッ、こりゃ面白え。」

喉で笑い、視線を女と合わせる。
女も優しく―――でも悲しげに微笑み呪を唱えた。

≪墜ちた者よ、我が前に集え。汝の能力我に与えたまえ。
我が異端の印を用いて汝、我が守護精とす―――≫

≪我に与えられし能力、主に授けたまえ……我が力、主と共に≫

女の言葉の後、俺達の言葉が重なる。
そして…そして静かに俺と"主人"と悪魔の周りに風が集った。

+/////////+

≪んぁ……れ?ドコだここ―――≫
≪……眠りの、森―――≫

むくりと上半身を起こせば一面翠だらけの世界。
先程居た場所とは大きくかけ離れた言わば楽園の様な所。
俺が早速呟いた後に俺の隣にいた悪魔が目を見開き、言う。

≪召喚術と精霊の気が融合している……"我が主人"の望んだ世界か≫
悪魔は側にある樹の幹をそっと撫でた。

≪んなこたぁどーでも良いんだよこの際。聞きたいのはお前の名前だ≫
俺はズビシと悪魔を指さし、眉間に皺を寄せる。
悪魔は不服そうに振り返ると無愛想に

≪ファローナ。私はファローナ=リセイト。≫
ファローナ…か。
俺は澄んだ声に適当に頷き幾度も頭の中でその名をくりかえす。

≪俺はリエス=ローフェクト。……ま、宜しくとは言わねえ≫
頭の後ろで腕を組み視線を右に逸らす。
ファローナは可笑しそうにクスリと笑うとああ、と言った。
――ヒトってこんなに、こんなに――――。



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No.17 ニックネームは削除されました 05/19 19:45:12  削除依頼

≪ん……彼方達は新入りか?≫
もういっちょ不意に後ろから生真面目そうな声が聞こえる。
クリーム色のショートカット、バフの色をした男。

≪…ああ、そうだが。彼方は――?≫
≪私はリバース。主人に仕える時の精霊です≫

ファローナの問いの後リバースと呼ばれた男が無表情で答える。
≪うげ……俺生真面目タイプ無理。≫
俺は呟くように毒を吐いた。
途端にリバースの視線が俺に突き刺さるような感じがした。

≪…私も彼方の様な身勝手そうな人、好みではありません≫
≪……やべぇ、コイツ一回殺さなきゃわかんねえのか?≫
≪此処で決定的な"死"は存在しません。死に値するときと言えば―――
主人が死ぬか主人の心から私達の存在が消えたときです≫

――――――――――――――――――――――――――――
何か伽羅増えとるやんけ←
はい、皆様おはこんこんです。小指にギプス巻いた紫が通ります。バビュン。
今回はお詫びとして『簡単な塗り絵(?)』を置いて行きます。
イメージは中華コスの璃音と魁様です。
ちょっと細かいかもしれませんけどもまあ←
第二弾は例の狐のお面です←
いやはや、雅さんを書こうとしたんだけども(殴
では皆さん、頑張って★←シネ



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No.18 ユキ絵☆ 05/19 19:48:06  削除依頼





!!!!!!!!!!

ごめんなさいやっぱり今日超スーパー寝ぼけてました私!!!!!
今ちょっと昼寝してスレ確認したらⅣスレのレス数458やん!!!!

真面目に498かと思った!!!!!!

いや…真面目に滅茶苦茶にしてごめんなさい○| ̄|_
できれば…小説の流れがおかしくなるとアレなんでこっちへ書き込んでください○| ̄|_

ああ…もう…ドジと迷惑の塊でごめんなさい…自身が失せた。。。



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No.19 ユキ絵☆ 05/19 19:51:32  削除依頼

あああ、、、↑誤字:×自身 ○自信です
どうして…今日は輝並みに何も上手くいかん!!!!orz
って無駄レスはこれ以上控えないと射殺されてまう...|ω・`)
ととととというわけで逃げるが勝ち!!!!!!!!(真面目に、すみません



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No.20 鈴音 05/19 23:14:07  削除依頼

*一ノ宮 綾*

ひかるの家にきていろいろあって…
ただいま夕飯作成中←ぇ
部屋に玉ねぎと胡椒とバターの香ばしい匂いが漂う。

時間が9時を過ぎてたところでようやくムニエルが完成した。

「あれ…そういや、ひかるって今までコンビニ弁当だったのよね…」

そう言えば冷蔵庫を整理したときたくさんの使えなくなった
グロテスクな野菜たちがたくさんあった気がする。
となると…この人は野菜を食べない人というわけで…
体に悪いから食べさせなきゃじゃんかっ!!

と思い、あたしは野菜室から適当に野菜を取ってサラダボウルに盛り付けた。

「ひかるー。できたよー」
「んあ。こっちも大体終わったぜ…あー。疲れた…」

ごしごしと顔を拭いながらふぅと息を吐くひかる。
全部は無理だったみたいだけど、さっきよりは取れているみたいで
血痕の色が薄くなっていた。

「で?鮭はどれだ?鮭鮭。俺の鮭さん」

ウルサイ(黒笑

「うるさいわね…。その前に、ちゃんとこれ食べて」

台所からさっきのサラダボウルを持って来てテーブルの上にドンっ!と置く。
その反動で乗っていたミニトマトが少し宙に浮いた。

「は?んだよ!!これ!!」

見るからに不機嫌そうな表情で不機嫌そうな声をだすひかる。
いや、だってムニエルってバランス悪いし…
カレーとは違って野菜ほとんど使ってないから…
こういうときはやっぱりサラダでしょ☆

「何だよって、サラダに決まってんでしょ?野菜も食べなきゃ体に悪いから」
「余計なこと気にしねぇで良いんだよ!!早く鮭よこせバカ!!」
「何が余計なことよ!!全然余計じゃないわよ、心配してやってんのにさ」



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No.21 鈴音 05/19 23:15:00  削除依頼

ムニエルを楽しみにしていたひかるだったらこれくらいは言うだろう
と予想していたのでさほど苦ではない。
ミニトマトを一口食べてまたひかるに目線を戻した。

「心配してるなら早く鮭くれ!腹と背中がくっついて死にそうなんだよ!!」
「駄目。それ食べないなら絶対ムニエルあげないから」
「なんでそうなるんだよ…!!なぁ、頼むから!!早く持ってこいよ!!」

あんたどんだけ鮭好きなのよ…。
てか、どうせ食べるんだからサラダ食べ終わってからでもいいのに…。

まさか…食わず嫌い!?
だってサラダを嫌いなんて言う人食わず嫌いしか思い浮かばないしっ!!
てか、マジ餓鬼みたい…野菜嫌いなんてww

「何?ひかる。あんた野菜も食べれないの?幼稚園生みたいでちゅねー」

ひかるをからかいながら赤ちゃん言葉を使って笑みを浮かべる。
だって…野菜食べられないってどうよ(笑

なんて考えてるとぶちっと何かがキレる音がした。

「食えねぇわけねぇだろ!?もう18だぞ、18!!一瞬で平らげてやるぜ!!」

フルフル怒りに震えながらフォークを持ってトマトをぶっ刺して食べ始める。
そしてそのあとまるで丼ものをかっ込むかのようにどんどん食べていく。

…やっぱりひかるって扱いやすいww

サラダを一生懸命に食べるひかるを見てあたしは席を立つ。
もちろんひかるの大好きな鮭さんを持ってくるために…。



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No.22 鈴音 05/19 23:15:30  削除依頼

「う~…やっぱドレッシングなしはきついぜ…」

空になったサラダボウルを横によけ、後ろから見てもテンションが落ちてるひかる。
そんなひかるにあたしはムニエルを持っていって後ろからことんとひかるの前に置いた。

「アヤ特製、鮭のムニエル。どう?少しはおいしそうっしょw」

そう言ってほほ笑みながら自分の席に座る。
するとひかるがキラキラした目であたしとムニエルを交互に見る。
あー…そんな感動するの??

「これ、食っていいのか…?」

いや、普通にいいのに何をいまさら!
てかあんたに食べさせるために作ったんですけど…。

「どうぞ?のどに詰まるからゆっくり食べな…ってもう食べてるし」

どうぞって言った途端に箸をつけたのか、あたしの言葉なんてまるで無視で
キラキラした目のまま鮭に箸をつける。
うっわー…なんか食べさせたかいがあるわww

こんどはなにつくろっかな~…
って考えるのがどんどん楽しくなってくるジャン☆
そんな食べっぷり見てるとさ。

「糞女!おかわり」
「早っΣ はいはい、わかったわかった」

席を立ってムニエルを取りもういちどひかるの目の前に置く。
するとまた眼をキラキラさせながらムニエルを口に含む。
そしてまたおかわりが来る…とまぁこんな流れの中であたしもちょこちょこ食べ始める。



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No.23 鈴音 05/19 23:18:08  削除依頼

するといつの間にか夜の10時を過ぎていて…。
そうだ、聞かなきゃ…でもあたしから聞いていいのかな…

なんて考えながらでも結局気になるのでご飯を食べ終わって
台所に食器を持っていきゆっくりしようとしたひかるに声をかけた。

「ひかる…」

いきなりの低くて小さな声にびっくりしたのか目を見開いてこっちを見るひかる。

「はっ?なんだよ…そんな真剣な顔で」
「あの…あのこと教えてくれる??」

そう言うとひかるはあー…と言ってばつの悪そうな顔をしたが
あたしの顔をちらっと見ると何か決心を固めたようにその場に腰をおろした。

「…ほんとにいいのか?お前…いやになったら…怖くなったら逃げても
良いんだからな?」

そう言うひかるの手は震えていて…
あたしはその手をまたつかんでさすった。
今度は顔をあげているので表情が見える。
びっくりしたような、安心したようなそんな表情を浮かべてあたしがさする手を見ている。

「ひかるはひかるだって言ったじゃない。あたしは逃げないよ」

そう。あたしは逃げない。
ひかるを守るって…何でも受け入れるって決めたもん。

「だから…話してくれるかな?」

あたしのその言葉にうなずいたひかるはぼそぼそと過去のことを話し始めた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!超駄文申し訳ないですorz

実は明日から春季野球の県大会が始まりまして…会場が沿岸になるので
泊まりなんですっ!!
初戦から私立なので負けるかと思います←

なので、明日はここに来れません(泣
あさって帰ってくる予定なので明後日はこれますっ☆

でも明日携帯でしっかりとチェックしたいと思いますのでッ!!

そんでもって準備がまだ終わってないのでコメ返は明日、時間外に携帯から
となるかと思いますが許してください(泣

てことでみなさんっ!!また明後日にノシ



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No.24 ユキ絵☆ 05/20 09:46:50  削除依頼

* 灰塚 輝 *

草食動物になった気分でサラダを胃の腑に送った…が。
流石に味が薄すぎてテンションが下がった。別に不味くはねぇんだけどよ。
こんなもん俺にとっちゃ紙食ってんのと同じだぜ、紙。

「う~…やっぱドレッシングなしはきついぜ…」

サラダボウルを床へ持っていき大袈裟に肩を落としといた。
これは、二度と俺の前にサラダを出すな的なさり気ないアピールであって。
…ん?鼻が一度ぴくっと動いた。背後から鮭の香りがどんどん近くに…

「アヤ特製、鮭のムニエル。どう?少しはおいしそうっしょw」

背から俺の前に置かれた皿に、両目が「☆」になった。
待ちわびたお魚に会えた。そう、この鮭さんもきっと俺に会えて喜んでる。
糞海咲の糞下手ゼリーを食わされ、味なしサラダを食わされ。
ストレスを感じやすい現代人には非常に酷で、俺は心身共にズタボロで。
そしてこの目の前にいる鮭さんも、どんなに苦しい人生を送ってきたか。
魚になったことがねぇからそっちの世界のことは知らねぇけど…。
でも俺とこの鮭は、今日こうしてそれぞれの糸を手繰り寄せ影を一つに重ねた。
無数の魚、無数の人。その中で俺達が出会えたのは運命だと思わないかい?

互いに厳しい運命を掻き分け今、この鮭と巡り合えた奇跡に感謝。

「これ、食っていいのか…?」
「どうぞ?のどに詰まるからゆっくり食べな…ってもう食べてるし」

箸を手にとって鮭の真ん中にぶっ刺した。

「糞女!おかわり」
「早っΣ はいはい、わかったわかった」

50秒くらいで皿を空にするとどーゆーわけだか、驚かれちゃった☆
腹が減ってる時、しかも御預けを食らった俺がゆっくり食べるわけないやんっ!
まぁその御預けのお陰で一匹目の鮭、めがっさ美味かったにょろ~☆
結局昨日と同じ5回おかわりをして、そろそろ自☆重w
鮭(さけ)だけに酒(さけ)が欲しくなったけど堪えるのだぁああ↓↓
食後の軽い運動ってことで、食器を台所へ運んだお( ^ω^)
メタボッたら全国のファンが泣くからな☆…っていうのは嘘><てへ♪

……。

「ひかる…」

言うぞ。
 



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No.25 ユキ絵☆ 05/20 09:47:22  削除依頼

 
過去を打ち明けてやろうと決意し台所から戻ってきたのと同時。
俺の目に映ったのは何時もと肌合いが違う糞女。低く、小さく名前を呼ばれた。

「はっ?なんだよ…そんな真剣な顔で」
「あの…あのこと教えてくれる??」

どうやら糞女もそろそろ話しを聞いてくれる準備ができたのか――
それとも最初からそんな準備は必要なかったのか、兎に角控え目に言った。
今から話そうとしていたことを、「教えてくれる?」と言われたせいか
少し…だけ怖くなって。もう少し後にしようか…なんて逃げそうになるけど。

それでも。

「…ほんとにいいのか?お前…いやになったら…怖くなったら逃げても
良いんだからな?」

――何があったって、ひかるはひかるだよ。

糞女のこの言葉を信じてみようと思う。
もしかしたら。もしかしたらだけど…受け入れて、もらえたら……。
あるはずねぇけど、この女なら俺の嫌な所も全部――。
ここには不安も勿論あるけど、こいつには全部知ってもらいたい…とも思う。

それに。

これからも一緒にいてやりたいなら、後ろめたい気持ちは必要ない。

「ひかるはひかるだって言ったじゃない。あたしは逃げないよ」

糞女の横に腰を下ろすと、いつの間にか手が震えていたんだろうか
さっきと全く同じようにまた右手を掴まれ摩られ、ゆっくりと温められた。
糞女から伝わってる熱が、固まっていた何かを溶かしていくようで。
俺の中から勝手に出てきた真赤な感情もまた、俺の何かを溶かしてくれるようで。
手は温まったのに、まだまだ何かが温かくなる。そして漠然と大丈夫だと思った。
昔の自分を見せる勇気が、少しだけど糞女から届いた気がしたから。

「だから…話してくれるかな?」

一つだけ頷いた。

「まぁ。それなりに前のことになるけどな…」

糞女の手を離し、ベッドの下から長方形で真黒の箱…
…30㎝の定規が余裕で入る幅の箱を引っ張り出した。
大切に、丁寧に扱ってる箱。だから埃なんかがついてるわけなく。
まぁ、ここ3日くらいは忙しくて側面拭いてねぇけどな。
 



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No.26 ユキ絵☆ 05/20 09:47:53  削除依頼

 
箱の蓋を開け、入っている幾つかの"物"の中からある物を取り出す。
あ。取り出す瞬間に箱から0点のテストが飛び出てきちまった。…まぁ良いや。
俺の手が掴んだのは、途中から全く写真を収めていない青いフォトファイル。
本当は赤色のファイルが欲しかったけど、売り切れだったから青色で。

糞女にファイルの背を向け、自分だけがページに視線を送れる形を作る。

ファイルを開くと俺が生まれたばかりの写真が、何枚かあって。
まぁ特に意味ねぇからページを捲る。もう少し時が経った写真が出てきた。
母ちゃんと父ちゃんがいたり、幼馴染と写ってたり。幼い頃から俺はイケメンだ。
さらに進めると生まれたての蛍もファイルに参加して、いよいよ賑わい始めた。

けど、そんなもの束の間で。ファイルからぱたりと母ちゃんの姿が消えた。

この頃から写真は少なくなってきている。特に、父ちゃんの。
…まぁ、糞女に見せたい写真は別に父ちゃんの写真じゃねぇからどーでも良い。
2、3枚ページを捲って、あいつの表情が良い写真を選んでいく。

「ほらよ。これ見てみろ」
「ん?」

初めて百合子に夕飯を作ってもらった日、俺が百合子と蛍を一緒に写した写真だ。
この日久々に蛍が楽しそうに笑って、百合子に勧められて写真撮ったんだよな。
その日撮った幾つかの写真の中から、蛍の表情が一番良い写真を選んで渡した。
ダイニングで、百合子と蛍がオムライスを前にしてピースで笑ってる写真だ。

写真を渡すと、心なしか緊張していた糞女の表情が和らいだ。

「うそっ!?これ小さい時のひかる!?可愛いじゃん!」
「いや、似てるけどそれは俺じゃねぇ。弟の方だ」
「え…ひかる、弟いたの?」

写真から俺へ目を上げられた。
まぁ、教えてねぇから知らねぇんだろ。説明するしかねぇか。
 



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No.27 ユキ絵☆ 05/20 09:48:25  削除依頼

 
「蛍って名前で。あ、因みにその名前つけたの5歳の俺な」
「ふーん…。この子ほたるくんってんだぁ…」
「その写真は…えっと、蛍が小1の時の写真だな」

と、言ってもこの頃から既に蛍は学校に通ってねぇから
小学生って説明して良いのか悪いのか。
今は中学に行ってるらしいけど……センセの話によると、だが。

突然糞女が写真を俺の目前(っていうかもう少しで目にぶつかるところだった)
まで持ってきて、反対の手でびしっと百合子を指差した。

「じゃ、この隣の女の子は?」
「純野百合子。その写真は俺と百合子が小6の時のものだな。
途中で引っ越して来て…俺の友達で、初代俺の小間使いで、俺の親友の彼女で――」

百合子を思い出せば思い出すほど、口惜しかった。

「そんで、俺の姉ちゃん――」


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(-ω-)ぶふ~ん←

ネタバレ最中にちょっと時間外投稿ごめんなさい><、
お出かけに行く約束があてil||li_| ̄|○ズ~ン○| ̄|_il||li

そしてwど、どうして輝が鶴屋語を喋ってるんwwwwwww
まさか輝ってハルヒ愛読者!?輝の分際でめがっさキモイにょろ~…←

紫凛さんお帰りなさいませご主人さまぁぁあああおうおおおお><///
小指…もう大丈夫でしょうか(いや、まだ大丈夫じゃないk(´;ω;)
なんか想像したら小指が痛くなってきたので、思考停止です(T∇T)
うおおおお遺体の痛いのとんでけ~~~~~~~~~!!!!(遺体w

そして鈴音さんの学校県大会ファイトじゃ(`・ω´・ )←
もし優勝したら褒美に人生初のベリータルトを作ると誓おう!!(偉そうw
いや、真面目に頑張ってください遠いところからですけど
ずっと応援してますから!!!!!!(真剣
 



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No.28 ニックネームは削除されました 05/20 19:27:56  削除依頼

*海咲 璃音*

精霊を容易にリングに仕舞い、二十分が経過した時、
あたし達は家にいる。

「―――――紫苑?毎回言うけどさ」
あたしはぺたりと座っている紫苑を見下げる。
腕を組み壁に寄り掛かりながら。

「紫苑さん。オレからも言いますけど……」
紬はあはははと苦笑をかましながら頭を掻いた。


「「この楽器の量何(すか)」」

バイオリン、チェロ、ハープに鉄琴木琴etc.....
てか殆ど紫苑弾かないじゃない←
そして最終的にあたしが演奏して紫苑が楽しげに笑うだけなのに…
……あれ、その前買うお金どこにあったんΣ

紫苑は青くて細いさらさらした髪を払うと
「え?いやぁ……単なる趣味、かなぁ………」

「「………そーですか」」
あたしと紬はその屈託のない笑みに目をそむけ曖昧に頷いた。

すると紫苑はん、そーだよ?とまた純粋な笑みをあたし達に向けた。
"ああ、君はずっと精霊を守護する存在だ。そして俺は――――"

"ひ…ッ!!璃音……ごめ、ごめッッ…!!"
"…大丈夫だよ耀。私……大丈夫だから……ね?"

「――そうだ朱莉…璃音。俺頼み事あってさ。」
不意に紬はあたしの手をきゅっと握り可愛らしく微笑む。

「何?もしかしてまた『ラスト:ブレイカー』の方も受けもてって?」
あたしは氷雨から貰った(と言うより盗んだ)ハリセンでぺちぺちと
紬の頭を叩く。

『コード:ブレイカー』、『ラスト:ブレイカー』、
『ロスト:ブレイカー』、そして―――『ブラッド:ブレイカー』。

第一店舗『コード:ブレイカー』通称存在しない者――あたし達は現在六名。

第二店舗『ラスト:ブレイカー』命の有らぬ者は確か三人経営。
第三店舗『ロスト:ブレイカー』氷の羽をもつ者はえーと…忘れた←

『ブラッド:ブレイカー』、通称は色々あるからなあ……
光を求めぬ者~とか血に狂う鬼だとか慟哭の巡礼者とか。
人数はたったの二人。それもあたしの知り合いだった。



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No.29 ニックネームは削除されました 05/20 19:30:04  削除依頼

「ぉーぃ・・・・ぉーい!…りぃーおぉーーんーーー!!!!」
「……分かった、分かったから紬黙って;;」

頭に浮かんだ二人の背中のシルエット。
昔はあそこに、あたしも居たのにな。

「…たく。最近お前ちょっとボーッとしてるよな。」
紬はあたしの額を軽く小突き悪戯に微笑んだ。

「ま、別にいきてりゃ良いんだけど。助けた意味無くなるのヤだしな」
「うわー…何それぇ……まあ別に良いわ」

ハリセンで少し強く叩きニッコリ笑ってやる。
不意に紬が目を見開きやべええええ!!と叫び出した。

「マネに殺される、オレ今仕事サボって来てるんだったああ!!!!!
悪ィ、今日はもう帰んなきゃッ!!!遊びたかったけどまたな!!」

嵐の様に颯爽と玄関の扉を閉め、姿を消した紬。
「…てか仕事サボっちゃだめでしょ紬……」

あたしは少し淋しげにつぶやき、散らばる楽器を尻目に私も外へ出た。
「あれ、璃音何処に行くの?」
紫苑が不協和音的な音で適当に楽器を奏でながら私に問った。
あたしは静かにドアを開ける。

ふわりと風が舞いこみ、自分の長い髪が宙に舞う。
軽く後ろを見てふっと笑った。

「消しに行かなくちゃね」
それだけ言って私はバタンと扉を閉め、靴をちゃんと履きなおした。

「……悪を」
扉に寄り掛かり蒼い空に視線を巡らせた。
そして呟いた言葉を聞く人は誰も、私と精霊以外いなかった。

+::::::::::::::::::::::::::+

黒に近い菫色の長いワンピースの上に鎧みたいなもんを。
袖は怖いほどに綺麗な白。髪を一つに結べば短い前髪が零れおち
顔の輪郭を隠した。黒いヒールと同じ色の鞘を腰に付け、
"戦場"になったとある街を屋根の上から見下ろす。



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No.30 ニックネームは削除されました 05/20 19:30:27  削除依頼

跡形もなく消し去られた家、道。
唐突な事に怯え逃げ惑うヒトに向けて拳銃で狙いを定める刻≪トキ≫。
山葵色とクラウドの色をしたオッドアイの内、クラウドの方の瞳を
眼帯を付けている。

白藍の短い髪を揺らし、その周りを光の鞭が覆う平家≪ヘイケ≫さん。

首筋に十字架の刺青をいれ、ニコヤカに標的を感電死させていく人見≪ヒトミ≫さん。
シンプルに黒い髪と瞳が金色の雷で輝いた。

―――大神 零≪オオガミ レイ≫は私と同じ場所に指輪を付け、
その手から不思議な事に火を出し、人間を焼き尽くしていた。

私は熱い風に長いワンピースの裾を靡かせ佇んでいる。
時折カチャリと鎧が音をたてた。

「ほら、言うじゃない。"目には目を、歯には歯を"」
私は身軽に屋根から飛び降りると徐に目の前の人間の上半身と下半身を
切り離し、二つの個体にした。

「いいえ、そこは違いますよ02。"飛んで火に入る夏の悪"です」
いや、今春だぞと静かに平家さんに突っ込みを入れるがするーされた。

「違うダロ?"悪には正義の鉄拳を"だ。」
刻がニヤリと笑い標的の脳を打ち抜いた。

あたしたち正義なんだ?という質問をかければもう一度無視された。
鞘に収まる氷の様に透き通った剣から血を振り払う。
パタタッと音と共に紫の鎧を赤く染めた。
―――――――――――――――――――――――――――――
メルツェェェェェェル‼‼‼
ヤバ……月のお使いきちゃったぜ畜生←

今日もコメントはお・あ・ず・け☆(シネ
鈴音さんファイト、サッカーマネージャーは全く持っての暇人ですwww
ああ、もう皆早く強くなれよ←



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No.31 華樹 05/21 01:59:23  削除依頼

<宮倉燕雀>




(…まったく、この時期に呼び出すとは…何を考えておるのだ、あのハゲじじぃ共が)

燕雀は目的地に向かう新幹線の中でぐちぐちと悪態をついていた。
いつもは年末とか年始だったのに緊急集会とは何事があったのか。

(…また、本家の方の跡取りがどーたら…というやつであろうか)

そう考えて、ため息をついた。


今燕雀が向かっているのは、樹城家の本家…もとい、燕雀の実家である。
樹城燕雀(キジョウ エンジャク)…これが燕雀の結婚前の名前だ。
宮倉蒼蓮と結婚をし、宮倉の姓をうけたが、時々樹城を名乗る事もあった。

本家は今跡取りがおらず、混乱していると年始の集会で言っていた事を思い出す。

(父上はもう長くはない…)

病床につき、話もままならなかった父の事を思い出す。
母はまだ健在だが、それはだいぶ歳が離れての結婚だったからだ。
確か40歳差だったと思う。
普通に考えたら面白い話だ。相手が成人を二度迎えた頃に生まれているのだから。
母は若干16にして自分を産んだ。
その時父は56だったが、誰の反対も受けることなく普通に結婚している。
これも普通に考えたならば母方の誰かが反対などしそうなものだ。しかし、そのような類のものは一切なかった。
あの場所ではそんな事当たり前なのだから。
どちらの親族も承知しているいわゆる政略結婚…いや、そうではなく。
それもあるだろうが、さらに重要なのは種の保存…といったところか。
燕雀は自分の掌をじっと眺めた。
老いを感じない、20歳かそこらのハリと潤いをもった肌。
髪だけは唯一自分の老いを感じさせた。
でも、それに燕雀は落胆するどころか、逆に嬉しかった。ああ、自分も老いているのだと実感できた。
自分の中に流れている血は、普通ではないと分っている。
忌々しい呪いを受け継ぐこの血肉。

それを絶やすのは勿体ないと種の保存を促す者が居る事が苛立たしかった。
こんな血、早く途絶えてしまえばいいのに……!
思わず新幹線のガラス窓を拳で叩きそうになってしまい、寸での所で止めた。
割れてしまったら大ごとになる。



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No.32 華樹 05/21 01:59:52  削除依頼

今、本家には独身の跡取りが居ず、血が途絶えてしまうとほざいている馬鹿共にどなりちらしてしまいたいところだが、自分はそれが出来る立場ではない。
燕雀は本家の長女で発言権はあるはずだが、今はそれが出来ない。
何故なら自分は“用済み”だからだ。
宮倉の一族の次男と結婚し、子を生したはいいがその子供は駆け落ちしたという失態をおかした。
燕雀の子供を引き取り、本家の跡取りにするつもりだった本家の人間…いや、化けモノ共はひどく慌てたらしい。
娘が駆け落ちしたあげく死んだと報告したときにはその死を悲しむどころか『もったいない事をしたな』と吐き捨てられた。


「兄上……」

ふと、燕雀の双子の兄が脳裏をかすめた。

鴻鵠(コウコク)それが兄の名前だった。

兄が本家を継いでいたらこんな事にはならなかっただろうか。
燕雀の兄は、不老という特色は受け継いでいたが本来受け継ぐはずの力を受け継がず、その体質は虚弱だった。そして妹の燕雀が長男が受け継ぐはずの力を受け継いでいた。

死ぬ間際に、兄は言った。

『そなたを一人にして、すまない』と。


一筋涙を流して、兄は真っ暗な世界へ落ちて行った。

本当に、独りだけになった。
実母も実父も、誰も燕雀の事を“家”に利用できる道具としか見ていなかった。


だから、自分は今居なくなるわけにはいかない。
清の為にも。
たった一人残った大切な者の為に、自分は盾にならなければ。
本家の人間はまだ清の存在を知らないが、このままずっとこの状態を維持できるとは限らない。
いつかは知られる事実だ。
一般人の血が半分入っていても、確かに宮倉と樹城の能力を受け継いでいる本家の血筋。
本家の人間が放っておく訳がない。


車内アナウンスで降りる駅が次だと確認した燕雀は、決心を固めた表情をして窓の外を眺めた。



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No.33 華樹 05/21 02:13:00  削除依頼

++++++
こんばんは…
昨日来て無くてすいません;
昨日は…というか昨日から今日にかけて過去編をいそいそと執筆しておりました!暇だったら見て下さい…
あああ、過去編よりも先にこっちで真実が明らかになっちゃいそうだよ燕雀さん!!
…というわけで少しでも進めとこうと過去編を執筆していたわけです…
ていうか、相変わらず駄文ですいません!!
伝えたい事は山ほどあるのに文章に反映されてないというか、意味分からないというか…もう、細部は読んでる方の脳内に丸投げします。はい。(ぇ

何故今回燕雀さんかといいますと、輝君とアヤちゃんのくだりがまだ終わってないので、いきなり清だけ翌日☆になってもなぁ…と思って何処かへ出かけた燕雀さんのターン。
此処に少し補足しますが(本文では説明しきれて無いため)
燕雀さんの一族、樹城家は不老の能力を皆共通して代々受け継ぐ一族です。
燕雀さんの夫、蒼蓮さんの宮倉家は……此処でははっきりとは言ってないので言いませんが、皆さんの予想してるとおりだと思います。(え、予想なんてしてないって?ええ…;;)

それでは、コメ返はまた後ほど!ということで!!

紫凛さん、お帰りなさいませ!!
鈴音さん、兵庫の地から応援してますよwww



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No.34 ユキ絵☆ 05/21 10:56:51  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「ひかるの…お姉さん…?」
「ああ」

目の前に突ん出された写真を摘んで、自分の元へ寄せた。
写真で遮られていた視界が広がる。糞女の訝しむ表情が真先に目についた。
何を言いたいのか大体予想がつく。俺が糞女の立場ならまず指摘したくなる。

この写真に写る百合子は、今の糞女の髪型と同じで、
緑色のリボンで上で一つに結んだ黒髪。それに少し癖をつけたような感じだ。
俺と見比べると肌が白くて、性別の差もあるが顔の作りが違いすぎる。
一方、蛍は。髪の質や色。肌の色、瞳の色形、殆ど俺との違いが分からない。

俺と蛍に比べ、明らかに一人だけ似ていない。

「でも、あんまりっ…その何て言うか……」
「へへっ。似てねぇって言いたいんだろ?」
「えっ…うん…。それにさっきひかると百合子ちゃん?二人とも小6だって……」

手元の写真をファイルに仕舞って、次に見せる写真を探す。
百合子のことは正直、発作とはそれほど関係ねぇから飛ばすことにした。
いくらいつかは全部知ってもらいたいと言っても
一遍に纏めて話したら、わけ分からなくなるのは糞女の方だしな。うん。

「まぁ、姉ちゃんと言っても実際そいつと俺は血は繋がってねぇからな。
そ、そーだな…何か部活?みたいな物の先輩だった、て考えるくらいで良いわ」

リナの写真を見つけた。こいつのは一枚しかない。他は全部捨てたから。
どうして一枚残ってるのかというと、誰かにこいつを説明する時に便利だから。
それほど、性格が表情に…というか鬱陶しさが良く分かる写真で。
ただ、まぁ懐かしいとは思った。確かにリナは俺の中にいるが、
鏡に奴の姿が映ったりはしねぇし、顔はあまり見る機会がねぇからな。

「って。なによそれ随分曖昧じゃない?なぁーんか怪しいわね…」
「べっ…別に!!なんも怪しくねぇよ!!遅くなるから次行くぞ次!!」

糞女にめっちゃ疑いの目でじーっと見られて、
頭に来たから怒鳴りながらリナの写真を投げつけてやった。
 



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No.35 ユキ絵☆ 05/21 10:57:37  削除依頼

 
厚化粧すぎて、ここまで化粧の匂いが漂ってきそうな写真。
写真のリナは水着を着ている。「撮れ」と命令されたから俺が撮ったものだ。
色素の薄い茶髪を上の方で団子にしている。髪を纏めてやったのも俺だ。
人気グラビアアイドルになった気分でもいたのか、
ポーズは両膝を立て座り、両腕で胸を寄せているという痛々しすぎる写真だ。

「うわっ…何このビキニの女の人。なんか強烈?露出度物凄いわね…」

この世に、リナにドン引きした者がまた一人増えた。

「俺の母親は、蛍が1歳になったばかりの頃に自殺、してな……。
それがショックで人とコミュニケーションが上手くいかない蛍は
幼稚園も行かなくて。小学校に入ってすぐに学校も行かなくなってよ…」

そこまで言って、晩飯の時飲んでた緑茶の残りを口に含む。
冷めてしまっていたそれが、本来よりも冷たく感じたのは気のせいだろうか。

「んで、昼間家に引き籠らせない方が良いっつーことで
平日の朝から夕方までその女に預かってもらってた時期があったわけで」
「そ、だったんだ…」
「だけど、それが間違いだったんだろうなきっと――」

俺が地獄――へ招待されたきっかけは、間違いなくそこにある。
約550日間に渡り毎日行われてきた折檻という名の、虐待の悪夢が蘇った。
忘れたくても残り続ける記憶、まぁ…今は大分その色も褪せてくれたが。

「蛍は何よりも母親のことを知りたがってた。母親との思い出が一つもなくて」
「……」
「そしてそんな蛍の思いに付け込んだのが、その写真の女――逸見リナだ」
「付け込んだ…って…?」

「リナは、蛍が嗜虐を1つ受け入れることに、母親のことを1つ教えてやる。
…と、蛍に言った。そして、百万受け入れれば母親に会わせると約束した」

――小さな男の子が苦しむ表情、ああ食べたくなっちゃうわ。うふふ。

「ちょっ、まさか…!!」
「リナは俺の弟に嘘をつき俺の弟を虐げやがった…」

俺や光琉の見えない所で。見えないように。身体の内から。
 



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No.36 ユキ絵☆ 05/21 10:57:59  削除依頼

 
「それじゃ、ほたるくんはどうなったの?」
「大丈夫だ直ぐ解放してもらったから。俺が盾になることで許された」

箱の中から、消し炭色の記録帳を取り出す。
片手の内に収まる大きさで、所々俺の血痕が付いた手帳だ。
無理やり使いすぎたか周りも中も大分ぼろくなっちまってる、けど。
ぺら。とは鳴らずに、べり。と鳴ってページが捲れた。
1ページ目を捲るだけで具合が悪くなりそうで、記録――記憶を閉じた。

「え…。じゃあひかるは…」

今思えば、この頃から心のどこかで女を受け付けなくなったのかもしれない。

「そこに書いてる通りだ。流石の俺でも結構疲れたぜ?」
「…これ読んで良いの?」
「良くなきゃ渡さねぇっつーの。バーカ」

糞女に手帳を軽く投げ渡し、なんとなく携帯を開いた。意味はねぇけど。
かちかちかち。俺が携帯のボタンを弄る音だけが部屋に伝わる。
ただ、思い出すのが恐ろしくなってデータフォルダとウェブを行き来した。
画面に映るものは、俺の目には入っていない。ただボタンを押してるだけだから。
少年、と呼ばれた俺が綴った記録を見て糞女は何を思ってるだろうか。
今は携帯の画面なんかよりも、よっぽどそっちの方が気になった。

リナという初めて知った"裏の人間"から無理やり受けた、肉体と精神への加虐。
「弟殺しちゃうかも」何度聞いた台詞か分からない。一人になるとその度泣く。
認めなければならない"普通すぎる俺"が裏の者に太刀打ち出来ない、という事実。
普通であることが自分を苦しめることに繋がるなら――普通でなくなれば良い。
そんな考えが、将来自分を苦しめることになるなんて知らなかったからな。

「……」

まだ糞女からの反応はねぇのか。いや、手で口元を押さえてるな。
気持ち悪い、と思ったのか。それとも――。
糞女の右手で、俺が受けた虐待を事細かく記した手帳が小刻みに震えている。
口元を押さえた左手は、もっと震えているようにも見えた…けど。
糞女は一体全体…今、どの辺りを読んでるのか。
鳩や犬の真似をさせられたところ辺りか、腹から出る血液を飲まされた辺りか。
それとも、もっとキツイ場面を読んでいるのか…。
 



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No.37 ユキ絵☆ 05/21 10:58:51  削除依頼

 
まぁ、取りあえず読んでんだから邪魔するわけにはいかねぇよな。

携帯を閉じて糞インコの嘴を軽く触った。
いや、悪いけど今は糞インコを怒鳴り飛ばす気力湧かなくて。

「ヒカル!」

小さくて一度だったけど、ネギマに名前を呼んでもらえた気がした。
ありがと、な。聞こえねぇ程度に言っておいた。いや、言った意味ねぇけど。
ただこれ以上湿っぽい気分になるのは…なんつーか、ウゼェから。
ちらっと時計を見ると…げ。もう10時超えてる。どんどん帰るの遅くなるぜ?
早く読み終われよ遅せぇな!とか思って顔を上げると手帳を閉じた糞女が。

さて。どんな言葉を投げられるか。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´^ー^`)(←この顔文字超ウゼェwww

ぽっぽっぽー。ハトぽっぽー。まーめがほしいかそらやるぞー。

かなり掻い摘んでネタバレしてもらいました(´^o^);:*:;
いや、この際全部書いてしまおうかと思ったけど
流石にそうすると過去編の面白みが減るかt(最初からつまらん
輝のフルボッコシーンwwww本当はビデオに録画してる設定にして
今この場で事細かく紹介していきたかった(´^o^);:*:;サディズム!サディズム!
けど何で録画までしてるんw!それを何故捨てずに持ってるんw!
って突っ込みたくなって急遽手帳に変えた私って大がつくほどBAKAd(d´∀`=)♪
うおおおおおおおお死ぬまでフルボッコにしてやんよ!!!!!!←最悪やな
てことで、虐待シーン(詳細)は過去編でお待ちください…!!(誰も待たねぇw
めためたグロくしてやりたいのだ(´V`)ふっひひっひひひいひ→←

そして一つ分かった\(^o^)/リナさんと趣味が合う←
 



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No.38 華樹 05/21 16:39:46  削除依頼

こんにちは、時間外投稿すいません。
なんか、もうこの時間に来れる間はこの時間帯にコメ返ししてやろうかと目論んでる華樹です。

あああ、いい加減、自宅謹慎も飽きてきました…こんな長かったっけ、一週間……
このリレ小の二次創作したい今日この頃…(うわー

それではコメ返しです!!

>ユキ絵さん
うはww
精神崩壊ですかw
私も描いてる途中までは「~♪」と描いてたんですが、描き終わって此処にUPした時点から急になんだか恥ずかしくなりまして;;
ちょ、輝君のキャラぶっこわしたんじゃね?とか不安になってました、まじで…
なんと!ユキ絵さんはSですか!?
どうぞどうぞ、おいしくいただいちゃって下さい(ぇぇ;
私はどちらにも部類されないかなと思っていたのですが、最近Sだという事をはっきり自覚いたしました!ええ、もう、はっきりと。
ていうか私の周りにはSしか居ないのですがどうしたら(笑)
リナ嬢…!鞭で叩いてたんすか!?
一瞬ユキ絵さんが輝君を虐げてるとこ想像してしまった私って一体…;;あ、顔はわかりませんのでアバターの顔そのままですがww
アリプロのストロベリーパイをお食べを聞いた時に、なんかリナ嬢の事が浮かんだんですよね~まくまで私の客観的なイメージですがw
なんか、輝君に対する話方とか甘ったるいかんじの人で、甘くてグロい?みたいな…
Kalafinaは、綺麗な曲だなぁと聞き流していて、歌詞を聴いて「ふおおおおおお!!!」と思ってしまったものです!!
情景が頭に浮かんだんだよ…(遠い目
ちょ、インコ団子…ww
確かに一つの籠の中にそのうちの4匹がひっついて止まり木にとまっている姿が団子を連想させないこともなかったですが…
お、文鳥いたんですか!?可愛いですよね~嘴が赤色でw飼ってみたかったですね…
カエルといえばうちの母は子供の頃もっと残酷な事をしたらしく、好奇心に負けて、カエルをフライパンで焼いたそうです。
気持ち悪い話ししてごめんなさい;;気分を害したらすいませんっっ!!
もう、本気で書籍化しませんかね、この小説。
まぁスムーズに読める様にするにはちょっと手直しなんかも必要だと思いますが;;
あー、短編書きたい…もう本当に、暇があったらアヤちゃんと輝君の短編書いていいですか!?(凄い事にかるかもしれないけど…)
あ、ちゃんと2人が正式にくっついてからにしますよ!!(えぇ



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No.39 ユキ絵☆ 05/21 20:20:28  削除依頼

時間外投稿ごめんなさい○| ̄|_ずず~ん
遅くなりまくって(溜めまくって)紫凛先生への提出物の提出でごわっす/(^O^)\(何キャラww
いやいや、とにかく超遅くなってごめんなさい><
予定が重なりまくってしもて...|ω・`)っていうのは半分嘘ですorz
正直に白状します。疲れて寝ちゃった時もありました本当は○| ̄|_
申し訳ない許して下さいごめんなさい海へ沈んできます…○| ̄|_

だから…留年にしないでェエエエエエエエエエエエエエ(うるせw

第三段!?(狐のお面の奴)も頑張って提出しますお(`・ω・´)!!
ので!!!その…アドバイス…とか…良かったら…欲しいなぁ、なんて……
うおおおおおおおおおおおお願いします紫凛先生(´;∀;`)!!



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No.40 鈴音 05/21 23:03:31  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「まぁ。それなりに前のことになるけどな…」

そう言ってひかるはあたしの手を離してベットの下から長方形で真黒な箱を取り出した。
よく見ると手入れをかかしていないのか埃はほとんどかぶっていなかった。

ひかるが箱を開けていろいろ探っている。
するとひらっと何かが落ちてきて拾ってみるとそこには結構前のテストで
点数のらんに0と大きく書かれていた。
…0って、そこまで頭悪かったっけ?ひかる 

なんて一瞬思ったが今はそんなこと考えている余裕なんてなくて、
ひかるが青いファイルを取り出してあたしに見せないようにぺらぺらとめくっていく。
ほんとは見たかったけど…きっとそれはダメだからおとなしく待ってることにした。

「ほらよ。これ見てみろ」
「ん?」

そう言って渡された写真にはオムライスを前にピースをしている
可愛い笑顔の小さい頃の男の子と女の子。
男の子のほうを見るとどこかひかるとかぶって…まさかこれひかる!?

「うそっ!?これ小さい時のひかる!?可愛いじゃん!」
「いや、似てるけどそれは俺じゃねぇ。弟の方だ」
「え…ひかる、弟いたの?」

やっぱりあたし何にも知らないな…
なんて思いながら写真からひかるに目線を変える
するとひかるはコクとうなずいて説明してくれた。

「蛍って名前で。あ、因みにその名前つけたの5歳の俺な」
「ふーん…。この子ほたるくんってんだぁ…」
「その写真は…えっと、蛍が小1の時の写真だな」

ふーん…と言いつつまた写真に目線を戻す。
いや、確かにこの子も気になってたけど…
この状況でこれもどうかと思うけどやっぱ恋する乙女←誰が
としては気になるところで…
ひかるの目の前に写真を突き付けて女の子を指さす。

「じゃ、この隣の女の子は?」
「純野百合子。その写真は俺と百合子が小6の時のものだな。
途中で引っ越して来て…俺の友達で、初代俺の小間使いで、俺の親友の彼女で――」

親友の彼女と聞いた瞬間ほっとするのが自分でも分かった。
いや、ひかるの過去に彼女がいたって不思議じゃないんだけど…
それでもやっぱり…さ

「そんで、俺の姉ちゃん――」

ひかるが区切っていった言葉にはっと息をのむ。
でも…名字違うし、第一顔のつくりが全くって言っていいほど違う…。



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No.41 鈴音 05/21 23:06:03  削除依頼

 
「ひかるの…お姉さん…?」
「ああ」

ひかるの目の前に出してあった写真をひかるに奪われる。
するとひかると目が合う。

でも、これは言っていいのかな??
あたしの軽率な言葉でひかるを傷付けたりしないかな?

「でも、あんまりっ…その何て言うか……」
「へへっ。似てねぇって言いたいんだろ?」

あたしが言いにくいことをあっさりと言ってのけるひかる。

「えっ…うん…。それにさっきひかると百合子ちゃん?二人とも小6だって……」

あたしの言葉を無視してひかるはその写真をファイルにしまった。
そしてまた写真を探し始める。
てか、まだあたし疑問あるんですけど…。

「まぁ、姉ちゃんと言っても実際そいつと俺は血は繋がってねぇからな。
そ、そーだな…何か部活?みたいな物の先輩だった、て考えるくらいで良いわ」
「って。なによそれ随分曖昧じゃない?なぁーんか怪しいわね…」

本当に親友の彼女だったの?
本当は…ひかるの彼女だったんじゃないの?

いま考えるべきことではないのに考えてしまう。
だって…悔しい。何でかわかんないけど…悔しい。

「べっ…別に!!なんも怪しくねぇよ!!遅くなるから次行くぞ次!!」

そう言ってひかるは先ほどとは違う写真をあたしに投げつけた。
その写真を見るとそこには…なんて言うか厚化粧な女の人。
ポーズは両膝を立て座り、両腕で胸を寄せている。

ひかるの…お母さんなわけないよね…こんな人←



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No.42 鈴音 05/21 23:07:57  削除依頼

 
「うわっ…何このビキニの女の人。なんか強烈?露出度物凄いわね…」

いくらなんでもここまでしないわよ…
モデルの時でも…(ぇ

「俺の母親は、蛍が1歳になったばかりの頃に自殺、してな……。
それがショックで人とコミュニケーションが上手くいかない蛍は
幼稚園も行かなくて。小学校に入ってすぐに学校も行かなくなってよ…」

そう言って緑茶を口に含むひかる。
この話をするのはやっぱりつらいのか顔を少しゆがめながら…

「んで、昼間家に引き籠らせない方が良いっつーことで
平日の朝から夕方までその女に預かってもらってた時期があったわけで」
「そ、だったんだ…」

相槌を打つことしかできない。
いや、それすらも今のひかるには邪魔かもしれない。
あたしはひかるの話をゆっくり聞くことにした。

「だけど、それが間違いだったんだろうなきっと――」
「蛍は何よりも母親のことを知りたがってた。母親との思い出が一つもなくて」
「……」
「そしてそんな蛍の思いに付け込んだのが、その写真の女――逸見リナだ」
「付け込んだ…って…?」

でもわからなくて、質問してしまう。
そんな質問にもひかるは丁寧に答えてくれる。
なぜかわからないけど、あたしが助けられているような感覚がした。

「リナは、蛍が嗜虐を1つ受け入れることに、母親のことを1つ教えてやる。
…と、蛍に言った。そして、百万受け入れれば母親に会わせると約束した」
「ちょっ、まさか…!!」
「リナは俺の弟に嘘をつき俺の弟を虐げやがった…」

それを聞いた瞬間愕然とした。
小学1年生という小さな子供。あたしの妹と弟と同じくらいの年の子を
そんな風にするなんて考えられなかった。



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No.43 鈴音 05/21 23:10:16  削除依頼

 
「それじゃ、ほたるくんはどうなったの?」
「大丈夫だ直ぐ解放してもらったから。俺が盾になることで許された」

その瞬間、世界が暗くなった。
確かにほたるくんが解放されたと聞いてほっとした。
でもそれと同時に今度はひかるがその仕打ちを受けたと聞いて、悲しいのは
…悔しいのはきっとひかるなのにすごくすごく悔しかった。悲しかった。

「え…。じゃあひかるは…」

そう言ったあたしの手元に灰色の小柄な記録帳が渡される。
ところどころ血痕が付いていてさっきの話を聞くとひかるのだとわかった。
そう、自分で思わざる得ないことにものすごく悲しくなる。

「そこに書いてる通りだ。流石の俺でも結構疲れたぜ?」
「…これ読んで良いの?」
「良くなきゃ渡さねぇっつーの。バーカ」

そう言ってひかるはカチカチと携帯をいじりはじめた。
あたしもべりっとその記録帳を開く。

それを読んでいってあたしは何とも言えない気持ちに襲われる。
無性に悲しくなって、悔しくなって手で口を抑える。
震えているのがわかったけどどうしようもなかった。

鳩や犬の真似をさせられたりお腹から出る血液を飲まされり。
こんなの…虐待よりひどいじゃない。
ひかるを玩具として扱ってる…こんなの人間のすることじゃないじゃない…。

ほたるくんの無事というのを餌にしてひかるに虐待し続けるリナさん。
ひかるを玩具にして遊んでいたリナさん。
ひかるは…どれだけ苦しんできた?
ひかるは…どれだけ1人で耐えてきたの?

泣きたいのに、弱音を吐きたいのに、逃げ出したいのに…
人前で泣くこともできなく、弱音すらはけない。
逃げだせば、弟の命が危ない。

小さな子供だったひかる。1人で、だった1人で耐えてきたんだ。

ぱたんと記録帳を閉じる。
ふと顔をあげるとひかると目が合う。
その眼はどこか悲しげで、優しくて…でも、何かまだため込んでて…。

あぁ…この人の苦しみをすべて取り除いてあげたい。



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No.44 鈴音 05/21 23:12:40  削除依頼

そう考えたのと同時に無意識にひかるに手が伸びた。
立ち膝をし、自分の胸にひかるの頭を引き寄せる。
そしてギュッと抱きしめた。

「おっおい!!」

離れようとしているのか下から声が聞こえる。
でもそんなのどうでもよくて、あたしはまたギュッと抱きしめる力を強めた。

体が震えるのがわかる。
目から温かい何かが頬を伝い、床にシミを作っていく。
その瞬間またパァッと光り、小瓶が出てきてどんどん聖水を作っていくが
そんなのあたしは気にしちゃいられなかった。

「泣いて…るのか?」

胸に閉じ込めたひかるがおとなしくなる。

「グスッ…泣いて、ないっよ…」

どう見ても泣いているが、それでも強がってしまうあたし。
言葉でどう考えても泣いてるとわかるのに…。

でもね、泣いてるのはあたしじゃないよ?
人前で泣けなかった小さい頃のひかるの代わりに泣いてるの。

「つら、かっ…た でしょ グズッ
たいへ、ん グズッ だった、で、しょ…
も、がまんしなっくて いい、だよ?」

泣いてるせいでところどころ、区切ってしまう。
そんなあたしの言葉をひかるは胸の中で静かに聞いてくれた。

「ほったる…くんの グスッ ためにがんばっ、た、ひかる、えらっいよ…
でもっ、じぶ、んを ぎせいに グスッ するのは、もっやめて、ね
グズッ なに、か あったっら… きっくから もっと、たよって…」
「…泣くな、泣くなよ」

そっと離し頭をなでながら親指で涙をぬぐってくれるひかる。
その優しい手つき、優しい瞳にまた涙があふれた。

あたしには何もできない。一緒にいて聞いてあげることしかできないから
だから、ひかるが泣きたくても泣けないときは代わりに泣くよ。
ひかるが楽しい時は一緒に楽しみたいよ。
だから、もっとあたしを頼って…。



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No.45 鈴音 05/21 23:17:05  削除依頼

「まだっ…なに、か グズッ ある、でしょ?」

そう言ったあたしの言葉に目を見開いたひかる。
やっぱり…。

「いい、たくっなきゃ…いわな、く、ても グズッ いいっけ、ど
ため、すぎるのは…だっめ…だよ。なん、でも きっくか、ら…」

だから…ため込まないでください。
あたしもひかるのおかげでこうやって人前で泣けるようになったんだよ?

ね?だからさ…

「あたっし、にげっないよ…ひか、るのっ グズッ ことしんじってる、か、ら。
いまは、いえっな、くても…いつかっ、きか、せって…
ひかっるの…くるしっさ、とってあげっ、た、い グズッ の」

お願い。
他人のためにひかるだけ苦しみをあじあわないで…。


――――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっとただいま沿岸から帰還いたしましたっ☆
鈴音です…

えーっと、今日試合をやってきてですね…皆様に応援していただいたのにも
関わらず6回コールドという何とも悲しい感じに終わってしまいました(泣
ほんとごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ><。
し・か・も!携帯からコメ返するって言ったのにできなく…
てか今回の洗濯機の場所が地下って言うのがおかしいんですよっ!!
いや、貸していただいたのはすごく助かったんですけど…
山の中の上に地下って…圏外なんですよねー(汗
てな訳でコメ返できなかったです;;

あと、今回の文章もまたこんな変な感じに終わってしまいまして
ほんと申し訳ない…(泣
もうあたし切腹しますぅぅぅぅぅううううう(pдq)



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No.46 鈴音 05/21 23:36:20  削除依頼

あとあの!!重要…なお知らせでして(は
ちょっと綾の過去編を変えていきたいと思いますので
今の過去編は新しいスレが立ったら消しますっ!!

えーっと流れとしては大体一緒なんですよ!!
ただ、健司、実は冤罪でして;;
まぁそれはまた過去編で!!ってことで
今の過去編、綾と健司の出会いとか全部はしょっちゃったんで
いれようかなーということでワードでかき進めていきますっ!!

てことで皆様には多大な迷惑おかけします(汗

てことでコメ返☆

華樹さん≫おぉ!!市場wwいいなぁ♪行きたい行きたいっおbぷ
市場は結構すごいですからねぇww
あちゃちゃ;;;おかあさーん買ってあげてくださーい(汗
ホヤってちょっと不思議なんですよねー(ぇ
あたしも分かんないんですけどねw
でも形的にはそうだよねっww
花巻ですかぁww
あたしも時々いますよ♪
そんなっ!!華樹さんは素顔がいいですよーw
えっ!!じゃああたしは昔ながらのせーらーむーんのお面で(笑

のぉぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!
あんなのマジ萌えますよっ!!!
他の皆さんのとかもありますか!?あったらぜひくだs(殴
できたらでいいのでww

いつか気付いてくれればいいんすけどねー;;
ひかるくんいつか気付いてくれるかな;;
あたしもよく弟にキモいといわれますよっ!!同士ですねw



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No.47 鈴音 05/21 23:36:27  削除依頼

ユキ絵☆さん≫おぉ!!プログラミングっ♪あたし1年の時授業でやりましたww
そういう関係のやつなんで(汗
授業とかに組み合わさってないと結構お金とか掛かりますからね(泣
大丈夫ですよっ!!このリレ小は永遠に不滅ですよっ☆
あぁ!!それイイですねっ!!てかまじ本にしたいww
そして皆さんで話したいっ♪
ってまてよ…てことは駄文を何とか書き直さなきゃ(`・ω´・ )しゃきーん
そんで最終的にドラマ化とか映画化とかなったらちょっともう天に昇って
しまう感じになってしまいますけどww
でもやっぱりとりあえず小説漫画・アニメ化になってほしいなぁww
んじゃ生きさせることに決定♪のちのちひかるくんの一番のライバルとして
登場してもらうつもりなのでb
うしないたくないものですよぉぉぉぉぉぉぉおおおおお(汗
謎ですかっ!!(´^o^);:*:;
ちょっ早く見たい気がして来てヤバいですねっ;;
始末屋に乱入させますか??/(^O^)\
入れさせることじゃなくてとりあえずひかるくんから綾を守るためとかw



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No.48 ユキ絵☆ 05/22 11:24:21  削除依頼

* 灰塚 輝 *

さて。どんな言葉を投げられるか。

糞女が映っている瞳。下を向いてからそれに僅かに瞼を覆わせた。
それからすぐに顔を上げ、視界を遮断していた瞼を開くと
今まで俺の目線の正面にあった糞女の眼は、さっきよりも高い位置にあって。
立て膝をついて真直ぐ俺の目を見つめた糞女の純な瞳に、息を呑んだ。

糞女の両腕が、前方から俺の両耳の横を通った。
腕を後ろに回され、がばっ。と頭を糞女の胸に引き寄せられ、抱かれた。

「おっおい!!」

そして目の前が真っ暗になり声を荒げた。心音、のような物が聞こえる。
落ち着いて今の自分の状況を描くと、その後全く落ち着けなくなった。
つまり、あろうことか俺は糞女の胸部の脂肪にうずまってるわけで。
速さと力を増して律動する自分の鼓動と、聞こえてくる糞女の心音が混ざった。
取りあえずこの場に他の者がいなくて良かった――と思うことしかできなく。
俺と糞女が並んでいる時に変態扱いされるのは、まず俺に違いねぇからな…。

突き放そうとすると、後ろに回され震えていた腕に余計に力を入れられた。
そしてその腕の震えも、俺が抵抗すればするほど増していくように思えた。
こんなに近くにいれば、なんでも分かる。そんな気がした。

「泣いて…るのか?」

なんでそう思ったのかは分かんねぇけど、絶対泣いてると思った。
きっと泣いてないって言うだろうけど…やっぱり、何か伝わるものがあって。
兎に角病気になっちまったんだよ、絶対どこかがおかしいんだ、最近の俺は。
この前までこんなバカブス女のことなんて、ちっとも考えなかったのに。
今は、心のどこかでこいつの表情が気になってしょうがねぇんだ。
時間の無駄だから考えたくねぇのに、結局最後には自然に意識していて。

泣いているなら、頼むから笑ってほしい。
最近俺の中に見つけた良く分かんねぇ感情が、そんなことを切に願っている。

「グスッ…泣いて、ないっよ…」

明らかに泣いてるのに、やっぱり泣いてないと言う糞女。
何で隠す必要があんだよ。一度思い切り泣けば、楽になるかもしれねぇのに。
そしたら、また何時もみたいに俺に――

あぁー。そういえば。
俺もずっとそうやって隠してきたんだった。
 



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No.49 ユキ絵☆ 05/22 11:24:35  削除依頼

 
「つら、かっ…た でしょ グズッ
たいへ、ん グズッ だった、で、しょ…
も、がまんしなっくて いい、だよ?」

鼻を啜りながら、吃逆を交えながら、
そうやって俺のために言ってくれた言葉は聞き取りづらくなんかなくて。
こんなに近くにいるからか、その言葉は耳からじゃなくて
直接俺の何かに届いてきている、気がして。馬鹿らしい、有り得ねぇのに。

「ほったる…くんの グスッ ためにがんばっ、た、ひかる、えらっいよ…
でもっ、じぶ、んを ぎせいに グスッ するのは、もっやめて、ね
グズッ なに、か あったっら… きっくから もっと、たよって…」

ああ。もう少し早く、こいつに会えてたらなあ。

「…泣くな、泣くなよ」

糞女からそっと離れる。もう力の入っていなかった腕が、地面に落ちた。
俺の目に映ったのは、涙で輝る糞女の瞳。それに今の俺の姿が薄ら映っていた。
糞女の目の下に右手の親指を触れさせた。涙は冷たくなくて、温かかった。
何度拭っても溢れてくる、温かいそれ。だから何度でも拭ってやった。
左手は、糞女の頭の上にある。撫でてやりたくなって、撫でた。
まるで蛍みたいで。だけど。蛍を思う気持ちに似てる気もするけど、違って。
家族や仲間を思うものとは別の――大切、がここにあって。
何時もの様にバカにすることもできなければ、嘲笑うことすらできなかった。

「まだっ…なに、か グズッ ある、でしょ?」

こんなに泣いてるのにまだ話しを聞いてくれようとするなんて、意外だった。
いや。意外と思いたいだけで、意外じゃねぇのかもしれねぇな。
何故ならこいつの本当の性格を、もう俺は知ってるんだから。

「いい、たくっなきゃ…いわな、く、ても グズッ いいっけ、ど
ため、すぎるのは…だっめ…だよ。なん、でも きっくか、ら…」

静かに親指を糞女の頬から離した。
止まっていない涙が頬から顎へ次々滑り落ちて行く。

「あたっし、にげっないよ…ひか、るのっ グズッ ことしんじってる、か、ら。
いまは、いえっな、くても…いつかっ、きか、せって…
ひかっるの…くるしっさ、とってあげっ、た、い グズッ の」
 



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No.50 ユキ絵☆ 05/22 11:25:40  削除依頼

 
優しい言葉をかけられればかけられる程、耳を塞ぎたくなってきた。
そして泣かれると、どんどん何時もの自分がいなくなっていく気がする。
何時もの俺がなくなるのが嫌で、でもあの感情は成長を止めてくれなくて。
逃げる隙間を失いそうで苦しい。どうすればあの感情を消せるんだ。
俺のために涙が流れてる。そう思うとやり切れなくなって、酷かった。

もう限界だ。俺が。

そっと耳の横に、右手を挙手した。

「棄権します」

真顔で呟いた。

「…うぅ…ふぇっ?」
「別にお前の泣き顔が嫌とかじゃなくて、もう眠いんだよ俺は」

糞女の膝の横にあった記録帳を取り上げ、箱にしまった。
かぱ。箱を閉じると何ともすっきり来る音が鳴った。流石気に入ってる箱だ。
ベッドの下へ、すっと押しこんだ。次開く時は、隣に糞女はいるだろうか。
未だ泣きじゃくりながら頭に疑問符を浮かべている糞女の額を軽く小突いといた。

何故か世話が焼けると思った。

まぁ励ましてもらう状況の俺が、糞女を泣き止ませようとしてるなんて。
でも。泣いてるこいつを見たくない気持ちは、やっぱりどこかに隠れているから。

「んじゃ、俺は風呂入るから。精々フクロウに突かれねぇように帰れよ」

膝に手を当て、腰を上げた。
風呂から出たら…取りあえず、ちゃんと帰れたか電話くらいはしてやるか。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(-ω-`)ほわああああああああああ眠いorz

ごめんなさい綾ちゃんがくぁわいくてそしてなんだか可哀想で○| ̄|_
この状態でこれ以上きっつい話しをするってちょっと鬼すぎる気がしたんで
ネタバレ一時中断で○| ̄|_しかも妙に長くなりそうだったので○| ̄|_←
結局部屋が何故血まみれだったか話すて約束したのに話さない輝www(ちょww
まぁ、それはまた何時かということでおほほほほほh(逃げんじゃねぇwwwww

↓んでもって何となく今日のこの記事書きながら聴いてた作業用BGMを紹介。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7002454
↑大抵の人は懐かしいと感じるZOY☆(←デデデ大王のつもり

ちょっと朝ごはん食べてくるのでコメ返は後ほどですみません><、 



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No.51 ユキ絵☆ 05/22 15:32:24  削除依頼

うえー、、、なんかカビっぽいの生えたパン
大丈夫かと思って食べたら超気持ち悪くなってきてしまった…;;
でも留守番中で誰も頼れる人が家にいないというオチで(´;∀;`)
気を紛らわすためにも紫凛先生への提出物を今作ってきました(´;∀;`)
いや、まだ昨日提出したやつのアドバイス的な物もらってないのに○| ̄|_
あまりの気持ち悪さに配色まで盛大に気持ち悪くなってしもた。。。
梅干し食べたら楽になったけどイラスト見て気持ち悪くなった…orz
これまた今度描き直しますちょっと酷すぎるのでil||li_| ̄|○ズ~ン○| ̄|_il||li
(ふ、ふざけてないからね!途中でウケ狙ってないお真面目に塗ったからね!←

てなわけでコメ返しです。。。はい。

>>鈴音さん
授業でプログラミングですか!?そ、それはすごい(゜o゜)(←口開けんなw
プログラミングって何なんですかね…??何か数字が一杯で意味不明でorz
てかこの小説の纏めサイト的なもの作りたいですよねd(d´∀`=)♪♪
ああ、私にもう少しPC技術があれば…纏めサイト作れるのに…無念○| ̄|_
ちょこちょこ小説直して印刷してオリジナルBOOKを作りたくてしゃーない←
そうだ、過去編が完結したらオリジナルBOOKを作ってみましょうかn(←乙w
ドラマ化映画化したら大金持ちやんwwwこれで皆で旅行行けますね(´^o^);:*:;
知り合いに漫画描ける人がいたら頼みたいんですけどいなくて○| ̄|_うう
この際私が専門学校に入って修行して描きましょうかねwww(何を言い出すww
お!!!まじめに過去編で健司君の登場を楽しみにしてますよ(´^o^);:*:;
とくに綾ちゃんとの出会いのところやラブラブデートを(*´Д`*)ばうばう←
そして本編で輝の一番のライバルになって張り合ってくれwwwww←
と、言ってもあんまり健司くんは輝みたいにワーワー怒鳴らなそうですけどww
乱入といえばトーガくんに続きリョーガくんを始末屋に乱入させたく(何w
今彼はどんな子になってどういう風に生活してるのか気になってしまって←



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No.52 ユキ絵☆ 05/22 15:32:46  削除依頼

>>華樹さん
いやいや!!キャラ壊れなんてそんな!!!むしろ私が壊してるので(おいw
ていうか!昨日華樹さんのニックネームカードから絵置場スレ飛びました!!!
早速イラストがたくさんあってテンションがMAXを超えた私ですけど(´^o^);:*:;
これからストーカーの如く見に行きますので覚悟しといてくd(←死のうか
私妄想の世界の中だと結構Sなんですよwwwそして華樹さんもですかwwww
もうね、いろんなキャラクターをいじめぬきましょう!!!鞭で!!(ちょw
現実の世界(←?w)だとSではないんですけどね><Mでもないけど←
リナさん結構酷いことをしてます(というか、私がさせたいだけです/(^O^)\)
そして私のこのアバターが輝を虐げてるのを想像したら鼻水出るほど吹ry(汚い
このアバターが口角つり上げて「ふっひっひひっひ」って言うなんてww(え
いや、実際リナさんにアリプロのあの歌を歌ってもらったら似あいそうで(´^o^);:*:;
超ノリノリで歌ってくれると思いますよwwwテーマソングとか言い出してww←
Kalafinaさんのあの曲の方はwwwサビの盛り上がりヤバくないすか!?
あの曲使ってPVとか作って映画館で流したら確実に感動泣きできるきがしてw
そしてwwwwちょ、お母様なんでカエルちゃん焼くん!?え!実験だったとか←
あ、でも私も小さい時に、蟻を摘んでマンホールの穴に落とそうか落とさないか
躊躇って穴の近くに蟻を寄せてたら、穴から大きい蜘蛛がすごい速さで出てきて;
その蜘蛛に蟻を持ってかれてしまいました(´;∀;`)超キモくて泣いた←
その蜘蛛は私が餌をやろうと穴に蟻を近づけていたと思ったのですね><、
アヤテル短編wwww是非書いてください、ていうか私がお願いします!!!
挿絵が多いと(〃゚∇゚〃) ←この顔のまま固まることができます私はァアアア←
いや、むしろ漫画にしてくださってほしくてぬふふふふうううふ(自重しろ



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No.53 ニックネームは削除されました 05/22 19:29:20  削除依頼

*日暮 暁*

「―――ああ、君は――」
長い爪でゆるりと空中に円を描く。

菫色のワンピース。菫色の鎧。氷の様に透き通った剣も。
「獅斬と俺をちゃんと覚えてるんだね……」

自分の紅くて短い髪を掻きあげ満足げに微笑んでやる。
そして椅子の肘掛に文字通り肘をつき、手に顎を乗せ椅子の足を軽く蹴る。

「……君は君じゃないのによく頑張るなあ、"奏"…おっと、この名前は
獅斬がキレるんだった。」

わざとらしく言い、にやりと笑って口を押さえる。
不意にヴン...と音が聞え、また口の端を上にあげる。

「……曳神 聖に凉皓 桜樹―――それに扇茄 奏…か」
ローズドラジェの短髪、"同じ"蒼い瞳、それとのミントグリーンの瞳――。

「ククッ…何処も彼処も過保護が多いっての。
―――さてと、そろそろ"奏"が出てくる…いや、あと三ヶ月はかかる…か」

キシリと椅子を軋ませ立ち上がる。
先程空中に描いた円の中に映る『コード:ブレイカー』の任務中の璃音。
まるで三面ある顔の二面目の様に何時もの偽りの性格とはかなり違う。

なんたって"あの"璃音が、偽善者の"あの"璃音が
――血飛沫を浴びて満面の笑みで空を見上げているのだから――――。

『……あの人は、ずっとコレをしていけば許してくれる……?』
怯え傷ついた瞳、体、心。
あの華奢な体を部屋の隅に寄せ絶望の眼差しでそう呟いた璃音。

衣月は満面の笑みで『そうだね』と頷き、璃音の右の二の腕に印を押した。
あの紅い蔦模様――あれは本当はヤケドだと、誰が知っているだろうか。

珊瑚も楓も馨も雛貴も瑠華も準も"奏"も采も。
紬も恵も翔太も海吏も玲奈も夏帆も洸も由樹も皆が――――。

「―――暁。こんな所で何してる」
ひょい、と獅斬が姿を現した。
疑問と疑いに眉をよせ俺をじっと見つめている。

「いーや?俺あ別に…あ、強いて言うなら今日のお相手のレディの事考えてた」
軽く上を向いて唇を舌で湿らせ、にやりと笑う。
「…お前本当に『ブラッド:ブレイカ-』向いてないな』

へらりと獅斬が笑う。
…言ってることとその表情が合って無くて半端なく怖くて。



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No.54 ニックネームは削除されました 05/22 19:36:47  削除依頼

「うぃうぃ、サーセンっしたー」
ぐぅっと背伸びをして欠伸をした後
『ブラッド:ブレイカー』の作業服――獅斬が来ているロングコートだ――を
羽織り歩きだす。

『……彼方、駄目ね。それじゃあ私は勿論、璃音にも勝てないわ』
"……ヘッ、璃音の体使って動き回るしか出来ねえ奴が何言ってやがる"
『ッ――!!り、璃音は私に体を貸してくれたの。彼方に関係ないわッ!!』
"…なあ奏。獅斬は―――"
『あ……や、止めて、止めろ止めろッ!!お父様の名前を気安く呼ぶなぁッ!!』
"…………愛してなんかいねえんだよ"

『ソンナ事、知ッテル。私ノ事ヲ愛シテクレルマデ私ハ――――』


『オ父様ノ言ウ事、チャント聞イテ、イイ子デイナクチャ』
アイツの―――奏と璃音の境界線が、壊れていった時の事。
璃音が奏を匿った事。奏と璃音は知らない間に一心同体だったこと。
奏は父親の獅斬に愛して欲しかった事。その為には何でもすると誓った事。
彼女の世界は霧だけで一人だったこと。闇より深い寂しさを知っていた事。
自分が持つ能力の百分の一だけを璃音に貸している事。
璃音が歌う歌が実は奏に捧げた物であったこと。
璃音の感情を奪い取ってしまったのは紛れもない奏だと言う事。
異世界から来た異人だと言う事。都の救い手だと言う事。
奏は元々人では無かったこと。夜の時間帯、死にたくなると言う事。
ずっと、ずっと――――孤独だったと。



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No.55 ニックネームは削除されました 05/22 19:37:50  削除依頼

『璃音には……感謝したいの…あの人はお父様の側に真っ直ぐな気持ちでいるから…
褒めて欲しいって、偉いって言って欲しいって。
私と同じ、お父様に与えられたい物だけを求めているから―――大好き。
…でも……璃音とお父様以外の人間は全て…全て滅んでしまえば良い‼』


"……奏の力に適う奴なんていねえよ。十分…誇りじゃねえか"
―――――――――――――――――――――――――――――
はい意味不明乙☆←
私も色々ごちゃごちゃになってるから過去編やり直します←
出だしはやっぱり綾ちゃんとの絡みから\(・ω・)/((
\(^ω^)/\(^∀^)/\(´ω`)/\(`・Θ・´)/←自重

コメント返信はまた明日…って事で逃走★

因みにチャイナの色塗りは色乗せればできるんで←多分
二人で映ってる奴の男の子の方(ユキ絵さん⇒)
ちょっと肌が紅い、か、な?←mt
背景と髪の色種類が同じでちょっと被ってるかな、と(死
あ、でも上手ですよかなり!!!
あたしとは月と鼈ですね分かります←乙★



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No.56 鈴音 05/22 23:01:36  削除依頼

*一ノ宮 綾*

グシグシ言ってるあたしの前でひかるがそっと右手を挙げる。

「棄権します」

顔を見るとそこには本気で言ってるのか冗談なのか…
多分本気なんだと思うけどそう真顔で呟いたひかる。

「…うぅ…ふぇっ?」

突然の棄権の言葉にどうしようもできなく、間抜けな声を出してしまった。

「別にお前の泣き顔が嫌とかじゃなくて、もう眠いんだよ俺は」

そう言ったひかるはさっきの記録帳を箱にしまいベットの下に押し込む。
突然の意味分からない行動にきょとんとしつつも未だひゃっくりや嗚咽は
止まらない。
そんなあたしの額をひかるが軽く小突いた。

「んじゃ、俺は風呂入るから。精々フクロウに突かれねぇように帰れよ」

そう言って半ば(というかほぼ)無責任にそう言ったひかるは膝に手をあてて腰を上げる。
なんかよく見えなかったけど紅いジャージを手にしてお風呂がある方に行った。

ひかるがいなくなって部屋に1人になる。
時計を見るともう11時近くて…

「こんな中、1人で、帰れるわけないじゃない…」

気持ち的にだいぶ落ち着いて呂律も回ってくる。
でも、あんな話をさせたあとにひかる1人になんてしたくない。
それに…このかっこ寒いんだもん←
そう思いながらネギマに近づく。

「ひかるが上がったら送ってってもらおーね♪」
「ソウダネ!アヤ!」

そういって羽根をばたつかせるネギ。
指にのせたりしながら遊んでるとだんだん瞼が重くなってきた。
しばらくネギマと遊んでると瞼が重くなってくる。
あーやばい…このままじゃ…ね…r(zzZZ

「スースー zzZZ…」

色々あって疲れたせいか、結局瞼が閉じてしまってあたしは眠りについた。



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No.57 鈴音 05/22 23:06:39  削除依頼

「…いっ!…よ!!」

うるさいなぁ…こっちは気持ちよく寝てるのに・・・

「おい!!起きろっ!!」

その声を聞いた瞬間頭に衝撃が走る。
そのせいで飛び起きた。

「いったーいっ!!なにするのよー!!」

飛び起きたあたしの目にうつったのは右手に台本を丸めたもの(それでたたいたと思われる)
左手にジュースか何かの缶を持ったひかるが立っていた。
ひかるが思いっきり頭をたたいたようでまだジンジン痛む。
もう…女の子に対してひどくない!?

「なんで、てめぇ帰ってねぇんだよ!!」
「だってこんな中1人で帰れるわけないじゃない!!」
「帰れよ!!そんでなんちゅーかっこしてんだバカがっ!!」

ひかるを睨みつけるとそこには顔を赤くしてこっちを睨みつけるひかる。
風呂上がりのせいかな…なんて思いながら自分の格好を見ると
テニスウェアのせいかおなかが普通に出ててスカートが乱れてる…

まっまっまって!!(焦
ほんとあたしっなんちゅーかっこして寝てんの!?

「キャーーーー!!なっなっ;;みっ見た!?ひかるのハレンチ―!!!」

急いでスカートを整えてウィンブレの前を交差させる。
うぅぅ…はずい///見られた///
こんな太ってヤバい体型見られた…(超ショック

「誰がハレンチだって!?誰もてめぇのなんて見たってどうも感じねぇっつーの」

そう言ってふんっと鼻をならし、だっさいジャージでふんぞり返るひかるに
あたしの中の何かがキレた。
いや、そこまで言われたらいくらなんでもさ…ショック通り越してむかつきMaxですね。

「なによっ!!ひかるのっバカ―――――――――!!!!」



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No.58 鈴音 05/22 23:08:18  削除依頼

ドゴッ

ひかるの近くの壁にこぶしを入れるとそこにひびが入りパラパラと木くずやらなんやらが落ちてくる。
壁の向こうから照平くんの声が聞こえた。

「先輩!うるさいデース!夫婦喧嘩ならもっと早い時間にやってくだサイ!!」
「夫婦喧嘩じゃねー!!何言ってんだこのバカがっ!!」

あたしがひびを入れた部分を横目に壁に向かって叫ぶひかる。

「てか、この時間に女1人で帰れって言う方がおかしいじゃない!!
泊まらせてあげるとか言う選択肢はないわけ!?」
「ふざけんじゃねー!!なんで俺がお前なんかを泊めなきゃいけねぇんだ!
それにそれくらい力強ぇんだから痴漢なんて出てこねぇよバーカ」

プっチーン…
はい、きました。あのねぇいくらなんでもあたしだって女の子よ?
1人であの道歩けるわけないでしょうが!!
少しは心配してくれたっていいじゃないのっ!!!

「あたしだって女の子よっ!!バカっ!!」
「あんだけ力強くでどこが女の子だ!!女っつーのはもっとちっこくてなよなよした奴のことだろ!?」

きっ気にしてることをこいつは易々と…
どうせ可愛くないですよ!!どうせ女の子っぽくないですよ!!
もう、ひかるなんてひかるなんてー…

フルフルと怒りに震えてると目線の先にひかるが大事そうにもってる缶が見える。
こうなったら…

あたしはバッとひかるの左手から缶を奪い取りそれをグビグビ飲む。

「あっ!!おまっバカっ!!」
「なによっ!!バカじゃなッ…れ?」

缶の中身を飲み干すとだんだん体が熱くなってくる。
手に力が入らなくなってカランと音を立てて缶が床に落ちた。

『麦酒☆』と書かれた缶が…

とたんに視界が揺らぎ始める。
そう言えば…中学校のころの文化祭の打ち上げで間違ってお酒飲んだとき
南に「あんたもうお酒飲むな」って釘刺されたっけ…
あれ?そう言えばあの時の記憶もない…
アノあとあたしどうなったんだっけ…

そんなこと思ってるとだんだん意識が遠のいていってあたしの記憶はそこで途切れた。
そう…あたしは知らなかった。
自分がお酒を飲むと甘えん坊になる上に記憶がなくなると言うことに…。



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No.59 鈴音 05/22 23:21:55  削除依頼

あのーはい。
またまた変な展開つくってごめんなさいorz

なんかもう綾性格壊れまくりでっΣ
皆さんには迷惑かけますorz

えーっとひかるくん→綾でも綾→ひかるくんでもいいんですけど…
なんとなくイメージ的にあってたのでアップします!!
2番は付き合ってからの歌詞になってるようなので1番のほうで考えて
いただければいいかなぁなんて←

EXILEの君がいるからって言う曲です。
ちなみにEXILEの大ファンというわけではないです…。
歌詞が気に入ったのでww

http://www.youtube.com/watch?v=dWJiP8m4pOc

ってことでコメ返☆

ユキ絵☆さん≫いやいや、あたしも全く分からなくてまさに/(^0^)\
な状態でして(汗
数字とかわけわかんない英語が並んでてあたしも頭パンクしましたww
これで2級とれた自分がすごいと思う←調子乗るな
つくりたいですよねー!!!
てかオリジナルブックつくっていいっすか!?的な←駄目だろ
もうこれは保存しなきゃ駄目だろ的な感じにこのリレ小がなきゃ
生きていけないくらいあたしはヤバくなっておりますww
あたしもいないんですよ…てかみんな忙しく(泣
登場させますよーwwもう、綾への溺愛ぶりをどうぞご覧あれww
健司はどなったりしませんねーwwにこにこして受け流す的な←
リョーガは…きっと一番の常識人として育ってくれていることでしょう!!
うん。きっとそうだよっ☆



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No.60 華樹 05/23 02:13:14  削除依頼

『ねぇ、燕雀』
『なんでしょうか、兄上』
『いつか…いつか。わたしたち一族にかかった呪いが解けて、その子孫がわたしたちと同じ苦しみをうけない日が来たらいいのにね。…もうこの血は必要のない時代なのだから』
『でも、呪いをなくすには…』
『うん…わたしたち一族が滅びなければ叶わない』
『…』
『もしも、の話だよ』


――だから、そんな顔しないで、燕雀。



「…!」
新幹線の座席ではっと燕雀は目を覚ました。
まさか寝過したかと時計を見ると、さっき見た時刻から10分しか経っていなかった。
よかった。乗り過ごしたわけではないようだ。
ほっと息をついて座席に身を沈めた。そして瞼を閉じ、眉間を抑える。

―兄上の夢なんて、何十年ぶりだろう。

さっき夢で見た光に溢れた光景がまだ瞼の裏に浮かんでいる。
久しぶりに兄の事を考えていたからだろうか。
一瞬、兄の優しい声が久しぶりに聞こえた。
唯一、自分の味方だった兄。
双子であるのにも関わらず、3歳は離れているのではないかというぐらい兄の鴻鵠は燕雀よりもしっかりしていて、どこか大人びた雰囲気をまとった人だった。
だから自分も『兄上』と慕い、尊敬していた。

「呪い…か」

きゅ、と右の四本の指をもう片方の手のひらで包みながら考える。

これは、呪いであって呪いではない。
徐霊だとか祈る事とかでは決して解決されない“呪い”だ。
もっとも一族の中でこの身体や能力の事を“呪い”と言っていたのは燕雀と鴻鵠だけだったが。
あとの者は皆、素晴らしいとか奇跡とか貴重だとかほざいていた。

この命が、一族が、この血が完全に絶えなければ呪いが消える事は難しい。

でも、そんな事は出来ない事だと分っていた。
一族を滅ぼすなどと。
たとえ燕雀が樹城家の血を引くものを皆殺しにしようとしても、その数は多すぎてとてもではないが一人で成し遂げられるものではない。
そして。
この呪われた血を引くのは樹城だけではなく、宮倉、野浦、水羽…とまだ三つの一族があるのだ。それも合わせたら膨大な数になる。
その子孫達は、広くひっそりと国中にいるのだから。
いや、もしかしたら海外にも移住している者もいるかもしれない。


<~~です。 お降りの際は忘れものに~~~~~>

車内アナウンスが流れて、席を立った。



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No.61 華樹 05/23 02:13:31  削除依頼

++++++++++++++++++++++++++


年始の集会の際に集まったばかりだったが、いつ来てもこの風景は懐かしく感じた。
昔は周りに家なんてなかったが、今は住宅街だ。
目の前のいまどきっぽい家々が立ち並んでいる場所は昔は水田で、よく兄と遊んだものだ。兄は体が弱かったためあまり外に出る事ができなくて、こっそり連れ出して叱られたりとか。

『どちらさまですか』
住宅街の中でひと際目立つ、広大な面積を占める日本家屋。入口には巨大な門があって、ここ最近取り付けたと思われるカメラ付きインターホンがある。

「…樹城燕雀だ」

スピーカーから聞こえた中年の女らしい声に答えると、『少々お待ちを』という声が聞こえ、指示どおりに待っているとがちゃがちゃと近くで金属が触れ合う音がして木製の重厚な扉が開いた。

「まぁまぁ、お嬢様、おかえりなさいませ」
「…深玄、“お嬢様”はやめてくれと言っておるだろう?これでも私は一応もう未婚ではないのだが」
「ああ…そうでしたわね。…全然お変わりないのでつい……あっ」
そこで思い出したように口をつぐむ深玄を見て、「別にいい」と笑いかけてみせる。
すると、深玄はほっとしたように笑って、燕雀を奥へと案内した。

さっき、味方は居なくなったといっていたが、会って気づいた。まだ味方は居たのだと。
代々樹城家に使用人として仕えている深玄(ミクロ)家。
今燕雀を案内している女性は、燕雀と鴻鵠が昔世話になった者の娘だ。
ちなみに言うと、深玄は一般人だ。だからなのかもしれないが、燕雀と鴻鵠の苦悩をよく理解してくれる貴重な者でもあった。

「さぁ、此処で皆様がお待ちです」



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No.62 ユキ絵☆ 05/23 10:34:10  削除依頼

* 灰塚 輝 *

存在感のある赤色!!実に目立つ!!この熱さ、まさに漢!!!
赤みの強い髪に生まれたのも、俺が燃えたぎる硬骨漢という証拠だぜェ!!

「いやぁ、誂えてもらっただけあってやっぱ鬼最高だなこのジャージ!」

風呂から上がって鏡に映る"燃えたぎる真紅の火炎ジャージ"に見惚れる。
ここまで火が飛び出してきそうなリアルな火災現場のプリント。
そのプリントの上に大きく書かれた「火炎・熱血」の渋い黒文字。
諸君。これぞ男のロマンだと思わないかね?真の漢なら魅力が分かるはずだ。
言っとくが軟弱者の健司やトーガにはこの火炎ジャージは似合わねぇぜェ?
俺の様なナイス☆ガイじゃねぇとな!!俺ファイヤー!!ナッハッハ!!

バスタオルで適当に髪の水分をぐしゃぐしゃ拭き取る。
それを首にかけ、台所へ向う。向うと言っても狭すぎて5秒かからねぇけど。

「ビ・ビ・ビィ~ルちゃんを飲めヴぁあん~チョベリグってぬぁあぁん~♪」

たった今作詞作曲した演歌(曲名:ひかるのビール旅!)を歌いながら
冷蔵を開け、冷やしておいた☆麦酒☆を取り出し頬にくっつけた。
風呂でほてった頬がすっとする。ああ、叫びたい。生きてて良かったと。

缶のプルタブに右の親指が触れた時、はっとした。

糞女の奴ちゃんと帰れたんだろうか。もう11時超えてるけど。
通り魔に襲われたりしてねぇだろうな…。いや、そりゃねぇよな糞女だし。
けど万が一何かあったら。いやいや、だから大丈夫だってあいつなら。

でも…もしかしたら…。

左手に力を入れると、ぺこ。ほんの少し缶が凹んだ。
…やっぱり電話くらいしといてやるか。全っ然心配じゃねぇけど!!
缶開けるのを止めて、麦酒ごと部屋へ向かう。向うと言っても(中略)けど。
5秒かからず部屋のカーペットに足をつける。さて。携帯はベッド――

目が「・」になった。
 



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No.63 ユキ絵☆ 05/23 10:34:26  削除依頼

 
「どっ、どぅえっ!?」

捉えた光景に思わず缶を落としてしまった。
左足の甲に落下し転がる缶を左手寄せ持ち上げてから、けんけん。
足痛い痛すぎる。骨折れた?骨折れることあるぞ真面目にこういうので。

…って!!今は骨のことなんて気にしてる場合じゃねェ!!!

何故か帰ったはずの糞女が俺のベッドに、その…!
ていうか、な何だよこの煽情的腹見えてっとスカート捲れつっ…!!
さっきからチラッチラ見えるものに完全に目のやり場を失い、取り乱す。

「でっ、どっ、ちょ何でいるんだよテメェ!!」
「む」

む。じゃねぇ!!

「おいっ!このエロ女っ!!寝てんじゃねぇよ起きろよ!!」

色々危なく爆睡してる糞女に渾身の力を振り絞り怒鳴るが、残念な結果で。
こうなったらぶっ叩いて起してやろうとテーブルの上に放置された
台本をむんずと掴み取り、糞女の頭にあてがった。
そして一気に振り上げ、そのまま下ろす!!ぱこん。空気を斬ったそれが鳴った。

「おい!!起きろっ!!」
「いったーいっ!!なにするのよー!!」

やっと目を開けた糞女がまるで俺が悪行をなしたような台詞を吐きやがった。
なにするのよー、じゃねぇよ!起してやったのになんて口利きやがる!

「なんで、てめぇ帰ってねぇんだよ!!」
「だってこんな中1人で帰れるわけないじゃない!!」
「帰れよ!!そんでなんちゅーかっこしてんだバカがっ!!」

びしっ!と言う文字を頭上に書かれそうな勢いで糞女を指差す。
折角麦酒の缶で頬を冷ましたってのにまた熱くなっちまっただろが!

「キャーーーー!!なっなっ;;みっ見た!?ひかるのハレンチ―!!!」
 



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No.64 ユキ絵☆ 05/23 10:35:54  削除依頼

 
漸く自分の凄まじい格好に気づいたのか跳ね起きる糞女。
腹を視線から守るようにウィンブレの前を交差させ、きつく睨みつけてきた。
自分が勝手にそういう格好で寝てたんだろが!なのに何故俺が破廉恥!?
その、一般的に見ると誘ってる(?)とか言うやつなのか知らねぇが
俺のようなストイック且つ厳格な男がそんなものに動じるわけねぇだろ!!
どこまでもどこまでも人をバカにする女だな蹴り飛ばしてやろうか!?

「誰がハレンチだって!?誰もてめぇのなんて見たってどうも感じねぇっつーの」

粋がってる糞女にそれだけ教えといてやった。
いや、訊いて回ったわけじゃねぇから誰も感じねぇかってのは知らねぇけど。
世にはもの好きってのも存在するからな。俺じゃなかったらどうなってたか。
だから少なくとも目撃されたのが俺で良かったってのは理解しといて頂きたい。
いや、だから頼む、誤解するな。俺は、決して、ハレンチ、では、ない!!!

どしっ、と床に座りそのままくたくた横になろうとする。

が。

「なによっ!!ひかるのっバカ―――――――――!!!!」


――――――――――――――――――――――――――――――――
ちょ、盛大に微妙なところでたっちです(´;∀;`)ごめんなさい
ううおお10時まで寝坊した上終わらなかったようおうおうorzそして眠いorz

10時50分には家出なきゃ駄目な用事があるので途中ですが爆弾投下です><
ごめん、輝が変態くさいのは私がド変態だからであるwww(変態仮面!!
いや、でもムッツリな輝さんを書くのが凄まじく楽しかったwwww(おいw
ひかるのビール旅!、どの辺が旅なの?って突っ込んじゃダメですよw←
「チョベリグ」っていきなり歌詞に死語入れさせた私ってチョベリバ~↓↓

↓今日の記事を書きながら聴いてたBGMは、これです。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6162946
↑聴けばきっと眠気も覚めるZOY☆(←デデデ大王のつもり



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No.65 華樹 05/23 14:53:18  削除依頼

こんにちは、激しく時間外投稿スイマセン;
あああ、昨日力尽きてなんのコメもなしに終了してしまったぁぁぁぁぁ;;
本文書いてそのままコメ返しようなんて慣れない事するんじゃなかった…

さてさて。
またもや燕雀さんのターン★という事で…
あああ、番外編の意味がなくなる…かもしれない!!
そして、ちょっと皆さんを巻きこんじゃうかもしれない、かも!
自分でもどういう展開にしたいのか分からないという…
和解…にすっか?とか思ったり。。
あああ、どうしたいんだ、あたし…自分のしたい事がわからない…!!


ではではコメ返しです~(遅くなってすいません;)

>鈴音さん
なんかね、たらこ高かったらしいんですよおおおおお;;
まぁ、高かったなら仕方ないですけどね…旅費でだいぶ使ってるし…
ホヤは、ちょっとだけ貰って食べたんですけど、私はだめでした…ウニも…あの、なんていうんですか?ぐろてすくな!?ええっと、なんていうかなんていうか!!
あの、ぐにってしててどろっとしててが駄目です…触れるとは思うけど口には運べない…;;(くっ…(涙

いえいえいえいえ、私の素顔なんて見たら、まじ引きます、皆さん。
『可愛い』とは太陽と冥王星くらい遠い顔立ちです。
せーらーむーんですか!?
うさぎちゃんですねぇ…w懐かしいww昔はセーラームーン見まくってました。ビデオとか何回も何回も見てて、母は呆れていたようですが…
『月にかわっておしおきよっ』でしたっけ、決め台詞。
なんか、セーラームーンが変身の時とかに持ってたやつあったじゃないですか、それ買ってもらったりした記憶あります…w
ほ、他ですかっ!?じゃぁ、ちょろちょろ貼っていきますねw
セシル君は、なんか一番上手く描けたような気がしたので…

…輝君はもう気づいてるんじゃないでしょうかね…意識下に。
ただそれを認めたくないだけっっ!!とか。意識下に。
あぁ、ほんとにほのぼのしますねぇぇwwこの二人はw
ライバル役を出すみたいですが、それの絡みも楽しみですねww
もう今から妄想しときますから!(←
あ、ユキ絵さんにはもう許可(?)頂いたのですが、暇がある時にアヤちゃんと輝君の短編とか書いてもいいですか!?本編にはあたりさわりないようにします…!



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No.66 華樹 05/23 15:47:44  削除依頼

あ、曲聴きましたっっww
ちょ、EXILE!!
私の友達が大好きでファンクラブに入っているグループ!!(知らんわ
なんすか、なんすか!?まじでぴったりじゃないっすかぁぁぁ(言葉乱れてる

『長いトキを超えて 出会えた』の所で、本編の輝君の

――――ああ。もう少し早く、こいつに会えてたらなあ。

と、まじでリンクしたのは私だけですか…!?
鳥肌立った…
輝君にカラオケで歌ってほしいw

『君の心の傷 僕が光に変えてく』
『僕の心の闇 いつか光に変わってく
          今 君がそばにいるから・・・』

正に、な感じがしますねぇぇwww
あーもう、カラオケといわず結婚式(早っ)で歌えばいいのに…
EXILE、Goob job!! 
曲紹介してくれた鈴音さんGoob job!!

試合お疲れ様でした!
残念な結果だったと思いますが、これからも頑張って下さいねww



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No.67 華樹 05/23 15:52:29  削除依頼

>ユキ絵さん
私も清のキャラだいぶ変ってますが、自キャラで一番壊れていってんの燕雀さんなので…;;;
最初、不器用だけどもっと威厳たっぷりで、自信たっぷりで、な人にしようと思ってたんですが、書いてるうちに何故か母性溢れるやさしい女性(?)になってしまいました…;あ、でも不器用なのはまだのこってますね!
なななななななななななななななななななななななななな、
ままっま、まじですか!?
と…とうとう見つかってしまった…ひっそりこっそりやっていたのですが…
ぎゃぁぁ、いきなり駄絵のオンパレードですいませんした…;
あの絵板は、ちーまちーま描いた絵をのせてこうかなぁーぁーと作ったものです。最初はブログ作って、そっちにやろうかなと思っていたのですが、ブログ作るの面倒だな…という事でふみコミュで…
あ、でも短編とか小説系はブログ作るつもりですよ!!テスト終わって時間ができたらやりますww
妄想でSですかww
え、現実ではどちらでもないんですか?…いえいえ、ユキ絵さん…(フフフ
きっと現実でも出てきますって、そのうち。
私は首の後ろが弱い友達が居たら即首の後ろ触りたくなりますね~(変態
……なんか、楽しくないですか?(ど変態
リナ嬢はそれでこそリナ嬢だと思うww
なんか血にまみれた悪魔の格好が似合いそうですよね~w
さぁ、リナ嬢と共に鞭を手に!!
ぎゃはっ(笑い方変ちょ、私も改めてそれ言われて想像したら吹いたww
ふっひっひってwwじゃぁ私のこのアバターも…と…あははっはあはhぎゃはっはは(壊
なんだろこれ、すげー怖かったです。そして爆笑w
あー、私とは似てもつかない顔なのに…このアバター…ww
ですよね!私もそう思いました!リナ嬢にはアリプロが似合う!!
何気リナ嬢歌上手そうな…
Kalafinaの方は、そうですよね!あのサビに行く直前のあの盛り上がりがなんともいいですよね!!一気に感情が溢れたというか、ええと、うまく表現できませんが…
PVですか…手書きで作れたらいいんですけどね…私にはその力量と時間と体力があぁぁ…(泣;



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No.68 華樹 05/23 15:55:07  削除依頼

カエルは…なんか、好奇心を抑えられなくなったようです。カエル焼いてみたらどうなるのかなぁwwという思いを胸の内に秘めていたらしく…;;
私も小さい頃はカマキリが餌を食べている所を生で見たくて、カマキリとバッタ捕まえて一緒のかごにいれ、食べるの見てましたね…
男子がバッタの足全部ひっこぬいて『芋虫~』とか喜んでるのを見た時はさすがに吐き気がしましたが;;
蜘蛛に蟻盗られたって…蜘蛛はきっと良い出前がきたと思ったのでしょうねw
わああ、許可有難うございます!!時間がある時になりますが…いつになるかわかりませんが…、許可はもらったので書いていこうと思いますwwさて、お題配布サイトでも回ってこようかしら…
ま、漫画ですか!?わわわわ、私、おはずかしながら体がうまく描けなくてですね…;;今練習中なのですがなんとも…っ!!
だれだ、人間なんてややこしい体つきを考えたのは!!(ぇ

++++++++
ちょ、コメ返書き終わった直後に、あまりの長さに吹いた…;;
私も紫凛さんの線画のぬり絵に挑戦してみたいのですが、どうやってやるのか未だ分からず…
誰か教えて下さい………(泣



deleted

No.69 ニックネームは削除されました 05/23 18:59:50  削除依頼

*凬凪 刻*

「おはヨー♪」
でっけえ制服を身に纏い、よっと右手をあげ愛想を振りまく。
髑髏のウエストチェーンがちゃらちゃらと鳴りウザい。

無駄に金がかかると知っている筈。
―――なのに何故女子は髪を染めるんだ。
しかも香水も化粧も濃くてマジ殺したくなる。

「……まあ可愛いけどネ」
自分の激ミニマムな手を見てふとあいつを思い浮かべ、一人でキレる。

"あ、餓鬼刻。よかった、これであたしが一番小さくないわw"
"餓鬼の癖に出しゃばるな☆"
"わー、ひどーい。大神と平家さんに言い付けてやろっ!!"
"―――悪には……悪、を"

誰も俺によってこなかったから、お前に会えてよかったと言ったのが間違いだった。
甚振られても良いから、お前の側に置いとけよと言った。

"お前さ、何処まで行くんだヨ"
"……私を殺してくれる人が居る所まで…かな"
"夢で大切な人に会えて、そしたら―――"
"――さあ。私はずっと仮面かぶって嘘ついてるからそんな優しい事してくれないわ"

「……だああああ、辛気臭え。マジ授業フケてえ」
がしがしと何色とも言えない髪を掻く。
金持ちで、成績優秀で何にも飢えてないこの俺が何で――――――。


+///////////////////+

「何でお前らにいじられてんだヨ‼‼‼」
只今、『コード:ブレイカー』本拠地。
そしてたった今俺は…そう、"可愛がられている"……のだろうか。

「あはははっ!!!刻が怒った怒った――!!」
金色の長い髪を今日は珍しく二つに結い、腹を抱えて俺を指さす女。
蒼い瞳に薄らと笑い過ぎの涙がたまっている。

(黙れ派手女!!上司じゃなかったら即殺してるっつーのに‼‼)

「暴れてはいけませんよ。さもなくばおしおきです」



deleted

No.70 ニックネームは削除されました 05/23 19:00:32  削除依頼

黙れ眉なし男‼…と叫びたくなる。
銀色のテンパ野郎の手の中にはエロ小説が。
そして知らぬ間に右手には光を纏う鞭。

(てめぇは男にも手ぇ出すのかよこの悪趣味眉なし変態男!!!)

本当はだああああああああああ!!!!と叫んでしまいたいのに。
こいつ等が上司だからという理由で手が出せない。

――不意にパンパンと乾いた音が広い部屋に響く。
俺は急な事に驚き璃音としていたチェス――完敗だった――をひっくり返してしまった。

「あ、また負け惜しみ?残念、到底私には勝てないよw」
クスクスと鈴が転がるように綺麗な声が黒々した言葉を俺に投げつける。

「黙れっテ!!俺は財閥の――――「餓鬼は黙って下さいね。本題ですが仕事です」
黒い手袋をした能面野郎――大神 零が部屋にはいりこみ早速言葉を遮りやがる。

「チッ……エロ神の癖……にゅごぶぁ!!!!」
エロ神の癖に出しゃばるなと言おうとした途端後ろから蹴られ見事に
箪笥の角に頭をぶつける。……ああ、包丁まで落下してきた。

すると璃音はまたテーブルに突っ伏し声を押し殺して爆笑する。

「お、俺がロスト終わったら存分に甚振ってやらあぁあああああ!!!!!」
床に垂直に刺さった包丁を引き抜きダーツの的へ投げつけるが
華麗に素敵に途中で落ちた。俺、乙☆←わ

「プッ.....ククク……馬ー鹿。」
不意に璃音がまたそう暴言を吐いてきたので余計に錯乱して
備品をほとんどぶっ壊した後に仕事に行ったが気にするものか。

+//////////+



deleted

No.71 ニックネームは削除されました 05/23 19:01:51  削除依頼

*海咲 璃音*

リ……ン  リ…ン……
聞こえる―――聞えてしまう。

澄んだ音に顔を顰める。
公園の中央。私の目の前にはオレンジ色の綺麗な焔。

「う……あ゛……た、ダズゲデ……」
火の中から途切れ途切れに聞える声。
時折焔の中で"何か"の影が蠢いたりする。

その炎の中にいる"何か"が所持していた鈴を平家さんが指で弄んでいる。
リン、リリン、リ、リンッ――――。

脳内がその鈴の音でいっぱいになって思い切り叫んで自分の喉を引搔いてやりたくなる。

"―――――あれ、彼方だぁれ?"
あの人の足元から顔をヒョこっと出したあの子。
その子は今―――――――――――――


私  の  中  に  居  る  。


正しい場所へ、還す役目を一度貰った。
愛した姿と私を重ねてあの子はずっと笑ってた。
幻想は刹那。無数の声が私を、彼女を呼んだ。

ずっと―――――今も、明日も、きっと。

――――――――――――――――――――――――――――
てててって、てってってーーーん!!!←黙
璃音は雷とデンデロドロドロニチャニチャした物と
鈴の音と薬、それと炭酸にetc.が大嫌いです‼!
因みに酒は滅茶苦茶強い設定です←え

華樹さん⇒
えとですね、色塗りは・・…て面倒臭いんでこの際はりますね、サイト(^_^;)
因みに今姉の私物になっててwww
一応知らない人の振りしてくれると…うれしいな、なんt←死
そしてついに年齢が!!ば、れ、る、か、もww(もう黙れ

色はしぃぺ等で適当に色落としてからこまめにぬりぬり、ぺたぺたと←
華樹さんの色塗り、綺麗だろうなあ…と思ってますんで!!!
時折変な事言うけど気にしないでくださ(ry

さてと、前のスレからコメント引っ張り出すので少々お待ちを^^;



deleted

No.72 ニックネームは削除されました 05/23 19:22:38  削除依頼

ユキ絵さん⇒
って本当にそうだったのkwwwwwwww←
だって私小学六年の頃昼ごろ400でたらないくらいの
血の量でwwwよく貧血起こしてたんかで保健室にGO☆してました(・_・;)
遭難とか先生wwwだれだそんな奴雇用した奴は←黙れ
単品ですねー。五百円玉サイズのキャラメル。
あれ一時期食い過ぎてニキビと体重で俺涙目状態に←
私もこの小説始めてから成績がOTL
でも気にしない、この小説が、好きだから――――(死ね
なんで「おう」連呼なんですかねwww
しかもメタボ回路一直線自重しろwww←

鈴音さん⇒
バスタオルで涙がぬぐえないのなら、バスタブで泣きます←mt
だってこの小説が、好きだから――――‼‼!(こっちも死ね
出会いっていいですよね、大好きでs(出会い系サイト使いそうで不安
じゃあ璃音‼ちょっくら特攻服着て占領しr←


因みに何となくイメージ曲を←タヒ
璃音&奏(ちょっぴりマイナーに)↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7020470
(ミヤコワスレ)
刻≪トキ≫(今回にもちょこっとそれらしきものが出てます)↓
http://www.nicovideo.jp/watch/nm5262721
(アゲハ蝶)

そしてそして、姉の物になり果てたサイトを(^_^;)
因みに私は此処で「華月ちえ」と名乗ります。
―――あれです。璃音の学校の学園長の名前です^^;

そして姉が乗っ取った今私、ほとんど手が付けられなくて←え
そして私がこのサイトを教えたらきっと殺されるに違いないww
と言う訳で出来る限り他人ぽくお願いします、時々返信返せるとは
思うのですが―――姉、カカア天下で(そんなことはない

http://erneut.net/

今はまだ 幸福のクローバーにはなれないけれど

誰もが持っている幸福の可能性


幸福の … 四葉のクローバー


まだ暫く 綺麗な四葉は開けないけれど

ひっそり芽吹いた小さな若葉



誰にも気づかれず

その本人すらも気づいていない

小さな幸福の葉が

立派な四葉のクローバーになりますようにと

いつまでも願い続けます


ようこそ 四ツ若葉学園 へ


…と言う訳で駄作置き場となっております<(_ _)>
恥ずかしくなったので逃走ッッ!!!(ばびゅん)



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No.73 希影 05/23 22:24:00  削除依頼

ダダダダーンッ★☆←タヒ
検査入院から復活した希影でs((
黄泉の世界から戻ってきましたよフフフ(ry

ってかなんか皆さん温かいお言葉ありがとです^^
そしてお久しぶりです←

とりあえずあっと今日からPCおkになったので
今日は今までの話を読ませてもらいました^^

でもどうもおバカすぎて頭の中で整理できません←あ
誰か現状を僕に教えてください((ry

ってか華樹さん!!!お帰りなさいッ(黙れ
そして綾ちゃんと輝くん+αの動画最高に笑わせてもらいました!!
あのBGMは聞いたことありましたけどやっぱ絵付きで聴くと完璧に噴きますねv←あ
綾ちゃん可愛いし、そして輝くんマジつんでれ万歳だしww←
蛍くんの腹黒キャラにウハウハ状態で挙句の果てにセルシくんのへタレっぷり(笑)
そして魁と璃音ちゃんのちょこっと登場///
もう何回も見てますね^^そしてこれからも何回も見させてもらおう←


あと紫凛さんの絵がまた新たに何個かうpされていてキャヒ状態←意味不
だ、だってめっちゃ魁を描いてもらって嬉しいんだもん><
なんかお返ししないと!!紫凛さん何がいいですk(
魁が狐のお面被ってる絵とか我が息子ながら軽く胸キュンだよ、胸キュンv(死語
そしてなんとチャイナ服で璃音ちゃんと魁のツーショット!!!
これは叫ばずにはいられない←止めれ
魁の奴め、きっと璃音ちゃんの腰に手を回してるに違いない!(黙れ
もういっそのこと抱きついてしまえよ(ry



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No.74 希影 05/23 22:24:30  削除依頼

ってかユキ絵さん僕の代わりにスレ立てていただいてマジ感謝です^^/
普通にレス数見てなかったけどもうそんなにいっていたのかと
シミジミ歓喜に浸っていました^^←
これでこのリレ小も5スレ目に突入しましたねー
いやはや、もうこれを誰か漫画にしてくんないかな?←
華樹さんの動画によって更に輝くん好きになってしまいました←
どうかこれからも綾ちゃんとイチャイチャさせちゃってください^^


鈴音さーん!!ご心配おかけしました!!
でも再び帰還したんでもう大丈夫、といいたいとこなんですけど
ヘルプスミーなんです←タヒ
どうしましょーか、もう中間考査に入ってしまう∑
そして日本史がパープーなのです;;
こうなったらはやり失踪するしか←止めれ
そして情報という授業のおかげでだいぶキーボードを見なくても
文字を打てるようになりました^^v
ただホームポジションは全然慣れませんけど^^;


ではでは時間オーバーお許しをorz
ってことで懐かしのGTO見てきます(逃走



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No.75 鈴音 05/23 23:33:42  削除依頼

*ナレーター視点*
※注※もはや誰視点かわからなくなってますのでご注意をw

ひかるの大事な大事な麦酒☆を飲み干した綾は首をカクンと落としうつむく。
そんな綾を知ってか知らずか、綾が持つ麦酒☆の缶を奪い取ったひかるは
缶をさかさまにして見るが一滴も出てこなく…
はぁと盛大に溜息を吐いた。

「てめぇ…なんでよりによって俺の大事な大事な麦酒☆ちゃんを飲むんだバカがっ!!」

未だうつむく綾に向かって容赦なく言葉を突き刺すひかる。
反応がないのをいいことにどんどん言っていく。

「だいたい、おまえ武術とかできるんだったら痴漢くらいどーってこと
ねぇだろうが!!だから、さっさと荷物まとめて帰れっ!!」

そう言ってどさっと綾の鞄をベットの脇に投げ捨てる。
それでも顔をあげない綾。
いつもならこれくらいで反発してきてトークバトルが始まるのに・・・。
なんて思ったひかる。未だうつむく綾を不審に思ったのか軽く膝を曲げ
右手で綾の左肩をつかみ軽くゆすった。

「おいっ、いったいどうしたってんd…」

ひかるの言葉が途中で切れる。
ひかるの目の前には顔を真っ赤にしてニヘラッと笑う綾の姿がそこにはあった。

「あれー、ひかるだー♪」

そう言って、またニヘラッと焦点の合わない目で笑った綾はあろうことか
ひかるの腰にぎゅっと抱きついた。



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No.76 鈴音 05/23 23:34:13  削除依頼

「はっ!?ちょっおい、はなれろバカがっ!!」
「えー?ヤダー♪ひかると離れたくない―!」
「離れたくない―じゃねぇよ!!」

抱きつく綾を必死にはがそうとするひかると必死にはがれまいとする綾。
でも男の力にかなうはずがなくべりっと引きはがされてしまった。

「たくっ…しかたねぇ…送ってやるからさっさとたt「ひかるは…」

ひかるの言葉を遮って綾はベットに座ったまま少し上にあるひかるの目を見る。
そすると必然的に上目使いになってしまうもので、しかもなぜか涙が浮いていて…
ひかるを動揺させるには十分だった。

「なっなんだよ…」
「…ひかるは、あたしのこと嫌い?」
「はぁ!?」

うりゅ~…と泣きながら言う綾に驚きを隠せないひかる。
その結果…

「あほかっ!?なんでそんなこと答えなきゃならんっ!!」

と慌てて言ったひかる。
その言葉にもっと綾の目は涙で埋まる。

「やっぱり…ひかるはあたしのことキライなんだ…
だから泊まらせてくれないんだ…」

そう言ってシュンとしたを向く綾にまた慌てるひかる。
ひかるは一日に何回慌てれば気が済むのか…。

「ばっ!!そういうわけじゃな「じゃっいいの!?」

ひかるくんの言葉を聞きたいことだけ聞いて遮る綾。
その表情はさっきとは打って変わって笑顔だった。

「良いわけないだろっ!?」



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No.77 鈴音 05/23 23:37:06  削除依頼

いつの間にやら出した新しい飲み物。
それを口に含みながらブツブツ文句を言う。

「さっき嫌いじゃないって言ったもんっ♪だから、一緒に寝よっ」

そう言ったあたしに向かって今度はひかるがブハッと吹いた。

「ヤ―(泣 汚いよー;;」
「おっ前が変なこと言うからっ!!」
「…あたし変なこと言った??」

キョトーンとする綾を見て自分と綾の”寝る”の解釈の違いの間違いに気付いたのか
顔に手を当て顔が真っ赤なのを他の人に見られないようにするひかる。
(うわ、俺何考えてんだ!?相手はこのくそ女だぞっ??
どうしてそう言う風な思考回路にたどり着く俺っ!!)みたいな事がもろ顔に出ている。

「っ///なんでもねぇっ!このくそっ…」

そう言って缶に残ってる飲み物をグビグビ飲むひかる。
そんなひかるを見て首をかしげる綾。
正坐を崩したような感じに座ってるため萌え系な女の子に大変身している綾。

「んー?なんでもないって…まぁいいやっ!!
でもさっやっぱり一緒に寝たいy「♪♪♪~♪」

またひかるが紅くなりそうな言葉を吐きそうになったときに急に
あたしの携帯が鳴る。
あたしは鞄をたぐりよせて携帯を見る。
ディスプレイを見るとそこには『夜昼 南』の文字。

何か連絡かなぁ…とか思いつつあたしは南からの電話に出た。

――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっとまずは駄文で申し訳ない(泣
これから南が何をするのかwwそしてこの後どうなるかっ!!
ちょっと必見って感じでしょうかね(汗

んですみませんっ明日も練習試合なのでコメ返は明日に
一気に返させていただきますねっ☆
それではまた明日っw



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No.78 ユキ絵さんの携帯 05/24 11:25:03  削除依頼

ちょっと今電話中で投稿遅れそうなんで報告だけしときます!
すみません;



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No.79 ユキ絵☆ 05/24 14:05:59  削除依頼

* 灰塚 輝 *

耳から血が吹きでそうな程、悲鳴に近い叫び声を上げた糞女が
俺の目の横(超すれすれ)に拳を投げ、背後にあった壁に大きな罅を作った。
サァーっと血の気が引いてきて、勝手に口元が引きつるのが分かった。
首の関節に異物が詰まった人形のように、ぎこちない動きで壁を振り向く。
可哀想になった壁の素材がぱらぱらとカーペットの上に広がっていた。

怪!力!

「先輩!うるさいデース!夫婦喧嘩ならもっと早い時間にやってくだサイ!!」
「夫婦喧嘩じゃねー!!何言ってんだこのバカがっ!!」

罅の向こうから照平に非難の声を浴びせられた。
……そして何で夫婦喧嘩になんだよ!?正しい日本語喋れ!!糞外人が!!
ジャージの袖を上腕に持って行き、右肩を上げて「マジ喧嘩」の体勢を取った。

が、頭上から俺に影が重なって、見上げる。
そこには目をスラッシュの形にさせ、俺を見下ろし仁王立ちする糞女の姿が。

「てか、この時間に女1人で帰れって言う方がおかしいじゃない!!
泊まらせてあげるとか言う選択肢はないわけ!?」
「ふざけんじゃねー!!なんで俺がお前なんかを泊めなきゃいけねぇんだ!
それにそれくらい力強ぇんだから痴漢なんて出てこねぇよバーカ」
「あたしだって女の子よっ!!バカっ!!」

その女の子とやらは、とても女の子とは思えない程の声量を出す。

「あんだけ力強くでどこが女の子だ!!女っつーのはもっとちっこくてなよなよした奴のことだろ!?」

例えば、そう、百合子とか!!
この糞女は、女は女でも「糞!」がついてんだよこの糞バカムシが!!
大体女にしては身長でかすぎなんだよ!!巨人ですか!?あはははっ!
本当は男なんじゃねぇの!?女っぽさは瀬戸と良い勝負だな!!へへっ!

ひゅっ。と腕が伸びてきて思わず瞼をぎゅっと閉じてしまった。

やべ、ビンタ食らう!!
……と思ったんだけど…可笑しいな、頬に手が来ねぇぞ。

再びそっと目を開くと、俺の左手から☆麦酒☆が消えていて
代わりにそれの輪郭が点線で(ときどき点滅しながら)描かれていた。
おさけとられた。その7文字が超スピードで頭の中にスクロールした。
 



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No.80 ユキ絵☆ 05/24 14:06:26  削除依頼

 
「あっ!!おまっバカっ!!」

俺の麦酒ちゃんを没収したと思われる糞女を睨みつけると、
既に俺の麦酒ちゃんは、完全に糞女の体内へ流れて行っちまったようで。

「なによっ!!バカじゃなッ…れ?」

缶を手放し、ふらっとベッドに崩れるように座った糞女はそのまま俯いてしまった。
そんな糞女はスルーして床に転がる麦酒の缶を急いで寄せ、引っくり返してみるが。
缶は、ぽちゃん。と一滴だけ床に麦酒の染みを作るだけで。
その上に別の染みを作りそうになった。そう、俺の涙と言う悲痛な染みを。

「てめぇ…なんでよりによって俺の大事な大事な麦酒☆ちゃんを飲むんだバカがっ!!」

反省の色ゼロなのか黙りこくって俯く糞女への文句が、口をついて出る。

「だいたい、おまえ武術とかできるんだったら痴漢くらいどーってこと
ねぇだろうが!!だから、さっさと荷物まとめて帰れっ!!」

糞女の鞄を掴み、力の限り投げつける。
宙でスピンしながら飛んでいったそれが、ベッドの脇を叩きつける。
衝撃で部屋に振動が伝わる。罅の入った壁に新たに5cm程の亀裂が走った。
下の部屋で一人暮らしする"近山さん"とか言う女子大生が、棒の様な物で天井を突く。
当然だが下の部屋に住む近山さんが天井を突いて威嚇したということは
俺のこの部屋の床からガンガンと不快な音が響いてくるわけで。
これで完全に「202に住む灰塚君はうるさい」というレッテルを貼られたな。
最近このアパートに住む者の視線が痛すぎて困るんだけども。

「ッチ。糞女のせいでまた世間からの評判が…」

色々熱くなりすぎたか喉の渇きを潤すために飲み物を取りに冷蔵庫へ。
扉を開けると照明と共に溢れだした冷気が、熱くなった身体を包み込んだ。
そして、今日冷やしておいた麦酒は糞女が飲んだあれだけだったから
(あと1本麦酒下駄箱に隠してあるけど)結局用意していた
発泡酒を取って、再び部屋へ戻る。未だ俯いている糞女がそこにいた。

流石に少し様子がおかしい、んじゃねぇか…?
いつもだったらもうとっくにトークバトルが始まってる気が…。
さっきの一気に飲み乾したし…まさか具合でも悪くなっちまったのか…?
 



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No.81 ユキ絵☆ 05/24 14:07:40  削除依頼

 
何となく心配になって、発泡酒をテーブルに乗せてから
ベッドに座る糞女の前にしゃがんだ。

「おいっ、いったいどうしたってんd…」

覗き込むと、糞女は顔を真赤にさせ虚ろな瞳を向けていた。

「あれー、ひかるだー♪」

俺の名前を呼ぶ糞女は、時々吃逆を混じらせにんまりした表情を浮かべていた。
もしかして具合悪い…?起こしてやろうと両腕を伸ばすと、
俺より先に手を伸ばしていた糞女にぎゅっと腰に手を回された。
逃げようと立ち上がろうとするが、腰に纏わりつく糞女が邪魔をする。
それなりの振動がまた部屋に伝わるが、今はそんなこと気にできなかった。
まるで甘えん坊の猫みてぇにその、俺にくっ付いてきてるんだから。

「はっ!?ちょっおい、はなれろバカがっ!!」
「えー?ヤダー♪ひかると離れたくない―!」
「離れたくない―じゃねぇよ!!」

無理やり引きはがすと、糞女はよろっと両手をシーツにつけ動かなくなった。
やっぱり具合が悪いんだな。…この状態で一人で帰らせたら途中で倒れるかも!
救急車とか呼ばれて、俺が一人で帰らせたなんてばれたら困るからな!
しょうがねぇから、送ってってやるか。まったく…離れたくない、とか…。
別にっ具合悪くなかったら送り届けるなんてしねぇんだけどこんな怪力!!

「たくっ…しかたねぇ…送ってやるからさっさとたt「ひかるは…」

俺の言葉を邪魔してきた糞女が体勢を戻し、喉を震わせた。
上目使いでこっちを見てくる糞女の目は、涙が溜まってうるうるしていて。
なんか、ちょっとあれで…取りあえず視線を外し平静を失くした。

「なっなんだよ…」

嫌な予感。

「…ひかるは、あたしのこと嫌い?」
「はぁ!?」

突然率直に聞かれて、ただ漠然とヤバいと思った。
何がヤバいのか全く分かんねぇわけだけど、取り合えずヤバいと思った。
糞女がぽろぽろと涙を零しながら俺の顔を見上げてくる。
「早く答えて」今にもそう急かされそうな気がして慌てて口を開いた。
 



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No.82 ユキ絵☆ 05/24 14:08:57  削除依頼

 
「あほかっ!?なんでそんなこと答えなきゃならんっ!!」

人が人をどう思おうと勝手なのに何故教えなきゃなんねぇんだよ!!
別にっ、大嫌いって教えてやっても良いけどまたそれで傷つくんだろ!?
まぁ傷ついても一向に構わねぇけど、ただそうなると面倒くせぇことになるから!!
だからって間違っても、その…好き?だなんて嘘つけるわけねぇだろ!!
じゃあ俺は何て答えりゃ良いって話になるだろが!!馬鹿にしやがって!!

「やっぱり…ひかるはあたしのことキライなんだ…
だから泊まらせてくれないんだ…」
「ばっ!!そういうわけじゃな「じゃっいいの!?」

しゅんとして下を向いた糞女に向かって、勝手に否定の言葉が出た。
するとそれが嬉しかった…?のか糞女の表情に花が咲くのが分かった。
だけど俺にはこいつを泊まらせるなんて選択肢は勿論あるはずなく。

「良いわけないだろっ!?」

テーブルの上に置いた発泡酒を開けて口に流し込んだ。
缶は既に少しだけ汗をかいていて俺の右手に水をつけていた。

それにしても大体、嫌いとかそういうの本人に直接聞くなよ。絶対バカだろ。
超スーパー嫌いだけど…実際口で言わされるとなると兎に角調子狂うから。
そして「嫌いじゃない」って無理やり言わせるのよう仕向けるの止めろよ。
…でも、それはもし俺が糞女のこと嫌いじゃなかったら
糞女はそのことに対し嬉しいって思うって、ことなんだよな…?
ってことは糞女は俺のこと嫌いじゃねぇのか…?じゃあ、どう思――

「さっき嫌いじゃないって言ったもんっ♪だから、一緒に寝よっ」

って!?
突然の爆弾発言に酒を吹きだした。糞女の顔面にその酒が吹きかかる。

づ、だってそんな、いっ一緒に寝るっ、だなんてそのせっ…!!
俺はストイックな硬骨漢ストイックな硬骨漢ストイックな硬骨漢ストイック。
…畜生何なんだよこのドエロ女は!俺どうすりゃ良いのか分かんねぇよ!!
ああ駄目だなんか色々熱上がって、この熱で身体の中で目玉焼き作れそ…。

「ヤ―(泣 汚いよー;;」
「おっ前が変なこと言うからっ!!」
「…あたし変なこと言った??」
 



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No.83  

削除されました 


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No.84 ユキ絵☆ 05/24 16:55:43  削除依頼

ひゃっひゃっひゃっNO83削除くらってしまいました(´;∀;`)
小説始まって以来orz皆様にご迷惑…おかけ…しました…○| ̄|_
大好きな大好きな大好きなこの小説が…荒れたりしたら…もう私は…わたしは…○| ̄|_

執筆の際、現在の話しの流れからし不快に思われる恐れがあったので
閲覧された皆様が不快と思わないようにと注意を払い、
不快と思われてしまうような表現は自分なりに一切避ける様にしたのですが
遠まわしの表現に思えなく不快に思われた方大変申し訳ありませんでした。
管理人さんにも多大な迷惑をおかけしてすみません。
そして輝も色々ごめんよ、私のせいで迷惑をかけてしまって。

てことで!!うおおおおおおおおおおおおお(´^o^);:*:;(うるせw

ド根性MAXの輝さんと私はもう一回書きなおして翌日の投稿に付け加えますww
具体的にどの部分がいけなかったのか指摘を受けてなく
自分でも考えましたがあまり思い浮かばず書き直すのは困難と思われますが!!
明日も削除されたら輝さんには責任とってしばらくお休みさせることにしますorz
でもこれだけは分かってくれ、俺は、決して、ハレンチ、では、ない!!!!←

あと、コメント返しは今日はすみません…orz
もしかしたら私のこのレス(存在)自体が不快かもしれないので○| ̄|_
自重して今日は引き下がって寝てます○| ̄|_。。。adieu
最後にもう一度皆さんに迷惑かけて大変申し訳ありませんでした。



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No.85 鈴音 05/24 23:29:58  削除依頼

*夜昼 南*

「よっし、かんせーいっと…」

夜の11時が過ぎたころ、あたしはまだ1人で夜昼グループの本社に残っていた。
綾を見捨ててからすぐに本社に行き、明日綾たちに来てもらう服の残りを作ったのだ。
携帯を開くとメールが1件入っていて、それは雅さんからだった。
内容は「こっちはおわったよー☆」とのこと。
それは10時半ごろ来てて、あっちも結構かかったんだなと思いつつ
「こちらも終わりましたー。明日までゆっくり休んでください」とメールを送信した。
あたしは制服担当で、雅さんは普通の洋服担当。
出来上がったばかりの制服を見てうんうんとうなずく。

「我ながら上出来じゃない♪」

そしてそれを衣装室に入れたあと仮眠室へもどる。
そう言えば…綾には説明してなかったわね…。

1日目と2日目の演目を変えた理由。

実はトーガくんたちも何か手伝いをと忙しいのにもかかわらず犯人の情報収集をしていてくれて、
その情報が今日、FAXで届いた。
犯人と思われる人物が2人とその動機と思われる理由。
それを見た瞬間愕然として、もし狙うとしたら地区の校長が自分たちの学校の
”大切なもの”を受け取りに来る2日目だろうと思って予定を変更した。

「ショック…受けるだろうけど教えといた方がいいわよね…」

その呟きとともに携帯を開き綾の名前を探していく。
一番最初の一番上に登録してあったものが『アサギ』さんとかいう人のせいで2番目になってしまっている
(いつの間に交換したΣ)
綾の名前を見つけ、電話をかけた。

プルルルルルル、プルルルルルル、プルル ガチャ

――みらみ~?どしたにょー?(みなみ~?どうしたのー?)

電話の奥から妙にテンションが高く呂律が回っていない綾の声が聞こえた。

マテ、このテンションどっかで体験した事が…

なんて考えてるとひとつ思い出した。
中学の文化祭の打ち上げでお酒飲んだ時もこんなテンションだった…
まさか…いや待て、綾の家にお酒はないハズ…

「綾…あんた、お酒飲んだわね?」
――んー?飲んでらいよー?ひかるがねー持ってたジュースもりゃったのー
(んー?飲んでないよー?ひかるがね、持ってたジュースもらったのー)



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No.86 鈴音 05/24 23:30:58  削除依頼

キャハハハハッ☆と笑う綾の奥から、バカかおまえ!それは酒だったんだよと
なぜか灰塚くんのどなる声が聞こえる。

マテ、こんな時間になんで灰塚くんが綾の近くにいる

「まぁ、いいわ…あんた飲んでから何分くらいたった?」
――えーっぉねー…しゃんじゅっぷんくらーい♪(えーっとねー…30分くらい♪)

30分…そろそろお酒がまわってくる頃か…。
まず、この状態じゃあの話をするのは無理ね…。

「とりあえず綾。灰塚くんにかわってくれる?」
――えっ…やらー!!みらみに渡さないもんっ(えっ…ヤダー!!南に渡さないもん)

そうするとさっきより近くから灰塚くんが慌てた声が聞こえる。
あー…抱きついてるわね綾。まぁ灰塚くんの反応がおもしろいからいいけど…←
てかお願いされても受け取らんしあんなの(ヒドっ

「あー…はいはい、恋する乙女で結構だからさ、何もしないしかわりなさい」
――やらもん…(やだもん…)
「かわれ(黒」
――…はーい…

そう言った綾は受話器を耳から離したのか「んっ」と小さく声を出した。
「俺に?」と言った灰塚くん。綾が頷いたのであろう少しして灰塚くんが電話に出る。

――もしもし
「何で、あんたが綾の近くにいるのかしら?(黒」
――べっ別にそんなことどーだっていいだろ!?

妙に慌てる灰塚くん。もしややっとくっついたか!?とか思ったが
この2人に限ってそれはないと思い話をそらすことにした。
まぁそ明日綾に問いただせばいいしね。

「まぁいいや。んでなんであんたは綾に酒のましたのよ」
――しらねーよっ!!こいつが勝手に飲んだんだっ…っておい、こらっはなれろバカがっ

電話の奥でイ―ヤー;;と叫んでる綾の声が聞こえてくる。
しばらくたって綾の叫び声がやんで灰塚くんが電話に出た。

――わりーな
「綾は何してんの」
――あー…俺のインコに何か話しかけてる。

綾…あんたあたしにひかるくんとられて悔しいとかわかるけどさ
言っとくけどとんないし、(←二回目)インコに愚痴ってどうよあんた…。

――そーだっ!おい、おまえさ今から車出せるんならこいつ連れてってくれよ!!
泊まってくってきかねーんだよこいつっ

そう言って迷惑そうに声をだす灰塚くん。
でも、最初にあったころと比べて柔らかくなった…か?



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No.87 鈴音 05/24 23:32:41  削除依頼

「車は出せるけどイヤ」
――はぁ!?なんでだよっ!!
「その方が面白そうだから♪」
――なっ!!てめぇふざけんじゃねェぞごらぁ!!!

だってほんとのことだしー??
それに…

「ふざけてないし、てか、綾ってお酒飲むと見ての通り甘えたさんになる
んだけど…誰これかまわず抱きつくくせに1人はいやだとか言う子になっちゃうのよ。
家まで届けたとしてもそのあと綾勝手に隣の家の人のとことか言って
外に出て男の人に連れてかれるかもしれないけどそうなってもいいの??」

そう言った瞬間向こうで相手がびきっと固まるのが空気でわかった。

「あー…綾もとうとう大人になっちゃうのかー…
知らない男の人に綾の大切な純潔奪われちゃうのかー…
見ず知らずの男の人に」
――てってめぇがいんだろ!?お前が一緒にいてやりゃいいじゃねぇかっ!

断固としてとめたくないのか引き下がる灰塚くん。
そんなことしても無駄なのに…

「無理、あたしまだ服作り終わってないもん」

ごめんね☆うそついてww
服作り終わってないとかあたしが終わらないわけないじゃないw
でもこうしたほうがなんか楽しそうなんだもんっ♪

――だー!!!ったくもう、わかったよっ泊まらしゃーいいんだろ!?

そう言って叫ぶ灰塚くんの声が受話器の奥から響いた。
やっと腹を決めたか…。

「あーこれだけは言っとくけど、綾に手なんて出さないでね☆」
――出すわけねぇだろっ!!このアホがっ!!
「まぁいいや、ねっ綾に代わってよ」
――わかった…

すると今度は灰塚くんが「んっ」と言って綾に電話を戻す。
すぐに受け取って耳に当てるすがたがすごい想像出来た。



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No.88 鈴音 05/24 23:34:29  削除依頼

「綾ー、ちゃんとスウェット借りなさいよー?アノ格好で寝るとか…」

気付いてないとしてもひかるくんにとっちゃ拷問だからね

――??わかっれるよーww(わかってるよー)
「ほんとかぁ??」
――むぅ…わかっれるもんっ!!(むぅ…わかってるもん)

そう言ってむきになる綾。
大丈夫かなぁ…まぁ灰塚くんがほしいっていいそうだし。
てか着替えなきゃ…あたしが灰塚くんを殺してしまうわ…←

「んじゃぁそんな綾にとっておきのおまじない」
――ふへぇ?
「灰塚くん、一緒に寝てくれないんでしょー?」
――そうらのそうらのー!!ダメだってー…(そうなのそうなの!だめだってー)

まぁそれが普通なんだけど…。

「んじゃ絶対OKもらえる行動教えてあげる♪」
――えー☆どんなのどんなのっ!?

うわーお、食い付きいーなー…
ほんとお酒飲んだ時の綾って甘えんぼうだよね(汗
ひかるくん…ご愁傷様 チーン←

「一緒の布団で寝れないかもしれないけど…それでもいい?」
――ちかくならいいろー!!(ちかくならいいの)

返答早いわねぇ…。

「えーっとじゃあね…多分、灰塚くんはどう頑張っても一緒には寝てくれないと思うの。
だから、近くにいてくれるおまじない♪それはね…」


―――… ピッ

「っまっさか、2人が一緒にいるとはねー…」

携帯電話を切り、充電機にぶっ刺す。
綾が自覚ない時に言っても意味ないし、明日追求しますかー

なんて思いながらあたしも仮眠室のベットに体をうずめた。


――ベットを貸してくれるだろうから綾、あんたはベットに入ったらひかるくんの服の裾をつかんで
「一緒にじゃだめならココつかんでいい??」ってちょっと涙目で言うの――


さぁさ、ひかるくんはどんな反応するかしらねぇーww



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No.89 鈴音 05/24 23:35:19  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいはーい☆
ものすごい駄文しか書いてない鈴音という輩がお通りしまーす♪

はいっ!!えーっと南さん視点でした!!
さてさて、火曜日編は明日あたりまでにしてそろそろ服を着てリハーサルでもやんなきゃですねww

あっ実は犯人のことですがあたし的には2人いる副校長の片方にしようかと考えております!!
裏事情としては実は学園長は今年で定年で2人のどちらかから学園長を決めることになっていた。
1人の副校長は学園長になることを目標としてる人でもう1人は別にどっちでもいいと言う人。
結局学園長が選んだのは後者で前者は学園長に恨みを持つ。
それで副校長が学園長としての最後の行事この”文化祭”で学園長の評判を落とそうと
各学校の大切なもののレプリカを盗んで、文化祭に持ってくるように言います。

最終的に2日目、副校長に雇われた男が犯人になり済まして正面切って学校に入ってくる。
その間に副校長はものを避難するふりしてそれを奪おうとする。
それを綾とかが止めると言う流れにしようかと…
ちなみにその副校長は綾の憧れの先生だったという落ちでww

ってことで長くなりましたコメ返ですっ☆

華樹さん≫沿岸のはおいしいですからねー;;
でも一生に一回はいったほうがいいかと思われますっ!!!
その時はご一緒に(^0^;)殴
あたしもウニはほんと無理で…(泣
お仲間がいらっしゃってよかった…。

あたしだってそんなもんですよっ!!
ほんと可愛いなんて死んでも言えませんからっ←
あたしもセーラームーンおたくだったんですよwちっちゃい頃ww
そうですそうですっ!!『月にかわっておしおきよっ』ですっ♪
あれはもう出るたびに買って買ってと迫ってましたねーw

マジですかっ!?うはぃw楽しみに待ってますぜww



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No.90 鈴音 05/24 23:35:33  削除依頼

ほんとは恋なんですけどねーw『恋』って言うのに気付いていないと
言うかその感情がわからないと言うかww
綾にとってのライバルもいればひかるくんにとってのライバルも(笑
ぜんぜんっ!!OKですよっ!!
テカ見てみたいっ☆
あたしも時間あれば2人の学園パラレルなんて書こうかなとか
考えてたバカがいます←

もうあの歌詞を見た瞬間にうわっこれだっ!!て思ってww
華樹さんだけではございませんっ!!
マジであたしもリンクしましたっ!

『君の心の傷 僕が光に変えてく』
『僕の心の闇 いつか光に変わってく
          今 君がそばにいるから・・・』

ですよねーww
もう、ほんとエグザイルナイスだっ!!って感じでww
もっとほかにだれかいないかねww
はるさんにはこの曲が似合うとかww


紫凛さん≫璃音ちゃんお酒強い設定ですかっ!!
綾はこの通り全く駄目な状態で(汗
ちなみに綾は地震・雷・火事・(オヤジ←嘘で)・非科学的なもの全般等々…
他にもいろいろ増やしていく予定で←なぜに
もう、そうするしかないですよねっぇー←おい
出会い系はいやですけど出会いはいいですよねーww
てか、ホムペっ!!まだ時間なくてちゃんとは見てないんすけど…
かわいらしいホムペでっ!!また後でゆっくり見ますねーww


希影さん≫状況としてはただいま火曜日の夜ですねっ!!
明日あたりに服が出来上がってリハーサル等のな感じにしようかと思ってましたww
あたしもヘルプスミ―ですよ!!(泣
あたしもそろそろ中間考査で←
授業中にいろいろ考えちゃって(注※妄想←)るため全く授業を聞いてないと言うww
数学がわけわかめになってて…orz
希影さんっ!!一緒に失踪しませんk(殴
ホームビジョンは慣れですからねー;;
仕方ないですよっ!!



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No.91 華樹 05/25 01:44:37  削除依頼

ろくにコメ返しもできなくてすいません;;
テストが今週からなんで、消えます(ぇ
テストが終わったら復活しますので……!!

あ、一つだけ…

ユキ絵さん、全然気にしなくていいですよ!!
私もこの小説があれたりするのは絶対に避けたいです!!
私、ユキ絵さんのNO.83読みました!!
…でも、そんなに“いやらしい”とか全然該当しないように思ったのですが…もしかして通報した方は“不快”のほうにひっかかったのでしょうか?
最初、あれ、ユキ絵さんが消したのかな?と思っていたのですが、その後のユキ絵さんのレス見て愕然としました。
その直後、『くそ、ふざけやがって、誰やねん、どつきまわしたろか…!だぼがァ!』と心の中で思いっきり悪態をついていたのですが…(汗;
通報するならするで、何が悪かったとか言ってくれたらいいですよね…!
きっと通報した人が責められないようにっていうシステムだと思うんですけど、通報した人が直接何が悪いかハッキリ言え~~!!と思いました。
通報したからってその内容の審議とかしてくれないんですかね…
イキナリ記事消されて反対にこっちが不快に思いますよね…(あくまで私は、ですが。
でも、この事で一つ明らかになったのが、
この小説を読んで下さってる方が居る。
って事です。
読んでないなら通報なんてできませんからね…;;

もう、ほんとに、イタズラとかで、削除願いだしてたりしたら、もう、本人呪います。(生卵に架空の名前書いて地中に埋めます。



長々とすいませんでしたっっ!
なんか私情とかも入ってしまってっっ;;
それでは、失礼しましたーーっっっ;;;;



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No.92 ユキ絵☆ 05/25 11:48:21  削除依頼

* 灰塚 輝 *

声を裏返す俺に、キョトンとした顔で首を傾げる糞女。
それは奴が言う「寝る」の真意を俺が取り違えていた、という証明で。

…って!ちょ、うわ、待ってくれよ!一体全体俺は何を考えてたんだ!?
相手はこの糞女でマヌケで怪力ででしゃばりでブスでバカで…!!
どこで間違ってどうしてそう言う風な思考回路に辿り着いたんだ俺はっ!!
恥ずかしくて居た堪れない。鏡を見なくても赤面しきっているのが分かって、
ただ手で顔を覆い隠すことしかできなく。頼むから時を戻してくれ。

「っ///なんでもねぇっ!このくそっ…」
「んー?なんでもないって…まぁいいやっ!!
でもさっやっぱり一緒に寝たいy「♪♪♪~♪」

兎に角身体を冷ますために、缶に残っていた飲み物を一気に流し込んでいると
また何か糞女が良からぬことを言い出しそうになった気がした。
が。その良からぬことが耳に届く前に携帯の着信音が鳴った。
俺の携帯は超音波の如く高音でうるせぇ着信音にしてるから…糞女の携帯だな。
糞女はディスプレイを見て電話の相手を確認すると
口元に人差し指を当てて小首を傾げたものの、直ぐに電話に出たようだった。

…誰、からの電話だろうか。

「みらみ~?どしたにょー?」

電話に出た途端「みらみ」と発する糞女。
けど、俺が知ってる人物の中で「みらみ」なんて名前の奴はいねぇし…。
まぁ俺の知らない奴から電話がかかってきた…って可能性も十分あるけど。
俺と糞女の共通する知り合いの中にこんな夜の時間に
気兼ねなくズケズケと電話をかけてきそうなイメージの奴と言えば…
「朝木春彦」「海咲璃音」「夜昼南」の三人が真っ先に浮かぶ訳で。
その中で考えるとすると、「みらみ」は間違いなく南に当たると思うんだけど。

「んー?飲んでらいよー?ひかるがねー持ってたジュースもりゃったのー」

今回の電話の相手だと思われるあの強引ゴジラに何を聞かれたか知らねぇが
電話に向かいキャハハハっ、と異常なテンションで声を弾ませている。

っていうか!!糞女の奴あれジュースだと思ってたのかよ!!
 



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No.93 ユキ絵☆ 05/25 11:48:38  削除依頼

 
「バカかお前!それは酒だったんだよ!」

……。

「えーっぉねー…しゃんじゅっぷんくらーい♪」

シカトか!!!

折角、さっき飲んだものは酒だった。と教えてやったにも関わらず
糞女はゴジラと話すばっかりでこの俺様のことをまるっきり無視してきた。
畜生が…俺の小間使いの癖してシカトなんてやってくれるじゃねぇかよ…!!
空気を斬りながら糞女の顔面に拳を寸止めで何度も向ける。
脳内に再生されるは格ゲーの効果音「シュビ!シュビ!」って音だ。
勿論本当には当たらないようにはしてるが、それも全然に相手にされなくて。
さっきまであんなに纏わりついてたのに、電話が着た途端完全に無視され
無性に腹が立ち本当にぶん殴りたくなった…けど流石にそんなことできるわけなく。

諦めて糞インコと喧嘩でもしよう。ここでずっと胡坐かいててもつまんねぇし。
拳を解いて四つ這いで鳥籠の正面へ向かう。
向かうと言っても部屋が狭すぎるから3歩かからねぇけど。

かからねぇはずなんだが。

「えっ…やらー!!みらみに渡さないもんっ」

のしかかるよう後ろからがっしり腰に抱きつかれて、糞女に阻まれてしまった。
あまりに突然のことで、四つ這いだった俺は右手を床から滑らせてしまい
上半身の体勢が大きく崩れて、派手に顎を床に叩きつけてしまった。
その衝撃で舌を噛んで、もう死ぬかと思って断末魔の叫びに近い物をあげるが
それでも糞女がべたっと抱きついてきて、もう色んな意味で叫ぶしかなかった。
下の部屋に住む近山さんが良いリズムで天井(つまり俺の床)を叩きつけていた。

それからも糞女は電話でゴジラと幾つかの会話を交わし、
体勢を崩しきっても尚腰に抱きつかれている俺の背中にまで身体を進出させ
「んっ」と携帯を渡してきた。俺に代わるよう言われたのか尋ねると、頷いた。
携帯を受け取り、糞女をどかしてから胡坐をかく。
ああ。やっと元の姿勢に戻れた――なんて落ち着いてる間はなく電話に出た。
一応通話料金の問題もあって後から請求されたりしたらうぜぇからな。

「もしもし」
『何で、あんたが綾の近くにいるのかしら?(黒』

電話の相手はやはり強引ゴジラだったらしい。
 



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No.94 ユキ絵☆ 05/25 11:48:57  削除依頼

 
「べっ別にそんなことどーだっていいだろ!?」
『まぁいいや。んでなんであんたは綾に酒のましたのよ』
「しらねーよっ!!こいつが勝手に飲んだんだっ…っておい、こらっはなれろバカがっ」

他人が電話している最中にも関わらず糞女が背後から肩に手をのせくっついてくる。
あ。でも俺も今さっき糞女が電話してる時こいつの邪魔してたような…。
いやいや!俺は良いんだよ何しても!例えバケツで水をぶっかけようと!!
何故なら彼もまた特別な存在だからです。ヴェルタースオ●ジナル的な意味で。
背中に纏わりつく糞女は叫びながら抵抗していたが、何とか振り払って
一旦糞インコにでも話してるようにと籠の前まで引きずった。
引きずったと言っても部屋が狭す(中略)かからねぇんだけど。

「わりーな」
『綾は何してんの』
「あー…俺のインコに何か話しかけてる」

ちらっと鳥籠の方を見ると、どこから取り出したのか竹串を咥えている糞女。
「りょっとオヤジらん聞いてくららいよ~」なんて言って愚痴を零していた。
糞インコは糞インコで何故か頭にミニ鉢巻のようなものを巻いていて
やけに眉毛を濃くし厳つい顔をして完全に「おでん屋の店主」モードになっていた。
…って!鳥のくせして色々やばいだろ!どうやって鉢巻巻いたんだよ!

糞インコは何だか知らねぇけど、糞女の方は完全に酔っぱらってるみてぇだな…。
やっぱこのまま一人で帰らせるのは絶対に無理だよな…危険すぎる。
かと言って俺も一応さっき酒飲んだからな…別に何も酔っちゃいねぇけど。
ただ送るのめんどいってゆーかぁチョベリバ~ってゆーかぁ。鬼だりぃんすよぉ。
…ま。それでもやっぱ危ねぇから送ってってやっても――

あっ!そだ!良いこと思いついたぜェ!!

「そーだっ!おい、おまえさ今から車出せるんならこいつ連れてってくれよ!!
泊まってくってきかねーんだよこいつっ」

ぱちん。と指の骨を鳴らし、ゴジラに頼んでみた。
俺が苦労していることが電話でも伝わるように、精一杯迷惑そうな声で。
これできっとゴジラにも俺の災難が伝わるはずだぜ?うん。
もし伝わらなかったら鬼だな。普通の人なら涙をながしてくれるはず。

しかし。

『車は出せるけどイヤ』
「はぁ!?なんでだよっ!!」
『その方が面白そうだから♪』

鬼だった。
 



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No.95 ユキ絵☆ 05/25 11:49:15  削除依頼

 
「なっ!!てめぇふざけんじゃねェぞごらぁ!!!」

ゴジラの鬼っぷりに頭にきて、近所中に響き渡る程の声をあげた。
それでも怒りが収まらなく、床にそこそこの力で一発拳を落とし、物に当たった。
床に強い衝撃を受けたせいか部屋が一度大きく震動する。
天井から埃のようなものがぱらぱらと降ってくるのが分かった。
下の部屋に住む近山さんが三三七拍子で天井(つまり俺の床)を突いてきた。
俺の携帯に電話が掛って来たのか超音波を連想する高音が恐らく外まで広がった。
多分俺の携帯に電話をかけたのは照平か…それかこのアパートに住む誰かだな。
絶対「うるせぇ!死ねよ!」って電話だと思うから完全にシカトしといた。
無視してる間も高音はずっと鳴り響いていた。引っ越しおばさんに勝てる気がした。

『ふざけてないし、てか、綾ってお酒飲むと見ての通り甘えたさんになる
んだけど…誰これかまわず抱きつくくせに1人はいやだとか言う子になっちゃうのよ。
家まで届けたとしてもそのあと綾勝手に隣の家の人のとことか行って
外に出て男の人に連れてかれるかもしれないけどそうなってもいいの??』

電話の向こうから聞こえてきたその言葉に石化した。
男に連れて行かれるっ、とか…!そんなんなったら…俺が責められるだろが!
なんで送っていかなかったのか…とか色々!!迷惑なんだよ!!
誰かが一緒にいりゃ良いなら、親友なんだからお前が一緒にいてやれよカス!!

『あー…綾もとうとう大人になっちゃうのかー…
知らない男の人に綾の大切な純潔奪われちゃうのかー…見ず知らずの男の人に』

畜生…いつも俺が反論しづらい方向に話しを持って行きやがって…。
どうなるか予想ついてんなら何で他人に任せようとすんだよ!!頭大丈夫か!?
大体っ…こんなブスで頭悪そうな女を誰かが連れ去るなんてまずねぇけど!!
だけど一応、世には物好きが存在するから!だからと思って言ってんだ!!

「てってめぇがいんだろ!?お前が一緒にいてやりゃいいじゃねぇかっ!」
『無理、あたしまだ服作り終わってないもん』

……。

「だー!!!ったくもう、わかったよっ泊まらしゃーいいんだろ!?」
 



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No.96 ユキ絵☆ 05/25 11:49:32  削除依頼

 
うう…また負けちまった……。
もう一生たってもこの強引ゴジラに口じゃ勝てねぇ気がしてきたぜ…。
どうすりゃ俺はこいつに勝てるようになるんだ。つーか勝てる奴いなくね?
何か雰囲気が無理。反論したら陰湿な嫌がらせ(凄まじい)を受けそうで。
こいつに勝てる奴もしくは対等に戦える奴がいたら是非とも紹介してほしい。
絶対弟子入りして、ゴジラを「ギャフン!」って言わせてやるんぜ。うん!!

クスクスとまたイラつく笑い声が向こうから聞こえ、そのまま話を続けられた。
……まだ、俺に言いたいことでもあんのか…?

『あーこれだけは言っとくけど、綾に手なんて出さないでね☆』

ストイックぁア!

「出すわけねぇだろっ!!このアホがっ!!」
『まぁいいや、ねっ綾に代わってよ』
「わかった…」

最後の最後にバカにされるだけバカにされ電話を代わるよう支持された。
近いうち、絶対地獄通信に「夜昼 南」とその名を書いてやる――
心の奥底で、真っ暗な空間の中膝を抱え親指の爪を噛んだ俺の怨念が呟いた。

携帯を糞女に渡し、その電話が切られるのを只管待つだけだった。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです\( )/← (び、微妙に途中でごめんなさい><、

くぁっくぁくぁくぁああ!!ぐうおおお喉いてぇえええええ!!!!○| ̄|_
朝目覚めたら布団がかかってなくて風邪ひいたユキ絵さんどす…orz←
渡る世間は鬼ばかり的な?くぁあくぁーーーかッ!カーー!ペッ(汚ねwww

通信レポート提出期間(6月1日)が限りなく迫っていて
ついに寝ずの勉強人生が幕を開けましたorz
今日もこれから自習室に行くのでコメント返し遅くなってまいます(T∇T)
そして明日パソ禁で少し期限が早い倫理のれぽ作成しなくてはならなく○| ̄|_
なので明日は、うおおおおおおおおお(´;∀;`)投稿…お休み…することに…
なってしまいましてェエエエエエひゃあぁああsだふぁ↓↓↓↓↓
もう生きがいなのに…何故…頼むから誰か先生を地球の裏側まで蹴り飛ばして。。。
 



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No.97 ユキ絵☆ 05/25 11:50:06  削除依頼

************************
昨日私が投稿しましたレスNO83の削除を依頼した方へ/(^O^)\

レスNO83(本日の記事の1文目~17文目(…誰、からの電話だろうか。)まで)を
自分なりに問題点を検討し訂正し、その後の文と繋げました。
主に改めました点は、本日で言う2文目(それは奴が言う「寝る」~)の文と
3文目の(…って!ちょ、うわ~)の文になります。
その二文は、昨日のものより表現を更に遠まわしと思われる物に変更しました。
私が作成しました「灰塚 輝」は小説内にしか姿を現わさない架空の人物とは言え
18歳という未成年での飲酒を行ってしまっている人物ですので、
上記の訂正箇所よりその点を不快に思われてしまっていましたら申し訳ないです。
またレスNO83には昨日の投稿記事の反省やコメントとして、記事の最後の方に
雑談のようなものを書き込んであったのですが、その内に使用していた
顔文字「(ノ*´>ω<)ノ」←こちらの「ノ」の部分が半角片仮名になっていまして
無意識のうちに「機種依存文字」を使用してしまっていたことが分かりました。
昨日レスNO83の記事は私のPCには一切保存していなく、他にも無意識に
機種依存文字を使用した使った可能性もあります。以後注意します。
そして、本日の記事の11文目の(兎に角身体を冷ますために~)の一文に、
昨日の段階で「発泡酒」という表現をしていた文節があったのですが、
そこを「飲み物」という言葉に改めましたとのことも報告させてください。
これが私が思いつく貴方がレスNO83を不快と捉えられた可能性の高い原因です。
もしも、的外れなことをしていましたら申し訳ないです...|ω・`)!!
************************

↓そんでもって記事書きながら今日使用したBGMをまた紹介します(´^o^);:*:;
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2543744
↑これまた懐かしくデデデのテーマも出てるZOY☆(←デデデ大王のつもり
 



deleted

No.98 ニックネームは削除されました 05/25 19:21:02  削除依頼

*海咲 璃音*

「……ただいまぁ」
フォギーブルーのドアを開けそう少し大きめの声で言ってやる。
返事が返ってこないのを"紫苑が出かけている"と判断して靴を脱ぐ。

菫色のワンピースから血が滴り落ちた。
一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ―――――。
良く見れば自分の髪からも血が滴っているのを見て顔を歪めてやる。

私はもしかしたら紫苑が居るかもしれないと思い警戒心を振りまきながら
自室へ駆け込み右手の手袋を外した。

あの依頼から消えない右手甲の紋様――まあ精神が安定してれば消えるけど――を
見つめる。
この紋様は異様なほどそっくりだな、そう感じる。

マイナスな気分を拭うように長いワンピースを脱ぎ、床に落とす。
そしてまた自分の素足に視線を移し目を細める。

傷だらけの自分の体。
右腕の紋様、右手甲の紋様、背中の抉られた傷。

小さい頃はあまり怪我とかしなかったけど―――やっぱり12の頃からか。
怪我と、苦しみと、涙と。

"暁ーーー!!!仕事しなさいってばぁぁぁぁ!!!"
"嫌なこったwww"
"……死ね!!!そして一度殺すッ!!!"

「……いや、苦しいってか大変だったわアレ」
コーラルレッドの髪が私の前を幾度も靡き滅茶苦茶いらいらした。
やっと捕まえた時暁が震えていた事なんて―――――知らないわ←

≪ねえ璃音様≫
不意にパシャンと言う音と共に透き通った声が耳に入り振り向いた。

≪…ウンディーネ、私一応着替え中……まあ良いや。なぁに?≫
水色の髪がゆるりと波打っていて、所々に真珠のように光る水滴が
くっついている。…流石水の精霊。
水色と蒼しか使われていないマーメイドドレスから白い足がのぞいた。

≪……大丈夫、なのですか?≫
久々に黒い無地パーカーにカーゴパンツ。
昔私が"男に変装する"為に買わされたものなのだがあまり使う機会が無かった物。

私はパーカーの中に入っている自分の髪を払うとウンディーネに背を向けた。



deleted

No.99 ニックネームは削除されました 05/25 19:27:48  削除依頼

≪…何が?私はまだまだ『コード:エンド』はしないと思うわよ≫

≪いえ...そうではなくて―――"心"です。水が…汚れています≫
振り返るとウンディーネは水色の大きなブローチがしてある胸元に
両手を添え必死に私に伝えていた。

≪…道化に心が、あるのかしら?それに私の中の水分は血よ、きっと≫
半分は真面目に、半分はふざけて答えてやる。
それでも私は仮面を外し、鋭くウンディーネを見つめたまま視線を放さない。

≪―――璃音、様?≫
ウンディーネが私の名を呼びそっと細い指を私の頬に這わせようとした時、
私はもう一度"仮面"をかぶりなおし、微笑んだ。

≪…そろそろ夕ご飯にしようかしら。紫苑も帰ってくるだろうし。≫
雅が私にくれた紫のゴムで髪をポニーテールにしてドアに手をかける。

≪あ、そうだウンディーネ。今度一緒に遊びに行かない?≫
ふと髪を振り乱し笑顔で振り返る。

ウンディーネは一度悲しげに顔を歪めた後ひきつった笑みを浮かべた。
≪え、ええ……私で宜しければご一緒します≫

私はウンディーネの返答に満足して腕輪にウンディーネを戻し、
焦げ茶のドア――ドアノブは金色――を開けて自分の部屋を後にした。

仕事も終わった。今日はもう何もすることはない。
そう言えば魁達の所行くの、忘れちゃった。
……まあいいや、何かもう面倒臭いわ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
はい、何かもう←乙
削除される前の文章読んだんですけど何がいけなかったのかと((蹴
読者が居るのは嬉しい事ですが報告などはして欲しかったりしt(逝
まあ私も昔かなり削除されてたんでww
気にせず行きましょうーbそして私も逝きましょうー←死
↑から暁、紬の順になっております。



deleted

No.100 ニックネームは削除されました 05/25 19:43:21  削除依頼

鈴音さん⇒
はい、酒豪です(未成年!!未成年!!
でも呂律回って無い綾ちゃんに不覚にも萌えtOTL
そうですね、此方の万年マイナス思考野郎は
雷/幽霊物(特にゾンビ系とか)/薬/鈴の音/炭酸/虫(ムカデ類特に)/
好奇の目/暗くて密閉された所/愚痴を言う人(ゴミ箱関係です)/月
がちょっくら苦手かなって感じでw
まあそこはしっかり魁君に甚振って貰うとして←え
自分の伽羅虐めるの楽しいですよね、ね!!(自重しろ
兄が出会い系で手違いでかヲタの男に会ったって言っててwww
あら、見ないでくださいn(じゃあ貼るな
そしてノートの落書きとかだと何故か中学二年生の妹の方が
上手だったりして俺涙m←乙☆

希影さん⇒
あらどうも←タヒ
お礼なんて要りませんから希影さんの色塗りが見て見たくてwww
サイトの更新履歴【第十二弾開始!!】から飛んでいただければ
簡単に色塗りが出来ますのでw
・・・と言うより見てみたらそっくりそのままに書いてくれたんじゃねえか
って程に似ているんですよ。魁君と璃音に!!
ちょっくら貼って行きますぜ奥さん(タヒ
抱きつく?そのまま押し倒してくれて結構でs←←←
そして適当に媚薬飲ませれば三日は持ちますぜ若旦那(自重しやがれ糞が
そういえばサイトに魁君をかなり歪めた図とお子様イメージが貼ってありますがw

今日のBGM↓↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2085047
ミク様‼ミク様‼俺のよm←



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No.101 ユキ絵☆ 05/25 20:55:40  削除依頼

ふぉっふぉーい\(^o^)/只今帰宅しました(`・ω・´)ばしゅ!

うっしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!
NO92削除されてねぇええええええええええええ( ゜∀゜)o彡゜(煩いw
スレも荒れてねぇええええええええええええええええ(←お前が荒しとる
歓喜やっふーい―(゚▽゚)―( ゚▽)―( ゚)―(  )―(゚ )―(▽゚ )―(゚▽゚)―!!

と、テンソンがわりと高いユキ絵さんですが!!!!!

が!!!ぬおおおお。めがっさ喉痛いにょろ…○| ̄|_orz
これで熱でてレポート期限私だけ伸びてくれれば明日投稿できるのにorz
そして乱用しているナザール鼻づまり点鼻薬をたった今使い切ってorz
もう息できないで今夜は安眠できないことが確定しましたとですorz
だから尚更熱が出てきてくれればいいなー、と。神よ、頼む。。。

ってことで!!コメント返しさせてください(´>ω<`)←この顔うぜw

>>鈴音さん
通常の数学とかでも数字とかわけ分からないのにプログラミング?とか
余計に難しすぎて意味プーチン大統領ですよね(´・ω・`)暗号的な←
そんな難しいものを2級って凄過ぎですよ!!!神としか言えん…><、
私、級?とかいうものを全然もってなくてorz過去に習字を習ってて
作品を提出すれば絶対級もらえる所だったんで初段まで行って(´^o^);:*:;
でもそれ金払えば合格する試験だから全く実力じゃなくて...|ω・`)
そんで漢検5級(小6レベル…?)を2回落ちたという伝説があってww
中1で落ちて中2で落ちました(´^o^);:*:;先生に驚かれたwww(おいw
って↑の話前もした気が/(^O^)\知り合った人に必ず言ってるので忘れちった←
このリレ小のオリジナルBOOK作りましょうよもう(*´Д`*)ぐへへへ
私もこのリレ小ないと生きていける気がしなくて...|ω・`)←病んでる
BOOKってどうやって作れば良いんでしょーかね(^p^)!印刷…?(ちょw
取りあえず作るからにはちゃんと本の形にはしたいですよね(`・ω・´)!!
そしてグッズなんぞも作りたくてwwwてかリレ小キャラを脳内じゃなく
現実の何か物として出してあげたくて/(^O^)\根性で調べまくるか!!←



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No.102 ユキ絵☆ 05/25 20:56:27  削除依頼

>>華樹さん
確かに私も最初燕雀さんは厳し~くて恐ろし~い印象だったんですけど
最近はとても優しい方だと分かって私の中で物凄い好感度が高くて><///←
そしてツンデレ(←おいw)な所がやはり威厳のある方の特徴かと!!←
逆に優しい人が急に悪になったりすると萌えるけど印象は悪なりますしorz
おほほほほほほ見つけてしまいましたよ\(^o^)/お宝発見!!てな感じでw
全然駄絵なんかと呼んで良いものではないですよ華樹さんのイラストは!!
もう傑出!神業とか言いようがないですよ人をここまで喜ばせられるのは!
私本当に嬉しいんですから華樹さんの素敵なイラストを沢山見れて!!
それもこんな素晴らしい方が時間を使って私の考えたくだらないキャラを
描いてくれるなんて歓喜きわまりないです!!私も頑張って誰かに
喜ばれる人間になれれば良いのですが…^^;残念なことに取柄ゼロで(笑)
本当に羨ましいです(´;∀;`)どうしたら絵上手くなるん○| ̄|_
妄想Sなのですよ(´^o^);:*:;危険な領域まで妄想が達していて←
現実だとどうも他人に嫌われるのが恐ろしくSになれなくて/(^O^)\
輝と同じで突然神経質になって世間の評価を気にする性格で(´V`)←
気にしなきゃいけないところがKYで、どうでも良い所が気になりまするorz
リナさんはドМでも良かったんですけどSの方が更に変態チックかなとw
取りあえず輝のセンセが変態設定だったのでそれに合わせて変態に(ちょ
ひゃあああああああ(((;´д`)))バッタの足を全部って(((;´д`)))
想像したらポケモンのトランセルが何故か脳内に出てきたのですが…←
小さな子どもは時に残酷ですね(´・ω・`)汚れがないから残酷なのか。。。



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No.103 ユキ絵☆ 05/25 20:57:10  削除依頼

わーい\(^o^)/!!お時間ある時是非アヤテル短編書いてみてください♪!
私も過去編が少し進んだら何かしらの短編を作成してみようかと思います!
と、言ってもネタがなく/(^O^)\やはりお題サイトが良いですよねww←
そしてレスNO83の件ですが訂正したものは削除されなかったようなので
やっぱり「性的」という単語を使用したのが原因だったのか(´^o^);:*:;
性的という言葉は別にいやらしくはないと思うけどそれは私が変態だから←
でも取りあえず読んでくださってる方がいて大感動です!!感想が欲しい←
いやいや、隠れファンとはこの小説も成長しましたねっ!!最強に嬉しい^^!
私的にリレ小はメンバー以外あまり読まないイメージだったので尚更!


>>紫凛さん
塗り絵アドバイスありがとうございます!今後の参考にします!\(^o^)/←
確かに背景と髪の色が被っている…Σ(゜Д゜ノ)ノ 気づきませんでしたorz
それ以前に背景というものを一色(?)で塗る以外やり方が分からなく
今現在とっても悩んでいるのですが、何か良いアイディアとか技術とか
ありますでしょうか(`・ω・´)!?色々絵を挑戦してみたくなっちゃって←
いや、その前に何か全て感覚(本能w)でやってて塗り方あってるかも不明で←
って↑の話前も紫凛さんに言ったっけか(^p^)(←ぼけ老人乙www
全然イラストとかやってなかったんで皆様の偉大さが果てしなくて...|ω・`)
やっぱり紫凛さん色塗りのみならず全てのイラストが神なんですが
凄く小さな頃からお絵かきとかなさって修行してたのですか(*´Д`*)!?
どうも私は幼い頃絵が嫌いで自由帳を使いきったためしがなく○| ̄|_
って↑の話も前も紫凛さんに言ったっけか(^p^)(←ぼけ老人すぎるww
そしてあの狐のお面の色塗り最悪な物をUPしてしまって申し訳ないでs(蹴
もう何か頭狂ってたんで気にしないでください○| ̄|_失礼しましたorz



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No.104 ユキ絵☆ 05/25 20:57:33  削除依頼

そして!!!!!!サイト見ました!!!!!!TOPからいきなり神だt←
いやしかし四ツ若葉学園どーも結構前に少しだけ見た気が…してきて…(ちょw
凄まじく前のことだったんであまり記憶に残ってなくでも多分前見ました←
多分ネットサーフィンしてる時にたどり着いたのだと思われますが(^p^)ww
恐らくまだこのリレ小始める前だったので紫凛さんの存在も知らなくorz
まさか紫凛さんのサイトを皆様より先に見てたと思うと心臓飛び出s(何w
これからストーカーの如くチェックさせて頂きますおふふふふふふふ(おいw


>>希影さん
おかえりなさいませええええええええええええええ(*´Д`*)(うるせw
いや!!!!申し訳ない!!!4スレ目まだレス数458だったのに
もう498かと思って慌ててこのスレを立ててしまいました○| ̄|_
最近全てにおいて皆様に迷惑をかけまくってリアル春風どれみ状態で←
でももう5スレ目にも到達したと考えると結構やばくないですか!?
私ふみこみゅのリレー小説本格的にやったのこれが初めてなんですけど
今まで多分5スレも続いたリレー小説は…あまりなかったかと思って←
もしかしたら、ふみコミュのリレ小板でこれが一番続いているのでは!?
とか勝手に舞いあがってるのですが真実はどうなのでしょうかねwww←
しかも私のレスNO83のあの削除の件でメンバー以外の誰かがこの作品を
読んでくれているということが判明しましたよ(´^o^);:*:;ヤバいw
いや、もしかしたらサイドさんとかあすさんとか音祢々さんとかが
読むだけ読んでいてくれているのかも知れないですけどね(´^o^);:*:;←
それでも執筆している者以外が読んでくれているのは非常に嬉しく\(^o^)/
気兼ねなくコメしてくれれば良いのになー、とも思います(´V`)←
これ次スレから「読者様の感想大歓迎!」みたいに最初に書いたら
皆コメしてくれますかね?←(調子乗るなww いや、もう兎に角嬉しく←



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No.105 希影 05/25 22:02:11  削除依頼

鈴音さん>>
火曜日の夜ですね^^/火曜の夜と言えば『あたしんちの男子』を見なければ!←
とりあえず明後日から中間考査なので今週の土曜からこっそり入って
文章を書いていきたいと思います^^ってか無償に文章書きたい!!!
当分書いてないから不安ですけど><;;
でも試験中はテスト終わったらすぐ帰れるのでちょっとハイテンションになりまs((
そんで帰ってからつい遊んで結果テスト勉強できなくて
点数が悲惨なことになるんですよねー^^;
僕はまともに受ける授業と受けない授業があって
まともに受けない授業中は、最近ではあみだクジを作ることにハマッています^^/
おいらは日本史がパープーですあひゃひゃ←泣
もういっそのこと失踪しちゃましょうk(待て
嫌なことは忘れるが一番ですy((

とりあえずなるべく上級の級を取れるよう文字数を増やしていきたいです><
ってことでこのスレでワープロ検定の練習をしよう←タヒ

紫凛さん>>
えへへ><じゃあ張り切って色塗りしちゃおうかな←タヒ
っていってもアレですよ、ゾウリムシぐらいショボいけどいいッスk((
とりあえず明後日から中間考査なんで土日当たりに描かせてもらいます
やべ、マジ楽しみだ><v←逝
投稿するとき普通に希影ってHNでいいですかね?←
んで初対面っぽくシチュエーションさせたら大丈夫ですかね(
実はサイトに昨日こっそり侵入…拝見しにいかせてもらいました^^/
もう一種のパラダイスにヒャッホーイです!いや、本当にッスよ
じゃあイメージは魁と璃音ちゃんで色塗りさせてもらいやすbb
え……じゃあ遠慮なく押し倒しますn←
あ、今ハプニングで魁が璃音ちゃんにのっかかり、
2人とも赤面しているシチュが脳裏に浮かびました←変態
璃音ちゃんは媚薬でともかく魁の体力が持つかどうかですね(自重しろ

え、マジですか!!そ、その絵見てえええ(黙れ
どこに置いてありますかn(ry



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No.106 希影 05/25 22:03:46  削除依頼

ユキ絵さん>>
ただいまでええええええす(タヒ
あ、でもまた今日旅立ってきます←
中間考査という名の地獄ツアーに(泣
まあ、大丈夫ッスよvってかそうだったとしても458まで行ってたんですし^^
迷惑だなんて思ってないから安心してくださいよ!!
いつも僕はユキ絵さんのキャラにテンション上げさせてもらってるんですからッ!!爆
どれみ最高じゃないッスかww魔女ッ子なりてー←

確かに5スレも続いたリレ小僕も見たことないですー
きっと…いやってか皆さんのおかげですね、完璧に^^
っていっても俺は最近逃走中なんで完全足引っ張ってますけど^^;
僕も僕ら以外に読んでくださっている人がおられるということに完全うかれてまs((ry
とりあえずこのリレ小が漫画になってくれると嬉しい←
俺も自分らしか読んでないと思ってたのでなんか……は、恥ずかし///
あwwいいですね、その案^^
次からスレを立てるときはそのワードをいれときましょうか^^bb
そして読者さんからコメントが欲しい←

ってことで中間考査引っかからないよう頑張ります←



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No.107 鈴音 05/25 23:37:59  削除依頼

*ナレーター視点*(なはず←ぇ)

Pi…

南との電話を切って携帯を閉じ鞄に投げいれる。

「やっと終わったかよ…」

はぁとため息をついたひかるはネギから目を離し綾のほうを見た。
それを綾はうつろな目でじーっと見つめる。

「なっなんだよ…」
「…みらみとらにしゃれってたろ?(みなみと何しゃべってたの?)」

手をつきながらぺたぺたとひかるに近づく綾。
そんな綾にひかるは一歩また一歩と後ずさりする。

ついに壁際まで追いつめられたひかる。
綾はそんなひかるの膝に手を置きじーっとひかるの目を見つめた。
冷や汗を垂らしながらいまだにお酒がまわっている綾をどうしようか
ない頭をフル回転させる。
が、いい案が浮かばなくとりあえず質問に答えた。

「べっ別になにも…」
「ほんろに?(ほんとに?)」
「あぁ…」
「そっらっ!ならいいろ(そっか!ならいいの)」

そう言ってひかるからぱっと離れニヘラッと笑う綾。
ひかるがほっとしたのとほぼ同時に綾が手をポンと打つ。
どうやら南に言われたことを思い出したようで…

「ひらるー!ふくかしれー!(ひかるー!服貸して―!)」

とひかるに手を差し出した。

「はぁ!?なんで俺がそこまでしなきゃなんねーんだよっ!
泊まらせてやるだけでもありがたいと思えっ!!」

そう言ったひかるはこつんと綾の頭を小突いた。
そのひかるの態度が無償に腹にたった綾はむむむぅと頬を膨らませて

「りゃあいいもん!こにょままでにぇるかりゃー!!(じゃあいいもん!このままで寝るからー!)」

そう言って綾は立ち上がりひかるのベットにダイブしてゴロゴロしだす。
そんな綾の行動に後ろを向いていたはずのひかるが振り返った。



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No.108 鈴音 05/25 23:40:40  削除依頼

「ばっ、おまっ俺のベットにねっ///」

俺のベットに寝るんじゃねぇとでも文句を言いたかったであろうひかる。
しかし、それは目の前に広がる光景によってのどの奥へ押し込められてしまった。

目の前にはお風呂から上がってきたときと同じようにスカートが上がっていて
おなかではなく今度は背中が見えている何とも言えない綾の姿が…。
綾本人はそんなの気づいてないのだろうか、ベットが妙に気持ちよかったのか
本当にその恰好のまま眠りに入ろうとした。

綾の格好を見て居た堪れなくなったひかるはタンスからスウェットを
勢いよく取り出し綾のほうに投げ渡した。

「わっふっ;;にゃにこれ?(なにこれ?)」
「スウェット貸してやるからさっさと着替えて来い!
いいか?風呂には入るんじゃねぇぞっ!!あぶねぇんだから」
「いいにょっ!?(いいの!?)」
「良いからさっさと着替えて来いっつーのっ!」

そう言ってひかるは綾を部屋から押し出しお風呂のほうへ向かわした。


風呂場でテニスウェアからスウェットに着替えた綾。
170㎝と女子にしてはかなり高く、こういうものは男性ものしかいいものがない
という綾であったが流石に180㎝ある男の服はでかいらしく、
肩部分もあまり、袖も5㎝くらい余った。
両手をその状態のまま顔に持ってく。するといつも大好きなあの人から香るいい匂いが鼻をくすぐる。

「ひらるのにおいりゃー…///(ひかるの匂いだ―)」

作者が変態なせいか変態化してる酔っぱらい綾。
ひかるのにおいを堪能しながらテニスウェアをたたんで持ち、
ひかるがいる部屋に向かった。


「きがえりゃりょー(着替えたよー)」
「おっ…?おぉ…やっぱお前でもでかかったか…」

そう言ってひかるはあまってる部分を持つ。
それにコクンとだけうなずいた。
はしゃぎすぎたせいだろうか…無償に眠くなってくるらしい…。
コックリコックリ言ってる綾に「ねみぃか?」と声をかけるひかる。
その言葉にゆっくりと頷いた。



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No.109 鈴音 05/25 23:41:05  削除依頼

「あー…俺のベットつかえ。俺は床に布団かなんか敷いてねっから」
「あらし、ゆかでもいーろ?(あたし、ゆかでもいいよ?)」
「いや、ダメだ。床にいたらお前勝手にどっか行くかも知れねぇし…」

そうなんとかブツブツいうひかるに首をかしげたが「なんでもねぇ」と返されてしまった。
そして綾は背中を押され、ベットに入る。

「んじゃ俺も布団しくかn…は?」
ベットに入った途端南に言われたことを思い出した綾は急いで
ひかるの服をつかもうと手を伸ばしたがそれは服ではなくひかるの手をつかんでしまった。

…ま、いっか


「いっしょにりゃ、ねりぇくりぇないんりゃよれ?(一緒には寝てくれないんだよね?)」
「あ?決まってんだろーが。てか手離せよ」
「いやりゃ…りゃあ一緒にじゃだめならココつかんでいい??」
(イヤだ…じゃあ~…)

南に言葉まで指定されていたせいかその部分だけ余計にはっきりといえた綾。
その言葉にびっくりしたのかはぁっ!?と声をあげるひかる。

「りゃめ?(だめ?)」

寝ながらひかるの手を両手で包みこみひかるを見る綾。
そんな綾に何とも言えない表情のひかる。

「ありゃしが寝るまりぇでいいにょ(あたしが寝るまででいいの)」
「っ~…わーったよ。寝るまでだからなッ!?」



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No.110 鈴音 05/25 23:41:16  削除依頼

そう言ってひかるは立ち上がった腰をまた下に戻す。
そんなひかるの態度をみた綾はニマリとほほを緩ませた。

「ほんりょ!?ありりゃりょー♪(ほんと!?ありがとー♪)」

そう言った綾はギュッと両手でひかるの手を握ったまま眠りについた。

「スー…スー…」
「やっと寝たか…んじゃ俺も布団し…ってそろそろ離してくんねえかな」

そう言ってひかるはどうにかして手を放そうとしてくるが
綾はいつまでたっても離れようとしない。

「まさか…俺、朝までこのままかよ…」

そう思いながらはぁとため息をつき綾の頭を軽く何回か小突く。
もちろんそんなことじゃ綾は起きない。

もう一度ため息をついてひかるはあいている片方でその辺にある毛布をたぐりよせて自分の背中に乗せる。
そして顔だけベットに埋めた。

ひかるも疲れていたのだろうかそうしたとたんすぐに寝息をかきはじめた。

「ひかる…………す…き……」

綾のこの寝言を聞かずに…。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっえーっと駄文申し訳ない;;
そんでもって、今日は(も)眠気マックスで(汗

コメ返は明日にさせていただきますっ!!!

あっ、犯人大まかにあーいう設定でよろしいでしょうか;;
ちなみに今は火曜日の夜。
綾にとってのライバルちゃんが登場予定は木曜日。
文化祭は土日。犯人逮捕は日曜日って感じですねw

はい、ということでコメントは明日に…orz
それではまた明日っ☆



deleted

No.111 ニックネームは削除されました 05/26 19:12:40  削除依頼

うおおおお!!!
ちょっと発狂して膝から血が出たぜひゃっはあああああ←黙れそして死ね
ちょっくら中間考査終了の打ち上げ…
と言うよりはサッカー部の試合が明日にあるので
準備しなくちゃいけない立場で←
俺涙目状態で(∀)←帰れ
スポドリ大量生産してきます!!!でもコメントだけは返す!!←死

希影さん⇒
あはは><←塗っちゃって下さいwww
希影さんがゾウリムシなら私はプランクトンです、食われる運命ですw
とりあえず明後日から中間考査なんで土日当たりに描かせてもらいます
じゃあ私も希影さんの投稿楽しみにしてましょうかねww
一番最後のページの方行くともう一つありますよ塗り絵企画w
多分姉は知らないと思うんですよ、希影さんやユキ絵さんや鈴音さんや華樹さんのことw
だから普通にしてりゃあ平気なんじゃないん…でしょうかw((
あ、それ全部私と姉の趣味でwww
最近はペンタブも持たせてくれないと言う悲劇OTL
わーい、わーい←黙れ
素敵な魁君をお待ちしておりますアハハハハ(蹴逝殴
あらら、良いシチュですn←
今考えたら馨の事すっかり忘れててwww
そういえば魁君どうやったら元気でるのかな、コスプレ?←mt
一応ペタリしておきましたけど魁君何な所に黒子無いだろって思ってw
でも一応貼るという←殴



deleted

No.112 ニックネームは削除されました 05/26 19:14:46  削除依頼

ユキ絵さん⇒
わわわ、私何か参考にしたら腐りますy←
でもアレですよ、私なんて背景黒で塗って髪も同じ色で友達に
苦笑された事あってwwwすごいかなしかtt←
それならとりあえず、とにかく下地の色を薄くしてからぼかし入れて…
それからうんたらかんたら、と((
サイトにある奴片っ端から持って来ましょうかwww
ちょ、修行てwww小学一年位から買った漫画を映したりはしてましたけど

かりかり書いては駄目と捨ててゴミ箱ぱんぱんでww
あれ、両方はじめて聞いた気がしてwwwちょっくら寝て来ます←
最悪なんかじゃないですってwww私勝手に髪の束本数増やしてますしww
でぅええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?←マジで黙れ
観てたんですかあのサイトをwwwあのサイトをwwww
うぉぉぉぉ、ネットサーフィンで最悪な所たどりつきましたね←
でも暫く更新できないかもしれないと言う悲劇w
姉が主導権握ってる俺涙目★((

そしてまともに色を塗る事をしないお子様魁様ペタリ←



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No.113 鈴音 05/26 23:39:38  削除依頼

*一ノ宮 綾*←なんか久々w

AM6:30

「なっ!?///」

叫びそうになった口を急いで右手で抑えた。

皆さんおはようございます、一ノ宮綾です←は
えーっと、ただいま目の前に広がる光景に困惑中でございまして、
朝早くから叫びそうになりました、綾です。←

横を向いていた体を仰向けにする。
ちょっとまって、まず整理しよう…。
昨日ひかるから昔の話をちょこっと聞いたあと喧嘩になって…
腹いせにひかるの持ってる飲み物飲んで…あれ?
そのあとどうしたっけ…。

考えても考えても思い出せなくて逆にガンガンと頭に痛みが走る。
口を押さえていた手を額の近くに持っていく。
あー…ヤベ―…頭超痛い…。

くるっと横を向くと、そこにはまたまさかのひかるの寝顔のどアップで…

その衝撃であたしは飛び起きた。
しかし左手だけは暖かい何かに包まれてて動かすことができない。
恐る恐るそっちを見てみると…

「なっ…なんで…ひかるの手握ってるの?」

がっしり掴まれたあたしの手。
いや…これはあたしがつかんでいるのかな…。

どうしてだか分らないけれどいつの間にかつかんでいたひかるの手。
嬉しくてなんかこッぱずかしくて…
暖かくて、離したくなくて…
いろんな思いが一気に駆け巡る。

それを邪魔するかのように先ほど感じたガンガンする痛みが頭を襲った。

「うぅ…痛いっ…」

とりあえず水飲んでおこうと思い、名残惜しかったけれど
ひかるの手から自分の手をそっと外す。
暖かかった手が空気に触れてスゥっと熱が引いていった。

やっぱりつないでいたかったな…
なんて一瞬思ったけれどフルフルと頭を振ってそっとベットから降りた。



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No.114 鈴音 05/26 23:40:10  削除依頼

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

台所から水をコップ一杯分拝借し、一気に飲み干した。
いや、だってひかる水道光熱費とかうるさそうだし…。

水を飲むと頭がさっきよりすっきりした。
部屋のほうに戻るとひかるの背中から毛布が落ちていて少し寒そう。

時計を見るとまだ7時にもなってなかったので、もう少し寝かせようと思い、
ひかるの両脇に腕を通して10分くらいかけてベットの上に移動させる。
そしてその上からさっきあたしが被っていた布団をかけた。

「やっぱ男の人って重い…」

そう呟いてあたしは昨日出しっぱなしにしていた台本やらテニスウェアやらをかばんに詰め込む。
時計を見ると針は7時を指していたので、朝ごはんを作ることにした。
どうせ南のとこに行くのは10時だし…。
8時に起こせばいっか…。

なんて思いながらあたしは腰をあげて台所に向かった。
今日の朝ごはんはご飯と、おみそ汁と、卵焼きと鮭!

――――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっとはい、あまり進められず、申し訳ないですorz
いや、この後綾が起こそうか、それとも鮭の匂いにつられてひかるくんが自分で起きるか
ちょっと迷いまして…こういうときはユキ絵さんにっと←他人任せ

なんか日を追うごとに駄文化してきて自分で自信をなくす○| ̄|_
ほんとこんなんで申し訳ない…。

てことで←何が
コメ返ですっ!!!



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No.115 鈴音 05/26 23:40:40  削除依頼

紫凛さん≫サカマネお疲れ様ですっ☆←ゥゼッ
酒豪ですかっwwいつか南と璃音ちゃんに飲まされる綾を書いてみたい←
そしてもちろんそのあとはひかるくんに甘えて、そのひかるくんの反応を
璃音ちゃんと南で楽しんでると←おい
そうなんですかーwwテカ好奇な目って南そのものやーん☆(ぇ
魁くんに甚振られる璃音ちゃんに萌えてしまうあたしってほんと変態w
まぁ綾のほうはあまり詳しくは決めておらず…←決めろよ
でも大体綾は苦手なものは典型的ですww
そしてそれをどんどん出していこうと!!
だっていじめるの楽しいですもんねっ☆
何言ってんすかっ!!てかノートに落書きできるくらいの絵のセンスがあるというのが
まずうらやましすぎてどうしようもないww
あたしに絵の才能は皆無ですのでね(д)

ユキ絵☆さん≫アレを授業でやろうとする先生意味不ですよ←
「検定の時だけ頭に詰めといて終わったら忘れていいから覚えろ」
とかアホじゃないすか!?忘れたら意味ないんじゃね?的なww
実際忘れてるバカがここに1名いるんですがね(∀)
だって使わないやんッ☆プログラミングなんてw
えっ(°д°ノ)ノ スゲッww
あたし字下手なんで習字できる人マジ羨ましくてww
あたしも漢検4級2回落ちましたよ\(^0^)/
しかも2回目なんて後1点って言う…(泣



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No.116 鈴音 05/26 23:40:47  削除依頼

どうすればいいんでしょうか!?マジで作りたくて…
もうこうなったらリレ小メンバーで会社作って売り出しましょうよっ←
あっ!友達が超遅くなるかもしれないけどマンガ書いてくれるかもと(^p^)
後でリレ小見せるから的なことは言ってみましたけど…
その子と親友!ってわけじゃないんで流される可能性もっΣ
ちょっととりあえず華樹さんの動画を見せーの頼み―のトツギーノみたいな←わけわからん
↑このネタ前にもやった気がする/(^O^)\

希影さん≫そう言えばそうですよねっ!!実はこの頃ドラマとかってあまり見てなくて…。
でも今より昔のほうがいいドラマたくさんありませんでした??←誰や
マジですかっ!?あたしは来週から1週間前でww
テストは11日からです;;まぁ多分テストの前々日までは来ると思います/(^0^)\
だってここ来なきゃテストなんて乗り越えれないっ←おい
成績下がってもここには行き続けるっ!!(駄目だろ
大丈夫ですよっ!!頑張ってあたしも希影さんがつなげやすいようにしますっ!!
なのでこっそりなんて言わず堂々とはいってきてくださいねぇぇぇぇぇ←うるセっ
分かりますっ!!テストの日って早く帰れるから遊んじゃって結局勉強しないんすよねーww
でもあたし高校は地元じゃないんでー…
地元の高校のみんながテスト期間だと遊ぶけどそうじゃ無かったら頑張って
過去編を書いていくつもりですっ!!!
日本史は3年生が必修科目なんでまだなんすよー;;
そうですよっ失踪しちゃいましょww
どこ行きます??まずは身近に韓国とか、それかやっぱり本場アメリカ?
あっでも豚インフルが怖いのでヨーロッパとかどうでしょk(殴



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No.117 ユキ絵☆ 05/27 13:02:12  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「やっと終わったかよ…」

丁度糞インコと話していると(俺が一方的に話しかけてただけだが)
ゴジラと電話をしていた糞女が携帯を閉じる、ぱたん。という音が耳に入った。
鳥籠から視線を離さずそのまま糞女に声をかけると、思わず一つ溜息が漏れた。
別に特別長電話だったとかそういうわけじゃねぇけど…。
俺の家に来てまで他の奴と電話でわーわー話してんじゃねぇよみたいな…。
あぁー。ま…いや別に良いや。俺すっげー心広いしな?うん。

鳥籠から目を離し糞女に顔を向けると、
何時からだか、どうやら向こうもこっちを見ていたようで。

ただ…見ていたと言っても――

「なっなんだよ…」

当然ながらまだ酔いが覚めていないせいかその目は虚ろで。
睨んでいる、とも捉えられる視線を向けながら四つ這いになり
ぺたぺたと掌で音を立てながら微速前進し俺との距離を縮めてきた。
ぼんやりであってそれでいて途轍もなく嫌な予感がして、
糞女との距離を離そうと、しゃがみながら後退する。変に緊張が走った。
しかしこの部屋の狭さ。そうそう後ろに逃げられるはずもなく
あっという間に壁に背がつき、「THE END」と冷笑する悪魔の声が聞こえた気がした。

「…みらみとらにしゃれってたろ?(みなみと何しゃべってたの?)」

ついに追い詰めることに成功した糞女は俺の膝に手を乗せる。
そして俺の鼻先に拳一つ分ほど距離を置き鼻先を持ってきた。って顔近っ…!!
冷や汗が蟀谷を伝って落ちる。ふとゴジラに電話で言われた言葉を思い出した。

――綾ってお酒飲むと見ての通り甘えたさんになるんだけど。

このまま突き放さなければ、その…え、エスカレートするかもしれねぇし…。
けど突き放したことによって拗ねたりして…外へ飛び出したりしたら…。
いや、別に連れ去られるとか!そーゆー心配してるわけじゃねぇけど…!!
ま、まぁ…と、取り合えず質問に答えねぇと離れてくれねぇよな…?

「べっ別になにも…」
「ほんろに?(ほんとに?)」

し、しつけぇな随分…。

「あぁ…」
「そっらっ!ならいいろ(そっか!ならいいの)」
 



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No.118 ユキ絵☆ 05/27 13:02:29  削除依頼

 
許してもらえたのか…?いや、何を許してもらうのかすら不明だけど!

にんまり笑って俺からばっと離れた糞女に安堵し、身体の緊張が解れた。
力が抜け、そのまま仰向けになる勢いでズルズルと下半身を前に滑らせる。
ついに壁に寄り掛かるのが肩から上だけとなった時に、
糞女が何やら閃いたのか手を、ぽん。と小さく打っているのが映った。

もしやまた何か良からぬことを…。
いや、いくら酔ってるからって流石にこれ以上俺を困らせるなんてしねぇよな…。

「ひらるー!ふくかしれー!(ひかるー!服貸して―!)」

良からぬことだった。

…どーして俺が糞女なんかに服まで貸さなきゃなんねんだよ!!
大体、女物の服が俺の家にあるわけねぇだろが!!頭平気か!?マジで!
どーせ宿泊料その他諸々支払うつもりなんてゼロなんだろうし
俺がこんなブスのためにそこまでしてやる必要がどこにあんだよ!?え!?

「はぁ!?なんで俺がそこまでしなきゃなんねーんだよっ!
泊まらせてやるだけでもありがたいと思えっ!!」

力抜けたこの体勢を起こしてから、糞女の頭を小突いた。
誰が聞いても正論なはずなのに、糞女は認められねぇのか膨れっ面を見せる。

「りゃあいいもん!こにょままでにぇるかりゃー!!(じゃあいいもん!このままで寝るからー!)」

怒ってんのか喜んでんのか良く分かんねぇ表情を浮かべ
俺の断りなしにベッドへ飛び込んでいった糞女。
そこの上で小さな餓鬼のようにゴロゴロと右へ左へと転がり始める。

「ばっ、おまっ俺のベットにねっ///」

…うわっ!!

俺のベットに寝るんじゃねぇ――と言うはずが言い淀んだ。
俺の目には今風呂から上がった時目撃した光景と略同じものが映っている。
スカートが上がって見てはいけないものが僅かに、
そして今度は腹ではなく背中がはっきりと露出されている。
気づいてねぇのかそのまま眠りに落ちそうになる糞女に熱が急上昇するだけで。
これ以上目のやり場に困ると精神的に異常を来し後遺症とか残りそうに感じ
自分の身を守るためにも急いでクローゼットから
紺色をしたスウェットを引っぱり出し、そこそこの力で投げつけてやった。
半睡状態で頭からスウェットを被せられた糞女は、突然のことに飛び起きる。
 



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No.119 ユキ絵☆ 05/27 13:02:45  削除依頼

 
「わっふっ;;にゃにこれ?(なにこれ?)」
「スウェット貸してやるからさっさと着替えて来い!
いいか?風呂には入るんじゃねぇぞっ!!あぶねぇんだから」
「いいにょっ!?(いいの!?)」
「良いからさっさと着替えて来いっつーのっ!」

ベッドから降りた糞女の背中を押して無理やり部屋を追いだした。
ああ…。なんか死ぬほど疲れた。近々ストレス死するだろ、おい。

壁にできた大きな罅を触りながらこの世の終わりのように肩を落とした。
どーすんだよ壁にこんな大きな傷作って。修繕費…ああやっぱ人生オワタ\(^o^)/
なんとかして元に戻らねぇかなー、とか思って罅に両手を当てがう。
「うぉお!はんどぱわー」とか言って両手をどかしても傷が直ってるはずなく。
ベッドから一枚毛布を取ってきて、元々こういう柄の壁でしたよー?的に
壁の端から端へそれを張り付けてやろうと伸ばす…が、いくら狭い部屋だと言って
毛布一枚分で壁が埋まるはずもなく。残念ながらこの作戦は失敗に終わった。
諦めて毛布を投げ捨て、水糊を適当に傷の部分にぶっかけてみた。
…ああ…もう、どうしよ…。余計に変になっちまったよ…誰か助けて…。

「きがえりゃりょー(着替えたよー)」

そうこうしている内に糞女の着替えが完了したみたいで。
そろっと入ってくる糞女が着る俺のスウェットはやはりでかかったのか
肩のあたりや袖のあたり、裾の部分も結構あまっているように見えた。

「おっ…?おぉ…やっぱお前でもでかかったか…」

余った肩の部分を掴み、魂の抜けきった顔をしている糞女に
「ねみぃか?」と一言訊いた。こっくりこっくりして倒れてきそうで恐ろしい。
まぁ、今日は色々あったから流石に俺もそれなりに疲れてるけどよ。

「あー…俺のベットつかえ。俺は床に布団かなんか敷いてねっから」
「あらし、ゆかでもいーろ?(あたし、ゆかでもいいよ?)」
「いや、ダメだ。床にいたらお前勝手にどっか行くかも知れねぇし…」
 



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No.120 ユキ絵☆ 05/27 13:03:03  削除依頼

 
床に座ろうとする糞女を阻止しながら背中を押す。
もし床に寝かせたりしたら。俺がベッドで寝てる間に起きたりして
つまんねぇからってこっそり外に行っちまうかもしれねぇし…。
そしたら顔も知らねぇ男にこいつがどっかに連れ去られちまう…。
…あ!別にこんなブス誰も連れてかねぇだろうけど!でも一応、万が一あれ…。
…ッチ。もう考えんの止めよ疲れるから。

「んじゃ俺も布団しくかn…は?」

糞女をベッドに寝かせると、何故だか右手を掴まれた。

「いっしょにりゃ、ねりぇくりぇないんりゃよれ?(一緒には寝てくれないんだよね?)」

…まだそんなバカなこと言ってんのかよ。
どうやら元々バカな奴が酔っぱらうと更にバカになるらしいな。
右手を軽く振って離そうとしても、ぎゅっと力を入れられて離れない。
どうしたものか。結局、こいつに手を離すように言うしかなくて。

「あ?決まってんだろーが。てか手離せよ」
「いやりゃ…りゃあ一緒にじゃだめならココつかんでいい??」

はぁっ!?

「りゃめ?(だめ?)」

右手を両手で包み込まれ、甘ったるい声を出された。

何故俺が掴まれてなきゃならねぇのか全く理解できねぇわけだけど…!
でもこいつは…俺の手をその、掴んでいたいわけで…?
べっ別に酔うと懐こくなるから、ってことだけの理由だと思うけど…もしかして…。
いやいや、もしかしねぇよなまさか!ただ酔ってるだけだって、絶対!
でも…やっぱりこうやってようと思うのって…。いや、でも俺嫌われてるし…。
だけど普通こんなに、あの…こういう風にしつこく言ってこねぇよな…?

やっぱり、糞女は俺のこと――

「ありゃしが寝るまりぇでいいにょ(あたしが寝るまででいいの)」
「っ~…わーったよ。寝るまでだからなッ!?」

物凄い切ない顔で見てくる糞女から顔を背け、その場に腰を下ろした。
――そう思ってもらえてる、と思うと妙に力が入って素直に頷くことができない。
だけど、考えれば考えるだけ自然と心が弾むのはどうしてだろうな。
まぁ、誰だってそういう風に思われれば嬉しいんだろうけど。うん。
例えウザ春彦だってそう思ってくれるなら俺は大歓迎だぜ?是非思ってくれ。
っていうか俺は世界中の全ての者にそう思ってもらって当然だと思うんだ。
こんなに運が悪いんだから。それでも無理して仕事に行ってんだから。
 



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No.121 ユキ絵☆ 05/27 13:03:19  削除依頼

 
「ほんりょ!?ありりゃりょー♪(ほんと!?ありがとー♪)」

にこっと笑う糞女を横目で確認する。そして直ぐに右下に目をずらした。

やっぱり、糞女は俺のこと――心配してくれてたんだな。
俺を至近距離で見張ってねぇと、また発作が起きたりリナが出てくると思って。
それでも一緒に寝るのを拒む俺に困って…だから、こうして手を握って
俺に何か異変が起きる前にすぐに察知できるようにしたんだろ?
ただこいつもきっと俺と同じで「優しくしてくれたんだね?ありがとう!」
みたいに思われるのが苦手で…だから、ひかるのために手掴みたいんじゃなくて
自分が掴んでたいから掴ませて?的な口ぶりでこの状態まで持って来させたんだろ?
へへ、ありがとな。お前結構良い奴だったんだな、そんなに心配してくれて。

ん。でも俺、発作のことやリナが出てくること…糞女に言ってなかった気が…。
……ま、いっか!

俺の手を握りながら眠りについた糞女に微笑んだ。

「やっと寝たか…んじゃ俺も布団し…ってそろそろ離してくんねえかな」

ただ、いくら心配してくれてるとは言え…このままじゃ布団も敷けねぇわけだが。
別にそんな掴んでなくても、そんな連続で発作なんて起きるわけでもねぇし
心配してくれるのは有難いけど、この手は離してもらって結構なんだけど。

「まさか…俺、朝までこのままかよ…」

溜息をつき、卵を割るくらいの力で糞女の頭を数回小突いた。
しかし完全に爆睡状態の糞女が眼を覚ますわけもなく。
こういう時、海咲のあのピコハンが途轍もなく羨ましいというか欲しくなる。
ピコハンの癖にあれで叩かれるとめっちゃ痛そうだしな。一発で起きるだろ。
いや、あれはピコハンが特別なんじゃなくて、海咲のピコハンの使い方が特殊?
普通に使っただけじゃああいう威力にはならねぇよな?どう考えても。

ピコハンのことを考えすぎて脳内に、ぴこぴこぴこ、と連続で音が鳴り始めた。

流石に寝ないとそろそろやべぇから…手を離してもらうのは諦めて
そこら辺に落ちていた毛布(さっき壁に張ろうとして失敗して投げ捨てた奴)を
左手で手繰り寄せて背中の上に乗せた。ベッドを枕の代わりにすると
数えてねぇから分かんねぇけど、恐らく30秒もしないうちに眠りについた。
 



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No.122 ユキ絵☆ 05/27 13:03:39  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

大きな鮭にまたがって、大きな鮭弁当の蓋を開けようとした時。

「んぁ…しゃけ…」

香ばしい香りが漂ってきて、現実に引き戻された。
いつも運悪く大きな鮭弁の蓋を開ける直前に夢から覚める俺だが
今日は現実に戻ってきてもその夢が継続されているような感じがして。

「あれ。今何時だ…」

上半身を起こし掛け時計を確認――8時ジャストとは随分タイミング良いな。
…ってあれ?どうして俺がベッドで寝てたんだ?
確か昨日、糞女が酔っぱらったから俺のベッドで寝るよう言って――

って!!あいつどこにいんだよ!?

「いねぇじゃん!!どっか行っちまったのか!?」

まさか俺が寝てる間に外に出て、とんでもねぇ男に連れ去られた!?

慌ててベッドから飛び降りると足を挫いて転倒。床に額を打ち付けた。
が、その衝撃で完全に目が覚めた。そして、水糊で大変なことになった壁に
更なる亀裂が走る。ここまでくると穴が開かないだけマシだと思えてくる。
糞インコが鳴きながら暴れていて、やっぱり夢は継続なんてされていなく
俺は現実に戻されたんだな――と実感した。
全体的にうざくて憂鬱になってくるオーラが漂ってるのが妙にリアルで。

「ひかるー?起きたのー?」

台所の方から俺の名前が。…糞女の声だ!!

「おはよー。って、何そんな所に倒れてんのよ」
「知らねぇよ!つーかお前勝手に起きてんじゃねぇよ!このバカ!!」

取りあえず倒れた身体を起き上がらせる。未だ額がじんわりと痛んだ。
けど、俺にそんなことを気にしてる間はなく。
台所から部屋へ戻ってきた糞女をびしっと指差してやった。

ったく、びびらせやがって…!このアホブス女は…!!
まじでどっか行っちまったと思っただろ!?地球の裏側まで蹴り飛ばすぞ!!
 



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No.123 ユキ絵☆ 05/27 13:04:11  削除依頼

 
「なっ!折角早く起きて朝ごはん作ったのに!!もう鮭あげないから!!」
「はぁ!?…って今日やっぱ朝飯に鮭出るのかよ!!」

どーりでさっきから☆鮭☆の匂いがすると思ったら…!!

「お味噌汁と卵焼きだって作ったけど、そういう口利くなら全部あげないから」
「何でそうなるんだよ!!なぁ、知らなかったんだって。許してくれよ」

超がつくほどムカツクけど両手を合わせて謝る。
朝から鮭食べたらその日一日運良く過ごせる気がしてならねんだよ。
そして前々から朝だけじゃなく三食全部鮭だったら神になれる気がしてたんだ。
もしかしたら、その神になる日は今日だったのかもしれねぇのに。
こんなくだらねぇことで鮭食えなかったら死んでも死にきれねぇよ。

「ふーん。どうしよっかなー。
後1分以内に顔洗ってテーブルつけば考えてあげても良いけどねー」


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´e`)(←ひ、ひよこ…?

鮭食えるか食えないかの微妙な分かれ道でたっちですwww
このあと輝がどう出るかお任せしますww(´^o^);:*:;

そんでもってまたまた大層な寝坊&時間オーバーごめんなさい○| ̄|_
ごめんなさい凄まじく駄文ごめんなさいごめんなさい○| ̄|_
意識飛びながら書きましたそして普通に書いても駄文しか書けん○| ̄|_

そして、「そう思ってもらてえる=好きだと思ってもらえてる」
みたいに綾ちゃんの気持ちに気づいてしまった的に思わせるような文を書き
実際「心配してくれてるんだね!」と、大きく勘違いさせてるだけだったとか
騙すような真似して申し訳ない○| ̄|_けど楽しかったwwwww(蹴

それではまたまた(眠すぎる…というだけの理由で)
コメント返しをもう少し後にさせてもらいます(T∇T)もう…すみませ…orz

お詫びになってないお詫び。↓
↓今日の記事書きながら使用した作業用BGMを紹介ですwww
http://www.nicovideo.jp/watch/sm597610
↑5:21~鬼素晴らしすぎてwww完全に終わってるZOY(←デデデ大王のつもり
 



deleted

No.124  

削除されました 


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No.125 ニックネームは削除されました 05/27 19:53:40  削除依頼

ちょっと中間考査で死にましてwww
今日は過去編を進めに逃げます、ごめんなさいOTL



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No.126 鈴音 05/27 23:36:33  削除依頼

*一ノ宮 綾*

AM7:50

ご飯をだいたい作り終わり使ったフライパンでも洗おうかと
水にうるかしておくとポンと頭の中にあるアイディアが浮かびあがった。

「こういうときしか…できないもんね…」

ひかるの寝ている部屋に戻り鞄をあさる。
そこのほうから携帯を取り出しカメラモードに設定した。

パシャっ

機械音が鳴る。
朝のためライトはつけてないがこんな至近距離で起きない人もすごいと思う。
なんて起きないひかるに感心しながらデータフォルダに保存する。

そう、あたしはさっき携帯でひかるの寝顔を激写した。
変態?うん、勝手に言っててー←おい
作者が変態だとこうなるからww

だってさ、なんか可愛いし、こういうときじゃなきゃ撮らせてくれないし
その結果激写にたどり着くってわけw♪
うまくとれた写メににんまりと笑ってまた携帯をかばんの中に入れた。

「さってと、フライパン洗おーっと♪」

そう言ったあたしはスキップのようなリズムで台所の方に行った。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.127 鈴音 05/27 23:37:18  削除依頼

「いねぇじゃん!!どっか行っちまったのか!?」

8時になっていきなり聞こえた叫び声にびっくりして食器を拭いていた
タオルを持ちながら部屋のほうに行った。

「ひかるー?起きたのー?」

部屋を覗くとそこには床にものすごい恰好で寝ているひかるの姿。
いや、寝てるわけではないんだろうけどww

「おはよー。って、何そんな所に倒れてんのよ」
「知らねぇよ!つーかお前勝手に起きてんじゃねぇよ!このバカ!!」

そう言ったひかるは起き上がってからびしっとあたしを指さして言った。
ってか早く起きたら悪いの!?
せっかくあの壁悪かったなとかちょっと思ってひかるの好きな鮭を
朝ごはんにつけたのに…!!!
 
「なっ!折角早く起きて朝ごはん作ったのに!!もう鮭あげないから!!」
「はぁ!?…って今日やっぱ朝飯に鮭出るのかよ!!」

そう言って若干嬉しそうな表情のひかる。
でも、早く起きなきゃよかったって何よそれっ!!!

「お味噌汁と卵焼きだって作ったけど、そういう口利くなら全部あげないから」
「何でそうなるんだよ!!なぁ、知らなかったんだって。許してくれよ」

そう言って両手を合わせて謝るひかる。
ここまで行ったら鮭のためなら何でもしそうでなんか怖いわ…(汗

「ふーん。どうしよっかなー。
後1分以内に顔洗ってテーブルつけば考えてあげても良いけどねー」

とくるっと背を向けて軽く言う。
鮭のためなら何でもしそうだな…なーんて思ってると背中から気配が消えてて…



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No.128 鈴音 05/27 23:37:35  削除依頼

「なーんて、いくら早くたって…てえ?」

また後ろを向くとそこにはいたはずのひかるの姿がなく、
その代りかお風呂兼洗面台のドアがバタンとしまった。
すると数秒後ひかるがそこから出てきてすとんと自分の席に座った。

「1分…間に合ったよな?」

おそるおそるこっちを見てくるひかるにブハッと笑いが起こってくる。
ほんと、鮭好きなんだな~ww

「なっなんでそこで笑うんだよバカがっ!!」
「アハハッだってひかる本気にしたんだもんw」
「は?」

疑問符を頭に浮かべてるひかる。
でも、きっとほんとのことを言ったら怒られるだろうから言わないでおこう。うん。

「なんでもないっ!ほら、鮭!!」

そう言ってトンっと鮭と卵焼きとのお皿を置く。
その近くにご飯のドンブリとおつゆを注いだお椀を置く。

「卵焼きはしょっぱいほうが好きかなって思って醤油にしたの。
もし砂糖がいいなら言ってね。あたしのあげるからw」

なんていいながらあたしも箸を進める。
流石といえばいいのか目を☆にしたひかるはどんどん朝ごはんを平らげていく。
話聞いてないなこりゃ…。

なんて思ってるとおかわりという声が。
目の前から聞こえてきて…でもきれいに食べてくれてほっとして…

はいはいと言いながらもあたしはまたどんぶりにご飯を盛ってテーブルに置いた。
そしてまたそれを豪快に食べていくひかる。
よかった…ご飯作って♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

はいっ!!えーっと眠気マックスのため超文章が変なのは
気にしないでください…。

てことでフォローはユキ絵さんにお任せいたしますっ!!!



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No.129 ユキ絵☆ 05/28 10:43:21  削除依頼

* 灰塚 輝 *

蛇口を捻ると3分程かかって水道から水が流れおちてきた。
それを掬って顔にかける。3分程かけてゆっくりと水飛沫が飛び散った。
布団の中で温まりすぎたか皮膚を濡らすそれは普段より冷たくて。
それでも我慢して水をかけ続けると大分慣れた。十分に洗い終わって蛇口を閉める。
体育館でバスケをやるとき靴と床の摩擦で起きる、きゅっ。という音に近い物が鳴った。
じょろじょろと絶え間なく流れていた水が3分程かかって流れを止めた。

いや、実際は水の動きにそんなに時間がかかっているはずはなく。
正確には――3分程かかっているように、見えた。と言った方が良いか。
何故そんなにゆっくりに見えるのか――俺の動きが速すぎるからだ。

「1分…間に合ったよな?」

洗面所から瞬間移動して自分の席に、すとん。と腰を落とした。
瞬間移動と言っても俺はテレポートなんて便利な技使えねぇから、気合で。

恐る恐る糞女の表情を確認する。

人間、愛する者のためなら何でもできてしまうんだということが分かった。
漂うお前の香りが俺を祝福してくれる。ああ。お前のために…俺、走ったぜ?
今ならお前を連れてどこへだって行ける気がする。こんなに愛してんだから。
持ちづらければおにぎりにしても良い。どんな姿でもお前は俺の愛するお前だから。
魚と人間――決して手を取り合うことの許されない俺達。
けど、いつか分かり合える日が来ると俺は信じている。お前も、同じだろ?
人と魚が共に笑い共に暮す時が来る。俺達なら鳴らせるさ、あの幸せの鐘を。

そしたら、一緒に…厳しいこの世に生きる皆に伝えるんだ。
――夢を諦めるな。君が願い続ければ、その夢はきっと叶うと。

No matter how much time goes by, I love you...

「なっなんでそこで笑うんだよバカがっ!!」

突然糞女にふき出され、折角の(一方的な)良いムードが一瞬で崩壊した。

「アハハッだってひかる本気にしたんだもんw」
「は?」
 



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No.130 ユキ絵☆ 05/28 10:43:49  削除依頼

 
本気にしたんだもん…って?俺、何か本気にしねぇで良いものを本気にした?
んー…なんだろうな。鮭に対する愛情でその前のことは覚えてねぇや。
なんかとっても無駄な行動を取ったような気がしなくもないけど。
瞬間移動した気するけど。でも、鮭に対する愛情でその前のことは覚えてねぇや。
大事なことなので2回言いました。

「なんでもないっ!ほら、鮭!!」

目の前に二つの皿を置かれた。鮭と卵焼きの皿だ。
直ぐにご飯と味噌汁の器も用意されて、後はそれらを食うだけとなった。
ずっと堪えていたけど実際目の前に鮭を置かれ、ついに目が「☆」になる。
俺の視界はsalmon pink.誰も邪魔することのできない領域へ到達した。
箸を掴むと、早食いモードではないのに自然に早食いになった。
最近飯食う時は必ず早食いなってるから、そろそろ癖になってきたのか?
もはや俺が飯を食ってるというより、飯が俺に飛び込んで行ってる気がして。
このまま行くと何時か☆木彫り熊☆になりそうで恐ろしい。

「メシ!クソオトコ!メシ!」

結局、昨日やその前と同じ5回おかわりして止めにしといた。
そろそろ連続テレビ小説始まるしな。二日も見逃したから気になってんだよ。

「メシ!クソオトコ!メシ!」

糞女はまだ飯食ってたみたいだけど、リモコンを取ってテレビにNHKを映しといた。
テレビの左端に表示された時間は8時14分。連続テレビ小説が始まるまで
まだ1分程残ってたから、風呂場に歯ブラシを取りに行った。
歯ブラシを咥えながら戻る。糞不味い歯磨き粉の味に鮭の味がかき消された。

「メシ!クソオトコ!メシ!」
「お、もう始まってんじゃん」

既に連続テレビ小説が始まっていて、歯磨きしながらテレビの前に座った。
いつもテレビから30センチも離れてないところに座ってるけど…
別に視力は全然悪くならないしな。寧ろ視力は余所の奴より良いくらいだし。
 



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No.131 ユキ絵☆ 05/28 10:45:17  削除依頼

 
「ちょっとひかる!食べ終わったならネギに餌あげなよ!可哀想じゃん」
「はぁ?うるせぇな。てめぇがあげりゃ良いだろ。俺は今これ見てぇんだよ」

食い終わったのか食器を一つに纏めてる糞女が偉そうな口を叩いてきた。
うざいから軽く流す。今テレビが丁度ギャグシーンで笑うのに忙しいっつーか?
しゃこしゃこ歯を磨く音が響く。胡坐かくのが面倒臭くなって
そのまま横になって片手で頬杖ついてリラックマモードに変更した。

「……」

……可笑しい。こんなに行儀が悪いのに何も注意されないなんて。
いつもならそろそろ糞女とトークバトルが始まるのに。

なんだ…この静けさは。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´‐ω‐`)みゅ~ん(え、なにこの微妙

なんでしょう、この静けさはwwwというわけでお任せです/(^O^)\(おいww
そして私は今日何が書きたかったんだ…?全くもって謎ですが(´^o^);:*:;
取りあえず輝は鮭に対する気持ちは気色悪いほどはっきりしてると(蹴
そろそろ南さんのところに出発させようと思ったけど
そこまで進める時間と体力が残されてなかった私を誰か絞め殺して(←死ね

そして昨日コメ返しできないでごめんなさい><(決して、忘れてたわけではない
今日は朝ごはん食べたらやるので(`・ω・´)(色々乙だな…orz
 



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No.132 ユキ絵☆ 05/28 13:46:41  削除依頼

あかん、理科基礎の教科書完全にどっかへなくしてしまった○| ̄|_
ってなわけでコメント返しさせてください○| ̄|_

>>希影さん
うおおおおおおお考査頑張ってください○| ̄|_私もレポートやらねば><
もう勉強なんてね、くたばれば良いですよ(^p^)学校なんてくたばれば良(ry
うははは><///迷惑でないなんてこれ以上の安心がどこにあるか/(^O^)\←
一日30回は人に迷惑をかけている気がしてならなくて○| ̄|_ぬ~ん
真面目に魔法でも使って生まれ変わりたい人がここにいます...|ω・`)←
次生まれてくる時はもう少し頭の良い(脳が発達した)人になりたい...|ω・`)←
やっぱ5スレ続いたリレ小あんまりないですよね(´^o^);:*:;ますますやる気←
確か物凄く前に別のHNで参加したリレ小は20レスも続かなかった気がww(ちょ
順番でやってたんで一人が来なくなると永久に進まないで流れるという←
そう考えると時間決めて投稿するのってやっぱ良いですよね\(^o^)/
…と言っても毎日が時間オーバーな私ってきっと塵以下…(´^ー^`)(乙☆
いぇあいあ!!希影さん全然足なんて引っ張ってないですよΣ(゜Д゜ノ)ノ
寧ろ希影さんがいなかったら私このリレ小始められませんでしたから(((;´д`)))
このリレ小やってない生活なんて…もはや私想像つかないのですけd(^p^)←
漫画化してほしいですよね(´V`)ああマジで漫画描けるが人凄すぎる><、
この際「漫画化してくれる人も大歓迎」的にスレに書いたりwww(なんぞwww
読者さんのコメントまじでほしいんですけどもうはほほほほほh(*´Д`*)←
コメントの殆どが私と輝に対する中傷だったらどないすんねんwwww(おいw
 



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No.133 ユキ絵☆ 05/28 13:46:51  削除依頼

>>紫凛さん
いやwwww逆に紫凛さんを参考にしないで勝手に描いたら腐ります(←何w
美術でなら敢えて背景白にして髪も鉛筆でささっと塗ってたら
「全体的に薄い」と友達に苦笑(爆笑?)されたことあります(´^o^);:*:;
もう失礼極りないですよねww人の作品を笑うなんてぇええ(´^o^);:*:;
それでは紫凛さんのサイトやpixivでひっそりと研究しましょうかね背景!!
そして分かったことは、頭で分かってても描けないということでwww(ちょw
同じことを嘗て美術の先生に言ったら「分かってないから描けない!」と
若干キレ気味に言われたのですが真実はどうなんでしょうwww○| ̄|_
確かに良く考えると頭に大体のイメージがあるだけで正確には
どういう風に描きたいのか分かってないような気がしてしまって(^p^)←
んぎゃぎゃぎゃぎゃΣ(゜Д゜ノ)ノ 小1から漫画映してたてΣ(゜Д゜ノ)ノ
その前に小1で漫画を読めるということ自体が私の中では奇跡で(^p^)←
取りあえずあれ、小1の頃はクレヨンしんちゃんのアニメが大好きでしt(乙
ほええええええ!!!前見ましたよサイト(´゜ω゜):;*.':;(リアクションw
どういう経路で辿り着いたかはもう忘れましたが恐らくランキングからかな?←
それかランキングから他のサイトに入ってリンクしまくった可能性高し!!!←
ということは今は日記やイラストはお姉様が更新なさってるのですか(´;∀;`)!?
私も兄とやってる粕ボイスブログを嘗て一度乗っ取られたことがあって
もんの凄おおおおおおおおおおおおおおいお気持ちが分かるのですが(´;∀;`)



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No.134 ユキ絵☆ 05/28 13:47:00  削除依頼

>>鈴音さん
そんなww先生なのにオープンに後で忘れて良いなんて言っちゃらめえええ←
やるからには覚えておきたいものですよね(`・ω´・ )結果忘れるけd←
プログラミングって主に何に使うんでしょうかね><ゲームとか?(ちょw
いやいやいやwもうかなり前のことなんで実際今は糞字下手すぎで(´^o^);:*:;
http://a17img.chip.jp/uimg/y/yukiaktk/1/cu6txs5uxtA.jpg
↑ここまで落ちぶれたと言う奇跡でw因みに作成途中レポートの数学のメモ←
最近先生に提出物に「で」って文字を「てい」だと思われてしまって(´^o^);:*:;
PCばっかりで手で物を書かないと絵どころか字まで終わることが分かったorz
会社wwww作りますか(´^o^);:*:;会社名:大切なものを奪還しますww
なんか別の組織だと思われそうですよねwww何、奪還しますって!?的な←
寧ろこんなに続いたんだからふみコミュの方で何とかしてほしいすよねwww
何かTOPページに専門学校とコラボしてボイスドラマ作ろうとか貼ってあるけど
どっかの専門学校にこの小説を売り込んでボイスドラマ作れや!的なw(おいw
もう10スレまで行ったらリレ小板の看板になれる気がして鼻がピノキオにww←
って!!どぅええええええええええΣ(゜Д゜ノ)ノ 漫画描いてくれると!?!?
それは誠のお話で!?はうぁあああ(*´Д`*)頼む、流さないでお友達さん←
お気に入りのワンシーンだけでも、1ページだけでも良いから描いてくれorz
華樹さんの動画や皆でこつこつ積み上げてきたこの小説を見せれば
きっとその友達さんも奪還屋始末屋の魅力に気づいてくれるはずどぁああ!!←
何なら私がその友達に土下座じゃ!リレ小のために全てを賭ける!(ちょw



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No.135 ニックネームは削除されました 05/28 19:20:56  削除依頼

*宝城 雅*

「……はい出ー来た。」
あたしはテーブルの上にペアネックレスをそっと置く。
女性用に天使の羽根、男性に十字架を…って感じで。

――不意にまた開けてもいない店のドアの鈴が音を立てた。
あたしは不思議に思ってドアの方に顔を出し、軽く目を細める。

「あ、いたいた。」
濃鼠色の髪が目の前でそう陽気な声を出す。
あたしは右の壁に寄り掛かり足を組み嫌そうに言ってやる。

「何で彼方が此処にいるの?…それともまた仕事の手伝いなの、準?」
そう、彼は―――準はあたしの元に一人で現れた。

「なはは、んなことねえよ。ちょっくら相談しに来たんだよ」
にへらと笑い手をパタパタと振る準を見て一言「あがっていいわよ」と
言ってやる。…まあこいつは遠慮って言う言葉を知らないから多分言わなくても
侵入してくるんだろうけど。

「…あら、金色ボウヤじゃないの☆」
準の陰に居る金色ボウヤ―――氷雨クンの額にキスを落とし微笑む。
すると周りのありとあらゆるものが凍ったような冷たい空気が辺りを包み込む。

「てめぇ……何時まで俺の事餓鬼扱いする気だ?マジ殺すぞ」
ジャキリと金属が擦れ合う音がしたかと思えば目の前に銃口があって。
でもあたしは笑みを顔に浮かべたまま氷雨クンの頭を撫で続ける。

暫くするとチッと舌打ちして氷雨クンが拳銃をおろした。
ああ、もうツンデレねえ←

+////////////+

「――で話って?」
コトリとソーサーにティーカップを置き椅子を軋ませ足を組む。
目の前には煙草を吸っている氷雨と珈琲を啜る準とが居た。

「……奏の事だ」
不意に氷雨クンがそう低い声であたしに告げる。
あたしは目を細めカップの取っ手を持つ指に力を込める。

準はまたカップに口を付けた。

「"あの人達"に頼んでも精々六ヶ月…って所かしら」
「まあな。奏も一応生きてるんだから無闇に引っ張り出すのは無理だし」
あたしの言葉の後に準がそう告げる。
そうよ、そんな事したら――"本体"が壊れてしまう。



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No.136 ニックネームは削除されました 05/28 19:23:42  削除依頼

昔の惨劇がまた目の前で繰り広げられるのか。
止める事さえできなかったあの戦闘…いや惨殺劇に終止符など打てない。
緑に輝く翡翠の瞳、青く輝く瑠璃の瞳。
二人で一人で、一人で二人で。
でもあの時“本体”を動かしていたのは彼女に眠る奏という女の子。
"本体"を心配しつつも衝動を抑えきれなかったと奏は言った。
そしてあの目を背けたくなる映像を彼女が他の人間に見られて
壊れたりしないのだろうか。そんな心配を余所に"その日"は刻一刻と迫っているのだ。

"わかんない……誰?…私、誰?"

「――とにかく。」
彼女の頬を伝う涙を思い出した頃、現実に氷雨クンの声で引きずり戻された。

「俺らには何も出来ねえってことだろ」

そう氷雨が言った途端に氷雨クンの胸倉を準が掴み怒鳴る。

「てめ……アイツの事如何なってもいいってのかよ!!!」
普段温厚で馬鹿で阿呆な準が彼女の為に怒気を振り撒いている。
氷雨クンは眉間に皺をよせ準を睨みつけると乱暴に手を振り払う。

「俺等には何も出来ねえっつってんだろ。"今の所"…はな」


「――――は?」
素っ頓狂な気の抜けた声を準が口にする。
氷雨クンは面倒臭そうにながい髪を掻きあげるとニヤリを笑いこう言う。

「覚醒したら止めるまでだ。昔の俺等とは違えんだよ」
―――――――――――――――――――――――――――――
何か雅にハマる←おい
五月に体育祭って如何なのかね←
服飾専門なのになんで体育会系(乙☆
と言う訳で午後練言ってくるMaeni!!!(タヒれ
何で妹の方がノートの落書き上手なのかしらね。
よし、今度はペンタブを握ったことの無い妹に鉛筆で何か書かせてみよう←
中学二年に負ける自分が馬鹿で←
と言う訳でちょっくら三キロほど走って来ます、どろろん。



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No.137 鈴音 05/28 23:37:10  削除依頼

*一ノ宮 綾*

ご飯を食べ始める瞬間に「おかわり」という言葉が聞こえご飯を盛り
また食べようとすると「おかわり」という言葉が聞こえまた盛り…

結局5回ほど聞いたところでその言葉が止んだ。
あたし結局2口位しか食べてないんですけど…

「メシ!クソオトコ!メシ!」

結局ひかるが食べ終わってからご飯を食べ始めた。
うん、結構おいしいっw

「メシ!クソオトコ!メシ!」

目の前でひかるがリモコンを取って電源をつけたかと思うとNHKに設定した。
この時間にやってるのって…あぁ、隣の家のおばちゃんが超すすめてくる
連続テレビ小説ですか…
アレ見るんだ…ひかる。

なんて思ってると席を立つひかる。
そんなことしてるとドラマ始まっちゃ…あ、始まった。
声掛けようかと思ってると歯ブラシを咥えながら戻ってきた。
歯ぐらい洗面所で磨きなよ。

「メシ!クソオトコ!メシ!」
「お、もう始まってんじゃん」

よっこらせといいそうな勢いでテレビの前に座るひかる。
てか、近っΣ
そんなんじゃ目悪くなるって、まったくもう…。

自分の分を食べ終わり1つにまとめてるとまたネギがご飯をねだる。
絶対無視してるじゃん…。
ネギ、かわいそうだってっ!!!

「ちょっとひかる!食べ終わったならネギに餌あげなよ!可哀想じゃん」

いくらなんでも無視られてるネギがかわいそうで未だシャコシャコと
歯を磨いてるひかるにいう。



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No.138 鈴音 05/28 23:42:35  削除依頼

「はぁ?うるせぇな。てめぇがあげりゃ良いだろ。俺は今これ見てぇんだよ」

わっわがままー!!!
テレビに映ってるギャグシーンを見るので精いっぱいってか?
なんだそれー!!こんなんじゃもしかして今までネギ朝ごはんもらわないで来たんじゃ…
なんて思ってネギを見るとすごく悲しそうにひかるを見ていて…
でもひかるはそれを無視して完全に『土曜日で仕事がないお父さんモード』
可愛く言うと『リラックマモード』に入って、テレビを見ていた。

まったく…もう怒る気も失せるっつーの…。
しかたない…あたしがご飯やろ。
ってかご飯あげるのも楽しみだしー♪

と思いながらネギの餌を左手の手のひらにのせて、右手で鳥籠を開ける。
右手の人差し指を入れるとその上に乗ってくれた。
そっと鳥籠からだし、左手に近付けるとツンツンと餌を食べていく。

やばーいっやっぱり可愛い―☆

「おいしい?」
「オイシイ!アヤ!オイシイ!」
「どんどん食べてねー♪」

もう『土曜日で仕事がないお父さんモード』なひかるなんて頭の隅にしか
存在がなくて、とりあえず今は目の前で可愛くご飯を食べるネギにあたしの目は夢中だった。

するといつの間にか食べ終わっていたのかそっと左手から嘴をはなす。

「もういいの?」

そう言うとコクコクと頷きすりすりと頬をすりよせてきた。
…ヤバいっ!!かわいすぎてヤバいっ!!

あたしも一緒に頬をすりすりする。
するといったんネギがあたしの頬から離れた。
どうしたんだろう?なんて思ってネギのほうを見ると…

Chu ♪

「オイッ!こら糞インコっ!!てめぇ何してんだ!?」



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No.139 鈴音 05/28 23:43:46  削除依頼

唇になにか硬いものが一瞬あたり、するとドラマを見ていたはずのひかるが
ネギのことを掴んであたしから離させる。
バタバタと暴れて「アヤッ!アヤッ!」と叫ぶネギを見てると心がキューと
痛くなってひかるからネギを取り返す。

「あっ!てめっ!何すんだよっ」
「動物をそんな風に扱わないでよっ!!
何をそんなに怒ってんのよ!ちょっと嘴があたしの唇に触れたくらいなのに…」

そう、さっきのリップ音はネギの嘴があたしの唇に触れた音。
いや、普通はあんな音しないんだろうけどね。
なんとなく、唇触れたらあんな感じかなぁなんてね。

あってかあれファーストキスじゃん。まぁ数えないけど…

そうしてまた指に乗せるとひょこっとのってきてまた頬にすり寄るネギ。
もう可愛いったらんないんだからっ☆

なんて思ってるとじーっとこっちを見るひかるとその後ろから流れる音楽。

「ひかる、ドラマ終わっちゃったけど??」
「えっ!?うわっ最悪…」

こっちを見ていたひかるが後ろに振り向き肩を落とす。
まさに○| ̄|_な状態で。
ネギをかごに戻し、食器を持ってキッチンに行くとかばんの中から
携帯のバイブが鳴った。

ディスプレイを見ると[夜昼 南]の文字。
それはメール着信で電話じゃなくてちょっとほっとした。

携帯を開くとそこに書いてあったのは…

――――――――――――――――――――
宛先:一ノ宮 綾
Title:無題
本文:おっはよー♪今日は10時に本社
って言うのは知ってるよねー??
実はモデルの子が緊急で今日着くことに
なっちゃって、まぁ午後なんだけど…。
んで言っちゃうけどそのモデルって言う
のが150㎝のモデル界最低身長で有名な
あの”Tomoru”だからねっ☆
来てから言おうと思ったけど言う時間
なかったからねー♪綾が大っ好きなモデルさん
だから失礼のないようにってひかるくん達
にも伝えてねーww
――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――
えーっと駄文の上に中途半端でごめんなさいorz
そんでもってコメ返は明日になります…。
ほんとごめんなさいっ;;



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No.140 ユキ絵☆ 05/29 13:21:10  削除依頼

* 灰塚 輝 *

な、なんかこの静けさ…途轍もなく嫌な感じするけど…。
今テレビから目を離したら今後のストーリーについていけなくなるかも…。
畜生…何でNHKにはCMっつーもんがねぇんだよ。便所も行けねぇだろが。
そうかと思えば他のチャンネルは良い所でCMばっかりやるしよ…。
まさか俺をイライラさせようとして敢えてそういう放送をしてんのか?おい。

「おいしい?」
「オイシイ!アヤ!オイシイ!」

丁度テレビと真正面に位置する鳥籠の方から糞女の声が聞こえた。
糞インコが通常より妙に嬉しそうな…そんな声で糞女の名を口にする。
俺の背後で何が起きてんのか…。言葉からして餌やってるんだろうけど…。
あ。いやいや、全然気にしてねぇよ?俺は今ドラマに集中してんだから。
糞女が追加の餌を掴んでいるのか、時々がさごそと袋が鳴っていた。
リモコンを操作しテレビの音量を上げる。あー、面白いなこのドラマはー。

「どんどん食べてねー♪」

突然イラっときて歯ブラシに力が入った。うぇっ。喉突き刺しちまった…。
つーか何で俺ドラマ見てんのに苛ついてんだ?やっぱ今日も調子が可笑しい…。
こうなったら一度思考停止。5秒後ドラマに再集中、おk?おkおk。

5…4…3…2…1――

「もういいの?」

ああ。駄目だ…気になって気になって全っ然集中なんてできやしねぇよ…。
5秒後にはドラマに再集中の予定だったのに、身体を起こしてしまった。
そして無意識に後ろを振り向く。咥える歯ブラシが糞女を示した。

そこにあったのはつい最近見た光景と全く同じで頬を擦り寄せる一人と一羽。

って。だから俺のペットなのに何で俺より糞女に懐いてんだよ。
そして何で糞女が俺のインコにそんなに楽しそうに餌やってんだよ。
まぁ…さっき「てめぇが餌やれ」って言ったのは確かに俺だけどよ…。
だからって可愛がりすぎっていうか…益々糞女に懐いちまうだろが…。

ふと糞インコが頬を離した。…もう、飽きたのか?
…へへっ。糞女も大したことねぇな!そんなに直ぐ飽きられるなんてよ!
俺ならその気になれば5日は続けられるぜ!?無理やり続けさせてやる!!

振り向いてる理由もなくなりもう一度テレビを向き直そうと肩を動かすと、
良からぬものを捉え全身が硬直する。頭の中の切れてはいけない物が切断された。
 



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No.141 ユキ絵☆ 05/29 13:21:29  削除依頼

 
「オイッ!こら糞インコっ!!てめぇ何してんだ!?」

糞女の唇に嘴を触れさせる糞インコを乱暴に掴んだ。
鳥の癖に超生意気なんだよこの変態インコ…!!絶対焼き鳥にしてやる…!!
咥えた歯ブラシの先端で糞インコの頭をそれなりの力で押して体罰を与えた。
糞インコがもがき苦しみながら糞女に助けを呼ぶ。直ぐに救出されてしまった。

「あっ!てめっ!何すんだよっ」
「動物をそんな風に扱わないでよっ!!
何をそんなに怒ってんのよ!ちょっと嘴があたしの唇に触れたくらいなのに…」

まるで悪魔から守るかのように糞インコを大事に抱え、睨んでくる糞女。
ちょっと嘴があたしの唇に触れたくらい…?バカにすんじゃねぇぞ…!!
1秒でも100秒でも触れたもんは触れたんだよ!!それも、意図的に!!
ムシャクシャすんだよ!!見てると離したくなるんだ俺は!!非常にウザい!!

「ひかる、ドラマ終わっちゃったけど??」

真顔でとんでもないことを抜かされ、光より速くテレビに齧り付いた。

「えっ!?うわっ最悪…」

どんなにテレビの側面を叩いても見逃したドラマが巻き戻されることはなく。
無情にも時は過ぎ、画面左上に表示された8:29は音もなく8:30に切り替わった。
もう春彦を地球の裏側まで蹴り飛ばしたくなった。勿論八つ当たり的な意味で。
意識せずとも肩が落ちて、そのまま膝が崩れる。力抜けて両手を床についた。

まさに、○| ̄|_この状態だ。

ぶつぶつと文句を垂れると咥えている歯ブラシがもごもご動いた。
取りあえず歯ブラシを何とかしよう。口内に広がる不味い味が消えねぇからな。
値段につられて買っただけあって長時間耐えられる歯磨き粉じゃねぇし――

――洗面所で口を漱ぐ。只管排水溝へと流れて行く水をぼうっと見ていた。
…どうして、些細なことで頭に来たんだろうか。テレビの邪魔をされたから?
良く考えれば、どーだって良いじゃねぇかよ。糞インコと糞女なんてよ。
そんなくだらねぇことのためにドラマ見逃して…一体俺は何がしたいんだ?
落ちる水を両掌で遮り、顔にかけた。少しだけもやくやが洗い流せた気がした。
 



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No.142 ユキ絵☆ 05/29 13:21:47  削除依頼

 
「うわっ!何だよ突然!!」

部屋に戻ってきた瞬間前方から顔面に何かがすっ飛んできた。
頭から覆いかぶさったそれを掴むと――ジャケット?
目の前にはどういうわけだか物凄い気迫で仁王立ちする糞女がいて。
天才である俺は、これを投げつけた犯人が奴だということが一瞬で分かった。

「早く支度して!!」
「支度って…まだ平気だろ!?10時までに行けば良いんだからよ!!」

既に着替えも完了し荷物も全部セットし終わっていた糞女が
何やら携帯の画面を突き出してきて、不機嫌に喜びながら怒り出し笑った。
……っておい。な、なんだこいつどう言う表情してんだよ…。

「Tomoruが来るのよ、Tomoru!!遅刻なんてしたらどーすんのよ!!」

…Tomoru?って、何だ。

突き出された携帯の画面には黒い文字が幾つも並んでいて
読んで行くと強引ゴジラから着たメールだということが分かった。
なんでも”Tomoru”とかいう身長150センチのモデルが午後から来るらしくて
糞女はその”Tomoru”とか言うモデルのことが大っ好きらしい。
巨人だからチビに憧れてんのか?取りあえず失礼のないように、とのことらしい。

「Tomoruだかモルモットだか知らねぇけど午後から来るなら良いじゃねぇか!」
「分かんないじゃない!!もしかしたら早く来るかもしれないでしょ!?」

俺の鞄を投げられ、俺の携帯を投げられ、俺のリモコンを投げつけられる。
って、リモコン関係ねぇだろが!!何どさくさに紛れて投げてんだよ!!
投げ返してやろうとすると、手鏡を覗きながら真剣に容姿チェックする糞女が。
時々「可笑しくないかなー」なんて呟きながら様々な角度から鏡を覗いていた。

……。

「ったく。しょうがねぇな…」

はしゃぐ糞女に溜息をつき、選ぶのが面倒で箪笥を開け新しい服を下ろした。
…糞女にそんなに好かれるとか、”Tomoru”とか言うの一体どんな奴だよ。
まぁ確かに有名モデルなだけあって妙に聞き覚えのある感じの名前だけどな…。
服に袖を通すといつの間にか玄関に移動してたのか
糞女が「ひかるー!早くー!」とこっちに向かって手を振っているようだった。

あーあ。今日も一日嫌な予感がしてならねぇな…。
 



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No.143 ユキ絵☆ 05/29 13:22:02  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´・v・`)(てれっててれってれー←マリオが負けた時の音

超時間オーバーごめんなさいorzまたしても超絶寝坊しました○| ̄|_
そして超駄文すぎて申し訳ない○| ̄|_頭が…もう…回らなくて…○| ̄|_
少し修行の旅に出てきます…さがさ…ないで…ください…(誰も探さん

そしてギリギリ文字数オーバーだったことが悔しくて悔しくて(´^o^);:*:;
少しくらいおまけしてくれても良いじゃねぇか!と怒鳴りたいわけだが
誰に怒鳴れば良いのか分からず。これぞ、やり場のない怒りで。(何w
取りあえず落ち着くために昼ごはん(餅)食べてるお(`・ω・´)!!(色々乙
 



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No.144 ニックネームは削除されました 05/29 19:49:58  削除依頼

*宝城 雅*

「結果あの方法はちゃんと叩きこまないと。――じゃあ俺等は仕事があるから帰る」

明朝から二時間ぶっ続けでの話し合い。
その長時間による話し合いに終止符を打ったのは準だった。

ガタリと椅子を鳴らし二人が立ち上がる。
あたしはもう一度氷雨クンの頭を撫でてバイバーイと言って見送ってやる。

そして静かになった店内を見渡し、一度首を縦に振る。
"CLOSE"と書かれる看板をそのままにして店から一歩足を出す。

今日も紅いタンクトップに短パン。
昔(てか今も)璃音ちゃんに露出狂呼ばわりされた事が鮮明に蘇る。

「さぁーてとッ♪暇だから璃音ちゃんの御迎えにでも行こうっかなぁ~」
紅いベンツに乗り込みエンジンをかける。
ドルンッとエンジンが音を立て、車内が少し揺れる。

「赤眼クンにも会いたいしww」
ぺろりと乾いた唇を軽く舌でなめ、アクセルを思いっきり押した。
…その場で他の車にクラクションが押された。

+////////////+

「ご到着よ、お姫様♪」
やたらデカいビルを見つめた後チャッと車のドアを開けてやる。
赤眼クン達は如何やら先に行ったみたいであの場所に不在だった。

「…だからね、何で雅が。しかも化粧って落ち着かない……」
紫のジレ付きワンピースにロールアップデニム。
カジュアルな格好をした璃音ちゃんがカツンとヒールを鳴らして地に足を下ろす。

珍しく髪をあたしが上げた紫の髪飾りでポニーテールにしている。
かるく眉間に皺をよせ桜色のリップグロスを塗った唇を尖らせる。
……ごめんなさい、食べちゃっていい?(自重

「まあまあ。今日はあたしも同伴してあげるから♪例のオトコノコも
来てるんでしょ?あたしも逢わなきゃッ☆」

「いや……単に芸能界で人気ってだけで普通の人間よ?紬って」
そう、確かTomoruとかいうコと一緒に拉致られてきたとか。
それともココの南っていうオンナノコが呼んだのか分らないけど。

「いーのいーの♪あたしが璃音ちゃんにふさわしいか決めるだけなんだから」
ファンデーションをぬった璃音ちゃんの頬に軽くキスを落とす。
すると璃音ちゃんは嫌そうにあたしを振り払いビルの中に入って行った。

+//////////////+



deleted

No.145 ニックネームは削除されました 05/29 19:51:40  削除依頼

*海咲 璃音*

「あらー、ちゃんと来てくれたのね?時間にルーズな綾とは違って。」
南がテーブルでひと…いや雛貴と二人でコーヒーを暢気に飲んでいる。
180はありそうな身長をした変態雅にも軽く挨拶をした南は
私達に新しくコーヒーを入れて差し出してくれた。

目立たないほどの化粧だが肌に感じる不快な感覚にいらだちを感じる。
何時もスッピンだし。化粧とかやり方分らないし。
こんな事を出来る雅が凄い。でも何で私なんだ。

不意に何かバァン!!という地味な破壊音と共にドアが吹っ飛んだ。
ぱらぱらとドアの木屑が散る中三人は冷静に珈琲を口に含んだ。

「き、来てないッ!?Tomoru、まだ来てないよねッ!!」
―――綾だ。

何か意味不明な人物の名前を叫びながら不必要なほどこの部屋を見回している。
「綾……見苦しい、黙れ」
私はそう言って何処からともなくピコハンを取り出し綾の頭に
クリーンヒットさせる。ハリセンの様な乾いたスパーンみたいな音が
綾の頭の上で響き、綾の動きが止まる…と言うより痛みで蹲っている。

ふと視線をやれば私の片手に収まっているピコピコハンマーを凝視する
輝さんの姿が。あんまり視線が痛いのでピコハンごと押し付けてしまう。

特に変わった所が無かったと判断した様で一分ほど経った頃に突っ返して来たのだが。

「…てかTomoruって何。此処に来るのってつむ……霧夜しか来ないかと」
…と言った途端に蹲っていた綾がガバッと身を起こす。

「Tomoruを知らないのッ!?ってかてか霧夜君ってもしかして人気ユニットの!?」
ちょ、静まれ貴様。
黙れ沈めくたばれ騒がしい!!



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No.146 ニックネームは削除されました 05/29 19:52:09  削除依頼

…と氷雨が居たらいいそうでもうね←
私は綾の勢いに押され苦笑しながら頷く。

するとあの人もなの―みたいな事を言いながら頬を赤らめてた。
……ううん気持ち悪い←

南が「綾も好きよねえ」とのっそり言うとこの部屋に居る雛貴、輝さん、私が頷いた。

「あらあら……璃音ちゃんは興味無いの?そう言うの」
不意に露出狂と化した雅が妖艶に微笑んで言う。
輝さんはその存在に気が付いていなかったのか驚いて壁に頭をぶつけていた。

…まあ綾よりでかいからね。
凹凸もあるし綺麗な顔立ちだと思うけど……怪力ってどうなのかな←

「うん、全く興味無い。霧夜と一緒に出かけてなんか色々見かける事は
多かったけど……可愛いってだけで個性がない顔よね、皆。
ぶっちゃけ言うとテレビに出てしゃしゃってるアイドルって
きゃいきゃい騒ぐだけで耳ざわりなんだけど」


さらりさらりと暴言を吐きまくる。
すると綾は信じられないという顔で私を見つめ、プルプルと顔を横に振っていた。

――暫くすると魁や柳、萩諸々が揃いも揃って現れた。
…あれ、一昨日……何かあったっけ。
たしか…あれ、雷でビーズぶちまけた事しか覚えてないや。

そう考えていると――――不意に。
「すんませんー、南さん遅れましたー」
…ああ、紬の声だ。
その後に何やら綺麗な女の子の声が聞えた。

チャッとフォギーブルーのドアが開くと同時に綾は感動したかのように目をうるませていた。

「お、璃音じゃん。うぃーす」
珍しくバンダナを外している紬がひょいっと右手を上げてヒラヒラ振る。
私も珈琲を飲んだまま右手をヒラヒラ振る。…なんか恥ずかしいぞこれ←

そして後に続いてかなり小さい……いや小柄な女の子が姿を現した。
―――――――――――――――――――――――――
…あれー。
体育祭延期だと←
明日は六時間授業だと←
もう死ねよ学校とかマジOTL
Tomorucの性格が分らないので投げて逃げます、チャオ★(死
何となく紬君登場☆
…はまあ軽くスルーでおkですが瞳の色をカナリヤに変えさせて
頂きますbアップルグリーンの髪、カナリヤの瞳です。お願いします←



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No.147 ニックネームは削除されました 05/29 20:13:56  削除依頼

ユキ絵さん⇒
じゃあ私はユキ絵さんの絵を参考にせず絵を書いて腐乱して死にます!!
ふっふん(`・ω・´)!!どんなもんだい(乙
全体的に薄いってどんな塗り方したんですかwwあ、ちょっと気になる←
私なんて幼稚園の頃人一倍絵がヘタで皆に笑いものでしたよ(^_^;)
さてそれはwwww先生名言集に入りそうな言葉は自重してくださ(ry
あらら結局そうなりますよ←
だって私だってそうだもんヽ(^。^)ノにゅんにゅん!!←
時々エロい六年生に勧められてそういう漫画呼んでた時代もあってwww
あれですか、眉毛虫!!(んな馬鹿な
ランキングですか!!でも最近更新してません(意味不明乙
日揮は成人しきっている姉ですがイラストは私がσ(・ω・`)
姉カオス絵がヘタでwwwお前小学二年生かって程でwww
かつてやっていたブログも……パソコンを姉がぶち壊したことで…
知らんけど…パーになって……うおおおおお!!(黙r

鈴音さん⇒
お疲れ様っした、見事華麗に負けて来ましてwww
その時に璃音も酔わせましょうかw文化祭の後夜祭でw
綾ちゃんに手渡されたもの⇒グラスに注がれた炭酸(実はお酒)
璃音が手渡されたもの⇒善意で開けてくれたと思われるお酒(実は炭酸)
みたいな感じで←そのとき璃音のお兄ちゃんつけようかね←mt
どちらかと言うと悪意を含んだ、でしょうかねww
璃音樹さんのおかげで随分監禁されてましたからwww(笑うな
「やだー……にゅ、魁止めてーーー」とか言わせて見たくてww
「うにゅー」「ふにゅー」「にゅー」は絶対言わせる、絶対に!!!←黙れ
私も随時加えてくつもりです←何だ貴様は
虐めるの楽しいですよ、私実はのMだけど((殴
え、鈴音さんの絵を見てみたいとか言っちゃ駄目ですかね\(゜ロ\)(/ロ゜)/


そしてー、紬君投下ー。



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No.148 鈴音 05/30 00:10:42  削除依頼

*一ノ宮 綾*

Tomoruが来るー!?

南のメールを読んだとたん、ひかるが鮭を見たときの如く目が☆になった。
うそでしょ!?ヤバってかあたしテニスウェアしかないじゃんっ!!
こんなカッコじゃTomoruに会えない―;;

なんて思いながらそこら辺を歩きまわってると床から何かで突っつかれる音がした。
が、そんなの気にしてる暇なんてなくあたりをきょろきょろ見回す。
すると目についた、ひかるのタンス。
ピコンッと頭の上でランプが光った。

タンスの一番下の棚を開けるとそこには案の定着られなくなったであろう
洋服たちが揃えられてあった。
ひかるのことだから着られない服もまだ持ってると思ったんだよねー♪
棚から洋服を取り出し、軽くコーディネートする。
男物なせいもあってボーイッシュな感じになってしまったが、まぁいけるだろう、うん。

てか、ひかるの服も出しとけば早く行けてTomoruにも会えるんじゃない!?
我ながらナイスアイディアっ♪

あたしはタンスの一番上の棚に手をかけ、ひかるに似合いそうなものをポンポンと後ろに投げていく。

「うわっ!何だよ突然!!」

後ろから驚いたひかるの声が聞こえた。
振り向くとそこにはあたしがさっき出したジャケットを持ってるひかるで…

「早く支度して!!」
「支度って…まだ平気だろ!?10時までに行けば良いんだからよ!!」

10時だったらもう来てるかもでしょ!?
なんでそんなとこまで気が利かないのっ←いや、ひかる知らんし(笑

無知なひかるにとりあえず携帯を開いて南のメール画面を見せる。

「Tomoruが来るのよ、Tomoru!!遅刻なんてしたらどーすんのよ!!」
「Tomoruだかモルモットだか知らねぇけど午後から来るなら良いじゃねぇか!」

Tomoruとモルモットを一緒にするなバカ―!!!

「分かんないじゃない!!もしかしたら早く来るかもしれないでしょ!?」



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No.149 鈴音 05/30 00:11:51  削除依頼

そんなバカなひかるにとりあえず手当たり次第ものを投げつけた。
あっリモコン投げちゃったかも←
まぁ、ひかるなら大丈夫だろう…うん。

とあたりを見回すともう、投げるものがなくなっていたので鞄から手鏡を取り出し最後の確認っ!!
化粧はふだんからしないしいいとしてー

「可笑しくないかなー」

大丈夫だよねっ!ちょっと男の子っぽいけど…

「ったく。しょうがねぇな…」

そう言ってため息を吐いたひかるは、タンスからまた服を取り出し始めた。
あれ?投げたの気づいてない??
まっいっか♪早く行けるならww

と、ひかるより一足先に玄関に行く。
たいして待ってもいないのにものすごい長く待ったように思えて…

「ひかるー!早くー!」

と中に向かって叫んだ。
するとちょっとしてからため息をついたひかるが姿を現して…
夜昼グループの本社に向かって2人で歩きだした。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「てかよぉ、その服どっかで見たことあんだけど…」

夜昼グループに行く途中、ひかるになんか見られてるなーと思ってたら
そう言葉を投げかけてきた。

「いや、だってこれひかるの服だもん♪」
「は?」

何言ってんだこいつ的な目でこっちを見るひかる。
えっ、だってほんとのことだし・・・

「タンスの一番下のやつってもう着れないやつなんでしょー?
あたし、着替えなんて持ってきてないから借りちゃった☆」

というとボカッと頭を殴られた。
って、男が女に手ぇあげるなんてありえないっ!!!

「いっつー…、何すんのよっ!!」
「何すんのじゃねぇ!!なんで勝手に俺の服着てんだ!!」
「だって着替えなんて持ってきてなかったんだもん!!
良いじゃない、どうせ着ないんでしょ?」
「いつか着るかもしれないだろ!?」

いやいや…今の段階で切れなくなったならもう無理でしょ…
どう考えたって。

「この時期でその身長じゃ着れないわよっ!!」
「てめぇ借りといてえれそうな口叩くんじゃねぇよっ!!」

テーマ”服”でトークバトルがヒートアップする。
そんな中、あたしたちの横に一台の黒い車が止まった。
助手席の窓があき、中を覗くとあの時の運転手さんだった。



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No.150 鈴音 05/30 00:12:46  削除依頼

「あれ?運転手さん。どうしたんですか?」
「たまたま出勤時刻だったもので…本社に行くならお乗りになりますか?」
「えっ、いいんですか!?ありがとうございますー♪」
「いえいえ、そちらの男性の方もどうぞ」
「あっわりいな…」

運転手さんのご厚意で、車にのせていただいたあたしたちは
ちょっと荒い運転で夜昼グループ本社へと向かった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

バァンっ!!

「き、来てないッ!?Tomoru、まだ来てないよねッ!!」

夜昼グループの本社についた途端、あたしは猛ダッシュで南のいるあの部屋に勢いよく突入した。
部屋に入りあたりをきょろきょろ見回すがまだそれらしき人物は来ていなく
ちょっとほっとした。
そんなときに少し遅れて、ひかるが部屋の中に入った。

「綾……見苦しい、黙れ」

いつの間にか来ていた璃音がどこから取り出したのか…
いつものピコハンがスパーンッといい音を立て、あたしの頭にクリーンヒットした。
だって、ピコハンなのに超いてぇもん…(涙
おぉぉ…と自分でもわけのわからないうめき声をあげながらその場にうずくまった。
だって、痛いっ!!さっきのひかるのこぶしより痛いっ!!

「…てかTomoruって何。此処に来るのってつむ……霧夜しか来ないかと」

って霧夜!?
璃音の言葉に先ほどの痛みを忘れガバッと起き上がった。

「Tomoruを知らないのッ!?ってかてか霧夜君ってもしかして人気ユニットの!?」

勢いよく璃音に飛びつくと璃音は苦笑しながら頷いた。
アノ人もくるんだー…うわー…楽しみ♪
きたら、とりあえず人の魅了の仕方を伝授してもらおう…うん。

「綾も好きよねえ」

南がそう言うとあたし以外の他の人が全員うなずく。
ちょいちょいちょいっ!!←ぇ
あたし、言っとくけどその辺のミーハーとは違うからねっ!?
あたしはただ単にそうやってテレビとか人前で毅然とふるまってる人たちを尊敬してるだけであって…
その辺のミーハーとは一緒じゃないのっ!!



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No.151 鈴音 05/30 00:13:38  削除依頼

「あらあら……璃音ちゃんは興味無いの?そう言うの」

雛貴さんの言葉に璃音はうなずいた。

「うん、全く興味無い。霧夜と一緒に出かけてなんか色々見かける事は
多かったけど……可愛いってだけで個性がない顔よね、皆。
ぶっちゃけ言うとテレビに出てしゃしゃってるアイドルって
きゃいきゃい騒ぐだけで耳ざわりなんだけど」

マテ…あたしはどこに驚けばいいの?
耳障りという璃音に驚愕すればいいのか
霧夜と出かけたことがあると言う衝撃発言に驚愕すればいいのか…
とりあえずわからなかったため首を横に振っといた。

そうしてるうちに他の奪還屋のメンバーや始末屋のメンバーが集まった。

「すんませんー、南さん遅れましたー」

みんなが集まってひと段落してた頃、聞き慣れていないようでよく聞いている
すきとおったアノ声が聞こえてきた。
そしてそのあとにあのちょっと高めなかわいらしい声が聞こえる。

いよいよだっ…
と思ってるとガチャとドアが開き2人が姿を現した。
その何とも絵になる姿に感動さえ覚えた←

「お、璃音じゃん。うぃーす」

いつもしているバンダナを外し霧夜がひらひらと璃音に向かって手を振り、
璃音もそれに返して手を振った。
なんか…深い関係なのかな?この2人…
なんて思ってると霧夜の後ろからTomoruが姿を現した。

「南ちゃん!ひとつ早い便でこれたから早いので来たよっ」
「時間的にもちょうどよかったわー」
「えへへぇ~♪ならよかった!」

そう言って無邪気に笑うTomoruを無性に抱きしめたくなって、おそるおそる
Tomoruに近づいた。

「あら、綾。あんたにしては消極的ね…。
灯ちゃん。こちら、あたしの親友で灯ちゃんが出るほうの女の子役の
一ノ宮綾。Tomoruの大ファンなの」

そう言ってあたしをずいっと前に出す南。
目の前で見るとやっぱりTomoruはすごくちっちゃくて、かわいらしかった。



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No.152 鈴音 05/30 00:14:29  削除依頼

「あたしのファンなの!?うわぁありがとー♪
あっちなみにあたしの名前はモデル名と一緒で灯っていうんだ。
よろしくねっ♪綾ちゃん。あたしのことは普通に呼んでね♪」

そう言ってちっちゃい手をすっと出してきた灯ちゃん。
あたしは感動しつつ、そのちっちゃい手を握り締めた。

「さぁさっ、役者もそろったことだし、とりあえず自己紹介と行きますかっ♪」

雛貴さんの声でとりあえず所定の場所に移動するみんな(ぇ
奪還屋と始末屋がテーブルをはさんで向かい合わせで、この間合ったホワイトボードの前に
灯ちゃんと霧夜が立っていた。

「まずは紹介するわね。こちらアメリカでモデルをしているTomoru。
本名は灯。歳は18歳。小3の頃からあっちで本場のモデルの勉強をしてるから
教わるところはちゃんと教わってねw」
「そしてこちらが、人気ユニットとして大活躍中の霧夜。
本名は、紬。璃音と知り合いなのよね??」
「あっ、そーっすよ」

南の言葉にそう言ってにかっと笑って璃音を見る。
そんな紬にまた璃音は苦笑した。

「雑誌とかで、モデル活動も結構してるから男性陣は服の見せ方とか
ちゃんと教わってね。どうせあんたたち選んで貸した本読んでないでしょ?」

そう言って男性陣(おもに桜田とひかる)を見る南。
冷やかな笑顔の奥には何が隠されているのか…
見たくないし、見ようとも思わないな…うん。

「んで、服の制作等は夜昼グループの南とこちらの月詠グループの雛貴さん。」

ころっと冷えた笑みから普通の笑顔に変えて雛貴さんとともに自己紹介をした。

「んで、後は奪還屋と始末屋の皆さん」

そう言って掌を上に向け奪還屋と始末屋を交互にさす南。
なのでとりあえず、自己紹介。

「桜田 魁…」 「海咲 璃音です」
「鞍川 萩萎だ」 「瀬戸 柳!」
「朝木 春彦です。よろしく」「一ノ宮 綾です!」
「…宮倉 清…」 「…灰塚 輝」

あれ?何かデジャヴ??
なんて思ってるとひとつだけ違くて…
すっと灯ちゃんのほうを見ると目を見開いていて、目線は…

ひかるのほうに向いていた。

「…かるちゃん?」
「「「は?」」」

いきなり何か呟いた灯ちゃん。かるちゃんって…?
とみんなが疑問に思ってるとパァッと目を輝かせて、

「かるちゃん!!!」
「うわっ;;」

勢いよくひかるに抱きついた。



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No.153 鈴音 05/30 00:31:42  削除依頼

はいっ!えーっと…駄文の上に超時間オーバー申し訳ないですorz
ユキ絵さんと話してて灯ちゃんは実はひかるくんの幼馴染だとww
そんな感じで話を進めていこうと思いますww

あっ!紬くんの立ち位置どうします??
魁くんの友達をしつつ、璃音ちゃんを狙う男友達とかww
ほかに何かいい立ち位置ありますかねぇ??

ユキ絵☆さん≫先生なのにんなこと言っていいんかいっ!?的な←
まぁおぼえておきたいとか思っても結局のところ忘れちゃうんすけどww
あたしも勉強したはいいんすけど結局何に使うのか分からず…
勉強しても意味ないかなぁと思って2年生は会計コースにしました♪
あたしもちょっとヤバいっすよww
会計の問題集とかマーケのノートとか何書いてるかさっぱりww
というか寝ちゃってたりします(`・ω´・)
PCばっかだとやっぱり駄目ですね;;
もっと書かなくてはっ!!!
何かの組織だと思われて警察とかにこられたらそれこそヤバいですよねww
あぁでも作ってみたい~+・。
たしかにっ!!ここまで続いたんだから何か形に残してほしいですよね♪
あぁでも作らせてみたいww
超エンドレスな小説なので終わりはないと思われますがww
書いてくれるとか言ってくれてッ☆
あっでも華樹さんのを見せたら若干自信をなくし…←
こんな良い話あたしには荷が重すぎるわ(涙←笑 的な
こうなったら華樹さんに書いてもらうかっ(殴←迷惑

紫凛さん≫そうなんですかー;;お疲れ様でしたっ!!
酔わせましょう!!あっでも後夜祭は一般生徒もいるのでそのあとに
主力メンバーやトーガ、紬くん、南たちなどで打ち上げとかしません??
そしてそのあとに紫凛さんが考えたあの究極のお酒と炭酸ゴチャマゼ作戦
を南と雛貴さんに実行させてもらうっ!!←
そして実は紬くんの前で魁くんといちゃいちゃさせたいあたし←おい
「やだー……にゅ、魁止めてーーー」とかちょっ萌える(〃ω〃)
「うにゅー」「ふにゅー」「にゅー」はやっぱり酔った女の子の特権というかww
あたしも絶対使わせたいですっ!!そしてどさくさにまぎれて好きといわせたいww
あぁ、それは言っちゃダメな感じですね←
いや、マジで、本気であたしの絵は想像を超えてヤバいので…。
文章も駄文ですがまだ文章のほうが得意と言いきれてww
テカ紬くん本名出しちゃってよかった感じですか??



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No.154 ユキ絵☆ 05/30 12:52:42  削除依頼

* 灰塚 輝 *

糞女と一緒に徒歩で夜昼グループ本社を目指し進んでいる。

「てかよぉ、その服どっかで見たことあんだけど…」

言っちゃまずいことなんじゃねぇかなあ、なんて思いつつもやっぱり気になり
明らかに見覚えのある服を着ている糞女に指摘してしまった。
テニスウェアから着替えたのは良いけど、何故着替えを持ってなかったこいつが
今こうして別の服――しかも俺の超見覚えがある服に着替えられたんだ?
「何を今更」と言わんばかりに糞女にまじまじと顔を見上げられて、首を傾げる。
その視線だけで理解できなかった俺に口を尖らせ、着ている服の裾を引いた。

「いや、だってこれひかるの服だもん♪」
「は?」

ひかるのふく?

「タンスの一番下のやつってもう着れないやつなんでしょー?
あたし、着替えなんて持ってきてないから借りちゃった☆」

開き直りとはこういうことを言うのか。
このバカ女め、なめやがって…どーりで超見覚えがある服だと思ったら…!!
14歳の時に俺が苦労して選びぬいて買った服じゃねぇかよ…!!

悪びれることなく俺のお古を勝手にそして堂々と着る糞女の頭上に
天罰と言う名の鉄拳を一発。折り曲げた第二関節の角を垂直に落してやった。
ごつっ。という痛々しい音を立てたそれには、全く無意識だったけど
必要以上に力を込めてしまっていたらしく、糞女は頭を抱え涙を浮かべた。
…ざまーみろってんだ。足りねぇくらいだ。もっと俺の手によって苦しめ端女が。

「いっつー…、何すんのよっ!!」
「何すんのじゃねぇ!!なんで勝手に俺の服着てんだ!!」
「だって着替えなんて持ってきてなかったんだもん!!
良いじゃない、どうせ着ないんでしょ?」
「いつか着るかもしれないだろ!?」

俺が金を払って買った洋服を二度と着ないとでも思ってんのか!?
1円でも金払った以上例え雑巾レベルにまで擦り切れても絶対着るんだよ!!
なんとか着れるように俺が愛情込めてリメイクしてやるぜェ!!
あ。でもミシン持ってねぇから手縫いで。けど家庭科で裁縫苦手だったな俺…。
だけど俺、玉止めだけはめっちゃ得意だから!!全ては気合なんだ、気合!!

それに、明日になったら体が縮むかもしれねぇじゃんか!!頭大丈夫か!?

「この時期でその身長じゃ着れないわよっ!!」
「てめぇ借りといて偉そうな口叩くんじゃねぇよっ!!」
 



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No.155 ユキ絵☆ 05/30 12:53:40  削除依頼

 
糞女が俺の頭の上に手を伸ばし自分の身長と比べてくる。どこか笑みを浮かべながら。
巨人に巨人みてぇに見られて脳ミソがゆで上がりそうな程頭にきた。
俺はルックスを始めとし全てにおいて他人にケチつけらんのが大嫌いなんだ!!
この場合「身長高いのね素敵ー」じゃなくて「うわっ。うすらでかっ、きもっ」
って意味で罵ってきてるとしか思えねぇじゃんかよ!!100%罵ってる!!

テーマ"服"でトークバトルを展開させると、お決まりの邪魔が入ったようで。

「あれ?運転手さん。どうしたんですか?」

丁度真横の車道に前方から(荒く)走ってきた黒い乗用車が一台(荒く)停車し、
俺達に何か用でもあったのか、助手席の窓を開け運転手が姿を見せてきた。
しかし姿を見せなくても大体この車の運転手が誰だか想像がついていたわけで。
案の定運転手は俺の予想通り、夜昼グループの本社に行った時に
乱暴な運転で俺達を始末屋まで送り届けた、あのこち亀の本田みたいな男だった。

「たまたま出勤時刻だったもので…本社に行くならお乗りになりますか?」
「えっ、いいんですか!?ありがとうございますー♪」
「いえいえ、そちらの男性の方もどうぞ」
「あっわりいな…」

正直また奴の車に乗る――というか運ばれなきゃならねぇと思うと
胃の下辺りがむかむかして止まなかったが、このまま歩くよりは数段楽だし
折角声をかけてきてくれたんだから、その言葉に甘えてやることにした。人として。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

馬顔負けの足蹴りが一発。

「き、来てないッ!?Tomoru、まだ来てないよねッ!!」

ゴジラが待つ部屋へ到着した途端ドアを破壊した糞女は
破壊音をかき消す声量でTomoruの名を呼び部屋中あちこち視線を巡らせた。
ドアが壊滅した意味はなくなったが、お目当ての人物は到着していなかったらしく
悄然とした様子であって胸を撫で下ろしてるようにも見えた。
予め5m程距離を取っていた(勿論避難的な意味で)俺は、
糞女のバカ騒ぎが落ち着いたことを確認し部屋へと続いた。そろりと。

「綾……見苦しい、黙れ」
  



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No.156 ユキ絵☆ 05/30 12:54:18  削除依頼

 
タイミングが良いのか悪いのか部屋に入ると略同時に
糞女の頭にピコハンという名の凶器がめり込む瞬間を目の当たりにしてしまった。
勿論、やったのは海咲で。「やった」が「殺った」にならなくて良かったな。
一歩間違えれば撲殺になるところだったぜ?まぁ糞女がそう簡単に死ぬわけねぇか。

その場に蹲って謎の呻き声を上げている糞女。(スルーして)その脇を通り過ぎ、
糞女を殴った時にハリセンのような乾き張った音を響かせていた海咲のピコハンを
凝然と見てやった。……やっぱり少しおかしいな、このピコハン。
見た目的には何もおかしい所が見当たらないのに、あんな威力と音を立てるなんて。
何の変哲もなく至って普通に見える所が、逆に怪しいと思わないかね?

まじまじとピコハンを見る俺の視線に耐えられなくなったか
海咲がそれを乱暴に押し付けてきた。どうぞご自由に御調べ下さいってか?
良く見ると海咲は普段していなかったはずの化粧を何故かしていて、
紫の髪飾りでポニーテールにしていて髪型が変わっていた。…どうでも良いけど。
暫くピコハンで自分の掌を叩いたりして調べてみたものの、研究の成果は出ず。
結局1分もしないうちに諦めてピコハンを突き返してしまった。
その衝撃でか束ねていた海咲の髪が動く。…くそが。やっぱその髪型が気になる。
本気で馬の飼育を考えた方が良さそうだな。思う存分尻尾の動き監察してやる。

「…てかTomoruって何。此処に来るのってつむ……霧夜しか来ないかと」
「Tomoruを知らないのッ!?ってかてか霧夜君ってもしかして人気ユニットの!?」

海咲の発言に、今まで蹲っていた糞女が復活した。
良かった、ここにもTomoruを知らない奴がいて。本当にそいつ有名モデルなのか?
そして――霧夜君。って何だ?人気ユニット?知らねぇな。どうせお笑い出身だろ。

「綾も好きよねえ」

丁度ゴジラも俺と同じでそう思ったのか口に出して言うと、
他の皆も同意らしく首を縦に振っていた。勿論、俺もその形を取った。

「あらあら……璃音ちゃんは興味無いの?そう言うの」
「うん、全く興味無い。霧夜と一緒に出かけてなんか色々見かける事は
多かったけど……可愛いってだけで個性がない顔よね、皆。
ぶっちゃけ言うとテレビに出てしゃしゃってるアイドルって
きゃいきゃい騒ぐだけで耳ざわりなんだけど」
 



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No.157 ユキ絵☆ 05/30 12:54:44  削除依頼

 
一人俯き、振子の如く揺れ動く馬の尻尾を想像(妄想)していると
突然聞こえた知らない女の海咲に対する問いかけの声が聞こえ、
折角の揺れ動く馬の尻尾の想像(妄想)が一瞬で吹き飛ばされてしまった。
顔を上げると、そこには俺と大して身長の変わらない糞女より巨人な女が。
物凄い露出で威嚇してんのか知らねぇが、この場にいる一名を除いては
誰もその威嚇という名の挑発にかかる者はいなかった。そう、俺を除いて。
思いっきり吃驚して壁に頭を強打してしまった。もう、格ゲーの破壊音が聞こえた。
…責任は、誰が取ってくれんだ?え?たんこぶできちまっただろうが!!!
どいつもこいつもリナを連想するようなことばっかりしやがって…!!
いつかデストロイヤーになってお前等全員叩きのめしてやるからな…!!

網焼き最中の餅みたいに大きく膨らんだ瘤を撫でていると
廊下の方からざわざわと複数名の声が。ああ。何かもう、ああ…めんどい。
とんとん、と瘤を叩いて頭の中へ仕舞っていく。除所に瘤が小さくなって、消えた。
このように灰塚輝は、アニメキャラクターのような一発芸を見せることができる。
何故なら彼もまた特別な存在だからです。ヴェルタースオ●ジナル的な意味で。

春彦や餓鬼、それに奪還屋のバカ3人が揃ってぞろぞろ登場してくれた。
取りあえず春彦が異常なまでに張り切っていたのが気になったが、
その後聞こえた声にその意識は知らぬうちに消えていってしまったようで。

「すんませんー、南さん遅れましたー」

聞こえたのは透き通った声。ついにお笑い出身の霧夜君とか言う奴が現れたのか?
その透き通った声の隙間から聞こえてきたのは、また別の人間の声で。
少し高めで、姿を見なくともそれの主が女だということが分かった。
この状況で現れる女としたら――まさか、この声の主こそがTomoruか?
いやいや、人間なんて分かんねぇぞ?もしかしたら、最初に聞こえた方がTomoruで
後から聞こえてきた高めの声が、お笑い出身の霧夜君かも知れねぇだろ?
まぁ、普通に考えたらそういう風にはならねぇだろうがな。

「お、璃音じゃん。うぃーす」
 



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No.158 ユキ絵☆ 05/30 12:54:59  削除依頼

 
最初に聞こえた声の主――緑色っぽい髪をした男が、顔を出した。
どうやら、やっぱり最初に聞こえた方がお笑い出身の霧夜君だったらしい。
お笑い出身が海咲に向かって右手を振ると、
海咲がコーヒーを飲みながら鏡のように返していた。何故か苦笑しながら。
…その前に、お笑い出身とは言え霧夜君とか言うやつ芸能人なんだろ?
じゃあなんで海咲と知り合いなんだ?ますます海咲璃音の謎が深まったぜ…。

「南ちゃん!ひとつ早い便でこれたから早いので来たよっ」

ひょこっ。と効果音を鳴らされそうな感じで
お笑い出身の背後から姿を見せた――2番目に聞こえた声の主。やはり女だ。
子リスのような印象を受けたその女はやけに声を弾ませて、
落ち着きなく部屋を見回していた。が、ミーハー糞女と違って全体的にうざくない。

「時間的にもちょうどよかったわー」
「えへへぇ~♪ならよかった!」

ゴジラとのこの会話からして、恐らくこの子リスがTomoruなんだろうな。
噂どおり身長も150センチなのか、餓鬼よりも5センチくらい小さいしな。
思っていたよりも、普通の人って感じだ。ただ妙に見覚えがあるところから
やっぱりそれなりに雑誌とかに出てる有名人なのかあ、って感じもした。
チャンスを見計らってサインもらって、ヤフオクに出品しようか。儲かりそう…。
ついでにお笑い出身の方にもサイン貰っとくか。こっちは期待できねぇけどな!!

何かを恐れながらTomoruに近づく糞女を見兼ねたか、ゴジラが背中を押し

「あら、綾。あんたにしては消極的ね…。
灯ちゃん。こちら、あたしの親友で灯ちゃんが出るほうの女の子役の
一ノ宮綾。Tomoruの大ファンなの」

と、Tomoruに突き出してから紹介してあげていた。
やっぱりゴジラは行動力だけはピカイチなんだな。優柔不断とは縁がなさそうで。

「あたしのファンなの!?うわぁありがとー♪
あっちなみにあたしの名前はモデル名と一緒で灯っていうんだ。
よろしくねっ♪綾ちゃん。あたしのことは普通に呼んでね♪」
 



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No.159 ユキ絵☆ 05/30 12:55:18  削除依頼

 
営業スマイルだか何だか知らねぇが、気持ちの良い笑顔を見せるTomoruが
糞女に手を差し出し、小首を傾げてみせた。流石有名モデルだけあって
自分自身の見た目や仕草で人の気持ちを掴むのが得意なのか。この子リスは。
まんまとそれに引っ掛かりきってるミーハー糞女は差し出された手を握り
涎でも垂らしそうな勢いで感動しているようだった。…危険な奴だ。
それにしても、この二人を並ばせるとあまりの面白さに吹きだしそうになる。
同じ女でもこんなにでかい奴もいれば、チビな奴もいるんだなあー、と。

「さぁさっ、役者もそろったことだし、とりあえず自己紹介と行きますかっ♪」

ぱちん。と手を叩き仕切り始めた月詠。…いや、突然しゃしゃるなよ。
まぁでも、いつまでもこうしてても話にならねぇし
取りあえずこの間座ったソファーに皆同じ位置で腰掛けた。
テーブルを挟み、向かい側には奪還屋の連中が座っているというスタイルだ。
前回と違うものと言えばトーガや胡桃がいない分、有名人ゲストが加わったこと。
お笑い出身とTomoruはホワイトボードの前に立った。椅子用意しねぇのかよ。

「まずは紹介するわね。こちらアメリカでモデルをしているTomoru。
本名は灯。歳は18歳。小3の頃からあっちで本場のモデルの勉強をしてるから
教わるところはちゃんと教わってねw」

ゴジラが掌でTomoruを示し俺達に紹介した。本名もトモルと言うらしい。
どうやら、年齢は俺と同じみたいだけど。言われるまで年下だと思ってたぜ。
それにしても小3の頃からモデルの勉強をしてたなんて随分熱心な奴なんだな。
まぁそう考えるとド素人ばっかりの俺達には心強い存在、ってことになるな。
だがしかし、俺は知り合ったばかりの人間に頼るようなダセェことしないけど。

「そしてこちらが、人気ユニットとして大活躍中の霧夜。
本名は、紬。璃音と知り合いなのよね??」
「あっ、そーっすよ」

続いてお笑い出身を紹介したゴジラ。
お笑い出身は海咲と知り合いなのを誇りに思ってるのか、嬉しそうに笑った。
実にどーでも良いから無視することにした。っていうか存在がどーでも良い。

「雑誌とかで、モデル活動も結構してるから男性陣は服の見せ方とか
ちゃんと教わってね。どうせあんたたち選んで貸した本読んでないでしょ?」
 



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No.160 ユキ絵☆ 05/30 12:55:35  削除依頼

 
なんだかゴジラに凄まじく恐ろしい笑顔を向けられた気がするけど。
そしてこいつが言う男性陣、というのは主に俺と桜田を
示してる気がしてならないわけで。っていうか俺と桜田のみを示してるのか?
ゴジラの異様なオーラに桜田が寒気でもしたのか、ふと俺に視線をむけてきた。
目が合ってムカついたから、あっかんべーで威嚇しといた。ざまみろバカ男が。

「んで、服の制作等は夜昼グループの南とこちらの月詠グループの雛貴さん。」

ゴジラの笑みに熱が戻った。

「んで、後は奪還屋と始末屋の皆さん」

最後に俺達が掌で指され、雰囲気的に「自己紹介は自分でしやがれ」
と言われているのが分かった。まっさきに口を開くのは恐らく桜田だろう。
あいつはクールぶってるけど、実際かなりのしゃしゃり魔だからな。
俺の目は誤魔化せねぇぜ?そういう出しゃばりとかには特別敏感だからな。
両腕を組んで下を向き、桜田がしゃしゃり出すその時をじっと待つ。
一つ思い込んでみよう。真先に桜田がしゃしゃったら今日の昼飯は鮭になる。

「桜田 魁…」 

そら来たァアっ!!!

「海咲 璃音です」
「鞍川 萩萎だ」 「瀬戸 柳!」
「朝木 春彦です。よろしく」「一ノ宮 綾です!」
「…宮倉 清…」 「…灰塚 輝」

予想通り桜田が一番最初に自己紹介をし、昼飯が鮭になる予感がして
心の中の俺が三日月形に切り分けたスイカの断面の如く口を変形させ笑った。
そして気がついた。今まさに「なんか、デジャブ?」な状態だと言うことに。
前回の自己紹介のセリフから順番までそっくりそのまま同じではないか!
これも俺の"桜田のしゃしゃり予知"の影響かと思わないかね?ナッハッハ!!
何か御利益があるようにも思えてきたぜ!益々頑張ってしゃしゃってね(笑)

「…かるちゃん?」

一人で悪代官の笑いを脳内に響かせていると、皆の視線がある一点に集まる。
その視線の先にはTomoruがいて、何故か目を見開いて俺の顔を見つめていた。

「「「は?」」」
「かるちゃん!!!」
「うわっ;;」
 



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No.161 ユキ絵☆ 05/30 12:56:44  削除依頼

 
えっと!何がどうしてどうなって、おい!!
突然Tomoruが俺の元へすっ飛んできて、くっついてきて、抱きつかれて?
ぎゅ。っとしがみ付いて離れないTomoruを力任せに突き飛ばすと
見た目通り軽くて、目の前テーブルの上に派手に身を倒してしまった。
衝撃でテーブル上にあった資料やコーヒーなどが奪還屋の4人に向かって飛ぶ。
コーヒーが思いっきりぶっかかったのか瀬戸が熱がって騒いでいた。

「ねぇ貴方、かるちゃんでしょ!?今、灰塚輝って名乗ったよね!?」

何も堪えてねぇのか達磨の如く直ぐにテーブルから身体を起こし、
今度は俺の両手を自分の両手で覆ってきて目を宝石みたく輝かし始めた。
――かるちゃん。時々俺をその名前で呼びながら。

「かるちゃんって誰だよ!!手離せよチビ女が!!」
「この忘れっぽさ、まさにかるちゃんよ!隣の家に住んでた灯、忘れちゃった?」

隣の家…?まさかこいつ照平が女装…いや、それはない。
と、すると残るのは一つ…Y市の実家――あ!!かるちゃ、って、とぅえ!?

「おまっ、灯!?俺の幼馴染!!」
「ふふっ思いだしてくれたんだね、かるちゃん♪」


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(-ω-`)ねむねむ←

ごめんなさい凄まじく時間オーバーごめんなさい○| ̄|_
実にどうでも良い必要ないことをだらだら書いてあそんでたら
こんな時間になったという人です○| ̄|_駄文に時間かけてなにしとんねん←

ついに灯ちゃん登場でテンソンMAXの壁を超えたユキ絵さん登場どぇww←
またまた輝が紬くんをお笑い出身とか大変な勘違いを始めて申し訳ない(蹴
どこをどう見たらお笑い出身になるんじゃ!って話ですけどスルーしたって←
 



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No.162 ユキ絵☆ 05/30 14:11:36  削除依頼

てことでコメント返し始めます/(^O^)\

>>紫凛さん
では私は腐乱した紫凛さんを正確にスケッチしてそれを見て腐乱します(´^o^);:*:;←
何かめっちゃ絵の具を水で溶いて水滴が滴る程薄い色で塗ってたら
「これ結構良いんじゃね!?」みたいに何故か思ってしまってww
そのまま塗り続けてたら全体的に薄いと/(^O^)\評判は最悪だったようで←
ひえΣ(゜Д゜ノ)ノ 今こんなに上手いのにそんな、笑い物なんてΣ(゜Д゜ノ)ノ
きっとその頃の反動(?)で神からエネルギーが送られたのですね(なんぞw
うちの兄ちゃんは幼稚園の時、絵で魚を描いたらしいんですけど
うちの夕飯に出る魚は頻繁に「アジの開き」だったので、魚=アジの開きと
思ってたらしくww海にアジの開きが泳いでる絵を描いたんだとか(^p^)
因みに私は全然絵を書かない園児なわりに落書き帳だけ新しいのが欲しくて
全ページにクレヨン一色をこすりつけて「先生ー自由帳使い終わりましt(ry
っていうかエロい小6てなんやねん(´^o^);:*:;小6でエロいっておかs(ry
ランキングといえば、ふみこみゅのランキングにアクセスできん\(^o^)/←
いつからだか知らないけどクリックしても無反応になってしもた\(^o^)/(乙
日記はお姉さまですか(`・ω´・ )ではお姉さまの生活を端から端まd(自☆重
何故かブログって突然パスワード違くなりますよね(´^o^);:*:;(私だけ…?
もう3回ほどパスワード違くなってログインできなくなって消滅しててorz
また新しく作ったものもきっとパスワード途中で変えられるだろうから
もうめんどいから更新しなくなったという可哀想な人が一名です(´;∀;`)←



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No.163 ユキ絵☆ 05/30 14:11:48  削除依頼

>>鈴音さん
結構先生っていい加減な人多いですよねww生活指導(?)の先生は煩いけどw
この前なんて寒いですって言って教室に暖房つけてもらうようお願いしたら
冷房つけられるという始末で(´^o^);:*:;鬼やる気ない先生だふぉ/(^O^)\←
って↑の話すでに鈴音さんにお話したっけか(^p^)?(ぼけ老人乙ww
そう言えば皆さん2年でコース選べるんですよね(´;∀;`)!?ひょええ
私の学校3年になってやっと授業の選択肢(国語か社会かw)を選べてwww
基本的に通信は全部取らないといけないみたいなので理系文系すらなくorz
数字が苦手すぎる私にはあの学校は茨の道すぎたようで○| ̄|_ずず~ん
真面目に奪還屋という会社を立てて奪還屋ごっこがしたい私って(´^o^);:*:;
始末屋でも良いけど何を始末するんwwwって話なので敢えて奪還屋でw(何w
警察に追われる日々が続くことは間違いないですけどね\(^o^)/←
そろそろ何かふみこみゅ方から企画的なの起こしてくれるくらいの
サービスがあっても良いんじゃねぇの!?と思う私で(´^o^);:*:;(偉そうw
寧ろトップページで漫画描いてくれる人募集してくれ的なwww(おいw
採用された方にはニンテンドーWiiプレゼントとかにすれば皆食いつくだr(ry
終わりなくエンドレスしてもらわな私死んでしまう勢いでふぁふぁ(^p^)←
~~編、~~編と色々やっていきたいですよね\(^o^)/文化祭編終わった後もw
って、ふええええええええ(´;∀;`)お友達さん自信なくされたんですかorz
そんな、荷が重いだなんてorz描いてくれるだけで死ぬほど有難いのにorz
ここに私というガチピカソ的に絵が下手な人間もいるんだから、そんなorz
うおおおおおおおおお!!!!!頼む、イラストだけで良いから…描いて(乙w



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No.164 希影 05/30 22:01:10  削除依頼

こんばんわー皆さん、ただいまです!
中間考査という地獄から脱走してきた希影です←
もうね……疲れまちた←タヒ
いや、やっぱ計画的に勉強するべきですね、ってことで一回死んでこよう←あ
そして日本史って一体何者なんだ←
冠位十二階で濃い黄色の帽子を被っているのは上から何番目だと!?
………??????…一瞬頭が真っ白になりましたよ
そして勘で書いたラッキーセブンで当たってたらしくとても嬉しかったでs((
とりあえずテスト週間滅亡的でしたんです((日本語が;;
それだけでもテンション下がってるのに今日の部活で左足が神経痛で痛くて
途中から見学する羽目になってもう萎えまくりです

そしてなんだか今は文章が書けそうな気分じゃないんですorz
テスト(特に日本史)もあれば久々の文章書きにドキドキみたいなw←逝
ってか番外編のスレまた一から書き直そうかな←え

なのでコメ返と自己満で描いた薫を貼って逃走しまs((ry
ちなみに薫の容姿をちょっと変えてこんな子にすることにしました^^

紫凛さん>
昨日早速テスト終わったので塗らせてもらいました^^
あの企画面白いですねー
そして目汚し申し訳ないorz
初めは魁と璃音ちゃん風で色塗りしようと思ったんですが
急きょ変更して魁と璃音ちゃんの髪と目の色を逆にして塗ってみましたbb
ちょっと改めて僕には色塗りは向いてないことがわかりました←
いやもう、影とかどこにつければいいんだ?みたいな^^
百歩譲ってプランクトンだったとしても何かの役に立てるんですよ!?
ゾウリムシなんて……一体何の役にも立たない役立たずではないですか!!!
あ、やべ自分で言っててちょっとへこんだ←タヒ
私最近知ったんですけどペンタブってペン型のマウスみたいなものだったんスね←今更
馨くんは相変わらず大人っぽいですよねー
その大人っぽさを少しでも魁に分けてほしいものです←タヒ
黒子口元にある設定であってるんですが私自身魁を描くとき黒子を描き忘れるという←
ってか絵が!!!魁が!!!!さっくんこんなにかっこよくていいのk((
魁はきっと傍に仲間がいるだけで表情には表しませんけど元気の源になるんです^^



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No.165 希影 05/30 22:04:15  削除依頼

鈴音さん>
私も今より断然昔の方がドラマ見てました^^
GTOとか知ってますかね?あれ最近漫画借りて読んだんですけど
もうハマリました><!!鈴音さんは何のドラマ好きでしたかー?
僕もテストの前々日まで来てたんスけどやっぱテストって死にますね←
とりあえず日本史の成績は間違いなく下がりました(泣
はう∑なんて有り難いお言葉!!僕には勿体無いです><
そして結局この波に乗れないチキン野郎を許してくださ((ry
他の子の過去編とか読んでたらすっごくテンション上がる割に
自分とこの子の過去編を更新するのは激遅という(オイ
まあ、普通は三年からですよねーぼくの学校異常なんですよー
そして生物は皆強制というね、うん……
今回の生物のテストでゾウリムシの絵と器官6つとその説明を書く問題がありました
目ぱちくりなりましたアハハw←
ヨーロッパですかーいいですね!!
だったらイタリアいって本場のピッツァでも食べましょうk((



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No.166 希影 05/30 22:04:30  削除依頼

ユキ絵さん>
パトラッシュ……僕はもう眠いんだ
ってことでもうあまりの睡眠不足に眠たさを訴えている希影です←
ユキ絵さんも身体に気をつけてレポート頑張ってください><
ですよね!!!では僕と一緒に勉強&学校撲殺運動始めますk((待て
私は一日何回ドジをして回りを困らせたことか(知るか
魔法使えて生まれ変われるんなら自分は男として生まれてみたいです
あ、これもちろん興味本位ですんでwww
そして男になったら絶対野球部に入りたいのであります←何奴
僕も違う方のリレ小に参加したとき、途中から1人ずつ消えていかれて
結局途中閉鎖的になったことあります^^
やっぱ順番でしたら休んでくる人でてくるんで途中で止まっちゃいますよねー
かと言って自由にしたらすれ違いになって文章の流れが可笑しくなったりしますし^^;
僕も自分にしては頭のいい方法をよく考えれたと鼻が高くなった気分です(自重しろ
え、それだったら遅刻魔、そして逃走魔の僕はハウスダストですよ←意味不
ぐすん、有り難いお言葉ありがとうございます><
そう言われてたら元気の源になります^^
当初の自分もまさかこんなに続くとは思ってもみませんでした
ってかそれ以前に人が集まるかという時点で不安でしたし><;
漫画とか読みまくるのは大丈夫ですけど描くとなったらレベルが半端ないッスよ!!
あ、その計画もいいですね!!コメントを貰えるのと漫画化したらそれだけで鼻血が←
いやいやそれはないですよ><
逆にあのツンデレ輝くんとその親のユキ絵さんのファンは出てくると思います^^bb



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No.167 鈴音 05/30 23:56:33  削除依頼

*一ノ宮 綾*

”かるちゃん”
ひかるのことをそう呼んだ灯ちゃんは勢いよくひかるに抱きついた。
その瞬間Tomoruや霧夜くんと会ってウキウキしていたあたしの心に
ツキンと何か痛みが走った気がした。

拳を作って下を向くとガシャーンという音がして、顔をあげるとそこには
ひかるに突き飛ばされたのかテーブルの上に身を投げられた灯ちゃんの姿と
コーヒーがかかったのかすごく熱がってる柳の姿。
あっ、今萩萎が水ぶっかけた←

「ねぇ貴方、かるちゃんでしょ!?今、灰塚輝って名乗ったよね!?」

ひかるにされたことが慣れているのか何なのか、だるまみたいに
みがるにひょいと体を起こすとトテトテとひかるに近づきあの
ちっちゃい両手でひかるのおっきな手を包み込んだ。

「かるちゃんって誰だよ!!手離せよチビ女が!!」
「この忘れっぽさ、まさにかるちゃんよ!隣の家に住んでた灯、忘れちゃった?」

そう言って首を横にかしげる灯ちゃんはやっぱりモデルさんだなって思わせる
雰囲気を醸し出してて…
でもそんなのどうだっていいのかそれを尻目に考え込むひかる。
すると何か思いあわる節があったのか目をハッと見開き目の前の灯ちゃんを見つめた。

「おまっ、灯!?俺の幼馴染!!」
「ふふっ思いだしてくれたんだね、かるちゃん♪」

そう言って今度はひかるの腕に絡みつく灯ちゃん。
相手がわかったからか、あえて振り払おうとはせずあいている片手で灯ちゃんの
頭を軽くポンポンと2回たたいた。



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No.168 鈴音 05/30 23:57:18  削除依頼

「しっかし灯。お前ちっちぇーな。『170㎝になって絶対世界一のモデルになってやるー!』
とか言ってアメリカに渡ったバカはどこのどいつだっけ?」
「むぅ!いいの!世界一のモデルにはなれたんだから!」
「イヤ、よくねぇだろ。本当は糞女くらいの身長になってるはずだったんじゃねぇの?」
「糞女って…綾ちゃん?あたしだってあれくらい欲しいもん!!
かるちゃんわざと身長の話振ってない?自分は伸びたからって!!」
「あっばれたか(笑」
「笑い事じゃないぃ――!!」

ポカポカとひかるを叩く灯ちゃんだがそんなの全く効果がないようで
ひかるはあたしには見せたことがない――いや他の人も見たことがないような顔で
灯ちゃんの攻撃を受け流してた。

軽口をたたき合う2人。絡みつく腕。振り払わないひかる。
そんな2人を見ると一瞬だけだった痛みがどんどん体中に広がって
心音とともにズキズキと心が痛みだした。
あたしとはまた違う雰囲気。軽口を叩いているのにどこか遊びで本気じゃなくて
なにか深い”つながり”があるようで…。
きっとそれが”幼馴染”って言う関係が作り出したもので…
今の2人の間にあたしが入れる余地はきっとない。

「えっえーっと…灰塚くん、灯ちゃんと知り合いだったの?」

若干焦って、それでいて気まずそうな顔でちらちらこちらを見ながら
ひかるに質問する南。
そっか…南も知らない情報だったか…。
そりゃそうだよね、だって知ってたら――

「あぁ、幼馴染だ。小3まで家が隣同士でなー」
「とか言って付き合ってたとかじゃないの?」
「きっ霧夜くん!!なっ///」
「何言ってんだてめー?んなことありえねーだろ。なっ?」
「…うん。そうだよっ!何言ってるの??」

だって知ってたら、ひかるに『恋する女の子』なんて連れてこないはずだもん。

霧夜くんの一言に顔を赤らめ、そのあとのひかるの一言に
一瞬悲しげな表情をした灯ちゃんをあたしは見逃さなかった。
あれはどう考えたって…恋する乙女の表情。
小3から、ずっと9年間一途にひかるを思い続けていた純粋な恋心。
そして、恋心か何かはわからないけど灯ちゃんにしか見せないひかるのあの表情。

2人の間に入り込む隙間なんて…もしかしたら…

なんて考えてるとポンと肩に手を置かれて、後ろを振り向くとそこには璃音が立っていた。



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No.169 鈴音 05/30 23:59:24  削除依頼

「なんつー顔してんのよ!」
「へ?あたしそんな変な顔してた?」

ぐにゅっと自分の顔を手のひらで抑える。

「あたしが言いたいのはそうじゃなくて…空笑い。
見てるこっちの身にもなりなさいってーの」

そう言ってクスッと笑う璃音。
あぁ、何もかもお見通し?

「まぁ強力なライバル出現っ!って感じだけどねー」
「図星をつかないでwだからこんな笑いしかできないのーw」

そんなもんよ?とまた笑うがそれも空笑いだったようで苦笑されてしまった。

「それに…あたしはひかるの好みとはま逆だしねー」
「灰塚くんにも好みってあるんだ?」

素で聞く璃音。
りおーん、若干失礼じゃないっすか?←
あっでも好みっていうか、まず女の子に見られてるかどうか…。
だって、ひかるのいう女の子って…

――あんだけ力強くでどこが女の子だ!!
女っつーのはもっとちっこくてなよなよした奴のことだろ!?

そんなとき喧嘩の時の言葉を思い出す。
あたしは力が弱いなんてもんじゃなく、逆に強いと言ったほうがいいし、
ちっこくもなければなよなよなんてしてない。

灯ちゃんはその真逆でもろ、ひかるに”女の子”として見てもらえる。
てか、ひかる無意識に灯ちゃんのこと探してたんじゃないかな?
だってひかるが言う”女の子”があたしで言う灯ちゃんに当てはまっちゃうんだもん。

「あy「はいはいはーい、雑談はそれくらいにしてねー」

あたしに声をかけようとした璃音の言葉を遮って南が手をたたきながらあたしたちを制した。
南の言葉に璃音もしぶしぶ自分の席に戻る。

「えーっと、まず、だいぶ話それたけど今日の予定ね。
服は大体作ってあるから今日はそれをちょっと着てみて。
袖が余ったりしたらまた詰めるのでww」
「てことでいつもどおり、璃音ちゃんはあたし。綾ちゃんは南ちゃんのとこね。
あっ他の人は専門のスタッフがやってくれるからww」



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No.170 鈴音 05/31 00:20:01  削除依頼

雛貴さんがそう言うとドアから人数分のスタッフさんが出てきた。
それをボー然と眺めてるといきなりグイッと腕を引っ張られる。
そこにいたのはちょっと焦った表情をした南だった。

「えっ、ちょっ南??」
「あたしら奥のほうで作業するから、雛貴さん。後よろしくお願いします」

そういって後ろを振り向きニコッと笑うと雛貴さんもニコッと笑って返した。
そしてあたしの腕を引っ張って仮眠室のほうに連れて行こうとする南から

「色々聞きたいことがあんのよ」

とつぶやいた声が聞こえた。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっと、まず超時間オーバー的な感じでorz
すっごく申し訳ない気持ちでいっぱいです、はい。
その上駄文という何とも悲しい結果になりました(泣

とりあえずコメ返しますねっ!!

ユキ絵☆さん≫確かにっ!!まぁあたしの場合、野球部なのでそれなりに制服とかは
きちんとしなきゃいけないので何も言われませんが…結構生活指導部あたりの
人たちはうるさいですよねー(泣
冷房ってどんだけやっ(汗
こんな中冷房とかマジ死ぬだろ←
冷房の話はまだ聞いてなかった気がします(∀)
あたしの場合は情報コースと会計コースでww
会計コースのほうは結構多いっすよ(泣
理系文系わかれないのが唯一のって感じで><。
あぁ、やってみたいその会社ww
マジで毎日警察から追われるんだろうと考えても作ろうねwくらいにw
募集してほしいマジで(泣
なんないかなぁとか本気で考えちゃって←
きっと終わりなくエンドレスになるはずですよっ!!きっとww
終わったらまじあたし死ぬ←
超やりたいっすよねww次は…夏祭り編でしょうかっ!?
それともまた新しい依頼が来るのでしょうか!?
ほんとにorz何度も言ってるんですが;;
そしたら暇になったら書くと言うことになりまして~
暇になってくれることをただ祈るばかりでございます(誰や



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No.171 鈴音 05/31 00:20:11  削除依頼

希影さん≫ですよねー;;と言っても昔なんてたかが知れてるんですが←
プロポーズ大作戦はよく見てましたww
GTO知ってますよー!!友達が知ってて、持ってて…
借りるという約束をしたまま持ってきてくれないという(汗
良いんですよっ!!赤点さえ取らなきゃ生きてはいけるはずですはい(おい
大丈夫ですよっ!!きっと魁くんと璃音ちゃんのほうは紫凛さんがどうにかしてくれるはずですっ!!
てか魁くんにライバル登場な感じでっw萌えてしまうあたしはどうしたら←しるかw
大丈夫ですよっ!!あたしなんて過去編書き直す予定でいましてww
最初の健司との出会いの部分とか省きまして;;
そしてこれからのことを考えると健司は冤罪のほうがいいのかなとか思ってみたりw
いやいや、うちの学校が以上でして;;
生物は1年の時やりました♪A・D組が1年化学2年生物でB・C組はその逆でww
あぁ、あの繊毛とか言うやつですか←
おぉ!!それもいいですねっ!フランスいって本場の洋菓子も
なかなか捨てがたい気がするww



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No.172 ユキ絵☆ 05/31 11:01:46  削除依頼

* 灰塚 輝 *

いや、まさかこんな所であの灯に再会することができるとはっ!!
てっきりもう二度と会えないものかと思い込んでたから
灯の存在なんてずっと頭の片隅に追いやられてて気付かなかったぜ。
何年ぶりだ?9歳の時から会ってないから――もう9年も経つのか!?
そう考えると、確かに面影は残ってるけど大分変った気がするな。
特に、急激に身長縮んだんじゃね?あ、俺が伸びただけ?そりゃ失礼(笑)
一緒に遊んでる段階では、俺よりも少し高かったくらいにも思えたんだけど…。
きっとあれから身長あんまり伸びなくなったんだな。そして子リスなったと。

なんとなく浮き立った気持ちを落ち着かせ、
腕に絡みついてる灯の頭上に軽く二度掌を落としてやった。

「しっかし灯。お前ちっちぇーな。『170㎝になって絶対世界一のモデルになってやるー!』
とか言ってアメリカに渡ったバカはどこのどいつだっけ?」
「むぅ!いいの!世界一のモデルにはなれたんだから!」

…あはは。自分で自分を世界一のモデルって言うなよ。
ま、それなりに努力はしたみてぇだから認めてやらないこともねぇけど?なんて。
それにしてもあんなに身長伸びてた奴が150で止まっちまうとはな。
あの時本気で光琉よりでかくなると思ってたのに。…まさか病気でもしたのか?

「イヤ、よくねぇだろ。本当は糞女くらいの身長になってるはずだったんじゃねぇの?」
「糞女って…綾ちゃん?あたしだってあれくらい欲しいもん!!
かるちゃんわざと身長の話振ってない?自分は伸びたからって!!」
「あっばれたか(笑」
「笑い事じゃないぃ――!!」

良かった。この様子だと特に病気になったわけとかじゃなさそうで。
ただ、身体の心配をして尋ねたと思われるのが何となく擽ったい感じがして、
自分が伸びたからその話題を振ってると勘違いされたから、そういうことにしておいた。
結局灯はそのことには気づかずに、ただ低身長を馬鹿にされたと思って
大して力もない両手で、ぽかぽかと俺の胸をひたすら叩いているだけだった。

なんとなく落ち着いた。
 



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No.173 ユキ絵☆ 05/31 11:02:03  削除依頼

 
リナに会う前、センセに会う前、人を殺す前、兄ちゃんになる前。
母ちゃんがいた楽しかったあの時代を一緒に過ごした友達と再会できて。
またあの頃に戻れたような、そんな錯覚まで起きた気がした。
途中で引っ越したこいつは、俺が普通の者ではなくなってしまったことを知らない。
汚れたものとは何も関係ない――俺が過ごした嫌な時代と何の関係もない。
そんな存在がまだ俺に残っていたんだ。と言うことが嬉しくて、安心した。
もう全部捨てられたと思っていたから。

「えっえーっと…灰塚くん、灯ちゃんと知り合いだったの?」

流石のゴジラも俺と灯にそんな繋がりがあったとは知らなかったのか
妙に焦った表情を向け、定まらない視線で訊いてきた。
でもそんなに焦ることでもねぇと思うけど。確かに突然で吃驚はするが。
別に俺に幼馴染がいたっておかしくねぇだろ?いや、おかしいか?

「あぁ、幼馴染だ。小3まで家が隣同士でなー」
「とか言って付き合ってたとかじゃないの?」
「きっ霧夜くん!!なっ///」
「何言ってんだてめー?んなことありえねーだろ。なっ?」
「…うん。そうだよっ!何言ってるの??」

俺達二人に「はぁ?何言っちゃってんのぉ?超きもーい」みたいな感じで
責められている風になってしまったお笑い出身。まじ哀れとしか言いようがない。
灯と俺が付き合ってたわけねぇだろ。その頃何歳だと思ってんだよ。頭平気か?
俺は勿論、灯だってそんなものに興味すらねぇんだから。
そもそも、俺が誰かと付き合うなんてこと自体が有り得ねぇんだよ。
俺には恋愛とか言うくだらねぇ機能はセットされてなく。余った時間を金儲けに使う。
そして灯は有名なモデルになったんだし、モデルのことしか考えてねぇだろ。

横目で灯を見ると、灯は俺と全く同じように横目で糞女を見ていた。
…って。何故有名モデルの灯があんなバカ女を横目で見る必要があんだよ。

「おい。何糞女の方チラッチラ見てんだよ」
「へっ?別に…あの、特に理由なんてないけど…。ちょっと…」
「…あっそ。変な奴」

…やっぱり糞女の背が高いのが羨ましいんだな。きっと。

「その前にかるちゃん。"糞女"なんて呼んじゃだめだよ。可哀想でしょ」
 



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No.174 ユキ絵☆ 05/31 11:02:27  削除依頼

 
暇だからか海咲が糞女に話しかけ始めると、灯もこっちに顔をやった。
いきなり俺が反論しづらいところを突っ込まれて、舌打ちを一つ返すが
やっぱり何にも堪えねぇのか灯は俺の目を捉えて離さなかった。その顔は、真剣で。
いや、そんなに真剣にならなくても良いと思うんだけど。何でそんな真面目?
大体…今更何て呼べば良いんだよ。一ノ宮とか?突然変だろ。つーか嫌だし。

「俺が誰を何と呼ぼうと勝手だろ?一々気にすんなっての」
「あたしのことだって灯って呼んでるんだから、綾って呼べば良いじゃん」

断固拒否。

「あいつと俺はそんな関係じゃねぇの。いつか絶対ねじ伏せてやる」
「ちょ…ねじ伏せるって――」
「一々突っかかってくるしよ。だから俺にとっちゃ敵なんだよ」
「へぇ、そうなんだ。あんまり仲良くなかったんだね」

まぁ。最近はあいつの表情が気になったり、一緒にいてやっても良いとか…
そんなことを心のどこかで時々考えることもあるんだけどな。
ただそれは、原因不明の病気にかかったからそんなことを思うようになっただけで。
根本的には、あのバカアホ超ブス女に対するものは何も変わらねぇし。
一生いがみ合ってでも必ず服従させてやるんだからよ。俺の小間使いとして。

携帯のカレンダー機能を開いて、近々病院にでも行ける日にちを探していると
灯が春彦や餓鬼は勿論、奪還屋の連中にまで話しに回り始めた。
丁度良く一人になったし、病気になったことそろそろセンセにでも相談しようと
電話をかけるための操作をする。これで、病気の原因が分かれば良いんだけど。

「はいはいはーい、雑談はそれくらいにしてねー」

神はそう簡単に俺を苦しめるのを止めてはくれないらしい。

センセへのコールが入る前に、ゴジラが手を叩く音が先に耳へと伝わった。
「運が悪いんだねー」頭の中でばいきんまんみたいな形をした悪魔に言われた。
あ。電話切るの遅れてワンコールだけ鳴っちゃった(笑)まぁ良いか。
諦めて(ワン切りで)電話を閉じて、それを鞄に放った。
立ち歩いていた海咲や灯も元いた位置に戻り、会議というのは大袈裟だけど
それなりの話し合いが始まるような、そんな空気が漂った。
 



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No.175 ユキ絵☆ 05/31 11:03:18  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(*´Д`*)ほわあああ綾ちゃん灯ちゃん萌え←

えっと、ごめんなさい中途半端そして進んでなく
そして今進んでるところすら終われなく申し訳ないです○| ̄|_
またしてもギリギリ文字数オーバーで無駄にレス数増やしてすみませんorz
今から親戚の子の運動会にでかけなくてはならなくて
コメント返しは帰ってきてからになってしまいますがやらせて下さい><<<、○| ̄|_



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No.176 ユキ絵☆ 05/31 17:43:50  削除依頼

>>希影さん
うおおおおおネロ、死んじゃらめええええええええ(´;∀;`)(うるさいw
なんか寝ても寝ても眠いんですよね(-ω-`)もう一日4回は昼寝してて←
ついに明日レポート提出日で(´^o^);:*:;まだ15ページ残っててww(放心
当日消印有効なんですけど間に合うかどうか○| ̄|_間に合わなかったら
留年とかいうものになってしまうわけですが母ちゃんが半分手伝うらしく←
でも母ちゃんは高校の問題がもう忘れててできないからあんま意味なくてorz
だから気合でレポ仕上げます!と言いつつさっき過去編を更新したバカでw←
もう勉強する気が起きなくて○| ̄|_うおおおおもっとPCやりたい><<<、
あ!男に生まれ変わるの良いですねwww私は男になったらハーレム(ry
それかベリーショートヘアにしてワックスであげてみたい(細かいw
って、↑は別に男じゃなくてもできますよね(´^o^);:*:;深イイ話だ(何w
いや、番外編のスレとか立ってるリレ小も少ないですよね!きっと!
もうこのリレ小ジャンプで言うワンピースやーん!とか勝手に喜んでてw
そんなスレを立てられた希影さんは神を生んだ神としか言いようがなく\(^o^)/
しかも私この小説にキャラ応募したの超ギリッギリでしたからね(´;∀;`)
多分皆さんの中で一番最後に応募したと思われます!滑りこみセーフ的な←
確か募集スレで誰かが予約的なのをしたのに結局応募しないで、再募集となり
私がズサーっと入りこんでwあの時応募してなかったらと思うと(((;´д`)))
漫画とか小説って早く読めるわりに書くの時々億劫になりますよね(ちょw
漫画に関しては億劫どころか描きたくても描けないという/(^O^)\でで~ん
色んな人に二次創作してもらいたくてw勿論常識にのっとって(´>ω<`)(何w
コメ大募集!って書いたら皆のさっくんに対するリクエストのコメ溢れかえる
予感がしてならぬ><///っていうか私が別人を装ってリクエストする(←潰れろ



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No.177 ユキ絵☆ 05/31 17:43:57  削除依頼

>>鈴音さん
きょええ(((;´д`)))やっぱり野球部制服とか厳しいのですか><、、
バレー部も厳しいイメージがあるのですが現実はどうなのでしょ(´・ω・`)!?←
うちの学校は基準服っていう制服があってそれ着ても着なくても良いので
あんまりそっちの校則がなくてorz故、治安だけが悪くなる/(^O^)\(をいw
あでも2月くらいに結構春みたいに暑い日があって、まだ2月だからか
電車に暖房がついてて○| ̄|_超太ってる人が汗かきすぎで異臭をはなってt←
ええ会計の方が多いんですかΣ(゜Д゜ノ)ノそんな難しそうなのに(((;´д`)))
どちらかというと、情報と会計なら情報の方が楽なイメージがあっt(素人乙
私の思ってる情報と鈴音さんの学校の情報コースって物が違う…?(知るかw
最近このリレ小以外であんまりふみコミュ利用しないから
周りがどういう流れになってるのか全然把握してなくて(´^o^);:*:;
前は良くプレゼント応募とかしてたんですけどね(^p^)あと他の人の小説読んだり←
小説板自体あまり行かなくなってしまってw過去編目当てでしか立ち寄らん←
お話が進んでアヤテル付き合うことになったらどうなるんでしょうかねww
10000話はデートの話を書きたい私は神聖なる変態で(´^o^);:*:;(なんぞw
次は夏祭り編ですよねーwもう浴衣の楽しみの壁を越えて(^p^)ふっひっひ
と言いつつプール編もやりたくてしゃーない私\(^o^)/勿論依頼も混ぜてww
ネタが尽きる前に100%自分の命が尽きるのですがどうしましょww(ちょw
もう燕雀さんになってネタが尽きるまで不老でいたい困る本気で...|ω・`)←
なぬ><、そのお友達さん多忙な方でしたか○| ̄|_ずずず~ん
こうなったら漫画家目指してる人に金払って描いてもらおうかしら(^p^)←



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No.178 希影 05/31 22:09:34  削除依頼

今日も申し訳ないことにコメ返オンリーでいかせてもらいますorz
今回はシリアス系な魁くんをぺたっ
…ってか自分魁ばっか描いてんなあ←
あ、あれだ魁ならキャラ崩壊してもなんとかなるし←こら
ってことでコメ返をー

鈴音さん>
どこからがもう昔なのかさっぱりです←あ
プロポーズ大作戦私もよく見てました^^
といっても何故か最終回だけ見逃してしまって…ぐすん(泣
昔じゃなくて少し前のドラマなんですがルーキーズが最高でしたね^^
昨日映画が公開されてとにかくもの凄い人気なんですー!!
ってかもう青春大好き女の僕にはとてもたまらない要素がありましてですね...
もう今すぐみたくてみたくてガキみたいに駄々こねそうです(止めれ
ってかもうマジ見たいぃいいいいいい!!!!!(黙れ
GTOの漫画見たんですけど全然ドラマと違う感じでした←爆
鬼塚先生マジかっけぇんスよ><///
あ、僕もよくあります^^;
貸して言っても友達忘れてるし…かと言ってしつこく言うのもあんま嫌だし…
ですね、大人になったら忙しいばっかですし、華の高校生を楽しまないとv
あ、僕の場合鼻の高校生ですn(タヒ
じゃあ遠慮なく紫凛さんに任せちゃいましょうk((ry
オッとライバル出現ほど盛り上がるものはありませんねー^^
魁が素直になってくれるのを祈るばかりです
…あ、でも魁が素直なのはちょっと怖い←こら
とりあえず話を少しずつ修正してまとめてうpできるようにしたいなあーなんてw←
じゃあ私の学校は鈴音さんのA・D組と同じ感じですねー^^
そうですー繊毛はからだを移動させる役割がある。と書いた記憶が←
フランスで本場の洋菓子ですかー^^う、うまそうwwwww
フランスだったらフランスパンも食べたいという欲が←
あ、ってか食べ物ばかりだwついおいしいものばかりに目が←



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No.179 希影 05/31 22:10:19  削除依頼

ユキ絵さん>
僕としてはあらいぐまラスカルとかもう号泣ものですよ(泣←
「ああぁ!!ラスカルぅううう!!!!」みたいな?←タヒ
あ、僕もよく友達から「あんたいつも眠たそうだなオイ」みたいなこと言われてます^^;
だって眠いんだもん。仕方ない仕方ない←待て
今日だって久々の休みに爆睡してしまい、
今から必死こいて英語の課題をせねば!!という状況に追い詰められていまs((あ
今日の夜、お互い頑張りましょう!!……明日生きてたらいいな←
レポとか物凄い量のものを書かないといけませんよねー><
もういっそのこと滅して欲しいくらいだ←こら
あ、ハーレムいいですよねー可愛い女の子達に囲まれてウハウハ状態に違いない←
まあイケメンズだったらの話ですけど^^;
結果し、普通にいる何の特徴もない平凡な青年になるだろうなあ……はう←
僕も爽やか系をイメージしてベリーショートでツンツンしたいという野望が^^
まあ、女でもできますけどそんなに髪を切れるほどの勇気がないチキンなんで「
結局願望で終わってしまうという^^;まあ、今の時点で男と間違われるんですけどね(泣
嬉しいのやら哀しいのやら←
わ、ワンピースまでの勢いですかああああ!!!!
なんて嬉しい例えなんだろうかッ∑!!!!
ジャンプとだとワンピースはもちろん、銀魂とか復活などが人気ありますよねー
個人的にぬら孫も好きなんですけども^^
ギリギリだったとして今きっとこのメンバーで出来るのもきっと何かの運命に違いないんですよ^^
…とかクサイセリフを言ってみたり←逝
僕も頭の中では妄想…ケフンケフンッ想像するのは容易いんですけど
実際それを絵に表そうとするのは愚問ですね←
二次創作誰か作ってないかなという希望を密かに抱いていたりしていまs((
とにかく色んなカップリングを見たかったり←
いやいやそれ以前、「管理人のくせにどんだけ休んでんだよー」
みたいなこと言われそうでもうびくびく状態です← 
だったら僕はユキ絵さん&輝くんのファンクラブ会長として一日10回はラブコールしまs(殴



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No.180 鈴音 05/31 23:06:20  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「ごめん」
「へ?」

仮眠室に入った途端南に言われた一言にびっくりして変な声を出してしまった。
イヤだって、南が謝るとかね?なんか新鮮で←

「まさか、灰塚くんが灯ちゃんの幼馴染だったなんて…。
あたしの情報網もまだまだだったわ…」

そう真剣な顔をして独り言をぶつぶつ言う南を尻目に、2日目の”制服”らしいそれを着始める。
あら、ぴったり←

「別に、幼馴染だとか関係ないじゃん?ほらっ設定も幼馴染だし、
良い感じじゃない??」
「あんた…そんなのんきでいいの!?灰塚くん取られちゃうわよっ!?」

バンッとテーブルを叩いてものすごい形相でこちらを見てくる南に
ちょっとどころかかなりびっくりして数歩後ずさりした。
そんなあたしに一歩一歩近づく南。

「確かに、呼んじゃったのはあたし。あたしだってびっくりしたわ?
アノ2人が幼馴染だったなんて…でもね、あんた明らかに弱気じゃない!!
そんなんだと本当に灰塚くん取られるわよ!?」

イタイところを指摘されグサッとくる南の一言にあたしはうつむいた。
でもあたしより背の低い南からはあたしの表情なんてお見通しで…
「そんな苦しそうな顔しないでよ」と頭をなでられた。

「苦しそうな顔…してるかなぁ…」
「灰塚くん気づいてないけどあんた明らかに空笑い。
そんなんじゃ灯ちゃんに気付かれるのも時間の問題よ?」

璃音と同じことを指摘され苦笑した。
気付かれる…かぁ。
なんとなーく気づかれてる感じはするけどね~…
あたしが灯ちゃんの気持ちがすぐ分かったようにあっちもきっとすぐ分かると思うから。

「あんたにはさ…幸せになってほしいの。
健司…さん、まだあんたの心の中に引っ掛かってるでしょ?
やっと健司さんを忘れられる人を見つけたと思ったんだよあたし?」

「健司のことは忘れられないよ?でも今は関係ないよね…。
あのね、あたし分かるんだよ。なんとなく灯ちゃんの気持ち。
あたしが灯ちゃんの立場だったら絶対ひかる渡したくないもん」

そう言ってベットに腰掛けると何も言わず南も隣に腰かけた。



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No.181 鈴音 05/31 23:07:25  削除依頼

「あたしは…ひかるのこと何も知らないんだ。
でも、灯ちゃんはきっと知ってる。そう言う自信があるからあーいう風に行動できるわけで
あたしはその自信がないから…それにさ見られてないんだーあたし。
ひかるに女の子として」

「そんなことはなっ「あるんだよ、そんなことが」

ひかるが”女の子”として認識するのは灯ちゃんみたいなちっこくてかわいらしい子。
それにさ、”女の子”と思ってる人に殴ったりはしないじゃん?
あたし、普通に殴られたし…。
でもきっとあの立場に灯ちゃんが立てばひかるは殴ったりしない、きっと。

「それにね…勝てる要素が見つからないの。灯ちゃんに。
灯ちゃんは、ほんとにあたしの理想の女の子なの。
ちっちゃくてかわいらしくて、でもサバサバしててみんなから愛される。
ほんとにあたしにないようなものばっかり持ってて、あんな女の子に
なれたらなって何回も思った。でも現実はそうはいかない。」

雑誌にTomoruが乗るたびに、こんな風になれたらなとか
こんな服着らたらななんてそんな淡い期待を胸に抱いていた。
でも、現実は身長170㎝で下手すれば男よりでかい女。
そんなのが可愛い服とかそんなの着れないからそれはあきらめた。

「なら!ひかるのことだけでも灯ちゃんより知っていたい。
誰よりもひかるを知ってて、ひかるから一番に頼ってもらえる。
ひかるが自然体でいられる、そんな人になりたいって思った。
でも、それも無理だった。小さい頃からずっと9年間一緒で、はなれても
一途にずっと思ってて…それなのにたった2年前から一緒の仕事ってだけの関係の
あたしになんてきっととられたくないと思うし、負ける気なんて起きないと思う。
現にあたし…勝てる気しない。」

すこしでも勝てるところがないか探した。
探したけど見つからなかった。
あんなひかるの表情みたら…なにも思いつかなかった。
だからあたしは…

「だからって、諦めるの?綾」
「諦めないよ?諦めないけど…きっと行動にはもう移せない。
だから、気持ちだけ大切にとっとくの。
どんなふうになろうとも、ひかるが幸せならそれでいいの」

ひかるの幸せだけを祈る。



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No.182 鈴音 05/31 23:07:37  削除依頼

あたしなんてどうでもいい。
今までのことまだちょっとしか聞いてないけどそれでもひかるをその苦しみから
解放できるようにするためにちょっとでも糧になれるようにする。
あたしがひかるにできることはきっとそれだけ。

「…綾」
「でも、現実ってわかんないからさっ!!
もしかしたら急にどんどんアピールに向かっちゃうかもしれないし?
まぁそしたらそしたで応援よろしくねっ♪」

ひょいっと立ちあがってくるっと振り返る、そして南にニコッと笑いかけた。

「(お人よしすぎよ…。でも、どんな決断をしようともあたしは…あんたの幸せを願うよ、綾)
はいはい、もちろんですよー」

そう言って立ち上がった南はどこかスッキリした表情をして、
ほんといい友達もったななんて思ったのは南には内緒♪
言ったら照れるからねー♪

「てか、よかった、結構ぴったりだったわね。制服」
「うん。まぁ、中学校のをちょっとアレンジした感じの服だしねーw
なんかなつかしくない?」
「うんうん。この感じなんかなつかしいよねーw」

白いワイシャツにネクタイかリボンか選択式の制服。
その上に学校指定の黒か灰色かベージュ色のベストかカーディガンを着て
下は赤と黒のチェックのスカート。
もう、ほとんど中学校の制服そのまんまで…なんかなつかしい気分だった。

「あれ?てか他の服は??」
「あんたの服毎回のようにつくってるから大体分かるのよ。
だから大丈夫でしょーww」
「ふーん。そっか…」

まぁ、毎回のようにショーモデルやらされてますからね;;

「んじゃあっちでみんなのこと待ってますか?」
「そうしよっかっ♪」

そう言って出ようとすると後ろにきゅっと腕が引っ張られる。
後ろを振り向くとかるくおでこにでこピンさせられた。

「いったーぃ;;何すんのー?」
「あんたがどう思おうと勝手だけどーこれだけは言っておくわよ?
恋なんて何が起こるかわからないんだから。別に灯ちゃんと灰塚くんが
付き合ってるわけじゃないんだし最初から行動しないのはどうかと思うわよ?」

あんたの幸せのために言ってるんだからねっ
そう付け足した南は足早に仮眠室を出てく。

そんな南の言葉と後姿を見てなぜだかほっとした。
それと同時に少し頑張って見ようかななんて前向きになれた。
そんな気がして、にんまりと笑いながらあたしも仮眠室を出た。



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No.183 鈴音 05/31 23:10:26  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――
あぁぁorz
なんかもう駄文とかいうレベルじゃなくて文章になってなくて
申し訳ないです○| ̄|_
言ってることがあたしも書いててわからなくなってきて矛盾してる
部分があってもスルーしてくださいはい。

コメ返超したいのですが…
ちょっと明日漢字テストの上に週末課題がまだ終わってなくてですね;;
ちょっとそれを片付けなきゃいけないので今日はこの辺で失礼させて
いただきますです;;

あぁぁぁぁぁ…璃音ちゃんと魁くんのLoveな雰囲気がみたいよー←何の叫びだ



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No.184 ユキ絵☆ 06/01 11:11:36  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「ん…見事なまでに全部ぴったりでしたね。靴までぴったりだ」

おかしいです。神様さんおかしいです。絶対におかしいです。
どうして採寸してないのに全ての服が気持ち悪い程ぴったりなのですか。

出来あがった服を合わせてみることになった、俺を含むモデル10人。
やはり今回のショーのメインと思われる糞女と海咲の2人は、
前々からゴジラと月詠に直接合わせてもらうことが決まっていたみたいで。
その他の者には其々一人ずつ専門のスタッフがついてくれることになっていたようだ。
8人いる専門スタッフのうち俺の担当をする1人――セノと名乗ったスーツの男は
折り込める分の衣装をクラフトケースよりは気持ち丈夫そうな箱に収めて
「こんなにスムーズにいってくれるなんて」といじましく口元を綻ばせていた。
初期の印象では無表情で謹厳な性格だと思ってたから、めっちゃ意外だった。
自分の仕事が楽になったことで喜びを露わにするなんて。結構いい加減なんだな。

「あ、いや。俺まだ採寸してなかったんですけど~的なあれ、勘違いですかね?」

事が着々と進み、ものの数分でショーで使う全ての衣装を試し終えた俺は
部屋の隅から3歩程手前にあるパイプ椅子に腰かけ、顎に人差し指を触れさせた。
おかしい。この依頼が入ってから今この瞬間までの記憶を振り返るが
絶対に俺はまだ"採寸"というものを受けていなかったはず。
春彦達が採寸を受けたあの日、俺は朝から熱がでていて途中で仮眠室へ運ばれた。
そして、俺がそこで暫く寝ている間に他の奴等は採寸をしていたと聞いたんだけど。
その後も色々あって――結局、一切採寸をしないまま服を合わせる
今日を迎えてしまった。っていうことだったはずなのに。
なのに何故、全ての服のサイズがピッタリに仕上がってるんだ?おかしいだろ。

「一昨日御自分で採寸したと事務所のパソコンにメールが入っていたらしいですが」

今何と。

「は!?いや俺送ってないですけどそんなメールは!!」
「そのメール通りに仕立てた結果がこれなんですが。どういうことでしょう」
 



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No.185 ユキ絵☆ 06/01 11:11:54  削除依頼

 
セノは懐から取り出したシステム手帳で、衣装が入ったケースを緩慢に叩いた。
「僕にはこれからまだ仕事があるんですから」と、ぶつぶつ零しながら。
仕事が残ってる自分は忙しいんだ、早いところ終わらせてくれ。ということか。
細かいこと言ってんなよ僕には関係ねぇんだよマジきもーい!ということか。

「では完了しましたのでね。採寸の件については御自分で御調べ下さい」

みすてられた。その6文字が脳内に高速でスクロールした。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

神様さん。溜息だって零れますよ、いくら幸せが逃げるからと言ってね。

誰が送ったのかも分からない採寸の報告のメールに首を捻ることしかできなく。
そのメールとやらに書かれていた通りに作ってあの結果だったということは
俺を装ってメールを送った人物は、相当正確なデータを送ったと言うことになるが。
なんで俺の身体の寸法をそんな狂いなく知ってるんだ…?気持ち悪すぎるだろ。
仮に俺が知らない間――例えば、寝てる時とかに採寸を行われたんだとしても
何故起こさなかった、って話になるだろ。コソコソ他人の身体のサイズを測るなんて
変態にも程がある。ご丁寧に足の裏のサイズまで測ってくれたみてぇじゃねぇか。

ああ、寒気してきた。

セノという担当に見捨てられ、すっかり意気消沈して廊下を歩く。
あ。センセに電話しようか。いや…でもさっきワン切りしたから怒られるし…。
30分に一回服を着替えなきゃならない春彦と餓鬼はきっと衣裳の量も多いだろうから
当分は終わらないだろうし――やっぱり暇つぶしの相手は糞女になるんだな俺は。
糞女か。糞女ねぇ…綾。いや、糞女は糞女だ。それ以外で呼べるわけねぇだろ。
灯が余計なこと言うから変になっちまっただろが。

ここだ。

一番最初に入った――ゴジラが待っていた部屋にたどり着き扉を開ける。
 



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No.186 ユキ絵☆ 06/01 11:12:13  削除依頼

 
「お。もう終わってたのかお前等」

室内にはコーヒーの香りが立ちこまっていたようで。入った瞬間伝わってきた。
テーブルを挟みソファーに向かい合わせで腰かけていた糞女とゴジラを捉え
自分が帰ってきたということを知らせるためにも、適当な台詞を吐いた。
何故か二人はそれに返事をすることはせず、何となく重い空気を漂わせるだけで。
まさか糞女の奴――太って洋服着れなかったとか?そう考えて見ると少し…へへ。
最近俺と一緒に美味いものばっか食べてたからな。サラダ食べろよ、サラダ(笑)

「まぁ落ち込むなって、そんな太ってねぇから」

糞女の隣に座って顔を覗き込むと、小さな悲鳴のようなものを返された。

「ん?」
「えっ…ごめん。何でもない」

何でもないって…。変な奴だな…。元々糞女は変な奴だけど特に変だな…。
正面に座ってるゴジラが天井を向き額に手を当て、何故か呻いた。
いや。だから何だよこの空気。俺ここにいちゃまずい系?おい。俺KYなのか?これ。
そんなに太ったのがショックだったのかよ?言うほど太ってねぇって。
まぁ確かにそう見ようと思えば見えなくもないけど、微々たる差というか。
そりゃ体系が変わるのは困ることだけど…このくらいなら別に気にならねぇだろ。
いや…でも女は僅かでも体重が増えることを必要以上に嫌う生き物だからな。
こう言うときは話を反らすのが効果的だな。一度体系のことは忘れさせよう。

「お前Tomoruのファンなんだろ?俺幼馴染だからサインもらってやろーか!?」
「……」
「あ!何なら昔俺と灯が一緒に撮った写真とか探して、それあげても良いぜ。
有名モデルの小さい頃の写真とか――超金になるんだろうな!まじレア物だし!」

これで、元気になってくれれば良いんだけど。

「家族もつれて、俺と一緒に遊園地とか森とか魚市場とか行って撮ったやつ!
灯に聞けばきっと写真たくさん残してると思うから。何枚か貰ってきてやる!」
「…………」
 



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No.187 ユキ絵☆ 06/01 11:12:57  削除依頼

 
俺がわざわざこんなレア物の写真をあげるって言ってるのに――
糞女はまだ体重のことがショックなのか、ずっと黙り込んだままで。
それどころか完全に俯いて、余計に重い空気を漂わせ始めた。
まさか体系のことから話題を反らしたのがばれた…?ちょっと無理やりすぎたか…。

「灰塚くん…あんたねぇ…」

ゴジラがやけに低い声を出し俺を睨んできたと同時。

「お待たせ、かるちゃんっ!と、他のお二人っ!」

それと正反対の灯の高めの声が届いた。どうやら灯も終わったらしいな。
これで糞女…いつも通りに戻ってくれるだろうか…。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(T∇T)(←もうこういう顔になってまう。

しししししし、ししししっししし、しじっじしし省略なんあんだなななんて
ししいしっいいししあしししてないんだからっ!!!!!(←死んでくれorz
ごめんなさい…詐欺って最初の方省略しました○| ̄|_
早く…綾ちゃんとの…お話が…書きたかったんだぉおおおおおお><<、、<<。
そして省略した上ありえない駄文ですみません、、
穴があったら埋めたい気分です。とかボケてみてごめんなさい。。。(もう何w

もうね、何か色々勘違いKYにしすぎてごめんなさい><、
何故このタイミングで灯ちゃんの話題出すん?って腹立たしくなるよう仕向けました←
綾ちゃんが太るわけないやんけ!!!何勝手に勘違いしとんじゃ!!
もう責任取って輝ボットン便所の奥深くに沈めてきます。。。(汚い^^;

これから出掛けに行く用事があってまたしてもコメ返時間外になってしまいます><、
もう毎日申し訳ないです○| ̄|_被らないようにするので…ゆる…して…(タヒ
 



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No.188 ユキ絵さんの携帯 06/01 13:19:43  削除依頼

盛大な馬鹿を発見!←
×体系
○体型
でした/(^o^)\頭の悪さを剥き出しにしてすまぬませんorz



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No.189 ニックネームは削除されました 06/01 18:56:51  削除依頼

*海咲 璃音*

―――四ツ若葉学園。
奪還屋に来る前―逃げて来たの方が正しいだろうか―に通っていた学園。
その学園にはやたら名前が片仮名…いや漢字や平仮名の方が少なかった。
なんせ私以外の全員が"自分が何処から来たのかも知らない拾われっこ"なのだから。

ロジェ―楓姉の学園での名前―やウィリックス・ジルバード。
最初も私は英名で名乗ろうとしていたけど途中で楓姉に止められたのだ。

セーラーカラーに深緑でラインが通っている。
蒼緑のリボンに学校指定の何故か不思議なオーバーニー。
そで口にもセーラーカラーの藍色が施されている。
スカートは全てで三種類(因みに理事長の趣味)で
踝までの白くゆったりギャザーのよったフレアースカート。
二つ目は普通の紺色のプリーツスカート。
もう一つはベルト付きのタータンミニチェックスカート。(赤黒水青紫etc.)
実はこの学園、理事長とのジャンケンに勝てば私服登校が許可されている。
…華月、ちえ。今私が通う所でも理事長をしている。
――――本当、何なんだか。

「……わ、わ、わ。璃音ちゃん可愛い♪」
不意に雛貴が目を輝かせて私を見つめる。
今回は適当にタータンミニの黒にしてみる。
四葉のクローバーの周りに金の装飾。
その下にアメジストらしき紫の宝石が五つほど連なっている。
そんな校章が動く旅にちゃらりと音を立てる。

「……うん、ありがと。…でもね」
――なんで二種類のこの学園の制服があるのかな?

襟が立っている(元々ね)白地のシャツにアップルグリーンのライン。
大きめのリボン、またはアップルグリーンのネクタイか白いリボンタイ。
その下にも同じような色をしたスカート……と。

「本番ではどっち着る?」
私は唇を人差し指でいじりながら雛貴に聞く。
すると雛貴は「うーん……魁君のは南ちゃんにまかせちゃったから
見てみないとどうも言えないから本番に持ってくよ」

「そう、宜しくね」
私はするりとオーバーニーを脱ぎすて直ぐに先程の靴下をはく。
…知っている雛貴でも"コレ"を見たくはないだろうし、私も見せたくない。

――――ねえ璃音――あそぼーよ。愉しく…ね?

+/////////////////+



deleted

No.190 ニックネームは削除されました 06/01 18:57:27  削除依頼

+/////////////////+

「お待たせー……………」
ひょっこり顔を皆が居る場所に出して唖然とする。
……ってか空気重いよ奥さん←
絶対綾灯さんの登場でテンション落ちてるよねぇ。

そんな空気に包まれるのも嫌なのでドアを開けてドア付近に佇む。
暫くシーンとしたその空気を切り裂いたのは私の業務用のケータイ。

わあい、素敵に空気読めてないわねエデン。
「―――はい」
『仕事だ、アジトへ移動しろ』

何の感情も感じさせない沈んだ声が耳に入る。
「分かりました、と言いたい所ですけど……今はちょっと。」
誰がてめえなんぞの命令に従うかフード野郎!!

『……本業は、此方だと言った筈だ。…まあいい、バレるのも困るんでな。
そちらの仕事を遂行しろ』

一方的に言われケータイの電源を切られる。
また刻に怒られちゃうよはっはっは←

―――――――――――――――――
*宝城 雅*

チッと舌打ちする。
恋って面倒臭いわねぇ……まあ二十代のお姉さんが言っても唯の
愚痴にしか聞こえないか。

あたしは鞄の中のケースを手に取る。
そしてソファから立ち上がりボーッとしている―情報によれば(以下省略)

一ノ宮 綾の横に立つ。
その子は璃音ちゃんより大きくて、あたしよりははるかに小さい。
…まあコンプレックスになるわな、あたしは気にしなかったけど。

「綾ちゃんだったわよね?彼方ってパワーストーンとか興味あるかしら」
綾ちゃんは首を少し傾げた後軽く頷く。
その後軽い自己紹介をして先程のケースを開く。
ずらりと並び、キラキラ光る大量のパワーストーンの指輪。

「これはね、昔の仲間にプレゼントして貰ったの。
…でもあたしはその人達が居るだけで充分幸せだったから結局使って無いの。
――ねえ綾ちゃん。ローズクォーツとロードナイト、もらってくれる?」

綾ちゃんが座っているのでその足元に跪く。



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No.191 ニックネームは削除されました 06/01 18:58:13  削除依頼

ローズクォーツ―――。

開運暗示は恋を呼び愛を育むとか感情のバランスをとるとか。
「綾ちゃんは自分に自信持ってないでしょ。」

綾ちゃんの肩が軽く揺れる。……図星、ね。
「…だから彼方にはまずこのローズクォーツ。」
そう言って右手の中指にローズクォーツの指輪をはめる。

ロードナイト。
開運暗示は優しさと愛情…とかね?

「彼方の心、今不安定でしょう?…そのお守りにはやっぱりロードナイトよ」
綾ちゃんの耳に繋る髪を軽く払って右耳だけにそのイヤリングを付ける。

「あ、え…でもお代とかっ」
綾ちゃんはあせっているのか少し声が上ずっている。
一度背中を向けていたがもう一度振り返り耳元で囁いてやる。

「それは彼方が本当の幸せを感じた時にその思いを私に伝えに来て」
と言ってやる。付け加えて「イイ男のコもみつけてね♪」と言って。

耳元から顔を離す。すると何故か璃音ちゃんが視界に入った。

「ああそう、良い事を教えてあげようか。
パワーストーンはね、身に付けて愛するほどその力を貸してくれるの」
あたしが璃音ちゃんを愛してるみたいに、ね☆

「ありがとうございます……」
綾ちゃんの纏う空気が微妙に明るくなった気がする。
でもね綾ちゃん。パワーストーンを信じ切って行動をしなくなるのは駄目。
ストーンは力を貸してくれるだけで叶えてはくれないのよ。
まあそれはあなた次第だから――――。



deleted

No.192 ニックネームは削除されました 06/01 18:59:09  削除依頼

「blue roseへのご来店誠に有難う御座いました♪
blue roseは彼方様の幸せを日々願っております。」

――はい、訪問販売終了っと。
この石達は皆璃音ちゃんに貰ったものだけど―――良いわよね。
そしてチラリと璃音ちゃんを見る。その顔には指輪を楽しげに見つめる
綾ちゃんを優しい目で見守る璃音ちゃんが居た。

「あぁ、そうそうそこの赤茶のツンデレボウヤ。
彼方にもモルダバイトあげる。気付きの拡大……ファイト、ツンデレボウヤ☆」

あたしは灯と言う事一緒にいる背の高い男の子に緑がかった石を投げつける。
まだ早いかもしれないわ、"愛を確かなものにしたい"…なんて。

後ろではあのツンデレクンが叫んでいたけれど気にしない気にしない。
…だって君も誰かに惹かれつつあるんじゃないのかしら?

――――――――――――――――――――――――――
http://www.kaiun-navi.jp/navi/powerstone/rosequartz.html
(ローズクォーツの説明)

http://www.kaiun-navi.jp/navi/powerstone/rhodonite.html
(ロードナイトの説明)

http://www.kaiun-navi.jp/navi/powerstone/moldavite.html
(モルダバイトの説明)

……と言う訳です。
無断欠勤しててすみませ(^_^;)
無性に雅を良い人にしてみたくなったんですよおおお(黙
パワーストーンが好きな癖に意味を知らない私が通ります←は
因みに雅の仲間と言ったら……分かりますよね(・_・;)

さてとコメント返さなきゃ。



deleted

No.193 ニックネームは削除されました 06/01 19:21:40  削除依頼

希影さん⇒
あらあらテストお疲れ様ですー。
お目汚しなんて…!私が書けばきっと全国の皆さんの目が一斉に腐乱しますって!!←
はい、魁君素敵で←
璃音も髪染めてみるか((
刹那さんとか書いてる奴の影をまねればいいのでは←卑怯だ
じゃ、じゃあ私負けずにゴキブリになってやるもんね、ふんッ(((タヒ
私は今ゴキブリは紅エロゴキブリでいいとおもいましたw
そうなんですよー。プロ用のだと十万位するらしいです(・_・;)
…馨は多分ツンデレなんですよ、さりげない。
ってそうなんですか((おいてめ
じゃあ今回も貼り付けようかな、えへへ(殴蹴逝


ユキ絵さん⇒
じゃあ腐乱したユキ絵さんをスケッチしてちょっくら輝君に食べられてきます←
コラーゲンたっぷりだよ、きっと脂っこいけども←mt
私は薄すぎて「色見えねえよ」言われてwwww
しかも挙句の果てに紙がふやけて破けてぱっぱらぱー\(^o^)/←
になってしまって評価付けて貰えなかたOTL
だって一昨日だか書いたのもカオスでしたもん(/_;)
神様?何ソレおいしいモノ?←乙
ええええwえ、魚好きの私としては羨ましくてw
いいなぁ……昨日マグロ食ったけど骨喉に刺さって泣きました←
…そうだ、スケッチブックもそうやってみようかn(いい年して何してる
しかもエロい漫画先生が没収してってwwその後先生の名前が
【エロハゲ没収教師】言われてたらしくwww何か凄い可哀想でw
今私もやって来ましたが私もでOTLさ、差別!!←mt
パスワードを書いた紙が姉の部屋にあるんで勝手に忍び込んでwww
でも時々他の場所に仕舞われて……あーうーあーうーあー!!!

名も泣き子投下♪
次スレで鈴音さんのコメント返しと魁クンペタリタイムです♪



deleted

No.194 ニックネームは削除されました 06/01 19:25:03  削除依頼

鈴音さん⇒
よしよし、分かりましたー。
さて、魁君と絡ませるか紬君と絡ませて綾ちゃんが紬君の頭を
撫でるか!!((待て待て待て
やっぱ使いますよね!!てか紬君お酒弱い設定です←
あらあら、じゃあ塗り絵で我慢します←
サイトでも今やっているんでご気軽にどうぞー♪
紬君の立ち位置は鈴音さんので良いと思いますーb


最初の子かなり適当ではみ出てます(・_・;)
男の人の体がかけないー、うわあああ←
てかあたしどんだけレスつかって←
すみませ、すみませッッm(__)m



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No.195 ユキ絵☆ 06/01 23:19:03  削除依頼

うわああああ遅くなってごめんなさい><、
早速ですがコメント返しさせてくだい(*´Д`*)

>>希影さん
ラスカルwwうちに前ミニラスカル人形ありましたよwお菓子についてきたやつw
遊びに行く時持ってったらどっかになくしてしまったんですけどね人形><、
今日出かけるときに、前つばので大きい帽子被ってったんですけど
電車の中で座席に座ったら寝てしまってw隣の人に帽子があたりまくっt(ちょ
もう眠くて眠くて○| ̄|_そのわりに夜は熟睡ではないという弱不眠症orz
レポート間に合いました\(^o^)/!最後の方は読める字ではなくなりましたがw
これで気兼ねなくPCができる…と思った瞬間テストがあることを思い出したorz
良く考えると永久に休みってこないのね!っとなってしまいますよねもう><、
ベリーショートにしたらギャツビーのワックス(赤)をつける願望g(細かいw
女の子でも希影さんのアイコンみたいな髪型ならいけちゃいそうですけどねw
ボーイッシュな感じ…そう!!薫さんみたいな髪型に!!!(落ち付けww
にゃっほ!いや男の子と間違えられたりするのマジで憧れるのですけど(´;∀;`)
一度で良いから男装してファミレス(ホール)でバイトして、女子高生に
「あの!これ良かったら受け取ってください!」ってアドレスのメモを(変態乙
やっぱ看板といったらワンピが思い浮かんでwと言いつつワンピ未読者でorz←
銀魂と復活大人気ですよねwwあとD灰(´^ー^`)!そしてナルt(分かった。
ジャンフェスのグッズ売り場で復活コーナーの前が大変なことになってwww
あまりの人の多さにナルトコーナーに行く前に諦めて引き下がった人です←
いや、もうこのメンバーは選ばれし子供たちだと思っててwww(デジモンw
もういつの日かリレ小の新メンバーとかでしゃばって募集したくて(´^o^);:*:;
超偉そうにオーディション開いて「ふむ、応募した動機は?」とか言いたy(蹴
いやいやww私なんて今日このコメ返しこんなにw12時間もオーバーしてるんで
もうそれに比べたら希影さんなんて神様を超える存在になってますよ確実に!!
では私は希影さんとさっくんの親衛隊の隊長として活動しますかね…ふっひhっひ←



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No.196 ユキ絵☆ 06/01 23:19:12  削除依頼

>>紫凛さん
では紫凛さんを食べた輝をフライパンで焼いて璃音様に食べさせます(´^o^);:*:;
コラーゲンってwwDHCの直営店が最近近所に出来たんですけど
おばさん達が凄い勢いでコラーゲンのサプリメント買ってて面白かっt(蹴
画用紙って直ぐ崩れますよね><っていうか糸?みたいのでボソボソになって
乾燥すると色塗った絵具のところが毛羽だってキモくなるのは私だけ(^p^)?←
評価付けてくれないって○| ̄|_あなたへの評価は1ですって言いたくなる←
そう言えば小学校の頃の通信簿が「○」か「×」のどっちかだったのが懐かしくw
1~5段階評価だと厳しいけど「×」って書かれるよりは受け入れられてる気が←
どえええΣ(゜Д゜ノ)ノ マグロの骨って、お刺身ではなく煮物のかですよね!?
マグロの筋みたいのが喉に引っかかって「うぇっ」ってなることが多くて><
閉店時間間際のスーパーだとマグロの刺身が筋だらけで見るだけで、うぇ(ry
ちょwww何故没収した先生が「エロハゲ」になるんwwって話ですよねそれw
明らか持ってきた子の方がエロいやんって(´^o^);:*:;しかもハゲってww
いや、でも没収した後その先生がその漫画読んだりするのはお決まりですよね←
パスワードのメモ時々別の場所に隠すとは慎重なお姉さまですね(`・ω・´)!
そのまえに忍び込んだのがばれてしまっているのか(((;´д`)))え、怖い←
そのうちパスワードのメモが白紙になってて嫌な予感がすると同時に
後ろから「うぉらああ!」って言われてチョップくらいそうな恐ろしさd(何w



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No.197 鈴音 06/01 23:33:24  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「コーヒー飲む?」
「うん。ありがと」

そう言って南の手からコーヒーカップを受け取る。
こくっと飲むとコーヒーの苦みが程良く砂糖とミルクと混ざりあって美味しかった。

「あのさ、綾」
「ん?なに?」
「あのね、くどいようだけど…あたしはあんたに幸せになってほしいの。
確かに相手の幸せを望むことだって必要よ?だけどね、綾。
あんたはアノ時一生分傷ついたのよ!?もう恋で傷を負うなんて…
そんなんだったらあたし許さないわよ?」

目の前の椅子に座って真剣なまなざしでこちらを見てくる南。
初めて南がこうやって心配してるってことを口に出して伝えてくれて…
あたしの味方がいる。そう思うといくらか気持ちが楽になった。

「大丈夫だって。それに恋なんて何が起こるかわかんないじゃん?
だからさ、あたしはあたしなりに頑張るよ!」

そういってほほ笑むと南も軽く微笑んでくれた。

「でもあんた恋になるとネガティブなんだから…」
「ん?何か言った?」

ぼそっと何か聞こえた気がして南を見たがなんでもないとはぐらかされてしまった。

ガチャッ

そんなとき、ドアが開く音が聞こえて、視界の端に一瞬捉えた姿に心臓がドクンとなった。
入ってきたのはひかる。あんな話をしていたせいか顔が見れない。
だって絶対顔赤い!!こんなの見せれるわけない…。

あたしは赤い顔を隠すように下を向いた。



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No.198 鈴音 06/01 23:34:53  削除依頼

「お。もう終わってたのかお前等」

そう言ってツカツカ歩く音が聞こえてあたしの隣でその音が止む。

「まぁ落ち込むなって、そんな太ってねぇから」

何を勘違いしたのか、あたしの隣に座りそう言って顔を覗き込むひかる。
いきなりうつったひかるのどアップに軽く悲鳴が上がった。
だってびっくりしたんだもん…。
あぁ…顔赤くないよねっ///

「ん?」
「えっ…ごめん。何でもない」

あぁ…あたしのバカ…。
灯ちゃんいないんだからこういうときにちゃんと話を聞けばいいのに;;
そう思ってると南の呻き声が若干聞こえてあたしはまたますます肩を狭めた。

するといきなりひかるが手をポンと打つ。

「お前Tomoruのファンなんだろ?俺幼馴染だからサインもらってやろーか!?」

ひかるのほうから離しかけてきたことがすごくうれしかった。
もし、灯ちゃんがひかるのことなんて好きじゃなくて
ただの知り合い程度だったら喜んで話に乗ってた。
でも、そんなのできない。できるわけがない。

ひかるから出た”灯ちゃん”の話題にズキンッと心に今まで感じた事がない
ほどの強い痛みが走った。

ちらっと南を見ると「あぁぁ…このバカ」とでもいいそうな顔をして
口をパクパクしていた。
しかしそれには目もくれず”楽しそう”に灯ちゃんの話を始めるひかる。

「あ!何なら昔俺と灯が一緒に撮った写真とか探して、それあげても良いぜ。
有名モデルの小さい頃の写真とか――超金になるんだろうな!まじレア物だし!」
「家族もつれて、俺と一緒に遊園地とか森とか魚市場とか行って撮ったやつ!
灯に聞けばきっと写真たくさん残してると思うから。何枚か貰ってきてやる!」

灯…灯…灯…
ひかるの口から何度も何度も楽しそうに出る名前。

ひかるが幸せならそれでいい。
でも願わくばあたしにもひかると一緒にいれるという幸せを…
そう思ったあたしの心。

今のあたしには後者のほうの気持ちのほうが大きくて…。
ひかるの幸せより自分が、あたしがひかるの近くにいていたいて思った。

でも、ひかるの口から灯ちゃんの名前と家族ぐるみで遊園地や森や海に行った
そんな楽しそうな思い出話が出るたびにさっき感じた痛みが
ズキンズキンと何度も何度も心をしめた。



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No.199 鈴音 06/01 23:36:09  削除依頼

「灰塚くん…あんたねぇ…」

もう我慢ならないと南がひかるに何か言おうとしたその時

「お待たせ、かるちゃんっ!と、他のお二人っ!」

と元気よく灯ちゃんが採寸から帰ってきた。
ふと目線をあげて灯ちゃんを見る。
すると灯ちゃんと目があいじーっと瞳を見つめられると心配そうな顔をして走り寄ってきた。

「綾ちゃん?なんか元気ない?なにかあった?
あっまさか、かるちゃんにいじめられた!?」
「おい、何でおれがいじめる役なんだよ」
「えっだってそんな感じがして…
大丈夫?綾ちゃん?」

そう言って顔を覗き込む灯ちゃん。
そんな灯ちゃんを見るとあたしは今の状況にまたもやもやとした雲が
あたしの心に立ちこめた。

あたしはひかるが好きで、灯ちゃんもひかるが好きで
灯ちゃんとひかるは幼馴染で、いろんなところに遊びに行って
ひかるのことをよく知ってて、ひかるも灯ちゃんのことよく知ってて
あたしはただの仕事仲間で、夕食がかりで、きらわ…れてて

そんなつながりがどうしようもなくもどかしくて…
すごく泣きそうになる。すごく泣きたくなる。

「だい、じょうぶ。だよ?灯ちゃん」

そう言って笑ったあたしだったがちゃんと笑ってないのを自分でも分かった。
でも、笑えない。
あたし…ドウヤッテワラッテタッケ?

「おま、なんでそんn「はいはいはーい。そういや灯ちゃんに台本渡してなかったわよね?
これ、台本。灯ちゃんはこの役だからよろしくねー」

ひかるの言葉を遮って南は台本を灯ちゃんの手に渡した。
そうしてパラパラと台本をめくる灯ちゃん。
そして台本を閉じたかと思うとひかるに体を向けた。

「かるちゃん!ちょっと合わせてみよーよ」
「はっ!?俺!?んなの何でやんなきゃ「あら、その台本”綾”って呼ぶ
とこ
練習しといたほうがいいんじゃないの?」

またしてもひかるの言葉を遮って自分の台本を丸めてひかるの頭をぼかっと叩いた。
それに頭を抑えながら睨むひかる。不謹慎ながらもちょっとドキッとした。

が、

「ほらっ!かるちゃん早く―!」

そう言ってひかるを立たせ台本読みを開始する2人…
なんか、やっぱ…イタイな…



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No.200 鈴音 06/01 23:37:10  削除依頼

するとガチャとまたドアのあく音がしてそこに入ってきたのは璃音と雅さん。

「お待たせー……………」

ひょっこり顔を出したかと思うとこっちにはこなず、ドアの近くに立っていた。
静まり返る部屋。聞こえる音はひかると灯ちゃんが台本読みを小さくしている声だけ。
その声にまたズキズキと心が痛む。

そしてその数分後かには電話が鳴って璃音はそれに出ていた
でも、すぐ終わったようで、切れたらしき電話を苦笑いしながらそっと
ポケットに戻した。

「綾ちゃんだったわよね?彼方ってパワーストーンとか興味あるかしら」

璃音の電話が終わった後いきなりあたしの隣にいたらしき雛貴さんは
そうあたしに問いかけた。
パワーストーン。結構女子高生に話題の製品だ。
あたしはちょっと首をかしげてそのまま軽くうなずいた。

するとかるく自己紹介をし、バックを開けてきれいにひかる数々の
パワーストーンを鞄から取り出した。

「これはね、昔の仲間にプレゼントして貰ったの。
…でもあたしはその人達が居るだけで充分幸せだったから結局使って無いの。
――ねえ綾ちゃん。ローズクォーツとロードナイト、もらってくれる?」

その言葉にこくっと頷いた。
きっと指定してるってことはその二つがあたしにとって何か
ためになるものだと思って…。

「綾ちゃんは自分に自信持ってないでしょ。」

雛貴さんのその言葉にビクッと肩が揺れた。
雛貴さんが言ったことがさっきあたしが思ってた(今現在思ってる)
ことと一緒でビックリした。

「…だから彼方にはまずこのローズクォーツ。」

そう言って右手の中指にローズクォーツの指輪。

「彼方の心、今不安定でしょう?…そのお守りにはやっぱりロードナイトよ」

もう一つはあたしの右耳にロードナイトのイヤリング。

「あ、え…でもお代とかっ」

さっき言い当てられたことと、こんな高そうなものタダでなんて…
と思う心がごちゃまぜになって日本語になってない日本語を
わたわたと喋ってると背をむいていた雛貴さんがこちらを振り向き
耳元に顔を寄せるとぼそっと呟いた。

「それは彼方が本当の幸せを感じた時にその思いを私に伝えに来て」

アタシノ…ホントウノシアワセ?

あたしの幸せはひかるが幸せになること…
なはずなのに、なんだろ?こう言われてすごくスッキリした。
なにか心にそのまますとんと落ちてきた。



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No.201 鈴音 06/01 23:37:29  削除依頼

顔をあげると同時に雛貴さんもあたしから顔を離した。
するとにこりと笑って「イイ男のコもみつけてね♪」と付け加えた。
良い男の子って(笑

「ああそう、良い事を教えてあげようか。
パワーストーンはね、身に付けて愛するほどその力を貸してくれるの」

じゃあ、このストーンをつけてれば…力を貸してくれるのだろうか。
いつか本当の幸せを見つけられるのだろうか…

そう疑問に一瞬感じたが雛貴さんの言葉はどこか説得力があって
あたしも、あたしの幸せ見つけよう…。
灯ちゃんになんて遠慮しないで、どうどうぶつかっていこう
そう感じた。

「ありがとうございます……」

「blue roseへのご来店誠に有難う御座いました♪
blue roseは彼方様の幸せを日々願っております。」

精一杯の感謝をこめてお礼を言うと、雛貴さんはお店の店員さん
ぽく笑って言った。
その言葉にニコッと笑いもらった指輪を手でなでる。

なぜかわからないけど…力をもらえる気がして…
今なら、何でも出来るような気さえした。
だから…

「あ、のさ。もうそろそろみんな戻ってくるだろうし、
飲み物っ買ってくるね?」

そう言って鞄から財布を取り出し、雛貴さんからひかるももらったのだろうか?
パワーストーンを眺めるひかるの横にいる灯ちゃんに近寄った。

「とっもるちゃん。一緒に買いに行かない?」

「「綾…」」

あたしの言葉で何かを感じ取ったのか南と璃音が同時にあたしの名前をつぶやいた。
その言葉を聞きながら目線を目の前の灯ちゃんに合わせると、
一瞬びっくりしたような顔をしてからふわっと笑って

「いいよっ一緒にいこっ!」

そう言ってあたしの手を引っ張って一階の自販機向かって2人で歩きだした。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

いやぁ;;ものすっごい駄文(泣
の上に進んでないって言う(汗

えーっと…ごめんなさいっ!!
コメント返し、また明日に延期させてくださいッ;;
まだ公欠分のノートを書き終わってなくて;;
明日…もあやしいですが、どうにかしますのでッ!!!

それではまたっ!!!



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No.202 華樹 06/02 04:52:13  削除依頼

++宮倉清++

夜昼グループの本社に着いた時にはもう入口にハルが居た。
何故か、ああ、仕事ができるって嬉しいのかな、はり切った表情をしているハルはそこらの女性がころっといってしまいそうな良い笑顔で「おはよう清殿」と言った。
中に入ると奪還屋(海咲璃音以外)が居て、ぞろぞろと指定された部屋に向かった。
何故か部屋のドアは大破していて、中が丸見えになっている状態だった。なぜドアが壊れているのか、とか誰が壊したのか、とかはあまり深く考えない事にした。
中からは複数の人間の話声が聞こえる。
その中にはアヤの声も混じっていて、何故かテルはというと痛そうな顔をしながら頭を触っていた。
どこかにぶつけでもしたのだろうか。運が無い…

「すんませんー、南さん遅れましたー」

奪還屋の三人とハルと清の5人が完全に部屋に入った時、よく通る綺麗な声が聞こえた。続けてかわいらしい高めの声。

その声の主と思われる人物達が大破したドアを気にもせずに入ってくる。
ああ、きっとモデルかなんかの人たちだな。
モデルとかそんなのになると、周りの状況が異常でも平静を保てるようになるんだろうか。

「お、璃音じゃん。うぃーす」

緑っぽい髪をした若い男がカナリア色の瞳を海咲璃音に向けて手を振った。
それに視線を向けることなく、海咲は珈琲を飲みながら手をひらひらと振り返していた。
どうやら二人は知り合いらしい。

「南ちゃん!ひとつ早い便でこれたから早いので来たよっ」
「時間的にもちょうどよかったわー」
「えへへぇ~♪ならよかった!」

夜昼南と親しげに話しをしているのは、さっきちらっと聞こえた鈴が転がるような声。
清よりも小さくて、なんだかハムスターを連想させた。清と同い年ぐらいだろうか…?
ふとアヤの方を見ると、アヤが心なしか登場した二人を見て目を輝かせている。
…というかこの人達が誰なのか、まだ説明されてない。誰だ。この二人。

「あら、綾。あんたにしては消極的ね…。
灯ちゃん。こちら、あたしの親友で灯ちゃんが出るほうの女の子役の
一ノ宮綾。Tomoruの大ファンなの」
アヤが恐る恐る近づいているのを見て夜昼南がアヤの背中を押しながら、女の子の方にアヤを紹介している。
どうやらハムスターのような少女の名前は“トモル”というらしかった。



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No.203 華樹 06/02 04:53:17  削除依頼

「あたしのファンなの!?うわぁありがとー♪
あっちなみにあたしの名前はモデル名と一緒で灯っていうんだ。
よろしくねっ♪綾ちゃん。あたしのことは普通に呼んでね♪」

トモルはそれを聞いて両手を合わせて嬉しそうにふんわりと笑った。
嫌味の無い鈴のような声でそう言った後、アヤに小さい手をすっと差し出す。
なんか…親子って言うか…姉妹みたいな…
これアヤに言ったら怒られると思うんだけど、身長差がすごい。

トモルの手を握りしめたアヤは感動しているのか、紅潮した頬をして、少し震えているようだった。
そんなに好きなんだ…トモルっていうモデルが。

「さぁさっ、役者もそろったことだし、とりあえず自己紹介と行きますかっ♪」

月詠雛貴がぱちんと手を叩いて皆の注目を集め、移動するように促した。
そしてそれぞれがイスに座り、ホワイトボードの前に夜昼南と月詠雛貴、それにトモルと海咲の知り合いらしい緑っぽい髪をした男が立った。

「まずは紹介するわね。こちらアメリカでモデルをしているTomoru。
本名は灯。歳は18歳。小3の頃からあっちで本場のモデルの勉強をしてるから
教わるところはちゃんと教わってねw」
「そしてこちらが、人気ユニットとして大活躍中の霧夜。
本名は、紬。璃音と知り合いなのよね??」
「あっ、そーっすよ」

二人の紹介が大体終わって、夜昼南が霧夜というらしい男に話をふっているのを聞きながら、清は少し考え事をしていた。
……自分よりもハムスターみたいな少女が年上と聞いて少し驚いた。
しかもアヤやテルと同じ歳だ。
18でこの身長だと、自分の祖母と同じく不老の能力を持っているのではないかと疑ってしまう。
いや、それよりも、自分がもしかしたら不老の能力があるかもしれないという疑惑が、少し晴れる気がした。なぜなら清よりも年上で、でも清より小さく、幼い顔をしている。
その姿をじっと見ながら、そうじゃないって思っていいのかな、と考えた。



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No.204 華樹 06/02 04:54:08  削除依頼

「雑誌とかで、モデル活動も結構してるから男性陣は服の見せ方とか
ちゃんと教わってね。どうせあんたたち選んで貸した本読んでないでしょ?」

夜昼南は笑顔でそう言って、男性陣を見る。心なしか桜田とテルの方を。
何故かその笑顔に既視感を感じて、寒気がした。

「んで、服の制作等は夜昼グループの南とこちらの月詠グループの雛貴さん。」

もとの笑顔に一瞬で戻して自分達の紹介をする。
そしてこっちに視線を向け…

「んで、後は奪還屋と始末屋の皆さん」


自分たちで勝手に自己紹介をしろという事だなと簡単に見当がついた。

「桜田 魁…」 「海咲 璃音です」
「鞍川 萩萎だ」 「瀬戸 柳!」
「朝木 春彦です。よろしく」「一ノ宮 綾です!」
「…宮倉 清…」 「…灰塚 輝」

それぞれ順番に名前を言ってゆく。
あれ、この光景っていうか…何処かでこんな感じだったような。
そう思っていると、ふとアヤが何かを見ていたのでつられてそっちを向いた。
そこには、もともとぱっちりとした目を見開いて一点を見つめているトモルの姿が。
それの視線も追ってみると、その先には…

「…かるちゃん?」
「「「は?」」」

いきなりトモルの小さな口から発せられた音に全員が首を傾げる。

“かるちゃん”そう言ってだんだんと表情に喜びの色が混ざってくるトモルの視線の先に居たのは、テルで。

「かるちゃん!!!」
「うわっ;;」

いきなりテルに飛びついた。
状況についていけず、動けない全員の前で“かるちゃん”とテルの事を呼びながらぎゅ、とテルの体を抱きしめる。
そこではっと気づいたのかテルが力の限り小動物なトモルを突き飛ばした。
その衝撃で見た目通り軽いトモルは机の上に倒れてしまった。
机に置いてあったモノが飛び、ホットコーヒーが入ったカップも倒れたらしく、誰かが悲鳴を上げた、気がする。

「ねぇ貴方、かるちゃんでしょ!?今、灰塚輝って名乗ったよね!?」
「かるちゃんって誰だよ!!手離せよチビ女が!!」
「この忘れっぽさ、まさにかるちゃんよ!隣の家に住んでた灯、忘れちゃった?」



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No.205 華樹 06/02 04:54:45  削除依頼

力を加えれば簡単に壊れてしまいそうな見た目よりも意外とタフなのか、バネ仕掛けの玩具のように、あるいはウサギのように跳ね起きてテルの元に戻ってきてテルの手を両手で包んで目を輝かせるトモル。
そんなトモルを見て、テルが困惑したような顔で叫んだが、トモルの一言で考える素振りをみせ、はっとしたように顔を上げた。

「おまっ、灯!?俺の幼馴染!!」
「ふふっ思いだしてくれたんだね、かるちゃん♪」


どうやらトモルはテルの幼馴染らしかった。
テルが、今までに見た事がないような表情をしてトモルの頭に触れる。
…テルってああいう表情もするんだ。
トモルも思い出してくれたのが嬉しいらしく、テルの腕に絡みついていた。そんなに他人と密着しているのにも関わらず、振りはらおうとしないテルが珍しい。

「しっかし灯。お前ちっちぇーな。『170㎝になって絶対世界一のモデルになってやるー!』
とか言ってアメリカに渡ったバカはどこのどいつだっけ?」
「むぅ!いいの!世界一のモデルにはなれたんだから!」
「イヤ、よくねぇだろ。本当は糞女くらいの身長になってるはずだったんじゃねぇの?」
「糞女って…綾ちゃん?あたしだってあれくらい欲しいもん!!
かるちゃんわざと身長の話振ってない?自分は伸びたからって!!」
「あっばれたか(笑」
「笑い事じゃないぃ――!!」

怒ったように頬を膨らませてテルを叩くトモルは、本気では怒っていないようだった。

清はそこでふとアヤを見上げた。
………なんだか、その表情はなんと言い表していいのか分らなかった。

「えっえーっと…灰塚くん、灯ちゃんと知り合いだったの?」

硬直していた夜昼南が、恐る恐る確認するようにテルに尋ねる。
その顔には、『計算外だった』と書かれているようだった。

「あぁ、幼馴染だ。小3まで家が隣同士でなー」
「とか言って付き合ってたとかじゃないの?」
「きっ霧夜くん!!なっ///」
「何言ってんだてめー?んなことありえねーだろ。なっ?」
「…うん。そうだよっ!何言ってるの??」

昔を懐かしむように笑いあうテルとトモルに霧夜が言った一言。
その一言でトモルは分かりやすく頬を赤らめた。
そんなトモルの表情を見ずにテルは否定の言葉を言い、トモルに同意を求めるが、少しトモルの表情が曇ったような気がした。
それは何故かよくわからなかったが。



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No.206 華樹 06/02 04:55:36  削除依頼

「清殿。…輝殿があんな表情をするとは意外だな」
「…」
素直にそう思ったから頷いておいた。
やはりハルもそう思っていたらしい。
「………ァャ…」
「何か言ったか?清殿」
「…何でも…無い」
ただ、少し心配だっただけで。アヤに視線をやると、海咲が何かアヤに話しかけていた。
きっとアヤだから大丈夫。何が大丈夫で、何に対して大丈夫なのか自分でもよく分らなかったがきっと、アヤなら大丈夫。
だから何が。と自分で自分にツッコミを入れるのはもう止めた。
テルは…なんていうか、運が悪くて、罪だな…となんとなく漠然と思った。

「ま、この頃依頼が入って嬉しいことこの上ないな。どんな依頼でもこなすのが俺達の仕事だから。………おっと」
「…」

珈琲を飲もうとしたハルの手が止まり、そのまま珈琲のはいったカップを机に戻した。
ハルの視線を追うと、トモルがこっちに歩み寄ってくるところだった。

「改めてはじめまして! Tomoruです。今回はお仕事一緒にさせてもらうけど、宜しくね」
「ああ、宜しく。こちらこそ一緒に仕事をさせてもらえるとあって光栄だ。…改めて、朝木春彦だ。こっちは宮倉清殿」
「…よろ、しく…」

ハルがそう言ってトモルと握手をしていた。
わざわざ挨拶に来たのか。
律儀だな、と少し感心する。これか“世界一のモデル”になる秘訣だったりするのだろうか。
近くで見ても、自分より年上だとはとても思えなかった。

「…あれ?」
「!」

トモルにいきなり顔を覗きこまれて慌てて飛び退く。
「どうした?清殿?」とハルに声を掛けられたが、意識はトモルにいっていた。トモルは突然飛びのいた清に少しも驚いた素振りも見せずに、じっと清の顔を見ていた。
清は突然の事で少し警戒していた。
いきなり何をするんだろう。

「…」
「…」

見られて、いる。
いや、観察…されている…?

「……」
「………うーん?」
「清殿…?トモル殿…?」

困惑したように言うハルに、トモルはぱっと顔を上げてにこりと笑った。

「ううん、何でもないの!じゃあ、今回はよろしくお願いしますねっ☆」



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No.207 華樹 06/02 04:58:33  削除依頼

そう言って、ててててっと奪還屋のメンバーの方に走っていくトモルを見送りながらハルが「一体何だったんだろうな」と苦笑しながら呟いていた。
清は何故かほっとしてため息をついていた。
一瞬、ばれたかと思った。性別。
もし女だと思われたとしたら、髪を切ってから久しぶりだ。
今まで一度も女だとバレた事は無かったのに。
性別を見分けるのはモデルのアビリティーだったりするのだろうか。


「はいはいはーい、雑談はそれくらいにしてねー」


そんな事を考えていると夜昼南がぱちぱちと手を鳴らして皆の注目を集めた。

「えーっと、まず、だいぶ話それたけど今日の予定ね。
服は大体作ってあるから今日はそれをちょっと着てみて。
袖が余ったりしたらまた詰めるのでww」
皆の注目が集まった所で、そう言ってにこりと笑う夜昼。それに続けて月詠雛貴が口を開いた。
「てことでいつもどおり、璃音ちゃんはあたし。綾ちゃんは南ちゃんのとこね。
あっ他の人は専門のスタッフがやってくれるからww」
月詠がそう言ったと思ったら“専門のスタッフ”らしいのか、何人かがぞろぞろと現れた。

ここで別行動という事だろうか。
アヤが夜昼にずるずると引きずられていくのが見えた。


++++++
お久しぶりです。華樹です。
一人でレスたくさん使ってすいませ;;
明日…ってか今日ですね、テストの最終日です…
死んできます、数B……;;;;
くそう、テスト期間中だったらママンがスキャナを使わせてくれないぜ★

コメは帰ってきてからしますw



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No.208 ユキ絵☆ 06/02 11:11:46  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「綾ちゃん?なんか元気ない?なにかあった?
あっまさか、かるちゃんにいじめられた!?」
「おい、何でおれがいじめる役なんだよ」
「えっだってそんな感じがして…
大丈夫?綾ちゃん?」

糞女の様子がおかしいことに気付いた、灯。
ついさっき初めて顔を合わせた者にも直ぐに気付かれるなんて。
やっぱり今の糞女の様子はそれほどまでにおかしい、としか言いようがなく。
辛い。糞女の目を見るとそこからそんな感情が伝わってくるような、気がして。

「だい、じょうぶ。だよ?灯ちゃん」

また、あの笑い方だ……。
本心からでない、ぎこちない作りものの笑顔を張り付ける糞女。

大ファンであるTomoruが戻って来て――元気になると思ったのに。
やっぱり、糞女の様子は相変わらずで。表情には雲がかかったままだった。
本当に…どうしたってんだよ。俺が服を合わせてる間に何があったんだ。
太ったとか太ってないとか、本当にそんなことが原因なのか?
さっきまで有名人に会えてあんなに嬉しそうにしてたじゃねぇかよ…。
何がこいつをこんな表情にさせてんだ。俺はこんなのは見たくねぇのに。

「おま、なんでそんn「はいはいはーい。そういや灯ちゃんに台本渡してなかったわよね?
これ、台本。灯ちゃんはこの役だからよろしくねー」

向かい側のソファーから身を乗り出してきたゴジラに、声が詰まった。
強引に空気を捻じ曲げた奴の手には、開かれた状態で台本が掴まれていて
書かれた文字はこっちへ向かって流れている。灯に読ませるためだろうな。
ライバル(女)――と書かれた部分を人差し指で2回突き、手に持つそれを灯へ渡す。
ゴジラから台本を受け取った灯はそれに目を通し、糞女から俺へと体を向けた。
意気込み…嫌でもそれを感じるまるで瞳孔に炎でも宿しているかのような瞳で、

「かるちゃん!ちょっと合わせてみよーよ」

そんな提案を俺にしてきた。

「はっ!?俺!?んなの何でやんなきゃ「あら、その台本”綾”って呼ぶ
とこ練習しといたほうがいいんじゃないの?」
 



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No.209 ユキ絵☆ 06/02 11:12:05  削除依頼

 
俺には発言をさせないつもりなのか。
ゴジラが声を被せてきて何故か頭を殴ってきた。丸めた自分の台本で。
きっと海咲の謎のピコハン程ではないと思うけど、
丁度壁に頭をぶつけて瘤を仕舞った箇所を殴られそれなりに痛くて。
じんわりとした痛みが広がり、頭を押さえながら視線で攻撃してやった。
気が強いあいつにはそんな細やかな反撃は全く通用しなかったけど。

「ほらっ!かるちゃん早く―!」

自分の望みどおりに事が進んでるからか、一層明るく笑ってみせた灯。
そんなに楽しそうにされたら。しょうがねぇな――と、なるのが
俺の悪い所であって良い所であって。この場合悪い方がメインだけど。
鞄から自分の台本を引っぱり出し、座っていたソファーの背にある
少し広くなってる場所に移って、ページを開く。
いきなり『アドリブ~いつもの喧嘩のように~』が目に入って台本を殺しそうになった。
ちょんちょん。と灯に背中を突かれ、視線を落とす。
って、やっぱり大分低い位置にあるな目が。糞女くらいが丁度良いな目線の高さは。

「ねぇねぇ。南ちゃんが言ってた通り"綾"って呼ぶとこ練習しない?」
「は。いや他のところにしようぜ。慣れるまで…幼馴染が転入してくる辺りとか」
「あたしに学校紹介とかして回るやつ?え。そこ台詞普通すぎる…」

普通すぎるとは。
練習とか言って本当は、俺の口から普通ではない台詞を聞いてやろう
…とか企んでるだけじゃねぇだろな。面白そう、とか思って。

「普通すぎる所も大切なシーンだろ。それがなきゃ繋がらないんじゃねぇのかよ」

台本を丸め、灯の頭を叩いてそれなりに真剣に叱ってやった。
いや、俺素人なのに偉そうか?だけど、言ってることは正しいはず。
まぁ、叩いたと言うか乗せたと言った方が良いくらいの力だったけど。
しかし頭の位置が低くてモグラたたきを連想するほどだった。
糞女だったら気分的にも叩きやすかったかも。あいつには叩くの慣れてるし。
叱られたことに腹を立てたか赤い顔をして頬を膨らます灯。
ただ、反論は何もしてこないのか不機嫌そうに暫く俯いているだけだった。
糞女だったら、きっと直ぐにわーわー文句言ってくるのにな…。

「そうだね!かるちゃんの言う通りだねっ、そこ練習しよっ♪」

この聞き分けの良さがどういうわけだか、不快に思えた。
 



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No.210 ユキ絵☆ 06/02 11:12:30  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_終わらなかったorz

終わらせなくてめっちゃ途中でごめんなさい○| ̄|_
30分までに約束があって(((;´д`)))途中書けたらまた投下させてくださいorz
それでは、本当申し訳ないです○| ̄|_



deleted

No.211  

削除されました 


deleted

No.212 ニックネームは削除されました 06/02 19:37:46  削除依頼

てれってれーん……はぅあ。
うおおおお、お休みしなくては←タヒ
なんか変化記事が上にあるのは削除依頼だしたんでスルー…します。
くっ…まさかこのスレにもマルチが来るとは……ちょっと首吊ってきま((

くぉ……何でまた熱がでるんだOTL
39度がまた出て来やがったので今日は寝ます……ひぁ、もうイヤだ(/_;)



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No.213 ユキ絵☆ 06/02 22:26:00  削除依頼

* 灰塚 輝 *(今朝の投稿残し続きですorz)

数分後海咲が部屋に戻ってきて、囁く程度に練習を続けた。

台詞を覚えるように回していく。灯が読んで俺が読んでを繰り返す。
灯の話によると、俺は「棒読み」とかそういうのはまだ気にしなくて良いみたいで、
取り合えず詰まらず読めるようになることだけに集中すれば良いんだとか。
さぼりすぎたか全然台詞を覚えてなく、その場で音読するのは結構難しかった。
頭に情報が入っていないものを、読むのと喋るのを同時に行うんだからな。
閊え閊え喋っていき、その度ひとつ前の句点から読み直しを食らう。
さすが有名モデルなだけあって舞台の応援にもしょっちゅう呼ばれていたという灯は
俺と比べて、ついさっき台本を渡されたにも関わらず、上手で。
途中に出てくる糞女の台詞まで全てを完璧に読み上げ、俺の番に回していた。

こいつの実力はこんなもんが全てなわけじゃないのは分かってるけど、
これだけでも、俺には十分9年間灯が頑張ってきたことが伝わって。
俺が鬱いでいた間も夢のために努力していたんだな――と思うと劣等感しか残らない。
同じ様に過ごしていた幼馴染に、途中から置いて行かれたような感覚。
読むのに詰まる度、どうしても卑屈になりそうになった。
だけどそんなことしてても時間の無駄だから、上手にできるよう練習した。
灯も、詰まることに責めることなんてせず丁寧に教えてくれて、順調に回っていった。

「blue roseへのご来店誠に有難う御座いました♪
blue roseは彼方様の幸せを日々願っております。」

練習に集中していたせいか、本来より遠い所から誰かの声が聞こえた気がして
台本に向けた顔をそっとあげた。灯も同じように、俺の視線の先に顔を向ける。

先にあるのは、先程俺の頭に瘤が出来た切っ掛けを作った露出度の高い女で。
俺と大して変わらない長身なわりに存在感はあまりないのか、全然気がつかなかった。
隣にいる灯が小声で「blue rose…?」と語尾を持ち上げ小首を傾げていた。
あの女のさっきの台詞からして"blue rose"とは何かの店の名前っぽくて、
そして、あの女はその"blue rose"とかいう店の店員か何かっぽいんだろうけど――
灯はきっと"blue rose"を知ってたんだろうな。まぁ、どうせ大した店じゃねぇだろ。
 



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No.214 ユキ絵☆ 06/02 22:26:17  削除依頼

 
って、とぅうぇっ!!!痛っ――

急に頭に衝撃――硬い"何か"が直撃した。その"何か"が鈍い音を立て足元に叩きつけられる。
痛みに蹲ると、足元に落ちたそれが視界に入り、摘み上げた。
小石…か?これは。俺が拾い上げたそれは、形的には普通の石みたいなんだけど
透明感の高い緑色で、普通に道を歩いてる分には見つからないような、
それを探しに行くのを目的で出かけなければ巡り合えない珍しい小石だった。

立ちあがると灯が心配そうに顔を除いてきたが、右手で払うとすんなりと引っ込んだ。

「あぁ、そうそうそこの赤茶のツンデレボウヤ。
彼方にもモルダバイトあげる。気付きの拡大……ファイト、ツンデレボウヤ☆」

"blue rose"とかいう店の店員らしき女は、軽い声で
俺のことを「ツンデレボウヤ」と呼ぶだけ呼んで、つまり喧嘩を売るだけ売って
以後俺と口を利くことはなかった。声を張り上げ怒りまくっても相手にしてもらえず。
そう考えると腹が立つだけだから、こっちが相手にしていないんだ。と考えることにした。

モルダバイト――ふと、店員らしきあの女がそんな言葉を言ったな、なんて思いだす。
この小石の名前だろうか…。聞いたことねぇ単語だけど。
最初は俺の頭を攻撃して憎たらしいと思ってたけど…ちょっと綺麗な小石だな。
帰ってからもう少し詳しく調べてみよう。もしかしたら、ちょっとしたお宝かも。
傷がつかないようにタオルに包んで、ポケットの奥底へ大切に仕舞っておいた。

「あ、のさ。もうそろそろみんな戻ってくるだろうし、
飲み物っ買ってくるね?」

突然そして久し振りに糞女の声が耳に届いて、何でか一瞬肩が上がった。
財布を持って俺の元――いや、俺の隣にいる灯の元へ小走りで近づいた糞女の表情は
未だ少し影が残っていたようだったけど…さっきよりは薄まっていた気がした。
理由は分かんねぇけど、取り合えず少し元に戻ってくれて良かった。
あ。いやまぁ別に戻らなくても良かったんだけど、空気重いのは嫌だからよ。

「とっもるちゃん。一緒に買いに行かない?」
「いいよっ一緒にいこっ!」

糞女に誘われてから数秒間を置いた灯が、小さく笑った気がした。
俺には何一つ話しかけることはせず、糞女は灯に手を引かれて部屋を出て行った。
何か俺に怒ってるんだろーか…。だとしたら、全く原因が分かんねぇんだけど…。
 



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No.215 ユキ絵☆ 06/02 22:26:50  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
2回目たっちです○| ̄|_

いやいや真面目に時間オーバーで2回も投稿申し訳ない○| ̄|_
ちょっと…追いつかせて…おきたくて…○| ̄|_(土にめり込む程土下座

紫凛さんお大事にです(`・ω・´)!!
マルチポストした人の体力を吸い取って風邪を撃退しましょう(`・ω´・ )←



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No.216 鈴音 06/02 23:59:13  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「「……」」

お互いなぜか無言のまま、エレベーターに乗り込み1階を目指す。
チーンとエレベーター独特の音が鳴ってドアが開く。
そっとドアを押さえて先に出るように促すと「ありがと!」とほほ笑まれて、あたしも軽く笑った。

自販機のコーナーについた、うん。着いたはいい。
でも、奪還屋のみんなの好きな飲み物あたししらない;;

「綾ちゃん。みんなの好きな飲み物しってるー??」

20㎝下のほうから上目づかいで可愛らしく首をかしげる灯ちゃん。
やっぱ…可愛い、な…。

「大体は…。まぁ後は適当に飲めそうなものを買ってけばいいかなって」
「そっか、そうだね」

お金を入れ、ボタンを押していく。
桜田は何となくブラックコーヒー。確か璃音は…レモンティーだったかな。
萩萎は緑茶…うん、お茶かな。柳は…何でもいっか。とりあえず炭酸でも買ってこ。
霧夜くんはカフェオレでいいかなー?あ麻衣の好きだった気がするし、
雛貴さんは…なんだろ?とりあえずコーヒーが無難かな。

ガコンッガコンッと落ちていく飲み物たちをせっせと下で灯ちゃんが拾ってくれている。
小さい手では持ちきれないようで床に置いていたものもあったが、まぁ平気だろう。

「はるはブラックで、みやはココア。あたしと南もコーヒーで
ひかr「かるちゃんはブラックだよね♪」

あたしの声を遮ったあげく、押そうとしたボタンを横から押された。

「ちなみにあたしはいちごミルクー♪」

と続けていちごミルクのボタンを押した。
ガコンッと落ちてきた飲み物を「よいしょ」とかがんで取る灯ちゃん。

やっぱり…何しても可愛いんだなぁ…

なんてボーっとしてるといつの間にか床にあったいろんな飲み物は近くのテーブルの上にのっていた。



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No.217 鈴音 06/03 00:00:27  削除依頼

「うわっ、ごめんね、灯ちゃん」
「いいのいいの、そのかわりさ、ちょっと話さない?話したいことあるんだよね」

そう言ってどこか真剣な目であたしをみる灯ちゃん。
その真剣な瞳を見ると目をそらしたくなった。
でも一瞬そらそうとした瞬間にローズクォーツの指輪が目に入る。
それを見るとすっと心が静まって、不思議と勇気がもらえる気がした。

そうだ、逃げちゃいけない…。

「いいよ、あたしもあったんだ。話したいこと」

すっと灯ちゃんに目を向けると灯ちゃんは一瞬目を見開いたが、
すぐにいつもの頬笑みに戻していちごミルクを一口飲む。
するとすっと息を吸い込み、また真剣な瞳をあたしに向けた。

「単刀直入に聞くよ?綾ちゃんて、かるちゃんのこと好きだよね?」

やっぱりきた。
妙に余裕な笑顔を向けながら灯ちゃんはあたしに言う。
その余裕な笑顔がなんだか癪に触ってあたしも余裕な風に装った。

「うん。灯ちゃんもでしょ?」

そう言うとあはっと困ったように笑った。

「やっぱり綾ちゃんにはばれてたかぁ…。まぁ綾ちゃんもばればれだったけどね」
「あっほんと?まぁよくあたしばれやすいからさ…」

今回の灯ちゃんの態度や表情を見ると、ひかるへの気持ちが手に取るように分かって
もしかして…あたしもこうだからばれやすいのかななんて思ってしまった。

「でも、かるちゃんて鈍感だよね…」
「あそこまで鈍感なのも逆にすごいわよね…」

やっぱりそこには灯ちゃんも苦労しているらしく意見が合った。
そりゃ、9年前…いやもっと前からずっと好きなんだもんね…。
あたしはまだたった2年だけど、でもいくらなんでも少しくらい気づいてくれてもいいのに…。

「まっそれでもやめないけどね」

さっきまでの穏やかな空気から一変、灯ちゃんとは思わせないような低い声が聞こえた。
一瞬言った意味がわからなくて「えっ?」と灯ちゃんを見る。

灯ちゃんは、不敵に強気に笑っていた…。

今までTomoruとしても見たことがないような笑みに一瞬ひるむ。
するとそれを狙っていたかのように灯ちゃんは話し始めた。



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No.218 鈴音 06/03 00:02:37  削除依頼

「あたしは、生まれたときからずっとかるちゃんと一緒で、物心つく前から
ずっとずっと好きだった。かるちゃん以外考えれなかった。
あたしの中で男の子=かるちゃんだったの」

ぎゅっと拳を作ってそれを胸に置いて話し始める灯ちゃん。
正直昔の話を聞くのはツライ…ツライ…
やめて?もう、話をしないで?そんなことを思ってしまう。
でも、聞かなきゃ。これからのために…聞かなきゃ。

「でも、かるちゃん鈍感だから気づかなくて、あたしとしてもこの”幼馴染”の関係を
壊すのはいやだった。あたしが告って(いって)関係が壊れて、一緒に遊べなくなる
そんな風にはしたくなかった。小学生の時のあたしは…すごく臆病だった。」

あぁ…もしかしたら、今のあたしは昔の灯ちゃんと一緒なのかもしれない。
今の”仕事仲間””ケンカ仲間”そんな関係が心地よくて、進みたいとは思うけど
でもこの関係が壊れたら、そう考えると嫌になって結局その関係に甘えてしまうんだ。

「そんな中でも、かるちゃん。結構モテたんだ。本人気付いてなかったけど…。
かるちゃんを狙う女の子も多くなって、邪魔されて、学校では近付けなかった。
今のあたしなら、そんな女の子たち蹴散らしてやれるのに…あの時は怖かった。
そんなとき、転機が訪れたんだ」
「お父さんの転勤でアメリカに行くことが決まった。
もともとアメリカでモデルをしたいって話してて、アメリカのショーの審査を受けに行ったら
見事通っちゃって、ずっとなりたいものだったから、かるちゃんと離れるのは
すごくさびしかったけど…でも、あたしは夢をかなえるためにアメリカに渡った」

あたしだったらどうだろう…。
小学生ながら、夢と好きな人すごく悩んだ灯ちゃん。
結局灯ちゃんは夢を選んだ。でもこうやってひかるとまた再会できてるんだ。

「9年間…長かった。長かったけどずっとかるちゃんの思いは忘れたことないよ。
小学生の恋なんて餓鬼のお遊びみたいなもん。そう言われることも多かったけど
あたしはそうは思わない。現にあたしはずっと好きなんだ。
生まれてから18年間、ずっとかるちゃんのこと好き。
だから、綾ちゃん。あなたとかるちゃんがどんな深い関係だろうと浅い関係だろうと
あたしは譲らない。かるちゃんはあたしがもらうから」



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No.219 鈴音 06/03 00:04:24  削除依頼

胸にあった拳を下ろし、ぎらぎら光る目であたしを見つめる灯ちゃん。
その思いの強さに圧倒された。というのが今の正直な心境。
あたしだって『ひかるが好き』この思いで負けるなんて考えたくない。
でも、あたしが勝てる?たった2年。あっちは18年。
ひかるとのつながりもどう考えたってあっちが深くて強い。
ひかるのことだってあっちのほうがきっと知ってる。

ねぇ、誰か教えて?
あたし…灯ちゃんに勝てる要素ある?

「それに…こんなこと言うのもあれだけど…さ。
負ける気しないんだ」

ぎらぎらした目を今までのような目に戻しふわっと笑った灯ちゃん。
確かに勝てる要素がないかもって思ったけど…。
そこまで自信…あるの?

「わ、るいけど…ひかるが好き…その思いで負ける気はしないよ?」

精一杯のあたしの主張。
一言だけだった、最初も噛んだ。
でも、自分の今思ってるすべてをその言葉にのせて伝えた。

それでも、あたしの言葉は、灯ちゃんが発する次の言葉にもろくも崩れ去っていったんだ。

「あたしだってそれは負ける気しないけど…でも一番重要なのは
かるちゃんにどう思われてるか…じゃない?」

そう言ってニコッと笑う灯ちゃん。
その笑顔と言葉に言い表せない何か絶望感のようなものが心のなかを支配した。

ひかるにどう思われてるか…

そんなの言われなくても、わかる。”嫌われてる”ってわかってる。
でも灯ちゃんは、悪気はないのだろうがにっこり笑って、たあたしをどん底へと突き落とす。

「だってね…あたしさっきかるちゃんに”糞女”なんてダメだよって言ったの。
ほら、綾ちゃんだって呼ばれたくないでしょ?どうせならさ、名前とか!
好きな男の子からは名前で呼ばれたいじゃん?それにそうじゃなきゃなんか
思い切って闘えないっていうかさっ!!」
「うん…」
「でも、”俺はあいつとそんな関係じゃない””あいつは敵だ”って…。
冗談で仲良くないんだね?なんて聞いても否定しなかったし…さ」
「……」
「あっあとね、台本の中で綾ちゃんの名前呼ぶとこあるじゃん?
台本渡された時そこ、練習しよって言ったのに無理に避けたし…。
あっあのね、別に綾ちゃんに諦めろって言ってるわけじゃないの!!
でも…不毛な片思いほど辛いものはないんだよ?」



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No.220 鈴音 06/03 00:06:22  削除依頼

灯ちゃんの言葉に目の前が真っ暗になった。
キ ラ ワ レ テ ル 
その事実を目の前から突き付けられたような気がした。

少しでも仲良くなれたって思ったあたしは間違いだった?
――そうだよ、間違い。だって灯ちゃんのほうが付き合い長いでしょう?

名前を呼ぶのが嫌なほどあたしのこと嫌い?
――そうだよ、嫌い。だから台本ですら呼びたくないんだ

あたしより灯ちゃんのほうがやっぱり安心する?
――そうだよ。だってあたしは”敵”だもの

ねぇ、もう頑張っても無駄なのですか?
――そうだよ、だって不毛な片思いじゃないか

少しでも期待を持とうとするポジティブなあたしと真っ暗闇に突き進もうとする
ネガティブなあたしが心の中で会話を繰り広げる。
当然、ポジティブなあたしは勝てるわけがなくどんどんどんどん、あたしの中は
ネガティブなあたしでいっぱいになっていく。

そっか…頑張っても無駄なんだ…。
だったらもう

ア キ ラ メ チ ャ オ ウ カ

「あっで、でもね、ほら恋って何が起こるかわかんないじゃん。
あたしもかるちゃんが好きで綾ちゃんもかるちゃん好きで、その気持ちは
一緒なんだからさ、こんなことライバルに言うのはおかしいかもしれないけど
頑張ろう!?かるちゃんに振り向いてもらえるように」

そう言ってにっこり笑顔で手を差し出す灯ちゃん。

灯ちゃん…あたしもうライバルなんかじゃないよ。
だって不毛な片思いに何を思っても無駄だよ、辛いだけだよ?
それを教えてくれたのは灯ちゃん。

ひかるのことはすごい好き、すごい大切。

だから、ごめん南…。
あたしが頑張ったらひかるは幸せになれない。
きっと灯ちゃんといたほうがひかるは幸せになれるから…。

でも、でもね。
やっぱり諦められないあたしがいるんだ。
だからさ、灯ちゃん。最後の悪あがきを許して?
この文化祭が終わるまではライバルで居させて?
あたしにも頑張らせて?

文化祭が終わったら…もうやめるから。
それまでは…



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No.221 鈴音 06/03 00:08:09  削除依頼

「そうだね、がんばろ」

あたしにもひかるを好きで居させてね。

そんな意味を込めて差し出された手をギュッと握った。
ニコッと笑った灯ちゃんはパッと手を離し、いちごミルクのパックを
捨てて持てる分の飲み物を持つ。

「さぁさ、長く話しすぎたねっ!!
早く行かないと、もうみんな終わってる頃だよww」
「そうだね…早くいこっか♪」

あたしも余った分の飲み物を持ってエレベーターに急いだ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいはいはーい(^0^)/
駄文な感じで毎度毎度申し訳ないです(汗

灯ちゃんのあの言葉の数々は、無意識に出たものではないですっ!!
計画的犯行です←おい
ユキ絵さんと話した結果、灯ちゃんは腹黒キャラだろうということに
たどりつき…このような感じになりましたがいかがだたでしょうか!?

そして、綾のほうですが…。
諦めなきゃいけないという思いが心のほとんどを占めてるのですが
好きだという感情はそれではどう隠すこともできず最後のあの心情
になりましたっ;;
うまく綾の心情をいつも表現できない;;
ほんと申し訳ないです(汗

ほんとはこの同時刻の南バージョンも書きたかったんですが
ちょっと無理っぽいので他の方々にお任せしますっ☆←

それでは久々のコメ返ですっ!!

ユキ絵☆さん≫結構厳しくてですねorz
スカート丈とか…一応それなりなんですけどもうちょっと短くしたいかな?とかw
バレー部はどうなんでしょ!?(おい
あんまりわかんないですねー;;でも野球部より厳しいのはバドが強いので
バド部とかは結構厳しいらしいっすねー;;
でもちょっとうらやましいですよー;;
あたしも普通に服着たいな…てか私服ねぇorzどうしよう…。
ちょっそれヤバっ;;いやですねー(泣
情報のほうが難しいって聞いたんですが絶対会計のほう難しいですよ(泣
もういややー><。



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No.222 鈴音 06/03 00:11:32  削除依頼

あたしは前からリレ小か小説以外であんまり使わなかったですねーw
プレゼントとかは応募したことなかったですねっ!!
わかります!!もう、リレ小と過去編しかいらない状態になってて(笑
でも、超書きたいっすよ!!アヤテルのデート(^p^)
夏祭り編は浴衣を期待しててください♪
そして髪をあげるっ!!まとめるのとポニーテールどちらが好み?←
でもひかるくん!萩萎ちゃん絶対浴衣にあうけどそっちに目が言ったら
綾が容赦しないんだからね(`・ω´・)
プール編となると水着ですねーww
やべぇやりたい♪すごい、いろんな話を書きたくなるww
どうしましょか??燕雀さんにあって不老の秘訣聞きますかっ!!!
あぁぁ;;ほんと漫画とか何かにしてこれを残したい!!ですよねっ♪
あぁぁ、何かいい案はないものか。。。

希影さん≫あっそれはあたしも一緒で(笑
最終回見逃しちゃったんですか!?それはちょっと悲しい(TдT)
その後の物語とかも出てますよねープロポーズ大作戦♪
ルーキーズはあれはやばすぎですからっ!!!
あたしも今週末友達と見に行く予定で!
パンフでも買おうかしら(おい
ドラマと漫画と(時にはアニメ)って全然違いますよねww
だからおお振りとか原作ほとんどそのまんまでちょっと感動したあたしがいます←
おお振りわかりますかね??もうあたし花井君好きで///←自重☆
そうなんですよねー;;しつこいって思われたらいやだから
そんなに言えなくて、でも言わないと持ってこなくて…みたいな
何言っちゃってるんすか!?希影さんこそ華の高校生であたしのほうが鼻の高校s(殴



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No.223 鈴音 06/03 00:11:46  削除依頼

ライバル出現なうえに綾のネガティブ加減ww
自分で書いてて萌える部分があるんですがどうしましょ(殴
魁くんって…実際のところ璃音さんのことどう考えてるのですか!?
ちょ、マジで綾・ひかるくんがペアになるときたら奪還屋は魁くん・璃音さんペアだろ
というあたしの勝手な妄想で(止めれ
ちなみに南ははるさんとくっついてほしいなという←黙れ
そうなんですかー;;生物…化学やると超簡単に思えてきてww
もうやだイオンとかorz
ヤバいですよねーww
あぁでもアメリカ行ってでっかいハンバーガーも食べてみたい
ってホント花より団子な女子高生ww
こんなんで大丈夫なんでしょうかあたしww

紫凛さん≫ちょっ熱っ!!大丈夫ですか!?
って大丈夫じゃないから小説投稿できないんすよね(;д;)
おぉぉぉぉだいじにしてくださぁぁぁぁいぃ
あぁなでてみたいですねwwてか人気ユニットの霧夜くんの頭を綾になでさせたいww
紬くんお酒弱い設定ですか!?おぉ同士←は
じゃあ璃音ちゃんの炭酸の介抱を魁くんがしている間、ちょっと紬くんお借りして
ひかるくんに嫉妬パーティーさせましょか\(^0^)/
お酒を飲んでべろんべろんな2人が絡みそれに対してものすっごい嫉妬するひかるくん←
超見てぇw萌える(∀)
しかもこれにトーガがいればなお良しっみたいなww
絶対後夜祭の後に打ち上げをやらせましょう!!
もう、見せると現行犯逮捕させられちゃうんでww
頑張ってぬり絵完成させるのでっ!!ほんと遅くなって済みませんorz
テスト期間の土日は部活OFFなのでその時にでもやります(勉強しろ
んじゃ台本もかえてもらわなきゃなーww
そこは紫凛さんにお任せな感じでよろしいですか!?
なんかアドリブ的な感じでビックリとか入れますか←
うちのほうはどんどん入れてく予定ですが(笑



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No.224 鈴音の携帯← 06/03 00:32:58  削除依頼

誤字発見ですm(_ _)m

× あ麻衣
○甘い

あ麻衣って誰や←
的な感じですね:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

あとよく2年って言う表現が使われてるんすが
それは出会ってから2年とカウントお願いします



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No.225 ユキ絵☆ 06/03 13:33:15  削除依頼

* 灰塚 輝 *

糞女のやつもしかして俺に何か怒ってんのか…。全然心当たりがねぇんだけど。
もし怒ってんだとしたら相当些細なことで怒ってるってことになるよな。
逆にこっちが怒りたくなるぜ。意味分かんなくずっとしょんぼりしてんだからよ…。

「何か糞女の様子変だったし、俺も自販機「あんたはここで待ってなさい」
「は?」

本日3回目。
ゴジラに遮られた。台本が実際ぐしゃっと音を立て俺の手により折れ曲がる。
そんな俺の様を見て口元に手をやり笑いを堪えている海咲を蹴り飛ばしたくなった。
どうしてこの状況で俺が馬鹿にされなくちゃならねんだよ。
どう考えても糞女のことを心配してやってる良い人じゃねぇかよ、違うか?
わざわざ自販機まで様子を見に行ってやるって言ってんのに邪魔するなんて
どういう神経してんのか理解不能だな。お前等糞女の友達なんじゃねぇのかよ。

「灯さんが一緒に行ったんだし、私も今輝さんは不必要だと思いますー」
「テメェ海咲!!人の"奉仕"を何だと思ってやがる!!」

海咲が腰掛ける向かい側ソファーに乱暴に座った。
そのまま踏ん反り返りテーブルの上に足を乗せ、組んだ。勿論靴ごと。
そして丸めた台本で目の前で厭味ったらしく笑う海咲をびしっと指してやった。
参ったか!心の中の俺が勝利の舞を踊りだすと同時に、
笑いの限界を迎えた海咲が吹き出す。ついでにゴジラもくすくすと笑いだした。

って!だから何故笑う!!今俺極まってだろ!?
『よっ!良く言った!お兄さん偉いっ!!』て感じだっただろうが!!

「言いたいことは何となく分かりますけど"奉仕"の使い方っ…おかしいですよっ?
輝さん日本語が怪しいのにそんなんでっ…台本なんてちゃんと読めるんですかっ?」

肩を震わせながら言ってきた海咲。顔が上げられなくなった。
 



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No.226 ユキ絵☆ 06/03 13:35:24  削除依頼

* 白畔 灯(しらくろ ともる)*

自販機を目指しエレベーターで1階へ向う間、綾ちゃんが口を開くことはなかった。
あたしも、何も言わなかった。でも、喋れないんじゃなくて喋らないだけで。
綾ちゃんは…どうなんだろう。もし…あのことに薄々感づいていたのなら、
そのことが気まずくてあたしと口を利けない…ってことも考えられれるけど。
エレベーターのドアを押さえながらあたしを先に降ろしてくれた綾ちゃんに
短く一言だけお礼を言って、微笑んでおいた。嫌われたくはないし。
だって一応、あたしのファンでいてくれてたらしいもんね。今はどうだか知らないけど。

綾ちゃんが見せた軽い笑顔の返事に言葉を返すことなく、先を行った。
先を行ったと言っても、自販機はエレベーターの殆ど目の前に設置されていて。

「綾ちゃん。みんなの好きな飲み物しってるー??」

着いてきた綾ちゃんを上目で見上げて、首をかしげた。
こうして綾ちゃんを見上げると…正直世界一のモデルにはなれても、
やっぱり身長高いのってあたしの憧れなんだなあ、なんて思ったりもする。
だってそもそも小さい頃、あたしは他の女の子より背が高くて
それで、かるちゃんが"絶対モデルになれる"って言ってくれたのが
あたしの夢がモデルになったきっかけだったんだもん。
それなのに後からちっとも伸びなくなっちゃうなんて、やっぱりずるいよ…。

「大体は…。まぁ後は適当に飲めそうなものを買ってけばいいかなって」
「そっか、そうだね」

綾ちゃんにも好きな飲み物を知らない人がいるらしく、曖昧に返された。
まぁ…その知らない人っていうのは多分奪還屋の皆とか、雛貴さんとかよね?
まさか、かるちゃ――いや、始末屋の皆の好みを知らないなんてことはないと思うし。

綾ちゃんがボタンを押して行き、あたしが受取口から飲み物を取り出す。
いや、ちょっと綾ちゃんボタン押すペース早いんじゃない…?
とか思ったけど…あたしが頑張れば良いことだからそれは言わないでおいた。
 



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No.227 ユキ絵☆ 06/03 13:36:31  削除依頼

 
音を立て次々と出てくる缶やペットボトルを忙しく拾っていく。
んー…。数が多くて全部はとても持ちきれないな。流石に女の子のは可哀想だから
魁とか柳とか言う男等の分床置いちゃお。大丈夫だよね、どうせばれないもん。
あ。でもまだかるちゃん達の飲み物出てくるんだった。それは手で持ちたいし…
良いや、萩萎とかいう子の分も床で。霧夜くんのカフェオレも地面で良いよね。

「はるはブラックで、みやはココア。あたしと南もコーヒーで
ひかr「かるちゃんはブラックだよね♪」

かるちゃんの分だけはどうしても綾ちゃんに買わせたくなくて、
横から割り込んでブラックコーヒーのボタンを押した。綾ちゃんに押される前にと
慌てて立ち上がったから…手に持ってた璃音ちゃんの飲み物を落としてしまった。
衝撃でちょっと容器汚れちゃったけど…かるちゃんの分を買われるよりマシだよね。
だってすっごい危なかったもん…もうちょっとで綾ちゃんに買わせる所だったし。

「ちなみにあたしはいちごミルクー♪」

丁度立ち上がったところで、自分の分の飲み物のボタンを押しておいた。
えっと。お金は…どうすれば良いんだろ。まぁ、後で払えば良いんだよね…。
出てきた缶を取り出そうと屈んだ時に、よいしょ、とつい口に出してしまって
綾ちゃんに聞かれてないか恥ずかしく思った。だって…何かおばさんくさいし。
でも幸い、その時綾ちゃんは上の空だったみたいで。何故かは分かんないけど。

「うわっ、ごめんね、灯ちゃん」

あたしが全部の飲み物を休憩用のテーブルに移し終えた時に、
やっと焦りながらそんなことを吐き始めて。一体…何、考えてたんだろうね。

「いいのいいの、そのかわりさ、ちょっと話さない?話したいことあるんだよね」

あたしが真剣に言ってやると、綾ちゃんは一度だけ視線を右下にやった。
それを見逃さなかったあたしだからこそその後の綾ちゃんの言葉に驚かされた。

「いいよ、あたしもあったんだ。話したいこと」

話したいことがあった。そう言った綾ちゃんの目は――いや、腹は据わっていて。
正面を向く瞳にはあたしの姿がしっかりと映っているのが見えた。気がした。

やっぱり、綾ちゃんはあのことに気づいている。
 



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No.228 ユキ絵☆ 06/03 13:36:43  削除依頼

 
飲みかけのいちごミルクを含んで、口元を上げた。
綾ちゃんが気づいているなら、あたしの方だって話しやすい。

「単刀直入に聞くよ?綾ちゃんて、かるちゃんのこと好きだよね?」

綾ちゃんが頷いたならば穏やかではいられない。それを悠然と尋ねてみせると
今のあたしの表情を映したかのように綾ちゃんが自信を見せてくれた。余裕に笑って。
そういうことなら、あたしだって何の遠慮もしないけど。
まぁ、そういうことじゃなくても…このことに関しては引く気なんてないけどね。

「うん。灯ちゃんもでしょ?」
「やっぱり綾ちゃんにはばれてたかぁ…。まぁ綾ちゃんもばればれだったけどね」
「あっほんと?まぁよくあたしばれやすいからさ…」

テーブルとセットになっている椅子を引いて座った。
床が滑らかなせいか、音は鳴らなかった。綾ちゃんも同じタイミングで腰掛ける。
そうして見るとあたしと綾ちゃんはやっぱりどこか似ている気がしてきて。
ばれやすい。あたしもよく他人にそう言われるしそれの苦労だって知ってる。
でも、それを上回る苦労が一つ綾ちゃんもあるはずだよね…?

「でも、かるちゃんて鈍感だよね…」
「あそこまで鈍感なのも逆にすごいわよね…」

中央に飲み物を並べたテーブルの丁度端の前に座っていた綾ちゃんは
テーブルに頬杖をついてから、溜息交じりに同意した。
他人に「ばれやすい」と言われるあたし達でも、本人には気づいてもらえない。
綾ちゃんがかるちゃんを好きになってどれくらい経つのか知らないけど…
あたしは18年経ってる。生きてる全てが、かるちゃんを好きな時期なんだもん。
確かに9歳から今日までは顔合わせてなかったから無理もないけど…
それにしても、9歳までは気づいてもらえるチャンスだってたくさんあったのに。
こんなに好きなのに一切気づいてくれないかるちゃんにはやり切れないけど――

「まっそれでもやめないけどね」

大好きだから。
 



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No.229 ユキ絵☆ 06/03 13:37:16  削除依頼

 
あたしが、何も隠さず本当の自分で本当の気持ちを言うと、それだけで
綾ちゃんはたじろいじゃったのか強張らせた顔をあたしに見せてくるだけだった。
可愛くいられるわけないじゃない。ファンの前だからってTomoruでなんかいられない。
かるちゃんが欲しい。そう思ってる女の子があたしの目の前にいるんだから。
まぁ…ずっとTomoruとしてあたしを見てきた綾ちゃんが怯むのが分かってたから
ちょっと強く言ってやったってのも、本当なんだけどね…。

「あたしは、生まれたときからずっとかるちゃんと一緒で、物心つく前から
ずっとずっと好きだった。かるちゃん以外考えれなかった。
あたしの中で男の子=かるちゃんだったの」

昔のことを思い出すのは辛いこともあるけど、その辛いことだって
あたしとかるちゃんの大切な繋がりの一つだから。綾ちゃんにも分かってほしい。
作った拳を胸に押し当て、俯く。重力に逆らえない耳の横の髪がするりと頬を通った。
休憩スペースであるこの場所だから、沢山の社員が自販機に立ち寄りにくる。
だけど誰かに聞かれたら恥ずかしい話だって、綾ちゃんには言う必要があるから。

「でも、かるちゃん鈍感だから気づかなくて、あたしとしてもこの”幼馴染”の関係を
壊すのはいやだった。あたしが告って(いって)関係が壊れて、一緒に遊べなくなる
そんな風にはしたくなかった。小学生の時のあたしは…すごく臆病だった。」

言ってしまったら、終わってしまう気がして。

まだ小学1年生だったのに明恵おばさんが亡くなって――
お母さんの分もって、一生懸命たるちゃんを可愛がってあげてたかるちゃんに
何にもしてやることのできないあたしが簡単に「好き」だなんて言えるはずなくて。
でも。幼馴染であることで、あたしと遊んでる間は普通の子供であってほしかったから。
あたし自身、今まで通り何があってもかるちゃんとずっと一緒にいたかったから。

「そんな中でも、かるちゃん。結構モテたんだ。本人気付いてなかったけど…。
かるちゃんを狙う女の子も多くなって、邪魔されて、学校では近付けなかった。
今のあたしなら、そんな女の子たち蹴散らしてやれるのに…あの時は怖かった。
そんなとき、転機が訪れたんだ」

――灯なら、絶対モデルになれるって!
 



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No.230 ユキ絵☆ 06/03 13:37:28  削除依頼

 
「お父さんの転勤でアメリカに行くことが決まった。
もともとアメリカでモデルをしたいって話してて、アメリカのショーの審査を受けに行ったら
見事通っちゃって、ずっとなりたいものだったから、かるちゃんと離れるのは
すごくさびしかったけど…でも、あたしは夢をかなえるためにアメリカに渡った」

確かに両親に勧められたのもあったけど、最後はあたしの意思で。
それにアメリカに行った後も何とかしてかるちゃんと連絡取れば寂しくない――
そう思ってたけど…母親が自殺したかるちゃんの家を両親は蔑みの目で見て
やっと離したあたしとかるちゃんを繋ぎ止めるようなことはさせなかった。
小学生の恋なんて直ぐに忘れちゃうんだから――お母さんにはそう言われたけど
あたしはこうして9年間何の連絡をせずともかるちゃんを忘れず想い続けている。

だから、あたしは

「9年間…長かった。長かったけどずっとかるちゃんの思いは忘れたことないよ。
小学生の恋なんて餓鬼のお遊びみたいなもん。そう言われることも多かったけど
あたしはそうは思わない。現にあたしはずっと好きなんだ。
生まれてから18年間、ずっとかるちゃんのこと好き。
だから、綾ちゃん。あなたとかるちゃんがどんな深い関係だろうと浅い関係だろうと
あたしは譲らない。かるちゃんはあたしがもらうから」

絶対にあたし以外の子なんて、かるちゃんに近寄らせない。

胸に当てた拳を解くと、自然と腕からも力が抜けた。
云ってやった。床に向かって落ちる腕を見て溢れかえる高揚した気分に浸る。
あたしが切り出した頃より明らかに綾ちゃんは顔色無しといったところで。
他にもまだまだ、あたしの中にかるちゃんに対する想いは満ちてるって言うのに
たったこれだけのことを言われただけで怖気づいちゃう綾ちゃんが少し残念で
同時に、絶対この子にだったら勝てる。そんな確信を抱いた。

「それに…こんなこと言うのもあれだけど…さ。
負ける気しないんだ」
 



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No.231 ユキ絵☆ 06/03 13:37:49  削除依頼

 
「わ、るいけど…ひかるが好き…その思いで負ける気はしないよ?」

あたしに怯んでるような浅い気持ちでかるちゃんが好きとか言うな!
…って、本当はそうやって綾ちゃんに怒ろうとしたけど、張っていた気を抜いた。
噛みながら震えながら絞った綾ちゃんの言葉には確かな意思が込められていたから。
綾ちゃんの「かるちゃんが好き」…あたしにもちゃんと伝わってきたからね。

だけどね、綾ちゃん。残念だけどあんた嫌われてるよ。

「あたしだってそれは負ける気しないけど…でも一番重要なのは
かるちゃんにどう思われてるか…じゃない?」

軽く折り曲げた人差し指を唇に触れさせて、自身にTomoruの笑顔を塗った。
あたしが全部教えてやる。かるちゃんの綾ちゃんに対する気持ち。
勿論、あたしのためにも。そして、かるちゃんのためにも綾ちゃんに言わなきゃ。
だって、綾ちゃんが近くにいる時かるちゃん、うざいって思ってるんだもん。
うざい子がいっつもへばりついてるなんて迷惑だし…かるちゃんが可哀想だよ。

「だってね…あたしさっきかるちゃんに”糞女”なんてダメだよって言ったの。
ほら、綾ちゃんだって呼ばれたくないでしょ?どうせならさ、名前とか!
好きな男の子からは名前で呼ばれたいじゃん?それにそうじゃなきゃなんか
思い切って闘えないっていうかさっ!!」
「うん…」
「でも、”俺はあいつとそんな関係じゃない””あいつは敵だ”って…。
冗談で仲良くないんだね?なんて聞いても否定しなかったし…さ」
「……」
「あっあとね、台本の中で綾ちゃんの名前呼ぶとこあるじゃん?
台本渡された時そこ、練習しよって言ったのに無理に避けたし…。
あっあのね、別に綾ちゃんに諦めろって言ってるわけじゃないの!!
でも…不毛な片思いほど辛いものはないんだよ?」

まぁ…あたしは不毛な片思いなんてしたことないから、知らないけどねっ!
 



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No.232 ユキ絵☆ 06/03 13:38:02  削除依頼

 
誰がどう見ても精神的ショックを受けた綾ちゃんを見てほくそ笑む。
どうしてあたしこんな意地悪になっちゃうのか分からないけど、
綾ちゃんとかるちゃんの距離が大きく開いたと思うと嬉しくて堪らなくなった。
放心してる綾ちゃんを横目にぺろっと舌先を出す。ちょっと言い過ぎたかな?
ずっと話してて喉乾いたし、いちごミルクを一口。うんっ、おいしい♪

「あっで、でもね、ほら恋って何が起こるかわかんないじゃん。
あたしもかるちゃんが好きで綾ちゃんもかるちゃん好きで、その気持ちは
一緒なんだからさ、こんなことライバルに言うのはおかしいかもしれないけど
頑張ろう!?かるちゃんに振り向いてもらえるように」

何時までも虚脱状態になられちゃってもあたしが困っちゃうから
にこっと何時も振り撒いてる笑顔を浮かべて右手をそっと伸ばした。
まぁ綾ちゃんが振り向いてもらえるなんてことはまずないだろうけど…。
だけど、恋は諦めた子が負けるっていう条件は綾ちゃんも同じだと思うし。
いつか綾ちゃんが他の男の子を好きになった時にはあたしも応援したいから
そういう意味も込めて、あたしはこの手を綾ちゃんに差し出した。

「そうだね、がんばろ」

ほんの僅かの間だけど、私の手を掴んだ綾ちゃんの手は氷みたいに冷たくて。
なんでだろ、なんて思ったけどそんな気にならないし訊かないことにした。
飲み終わったいちごミルクのパックを自販機の隣のゴミ箱へひょいと投げる。
あ!ふふっ、ラッキー!丁度ゴミ箱に上手く入った!
テーブルに乗る飲み物のうち6本を抱えて、残りは綾ちゃんに持ってもらった。

「さぁさ、長く話しすぎたねっ!!
早く行かないと、もうみんな終わってる頃だよww」
「そうだね…早くいこっか♪」

あたしはまた、一人俯きながら静かに笑った。
エレベーターへ向かう前にあたしに見せた綾ちゃんの笑顔が、ぎこちなくて。
 



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No.233 ユキ絵☆ 06/03 13:38:47  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´‐ω‐`)もう空飛ぶ←

♪~ チョッ、待って もうひとり お忘れじゃないですか?
狼娘 参上! お☆ま☆た☆せ(あ、なになになにごめんごめん) ~♪←
と、頭の中にウエスタンショーがループした私が通りますよ(´^o^);:*:;

えっと、まず、ごめんなさい><、
こんなに時間オーバーになってしまっていまして><、、

輝視点の意味の分からなさそして意味のなさは突っ込まないでください(ちょw
そして調子乗って灯ちゃん視点とか書いてみちゃってごめんなさい○| ̄|_
いつにも増して超ハイパー糞カス駄文になってしもた○| ̄|_OTLorz
でも昨日の鈴音さんの投稿で…綾ちゃんとのお話を見て…
うおおおおおおおおどうしても書きたくなったんだおおおおおお><<<、←
そしてその結果灯ちゃん(私の趣味で)超絶性格悪い子になってしまいまして…

ふぅおおおおおおおお、許してください神様仏様○| ̄|_(土下座×10000000000
 



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No.234 ニックネームは削除されました 06/03 19:24:58  削除依頼

*海咲 璃音*

…黒地の反物に紫で蝶の絵柄が刻み込まれた自分の浴衣を何故か思い出す。
暫く考えるとそれは暇な時自分で作ったものだと言う事が判明して。

…夏祭り、あの小さな湖で花火見ると見事に鏡花水月と言う言葉が似合って。

――不意にドアが開き両手いっぱいに色んな飲料を抱える灯さんと綾の姿。
私はそっと立ち上がり六本の飲み物を抱える灯さんの手伝いをしてやる。
すると灯さんは私に似た嘘っぽい笑みでありがとうと微笑む。

≪不毛な片思い、ねぇ………そんな言葉盗み聞いて来たの?リバース≫
頭の中でそう精霊に呼びかける。……腹黒いんだねぇ、灯さんは。

≪仕方ないでしょう、彼方様が途中で観察して来いと仰るから≫
リバースが苦笑した様な、困ったような声を出す。
それを私は無視と言う名の正当防衛でスルーした。

「はいっ、璃音ちゃんどうぞ。」
不意に頬にペットボトルをくっ付けられる。
冷たい感覚に短く「ん、」と声を出した後営業スマイルでありがとうと
此方も微笑んでやる。……苦手、だ。

「どう、綾。雅から貰ったパワーストーンは使えた?」
丁度綾が魁に珈琲を渡そうと前を通り過ぎたので小さな声でそう囁いてやる。

「え…うん、まあね」
綾は唯、そう言って苦笑するだけ。
きっと南も何があったのかは大抵理解してるのだろう。

すると後ろから紬が私の首に手を回した。
「そうだそうだ、学園で宿題出てたんだけどさ、教えてー」
何処からともなく、四葉のマークが入ったアップルグリーンのノートが
差し出された。…そうやら英語らしく。

「あ、英語だったらあたしアメリカ行たから分かるよ?」
あらこの人意外に誰にでも良い顔しやがるのね、邪魔だわ←mt
得意げに紬の手からノートを奪う。

ごめん、四ツ若葉学園ってね。
――――――世界で二番目にレベル高いんだよ。

ノートを見て引きつる笑みを浮かべる灯さんからごめんなさいねと言って
ノートを奪い返すと紬のシャーペンを借りて南に小さなテーブルを用意して貰う。

向かい合うように座り、シャーペンを走らせる。
暫くして気がつけば額がぶつかっていて。
――ああ、"楽園"に居た時とそっくりだ。



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No.235 ニックネームは削除されました 06/03 19:25:52  削除依頼

「あ、じゃあこれか?」
「いや、それじゃあここと文章繋がらなくなるでしょーに。」

紬が指で指した所にツッコミを入れ、笑う。
正しい文章をその下にさらさら書き込み、大事な所はラインを引いてやる。

「思ったんだけどさ、霧夜君と璃音ってどんな関係なの?」
不意に綾がそう言ってくるからシャーペンを動かす手を止め

「幼馴染」と言ってやる。そして紬が莫大な問題発言。
「コイツ小さい頃独りで仕事行っちゃってさ、一時期罰ゲームで
一週間だか一ヶ月だか俺n「………紬、また"あの場所"にぶち込むわよ」

俺の彼女してたんだ、と言おうとしたのだろうか。
流石に恥ずかしいので真っ黒い笑みでピコハンをチラつかせる。
すると紬がにっかり満面の笑みで笑って
「ごめんな、えーと……綾?また後で話すから♪」
紬って格好良いけど、可愛いわよねぇ。

―――不意に。
「ああ、そう言えばあたし紬クンと璃音ちゃんの小さい頃の写真もってるわ♪」
「ちょ、雅の姉貴!!それは流石に無理っす、無理無理!!」
にやりと笑う雅をすかさず止めに入る紬。

「雅、んな事したら本気で―――ってちょっとぉおおお!!」
ふと其方に目をやると綾の腕を引っ張って二人端っこで写真らしき物を
見つめている。…あれはきっと紬の部屋で二人で爆睡してた写真だ。

「璃音……可愛いー。」
ほけーっとしながら綾。
すんません、何処が←

紬が急いで雅から写真を奪い取り、私に突き付ける。
私はその写真を持って誰にも見られない様に壁にもたれた。

パッチワークロングワンピ(翠)を身に纏い
胸元まであった髪を流して手を顔の近くに置いて寝ている私。
そして黒いストライプTシャツに黒いダメージパンツをはいて
昔からしているバンダナを腰に括りつけ同じ様に顔の近くに手を運んでいる紬。
そう、二人で手を繋ぎながら静かに寝ていた時雅に盗撮された写真だ。
雅と雛貴はグルか、同じ趣味ですか、盗撮趣味ですか←
そしてこれは確か……六つの時の写真だ。



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No.236 ニックネームは削除されました 06/03 19:51:16  削除依頼

「ああそうね、これは確かに私達が六つの頃、
確か氷雨達の所に来てから一週間くらいたった頃の写真ね。
――で疑問なのは何で雅が今この写真持ってんのよ!!」

何処からともなくハリセンを取り出し、何となく柳に叩きつけた。
すると先程の様に輝さんがハリセンを凝視してきたので
輝さんの頭をたたきつけた後にそれを押しやる。
…それ、ピコハンより痛いんだよね←おい

「ん?だって昔も可愛かったんだもの。昔は人懐こくて正直だったわよーw」
綾が疑いの目を此方に向ける。
私は乱暴にポケットの中に写真をぶち込む。

「…もう良いわ、こうなったら"あの人達"ん所駆け込んでやるッ!!」
ビシッと雅を指差しそう言う。
……どこにいるか、分からないけど。

突然手を叩く様な乾いた音が耳に入り、全員が静まる。
灯さんだ。つまらなさそうに手をパンパン叩いているのは。

「ね、皆集まってるだし折角だから台本見ながらそれぞれ練習しない?」

「んー…じゃあ台本のセリフ覚えた人、挙手」
南がそう言って手を挙げて見せる。一日目に覚えましたけど←
そう思いつつ手をあげる。
―――と異変に気がつき後ろにいる紬を見つめる。

「ああ、急遽紬君にも入って貰う事にしたわ。設定は璃音の幼馴染で桜田君の
ライバルって事だから。多分台本は覚えたんでしょ?ドラマにも出てるし」

南がそう私に説明してくれる。
…そうだ、そう言えばドラマに出てたな。

そんな事で紬とへらへら笑い合っていると、何故か灯さんの視線が
冷たく刺さっている気がした。…如何でも良いけど。

―――――――――――――――――――――――――――――
全然復活して無い件について←乙
雛貴空気、雅大活躍と言う((



deleted

No.237 ニックネームは削除されました 06/03 19:53:36  削除依頼

ユキ絵さん⇒
あら、璃音は多分スタイルは普通ですけど果てしなく細いので美味しくないですよw
どんだけお婆様達醜いんだwなんかいつか寝て何時間に血気すわれそうで怖いなw
ああ、あの何か繊維見たいな奴ですかね、私アレ引っ張って友達の
最高傑作ぼろ糞にしちゃってww泣きじゃくってる友達を尻目に逃げました←おい評価付けてくれないって○| ̄|_あなたへの評価は1ですって言いたくなる←
えええ、それ×だと凄いショックそうだw私の場合はABC評価でしたー。
×ってすごいその先生がツンデレに思えてきたのは私だけ?←人類で貴様だけだ
はい、多分煮物ですwでも私肉じゃがの方が好き、一番簡単でw
鮮度が落ちに落ち切った何とも言えぬ歯ごたえを持つ売れないマグロですね←
だってその先生本当に禿げててwその先生の机にもハゲハゲ単語が書いてあってw
だって私がこっそり部屋から出て言った数秒後に二階から姉の部屋がある
三階に上がってきてwしかも無表情でww怖いの何のw
わ、それ凄い可哀想だ><←
そういや妹が何か凄い摩訶不思議な絵を描いていたのを疑問に思っていたけれど
昨日美術部だったからと言う事が判明\(^o^)/
気が向いたら奪還屋と始末屋の子達書いてくれるらしいですよ←おい

鈴音さん⇒
今回紬君を綾ちゃんに微笑みかけてみてみr((殴
あ、でもきっと綾ちゃんレベル程じゃないと思いますww
よし、その方向で行きましょうw
トーガくんktkrwwwww滅茶苦茶wktkだww
そう言えば夏祭りイベントの後は並べて二人で福引⇒プールネタ
入ります?……と言うより綾ちゃんが藍色に蛍の模様がある浴衣を着せてみたいw
璃音は頭の瞳が派手なので紫と黒で地味に仕上げます←
そして髪あげて横でお団子にするかシャギぽくするか…うーん。
水着は綾ちゃん黒ビキニだよね絶対w



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No.238 ニックネームは削除されました 06/03 19:54:16  削除依頼

璃音はやっぱり白いビキニだろ…って傷はスカーフで隠すとして((乙
黒ビキニにサイドアップしてほしいよ綾ちゃんに、ぐへへへへ(mt
そうだな、白い透けたスカーフを肩にかけてもう一枚純白の長いスカーフ
腰に巻いて右足膝まで隠すか。…書けないけど←
わーい、楽しみに待ってますねwww
あ、アドリブは得意ですけど紬がちょっと苦手なんで
組み替えた台本を渡したって話で今進めてまs(文章意味不明乙
私も一応入れてくつもりってキスシーンどうしますかねww

そして何となく紅澪さんペタム。
…過去編では鈴ちゃんたち省こうっと←えええええ



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No.239 鈴音 06/04 00:06:35  削除依頼

*一ノ宮 綾*

ドアを開けるとそこにはさほど変わってないみんなの姿で(そりゃそうだ
ただ、ひかるが無償に不機嫌そうだった。
話しかけようとするが、灯ちゃんが先に飲み物を持ってひかるに
近づいたのをみてすぐさまひかるから方向転換し、南たちほうに飲み物を持っていく。

あっ、雛貴さんの買ってない…。←おい
あたしのあげればいいかなぁ?

「はい、これ、南と雛貴さんと雅さんの分。みんなコーヒーだったけど
よかったですか?」
「全然大丈夫よ♪ありがと綾ちゃん」

そう言ってにっこり微笑む雛貴さん。雅さんもニコッと頷いてくれた。
すると南は飲み物を開けてコクっと一口。
そのあとあたしに向かって心配そうな目を向けてくる。

ごめんね南。あたし、この文化祭が終わったらひかるのこと諦めるよ…。
ただ、それまでは自分なりに頑張るから…応援してね…。

「だいじょぶだよ、南」
「…なにかあったら、すぐ言うのよ?」
「わかってる^^」

この依頼を通して発見――南はほんとに友達思い♪

南にニコッとほほ笑むとどこか腑に落ちない様子だったが微笑み返してくれた。
それからあとのこっている飲み物を持って他の人たちのところに向かう。

このコーヒーは…桜田かな?
ソファに台本を読みながら座っている桜田の前にコーヒーをおこうと
璃音の前を通り過ぎる瞬間小さな璃音の声が聞こえた。

「どう、綾。雅から貰ったパワーストーンは使えた?」

ふっと振り返るといつもの微笑みを浮かべてこっちを見る璃音。

「え…うん、まあね」

そう言って苦く笑う。
うまく…使えたのだろうか?
でも、ひかるの気持ちをなくさなくなったのはこのストーンのおかげだから…。

未だ、自分に自信は持てない。
持てないけど…”キライ”ならもう失うものはないから…
あとは”スキ”になってもらうだけ…。

そう考えるとちょっと楽になった。
でも…ひかるはあたしのこと”スキ”になってくれる可能性あるのかな?

なんて考えてると璃音の後ろから霧夜くん――紬くんが顔を出して
璃音の首に手を回す。



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No.240 鈴音 06/04 00:09:50  削除依頼

「そうだそうだ、学園で宿題出てたんだけどさ、教えてー」
「あ、英語だったらあたしアメリカ行たから分かるよ?」

紬くんの問いかけに璃音ではなく灯ちゃんが答えて紬くんからノートを奪った。
でも…アメリカ本場の英語と教科書の英語って若干違うよね…。

なんて思ってるとノートを開いた瞬間に灯ちゃんはひきつり笑顔になる。
その横からごめんなさいねと言って璃音がノートを奪うと南が用意した
テーブルにノートを置いてシャーペンを走らせた。

2人が向かい合うように座り、同じノートを見ているからかその距離は
どんどん縮まっていって、最終的に額がぶつかっていた。

ふと桜田を見ると力をこめて台本を握ったのか台本がぐしゃっとつぶれていて…。
まさか…ね。なんてことを思ってしまった。
でも、桜田…自覚してなさそー;;
てかその思いが何なのかすら気づいてなさそう。

あっ、台本ぐしゃぐしゃなのビックリしてる←

「あ、じゃあこれか?」
「いや、それじゃあここと文章繋がらなくなるでしょーに。」

2人の隙間から見える英語の問題。
そっと見ると「あっこれわかる」なんて思う場所があって…
ちょっとやってみたいななんて思ってしまった←

あれ?てかそう言えば…この2人って…

「思ったんだけどさ、霧夜君と璃音ってどんな関係なの?」
「幼馴染」

シャーペンを置いて一言だけそう言った璃音。
いや、それにはあたしもそっすか;;としか言いようがなく(笑

なんて思ってると紬くんが後から言葉をつづけた。

「コイツ小さい頃独りで仕事行っちゃってさ、一時期罰ゲームで
一週間だか一ヶ月だか俺n「………紬、また"あの場所"にぶち込むわよ」

続けようとした紬くんの言葉を遮って久々?に璃音の黒い笑みが浮かぶ。
なにか…ばれたくないようなことでもあったのだろうか?

すると璃音から視線を外した紬くんはあたしをみて
「ごめんな、えーと……綾?また後で話すから♪」とニパッと笑う。
芸能人”霧夜くん”とはまた違った紬くんの笑みにノックアウトされかけた
あたしがそこにいた←

「ああ、そう言えばあたし紬クンと璃音ちゃんの小さい頃の写真もってるわ♪」
「ちょ、雅の姉貴!!それは流石に無理っす、無理無理!!」

不意ににやりと笑って言った雅さんの一言に紬くんは慌てる。
えっなにそれ!?すっごいみたいっ!!



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No.241 鈴音 06/04 00:10:41  削除依頼

今まで紬くんの笑顔にノックアウト寸前だったあたしもにょきっと起き上がり
雅さんのほうに視線を向ける。
するとばっちし雅さんと目があった。

「雅、んな事したら本気で―――ってちょっとぉおおお!!」

璃音の言葉を無視してあたしを端っこに連れて行き写真をはいっと笑顔で渡される。
2人で見れるように真ん中のほうに置いてみる。

そこには同じような格好で手をつなぎながら無邪気に眠る2人の姿。
「璃音……可愛いー。」
一家に一台欲しいなぁ…。

心の中で思ってたことまで口に出ていてまじまじと写真を見つめようとした
その時、紬くんはバッと写真を奪い取って璃音に持っていった。
そして璃音はそれを誰にも見られないようにして壁にもたれかかる。
ちぇっ…もっと見たかったのに・・・。

「ああそうね、これは確かに私達が六つの頃、
確か氷雨達の所に来てから一週間くらいたった頃の写真ね。
――で疑問なのは何で雅が今この写真持ってんのよ!!」

何が不満のかわからないが雅さんではなくハリセンと柳にたたきつける璃音。
あらー…柳かわいそうに…
もう○| ̄|_な状態になってるし…。

「ん?だって昔も可愛かったんだもの。昔は人懐こくて正直だったわよーw」

えー…嘘だー…
人懐っこくて正直?
今じゃ黒くて周りに本性見せない人なのに?
なんて目で璃音を見つめると璃音は乱暴に写真をポケットにぶち込んだ。

「…もう良いわ、こうなったら"あの人達"ん所駆け込んでやるッ!!」

そう言って雅さんを指さす、それに雅さんはまた余裕そうに笑っていた。
”あの人たち”って誰だろう??

なんて疑問に思ってると突然パンパンと乾いた音が聞こえた。
そちらのほうを見るとそこにはつまらなそうにしている灯ちゃん。
あれ?ひかると喋ってたんじゃないの?

「ね、皆集まってるだし折角だから台本見ながらそれぞれ練習しない?」

「んー…じゃあ台本のセリフ覚えた人、挙手」

南がそう言って手を挙げたのは…あたしと璃音と灯ちゃん。
萩萎とか柳とかはるとみやも出ないもんね…2日目;;
てか見事に男性陣(と言っても2人)全滅ですか;;



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No.242 鈴音 06/04 00:12:41  削除依頼

「ああ、急遽紬君にも入って貰う事にしたわ。設定は璃音の幼馴染で桜田君の
ライバルって事だから。多分台本は覚えたんでしょ?ドラマにも出てるし」

そうだ、たしか『リバースラブ』とかいう結構人気のドラマ。
実はあたしも見てたり←おい

「まぁ、一応サブ役ですからこれくらいなら何とか覚えられましたよー」

そう言ってにこにこ笑う紬くんを信じられないというような目で見る男性陣。

「やっぱり違うわねー…。んでそこの2人、文化祭まであと4日。2日目まではあと5日。
この5日間で棒読みじゃなくちゃんと感情入れて読んでもらいますからねっ!!」

そう言った南の目は恐ろしいほど燃えていて…。
うん、恐い。

「ちなみに先生役とかほかの生徒とかの役はエキストラとして中学校の演劇部の人が
やってくれるらしいからー。1人例外がいるけど…」

最後にぼそっと言った言葉。
それが聞こえなくて聞き返そうとしたとき、灯ちゃんがとんでもないことを言い出した。

「ねぇ、南ちゃん。あたしライバル役じゃなくて主役やりたい」
「「「へ?(は?)」」」

何人かの声とあたしの声が混ざってキョトンとした目で灯ちゃんを見る。

イヤだ…変わりたくない…。
なんで?そこまでしなくてもいいじゃない。
灯ちゃんはひかるに好いてもらってるじゃない。
あたしなんて嫌われてるんだからさ…せめて、こういう機会がないと
あたし…アピールなんてとてもできないよ…。

でも、南にすればそんな質問想定の範囲内だったようで
余裕な笑みをかましてニコッと質問に答えた。

「わるいけどそれはできない相談ねー。その人の性格に合わせた台本になってるし、
あと5日で変えろなんて無謀だし…それに綾には”背の高さ”って言うコンプレックスがある。
”喧嘩友達”って立場がある。その2つをちゃんとやりこなせるのは綾だけのなの。
分かってくれる??」

そう言った南の顔を上目使いで見ていたともるちゃんは下に目線をおとして何か呟く。
なにいったんだろ?なんて思って聞こうとすると、今度はバッと顔をあげてニパッと笑った。

「そっか、じゃあ仕方ないね♪ごめんね、我がまま言って…」
「いいのよ、気にしないで?」

そう言った南の目は何か燃えていて…あ灯ちゃんの気持ち気付いてるんだな…
あたしの味方してくれてるんだななんて思った。



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No.243 鈴音 06/04 00:13:28  削除依頼

「んじゃあまずは璃音ちゃんたちのh バターンっ

南が言いかけたとき大きな音が後ろから鳴った。
そしてまた腰にギュッと小さな圧迫感を感じる。
この感じ…もしかして…

その手をそっと離して後ろを振り向くとそこには案の定

「あやねーちゃん!きてたんだねっ♪」

トーガくんが来ていた。

「てめっ、なんでこんなとこにっ!!」
「なにー?あんたに関係ないじゃん。
てか綾ねぇちゃん。南ちゃんどこ?」

ひかるの言葉を軽く流してきょろきょろとあたりを見回すトーガくん。
あっそっか、あたしが盾になって見えないのか。
あたしは後ろを向いて、あそこだよと南を指差した。

「おかえりトーガくん。生徒会は平気?」
「平気平気♪胡桃なら、何でもやってくれるからww」

いやいや、任せっぱなしはダメでしょ?
なんて思ってるとトーガくんは持ってきたバックの中からトーガくんが
着ている中学の制服の冬服のブレザーを取り出して南に差し出した。

「これでいい?」
「そうそう、これっ!桜田さんに何か足りないって思ってたけど…
そうよ、ただのシャツなんかよりブレザーを着てもらわなきゃね♪」
「でも、これちっちぇーぞ?」
「大丈夫、これと同じようなの、桜田さんのサイズで作るから♪」

そう言ってニコッと笑った南に、あっそう…と「めんどくせーことすんなぁ」
なんて顔でソファにまた腰をおろす。

「あっ、あとトーガくんセリフ覚えてきた?」
「あっ覚えるくらいなら何とかできたよ!!」

そう言ってまた鞄から台本を取り出すトーガくん。
あれ?それって…あたしのほうの台本。

「南殿…どういうことだ?」

そう言って口をはさんできたはる。
いや、あたしも気になってたけどね?

すると、南は一度ひかるのほうを向いてクスッと笑うと

「灰塚くんのライバル役として”トーガ”くんを採用しました♪」

と不敵に、楽しそうに言った。



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No.244 鈴音 06/04 00:13:45  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ駄文orz
トーガ、乱入Σ
てか、璃音さんたちのほうの台本。
お任せしてよろしいかしら??

綾たちの大体の台本は早めに考えますっ!!
てか大体の流れは前に書いたあらすじどおりですっ!!!


あっあと、紬くんのドラマの『リバースラブ』あれなんとなく思いついた
のを書いただけなので気にしないでください!!
てことでコメ返☆

紫凛さん≫それに綾はノックアウトさせてみた(笑
綾のあの弱さはダメですよww
綾は一口飲んだだけでダメなのに、ジュースと間違えてごくごく飲むから
さぁ大変的な(おい
おっんじゃその方向決定でww
トーガはもうおばさん似で何が起こるかわからない人ですからww
おばさんはもっと最強ですが(^o^:)
夏祭りの後はやっぱりプールネタでしょう!!!
てかそれしか考えてなかったあたしって←
仕事なんて全く考えてなかった―(笑
もう、服系は紫凛さんにお任せしますっ☆
あたしそう言うのセンス全くなくてですね;;
綾の黒ビキニはあたしも思ってました♪
そして対照的に璃音ちゃんは白とww
んじゃ黒ビキニにサイドアップで☆
んで途中で取れてきたらポニーテールにしてひかるくんを萌えさすっ!!
ただ、それを実行できる時間があるか;;
はい、あると信じて頑張りますねっ!!!
わーい、楽しみに待ってますねwww
もうほんとあのあらすじ変えちゃって全然いいんでよろしくですっorz
キスシーン…本当は、魁くんとの濃厚なキスもみたい気がしますが(ハイ自重☆
口とそのぎりぎりな堺とかww
会場を魅了するという依頼を忘れていなくて会場からは黄色い声がたくさんと←



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No.245 ニックネームは削除されました 06/04 19:39:46  削除依頼

ああ*海咲 璃音*

「ねぇ、南ちゃん。あたしライバル役じゃなくて主役やりたい」
「「「へ?(は?)」」」
綾と私と紬とその他諸々が声を合わせ声を出す。
ちらっと綾の方に視線をやると悲しみとか苦しみとかが
ごちゃまぜになった瞳をしていて。

「わるいけどそれはできない相談ねー。その人の性格に合わせた台本になってるし、
あと5日で変えろなんて無謀だし…それに綾には”背の高さ”って言うコンプレックスがある。
”喧嘩友達”って立場がある。その2つをちゃんとやりこなせるのは綾だけのなの。
分かってくれる??」

余裕を持ち南がさり気に上から目線にそう灯さんに言葉を吐き捨てる。

「そっか、じゃあ仕方ないね♪ごめんね、我がまま言って…」
「いいのよ、気にしないで?」

…やっぱり、この性格と言い自己中心的な人間は如何も好きになれなくて。
暫く話をしたところで不意に灯さんが私の腕を掴んで

「ちょっとおトイレ一緒に行かない?」
と言った。
本当のところ一人で行きやがれよ糞餓鬼、と言って殴りたいところだが
流石に世界的に有名な奴にんな事したらまた私を殺そうとするやつが
来てしまう。…あ、別に事件になっても気にしないけど←

「……ええ、良いですけれど」
本人を傷つけた後に他の人間に手を回すのか。
…何を言われるか大抵は理解できている。
ひょっと立ち上がりさり気無く灯さんの手を振り払い、
じゃあちょっと行ってくるわと仮面に笑みを被せた。

綾が不安げな瞳で私を見ていたのにも笑顔で答えながら。

+//////////////////+
…この人、本当にお手洗いだったのか←
優しい桃色のハンカチで手を拭いながら灯さんがお手洗いから出てきた。

「ごめんね、こんな事に付き合わせちゃって」
へらりと笑う。

「ん、いいえ。…さてと、彼方が私を連れて来たのは"これ"だけの為じゃ
ないですよね♪」
営業用の黒い笑みを灯さんに突き付ける。
身長差がかなりあるから見下すようになってしまったけれど。

「あれ、お見通しだった?やっぱりあたしバレやすいのかな」
モデルが仮面に描く、屈託のない純粋な笑み。
それが私は嫌いで嫌いで、たまらなくて。

バレやすいってか単純なのよ、単純。
あ、率直に言うと馬鹿って事ね、ご愁傷様。



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No.246 ニックネームは削除されました 06/04 19:40:28  削除依頼

「腹の探り合いって苦手だからきっぱり言うね。
…あたしがかるちゃんの事好きなのは行動で分かると思うの。
かるちゃん重度の鈍感馬鹿だけど……。
で、ちょっとズルいとは思うんだけど璃音ちゃんから綾ちゃんに
かるちゃんの事諦める様にさり気無く伝えてほしいんだ。
絶対にあたしが背後にいるってバレない様に」

小さな身長をして言う事がデカくて、残酷なほど

「…それは彼方が綾に勝てる自信がない、と理解してよろしいんですね?」

卑怯で、憎らしくて、自己中心的で。

そのままするすると流れる様に言葉を紡ぐ。
「幼馴染だろうが何だろうが結局結果は好きになられた相手が決める事。
灯さんが玉砕しようが不毛な片思いを永遠に続けようが関係無いんです
唯相手の事も考えてあげたら?
"絶対にあたし以外の子なんて、かるちゃんに近寄らせない。"
…ですか。随分独占欲の強いお方で。」

仮面を外し、無表情で確実に見下す。
何故あの時自分の中で考えてただけの言葉を言えるのかが不思議なのか
目を見開いたまま私を見つめる。

「結果的に彼方の無意味、そして好感度があがる事も無さそうな作戦は
断固拒否させて頂きますね。………それt「璃音ちゃんに何が分かるのかな?」

正論だらけの言葉に痺れを切らしたのか微かな迫力のある声を
私に向け、無邪気に微笑む。

「璃音ちゃんにも好きな人、いたでしょ?今でもその人の事
忘れられないんじゃないの?その人が自分の側にいなかったりして
悲しくなかったの?綾ちゃんとあたしと璃音ちゃんは微妙だけど
確実に似ている所がある。」

ピシャリと灯さんが言い放つ。
私は仮面をはがしたまま唯口を動かす。
好きな人、というキーワードで"あの人"が頭に浮かぶ。

「…私の好きな人は、私が殺したんだもの。忘れる筈ないわ。
沢山殺した。尊敬する人達も、私を知っている人達皆。」

仮面を手に取り、かぶりなおす。

「…そろそろ帰らなくては皆が心配するわ。ほら灯さん、帰りましょ?」
くるりと体を回転させ、ふわっと微笑んでやる。

…彼方ニハ、人ヲ殺ロサナケレバイケナイ意味ガ、ワカリマスカ?

…人ヲ殺ス重ミヲ彼方ハ知ラナイ。…私ノナニガアナタニワカルノ?



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No.247 ニックネームは削除されました 06/04 19:41:52  削除依頼

「…ああそれとですねぇ」
踵を返し私を見つめ突っ立っている灯さんを冷たく睨みつける。
最初から思っていた言葉を一気に吐き出す。

「"璃音ちゃん"なんて気安く呼ばないでくれません?
…それと私は綾が輝さんとくっ付く事を願っていますから」

最後に仕方がないから呼び捨てで呼んで下さいと柔らかく微笑み、
先に部屋に戻って行った。

+////////////////+

チャッとドアを開ければトーガ君と呼ばれる男の子。
そのトーガ君が綾に抱きついてベタベタしているのを輝さんが
不服そうに見つめている図が目に入る。

「あらあら、随分仲がいいのねーw」
此方に気が付いていない綾に軽くデコピンをかますと綾が不安げな顔をして
私を見つめる。

「…ああ、大丈夫大丈夫。私は綾の味方だからね」



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No.248 ニックネームは削除されました 06/04 19:42:12  削除依頼

ちょっと背伸びして綾の頭を撫でて微笑むと同時に灯さんが戻ってくる。
それを軽く冷たい視線で見つめた後、ソファに深く腰掛けた。

「―――あ、忘れてた」
不意に南が書類を手にそう呟く。

「後夜祭のBGMで良いのが無くってねー、綾と璃音"二人"で
なんか歌ってくれない?」

二人、を強調した南を私は見つめて
「いや、ここは紬で良いでしょ」と短く呟いた。

「因みに拒否権なしで。綾は明るめの曲を二つ、璃音ちゃんは
ダンs…じゃない、私が呼び出した時にちょっと暗い歌二つ歌って貰うわ」

…ダンス?いやいやまさか、そんな筈がないと軽く首を横に振り
苦笑した。

「璃音は歌が上手いってのは評判になってるから心配はないんだけど…
綾が歌う所見たこと無いんだよね、この私でも」
南は頭を掻くと綾を見つめ首を傾げた。

―――――――――――――――――――――――――
糞駄文乙←タヒ
灯ちゃんが嫌いな璃音ちゃんでした((
コメントは明日にさせてもらいまふ←mt

綾ちゃんに歌ってもらおうと思ってる曲はとりあえず
明るい恋愛、にしようと思ってます(勝手に何を

璃音はhttp://www.nicovideo.jp/watch/nm6595919(時のオルゴール)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5599631(メルツェルの機械人形)か
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6206647(闇色アリス)etc.
マイナーな曲にしようと思ってるのですがここは何となく
ユキ絵さんに決めて貰いましょうかn←おい
・・てか何か最初に"ああ"とかくっついてるの何だ?



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No.249 希影 06/04 22:06:50  削除依頼

*桜田 魁*

「……動きづれぇ」

俺は今、試着として用意された服を着ている
………はずなのだがコレはちょっと

ったく最近ガキはこんなんを着て学校ってとこに行ってんのかよ
ってかこんな改造しまくりの服を制服としていいものなのか

ま、黒を基準とした服でよかった
俺的にこの色がなんだかんだいって落ち着くし…

「おッ!なんか魁が幼くみえr…グフォ∑」

俺がそう自分のあちこちを確認していると
目の幻覚と思いたいのだが、柳が服を中途半端に着ながらやって着た

明らかに俺が気にしていることを柳がいいかけたので
とりあえず思いっきり拳骨をとばしてやった

「ったくてめぇは俺を怒らせるのが得意のようだが…いい加減にしねぇと、なあ?」

俺はそう嘲笑を浮かべながら柳に忠告した
ま、もちろん柳の反応を見て楽しむためだが←

「これからの予定はー…あ?何するんだっけな。とりあえずさっさと戻るか。」

俺はすぐ脱ぎ捨てるかのような勢いでその衣装を脱いだ
そして縛られるような感覚からいつものような自由な服装へと戻った

*******

どうやら他の奴らは戻っていたらしくあちこちに座っていたり、
聞くには飲み物を買いにいってるだの……

「はあー。やっぱこの依頼受けなかったらよかったぜ……こんなに気力使うものなのかよ」

俺はそうソファにしっかりと腰をかけながら呟いた

いや、だってさあ、こんなに手の込んだ依頼とか何年ぶりだよ
…ってかそもそもそんな依頼自体受けたことねぇよ…

寝癖の直りきってない前髪を指先で掻き混ぜ
みんなが集まるまで台本を一応ボーッと読んでいた

あ、どうやら飲み物部隊は帰ってきたらしい
ふーん、珈琲のブラックか……とりあえず無難だな

そう思って一ノ宮が置こうとしたブラックを受け取ろうとしたが
一ノ宮は璃音に呼ばれて向こうに行ってしまった



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No.250 希影 06/04 22:07:22  削除依頼

…ああ、俺のブラックが←

とりあえずポーカーフェイスを気取りながら台本を読むことを続行した

……あとはもうセリフを通すだけだな

俺は覚えた台本の中身を確認し、台本をしめると同時に

「そうだそうだ、学園で宿題出てたんだけどさ、教えてー」

紬が璃音に後ろから抱きつきながらそう言っていたのが聞こえてきた

……なんでそれを璃音に聞くんだ?
学校行って教師にワンツーで教えてもらえばいいじゃねぇか

「あ、英語だったらあたしアメリカいたから分かるよ?」

……ってかこの灯って女も何ちゃっかり会話入ってんだよ
やっぱ女って好きになれねぇ
みんなこんな自分をアピールしたいもんなのか?
少なくても俺が知ってる女は違う…
まあ、別に嫌いになる理由もねぇけど、赤の他人とはあまり関わりたくない

紬からノートを取ってみた灯はさっきまでの余裕はどこへやら、顔を青白くしている
璃音は灯が苦手なのか、ごめんなさいと言いつつも、しっかりと口元がニヤけていた
「あ、じゃあこれか?」

「いや、それじゃあここと文章繋がらなくなるでしょーに。」

どこかいるようなバカップルのようにイチャイチャしている璃音と紬

ってかコイツ女に教えられて恥ずかしくねぇのかよ
……なんで俺こんなに機嫌悪いんだ?ああ、アレだ。煙草吸えねぇから苛々してんだ

右手で持っていた台本がいつの間にか手で持っていたところだけ折れ曲がっていた

「思ったんだけどさ、霧夜君と璃音ってどんな関係なの?」

一ノ宮がふいにそう質問すると、みんなの視線がその二人へと向けられる

俺も顔は台本に向け、目線と耳だけその二人に向けた
別にコイツらの関係が気になるから聞いてるんじゃねぇし…
ただ、興味本位なだけであってだな、うん

「幼馴染」

璃音はすぐさまその沈黙を破るように直答した。

だが、紬はそんな璃音を見て笑いながらこう言った。



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No.251 希影 06/04 22:07:46  削除依頼

「コイツ小さい頃独りで仕事行っちゃってさ、一時期罰ゲームで
一週間だか一ヶ月だか俺n「………紬、また"あの場所"にぶち込むわよ」

璃音は顔を真っ赤にさせながら紬に最後まで言わせないようにした。

ってか璃音って……少し羨ましいな

こうやって昔の話を出来る奴がいて……まあ、璃音がそれなりの奴だったから
こうしてわざわざ来たんだろうけどさ

あいつらが生きてても俺に会いに来ることは無に等しいかもしれない
いや、きっと俺が過去を捨ててしまったら一生逢えない…
なぜなら俺はあいつらに一番酷い裏切りかたをしてしまったんだから―…

俺はボーッと目の前で璃音と紬が騒いでいる光景に昔の面影を感じた

きっと俺はもう何も求めないだろう
いや求めたらいけないんだ…あのときの約束を果たすためなら全てを犠牲にしてでも…

急に手を叩く音がしてすぐ我に還った

「ね、皆集まってるだし折角だから台本見ながらそれぞれ練習しない?」

「んー…じゃあ台本のセリフ覚えた人、挙手」

南のその言葉に俺は椅子に足を組みながら手を挙げた

我ながら大変だったじゃねぇか
俺にとって興味のあるもの以外覚えるとか無駄なことは邪道なんだよ
……まあ、依頼だったからしょうがない覚えたけどよー

ん…?ってか人数増えてねぇか……って紬?
あいつなんで挙げてんだ?まさか…

「ああ、急遽紬君にも入って貰う事にしたわ。設定は璃音の幼馴染で桜田君の
ライバルって事だから。多分台本は覚えたんでしょ?ドラマにも出てるし」

…やっぱりか
キャストまた増えるのかよ?ってかだったらもう俺がする役、
紬でよくねぇk…いや、やっぱ止めとこう

…いや、こんなとこで仕事を投げ出すのは俺のプライドに反するからな、うん

ってかライバル役が入るっつーことはまた少し台本変わるのか?
……っち頑張るしかねぇな

+反省+
久しぶりの文章にヒヤヒヤな希影でs((
我ながら文章を無理解ながら書いてしまったので流れがおかしいかもしれないですけど
どうぞトイレにでも流してくださいorz←
間に合いきってないですけど頑張って追いつくぞ(逃走←こら

ってか馨くんに続いてライバル出現ー!!!
馨くんも好きだがこの紬って子のキャラも大好きだあああ←爆

コメ返はまた返せるときに^^;ではアドュー^^/←



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No.252 鈴音 06/04 23:48:41  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「はぁ!?なんだよそれっ!!!」

いきなりのトーガくんの登場に驚きと怒りで南に突っかかるひかる。
そんな中でもトーガくんはあたしにひっついてて…。
ひかるを見ると目が合って、カッと目を見開きながらまた南に突っかかっていく。
ん?あたし、何もしてない…よね?(トーガです(笑)

「あらすじにも男のライバル入ってたでしょー?」
「こいつ生徒会とかいう仕事あったんじゃねぇの!?」

とりあえず避難しよう。
南とひかるのやり取りを見てそう思いきょろきょろとあたりを見回すと…
あれ?璃音と灯ちゃんがいない…。
あっ!まさか、さっきのハリセンで璃音まで灯ちゃんに勘違いされてるとか…
そうなったらどうしよう…。

「生徒会、胡桃がやってくれるって言ってたもーん♪」
「男のくせになんだその言葉づかい!!てか瀬戸の妹に任せてばっかに
すんじゃねぇよ、てめぇそれでも生徒会長かっ!!」

結局避難できなくそのままの状態のあたし。
トーガくんはくっつきながらひかるにそういい、ひかるはつかつかと
歩み寄ってきてあたしからトーガくんを離してトーガくんと向き合った。

「『副会長の方が的確に指示してくれるから楽ー』
『あんたいると逆に仕事増える』って言われちゃったし」

トーガくん…。普段どんだけ胡桃ちゃんに任せっきりなの…。
もはや、支持されてないじゃんか(苦笑

「まぁそれに、俺だって綾ねぇちゃんの相手役じゃなきゃ受けなかったし。
なんか楽しそうじゃん?」

そう言って少し上にあるひかるを見上げて意地悪そうに笑ったトーガくんは
どこか南に見えて若干恐ろしかった。

「よろしくねっ、綾ねぇちゃん♪」

くるっと振り向きニコッと笑うトーガくん。
無性に可愛く思えて、さっきまでの不安な気持ちが少し楽になった気がして…
笑いながら頭をなでる。
でも、何かが違ったのだろうか?
トーガくんは首をかしげてじーっとあたしの目を覗き込んだ。



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No.253 鈴音 06/04 23:49:17  削除依頼

「あらあら、随分仲がいいのねーw」

不意に今までいなかったはずの璃音の声が聞こえて顔をあげる。
するとピンっと額を指ではじかれた。
ちょっと…結構痛い;;

額を抑えながら璃音を見る。
璃音…大丈夫だっただろうか??
なにか…言われてたりしなかっただろうか?

そんなことを思っていたらふっと璃音が笑った。

「…ああ、大丈夫大丈夫。私は綾の味方だからね」

そう言って璃音は少し背伸びをしてあたしの頭をなでる。
視界の先に灯ちゃんが見えて険しい顔で…あたしではなくて璃音を見つめていた。
やっぱり何かあったんじゃ―――

璃音に聞こうとしたが璃音はくるっと後ろを向き灯ちゃんのほうを一度見て
ソファのほうに戻っていった。
するとそのあと灯ちゃんがこっちを睨んできたような気がして…
また、じわじわと苦い感情が浮かび上がってくるような気がした。

「―――あ、忘れてた」

不意に南が書類を手に呟いた。

「後夜祭のBGMで良いのが無くってねー、綾と璃音"二人"で
なんか歌ってくれない?」

なんで2人…?てか、今年もアノ後夜祭やるんだ…。
今年たしか60周年記念だからなぁ…きっと豪華だろうし…
あれ?そう言えば校長先生今年で退職…かなぁ?

「いや、ここは紬で良いでしょ」

提案した南の言葉に璃音がぼそっと呟く。
そうか、そうだよね。芸能人がここにいるのに…。
なんであたしらなんだろ?

「因みに拒否権なしで。綾は明るめの曲を二つ、璃音ちゃんは
ダンs…じゃない、私が呼び出した時にちょっと暗い歌二つ歌って貰うわ」

明るめかぁ…。
どっちかって言うとバラード系のほうが得意なんだけどな…。

「璃音は歌が上手いってのは評判になってるから心配はないんだけど…
綾が歌う所見たこと無いんだよね、この私でも」

そういって南は頭をかいてあたしを見つめる。



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No.254 鈴音 06/04 23:50:28  削除依頼

「そういや、なんだかんだまだ南とカラオケ行ったことなかったね?」
「生徒会とか重なったり…ないかと思うとあんた部活の助っ人に連れてかれるし…
中学の時だってあんた、部活部活だったじゃない…」

そう言ってふぅっとため息をつく南。
そうか、あたしの歌声聞いたことあるのは…お父さんとお母さんと翔と麻耶と健司とおばさんとリョーガ君と…

「綾ねぇちゃん歌うの!?」

そうだトーガくんだ。
確かみんなで1回だけカラオケいったんだっけ。
てか、女子高生が今までで1回しかカラオケ行ったことないって結構マズイ?←
しかもそれが家族だけとかww

トーガくんは南の発言に目をキラキラさせてこっちを見た。

「いや、拒否権ないって言うからね;;歌わなきゃさ…」
「なに?トーガくん。綾の歌聞いたことあるの?」
「もう、めっちゃ上手いよっ!!!ほんとに、音域が広いからか
男の曲でも低すぎなきゃ大体歌えるし声変えるのがうまくて
カラオケの得点も毎回95点以上だった!!!」

いやいや…よく覚えてるね;;
目をキラキラさせたまま南に力説するトーガくん。
でもこの頃歌ってないしなぁ…。
大丈夫かなぁ…。

「へぇ…こりゃ1回聞かなきゃね…。よし、綾。
明日始末屋行く前にカラオケね。木曜日だし授業も長くないっしょ?」
「え゛!?マジで??」
「マジで。璃音と萩萎ちゃんも良かったらこないー?」
「えっんじゃ行こうかな…」
「私も暇だしな…」

えっマジで決定事項?
いや、確かに明日何もないけどさ…。

「ちなみに金曜日は午前中から栖鳳中学の体育館にてリハーサルだから忘れないでねー」
「えっリハーサルすんのか?」
「しなきゃダメでしょー?本番の立ち位置とかいろいろあるし…
演劇部の人たちとも合わせなきゃいけないからねー」

そう言ってにこにこ笑顔で柳の質問に答える南。
久々に中学に行けるって言うのもあるんだろうけど…。
バスケ部に顔でも出そうかな…。



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No.255 鈴音 06/04 23:51:06  削除依頼

「結構でっかい建物だから、すぐにわかると思うけど…
はい、一応これ栖鳳中学までの最寄駅からの地図」

そう言ってあたし以外のみんなに渡す。
現地集合のようだが…みんな来れるよね?うん。
私立だからか結構でかいし…。

すると何を思ったかひかるがつかつかとあたしに歩み寄ってくる。
その間もともるちゃんに見られている気がしてならなくて…
でも、あっちから来てくれるって言うのが嬉しくて、すっと顔をあげると
目の前にさっき配られた地図を突き付けられた。

「これ、俺ん家からだと…どういくんだ?」
「えっ…あぁ、これね…。えーっと…」

地図をひかるの手から取り説明しようとするが…
そうだ、電車のんなきゃいけないんだ…。

「あれ?綾ちゃんってかるちゃんの家知ってるのー?」

不意に何を思ったか、灯ちゃんが話しかけてくる。
話しかけられるたびにドキッと心臓が鳴る。
答えられなくなってるあたしの代わりにひかるが話し始めた。

「あぁ…俺いま1人暮らしだから、夕飯こいつに作ってもらってんの」

そう言って親指をあたしに向けて行ったひかる。
すると妙な笑顔を浮かべた数名がこっちを見ていた。

「へぇ…綾って輝さん家知ってるんだ(ニコニヤ)」
「アノ時綾殿が輝殿と一緒にいたのはそのためだったんだな(ニコニヤ)」
「まぁ、夜も綾が間違ってお酒飲んで大変だったみたいねー(ニコニヤ)」

上から璃音・はる・南の順でにこにこしつつにやにやした笑みを浮かべながらこっちを見てくる。
うぅ…なんか、何かはずい///

「あれ?ってか何で南があたしがお酒飲んだこと知ってんの??」

ふと疑問に思って南に投げかけるとあらか様にため息をつかれた。



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No.256 鈴音 06/04 23:51:17  削除依頼

「あんた着信履歴見なかった?あたし酔ったあんたに電話したんだけど?」
「え゛っうそっ!?」
「やっぱり…あんたお酒飲むと記憶なくなるんだから…」

どんだけお酒に弱いのよと呟いてまた溜息を吐く。
んなこと言ったって…弱いものは仕方ないじゃん。

「もういいだろ!その話。んで、どういくんだよ」

何を思ったか妙に焦った表情を浮かべてまた地図を突き付けてきたひかる。
やっぱりあたし…お酒飲んだときなんかしたのかな?
ふと南を見るとニコニヤした笑みのままひかるを見てて…
うーん…わからん。

「あぁ、えーっと、実は栖鳳中学ってここじゃないから
電車のんなきゃいけないんだよねー…」
「はぁ!?マジかよ…んなこと言われても困るんだけど…」

まさか、電車乗る金ないとかじゃないよね…?
まぁ、あたしもその日は南にのせてってもらおうと思ってたし~…
一緒にのせてけばいっか♪

「んじゃ、あたし朝ひかるんち寄るから…南、朝行く時車で乗せてって「綾ちゃんっ!!」

南にひかるも一緒にと頼もうとしたとたん灯ちゃんに声をかけられ途中で遮られる。
また心臓がドキッとして、灯ちゃんの表情を見ると笑顔なのにどこか怖くて…
あぁ、夕飯当番のこと…怒ってるのかな??

「かるちゃんなら、あたしが金曜日連れてくから大丈夫だよっ♪
それとさ…」

そう言って一瞬うつむく灯ちゃん。
なんだろ…イヤな予感しかしない…

「かるちゃんの夕飯当番代わってくれないかなぁ?」

そう、笑顔で言う灯ちゃんにあたしはただただ呆然とするばかりだった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっいろんなところに話が進んでしまって申し訳ないですorz

明るい歌…考えときますねっ!!
てかみなさんがよくはりつけるニコニコ動画?のやつって
どうやったら見れるのかさっぱりで(汗

てかてか、紫凛さんの文で璃音ちゃんが綾のためにしてくれているのに泣かされ
希影さんの魁くんの妙なヤキモチのところの表現に萌えさせられ…

そのあとのこの駄文○| ̄|_
ごめんなさいほんとごめんなさい



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No.257 ユキ絵☆ 06/05 11:14:36  削除依頼

* 灰塚 輝 *

戻ってきた糞女と灯の両腕には結構な量の飲料が抱えられていて。
こういう時だけは気が利くのか、海咲が灯の抱えるそれの半分を持ち協力して配り始めた。
コーヒーゼリーに砂糖の塊ぶち込んだ奴が何アピッてんだこの偽善者。くたばれ。
何時の日か必ず海咲璃音の紅茶の中にタバスコ180本ぶち込んでやる――
心の奥底で、真っ暗な空間の中膝を抱え親指の爪を噛んだ俺の怨念が呟いた。

「はいっ、これかるちゃんの分!ブラックで良かったよね?」

冷たっ。怨恨まみれになって一人ぶつぶつと呪いを落としていると
まぁ氷とまではいかないが…ひんやりした冷気と水滴が頬に触れた。
上目にすればそこには目を細めた灯の顔があって。ご機嫌ご機嫌、って感じだ。
俺の頬を冷やす缶コーヒーを頬から退けて、ぽとっ。と俺の掌の上に落としてきた。
落とされたそれはやっぱり汗をかいていて買ってから少し時間が経っているのが分かる。
自販機に行ってから妙に帰りが遅いと思ったら――やっぱり油売ってたんだな。

「…俺が砂糖嫌いなの覚えてたんだな、お前」
「当然っ!灯は、かるちゃんの好みは全部把握しておりますっ」
「そうですか。ありがとござまーす」

プルタブを押し上げる。痛て。爪が引っ掛かった。運が悪い。
ずずずず、なんて音を立てながらコーヒーを啜る。喉が渇いていたことに今更気づいた。
ここまでは聞こえてこないものだけど、桜田に飲み物を渡そうとしながら
糞女が海咲と何かの会話してるのがちらつく。だから視線から追いやった。
声がでないわけでもねぇのに、あれから一切話しかけてこないことからして
やっぱり糞女は俺に何か怒ってる…。そんな気がして、ただ溜息をつくだけだった。
何時もなら理由なくキレられたとしても堂々逆ギレしてトークバトルに繋げるけど
今は…それをしちゃいけない気がしたから。わけもなく、だけどな。

なんとなく目を閉じると、先程糞女が見せたぎこちないあの笑顔が浮かんで
はっきりとしないものが刺された気がした。

「……畜生が…」

ずきっと痛んだそれは、触ることのできない何かで。
やり場が無くなり指先に少し力を入れる。スチール缶だから潰れなかった。
少しでも缶が潰れたら、痛むそれが缶に移ってくれると思ったのに。
 



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No.258 ユキ絵☆ 06/05 11:14:55  削除依頼

 
……。

お笑い出身の霧夜くんが学校の宿題を始めた。って、突然何だよ頭狂ったか?
教科は英語だったらしく、アメリカに住んでいた灯も協力してやろうと近づくが…
何でか知らねぇけど灯にはその宿題の答えは見つからなかったらしくて。
アメリカに住んでたのに何で英語が分かんないんだ?そもそも、宿題っておいしいの?
ゴジラに用意されたそれほど大きくない折りたたみテーブルを広げ、
ノートを開いたお笑い出身の向かいに座ったのは、偽善者海咲璃音で。
海咲はその英語の宿題が解るらしく、お笑い出身に色々と教えてあげていた。

そんな二人の様子を間近で意味なく見守っていたのは、糞女だった。
面白くねぇから俺はあいつ等の所には行かずに、このソファーに座ったまま
メールの確認をすることにした。別に相手にされないから拗ねてるとかじゃねぇけど。
ただ、糞女が俺を避けてるっぽいし無理には近づかないだけで。
そろそろ朝木春彦(笑)とかいうイケメン代表が俺と糞女の微妙な壁に気づく頃か。
いや、もう気づいているかもしれねぇけど敢えて無視してる可能性もあるな。
まぁ春彦が何も言ってこないと言うことは、俺は自由の身になったと言うことで。
この場に節介をやいてくる奴がいないとなればその分気も楽になるし。

「あ」

携帯を開くとセンセからメールが一件入っていた。
本文には犬の絵文字が一つ書いてあって、その後ろに「ぎり」と書かれていた。
多分、この犬の絵文字は雰囲気的に犬の鳴き声の「ワン」を示していて、
ワン+ぎり=わんぎり、を表したかったんだと思うけど…。
一般的に見てワン切りがどうしたって話になるんじゃないでしょうかね。これだと。
ワン切りしてほしいとか、ワン切りするなとか、ワン切りされたとか。
そういう風に書いて頂かないと何が言いたいのか分かんねぇだろ?違うか?
まぁ…さっき俺センセにワン切りしたから多分それが言いたいんだと思うけど(笑)
そして俺も他人にメール送る時打つのめんどくせぇから一言しか書かねぇけど(笑)

すぱんっ!っと突然乾いた音が鳴り響いて顔を上げた。
何時も通り瀬戸が(八つ当たりで)海咲にピコハンで殴られているようだ。
……ん。って。あれ?

ピコハンじゃ、ない!!!

あまりのショックに、見えない電が俺の脳内に伝わった。
 



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No.259 ユキ絵☆ 06/05 11:15:20  削除依頼

 
海咲が瀬戸を叩くのに使ったものはピコハンではなく――ハリセンで。
嘗て海咲の師匠っぽい人がそれを使っていた記憶が雷に乗って身体中を駆け巡る。
するりと右手から俺の携帯が滑り落ちた。その頃には、無意識に立ち上がっていて。
海咲が持つそのハリセンの仕組みが猛烈に気になって、じりじりと近づいて行く。
前回のピコハンに対する研究は失敗に終わったが、このハリセンなら期待できるかも。
もしかしたらこのハリセンとピコハンは連動していてどちらか欠けたら威力減少!
…とかそういう事実が発覚するかも。今後の戦闘能力向上に役立つ可能性もある。

後少し…あと少し…あとすこし!!

海咲との距離が縮まり、奴のその手からハリセンを奪ってやろうと手を伸ばす。
が。気づかれてしまった。運が悪い。いや、完全なる俺の実力不足だ…。
頭をハリセンで叩きつけられ、それを押し付けられた。
どうぞ御調べ下さいって感じで。だが俺に今これを調べる余裕は、ない!!
鈍器で殴られたような激痛が俺の頭を襲い、とても立ってはいられなくなった。
膝から崩れ落ち、床に両手をつき○| ̄|_のポーズを取らざるをえない。
丁度俺が崩れた隣には、瀬戸が全く同じポーズで激痛に耐えているのが見える。
瀬戸もこっちに気がつき「お前もやられたのか」「ああ。俺達、虫ケラみたいだな」
…なんてお互い心の声で会話を交わした。少しだけ瀬戸と友達になれた気がした。

やっと痛みも治まってきて、地面から手を離し起きあがる。
またしても乾いた音がしかも連続で鳴って、恐れ戦いた。殺されるとしか思えなく。
しかし、よく聴くとその音はハリセンの音じゃなく――誰かが手を叩く音で。

「ね、皆集まってるんだし折角だから台本見ながらそれぞれ練習しない?」

灯だ。

どこか不満気な顔をしながら手を叩き皆の注目を集めていた。
何にへそを曲げたのか知らねぇけど…お願いだからビビらせんじゃねぇよ…。
また海咲にハリセンでぶん殴られると思ったじゃねぇかよ。

「んー…じゃあ台本のセリフ覚えた人、挙手」

ゴジラのその発言には自信を持って手を上げなかった。
 



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No.260 ユキ絵☆ 06/05 11:15:37  削除依頼

 
ふと周囲を見ると他の奴等は当然のように挙手していて冷や汗が伝わった。
灯なんて今さっき台本貰ったばっかりなのにもう手を上げている。まじ天才乙。
『アドリブ~いつもの喧嘩のように~』だけは印象に残ってたんだけどな。
残念ながらそれは台詞とは言えねぇから、結論俺は何一つ台詞を覚えていないと。

「ああ、急遽紬君にも入って貰う事にしたわ。設定は璃音の幼馴染で桜田君の
ライバルって事だから。多分台本は覚えたんでしょ?ドラマにも出てるし」
「まぁ、一応サブ役ですからこれくらいなら何とか覚えられましたよー」

はいはい、天才天才。

どうやらお笑い出身は流石芸能人と言った所かドラマにも出てるらしく、
こういう類の物には慣れてるらしい。つーか何のドラマだよ知らねぇんだけど(笑)
俺としては、台本の音読だって至難の業なのにそれを丸暗記して
閊えないよう喋り、更に棒読みも駄目なんて人間の成せる技とは思えねぇんだけど。

「やっぱり違うわねー…。んでそこの2人、文化祭まであと4日。2日目まではあと5日。
この5日間で棒読みじゃなくちゃんと感情入れて読んでもらいますからねっ!!」

え、鬼。

「ちなみに先生役とかほかの生徒とかの役はエキストラとして中学校の演劇部の人が
やってくれるらしいからー。1人例外がいるけど…」

瞳に生気を漲らせたゴジラは俺と桜田に念を押した後、
人差し指をぴっと立て、付け加えるよう端役についての簡単な説明をする。
言葉の最後に言った「例外」というのが誰なのかは説明してくれなかったけど…。
…っていうか、中坊と一緒にやるのかよ。まぁエキストラらしいから良いけどよ。
ただ何て言うか俺…老けて見られたら嫌なんですけど。最近の中坊は童顔だからな…。

「ねぇ、南ちゃん。あたしライバル役じゃなくて主役やりたい」
「「「へ?(は?)」」」

藪から棒に衝撃的な発言をする灯に、皆が声を揃えた。
いや…確かに有名モデルの灯は脇役なんかじゃものたりないのかもしれねぇ。
それに、経験もあって糞女よりも演技だって十分上手いかもしれねぇけど…。
でも糞女だって頑張って台詞覚えたんだし、それに俺はあいつの彼氏役で――
 



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No.261 ユキ絵☆ 06/05 11:16:07  削除依頼

 
「わるいけどそれはできない相談ねー。その人の性格に合わせた台本になってるし、
あと5日で変えろなんて無謀だし…それに綾には”背の高さ”って言うコンプレックスがある。
”喧嘩友達”って立場がある。その2つをちゃんとやりこなせるのは綾だけのなの。
分かってくれる??」

灯に言い聞かせるゴジラに安堵する。先程ずきっと痛んだ箇所が穏やかになった。
何でか分かんねぇけど、灯は糞女と交代しちゃダメな気がしてたから。
だけどその後、後悔の残る顔色で俯いた灯を見てなんとなく可哀想な気もして…。
いっそのこと二人とも主役にしてやりましょうよ!なんて無茶苦茶を考えだした。
この際俺が主役を灯に譲って――いや、それじゃ俺が彼氏役できなくなるか…。
ん!?結局俺は彼氏役がやりたい?確かに1μくらいはあれだったけど…好奇心程度に。
そっか。きっと俺はこの役に愛着が湧いたんだな。さっき灯と台詞とか練習したし。

「そっか、じゃあ仕方ないね♪ごめんね、我がまま言って…」
「いいのよ、気にしないで?」

諦めて顔を上げた灯に、ゴジラが物柔らかに微笑み
それでいてどこか真剣にも捉えられる表情で答えていた。
ああ、まぁでも取りあえず役を巡って激しい言い争いとかにならなくて良かったぜ。
俺は個人のトークバトルは好きだけど、女達の口論は鼬ごっこで苦手なんだよ。
傍から見てるだけで冷や冷やするっつーか…。何となく恐ろしいものを感じて。
まだ俺が3歳くらいだった頃、何故か父ちゃんが浮気をしたとか疑惑が勃発して
出版社の女と母ちゃんと祖母ちゃんが狂乱状態で大騒ぎした記憶が蘇り、蒼褪めた。
まぁ結局母ちゃんの勘違いだっただけなんだけど…今でもあの騒動を思い出すと――

「んじゃあまずは璃音ちゃんたちのh バターンっ

なんの前触もなく明らかな「騒☆音」が響き渡り
入口から部屋の中へ黒い影が高速で伝った。その影は糞女の方へ向う。

「あやねーちゃん!きてたんだねっ♪」

Drop dead.

高速の黒い影の正体は、あの忌ま忌ましい糞チビ中坊トーガだった。
現れるが早いが糞女の腰に抱きついたトーガは表面上屈託のない笑みを浮かべている。
全部の内臓が燃え尽きそうで血液が煮詰まったジャムになりそうな感覚がした。
 



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No.262 ユキ絵☆ 06/05 11:16:22  削除依頼

 
「てめっ、なんでこんなとこにっ!!」
「なにー?あんたに関係ないじゃん。
てか綾ねぇちゃん。南ちゃんどこ?」

あんたに関係無いじゃん、関係ないじゃん、かんけいないじゃん。

うわぉぉおおおおおぉおぉお!!と、野生の狼の如く雄叫びを上げそうになった。
あんたに関係ないじゃん。トーガにさらっと言われたその一言にエコーがかかり
俺の脳内の端から端まで、隅から隅までを駆け巡る。激昂のあまり鼻血が出そうだ。
何だか錯乱状態に陥って目がしぱしぱしてきて、煮立った頭の中が白くなってきた。
やばい。頭切れる。漠然とそんな気がして急遽マインドコントロールした。

「おかえりトーガくん。生徒会は平気?」
「平気平気♪胡桃なら、何でもやってくれるからww」

ピースサインをしながら何故かゴジラに得意気に胡桃を自慢するトーガ。
自分が「せいとかい」とかいうのに入ったんだから、その活動くらい自分でやれ!
これだから最近の中坊は!やっぱり俺の方が何倍も優れてるじゃねぇかよ!!
それなのに何で糞女はトーガなんかとくっついてんだよ!胸クソわりぃな!!
あっ、別に俺のところに来られたらもっと迷惑だから全然、これで良いんだけど…!
ただ俺の前でべたべたべたべたべたべたするのは止めろっつってんだよ!!
毎回毎回トーガっつー糞餓鬼は登場するたび如何してこうもうぜぇことすんだ!?
もう天界まで蹴り飛ばしてやろうか!?お前は、固形石鹸にでも抱きついてろカス!!
いや、そんなことされたら固形石鹸が可哀想だな!犬の糞で十分だぜトーガには!!
いや、そんなことされらた犬の糞が可哀想だな!セシルとか言う関西弁で十分だぜ!!
糞中坊と糞妖精二人で仲良く抱き合ってろ!その間俺はっ……金でも稼いでるから!!

俺が一人怒りに近いようで若干違うような妙な激情に包まれている間も
トーガとゴジラの会話は進んでいたらしく。無視された、その事実が更に腹立たしく。

「灰塚くんのライバル役として”トーガ”くんを採用しました♪」

気づいた頃には、事態は地獄にまで急降下していて。
 



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No.263 ユキ絵☆ 06/05 11:18:46  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_(凄く微妙なたっちですみません><、、

昨日無断でお休みごめんなさい(´;∀;`)午前中から下痢d(分かった。
そしてちょっと溜めた量が多くて追いつけなかったけど
本日の分の爆弾投下です(´;∀;`)!頑張って追いつくぞ(`・ω・´)しゃきーん

うおおおおおおお希影さんお帰りなさいませご主人さまぁああおうふぁ←
そしてさっくんもお帰りなさいませご主人さまsだsどhdドヒャアアア←
さっくんのヤキモチ可愛いよかわゆいどsだfd(*´Д`*)ぶっふふ(←キメェw

おばちゃんの家にさつまあげ貰いに行くので
帰ったら直ぐコメント返しさせてください(´;∀;`)毎回本当すみませんorz



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No.264 ユキ絵☆ 06/05 18:20:11  削除依頼

遅くなって申し訳ない○| ̄|_
それではさっそくコメント返しさせてください><<<、

>>鈴音さん
私のところ中学がめちゃめちゃ校則厳しかった記憶があって(´^o^);:*:;
スカートとかどうでも良いやん好きにさせろや!って感じですよね/(^O^)\
バド部強いんですか(`・ω・´)!?え、うちバド部がない(ちょw
いやいや><もう私服面倒臭いの領域を超えて面倒臭くて○| ̄|_ず~ん
結局なんちゃって制服になってしまうという最強の手抜きで通ってます(←乙
私ふみが旧掲示板だったころ素朴な疑問とか年がら年中行ってました(´^o^);:*:;
ジャニヲタ?が素朴な疑問板で喧嘩してるのが印象的だt(´゜ω゜):;*.':;(をいw
後は小説板とかでちまちま書いたり><スレ荒らされて消してしまったけどorz
最近は本当このスレ行って他の子の過去編更新されてるかチェックで終わりでww
たまに他のリレ小の募集スレ覗いて「あ、面白そ」で参加はしないと(´^o^);:*:;←
夏祭り編の浴衣www綾ちゃんは黒とか紺とかですかね(`・ω・´)!?←
勿☆論!最初は纏めてて後でポニーテールにする流れでw(二兎追うものは一兎ry
ポニーテールにしてくれたら、もし花火あったとしても輝さん空に集中できn(ry
ああw萩萎ちゃん黒髪だし浴衣着たらw輝のことだしさり気なく目がいきそうd(蹴
その時は綾ちゃん!!100年分の力を拳に集めて輝の鳩尾にプレゼントで!!(何w
プール編は清ちゃまに期待中の期待を寄せてる私でww水着水着( ゜∀゜)o彡゜←
やっぱりプールといえばあの長い滑り台ですよねwwww(確かこれ前も言ったw
綾ちゃんが前で輝が後ろから腰に手回して一緒に滑らせるという王道を目指す!!←
 



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No.265 ユキ絵☆ 06/05 18:20:23  削除依頼

>>紫凛さん
や!獣である以上璃音様を調理してでも美味しくいただくのが輝スタイr(ヤメrw
夜中忍び込んで璃音様を樹海に連れて行き食べる前に舐めまわs(自☆重しようか
ぶふぇ(´^o^);:*:;あの画用紙の繊維みたいの引っ張ってしまったのですかww
え、その繊維に繋がってる紙がベリっと剥がれた感じですよねボロ糞て(ちょww
小学校の時に張り子のお面を作ってデザインをパクッたとかパクってないとかで
なんだか騒ぎまくってる子がいたんですけどもしや図工って皆気が高ぶry
ABC評価ですかΣ(゜Д゜ノ)ノ え、レベル高い><Cつけられたら私ショック死←
×がツンデレwwwwwwwwwヤバいツボッたwwwwwwwwww←
そういう考えは思い浮かばずwしかしそう言われるとツンデレにしか見えんとw←
国語算数etcとずっと項目があって「×」がずっと連続で書いてあって超凹んでたら
最後の項目の「生活態度」だけ「○」が一個書いてあったら超ツンデレMAX(´^o^);:*:;
↑の先生役を是非番外編でさっくんにやってほしいという願望が出てしまった(^p^)←
鮮度が落ちたマグロと言えば一昨日?だか何かに、個人で営業してるお寿司屋の
ドキュメンタリー番組らしきものががやっててwそのお寿司屋さん体調崩して
1か月休業したんだけど「この青汁で復帰できました」とか急に言い出して(^p^)
結局少し放送時間が長い青汁のCMだったというオチで殴りたくなりましたorz
あ!璃音様が歌う曲私的に時のオルゴールがドツボでした(*´Д`*)ばうばう
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5150214とか
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1588476もはまってるんですけどマイナーとは
言い難い感じなのでwしかもミラクルペイントに関しては暗くすらないし(ちょw
最強に暗い感じもOKなら↓(´^o^);:*:;もう鬱MAXの時に私が聴きまくってる曲でw
http://www.youtube.com/watch?v=Ih61MJ72v1Y



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No.266 鈴音 06/05 23:58:48  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「…え?」
「何言ってんだ灯」

イヤだ
その言葉が反射的にのどまで出かかって飲み込んだ。
灯ちゃんのいきなりの発言に反応できなかったらしき南と璃音は
目を見開き口をパクパクしてるまま。
するとそんな南たちの反応が満足したのかにっこりと笑みを浮かべる。

そんな灯ちゃんにすっとんきょな声をあげて聞き返すひかる。
分かってない…わかってないよ…
ねぇ、灯ちゃん。ひかるを好きなのはよーく判ったよ?
でも…でもさ、あたしだって文化祭終わるまで頑張るって決めたの。
たとえ嫌われてようと…
だからお願い…これ以上あたしとひかるを引き離さないで…?

「だって、綾ちゃん毎日毎日大変でしょー?」
――そんなことない、大変なんかじゃない

「かるちゃんだってどんどんわがまま言い始めるだろうしー」
――ひかるのわがままだったら…
  ”キライ”が”キライジャナイ”に変わる可能性があるのなら…
  そんなのわがままだなんて思わない

「ほら!お酒飲んじゃったら記憶なくなるって…大変じゃん」
――もう、飲まない。もし飲んでもひかると一緒にいれるなら…

「おい、灯。わがままってなんだよ…」

灯ちゃんの一言が気に入らなかったのかあたしに向けていた体を
灯ちゃんのほうに戻し灯ちゃんに突っかかるひかる。
でも灯ちゃんは全然堪えていないようでけろっといつもの調子で話し始めた。

「えーだってかるちゃん好きなものしか食べたくないとか言ってんじゃないのー?」
「それは…で、でもお前料理なんて作れるのかよっ!!」
「なんでー?」

首をかしげて上目遣いの灯ちゃん。
男の子はやっぱりあーいうのに弱いのかな…
ひかるも例外じゃなく…

「お前家庭科の成績俺よりだめだったじゃねーか!!」
「大丈夫だよ(たぶん)前よりはできるようになった(はずだ)から!!」
「お前ちっちゃく”たぶん”とか”はず”とか入れんなよ…
もう、超不安…」

そう言ってため息を吐くひかるにむぅっとほほを膨らませる灯ちゃん。
そして何を思ったかポンっと手を打ちあたしのほうを見てきた。

「んじゃ不安なら綾ちゃんも来てさ!一緒に料理つくろ?」
「灯ちゃん…あなた、何考えてるの??」

我に返ったのか南は不機嫌なオーラを隠せないまま灯ちゃんに話しかける。
でもそれを見ても笑顔を崩さない灯ちゃん。



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No.267 鈴音 06/05 23:59:43  削除依頼

「何って??だってあたし、文化祭終わったら仕事ばっかだし、
すぐにアメリカ帰んなきゃいけないしさー
かるちゃんと昔の話とかしたいじゃん!!」

そう言ってニコッと笑う灯ちゃん。
そうだけど…と歯切れ悪くブツブツと南がつぶやくがそれを尻目に
にこっと微笑んだ灯ちゃんはひかるを見て

「ねっかるちゃん!久々に昔の話とかさ、しよーよ」

と言った。
するとひかるは「しょうがねぇな…」と呟いて灯ちゃんに近づいて頭をなでる。
しょうがねぇって言ってて…楽しそうじゃんか…。
昔の話ができるからだよね…。

だったらどう考えてもあたし、邪魔じゃんか。
生まれてからずっと知ってる灯ちゃんと出会って2年のあたし。
行きたい。今日もひかるのためにご飯作りたい…

けど、行ったって2人の仲の良さを再確認するだけ
ただ自分がみじめになるだけなんだから…

「ねぇ綾ちゃんどーする??」

まさか、それを分かってあたしを誘ってるの?灯ちゃん。
まさかね…そんなことない…そう思うけどもしそうだとしたら?

いや、そうでもあたしは2人の邪魔なんてできない。
ライバルの図中にはまるなんてようなことはしたくないけど
でも、無理だ。これ以上2人の仲良いところを見るなんて…。

「やめ、とくよ。実は今日行かなきゃいけないところがあったんだ。」
「「綾…」」

もしかして、また笑えていなかったのかな?
璃音も南も心配そうな顔で見てくる。
ちらっとひかるを見るとそこには悲しそうな何とも言えない表情のひかるがいて
どうして悲しそうな顔をするの?キライな奴が家に来なくてすんだのに…

「そう?じゃさ…あたし、こっちにいる間かるちゃんの夕飯当番やっていい?」
「…え?」

どうして…?
疑問を投げかけようとしたときそっと灯ちゃんの口元があたしの耳に近づいてきた。

「(コソッ)綾ちゃんはこれからでもかるちゃんと夕飯食べれるけどあたしは無理だから。
だから、さ。お願い;;」

そう話したあと、口を耳元から離す。
そっと前を見ると手を合わせてかわいらしくお願いするポーズの灯ちゃん。

・・・うん。もうどーでもいいや。



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No.268 鈴音 06/06 00:00:47  削除依頼

「うん…いいよ?」
「綾っ!!」

肯定の答えを出したとたん、南に声をかけられるが…
でも、ごめんね?南。あたし、ひかるにこれ以上キラワレタクナイノ…。

「かるちゃんもいいでしょー?」
「あ?あぁ…別に食えればどーでも…」

灯ちゃんに答えたひかるの言葉にずきっと心が痛んだ気がした。
ひかるはご飯を食べれればそれでいいんだよね。
そっか、そうだよね…。
それに食べる相手は嫌いな奴より幼馴染のほうが良いにきまってる。

「よっし!!何つくろっかなー♪ねぇ南ちゃん、
ここってパソコンとかある?」
「あたしのなら家だしなぁ…」
「俺の母さんのノートパソコンなら下に置いた鞄の中にあるけど?」

そう言ってトーガくんが言うと、灯ちゃんは少し考えたあと
あたしとトーガくんを交互に見つめにこっと笑った

「んじゃ借りていいかな?」
「うん、んじゃちょっと取ってくる」
「あっあたしもついてくよw」

そう言って灯ちゃんはトーガくんの後について行く。
ドアがぱたんとしまった途端、
ピコンッ スパーンッ
と聞いたことがあるような音があたしの近くでなる。
振り向くとそこには頭を押さえて呻きながら床を左右に転がるひかると
いつものピコハンをもった璃音。そして璃音のハリセンを借りたらしい南が
仁王立ちでそこに立っていて…。
あたしの気持ちを知ってるらしきはるとみやと萩萎は溜息を吐いていた。

「なにすんだy「「あんたバカ?」」
「はぁ!?だから、なんだってんd「「もう一度言う、あんたバカ?」」

どうにか生き延びたらしいひかるは座りながら璃音たちを見上げ
何か言おうとするが言う言葉全部遮られる。
てか、璃音と南すごいなぁ…。



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No.269 鈴音 06/06 00:01:28  削除依頼

「輝殿…それは俺も思うぞ」
「テル…バカ…」
「というか、ここまでされといて灯の気持ちに気付いてないとは…
よほどの鈍感か、バカだな」

上からはる、みや、萩萎の順番に遠くから呆れた口調で言う。

「あの態度は誰だって気付くよなぁ…」
「ってか本気で灰塚気づいてないの!?」
「あそこまでわかりやすいのもある意味貴重だよー」

上から桜田、柳、紬くん。
ってか桜田にも気付かれる灯ちゃんっ;;
うわぁ…あたし気をつけなきゃ。
って、もうその必要なくなっちゃうのかな…。

てか雅さんと雛貴さん…
どこか楽しそうに見ないでください;;

「はぁ!?まったくわけわかんねーんだけど。
おい、どーなってんだよ、こいつら」

そう言ってこっちを見て南たちを指さす。
んなこと言ったって…。
気付こうよ…ひかる…
気付いてよ…ひかるぅ…

「ほんと…どーなってんのかしらね、あんたの頭は」
「っておいΣそこ俺をかばうとこじゃねぇn スパーンっ
「甘えんじゃねぇぞ、糞野郎」

ひかるがあたしに突っかかろうとするのをまた南がハリセンで叩いて止めた。
まさにひかるは○| ̄|_の状態で…。
うん、ご愁傷様…。

「そういや、綾さ。用事あるって言ってたけど…」



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No.270 鈴音 06/06 00:01:56  削除依頼

そう言ってあたしを見る璃音は…心配そうな瞳で
「ほんとに用事なんてあるの?無理してない?」
と言いたそうな顔で…
南も「ほんとうに夕飯当番かわってよかったの?変わりたくないんじゃないの?」と
いうような顔になっている。

変わりたくないけど…しかたないもんね。
テカ璃音、ちゃんと用事あるからww

「そうそう、ちょっとアノことに関して美由紀おばさんに聞きたいことがあって…」

紬くんは璃音のことを少し知ってるから精霊のことも知ってるかも
しれないけどいわない方がいいわよね…。

「美由紀さんのとこ行くの?」
「ん?うんそうだよ?」

そう言って南に向かって首をかしげるとふーんと楽しそうに笑った。

「”トーガ”くんち行くのねー」

ん?いや、確かに美由紀おばさんの子供はトーガくんだからトーガくんの
家でもあるけど…いちいち言いなおさなくてもいいんじゃ?
すると何かがピンときたのか璃音は南と顔を見合わせクスッと笑った

「”トーガ”くんちかぁ…結構かかるの?」
「えっ…あぁ、中学校の敷地内だからこっから
駅2つ分くらいは離れてるかなぁ??」

そう言って顎に手を当てて考えると、下でフルフル震えてるひかるが…。
あぁなるほど!トーガくん嫌いなひかるにトーガくんの名前を
ありえないくらいまで聞かせようということですかww

って…ほんと何でトーガくんのことそんなに嫌いなんだろ?

「”トーガ”くんちってそんな離れてたの!?」
「えっ…うん。まぁ…」
「明日、そんな早くなくていいし”トーガ”くんち泊まってくるの?」
「はぁ!?ばっ…」

南の一言に目を見開き一瞬立ち上がったひかる。

「何?」



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No.271 鈴音 06/06 00:02:30  削除依頼

でもそんな南の冷たい一言に「…なんでもねぇ」とだけ言って
その辺にあった椅子に座った。

「んで、どーずんの?翔君とか麻耶ちゃんとかうるさいんじゃない?」
「あっなるほど…そっか、そうだよね。トーガくんたちが泊まっていい
って言ったら泊まってくよww」
「はぁ!?それマジで言ってんのかy「輝殿、うるさい」

なんか…ここまでくるとひかるがすごくかわいそうに…
遮ったはるを少し睨んだひかるは舌打ちをして右斜め下を見た。

でも、灯ちゃんが来てくれればテンションあがるよねっきっと;;

「どうせ明日、カラオケだろう?5時前には始末屋来てくれればいいから
ゆっくりしておいで?」
「はる…ありがと!!」
「あははははっ、まぁ”トーガ”くんちでゆっくり休みな?」
「ん?うん…」

また、だ。
いくらなんでもトーガくんの名前でスギじゃないかな…
なんて思ってたらドアがガチャット開き

「ただいまー」

とトーガくんたちが返ってきた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
ものすごい駄文の上に時間オーバー;;
申し訳ないです(泣

なんか…うん。駄文。
みんなして「キャラちがーう」「鈴音バカだ―」と思う人はもう
煮るなり焼くなり好きにしてください(汗

次は灯ちゃんといなくなったトーガくん視点を初挑戦しようかなと考えてますっ!!



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No.272 鈴音 06/06 00:02:37  削除依頼

てことでユキ絵☆さんへのコメ返w

ユキ絵☆さん≫厳しいのとか超萎えますよね(´^o^);:*:;
あたしらはまぁてきとーにwwでも、ちゃんとした式とかはちゃんとしろ
とだけ言われてましたww
普通の生活は注意されるけど軽くみたいな感じでww
バドは結構強いですよww
うちのOBで今先生として監督やってる人が高校時代インターハイ出場しましたからww
私服ってある意味めんどうですよね(泣
なんちゃって制服っ!!良いなぁww自由そうなのがいい!!
あたし夏服だけは県内でも結構人気が高くてww
水色のセーラー服なんですけど…今度機会があったらここにアップするか
メールで送りますねww
旧掲示板ではあたしは毎回小説書いては消し、書いては消し…
ときどきリレ小に参加し…
とまぁほとんど行く場所は今と変わらなかったですねww
喧嘩ってあほやんっ!!←
きほん、歌は歌詞で決めてそこからアーティストが好きになる人だから
そう言うのって理解出来なくて(焦
まったく同じですねww
もうこのリレ小のためだけしかあたしふみコミュきてないですね(あはは
そこは紫凛さんが提案してくれた浴衣でっ!!
おぉ!いいですねwwヤバい夢はふくらみww
靴づれの→おぶりの→キス的な(キャアァァァァァッ♪
萩萎ちゃんは超にあいそう!!さりげなく目が言ってたら
相当不機嫌になること間違い無しだww
勝手に1人でずんずん言ってヤンキーのお兄ちゃんに
からまれるという←なんとも典型的な展開
みやちゃん、水着の上にシャツとか着るって言ってました(泣
ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ><///
やばばいやばばいっ!!ちょっその王道絶対にやらせてやるぞっ!!!



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No.273 ユキ絵☆ 06/06 11:22:51  削除依頼

* 灰塚 輝 *

はいづかくん のライバルやくに トーガ がさいようされた ▼

「はぁ!?なんだよそれっ!!!」

答え次第では脳ミソ食ってやる!!

未だ糞女にぎゅーっと抱きついているトーガに視線を落とすと
『にっしっし。してやったり』という奴の心の声が届いて血液が逆流した。
もう、今この場で盛大に歌舞伎のポーズを取りそうだぜ頭にきすぎて!!

「あらすじにも男のライバル入ってたでしょー?」
「こいつ生徒会とかいう仕事あったんじゃねぇの!?」
「生徒会、胡桃がやってくれるって言ってたもーん♪」

トーガが瀬戸を連想させる口調で堂々と自分が仕事をこなせていないことを示す。
口元を吊り上げたその顔は俺のことを「バカにしている」としか思えなく。
強く拳を作ると右手の人差し指と中指の骨が同時に鳴った。
そのまま人差し指だけ拳から仲間外れにし、それでトーガを指してやった。

「男のくせになんだその言葉づかい!!てか瀬戸の妹に任せてばっかに
すんじゃねぇよ、てめぇそれでも生徒会長かっ!!」

前々からコイツに対し心の中に溢れかえっていたものも合わせて
全ての怒りを言葉に乗せてやろうとするが、なかなか上手く出来ないもので。
結局1億分の1も乗せられないまま従来通り怒鳴り飛ばしてやるだけだった。
なんでこんなにトーガがムカツクのかその理由さえ分かれば何とかなるのに。
漠然と、ぼんやりと腹立たしいということしか分かんねぇからやりようがねぇ。
ただ一つだけ分かるのは、こいつが目の前で糞女とべったり張り付いてるのが
見ていて「ウザい」と言うことだけ。この光景は見たくなくて。二人を離したくて。

何でウザいとか…もうそういうのは関係なく兎に角ウザいもんはウザい!!
考えても思いつかないからそう言う結論を出し、糞女をトーガから引き剥がした。
 



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No.274 ユキ絵☆ 06/06 11:23:21  削除依頼

 
「『副会長の方が的確に指示してくれるから楽ー』
『あんたいると逆に仕事増える』って言われちゃったし」

トーガと向き合うと、奴はもう開き直っているのか実に悲しいことを語りだした。
確かにトーガはムカつく奴だけど、そういう風に周りから
厄介者扱いされる人の気持ちは分からなくもねぇし…ちょっと可哀想だな…。
俺も散々柊吾に言われたぜ?「お前に勉強教えるとこっちが頭悪くなる」とか。
だけど、大切なのは"諦めない心"だ!他人に何を言われようと諦めちゃいけねぇ!
それが証拠にその後俺は頑張って勉強して柊吾に算数のテストで20点も勝った!
トーガも諦めなければきっと夢は開けるぞ!!皆、お前を認めてくれる!!

「まぁそれに、俺だって綾ねぇちゃんの相手役じゃなきゃ受けなかったし。
なんか楽しそうじゃん?」

え。

「よろしくねっ、綾ねぇちゃん♪」

……。

結・局!!糞女が目当てなのかよ!?え!?死ぬか!?なぁ、お命尽きるか!?
何が「あんたいると逆に仕事増えるって言われちゃったし…」だよ!!
最初から生徒会とかどうでも良いんじゃねぇかよ!!何で悲しいこと語ったんだよ!!
俺は、ウザいお前を本気で助けてあげたいと思ったんだぞ!?くそが…!!
これ以上俺を虚仮にするならば容赦なくお前の鼻にゴキブリ詰めるからな!!

糞女を振り向き俺には背を向ける形を取ったトーガに、只管頭にくるだけだった。

「あらあら、随分仲がいいのねーw」

海咲が糞女の額を指で弾いた。仲がいい――どう言う意味で言ったんだろーか…。
トーガと糞女が従姉弟としてじゃなく仲が良いって言ってんのか…?
あっ…まぁ別に仲が良くても別にそのことに関しては別にそんな別に良いけど別に…。
ただ、その…俺の前でくっついてることが不快なだけだからよ。
トーガとか関係なく、そういうのは暑苦しいから。俺は熱血漢には憧れてるけど…。
って、俺は誰に言い訳してんだよ…。って!!言い訳じゃなくて全部事実だから!!

ああ…何か疲れた。

「―――あ、忘れてた」

トーガから話題を反らしてくれたのは、意外にもあの強引ゴジラだった。

「後夜祭のBGMで良いのが無くってねー、綾と璃音"二人"で
なんか歌ってくれない?」
 



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No.275 ユキ絵☆ 06/06 11:23:37  削除依頼

 
「いや、ここは紬で良いでしょ」
「因みに拒否権なしで。綾は明るめの曲を二つ、璃音ちゃんは
ダンs…じゃない、私が呼び出した時にちょっと暗い歌二つ歌って貰うわ」

何故だか、お笑い出身の霧夜くんはお呼びでないようで。
海咲と糞女が後夜祭のBGMとして歌を歌うことが(強制的に)決まっていたらしい。
糞女の歌が聴けるのは初めてだし気になるけど。あと海咲のもまだ聴いたことねぇや。
当然の如く利己的な指示を与えたゴジラは、一時満足そうだったが
すぐに顔色を変えて、短く唸り頭を掻き始めた。…まだ何か不満なのか?

「璃音は歌が上手いってのは評判になってるから心配はないんだけど…
綾が歌う所見たこと無いんだよね、この私でも」
「そういや、なんだかんだまだ南とカラオケ行ったことなかったね?」
「生徒会とか重なったり…ないかと思うとあんた部活の助っ人に連れてかれるし…
中学の時だってあんた、部活部活だったじゃない…」

ふぅ。と一つ溜息を吐くゴジラは今にも、やれやれ。と呟き出しそうに見える。
部活部活だったじゃない――って、部活頑張ると呆れられるのか?一般的に。
俺、中学に復帰できたらまず部活を一番頑張ろうとしてたくらいなんだけど…。

「綾ねぇちゃん歌うの!?」

何かの期待に目が輝かせたトーガが興奮気味に声を上げた。
…ッチ。一々声がでけぇんだよ声帯ぶっ潰すぞ。

「いや、拒否権ないって言うからね;;歌わなきゃさ…」
「なに?トーガくん。綾の歌聞いたことあるの?」
「もう、めっちゃ上手いよっ!!!ほんとに、音域が広いからか
男の曲でも低すぎなきゃ大体歌えるし声変えるのがうまくて
カラオケの得点も毎回95点以上だった!!!」

歌に関しては嘗て"リアルジャイアン"の称号を得た俺とは天と地の差らしいな…。
ただ、何故トーガが糞女と一緒にカラオケに行ったことがあるんだ?
まぁ…従姉弟だからそりゃ1回くらいは行ったことあっても不思議じゃねぇけど…。
従姉弟ってそんなに仲が良いものなのかよ。俺はそんな奴いねぇから知んないけど。

「へぇ…こりゃ1回聞かなきゃね…。よし、綾。
明日始末屋行く前にカラオケね。木曜日だし授業も長くないっしょ?」
「え゛!?マジで??」
「マジで。璃音と萩萎ちゃんも良かったらこないー?」
「えっんじゃ行こうかな…」
「私も暇だしな…」
 



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No.276 ユキ絵☆ 06/06 11:23:54  削除依頼

 
とんとん拍子で、糞女、海咲、鞍川がゴジラとカラオケ行くことが決まった。
もう精々勝手につるんで金振り撒いてろ。あ。今桜田が欠伸した。
っていうか…今思ったんだけど糞女が始末屋来る前にカラオケ行くっつーことは
明日もし餓鬼が早く来てくれなきゃ俺また春彦と二人じゃねぇかよ。もう嫌だ…。

「ちなみに金曜日は午前中から栖鳳中学の体育館にてリハーサルだから忘れないでねー」
「えっリハーサルすんのか?」
「しなきゃダメでしょー?本番の立ち位置とかいろいろあるし…
演劇部の人たちとも合わせなきゃいけないからねー」

やけに上機嫌なゴジラに返された瀬戸は腑に落ちないのか
「ふーん」とそれだけの反応を見せていた。
ああ、瀬戸出番少ねぇからリハーサルとか付き合わされるの嫌なんだな。

「結構でっかい建物だから、すぐにわかると思うけど…
はい、一応これ栖鳳中学までの最寄駅からの地図」

そう言うゴジラに1枚渡された駅から栖鳳中学までの地図は、モノクロで。
せめてカラーコピーにしろよ…なんて不満を抱きながら他に頼るものもなく目を通す。
この地図からしてそう遠くなさそうだし大体の道は分かった。分かったんだけど…。
ちらっと糞女に目をやった。一瞬で反らしたからあいつがどこを向いてたか
分かんねぇけど、取りあえず俺の方を向いていなかったことだけは確かだった。
持っていた地図に筋目が入り、気づいたころには指先に力を入れていて。
やっぱり…何か怒ってのかなあいつは。…そろそろ、話してみたい。話がしたい。
地図も碌に読めねぇのかって馬鹿にされるだろうけど…。
それでも構わねぇから、何故か今はこいつともう一度話す口実が欲しいと思った。

「これ、俺ん家からだと…どういくんだ?」

歩み寄って糞女に地図を突き出すと、意外にも簡単に話しかけることができた。
向こうの表情は…驚いてはいたが別に何も怒ってはなさそうで普通のこいつだった。
……じゃあ。さっきこいつが見せたあの笑い方は何が原因だったんだ…?

「えっ…あぁ、これね…。えーっと…」
「あれ?綾ちゃんってかるちゃんの家知ってるのー?」

折角俺が作った機会に、何も知らない灯が平然と割り込んできた。
まぁ…良っか。別に灯が加わろうと嫌な気はしないからな。トーガだったら別だが!
 



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No.277 ユキ絵☆ 06/06 11:24:41  削除依頼

 
「あぁ…俺いま1人暮らしだから、夕飯こいつに作ってもらってんの」

親指を立て、隣にいる糞女を指して教えてやった。
まぁ、そう言ってもまだ2回しか夕飯は作ってもらってねぇんだけどな。
でも今朝も作ってもらったもんな?鮭と卵焼きと味噌汁!美味しゅうございました。

俺の言葉を聞くなり数名が妙な表情を浮かべ始めるのが映った。

「へぇ…綾って輝さん家知ってるんだ(ニコニヤ)」
「アノ時綾殿が輝殿と一緒にいたのはそのためだったんだな(ニコニヤ)」
「まぁ、夜も綾が間違ってお酒飲んで大変だったみたいねー(ニコニヤ)」

こそこそと話しているつもりなんだろうが思いっきり声が聞こえてくるわけで。
海咲と春彦とゴジラが冷やかしの目で見てくるから恥ずかしくて視線から外した。
いや、だから別に…何か駄目なのかよ!?何でそういう目で見てくるんだよ!
まさか何か疑われてんのか!?おい!!俺はそういうつもりで言ったわけじゃねぇぞ!!
ただ単に小間使いが主人の家に出張で飯作りに来てるだけだろうが!!
何故ここでそういう風な笑いが出てくるんだよ…!そして何で俺はこんなに――

「あれ?ってか何で南があたしがお酒飲んだこと知ってんの??」

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです><すみません超絶微妙そして全く追いついてなくorz

すくーりんぐ遅刻してまうのでちょっくら急いで行ってきますorz
帰ってきたら今微妙に出来上がってる残りの記事の続きを…できたら…
2回投稿になりますけど…被らないようしますので…爆弾投下させてくださ……
うおおおおおおおおおおおおおおおおお自己中を許してケロ(←逝ってくれ
 



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No.278 ユキ絵☆ 06/06 20:58:41  削除依頼

* 灰塚 輝 *(今朝の投稿残り続きです;orz)

お前本当に夜にゴジラと電話してたの記憶に残ってないのか…?
と、俺の方から聞き返しそうになった。ゴジラもそれと同じなのか
あっけらかんとする糞女に大袈裟とも捉えられる溜息を吐いて、額に手の甲を当てた。

「あんた着信履歴見なかった?あたし酔ったあんたに電話したんだけど?」
「え゛っうそっ!?」
「やっぱり…あんたお酒飲むと記憶なくなるんだから…」

完全に忘れているらしい糞女は、再び溜息を吐いたゴジラに焦り出した。
このままだと糞女の奴…「昨日の夜あたしが何したかあらいざらい話して」
とか言ってきそうで煩わしいだけじゃなく…なんとなく危険だ。
もし嘘を教えたとして、何かの加減でその嘘がばれたなんてことになったら
昨日の、あの…色々良くないことを一人だけの秘密にした変態みたいになるだろ。
だからと言ってこんな大勢いる場で間違っても本当のことなんてっ…!
でもちょっとだけ…。って何だよちょっとだけって!何の自慢にもならねぇよ!
また良からぬ勘違いをしてくる奴とか出てくるだろうし、絶対内緒にしなきゃな!

「もういいだろ!その話。んで、どういくんだよ」

ゴジラにニコニヤされて、急遽地図を糞女に突き出し話の流れを別へ持って行く。
咄嗟に新しい話題を考えたから、またこの地図の話に流してしまった。
これでもう完全に俺は地図を読めないバカキャラで定着したってわけだよな。
『うっそー?始末屋とかやってんのに地図も読めないの?灰塚輝超きもーい☆』
『すぐ他人を頼るしぃ~こいつ将来絶対ヒモになるよね~まじキメェw死ねよw』
…とか思われたんだろーなあ。地球上全ての人間に。いや、全ての生物に。
でも今更「いや。僕、現地行けば大体道分かると思います」なんて言ったら
じゃあ何で糞女にわざわざ地図突きつけて道訊いたの?とか突っ込まれるだろ。

「あぁ、えーっと、実は栖鳳中学ってここじゃないから
電車のんなきゃいけないんだよねー…」

あ。

「はぁ!?マジかよ…んなこと言われても困るんだけど…」
 



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No.279 ユキ絵☆ 06/06 21:02:41  削除依頼

 
そういやこれ栖鳳中の最寄からの地図じゃねぇかよ!
つーことは当然電車に乗らなきゃいけねぇってことを意味してるわけで。
俺、前現金使いたくなくてコンビニでPASUMO使って今残金ゼロなんだけど…。
そして確か現金も財布の中もう2000円くらいしか残ってなかった気が…あはは。

「んじゃ、あたし朝ひかるんち寄るから…南、朝行く時車で乗せてって「綾ちゃんっ!!」

もう少しで俺もゴジラの車に乗せてもらえることになるところだったのに
その希望は灯が必要以上に張り上げた糞女を呼ぶ声に掻き消されてしまった。
何がそんなに嬉しいのか灯の表情は穏やかで、自分よりも大分背の高い糞女を
見上げながら――見下ろしてるような視線でじっと見つめていた。気がした。

「かるちゃんなら、あたしが金曜日連れてくから大丈夫だよっ♪
それとさ…」

そこまで言って、区切る。
一度俯いたがすぐに顔を上げた灯は、さっきと同じように笑っていて。

「かるちゃんの夕飯当番代わってくれないかなぁ?」
「…え?」
「何言ってんだ灯」

突然の夕飯当番交代――ということに瀬戸を超えるアホっぽい声を出してしまった。
狐につままれたような海咲やゴジラ。糞女は…俯いていて表情が分からない。
その間も灯は顔色を変えずに糞女を覗き込んで、立てた人差し指を口元に当てていた。
如何言うわけか…灯の発言から急に周りの空気が冷めたと思うのは気のせいじゃなくて。
灯が俺の夕飯当番がやりたいって言いだしたのがそんなに気になるのかよ。
別にどうだって良いだろ…?どいつもこいつも野次馬根性旺盛で困るな…。へへ…。

「だって、綾ちゃん毎日毎日大変でしょー?」

毎日毎日たいへん…?

「かるちゃんだってどんどんわがまま言い始めるだろうしー」

……。

「ほら!お酒飲んじゃったら記憶なくなるって…大変じゃん」
「おい、灯。わがままってなんだよ…」

さり気なく俺のことを「わがまま」と言ってくれた灯に身体を向け睨めた。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_(駄文を2回もごめんなさい><

全て!!!!ルールを守れない人でGOMENASAI><<<<<<、、、、、、
もう…時間…が…自由に操れれば…良いのに…orzorzorz
  



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No.280 ユキ絵☆ 06/06 21:08:33  削除依頼

Happy birthday to you~♪
グァルルルルルルルルルルァア!!(←輝の威嚇
Happy birthday to you~♪
うわぉぉおおおおおぉおぉおお!!(←輝の雄叫び
Happy birthday, dear はるのだんな~♪
Happy birthday to you~\(^o^)/♪
ウォオオオォオオォォオオ~ン!!(←輝の遠吠え

と、言うことで日頃の感謝を込めてユキ絵さんが
駅前のムースっぽいものを贈呈します(´^o^);:*:;
なんかもっと盛大にお祝いしようと企んでたのに
お金と時間そして気力がなくて無理でした、さーせん春の旦那←
うちはイタチの誕生日(明々後日)のために力を使い果たしたとh(ry
それにしても6月は誕生日の人多いですね><
因みにうちの兄ちゃんは6月11日生まれです。プレゼントは私へ☆←

ってことで鈴音さんにコメ返しです\(^o^)/わーい!

>>鈴音さん
ああw式の時はYシャツの第一ボタンも閉めないと注意されるってやつですよねorz
別にYシャツのボタンなんて誰も見ないと><見てる奴いたらそいつ変態やん←
ええええインターハイって全国の高校のアレ!?Σ(゜Д゜ノ)ノ うちの学校に
そんな素晴らしい先生は誰ひとりいないと思います><元リーマンとかばっかなので←
いやいや><もうなんちゃって制服買うお金がなくてなくてなくてorz
結局学校入る前に勝ったグレーの基準服を着ることも多くなってしまって/(^O^)\
えええええええええええええ!!!!!水色のセーラー!?!?!?(←うるせぇw
ちょちょ、セーラだけでも一回も来たことなくて憧れなのに、水色!?!?←
まじ写真みたいです(*´Д`*)それ着た萌えポーズ奴も1枚お願(自☆重しようk



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No.281 ユキ絵☆ 06/06 21:08:45  削除依頼

私もジャニーズはもうまるっきりだめでorz顔が同じに見えてきてしまって(←病気乙w
SMAPはジャニの中でも割と知ってる方なんですけどメンバーの名前とか...|ω・`)
私は歌手ならGARNETCROWとか、いきものがかりとかが好きで(*´Д`*)ふわわん←
そして色んな歌を聞いて歌詞が気に入った歌手をyoutubeでチェックと(´V`)ww
例外で「暗い日曜日」とか超鬱曲のみ洋楽をBGMで流すんですけどね(´^o^);:*:;
綾ちゃんが藍色に蛍の模様がある浴衣着てるの超イラストで見てみたく(*´Д`*)
綾ちゃんがそんな浴衣きたら一瞬で萌え死んでどっか飛んで行きますよね男性陣は←
むふふ(*´Д`*)靴ずれして負ぶってキスはもう絶対命かけて結構したくて私www
ファーストキスが花火の下ってもう輝にしては運が良すぎて一生分の運を使い果t(ry
輝の目が萩萎ちゃんに向いてたら逆に萩萎ちゃんがキレだしそうな予感がして(´^o^);:*:;
「おい、何を見てるんだ?」的に言われた後、刀で一刀両断!!とかされそうで←
ヤンキーwもし綾ちゃんがヤンキーにからまれたら輝がたこ焼き投げつけるのでww
そしてヤンキーにからまれた時に髪型が崩れてポニーテールにするという萌(蹴



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No.282 鈴音 06/07 00:00:16  削除依頼

*高宮 十賀(たかみや とうが)*

「ありがとねー♪えーっと…十賀くん!」
「あっ、いや、別に大丈夫ですよーw」

修理に出していた母さんのノートパソコンを下の荷物を置いてたロッカーまで取りに行った。
するとなぜか、あのバカ(輝)の幼馴染でモデルの灯とかいう人も付いてきて…
まぁ、なんとなくついてきた理由はわかるんだけど…。

「そうだ!十賀くん。お礼になんかジュースおごるよ!こっちこっち」

そう言っておれの手を強引に引っ張って自販機コーナーまで連れてく灯さん。

「なにがいいー?」
「いや、俺別になんでもいいんですけど…」
「まぁまぁ、遠慮せずに~」
「…んじゃスポドリでいいです」

『ご厚意』に甘えさせてもらってスポドリを買ってもらう。
ガコンと下から出てきた飲み物をはいっと渡されて、もう一度お礼を言った。

「んでさー…十賀くんにお願いしたいことあるんだけどいい?」

スポドリのキャップを開けようとした瞬間に不意にそんなことを言われて
灯さんのほうを見るとそこには普通の男子ならコロッと落ちてそうな笑顔で。
まぁ俺はこういう女好きくないから落ちないけど…しかも胡散臭いし。
首をかしげたままの灯さんに「なんですか?」と言いながら壁のほうまで寄る。
いや、だって後ろに人いたし…。

「んとねー…まず最初に聞くけど、キミって綾ちゃんのこと好きでしょ?」
「…だったらなんですかー?そう言う灯さんもあのバカのこと好きでしょ?」

そう言ってニコッと同じように胡散臭い笑顔を貼り付け灯さんに問うた。
すると一瞬びっくりした顔をしてほっぺをふくらました。

「かるちゃんの悪口言わないでっ!!」
「悪口じゃないっす。ほんとのこと言って何が悪いんですかー?」
「かるちゃんはただのバカじゃないの。鈍感でバカなの!」

いや、それもっとあのバカかわいそうなことになってるんだけど…。



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No.283 鈴音 06/07 00:01:34  削除依頼

「はぁ…んで?俺に頼みたいことってなんですか??」

まぁおおむね、綾姉ちゃんとあいつを――

「ずるいって言うのは分かってるけど…綾ちゃんとかるちゃんを引き離してほしいんだ」

やっぱりきた…。
裏でしかそう言う風に動けない、そんなこの人には呆れるしかなくて。
ふぅとため息を吐く。
それを気付いていないのかさらに灯さんは言葉をつづけた。

「だって、かるちゃん綾ちゃんのことウザがってるし…
十賀くんだって綾ちゃんにかるちゃんが言い寄るのムカつくでしょう?
十賀くんの恋の成就のためとかるちゃんの幸せのためにさ!
ここはひとつ、協力しt「話はそれだけですか?」

ぐちぐちぐちぐち「これが正論よ」とでもいいたそうに出てくる言葉に
頭の中で何かスイッチが切り替わって途中で話を遮ってしまう。
その声は自分でもびっくりするくらい低くて冷たい声で…

でもあんた間違ってるよ。

「…え?」
「悪いですけど、俺パスっす」

そう言ってテーブルにまだ開けてないスポドリを置いて戻ろうとすると「まって!」と腕を掴まれた。

「はぁ…なんすか?」
「なんで…?だってあなた、綾ちゃんのこと好きで…「好きっすよ?」

断られると思ってなかったのか明らかに震えた口調と動揺した目をして
腕をつかみながら言ってくるこいつ。
その腕をバッと勢いよく話しながら平然と言う。
俺のその言葉に「じゃあどうして…」ともいいたそうな目で俺を見てくる。

そう、綾姉ちゃんのことは好きだ。
綾姉ちゃんと付き合いたい。同じ気持ちになりたい。
素直にそう思えるけど…

「好きだからこそ、その人の一番幸せになれる場所にいてほしいんす」

綾姉ちゃんが一番幸せになれる場所は俺じゃない。
綾姉ちゃんの幸せを奪ってまで自分が幸せになろうだなんて思わない。
ずっと母さんから言われ続けた。

『綾ちゃんの幸せをこれ以上奪うのはやめなさい。
たとえ、自分の気持ちが届かなくても』

純粋に綾姉ちゃんだけを見ていた俺。
その俺に自分の気持ちを押し込めろと言われた言葉。
普通なら反発していたことだろう。
しかしその言葉はなぜか受け入れられた。



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No.284 鈴音 06/07 00:03:02  削除依頼

健司が綾姉ちゃんの前に現れたとき、綾姉ちゃんの幸せそうな顔を見て
こいつになら任せられる。綾姉ちゃんも幸せになれる。
そう思った。
まぁ、実際、綾姉ちゃんが離れてくのが嫌でずいぶん健司に反抗したけど…。

その健司がいなくなってぽっかり穴のあいた綾姉ちゃん。
俺には埋められなかったその穴を、あいつはふさいでくれた。
もしかしたら、こいつが…綾姉ちゃんを本当に幸せにしてくれる男なんじゃないか
って素直にそう思えた。

「かるちゃんは…幸せにならなくていいって言うの?
かるちゃんは!!綾ちゃんのことウザがってるんだよっ!?」
「あんたそれ本気で思ってるの?」

あいつは本気で綾姉ちゃんのことウザがってなんかいない。
俺には分かる。自分の中に芽生えた綾姉ちゃんへの恋心に気付かないで
それと闘ってるあいつが。

「そっそうよ!!だってかるちゃん…」
「あんたマジ気づいてないの?
いっとくけどあんたじゃあいつの幸せの場所にはなれないよ」
「っ~~!!なってみせるもん!!綾ちゃんなんかに負けない!!
かるちゃんの幸せの場所になれるのはあたしだけ!!
あたしが一番かるちゃんのこと知ってるの!!!」

そう言って力説するこいつのせいで周りから痛い視線を浴びる。
なに?俺が悪役?うわー…マジ勘弁。

「わかったから、少し静かにしていただけません?」

そう言って抑えるとハッとしたこいつはきょろきょろとあたりを見回し
真っ赤な顔をして俯いた。
俺は自分が買ってもらった飲み物をこいつに差し出し、くるっと背を向ける。

「まぁ、どちらにせよ”片思い”なんだし頑張ってみれば?」

あいつはまだ綾姉ちゃんのあいつへの思いに気付いてない。
綾姉ちゃんの心に芽生えたあいつへの恋心に…。
だから、あいつが綾姉ちゃんの気持ちに…自分の気持ちに気付かなければ
この恋は分からない。
恋ってわからないものだから…だから

自販機コーナーを出ようとしたところで俺は振り向いて灯さんに言う。

「あっそうそう、俺それに協力はぜってーにしませんけど
綾姉ちゃんのこと諦めるつもりじゃないんで。
あんたもそんなことしないで正々堂々戦えば?」

それだけ言うとまた振りむいて後ろ手に手を振りながら自販機コーナーをでた。



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No.285 鈴音 06/07 00:04:07  削除依頼

綾姉ちゃんを本当に幸せにできんのはあいつかもしんねぇ…
あいつになら綾姉ちゃんを幸せにできる。そう素直に思ったのも確かだ。

でも、俺だって綾姉ちゃんのことずっと好きだったんだ。
自分の気持ちにも気付いてないあんな鈍感バカ男に易々綾姉ちゃんを渡してたまるか。
あんなんじゃ勝負にもなりゃしない。
まずはあいつに自分の気持ちを気付かせる。
そうなったらどうなるかなんてわかりきってることかも知んないけど…
それでも、そうじゃなきゃフェアじゃない。

俺は俺なりに精いっぱいあいつとぶつかっていく。
そう決めた。

チーン♪
エレベーター独特の音が鳴り、エレベーターがついたことを知らせる。
あいたドアに乗り込むと俺の後に1人女の子が乗ってきた。
灯さんはまだあの場にいると思うから違う人だろう…。

「何階ですk…ってくっ胡桃!?」
「十賀…あんた、人に仕事押し付けて…。
しかもぶつぶつぶつぶつ、キモいわよ?」
「えっ!?なっお前なんでここにっ!!」
「話聞いてないし…誰かさんに押し付けられた仕事
早く終わったからこっちに来てみたの。」

そう言ってため息を吐きながら言う胡桃。
はい、頭があがりません。

「んで?何ぶつぶつ呟いてたの?」
「ん?あぁ…自分の気持ちに自覚してないやつをどうすれば
自覚させれるか…って思ってよ」
「ふーん…。輝さんのことね…あれは究極に鈍感すぎるでしょ」

って俺名前言ってないのに何でわかるんだよ…。
それに、鈍感って…何でそんな情報が胡桃に…

「ん?あぁ南さんにいろいろ教えてもらってさぁ…」

おい、心の中読むなよ…。

「まぁいいや。んで、どう思う?」
「んー…気付かないならそのままにしとけば?
恋の気持ちって自分で気づかなきゃ意味ないし?
あんたがアタック頑張ってればそのうち気付くんじゃない?」

てきとー…。
だけど、それが一番効果的…かな。
俺が綾姉ちゃんに抱きつくとイライラするみたいだし。
あっそれは胡桃もか。「見ててウザい」とかひでーよな…。



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No.286 鈴音 06/07 00:04:37  削除依頼

「そっかー…。ん、サンキューな」
「いやいや、別に…。でも、あんたさずーっと思ってたんだけど…」

そう言って胡桃はふっと顔をあげる。
高く一つに結んでるポニーテールの髪が揺れて胡桃の真剣な目が俺の目を捉えた。

「ほんとに綾さんのこと”恋愛感情”として好きなの?」
「…は?な、にいってんだお前」
「…いや、何でもない。ごめん、気にしないで。
ほらっ着いたから」

胡桃がそう言って顔をうつむいたときまたエレベーター独特の音が鳴ってドアが開いた。
ドアの前に続く短い一本の廊下を目の前のドアに向かって歩く。

ちらっと後ろを見るとそこにはちょっと顔をうつむいた胡桃がいて…
頭をポリポリとかく。
何言ってんだ?こいつ…。

こいつに問われた時一瞬心がドキッとしたが、すぐに正常に戻った。
俺はずっと綾姉ちゃんを好きで…これから、あいつと正々堂々勝負しようとしてて…
でも胡桃はそんな俺の気持ちに疑問を持ってて…

わけがわからなくて整理がつかないままドアを開ける。

「ただいまーっ」

そう言って奥に入るとまっさきに俺の目を捉えたのはやっぱり綾姉ちゃんで。
さっきより顔色は良くなっていたが未だに見え隠れするネガティブな気持ちが隠しきれてない。
そんな綾姉ちゃんを見たとたん、さっき胡桃に言われたことは頭から飛んでって。

――やっぱり諦めねぇ

そう強く思った。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ初、トーガ視点でした\(^^)/
いかがだったでしょうか??

てか初なのにトーガ、裏部分発動ってww
灯ちゃんのことを”こいつ”って言ってるときが大体裏ですね(笑
いやぁ…一ノ宮家系ってホントひと癖ふたくせあって(おい

まず今回はキャラが壊れた感じがしますが
すこし男!なトーガが見れたのではないかと思いますっ!!



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No.287 鈴音 06/07 00:06:43  削除依頼

それではユキ絵さんにコメ返だ―い!!

ユキ絵☆さん≫Yシャツの第一ボタンまで閉めるんすか!?
えっそれはびっくりΣ(°д°ノ)ノ
うちの男子は学ランの時はホックまで閉めなきゃいけないっすけど
夏服でYシャツの時は第一ボタンはよかった気がします(たぶん
全国の高校のあれらしいっす(-∀-;)
あとうちの学校甲子園出場者いるらしいですww
うちの顧問ではないのですが…てかうちの学校野球部入ってた先生率高くてww
しかも平均年齢まで高くてww
でもでも、いいじゃないっすか☆
自分で決めれるとか♪うらやましくて(pдq)
あたしも高校入って初めてなんですよーセーラー服ww
しかも結構人気で、古着やっていうかそう言うところで一着10万とかで
取引されてるとか言う噂までたってて(ほんとかどうかわかりませんが;;
その格好であたしらで言う一番の都会の県庁所在地のほうに行ったら
コスプレと思われるとか思われないとか←あはww
あっ”制服だけ”ならメルで送りましょか!?
流石に着ると太くて短い脚が○| ̄|_
ジャニーズは…あれはわかりませんねっ!!
SMAP・V6・嵐・KAT-TUNあたりなら顔くらいはわかるんですが
最近のとか全く駄目で…ジャニオタってすごいですよね(苦笑
いきものがかりっ!!ユキ絵さんも好きなのですかい!?
ちょっ同士がいらっしゃったーーー!!!
あとはFUNKY MONKEY BABYSとか!!
たいてい歌詞がいいのはアーティスト関係なく聞きますっ♪
飛んでいくとかそんなことないっすよ!!
あたしは深緑色で薄く縦縞が入った甚平を着て下駄をはいて腕を組んでるひかるくんが
みたくてみたくてしょうがない(*´Д`*)
あたしだってそれ、やりたくてやりたくてしょうがなくて…
よし、やらせよう(`・ω´・)ムンッ
強制決定事項で←
あっ萩萎ちゃんっぽくて安易に想像出来てしまう(笑
おっんじゃそこも入れますかねww(おい
ほんとは武術でどうにかできるんだけど浴衣だから動けないというww

てかはるさんの誕生日間に合わなかったヽ(;д;)ノ
ごめんねはるさん…ケーキも準備してなくてごめんね…

てか今気づいたんすけど、あたし最初綾の誕生日4月16とか書いてたんすね;;
色々変更とかしてて申し訳ないっすorz←今更



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No.288 ユキ絵☆ 06/07 12:56:24  削除依頼

* 灰塚 輝 *

俺より30センチ以上も背が低い灯を見下ろすために、顎を僅かに引いた。
だけど、どんなに俺がきつい視線を放とうとやっぱりこいつには通じなく。
こいつは純粋で素直な笑みを浮かべてただ俺を見上げているだけだった。

変わったのは――俺の身長が伸びたことだけ。同じで…あの時に戻れたみたいで…。

灯は俺のきつい視線ごと全部を受け入れてくれている…そんな感じがした。
昔からそうだったから…。例えどんな嫌なことを言われようと、されようと
本気で俺がこいつに怒るなんてことはさせてくれねぇんだよ。こいつが。
送っていたきつい視線も、気付いた頃にはどこかへ仕舞っていた。
いつもと同じ。何時も通り軽口を叩く…俺の中は今、そんな気持ちに変わっていた。
如何して灯を睨むようなことをしたんだろう。その理由も霞んで見えなくなった。

「えーだってかるちゃん好きなものしか食べたくないとか言ってんじゃないのー?」
「それは…で、でもお前料理なんて作れるのかよっ!!」
「なんでー?」
「お前家庭科の成績俺よりだめだったじゃねーか!!」

ふわっと微笑んだその顔を崩さず上目で小首を傾げた灯に、心に何か違和感を覚えた。
なんだろう。もうちょっとで、その違和感の正体が気づけそうなのに…
その正体に気づく直前で、今度は俺の中にある別の"何か"にそれを邪魔されて…。
灯に感じた違和感と、それの正体を気付かせる邪魔をした"何か"の重さは等しく、
ぴったりと天秤が釣りあっているような…そんな感覚を覚えた。
少しでも傾けたら駄目になる。それらの正体にはまだ気づいてはいけない気がした。

違う。誰かに、気づくな――と言われたような気がした。

「大丈夫だよ(たぶん)前よりはできるようになった(はずだ)から!!」
「お前ちっちゃく”たぶん”とか”はず”とか入れんなよ…
もう、超不安…」

溜息を吐くと、灯は俺を見上げながらむっと頬を膨らませた。
何か妙案でも浮かんだのか、右手で作った拳を左掌にポンと当て糞女を見た。

「んじゃ不安なら綾ちゃんも来てさ!一緒に料理つくろ?」
 



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No.289 ユキ絵☆ 06/07 12:56:39  削除依頼

 
「灯ちゃん…あなた、何考えてるの??」

いまいち状況がつかめていなかったゴジラが平静に戻ったのか
相変わらずのぶすっとして不機嫌そうなオーラを放ちながら灯に尋ねた。

「何って??だってあたし、文化祭終わったら仕事ばっかだし、
すぐにアメリカ帰んなきゃいけないしさー
かるちゃんと昔の話とかしたいじゃん!!」

アメリカに帰る、か…。

俺のいる前でも平然と笑いながらゴジラにそう答えてみせた灯が凄い。
やっと会えたのにまた帰るなんて…そりゃモデルの仕事忙しいんだろうけどよ…。
でも俺にとってお前は、俺が"一番幸せ"だった時を一緒に過ごした一人で…
その中で…今でも俺のことを大切だと思ってくれている唯一の人間なんだよ。
母ちゃんがいた頃に戻れるわけなんてねぇけど…お前といると――

「ねっかるちゃん!久々に昔の話とかさ、しよーよ」
「しょうがねぇな…」

灯の頭に手を置き髪型が崩れない程度に撫でた。やっぱり子リスだ。
――昔の話とかさ、しよーよ。
この言葉に強く惹かれて、何かの誘惑に負けた気さえもおきた。
楽しい。楽しみ。もう一度昔のことを思い出したい。灯と一緒に。
まさか本当の自分がこんなにも過去に捕らわれていたなんて知らなかった。

「ねぇ綾ちゃんどーする??」

毎日毎日たいへん、でしょ?
ふと灯のその言葉が浮かんだ。おかしいな、これじゃまるで――

「やめ、とくよ。実は今日行かなきゃいけないところがあったんだ。」
「「綾…」」

答えた糞女はまた俺の苦手な表情を浮かべていた。
やっぱりその顔を見ると、何かがずきっと刺されるような感覚を覚える。
どうして無理に笑うのか分からなかった。何が糞女をそうさせてんのか。
さっきまで灯――過去のことを考えてたのに。
急に現在目の前にいる糞女の表情に悩む自分がずるいとも思った。
別に糞女なんてどーだって良いのに。ただ、ずきずき痛くなるのが嫌だから。
…何で痛くなるんだろ。何が痛いんだろ。それすら分かんねぇからやりようない。

「そう?じゃさ…あたし、こっちにいる間かるちゃんの夕飯当番やっていい?」
「…え?」
 



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No.290 ユキ絵☆ 06/07 12:56:55  削除依頼

 
その後灯が糞女に何か囁いたのを見逃さなかった。
だけど…何を言っていたのかは当然ながら俺のところまでは届かなかった。
両手の指先同士を合わせて、それを自分の口元近くまで持っていく灯。
何かを頼んでいるポーズだけど…そんなに夕飯が作りたいのか?面倒なだけなのに。
いや、こいつも昔の話をしたいのかもしれねぇな…夕飯は口実で。

「うん…いいよ?」
「綾っ!!」
「かるちゃんもいいでしょー?」

頷いた糞女に声を荒げたのは、奴の親友である強引ゴジラで。
そんなものは耳に入っていないのか、それとも完全に無視しているのか
灯はすぐに俺に話しを振った。…期待、そんなものを感じられる目で。
糞女を見ると、依然として落ち込んでるような顔色で唯下を向いているだけ。
ずっと元気がない糞女。一緒に飯でも食えば…元に戻ってくれるかもしれない。
何で元気がなくなったのか分かんねぇけど、俺の家には糞インコもいるから…。
いつもみたいに糞インコと鬱陶しくべたべたしてても構わねぇから、
ぎこちない笑みなんて浮かべるようなこと、もうしないでほしい…けど――
灯は、この依頼が終わったらすぐにアメリカに帰っちまうんだろ…?
俺が首を縦に振らなければきっと灯は傷つくし、二度と会えなくなるかもしれねぇ。
でも本当は――。俺は一体全体何を思ってるんだ?

俺はどうする。どうしたい。

「あ?あぁ…別に食えればどーでも…」

最終的にどうしたいのかすら、分かんなかった。

「よっし!!何つくろっかなー♪ねぇ南ちゃん、
ここってパソコンとかある?」
「あたしのなら家だしなぁ…」
「俺の母さんのノートパソコンなら下に置いた鞄の中にあるけど?」
 



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No.291 ユキ絵☆ 06/07 12:57:11  削除依頼

 
結局、俺の夕飯当番は今日から文化祭が終わるまで灯がやることになった。
決まるが早いが早速何を作ろうか迷いだした灯は
今この場でパソコンを借りてレシピでも調べようとしているらしい。
そんな灯にトーガがパソコンを貸す…ような発言をしたわけだ…けど!!
あの憎たらしいトーガだし、糞女が旨い具合に夕飯当番を交代したからって
灯に全面協力でもしようとしてるのがバレバレなんだよ…!!
忌ま忌ましい奴めが…自分の損得を考えて行動するとは漢の風上にもおけねぇな!
灯が俺の夕飯当番してる間に、テメェはどうせ糞女に甘えるつもりなんだろ!
考えるだけで火星まで蹴り飛ばしたくなってくるんだよ…!畜生が…!!

「んじゃ借りていいかな?」
「うん、んじゃちょっと取ってくる」
「あっあたしもついてくよw」

俺が一人苛々してると、灯はトーガに続いて部屋を出て行ってしまったらしく。
音を立てて閉まった(糞女がさっき壊した)ドアを見て、舌打ちが出た。
それどころじゃなく自分が生命の危機に立たされているとも知らずに。

俺が恐れていた音と共に、この世のものとは思えない激痛が走った。
もはや身体のどこが痛いのかも分からないほどの痛み――いや、悪夢に包まれ
七転八倒してのたうちまわる。痛い。痛い。お願い母ちゃん助けてひかるもう死ぬ。
天国に逝ったはずの母ちゃんが何故か俺の前に現れて、心の中で声をかけた。
しかし、母ちゃんの返事を聞くことはなかった。けど不思議と痛みが引いていった。
あんな激痛が走る中生き延びた俺の生命力は、ゴキブリを裕に超えていると思う。
もし俺が女だったら10人は同時に出産できる自信が湧いた。無駄な自信だけど。
歪んでいた視界が除所に整い、まっさきに映ったのはゴジラと海咲の姿だった。

ピコハンを持った海咲と、ハリセンを持ったゴジラが仁王立ちする姿が。

「なにすんだy「「あんたバカ?」」
「はぁ!?だから、なんだってんd「「もう一度言う、あんたバカ?」」

取りあえず倒れる身体を起こし、地面に座りながら文句を言おうとする。
が、構わず全部を遮られた。俺の発言権は完全に失われているようだった。
 



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No.292 ユキ絵☆ 06/07 12:58:19  削除依頼

 
「輝殿…それは俺も思うぞ」
「テル…バカ…」
「というか、ここまでされといて灯の気持ちに気付いてないとは…
よほどの鈍感か、バカだな」
「あの態度は誰だって気付くよなぁ…」
「ってか本気で灰塚気づいてないの!?」
「あそこまでわかりやすいのもある意味貴重だよー」
『大分頭がイッてるから早急に病院に行った方が良いな』
『…病院…行く……より…天、逝け……』
『自分が天に逝ったことすら気づかないだろう?この出来損ないは』
『ここまでの碌でなしは見たことねぇぞ…。存在が面倒くせぇな』
『ってか本気で灰塚いつ死後硬直始まってくれるの!?』
『ここまで"きんもーっ☆"がられるのもある意味貴重だよー』

『生きる価値ないのに、なんで生まれてきたのー?(笑)』

グァルルルルルルルルルルルルルァアアッ!!
テメェ等これ以上俺の悪口を言うのは、やめろぉおォオおおぉ!!

最後の方には実際に言われていないことまで聞こえてきて、狂いそうになった。
途中「気付く」とか「気付かない」とかそんな台詞が出てきたわけだが
一体全体何がどうしてどうなって、気付く気付かないが出てきたってんだよ!!
こいつ等の言ってる意味を問いただしてやろうと、
未だ険しい顔で俺を見下ろしている海咲とゴジラを指差してやった。

「はぁ!?まったくわけわかんねーんだけど。
おい、どーなってんだよ、こいつら」
「ほんと…どーなってんのかしらね、あんたの頭は」
「っておいΣそこ俺をかばうとこじゃねぇn スパーンっ
「甘えんじゃねぇぞ、糞野郎」

ゴジラが振ったハリセンに頭を打ちつけ、ヒットポイントが0になった。

――――――――――――――――――――――――――――――――
一旦たっちですorz

ふおおおおすみません寝坊して書きはじめるのが遅くなってんんん(TTTTTTTT)
またしても午後から出かけるので帰ったら続きを…投稿という…計画で…ぐおおおおお
もう2度投稿しすぎでもう追放されないか心配で心配で○| ̄|_
本当ごめんなさい謝ることしかできないで><<<<。<><>、
では急いで駅まで車で送ってもらってきますil||li_| ̄|○ズ~ン○| ̄|_il||l



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No.293  

削除されました 


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No.294 ニックネームは削除されました 06/07 18:00:03  削除依頼

*海咲 璃音*

だーもー下らない下らない!!
輝さんは鈍感だし灯さんは灯さんでベタベタ慣れ慣れしいし。
とりあえず皆正座しようか、うんそれが良い。

輝さんを甚振った後灯さん達が帰って来て。
……ああ、久しぶりに椿と桔梗に会いたくなってきた。

「チッ……仕事あるんだから早く終わらせなさいよ…」
独りでそんな愚痴を吐く。…いっそ平家さんが来てくれたらいいのに。

不意に灯さんが可愛らしい声でこう告げる。
「夜ご飯作るだけにかるちゃんの家行くの面倒臭いからさー、
あたしかるちゃんの家に泊まろうかなッ♪」

唇に人差し指を添え上目使いで輝さんを見つめ微笑む灯さん。
綾は何も聞かない様に――まるで六年前に起きた"惨劇"の時の
私の様に唯腐りきった笑みを浮かべているだけ。

そして綾をじっと見つめているとパシャン、と水が何かに
叩きつけられる様な音がして振り返る。

顔を伏せ南は入っていたコップを握り、怒りに肩を震わせる南と――
髪から、衣服から水を滴らせる灯さんの姿で。

「うぉ、南さん?え、ちょ灯、びしょ濡れ…ってええ?」
すくっと立ち上がり戸惑う紬。

「…馬鹿は黙って見てなさい。――綾」
ペットボトルを持ち上げ口の中に液体を流し込む。
紬を睨みつけ座らせた後に冷たく綾を見つめる。

「あんたの問題でしょ」そう呟いた後
空になったペットボトルをゴミ箱に投げ捨てバックを持って立ち上がる。

左側で南と灯さんが言い合ってるのをちらりと見た後
「今日は台本合わせるなんて出来なさそうね。
私兄さんの病院行って検査受けた後仕事あるから。
それと明日、カラオケ行けなかったらメールするわ。じゃあね」

――いいですか?彼方は一応―――
――分かってるわ。一ヶ月に一回は病院に行きますよーだ。

――パタン。
ぎゃあぎゃあ騒いでいたあの空間から、張りつめた空気から解放され
深く深く、ため息をついた。

「…早く、薬貰わなきゃね」
また血ィ吐いちゃうわと言いながらエレベーターが登って来るのを待った。


+////////////////////////+



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No.295 ニックネームは削除されました 06/07 18:00:26  削除依頼

*朝比奈 斎*

アプリコットティーを一口口に含んで黒い小さなテーブルにそっと置く。
白黒の空間。壁紙は白、床は白黒タイル。
モノトーンのこの部屋に眩いほどに目立つ赤い斑点。
足元に転がる残骸。

「…ねえ璃音。僕のお願いは絶対だよねえ」
カップの持ち手に指を絡ませてしっかり持って立ち上がる。
多彩な色をした硝子が光り床に同じ多彩な色を映し出している。

そしてその"ステンドグラス"とか言うモノに人差し指を付きつけ、
二秒、静止するとドロリとその部分のステンドグラスが溶け出す。

暫くすると三十cm程の穴が開き、透き通る空の水色が太陽の光と
一緒に僕の目に飛び込んだ。

そして自分の細い腕とカップをその穴に通し、カップを下に傾けた。
重力に負けた水分達が一気に空中を泳ぎ、下の鮮やかな薔薇園へと落下する。


「――ああ、『Re:CODE』の人たちか。……僕の力、見せてあげるね」
かつかつとタイルを叩く音がして面倒臭くなってカップも落下させた。
カチャン、と陶器が割れた小さな音に背を向け、一つの扉を開ける。

「ようこそ、僕の世界へ。よく僕の居場所が分かったね?
此処は―――精霊が住む場所だと言うのに」

+//////////////////////////+



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No.296 ニックネームは削除されました 06/07 18:04:16  削除依頼

*海咲 璃音*(またですかww)

薬品臭い部屋。奇怪な程に白い部屋。

「すみません、予約していた者ですが…」
受付にひょっと顔を出し、看護婦らしき人に微笑んだ。
…その看護婦のおばさんは「ああ、采先生の。」と微笑み
待合室に私を連れて行った。…まあ直ぐに兄さんが来たんだけど。

いつもカジュアルでシンプルな洋服を着てる兄さんだから
時々白衣を着てると無性にブラック・ジャッ●を思い出し
それを口に出しては怒られていた記憶があった。

「今回はちゃんと時間通りに来ましたね、良かったです」
爽やかにそう微笑み私を診察室へと誘導し、現在に至る。

眉根を寄せる兄さんを見つめる。
「…症状は確実に悪化してますがまだ……大丈夫だと思います」
かりかりとボールペンを走らせる兄さんに問ってみる。

「…治らないわよね」
不意に兄さんの手が止まり、少し目が見開かれる。
ほんの二秒ほどだけど確かに兄さんは―――。

「まあいっか。仕事があるから御薬貰って帰るわね」
イスから立ち上がりバッグを抱えた。
治らないなら死ぬまで仕事、しなくちゃなぁ。

「―――――はい、これがお薬だって。
一日三回食後に飲んでねって采先生が仰ってたわ。お大事に」

先程と同じ小母さんが微笑み私に薬を渡す。
それを私は受け取り病院をでた。

―――――――――――――――――――――――――――
灯ちゃんごめんね((
璃音ちゃんと南ちゃんが痺れ切らしただけなんだ……○| ̄|_
二日間父親がパソコン占領しやがりましたよ紫で(意味不乙
しかも斎(イツキ)は何の為に出たのか不思議ですよね、
私にもわからないです(乙

椿ちゃんほのぼのボケキャラにしようと思ってます。
桔梗様はツンデレキャリアウーマン様にしようと思ってます←てめ

そして全部私の趣味!あはははは、たのしーねえ(ry
そしてそして愛しき采様ぺた―――リ∑(-□-;)うぉぅ



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No.297 ニックネームは削除されました 06/07 18:26:21  削除依頼

鈴音さん⇒
こっちは可笑しくなると毎回性格変わるんですよ、飲むとww
泣いたり笑ったり何も言わなくなったりもう大変でwww(てめ
ですね、そうしましょうかーb
てか小母さま、お嫁にしてくださ(ちょ待てええええww
じゃあ今度の仕事は璃音と綾ちゃんメインで
"歌唱コンテスト ペア限定"ネタ(我が兄命名)でいきますk(やめとけ
あれ、私もセンスのかけらもないですよOTL
よし、存分に綾ちゃんに萌えようじゃないk(タヒれ
ぶほ、それは希影さんと魁君と相談しなくてはね!!(何様(俺様(逝
そういえば灯ちゃんのイメージ置いて来ますーw

ユキ絵さん⇒
あらやだ、媚薬とゴムもお付けしt(超絶なる自重希望
で私も凄い泣いてwとりあえず泣きましたね友達とw
ええwwそれいったら私なんて・・…うぉぉぉう((
私も小学五年までABC評価だったんで真っ先にcの欄ガン見してた記憶がw
「べ、べつに意地悪じゃないんだからっ、成績が…わ、わるいんだからね!」
とか言われたら気色悪くて屋上で叫びそうだwww
その前にどんだけ成績悪いんですかね…やべ、期末成績が怖い(
あ、…すんません何か生徒(璃音)と先生(魁君)考えて
凄い妄想しちゃってwww駄目だ23から追い出されるww(乙
青汁…だと!?(何
あれ美味しいんですかね、ゴーヤの苦さのイメがあるんですが(何故
じゃあ時のオルゴールと
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6939313 とか
http://www.nicovideo.jp/watch/nm5988510 とか
http://www.nicovideo.jp/watch/nm6271514 とか

ユキ絵さんの提案諸々でいろいろ探してみるとして…
と考えてた途端に何故かこれが浮かびました↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3346082 (本家)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3931154 (歌ってみた)

歌ってみたを聞いてニコニコ動画で璃音の声のイメージに近いのは
この人かと思ったのですがもうちょいSっ気あってもいいとかおもう((



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No.298 ユキ絵☆ 06/07 21:16:15  削除依頼

* 灰塚 輝 *(またまた今朝の投稿残りの続きですorz;;)

薄らいでいた意識が元に戻っても、悪夢が覚めることはなかった。

「”トーガ”くんち行くのねー」

思考が止まるようなゴジラのその言葉が届いて、俺の周りの時間だけが固まった。
さっき糞女が言っていた用事というのは――あの憎きトーガの家に行くこと?
糞女は"美由紀おばさん"とか言う奴に訊きたいことあるらしいけど、
そのおばさんの家はトーガの家でトーガの家はおばさんの家で…トーガの家…。
でも別に?俺がその場にいねぇなら暑苦しくねぇし、糞女なんていくらでも…全然…。
俺は止めるつもりも理由も全くねぇし、好きなだけトーガと一緒にいりゃいいだろ…。
でもトーガがそれで大満足すると思うと、あいつを嫌いな俺としては非常に腹立たしくて。
だけど糞女の用事なんだからしょうがねぇよな。ただ、ぶん殴りたい程むかつくけど…。

地面に横たわりながら何故か浮かんできたのは
糞女に抱きついて満足するトーガじゃなくて、トーガに抱きつかれている糞女の姿で。
俺はこういう光景は大嫌いなのに。見苦しいから。
思い浮かべたくもないのに、勝手に思い浮かんできて、また苛々するの繰り返しで…。
知らないうちにその苛立ちは、俺の身体を小刻みに震わせる程まで成長していた。

「”トーガ”くんちかぁ…結構かかるの?」
「えっ…あぁ、中学校の敷地内だからこっから
駅2つ分くらいは離れてるかなぁ??」
「”トーガ”くんちってそんな離れてたの!?」
「えっ…うん。まぁ…」
「明日、そんな早くなくていいし”トーガ”くんち泊まってくるの?」

駄目。

「はぁ!?ばっ…」
「何?」

泊まる――その言葉に反射的に立ちあがった。
…今一瞬"駄目"なんて思ったような気がしたけど…多分それは気のせいで。
だって用事がある糞女がトーガの家に行こうが泊まろうが、俺には関係ねぇんだから…。
ただちょっとトーガがムカつくだけだから…。それだけだから。別にどーだって良いし。
ゴジラに冷たく一言突っ返されたから、「なんでもねぇ」と同じように突っ返しといた。
その辺にあった何のために用意されてるのかも分からない丸椅子を引いて座る。
落ち着かない鼓動と湧いてくる熱――自分の身体の異常に不安を覚えるだけだった。
 



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No.299 ユキ絵☆ 06/07 21:16:31  削除依頼

 
「んで、どーすんの?翔君とか麻耶ちゃんとかうるさいんじゃない?」
「あっなるほど…そっか、そうだよね。トーガくんたちが泊まっていい
って言ったら泊まってくよww」
「はぁ!?それマジで言ってんのかy「輝殿、うるさい」

再び反射的に声を上げるが春彦に先を邪魔された。
何で最後まで言わせてくれねぇんだよ。結構重要…なのに。あ、別にあれだけど…。

「どうせ明日、カラオケだろう?5時前には始末屋来てくれればいいから
ゆっくりしておいで?」
「はる…ありがと!!」
「あははははっ、まぁ”トーガ”くんちでゆっくり休みな?」
「ん?うん…」

俺が視線を逸らしている間も春彦は糞女と話していた。
普通に話せば良いのに春彦は言葉の途中にはまた"トーガ"を強調させていて。
その名が聞こえれば必ず頭にきていたんだけど
今は苛立ちを通り越して、何かがもう聞きたくなくて嫌になってきた。
何となく小さな不安が出てきた。何が起き始めたか分かるけど気付かないふりをする。
トーガに弱みは見せられねぇしな。それに簡単に何度も負ける俺でもない。

「ただいまー」

その声に顔を上げた。トーガだ。僅かに遅れて灯も帰ってきた。
部屋に入ってきた灯は如何言うわけだかピリピリしていたようだけど
俺と目が合った瞬間何時ものように――昔のように優しい表情に変えて、笑った。
それを見て、忘れられるような…今の嫌なことも全部昔の思い出で消せる気がした。
さっきまで崩れていた気分が穏やかになり、灯のその笑顔に安心した。

それと同時に、心にまた少しの違和感を感じた。

「夜ご飯作るだけにかるちゃんの家行くの面倒臭いからさー、
あたしかるちゃんの家に泊まろうかなッ♪」


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_(2回目ごめんなさい><

うおおおおおおおおおお(´;∀;`)
DABUN!!!!!il||li_| ̄|○ズ~ン○| ̄|_il||li
追いつきそうで未だ追いつかなかった私のカス度はネ申がかっt
すみません…今日は疲れてしまって…もう…地の果てまで逝ってきます…orz
コメント返しはまた明日でぬおおお全部が申し訳ないです。。。
 



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No.300 鈴音 06/07 23:31:43  削除依頼

*夜昼 南*

あ゛ぁ゛!!!!もうっ
イライラするなぁ…。

ん?なんでイライラするかって?

灯ちゃんに綾が灰塚くんの夕飯を作ってるって言うのがバレて
文化祭まで夕食当番を代えさせられた。
その時の綾の表情は苦しそうにでも悟られないように
(バレバレだったけど)した力のない空笑いで
その後、パァッと輝かせた表情の灯ちゃん

でもあたしは見た。すごく…黒く意地悪に笑っていた灯ちゃんを。

灯ちゃんが出て行ったあと璃音からハリセンを借りて思いっきり灰塚くんをぶっ叩いた。
でも、それでもこの鈍感は根っからなのか綾の気持ちにも自分の気持ちにも
…灯ちゃんの作戦にも気付く様子はない。
こんなバカ初めて見た。
灰塚くんなら綾を幸せにする恋愛してくれると思ったのにあたしの勘違いだったかも…。

なーんて思ってこんなにいらいらしてるわけ。
分かる?わかるよねw

「ただいまーっ」

そう言ってはいってきたトーガくんは灰塚くんに目を向けキッと睨む。
しかし、それもすぐに穏やかな表情に戻りあたしたちのほうに寄ってきた。

するとトーガくんのせいで見えなかったのか胡桃ちゃんが顔を出す。
ニコッとほほ笑むとこれまた綾と同じような空笑いを浮かべてぺこっと会釈した。

うーん…2人ともなにかあったかな?

あたしのほうに寄ってきたトーガくんはあたしの耳に手を添えて口を近づける。

「(コソッ)あの灯っていう人、要注意、だよ。南ちゃん」

そして口を離したトーガくんは真剣な目であたしを見つめていた。
これ以上放置しとくと…危ないってわけね。

「ふーん…」

1人そう呟いて顔をあげるともう灯ちゃんが戻ってきてて、綾とトーガくんに
厳しい視線を向けたあといつもの笑顔に戻って灰塚くんに近づいて行った。

まぁ、放置しとくの危ないって言ってもこれ以上何かするなんて――…

「夜ご飯作るだけにかるちゃんの家行くの面倒臭いからさー、
あたしかるちゃんの家に泊まろうかなッ♪」

ブチっ

その灯ちゃんのかわいらしく言う一言とそれに一瞬びっくりした後また
あの空笑を浮かべる綾にあたしの奥の奥にあるぶっとい何かがキレた。

「おっおい、南殿…」

バシャン

止める朝木さんの言葉を無視して…
あたしはほとんど無意識的にテーブルに置いていた水を灯にぶっかけた。



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No.301 鈴音 06/07 23:34:02  削除依頼

「うぉ、南さん?え、ちょ灯、びしょ濡れ…ってええ?」

戸惑う紬くん。
しかしそんなの考えちゃいられなかった。

これ以上こいつを調子に乗らせちゃ危ない。
綾を想う本能がそう悟った。

「ちょっ南ちゃん!?いきなり何すんの!?」

そう言って睨んでくる灯。
でもひかるくんがいるからか、あの”本性”なはずの黒い笑いとは種類が違う
ぶりっこ女にはよくある”可愛らしい”怒り方で

そんなこいつの態度にムカついたが水がかかってるこいつを見て
なんかすごいせいせいした(鬼…

「軽々しく南ちゃんなんて呼ぶんじゃないわよ。あんた何言ってんの?
いつまでもしらじらしくしてんじゃないわよ」
「しらじらしい?何言ってるの南ちゃん。前から南ちゃんって呼んでたじゃない」
「そうだったかしら?あたしはそんな猫なで声で呼ばれてもキモチワルイだけなんだけど」
「ひっひどぉーい…」

そう言ってポロポロッと涙を流す灯。
それにびっくりしたのか何なのか灰塚くんは立ち上がり服の袖で灯の涙を拭いた。

―――涙は女の武器

その言葉ってこういうことを言うんだなーなんて思った。
これじゃああたし悪役じゃない。あぁ…悪役なのか?

すっかりそれに騙された灰塚くんは怖い目つきであたしを睨んでくる。
いいわよねー…小さい女の子って守られて…
でもねぇ、そんな後ろで薄く笑ってるなんてほんと武器として扱ってるわね涙を。

「おまっ!!何、人の幼馴染泣かせてんだよっ」
「泣かせた?はっ!冗談言わないで?あっちが勝手に泣いたのよ」
「お前…そんな奴だったのかよ」

そう言ってあたしを睨む灰塚くんの瞳は怒りと同時に軽蔑も含んでいるようで。
別にいいのよ。そんな目で見られたってあたしはどーってことない。
なんなら、ここにいるみんな…いや世界の人からそんな風に見られたって
綾を守れればそれでいいの。
でもねぇ灰塚くん。ここにいるみんながきっとあんたのその言葉否定するわよ。
そんな嘘泣きに騙されてるあんたもムカツクわ。



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No.302 鈴音 06/07 23:35:20  削除依頼

 
灰塚くん…鈍感もここまで来ると酷いわよ。
あんたに…今のあんたに綾は任せられない。

「勝手にそう思ってれば?ただ、じきにわかるわよ。」
「…何がだよ」

あんたの大切な人――綾を傷つけたのは灯と

何にも気付いてないあんたってことをね

「さぁ?そんなの自分で考えれば?
ってか灯ちゃん。あなた、どっちみち泊まれないわ。
夜仕事入ってたわよ?」

さっきの雰囲気を一変穏やかな笑みを見せて灯ちゃんに微笑む。
だって、このままじゃショーどころじゃないもの。

「えっ?なんで南ちゃんがそれを知ってるの?」

灰塚くんの背中から顔を出しこっちを見る灯ちゃん。
目が…全く赤くない。やっぱり嘘泣きね…。

「あなたのマネージャーの桐生さんが『夜9:00~はこっちでの仕事を入れてあるので
それ以降は何も入れないようにしてください』って最初に言われてたから♪」
「きっ桐生めぇ…」

そう言うと携帯をつかみ壁際へ寄って電話を始める灯ちゃん。
あーあ…無駄なのに…。

そう思ってあたりを見回すと、目を見開いているみなさんの姿。
あらあら?どうしたのかしら(あんたの切り替えが早くてびっくりしたんだよ

「あれ?璃音は??」
「あっなんか病院行ってから仕事があるとかで消えた」
「ったく、あいつまた仕事のこと話してくれねぇし…」

瀬戸くんが言ったあとにブツブツとつぶやく桜田さん。

「そう…まぁもう台本合わせなんて無謀ねww
今日は帰っていいわ♪ごめんね、こんなに待たせて。
また明後日、10:00に栖鳳中学によろしくね♪」
「分かった…んじゃあ璃音の連絡があってからカラオケに行くから…」
「あっはいはーい。表に車だしてあるからそれに乗って帰ってくださいねー」

けだるそうに立ち上がった桜田さんとそれに続く奪還屋関係者たち。
ぱたんとドアが閉まった時部屋に残ったのは始末屋メンバーと
灯ちゃんとトーガくんと胡桃ちゃんだけ。



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No.303 鈴音 06/07 23:51:06  削除依頼

灯ちゃんは電話してて、朝木さんと清ちゃんは椅子に座って飲み物を飲んでて
胡桃ちゃんは誰かと電話してて、灰塚くんはボーっと突っ立ったままで綾はトーガくんと話してて…

「十賀くん…。今日、家寄っていいかな?」
「えっ来てくれるの??うわー、翔と麻耶喜ぶよー♪
なんならこのまま一緒に帰r「十賀。それ無理」

綾とトーガくんの会話をピシャリを遮ったのは胡桃ちゃんで。
振り返ってブーたれるトーガくんにため息をつく。

「なんでだよー…」
「ステージ発表と野外ステージ発表の時間が合わなくなったってさ」
「はぁ!?めんどくさいなぁ…んじゃ綾姉ちゃん。先に家、帰っててよ」
「ん?うん、わかった」

そう言って笑って手をひらひらと振りながらトーガくんたちを見送る綾。
それにトーガくんは大きく手を振り返して胡桃ちゃんはぺこっと会釈して部屋を出て行った。

トーガくんを見送る時の綾は普通の笑顔で…
灰塚くんを見るとギュッと拳を作っていて…
綾の異変に気付かず灯ちゃんをかばってもっと綾を地の底に
突き落とすようなことしたのはどこのどいつだったかしら。
ずるいのよ…灯ちゃんも守って綾とも普通でいようなんてできるわけないじゃない。

気付きなさい?自分の大切な人を

「おい、くs「はいはーい、鈍感アホ男は黙って~」
「…グレード、アップ」
「容赦ないな」

当然ッ!

「朝木さん。綾、このままここ置いてっていいでしょ?
トーガくん家にはあたしが送ってくから」
「あぁ、今日はここで解散だから別に…」
「灰塚くんも。夕食当番、綾じゃないんだし一緒に帰る必要ないわよね?」
「…あぁ」

掠れて低い声を出した灰塚くん。
…気づいてないはずなのに灰塚くん、相当ショック受けた顔してるわよ?

「んじゃ朝木さんと清ちゃんには車用意してあるからっ♪
灰塚くんにはなしね。どうせ灯ちゃんと帰るんだろうし」

そう言って灯ちゃんを見るとちょうど電話が終わったみたいで、こちらに戻ってきた。

「どう?やっぱり仕事あったでしょ?」
「あった…しかも生放送の番組とかなんで入れるかなぁっ!!」

それを聞いた瞬間ほっとした顔の綾。

「んじゃまた明後日よろしくねっ!」

そう言ったあと朝木さんと清ちゃんは部屋を出ていく。
綾のほうをちらっと見た灰塚くんは灯ちゃんに引っ張られて部屋を出て行った。



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No.304 鈴音 06/07 23:58:33  削除依頼

*一ノ宮 綾*

――綾、あんたの問題でしょ

璃音に言われた一言が頭のなかを駆け巡る。
それと同時に周りの音が全く聞こえなくなった。
まるで水の中のように何も聞こえない。

ただ、南が灯ちゃんともめてるってことが分かって
どうにかしなきゃいけないのに体が動かなくて…

すると不意に灯ちゃんが泣きだした。
隣では十賀くんが溜息を吐いているようで…。

”止めなきゃ”本能でそう感じ立とうとした瞬間、目の前の光景にまた体の力が抜けた。

あたしが行く前にすごい勢いでひかるが灯ちゃんに近づき服の袖で
――いつかあたしにしてくれた時のように涙を拭いて、南から灯ちゃんを
守るように灯ちゃんの目の前に立った。

そしてその背中にぎゅっとはりつく灯ちゃん。

ズキンとまた心に何かが突き刺さったと同時にドクンッと心臓がはねた。
やっぱり、あたしはひかるにとって灯ちゃん以上の存在にはなれない。
そう反射的に悟った。

ひかるにとって大切な人は灯ちゃんで
灯ちゃんにとってもひかるは大切な人で…

あぁ、なんであの間に入って行こうなんて思ったりしたんだろう。
目の前の光景を見たくなくて下を向いて目をつむった。
すると頭の中に出てきたのは笑顔のひかると灯ちゃん。

それを見たくなくて頭を思いっきり振る。
するとそれがすぐに消えたかと思うと今まで忘れていたはずの
健司が笑顔であたしに手を差し伸べる姿が浮かんできた。

あぁ、やっぱりあたしは今でも健司のことを信じてるんだ。
『俺はっ!!やってないっやってないんだー!!』
そう言った健司。未だ、裁判は保留中のままらしいな…
ずっと信じる。健司はやってないって信じるって…決めたっけ。

なんて今はこんなこと思い出してる場合じゃないのに…
そんなことを思ったとき体がゆすられて顔をあげる。
するとそこにはニコッとほほ笑む十賀くんであたしもニコッとほほ笑んだ。

あたりを見回すといつの間にか喧嘩は終わっていたようで奪還屋も雛貴さんも雅さんもいなかった。



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No.305 鈴音 06/07 23:59:04  削除依頼

「十賀くん…。今日、家寄っていいかな?」
「えっ来てくれるの??うわー、翔と麻耶喜ぶよー♪
なんならこのまま一緒に帰r「十賀。それ無理」

すると十賀くんの言葉を胡桃ちゃんが携帯電話片手に遮った。
となりでブーたれる十賀くんを見て胡桃ちゃんははぁとため息をついた。

「なんでだよー」
「ステージ発表と野外ステージ発表の時間が合わなくなったってさ」
「はぁ!?めんどくさいなぁ…んじゃ綾姉ちゃん。先に家、帰っててよ」
「ん?うん、わかった」

するとトーガくんは立ち上がり大きく手を振って、胡桃ちゃんはぺこっと会釈して部屋を出て行った。
それに手を振り続けて顔を綻ばせる。
アノ2人見てるとなんか笑顔になれるんだよね、うん。

「おい、くs「はいはーい、鈍感アホ男は黙って~」
「…グレード、アップ」
「容赦ないな」

ひかるがあたしを呼ぼうとした瞬間一瞬心臓がはねたが南がそれを遮った。
ちょっとほっとした…。

「朝木さん。綾、このままここ置いてっていいでしょ?
トーガくん家にはあたしが送ってくから」
「あぁ、今日はここで解散だから別に…」
「灰塚くんも。夕食当番、綾じゃないんだし一緒に帰る必要わよね?」
「…あぁ」

苦しそうな声で肯定の意を表したひかる。
あれ?なんで?幼馴染との久々の夕食なのに…

「んじゃ朝木さんと清ちゃんには車用意してあるからっ♪
灰塚くんにはなしね。どうせ灯ちゃんと帰るんだろうし」

灯ちゃんを見るものすごくショック受けた顔をしてこちらに戻ってきた。

「どう?やっぱり仕事あったでしょ?」
「あった…しかも生放送の番組とかなんで入れるかなぁっもう!!」

そっか…んじゃあ泊まらないんだ…。
その答えにもほっとして…。
あたしって何なんだろ…と思ってしまうがどうしようもないことで…。

ひかるの幸せを願いたい気持ちと自分のひかるに恋する気持ちを
あたしは今行き来している。

「んじゃまた明後日よろしくねっ!」

そう言った南にそれぞれ挨拶して帰っていくみんなに軽く手を振った。
でも、ぱたんとドアが閉まった後あたしの目から冷たい何かがこぼれおちた。

するとあたしの隣に南が座って何も言わず頭をなでてくれた。
そんな南の態度にまた涙があふれた。



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No.306 鈴音 06/07 23:59:14  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ超駄文orz
申し訳ない;;

あっ綾視点を手抜きだなんて、そんなことあるわけ…な、い…よ?←かなり無理してる
はい、南がどんだけ綾を溺愛してるかそれを知っていただきたかったです…。

えーっとんじゃあ紫凛さんにコメ返☆←

紫凛さん≫おぉぉっ!!そうなのですか(笑
んじゃ打ち上げの時どうなるか楽しみですね\(^0^)/
えっお嫁とはまさかトーガの…(は
おっそうしますかwwそこで何か依頼があって~ww
そんでもって魁くんとひかるくんにもペアで出場していただきたい(にゃは
どこがセンスのかけらないんすかー!!ありまくりですってww
あはっんじゃあたしは璃音ちゃんに萌えましょうかn(殴
ふみに引っかからないくらいの濃厚なキスシーンが見れたらあたし
死んでもいいです←アホ
トットッ灯るちゃーんっ!!!ちょっこれはまた紫凛さんを神として
祭らなければいけないっ(おい

そんでですね、明るい恋愛の曲…ってことで皆さん知ってるくらい
有名な曲なんですがとりあえず一曲目で男の方の曲で
モンゴル800さんの『ちいさな恋の歌』なんてどうでしょうか;;
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3282739

もしもっと静かな感じで明るい曲ってなったらもっと探しますっ!!
まだ二曲目考えてないので(なはな;;



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No.307 ユキ絵☆ 06/08 13:55:41  削除依頼

* 灰塚 輝 *

人差し指を唇に添えた灯が言ったその言葉に揺らいだ。
確かに嘗て幼馴染の灯が家に泊まったことなんて何度もあったことだけど
今は歳も上がったしあの時と同じ様で…実際は俺も大分変ったから抵抗がある。
しかしそんなことを望める灯だから、やっぱり俺のことを
"あの頃から何も変わってない"と思ってるんだよな。そんなことあるはずねぇのに。
このまま灯がいなかった9年間を俺は隠し続けることができるんだろうか…。
何人も殺した俺が、文化祭が終わるまで、かるちゃん…でいても良いんだろうか。
灯がいなくなってから手にしたものも、探せばたくさんあるはずなのに――
それなのに灯を家に泊めてまで過去に酔い今の自分を忘れて良いんだろうか…。

そんな迷いは、突如床に叩きつけられた
一杯のコップの水と一緒に、何処か俺の見えない所へ流れて行った。

「うぉ、南さん?え、ちょ灯、びしょ濡れ…ってええ?」

ばしゃっ。そんな音が耳に入って顔を上げた頃には既に遅くて。
空になったガラスのコップを手に持ち、肩で息をするゴジラがそこにいた。
狼狽したお笑い出身が口にした名前に下げたくない視線を下げずにはいられない。
目に映る。体から水を滴り落とすのは、俺の幼馴染だった。

「ちょっ南ちゃん!?いきなり何すんの!?」

突然ゴジラに水をかけられ瞳孔を拡大させた灯の腕は震えていて、
胸の内に溢れた怒りをどこか自分自身で抑え込んでいる様に見えた。
そんな灯に俺の心音は強さを増して、肩や耳の後ろでも鼓動を感じられる程になった。
それが水をかけたあいつに対する確かな怒りから来るものだと気付くのに
然程の時間はかからなかった。「何で、やった」その言葉が喉から出かかって詰まった。
何故か抑え込んで本気で怒らない灯を見て、騒ぎ立てちゃいけねぇのかと思って。

かるちゃんの家に泊まろうかな。昔からしていたことを口にしただけの灯が
何故水をかけられなきゃならねぇのか、俺には理解できなかった。

「軽々しく南ちゃんなんて呼ぶんじゃないわよ。あんた何言ってんの?
いつまでもしらじらしくしてんじゃないわよ」
「しらじらしい?何言ってるの南ちゃん。前から南ちゃんって呼んでたじゃない」
「そうだったかしら?あたしはそんな猫なで声で呼ばれてもキモチワルイだけなんだけど」
「ひっひどぉーい…」
 



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No.308 ユキ絵☆ 06/08 13:55:55  削除依頼

 
9年ぶりに見た、溢れ出てきたその涙に胸が張り裂けそうになった。
灯が泣いた。ついさっき再会したばかりで俺の前で泣かせてしまった。
やっと会えたのに。何で。何やってんだ。何で泣かせる前に止めなかった。

――それとひかるは男の子なんだから、ともちゃんのことも守ってあげろよ?

教えは全部守るから。
たった6年分の少ない教えは全部守ってみせるから。

生きていて一番哀しい日。そう決めたのは俺じゃなかったのかよ。なぁ。

「大丈夫だから。ちゃんと守ってやるから」

灯から溢れる涙を袖で拭い、囁いた。
ゴジラの視線を遮断するよう灯の前に立ち、震える手で拳を作った。
背に灯がぎゅっとしがみついている。まだ少しは頼りにされている様で良かった。
目の前にいるゴジラを見る目は自然と冷たくなって抑えられない。
だけど、そんな俺の目で睨まれているゴジラは
何一つ動じることなくただ薄笑いを浮かべていた。逆に、俺を睨むような感じで。

「おまっ!!何、人の幼馴染泣かせてんだよっ」
「泣かせた?はっ!冗談言わないで?あっちが勝手に泣いたのよ」

ふざけやがって…。お前がやったんだろが…。

「お前…そんな奴だったのかよ」
「勝手にそう思ってれば?ただ、じきにわかるわよ。」
「…何がだよ」

じきにわかる?何言ってんのかわけ分かんねぇな。
冗談じゃねぇぞ…俺の友達を簡単に傷つけてそれでも平然としやがって…。
ここにいる全員にとって灯は唯の有名モデルかもしれねぇけど、
俺にとっては――俺の両親…そして蛍にとっても灯は大切な存在だったんだ。

それを傷つけたお前が偉そうに物言ってんじゃねぇよ…!!

「さぁ?そんなの自分で考えれば?
ってか灯ちゃん。あなた、どっちみち泊まれないわ。
夜仕事入ってたわよ?」
「えっ?なんで南ちゃんがそれを知ってるの?」
 



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No.309 ユキ絵☆ 06/08 13:56:08  削除依頼

 
え。っていうかちょっ待っ。突然なんですか。今までの険しい雰囲気はいずこへ…。

顔色に温かみを戻したゴジラの発言に、俺の背から灯が顔を出した。
灯は俺が思っていたよりもショックを受けていなかったのか
けろっとしていて、とても今まで泣いていた人間の様には見えなかった。
なんだか俺ばっかり必死で――また、灯へのあの違和感が心に浮かびあがった。
怒って損した気分だぜ…。それほどじゃねぇなら最初から言えよ灯も…。

「あなたのマネージャーの桐生さんが『夜9:00~はこっちでの仕事を入れてあるので
それ以降は何も入れないようにしてください』って最初に言われてたから♪」
「きっ桐生めぇ…」

桐生とか言う奴に電話をかけるのであろう灯は、
ストラップの方が携帯より重いのでは…と疑問が浮かぶ程の痛々しい携帯を取り出し
歩幅の狭い早足で壁際に寄っていた。こっちに背を向けていたから
携帯を耳に当てた時の灯の表情は見えなかったが、きっと相当ぶすっとしているはず。
無いと思っていた仕事が有ったときの腹立たしさは…。うん。

「あれ?璃音は??」
「あっなんか病院行ってから仕事があるとかで消えた」
「ったく、あいつまた仕事のこと話してくれねぇし…」

俺達がわーわー言ってる間に海咲はまた何処かへ消えたらしい。
海咲に秘密を作られ口惜しそうにする桜田が哀れに思えてきた。
全体的に桜田より春彦の方が圧倒的に恵まれてるんだな。色んな意味で。

「そう…まぁもう台本合わせなんて無謀ねww
今日は帰っていいわ♪ごめんね、こんなに待たせて。
また明後日、10:00に栖鳳中学によろしくね♪」
「分かった…んじゃあ璃音の連絡があってからカラオケに行くから…」
「あっはいはーい。表に車だしてあるからそれに乗って帰ってくださいねー」

半強制的に追い出された奪還屋と月詠と"blue rose"とかいう店の店員らしき女。
結局今日は服を合わせるだけで何も進まなかったな…。誰のせいだろうか…。
 



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No.310 ユキ絵☆ 06/08 13:56:23  削除依頼

 
奪還屋の連中とその他女二名が去り、
一瞬静まったこの部屋で真先に目に着いたのは、糞女の姿だった。
さっきまで俺が如何に感情的になり周りが見えていなかったかが分かる。
糞女は何時もの様に穏やかな表情で、その隣にはトーガの姿があって。
その光景にただ立ち竦むしかなかった。考える暇なく漠然とショックを受けて。

「十賀くん…。今日、家寄っていいかな?」
「えっ来てくれるの??うわー、翔と麻耶喜ぶよー♪
なんならこのまま一緒に帰r「十賀。それ無理」
「なんでだよー…」
「ステージ発表と野外ステージ発表の時間が合わなくなったってさ」
「はぁ!?めんどくさいなぁ…んじゃ綾姉ちゃん。先に家、帰っててよ」
「ん?うん、わかった」

トーガと胡桃と糞女の会話は頭には入らず耳から流れていった。
帰って行くトーガと胡桃を見送る糞女の表情は、俺が取り戻したいと願っていたもの。
俺が取り戻せなかったそれをトーガが取り戻した。俺が余所を向いている間に。
嫌だ、笑うな、止めろ、悔しい…待って。色々浮かんでは行き場がなく、消えた。
糞女のぎこちない笑みを見たときに痛んだ場所――あの真赤な感情が湧く場所が
ぎゅっと締め付けられて苦しくて辛くて、止めを知らずに遣る瀬無い思いが膨らんだ。
何で俺がこんな目に合わなきゃだめなんだ。俺は何の病気になったんだ…。

握っていた拳を一度解いて、更に強い力で再び拳を作った。

「おい、くs「はいはーい、鈍感アホ男は黙って~」
「…グレード、アップ」
「容赦ないな」

震える喉で出した糞女への言葉が届くことはなかった。
遮られたその言葉をそれ以上口に出す気にはなれなくて噤んだ。

「朝木さん。綾、このままここ置いてっていいでしょ?
トーガくん家にはあたしが送ってくから」
「あぁ、今日はここで解散だから別に…」
「灰塚くんも。夕食当番、綾じゃないんだし一緒に帰る必要ないわよね?」

……。

「…あぁ」

今更何も言えない。
 



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No.311 ユキ絵☆ 06/08 13:58:58  削除依頼

 
「んじゃ朝木さんと清ちゃんには車用意してあるからっ♪
灰塚くんにはなしね。どうせ灯ちゃんと帰るんだろうし」

電話が終わったのか顰め面をした灯が緩慢に戻ってきた。

「どう?やっぱり仕事あったでしょ?」
「あった…しかも生放送の番組とかなんで入れるかなぁっ!!」

有名モデルがアメリカから帰って来たんだからそのくらいやるだろ。
思わず突っ込みそうになった…けど糞女の表情を見てそれは押しこんでおいた。
その時糞女は嬉しそう…と言うよりは安心したような顔色をしていたから。
やっぱりTomoruのファンなんだな。テレビで生放送が見れるから穏やかになるなんて。
皆、俺が取り戻せない糞女の表情を取り戻していく。
どう頑張っても俺には無理なんだろうか。糞女はもう俺には笑ってくれないのか?
何でそんなことを考えるんだろう。考えたくねぇのに気づいたころには考えてる。

あんなバカ女"どうでもいい"―――"どうでもよかった"……?

「んじゃまた明後日よろしくねっ!」

ひらひらと手を振ったゴジラの声は今の俺には小さくしか聞こえなくて。

今…何かが分かるような気がして微かに糞女を振り向いたが
現実に戻されるよう灯に腕を引っ張られ、見つかりかけたものを見失ってしまった。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです( ̄□ ̄;)(ふんがっ!←

大幅時間オーバーごめんなさい><、眠くて…きびしかった…でして…orz
輝の折角の自覚フラグをへし折ったのは私と灯ちゃんです/(^O^)\←
ちょいと今朝急に体操の体験?に連れて行かれることになってしまいまして
コメントは帰ってきてから返させてください○| ̄|_ずず~ん



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No.312 ニックネームは削除されました 06/08 19:52:40  削除依頼

*海咲 璃音*

――お父様、明日は晴れるかしら?

他愛もない会話。当たり前の生活。笑顔の家族。
目の前で今倒れるCODE:100(下っ端の下っ端ね)にもそんな
幸せな家庭があったのだろうか。

そっと血だらけのその男の頬にふれ、右手の手袋を外した。
「―――目には目を 歯には歯を―――」

刹那的に男の顔…体にオレンジの炎が駆け巡り、やがて全身を包み込んだ。
黒ずんで焦げ、紅く滴る血も乾ききる。
―――燃え尽くした。

「ああ、終わったかい」
残骸になり果てた"ソレ"の前に跪き何も考えずに下を向く私を
救いようのない現実へ引きずり戻したのは浮いた声で。

「ん、人見さん。彼方も終わったんですね」
首筋に十字架の入れ墨をした背の高い人。
左手にはパチパチと時折黄色い光を帯び弾ける"異能"。

私は膝に手を宛がい立ち上がり、膝に付いた汚れを払う。
「…さ、エデンに報告しないと。」

長い髪を掻きあげた後に人見さんに微笑み町の外へ出た。
――全ては、あの人との約束の為に。


+////////////////+

一足先にエデンに報告を終え、携帯を見つめる。
――綾がまた、泣いちゃったわ

そんな南からのメール。
出来れば来てほしいと書き加えたり諸々だけの質素なメールを見た。

「……あー…もー、しょーがねぇなぁ…」
お風呂入ったばかりなのに、と付け加え何故か先程家に上がり込んできた
椿を呼び、"ある楽器"を片手に階段を降りる。

なんかポロンポロンいってるけど気にするものか。
「椿――!!車回して――!!」

「はーい♪お仕事終わったあとなのにお疲れ様ねぇ」
チャリ、とテーブルの真ん中の小さなかごから車のキーを取り出し
椿が微笑んだ。

「『恋をするなら是非我が恋愛研究会"ラブラボ"へどうぞ♪』…ねぇ」
そうよね、相手が鈍感なら―――気付かせりゃ良いじゃない。



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No.313 ニックネームは削除されました 06/08 19:53:58  削除依頼

「ほら、行くんでしょ?璃音」
先程三年ぶりに会ったと言うのに何なんだろねこれ。
浅緋の長くて柔らかな髪を、陶器の様に白い肌を、
リンゴの様に紅い頬と唇を、フレンチグレイのくりくりした瞳。
何処か抜けた優しい声を聞きながら首を傾げ、ヒールに足を入れた。
"Rosetta rosette"とかいう雑誌に出てる天然系(馬鹿含む)モデルらしい。

へらりと笑う彼女を見つめ、車で事故しないでねと囁いた。

+///////////+

「失礼します!辛気臭い面してる人は泣きやむか自重しましょうねーはいはい」

バァン!!と豪快に扉を開けて布をかぶせた"ソレ"を床に置く。
私の腹部辺りまである大きな"ソレ"を見た綾は未だ半泣き状態の目を
此方に向け首を傾げる。……何しに来たのらしき言葉を添えて。

「だーもう…んな事後にしなさい。南、ピアノはあるのよね?
――友達のだから借りて来られたけど綾ってハープが好きなの?」

ガーゼ生地をした布を"ソレ"――ハープから退け、南を見つめ
首を傾げる。すると南は綾の頭を数回優しく撫でた後にっこり頷いた。

「泣いちゃってるの?」
私の右横を長い髪を靡かせあるく椿。
通り過ぎる時に柔らかな菫の香りが鼻孔を擽った。
俯き目を擦る綾の頬に優しく手を置き、頭を包み込むように
柔らかく椿は抱きしめる。優しく、綺麗に。

「大丈夫...大丈夫よ...」
椿の淡い茶のシフォンレースカットソーに顔を埋め再び
肩を震わせ始めた綾の嗚咽が聞えて来るまでに時間は必要なくて。

「――椎原 椿。『Rosetta rosette』のモデルよね」
南が私の側に来てぼそりと呟く。
私はそれにええ、と頷き金の装飾が施されたハープに触れる。

「漆畑 桔梗。かつて『black ring』の人気読者モデルだった人とも
彼方は知り合いね。―――璃音、あんたって一体何者?」

南が疑問―不審の混ざった―の眼差しを此方に向ける。
「私?…そうねぇ、紬とかとあってる所為で色々顔パスなの。
…最も私は何も無い所で一人でいたいからそんなの必要ないけど」

去り気なく話を逸らす。
何者、と聞かれて人殺しと答える馬鹿は居ないだろうから。
「…でもね、一つ断言できるわ」
私がそう呟くと南が同感、と頷いた。

「「灯さん(ちゃん)より椿(さん)の方が絶対可愛いし綺麗で純粋」」



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No.314 ニックネームは削除されました 06/08 20:18:29  削除依頼

言葉を言い終えた後、南と見つめ合い、黒く笑う。
「そうだ、化けの皮剥がしちゃおうか」
コッソリ私に南が耳打ちする。

「そうね、彼女も相当年期入ってるわよー…あの仮面」
お互いの顔を見つめ、先程より一層黒い笑みを二人でしてみせた。

「―――二人とも、何の話……してるの…?」
グズグズ鼻をすする綾の声に驚いてバッと振り向く。
どうやら話は聞いてないらしく。

「あっ、そ、そうだねえ璃音!!防音設備整った所あるから
ピアノとハープ演奏してあげたらッ?」

南さん南さん、声裏返ってますよ((

「え?あ、うん、そうねぇ。」
私もちょっと焦りつつにこやかに頷いた。

「―――明日はきっと、晴れるかしら」
ハープを持ちながらそう呟く。
扉がパタンと閉まるのと同時にあの"答え"を誰かが言ってくれた気がした。

――…明日の事何ざ明日になってからじゃねえと分かんねえよ

そう、あの声。

「ん………あれ、魁?」
水にまた一滴一滴と新たな水を垂らすような。
水面に響くピチャン、みたいな音が頭の中で鳴り響いた後、

大嫌いな大嫌いな、鈴の音が聞えた。
「―――ッ!?」

腹部から込み上げる熱い塊。
激痛と苦しみにずるずるしゃがみ込む。

「――璃音ッ!?」
南と綾が駆けよる前にしゃがみ込んで私の視界に入って来たのは
菫の香りを漂わせる椿で。

その優しげな瞳までもが衣月のあの眼差しに見えてその手を
無理やり振り払う。

そしてまた蹲り荒い息を繰り返す。
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、
嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ。



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No.315 ニックネームは削除されました 06/08 21:50:41  削除依頼

来るな、嫌だ、来ないで!!!

「うぁ……嫌だぁ……止めて、っくぅ…来ないで、よぉ……衣月…嫌だ、
約束するから……っ、も、仲間なんて、作んない、から―――ッ!!」

衣月のあの行動が痛くて痛くて。
――ああ、発作だ。

「……あげ、るっ…こんなの、要ら、な…いッ」
ぽろぽろ零れる涙をぬぐう事もせず、震える右手で左目を押さえつける。
―――薄く十字架が刻まれる、呪われた目に。

――薬、飲まなかったなあ。
何なんだろうか、この病気。…あるいは、呪い?

「―――止めなさい」
白くて冷たい手が私の右手を掴んだ。
綺麗な声が怒りと心配を含み冷静な声を醸し出している。

「椿………嫌、約…束…護んなきゃ...!また…衣月に怒られ、る――」
すっと顔をあげると綾と同じ様に抱きしめられていたという事を理解した。
焦点の合わないこの瞳から涙を零し、怯えに瞳を自然に揺らせる。
荒い息を繰り返し、椿の背中に回した手で椿の衣服を掴む。

"そうだ。背中には一つしか傷は作らないであげる。
…一生癒えない、傷を―――ね。"


暫くその場で泣いていると南がコップに入った水を持って来てくれた。
椿は半分意識が飛んでいる私に無理やり薬を飲ませたそうだ。
そして私が目を覚ましたのは見慣れた天井と三つの顔で。
その家がすぐ私の家だと分かった。

「椿……綾、南――?」
起き上がろうとして南にベッドに押し付けられた。
まだ寝ていろと言って。

璃音があんなになって吃驚して悲しいの吹っ飛んだよw
と笑ったのは綾で。

発作が起きたのはしょうがない事だと、気にするなと
言ったのは椿で。

三人は先程兄さんが来てくれたことを伝えてくれた。
そして南達は心配だから適当に部屋借りて泊まって行くと言ったのだ。
私もそれを了承し、三階一戸建ての空き部屋を好きに使わせる事にした。
――気遣っているのか皆発作について詳しく聞くものはいなかった。

――――――――――――――――――――――――――――



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No.316  

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No.317 ニックネームは削除されました 06/08 21:52:45  削除依頼

時間が…。
ごめんなさい、パソ壊れt((
コメントは明日にして忙しいので去ります。。。

ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ



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No.318 ユキ絵☆ 06/08 21:58:24  削除依頼

ぐっほほ/(^O^)\時を超えてユキ絵さん登場でぼふぁ(蹴
電車の中で目が覚めたら大量に汗かいててびびりました←
何か悪い夢でも見ていたのだろうか私は…何も記憶がなくて(´^o^);:*:;←

それでは時間オーバーですけどコメント返しさせてください><///(タヒ

>>鈴音さん
何故かYシャツの第一ボタン閉めろとか言う無駄なことを言い出す人がいてww
学ランのカラー?がどうのこうの男子が騒いでたんですけど意味が分からn(ちょw
学ランと言えばなんとかして第二ボタンのエピソードをアヤテルにやらせty(ry
ええええ甲子園出場者ですかΣ(゜Д゜ノ)ノ プロにはならなかったのk...|ω・`)←
先生の平均年齢高いんですかwwえ、厳しい爺さんの先生って一人はいますよね!?
なんか私の中学でも小学校でも必ず厳しい爺さん系の先生が一人はいてwww
鈴音さんの学校の制服まじで可愛かったですよもう><///コスプレしたy(ry
何故か神奈川はあまりセーラー服がなくて><東京は多そうなんですけどorz
地獄少女の閻魔愛がセーラー服着てて以後ずっと憧れてるんですけどね(´;∀;`)
ジャニーズは面白いドラマ(ごくせんとか)に出てる人しか覚えられなくてw
てか芸能人の顔とか名前とか覚えるの相当駄目でTV系の話は苦手になる私です←
いきものがかり好きですよwwwまじでコイスルオトメ歌ってくれ綾ちゃん(蹴
後は気まぐれロマンティックとかも大好きで><///キヨエさん可愛いーの☆(乙
輝さん深緑(薄い楯縞)甚平っすかww着せましょう!我が命に代えても←
そしてwおんぶしてキスですよねもうネ申の展開を作り上げましょう(*´Д`*)
いや、もうこれだけ幸せな思い出がありすぎたら綾ちゃんが記憶を失ったら
余計に悲しくなるでしょうね輝は(´;∀;`)全部忘れちまったのかよ的な(T∇T)



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No.319 ユキ絵☆ 06/08 21:58:37  削除依頼

>>紫凛さん
ちょ削除依頼くらってまう(´^o^);:*:;しかしろーしょんも忘れz(自重の壁を超えた
教室で泣くと「どうしたのー!?」っていう子が一人二人ときてしまいww
最終的に囲まれて「どうしたの!?何泣いてるの!?」パーティーになりますよねw
それでその子泣かした犯人が男子だったら女子全員から責められると(´^o^);:*:;
成績表って悪い欄先目につきますよね><といっても私は殆どが悪い乱d(←乙
「これが君を分析した結果です」とか言って眼鏡をカチっと人差し指で直し
×だらけの成績表を渡されたらwwそして生活態度だけ○になっていたらww
「先生ってツンデレ?」と突っ込んで「別に私見は…っ!」n(←分かったからw
アヒルだらけの成績表を見慣れてしまってこれ以上落ちようがなく安心で(ちょw
いや、ALL1になる可能性もなくはないという厳しい現実ですよねこれ(´^o^);:*:;
生徒(璃音様)と先生(さっくん)wwこれは現実にしたい妄想の一つですwww←
もう夕日が差し込んだ教室で二人で補修授業をしてほしくて(*´Д`*)ばうばうば
だんだん夕日が落ちて薄暗くなった頃にそのままいけない授業を(←や・め・ろ!!
びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛!!!!!!!!!!(←突然何www
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3931154←これっこれっ果てしなくKIBOU( ゜∀゜)o彡゜
イメージに重なって他が見当たらなくなってしまった私は勝ち組で(←果てなさい
そうか歌ってみたでキャラの声イメージ探しまくろうと興奮気味な件n(潰れt



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No.320 鈴音 06/08 23:31:08  削除依頼

*一ノ宮 綾*

自然にぽろぽろと涙があふれてどうしようもない。

「そんなに、いや?灯ちゃんに灰塚くんがとられるの…」

優しく話しかけてくれる南に肯定も否定もしない。
だってこれはそう言う涙じゃないから…。

なんて言ったらいいのかわからない。
ただ、未だにひかるに幸せになってほしいと願う気持ちと
ひかるが好きだ、灯ちゃんに渡したくないって言う気持ちを
行き来している自分にものすごく腹が立っただけ。

ひかるのことがどうしようもないくらい好き。
だから、灯ちゃんがひかると幼馴染だって聞いてすごく羨ましかった。
灯ちゃんがひかるを好きだと聞いてすごく焦った。
灯ちゃんと幸せそうに話すひかるを見てすごくさびしかった。
灯ちゃんの涙をあたしと同じようにふく姿を見てすごく悲しかった。
それでも話してくれようとするひかるにホッとするのと同時にうれしさがこみ上げてきた。

でも、ひかるの幸せを考えたらあたしはきっとそばにはいられない。
灯ちゃんにはひかるが必要でひかるにも灯ちゃんが必要で。
あたしにだってひかるはすごい必要だけれど、ひかるにとってきっとあたしは――…

「綾?あんたは何を望んでいるの?」
「ふぇ?ひかるが…幸せになってほしいよ?」
「あぁ~そうじゃなくて…ごめん、質問の仕方間違えた」

顔をあげると手を額に当てる南がいて。
手を額からよけると真剣な目であたしを見てきた。

「あんたはどうしたいの?」
「だから…ひかるに幸せにn「じゃなくて」

同じことを言おうとすると途中で遮られ諭すようにゆっくりと話してくれた。

「本当のあんたは何を考えてるの?灰塚くん…諦めるの?」
「それはやだっ!!!!」

とっさに出た言葉にはっと息をのんで口に手をあてた。
すると南はふっと笑って頭をポンポンと叩いてくれた。

「それがあんたの本心よ。あのね、幸せなんて他の人が決められることなんてできないの。
その人が…灰塚くんが幸せだと思えば幸せなのよ?
だからね、綾。あんたは気持ちを押し殺さなくていいの…」



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No.321 鈴音 06/08 23:31:43  削除依頼

その言葉にまた涙が出てきてグズグズ言ってるとバァン!!と扉が豪快に開く音が聞こえた。
そっちのほうを見るとさっき帰ったはずの璃音がすごい形相でなにかを持って入ってきた。

「失礼します!辛気臭い面してる人は泣きやむか自重しましょうねーはいはい」

布にかかった何かを床に置いてこっちを見る。
さっきの璃音の勢いのおかげで涙が引いた(笑

「だーもう…んな事後にしなさい。南、ピアノはあるのよね?
――友達のだから借りて来られたけど綾ってハープが好きなの?」

布を取るとそこにはきれいな色のハープで…。
こんなきれいなの初めて見たーと感動しながらハープを見てると
あたしの頭を数回たたいて南がにっこりと頷いた。

「泣いちゃってるの?」

聞き覚えのない声が聞こえ、ふとそっちを見るときれいな女の子。
ってかこの子って『Rosetta rosette』の椎原 椿ちゃんだ。
一瞬見たあと涙を見られるのがものすごく恥ずかしくなってうつむいて目を擦った。
するとふわっと暖かい何かに抱きしめられた感覚がした。
椿ちゃんに抱きしめられてるって事実を理解するのにあまり時間はかからなかった。

「大丈夫...大丈夫よ...」

その優しい言葉にまた安心して。
ただの『大丈夫』と言う言葉なのに
――ひかるのことをまだ好きで居ても大丈夫
そう言われてる感覚さえ起きて、一度引いたはずの涙がまたあふれ出てきた。

あぁ…あたしこんなに泣き虫だっけ。
そっか、ひかるに会って、ひかるを好きになってからだ。
こんなに泣けるようになったのは…。

椿ちゃんが何も言わないから遠慮しないで泣かせてもらってると
なぜか横のほうから2人分の黒いオーラを感じた。

「―――二人とも、何の話……してるの…?」

顔をあげて2人を見るとなぜか焦ったような表情で…

「あっ、そ、そうだねえ璃音!!防音設備整った所あるから
ピアノとハープ演奏してあげたらッ?」

南は声裏返ってるし…
おかしいなぁ、南が声裏返るなんてめったにないのに。

「え?あ、うん、そうねぇ。」

そう、焦ったようににっこり笑った璃音はハープを持ち外に出て行った。
あたしらもそれについて行く。



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No.322 鈴音 06/08 23:32:33  削除依頼

「―――明日………ら」
「ん………あれ、魁?」

璃音が何か呟いたあとに桜田の名前をつぶやいた。

「―――ッ!?」

すると何が起こったかいきなり璃音が苦しげな表情を浮かべてしゃがみこんだ。

「――璃音ッ!?」

急いで璃音に駆け寄ろうとするがいち早く駆け寄ったのは椿ちゃんで
さっきあたしに見せたような優しい微笑みを浮かべて手を差し伸べた。
しかし、璃音をそれを勢いよく振り払った。

すると今度は荒い息が璃音のほうから聞こえてきて…。

「うぁ……嫌だぁ……止めて、っくぅ…来ないで、よぉ……衣月…嫌だ、
約束するから……っ、も、仲間なんて、作んない、から―――ッ!!」

仲間なんて作らない??
璃音…なに?なにがあったの!?

「……あげ、るっ…こんなの、要ら、な…いッ」
「―――止めなさい」

左目を押さえようとする璃音の右手を椿ちゃんがつかんだ。
先ほどの椿ちゃんからは想像できないような冷たいこえで…。

「椿………嫌、約…束…護んなきゃ...!また…衣月に怒られ、る――」

そういいながらなおもギュッと椿ちゃんに抱きつく璃音。
衣月…って誰?その人が璃音を苦しめているの??

分からない…璃音が、わからない…。
どうしたら、あたしも璃音を助けられるのかな…。

ボー然とそこに立ってると横を南が通り過ぎコップに入った水を差し出す。
するとそれを受け取った椿ちゃんは薬のようなものを璃音に飲ませた。

それを飲んだあと璃音は意識を失った。

「ふぅ…びっくりしたわ…。ごめんなさいね、2人とも」
「いえ、あたしたちは大丈夫よ。それより、璃音大丈夫?」

椿ちゃんにおぶられてる璃音を見ながら椿ちゃんに問いかける南。
あたしはずっと璃音の頭をなでるしかできなかった。

「大丈夫――なはずよ。とりあえず、家に連れて帰るわね」
「あたしもついてく。璃音が…心配だから」

さっきもきっとあたしを心配してきてくれたのだから、今度はあたしが…。
そう思うと南も一緒に来てくれるようで、ふっとわらった椿ちゃんは
それじゃあ行きましょうかと言って車を出してくれた。



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No.323 鈴音 06/08 23:33:21  削除依頼

「椿……綾、南――?」

璃音の家に着いてから数十分、璃音が目を覚ました。
起き上がろうとする璃音を、南はまたベッドに押し付けられた。
まだ寝ていなさいと言いながら。

「璃音があんなになって吃驚して悲しいの吹っ飛んだよw」
「発作が起きたのはしょうがない事だと、気にするな」

あたしに続けて椿ちゃんもそう言った。
きっとこのことはまだ深く聞いてはいけないことだから…

「そう言えば、璃音。お兄さんが来たわよ」

そう言ってさっき来たお兄さんが置いてった言葉を璃音に伝える椿ちゃん。
すごかったなー…璃音兄。
久々に見たけどさすが、璃音溺愛ぶりはかわってなかったな(苦笑

「璃音が心配だから泊まってっていいかしら?」

そう言ったのは南で、璃音は快く部屋を貸してくれた。
ってあぁ!!!あたし、おばさんち行かなきゃだ…。
璃音…大丈夫かなぁ…。

「そういや、綾は美由紀さんち行かなきゃいけないんだっけ…」
「うん。璃音、大丈夫?」
「大丈夫。もう平気よww心配しないで?」

そう言った璃音はまだちょっと疲れた感じで…でも早めにアノ小瓶のこと聞いとかなきゃ。
そう思って鞄を持ち、「おじゃましましたー」と部屋を出ようとした瞬間
ピーンポーン♪とインターフォンが鳴った。
はいはーいと璃音の代わりに椿ちゃんが出て言ったかと思うとすぐに戻ってきた。

「宅配便か何か?ハンコだったら下の棚の…」
「いや、そうじゃないの…この子」

ハンコの居場所を説明しようとした璃音に苦笑いで答えた椿ちゃんは
後ろに隠れていた男の子を前にずいっと出した。
この男の子どっかで…ってかえぇ!?

「おじゃまします」
「誰、このk「「亮賀くんっ!?」」

璃音の言葉を遮りあたしと南の声がはもった。



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No.324 鈴音 06/08 23:33:49  削除依頼

すると亮賀くんはあっと呟いてニコッと笑った。

「やっぱりあやねーちゃんここにいたんだね」
「えっ綾、知り合い?」

そう言って亮賀くんとあたしを交互に見ながらびっくりしたような表情を浮かべて言う璃音。
知り合いって言うか…

「いとこだよ。十賀くんの弟で小3の亮賀くん」
「はじめまして。あやねーちゃんのいとこの高宮亮賀です。
勝手にお家にきちゃってごめんなさい」

そう言ってぺこっとお辞儀する亮賀くんに唖然と言う感じの璃音。
そりゃそうよね、十賀くんとぜんぜんタイプ違うもん。
ってか亮賀くんはしっかりしすぎてるというか…。

「てか亮賀くんなんでここに?」

そう言ってかがんで訪ねたのは南で。
ニコッと笑った亮賀くんはとんでもないことを口にした。

「最初はね、お母さんに南ちゃんの会社に行けばいるよって言われたんだけどね、あやねーちゃんになくて
受付のお姉さんに電話借りてお母さんに電話したらここに行きなさいって言われたの」

おばさん…あなた、何者?

「にーちゃんから、あやねーちゃんくるって聞いてたから、買い物ついでに迎え言ってきて
って言われたから来たの」

そう言ってニパッと笑う亮賀くんはほんと無邪気でかわいいていうか…。
うん、とりあえずなんでわかったかおばさんに聞かなきゃ…。

「てことで、璃音。ごめんね、あたし先帰るわ…」
「ん?うん、わかった気をつけてね?」

そう言って手をひらひらと振る璃音の表情は若干ひきつってて…
そりゃそうか、見知らぬ相手に家を知られてたんだもんね

「んじゃ南はまた明日学校でw璃音はカラオケでww
椿ちゃんは…また会おうねっ!!!」

そう言ってあたしは亮賀くんの手を引っ張って璃音宅を出た。



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No.325 鈴音 06/08 23:36:00  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっえーっと今回は若干ポジティブな感じの綾ちゃんでしたーww
璃音ちゃんのいきなりの発作っ!!びっくりしましたー;;

てかてか、綾は理想の感じは灯ちゃんですよ♪
ただ、ちっちゃくはもうなれないというのを自覚してるんで…
椿ちゃんか桔梗さんのどちらかを綾の目指す感じっ!!と言う風にしたいのです
まさかこの2人もちっちゃい感じでしょうか!?

2人はどんな感じのモデルさんなのかって言うのを教えていただきたいですっ><。

ユキ絵☆さん≫Yシャツの第一ボタンとか超無駄ですよね(笑
気付かないんでしょうかそう言うのww
あー!!カラーってあれですよね!!首周りのあれを固定するやつっ!!←
第二ボタンエピソードっwwブハァ!!かっ考えると鼻血が…←一日に何回出す気や
超やりたいですなぁww(^p^)いつにします??(ぇ

らしいですよー;;びっくりですっ!!
高いですよっ!!たぶん20代の先生1人か2人で…
てか絶対60行ってる先生がいますからねっ!!普通に教えてるし(笑
いますいますっ!!あたしのとこにもいましたww
今はいなくなりましたが\(^o^)/←おい
可愛かったですか!?まぁ来てる奴がやつなんで…(泣
服だけ浮いてしまって肝心の本人がヤバいという(うぅぅ…
そっそれは…一生に一度は着たいですよねっ!!
あたしも中学の時はずっとだっさいブレザーっぽいやつだったんで(汗
でも紺ソを一度だけでもはいてみたかった…(泣
そうそう!!ドラマとかに出てないと覚えられないですよねーww
しかもこの時期になると部活で帰るの遅くなって結局ドラマとかTV自体
見れなくて話に乗れないという(焦
コイスルオトメマジいいっすよねっ!!
てかなんかの曲でアヤテルっぽい女の子の曲があったんですよー;;
それを早く探して二曲目にしようかななんてーww
いきものがかりはマジ神っすよっ!!あぁ…暇があればライブとか言って見たいのに(泣
もう、その展開が頭に浮かんでっ!!!
そんで残ったメンバーにはどうにかして璃音ちゃんと魁くんを2人きりにさせるっ!!
そっちもそっちで萌える展開があったらいいなーなんてww
それ+冤罪で釈放の健司さんが戻ってくる予定ですからww
ひかるくーん!!ツンツンしてるばあいじゃないよーい♪←



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No.326 ユキ絵☆ 06/09 12:59:01  削除依頼

* 灰塚 輝 *

夜昼グループ本社を出て、自宅へ向い只管足を進める。
裏通りとまではいかないが昼下がりに車が数台しか通らないわりとひっそりとした道。
そこに、背後から小走りで俺を追いかけてくる灯がすたすたと足音を響かせている。
途中灯と好きなドラマや芸能人のことなど他愛無い会話を幾つか交わしたけど
今のところ、さっき灯が誘ってきた"昔の話"が出ることは一切なかった。
灯と話している最中も、時々トーガが取り戻した糞女のあの表情が浮かんで、
その度上の空になっては灯に頬を膨らまされた。謝ると直ぐに許してもらえたけど。

「ね、ちょっと待ってよかるちゃん。さっきから歩くの速いって」
「そーか?速いってか、お前が遅くなっただけじゃ…」

足を止めて振り返る。はあ、と息ついた灯が俺の右腕に手を着いた。
そんなに早く歩いていた…のか?俺は。今まで通りに歩いてたつもりなんだけど。
ぽりぽりと頬を掻くと、再会してから何度目か随分見慣れた上目を向けられた。

「かるちゃん男の子だし、成長したんだから前と同じにしないでよ」
「そーか?成長ってか、お前が退化しただけだろっ」
「そんなわけないでしょー!?退化なんてしてないもんっ!」
「へへっ…冗談だっつーの。本気にしてんじゃねぇよバーカ」

からかって、俺よりも大分低い位置にある灯の額を人差し指で小突いた。

――糞女にも、こんな感じでからかったことが何度もあったな。
人がちょっとちょっかい出しただけでその度あいつムキになって突っかかって!
その突っかかり方がムカツクのなんのって!空気読まずにぎゃーぎゃー騒いでよ!
この前とか弁当屋の前で大声でトークバトル始めて通行人に睨まれちまったし!
あれは明らかに糞女が悪いな!だって先に声を荒げたのはあいつの方だったし!
自分が買ってくるの遅かったくせに逆ギレしやがるんだから頭来るぜ!へへっ。

「ふーんだっ!本気になんてしてないですよーだっ!」
「……」
 



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No.327 ユキ絵☆ 06/09 12:59:16  削除依頼

 
「かるちゃん?」
「……」

でもその後…何かっ、手繋いで糞女に引っ張られながら仕事場まで帰ったんだよな。
帰ってる途中他人の目は気になってくるし俺が相当息詰まる思いしたってのに
結局、ただ単にあいつ俺の手引いてんの全然気付いてなかっただけとか…
もし分かった上で繋いでたらどうする、とか無駄に焦っちまっただろが…!
皮膚感覚狂ってるとしか思えねぇよマジで。どんだけ無神経なんだって話だし。
……だけど。そうかと思えば急に良く気づいたり…してよ。思い返せば――

だって、もともとこの怪我あたしのせいだし…
最後までちゃんと責任持つわよ。ちゃんと病院行ってよ?

"心配するから"

――いっぱいもらってんだよな。

「ねぇ!!かるちゃんってば!!」
「……えっ?あ、わりぃ…」

声を張り上げた灯に服の裾を強く引かれ、はっとした。
気がつくと何故か心臓が高鳴っていて、あの真赤な感情が零れていた。
まただ…。こうなってることにも気付かずボーっとしてるの繰り返し。
これじゃ、いつ交通事故にあってもおかしくねぇだろ…。
身体に傷もなければこの前の熱だって下がったのに、これだけ治りが遅い…。
本当に最近どうしたってんだよ俺は…。どうすれば治ってくれんだよ…。
病気が完治するまで危険だし俺外に出ない方が良いんじゃねぇか…?おい。

「なんか…さ。さっきから上の空だよね。何かあった?」
「へ!?べ、別にっ…何もねぇけど…?」

畜生…こいつはこいつで、するどい…。
下からじろじろ見つめられて、それから逃れる様視線を右上に持っていった。
なんとなく…この病気のことは教えたくないと思って秘密にしておいた。
心配とかされたら困るし…。こういう異常なときはセンセを頼るべきだ絶対に。
もしかしたら…リナの仕業かもしれねぇしな…。

「んー?…何で焦る必要があるの?」
「は!?何も焦ってなんてねぇよ?本当に何でもねぇから…っ」
「ふーん」
 



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No.328 ユキ絵☆ 06/09 12:59:31  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

数分沈黙が続き、灯が夕飯の材料を買いにスーパーに行きたいと言い出したから
周辺で一番安価と思われるスーパーに案内した。店に入り、俺がカートを持ってくると
そこまで買うものは無かったのか「カゴで十分!」と突き返された。
持ってきていた帽子を深深と被った灯は周囲を気にしてキョロキョロしながら
真先に魚介コーナーへと足を進めた。何で突然帽子を被ったのか尋ねると、
「人が多く集まるところは要注意なのー」だそうだ。やっぱり有名人だからだな。
冷蔵ケースから商品を一つ選んだ灯。手にはサバが入ったパックが持たれていた。

「ねぇねぇ!かるちゃん鮭好きだったよねー!今日この鮭にするからっ」
「いや、鮭は好きだけど…それ、サバじゃね?」
「え!?嘘っ?…っていうのは冗談だよーアハハ。ち、ちゃんと鮭買うからねっ」

灯が慌ててサバのパックを冷蔵ケースに戻し、乾ききった笑い声を上げた後、
いぼいぼが沢山ついた赤色の物体が入ったパックを一つ手に取り俺に見せてきた。

「それはタコだっつーの…。本当に大丈夫なのかよォ、お前…」

どうやら灯は数種の売り物の中で鮭がどれなのかが分からないらしい。
見ただけで分からねぇならパックのバーコードのところに書いてある商品名見ろよ…。
鮭が三切れ入ったパックをカゴの中に入れてやって、隣の精肉コーナーへと移った。
そこで灯が商品を選んでいる間、俺は香ばしい香りに導かれ足を進めていた。
精肉コーナーの真向かいにある牛乳の冷蔵ケースの角を左に曲がると
加工食品コーナーがあって、そこでソーセージの試食が行われているのが見えた。
…あの匂いはここから来てたのか。なんとなく腹が減って立ち寄ることにした。

「お一つどうぞーっ」
「あ、どうも」

いや、貰いに来たんだから一々言わなくても良いと思うんだけど…。
一口大にカットされた焼きソーセージが乗せられている紙の小皿を店員に渡された。
予め爪楊枝がソーセージに突き刺さっていて、サービス万全!って感じだった。
ぱくっ。と頭上に文字を書かれる勢いで口に放って「も一つ下さい」と頼むと
どうやら試食は一人一個のみらしく苦笑されながら断られてしまった。

が。…ここで諦めないのが真のドケチであるからにして。
 



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No.329  

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No.330 ユキ絵☆ 06/09 13:02:45  削除依頼

 
「うわっ!?光琉おじさん!?って、なんでこんな所に!?」
「いや、俺だよ俺」

二つ目のソーセージを試食した後、精肉コーナーへ引き返すと灯に後退された。
だから、銀縁の伊達眼鏡を外してから親指で自身を指し俺が俺であることを示した。
こういう時もあろうかと伊達眼鏡を持ち歩いていてよかった。
これをかけて別人になりきれば、大抵の試食で2回もらうことが出来るからな。

「なんだ、もう吃驚させないでよ。それにしてもそっくりだね…」

まぁそりゃ親子だからな。
背も伸びたから、もう眼鏡かけるだけで父ちゃんのコスプレ出来るし。
性格は殆ど似てないのに容姿だけは父ちゃんにそっくりなのも変な話だけど…。
さっきの灯の反応が大きくて面白かったから、もう一度伊達眼鏡をかけて
ずれてもいないそれを中指でカチッと整える父ちゃんの癖を真似してやった。

「世界中の誰よりも明恵…君を愛しているよ」
「ハハハッ超似てっ確かにそんな感じで明恵おばさんに言ってっ…ふふっ」
「…今は言う相手いなくなっちまったけどなー」
「へ?…うん。そうだね」

伊達眼鏡を鞄の中へ放ると、灯に腕をぐいぐいと乱暴に引っ張られた。

「ほらっ!お肉も買えたしっ、次行こうっ?」
「ああ。そーだな」

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´‐ω‐`)ひゅるる~

すみません↑の削除は私です><

えっと、何がしたいんすごい無駄なことした気がしてならぬ(((;´д`)))
取りあえず後半は輝に光琉さんになりきってもらいたかっただけds(蹴
リョーガくんと合流合流( ゜∀゜)o彡゜ほぉおおおおおおな私ごふぉ(消滅しr
ではでわ少し作業をした後コメント返しさせてください><、<>。><、(←死ね
 



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No.331 ユキ絵☆ 06/09 14:44:39  削除依頼

それでは鈴音さんにコメ返しですっ(*ノω`*)

>>鈴音さん
ああwwあの白っぽいような固定するやつですか(^p^)!?超硬そうなw
第二ボタンエピソード超やりたくてwww学園パロディでwwww
灯ちゃんと綾ちゃんで輝の第二ボタンを巡って色々してほしいという妄想d←
勿論あげるのは綾ちゃんの方でww卒業後は別々の進路という設定で(何やw
校舎の裏で最後の別れ際に思いっきり輝が綾ちゃんを抱き締めるという王道d!
おおwやっぱり厳しい爺さん先生いましたかww何で爺さん多いのだろう←
用務員のおじさんは今までの流れからして大抵謎なオーラを放っていて(´^o^);:*:;
ぬん><そうかセーラーだと紺ソじゃないんですよね学校によって><、
うちの学区にあるある学校でマンモス校とか言われてるところは何故か
靴下がグレーで(((;´д`)))ブレザー青で靴下グレーって吃驚ですよもう><
あ、っていうか今ドラマ何やってるんですかね(´;∀;`)!?もう全然見てなくて←
一番最近見たドラマが銭ゲバとキイナで(´^o^);:*:;もう話題から外れまくっt
今の時期野球部活忙しいから見れないですよねTV(T∇T)部活から家に帰ったら
全ての時間を睡眠に使いたくなる勢いですよ私だったら(((;´д`)))ふぉおお
アヤテルっぽい曲(`・ω・´)!?え、是非超絶聴いてみたい(*´Д`*)ぶおお←
きっと輝は綾ちゃんが歌ってる時こっそりと携帯に録音して家帰って再生しまk(ry
いきものがかりのライブ行きたいですよね><ってか誰でも良いからライブ行きたい←
うおおおwwさっくんと璃音様二人きりにさせたいですねwww進展を希望すr!←
さっくん花火で自覚で頼m(蹴 てか輝よりさっくんのが自覚早かったらどないしょw
綾ちゃんの記憶なくなってから健司くんか…やっぱり相当きついですね(T∇T)
ツンツンしてたら確実に健司くんに取られますね(´^o^);:*:;アピるしかない!!←



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No.332 ニックネームは削除されました 06/09 20:02:22  削除依頼

*海咲 璃音*

―――あの時、何かが壊れる音がしたの。
そう、心の中に汚されぬよう封印していた"何か"を衣月によって
引っ張り出され、失った気がした。

丁度あの時からこの発作は始まった。
痛みと共に押し寄せる不安と恐怖と―――鈴の音。
あの音は嫌い。綺麗すぎて全てが見透かされそうだから。
そういえば同じ感じを持つ鈴の声も苦手だった。
同じく嫌いなのは――――月で。

闇に沈んで痛いのに月は全てを照らし出してしまうから。
自分が本当は醜い獣である事を知られてしまいそうだから。

この右腕も、左目も衣月に与えられた罰だから。
時々目を抉って腕を斬り落としたくなる。

綾が帰った後南は私の現在の保護者――紫苑に電話を入れ
宿泊の許可を貰ったらしく。

椿は私が落ち着くまで―まあ起き上がらせてはくれなかったけど―ずっと
ベッドの横で手を握っていてくれた。

その間椿は沢山の事を話してくれた。
新しいアンティークショップが出来た事、雅も心配してくれたこと。
兄さんが薬を飲まなかったからですねと言いながら本当は
かなり焦っていた事。他に色々な話をしてくれた。

後々考えてみると発作とか病気じゃなくってこれは
衣月に――過去の出来事を現実に運び込んでいるのかもしれないと。
衣月の呪いが時折頭の中でフラッシュバックして錯乱状態に
陥ってるだけなのかもと。…まあ周りから見れば唯の可笑しい病気よね。

「……ねぇ、桔梗は?」
ベッドの中で椿に向きなおる。
…微熱があるのか分らないが若干声が上ずっている。

「そうねぇ、桔梗は今多分仕事中よ?」
異様なほどに長い足を椿は揃え、膝に手を乗せる。
――男の人ってこう言う人、好きになるのかな。

優しくて綺麗で美人で勉強できるしスポーツできるし
綾と同じ位身長あるし(てか綾より背は高いわね)・・・あったかいし。

「…何かさ、仕事の打ち合わせ中に椿と桔梗に逢いたくなったの。
それで―――」



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No.333 ニックネームは削除されました 06/09 20:03:55  削除依頼

次の言葉を紡ごうとすると白く細い指で唇を押さえつけられ、
椿の目をじっと見つめる。

そして静かに首を横にふるふると揺さぶり、花が咲くように綺麗に微笑む。
「次は明日。桔梗も仕事が終わり次第ここに来るって言ってたから…ね?」

亜麻色の優しく波立つ髪が私の頬に零れおちる。
椿のその髪は本当に細くて繊細で。
容姿端麗、と言う言葉が一番似合う人だと思う。
――――不意に下の方で鍵を開け、ドアが開く音がした。

椿はああ、もう来たのかしらと呟きちょっと待っててねと言って
扉の奥に姿を消した。

私はごろりと寝がえり白い天井を穴があくほど見つめる。
唯その場所だけを。

「指切り…約束…仲間…傷………感情?」
感情、と言う時に何故か心の中を黒い霧が覆う。
振り払わなければいけない、ねっとり纏わりつくような濃い霧。

途端に先程椿が閉めて言った扉が開き、
ショートカットの藍色の髪が目に飛び込んだ。

「璃音…大丈夫なの?」
ツリ気味の瞳の色は澄んだ藍色。そして白い肌の目元には泣き黒子。
藍色の髪を横でまとめてお団子にしている。
本人曰く"くるくるニュアンス"とか言っていたが。

「…ま、あんたなら大丈夫でしょうね」
するりと紫がかった藍色の髪をまとめているゴムを解く。
すると忽ち頬のラインが隠れソフトウェーブサイドレングスっぽくなる。

――桔梗。
ツンデレキャリアウーマンの桔梗だ。
相変わらず癖っ毛の桔梗。

「…お帰り。相変わらずツンデレなのね」
黒いスーツを見て柔らかに笑ってやる。最大限嫌味っぽく。
すると桔梗は「五月蝿いわね、病人の癖に偉そうに」と私の額を小突いて
下で軽食を作っている南の手伝いをしてくると言って姿を消した。

――綾より背が高くても頑張ってる人いるんだよ。

そう思って微かに笑みを浮かべていると椿がふわりと笑う。
「桔梗も素っ気無いわよねぇ…もっと心配してたって言えば良いのに。」
波立つ髪を掻きあげ困ったようにまた笑う。
動きの一つ一つが綺麗で、思わず見惚れてしまう。

この人達は衣月達の存在を、私の過去を詳しく知ろうとしない。
桔梗は今年で26、椿は今年で20。
私より生きているからかも知れないが詮索しない。
―――それが私と桔梗、椿が"封じ屋"を結成出来た理由。

魁と出会う二日前だ、この人達と出会ったのは。



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No.334 ニックネームは削除されました 06/09 20:05:22  削除依頼

私はベッド脇の棚にある小さくて綺麗なアンティーク満載の箱を取り出す。
十字架の絵を囲むようにある白い装飾を指でなぞり、蓋を静かにあける。

「…ああ、璃音は好きよね。オルゴールとかアンティーク物」
椿がしっとり流れる音楽より囁いた。
私はベッドの中で静かに頷き低反発の枕に再び頭を静めた。

「落ち着いた雰囲気とか、シックなの好きだから」
睡魔に襲われへらりと笑う。
しっかり笑う事なんて出来なさそうだ。

「お仕事…疲れたものね。ゆっくり休みなさい」
ひやりと心地よく冷たい椿の手が私の目を覆う。
私は自分の顔を覆う椿の左手首にゆるく手を絡め微笑んだ。
そのまま真っ直ぐな闇に飲み込まれ、眠りの森へ誘われた。
――――――――――――――――――――――――――――
桔梗様登場\(^o^)/てれーん
くるくるニュアンスて何ぞwwww←
鈴音さんのご希望によりお二人様は年上、長身容姿端麗にしましてw
ツンデレと天然お姉様にしてみました。絵は多分妹がかくはz(てめww
にょろりにゅふふぇうぎぎぎぎ((

ユキ絵さん⇒
よし、じゃあ自重した後にたっぷり可愛がってあげてくださ((
気がつけば馨君と紬君にビバ★フルボッコされてる気がしてwww
泣きたいから泣いてるんだよ!!とか言うと真面目に痛い視線浴びそうでw
期待裏切っちゃいけないから意地でも嘘泣き貫き通す(`・ω・´)←
私なんて英数全部家鴨様降臨した事があってww
したら出席番号が次の天才と言っていいほどのお馬鹿さんの成績表と
間違っている事が判明してwwwもう、もうもうもう←死
そして全部×だった場合には生徒と先生で濃密ないけない授業が←
成績を言い訳に色んなことされたりしt(自重というよりそろそろ死ね
all1ww課題出せよ←お前モナー
じゃあ今度希影さんに内緒でブログで書くかね!!
…うわぁ21禁になりs(どんなwwwwww



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No.335 ニックネームは削除されました 06/09 20:17:59  削除依頼

じゃあそれにしますか(´Д)ひゅあー
そしてリツカ様が←乙
是非是非純粋になった璃音にこれ歌って欲しくてwww
……ごめ、それ何年後?みたいな(ω)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4077295
そして最近海吏君と璃音で
http://www.nicovideo.jp/watch/nm3687807
やってほしk((
新しく綾様に
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4392245
とか歌って欲しかったりしなくもなくもなくも(黙ろうか
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5348775
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5652069
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7120471

とか歌わせて見たくてたまらなかったりする紫さんでした。
もうリツカとなまにゅる最高←
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5785957

因みに今日のBGMは
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4459259
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5143954

………くおおおおおエロすぎる!!声がエロ(ry
次は鈴音さんへのコメント返しじゃーい!!(黙r

鈴音さん⇒
あれ、トーガくんでも美味しくいただきますy((
因みに参加は水着じゃないと認めないとか←
私はこの妄想最初からあっためててww最初は海吏&璃音ペアにしようかと
思ってたんですけど何処から出てきたって事になるのでやめておきましたw
負けないほどに萌えてやr(黙れ
てか私の存在自信が23に引っ掛かりますてwww(乙
わぁい、まつられる前に棺桶の中で腐ってやr←

あ、あれ私が適当に考えただけの言わば仮縫いみたいなもんなんで
バラードにしようがなんだろうが被らなければいいと思います←てめ

私もいろいろ探して来ますーb



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No.336 鈴音 06/09 23:43:46  削除依頼

*一ノ宮 綾*

璃音宅を出て手をつないで亮賀くんと近くのスーパーに向かって歩く。
璃音…大丈夫だろうか…。
あぁ、やっぱり泊まればよかったのかな…。

なんて思ってるとクイックイッと手を引っ張られた。
亮賀くんのほうを見る。

「あのおねーちゃん…大丈夫なのかな…」

おれ、邪魔だったかな…下をうつむいてシュンとなってる亮賀くんの頭をポンポンとなでてやる。
するとあたしのほうを向いて心配そうな顔をするから
きっと大丈夫だよ…と言ってニコッと笑った。

するといつの間にかスーパーについていて、カートをとろうとすると
あやねーちゃんと手つなぎたいから籠でいい!!
と亮賀くんが言うので籠だけ持ってスーパーの中に入っていった。

「そう言えば、今日は何を作るの?」
「えーっとねー、マカロニグラタン!!あやねーちゃん好きだよねー」
「ん?うん、大好きだよ♪」

そう、マカロニグラタンはあたしの大好物。
特におばさんのマカロニグラタンはほんとおいしいんだよねー♪
おばさんの料理は何でもおいしいけど…。

んじゃまずは野菜のほうかなー…
なんて玉ねぎのあるコーナーに行き、よさそうな玉ねぎを取ってかごに入れる。
メモを見るとマカロニグラタンの材料の他にも足りないものがあるようで、
結構いっぱい書かれてあった。
まずは精肉コーナーで鶏肉と…マカロニと…小麦粉も足りないのか。

なんて思いながら精肉コーナーに向かってると妙に仲がよさそうな…
聞きなれた声が聞こえてきた。

「世界中の誰よりも明恵…君を愛しているよ」
「ハハハッ超似てっ確かにそんな感じで明恵おばさんに言ってっ…ふふっ」

ひかると…灯ちゃんだ…。
まさか、こんなとこであうなんて…。

ズクンッ

心臓が大きく動いて心が締め付けられる。
何やってるの…頑張るって決めたじゃない。
こんなんじゃ…また南や璃音に心配かけるよ…。

でも、ダメ…これ以上…2人の間に入るなんて…

見たくないのに目が離せない…。
それはきっとひかるのことを見ていたいから。
あたしだって片思い…な女の子だから…。



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No.337 鈴音 06/09 23:44:48  削除依頼

「……」

「ほらっ!お肉も買えたしっ、次行こうっ?」
「ああ。そーだな」

そう言ってくるっと背を向け灯ちゃんに引っ張られながら行くひかるを見ると
また苦しくなってギュッと亮賀くんとつないでいた手を強く握ってしまった。

バっ!!

その瞬間いきなり右手の圧力がなくなったかと思うと亮賀くんが走りだした。
その前にはひかるがいて…ヤバっ!!ぶつかるっ!!

「ちょっ亮賀くん!!止まっt ドンっ
「うおっ!!なんだぁ??」

あぁ…遅かった…。

案の定ひかるにぶつかった亮賀くんはその場に尻もちをつく。
ひかるは亮賀くんにぶつかったところをさすりながら振り向いた。

普段、亮賀くんしっかりしてるのに…何でだろ??

「あぁ?てめーか?ぶつかってきたの…」
「はわっ!かわいーこだね♪ってかかるちゃん、言葉悪い!!」
「うっせーよ、しかたねーだろ。ほら、立てよっ!!」

そう言って亮賀くんを立ちあがらせるひかる。
なんだかんだ、優しいんだ、ひかるは。

「…おにーちゃん、ごめんなさい。よそ見してたらぶつかっちゃった」

ん?よそ見?
自分からぶつかりに行ったような気もしないでもないけど…。

「お前、連れはどーした?かーちゃんとか…」
「いとこのおねーちゃんならいるよ。あやねーちゃーん!!」

そう言って手を振って呼ぶ亮賀くんの声にハッとしてあたしは急いで駆け寄った。
するとそこには目を丸くする2人とにこにこ顔の亮賀くんで…。
なんで、こんなことになってるんだろ…。

「あれー綾ちゃんの親戚だったのー?」
「うっうん。まぁね…」
「あやねーちゃん、おしりあい?」
「うん、お仕事の人だよ」

可愛らしい声を出してニコッと笑った灯ちゃんに同じように笑って返すけど
どうしてもうまく笑えなくて…。
原因は、たぶんひかるの腕に絡みついてるから…。
幼馴染って…得、だよね…。

「ねぇねぇ、あやねーちゃん。お菓子かっていー?」
「んー?1個だけね。十賀くんにばれたらダメだから」
「はーい!ねぇおねえちゃん!!一緒にお菓子選んでぇ?」

そう言って今度は灯ちゃんを見る。
するとパァッと目を輝かせていいよっ!!と言った灯ちゃんは亮賀くんと
手をつないでお菓子コーナーに走って行った。



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No.338 鈴音 06/09 23:45:15  削除依頼

ってひかると2人っきり―!?
いや、確かになりたいとはちょっとは思ったよ?
思ったけどいきなりすぎますから―!!!

なんて内心わたわたしてると、沈黙に耐えきれなかったのかひかるが口を開いた。

「あいつ…いとこって…」
「えっあぁ、うん。十賀くんの弟の亮賀くん、小学校3年生ね」
「……あいつと、全く違うな…」
「あっ十賀くんと?うん、亮賀くんしっかりしてるからー」

なんてあははっって笑うとなぜかびっくりした表情でひかるはこっちを見てきて…。
なんでだろ?
あっでも…久々に思いっきり笑ったからかな…。
灯ちゃんと会ってからひかるの前でちゃんと笑えてなかったし…。
なんて、ひかるがあたしの笑いの違いに気付くわけないか…。

「おまっ…顔…」
「へっ?あたしなんか顔についてる!?」

えっまさかそれでビックリしたの!?
ちょっまって、好きな人の前で何かついてるとかちょっと嫌なんだけどっ

なんて思いながら顔をぐりぐりと手で動かしてると不意にひかるがプッと噴き出した。

「なっ何で笑うの!?」
「ばーか、そうじゃねぇよ。まっ気にすんな」
「そんなこと言われたら気になるでしょーが!!ひかるのバカッ」
「ばっバカってなんだよ!?」
「そのとーりだもんっ!!」

スーパーで周りに見られてるにも関わらずあたしは意味のないいつものトークバトルを繰り広げる。
なんだかこの感じがなつかしくて…心がほかほかして…
なんかすごい嬉しい…楽しい…。

「ってかおまえ、買い物ってそんだけか?」

流石に周りの目が恥ずかしくなってきてトークバトルをいったん中止させる。
するとあたしの籠を指さしながら質問してきたひかる。
あのねぇ…まだまだあるんだよっ!?

「まだだよ…まだあと、このメモの分買わなきゃ…」

はぁ…とため息をつくとひかるが頭をポリポリとかいて

「んじゃ俺が手伝ってやるよ…」

とぼそっと呟いた。
その一言がものすごく嬉しくて…ほんと久々に灯ちゃんがいなくて
普通に話せて、その上こんな風に助けてくれて…



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No.339 鈴音 06/09 23:45:42  削除依頼

うんっお願いっ!そう答えようとしたとき、後ろからあのかわいらしい声で
ひかるを呼ぶ声が聞こえてひかるが振り向く。
するとやっぱりそれは灯ちゃんで…。

あぁ…バットタイミング…だなぁ…。

「(危ない危ない;;綾ちゃんとかるちゃん2人きりにしちゃったよ)
ごめんねっかるちゃん!遅くなったっ!」
「あっいや…別に…」

灯ちゃんとひかるのツーショットがあたしの目に映る。
その事実を頭の中で理解した瞬間また顔の筋肉がこわばるのがわかった。

灯ちゃんと一緒に亮賀くんも戻ってきたようで、お菓子を選んだはずなのに
どこかシュンとしていて…どうしたんだろ??

なんて思って亮賀くんの前にしゃがみこみ頭をなでてやるとごめんねっと
亮賀くんがほんとに小さな声で呟いた。
なにが…ごめんなんだろ…。

亮賀くんの一言に悩んでると、またかわいらしい声があたしの頭にひびいてきた。

「んじゃ、早く他のも買って、精算済ませよっ!!夜あたし時間ないからさ」
「えっ…あぁ…そだな…」

またぐいぐいと灯ちゃんに引っ張られていくひかる。
すると灯ちゃんが一度こっちを振り向いた。

「じゃあ、また明後日ねっ!綾ちゃん」
「…うん、バイバイ」

小さく手を振る。その時にはまた心臓がズキズキと痛んでて、
また空笑いしかできなかった自分に無償に腹が立つ。
頑張るって決めたのに…、こんなんじゃ勝負する前にもう勝負ついてるのと一緒で…
勝負する前にもうかけてるものが取られちゃ終わりじゃんか…

「はぁ…ひかるともっと話したかったな…」

そう呟くとギュッと圧力がかかる右手。
ふと下のほうを見ると亮賀くんがうつむきながらぎゅっと力づよく握ってくれていて…
なんでうつむいてるのか疑問が浮かぶのと同時に握ってくれている手にちょこっと安心感が生まれた。



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No.340 鈴音 06/09 23:46:08  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!遭遇編、いかがだったでしょうか!?
一応、この後はなぜしっかり者の亮賀があんな行動をしたのか
って言うのを追及していく回になるかなと思います。
でも実は明日考査、1日前でして;;
もしかしたら、投稿できないかもですorz

いや、できるだけ投稿できるように頑張りますがっ!!!

紫凛さん≫新たに出てきた亮賀くんはいかがなさいます??
ここで食べていきますか、それともテイクアウt(殴
えっんじゃ綾超嫌がるやん(笑
それでも出させるのが作者ですがwww
海吏&璃音ペアも見たかったっ!!!
ってことはプール→夏祭り(花火)→カラオケ大会という感じでしょかww
ってか依頼はどこに入れようか(笑
あたし的プールのところにも入れようかななんてww
んで夏祭りは純粋に楽しむっ!!
そして魁くんと璃音ちゃんの新たな展開を期待するっ!!!←
んでそのあとには満月高校と流星学院の合同文化祭なんかもやりたくてww
そこに奪還屋と始末屋のみなさんをご招待的なww
何言ってんすかっ!!あたしなんてもっとやばいですよっ!!
ひかるくんに綾にベロちゅ(蹴 してほしいとかww
女にしてほs(自重 とかユキ絵さんと話してたり(おい

てかてか、なんすか!!あの曲と絵!!
超萌えたのがここに一匹いるんですけどどうします!?
あぁ、無償に歌わせたくなってきたww

てか、あの紬くんとデュエットとかできませんかね!?
あのエグザイルのあたしがアップした曲をどうしても捨てきれなくて←
そう、あの『君がいるから』ですよっ!!
今日紫凛さんがアップしたあの曲もマジいい感じになってww

うわはっ!!いろいろ迷うww



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No.341 鈴音 06/09 23:46:15  削除依頼

ユキ絵☆さん≫たしかそれだった気がしますっ!!
あれとか絶対めんどくさいですよねーww
てかこの大切なものを奪還しますの学園パロディを書きたくて書きたくてしょうがなくてww
今は部活で忙しいけど…冬になったら書こうかしら??なんて思ってるあたしでww
んで、メールで行ったようなちょっとここでは書けなさそうな表現はまぁ他のところでかくと
そんな感じでまじ、書きたくてしょうがないんすよっ!!!←少し黙れ
うわはぁっ!!やばいっその展開マジ萌えるっ!!!
うわおぉっぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
かきたいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!(殴
あたしのとこ用務員のおじさんは2人いてww
1人は若い方でもう1人がユキ絵さんがいう大抵謎なオーラを
放っている方でしてね(´^o^);:*:;
いやいや、そこよりもっとやばいのがうちで(∀)
冬服ブレザーなのに白ソとかほんとありえないですよねー…
しかも制服に色がなくて全身真っ黒!!!
えっ今日お葬式ですか!?的な感じでして(泣
あたしも何やってるかわかんなくて;;
あたし…何見てたかな…それすらも忘れちゃって(おい
もう、そんな感じでww休日はとりあえず寝ますねw帰ったら(笑
実はまだ探せてなくてですね;;
がんばって探しますよっ!!!
んなことーwwひかるくんの歌声はジャイアンなんでしたっけか;;
あたし1回コブクロならあるんですよーww←言ったかも
キャンセル予約で当たっちゃって!!!!もうめっさラッキーでしたっ♪
マジで自覚してほしくてたまらんのですよ!!魁くんと璃音ちゃん!!!
2人して気付いてないとか、萌えるけど!!萌えるけど気付いてぇww
がんばって!!ひかるくん!!!
あたしはいつでも応援しているぞ(健司出すけどww



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No.342 ユキ絵☆ 06/10 14:28:02  削除依頼

* 灰塚 輝 *

灯に腕を引かれて、インスタント麺が揃うコーナーの脇を進んだ。
何を買うのかと尋ねると、どうやら今夜のメニューにはシチューも入っているらしく
灯はこの先にある商品棚からクリームシチューの素を選ぼうとしているようだった。
目的の棚の前に立つと、そこには当然ながらカレー粉やビーフシチューの素も
一緒に陳列されていて、灯が正しい"クリームシチューの素"を選べるか不安を覚えた。
さっき鮭とタコを間違えたくらいだから…
シチューとカレーの区別がつかなくてもおかしくねぇだろうし。あはは。

人差し指で頬を掻きながらたどたどしく商品を眺めている灯に苦笑を浮かべ
数種あるクリームシチューの素の中から"こく●ろ"を取ってやろうとした時だった。

「ちょっ亮賀くん!!止まっt ドンっ
「うおっ!!なんだぁ??」

不意に何かが右脇腹に突っ込んできて二三歩たたらを踏んでしまった。
突然のことだし結構思い切り入って、鈍痛が広がった右脇腹を摩る。
ぶつかってきたのは、物ではなく人間だったようで
振り向くとそこには小学校低学年くらいのチビ(男)が尻もちをついて俺を見上げていた。

「あぁ?てめーか?ぶつかってきたの…」
「はわっ!かわいーこだね♪ってかかるちゃん、言葉悪い!!」
「うっせーよ、しかたねーだろ。ほら、立てよっ!!」

天真爛漫という言葉が似合う表情で腕に絡みついてきた灯を軽く振り払い、
いつまでも地面に座っているチビの両脇に手首を通し立ち上がらせた。
蛍より若干背が高い…。あ、いや今は蛍はもっと大きくなってるはずだ13歳だし。
懐かしいな、こういうのは――蛍の世話をしていた頃が浮かびそうになると
それを邪魔してくるかのように、立ち上がったチビが口を開いた。

「…おにーちゃん、ごめんなさい。よそ見してたらぶつかっちゃった」

へへっ、なんだよ随分素直なチビじゃねぇかっ!
しょげながら謝ってきたチビの頭に右手を乗せてぐしゃぐしゃと撫でてやった。

「お前、連れはどーした?かーちゃんとか…」
「いとこのおねーちゃんならいるよ。あやねーちゃーん!!」
 



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No.343 ユキ絵☆ 06/10 14:28:19  削除依頼

 
…あやねーちゃん!?

チビが呼んだ名前に、まさか…と思うとやっぱりその予感は的中していたようで。
何故か心臓が跳ねると同時に現れたのは、見慣れたブスバカ女の姿だった。
突然の糞女登場に灯も一驚を喫し「はぁ?」と零す。いや、はぁ?っておい…。
引っ張る様に灯に右腕を強く取られ、そのまま灯の腕と絡まるよう持っていかれた。
その頃、俺達の元へ駆け寄って来た糞女はチビを顔を訝しげな目で覗いていた。

「あれー綾ちゃんの親戚だったのー?」
「うっうん。まぁね…」
「あやねーちゃん、おしりあい?」
「うん、お仕事の人だよ」

チビに俺達のことを紹介する糞女は…また、にせものの笑顔を張り付けていて。
さっきトーガと一緒に笑ってたのに…。あいつがいねぇとダメなのか…?やっぱり…。
少しの情けなさを感じ爪先に視線を落とす。あ。靴紐ちょっと解けそう。

「ねぇねぇ、あやねーちゃん。お菓子かっていー?」
「んー?1個だけね。十賀くんにばれたらダメだから」
「はーい!ねぇおねえちゃん!!一緒にお菓子選んでぇ?」

灯の腕が解けて顔をあげると、
灯がチビの顔を活き活きとした目で見つめているのが見える。
そして、すぐに手を繋いだ灯とチビは走って菓子コーナーへと消えていった。
…灯は、アメリカに行ってる間に子供好きになったんだな。きっと。
蛍のこともよく可愛がってくれたし、元々年下の面倒を見るのが好きだったからな。

取り残された俺と糞女の間には、なーんか…微妙な気まずい空気が流れていて。
向こうが話して来ねぇからこっちも一切話さないだけなんだけど…。
気まずい空気の中沈黙が長く続きすぎて耐えられなくなってきたのも事実で、

「あいつ…いとこって…」

話しかけてみた。

「えっあぁ、うん。十賀くんの弟の亮賀くん、小学校3年生ね」
「……あいつと、全く違うな…」
「あっ十賀くんと?うん、亮賀くんしっかりしてるからー」

―――あ。…あ。
 



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No.344 ユキ絵☆ 06/10 14:28:34  削除依頼

 
「おまっ…顔…」

笑った。

チビのことを話す糞女は、確かに俺に向かって何時もの笑顔を見せていた。
トーガでもない灯でもない、俺にもう一度その顔を見せてくれて。
まるで遠い昔に無くしたものがふと返ってきてくれたような感覚さえして、
今はただ――よかった、という言葉しか浮かばなかった。

「へっ?あたしなんか顔についてる!?」

何を勘違いしたか頬に手を当てぐりぐりと回す糞女。
それには思わず噴き出してしまった。いや、だってなあ?あまりに的外れすぎて。

「なっ何で笑うの!?」
「ばーか、そうじゃねぇよ。まっ気にすんな」
「そんなこと言われたら気になるでしょーが!!ひかるのバカッ」
「ばっバカってなんだよ!?」
「そのとーりだもんっ!!」

テーマ"気にするか気にしないか"でトークバトルを始める。ん?テーマ"バカ"か?
どっちでも良いけど、今はこいつとこうして言い合えるのが凄く貴重だった。
スーパーというこの場所で大声を出しあっていると流石に周囲の人間に、
何時の日か向けられた視線と同じものでじろじろと睨みつけられてしまった。
暫くは気にせず騒いでいたものの、これ以上は営業妨害とかで通報されると困るし
何より恥ずかしくて、一度今回のトークバトルは決着のつかないまま御預けにした。

そして先程から気になっていた糞女が持つ買い物カゴ
――タマネギだけが(虚しく(笑))入った物をそっと指差してやった。

「ってかおまえ、買い物ってそんだけか?」
「まだだよ…まだあと、このメモの分買わなきゃ…」

まだ買う物が結構残っているらしく、ひらひらと紙切れを揺らす糞女が一つ溜息を吐く。
あっそ、精々頑張れよ。何時もならそう言ってやるのに何故か言葉が出てこない。
直にチビを連れて灯も帰ってくる。それまでは――でありたい。
何を思って自分が勝手にそんな風に考え始めるのか全く分からなかった。
本当はこういう時を何よりも望んでいて――だったのかもしれない、なんて。

「んじゃ俺が手伝ってやるよ…」

右上に視線を反らした瞬間、言い出し辛かった言葉がやっと出てきた。
ほんとに小さく呟く程度、だったけど。
 



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No.345 ユキ絵☆ 06/10 14:28:49  削除依頼

 
糞女が持つカゴを持ってやろうと手を伸ばす。慣れないことだから
やけにその手に力が入ったような気がした。もう少し。後少しで手が届くから。
そう思った時――どこかへ、ずっと昔へ呼び戻されるような声が届いた。

"かるちゃん"

「ごめんねっかるちゃん!遅くなったっ!」
「あっいや…別に…」
「んじゃ、早く他のも買って、精算済ませよっ!!夜あたし時間ないからさ」
「えっ…あぁ…そだな…」

手元を見ると、何も掴めていなかった俺の指先だけが震えていた。
ふと糞女を見ると…さっき見せてくれたあの表情はもう何処かへ消えてしまっていて。
折角掴んだのに。せっかく見つけたと思ったのに。また失ったな…。
この手は本当は掴めたものを自ら手放しただけなのかもな――そんな気も起きた。
ただ、そんな俺の手がずっと空になるなんてことはなくて直ぐに灯に拾われた。
灯にぐいぐいと引っ張られる最中、何を考えれば良いかよく分からなかった。

運が悪いのかもしれない。

「じゃあ、また明後日ねっ!綾ちゃん」
「…うん、バイバイ」

後ろから聞こえた糞女の声に振り向くことはなかった。

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_(全部すみません…orz

謎な駄文な上1ミリも進めないでごめんなさい><<<>、
もう取りあえずリョーガくんが可愛すぎて爆発しそうな私です←
輝の運が悪いのか…灯ちゃんの運が良いのか…綾ちゃんの運が悪いのか…
答えは簡単(*´Д`*)!私と鈴音さんが意地悪なだけds(コラww

それでは再びトイレに引きこもってきます…何かお腹痛くて(((;´д`)))
 



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No.346 ニックネームは削除されました 06/10 20:51:08  削除依頼

*海咲 璃音*

―――夢中でその光を追った。


何か自分の存在理由が欲しくて、自分の前の事を全て一人で片付けた。
その内誰かに甘えたり助けを求める事さえ忘れて唯一人で。
12の頃だったろうか。三ヶ月ほど意識を飛ばしたのは。

衣月に獅斬さん、暁と出会って間もない頃――。
孤児院で子供の面倒を見て居ると衣月が私を森林へ呼び出した。
そのあと頭に手を添えられて、彼が怪しく微笑んだこと。
―――その事に関して覚えているのは此処まで。
ずっとずっと深い闇の中で見えない光に手を伸ばし続けた。

そして微かに見え始めた光を手にした時、同時に何かを失って。
今度は失ってはいけない物を取り戻そうとして目を開けたらそこは…。

私が六年前に見た血だらけの世界。
まだ幼かった頃。私の周りには、私以外の人間から生気が感じられなかった。
そう、"アレ"は私が殺したのだ。紛れもない私と言う忌々しい存在が。
三ヶ月ほどは意識を失っていたのではなく狂っていたのだと。
人を殺しては狂気を体に染み込ませていったのだ。

―――"私"と言う人間は、大罪を犯しました―――

その時、"彼"が出て来たのだ。
発作と同じ痛み、悲しみと過去のフラッシュバック。
時折私の知らない場所が出てきた。
獅斬さんに抱きつき柔らかく微笑む小さな女の子。
純粋で真っ直ぐで――私とは大違いで。
獅斬さんの血縁なのか知らないが顔が似ていた。

そういえば私は、"愛"とか"恋"とかそんな単語に無関係だ。
――愛されるとか愛されないとかそんな事、知りたくても分からなくて。
恋をしたくてもどの感情が"恋"なのか分らない。
胸が痛い、自分が怖い、知りたい、なのに知ってはいけない。

枷がある。
ずっとずっと奥の方、見えないけど硬い鎖。
手足は勿論首にも枷が絡みついている。
その枷はきっと外れないと重々承知している。
だけど私…私は――――。

+/////////////////////+

目を静かに開けた。
何故か知らない内にだらだら汗を掻いていて。
全身そうらしく夏用の薄い衣服な所為で見事に体に生地がくっ付いていた。

そうだ、そう言えば夢を見て居た気がする。
ふと脳内をその言葉がよぎる…がしかし内容が思い出せない。
私は面倒臭いからという勝手な理由を付けて椿が用意しt――――ん?



deleted

No.347 ニックネームは削除されました 06/10 20:52:51  削除依頼

枕元に置かれた衣服を広げてみてみれば私の衣服で無い事が確認できた。
それに椿も桔梗もこんななんつーか…みたいなの着ないし。

―――ああ、南の仕業か。
黒のスキニーデニムに紫のシングルストライプのロンT。
それにゆったりした黒いベルベットブレザー。

自分で服を取るのも何か面倒臭いので仕方なくそれを着る事にする。
一緒に置いてあった水とタオル。水を一口口に含んだ後に
先程まで来ていた衣服を脱ぎすてタオルで汗を拭く。
…風呂入ればいい話だけどねぇ。
そして着て見れば着てみたでゆったりしていて意外と楽な格好で。
私の状態も考えてくれていたのかと思い、怒る訳にも行かないと解釈する。

私は両足をフローリングの床に下ろし、ゆっくり立ち上がる。
目の端が立ちくらみによって霞んでいる。
その症状が治まるのを待ち、やがて動き始める。
洗濯せねばならない衣服を片手に三階から一階へ移動するべく
ゆっくり階段を降りた。

+/////////////+

チャッと金色のドアノブを手前に引けば藍色の髪を黒いリボンで
結いあげている桔梗と亜麻色の髪を横でゆったり三つ編みをしている椿、
そしてその二人と向かい合うように座っている南。

まず最初に此方に気が付いたのは桔梗。
「ああ、もう起きたの。」と素気ない声を出しまた前を向きなおした。
椿は「具合はどう?気持ち悪くない?」と念入りに私の体調を伺っていた。
南は此方に優しく微笑んだ。そして口を開いて――――。

――――――――――――――――――――――――
中途半端ごめんなさい(死
部活で忙しくて遅れました((
コメントはまた明日、ごめんなさい<(_ _)>m(__)m<(_ _)>m(__)m



guest

No.348 鈴音の携帯← 06/10 23:56:29  削除依頼

ごめんなさいm(_ _)m
とりあえずごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃY(>_<、)Y

ほんとは投稿したかったんすよ(汗
でも…でも明日マーケと会計なんだもん○| ̄|_
気付いたら11時すぎてまして…辛いけど…辛いけど
諦めました書くの(〒_〒)

ほんとは今日も泣き虫綾を出す予定だったんですが…
書けなくて…てか泣きすぎですね綾←

んじゃまた勉強の世界に旅立ってきます(^O^)/←
明日は!!何が何でも書きます!!
てか書かなきゃあたしが死ぬ勢いなんで(-.-;)

もしかしたらお昼の3時頃の投稿になる可能性も
出てきますが…許してくださいorz

それでは皆さん!!
また明日(^-^)/



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No.349 ユキ絵☆ 06/11 11:11:55  削除依頼

* 灰塚 輝 *

アパートの集合ポストで郵便物を確認していると、背後から灯に脹脛を突かれた。
振り向くと目線の先に灯の姿がなく、視線を下げた。そこにあったのは
地面に逆さまに伏せられた割れかけの植木鉢をしゃがんで弄くっている灯の姿。
「手切れるから止めろ」と注意すると「植木鉢にネズミが閉じ込められていたから
救出してたんだもん」と頬を膨らまされた。そしてパンパンと手をはたいて
一旦地面に置いておいた先程のスーパーのレジ袋を取り上げ、立ち上がった。
ばっちいので食べ物は地面に置いてはいけません。親に教わらなかったか?
……それにしてもネズミを植木鉢に閉じ込めるなんて誰がそんな酷いことを…。

空の郵便受けの蓋を閉じ、俺の部屋がある2階へ行くため階段を上ろうとする。
すると102号室から女子大生の近山さんが仏頂面でこちらに向かって歩いてきた。
猛烈にシカトしたい所だが最近煩くして迷惑かけてるし…会釈しておいた。
目の敵にしているのか近山さんは会釈する俺を睨みつけた後、ぷいっとそっぽを向く。
しかし俺の影から灯がひょこっと姿を出し、何時もの頬笑みで頭を下げると
近山さんは俺と灯を交互に見つめて、僅かに頬を赤らめ満足そうに去って行った。

…待ってくれ。今何か良からぬ勘違いをされた予感。

「へえー。かるちゃんって今こんな所に住んでたんだねぇ」

かんかん、と一定リズムで足音を響かせ深緑色のアルミ階段を上っていると、
後ろに続いている灯が妙に感心したような…そんな声を上げてきた。
振り返ると灯が重そうにレジ袋を運んでいたから、ひょいとそれを取り上げた。
鈴を転がしたように「ありがとー」と言う灯を確認し再び前を向き直した。

「…どーいたしまして。つーかお前アパート狭いとか思ってんだろ」
「えー?あははっ!ちょーっと狭いかななんてっ」

随分はっきり言ってくれんな!

「ちょっ、そこは否定しろよ!気にしてんだからよ!」
 



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No.350 ユキ絵☆ 06/11 11:12:09  削除依頼

 
2階へ辿り着き、修学旅行で買った三猿のキーケースを取りだすために
レジ袋を左腕にかけて、鞄の中を弄りながら202号室へ向かい前進する。
201号室――照平の部屋の前で、突然灯が怪訝な顔で小首を傾げ立ち止まったから、
俺もその場で足を止めた。如何したのか聞くと、ドアについた照平の表札を指差し
「この人の苗字何?」と逆にこっちに質問を投げかけられてしまった。
照平の苗字何…と聞かれても。あはは…。極々小声で「女愛」と答えておいた。
灯は「おんなめ?ヘンな苗字ー」と言いつつも納得してくれたか再び歩きだした。

ああ…助かった。

「でもさでもさ、かるちゃんが前住んでたお家、凄い綺麗で大きかったよね?」
「父ちゃんが異常なまでに神経質で綺麗好きだったからなー」

修(中略)三猿のキーケースが見つかって、2番の鍵を部屋の鍵穴に差した。
fight!本日も戦いが始まった。がちゃがちゃがちゃがちゃ凄まじい音を立てながら
鍵を上下に揺すぶったり、ドアノブを乱暴に回したりあらゆる手を使って
忌ま忌ましい鍵と鍵穴へ勝負を挑んだ。鍵を高速で出し入れしていると
いつもある一定のポイントで引っかかる箇所がある。そこが奴の弱点だぜ…!!

「だけど、この家も中は結構綺麗にしてるんだぜ?A型根性で」

鍵を力の限り左に押し曲げているとアパートの目の前の道路に豆腐屋の販売車が通る。
何というバッドタイミング…。独特なラッパの音が当然ながらここまで届いて、
尻に火が付いた。確か隣の203号室に去年から彼氏と二人暮らししてる
織笠とかいう名前の女、必ずこの豆腐屋が来ると買いに外に出てくるんだよな…。
また住民と鉢合せしちまう…。その前にさっさと灯を家に入れなければ…!

「そういやかるちゃんA型だったね!あたしO型だから相性良い方だっ」
「ふーん。え、でも占いなんて当たんなくね?おっ開いた!」

かちっ。と待ちわびた音と手応えを感じ鍵を引き抜く。
織笠が出てくる前にと灯の背をぐいっと押して玄関にぶち込んだ。

「えー。前は結構占い信じてたじゃんー。あ、おじゃましまーすっ!」
「そんなもん今はとっくに信じてねぇよ。天気予報も当たんねぇしな」
「ちょ、天気予報と占いは似て非なるものだよ?」
 



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No.351 ユキ絵☆ 06/11 11:12:26  削除依頼

 
下駄箱に靴を仕舞い、灰色の玄関マットの上にレジ袋を置いた。
それを持ち上げ台所まで運ぶ灯。…ここまで家が狭いと場所とか説明しなくても
勝手に分かってもらえるから楽で良いな。うん、そう開き直るしかねぇ俺には。

「ん…日本男児にとって天気予報なんぞ占いであるからにして」

洗面所の扉を開けながら呟くと「そう言うもん?」と聞き返されて、
「そう言うもんだ」と、この会話に終止符を売っておいた。
大体、天気予報にしろ占いにしろ未来を先読みするようなことしてどうするってんだ。
分かんねぇだろその場になってみなきゃよ。信じてる奴相当バカだろ。
現に海咲の依頼の時の帰り、天気予報で晴天って言ってたのに雨降ったしな。
予報は当たらなきゃ予報って言えねぇんだよ。お天気妄想とでも言っとけ頓馬が。
…でも、やっぱ朝のテレビの星占いだけはちょこっと信じちゃうんだよなあ。へへ。

洗面所で手を洗い居間へと向かった。
入れ替わりで洗面所に入った灯はこれから直ぐに料理に取りかかるらしく
その間俺は糞インコの餌でもやってることにした。特にやることもないし。

「オカエリ!クソオトコ!オカエリ!」
「あれ…」

鳥籠の上に置いてあった柿ピーの袋が消えてる。

「おっかしいな…。確かに今朝までここに置いてあったのによ…」

鳥籠の回りを四つ這いで探すが柿ピーの袋が見つかる気配はなかった。
豆腐販売車のあの独特なラッパがBGMなせいかこの体勢だと妙にアホっぽくて
誰に見られてるわけでもねぇけど、何となく恥ずかしいから立ちあがった。
俺の柿ピー…。何処行っちまったんだろ…。

「ま、良いか…。何か腑に落ちねぇけど…」
「メシ!クソオトコ!メシ!」
「うるせぇな!今やろうとしてんだろが!焼き鳥にするぞ!!」

人間様がまだ飯食ってねぇってのにうるせぇ鳥だ!!

鳥籠の中央扉を開け中から餌の皿を取り出した。
糞女と違って俺の手からはどんなに頑張っても直接餌食べてもらえねぇからな…。
途中糞インコに指にとまられて、邪魔だから軽く手を振って追っ払った。
ざざっと適当に餌を盛って、籠の中へ運んでやった。お、早速食べ始めたぞ。

「なぁ、お前どーやったら俺に懐くんだ?」
「メシ!オイシイ!メシ!」
「……どーやったらお前みたいに糞女に笑ってもらえんだ…」

答えが返ってくることはなかった。
 



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No.352 ユキ絵☆ 06/11 11:15:08  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´・ω・`)

NANIGASHITAI/(^O^)\(かめはめは
取りあえず次回は灯ちゃんとのご飯タイムにする予定です(^p^)
柿ピーがいずこへやネズミの件の答えはまた後ほどで(´^o^);:*:;

うおおおおおおおおおおおおおお鈴音さんテストふぁいとです(`・ω・´)!
「勝利の舞」の練習して待ってます!!奇妙な踊りd(←分かったからw

コメ返し雑用が終わったら即やらせてくださいすみませ…(><<<><<)(蹴



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No.353 鈴音 06/11 14:52:55  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「あとは、お肉とマカロニと小麦粉と…」

ひかるたちと分かれた後亮賀くんの手を引きながら籠へ次々とものを入れていく。
その時の亮賀くんは何か静かで…どうしたのかな?
と思いいったん止まって亮賀くんの目線になるようにしゃがむ。
頭を軽くなでながら
「どうしたの?」
って聞くと亮賀くんはものすごい申し訳なさそうな顔をした。

「ごめんね。あやねーちゃん」
「んー?だから、どうしたの??」
「おれ、時間稼げなかった」

はい??
理解不能な言葉を残してしゅんとなる亮賀くん。
いや、なんの時間を稼いだの…?
うーん…まず、これ買ってから話聞くか、うん。

「先に精算しちゃおっか、ね。帰る時にでもその話きくからさ♪」

そう言って立ち上がりまた亮賀くんの手を引く。
すると亮賀くんもコクンと頷いてくれて、一緒にレジまで歩いた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「それで?時間稼げなかったってどういうこと??」

スーパーを出て、あたしたちは家に帰る途中の公園に立ち寄った。
ベンチに亮賀くんを座らせてあたしはその前にしゃがむ。

優しく微笑んで亮賀くんを見上げると亮賀くんは口を開いた。

「だって…あやねーちゃんあのおにーちゃんとすごく喋りたそうだったから…
あのおにーちゃんもあやねーちゃんと喋りたそうだったし、そしたらあのおねーちゃん
2人の邪魔になるでしょ?あのひとおにーちゃんにくっつかってたから…
だから、おにーちゃんにぶつかって、おねーちゃんとお菓子買いに行ったの」

・・・えーっと、亮賀くん。
あなたどんだけ鋭いんですか??
いや、ひかるがあたしと喋りたいって言うのはまず置いといてだよ?
置いといてさ、なんであたしが喋りたいってわかったの!?
てか、それを知っててあんな行動をとる亮賀くんが、すごいわ…。
うん、さすがおばさんの息子だ。←



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No.354 鈴音 06/11 14:54:21  削除依頼

「でも、あのおねーちゃんお菓子のコーナーにいったらなんか慌てだして
多分、はやくあのおにーちゃんのとこに戻りたかったんだと思うけど…
でも、早く行くとあやねーちゃんたち喋れないからゆっくりえらんだの。
でも結局すぐに引っ張られて…あやねーちゃんたちが話す時間短くなっちゃった。
だから、ごめんなさいって…」

身振り手振りをつけて表現する亮賀くん。
うん、わかった。君が鋭いうえに策士だっていうのは十分承知したから…

「次、あの2人に会ってもそう言う無茶なことしちゃダメだよ?」

頭をなでながら言うと亮賀くんがキョトンとして首をかしげた。

「なんで?だってあやねーちゃんあのおにーちゃんのこと好きなんでしょ?
あのおねーちゃんもあのおにーちゃんのこと好きなんでしょ?
だったら負けないように頑張らなきゃいけないじゃん」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・え゛

「なっなっなんで!!亮賀くんに言ったっけ!?」

亮賀くんの発言にびっくりして立ち上がる。
顔が熱い。たぶん今は真っ赤だろう…。

「え?だってあやねーちゃんたち見ればわかるよ?」

うん。もういいや、この子には何も驚かないようにしよう…うん。

「それにあのおにーちゃん…多分…」
「ん?ひかるがどうかした??」
「うぅん、何でもない」

首をフルフルと横に振った亮賀くんはニコッとほほ笑んでパッとベンチから飛び降りた。
するとあたしの手を引いてベンチに座らせる。

「ちょっとおれ、トイレ行ってくるね!!」

亮賀くんはそう言うと走って公衆トイレに駆け込んでいった。
1人残されたあたし。
ベンチの背もたれに体重を乗せてうぅーんと伸びをした。



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No.355 鈴音 06/11 14:54:47  削除依頼

「ばれちゃってた…かぁ…」

それにしても、亮賀くん何を言おうとしたんだろう…。
ひかる…にもなにか感じるものがあったのかな…。
もしかして、好きな人がいるとかかな…。
でも、あの流れだとそれしか思い浮かばなくて、考えたら行きつく先は分かってる。
分かってるから考えたくないのに、どうしても気になってしまう。考えてしまう。

小麦粉を買ってる時に見えたひかると灯ちゃんが帰る姿。
帽子を深くかぶっているからあまり見えなかったけど、きっとにこにことした表情の灯ちゃん。
そして、それを優しく見つめるひかる。
あたしにはどっからどう見てもカップルにしか見えなくて…。

南と璃音に励まされて頑張る!!って決めたはずなのに…
やっぱりあの2人が並ぶとどうしても気分が落ちてきて…
灯ちゃんはあたしの理想の女の子像で、まぁ今更小さくなんてなれないけど
そんな理想の女の子が好きな男の子と歩いてて、しかも女の子のほうはその子が好きで…

もしかしたら、ひかるだって――…

「どうしたら…いいのかな。
どうしたら、頑張れるのかな」

こんなにも好きなのに、好きすぎて気持ちがあふれているのに行動に移せない自分が悔しい。

『それにあのおにーちゃん…多分…』

――あのおねーちゃんのこと好きなんじゃないかな

その言葉が後に続いてる気がして、その答えしか考えられなくて…
また目頭が熱くなる、もう沢山泣いたはずなのに涙が出てくる。

あぁ…ほんとあたしって弱い。

「あやねーちゃん!」

後ろから亮賀くんの声が聞こえた。ふと頬を触ってみると一筋涙が垂れていて、
それをこすってから後ろを振り向いた。

「終わった?それじゃぁ帰ろうか♪」
「…?うん、そうだね」

ベンチから立ち上がりスーパーの袋を持って亮賀くんの手を握った。
こんなことありえないのに、その手がいつだか握ったあのおっきな手じゃなくて
すこしがっかりしたあたしがいた。



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No.356 鈴音 06/11 14:57:51  削除依頼

*高宮 亮賀*

「それにあのおにーちゃん…多分…」

――あやねーちゃんのこと好きなんじゃないかな

そう言おうとしたけど、それは数週間前にお母さんが言ったセリフ
を思い出したら言えなくなってしまった。

『いい?亮賀。もしね、誰かの好きな人が分かってもそれを教えるようなこと言っちゃダメ。
その亮賀の言葉1つでその人の人生が変わってしまうこともあるから』

その言葉に続けて「なんて、亮賀にはまだ難しいかww」
と笑いながら言ったお母さんだったけど、それを言ったお母さんは真剣だった。
きっと予感していたのかもしれない。
言わなきゃ今日おれが何か言ってしまうと。

でも、本当にこれでよかったのかな?
だって、ベンチに戻った時あやねーちゃん、多分泣いてた。
ごしごしって拭いてニコッと笑ったけどその表情はどこか元気なくて
もしかしたら、言ったほうがよかったのかななんて思ったりした。

手をつないだときあやねーちゃんはちょっとだけ強くおれの手を握った。
それは痛いくらいで、痛いよって言おうとしたけどおれの手を握るあやねーちゃんの表情は
どこか沈んでて…まだおれにはよくわかんないことだろうけど
きっとあのおにーちゃんとおねーちゃんのことで悩んでるんだと思う。

おれにはまだなにもできないから、お母さんにならきっとできると思ったから
おれはあやねーちゃんの手を引いて少し早足で家に向かった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

ガチャ

「ただいまー!!」
「おじゃましまーす」

見慣れた一軒家のドアを開けて中に入る。
するとどたどたと2人分の元気(すぎる)足音が聞こえてきた。

「あやねーちゃん!!!」
「あやねーちゃんだぁ!!!」



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No.357 鈴音 06/11 15:01:13  削除依頼

そう言った翔と麻耶の元気な双子はおれを押しのけてあやねーちゃんに抱きついた。
正直…うっさい←
久々に会ったから仕方ないんだろうけどさ…
にーちゃんなみにうっさい(ぇ
これでにーちゃん帰ってきたらどうなるんだろう…
うん、やめよう。怖くなってきた

いまだ玄関できゃっきゃ騒ぐ2人の頭を軽く叩いて

「ほら、あやねーちゃんに上がってもらってからにしろ」

と言うと2人は「「はーい」」と元気よく返事してあやねーちゃんから少し離れた。
スーパーの袋を持ってキッチンまで行くとそこにはもう準備万端!と言った感じのお母さん。

「はい、買ってきたよ」
「御苦労さま。なにか、発見できたみたいね♪」

そう言うお母さんにびっくりした。
まだ何も言ってないのに…。
あやねーちゃんの居場所といい、このことといい、ほんとうちのお母さんは何者なんだろ…。

なんて考えてると「さぁさ、手洗っちゃいなさい」とお母さんが言うから
あまり深く考えないことにして洗面所に向かった。
だって、深く考えると終わりがないんだもん…。

じゃばじゃばと手を洗ってると奥のほうから
「今日のおやつはケーキだからちゃんと洗いなさいよー!!」
と言うお母さんの声が聞こえたから、ちゃんと石鹸を使ってうがいもしてキッチンのほうに向かった。

洗面所を出る時にあやねーちゃんと落ち合ったが
「亮賀くんも子供っぽいところあるんだね」なんて小さくつぶやいた気がしたけど
今はケーキのことに夢中であまり考えられなかった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ!!!えーっと、ネガティブアヤ再びって感じで←
今日1日目のテストが終了しまして、大雨で部活がなくなり早めの帰宅です\(^0^)/
時間外投稿となりましたが…許してやってくださいorz

初亮賀くん視点となりましたが、小3っぽくないですね。
どうにか子供っぽさを出したくて最後はケーキの登場に喜ぶ亮賀くんを
かきましたが…うまく表現できなくて…。

そして鋭すぎですねww亮賀くん。
あれはまぁおばさんの遺伝なのでww
あっおばさん何者!?とか言う質問は控えさせてください(は
あたしにも何者か理解できてないので(バカか

それではコメ返を待ちつつ、ちょっと休憩に入ってきます!!
そしたら数学と化学の勉強を(泣
がっ頑張りますっ!!



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No.358 ユキ絵☆ 06/11 20:23:51  削除依頼

遅くなってすみません(T∇T)
今からコメ返しさせてください><、、

>>紫凛さん
確wwかwwにww馨君と紬君に半殺しにされてたりしそうで(´^o^);:*:;
持ち前の生命力で生きていたとしても最後に采様にトドメをさされると(鬼w
嘘泣きは「ヒッヒッフー×2」に限りますよね呼吸の仕方は\(^o^)/(なんぞw
「うえっぐうえっぐうぇw」とかわざとらしくしゃっくりしてバレたりして←
ちょwwそれは先生の紫凛さんの心臓への挑戦だったのでは(´^o^);:*:;←
しかもさり気なく他の人の成績を見れるって最強に運が良いと(`・ω´・ )!!
逆のパターンだったらマジギレしますけどね私はwALL5が間違いとかだったらw←
いけないことをしたいがために成績の生活態度以外を×にする先生…(ちょw
あでも輝みたいなムッツリはいけない授業のために敢えてテスト0点とったりw←
むふふふふ璃音様とさっくんの21禁小説&イラストを期待s(鼻フック∞連
いぎゃあああああ(*´Д`*)歌に形はないけれどはうふぉおおう(´;∀;`)
璃音様があれを歌うようになるオーラを放ってくれたら私は…私は…(T∇T)歓喜
そうかもう本編のカラオケで皆にJOYSOUND行ってもらうしかないですね(´^o^);:*:;
んで綾ちゃんにLittleDoll歌ってもらってばうばうすると(*´Д`*)ばうばう(何w
あと最近璃音様にhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm4996322とかリクエストしたkt←
そして輝にはhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm7215317を(やめてあげてwwww



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No.359 ユキ絵☆ 06/11 20:24:00  削除依頼

>>鈴音さん
冬になったら学園パロディの別スレ立てたいですよね(`・ω・´)真面目に!!
もう地味に皆のカーディガンの色がどうなるか妄想しまくってて(´^o^);:*:;←
輝はスクバよりショルダー出来ればあの超時代を感じる黒学生カバンで(をいww
メールで言ったようなあんな風こんな風なのはwwPCメールでリレ小と(ちょww
第二ボタンエピソードはやはり進路別々に限りますをねwwうほあjだあふぉい→←
大学合格したよ!って喜んでる綾ちゃんを見て複雑な心境になる輝と(´^ー^`)←
うはwwwww私の中学と鬼一緒ですその制服の組み合わせはwwww(T∇T)
白ソでしかも原則くるぶしから15センチの一番格好悪い場所になっててwwworz
ボタンまで黒のブレザーでもう黒すぎると葬式を連想しちゃうんですよねリアルにorz
おまけにジャージまでダサくてズボンの裾がゴムになってて「ピチッ」みたいな←
休日は寝るに限りますよね(*´Д`*)趣味昼寝的な(´^o^);:*:;平日も寝てます(ちょ
綾ちゃんに一曲女性の曲を歌ってもらってもう一つは男性のをリクエストしたk(蹴
輝の歌はジャイアン級なんですよ○| ̄|_綾ちゃんとデュエットさせたいのにorz
そして綾ちゃんと歌いたいがために璃音様にお歌のレッスンを内緒でうけたりw←
そして輝がレッスン受けてることに嫉妬するさっくんが見たくてしゃーないと(自重
勢いあまって綾ちゃんにカラオケ勝負を挑む輝が想像できて怖い私でした(((;´д`)))←



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No.360 ユキ絵☆ 06/12 11:54:57  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「は?」
「ん?」
「いや、だから、は?」
「え?は、って何?」
「はぁ!?分かんねぇのかよ!!何だこれっつってんだよ!!」

目の前に突き出された"黒い塊"と"白い液体に泥を混ぜたような物"を指差した。
"黒い塊"の方からは、バーベキューの際に燃やした新聞紙を連想する香りが上がり、
"白い液体に泥を混ぜたような物"からは、腐敗した血液と牛乳をミキサーにかけた物を
真空パックに入れて数週間放置したの物では、と疑うほどの異臭が漂っている。
それを嗅いでいると、俺の胃の中に既に収まっていた物が出口を求めて彷徨い始めた。
本来なら下の出口から排出されるそれだが、今回見つけた出口は上だったようで。
いや…正式には出口とは言えねぇっ、うっ…入口っとっ、言った方がっも…ぅぇっ…。
入口から無理やり退場しようとするそれに顔が蒼褪めていくのが分かった。
目を見開き、右掌で口を強く押え、鼻で荒く息をする。気を抜けば耳から出そうだ。

俺は今、動物的に非常にピンチである。

しかし、そんな凄まじい俺の姿を目の前にしても
芸術品の作者はきょとんとしていて、自分の異能に全く気づいていないようだった。

「何だこれって…鮭とシチューだけど…?どうかしたの?かるちゃん」
「どうかしてんのはお前だろ!?こんなくせぇのが鮭とシチュっ…っ」

口内に酸味が広がり止むに止まれず上半身を屈めた。
絶対に口元から右手が離れないよう、その上に力強く左手を。爪が食い込むほどに。
その形を作ったまま、今の俺を快く受け入れてくれる場所――便所に駆け込んだ。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

去年の自棄酒で酔い潰れた時も相当だったが…まさかここまでやっちまうとは…。
自己記録更新だな、とっても悲しい自己記録。恐るべし有名モデル…。
部屋に戻ると直ぐ様灯が色を失って前方から抱きついてきた。
その衝撃でまた吐きそうになるけど、今吐いたら灯の頭上にシャワーだからな…。

「かるちゃん!急にトイレ行くなんてどうしたの!?大丈夫だった!?」

大丈夫だった!?なのはお前の頭です。

「大丈夫だから…取りあえず離れてくれ…」
「あっ、うんっ。ごめん…!」
 



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No.361 ユキ絵☆ 06/12 11:55:20  削除依頼

 
腰に回された灯の腕が解かれ、吐き気も治まり再びテーブルにつく。 
未だ臭い物体はテーブルの上に堂々居座っていて、ちゃぶ台返ししそうになった。
けど一時の感情に任せてそんなことしたら余計に悲惨なことになるから止めとく。
こんな強烈な臭いする物が床にぶちまけられたら…考えただけでもぞっとする。

「かるちゃん…ご飯食べれそう?具合悪かったら無理しないでね…?」

"白い液体に泥を混ぜたような物"が盛られた皿を俺の手前へすっと近づける灯。
自分の分はどうしたんだよ…。味見したか?ちゃんと。してねぇよな?
強烈な臭いを発するそれに涙腺がゆるんだ。俯き目頭を摘んで首を小さく左右に振る。

「っていうかよぉ…はっきり言うけどこれは食い物じゃねぇぞ」
「へ?どういうこと?」

未だ自分のしたことに気づかない灯に、ついに限界を迎えた。

「知らねぇよ!!こんな臭くて不味そうな物作って平然とすんじゃねぇ!!」
「えっ…」
「こんなもん食えるかって言ってんだよ!!さっさと捨てて来いバカが!!」
「そっ…そんな風に言わなくても良いでしょ!?あたしだって頑張って――」
「頑張った頑張ってないは関係ねぇんだよ!!気持ちわりぃんだよお前の料理!!」
「味は美味しいもんっ…」
「こんなものが美味いわけねぇだろ!?金無駄にしやがって!!」
「……」
「人がせっかくスーパーまで行ってやったのによ!!バカにしてんのか!?」
「……」
「冗談じゃねぇぞ!!早く捨てて来いっつってんだろ!?くせぇんだよ!!」
「……」
「おい!!聞いてんのかよ、灯!!」

途中から灯が何も言い返して来なくなって、余計に腹が立った。
状況が悪くなると無視ですか!?そうですか、他人に吐かせてお気楽なもんだな!!
何時までもこんな気持ち悪いもの俺の目の前に置いてんじゃねぇよ…!!
だからと言って俺は自分でこれを捨てるなんてしたくねぇからな…!汚ねぇし!!

気持ち悪い物体を視線から追いやるために余所に顔を向けた。

「こんなんだったら、糞女に任せた方が良かったぜ…!!」
 



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No.362 ユキ絵☆ 06/12 11:55:45  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
まさかのここで、たっちです(((;´д`)))

ひょえええええええええええええええええil||li_| ̄|○ズ~ン○| ̄|_il||li

ごめんなさい短すぎるwww○| ̄|_
サポ校の午後の授業の宿題が終わらなくて…現実逃避してました…orz
明日は朝から部活なので時間外投稿になってしまいそうで○| ̄|_
でも投稿させてくだs…じゃないと…死んでしまう(T∇T)
本当…すみませ…orz



deleted

No.363 ニックネームは削除されました 06/12 19:39:07  削除依頼

*漆畑 桔梗*

南が璃音をじっと見つめる。つま先から頭まで。
そしてゆっくり口端を上に持って行く――微笑んだのだ。

「服、正直に来てくれてよかったわ。ああ、大丈夫なのは分かってるから。
でもさぁ、璃音って―――」

カタンと椅子を鳴らし立ち上がり璃音のほうに歩いていった。
「金髪に蒼眼ってお嬢様っぽいわよね。仕草は良いんだけど……
お淑やかとは言えない…わよねぇ。」

もう一度璃音の顔を凝視して少し残念気に苦笑した。
…璃音が…お淑やかだと?

最初はそうだったのだ。私達と初めて会った時は。
静かで家庭的で優しげだったのだが―――油断したのだろう。
"仮面"が剥がれ落ちたのだ。無表情のまま憎いほど澄んだ青空を見上げていたのを
私は知っている。私は見た――いや、見てしまったの方が正しいが。

「あらあら、でも璃音って多分小さい頃は大人しかったと思うわよ?
まあ多分お父さんの洋服掴んで恥ずかしそうに笑ってたと思うけど。」

――ああ、それは私も思う。

静かに椿の言葉に賛同する。
多分椿の言う通りに優しげな印象を持たない人間の方が
間違っているのだろう。少なくとも璃音は初対面の人間に
馴れ馴れしくするタイプの人間ではないから。

一方ネタになり果てた璃音本人はと言えば顔を軽く赤く染め
目を軽く泳がせていた。恐らく図星なのだろう。

長く眩しい程の金糸。奥になれば奥になるほど深く深蒼の瞳。
白い肌によく映える長い睫毛とか、桜色をした頬とか。
細い身体とか足とか指とか。――まあ出てる所は出てるけれど。
露出をしないせいか嫌になるほど白い肌。いつも長そでか七分丈の衣服を
身に付けるから。でも余り気取らない所が彼女の長所とも言えるだろう。
…まあ本性を出せばイメージに残るのが毎回ピコピコハンマーなのは
気にしないとして。

「…まあアンタの事だから毎日ピコハン振ってたんでしょうね」
私は手に頬を乗せ、肘をテーブルに乗せる。
下ろしたために頬や肩に零れる癖っ毛を後ろへ払った。

璃音は長い髪を振り乱し此方を向くと毒を含む言葉を吐いた。
「桔梗みたいにツンツンして無闇に人につっ掛かったりはしないけどね。
大体小さい頃からハリセンやらピコハン所持して無いわよ」

"ツンツン"…?待ちなさいよ、あんたまた私の事―――。



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No.364 ニックネームは削除されました 06/12 19:40:44  削除依頼

「でもまぁ今から優しくされても周りからツンデレって言われるだけだからねw」
腕を組み尊大に、丁寧に申し上げちゃってくれた璃音を睨みつけた。
またアンタ私の事"ツンデレ"って言ったわね?

――まあ今回は客人が居るから抑えるとしても。
生まれて何回、ツンデレ呼ばわりされた事だろうか。
数える度に回数帳の文字が禍々しく思えてきたので一応
数えるのをやめたのだが…きっと六百回以上は行っている。確実に。

もうツンデレと言う単語まで忌々しく感じて来て。
"ツ""ン""デ""レ"このどれかが出るだけで何時か敏感に反応しそう。
そんな言葉が頭の中で次々と連想され、脳みそに張り付く。
ねっとりした生暖かい感触を感じながらその単語が消えていくのを待った。

「――じゃー璃音の洋服は……」
と何処からかメモ帳を取り出し藍色のシャーペンを小さなメモに走らせる
客人―南と言っただろうか―の声に現実に引き戻された。

先程まで璃音の事、私達の事など色々問っていた奴。
最初は璃音の事について知りたがっていたけれど此方も持っている情報は
限りなく少ない。そう、彼女がパンドラの箱≪パンドラボックス≫を
開けた事、道化である事―――。その後は全て璃音から必死に口止めを
願われてしまったから迂闊に口にする事が出来ない。

―――彼女は追われて逃げて来たのだから。
しかもこのような大企業に零しでもしたらあっと言う間に広がるかもしれない。
それは璃音にも私達にも――現在の仲間にも同じこと。
―彼女がこの街から逃げ去ると言う事。滅多に顔を出せない事。

四つ目の街だと、それだけ聞いた。
何が四つ目なんだと聞けば今まで逃げてきた町の数だと
困ったように、悲しげに微笑んでいた。

それは恐らく……
―自分によって壊れるであろう町の数、であって。
故郷も壊したのかと聞けば如何してそうなるのと誤魔化された。



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No.365 ニックネームは削除されました 06/12 20:20:43  削除依頼

周りからみたら璃音は汚れの無い人間、であろうが璃音が言うには
醜く穢れた殺人鬼だと言ったのだ。大量虐殺者だと、操り人形だと。

詳しい事柄は聞く気にはなれず私は重苦しい話を投げ捨てた。
ずっとずっと前の方。忘れたい思い出を思い出させるのは彼女にとっても
ダメージは大きいから。――人は残酷…だから。

遠い遠い、過去の記憶。
それは埋葬され、忘れ去られた彼女の物語。
埋葬されてもいつかまた、残酷な"仲間"達の言葉によって
葬られた過去の棺桶を開けなければいけなくなるだろう。
彼女は笑う事の出来ない、道化だと言う事も。
過去で存在していた、彼女の過去を知っていた人間。
鏡に映る自分を醜く感じる彼女を、
自分が何も感じない道化だと感じる彼女を"仲間"は受け入れる事が出来るか?

BAD ENDの始まりは、すぐそこで。

―――――――――――――――――――――――――――――
んー…毎回思う。
くるくるニュアンスてなんぞwww(しつけ
そして短いというひどい仕打ち←乙

ユキ絵さぬ(ω)⇒
まあロリコ…いやいやいやいや妹思いな采ですから...っとおいおいおい
視線を感じて来たぜひゃっはああああいヽ(^。^)ノ(乙
男子が嘘泣きしてると演技魂に火が付いたのか叫んだ事があってwww
したらその子風邪弾いてたらしくて風邪ってたらしく鼻水ずるずるでww
女子に結構人気だったんですけど次の日からその男子滅茶苦茶
避けられていたという見事に可哀想な事がありました←
でもやっぱり自分の成績も(・´Д`・)な感じで(何だそれww
いけないことをしたいがために成績の生活態度以外を×にする先生…(ちょw
そして露出狂っぽい保健の先生(多分雅←)に保健体育の授業を受ける
輝君が居るんですね分かります←分からないでください←
てかそれやっぱ何年後って話でww



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No.366  

削除されました 


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No.367 ニックネームは削除されました 06/12 20:24:32  削除依頼

輝君が居るんですね分かります←分からないでください←
てかそれやっぱ何年後って話でww
てか最近JOY行ったんですがやっぱ高いですね←え
でもモノクロアクトとか歌に形は無いけれどとか悪ノ歌ってきてww
他には趣味満載の曲ばっかりwww
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5503732を歌ったら友達に
滅茶苦茶引かれましてねwwwもう酷いですね←
来ましたあたしwww
因みに魁君と輝君と紬(または馨ら辺)に
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2829024
歌って欲しくなんか…な、ないんだもんねッッ←
……あれ、石田さん音痴でしたっけ((

鈴音さにゃ(ノ)ω(ヾ)⇒
ん、テイクアウトでどう可愛がりますk((
じゃあ今度こっそり雷君と合わせてみようかな、ギャグで←てめ
だったら南ちゃんからの依頼⇒灯ちゃんの件もとりま終了⇒璃音&綾お出かけ⇒
なんかしたら二人とも"海"の家無料券八人分ゲット⇒綾ちゃんからの
皆で今度出かけよう提案⇒海で遊ぶフラグ発動⇒とりま依頼はさむかする⇒
夏祭り⇒海の家イベント⇒南と雛貴(雅?)から水着プレゼント(強制)⇒
海イベント正式発動\(^o^)/みたいなですかね、私的に((却下
魁君が…どうかなぁ、その時は適当にぶらついてた馨君sideで動くかなw
ああ、月夜祭りですかwwwでも私は実は若葉学園の方のも乱入かなってw
よし、楓(ロジェ)と輝君喧嘩させる(mt
ベロちゅてちょっとwwwww

でも設定的には璃音から綾ちゃんへの歌提案、みたいでいいですかね←
littledollは璃音にかなり関係あったりするんですよ、マスター様とかw

あ、紬君はソロとデュエット考えてたんでいいですよーb
…じゃあこっそり雷君呼ぼうか、アドレサンス歌わせてやるぜwww



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No.368 鈴音 06/13 00:21:24  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「ただいまー」
「ごはんできたわよー」

玄関から聞こえる十賀くんとキッチンから顔を出して言うおばさんの声が重なった。
そんな中あたしは居間で翔と麻耶の学校の様子を聞いていて、
真正面に座ってる亮賀くんを見ると「帰ってきたよ…」と言いながらため息をはいていた。

それと同時に勢いよくドアが開き、スポーツバックの紐を肩にかけた十賀くんが
満面の笑みで入ってきたかと思うとバックをその場におろし、勢いよくあたしに抱きついてきた。
よかった…ソファーに座ってて…。

「綾姉ちゃん!!ただいまぁっ」
「わっふっ;;お帰り十賀くん」

抱きついてすぐに離れた十賀くんはへへへっと笑って頬をかいた。
その笑顔になんか心が暖かくなって微笑むと今度は両方から圧力がかかって
右を見ると麻耶が、左を見ると翔がぎゅっとあたしに抱きついてきた。

「とーがくん、あやねーちゃんはぼくたちのなの」
「かってにあやねーちゃんとんないでよ!」
「おまえらなー…俺だって綾姉ちゃんと一緒にいたいんだっつーの!!」

腰に手を当てて麻耶たちを睨む十賀くんと、未だ抱きついたままの2人。

「いやだー!!あやねーちゃんはわたさないもん」
「そんなんだから、いつまでたってもおとこあつかいされないんだー!!」
「なっ!!麻耶!!おまえ、生意気だぞ!このマセガキめっ」
「ふーんだ!!」

2人に向けられていた十賀くんの視線は麻耶へと移り2人はにらみ合う。
男扱いって…いや、十賀くんは男だよ??麻耶←自分のことに鈍感
その間左にいた翔はえへへっと笑いながらまだ、あたしにくっついてくる。
そろそろ、はなれてくれないかな…2人とも。
もう、ご飯なんだけどなー…。

「おい、にーちゃん。何小1相手にむきになってんの?」
「はぁ!?別に、むきになってなんかっ」
「大人げない、ウザい、そしてそこ邪魔。
さっさと手ぇ洗って着替えてこないとお母さんにまた怒られるよ?」



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No.369 鈴音 06/13 00:22:33  削除依頼

麻耶から視線をはずしておかずを運んでいる亮賀くんを睨みつける十賀くん。
でもそんなの全く堪えてないようで(と言うか十賀くん完璧負かされてる)
亮賀くんは何とも素晴らしい毒をはいて溜息を吐きながらキッチンにいるおばさんを指さした。
そこには黒く笑みを浮かべるおばさんが十賀くんを見ながら立っていて…
冷や汗を流した十賀くんはすごい速さでキッチンを出て階段を上がっていった。

「ほら、2人も。さっさと運ぶの手伝ってよ。あやねーちゃんにいいとこみせるんじゃなかった?」
「「そーだった!!!」」

亮賀くんの言葉にパッとあたしから離れた2人はおばさんのところに向かって言った。
…さっすが、亮賀くん。2年も一緒に住んでるだけあってあの2人の扱い方分かってるなぁ~ww。

なんて亮賀くんに感心しながらあたしもたちあがる。
だって、みんな動いてるのに座ってるって落ち着かないし…。

「おばさーん、何か手伝いまーす」

そう言ってあたしもキッチンに向かった。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「「「いただきまーす」」」

目の前に並ぶおばさん特製のごちそうに喉が鳴る。
やっぱり…おばさん料理上手だ。
また教えてもらわなきゃだなっ!!うん。

ほかほかの白米にアツアツコーンスープ。
そしてメインには良い具合に焦げ目がついてるおばさん特製のマカロニグラタン。
新鮮なサラダも置いてあってまさにレストランって感じ♪

一口運ぶとそれはもうほんとほっぺが落ちそうなくらいおいしくて…
自然とほほが緩むのがわかる。

「おいひぃ~♪やっぱりおばさんの料理最高っ!!」
「ありがとー…まぁ真由子姉さんが料理下手と言うかどんくさいというか…
そうだったから自然にこうなっただけなんだけど」

そういいながらにっこり笑うおばさんにあたしは苦笑い。
確かにお母さん…どんくさかったなー、しかも悪気がないからたちが悪いていうか…。
おばさんも苦労したんだなー;;

「また、教えてくださいねっ!!料理」
「もちろんよ。明日も泊まってくでしょ??どうせ、金曜日は直接中学校なんだし」
「あー…仕事とかあって遅くなるかもしれないですけど…」
「うちは全然かまわないから。久々に翔くんと麻耶ちゃんと一緒にいなさい。っね?」



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No.370 鈴音 06/13 00:24:03  削除依頼

おばさんの言葉になんでかほっとして、久々に2人に会えたからかな??
確かに、まだ2人が話したいことの半分も聞いてないし・・・
お言葉に甘えさせてもらおうかなー…

「んじゃ、お願いします」
「綾姉ちゃん明日も泊まるの!?んじゃ金曜日一緒に学校行こうよっ」
「いや、あたし10時集合だからそしたら遅刻になっちゃうし。
会長が遅刻とか厳禁だからねっ」
「むぅ~…はーい、わかったよ。んじゃあお昼は一緒に食べようね♪」
「にーちゃん、麻耶たちにらんでるよ」

あたしの隣にいる亮賀くんが料理を口に運びながらしれっと言うとじーっと何か恨めしそうに十賀くんを見る2人。
んー…なんでそんなに睨むんだろ?

「なんだよおまえら…」
「「十賀くん、あやねーちゃんにひっつかないで」」
「はぁ!?別にいいじゃねぇか!!」
「十賀、食事のときくらいちゃんと静かに食べなさいっ」
「「おこられたーww」」
「2人もだよ!!」

おばさんに叱られた十賀くんを見て笑う2人をあたしも叱る。
するとしゅんとなってから一瞬十賀くんを睨んでまた食べ始めた。
まったく…2人とも…。

なんて思いながらもほほが緩む。
久々に翔と麻耶と食べれたし、おばさんの料理だし…。
この雰囲気がどことなく前のあたしの家の食卓風景とかぶってなんとなく嬉しくなった。

「あしたのご飯の予定は??」
「明日は春なのに寒いらしいからシチューにでもと思ってたけど」
「え゛、いくらなんでもシチュー??」

おばさんの答えに亮賀くんが顔をしかめながら反論する。
「えーいいじゃない別にー」というおばさんと
「シチューはいくらなんでも…」という亮賀くん。
2人の言い合いが続く中また心にズキンと何かが刺さった気がした。

――そう言えば、灯ちゃんシチュー選んでたっけ…

そう考えるとまた心が痛んだ。
今頃…灯ちゃんはあのひかるの部屋で、作ってるのかな…。
ひかるのために、がんばっておいしい料理を…。

それで、あの部屋であのテーブルで2人でおいしい料理を
昔の話をしながら…笑いながら食べてるのかな…。
ひかるの大好きな鮭を料理して、ネギと一緒に遊んだり…
仕事の時間が来るまで遊ぶのか…話すのかぁ…



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No.371 鈴音 06/13 00:24:41  削除依頼

そう思うと自然と頭が下のほうに下がる。
最初はあたしと一緒に笑ってるひかるだったのに、いつの間にかあたしの位置に
灯ちゃんがいてにこにこしながら楽しそうに話をしている。
そんな光景が頭の中に鮮明に映し出されて、今現在そうしているような気がして
なにかいたたまれなくなった。どうしていいかわからなくなった。

「綾ちゃん?どうかした?」
「えっ…あっなんでもないです」

不意におばさんに声をかけられ顔をあげる。
視線を今に移すともう食べ終わったのか遊んでいる翔と麻耶、そしてそれを亮賀くんが見てくれている。
十賀くんは部活とか生徒会で相当おなかが減っているのかまだ食べていた。

「恋の…悩み?かな」

おばさんの言葉に目を見開く。
目の前にはにこにこ笑ってるおばさん。
なんで…わかったんだろう。

「ついに綾ちゃんも新しい恋かぁ~…んで、どんな子??」
「えっあっえーっと…」

興味深々と言った感じに目を輝かせて聞いてくるおばさん。
なんていったら…いいのかな。

「バカで、アホで、運が悪くて、口も悪くて…正直第一印象は最悪に近くて…
こいつとかかわるのはイヤだ。本気でそう思った奴なんです」

ひかるについて話していくと口が止まらない。
すらすらと言葉が出てくる。

「素直じゃなくて、すぐ怒るし、めんどくさがり屋だし…
でも、実はすごい仲間想いで、本当は世話焼きで、心配してくれて、
困った時は助けてくれて、なんだかんだ頼りになって…」
「本当に、かっこいいやつなんです」

そう言ってニコッと笑うとおばさんもニコッと笑う。

「そう…いい人見つけたわね」
「…はい」
「でも、何かあったんでしょ?」

今度は目をギラリと光らせ真剣な目を向けてこちらを見る。
その眼からは逃れようにも逃れられなくてポツポツと話す。



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No.372 鈴音 06/13 00:26:04  削除依頼

「そいつの幼馴染がアメリカから一時帰国して…その子は、あたしの理想像にピッタリな
ちっさくて、かわいらしい、それでいてさばさばした女の子で…。
その子にライバル宣言されて、いつもなら…あの子が一緒じゃなきゃ普通に
笑ったり、しゃべったりできるのにその子がいるとどうしても体が動かなくて
あいつも久々に会ったからか、何なのかわかんないけど…すごくうれしそうで、幸せそうで」

――あの子の隣にいた方が幸せなんじゃないかな

「なんて、思ったんです。あはっ、ダメですね、弱気になっちゃ」

そう言って頬を指で軽くかいて笑う。
するとおばさんと十賀くんは何か驚いた顔をして、十賀くんは歯をギリッと鳴らした。

「綾ちゃんは…どうしたいの?」
「それ、南にも言われました♪…諦めたくない、本心はそうです。
でも、あいつにとってあの子はほんとに大切な子で、その間に入ろうなんて
きっと無理だって心のどこかでは悟ってるんです。
きっとあの子とあたしが何か危機に直面したときあいつは迷わずあの子を助ける。
それくらいあいつにとってあの子はなくてはならない存在で…
あたしはただの仕事仲間です。どうなったってあの子の位置にはたどり着けない」

――だから…

「文化祭までは頑張ってみようって思ったんです。
あの子は文化祭が終わるともうアメリカに帰る。
普通なら帰った後を狙うのかもしれませんが、あたしはそうはしたくないんです。
きっとあの子があいつと並んでいると体がすくんで動けなくなるだろうけど
それでも、好きな人…だから。あの子がいる間にあたしの中でけじめをつけたいんです」

――好きでいるか、諦めるか…

そこまで話すと十賀くんが「ごちそうさま」とぶっきらぼうに言って立ち上がった。

「あら、十賀。どこ行くの?」

その辺にあるタオルをひっつかんで、リビングから出て行こうとする十賀くんに声をかけるおばさん。
十賀くんは振り向かずにぼそっと一言

「ちょっと走ってくる」

とだけ言って携帯を開き何か操作しながらリビングを出た。



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No.373 鈴音 06/13 00:26:39  削除依頼

~玄関~

プルルルルルル プルルルr ガチャ

――はい、もしもし?

「あぁ南ちゃん?あのさ、悪いんだけど…」


あいつの家教えてくんない???


――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっ何がしたいのかわからないテスト2日目が終わって
死んだ鈴音がリレ小のために帰還してきました←
あぁ、この文すら意味がわからないorz

さぁ、この後十賀くんはどのような行動をとるのかっ!!!
全てはユキ絵さんの話とリンクしていますのでので(笑
ただあたしのほうが若干進みすぎた感があるので次は綾とおばさんの
このごの会話を出そうかな、なんて思っております

それではお2人にコメ返をっと…

ユキ絵☆さん≫真面目に立てたいですよっ!!!
綾とひかるくんはまぁその通り喧嘩友達って感じになって…
魁くんとはるさん以外はみんな生徒でww
魁くんと璃音ちゃんには先生と生徒の禁断の恋をやっていただきt(自重
あぁ!!!確かにっ♪柳くんだったら元気っぽくスポーツバックもあり得ますよね♪
スクバとかもありそうですが☆
綾と璃音ちゃんは革のスクバを持ってほしいあたし←
ですねーwwwヤバい♪妄想がどんどん膨らんで…~(アホ
先に就職きまったぜー!!!とか言って教室で叫んでるひかるくんをみて
落ち込む綾がそこにいるというのもありですよb
やっぱり関東は違いますねー…
こっちだとそう言う高校も結構あったりするんですよ←
ほんとあーいうのありえないですよね…(泣
あーーーー!!!裾ゴムはいやですね;;
あたしのとこは違いましたけど…裾のところに足を通すようなわっかがついてあって…
まずかったらみんなでそれとってましたwww
それとズボンに入ってる縫われてる線!!!あそこはすぐとりましたねww
あとチャックは壊して…とかいろいろありましたよ~
寝るに限りますよっ!!!この間なんて7:30に目覚めて休みだから2度寝しようと寝たら
12時だったという←あれ?これ前にも言ったかも\(^0^)/



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No.374 鈴音 06/13 00:35:16  削除依頼

あたし歌のセンスはなくて…歌選んじゃってください!!!←
あーそれ超見たい!!!てかあの2人には恋愛っ気がなさすぎる!!
両方自分の気持ちに気付いてないとか(魁くんはまだ好きなのかどうかもあやしく;;)
どんだけ焦らすんだこのヤロー的な(おい

紫凛さん≫鈴音さにゃって…紫凛さん可愛すぎですよぉぉぉ←うるせw
もう好きなように可愛がってやってk(おい
それいい!!てか雷くんと蛍くんと高宮兄弟を会わせたいという(あは☆
海イベントは紫凛さんにお願いするとしてー←
[文化祭]
金曜日、校長・副校長にあう(1名犯人)⇒校長の退職も兼ねての文化祭と知る
リハーサル(大体飛ばす)⇒次の日の後夜祭の説明(そこは後で詳しく☆)
⇒家帰る⇒1日目何事もなく終了(できれば魁くん&璃音ちゃんで文化祭を回ってほしいw)
⇒2日目ショー開始⇒校門から堂々と入り、展示室に行く不審者⇒ショー終了⇒
綾にはるさんあたりから不審者発見して追ってるという連絡。
展示物は副校長が副校長室に避難⇒安堵の雰囲気⇒綾だけ神妙に⇒
後夜祭の準備に入るみんな⇒綾、思いだし1人副校長室に⇒新犯人副校長を捕まえる(不審者はダミー)
⇒後夜祭で女の子は南と雛貴さんが用意したドレスを着る
⇒璃音ちゃん:男子に言い寄られるが、めんどくさくなり、その辺にいる魁くんを
捕まえて踊らせる←この辺は璃音さんの自由にww
⇒綾;灯ちゃんの告白現場遭遇→走って逃げる→会場の上のフロアに隠れる→
ひかるくんくる→踊る⇒んで1件落着ww



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No.375 鈴音 06/13 00:35:28  削除依頼

[夏祭り](詳しくはまだまだww)
女性陣浴衣⇒いろいろあって魁くん&璃音ちゃん、綾&ひかるくんペアに
⇒そのあとはいろいろww(もちろん花火あり)
こんな感じでww
文化祭では灯ちゃんが告白するので(ネタばれっΣ
最後の最後のほうまでネガティブアヤですが気にしないでくださいorz
おぉ!!馨くんでますかぁww
おっそれもまたいい感じで♪合同で文化祭やりたいですよねww
海イベント終わればちょうど秋だし♪体育祭も合同にしちゃってww(は
6月企画だったのが学園長の計らいで秋にとかなった的にしちゃおうかな
なんて思いましてですね(悠斗くんかわいそっww
いやいや、いつかは女にしてほしかったりs(やめれ
マジですかっ!!ちょっまじあたし歌のセンスないんでどうか璃音さん紫凛さん選んでください!!
紬くんもたのしみですなあww



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No.376 ユキ絵☆ 06/13 07:08:59  削除依頼

* 灰塚 輝 *

しまった…。少し…言い過ぎちまったな……。
そっぽを向くと今まで溜まっていた晴れない気分が俺の中から姿をくらました。
冷静になった途端に湧いたのは悔いる心で、さっきの発言を非常に情けなく思った。
糞女に任せる――あの時そう言い出さなかったのは他でもない俺なのに。
今更になって、灯を責めるために糞女の名前を出すなんてずるい。卑怯だ。
それに、灯だって9年ぶりに一緒に俺と夕飯食うのきっと楽しみにしていたはずだ。
それを簡単に…糞女に任せれば良かった、なんて言われたらどう思うだろう…。
昔から苦手だった料理をしてくれるって言ってまで、俺の家に来てくれたのに…。
ああ…もう少し人の気持ちを考えてからものを言えば良かったぜ…。

後悔だらけの目に再び灯を映す。
映った姿は、俯き気味でテーブルに置いてある皿を取り上げていた。

「えへへっ♪ちょっと待ってて♪今捨ててきちゃうから…っ」
「あ、おいっ…」

上手い言葉が見つからず、立ち上がって台所へ消えていく灯を黙って見送った。
豆腐屋のBGMが鳴っていたらマシだったのに、それも疾うに何処かへ過ぎていて。
静かすぎるこの部屋には、灯が作った料理を灯自身が生ゴミに捨てる音が
数回に分けて小さく響いていた。俺が鳴らせた音だと思うと胸が痛んだ。
確かにあれは食えるものじゃねぇけど、他にも言い方があったはずなのに。
その場で携帯で宅配ピザを注文する灯の細い声が微かに届いて、
溜息しか出なかった。…教えは守るか、格好付けたかるちゃんが笑っちゃうな。

注文が終わったのかやがて戻ってきた灯は――誰かの表情にそっくりで。
それでも俺は、さっき灯が俺にしたように駆け寄ったりはしなかった。
ここにじっと座ったまま、自分の指先を意味もなくぼうっと見つめていた。

「あの…その、さっきは言いすぎた…ごめ――」

一歩一歩俺の元へ近づいてくる灯に、言いだし辛いが謝ろうと言葉を零す。
しかし、俺が零したその言葉が最後まで外に漏れ出すことはなかった。

「かるちゃんは、さ」

灯が俺の頬に片手を当て、悲しみに染まった瞳を俺の瞳に向けてきたから。

「あのときのかるちゃんと、おなじ?」
「へ…?」
 



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No.377 ユキ絵☆ 06/13 07:09:13  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
一旦たっちですヾ(゚∀゚)ノ(中途半端そして時間外ごめんなさい;;

これから部活しに学校に旅立ってきますので
取りあえず今完成したところまで爆弾投下させてもらいました><、
これの続きもまだ未完成な物がメモ帳に残ってるのでそれを少し弄って
帰ってきたら二度投稿になりますが…もう一度爆弾投下させてください…○| ̄|_
そしてコメント返しもその時に一緒にやらせてもらえればと(T∇T)
本当いつもめちゃくちゃすみません(´;∀;`);;;

↓そして地味に作業用BGMを紹介させてくださいw
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5983413
↑めちゃくちゃゆったり作業に集中できるZOY☆(←デデデ大王のつもり
 



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No.378 希影 06/13 22:07:14  削除依頼

お、お、お久しぶりでs((タヒ
とりあえず長期休暇が癖になっている希影です^^;
何故か二年になってから忙しくなったように感じて仕方ないです(という名のいいわけ←
明日にはうpできるようギャンバリまつ b(何者。。。
あ、でも追いつける自信はほぼ0なんで←オイ
そしてコメ返は必ず……したいな、うん(汗



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No.379 ユキ絵☆ 06/13 22:57:18  削除依頼

* 灰塚 輝 *(今朝の投稿の残りですorz)

「全部が同じなわけないよね、あれから9年も経っちゃったんだもん」

…何が言いたいんだ。

悲しみに染まったその瞳に瞼を被せた灯は、俺の頬から手を離し
すっと一つ息を吸って吐きだした。灯が中腰だったその姿勢を立ち上がらせると
当然ながら座っている俺よりも目線は高い位置にもっていかれる。
俺はそれを追うように上目を使った。それによって俺と灯の視線は重なったが、
ほんの数秒の間のことで、大して長くは続かなかった。
灯の視線が何となく重たく感じて、俺の方から逸らしてしまったから。耐えきれなくて。
今は灯の瞳の代わりに、昨日壁に作られた罅に顔を向けている。
ああ…修繕費どうしよう――今それを考えることは現実逃避…と捉えられるだろうか。

「背も高くなったし、声だって前より凄く男の子っぽくなったしね」

目先に座る俺を真直ぐ捉えていた灯は、
口を動かしながら鳥籠の前まで移ってそこにしゃがんだ。
一体全体何を思ってんだろうか――寄ってきた糞インコに鳥籠の隙間から
指を通し触れる灯の表情は、無で。そんな灯が求めている言葉が分からなくて、
相槌を打つ程度のことしか俺にはできなかった。

「最初は一人称も、ひかるだったのにね。その頃に比べたら本当に頼もしくなったよ」

――自分で自分のことひかるって呼ぶな。もうすぐ小学生なんだから。

「そして何より――」
「灯。何が言いたい。何で昔の俺と今の俺を比べてるんだ」

立て板に水の灯に痺れを切らして遮った。「よしよし」と糞インコを触っている灯が
今の俺の言葉に答えることはなく、思わず短く重苦しい唸りを上げてしまった。
立ち上がり、灯の肩を掴んでそれなりの力で自分の元へ引き寄せた。
俺の中でこいつがまだTomoruでしかなかった頃に感じたのと同じで――やっぱり軽い。
バランスを崩した灯が背中から俺の足元に倒れるよう寄りかかってきて、
その衝撃で俺の足元がふらつき、その場でしりもちをついてしまった。

「あたしね…」

倒れた俺の上に乗るように…っていうか俺を無理やり押し倒してきて
上から顔を至近距離で覗き込んできた灯が出した声は、震えていた。

「本当はかるちゃんがどこかへ行っちゃうんじゃないかって、怖いの」
 



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No.380 ユキ絵☆ 06/13 22:58:21  削除依頼

 
「何だよ、それ…」

俺がどこかへ……?怖い…?

「あたし達、ずっと離れてたでしょ?ずっと。10年近くも。
その間、かるちゃんはあたしの知らないかるちゃんにどんどん変わって…。
でもかるちゃんにとっては、それが本当の自分なわけじゃない?」

乱れて目にかかった俺の前髪を震える手で横にわけた灯。
余計に視界がはっきりして、目に溜った灯の涙まで鮮明に見えてしまう程になった。
リナ以外の女にこんな体勢で顔を覗きこまれたことなんて勿論一度もなくて、
相手が幼馴染とは言え心臓がどきどきし始めた。ああ…だせぇなあ。
空気の読めない俺の心臓が憎たらしくて、灯にそうなる自分が嫌になった。
でもなんでだろ――あの現象ににているようで、あの感情は今は全然見えてこない。

「あたしがいない間、かるちゃんはあたしのいない思い出を作って、
何時からだかは分からないけど、かるちゃんは今のお仕事を始めて、
そして春彦さんや、清…くん?それにあの子…綾ちゃんに出会ったんだよね」

灯の目に溜まっていた涙がやがて零れ、下にある俺の頬に落ちてきた。
何で泣いていんのか。それが訊きたいのに上手く声が出なかった。
一粒だった涙もすぐに量が増していって、それらの全てが俺の頬を冷やす材料となった。
心まで冷める。止めろ。こんなに近くでこんなに泣かれちゃ、俺まで悲しくなってくる。

「あの人達はあたしの知らないかるちゃん――今のかるちゃん。
本当の灰塚輝を、あたしなんかよりもたくさんたくさん見てきたんだよ」

――言ってしまえば、終わってしまう気がする。
本当の自分はそうやって、仲間に嘘の自分をたくさん見せているだけなのに。

「あたしが一人で頑張っても、手が届くのは遠い昔のかるちゃんだけで…
貴方には追いつけないんじゃないかって、不安なんだ。アメリカにいる時から、ずっと」
 



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No.381  

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No.382 ユキ絵☆ 06/13 23:01:41  削除依頼

 
「え…へ?な、何言ってんだよ。お前は今でも俺の大切な――」
「大切な幼馴染って言うんでしょ?知ってるよ。あたしもそれは一緒だもん。
ずっと一緒にいたもんね、生まれたときからずっと」

ああ。やっと気づいた、あの時灯に感じた心の違和感が何だったのか。

俺の上から身をどかして、腕を引き俺の上半身を上げさせた灯は――
あの違和感を感じない、なんの偽りもない俺が知っていた“本当の白畔灯”の姿で。

「それがいけなかったのかな…。その長さがダメなのかな…。
かるちゃんのこと、わからなくて良いことまでわかっちゃうよ……」
「わからなくていいこと…?」

「大切な人の大切な人くらい見てればすぐに分かる」

……。

「貴方は…本当は、綾ちゃんのことが―――」

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちですヾ(゚∀゚)ノ(あれ、大変なことになったぞ><<<

えっと…とりあえず…もう超もろ駄文ごめんなさい…○| ̄|_
明日オープンスキャンパスで今日合わせて二日連続で睡眠時間が…短すぎると…
もう死んでまいそうなので…しかも書くとき半寝で続き…全然進めなくて…
くぉおおおおおおおおお(´;∀;`)惜しいけど今日は寝ます○| ̄|_
そしてコメント返しは明日に延長で(T∇T)ごめんなさいorz
そんでもって明日朝オープンキャ(中略)で投稿できないので
帰ってきてから時間外になりますが…お願いします投稿…させてください(´;∀;`)

そして↑の削除は私です><間違えてしまいましたorz;;
 



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No.383 鈴音 06/13 23:52:40  削除依頼

*一ノ宮 綾*

十賀くんが出て行ったあとおばさんはまったくあの子は…
なんてどこか嬉しそうに微笑んで食器を片づけはじめた。
あたしも急いでご飯を食べ終え、おばさんの片づけを手伝う。

ジャバジャバ ゴシゴシ

「綾ちゃん…」
「なんですか?」

おばさんが食器を洗い、それをあたしがすすぐ。
1つお皿をすすぎ終わって食器をタオルの上に置く。
そして次のお皿をすすごうとおばさんのほうを見る。
おばさんは食器を見ながらどこか焦点の合わない目をして薄く微笑んでいる。

そんなおばさんの表情にあたしは何も言えなくなった。

「…失ってからじゃ遅いのよ?」
「ぇ…」

おばさんの言葉に無意識的に反応する。
その言葉がどこか現実味を帯びていて…怖くなった。

「失ってからじゃ遅いの。
あの時こうしてればああなったかも…もし違う方法でやってればこんな結果にはならなかったかも
なんてそんなこと失ってから思っても意味ないの。
どんなにレベルが高いからって、どんなにライバルが強いからって
それで自分の思うように動けなくなったら意味がない。
大切なものを…人を守りたい。ずっと一緒にいたい、そう思うなら行動するしかないのよ」

たとえそれがどんな結果になっても…

そう言うとおばさんはまた微笑んだ。
でもその微笑みはさっきの焦点が合わない目をした微笑みじゃなくて
いつものおばさんらしい微笑み。

「おばさんも…なにかあったんですか?」

不意に言葉に出ていた。
おばさんのさっきの言葉にはすごく現実味がありすぎて
おばさんもなにかそう言う体験をしたんじゃないかと思って…
あのときのおばさんはとても苦しそうに笑ったから…
なんでかすごくその笑みが意味のあるような気がしたから…

「んー…ないこともないんだけど、まずは綾ちゃんのことでしょう?」

そう言ってびしっとあたしを指さすおばさん。
そしてまたニコッといつもの笑みで微笑む。



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No.384 鈴音 06/13 23:53:11  削除依頼

「綾ちゃんは諦めたくないのよね…」
「…はい。それは絶対です。諦めたくない…あの子にあいつを渡したくない
それはほんとのあたしの気持ちです。
でも、あの子があいつの隣にいるとどう頑張っても体が動けない、動かない。
すごくあいつが幸せそうに笑うから、あの間に入ってあの微笑みを崩す
なんて考えたら恐ろしくて行動する勇気が出ない。弱いんですあたし」

あたしも最後の一枚をすすぎ終え、きゅっと蛇口をひねった。

ひかるは、灯ちゃんの近くにいると、いつも幸せそうに笑うから
あの笑顔で灯ちゃんと話しているのを見るのはつらいけど、
ひかるのあの笑顔があたしのせいでなくなるのはもっとイヤだから…。

――失いたくない

あの、笑顔を――優しい眼をして幸せそうにするあの笑顔を

「でも…奪われたくはない?」

その言葉にコクンと首を縦に振る。

「できることなら、奪われたくない。そばにいてほしい…
でも、あいつの笑顔が見れなくなるのはもっとイヤなんです
だからあたしは…この文化祭であいつが一番笑顔になる
幸せそうな笑顔を作る時それを知りたいんです」

今のところは…灯ちゃんといる時が一番幸せそうだけど…
ひかるが幸せな笑顔を浮かべる、その瞬間があたしといる時であってほしい。

「今はきっとそう思っても行動出来ないだろうけど…
でも、文化祭まで頑張るって決めたから…あたしは、
あいつが幸せそうな笑顔を浮かべるその時をあたしの隣で見れるように頑張る
それだけです」

それが今のあたしの精一杯のひかるに対する答え。

「そう…それが、綾ちゃんの今の答え、ね」

おばさんの言葉に目を見開く。
なんで今思ってたことをそのままあてられるのだろうか。

おばさんってホントに何者??

「良いと思うわよ。それで綾ちゃんが後悔しないというならね」

後悔はしない。
ひかるの笑顔をみるだけであたしはほんとに元気になれるから。
だから、ひかるの笑顔を守る。
どんな結果になってもあたしは…ひかるの笑顔を絶対に守る。


あたしは、ひかるの笑顔を失いたくない。
”灰塚輝”を失いたくない。



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No.385 鈴音 06/13 23:59:09  削除依頼

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「まったく…十賀ったらどこまでいってるのかしら…」

デザートのサクランボを食べながらそう呟いたのはおばさんで、

「もう9時近いし…生徒会長が補導とかなったダメじゃない?お母さん?」

おなじくサクランボをつまみながらお風呂上がりの亮賀くんがリビングに入ってきた。

「「サクランボ―♪」」
「わかったから2人とも、ちゃんと髪ふきなさい」

亮賀くんのあとに続いてリビングに入ってきた2人はサクランボを見ながら跳ねている。
もう!風邪ひくっ!!
タオルを取り出しタオルごしに麻耶と翔のあたまをガシガシとする。
あとは自分でねっと言ってあたしもサクランボをつまんだ。

「補導とかなったらあの子、どうしてくれようかしら…」

まずはお小遣いなしねなんて笑いながら言うおばさんが恐ろしく思えた。

「あっあたし、電話しましょうか??」
「あー、あやねーちゃんなら帰ってくるんじゃない?」

亮賀くんもそう言うのであたしは携帯を取り出して十賀くんの携帯に電話をかけた。

プルルルルルル プルルルr
呼び出し音が途中で鳴りやんで十賀くんが電話に出た。

――綾姉ちゃん??どうしたの??
「どうしたの、じゃないよ!もう9時近くだよ!?
早く帰ってきなさいっておばさんカンカンっ」

ほんとはそんなに怒ってないのだがわざと大げさに言ってみる。
そうすればいっつも十賀くんあわてて帰って――…

――あーそっか。わかった。んじゃ帰るよww

そう言って電話を切る十賀くん。
なんか…いつもと違っう…何があったんだろ…

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はいっわけのわからない駄文を作ったのは正真正銘このアホ鈴音です←
いったい綾はなにがしたいの…?
ごめんなさい、あたしにもわかりまs(殴 orz

まぁ、まず綾、心の奥ではやっぱり取られたくないと思ってるんですね。
ただ、そこには自分でも気づいておらず純粋に
「ひかるの幸せな笑顔を見ていたい。できることならすぐそばで」
って…すぐそばでって思ってる時点で奪う気まんまんやんっ☆て
そこは作者の力不足でorz

あっそれと紫凛さんの絵!!ようやく完成しましたっ!!
ごめんなさい・・・すごい時間かかって;;



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No.386 鈴音 06/13 23:59:50  削除依頼

肝心の絵のはり忘れorz
ほんとすんませんです(泣



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No.387 華樹 06/14 06:27:58  削除依頼

*宮倉清*


「やーん、かわいい~www」
「…」
「ちょっと、コレもあててみて。  …か~わ~い~い~!!」
「…」
「やっぱり最近の男のコって可愛いからいいわ~ww」
「…」

清は、今、専門のスタッフだかなんだかの女に着せ替え人形にされている真っ最中だった。
次々と服があてられ、まぁ、かなり着替える回数があるから仕方がないとは思うのだが、なんだこの服の数は。
まさかこの中から選ぶのか。冗談じゃない。ここのを全部あわせてみろと?

そんな心の声は清の服を選ぶのに夢中になっている女性スタッフには届いていないようだった。
名札を見ると、『水谷』と書いてあったことから、この人は水谷というのだろう。
ずらりと並んだ服を見て小さくため息をつく。すると、それには流石に気づいたのか水谷は視線を清にやった。

「あ、もしかして疲れたかな?ごめんね~;; ついついおねーさん興奮しちゃって」
「…」
「なんてったって、今回の仕事のモデルさんみんな素材が良いから~wwもう、ホンモノのモデルさんみたい♪…他のスタッフも張り切ってたわね。ああ…瀬野さんはそうでも無かったみたいだけど。なにしろあの人、仕事を完璧に且速くこなすことしか考えてないから…まったく、何が楽しくてこの世界に入ったんだか」
ぶつぶつと言いながらまたその手に服のかかったハンガーを吊るしている。
疲れた?と訊きながらも、全く休ませる気はないようだ。
もう一度溜息をついて、前を見ると、何故だか水谷が服を手にしたまま清の顔を見つめていた。

「あなた…」
「?」
「女の子…」
「!!」
「の服も似合いそうね~」
「…」

まさか、ばれたのかと一瞬身構えたが、次の水谷の一言で清はほっと胸をなでおろした。

「うん、絶対似合うと思うわ! ほら、これt「着ない」

数ある衣装の中からフリルがふんだんについたワンピースとゴスロリ系のような服を引っ張り出されて、思わず即答していた。
冗談じゃない。何が楽しくてそんな服なんか。
断固拒否。



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No.388 華樹 06/14 07:04:08  削除依頼

『嫌だ』というオーラを出しまくっていると、水谷は諦めたのか、残念そうに肩を落とした。

「えー、似合うと思うんだけどなぁ。あなた可愛い顔してるから。 …あ、当日は着なくていいから今此処で着て見せてくr「着ない」

それにも速答すると、今度こそ諦めたのか水谷は口を尖らせながらも渋々と名残惜しそうに服を元の場所に戻した。
自分が『女の子』なら着ていたかもしれないが、今は『女の子』ではないから。
それにスカートは動きづらい。…まぁ、どちらもそんなに長く無かったのでそれは関係ないが。
でも、とにかく、着たく、無い。頼まれても着ない。たとえ目の前にお菓子をどれだけ積み上げられても。

未だに残念そうにしている水谷を無視して、早く終わってくれないかな…と時計を見る。

「はい、じゃあ次はコレ」
「…」


そう簡単には解放してくれないみたいだった。



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No.389 華樹 06/14 07:04:50  削除依頼

+++++++++++++++
お久しぶりです。
おはようございます~!
いや、もう、すいません;この頃忙しいというか、私が睡魔にやられてしまって、来れて無い状況です…;;

なんだこの課題の多さは!
そして月曜日に追試テスト!
そして今日は文化祭のステージリハーサルがあるので放送部且生徒会の私は行かなければいけないと!そしてめちゃくちゃ働かせられると!

ははは!もう笑いしか出てこねぇぜ!!


…というわけで今日も(?)時間外投稿&コメ返出来てません;
コメ返といってもずいぶん古いですが…;;

で、ちょっと次々とカップルの予感というかなんというかが出てきて、ふおおおお!となっている華樹ですww
ああもう、みんな幸せになりなよ!(←

鈴音さんの今後の予定見ましたが…
ぎゃぁぁwなんか良いシナリオですねww
これでアヤテルは完全に両想いになるのか!魁くんと璃音ちゃんはどうなるのか!十賀君と胡桃ちゃんは!!
…みたいな葛藤(?)を今頭の中でしてます。
で、夏祭りのやつなんですが、夏祭りの会場を清宅の神社どうでしょう?
広さとかまでは設定してませんが、たぶんそこそこ大きい神社のハズ(←
地元ではため池が多いんで、池の近くで祭りして、花火打ち上げたりするんですが、神社で夏祭りっていうところあるんですかね…

そういえば今このリレ小って何月ですか?
誰か教えてもらえると助かります;;
文化祭だから…6月…ですかね…?

あ、それと、
ネタばれ&頻繁に来ていないのに勝手に計画;;
なのですが、文化祭が終わると、清が姿を消します(ぇ
どういう風に持って行こうか考え中ですが…皆さんが動くかどうかはお任せします…スイマセン;;


もっと来るようにしたいです…;;
それでは後ほど!!



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No.390 ニックネームは削除されました 06/14 19:59:12  削除依頼

*海咲 璃音*

南が電話に出ている最中、意味不明な事が起こりました。
まず第一回目。風文字 扇那―最近人気の声優らしい―が一人の女の子を
連れて来ました。

第二回目。その女の子を私に押し付け、さっさと逃げる様に帰りました。
第三回目。その女の子が私を見て―――。

「…おねーちゃん?」
姉呼ばわりしてきました。もうなんなんだこれ。

まあとりあえず混乱を防ぐためにVTR行ってみよう。

ヽ(*・∀・)****(・∀・*)ノ****ヽ(*・∀・)****(・∀・*)ノ****ヽ(*・∀・)****(・∀・*)ノ

兄さんが処方してくれた薬を飲んでいた時。
急に黒いドアが開き、風文字 扇那(フウモンジ センナ)が飛び込んできた。

「璃ぃちゃ―――ん!!お届け物―――!!」
と言って翡翠の目を恐怖―恐らく叩かれるか不安なのだろう―を帯びた瞳をした
扇那が私に小さな女の子を押しつけ、
「これから収録あるんだ、じゃあねッ♪
あ、それとあたし璃ぃちゃんとデュエットなんだって」

「…は?この子何?しかもデュエットって何よ!?」
瞬間的にまたドアの向こうに消え去った扇那。
腕の中にいる恐らく私のか腹部辺りまでしか無いであろう小さな女の子。

その女の子も私の膝の上で状況が分かって無いように辺りを
見渡していた。―――金色の髪。

「んぅ、彼方が扇那のおねーちゃんが言ってた桜樹おねーちゃん?」

ヽ(*・∀・)****(・∀・*)ノ****ヽ(*・∀・)****(・∀・*)ノ****ヽ(*・∀・)****(・∀・*)ノ

そして現在に至る、と。
あのね私の両親、母親が茶髪に翡翠の目、
父親が金髪に蒼眼なんだけども。

何でこの子、金髪は良いけども金眼かな。
しかもお姉ちゃんって。何処からその瞳の色が来たんだ?

足の付け根まである波立つ髪は椿に似てて。
大きな瞳は―――そう、未雨。未雨にそっくり。



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No.391 ニックネームは削除されました 06/14 20:02:03  削除依頼

「え―――と、とりあえず名前は?」
「んっとね、水月なのー。」

話しかけて貰えて終始ご機嫌なのか女の子…水月は手を広げ微笑む。
それが思ったよりも可愛くて口元が綻んだ。
私は桔梗、椿、南の質問をさり気無く流してから部屋を出た。

じっくり二人で話し合った方が良いかなーって。
あの三人は私の事良く知らないし。

水月をベッドに腰下ろさせ、その隣に私も腰掛ける。
水月は物珍しげな顔で私の部屋を一望していた。

「じゃあ次は…どうして水月は此処に来たの?他の兄弟は?」

「えと、パパとママがね、『自分のお姉ちゃんに顔見せときなさい』って
言ってたの。良く分んなかったけどおねーちゃんに逢わなきゃって
思って扇那のおねーちゃんに連れて来て貰ったの。
でね、家族はいっぱいいるのっ!理玖おにーちゃんともう一人おにーちゃん。
それにおねーちゃんの双子の舂月おねーちゃん…あ、おねーちゃんの方が
おねーちゃんだからね?それと水月なのー!!
あ、でもね、もう一人ずっと病院から出てないけどおねーちゃん達の
おねーちゃんが一人いるの。何かわかんないけど"いしきふめい"って
皆言ってた。ね、家族いっぱいいっぱいいるのー!!」

家族の人数を数えて居るのか両手を指折りながら思い出す様に
一人ずつ名前を挙げた水月。―――やっぱり私、双子なのね。

水月がはしゃいで私を見つめているのにも拘らず
目をゆっくり細め、枕もとのケータイを開いた。

水月が私を見上げる。大きな瞳が不安に揺れているのを見て
頭を撫でてやった。

そしてある奴に電話をかけ、耳にソレを当てた。
私の父親と名乗る男に。

―――あれ、桜樹。
「単刀直入に聞くわ、水月って私の…」
―――妹だよ?舂月も妹だね。上は男二人の女一人だけど。
「…随分生んだのね」
―――まあね、ほら若いころは元気だったから
「良く意味わかんないけどとりあえず教育的指導。」
―――ククッ…ごめんね、春樹もう一人腹ン中抱えてますww
「はぁ!?あんた大家族でも作るつもり?」
―――だって多い方が楽しいじゃないか。一応後取りは必要だし
「……?何の」



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No.392 ニックネームは削除されました 06/14 20:10:06  削除依頼

「……?何の」
―――ん?俺の親の会社。俺継ぐ気無いから。それに桜樹母さんのお気に入りだし
「うわぁー…私が継ぐの決定済みみたいな事言わないでくんないかね」
―――はいはいすんませんね。俺忙しいからそろそろ。
「ええ、分かった。また嫌味を吐きに電話するわ」

他愛もない、教育的指導的な物満載な携帯越しの会話。
それが何故か無性に楽しく感じられた気がした。

「にゅー…おねーちゃん、でね、文化祭のお手伝いなんだって…」
救いようもない残酷な現実に可愛らしい声に引きずり戻される。

「あのね、南のおねーちゃんが折角だからって。
何をすればいいか水月分かんないから……んと確か明日、
綾ってゆーおねーちゃんと一緒に行ってって言われたの―……」

携帯が壊れそうなほど、握り締める。
すると水月が怯えた顔をしたので慌てて笑った。
「え?あ、ええ。分かったわ。一緒に行けばいいのね?」

水月はすると満足げに満面の笑みを浮かべた。
「うんッ!!おねーちゃん大好きッ!!」
ぎゅって感じで抱きついて来る水月が可愛くて…もう。←
綾も意外に餓鬼好きだからな…絶対姉妹だっつったら
『璃音もこんな可愛い時期があったのね…』と頭を撫でられるに違いない。
――――――――――――――――――――――――――――――――
お久しぶりです←死
ちょっくら病院に泊まってて(入院と言うんだな
体調崩しててインフル容疑掛かってorz
鼻に綿棒と言う魔王の武器をぶち込まれ苦しんでいましたww
まあ何も無くてヨカタヨカタ\(^o^)/

水月⇒スイゲツ/女/只今一番下の子ですw
桜樹⇒オウキ/女/舂月との双子の姉。
舂月⇒シュゲツ/女/璃音(桜樹)の双子の妹
龍樹⇒リュウキ/男/理玖の兄。
理玖⇒リク/男/璃音の兄。龍樹の弟。
蓮那⇒レンナ/女/龍樹の姉。六年前から意識不明

わぁ、春樹達気が多いね←タヒ

椎原 椿⇒シノハラ ツバキ/女/Rosetta rosetteのモデル
漆畑 桔梗⇒ウルシバタ キキョウ/女/black ringの元読者モデル
風文字 扇那⇒フウモンジ センナ/女/何かとりあえず人気声優

今日の登場人物\(^o^)/でしたヽ(^。^)ノ←



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No.393 ニックネームは削除されました 06/14 20:20:22  削除依頼

シーラ・バードとか言ってるけど水月として挿入♪←
途中で飽きたものを拾って来ましたよーb
因みに瞳の色(舂月もですが)水月が父親の祖父、
舂月が母親の祖母譲りだそうです。どんな濃いんだよ血!!

…コメントは明日……明日ぁぁッ(逃走/蹴/滑り込み土下座/逝)



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No.394 希影 06/14 22:11:32  削除依頼

結局課題づくしの休日で一文も作成できなかった希影ですorz
ってことで貼り忘れていた塗り絵企画の結果をペタリ←

紫凛さん>
テストから開放されて再び期末という名の呪縛されそうな希影です←
なんでこうもすぐに期末がくるんだこんちきしょう!!(あ
いやいや、むしろ紫凛さんの絵見てたら視力があがりそうな気が^^
魁と璃音ちゃんの髪の色を変えて気づいたんですけど
璃音ちゃんって黒髪紅眼もマジ似合いますよねー
あ、あれだv元が美人な子だからどんな色をしていても似合ってしまうという…う、羨ましい←
そしてチャイナ服は改めて最高最強のアイテムだと思いました←蹴
やっぱまねるのが一番楽ですね←こら待て
個人的にみのるさんの塗り方とか超タイプですね(←は?
あの光加減がプロいっす><///
ゴキブリって…あのGって奴ですか!?
ゴキブリといわれてついついエロ河童を想像してしまう僕です^^←あ
でもどうせエロ河童になるんだったらやっぱ前世の捲簾になりたい><bb
だってあの髪型が好きでたまらないんだもん←え、そこ
さ、さすがプロ;;使う道具も半端ないですなあ^^;
10万あったらぜってぇ半分貯金して残りで遊ぶのに使うし←
ツンデレな性格は僕的に萌える性格の上位にあたるんですよねー(知らねーよ
そして何よりすきなのはへタレた子なんですwwww(もうマジだまれ
紫凛さんの絵の描き方が相変わらず見惚れるもので><////
ってかもうなんつーかソフトタッチ?←ry
魁を再び描いていただけることに号泣でs(止めれ



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No.395 希影 06/14 22:11:57  削除依頼

ユキ絵さん>
僕は少し大きめのサイズのラスカルがあって毎日抱き枕代わりに使ってたら使い込みすぎて
色褪せて知らぬ間に捨てられてました><;
あのときはショックでくまのぬいぐるみを地面に叩きつけながら号泣してました(実話です^^;
私もありますよー^^少しつばの大きい帽子被って寝たら
しょっちゅう、隣の人にキツツキ的な感じで攻撃してますから^^!!!(待て
レポートの次にテストとか死にますね、完全に。。。
ってか自分はもう次の期末がせまっていることに現実逃避している模様です←こら
ですよねー、休みがなんでこんなにないのか不思議でたまらんとです;;
もうあまりの休みのなさのストレスで軽くヒステリック状態だったり←え
薫は僕にとって憧れのキャラをイメージして作ったんですフフフwww
あ、でもまな板を包丁で真っ二つな設定は後から足しましたけど←
とりあえず姉御と呼んでもらえる女になりたいんです!!
あ、それ僕も憧れちゃいます><ww
華奢な女の子がホッペを赤くしてアドレスの書いてある紙を渡されたら
……こりゃあもう、貰うしかないっしょ←どんだけ
心のなかでは思いっきりハグしちゃってるし←こらこら
…特に少し伏せ目をしながらそういわれたらもうあまりの女っぷりにキュンとしてしまいます^^←
実をいうと僕も海賊は最初ぐらいしか知りません^^;
D灰…最近読んでないなあ(泣
ナルトはもう色んな組み合わせが浮かんでしまってやりたい放題になってまs(自重しろ
ってかジャンフェス行きたくてたまりませぬ><
こーいう時、すごく都会に憧れます!!
ってか【まもって守護月天】(?)的な名前のアニメの曲にものすごくハマッています^^
あと懐かしいアニメといえば怪盗ジャンヌとかもう…やばばば←

http://www.youtube.com/watch?v=-BV3r3Cwi68

↑【MAD】テイルズの皆さんでSurface『さぁ』



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No.396 希影 06/14 22:12:20  削除依頼

鈴音さん>
ルーキーズの予告だけで涙腺にきた希影です←
もうルーキーズ見ましたかね?
う、羨ましい><!!!僕もはやく大スクリーンで川藤せんせーに会いたいッス><
お、おお振りぃぃいいい!!!!!
もちろん知っていますとも!
ってか野球漫画といえばダイヤのAとおお振りが有名でしょうぞ!←
僕も花井くんがすごい好きなんですけどッふふふ趣味合いますn(蹴
好きなキャラ誰?っていわれて花井っていったら毎回意外そうな顔をされて
リアクションに困っています^^;
でも、あの弄られっぷりを愛さないで何を愛すんだ!←黙れ
野球漫画といえば鈴音さん、
ジャンプで掲載されていたミスターフルスイング知っていますか?
分かりますー^^
僕は自分で仕掛けておいて何故か危ない状態になるたびにテンションあがっちゃいまs(え
やっぱ一番初々しいカップルは綾ちゃん&輝くんでしょう!!
もう、改めて目の保養にさせてもらっています←こら
個人的には化学は化学反応式を考えるのが楽しかったのを覚えています←え
ってかハンバーガーを今年に入って一回も食べてないです^^;
場合によっちゃあ去年の夏ごろから口にしてないかも><
想像するだけでハンバーガー食べたくなってきた子です←
やっぱ花より団子ですよね←おい



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No.397 ユキ絵☆ 06/15 00:48:52  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「貴方は…本当は、綾ちゃんのことが―――」
「う~ら~め~し~やぁ~」

うらめしや?

「か…か、かる…ちゃっ、あれっだ、誰…?」
「へ?」

本来区切る場所でないと思われるところで言葉を区切らせた灯は、
誰がどう見ても"蒼褪めてる"と捉えられる真っ青な顔色をして
口元を押さえた反対の手で俺を指差した。その指先は小刻みに震えている。
けど、それが俺を指すものではなく俺の背後を指すものだということに気付くのに
そうそう時間はかからなかった。
後ろを振り向かずとも俺の背後から、す~っとしたオーラが漂っている……
認めたくないが先程からそんなものが緊緊と伝わってきている、気がしていたから…。
嫌だと駄々をこね前方に直ろうとする首だが、自分の体に鞭打って背後を振り返った。

そ、そこにっは……。
真白な死装束を纏い、頭に三角のあれをつけた一人の――

「う~ら~め~し~やぁ~」
「ギィやアあァア!!でたァアあ!!臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前
臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前・臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!!」

生命の危機まで感じ、きつく瞼を閉じて咄嗟に九字護身法の呪文を唱える。
まだ生きてる――自分自身の呼吸が確認できて再び目を開け視界を呼び戻した。
目先には先程と何も変わらず典型的の幽霊…がいたわけだが改めてそいつを見ると、
向こう側は全く透けていないし、俺にはそいつが血の通った人間の様にしか見えなかった。
それも妙に見覚えのある人間――ああ。一人しかいねぇな。

「……って。センセじゃないですか…急に何の用ですか…」
「相変わらず“突然現れる系”が苦手だね、君は」

態と声を裏返しているセンセは俺の反応を面白がっているとしか思えなく。
なんの嫌がらせだか知らねぇけど来るなら来るで前もって電話くらいしてくれよ…。
つか多分星の数程の人間の中でトップクラスKYだろ今のタイミングで登場って…。
そして幽霊の真似なんてしてたら本物の幽霊に恨まれるぞ逆に…どうでも良いけど…。

「誰だって驚きますよそんな格好。まんま幽霊じゃないですか」
「でもなかなか似合ってると思わないかい?」
 



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No.398 ユキ絵☆ 06/15 00:49:05  削除依頼

 
呆れと安堵が入り混じった溜息を吐く俺の肩に手を乗せ得意気な表情を浮かべたセンセは
未だ恐怖に身を震わせている灯に、今の格好に似合うそろそろとした動きで近づく。
余計怯えた灯は慌てて両手で顔を覆った。…って、相手明らかに人間なのに何恐れてんだ。
あ、まぁ突然現れたってのは確かに恐ろしいけどな。普通に考えて有り得ないだろうし。
灯の細い両腕を掴んで顔から手を外させたセンセは、今更灯を慰めようとでもしてるのか
変態チックにも捉えられる温和な笑みを張りつけ口を開いた。

「少女…。蛇、いるかい?」

ああ…また始まった。

「あのぉ…センセ?こいつこんな小さいけど一応俺と同で18歳ですよ」
「そうだったのか…。小中学生じゃないなら用はない」

灯を餓鬼だと勘違いしたセンセに控え目に実際の年齢を教えてやると
センセは俺の言葉を疑うことなく灯の両腕をぱっと離した。潔いというか何というか。
幽霊のコスプレもやる気がなくなったのか額烏帽子を外して背に向け放った。
そして今すぐにでも不貞寝しそうな表情で右目を擦って欠伸をする。
…いや、今この場で声を大にして叫びたい。貴方は何がしたいんですか、と。

「あの…この幽霊さん、かるちゃんのお知り合い…?」

漸くセンセが特に危害を加えてこないことに気づいた灯は
未だ微かに蒼褪めた頬を引きつらせながら、妙に俺を白眼視して尋ねてきた。
お願い。頼むから俺にドン引きしないでくれ、俺は何も悪くない。

「え、ああー…まぁ知り合いというか…そんな感じだな。
んで、センセ。こいつは灯って名前で俺の幼馴染です。有名なモデルなんですよ」

灯に掌を向け得意気に紹介してやると、何故か目を見開き驚かれた。

「君の子供を産むのは蛍くんの予定なんじゃないのかい!?」
「センセ、落ち着いて下さい。取りあえず男は子供は産めないと思います」
「え。たるちゃんが、かるちゃんの子供を……?」
「ああ、別にっ。この人の言うことは気にしねぇで良いから」
「うん…」

なんだこのカオスな会話は…。思わず泣きそうになった。

「で…何の用なんですか?センセ」
「ああ。別に大した用じゃない。強いて言うなら――」
 



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No.399 ユキ絵☆ 06/15 00:49:19  削除依頼

 
薄らと笑った後に、ぱちん、と指の骨を鳴らしたセンセ。
それと同時に窓の向こうの景色が一瞬にして変わった。いや、景色は変わっていない。
今まで薄く日が残っていた空が完全なネイビーブルーに染まっただけで。
先程注文したばかりで、まだここにあるはずのないピザのケースがテーブル上に現れる。
それも、現れたピザケースは開封されていて、中身のピザは全部平らげられていた。
そのケースの周りには使用済の汚れた皿や、飲みかけのジュースや酒までが見当たる。
どこからどう見ても、このテーブルでさっき灯が注文したこのピザを食べた後だ。
それらの現象を確認してして、こう悟らざるを得なかった。

間違いなく、今、時が。――灯と同時に掛け時計に視線を移した。

「え!?嘘!?ってちょ、かるちゃん!!急に時間が進んだ!?」
「どうなってんだ…センセ一体今、何…」
「“送”と“受”。それが俺の能力だと言うことを忘れたのかい?グレーテル」

ほんの数秒前までは5を示していた時計の短針が8を指していて動転する灯。
そんな灯を余所にセンセはテーブルの上に置かれた飲みかけの酒を流し込んだ。
本当に能力を乱用する人だな…。確かこの前も指先から火を空気に送ってたよな…?
狼娘のバゲットを指先から送ったり…。テレポート――自分自身を別の地に送ったり。
思い返せば何だかんだ会うたび能力使ってんじゃん。まぁ便利だから良いけど…。

「受――ストックしておいた"時"を二時間分だけ君達に送――届けただけだ。
まぁ単純に君達を二時間後の未来に転送した、ってことと意味は同じだけどね」
「って…。なんで今そんなことする必要――」

不意にセンセが俺の真横にテレポートして、耳元に口を近づけてる。
その行動に驚き思わず言葉を詰まらせてしまった。
しかし、俺が言いたかったことが何なのか理解したのかそのまま囁いてきた。

「俺は妹と同じで意地が悪いんだ…。可愛いものほど苦しめたくなる性分で。
だからもう少し彷徨う君を見物したくなってね。原因不明のココの病気に、ね」

幼馴染さんがばらしちゃったら、面白くない――
そう付け加えたセンセは俺の胸の中央当たりに手をあてがい意味深長に笑った。
 



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No.400 ユキ絵☆ 06/15 00:49:55  削除依頼

 
灯がばらす?――リナと同じで意地が悪い?――それに、見物したくなった…?
センセの言葉に謎が多すぎて、ただ首を捻るだけだった。
俺があの謎の病気になったことを…既にセンセは知ってたんだろうか。
話してないけどこの人くらいになると見ていれば分かる…とかそんな感じか?
でも…俺のこの病気を治療してくれたりは…してくれないってことだよな…?
どうして苦しむ俺を見物したいって思考にたどり着くんだよ…リナもセンセも…。

「可哀想なマッチ売り…名は灯と言ったか――
君が灯した火は消えかかっているよ。楽しい幻はお終いの時間だ」

ちょ。まさか灯が火を灯したって、ダジャレ…?
狐に抓まれたような顔をする灯にセンセが低く言った時だった。

一つだけ、インターホンが鳴った。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´^o^);:*:;(センセまじ超KY鬼邪魔乙

超時間外な上イライラするものをすみません(T∇T)(←失せろww
いろいろと焦らさなければ安心できない私とセンセです(くたばrb
これからトーガくんとの会話で今日の一番最初の灯ちゃんの言葉の続きを
輝さんに悩ませる流れで行きたいと思いまふ(´>ω<`)ふひひのひ←

今すっごい睡魔と闘っていて…申し訳ありませんが…コメントは…orz
明日必ず命に代えてもコメ返させてください(´;∀;`)地中に埋まってきます…orz
 



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No.401 ユキ絵☆ 06/15 01:03:06  削除依頼

ごめんなさい間違い発見です(T∇T)
×ほんの数秒前までは5を示していた時計の短針が8を指していて動転する灯。
○ほんの数秒前までは6を示していた時計の短針が8を指していて動転する灯。

でした○| ̄|_いや、無駄レスすみません><<。



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No.402 ユキ絵☆ 06/15 18:40:26  削除依頼

* 灰塚 輝 *

ファミレスを連想する安っぽいこの部屋のインターホンの音が響く。
客は相当急いでいるようで俺が玄関へ向う間も2度インターホンを鳴らしていた。
そんなに鳴らさなくてもこの部屋の狭さなんだから今直ぐ行くって話だし…。
こっちは突然時間飛ばされてちんぷんかんぷんだっつーのに。苛々させやがって。

「はいはい。どちらさんですかね」
「桐生です。Tomoruのマネージャーの。Tomoruさんここにいますよね」

俺がドアの前で投げやりに言うと相手も投げやりに返してきた。
どうやら客は灯のマネージャーの桐生らしい。そう言えば灯の奴9時から生放送が
どうのこうのとか言ってたからな。こいつはそれの迎えに来たってことか…。
センセがさっき時間さえ飛ばさなけりゃ2時間分も多く灯と話せてたのにな。
昔のこと…とか。それとまだ謝ってねぇのに。さっき灯に言いすぎちまったこと。
それに――さっき灯が言おうとしたことの続き、結局聞けなかったな。
どうしてセンセは俺と灯を離すようなことをしたんだ…?何にも分かんねぇよ。

幼馴染さんがばらしちゃったら、面白くない――。

どうしてもその言葉が引っ掛かった。
センセはきっと、俺の中に最近出てきた病気の正体を見破っている。
そしてあの言葉からして…まさか灯も、それの正体が分かってるっていうのか…?
俺自身に分からないものがどうして他人である灯やセンセに分かるってんだよ。
浮かんでくるあの真赤な感情。ずきっと痛くなったり突然鼓動が速くなったり。
あれから集中力だって減った。――本当に俺はどうしたんだ。何の病気になったんだ…。
知ってるなら治し方くらい教えてくれても良いだろ。俺が死んでも良いのかよ…。

ドアを開けずに考え込んでいると、再び桐生がインターホンを2連打してきた。
俺の衣装合わせを担当したセノとかいう超ウゼェ男もそうだったけど、
最近はこうせかせか仕事をこなすのが流行なのか!?春彦とでも連んどけよ!

「…ッチ。あー!はいはい!今呼んでくるっつーの!!」

ドアの向こうにいる桐生に言い残し灯を呼びに戻った。
 



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No.403 ユキ絵☆ 06/15 18:40:39  削除依頼

 
部屋では灯とセンセが何やら言い合っていた――いや、一方的に
灯が大声を上げていてそれをセンセが適当にあしらっているだけに見えるけど…。
興奮状態なせいか灯は「時間!」や「戻して!」など区切り区切りに発していた。
まぁ過ぎ去った時間を元に戻せってことが言いたいんだろうけどな…。
背後から近づき、騒ぎまくる灯の服の背の部分を掴んで玄関まで引っ張ろうとすると
灯はやっと俺の存在に気がついたのか「かるちゃん!離して!」と暴れられた。
離してと言われても…センセのせいでもうすぐ生放送の時間になっちまったし…。
それに桐生とかいうやつが外で待ってんだからしょうがねぇだろが…。

「明日もどーせうち来るんだから今日は仕事行けよ!生放送なんだろ!?」
「さっき来たばっかりで帰れるわけないじゃん!!時間戻してよ!!」

灯がギャーギャー騒ぎまくっている最中もインターホンは鳴り続けていた。
俺が少しでも玄関まで引きずろうとすると灯は子供のようにじたばた暴れる。
そのせいで部屋に振動は伝わるし、それだけならまだしもそれは
確実に騒音に変わって他の住民の部屋や外へと伝わっていってるに違いない。
痺れを切らしたか桐生が大声で「Tomoruさーん!出てきてください」と叫び始めた。
勿論その間も桐生はインターホンをばしばし鳴らしている。うるせぇ。くたばれ。
いよいよこの家の騒音レベルがピークに達しようとしている時に
無表情のセンセがラジカセでカルメン前奏曲を大音量で流し追い打ちをかけてきた。
あまりの轟音に耳を塞ぐ。照平の怒鳴り声が聞こえてきた気がしなくもなかった。
…って!!頼む!!止めてくれ!!俺この家住めなくなるマジで捕まる警察に!!

「大分世間の評判が下がったねグレーテル。それじゃあ後は頑張れよ」

ふっはっはっはっは。と如何にもわざとらしく俺に笑ったセンセは
暴れる灯を俺から強引に奪い取り、首根を引っ掴んで玄関まで運んで行く。
「はーなーせー!!」と喚き散らす灯だったがそんな抵抗も虚しく
ドアから桐生に向かってゴミをポイ捨てするかのように投げ捨てられてしまった。
そのまま俺の元へ戻ることなくセンセも何処かへテレポートして、消えた。

ああ…ったく。もう何だったんだろうか…。お前等嵐かよ。
 



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No.404 ユキ絵☆ 06/15 18:40:52  削除依頼

 
「畜生…」

ラジカセから大音量で流れるカルメンを何とか止めて、力なくその場に寝そべった。
誰もいなくなったこの部屋は嘘みたいに静まり返っていて、
時計の秒針の音までがはっきりと耳に届いてくるほどまでになっていた。
ずっと騒音の中いたせいか、今でも耳が重苦しい違和感に包まれているけど。
糞インコもあまりの煩さにぐったりしていた様で、鳥籠の中から出してやった。

「おい…大丈夫かお前」
「アヤ…!アヤ…!」

……。

糞インコが俺の掌で真先に発したのは糞女の名前だった。
その名前に浮かんでくるのは、灯が言いかけて俺まで届かなかったあの言葉。

貴方は…本当は、綾ちゃんのことが―――

これに何を続けようといていたんだろうな…灯は。
糞インコの羽を撫でながら考えてみるものの…やっぱり思い浮かばなくて。
違う――考えたくない、そんな風に思って態と何も考えないようにしている。
糞女のことを考えるとまたあの病気の症状が現れるような気がしたから。
スーパーで最後に見たあいつの偽物の笑顔が浮かんで、また少し痛くなる。
駄目だなあ…考えないつもりでも考えちまう。これがこの俺の病気の一つで。
ああ…。ああ。これは、はっきりとしなく何となく苦しいな…。

もういい。センセが治してくれねぇなら自分で治すまでだ…。

鳥籠の中にある餌皿の上に糞インコを寝かせて中央扉を閉めた。
自分で治すと言っても…病名が分かんねぇ以上薬も用意できねぇしどうするかな。
テーブルの上のピザケースを畳んで皿を一つに纏めると、自然と頬が緩んだ。

――へっ?あたしなんか顔についてる!?

本当バカだよなあいつは。自分が久々に本当に笑ったとか気付かねぇのか?
あんなに嬉しそうに笑って。そんな顔してたからバカ健司も寄ってきたんだろ。
まぁでも糞女を好きになった健司の気持ちも分からなくも――あれ?

「……?ま、取りあえず気晴らしにでも行ってくるか…」

今一瞬よくわかんないことが浮かんで首を傾げた。
まぁ…別に気にすることねぇよな。疲れてるから…ちょっと間違えただけだ。
こういうときはやっぱりストレス発散させるために格ゲーに限るよな。
食器も洗わずテーブルの上に置きっぱなしにしたまま、部屋の電気を消した。
 



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No.405 ユキ絵☆ 06/15 18:41:10  削除依頼

 
「春だけど夜だし上着着ねぇと寒みぃかな…ま、いっか」

靴を履きながらぶつぶつと独り言を零す。 
一人暮らしを始めてから本当に独り言の回数が増えたと思う、俺は。
あ。今現金2000円くらいしか入ってなかったんだっけか…。さて。どうするかな…。
どうするって言っても金が増えるわけでもねぇから結局どうもできねぇけどな。

靴紐を結び、ドアを開けた。閉めた。外へ出ずに。

「…へ?」

なんで。

ドアを開けた時に有り得ない人物が目の前に立っていたのを捉え、顔が引きつった。
反射的にドアを閉めてしまったわけだがきっとその人物は
まだそこに立っていると思われて。何の用事があって俺の家にきたのか
そして何故俺の家を知っているのか、俺の脳裏には疑問しか姿を見せなかった。

どうして、トーガが俺の家の前にいるんだ、と。

「おい…!閉めるなよ!開けろよ!」
「なんでテメェが俺の家知ってんだよ!!何の用だよ帰れよ!!」
「話があって来たんだよ取りあえず開けろバカ!」

あの強引ゴジラから俺の住所買い取ったとか言い出したら蹴り飛ばす!!
鍵とチェーンをかけてドアの向こうにいるトーガに怒鳴りつけた。
当然ながら向こうも黙って引き下がるなんてことはするはずもなく
がちゃがちゃとドアノブを引っ張りながら俺と同じように怒鳴り返してきた。
…そんなにドアノブ引っ張ったら余計に鍵が開き辛くなるだろーが!!

「ドアノブ引っ張ってんじゃねぇよぶっ壊れるだろが!!」
「お前がドア開けねぇからだろ?壊されたくなきゃ開けろよ!」
「うっせーな!!話って何だよ!!俺はテメェと口利きたくねぇんだっつーの!!」

あああクソ生意気な野郎だな!!声聞くだけで吐き気してきたぜ!!
大体俺に話って何だよ夜に押しかけてきやがって頭大丈夫か!?親出せや親!!
生徒会長の癖に外出歩きやがって!!学校に連絡してテメェの悪行ばらすぞコラ!!

「綾姉ちゃんのことで」

トーガが低めの声で口にした名前に、また一つ鼓動が反応したような気がした。
 



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No.406 ユキ絵☆ 06/15 18:41:47  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(´;∀;`)なにこの糞超粕駄文…

ごめんなさい紫凛さんの投稿時間とかぶっての爆弾投下で(T∇T)
もうめちゃくちゃすぎて常に謝ってなきゃいけない私を誰か刺し殺してorz
ということで被るといけないんで
コメ返しは紫凛さんの投稿が終わってから張りつけます><<><(逝

↓そして今日の作業用BGMを紹介させてください。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7306028
↑ああ~癒されるZOY☆(←デデデ大王のつもり



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No.407 ニックネームは削除されました 06/15 19:49:56  削除依頼

*海咲 璃音*

「でね、舂月おねーちゃんはママのお婆ちゃんの目と同じ色なのー。」
ベッドに座りながら足をパタパタ振って水月が言う。
私は先程水月に渡された写真にもう一度目を落とし、呟いた。

「……何処か血縁ですって?」

黒くて足の付け根まである長い髪にまぶたに収まった黒い瞳。
そして細くて長い白い指にはさまれているのは台湾連翹。
紫とも取れるその花を舂月は嬉しそうな眼で見つめている。

「舂月のおねーちゃんも病気でね、花が無いと死んじゃうんだって…」
不意に水月がしゅんと項垂れたようにぽつりとつぶやいた。
ああ、成程と頷いてやる。だから楓姉みたいに花を嬉しげに持ってると。

……しかし何処が双子だと、接点あるか?
軽く写真を指で突けば呆気も無くへなりと撓る。
足を組んで少し前に体を傾けるとスプリングが軽く音を立てた。

ふと水月が騒がなくなったので其方を見ればサフランイエローの
波立つ髪がまず視界に入る。その柔らかな髪をゆっくり辿って行くと
規則的な寝息を立てている水月。

―――写真の事を思い出した。六歳の頃の写真を。
私はあの時ポケットからバッグへ写真を移し替えたのを思い出し、
丁度手の届く所にあったバッグを手に取り、写真を取り出す。

―――――"似ている"のか?
静かに眠っている水月を一度見た後、写真に目を移す。
そして五秒程経った後に写真から目を離した。
……何故だろうか。"彼"を思い浮かべた。



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No.408 ニックネームは削除されました 06/15 19:54:32  削除依頼

『止めて…駄目、彼方には関係ないです―――!!』
血だらけの私を抱きしめる、血だらけの彼は。

『大丈夫……君は、一人じゃない』
私を庇って、死んだんだ。
背中に赤い花を咲かせた彼は私に優しく微笑み、朽ちた。
そう、私の所為で枯らせた。純粋無垢な罪のない彼を枯らせた。

彼に与えられたのは何だった?
彼が私を壊す為に選んだ材料は何?

そして何故彼がまた、"生きて"私の前に現れた?
五年前、彼の存在を忘れてきた頃に何故―――。

彼が目を覚まさない事が私の望みならば、彼の望みは?
私が彼を忘れる事が彼の望みなら、私の本当の望みは?

誰が彼を望んだ?誰が私を憎んだ?
誰が私を望んだ?誰が彼を殺した?

―――ああ、衣月が私を憎んだのか。
―――そして私が衣月を憎んだのか。




その怒りは、如何して?
――――――――――――――――――――――――――――――――
璃音の意味不明な心境。
似てもいない双子って怖いですよね←
さてと、水月には何をさせようか。
……とりあえず輝君と絡ませたいという願望←死

コメントも明日になる.,..いや、夕飯食ってから((
あひゃひゃひゃひゃ、水月がお気に入りだ(氏
とか言いながら舂月(アメリ)ペタム。


…ってか短くね?←今更何を



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No.409 ユキ絵☆ 06/15 21:54:22  削除依頼

それではすっごく時間オーバーですがコメ返しさせてください><;;

>>紫凛さん
ロリコンは良いですよロリコンは(*´Д`*)全国のロリコンと私に幸あれ(蹴
男の子が嘘泣きて(´^o^);:*:;野菜嫌いな子が嘘泣きしてたことならあった気が←
モテてる男子ほどマザコンとかがバレて幕を閉じるんですよねもう(´^o^);:*:;
その隙にさえない男子が髪型変えて人気になったりすることもあるとww超現実←
ってかそんな変態だったら成績表なんて小細工しないでとっくに襲ってrt(自重
放課後掃除用具の入れ替えしといてくれ~とか女子生徒に頼んで
自分は掃除用具入れの中に待機しておくと(´^o^);:*:;用具入れ開けた瞬間襲(ry
がひゃああナイスバディの雅さん輝にナ・イ・ショのレッスンしてあげてw(をいw
きっとあと30年後くらいでしょうかね、ふひひのひ(^p^)(←熟年熟女ww
JOY行きたいけど高いから歌広場のU+になるというオチで(T∇T)近所の歌広汚い←
諦めずニコカラの動画AVIで保存してPCを歌広に持って行きヒトカラしてます(痛w
それにしても悪ノは原曲キーじゃ高すぎて出ないという超音痴な私で(´;∀;`)
っていうかボカロの曲は殆ど原曲キーは無理だという悲しい人です/(^O^)\泣
でぃえwwwwシドあんま聴いたことないけどこんなんなんですか!?(´^o^);:*:;
面白いというかなんというか/(^O^)\取りあえず歌詞が素敵すgt(何www
ドリーミングの"私はドキンちゃん"歌ったら先輩にファンタ吹かれてw(乙w
石田さん音痴とか噂されてますけどそこまででもなかったような…?
作業用BGMに入ってたButButButとかいう曲しか聞いたことなくて不明ですけど;
まぁ声優は声が素敵ならぐへへへですよねぐへへh(*´Д`*)(変態は失せまs



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No.410 ユキ絵☆ 06/15 21:54:44  削除依頼

>>鈴音さん
アヤテルは本当喧嘩友達が似合いますよねwwというかそれ以外考えられん←
さっくんは数学とか理科とか理系の先生なイメージがするのは私だk(^p^)??←
そして璃音様との禁断の恋は勿論ドSモードで放課後いけない授業d(もう分かったw
スポーツバック持つ柳くんがテニス部だったらwとか考えた私です(´^o^);:*:;
輝は何部だろうか…取りあえず中学ではある部活に所属させてたことにしててw
清ちゃまは写真部の部長にまで上りつめるらしいですよwww盗撮ありで(ちょw
先に就職決まったぜー!←こりゃ綾ちゃんが可哀想やろ輝ちっと考えろよ的なw
卒業が近づくにつれて糞女と離れるのか的にやっと自覚するんですね/(^O^)\←
ええΣ(゜Д゜ノ)ノ 自分でジャージカスタマイズ(←ちょ)できるんですか!?←
私ジャージのチャックだけ壊したかったのに不器用すぎてかチャックがついてた
布のところまで引き裂けてしまってwww母ちゃんにめっちゃ怒られましたorz
小1くらいの頃、目が覚めて朝かと思って布団から起きて一階まで下りたら
兄ちゃんがテレビでドラえもん見ててww朝なのに何でドラえもんやってるの?
って思って「朝なのになんで?今日ドラえもんスペシャルなの?」って聞いたら
「今夜だよ」とか答えられて(´^o^);:*:;それで初めて昨日の夜から翌日の夜まで
寝てたということに気づいたというwwどんだけ寝てるんだよって話ですよね(乙
私歌の趣味が凄く偏ってて選曲したらヤバいですよwwアニソンパーティにな(ry
あ!RYTHEMとか知ってます!?結構良い曲がるので綾ちゃんもいける…かも?←



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No.411 ユキ絵☆ 06/15 21:55:15  削除依頼

>>華樹さん
二重コメ返すみません><うおおおおおおお帰りなさいませご主人さま(うるせw
夏祭り清ちゃまの神社大賛成です(*´Д`*)巫女さん姿の清ちゃまに期待する私d(ry
多分今このリレ小春の予定らしいですよ(´V`)4月…5月くらいでしょか><
私の中学の文化祭は12月あたりと超微妙な時期だった記憶が(どうでも良いw
て!い!う!か!清ちゃまいなくなってしまうのですか(´;∀;`)!?!?!?
失踪っていうやつでしょうか...|ω・`)まさか誘拐とかだったら(((;´д`)))
取りあえず輝は「暫くしたら帰ってくるだろ餓鬼のことだし」的に超軽く考えて
何時まで経っても帰ってこなくて猛烈に心配して慌てふためき始めます(落ち付けw
意味もなく自転車で手当たり次第ケーキ屋を周って清ちゃまを探したりww
お助けが必要な場合はいつでも駆けつけさせますので(`・ω・´)しゃきーん

>>希影さん
きゃああああああおあああああ帰りなさいませご主人さま\(^o^)/(←黙れw
ラスカルの抱き枕ですか><///確か私はミッフィーの抱き枕があった気が←
しかも捨てられたとか(T∇T)せめて事前に連絡してkれt(そういう問題かw
あでも私も録画してたハム太郎の上にМステ録画されてマジキレした記憶g(ちょw
街歩くとたくさんのJKが遊んでますけどテストとかどうやってるのか
果てしなく気になってきてwww普通にそんなに遊べなくね…?と(´;∀;`)
きっと勉強の仕方が違うんでしょうかね○| ̄|_もう私要領悪すぎてorzorz
バイト今してないんですけど高1の時週6で入れられてテスト重なったときは
真面目にヒステリック起こしましたよ私ww良く分からない単語を大声で発してw
次の日親がバイト先に勝手に電話して辞めさせられたと黒歴史もちでw(←超乙w
薫さんは灯ちゃんを超える料理できないキャラで行ってもらいたくて(何をwww
調理器具を焼いたり、逆に食材を調理器具にしてたりwきゅうり菜箸的な/(^O^)\



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No.412 ユキ絵☆ 06/15 21:55:26  削除依頼

やっぱりアドレスはメモに書いて渡してもらわにゃ困りますよねww(はw
今時の赤外線じゃなく恥ずかしながらメモを渡す女の子!よっ風流や!(意味違w
ワンピはルフィーとナミとサンジとゾロとウソップとチョッパーしか知らなくてorz
あとなんか黒髪の女の子がいたような気がしなくもないけど名前がわからなく><
そしてD灰に関しては1ページも読んだことがないダサすぎる私で(´^o^);:*:;
リボーンも…2巻しか…持ってなくて…orzうおおおおお誰か恵んで(頑張れw
ナルトは取りあえずネジとテンテンのカプを狂信している者でございます!(痛
シカマルとテマリは勿論で後マイナーにキバとヒナタとか(´^o^);:*:;(分かtw
ジャンフェスでノロウィルスにかかってる人がいて怖い私です(前も言っtk?←
まもって守護月天ですか...|ω・`)見たことないのでチェックしてきますっ!!
ジャンヌはww流行ってましたよねwあとアリスSOSとかwww懐かしwww



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No.413 鈴音 06/15 22:36:02  削除依頼

「びっくりしたわよ?いきなり灰塚君の家教えろだなんて」
「ごめんね、南ちゃん。乗せてってもらっちゃって」

綾姉ちゃんの話を聞いた俺は、走ってくるとウソをついて外に出たのと同時に南ちゃんに電話した。
すると南ちゃんは
――この時間に1人で歩いてたら危ないわよ?それに灰塚君に話なんでしょ?
こっから結構あるから、今車だすわ。近くの公園で待ってて
と言って電話を切った。
近くの公園に行って数分待ってると車が一台止まり後部座席から南ちゃんが顔を出した。
そして今俺はあいつの家に向かってるわけで…

「そんなことはいいのよ。何?なんかあったー?」
「そろそろあの鈍感どうにかなんないのかなと思って」

綾姉ちゃん、あんなに幸せそうだったのに…。
灯さんが帰ってきたことが悪いことだとは思わないけど、
でもやっと綾姉ちゃん前に進めてんのに…。
それをあいつは何もわかっちゃいない。
あいつは、ただ目の前に転がり込んできた浅はかな幸せを見つけて喜んでるだけ。
ホントの根元にあるほんとの幸せに気付いてないだけ。
せめてそれくらい気付いてほしい。綾姉ちゃんの気持ちに気付けとは言わない。
でもせめて、自分にとって綾姉ちゃんが必要だって事くらい気付いてほしい。
そうじゃなきゃ…いつまでたっても身をひけない。あきらめきれない。

「あー…あれはねー…。相当な鈍感ね。あれに気付かせるのは難しいでしょ」

――なんせ、灯ちゃんの存在もあるしね

そう言った南ちゃんの表情は悔しそうで…。
たぶんそれはあの灯さんの歪んで“しまった”性格と綾姉ちゃんの表情のせい。
灯さんが来てから綾姉ちゃんはあの2人が並んだ時一度もホントの笑顔で笑ってない。

キキッ

「さっ!あとはここの道まっすぐ行ってつきあたりを右に行くと見えるアパートだから
この辺で待ってるから行ってきな~」

車が近くの空き地に止まり、ドアが開く。
車から降りると南ちゃんはひらひらと手を振った。

「南ちゃんは…行かないの?」
「あたし行ったらなにするかわからないからね。それに、男の方は男に任せようと思ってww」

そう言ってにっこり笑った南ちゃんはまた、手をひらひらと振って車のドアを閉めた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*



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No.414 鈴音 06/15 22:38:03  削除依頼

そしてそのアパートに着いたはいいんだけど…なんだあの人??
すっげーインターフォン押しまくってる。
超近所迷惑じゃん。ってこんなことしてる場合じゃない…
あいつの部屋を探さなきゃ;;
なーんて思いながら郵便受けを見ていると

「Tomoruさーん!出てきてください」

と先ほどインターフォンを押しまくっていた人の声が上から聞こえてきた。
あー、手間省けた。ってかまだいんのかよ、灯さん。
すこしここで待ってか…なんて思って数分待つと、マネージャーらしき人に
引っ張られた灯さんがキーキーと高い声で叫びながら降りてきた。

「あの、近所迷惑ですけど?」
「十賀くん?なんでここにっ!?」

先ほど叫ぶのをやめてちょこっとおとなしくなった灯さんがきょとんとこっちを見てきた。
マネージャーさんは時計をちらちら見ながらイライラしているようで
軽く貧乏ゆすりしている。すみませんねー;;

「ちょっとあいつに話がありまして」

そう言っておれが親指を立てて階段の上の方を指さすと灯さんは顔をゆがめた。

「かるちゃんに…何の用よ」

あの話があってからおれの前ではTomoruにはならないのか普通の声で普通にはなす灯さん。
そうだよ、普通にそうしてればいいのに。
裏でいろいろTomoruを使って何かやったり遠まわしに綾姉ちゃんに牽制入れたり
するよりそうやって堂々と好きでいればいいのに。

「別にあなたに関係ないでしょ?それよか、あんた余計なこと言ってねえよな?」

にっこりとした笑みからすっと顔を戻しギロッと灯さんをにらむと
一瞬言葉に詰まったがすぐに「…言ってない」とだけ呟いた。
ほんとかよ…。

「あの、すみません。生放送の時間近いのでこれ以上はいいですか?」
「え?あぁ、はい。すみません」

そう言ってマネージャーさんにぺこっと頭を下げるとまた灯さんをつかんで車の方に歩きだした。
別に呼び止めようとしたわけじゃねぇのに…



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No.415 鈴音 06/15 22:41:43  削除依頼

灯さんが去ったのを見てからおれは階段を上っていく。
灰塚と書かれた表札らしきものを確認してインターフォンを押そうとするとドアが開いた。
そして閉まった。
って…

「おい…!閉めるなよ!開けろよ!」
「なんでテメェが俺の家知ってんだよ!!何の用だよ帰れよ!!」
「話があって来たんだよ取りあえず開けろバカ!」

さっきマネージャーさんに近所迷惑とか何とか思ったの取り消し。
こうでもしなきゃこいつ出てこない。きっと。
そう言いながらドアノブを回しどんどんとドアを叩く。
ちくしょう、鍵閉めてやがる。その上チェーンの音がするって、何二重にしてんだよ。

「ドアノブ引っ張ってんじゃねぇよぶっ壊れるだろが!!」
「お前がドア開けねぇからだろ?壊されたくなきゃ開けろよ!」
「うっせーな!!話って何だよ!!俺はテメェと口利きたくねぇんだっつーの!!」

俺だって綾姉ちゃんのことがなきゃ話なんてしたくねぇよこのバカ!!
なんて思いながらもまたドアノブを回してドアを叩く。
ちっ…こいついつになったら開ける気だっつーの…。
ドアノブを回すのと、ドアをたたくのをやめてハァとため息を一つこぼして

「綾姉ちゃんのことで」

とだけドアの向こうに聞こえるくらいの声で呟いた。
その瞬間あっちでもピタッと先ほどの叫び声がやむ。
こいつもこいつで悩んでたのか?なんて思ったりした。

「ねぇ…中入れてよ。話あるんだけど」
「――…っ、俺はお前に話なんてねぇよ!!だからさっさと帰れ、糞餓鬼がっ!!!」

こいつっ…
マジありえねー!!!
さっきよりかはずいぶん迫力はねぇけど(まぁ綾姉ちゃんのことで悩んでたんだろう)
ここまで来て、まだいうか!?

「んじゃあ、壊していいんだな?このドア」
「は??」
「俺、小さい頃から綾姉ちゃんについて回るようにしてたから?武術は結構得意だし?
こんなぼろぼろのドアなんかすぐに突き破れるけどそれでもいいの??」

そう言いながら少し待つとカチャっと鍵の開く音が聞こえた。
自分のプライドより金を取ったな…こいつ。

「…話し終わったら、さっさと帰れよ。言っとくけど何にも出せねぇからな」
「別に期待してないし。んじゃおじゃましまーす!!」



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No.416 鈴音 06/15 22:42:48  削除依頼

むすっというこいつにさらっと軽く(いや結構)失礼なことを吐いて、部屋に上がった。
結構きれいにしてんだな~…こいつのくせに。

奥に進んでテーブルの前に座ると、テーブルをはさんで向かいにあいつが座った。
そのむつくれ顔どうにかしろよ…。

「んで、なんだよ。俺ちょっと出かけようと思ってたのによ…」
「幼馴染との夕食は楽しかったか??」

真剣にいつもの声で聞くとむすっとした顔をさらにむすっとしながら
「やっぱりこれが本性かよ」とつぶやいた。

「幼馴染との夕食は楽しかったかって聞いてんだけど?」

そんなものを受け流しもう一度聞くとこんどは何か残念そうな悔しそうな溜息を吐いた。

「いろいろあって、結局夕食も食えずに終わったよ。昔の話もしてねぇ…
ったく…もっといろいろ話せるかと思ったのによ」

そう言ってぶつぶつつぶやくこいつ。
なんか妙なにおいが入ってきたときからすると思ってたけど、料理失敗したのか?あの人。

「ふーん…そんなに楽しみだったんだ」
「そりゃ、そうだろ?昔の話ができるって楽しみじゃねぇのかよ」
「…綾姉ちゃんとの夕食より楽しかったのかよ」

そう言ってにらむと何かバツの悪そうな顔をして口を噤んだ。
何とも言えねぇ…か?

「なぁ…正直に言ってくれよ?お前さ、綾姉ちゃんのことどう思ってんだよ」
「どうって…そりゃ!口うるさくて、バカみてぇに力強くて、出しゃばってて、超むかつく糞おんn「それが本音かよ?」

大体は予想してたけど…まさかほんとにこう言うとは思ってなかった…。
こいつ、マジでわかってねぇのか??
だったら、綾姉ちゃんマジでかわいそうだぞ…。

「ほっ本音に決まってんだろ!?」

バキッ

知らない間に手が出ていた。
知らない間に俺はこいつの頬をぶん殴っていた。
それとともに少しこいつの体が後ろに飛んだ。

「――って~な!!!なにすんだてめぇ!!!!」
「てめぇほんとは気付いてんじゃねぇのかよ!!自分が綾姉ちゃんのこと気になって気になってしょうがないってこと。
気になってんだろ!?だからさっき俺に聞いたんだろ!?」
「そっそんなこと「ねぇとはいわせねぇよ!?」

一発殴って少しすっきりして俺はまたもとの場所に座った。



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No.417 鈴音 06/15 22:45:30  削除依頼

「クソオトコ!バーカ!クソオトコ!バーカ!」
「うっせー糞インコっ!!ちょっと黙ってろ!!!」
「そうだよなー、こいつバカだよなー」
「てめぇもわびの一つくらいしろっつーの」

そう言いながらまた俺の向かいに座る。

「わび?なんでてめぇにしなきゃなんねぇんだよ」
「あ゛ぁ゛!?」
「なぁ…お前さ、マジ綾姉ちゃんのことどう思ってんだよ。
本気で口うるさくて超むかつく女って思ってんのかよ?」
「っ…そんなの俺の勝手だろうが!!!」
「!!!お前…いい加減にしろ!!!ほんとはお前綾姉ちゃんのこと――」

好きなんだろ!?
そこまでいいかけて口を噤んだ。
『文化祭までは頑張ってみようと思うんです』
綾姉ちゃんのこの言葉が頭の中を流れて…おれはその先を言わなかった。

「なんだよ…なんでお前までそこで止めんだよッ!!気になるじゃねぇかよ!!」
「おまえまでって…ほかにだれか言ったのかよ?」
「灯がさっきおまえと同じとこまで言ったんだよ」

…余計なこと言ってねぇよなって言ったのに…。
余計なこと言いやがって(いや、君も同じようなもんだぞ?

「その先くれぇ自分で考えろ。文化祭終わるまでにそれに気付かなかったらアホだ。
今まで一緒にいてくれた人が…いきなりいなくなってもしらねぇからな」

綾姉ちゃんの心の中から…お前への恋愛感情がなくなってもしらねぇからな…。

「いつまでも気付かねえなら、俺が綾姉ちゃんをもr プルルルルルル

言葉の途中で俺の携帯が鳴った。ディスプレイを見ると綾姉ちゃんから。
俺はすぐに携帯を開き通話ボタンを押した。



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No.418 鈴音 06/15 22:48:20  削除依頼

「綾姉ちゃん??どうしたの??」
――どうしたの、じゃないよ!もう9時近くだよ!?
早く帰ってきなさいっておばさんカンカンっ

綾姉ちゃんの言葉を聞くともう8時50分を過ぎていて。
帰んなきゃと思うのと同時に綾姉ちゃんの声がちょっと明るく聞こえてほっとした。

「あーそっか。わかった。んじゃ帰るよww」

そう言ってすぐに通話終了ボタンを押した。

「んじゃ俺、帰る」
「はぁ!?」

それだけ言って手をあげてこいつの横を通って玄関に向かった。
靴をはいてるとあいつもこっちにきたみたいで…
あぁそっか出かけるとか言ってたっけ。

「そういや、お前何かいいかけてなかったか?」
「あー…いいや、あれは気にしなくて」

綾姉ちゃんからの電話によって遮られたあの言葉…

「いつまでも気付かねえなら、俺が綾姉ちゃんをもらうからな」

本気で言おうとしたつもりだった。
本気で綾姉ちゃんを恋愛感情で好きだから。

でもなぜか言うのに少し戸惑いを感じた。
一瞬綾姉ちゃんに少し似たアイツが出てきた気がしたけど
それはなんでかわからなかった。
たが、本音じゃない。だから言うなって誰かに言われてる気がして…
それ以上言うのをやめた。

「んじゃまた金曜日に中学校で。んじゃおじゃましましたー」

そう言って外に出る。
下を見るとなぜか南ちゃんの車が止まっていて、
あっちまで行かなくて済んだことにちょっとほっとした。
だって、空き地に行くまでにも時間かかるし…。

階段を下りて車の後部座席側のドアを開ける。

「おかえりー。さぁさ、早く帰ろうか。もう9時なるしね」

俺が席に着いたあとそう言った南ちゃんは運転手に少し飛ばすように
言ってまた背もたれに体を預けた。
何か聞いてくるかと思ったのに、何も言わなかったから少し拍子抜けしたが。
あとからおれは結局なにが言いたかったんだろうと思って
あいつに少し悪いことをしたかななんて思った。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

はい、トーガ爆発編とでもいいましょうか…。
十賀は実は綾のことは”いとこのお姉ちゃん”として好きなんですがそれに気付かず…
綾姉ちゃんに少し似ているあいつとはあの子ですよ♪
最終的にはあの子とくっつけさせようかと思ってます♪
もうわかりました?そう瀬戸胡桃ちゃんですww



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No.419 鈴音 06/15 23:15:04  削除依頼

そして昨日は無断欠勤申し訳ないです;;
テストが・・・テストがぁぁぁぁぁぁぁ(д)
明日もヤバいのですが…投稿したいのをどうしても
抑えられず…このような結果に…

あぁぁ…文章になってないorz

そっそれでですねっ華樹さんのみやちゃんの神社案賛成ですっ!!
てかあたしも良かったらそうやってお願いしようかと思ってましてww
みやちゃん当日来ないで境内に行ったらみやちゃんが巫女姿でいて
びっくりというのをちょっとやってみたいあたしです←ふざけw

それではコメ返ですっ!!

希影さん≫おかえりなさいですぅぅぅぅぅぅ!!!!
大スクリーンで見たきましたよぉぉぉぉww←うるせぇ
やばいです!!!泣けます!!というか泣かなきゃヤバいです!!
やっていけませんっ←
ダイヤのAとおお振りはマジ神ですよねっ!!!
あだちさんの最新作のクロスゲームもなかなかですよっ!!!!
花井君LOVEですか!?おぉぉぉぉぉ!!お仲間が!!いらっしゃった―♪
1番はやっぱり花井君ですよねっ♪
俺様軍団も(友達いわく)M(らしい)あたしにとっちゃちょっとムフフな感じでして(おい
阿部君と準太君と榛名さんの三人はちょっとあたしとしてもヤバい軍団でww
1番は花井君ですがっ!!!(わかった
あと、浜ちゃんもすk(結局全員なんですはい
ミスターフルスイングきいたことはありますっ!!!
どんな漫画ですかぁ??
そっそうでしょうか??でも、あたしとしては魁くんと璃音ちゃんの進展を
超×∞期待しますっ!!!
だって綾とひかるくんはもうもろ文章としてかいてますが…
2人とも全く自覚してないんだもん(泣
鈴音さん悲しい(黙れ
化学…カガク?ナニソレ?オイシーノ?的な感覚でww
もうテスト終わったから考えないようにしてますww
今日久々にお昼マックでした♪
やっぱり久々に食べると超おいしかったですww



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No.420 鈴音 06/15 23:15:14  削除依頼

ユキ絵☆さん≫確かにですよねwwそれ以外ってなに?ないよね?って感じで♪
あっそれっぽーい!!!数学・理科な理系ですよねww
後は保険医とk(黙れ変態
そうそうそう!!!璃音ちゃんは頭がいいのに補習するから来いとか言われて
なんの補習ですか!?桜田先生!?てきな←自重
あぁ!!それっぽい♪あと小さいのに頑張ってるバスケ部員とかww
萩萎ちゃんは弓道とか剣道しか考えられないあたしでs(ww
ひかるくんはいろいろ点々としてそうでww
最終的にサッカー部あたりに落ち着きそうな感じが…
写真部ですかっ!!!みやちゃんらしくてまたGOODなb
はるさんは…きっと副校長あたりしてそうですよねww
若いのに副校長で先生の希望の星てきな(あはっ☆
お前なんかが受かるんだ~。企業の皆さん、優しいんだねー
なんていじわるいいつつ本当は心が痛い綾です((
最終的には途中まで軽くプロポーズ大作戦に卒業証書の筒に第2ボタンを入れてほしいw
そしてそれに気付いた綾が桜の木の下で告白されるという←
あっでも誰かに告白されてる綾を見てそれを阻止して…(やめれ
もういろいろ妄想ささってこまりますねっ←
ええΣ(゜Д゜ノ)ノ 自分でジャージカスタマイズ(←ちょ)できるんですか!?←
こわすってそう言う壊すですか!?
あたしのところ、下に下がらないようになにかストッパーみたいなのが中に
組み込まれてるらしくて…それをアンピンで壊して自由に上げ下げできる
ようにするというのがあたしらの壊すでして;;
それはすごいですね;;;
あたしも昼寝してて超爆睡してて起きた時に6時で朝かと思って制服を着た覚えがあります←
高校入ってから(は
RYTHEMですか??ちょっと検索とかで探してみますねっ!!!



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No.421 ユキ絵☆ 06/16 13:18:36  削除依頼

* 灰塚 輝 *

――綾姉ちゃんのことで。
そう言われた時、ほんの一瞬だったけど確かに俺はその言葉に動揺して。
ドアに背を寄りかからせ、跳ねた左胸を左手で押さえて一度だけ深く呼吸をした。
大丈夫だ。俺は落ち着いている。何時もの俺と何も変わらねぇ俺だ。
言い聞かす自分がおかしいと思ったけど、そう今は言い聞かすしかなかった。

「ねぇ…中入れてよ。話あるんだけど」
「――…っ、俺はお前に話なんてねぇよ!!だからさっさと帰れ、糞餓鬼がっ!!!」

何から逃げてんだか。俺は。
トーガに踏み込まれる――そんな気がして兎に角突き返すことしか頭になかった。
何に踏み込まれるのかも良く分かんねぇけど…。灯といいセンセといい
俺自身が今も解明できていないあの謎の病気のことを見透かしたし、トーガもきっと。
怖いわけじゃねぇけど、俺の中で今何かが食い違っていることが他者にばれるのが
なんとなくであって途轍もなく嫌で。これは隠したいこと、漠然とそう思った。

「んじゃあ、壊していいんだな?このドア」
「は??」

突然的外れなことを返され間の抜けた声が出てきてしまった。

「俺、小さい頃から綾姉ちゃんについて回るようにしてたから?武術は結構得意だし?
こんなぼろぼろのドアなんかすぐに突き破れるけどそれでもいいの??」

……。

「…話し終わったら、さっさと帰れよ。言っとくけど何にも出せねぇからな」
「別に期待してないし。んじゃおじゃましまーす!!」

……結局、負けた。

頭をがしがしとか掻きまわし鍵とチェーンを外してやると、
一秒と間を置かずに意気揚々としたトーガがドアの向こうから姿を現した。
何も期待してないし――今すぐにでも俺の怒りが火の玉になりそうな程
他人を軽んじんだ台詞を吐いてくれたトーガは、不届き者らしく行儀悪く玄関に靴を脱ぎ捨て
無遠慮に俺の部屋の中へと入っていった。いや、侵入したと言った方が良いか。
下駄箱に靴を仕舞った後トーガに続いた俺は、
奥に座るトーガを見て、テーブルを挟み向かって手間側に腰を下ろした。
普段は俺が奥に座っているんだけど…わざわざ言い出す機会も見当たらず黙っておいた。

「んで、なんだよ。俺ちょっと出かけようと思ってたのによ…」
 



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No.422 ユキ絵☆ 06/16 13:18:55  削除依頼

 
「幼馴染との夕食は楽しかったか??」
「やっぱりこれが本性かよ」
「幼馴染との夕食は楽しかったかって聞いてんだけど?」

二度も同じことを繰り返され殆気が滅入った。
どうして俺がトーガにそんなこと教えなきゃならねんだ。何の事情聴取ですか?おい。
…楽しかった?って訊かれたらあまり楽しくなかったって答えるしかねぇだろ…。
久々に色々話せると思ったのにそれどころか飯も食えずに終わっちまったもんな…。

「いろいろあって、結局夕食も食えずに終わったよ。昔の話もしてねぇ…
ったく…もっといろいろ話せるかと思ったのによ」

溜息を吐くと、それと一緒に不満までが外へ零れ出て行った。
片付けていない皿やピザケースを目の前にして俺がそれを言ったことに訝ったか
トーガは顔を顰めて俺を見た。…いや、ただ単にこの家に充満する
灯の料理の異臭が鼻を突いただけかもしれねぇけどな。取りあえず良い表情ではなかった。
トーガが一度咳払いをし、妙に間の空いてしまったこの会話を仕直した。

「ふーん…そんなに楽しみだったんだ」
「そりゃ、そうだろ?昔の話ができるって楽しみじゃねぇのかよ」

まぁ…俺と似たような状況にあった奴のがその気持ちは理解できると思うけど。
ただ、誰にだって昔のことをふと思い出したくなる時はあるだろ。
俺が言ってるのはきっと、それの延長だ。過去の話を他人と一緒にしたいと思うのは。

「…綾姉ちゃんとの夕食より楽しかったのかよ」

…そうだ。PASUMOチャージしなきゃ。結局今日の飯はどうしよう。自炊しようか。
水曜…だから、少年サンデー立ち読みしなきゃな。ああ…ああ。あぁ…。
俯いて左の親指の甘皮を弄っていると、ささくれらしき物が出来て窮屈になった。心が。
どうして、あの時に俺は…。

「なぁ…正直に言ってくれよ?お前さ、綾姉ちゃんのことどう思ってんだよ」
「どうって…そりゃ!口うるさくて、バカみてぇに力強くて、出しゃばってて、超むかつく糞おんn「それが本音かよ?」

――違う。
自分の言葉に逃げ場を失った何かが奥の方でそう叫んだ気がした。

「ほっ本音に決まってんだろ!?」

その奥の方の声を消したくて――少し嘘をついているのかもしれない。
 



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No.423 ユキ絵☆ 06/16 13:19:22  削除依頼

 
何を思ったか突然トーガがテーブルに左手をつき俺の方へ身を乗り出してきた。 
その震動にテーブル上に置いてあった空の硝子コップが倒れて床へ転がり落ちた。
左頬に衝撃を感じた時には、トーガは既に立ち上がり俺に拳を入れ終わった後で。
殴られた――それを理解してから怒りが生まれるまでに束の間も俺には必要なかった。

「――って~な!!!なにすんだてめぇ!!!!」
「てめぇほんとは気付いてんじゃねぇのかよ!!自分が綾姉ちゃんのこと気になって気になってしょうがないってこと。
気になってんだろ!?だからさっき俺に聞いたんだろ!?」

気にならない。嘘だ。気にしていないだけ。
嘘だ。本当は―――嫌になるほど俺は糞女が気になっている。

「そっそんなこと「ねぇとはいわせねぇよ!?」

腰を下ろしたトーガが言った言葉はどこに響いたのだろうか。
舌打ちを漏らすと、もう元気になったのか鳥籠から糞インコが暴れだした。
このタイミングでどうして落ち着いていてくれねぇのか意味が分からない。
話の邪魔をしたくて暴れてるんだとしたら、この鳥相当頭が良いってことになるけど。

「クソオトコ!バーカ!クソオトコ!バーカ!」
「うっせー糞インコっ!!ちょっと黙ってろ!!!」
「そうだよなー、こいつバカだよなー」
「てめぇもわびの一つくらいしろっつーの」

落ちた硝子コップを拾い上げ、とん。とテーブルに再び乗せた。
糞女が気になる。引っ掛かっていた何かを認めた直後なのに意外にも俺は冷静でいた。
他にも何か残ってるから、まだ冷静でいられた…そんな感じもしたと言えばしたけど。
顔をそむけるとトーガが鼻で笑ってきて、ぴくりと眉が上がった。

「わび?なんでてめぇにしなきゃなんねぇんだよ」
「あ゛ぁ゛!?」
「なぁ…お前さ、マジ綾姉ちゃんのことどう思ってんだよ。
本気で口うるさくて超むかつく女って思ってんのかよ?」
「っ…そんなの俺の勝手だろうが!!!」
「!!!お前…いい加減にしろ!!!ほんとはお前綾姉ちゃんのこと――」

“貴方は…本当は、綾ちゃんのことが―――”

「なんだよ…なんでお前までそこで止めんだよッ!!気になるじゃねぇかよ!!」
「おまえまでって…ほかにだれか言ったのかよ?」
「灯がさっきおまえと同じとこまで言ったんだよ」
 



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No.424 ユキ絵☆ 06/16 13:19:51  削除依頼

  
センセのせいで最後まで聞けなかった灯の言葉が蘇り、下を向いた。
やっぱりトーガにも同じことを言われたか。どうして…皆そんなことを言うんだろな。
俺のことなんて放っておけば良いのに。どいつもこいつもわけ分かんねぇよ。
俺はただ糞女が少し気になるだけで…俺を混乱させて――何がしたいんだよ。

「その先くれぇ自分で考えろ。文化祭終わるまでにそれに気付かなかったらアホだ。
今まで一緒にいてくれた人が…いきなりいなくなってもしらねぇからな」

その言葉の重要さは今の俺には理解できなかった。

「いつまでも気付かねえなら、俺が綾姉ちゃんをもr プルルルルルル

トーガが何かを言いかけたと同時に携帯の着信音のようなものが鳴り響いた。
自分の携帯かと思って確認するが…着信、メール共に0件あははは。
案の定トーガの携帯への着信だったらしく、トーガは俺を余所に直ぐ様通話を開始した。
電話の相手は糞女だったらしく、上機嫌そうに見えたトーガが腹立たしく思えた。
何話してんだ――そう詮索したくなるのは俺が何かしら糞女を気にしている証拠に変わる。
1分と会話を交わさず電話を切ったトーガは、ふっと謎めかした笑みを見せ腰を上げた。

「んじゃ俺、帰る」
「はぁ!?」

って、突然の退室ですか!?おい!!
手を上げ俺の真横を通り過ぎて行ったトーガを振り向く。
流石狭い家だけあって既に玄関の手前まで進んでいた。それを引き止める様慌てて声をかける。

「そういや、お前何かいいかけてなかったか?」
「あー…いいや、あれは気にしなくて」

俺を振り返ることなく靴を履いたトーガの声からは
少しの違和がにじみ出ている様な気がした。まぁ…こいつなりの考えがあるんだろう。
けど…結局俺に伝える気がないのであれば最初から何も言わないで欲しいんだが。
途中まで言われたら気になるのが人であるからにして。違うか?

「んじゃまた金曜日に中学校で。んじゃおじゃましましたー」

今はっきりしたことが一つ。やっぱり俺は、こいつが嫌いだ…。
 



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No.425 ユキ絵☆ 06/16 13:20:23  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです○| ̄|_日々体力の限界着たり(←それなら死ね

相変わらずの超駄文スローペースで申し訳ないです(T∇T)
取りあえず気になる子と自覚した輝さんなんですけどまだ道は長いぞ...|ω・`)!
この調子で頑張ってくれ~と遠いところから応援しているユキ絵さんですw

↓最近はうわあああなものを一つ(´;∀;`)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7178258(←道徳の樹海です)

↓そして今日の作業用BGMを紹介します。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6015696
↑ああ~ミスチルはええのぉZOY☆(←デデデ大王のつもり



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No.426 ユキ絵☆ 06/16 16:42:04  削除依頼

遅れてごめんなさい○| ̄|_
それでは鈴音さんにコメ返しさせてくださいヾ(゚∀゚)ノ

>>鈴音さん
保険医も良いですねwwやっぱり学校の保険医はドSっぽい男の人か
色気たっぷりのナイスバディー(←w)な女の人じゃなきゃ勤まらん的な(言い杉w
それも補修の呼び出しをする時はさっくんがすれ違い際に耳元で囁いて呼びだす
というシチュエーションを希望していてwwぎゃああああ色っぽいと(←乙w
ああwww柳くんが小さいのに頑張ってるバスケ部員超分かりますww
ラブコンの大谷から格好良い気を1つ抜いて可愛気を2つプラス的な(どんなw
萩萎ちゃんは確実弓道か剣道ですよねwww100歩譲っても柔道までやろと←
輝は何か凄い数の仮入部とかして…wっていうかもろ私と同じ状態と/(^O^)\
またわけ分からない漫画研究部の先輩に気に入られたりしちゃうんですね輝は(運悪w
清ちゃまは写真部で何だか盗撮した写真を高値で売るとか華樹さんと言っててww
それあかんwwwとか思ってたら以外に私の中でそれしか想像できなくなt←
旦那は朝一番に学校に来て校門の前を箒と塵取りで掃除してるイメージがwww
副校長おはようございます!を言えば名前を覚えてくれる特典つきd(なんぞw
企業の皆さん優しいんだね~と言ってる時の綾ちゃんの表情が空笑いで
また輝がずきっと…ってこれ本編やーん☆とwアヤテルと言えばこれでしょ的な←
おジャ魔女どれみ風に「卒業式なんて出ない!」と引き籠るtk(←ふざけんなw
ラストは皆で集合写真で、タイマー設定でシャッター切る人(←担当は誰?)が
「ハイ、チーズ」と言ってシャッター押して急いで皆のところに走って行く際
途中ですっ転んで皆が吃驚してるところで「カシャ!」っとw(超典型的しかも古w
まじすかwww多分私が間違った壊し方をしただけだと思われます(´^o^);:*:;
皆何故かチャックを外して前開ける状態にしててorzそれを再現したくてorz(乙w
私はRYTHEMの中だったら「万華鏡キラキラ」という曲と「小麦色のラブソング」
という曲が好きなのでお暇な時にでも調べてみてください\(^o^)/わーい
youtubeやニコ動で調べたもののUPされていなく○| ̄|_自分でUPしようかt(をいw



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No.427 ニックネームは削除されました 06/16 19:44:10  削除依頼

*海咲 璃音*

―――寝てしまったらしい。
目を閉じていても目に染みる赤い光を感じて思う。
そして薄らと目を開ければやはり朝になっていて。

隣では水月が私の衣服を掴みながら寝息を立てていた。
その小さな手を向こう側に軽く引っ張れば手は呆気なく解け落ちる。

現実味のない現実をどう受け入れようか。
指先で頭を掻いた後欠伸をする。

そしてやっと体内の細胞が完全に目覚めたのは約五分後。
ベッドに下していた腰をあげ、立ち上がる。
そして手を組んで上にのばす。ぐぐぐっと。

てぇい、とだらしなく腕を放り出し、水月を見つめた。
「…ほら水月。ちょっと早いけど起きて」

スピスピ眠っている水月の頬を指先でちょいちょい突くと
むず痒そうに身をよじり、夢でも見ているのかへらりと笑った。

……ああ、ピコハンかな?ピコハンがお望みかしら?
するりとピコハンを取り出す。黒い笑みを張り付けて。

―――とその途端ににゅ、と唸って水月がむくりと起き上る。
突然の事に驚いた。…ピコハンがそんなに嫌だったかしら←

水月は眠たげな瞼を右手で右目を左手で左目をこすこすと擦った後、
私をその視線が捉える。寝ぼけて半分閉じかかっている目が。

「あー、パパだ。パパ髪長いのねー………っておねーちゃん!?」
へらへら笑っていた水月の瞳に驚愕の二文字が描かれた。
そんなに似てるのか、あんな奴と(あんたの親だよ

引き攣った笑みを仮面に被せ、水月と一緒に下に降りようと
水月の手を取る……と思いきや手を繋ぐ所か抱きつかれてしまったのだ。

剥ぎ取ろうとしても放してくれるつもりは無さそうだ。
ぎゅっと必死に私の腕にぶら下がったまま私を上目使いに見つめている。
"甘えさせろ"と言ってるみたいに思えて引き剥がす気が失せてしまった。
…三階から一階まで階段駆け下りてあげようかと意地悪な考えを
押さえつけ、左手で腰に手を回し体を浮かせて胸元に置く。



deleted

No.428 ニックネームは削除されました 06/16 19:47:19  削除依頼

すると水月は視点が変わった事にご機嫌らしく鼻歌を歌っていた。
足をぷらぷら揺らしながら。首の前で交差された私の腕を掴みながら。

仕方ないとため息をついて水月に金色のドアノブを開けさせた。
私もドアから出ると一度ドアに寄り掛かり扉を閉める。…うん便利だ。
トントントン、と軽快なリズムを刻みながら三階から一階へ移動すべく
階段をゆっくり下りて行った。

+○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_○| ̄|_+

もう一度金のドアノブを水月に開けさせ、リビングへ入る。
そこには黒いスーツを着た何時も通りの桔梗と、
ボウタイ付きの黒いワンピースを身に纏う椿の姿しか見受けられなかった。

「あら、水月ちゃんに璃音。おはよう」
にっこりと椿が微笑み水月に手を振る。
「うんッ!!椿おねーちゃんおはよぉー♪」
同じく水月も若干大げさに手を振る。

「随分子育てが上手になったのねぇ」
不意に桔梗がコーヒーカップを片手にいやみを吐きつける。
私はそれを難なく無視して席に座る。

そして空いているもう一つの席に水月を座らせようとすると
「どうせなら膝に乗せてあげたら?」と椿がにこやかに説明した。
…確かに座らせて見るとひょっこり頭がテーブルから見えるか見えないかと
いう位置だと言う事が安易に連想出来た―――よって私の膝の上なのね。

「おねーちゃん温かいのー♪ぬくぬくなのー♪」
また鼻歌を歌いながらぽすっと私の体に身を預ける。
甘い様な石鹸の香りが鼻孔をくすぐる。

嬉しいのかよく分らないがとりあえず安心はする、とだけ言っておく。
何か良く分らない。なんだろうか、水月が怖い。

恐らく六歳ほどであろう水月に何を恐れるのか、よく分らない。
でも確実な不安と恐怖が胸の中を満たす。

そう、あの人が目の前で枯れた日になると発作を起こす様に。
確実な"何か"が私を襲う。―――何かが、突っかかって。

――――――――――――――――――――――――――――――
ひゃ―――い、時間差どんだけ!!(乙ww
未雨ちゃん、未雨ちゃん(゜∀゜)←
水月ちゃん、水月ちゃん\(^o^)/←
突っかかるのは当たり前だよ、未雨と水月似てるし((
でも時々美羽ちゃんも出てきます。美羽未雨水月!!(しつけwww



deleted

No.429 ニックネームは削除されました 06/16 20:10:48  削除依頼

ユキ絵さぬぁ(・@・)⇒
そしてロリコンつるぺた王道で←自重と言うよりもう逝け
ってか私長年髪下してカチューシャなんで時々纏めようとすると
友達が挙って弄りに来ると言う悲しき仕打ち←乙www
ですよねー、自分腐ってるんできっと12才の頃とか18禁普通に見てるとおも(ry
用具は使わずに雑巾だけだったりして暫く放置されてたら可哀想でw
でもきっと輝君と雅の濃密なレッスン最中に綾ちゃん来てうほぁ\(^o^)/
JOYはね...高いですよアレ((
私は一応出るんですがテストとかだと声が裏返tt(で?
低過ぎるのは無理ですが一番歌えるのはサンホラで←
朝と夜の物語とかも得意だぜふっふん!!とか言ってたら友達に後ろから
フルボッコされましてね←
無言電話で 無言電話で~…のフレーズがすきすぎrwwww
石田さんって前にあれですよウサギとカメの絵本呼んでましてwww
えっと…とりま伽羅崩壊乙\(゜ロ\)(/ロ゜)/←死



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No.430 ニックネームは削除されました 06/16 20:23:58  削除依頼

鈴音さぬさぬU・ω・U⇒
ああ、私も合わせてみたいですねーwww
海イベントはお任せされるとして←てめ
ネガティブアヤ様ktkrwwww
ちょ、ネガティブの意味分かんなくなってきt(ggrksがww
じゃあどうせなら綾&璃音でテニスの全国大会にでも行きますk((
悠斗君が途轍もない哀れですよねwww
んー・・……綾&紬か……ちょっくら探しておきます←
因みに此方は璃音&扇那(または雷)にしようかとwww
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5666270 璃音&雷の場合←
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7120471 璃音&扇那の場合←

二部合唱ぽく
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6165498 璃音
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5117285 雷

で無理やりやってみようかとwww
ちょっくら探して来ますぜ姉御((



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No.431 ニックネームは削除されました 06/16 20:31:40  削除依頼

希影さぬん(o´ω`o)⇒

お帰りなさい、行ってらっしゃい←お前もな
てか私視力どんどん落ちてて←何故にwww
いやいやいやいやそれは希影さんの塗りが上手いからだと断言しますw
てか不覚にも金髪蒼眼の魁君に萌twww
ああああ!!みのる様はお得意様ですもん←
もしかしたら私より神かも知れな(当たり前の事をお前は
もし最遊記の伽羅に愛されるならできれば逆ハー、
最低で八戒様激しく超絶キボンヌ‼‼‼‼((
あの腹黒い敬語がたまらないよ、微妙に采だけど←乙
私も本当は十万あればJOYで歌いまくった後ネット喫茶に入り浸りた←
ヘ  タ  レ  ン  !  !(黙ろうか
やややあ、私もいろんなサイト巡ってやっとって所で^^;
昔の絵なんてなんだあれ、カスだろ今も糞だけど←



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No.432 鈴音 06/16 23:32:12  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「ただいまー」

玄関から十賀くんの声が聞こえてパタパタと足音が聞こえた。
ドアのあく音とともにスパーンといい音が鳴った。
十賀くんの頭から

「いってー!?何すんだよっ!!!」
「遅いっ!!あんたまだ中学生でしかも受験生なんだから
もうちょっとちゃんとしなさいよっ!!!」
「わかってるっつーの!!!」
「んじゃさっさと風呂はいっちゃいなさいよっ」

そう言っておばさんはせっかく入ってきた十賀くんの背を押し、風呂場へと向かわせた。
うーん…おばさん強しっ☆

なんて思いながら、あたしも十賀くん上がったら入ろうっと…
と思って洗顔用具と下着を入れてる袋を取り出す。
(スウェットは十賀くんのを借りることにした)
するとバックからコロンと小瓶がこぼれおちた。

こんなの入ってたっけ??なんて思ってるとそれはひかるの家でいきなり
出てきた小瓶だったことを思い出して、鞄を漁り、昨日出てきた小瓶を
全て出す。合計5個。

「こんなにあったっけ…?」

そうだよ、あたし今日何のためにここに来たかって言ったらこのことを聞くためだったんだ。
そうだったそうだった…アホかあたしは;;

でも、こんなにあったっけかなぁー??

ちらっとリビングを見ると先ほど十賀くんを怒ったとは思えないほど上機嫌んに
皿のサクランボをつまんでいく。
うーん…聞くなら今かなぁ;;

「あの…おばさん。あたし聞きたいことあるんですけど…」

そろそろっとおばさんに近づくと何?と優しく微笑んで目の前の椅子に
座るように促してくれたのでお言葉に甘えてそこに座った。
それと同時に5本の小瓶をテーブルの上に置くとおばさんは目を見開いた。

「あの…このことについて聞いてもいいですかね??」
「ちょっと…これ、見てみていいかしら?」

そう言うおばさんの顔はちょっと真剣であたしはコクンとだけうなずく。
するとおばさんは振ってみたりじっと見たり、蓋をあけてにおいをかいだり
最初に見たひかるのような反応にちょっと笑ってしまいそうになった。

「綾ちゃん…これはどこで?」
「あっえーっと…実はそれ買ったとかじゃなくて…
涙が出てきて、床にシミを作った瞬間にそれが出てきて…」



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No.433 鈴音 06/16 23:33:41  削除依頼

ある程度しらべ終わったのかニコッと笑って小瓶を軽く振るおばさん。
あたしの答えにそう…とだけ呟いて小瓶を置く。
そして両指を軽く絡ませた。

「それはね…簡単にいえば綾ちゃんの【潜在能力】ってとこかしら」
「潜在能力…ですか?」
「えぇ、そうよ。綾ちゃんの周りにもいるでしょう?1人」

そう言ってにっこり笑うおばさんにまたびっくりさせられた。
おばさんはびっくりさせるのがうまい。
だってあたし璃音の話題出した覚えないし…。
でもまぁ…今更おばさんにびっくりしても何も変わんないか…。

「あっ確かありました…えーっと3つくらい」

教えてもらったんだったよなー…
えーっと名前なんだっけ。

うーんと唸っていると3つも!?とびっくりするおばさん。
そんなにすごいのか…?

「まぁ、まず説明するわね。今の綾ちゃんは精霊使いになったことによって
今まで封印していた潜在能力が開花された状態にあるの。
そして、綾ちゃんが持ってるその能力は『天涙』別名:Angel Tear
天使の涙とも言われてるわね」
「てんるい…ですか?」
「そう。天涙。天涙はその人が流した涙が聖水に変わる能力よ」
「ってことはやっぱりこの中は聖水なんですね??」

そうってまとめてある小瓶の中から一本取り出し、目の前で振る。
どこか普通の聖水とは違うようでうすーくっ色が入っていた。

「聖水なことには変わりないけど…聖水と言っても[準聖水]ね」
「じゅんせいすい?」

んー?またわからない単語がでてきたぞ?

「聖水になりきれてない聖水のこと。それを準聖水というのよ。
効力はさほど変わりないけど、その小瓶1本分じゃあまり
役には立たないわねー…。何本か一緒にすると聖水の効力を
発揮してくるけども…」

おばさんはそういってそれに、と付け足してこつんと小瓶を指ではじいた。

「これにはうすーく色がついてるでしょ?それがその証拠。
そんでね、この色にはその人の気持ちが現わされるの。
この小瓶ぜんぶ桃色ってことは…好きな人に対してなにか泣いたでしょ?」



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No.434 鈴音 06/16 23:34:03  削除依頼

意地悪そうに笑うおばさんにあたしは苦笑い。
こんなんじゃ図星だと言っているようなもんだが、たぶん否定しても意味ないので
否定するのはやめることにした。

「きっと綾ちゃんの場合、基本的聖水は涙が流れたときに出てくるみたいだけど…
感情が異常なまでに高まった時とかあとは綾ちゃんがよく見えるはずな
負の感情――もとい成仏できてない霊を成仏させるために涙が聖水に変わるわね」

そう言えば、あの霊…小瓶の中に入ってったもんな…
あぁっ考えるだけで体が震えてくるっ;;

「とりあえず、そのことについても調べとくわ。それを使った何かとかも
あると思うしね。まずはそれ、きちんと何かに保管しておいてね」
「あっはい。わかりました」

おばさんは人差し指を立ててにこっと笑った。それにあたしもにこっと返して小瓶をかばんに入れた。
まさか、そんなものだとは…うーん…精霊使いって謎が多いなぁ;;

「あがったよー」

タイミングよく?十賀くんがお風呂からあがったのでおばさんに促されて
あたしも先に風呂を借りることにした。

「んじゃ、お風呂かりますね」
「うん、上がったらいってねー」

バタンっ

「…まだ、アノ呪文教えなくていいわよね…」

「母さんなんか言った―?」
「別に何も言ってないわよ!ほら、サクランボ食べちゃってー」


引っ掛かっていたものがとれてスッキリしたあたしは、おばさんのこの
小さな呟きを聞かずにお風呂場に向かった。



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No.435 鈴音 06/16 23:34:21  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

うーん…何と言う駄文。
ただ、小瓶のことについて書きたかったのですよはい。
えーっと綾の能力『天涙』ですが、ちゃんと説明できてませんでしたね…。

準聖水は、基本綾が涙を流した時に作られますがあくびとかそういうものではできません。
感情が高まった時とかにはよく出ますね。
それと幽霊が怖い綾にとって成仏できてない霊を見るときっと涙を流します。
その時に成仏作用のある綾の涙が下に落ちたとたんに、その霊は成仏され、準聖水と化すのです。
そしておばさんの最後の言葉ですが…それはまたいつか出てくることにつながっていきます!!

ってことで、あの、すみません…無償に眠気が出てきてですね…
多分、テストが無事終了したせいかと思われます;;
それ+、明日から6月中は部活の時間が長めになるということで…
もしかしたら10時に家につき、遅めの投稿になる可能性も出てきます;;
その上書けない日まで出てくるかもです…
いやっでもそれはあたしが死んでしまうのでッ!!!
かくようにはしたいとおもいますですっ♪

ってことで…以上報告でした!!
ちなみにコメ返は明日に…申し訳ないです…orz



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No.436 ユキ絵☆ 06/17 11:18:49  削除依頼

* 灰塚 輝 *

あれから随分の間、ベッドに横になってぼんやりとしている。
時々頭を掠めたのは、俺と話したときに久々に糞女が見せた本当の笑顔で。
今あいつはトーガの家であの笑顔を見せているんだろうか…。そう考えると止まなかった。
最後に見た糞女のぎこちない笑み――何であいつは元気がなくなったんだろう。何で。
何故そんなに糞女が気になるんだ?やっぱり病気になったからだろ。じゃあ、何の病気?
自問自答を繰り返すが最後は必ず問で詰まる。答えを見つけることはできなかった。
俺はいつからこんな風になったのか――思い当たる節がないと言えば…嘘になるが…。

「寒…」

膝を抱え身体をのの字に丸めた。毛布を手繰り寄せそれに頭まですっぽり包る。
春だけど流石にこの時間は大分冷え込む。それにうちは隙間風まで流れてるからな。
胃がきゅっと萎むと同時、食物を求めて腹の虫が悲鳴をあげ始めた。
右手でヘソの上辺りを摩るときゅるきゅると余計に腹の音が大きさを増した。

「…はらへった」

布団からむくっと起き上がり床に足をつけた。…冷蔵庫、何かあったっけか。
さっきまで毛布に頭まで包っていたから大丈夫だったものの、顔が露出されると
部屋に充満しきった灯のあの料理の臭いが再び鼻を付く。それも、先程より強く。
これじゃあ食欲が減るばかりで、例え冷蔵庫で何かお宝を発見しても意味ねぇな…。
と…すると。俺に残されているのは、外食または誰かの家に行くのどちらかか。
換気して部屋中を徹底的に掃除しても良いけど…こんな時間だしな。

クローゼットから適当に薄手のジップパーカーを一枚取り出し羽織って、
仕事の鞄の中から財布だけ手にして玄関へと向かった。あ。キーケース忘れた。
戻って修学旅行で買った三猿のキーケースを手に取り再び玄関へ。あ。携帯忘れた。
また部屋へと戻って携帯を取り上げ玄関へと向かった。あ。電気消すの忘れた。
流石に頭にきて俊敏な動きで電気を消し玄関へ戻ってきてやった。…どうだ参ったか!

……。

「…っ」

靴紐を結ぶ時、喉が震えた。抑えきれなくて両腕で頭を抱えた。
どうして今俺はこれを結んでいるんだろう。

――うんっ!ありがとう、食べてくれてッ!!


楽しかったのになあ。 
 



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No.437 ユキ絵☆ 06/17 11:19:12  削除依頼

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

「……」

公園。

「よぉ、兄ちゃんよぉ、景気はどうだい」
「……」

コンビニで買ったカップ麺をベンチで黙々と啜っている。これが今日の夕食だ。
隣に座っているホームレスらしき男が話かけてきたが一切声は出さなかった。
街灯に群がる無数の黒い"点"を見て余計に気分が落ちた。虫だ。
カップ麺は温かいのに頬を撫でる風は冷たくて、その温度差に鼻水が垂れた。
そして今更気づく。ポケットティッシュを家に忘れてきてしまったと。
「使うか?」酒やけか異常に声が嗄れているホームレスが箱テッシュを渡してきた。
よく見ると渡された箱ティッシュは、かの有名な"超鼻セレブ"ではないか。
ホームレスなのに何故一箱1500円もするこんな高級ティッシュを持ってるんだ。
…いやホームレスが必ずしも金がないと言ったらそうでもないのかもしれねぇな。

「どうも」

三枚もらって二枚はポケットに大切に仕舞っておいた。高級ティッシュ…へへ。
賤しげに笑っていると「良い表情だ」と褒められた。複雑な気分だ…。
貰った内の1枚で鼻をかんで、残りのカップ麺のスープを飲みほしベンチから立った。
さてと。これからゲーセンにでも向かうか。カップ麺安くて金も少し余ったしな。
ホームレスに軽く会釈しゴミを捨て、公園と言う名の食堂を後にした。

…何か引っかかるが。

「まぁ…いっか」

早くゲーセン行きたいし。所持金1895円じゃ対して遊べねぇけどな…。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(-ω-`)ぐるるる

微妙な所ですみませorzそれも短くて余計ごめんなさいorz
普段使ってたパソコンが壊れてめちゃくちゃ重いパソコンで記事作ってた私ですorz
治るのまでに三週間かかるんだとか私死ぬんじゃないかと/(^o^)\←
結局兄ちゃんのパソコンを借りたんですが途中部活だなんだで使うとか言われて
あまり使わせてもらえなかったというオチで○| ̄|_ちょっくら漫喫逝ってきますorz

↓そして恒例の今日使った作業用BGMを紹介です。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7360979
↑ん~絶妙!そして投稿時間最近!ZOY☆(←デデデ大王のつもり
 



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No.438 ユキ絵☆ 06/17 11:19:31  削除依頼

それでは紫凛さんにコメ返しです><///(←→

>>紫凛さん
ほっぺたぷにぷにつるぺたつるぺたあいつは所謂幼女の世界ですね(*´Д`*)ふぉf←
「いやーん髪サラサラー私にやらせてー」ってやつですね(´^o^);:*:;
そういう子が結ってくれるのって大抵三つ編みなような気がしてならぬ私でw(ちょ
璃音様もきっと皆に髪を…いや髪どころか着せ替え人形にされてrか/(^O^)\←
ぎょええΣ(゜Д゜ノ)ノ私12の時18禁の存在が謎と化していて(´;∀;`)←
多分年上の友達が相当少なかったのが原因だと思われるんですけどね(´^o^);:*:;
その反動で中学入って素敵なまでに変態仮面!に変身することgできまst(乙ww
やっと箒使いに用具入れあけたら掃除用具の臭いが先生に染みついてしまって
キスするときに「うぇw先生モップくせぇw」とか言われて逃げられると(蹴
輝と雅さんの濃密なレッスン最中に綾ちゃん現れたらもう人生オワタと/(^O^)\w
奥の手として「違うんだ!マイハニー!」を言わせなきゃだめですね輝にw(何
最近意識すると裏声がでなくなってしまって(´;∀;`)これなんかの病気…?←
GARNETCROWとかああ言う系ならいけるんですけどね><ボカロ歌いたいのにっ!(乙w
サンホラてあんま流さなくて(T∇T)今度BGMに流してみようかなと企んでますw
無言電話で~のあのフレーズに何か恐ろしいものを感じるのは私だでsk(^p^)?←
昔いたずらで無言電話がかかってきたことがあるせいかもしれないt(´^o^);:*:;
石田さんは1人7役のあれをニコ動で見たときになんじゃこの人はとwww
そしてウサギとカメの絵本読んでたんですかwwえ、探して来ようksr(w
 



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No.439  

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No.440  

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No.441 ニックネームは削除されました 06/17 20:19:32  削除依頼

*海咲 璃音*

―――リスク、いやここではlost:breakと言った所だろうか。
『CODE:BREAK:LOST』。私に決定的なロストは存在しない。

平家さんは恐らく"前世"でそれを払ったのだろうと力説していたけれど。
№02の"異能"は他者の異能をコピーするアビリティを埋め込められる。
確か何処かの№01は"消滅"だっただろうか。あった事が無いから良く分らない。

水月の頭を撫でながら暫し考え込む。
刻の『汞』、平家さんの『燈』、蒼夜の『音』、そして大神の『焔』等を
当たり前と使える…のは普通は可笑しい、異端過ぎる。

「―――devil chain…?」
以前に聞いた事がある―――否、最高峰の"資料室"で見た気がする。
悪魔が"繋げる"能力。――――何を?

では禁忌としての生まれつきのアビリティは?
元々通常扱っていいと言われたのは『零歌』『血華』『作成』だけの筈。
禁忌は何を持つ?禁忌は何を憎まれた?

ふと綾の事を思い出した。

『Pandora ability』

私が持つ抜いた記憶の変わりを作る能力。そしてまたそれを"作る"事。
綾が持つ記憶を隠蔽する能力。

……闇と光、と言った所か?
まあ簡単にいえば綾と私は"対"なのかもしれない。
反発し合う磁石の様な、相容れぬ存在。

神龍……衣月が持つアビリティ。
召喚獣より上の階級を持つ神に等しき存在を扱う者。
…もし召喚術士と精霊使いのハーフならば。
神龍遣いになれる可能性も少なくはない…のかしら。

兎に角綾にこれ以上"アビリティ"を教えてはいけない。
闇が光に飲み込まれる前に逃げなくては。
私のアビリティがどれだけ醜いかを知る為に光は闇を照らす。
そう―――。あの"アビリティ"は彼女が知るべき物じゃない。
…絶対に、教えてはいけない。何があったとしても。

きっと私に力は"あの人"の為にあるものだから。
"あの人"は私の絶対。彼が私の枷の一つ。一人。
失ってはいけない。私の主君は彼だけだ。護るべきもの。

『君は、独りじゃない』



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No.442 ニックネームは削除されました 06/17 20:21:10  削除依頼

思い出してはいけない過去を、思い出してしまう恐怖。
孤独。不安。絶望。後悔。自分に向けられた殺意と嫌悪。
自らを切り裂く鋭いナイフを首元にずっと当て続けているような…
そんな恐怖。焦り。誰も居ない真っ暗な世界。―――それが私の望み。

独りで嘘をつかなくていい世界に居たい。
暗くても眩しくても如何でも良いから私に"孤独"を下さい。
――――それが衣月が私に与えてくれた、罰だから。

コードブレイカーである事も、全て彼等が決めてくれたこと。
私を束縛する事で私は確実に彼等だけのものになる。
孤独でいたいのにいつも無理やり繋がれている"絶望"。
孤独になるのを望ませないような、暇の無い事からの"幸福"。
どちらに揺れる訳でも無い。狂いの無い天秤に同じ重さの物を
乗せられた様な…そう、"平穏"。

一方に傾けば其方には何が待っているかなんてわからない。
もしかしたら幸福の世界――孤独な世界があるかもしれない。
しかしもう一方が絶望の世界だったら―――ずっとこのまま。

生温くて腐乱しそうな世界の中、あまったるいねっとりとした空気を
吸い込む事を繰り返し、終焉の無い世界を見続ける事が"絶望"。

何事もない日常なんてつまらない、反吐が出る。
いっそ自分の喉を短剣で突き刺して自害した方が良い。
生温い"平穏"を塗りたくられた生温い世界で生きるのは御免だ。
スリルのある死と生の挟間で生きて居たい。
何時死んでもいいように、覚悟はできているのだから。

コードブレイカーは"異能"を持つ悪を指す。
私もその一員。Eden:codeに直接スカウトされた。
…そう、奪還屋に拉致られた三日後に、だ。

ベージュのマントを頭まですっぽり被った怪しい奴…エデン。
実はこの時。『奪還屋より此方の方が愉しそうだ』と思った。
―――大体何故奪還屋と言う存在が必要なのか。

考えようとするがしかし今の私には考える気力も無かった。
*――――――――*



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No.443 ニックネームは削除されました 06/17 20:39:41  削除依頼

*――――――――*

弦に手を添える。
金色に装飾された縁に手をやり、抱える様にして。
一本の銀の弦を弾けば幻想的な音が部屋を支配する。
もう一度その言動をくりかえす。もう一度、もう一度。

ポロンポロン、とハープの弦を弾く。
同じ言動を繰り返す事しか出来ない人形のように。
何がしたいのかなんてわからない。むしろ分かりたくない。

水月を椿に押し付けた後…何故私は此処に居るのだろうか。
そういえばこのハープ、気絶した後に如何したのだろうか。

……自分が分らない。
そっとハープから手を離し、額に手を当てる。
何も見えない世界が欲しい。盲目になりたい。唯に捧げられるのならば
そうしてやりたい。

額に押し当てていた手を離し、席を離れる。
朝の八時。…さあ、何をしようか。

――――――――――――――――――――
るるーん。椿さんと扇那さん、桔梗さんのプロフを
過去編にはっときましたヽ(^。^)ノ

ってか時間オーバーΣ(-Д-;)
ごめんなさい、友達と水着買ってて遅れましt←
因みに上の二つも私のミスですorz
くぉひゃひゃ、自重じゃすまない、死のうか自分!!←

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1602431
↑↑一応璃音が弾けそうな感じの曲↑↑
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7352310
↑↑ユキ絵さんに捧ぐ石田彰様←↑↑


ユキ絵さん⇒
ひぇひぇひぇ、貧乳!!貧乳((
え、自分ポニーテールされるのは何でですか←
あ、多分南ちゃんと雛貴に恐らくされますよ←てめ
ひゃあああ、腐ってない…だと←
やっと箒使いに用具入れあけたら掃除用具の臭いが先生に染みついてしまって
それは酷いwwwwくせぇ言われた先生哀れ過ぎてwww
違うんだマイハニーwwww逆に絶対引かれる気がしてwww
てか逆に低い声が出ないと言うひどい仕打ちwww
そして何か友達と熱唱したんすよwwしたま気違いあつかいさrt←
てか私がイタ電したこと多々あって((
実は関さんとぱっぴーさんと平田さんもあr←



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No.444 鈴音 06/17 23:31:40  削除依頼

あれから、あたしはお風呂から上がった後、
いろいろありすぎたからすごい眠くなってきた。
そんなあたしを見てクスッと笑ったおばさんは、
「麻耶ちゃんと翔くんの部屋に布団しいて置いたから、そこに寝なさい。
明日は学校に行く前に家に寄るんでしょう?
ちゃんと送ってってあげるからね」
といってまたいろいろ片づけをはじめる。
ありがとうございますと働かない頭で小さく言って、麻耶たちの部屋に向かった。
ドアを開けると、2人はもうスヤスヤと眠りに入っていて、
その2人の格好にクスッと笑ってしまう。
あたしの布団を真ん中に、自分たちの布団をその両脇に置いている。
2人ともあたしの布団の方を向いて鏡に映したような恰好で寝ていた。
2人を起こさないようにそっと布団に入って顔をうずめる。
そのとき布団からふわっと香った香りは洗剤の匂いで…
すごくいい香りなんだけど昨日感じたあの安心する香りじゃなくて
また少し気分が落ちた気がした。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「あっやねーちゃーん!!!」
「うおっ!!!」

幸せな気持ちでぐっすり寝ていたのに、いきなりおなかの上にきた
衝撃に何とも色気のない声を出してしまった。
なにが起きたか体を起こそうとしたがなんでか体の上に
何かのっているようで動かない。
ちょっとだけ目線を下に向けると、そこにはニコニコ笑った
麻耶と翔があたしの上に乗っていた。
ってか、重い…。

「2人とも重い」
「「だってあやねーちゃん、おきなかったんだもん」」

何回もいったのにねー!ねー!と声を合わせて言う2人。
こういうとき双子って…双子って…

「じゃあもう起きた!起きたから降りて!」

ちょっと強めに言うと「「はーい!!」」と元気よく返事をして降りた。
2人がどいたのを確認して体を起こし伸びをする。
時計を見るといつもより若干早い6時で…。

そっか、制服取りに行かなきゃいけないんだ。
ふわっとあくびをもわして、布団をたたむ。

「さきいってるねー♪」
「ごはんできてるのー」

麻耶に続いて翔が言ってバタバタと階段を下りて行った。



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No.445 鈴音 06/18 00:01:46  削除依頼

着替えようかななんて一瞬思ったが、実は服があのひかるの服しかないということに気付いてやめた。
そうだ、洗濯…洗濯しなきゃ。洗濯機、貸してもらおう。
服を持って携帯を持って部屋から出る。
そして背中でドアを軽く押してしめた。
その時にギュッと輝の服をつかんでしまって、その瞬間、ふわっと香った
少し薄くなったひかるの香り。
その香りに少しさびしさを感じた。
――糞女!おかわり
そう言って笑みを浮かべ、茶碗を差し出してきたひかるが浮かんで、消えた。
灯ちゃんにも昨日の夜あんな風に笑っていたのかな、なんて考えたらこれ以上考えたくなかった。
考えたら…また泣きそうな気がしたから…。
あたしにとって、ひかるの存在がどんどん大きくなっちゃって…
今すぐにでも爆発しそうな気がして、すごく怖くなったから…。

ガチャッ

「おはよーございます」
「おはよう、綾ちゃん。ご飯、できちゃってるから食べて」
「すみません…なにも手伝わないで…」
「いいのいいのっ!そんなに気を使わなくて!!」

リビングに入ると、エプロンをつけたおばさんがキッチンに立っていた。
テーブルを見ると、そこにはみんなついていて口々にお早うとあいさつしてくれた。
テーブルの上にあったのは、スクランブルエッグとベーコン。そしてパンと牛乳。
どうやら今日の朝食は洋食らしい、

――――――――――――――――――――――――――――――――――

すっすみません;;
結局全く進めれなくて…授業中にかいていた分しか進まなかった;;
ほんと申し訳ないです…。
明日は、南とか学校メンツを出させる予定ですっ!!!!

それではコメ返☆!



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No.446 鈴音 06/18 00:02:09  削除依頼

ユキ絵☆さん≫でしょでしょ!?あの希影さんが絶影さんという方に書いてもらったという
魁くんの絵を見るともう保険医しか考えられなくて(ぇ
いつか絶対やらせたいと思うっ!!魁くんの保険医。
そして保健室では夜の課外じゅぎょ(殴
ラブコンわかりますか!?もうまさにあの感じしか思い浮かばなくてっ!!
それで髪の毛前髪ちょんまげにしてほしいというあたしの希望!!
萩萎ちゃんは50歩譲れば合気道という道も見えてきちゃってっ!!
それすごくありえそうな気がしてたまらないっ!!
あたしも漫研とかなんかにいたらひかるくんを拉致っ茶うかもっ!!
綾の写真とかひかるくんの写真をとかを売ってたりしそうでっ!!
ファンクラブとかはきっと「これっこれくださいぃぃぃぃ!!とか言って
買うんでしょうねっ!!もうなんとなく行動がずれて…。
はるさんは全校生徒の名前を覚えていそうですごくいい先生になりますよねっ!!!
そうそう!アヤテルはこうでなくちゃはじまいませんよねっww
引きこもり…それはそれで萌えてしまうのはやぱりひかるくんマジックでw

タイマー設定でシャッター切る人はどうしても柳君しか思い出せなくてll
「ハイ、チーズ」と言っシャッター押して急いで皆のところに走って行くとき、
途中で、すっ転んでるとかしゃっとですね!!
そんな柳くんを見て萩萎ちゃんはあちゃーと手を額にしていて、
トーガと胡桃ちゃんが駆け寄っていこうとしてその反動で綾がひかるくん
のほうに体を預け、そのまままちがってチューに←
その間、魁くんと璃音ちゃんはちゃっかし後ろで手をつないでいてほしいw

チャックを外しはしなかったですけど…
ずっと前は開けてましたっ!!先輩にOKもらうまではダメでしたけどw

わかりましたっ!!!
時間があるときに探しますねっ!!!



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No.447 鈴音 06/18 00:02:16  削除依頼

紫凛さん≫ですよねっ!!ですよねっ!!あと紫凛さんのすばらしい投稿
をみて一ノ宮家の生意気ツインズと水月ちゃんを会わせたくて←
ちなみにうちのツインズの翔君は水月ちゃんの男の子バージョンと
いうことになっているのですよーww
く――る担当は全部麻耶で(笑

海イベントですねっ!!実はユキ絵さんと話しててどうしても入れたいシーンがあって…←
※ひかるくんはもう自分の気持ちに気付いたあとなので

ひかるくん、璃音ちゃんに綾を誘うための技を伝授させてもらう⇒
綾&魁くんそれを見て嫉妬⇒萩萎ちゃんと柳くんを誘ってビーチバレー⇒
2人コンビネーション抜群、名字は長いから名前で呼ぶ(お互い)⇒
璃音ちゃん&ひかるくん嫉妬⇒璃音ちゃん&ひかるくんペア対綾&魁くん
ペアで対戦⇒ビーチバレーボール破裂⇒お互い素直になる

みたいな流れを作りたくて作りたくてっ!!!
ここで使うネガティブは自分に自信が持てないって言うことなんでw
この後のひかるくんの行動によってもしかしたらいつものポジティブに←

全国大会行かせちゃいましょうかっww
悠斗はあわれですねー…もうあのキレてる具合を書くのが好きで好きでww
生徒会執行部にいじられてる圭吾も好きでww

たくさんありますねー;;
あたしのキャラにいい曲はあるのでしょうか;;

※眠気マックスのためにちょっと文章返です。※



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No.448 ユキ絵☆ 06/18 15:13:32  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「……」

ゲーセンに辿り着き、格ゲーコーナーがある地下1階へ向かうためエスカレーターを目指している。
時刻は21時半を過ぎていると言うのに未だ学生服の男女がプリクラ機の前ではしゃいでいた。
…っていうか、プリクラとか履歴書に貼るやつと何ら変わりねぇじゃん。
それなのに一回400円もしたとか…。確かあの時は狼娘に全額払わされたんだよな…。
そしてその後怒鳴り飛ばしたら「400円で怒鳴るなんて非常識よ!」とか逆ギレされて…。
ああ…思い出しただけでムカつくぜ。いつか絶対食い殺してやるあいつ。

途中携帯を開くとメールが一件入っていて足を止め確認した。

「は?照平からとか…何の用だよ」

照平から届いたメールを開くと、
そこにはたったの一言“今どこにいるんですか”とだけが記されていて意外に思った。
こいつは何かと無駄に画像を添付したり、絵文字やデコメール…?とか言う
鬱陶しいものを送ってくることが殆どだったから、今回の様なシンプルな物は珍しく。
自分の痛さに気づいたか、それとも余程の急ぎの用だったかのどちらかだな。多分。
まぁ照平のことだし自分の痛さに気づくなんてことはねぇだろうから…恐らく…。
“急ぎの用なら何時ものゲーセンの入口で待ってるから急いで来い!”
照平から送られてきたメールよりも長文になったことが気に入らなかったが
これ以上短縮のしようもないし、しょうがねぇからそう送信しておいた。
別にメールの短さで張り合ってるつもりはねぇけど、何となくプライドが…。

「取りあえず入口に引き返すか…」

自分のメールの長さに舌打ちして、携帯をパーカーのポケットに仕舞う。
そして、プリクラ機の前で騒ぐ男女の声を背に入口まで引き返した。
入口のすぐ手前には数種のクレーンゲーム機が設置されていて、見る限り
これらの景品につられて店内に吸い込まれていく客も結構な人数いるようだった。
外でずっと待っているのも寒いし億劫だし、俺も他の客に混じり
暇つぶしがてら照平が来るまで周辺のクレーンゲーム機でも見て待つことにした。
 



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No.449 ユキ絵☆ 06/18 15:14:11  削除依頼

 
「こんなものまで景品になってんのか…」

今時は"うま●棒"や"コアラのマー●"などの菓子類までも景品になっているらしい。
それにしても1play100円とはまた詐欺価格な…。どうせ取れねぇなら普通に買った方が…。
けたたましい音を流すクレーンゲーム機が俺には想像以上に下らなく見えた。
100歩譲って食い物や実用品ならまだしも、クレーンゲームの景品の大半である
ぬいぐるみなんかは何のために手に入れる必要があるのかすら全く理解できなかった。
何が面白くてクレーンゲームで金使ってまでぬいぐるみを手に入れる必要があんだ?
ガラス越しに映るぬいぐるみに挙っている他の客共に冷笑した。
ケチであることに誇りを持ってる俺は間違ってもこんなものに金は使わねぇ、と。

そう思いつつ足を止めた。

俺がクレーンゲーム機を見て回っている間にプリクラから戻ってきたのか
先程の学生服の男が、先程の女を連れ前方のクレーンゲームに挑戦しているのを捉えたからだ。
男が挑戦しているゲーム機のガラスの向こうには、“手の平サイズのパンダのぬいぐるみに
ボールチェーンがとりついたキーホルダー”が幾つか入っているのが見える。
パンダは首元にスカーフを巻いていて、ぬいぐるみの分際でわりと洒落ているようだった。
良く見るとそのスカーフの色は各々異なっていて、数個のパンダは似ているようで
其々全てに個性を持ち合わせられるよう作られていた。
それにしてもこの学生服の男…誰がどう見てもこんな女々しいものを欲しがるなんて…
きっと瀬戸と同じ類の奴なんだろうな…。同じ男として本当信じられねぇな…。

俺が見る前から挑戦しているのか知らねぇけど、俺がこの場に足を止めてから数えて
3度目の挑戦で男はパンダを手に入れることができたようだ。
景品取り出し口から満足そうに男が手にしたパンダのスカーフの色は、橙だった。
男のパンダゲットまで一部始終確認したところで、これ以上盗み見ても意味ねぇだろうし
そろそろ先へ進もうと足を前に一歩踏み出した時だった。

男が少し頬を赤く染め、景品を取った時よりも数倍嬉しそうな顔をした。
男の連れの女が喜色満面の笑みを浮かべている。
今さっき男が手に入れたパンダの景品を、男の手から受け取りながら。

「あ…」

誰かと誰かの姿に、かさねた気がした。
 



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No.450 ユキ絵☆ 06/18 15:14:39  削除依頼

 
糞女もあんな風に――もう一度笑ってくれないだろうか。
そう思うと、最後に見たぎこちないあの笑みが浮かんでくるだけだった。
…どうしてあいつは元気がなくなったんだ。何時になったら……。
また、答えの見つからないものだけに埋め尽くされて隙間すらなくなりそうで。

だけど――

「……」

―――ありがと、心配してくれてっ!!

何時も埋め尽くされたものの僅かな隙間から覗かせている
取り戻したいと願っているものは、俺の中から絶対に消えてくれない。

「…ッチ。別に心配なんてしてねぇからな……」

財布を手に取り、先程男がやっていたゲーム機の前に立った。
100円玉を投入して、ガラスの向こう側にいるパンダを食い入るように見回った。
至近距離で見ると、山盛りという程でもないが結構な数があるパンダの中でも
取れやすいものとそうでないものがあることが分かった。
そして見る限り一番落ちる確率が高いそうなのは、手前にある赤色スカーフのパンダだ。
ボールチェーンの間にうまくアームを引っ掛ければ何とか取れそうに思える…。

でも…。

「よっしゃ…白いの取るぞ…」

ゲーム機の“1”のボタンを押してアームを奥へと誘導させた。
白スカーフのパンダは数も少なく、一番奥に置いてあって難易度が非常に高く見える。
例えアームで掴めたとしても、手前にある穴までアームで運んでそこに落とさなければ
このパンダを手に入れることはできない。だからこそ俺は余計に慎重だった。
狙い通り白スカーフのパンダの上で“1”のボタンを離し、一旦アームを止める。
今度は“2”のボタンでアームを左から右へ移動させる番だ。
奥の動きは上手くいったが、ここで失敗したら全て意味がなくなっちまう…。
緊張が走る。ボタンを押す。もう少し右、もう少し、もうちょい後ちょっと…あっ!

「しまった…ちょっと行き過ぎたか…?」

パンダに向かってゆっくりと下りて行くアームを見て肩を落とした。
やっぱり少しボタンを長押しし過ぎていたらしい…。もう少し左にずれていれば…。
何も掴むことなくアームが戻ってくると、ゲーム機からいかにもBADEND的な音楽が流れてきた。
殆やる気の失せる音楽だ。この上なく大切な金を失ったということを思い知らされる。

…それでも。
 



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No.451 ユキ絵☆ 06/18 15:15:04  削除依頼

 
あれから16回挑戦したものの、未だ俺の手にパンダは触れていなかった。
惜しいところまで行ったのに灰色スカーフのパンダにボールチェーンが引っ掛かって
途中で逃してしまった時もあった。やっぱり運が悪い奴には厳しいのか…。
元々所持金は1895円で、一回100円のものを17回やったわけだから……。

「あと一回か…」

後がねぇ…これで決めなきゃもうこれを手に入れることは……。
195円にまで下がった所持金を見つめて、再び白スカーフのパンダに目をやった。
一番手前にある赤スカーフのパンダならこの1回で取れるかもしれねぇけど…。

…でも俺はどうしてもこれを――

「…何やってるんデスカ?」
「うわっ!!てめっ!急に出てくんじゃねぇよバカ!!」

出し抜けに背後から照平に声を掛けられ、他の客がいるこの場で大声を上げてしまった。
そういやこいつからメールが入ってて、入口で待ち合わせることになってたんだっけ…。
どいつもこいつも何故幽霊の様にふわっと姿を現わしてくるんだ?おかしいだろ。
皆の注目を浴びると、照平が“先輩のせいだ”とでも言いたげな目で睨んできた。
元はと言えばこいつが突然背後から話しかけたりするからいけねぇんだろうが…。

「にゅん?先輩って…こんな可愛いもの持つ人なんデスカ?」

半笑いでパンダと俺を交互に見つめられた。

「っ…う、うるせーな!!関係ねぇだろが!!ぶっ殺すぞテメェ!!」
「いやだな…別に悪気があったわけじゃないデスヨ」

明らかに人を小馬鹿にしたような笑み浮かべてたくせに!!くそが!!
…まぁ相手にしてても長くなるだけだから今はこれを取ることに集中した方が良い。
最後の100円玉を機械に落して、一度深呼吸をした。よし、絶対取ってやる。
始めと比べ随分慣れた手つきで“1”のボタンを押し、
白スカーフのパンダがあるところまでアームの奥行を動かし調整していった。
 



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No.452 ユキ絵☆ 06/18 15:15:44  削除依頼

 
「にゅん?これ多分、赤いやつの方が取りやすいデスヨ?」

アームが赤スカーフのパンダを通り過ぎると同時に横から照平に突っ込まれた。
それをシカトして、“1”を離し今度は“2”のボタンを押す。自然と力が入った。
最後の一回…奥は今までで一番上手く動かせた…。後はこれに全てかかってる…!
祈るような思いでボタンを押し続けた。赤にしとけば良かっただろうか…。

でも…糞女は白が好きだったから――

「…よしっ!今だ!!」

ボタンを離した。手応えあり…と言ったところか。
白スカーフのパンダに向かって真っすぐ下りて行くアームに心拍数が上がった。
アームが開き、白スカーフのパンダの頬の部分を両サイドからしっかり掴んだ。
上に持ち上がっていくパンダ。着々と手前の穴に向かってアームはパンダを運んでいる。
もう少しで…あと少しで…。95円になった所持金を強く握りしめた。

――ひかる!ありがとっ!!

どこからかそんな声が聞こえてきた気がした、その時だった。

「…あっ……!」

穴のほぼ真上に到達したアームが一度振動し、パンダが下に落ちてしまった。
だけど殆ど穴の上だったから…きっと落ちてくれるはず…!!
一度目を瞑ってから再び開くと、視界にパンダが映るより先に音楽が聴こえてきた。
…18回目のBADENDの音楽だった。白スカーフのパンダは穴の中へは落ちてなく、
本当にすれすれの所で穴の縁に転がっていた。本当に…あと少しの所に…。

運が悪い、ただそう思った。

「……」

95円をポケットに入れてゲーム機に背を向けた。
あの時にカップ麺さえ買わなければ…そんな意味のないことを考えていた。
さっきの学生服の男に連れられていた女…嬉しそうに笑ってたな…。
どうして俺にはできねぇんだよ…。いつもいつも、ギリギリの所で失ってしまう。
やっぱり俺が取り戻したいものは、俺の元にはもう――
 



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No.453 ユキ絵☆ 06/18 15:18:36  削除依頼

 
「先輩が騒がなくなって、アパートの住民皆が静かに暮せますよーに!」

背後から二度のかしわでが聞こえて、ゲーム機を振り向いた。

「照平…お前何やってんだよ」
「にゅん?願い事叶えるために、ここにお賽銭入れただけデス」

薄ら笑みを浮かべて俺にそう言ってみせた照平は、
奮発して100円も入れちゃいマシタ~と付け加えて財布を鞄に仕舞っていた。
…こんなバカが世の中のどこにいるかと。本当に親の顔が見てみたいな。
ゲーム機から再び非常に耳障りなけたたましい音楽が流れ始めた。
“1”のボタンが、早く押せ、と言わんばかりに赤と黄色に点滅している。

それから、俺の掌に白スカーフのパンダが乗るまでに時間はかからなかった。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです^^;(超時間オーバーごめんなさいorzorz;;

鈴音さんの情報で、好きな色は白だという綾ちゃんには
どうしても白スカーフのパンダさんをプレゼントしたくて(*´Д`*)
喜んでくれるかな♪くれるかな♪わくわくわくわくどっきどき(うるせw

そして現在進行形でびゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛と叫びそうな程頭痛くて…orz
薬飲んで暫く寝てからコメント返しさせてください><、、><、
本当いつもご迷惑をおかけしてごめんなさい…orz

↓今日の作業用BGMはこれです><///
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7240395
↑ふっつーに1ミリも作業の邪魔にならないZOY(←デデデ大王のつもり
 



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No.454 ニックネームは削除されました 06/18 19:54:16  削除依頼

*海咲 璃音*

学園...久しぶりに行こうかな。
トンと黒い皮鞄をテーブルに置く。

そういや生徒会の殆どが修旅中か……ってそういや昨日生徒会メンバーが
後期の人達に変わったんだっけ。挨拶して無かったな…。

…授業サボッて月夜祭の計画表、提出しなくちゃ。
トントンとテーブルで教科書を揃え、フゥっと息を吐いた。

「あら学校なの?水月ちゃん如何する?」
椿が部屋に顔を出し、水月の名前を挙げた後に水月の顔をドアから
出現させる。…あ、忘れてた。

制服の赤いスカートの裾を払い、バッグの持ち手を肩に持って行く。
――勿論ちょっとした事があるから特例としてニーハイソックスだけど。
――勿論制服の校章と一緒に腕章付けたりなんてしないけど。

そう考えると自分って校則破りまくりだな、と苦笑する。
「ごめんね水月。私学校に行かなくちゃいけないから…
帰ってきたら一緒に学校行こうね?」

水月が不満そうに頬をぷぅっと膨らませる。
――がしかし不承不承頷いた水月の頭を撫で、椿の間をすり抜けた。

出勤のついでに学校に送ってくれるらしい…がしかし。

+////////////////////+



deleted

No.455 ニックネームは削除されました 06/18 19:55:10  削除依頼

「…何で桔梗ってリムジン持ってるのかな」
ヒールローファーと称された靴を車から降ろす。
すると桔梗は此方に振り向いて
「雅さんが『璃音の送り迎えをしてくれるなら』…って言って私にくれたのよ。」
と面倒臭げに言った。…まあ雅なら普通やるわよねぇ。

「…ん、ありがと。じゃあ行ってきます。」
完全にコンクリートに足を下ろし立ち上がる。
そしてくるりと車内の桔梗に振り返り言った後、
まだ早かったのか人一人見えない校庭へと向かうため、正門を開けた。



きゅ、とシューズが音を立てる。
気色悪いほど磨きあげられた廊下を歩いている私。
最近改装工事をしたようで何処も彼処も新品そのものだ。

そして金色のカードをバッグから取り出し、生徒会室の横の機械の溝に
はめ込み、下へとスライドする。
するとピピピッと音を立てた後にガチャリと金属音が耳に入る。
金色のドアノブを前に押せばキィ、と軋む音を立ててドアが開く。

楕円の巨大なニスを塗ったせいかツヤツヤな机。
同じ様にツヤツヤな椅子や床。食器棚に冷蔵庫…。

あれ、冷蔵庫なんてあったかしら?
軽く首を傾げるが面倒臭いので放っておいた。
…華月さんの物だったりしたら怒られ…はしないが気っと丸一日
着せ替え人形にされるに違いない。それかチェスの相手。

まあ良いわともう一度冷蔵庫に視線を向け、身長よりある特大の
冷蔵庫のドアを引けば……ペットボトルの飲料や菓子類諸々。
よく見ればすべて"生徒会専用"と記されている事に気が付く。

私はそれならと思い適当にカフェオレを取り出す。
…レモンティーは後にとっておきたい…から。

カフェオレを片手に元生徒会長が何時も座っていた所…
会長が座らなければいけない上座の机にソレを置く。

黒いソファ生地の椅子に腰かける。
意外に柔らかく誰かいるのかと思った←

一つの棚から書類を取り出し、桜色のフリシャーを数回振る。
そして白い紙に黒い文字を記入する為にゆっくりとペンを走らせた。

+//////////////////////+



deleted

No.456 ニックネームは削除されました 06/18 20:02:49  削除依頼

「終わった…てかこれ何枚あったの…」
書類が座っている私の肩程まであるのを見てため息をついた。
もう無理。てか今何時だよ。

えっと七時ら辺に来て……九時か。
手元の他の書類に視線をやる。

副会長、荻野 瑞菜。会計が瑞城 羽鳥、書記は関口 潤で…
…あれ、"補佐"って何よ。目を細める。

会長、副会長補佐が凉皓 舂月。
―――?上に振られている振り仮名を頭の中で繰り返す。

―――不意に少し挙動不審そうな声と共にドアが開いた。
「あ、えっと……わ、私凉皓 舂月って言うんですけど……
失礼ですが彼方が…海咲 璃音さんですか?生徒会長の…」

ひょいと顔を出した舂月、そう名乗る黒髪の女の子。
前髪も後ろ髪も毛先は揃えてある。そして決定的な"証拠"。
―――黒髪に黒い瞳。髪飾りとしてくっ付く台湾連翹。

凉皓 舂月。――――私の双子の、妹だ。
そして彼女も私と同じ様に、目を見開いた。

「…あの…彼方―――」
舂月、そう名乗る彼女は口を噤んだ。
そして決意したように口を開く。

「凉皓…桜樹、って名前じゃないです、か?」
つっかえつっかえの言葉。そう、それは"私"の名前。

「…あ、ええ。…で、彼方が"双子"の妹…?」
似てるわけがない。

「「…似てない、よね」」
二人同時に苦笑しつつ言った。
ぎこちなく、遠い片割れへ。

――――――――――――――――――――――――――
あっさりまさかの舂月登場←てめえwwww
そういや過去編終わったら
"平家さんは恐らく"前世"でそれを払ったのだろうと力説していたけれど。"
を解明するべく前世編を作ろうかt((
それも何となく別スレで←死

あ、綾ちゃんとの絡み作りたいな、璃音との恋愛相談とかさせてみたいw
………あ、もうスレつくろうかn(滅茶苦茶意味不明自重

コメントはまた明日、仮止めのスレを作ってこYO☆←乙
ヽ(*・∀・)**SeeYou**(・∀・*)ノ…ε=(ノ><)ノ



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No.457 鈴音 06/18 23:26:30  削除依頼

*一ノ宮 綾*


若干ボーっとした頭で牛乳を一気に飲み干す。
冷えていて、おいしくて、一気に目が覚めた。

「いただきます」

手を合わせて、挨拶をして、食べ始める。
麻耶と翔と亮賀君も食べていて、って…あれ?十賀君いない。

「おばさん、十賀くんどうしたんですか?」
「あー、なんかまだ仕事が残ってるって言って先に行ったわ。部活の朝練もあるしね」

キッチンにいるおばさんがにこっと笑って言った。
そう言えばあたしもそうだったなー…
バスケ部の朝練と生徒会の仕事。板挟みの大変な時期。
ッてかまず6月に文化祭で11月に体育祭って言うのが間違ってるのよ栖鳳中学は。
普通逆よね…大会とかもあるのに。

「「ごちそーさまでしたー!!!」」
「ごちそーさま」

先に食べていた2人と亮賀くんがあいさつして席を立つ。
そして、食器を持っていくと着替えたり。道具の準備を1人でし始めた。
時計を見ると、6時ハンデそろそろ食べ終わんなきゃななんて思ってると携帯が鳴る。
ディスプレイを見ると[夜昼 南]と表示されていて…。
南からの電話って毎回いろんな事に巻き込まれそうで…なんて思っているのはあたしだけだろうか??
未だなっている携帯を持って、意を決して通話ボタンを押した。

「もしm ――遅い

いきなり人の言葉をさえぎらないでよ…。

「しかたないじゃん、ご飯食べてたんだから。それで、いきなりなによ南。」

そう言った瞬間、麻耶がすごい目をキラキラして勢いよく走ってきた。
あたしの隣まで来たかと思うと、待てを食らった忠犬のようにじーっとこっちを見て待っていた。
この、南信者め…。だからこんなマセた子に育つんだよッ。
翔はすくすく素直に育っているのに…。

――~ってなわけなんだけど、って聞いてる??

翔と麻耶を頭の中で比べていろいろ考えてるうちに話が進んでいたようで、電話越しに怒鳴られてしまった。



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No.458 鈴音 06/18 23:28:57  削除依頼

「ごめんごめん。もう1回いって?」
――はぁ…。あのね、今週の土曜日、月夜祭があるじゃない?その資料が届いたらしいんだけど、資料をまとめると1人じゃ無理だって言って…
「どうせ、土日来ないんだったら、これくらいやってくださいよっ」
と電話が来てさぁ~…悪いんだけど、今日学校来てくれない?
「いいけど…ってか普通に今日学校行くつもりだったんだけど?」
――はぁ?マジで?あたしあんたの分の休みももらっちゃったけど?
「え!?なんで??」
――だって、どうせ行っても何もしないし、カラオケやるなら早い方がいいじゃん?
だから、「仕事でいろいろあって…」っていえばあんたもあたしも公欠にしてくれるからいいのかな!!みたいな

カラオケのために学校休むなよ…。
いや、確かにだるいけど…だるかったけど…
授業やれば…ちゃんとやればね(泣

「んじゃ生徒会終わったら帰るの?」
――そうなるわねー…そしたら、璃音に連絡しなきゃね。
「ん、了解!んじゃそろそろ準備してさきにいk…う゛Σ

そろそろ準備して先に行こうかなんて言おうとした口はよこから来た強い衝撃に
遮られた。
ぎろっとそちらをにらむと、そこには…

6歳になった小学1年生で(意味ないところで)力を発揮する麻耶がそこにいた。
どうやら、あたしの足ををけったらしい。ってか痛いんですけど…まじめに。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

またまた駄文で申し訳ないorz
えーっと…そしてまたもや眠気マックスというどうしようもない状態が
ここ数日続いております(泣
ほんとうにっほんとうに申し訳ないですっ!!!
もしかしたら、というか絶対明日の朝に携帯か何かでコメ返いたしますので
そしたら皆さん…コメ返してもらってもいい…です、か…←
もう、みなさんの文章とコメ返が生きがいでっ!!!

よろしくお願いしますですっ!!!



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No.459 ユキ絵☆ 06/19 11:19:35  削除依頼

* 灰塚 輝 *

財布には現在たったの95円しかなくなってしまってものの、
何とかクレーンゲームで白スカーフのパンダを手に入れることができた俺。
時々それを月に照らし眺めながら、自宅――アパートに向かって照平と一緒に足を進めていた。
そう言えば、元々こいつは俺に何の用事があってあんなシンプルなメールを入れたんだ…?
ふとそんな疑問が浮かんで、尋ねながら頭上にビシっ。と文字を書かれる勢いで照平を指した。
照平は顔をしかめて指された俺の指を左手で払う。人に指差すな、ってことか。
だがしかし。自分が意味不明な行動を取るからいけねぇんだろうが…!!って話で。

「心配だから先輩の様子20分以内に見て来い、って先生に言われたんデス」
「んだと!?」

あんなに滅茶苦茶にしてくれたのに今更心配って…おいおいそりゃねぇだろ!!
“今回は(←ここ重要)”何の罪もないと思われる照平の胸倉を乱暴に引っ掴んで
やり場のない思いをぶつけた。まさかセンセに歯向かうわけにもいかねぇし
こういう時に八つ当たりの相手になるのが後輩の務め!精々ぶん殴られて苦しめカスが!!
…と、言いたいところだけど白スカーフのパンダを手に入れられたのは
最後にこいつが入れてくれた100円玉のお陰だし…流石にそんな酷いことできねぇよな。
掴んだ胸倉を突き飛ばすよう離して、再びアパートに向かって前進する。
すぐに照平もそれに続き、先程と何も変わらなく平然とした顔で俺の隣を歩き始めた。

「先生から話は一応聞きマシタ」
「…話って何の話だ?」
「にゅん?えっと……ついに先輩が…病気というか…アレ…」

どういう訳だか口篭った照平の視線は、キョロキョロしていて定まっていなく。
病気…というと、やっぱり最近出てきた原因不明のあの病気のことを言ってるんだろうな…。
あの真赤な感情と共に心臓が早くなったり…やけに糞女が気になったりするやつ。
やっぱりセンセは分かってて教えてくれねぇんだな…。本当に意地の悪い人だぜ…。

「先輩が自分で気づくまでにばらしたら殺すって言われたので…先輩には内緒デス」
「ちょ、殺すって…。そこまで言われたのかよ…」
 



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No.460 ユキ絵☆ 06/19 11:20:08  削除依頼

 
どんだけ俺に悪戯すれば気が済むんだあの人は…。
いや、俺の力を上げるために敢えてそういう風に接しているとも考えられるな…。
センセは自分で病気を解明して治してみろ、という試練を俺に与えているのかもしれねぇ。
自意識過剰かもしれねぇけど俺はセンセに気に入られている方だと思うからな…。
未だに何かしら期待されていたとしてもおかしくねぇと思うんだ。うん。
まぁどんなに頑張っても限界っつーのはあるけどな…。不老…にでもならねぇ限り。

「ま、それはそうとして!そのパンダってぇ、先輩が使うんデスカぁ?」
「ふぁ!?」

突然話の流れを変えて下から顔を覗き込んできた照平に、
本来なら「は」と言うところを「ふぁ」と、超アホっぽい声を出してしまった。
…だってそんな、糞女を元気付けるためにあげるなんて口が裂けても言えるわけねぇだろ!!
あっ、別に元気付けるとかそんなアレ、つもりはなくて…ただの気まぐれだけど!!
でもそれを他の奴に言うのはなんていうか……恥ずかしいし。
だからと言って俺が使うなんて言うのも変だろ!!キモい男だと思われる!!
じゃあなんて言えば良いって話になるだろが…!放っておいてくれよマジで…!

「別にっ!!どうだって良いだろが!!」

照平の視界に入らないように、パーカーのチャックを開けてパンダをその中へ仕舞う。
つまらなそうに膨れ面をされたが、空気を読んだかそれ以上は何も突っ込まれることはなかった。

…ああ。助かった。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

床に就いて約1時間が経過したようとしていたが、俺は全く寝付くことができずにいた。
明日――パンダ渡せるだろうか。あいつは元気になるだろうか。笑ってくれるだろうか…。
勝手にそんなことが浮かんできて、寝るどころか目が冴えていく感じすらした。
授業参観の前日のような…そんな気分になった。俺は少し…緊張、しているみたいだ。

「あー…」
  



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No.461 ユキ絵☆ 06/19 11:20:47  削除依頼

 
上半身を起こし、両腕を天井に向けて伸びをした。
その時に手が当たったか枕元に置いてあった小石――blue roseとか言う店の店員にもらった物が
ベッドから床に転がっていってしまった。急いでベッドから降りて
寝明かりだった電気を通常に戻し、四つ這いになって落ちた小石を探した。
傷がついたら大変だ…そう呟いた瞬間視界に小石が飛び込んできて摘み上げた。
良かった…。特に傷はつかなかったらしく薄緑色の輝きは失われていなかった。

「モルダバイト…」

気付きの拡大――と言っていたか、あの女は。
何でそんなものを俺にくれたのか分かんねぇけど…。どうせならもっと詳しく聞きたかった。
だけどき何かしら意味があってくれたのだとしたら、
この小石は俺に適役だと言うことだろうから…。売らないで大切にとっておいた方が良いな。
"燃えたぎる真紅の火炎ジャージ"の裾で小石を少し磨いて枕の隣に戻しておいた。

「気付きの拡大…か。まぁ良いや…寝よ」

何か引っ掛かるものを感じた気がしたが、掛け時計を見ると既にAM01:00を回っていて
明日も仕事だし…パンダのこともあるし、出来るだけ早く寝ようと再び電気を消した。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです(((;´д`)))

のろのろし過ぎて…じ、時差が…(((;´д`)))
もう特にネタも尽きたのでこれからワープさせる勢いで追いつかせます(ちょw
後はパンダさんを綾ちゃんに渡すだけなのでね…ふふぐふっひひふsdfひゃw(落ち着けw

そして昨日はコメ返しできなくて申し訳ないorz
ご飯食べたら急いでコメ返しさしてください><本当すみませ…orz
 



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No.462 ユキ絵☆ 06/19 13:05:59  削除依頼

それではコメント返しさせてください/(^O^)\

>>紫凛さん
ちょwww石田さん咳wwwwwwwwwwいやでも流石ですね自然に回せるとはw
ちょっくら兎と亀の絵本でも買ってきて家に飾りましょうかね(´^o^);:*:;(どんなw
ポニーテールですかΣ(゜Д゜ノ)ノあ、じゃあ多分私は旋毛が二つのあの件で
髪を上に持っていくのが困難だったためではという疑惑が今浮かんでww(乙w
今まとめ髪用のスティック的なの薬局で見かけますけどあれどうなんですかね(^p^)?←
マジで髪伸ばしたのにポニーテール作りづらいの相当鬼鬱で><、泣きそ(頑張れw
このリレ小がグッズとかの商品化(←w)したらきっと璃音様は着せ替え人形かなとw
作中に出てきた服とか全部出てきてww全部揃えたがるヲタがでてくると(´^o^);:*:;
違うんだマイハニー!を言うときは地面に女の子座りでぺたっと崩れ落ちて
超なよなよした感じで言えばきっとマザコンだと勘違いしてもらえるという特典g←
低い声が出ないですか><、って言うか低い声で声量強くするのって
難しいというか不可能なような気がしてきたんですが真実はどうなんでしょねorz
割り切って高い声でないところも無理やり掠れた声で歌ったりしようかなと(鬼音痴w
そういえば紫凛さんボカロのトークロイドとか言われてるやつ聴いたりしましたっけ!?
それにはまっていて><w…ってもしかしたら前も言ったっけか(^p^)(ボケ老人w
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5367859←これとかなんですけど(´;∀;`)
いや最近もう誰に何を話したか頭に入らなくなってもーてwww(大丈夫かwww



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No.463 ユキ絵☆ 06/19 13:06:12  削除依頼

>>鈴音さん
ああwww絶影さんという方のあのイラストはwwwwかなり保険医っぽかったすねw
この前お絵かき練習板を巡っていたらHNが絶影という方を見かけたのですが
その方だったんでしょうかね…><お会いできたら是非話したいと思っていて(^p^)!
ラブコン8巻までしかもってないんですけど一時期凄いはまってました私www
あの漫画に憧れて私服の今の高校に入ったくらいでwww結果最悪だったとorz(超アホ
男の子の前髪ちょんまげは鬼可愛いですよねwwただ輝みたいに大きい奴じゃなくて
柳くんみたいなタイプの子がやらないとダメという限られたものですが/(^O^)\w
ああw萩萎ちゃん合気道もあいますね><///私嘗て近所の合気道に兄ちゃんと一緒に
入会して2ヶ月で辞めたという黒歴史をもっていてwwもう辞めすぎと(まじ乙ww
綾ちゃんの写真はファンクラブ内でオークションにかけられてそうですよねww
プールの時の着替え中の写真とか(´^o^);:*:;そして落札者が女性だったり(ちょw
輝はきっと清ちゃまから自分の写真を買い取って、更に高額をつけて販売しそうでw
結局1枚も売れずに嘆くとwwそして哀れに思った旦那が10円で1枚買ってくれr←
あでもアヤテルのプリクラは結構高値がつきそうな予感がする私で(´^o^);:*:;
けど輝は100兆円払うって言われたとしても絶対に売らないと思いますけどねww
やっぱり柳くんになりますよねwwwwずっこけシャッター担当はwwwww(爆
そして萩萎ちゃんが呆れて手を額に当ててる姿が鮮明に想像できる私どぅえww←
トーガくんと胡桃ちゃんの反動でアヤテルちゅーしちゃったらその後どうなるのかt←
写真が出来上がったときに暫く皆様の前に姿を現さなくなりそうですよねww(をいw



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No.464 鈴音 06/19 23:55:39  削除依頼

*一ノ宮 綾*

誰に似たんだその暴力的なところ(お前だよ
きっと麻耶をにらむとそれをものともしないようで、手を差し出してくる。
…代われと?

――ちょっとーなにしたのよー?

ちょっと不機嫌そうな南の声が電話越しに聞こえてあわてて電話の方に集中した。
その間も麻耶はじーっとこっちを見ながらてを差し出してて…
はいはい、わかってっから…。

「あのさ、南。麻耶が代わりたいって言ってるんだけど良い?」
――麻耶ちゃん?全然いいわよー♪

麻耶の名前を出すとテンションが上がったらしい南。
まったく…麻耶もなんで南なんかがいいんかな?←失礼
「ほんと、なんで南みたいな人に憧れるかな…」
――賢明な判断だと思うけど?

自分で言うか、それを…

――まず代わるなら代わってよ。早く麻耶ちゃんの声聞きたいし

そう言う南に軽くはいはいと返事して麻耶に携帯を渡すと目をよりいっそう輝かせて携帯をうけとった。
そして、少しあたしから離れて、居間のソファーに座り、電話を始めた。
わざわざ離れる必要があるのだろうか小1が。

なんて思いながら、残りのご飯を食べて食器を片づけた。
おばさんはあたしの準備ができたら、出る予定だったようで、水道を止めて鍵を持つ。
そのあと居間を見てクスッと笑うと「先、車で待ってるわね」と言ってリビングを出て行った。
振り返って居間を見ると、未だ話している麻耶。
どんだけですか…。
と思いながら携帯以外のものも持つ。
ひかるの服…。家で洗濯機かければいいか!



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No.465 鈴音 06/20 00:00:10  削除依頼

まだかなぁなんて思ってると足に軽い衝撃が来た。
下を見るとそこには翔がじっとこっちを見ていた。
翔の顔の高さまでしゃがみ「どーしたの?」と聞くと、少しうつむいて

「あやねーちゃん…。あのね、あのね、きょうもこっちとまる?」

と小さくつぶやいた。
なっなにこのかわいいの←
うつむいていた顔をあげ、ウルウルした瞳で見てくるWパンチにあたしの心は打ち抜かれた。
仮にも自分の弟に(笑

「こっちに泊まるよー。だから、待っててね?」
「うん!!」

ぎゅっと翔を抱きしめると翔も精いっぱいあたしの背中に腕をまわした。
すると横のほうから肩をちょんちょんとつつかれる。
ん?と首を横に回すと、そこにはちょっと不機嫌そうな麻耶が携帯をきちんとたたんで差し出している。
南と話していたはずなのに…と思ってると携帯を受けとるとふんっと顔を横にそらす。
あ――なるほど。翔ね。
全く…小1なんだから素直に謝ればいいのよ。
まぁそのツンデれ具合が麻耶のかわいらしさなんだけどww

にこっと笑いかけて、片腕を開ける。
するとこっちをちらちら見ていた麻耶は目を少しうるっとさせてぽすっと腕の中に入ってきた。
ヤベー…かわいい←本日二度目。
ポスポスと2人の頭を軽くたたく。
するとギュッとさっきよりも強い力で抱きついてくる2人。

「今日はちょっと遅くなるかもしれないけどそっちに帰るから。
だからちゃんと勉強して宿題していい子でいなさいね?」
「うん。わかった」

その答えを聞いてから、そっと腕をはなす。
腰をあげて鞄をつかみ玄関に向かう。
すると2人もトテトテと玄関までついてきた。
靴をはいてドアを開ける。後ろを振り向くと2人が手を振ってくれた。

「「いってらっしゃーい」」
「いってきます」

パタンとドアを閉める。
それと同時に車のエンジン音が聞こえてあたしはそっちの方に向かった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
はいっ!!金曜日のくせに投稿が短い鈴音ですっ
いやはやほんと申し訳ないです(泣
もう、あたまがグワングワンしてて←
ただ単に眠いだけなんですけどorz
もっと遅くになってくれればいいのにと思いつつ、人間生理的欲求には逆らえず(泣

すみませんorz
明日はっ明日は必ずたくさん投稿&コメ返いたしますからっ!!!←多分



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No.466  

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No.467  

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No.468 ユキ絵☆ 06/20 10:02:00  削除依頼

* ―― ― *

ヒカルさんは“後悔したくなきゃ殺すのは止めろ”って言っていた。
だけどね、僕はその考えは間違っていると思うんだ。
簡単に『殺したい奴がいるから殺す』そう言ってしまえばそれでおしまいなんだけど
人間を殺める人間にはそれなりの経緯があったんだから、いくらでも殺して当然だと思うんだ。
殺す後悔があるなら、殺さない後悔だってあるんでしょ?どっちにしろ後悔するなら
僕は殺す後悔を取りたいと思う。僕に殺された相手は…それによって、後悔するんだから。

朝。起床してから2時間と15分が経過しようとしている。

自分の作った折鶴の羽の部分を両サイドから外側に引っ張り、真っ二つにぶった切る。
起床からそれを、191、続けている。今ので、192回目。たのしいんだ。もの凄く。
何時か僕の殺したい男の両腕を、この折鶴みたいに引っ張って、もぎ取るんだ。たのしみだなあ。
新しい折鶴を作っては、羽を掴んで真っ二つ。真っ二つにしては、新しい折鶴を作っていく。
僕の手によって作られたものが、僕の手によって壊されていく。堪らなく爽快だ。
そして僕も同じ。意味もなくこの世に産み落とされて――苦しめられているのだから。

「むかしあひるはからだがおおきくて うみもわたれば魚もたべたよ
あるひあひるはかわべにきたが どこもはげしいながれでしたよ……」

父ちゃんぜったい許してやんない。

「こいつはちょいとかんがえもの おぼれて死んだらつまらない
あひるはきしべにぶらぶらぐらし あしはちぢまるからだはよわる……」

兄ちゃんぜったい許してやんない。

「とうとう人間につかまえられて――きのいいあひるは豚小屋ずまい」

僕しかいないこの空間に、別の点を感じ取った。
後方、約8mと言った所だろうか。相手は上辺の気配は消しているようだけど
鼓動の気は消せていない…これは消せていないんじゃなくわざと消していないんだな。
音もなく現れる――いや、この部屋に足を踏み入れられる者は元々一人しかいなかったか。
背後に立っている背流先生に、新たな鶴を折りながら僕から声をかけてみることにした。

「…どうしたんです?今日は稽古の予定はなかったはずですが」
「気配を消したのにも関わらず気付いたか…グレーテルと違って優秀だね、ヒカルは」

誰だ…グレーテルって。
   



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No.469 ユキ絵☆ 06/20 10:02:15  削除依頼

 
「ぐれーてる?」
「いや、こっちの話だ。気にしないで良い」
「そうですか。で、何の用ですか?僕はそろそろ連続テレビ小説を…」

あの番組を見ることは人生の内数少ない楽しみの一つなんだから邪魔しないでほしい。
新たな折鶴が一羽完成して、それを無造作に床に落としておいた。
それから、教室――部屋の片隅に追いやられた小型の白黒テレビの前に膝を抱える。
ヒカルさん…あの番組見ているだろうか。見ていないのであれば今度紹介してあげよう。
ふと、背中を包み込まれて顔を上げた。どうして背流先生は僕を抱きしめているんだろう。
僕の顔の右横から顔を出してきた背流先生が、僕の頬を何度か舐め回した。
「美味いな」そう言っていた。僕はアイスクリームじゃないなのに、おかしな人だ。

「君の仇敵…もうそろそろ消し時じゃないかと思ってね」
「会ったんですか…?僕の父と兄に」
「兄の方にね。まぁ、昨日の夜に暇つぶし程度に見てきただけなんだけど」

頬に飽きたか、今度は右耳朶を軽く口に咥えられた。身体がふわっと浮く感じがした。

「君の兄は相変わらず真っ白だなぁ…と思って。汚れた君と違ってね」

僕から離れた背流先生の声は悪戯っぽくて、僕を挑発しているのが直に分かった。
兄ちゃんの心が僕の心に比べて綺麗だなんてことは、疾うの昔から理解しているつもりだ。
それを敢えて僕本人に指摘してくるなんて、背流先生も本当に意地の悪い人だ。
好きでこんなに心の中をぐちゃぐちゃにしているわけでもないのに……
そんなことを言われたら、僕が凄く悲しい気持ちになることが分からないのだろうか。

「……知りませんよ。どうせ僕が殺すんだから良いじゃないですか」
「まだ殺せないよ、君程度では。君の兄には始末屋の連中も付いてるからね」

……。

「…邪魔くさい」

「そう言うと思ってそろそろプレゼントを一つ…君にあげようと思って来たんだ。
君の兄は俺の大切な妹――リナを殺してくれたから…俺は、ヒカル…君に協力したくてね」

「ぷれぜんと?」
「ああ…そうさ。君のために」

……?


「食人――獣の力だ」
 



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No.470 ユキ絵☆ 06/20 10:03:10  削除依頼

* 灰塚 輝 *

大きな鮭にまたがって、大きな鮭弁当の蓋を開けようとした時。

「アサダヨ!クソオトコ!アサダヨ!」
「んぁー…。うっせーな…くそいんこ…。まだねむいのによ…」

糞インコという名の大変優秀な目覚まし時計に現実に引き戻されてしまった。
折角あと少しで鮭弁食えるところだったのによ…あ、まぁどうせ夢の中の話だけど。
流石の高血圧の俺もこの睡眠時間じゃ寝起きが悪い…これから仕事なのにどうするよ…。
結局、あれから3時過ぎまで寝付けなくて…その後寝てもあんまり熟睡できなかったしな…。
掛け時計を見ると短針は8を指していて、今から二度寝したら大変なことになるし
渋々毛布を取っ払ってベッドから起き上がった。何となく身体がだるくて一瞬目眩が起きる。
こりゃ光琉じゃねぇけどドリンク剤でも飲んだ方が良かったりするかもな…。
カーテンを開けるとどうやら今日は快晴だったらしく、爽やかな光が身体に染み込んできた。
しかし、今の俺にはこの爽やかな光すら毒で。ただ目に染みてしゃーないって話で。

便所に行った後顔を洗いに洗面台まで緩慢な動きで移動し、到着すると同時に気分が萎れた。
寝癖だ。鏡に映った自分の姿を見てつくづく冴えない奴だな…と突っ込みすら入れたくなった。
この際テメェの髪1本残らず全部毟って鳥の巣にしてやろうか!?え!?
…と、鏡の向こうの自分を心の声で怒鳴り飛ばし、跳ねた部分の髪に投げやりに水をつけた。
ああ…やっぱり散髪代ケチッてねぇで髪切っちまおうか…。一番長い部分肩下だしな…。
でもいきなり切ったら「イメチェン!?」みたいな目向けられるのもうぜぇし、まだいいや…。

冷たい水で顔を洗うと先程よりは目が覚めて、身体が軽くなった。気がした。
そのまま台所へと向かって朝食の支度へと移る。これがまた面倒くせぇんだよな…。
昨日の夜に炊飯は済ませて、後は適当に御菜を用意すれば良い状態にしといたんだけど…。

「さて…何作りゃ良いんだ?おい」
 



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No.471 ユキ絵☆ 06/20 10:03:50  削除依頼

 
冷蔵庫の中に昨日買った鮭が残っているはず――そう思って引き出しを開けたものの
灯はどうやら昨日の鮭を全部焦がしてしまったらしくそこに魚は一匹も残っていなかった。
折角今朝のために三切れ入ってるパックを買ったってのに…まぁ、しょうがねぇか…。
冷蔵庫の直脇に置いてある常温保存用の野菜ケースから玉葱を1個取り出した。
後はそれの皮を向いて微塵切りにして、フライパンで焼いて完成!な予定だったんだけど…。

「あれ…なんか玉葱小さくなったような…。まぁいっか…」

皮を向いていると、何故か玉葱が元の大きさの半分もなくなってしまった。
けど“細かい”ことは気にせず、その分玉葱を“細かく”刻むことに集中した。へへっ。
玉葱の微塵切りは面白いから小学生の時から結構好きだったんだよな。俺。
このサクサク感というか…どこまで細かく刻めるのかなぁーなんて挑戦したくなる感じが。
涙が出てきたけどシカトして、玉葱を5分くらい微塵切りし続けた。上出来の細かさだ。
フライパンに油を敷いて、微塵切りにした玉葱を炒めた。時々、塩と胡椒をふりかけて。
やがて狐色に焼き上がり、それを小皿にさっと盛った。よっしゃ完成だぜェ!!

「……」

…地味だなあ。

「地味だけど食えりゃ上出来だ…自炊したものは…」

灯の料理と比べれば何だってご馳走に見えるだろ。茶碗に御飯を盛って
箸を一膳横向きに口に咥えて、先程の玉葱の乗った皿と一緒に部屋まで運んだ。
早くしねぇと後2分くらいで連続テレビ小説始まっちまうからな、うん。

「あ…」

とん、とテーブルにに茶碗を置くとそれの側面に少しだけ罅が入った。
――まぁ…。もう、随分古い茶碗だからな…。大人しく買い換えるか……。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちです/(^O^)\

ごめんなさあああああああああああああああい○| ̄|_(ムンクの叫び
取り合えず!朝になったよ☆ってことが言いたかっただけです/(^O^)\(←死後硬直始まれ
それにしても輝さん能天気すぎるやろて…まぁ色々…頑張ってくれ○| ̄|_←

そんでもってNO466と467の削除は私です○| ̄|_ごめんなさいミスってしまってorz

それではこれから眠いけど…大学の見学に…出発してきます…orzorz



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No.472 ニックネームは削除されました 06/20 19:10:34  削除依頼

*海咲 璃音*

―――月夜祭の資料をまとめるの、主催学園の彼方なら終わったわよね?

「っだ―――‼‼どいつもこいつも仕事出来ないってどういう事よ!!」
「ま、まぁ……それは桜樹が凄いだけなんじゃないかな…」

バッグを持ってダッシュ。
目指すは南が教えた"流星学院"とやら…だ。
挑発的な言葉にキレましたよ、てかだらしないですよ←乙www

横には"補佐"の舂月。苦笑しながら私の機嫌を直そうと必死…らしい。
なんか必死に一人じゃ無理だって嘆いてる男子が居たとか聞いたが。

ヒールローファーの底がコンクリートにぶつけられ、時折音を立てる。
それにさえ腹が立つ。とりあえず出来ない男子を殴らなくては。

「…物騒なこと考えるのやめてよぉぉ…」
舂月が涙声で呟いたのを知っている、でも殴らなくては←

「あ、桜樹、そこじゃないの?」
走りながら舂月が指さす先には満学と同じほどの大きさをした学院らしきところ。

…あれ、道路に車止まってる。

正門の前で止まる。
10km楽勝…か。…でも微妙に疲れた…かしら。
肩を回した後車に視線をもう一度やった後、校舎内に入って行く。
――――不意に。

「え、ちょ璃音!?」
聞き慣れた声にイラッと来る。
いやお前マジ遅ェって。←

「……一回、逝ってみる?」



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No.473 ニックネームは削除されました 06/20 19:11:34  削除依頼

とびきりの黒い笑みを私の横から顔を出した…そう、綾にお見舞いした。
そして久々に思い切りピコハンで殴りつける。それはもう本気で。

「あのねぇ、今さっき二時間であんた等と同じ書類まとめた後に
何でココの手伝いもしなきゃなんないのよッ!!
挙句の果てに10km全力疾走させて頂いて誠に感謝しておりますよ!!」

蹲る綾に今度は最後の一撃と称したハリセンをかます。
先程からすぱーんとかぴこーんとか綾の頭の上で鳴り響いている。
…ま、私の所為だけどww←

「ま、まぁ…ってあのー…大丈夫、ですか?」
舂月が私の肩を叩いた後に綾の頬に触れる。
頭は腫れてませんかーとか立ち上がれますかーとか気にかけながら。

と、舂月の顔をしっかり見つめた綾が私に視線を向ける。
舂月をまた見つめ、私を又見つめる。

「……似て…る」
ひりひり痛んでいるのか後頭部を押さえてふらりと立ち上がる綾が
そう呟いたのを聞いて不快度指数が上がる。

舂月は困ったようにまた笑うと、大丈夫みたいですねと声を出した。
「あら、璃音の到着がこんなに早いとは思わなかったわー。
電話するの面倒臭いから呼んじゃった☆」

南が笑う。それも問題発言をくっつけて。
恐らく騙してはいないのだろうが…とりあえずピコハンでぶん殴って置く。


―――悲劇は、これからで。
「…おねーちゃんったら―――!!」
腰に衝撃が走る。ヤベ、其処は仕事でできた傷が―――!!

ズキンッ…と痛みが全身を駆け巡る。
それを表に出さない様に腰に巻き付いている物体を引き剥がす。
「…水月、どうして此処に来たの?」

足の付け根まである金色の髪だけを見て呟いた。
すると真っ直ぐな金眼が私を捉えた。
―――他三名は呆然としているが。

「あのねー、舂月おねーちゃんもこっちに来てるってお話聞いたのー。
だから、お姉ちゃん達に逢いたくって桔梗ってゆーおねーちゃんに
連れて来て貰ったの――!!」



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No.474 ニックネームは削除されました 06/20 19:12:13  削除依頼

黒いリボンワンピの裾を乱しながら軽くジャンプした後、手を開いた。
…かわいいよ、可愛いけれども。

私は水月の目の前にしゃがみ込んだ。
「でもね、此処は水月の来ちゃいけない所なの。
今日は"保護者"って事で私がいればいいと思うけど…
でも次からは気を付けるのよ?」

人差し指をたて、軽く首を傾げる。
水月は不服気に俯くが、なんとか頷いてくれた。

「…あ、え?璃音…その子…」
綾が水月を指差した。人に指を指すなって習わなかったのか?

「…そうよ、私の妹――――らしい。」
最後に小さくらしいと付ける。…多分血縁である事に間違いはないけど。
…ふと真横に影がある事に気が付いた時には、もう遅かった。

「璃音の妹って事は…璃音にもこんな可愛い頃があったんだねぇ…」
頭を、撫でられた。しかも綾に←何
…後で本気で殺る。犬の餌にしてくれるわ。

水月を抱き上げ立ち上がり頭の上に乗っけられている手を振り払う。
そして黒い笑みをお見舞いしてやる。…これで人、殺せたらな←待て

「…んと、初めましてなのー。おねーちゃんはおねーちゃんのお友達?」
私の首に右手を回し、自由な左手で綾の手を掴んだ。
…駄目だよ水月。魔の手に侵されるから((

「はい、初めましてー。そうだね、あたしは璃音の友達だよー♪」
伽羅崩壊、乙←
綾が水月の手を握った。すると水月も満足げに笑う。

「じゃあそっちのおねーちゃんもお友達なの?」
南を指差した水月に向けて南が優しく微笑んだ。
え、ちょ何その優しい笑い方、初めてみたんだけど((



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No.475 ニックネームは削除されました 06/20 19:24:09  削除依頼

「水月は人懐こいですから…水月、桜樹お姉ちゃんに迷惑かけちゃ駄目よ?」
「はーい、舂月のおねーちゃんッ!!」

「「…桜樹、お姉ちゃん?」」
南と綾が疑り深い視線を此方によこした。

+////////////////+

「へぇー…まさか舂月ちゃんと璃音が双子だったなんて…」
廊下を歩きながら綾が感心したように言う。

「悪かったですね、性格悪くて」
私は綾にそう言葉を投げつけた。
それも睨みつけながら。

「ああ、ここよ。私達の生徒会室」
不意に南が口を挟んだ。その指の先にあるのは
如何にも生徒会室、という雰囲気の扉で。

綾が扉を開けるとそこには書類の山。
――私の所にあった書類より"少ない"…ですって?

「遅いですッ!!」
健康そうな・・それでいて泣きそうな声が耳に入る。
すると綾が弁解の言葉を口にしている…へぇ、"悠斗"か。

気がつけば矛先は此方へ。
「大体彼方の学園も何でこんな"月夜祭"なんて開催するんですか!?
会長が不在の中如何して僕g「…黙るか仕事するか。ついでに死ぬという
選択肢をプレゼント致します♪」

営業スマイル&ハリセンのW攻撃。
多分…正当防衛←違うからね

「きゃああ、悠斗さん大丈夫ですかッ!?
これ以上仕事が出来なくなったら如何するのよ…桜樹ったら…
仕事が出来なくて生徒会から排除されない様に
"これでも"必死なんだから…悠斗さん、本当に大丈夫ですか?」
舂月が綾と同じ様に蹲る悠斗とか言う奴に駆けより、
天然の腹黒爽やか傷つき度120㌫の言葉を悠斗の耳に放り込んだ。

「「「舂月((ちゃん))、アンタの発言が一番酷いって…」」」
―――――――――――――――――――――――――――
学園に一人ネタにつまりましtwwww((
と言う訳で水月舂月、桜樹乱入でparadise☆(真面目に死ね
ちょっとまた38度ほどの熱が出ましてあひゃひゃひゃひゃorz
文章が可笑しいです、本当にごめんなさい<(_ _)>←
しかも舂月お前(´^o^);:*:;
唯でさえ傷つきやすそうな悠斗君にひどい事をwww
でも書くの凄い愉しかった(てめぇwww



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No.476 希影 06/20 21:27:57  削除依頼

休日にしかこれない感じになっている希影ですorz
いつの間にか2週間に1回ペースこれるかこれないかになりそうで怖いです><;
コメ返とあわよくば文章打ちを明日にさせてもらいます←



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No.477 鈴音 06/21 00:07:13  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「んじゃ出発~♪」

おばさんが少し柔らかな声を出して車は発進した。

数十分すると見慣れたマンションの前に着く。
鞄を持ち、車から降りる。
するとおばさんが助手席の窓を開けた。

「んじゃあ、ここまででいい?」
「はい。学校には歩いて行くので大丈夫です!!」
「今日の帰りは遅くなるの?」
「たぶん…ご飯は食べてこないので、よろしくおねがいします」

そう言うとおばさんはニコッと笑って「了解っ」と言った後窓を閉め、
車を発進させた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

オートロックを開けて、部屋まで行く。
402号室の自分の部屋の前に着くと、鍵をあけ、中に入る。
久々…?の我が家だったが、シンッとした家はすごくさびしく冷たい。
今まであんな暖かい場所にいたからだろうか?
それがいつもより余計に感じて心がきゅっと締め付けられた気がした。

「あーやめやめっ!辛気臭くなるっ!」

声以上考えるとどうにかなっちゃいそうで、とりあえずひかるの服と
十賀くんのスウェットを洗濯機に入れて回す。
そしてすぐに寝室に行って制服に着替えた。
鞄に財布と筆箱。泊まりに必要なものを少し入れて部屋を出た。

だって、早く行かなきゃ南が怖いもの…。
部屋の鍵を閉めてあたしはダッシュで学校に向かった。

学校に向かっている途中、黒い見慣れた車があたしの横にとまる。
すると窓が開き見慣れた顔がそこから現した。

「南?なんであんたここにいるの?」

そこに現れたのは南で、てっきりもう学校に行ってるのかと
思ってたからすごくびっくりした。

「いやいや、ちょっと忘れ物をね。ほら、早く乗りなさい。
悠斗くん、きっとテンぱってるから」

その南の言葉を聞いてあたしもすぐに車に乗り込む。
運転手さんはいつものあの人で南の「だして」の一言に車を発進させた。
いつものすこし、手荒な運転で…

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「え、ちょ璃音!?」

学院まで車で乗せてってもらうと正門前に佇む2人。
1人は見たことのある金色の髪で…それは璃音しか思い浮かばなくて、
璃音の名前を呼びながら横から顔を出すと案の定璃音だった。

いやだって、なんで璃音がここにいるの!?



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No.478 鈴音 06/21 00:09:49  削除依頼

「……一回、逝ってみる?」

普通に聞いただけなのに、璃音さん←ぇ はご立腹のようで
黒い笑みをこぼしながらあたしの頭をピコハンで殴った。
そりゃもう痛かった、頭が割れるかと思いましたよ…マジで。

「あのねぇ、今さっき二時間であんた等と同じ書類まとめた後に
何でココの手伝いもしなきゃなんないのよッ!!
挙句の果てに10km全力疾走させて頂いて誠に感謝しておりますよ!!」

そう言った璃音は次にあたしの頭にハリセンをかました。
いやいやいや、あたしそれ知らんし!!!
資料まとめとかさっき聞いたばっかだっつーの!!!
あたしに怒りをぶつけるなド阿呆っ!!
と叫んでやりたかったがあまりにも痛くて痛くて仕方がなくて、声が出ない。
てかむしろ、立てないorz

「ま、まぁ…ってあのー…大丈夫、ですか?」

不意にちょっと高めの柔らかい声が聞こえ、その声の主はあたしのほほに手を置いた。
頭は腫れてませんかーとか立ち上がれますかーそのあとにも声をかけてくれて…
あぁ…この世の中にはこんなにも優しい人がいるんですね、神様←
なんて思いながら大丈夫です…なんてちょっと小さくつぶやいて立ち上がるとそこには…

髪を黒く染めて、目に黒いカラコンを入れたもう1人の璃音がいた。

ふっと横を向くとそこにはいつもの金髪に青い瞳の璃音がピコハンをもって立っていて、
もう一度目の前の女の子を見るとそこには黒髪の黒い眼の璃音がいて…

「……似て…る」

今思ったことをそのままぼそりと言うと璃音がむっと眉間にしわを作った。
黒髪のほうは困ったように笑って大丈夫みたいですねと声を出した。

「あら、璃音の到着がこんなに早いとは思わなかったわー。
電話するの面倒臭いから呼んじゃった☆」

呼んだのあんたかい…

てかあたしもしかしなくても殴られ損じゃない!?
うわっ絶対この仕返し後でしてやるっ!!!


なんて思ってると不意に高いかわいらしい声が聞こえてきた。

「…おねーちゃんったら―――!!」
「…水月、どうして此処に来たの?」

璃音にひっついたその子は幼少の璃音を思い出させるような子で…
ってか誰??
璃音の隠し子か!?←アホ



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No.479 鈴音 06/21 00:12:13  削除依頼

「あのねー、舂月おねーちゃんもこっちに来てるってお話聞いたのー。
だから、お姉ちゃん達に逢いたくって桔梗ってゆーおねーちゃんに
連れて来て貰ったの――!!」

そう言って軽くジャンプして手を開く水月ちゃんと言う子。
どこか女の子化+ちょっと活発にした翔を見ているような気がして微笑ましくなった。
翔と麻耶にも会わせてあげたいなぁ…

なんて思ってると璃音が水月ちゃんの前にしゃがんで優しく諭す。

「でもね、此処は水月の来ちゃいけない所なの。
今日は"保護者"って事で私がいればいいと思うけど…
でも次からは気を付けるのよ?」

人差し指をたて、軽く首を傾げる璃音。
水月ちゃんは不服気に俯くが、なんとか頷いてくれたみたいだ。

「…あ、え?璃音…その子…」
「…そうよ、私の妹――――らしい。」

ようやっと声に出た言葉はどこか動揺した声で…
てかやっぱり妹…。ってか舂月おねーちゃんって言ってたけど
もしかしてこの黒髪の子も璃音の親戚か何かかな?

「璃音の妹って事は…璃音にもこんな可愛い頃があったんだねぇ…」

さっきの仕返しも兼ねてあたしより5㎝ほど小さい璃音の頭をなでる。
するとそれがお気に召さなかったのか水月ちゃんをを抱き上げ
立ち上がり頭の上に乗っけていた手を振り払われた。
そして黒い笑みが飛んでくる。うん、そろそろ慣れてきたぞ、璃音の黒い笑み。

「…んと、初めましてなのー。おねーちゃんはおねーちゃんのお友達?」

璃音の首に右手を回し、自由な左手であたしの手を掴む。
ヤバイマジこの子抱きしめたい(おい
すると妙な目で璃音が睨んでくる。
なに?あたしがこんなかわいい子に何かするとでも思って?←

「はい、初めましてー。そうだね、あたしは璃音の友達だよー♪」

あたしが水月ちゃんの手を握ると水月ちゃんは満足げに笑った。

「じゃあそっちのおねーちゃんもお友達なの?」

水月ちゃんが南を指さすと南はにっこりとほほ笑む。
それは久々に見た普通の優しい笑みで…
ずっとそうしてればいいのに…なんであんな黒い笑いなんてするんだろう。
いや、南のあの笑みがあったからこそあたしも黒い笑いが
できるようになったんだけど←は



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No.480 鈴音 06/21 00:14:22  削除依頼

「水月は人懐こいですから…水月、桜樹お姉ちゃんに迷惑かけちゃ駄目よ?」
「はーい、舂月のおねーちゃんッ!!」
「「…桜樹、お姉ちゃん?」」

舂月ちゃんが言う桜樹という言葉が引っ掛かった。
だって璃音…あ、そっかそう言えばあの時もお父さん?だったかが桜樹って呼んでたな…。
ふと璃音を見ると口をつぐんで言いたくなさそうにしていたからあたしもそれ以上聞くのをやめた。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「へぇー…まさか舂月ちゃんと璃音が双子だったなんて…」

あれから、すぐに中に入り生徒会室まで案内しながら璃音と舂月ちゃんのつながりを聞いた。
親戚かなぁとは思っていたけどまさか双子の姉妹だったとは…。
ってことは水月ちゃんとも姉妹…すごいな~璃音の家系

「悪かったですね、性格悪くて」

そう言ってあたしをにらむ璃音。
いやいや、別にあたし性格悪いなんて言ってないじゃないの…。

「ああ、ここよ。私達の生徒会室」

南がそう言ってついたのは生徒会室。
ドアを開けるとそこには書類の山があって…
うーん…文化祭よりは少ないな。これなら1時間あればいける。
まぁ、悠斗くんまだ慣れてないし、仕方ないよねー…。

「遅いですッ!!」

そう言って書類の山から顔を出してきたのは今にも泣き出しそうな悠斗くんで。
あの悠斗くんが泣きそうになるなんて…。
まぁまだ文化祭経験してないから仕方ないか;;

「ごめんって!満月高校の方にも手伝ってもらうことにしたからさ、安心して」
「安心できるわけないでしょうが!?体育祭で忙しいのに…」

なんてぶつぶつ言うと今度は矛先が璃音に向かったらしく…
あぁ、悠斗くん危ないww

「大体彼方の学園も何でこんな"月夜祭"なんて開催するんですか!?
会長が不在の中如何して僕g「…黙るか仕事するか。ついでに死ぬという
選択肢をプレゼント致します♪」

営業スマイルをこぼした璃音はそのあとハリセンで悠斗くんの頭をぶっ叩いた。

「ちょっ!悠斗くん!?」
「きゃああ、悠斗さん大丈夫ですかッ!?
これ以上仕事が出来なくなったら如何するのよ…桜樹ったら…
仕事が出来なくて生徒会から排除されない様に
"これでも"必死なんだから…悠斗さん、本当に大丈夫ですか?」



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No.481 鈴音 06/21 00:22:58  削除依頼

悠斗くんに駆け寄ると舂月ちゃんが“悪気なく”←ここ重要!
もっと悠斗くんの傷をえぐるような言葉を吐いた。
悠斗くんあたしたちについてくるように頑張ってたもんね…。

「「「舂月((ちゃん))、アンタの発言が一番酷いって…」」」

みんなでそう呟いても、大丈夫ですかぁ!?と未だ悠斗くんを軽くゆすりながら問いかける舂月ちゃん。
璃音に軽く目配せして、舂月ちゃんを悠斗くんからはがしてもらう。
そっと悠斗くんに近づき立ち上がらせた。

「悠斗くん。大丈夫?」
「なんとか…」

ソファーに座り額に手を当ててうー…と軽く唸る悠斗くん。

「雅と圭吾は朝練?」
「あぁ、はい。雅さんはまじめですから。圭吾さんもこういうことにはまじめで1人も来なくて…。
何とかやろうとしてたんですけど終わんなくてですね…。
朝だけでも来てもらえないかと思って南さんに連絡したんですよ」
「そう…んじゃここあたしたちがやっとくから、悠斗くん教室いきな?
もうすぐ授業始まるでしょ?あたしたち、今日は休みとってあるから、ここの仕事は気にしないで?」
「あぁ…じゃあお願いします」

そう言うと悠斗くんは自分のカバンをつかんで軽くあたしたちにぺこっとお辞儀して教室に帰って行った。
うん。礼儀正しい子なんだよね。

「帰しちゃって~…どーすんの?この書類の山」

はぁと南が資料を1枚とって言う。

「まぁ、これくらいなら文化祭より少ないし?1時間もあれば終わるでしょ。
璃音たちもいるしねー」

そう言ってにこっと笑うとあらかさまにいやな顔をする璃音。
はい、そこ、いやな顔しないで!!
あたしはそっと水月ちゃんに近づき、目線を合わせるようにしゃがむ。

「もうちょっと時間かかるけどここに座って待っててくれるかな?」
「うん♪おねーちゃんたちのためならまってるのー!」

そう言ってソファーに座る水月ちゃんはにこにこしながらこっちを見てて、
よっし、はじめるか。

「んじゃ、この部分は璃音。この部分は舂月ちゃん。この部分は南がよろしく。
パソコンはそこにあるの使って、保存する時は言って。USB渡すから」

とりあえず必要最低限のことだけ言って会長席に座り、あたしも作業を始めた。
それを見て、3人もそれぞれ適当に座り作業をし始める。
時々コピー機の音が聞こえたりパソコンのキーボードを打つ音が聞こえた。



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No.482 鈴音 06/21 00:24:51  削除依頼

その1時間後。
授業終了の鐘が鳴り、それとほぼ同時にさっきあった資料のすべてのまとめが終わった。
うーん!!企画とかはぜんぶあっちもちだから、まとめるのも楽だったわね。
なんて思いながら伸びをすると、最後の保存が終わったようでUSBを璃音があたしに私に来た。

「よっし、これでしゅーりょー♪2人とも協力ありがとねww」
「いえいえ、どういたしまして?」

そう言った璃音はまだ若干黒い笑みで…。
いつまで根に持ってんのよ、まったく…。

「ご苦労様でしたー」

そう言ってふわりと笑った舂月ちゃんに微笑み返し、南が入れてくれたコーヒーを飲む。

「おつかれさまなのー♪おねーちゃん、つかれた?」
「大丈夫、あれくらいなら全然平気よ」

そう言って璃音は水月ちゃんの目線まで腰を落とし頭をなでながら優しく笑って言う。
なんだ、そんな笑い方もできるんじゃないか。

「次の鐘が鳴ったら出ましょうか。今はまだ生徒たちがいるからねー…」

ここは、ほかのクラスとは離れているから声はさほど聞こえないが、
特別教室で授業だったクラスがあるらしく、下のほうから声が聞こえる。
すると何か思い出したかのようにポンっと手を打った南がまたニコッとほほ笑んだ。

「ねぇ、よかったら舂月ちゃんと水月ちゃんもカラオケ来ない?」
「えっ!そんな、悪いですよ;;」
「いきたいのー♪」

悪いですと言って手をかおのまえで振る舂月ちゃんといきたーいとぴょんぴょん飛び跳ねてる水月ちゃん。
そんな2人を見て南はくるっと璃音の方を向いて「いいわよね?」という。

「あたしは構わないけど…」
「そっそんな、行っていいんですか??」
「どうせ、女だけだしー♪ここにいるメンバーと後もう1人だけだから全然いいのよー。
ねっ、水月ちゃんもおねーちゃんのお歌聴きたいよねー?」
「ききたいのー♪」



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No.483 鈴音 06/21 00:26:38  削除依頼

水月ちゃんの方を向いてニコッと南がほほ笑むときらきらした笑顔でききたーいと言った水月ちゃん。
「余計な事を…」と言いながら璃音はチッと小さく舌打ちをしていた。
おーい…いくら水月ちゃんが見てないからって舌打ちはだめですよー璃音さん。

「んじゃ決定ね。綾、翔くんと麻耶ちゃんたちも連れて行こうか?」
「えっ?いや、いいなら連れて行きたいけど。あたしカラオケの後そのまま始末屋行くから…」
「あぁ、いいわよ。麻耶ちゃんたちは送ってくから、ね?水月ちゃんも小さい子1人より多いほうがいいでしょ?」

うーん…確かに。
麻耶達といる水月ちゃんを思い浮かべると、翔と水月ちゃんがにこにこしながらきゃはきゃは騒いでて
それを静かにどこかクールに見つめてる麻耶が想像できた。
うん、それもそれでいいだろう。楽しそうだ。

「んじゃつれてこうかなー…」
「よし、決まりねっ♪」

そう南が言ったと同時に鐘が鳴った。

「おっ鳴ったわね。んじゃ車は回すから正門に行きましょ。
璃音は萩萎ちゃんに今から行くって連絡してて、あたしはおばさんに連絡するからww」

そう言って南は携帯片手に廊下に出ていく。
そのあとに続いて携帯を開く璃音とたのしみなのー♪と言っている水月ちゃんと手をつないだ舂月ちゃんが出ていく。
あたしも携帯を取り出し、悠斗くんに資料はまとめておいたからということだけメールに打ち込み、生徒会室を出てみんなの後を追った。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

えーっと時間オーバーすみませんorz
久々の長めの投稿ですっ!!
ただ駄文で申し訳ないです…。

水月ちゃんとか舂月ちゃんの口調とかちがかったら言ってくださいッ;;



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No.484 鈴音 06/21 00:39:05  削除依頼

あとあと、紫凛さんも希影さんもご無理はなさらず(´・ω・`)
紫凛さんは休んでくださいッ!!!きちんとっ♪
希影さんは久々の文!待ってますねぇ♪
久々に魁くんが見れるのを楽しみにしてますですっ

ついでに璃音ちゃんへの気持ちに気付くの希望で←黙れ

璃音ちゃんのほうはカラオケで勝手に南が気付かせる予定だったりしちゃって(おい
まぁそれは流れを見てwwってことで♪

ってことでまずユキ絵☆さんにコメ返ですっ

ユキ絵☆さん≫あれは見た瞬間鼻血ブーものでww(おい
お絵かき練習板ですか!?あたしリレ小か小説しかきたことがほとんどない
という感じですので・・・今度行ってみようかしらww
お会いできたら話したいですよねっ!!そしてできることなら綾をかいてほしいなと←ずうずうしっ
ラブコンはマジいいっすよー♪
あたしは持ってないんですけど友達が持っててですねww萌えました←
私服の高校なんですか!?ぇっ憧れるww
そうそう!!あの前髪ちょんまではマジでやってほしくてですねww
たまらないのですよっ♪
合気道似合いそうですよねっ!?
近所に合気道あるんすかっ!?
えっ2ヶ月でだけでもすごいですってっΣ
あー…皆川さんあたりが買い占めてそうな気配がぷんぷんで←
プールの時の着替え中の写真とかそういう系の写真はすべて男の手に渡らないように
手分けしてファンクラブが買収していますwwwという設定で←
ひかるくんの写真ならきっと綾が買い占めますのでご心配なく(笑
ひかるくんの写真が10円とかそんなのありえない感激プライスじゃないですかっ!!
プリクラは高値で売れそうですよねっ!!これでちゅープリとかなったらもう…
どんだけ高値になるんだろうかと(おい
ずっこけシャッター担当は柳くんしかいないですよーw
萩萎ちゃんが額に手を当ててるのは超想像出来てしまって(笑
そのあとどーなるでしょうねww
とりあえずギャーギャー怒ってるひかるくんを尻目に、綾はその写真をそっと大事に
持ち帰っていることと思いますww



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No.485 ユキ絵☆ 06/21 09:13:09  削除依頼

* 灰塚 輝 *

「けど急に罅とか不吉だな…いつか交通事故にでも会うんじゃね?俺…」

食器を片付け終わって歯を磨いていると、ふと茶碗のことが頭に過って呟いた。
確かにあの茶碗は購入してから3年くらい経ってるけど…それにしても突然すぎる気がして。
まぁだからと言ってどうすることもできねぇし、気にしねぇようにするけど…。
口を濯ぎ洗面所から部屋へ戻ると、時計の短針は殆ど「9」を指していて
そろそろ家をでないと春彦に注意されてしまうような…そんな嫌なオーラが漂っていた。
もはやこれは俺の中の春彦をウザがる気と言うより、春彦自身が俺の元へ
ウザいオーラを直接放ってきているような…そんなものまで感じられる嫌なオーラだった。

「……ぁ」

昨日ゲーセンから帰った後、直に鞄の中へ仕舞っておいた白スカーフのパンダを取り出した。
そして今更気付いてしまった。一体全体、何時これを糞女に渡せば良いのか、と。
渡す渡すの一点張りで肝心の渡すタイミングを全く考えていなかった……。
今日は糞女は確かカラオケに行くことになってたから仕事場に来るのは遅いんだよな。
でも、春彦や餓鬼がいる場で…そんな…。ま、まぁでも別に何も悪いことはしてねぇし?
普通に、あれ…“何かこう言うのお前好きじゃなかったっけ~”的に……。
…って!だから何で俺はこんなことでそんなに慎重に考え込んでんだよ…バカだろ。
よく分かんねぇ病気のせいで今はちょっと気になったりもするけど…どうせ相手は糞女だし
適当にサラっと渡せば良いだろ。あいつ最近落ち込んでるから…元気だせよ、って感じで。

「よし…糞女が仕事場来たらソッコーで渡して終わらしてやろ…」

取り合えず頭の中でそういう計画…とは言い難い計画を立てて、パンダを鞄へ仕舞う。
妙に肩に力が入っている気がして、疲れるからあまりそのことは考えないようにした。


――――――――――――――――――――――――――――――――
たっちですorz昨晩書いた所までで超短くて更に時間外で本当すみませんorz



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No.486 ユキ絵☆ 06/21 09:14:26  削除依頼

私の高2の従妹とその母親がバイク事故で今朝の7時半過ぎに亡くなってしまいました。。
暫くの間は(た、多分土曜くらい…までかな?)忙しくて来れる日来れない日が
ばらばらになってしまうと思うので、前もって報告です○| ̄|_複雑な心境や…orz
来れるときにはちゃんと来ますので(パンダさんもあるし!文化祭もあるし!)
どうか…お許しくださればと思います…orz
それでは一度旅立ってから携帯で鈴音さんにコメ返しさせてください><><<、、

(うおおすみませんぎりぎり文字数オーバーで2レスになってしまいました(´;∀;`))



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No.487 ニックネームは削除されました 06/21 17:20:21  削除依頼

*海咲 璃音*

「よっし、これでしゅーりょー♪2人とも協力ありがとねww」
授業終了の鐘とほぼ同時刻、綾がさっぱりした笑みを私に向ける。
「いえいえ、どういたしまして?」

にっこり笑ってやる。それも毒入りの笑みで。

「ご苦労様でしたー」

すると舂月がへらへら笑って言い、綾はそれに微笑み返した。
くっと手を下に引っ張られて下を見れば水月が私を無遠慮に見上げていた。

「おつかれさまなのー♪おねーちゃん、つかれた?」
しゃがんで頭を撫でてやり、微笑んだ。
"家族"ってこんな物なんだなって思いながら。
「大丈夫、あれくらいなら全然平気よ」



「ねぇ、よかったら舂月ちゃんと水月ちゃんもカラオケ来ない?」
「えっ!そんな、悪いですよ;;」
「いきたいのー♪」

恥ずかしげに引け目を感じてか舂月が顔の前で手を振り誘いを断る。
一方水月は珍しい単語にはしゃぐかの様に飛び跳ねている。
そんな2人を見ていると南が私の方に振り返り方「いいわよね?」と
拒否権を握らせないような強気な言葉を口にする。

「あたしは構わないけど…」
「そっそんな、行っていいんですか??」
「どうせ、女だけだしー♪ここにいるメンバーと後もう1人だけだから全然いいのよー。
ねっ、水月ちゃんもおねーちゃんのお歌聴きたいよねー?」
「ききたいのー♪」

…南の分際で余計な事を←待て
無意識のうちに言葉に出ていたらしく舌打ちと言う名のストレス発散法
まで活用していた。…まあ水月が聞いてないからいいとして。

暫くボーッと惚けて居るとまた鐘が鳴り、現実に引きずり戻された。

「おっ鳴ったわね。んじゃ車は回すから正門に行きましょ。
璃音は萩萎ちゃんに今から行くって連絡してて、あたしはおばさんに連絡するからww」



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No.488 ニックネームは削除されました 06/21 17:21:29  削除依頼

パクンッと桜色の携帯を開いた。
そして萩にメールを送る為に携帯を起動させる。
その横では舂月と手を繋ぐ水月が楽しみなのー♪
と声を弾ませていた。


「―――あ、萩?今からカラオケだって。」
―ん、ああ。場所は?
「えっと……駅前の商店街の……」
―もしかして柳がナンパされて調子のってついて行った先…?
「ああそうそう。柳が拉致られて私達が乗り込んだとこー」
―分かった。じゃあ私はもう出るから

通話終了…っと。
まあ質素な会話の方が面倒臭くなくて好きだけど…。

「――そうだ。ねえ、時間が余ったら洋服見に行かない?
…ホラ、璃音とか舂月ちゃん洋服とか全く興味無さそうだし」

「ひゃ!?え、わ、私は……ホラ、学生って普段制服ですし!
私も普段制服で生活してるんで結構ですって!」

――照れ屋なのか。舂月は。

「…私も普段家にある奴適当に合わせてりゃいいし……
それに何より面倒臭い、却下」

南の提案に舂月は慌てふためいていた。
私は面倒臭いと理由付けてその提案を却下する。

「へぇー……それじゃあ本当に私の所でモデルやる破目になるわよ?」
挑発的な笑みを浮かべる南。
――直訳すると『お嫁に行けない』、と言っている。
ぶっちゃけ結婚とか恋愛とか面倒臭い、如何でも良い。

…衣月が望んだのは、私の孤独なのだから―――。
暁が望んだのは、私の幸せ。…でも暁より衣月の方が私の"絶対"なのだ。

……気紛れで今日は…暁の望み、ちょっとだけ叶えてあげようかな。
そんな考えが浮かんで、思わず口にした言葉。

「…ま、舂月も一緒に行くんなら良いけど。
ついでに帰り、アンティークショップ着いて来てくれたら嬉しい」

「え、桜樹!?………わ、分かりました……行きます…」
此方に長い髪を振り乱し、見つめる。
…そして私が軽く睨みつけると不承不承舂月が頷く。

すると南が満足げに微笑んだ。
…もしかして綾も私達を着せ替えするつもりなのかしら…。

「…だったら椿とか桔梗の方がいいとは思うけど………
綾は慰められてるから顔合わせ辛いと思うし?」

悪戯に微笑み横目で綾を見つめれば見事図星の様で。
証拠に顔を引き攣らせ頬を赤く染め固まっていた。
…私に仕返しですって?残念ね、億倍で返してやるわ←



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No.489 ニックネームは削除されました 06/21 17:28:51  削除依頼

ローファーに履き変える。
…そう言えばヒールローファーっていくらだっけ←

…ふと金銀妖眼が私を見つめた気がした。
この場合は刻が私を見つけたと言った方が早いだろうけど
見つけたら見つけたで面倒臭くなるから止めておく。
スルーだ、スルー。

発作が出ない様に薬は飲んできた。
…"アレ"もしてきたし…大丈夫、大丈夫。

正門を潜り外に出る。
目配せすれば右斜め上、視界の隅にばれない様に私を観察して居る
刻を見つける。……スルー、スルー。

―――――――――――――――――――――――――――――――
熱が下がらない……………頭痛いorz
…ユキ絵さん…それは…それは…orz
(´・ω・)つhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2353557
私も身内が亡くなった時コレ聞いてましたんで良ければ...
ご冥福をお祈り致します、切実に。


因みに私、今日は祖母の一周忌と言う事で
早めの投稿にさせて頂きましたorz
…ああ、また泣けてきた←
頭痛いの何てどーってことないッ!!←乙
ちょっとブルーな気持ちなので天使様置いていきます・・
コメントも明日になりそうです、もう色んな意味で(:_;)



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No.490 希影 06/21 21:38:59  削除依頼

コメント返しだけで><

ユキ絵さん>
ご主人さまって言われたらユキ絵さんのメイド姿が///←
ミッフィーの抱き枕とか抱き心地良さそうですねー^^
分かります!!!捨てるんなら事前にいってくれよっつー話ですよね!
特にお気に入りだったぬいぐるみを捨てられたときはその日ずっと
話し掛けてきても無視してましたから←え
あ!私もその経験ありますよー^^
録画していたルパン三世の上に親父がゴルフを録画していたときは
ホントちゃぶ台返ししたいくらい怒りマックスでしたから←
それもまだ見てないのや見途中のものは許せませんね><
話変わるんですけど前、ルパンとコナンの夢のコラボ作品があったのをしていますか^^?
ホントあれは興奮して見ましたもん><///
あの金髪(?)の男性の声がかっこよくてかっこよくて!!
僕も気になります...|ω・`)
よく遊んでいるJKやJC見てたら「テストとか大丈夫なんですか」とリアルに叫びたい!
そんでテストの点数が悪かったら鼻で笑いたくなる衝動に駆られますけど何か(黒笑
そう考えると一生懸命勉強してもいい点取れない子が可愛くてしょうがないですね^^
手とり足とリ色々と教えてあげたいwwww(自重しろ
僕は覚えないといけない単語をじーっと見ながら呟きまくりましたよ
きっと周りから見たら限りなく危ない人に見えたに違いない^^;
僕的に薫の破滅的な料理の下手さがツボですね^^v
嫁にするのはちょっと…ってかかなり恐ろしいですけど可愛いんです(親バカ
調理器具を焼いたり、逆に食材を調理器具にしてたりした際には
笑いながら誤魔化してもらいたいという仄かな希望←
僕的に可愛い女の子ってのはやっぱ黒髪で真っ直ぐな長髪で
普段着が着物の大和撫子っぽい子にマジ惚れますね><///
僕はD灰はアニメで1話ぐらいしか実は見れてません^^;
リボーンは友達から進められて読んでハマリました><v
おおwネジ×テンテンとはいいカップリングですね><!
もうシカマル×テマリは鉄板ですよね^^ww
ど、同士が∑僕もキバ×ヒナタをこっそり応援していますとも←あ
ジャンヌは主人公より主人公の女友達の都(?)が大好きだったのを覚えています><



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No.491 希影 06/21 21:40:13  削除依頼

初めはそうでもなかったんですけど最後らへんになってあのツンデレっぷりに
胸がズキューンと><www
アリスSOSとか僕もめっちゃ見てましたよ^^
あのOPが頭に今でも残ってますもん☆
サンデーとかも好きですかー?コナンはもちろんメルへウ゛ンっていうのが
あったんですけどとても面白いですよー^^


鈴音さん>
ただいまですぅぅぅ!!(黙れ
思ったんですけど語尾に小文字つけたらぶりっ子みたいですn(蹴
我ながらちょっと鳥肌が^^;
早く見に行きたいです><僕は予定としては7月19日あたりにいきたいんですけど
公開終了になってたらどうしましょ;←知るか
ってかその前に期末テストがぁぁああああ!!
野球漫画は青春だけじゃあなくて笑いあり涙ありでもう最高ですっ!
クロスゲームは漫画とアニメを見たりと超愛してまs(黙r
花井くんのへタレっぷりに惚れますね><
なんていうかもうなんか同士見つけた気分でw←
僕は相手によってMとSがあるって言われるんですけどなんともいえない気分です^^;
俺様軍団の阿部君と準太君と榛名さんトリオは強烈ですよ!
特に僕は榛名さんのあまりの俺様っぷりに下僕になりそうでs(キモいぞ
ですよね!とにかく僕も全員好きです^^
ミスフルはもう笑いが耐えませんね!
すごくギャグメインって感じで腹筋が鍛えれそうです←え
んで後、知っている野球漫画で一番一人ひとりのキャラが濃いですねー
僕も魁が素直になってくれる子じゃあないので扱いづらいです←あ
もういっそこの機会に璃音ちゃんへの思いに気づかせたいという野望がv



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No.492 希影 06/21 21:42:13  削除依頼

紫凛さん>
僕は最近肩と腰がこって大変です^^;
肩はテニスでスマッシュしすぎて攣りそうだし、
腰は今体育で平均台やってるんスけどそれで前転しまくって痛いし><
そうですかーv魁に金髪あわねーとか思ってたんでそう言ってもらえると救われます^^
みのるさんのあの塗り絵のセンスをぜひとももらいたい←おい
あ!!分かりますー^^愛されるなら逆ハーが王道ですね←え
でもあまりにも甘々だったりベタ過ぎるとあきやすいという^^;
僕は最低でも悟浄か三蔵のどっちかがいいですかねー
ってか最近は烏哭もなかなかw
ニィ博士ではなくあえて烏哭なんです!!(同一人物だし;
烏哭の病んだ感じが好きなんです^^
そしてあの見下す目がまたいいんです(Mか∑
いいですねそれ!!僕もカラオケしまくりたい><
そんで漫画喫茶にもいってみたい←あ
あとオールバックにしてみたいwwwww(意味不
あとあと、魁を病ませてみたい←え∑
へタレを語るにはもうどのぐらいレスを使うことやら^^←

僕が最近はまっている曲をぺたり^^

↓SCANDAL 少女S↓
http://www.youtube.com/watch?v=g8XZhYo81Nk



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No.493 鈴音 06/21 23:04:51  削除依頼

*一ノ宮 綾*

「―――あ、萩?今からカラオケだって。」
―……しょ…?
「えっと……駅前の商店街の……」
―もし……柳………き…?
「ああそうそう。柳が拉致られて私達が乗り込んだとこー」
―……った………ら

電話の相手は萩萎だろう。
場所等の話をして璃音は電話を切った。
ってか柳が拉致られたって…カラオケに?←

「――そうだ。ねえ、時間が余ったら洋服見に行かない?
…ホラ、璃音とか舂月ちゃん洋服とか全く興味無さそうだし」

ほんといい“モデル”がいると目の色変わるんだから…。
少し浮き浮きした目で舂月ちゃんと璃音に問いかける南。
ってか、あたし終わったら始末屋行かなきゃはるが…はるが…←

「ひゃ!?え、わ、私は……ホラ、学生って普段制服ですし!
私も普段制服で生活してるんで結構ですって!」

そう言って顔を赤くしながらぶんぶんと手を顔の前で振る。
照れ屋さんか、それとも南の陰謀に気づいたか(ぇ

「…私も普段家にある奴適当に合わせてりゃいいし……
それに何より面倒臭い、却下」

そう言って少し溜息を吐いたのは璃音で。
面倒くさいって…いや、まぁ面倒くさいんだろうけどさ

「へぇー……それじゃあ本当に私の所でモデルやる破目になるわよ?」

そうやって挑発的な笑みを浮かべる南。
お嫁にいけないとでも言ってるのかこの子は…。
いや、2人ならすぐできると思うけど?
なんてったって璃音には…―――

あれ?そういや、璃音は気付いてるのかな?自分の気持ちに…。

なんて内心首をかしげていると何を思ったか璃音が

「…ま、舂月も一緒に行くんなら良いけど。
ついでに帰り、アンティークショップ着いて来てくれたら嬉しい」

と一言言った。

「え、桜樹!?………わ、分かりました……行きます…」

一瞬戸惑った舂月ちゃんだったが璃音に軽く睨みつけられしぶしぶ頷いた。
よっし!なーに着せよっかなぁww

ん?いつもならあんたが着せ替え人形になるはずだって?
残念ながら今日は黒髪に黒い瞳とあたしと若干かぶってる舂月ちゃんがいるもんで…
それにあたし、残念なことに普通の店の服って合わないものとか結構あるんだよねー…
ほら、170センチもあるから(笑

だから、あたしは必然的に璃音と組むことになるんだろうけど…。
もちろん着せ替えさせるわよっ!!!

なーんて思ってたら…



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No.494 鈴音 06/21 23:08:12  削除依頼

「…だったら椿とか桔梗の方がいいとは思うけど………
綾は慰められてるから顔合わせ辛いと思うし?」

と、意地悪な笑みを浮かべあたしを見つめる璃音。
うっ…痛いとこ突きやがってぇ…
あの時の自分が妙に恥ずかしくなって顔に熱が集まるのがわかった。

てか、始末屋どうしよ…。
少しくらい遅れても…平気だよね…。
うん、何かお菓子とか買ってけばいっか~;;

なんて思いながら正門をくぐる。
どっからか妙な視線を感じてきょろきょろあたりを見るが人らしきものは
全然見えなく気のせいか?なんて思いながら南について行った。

*-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-*

「それで?萩萎ちゃんはどうするって?」
「あぁ、今から自分で向かうって。入口付近で待ってると思うわよ」

正門付近に止まっていた、いつもの黒い車に乗り込む。
人数が多いからか今日はすこし安全運転みたいだ←

助手席にのった南が軽く振りむいて璃音に問うと萩萎は自分で向かうようで
駅前のあのカラオケ屋にいるらしい。

「ってことはあとは翔くんと麻耶ちゃんだけね。おばさんに連絡したら今日は
4時間授業だったらしくてもう家にいるって言うから行くわよ」

南そう言って、そのまま運転手さんに何か話しかける。
するとおばさんの家の方に向って車が発進した。

「おねーちゃん。しょうくんとまやちゃんってだれなのー?」

舂月ちゃんと璃音の間に座っていた水月ちゃんが首をかしげてあたしに問う。
あたしはニコッと笑って水月ちゃんに答えた。

「あたしの双子の弟と妹だよ。たぶん水月ちゃんと同じくらいの年だから
仲よくしてもらうと嬉しいな」
「わかったー!なかよくするのー♪」

そう言って手を広げてきゃっきゃ笑う水月ちゃん。
やばー…ほんと女の子版翔みたいでかわいいわ←

「綾さんにも弟さんと妹さんいたんですか?」
「ん?うん。今小学校1年生の双子がね」

ふわっとした顔で尋ねてきた舂月ちゃんにあたしも答える。

「男女の双子ですかー♪可愛いんでしょうねw」

そう言ってニコッと笑う舂月ちゃん。
いや、君たちも双子だよね←
2人とも可愛らしいけど…うちの弟たちも可愛らしいのよ?

「可愛いわねーまだ小1だし…まぁただ女の子の方にちょっと…」
「??なにかあるの?」



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No.495 鈴音 06/21 23:10:20  削除依頼

ちらっと前にいる南を見ながら俯くと璃音がきょとんとした声で聞いてきた。
あたしの視線に気づいたのか南が軽く頬を膨らませた。

「麻耶ちゃんのどこに難有りっていうの?かわいい子じゃないw」
「可愛いわよッ!!かわいいけど、何で目指す女性像があんたなのよッ!!」

そう言って南に噛みつくと璃音が「え゛っ」と声を上げた。
そりゃそうよね、小1からこんな腹黒大魔王のことを理想の女性像としてるって
どう考えてもおかしいわよね←

「ちょっとー…璃音までなにそれー…。軽く傷つくわよ?」
「南がそんなことで傷つくわけないでしょうが」
「えー、それひど――…っと、着いたわね。綾、呼んできてw」

南があたしに対して何か言おうとすると、ちょうどついたらしく、おばさんの家の前で車が止まる。
あたしは車から出て家の中に入った。


「ただいまー」
「「あやねーちゃーん!!おかえんなさーい」」

どたどたと騒がしい足音とともに2人が玄関にいるあたしに抱きついてきた。
うん、やっぱし可愛らしいww

なんて思いながら2人の頭をなでると奥からおばさんが出てきた。

「おかえり、綾ちゃん。2人に言ったら、すぐに準備始めて…もう準備万端よ」
「ひさびさのカラオケたのしみなの!」
「みなみちゃんもくるんだよねー?」

クスクスっと楽しそうに笑うおばさんに続いて2人が自分のお気に入りの
バックを持って翔、麻耶の順番に言う。

「南、ちゃんといるから安心して」

そう言うと麻耶はわかりやすくぱぁっと顔が明るくなった。
そして、2人でいそいそと靴を履き始める。

「それじゃおばさん。また行ってきます。麻耶たちは帰り、南に任せてくるので…」
「了解♪楽しんできてね」
「「みゆきおばさん。いってきますっ」」
「はいはーい、いってらっしゃい」

そう言って手を振る2人におばさんもニコニコ笑って手を振る。
振り向きざまに軽くぺこっと会釈してあたしも2人の手を握りながらおばさん宅を後にした。



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No.496 鈴音 06/21 23:15:08  削除依頼

「もどってきましたよーww」

ドアを開けて中に入る。
翔たちも中に入れて自分の両隣りに座らせた。

「久々ね、麻耶ちゃん。翔くん」
「みなみちゃーん!!!あいたかったのっ!!」
「うんうん、あたしも会いたかったよー」

南が助手席に座ってると分かった途端南の方によって話し始める麻耶。
それを危ないと言って席に戻した。
一瞬ぶーっとほほを膨らませたがまた麻耶は南に話しかけた。

まったく…
なんて思ってると不意に服の裾を引っ張られる。
引っ張っていたのは翔でどうしたの?と聞くと璃音たち方とあたしを交互に見つめた。
そうだそうだ、自己紹介しなきゃ

「えーっと…この子たちが綾の双子の妹と弟?」
「そうそう、こっちが麻耶でこっちが翔。2人とも、挨拶して?」

自己紹介より先に璃音に聞かれたので手でさして教える。
いや、まぁ分かると思うけどさ。

「「こんにちは、おねーちゃん」」

ニパッと笑う2人にこんどはあたしが璃音たちを紹介する。

「えーっと、このおねーちゃんはあたしのお友達の璃音ちゃんと舂月ちゃん。
そして妹の水月ちゃんだよ」
「よろしくね、翔くん。麻耶ちゃん」

にこっと笑った璃音にまた2人とも微笑み返す。

「「よろしくね、りおんおねーちゃん、しゅげつおねーちゃん!!」」

そう言うと璃音も舂月ちゃんも何を思ったか2人の頭をなで始めた。
そうでしょ!可愛いでしょっ!←

挨拶がすんだやいなや、またまた南に話しかける麻耶。
ほんと、南が好きなのねぇ…
なんて思ってると、進展があったのは翔の方のようで、
水月ちゃんと見つめ合いながらお互いにニパッと笑う。

「ぼく、しょうっていうの。」
「わたしはすいげつなのー。」
「よろしくね、すいげつちゃん」
「うん。よろしくなの、しょうくん」

そう言ってにこにこ笑う2人。
うーん、微笑ましい。どこか通づるものがあったのかしら??←
なんか似てるしこの2人…。

それか翔…もしかして水月ちゃん好きになっちゃったか!?
翔がこんなに早く女の子と打ち解けるの初めてだし…
よしっ!頑張れっ翔、おねーちゃんは応援してるぞっ←何が

「はいはーい、着いたわよー。みんな降りて降りてww」

なんてそんなこんなしてるうちに駅前のカラオケ店に着く。
あたしたちは車を降りて、萩萎が待つ入口の方へと向かった。



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No.497 鈴音 06/21 23:29:05  削除依頼

――――――――――――――――――――――――――――――――――

とりあえず、ここで切りますです…。
うーん、やっぱり土日って更新できるからいい←
明日からはまた部活なもんで…更新できなかったりできても
超短く駄文になったり←駄文はいつもか
するかと思いますが…許してくださいorz

そっそれと、紫凛さん!!無理はせず、早めに熱を下げてくださいね。
ユキ絵さん。紫凛さんの復唱になってしまいますが、あたしからも
ご冥福をお祈りいたします。

それではコメ返ですっ
希影さん≫”う”の小文字はどうしてもぶりってる感じになっちゃいますよね(汗
自分で書いてると鳥肌が立つ感じわかりますっ!!!!
後悔終了になってたら最悪ですよねっ(д)
きっと…大丈夫ですよっ!!そうしんじましょっ!!!←
き・ま・つ・て・す・と…?
ナニソレ?アタシシラナーイ
ダッテソノキカンタイカイダモノ←おい
実は毎年前期期末考査と秋の大会がかぶっていましてですね;;
ちょいちょいちょいっ!!!まてやいっ的な感じで(泣
時には恋愛ありでこれもまたGOODな感じがいいですよねっ(∀)b
クロスゲーム、やっとこっちでアニメがテレビ放映ささってるらしいんですが
時間がなくて見れなくて…orz
だから、DVDが出たら借りに行こうと企んでいるあたしです←
もうよかったですよっ花井LOVEな方がいてww
ほんとあの坊主にタオルに眼鏡は反則だとおm(うぜぇ
ごめんなさい・・・もう、好きすぎてヤバくて同じことを何回も(分かってるならやめろ
あたしは基本Mだと言われまくって;;
まぁ、普段も部活でイジラレキャラ化しちゃってるので^^;
アノトリオは強烈ですよねっ!!
榛名さん!!あの俺様っぷりはマジいいっ!!!
あたしも下僕にしてくださいてきn(自重
そうなんですかっ!!んじゃ今度機会があったらみてみますねっ!!!
えってか勝手にこの機会に璃音ちゃんと魁くんに自分の思いを自覚
してもらおうと企んでる綾とあたしがここにいたりしちゃうんですが←
イヤマジでこの2人はほんと萌えますっ!!
あのキスシーンはほんとヤバくて鼻血の海がその辺にできそうn(やめれ
絶対、魁くんに自覚してもらわないと次あたりの海編では2人とも水着になりますのd(殴←



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No.498 華樹 06/21 23:56:39  削除依頼

※前の投稿よりだいぶ飛びました;
*宮倉清*

夜昼グループの本社を出た後、清は今夜の夕食を買う為にコンビニへ向かっていた。少し暑いように思われたので、上着は脱いで腰に巻いた。
燕雀は今日も帰ってくる気配をみせず―――というか

『清へ
すまないが、私は急用が出来たから少しの間家を空ける。
その間留守を頼んだぞ。
食費などは私の部屋の箪笥の2番目の引き出しに入っているからそれを使うように。
神社の管理の方はこっちで誰かに頼んでおくからお前は気にしなくていい。
家を出る時はしっかりと鍵を閉めるのだぞ。
  燕雀 』

との事だったので別に心配などはしていないのだが。
今までだって一週間ぐらい空けたこともあったし、今回もそれぐらいだろう。
神社にも、置き手紙に記されているように代わりの者がいるようだし。まぁ、清にとっては夜遅くまで仕事をしても追及されることが無いので助かっているといえば助かっている。
始末屋に入っていると言ったりなんかしたら、まずふっとばされて、その次に始末屋のアジトに清を抱えて乗り込みかねない。
思わずそんな事態を想像してしまった清は、ぶるっと身震いをした。

燕雀なら本当にやりそうで怖い。

コンビニの明るい光が見えてきた。
自動ドアの前に立ち、開くのを待つ。だがそれも一瞬の事で、すぐに足を動かした。

「いらっしゃいませー」と店員が笑顔で言葉を投げかけてくる。きもちわるい程の笑顔だったので、思わずハルを思い出した。
二度とあんな状態のハルは見たく無いものだ。

笑顔の店員の前を横切り、おにぎりのコーナーで足を止めた。
おにぎりの種類は…おかか、紀州梅、鮭、たらこ、―――ツナマヨが無い―――高菜、赤飯、梅おかか…



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No.499 華樹 06/21 23:57:54  削除依頼

ん?
梅おかか。

「…」

清は今まで見た事の無かったおにぎりに手を伸ばし、収めた。
単純に、食べてみたいと思ったから。
なんとなく鮭を見て、テルを思い出した。テルを思い出した刹那、アヤの事も頭に浮かんだ。
やっぱり、あの二人は一緒にいたほうがいい。トークバトルは少々うるさいが、不思議と安心できて、二人らしいとほっとする。始末屋にはハルが居て、あの二人が居て、

…自分が…居て。

そこまで考えて、ふ、と自然に吐息が漏れた。

あの光景が、空気がまるで当たり前のように自分の生活の、日常の、常識の一部になっている。よくよく考えれば、4人ともお互いの素性なんてほとんど知らない。そんな4人が一緒に居て、最初は心を許して居なかったけれど、今は、ずっと昔からこの面子で居たんじゃないかという錯覚まで起こさせる。
不思議な、現象だ。
こんな仕事なのだから、恨みを持った者が仲間と偽って、心を赦した所で後ろから…なんてこともできる。
最初はそれも考えて警戒した事もあった。特にハルは。
大体、ハルと自分が平然と普通の会話ができるという事自体が不思議でならないのだが。
ハルという、春彦という人間の心が広すぎるのか、割り切ってしまっているのか、それとも、仲間の死をそれほど重く見ていないのか…
いずれにせよ、清がハルに負い目を感じている事は否定出来なかった。

ふぅ、とため息をついて、『いちご練乳』と書かれたピンク色にイチゴのイラストが描かれたジュースのパックを手にとる。

気持ちのわるい笑顔を顔にはっつけた店員のレジに行き、精算した。
結局買ったのは梅おかかというおにぎりとイチゴジャム&マーガリンのコッペパン、それに飲み物はいちご練乳。
自動ドアをすり抜けて外に出ると、少しぬるい空気が身体に纏わりついた。
コンビニの前でふと空を見上げる。
明日は晴れになるのだろうか、月と星がよく見える夜だった。
「?」



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No.500 華樹 06/22 00:00:16  削除依頼

何かの気配がして腕を見る。
上着を脱いで薄着になった所を狙われたのか、少し時期的に早い蚊が腕に止まっている。
普通の人間だったなら叩いて落とすところだが、清はそれをしない。
蚊だって食べるために必死で、死ぬ覚悟で血を吸いに来ている。それに血なんてものはすぐに生産されるのだから、蚊の胃袋が満タンになるまで吸われようがこちらには命の危険はない。まぁ、かゆくなるのが難点だが、吸いたいだけ吸ってくれと清は動かずに腕に停まった蚊を眺めていた。
それに蚊も安心したのかなんなのか、悠長に血をすいあげている。
しかし。

「…あ」

飛び立つ前に蚊はぽろりと清の腕から落っこちて地面に堕ちた。
下に横たわった蚊は身動き一つしない。羽が風に揺れた。

死んだ。
そんな言葉が清の頭に浮かんだ。

死んだんだ。

でも、何故。
さっきまで生きていたのに。
寿命だったのだろうか。

さっきまで蚊のいた腕をさする。
目の前で命の灯が消えるのは何度も見た事があったのに、やけに衝撃的だった。
自分が殺していないのに、死んだ。
理由もなく、死んだ。
いや、理由が無かったのは清だけで。きっと蚊には理由があったのだろう。
死の理由。
それは自分が今まで仕事のターゲットに与えてきたもの。自分の両親に与えられたもの。
何故死ななければならなかったのか。
それは誰も知らなくて、きっと本人も直前まで知らない。

蚊の死骸を一瞥し、清は主の不在の神社に向けて歩きだした。



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