＜痴漢＞容疑で東京新聞社員を現行犯逮捕　ＪＲ埼京線内

　電車内で女子高校生の下半身を触ったとして警視庁新宿署は１４日、中日新聞東京本社（東京新聞）自動車部員、山根勉容疑者（３０）＝横浜市栄区公田町＝を東京都迷惑防止条例違反（痴漢）容疑で現行犯逮捕した。同署によると、山根容疑者は容疑を認めているという。警視庁はこの日から埼京線などで痴漢を集中的に取り締まる「痴漢被害ＳＴＯＰ！キャンペーン」を実施しており、特別警戒中の鉄道警察隊員が発見し、取り押さえた。

　逮捕容疑は、同日午前７時５５分ごろ、東京都新宿区のＪＲ新宿駅に停車していたＪＲ埼京線の車内で、女子高校生（１５）の下腹部をスカートの上から触ったとしている。

　東京新聞によると、山根容疑者は写真部記者だった０７年１２月にも埼京線内で女子高校生に痴漢したとして逮捕された。被害者と示談し不起訴になったが、停職１カ月の懲戒処分を受けていた。東京新聞の仙石誠・総務局長は「事実関係を確認した上、容疑が事実ならきわめて遺憾であり、厳正に対処したい」とのコメントを出した。【町田徳丈】

【関連ニュース】
強姦判決：「女性の行動抑圧ない」被告に無罪　静岡地裁
痴漢：容疑の教諭逮捕…横浜の書店で中３に
痴漢：１４日から集中取り締まり…警視庁、埼京線などで
買春容疑：カンボジアで少女にわいせつ行為　愛知の男逮捕
裁判員裁判：青森の裁判報道　日弁連会長が少年法遵守要請