前田五郎“契約解除”…きょうにも吉本が正式発表
◆ 異議申し立てなく…本人はすでに決別を覚悟か ◆
漫才師・中田カウス(60)の自宅に届いた脅迫状事件で捜査線上に名前が浮上し、無期限休養中だった「元コメディNo.1」前田五郎(67)との契約を吉本興業が解除することが13日、ほぼ確実となった。14日にも同社が正式に発表する。
前田は一部週刊誌で「さらば吉本興業」と題した手記を発表。同社などに対し、無期限休養についての名誉回復など約1億円の損害賠償を求める訴訟を検討中だった。
「吉本と闘う覚悟を決めた」という手記の内容や前田が元相方・坂田利夫(67)に引退の意志を伝えたことなどを受け、同社は「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」水上晴司社長名義で、前田と担当弁護士に8日付書面で契約解消の通知書を送付。異議のある場合は5日以内の申し立てを要望していたが期限の13日を迎えても前田側から「申し出」はなかったという。解除については14日にも決定する。
前田は11日夜にロッカーの荷物を引き揚げるため大阪・なんばグランド花月に来場。同社社員との話し合いには応じようとせず「弁護士を通してほしい」と繰り返すなど“決別”を覚悟している様子。また関係者によると、前田は同社に200万円を超える借金があり「これから返還を求めることになるのでは」としている。
[ 2009年9月14日付 ]
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