07年度の一般ごみ量2・3%減 環境省調査、住民意識が向上環境省は14日、2007年度の家庭ごみなど一般廃棄物の総排出量は前年度比2・3%減の5082万トンで、東京ドーム約137杯分に相当すると発表した。総排出量はピークだった00年度の5483万トンから03年度を除いて、毎年度減少している。 同省は「自治体のPRなどにより、ごみを減らそうという住民の意識が高まっているのではないか」と分析している。 総排出量のうち、資源として再利用したのは前年度比0・8%増の1030万トン、リサイクル率は20・3%と量、率とも過去最高を更新した。 市町村別で最もリサイクル率が高かったのは、人口10万人未満では鹿児島県大崎町(81・4%)、10万人以上50万人未満では神奈川県鎌倉市(47・6%)、50万人以上では北九州市(29・2%)だった。 1人1日当たりのごみ排出量は前年度比2・4%減の1089グラム。市町村別で最も少ないのは、人口10万人未満では徳島県佐那河内村(295・8グラム)、10万人以上50万人未満では沖縄県うるま市(744・5グラム)、50万人以上では松山市(849・2グラム)だった。 最終処分場の残り容量は前年度比6・4%減の1億2206万立方メートル。満杯になるまでの年数はほぼ横ばいの15・5年。 【共同通信】
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